JP2005189410A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 液体現像剤を用いた画像形成装置において、微細画像の転写性を向上させ、高密度、高繊細、高画質な画像を得る。
【解決手段】 感光体610上の潜像をキャリア液中に帯電したトナーを分散した液体現像剤を接触させながらトナー像化する現像装置700と、感光体上のいうトナー像を中間転写ドラム810上に転写する転写装置とを備えた画像形成装置において、感光体と中間転写ドラムとの対向部において、感光体上の非画像部の電位と中間転写ドラムの電位との差の絶対値が感光体の画像部の電位と中間転写ドラムの電位との差の絶対値に近くなるよう感光体の電位調整をおこなう感光体電位調整手段900を設ける。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等に適用される画像形成装置に関するものである。
従来、上記画像形成装置として、キャリア液中にトナーを分散した液体現像剤を用いて画像を形成するものが広く知られている。液体現像剤を用いたものは、乾式現像剤を用いたものに較べトナー飛散が起こりにくい。このため、トナー飛散の副作用を懸念することなくトナーの微粒化ができ、1ドット画像等の高繊細な画像を忠実に現像することができ、高密度化に適しているといえる。このようなメリットを生かすためにも、液体現像剤を用いた画像形成装置では、潜像担持体上に現像された高繊細なトナー像を被転写体上に忠実に転写することが望まれている。
しかしながら、液体現像剤を用いたものでは、乾式現像剤を用いたものに較べ、孤立した1ドット画像のような微細画像を忠実に転写することが難しい。これについて、詳しく説明する。
乾式現像剤を用いたものは、接触現像、非接触現像に係わらず、潜像担持体の画像部にトナーは付着するが、非画像部には基本的には何も付着しない。一方、液体現像剤を用いたものは、接触現像をおこなっており、潜像担持体の画像部にはトナーを含むキャリア液が付着し、非画像部にはトナーを含まないキャリア液が付着している。ここで、液体現像剤は、帯電したトナーを誘電性キャリア液中に分散したものであるが、キャリア液中には帯電したトナーと対になる逆極性のイオンも存在している。また、一般的にトナーの帯電性を制御するためにトナーに電荷制御剤を添加しているが、この電荷制御剤がトナーに吸着せずに脱離した状態でキャリア液中にイオンとして存在する場合もある。これらのことから、潜像担持体上の非画像部には上述のようなイオンを含むキャリア液が付着している。
また、潜像担持体上のトナー像を被転写体上に転写する際は、潜像担持体上のトナー像を含むキャリア液を被転写体に接触させた状態で被転写体に裏面から転写バイアスを印加して潜像担持体と被転写体との間に電位差を形成する。図19は、転写部における潜像担持体の画像部、非画像部の電位と、被転写体(ここでは中間転写体としてIMRと示す)の電位との関係をしめす模式図である。図19では、潜像担持体の画像部が100V、非画像部が600Vに正帯電し、この静電潜像をネガポジ方式で正帯電トナーを分散させたキャリア液からなる液体現像剤を用いて現像するものとして説明する。ここで、潜像担持体上の画像部のトナーがキャリア液中を良好に移動して被転写体上に移動するには、300〜400V程度の電位差が必要であるとする。そこで、被転写体裏面より―300Vの転写バイアスを印加して、画像部電位100Vと被転写体電位―300Vとの間で、潜像担持体上のトナーが被転写体側に移動するように400Vの電位差を有するようにする。一方、非画像部では非画像部が600Vと被転写体電位―300Vとの間で900Vの電位差を有する。この非画像部と被転写体との間の電位差により、上述のようなイオンを含むキャリア液中ではイオンを介して電流が流れる。そこで、被転写体の非画像部に対応する部分では電位が低下する。さらに、非画像部と隣接する画像部端部でもこの影響を受け電位が低下する。ここで、非画像部と被転写体との間の電位差が大きく、電流の流れが大きいと、被転写体側の非画像部に対応する位置、及び、画像部端部での電位低下が著しくなってしまう。そこで、画像部端部と被転写体との間には上記300〜400Vの適正な電位差を維持することが難しくなり、画像部端部の転写性能が低下し、転写不良をおこしてしまう。1ドット画像のような微細画像では、画像面積に対して画像部が周辺の非画像部からうける影響が大きな割合となっており、1ドット画像が細り転写不良を起こすという現象となって顕れる。
また、装置によっては、画像部電位と被転写体電位との間の電位差が上記適正な300〜400Vの電位差を有するよう、画像部電位と非画像部電位の位置するような転写バイアスを印加する場合もある。この場合は、非画像部電位と被転写体電位との電位差の絶対値が大きいと、イオンを含むキャリア液中ではイオンを介して流れる電流が大きくなる。そこで、被転写体の非画像部に対応する部分では電位が変動して、上記と同様、画像部端部と被転写体との間に300〜400Vの適正な電位差を維持することが難しくなり、転写不良をおこしてしまう。
一方、乾式現像剤を用いたものでは、潜像担持体の非画像部には何も付着しておらず、潜像担持体表面と被転写体表面の間は空隙となっている。この場合も、非画像部と被転写体との間に形成される電位差が大きいと非画像部では被転写体との間の空間でパッシェンの法則により説明される放電が起きる可能性がある。このような放電によっても、被転写体の非画像部に対応する部分、および、画像部端部では電位が低下し、画像部端部の転写性能が低下し、転写不良をおこしてしまうことはある。しかしながら、上記イオンを含むキャリア液を介しているものに較べ、放電開始に要する電位差は大きく、放電により画像部端部において適当な電位差が維持できなくなるとい問題のおこり易さは格段に低いと考えられる。このため、液体現像剤を用いたものでは、乾式現像剤を用いたものに較べ、孤立した1ドット画像のような微細画像を忠実に転写することが難しくなっている。
本発明は、上記背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、液体現像剤を用いた画像形成装置において、微細画像の転写性を向上させ、高密度、高繊細、高画質な画像を得ることのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、静電潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上の静電潜像にキャリア液中に帯電したトナーを分散した液体現像剤を接触させながらトナー像化する現像装置と、該潜像担持体上のトナー像を被転写体上に転写する転写装置とを備えた画像形成装置において、上記潜像担持体と上記被転写体との対向部において、該潜像担持体上の非画像部の電位と該被転写体の電位との差の絶対値が該潜像担持体上の画像部の電位と該被転写体の電位との差の絶対値に近くなるよう該潜像担持体の電位調整をおこなう潜像担持体電位調整手段を有することを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記潜像担持体が光導電体で構成され、上記潜像担持体電位調整手段が該光導電体が感度を持つ光を該潜像担持体に照射するものであることを特徴とするものである。
請求項3の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記潜像担持体電位調整手段が電圧を印加した電圧印加部材を上記潜像担持体に近接または接触させるものであることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置において、上記電圧印加部材がローラ状であり、該電圧印加部材に印加する電圧が上記潜像担持体の画像部の電位と非画像部の電位との間であることを特徴とするものである。
請求項5の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記電圧印加部材が導電性の芯金上に設けられたJIS硬度60度以下の弾性体からなることを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記電圧印加部材をクリーニングする電圧印加部材クリーニング装置を備えたことを特徴とするものである。
請求項7の発明は、請求項4の画像形成装置において、上記電圧印加部材が上記潜像担持体とニップを保持できるよう該電圧印加部材を保持する保持手段を備えたことを特徴とするものである。
請求項8の発明は、請求項7の画像形成装置において、上記保持手段が上記電圧印加部材の外径よりも小さい外径の突き当てコロを用いることを特徴とするものである。
請求項9の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記潜像担持体電位調整手段が上記潜像担持体に近接して配置された放電器であることを特徴とするものである。
請求項10の発明は、請求項9の画像形成装置において、上記放電器がコロナ放電を用いたものであることを特徴とするものである。
請求項11の発明は、請求項9の画像形成装置において、上記放電器が針状電極を用いたものであることを特徴とするものである。
請求項12の発明は、請求項9の画像形成装置において、上記放電器がスコロトロンを用いたものであることを特徴とするものである。
請求項13の発明は、請求項9の画像形成装置において、上記放電器が固体放電素子を用いたものであることを特徴とするものである。
請求項14の発明は、請求項3乃至請求項13のいずれかの画像形成装置において、上記被転写体を接地し、上記潜像担持体電位調整手段により調整した潜像担持体の電位と、該被転写体との間に形成される電界により、該潜像担持体上のトナー像を該被転写体上に移動させることを特徴とするものである。
請求項15の発明は、請求項1乃至14のいずれかの画像形成装置において、上記潜像担持体がアモルファスシリコンからなる感光体であることを特徴とするものである。
請求項1乃至15の画像形成装置では、潜像担持体電位調整手段を設け、潜像担持体と被転写体との対向部における潜像担持体上の非画像部の電位と被転写体の電位との差の絶対値が、画像部の電位と被転写体の電位との差の絶対値に近くなるよう電位調整をおこなう。これにより、非画像部の電位と被転写体の電位との差の絶対値により非画像部と被転写体との間で流れる電流を、画像部の電位と被転写体の電位との差の絶対値により画像部と被転写体との間を流れる電流と近いレベルにする。すなわち、非画像部と被転写体との間に流れる電流を、適正な電位差を有して転写をおこなう画像部と被転写体との間に流れる電流と同じレベルに抑えて、過剰に流れることを抑制する。これにより、非画像部およびこれに隣接する画像端部でも充分な電位差が維持でき、1ドット画像のような微細画像においても良好な転写性能を得ることができる。
請求項1乃至15の発明によれば、液体現像剤を用いた画像形成装置において、非画像部に隣接する画像端部でも適正な転写に必要な電位差が維持できるので、微細画像の転写性を向上させ、高密度、高繊細、高画質な画像を得ることができるという優れた効果がある。
以下、本発明を液体現像剤を用いた画像形成装置としてのカラー複写機に適用した第一の実施形態を用いて説明する。本実施形態に係るカラー複写機は、タンデム型のカラー複写機である。まず、カラー複写機の全体構成及び動作について説明する。
図1は、同カラー複写機の概略構成図である。このカラー複写機は、上方に、図中時計回りに回転可能な無端状ベルトの転写搬送ベルト10を設けている。この転写搬送ベルト10の下方には、その搬送方向に沿って、イエロー,シアン,マゼンタ,ブラックの4つの画像形成部18Y、M、C、Bが横に並べて配置されている。画像形成部18Y、M、C、Bは、各々潜像担持体としてのドラム状の感光体610Y、M、C、Bを備えている。この感光体610Y、M、C、Bのまわりに、各々帯電装置、現像装置、1次転写手段としての中間転写ドラム810Y、M、C、B、感光体クリーニング装置、除電装置などを備えている。また、画像転写後に中間転写ドラム810Y、M、C、B上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置17Y、M、C、Bが設けられている。これらについては、詳しく後述する。画像形成部18Y、M、C、Bの下方には、露光装置21が設けられている。また、この画像形成部18Y、M、C、Bの中間転写ドラム810Y、M、C、Bに対応する転写搬送ベルト10の内側には、2次転写手段として2次転写ローラ22Y、M、C、Bを備えている。さらに、2次転写位置の転写紙搬送方向下流側には、転写紙上の転写画像を定着する図示しない定着装置が設けられている。
上記構成のカラー複写機を用いてコピーをとるときは、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動装置で転写搬送ベルト10を回転搬送する。このとき、図示しない給紙カセットより転写紙を繰り出し、転写搬送ベルト10手前の図示しないレジストローラに突き当てて止める。同時に、個々の画像形成部18Y、M、C、Bで感光体610Y、M、C、Bを回転して各感光体610Y、M、C、B上にそれぞれ、ブラック・イエロー・マゼンタ・シアンの単色画像を形成する。そして、各トナー画像を各中間転写ドラム810Y、M、C、B上に1次転写する。こららの単色画像形成にタイミングを合わせてレジストローラを回転し、転写搬送ベルト10と中間転写ドラム810Yとの間に転写紙を送り込む。そして、2次転写ローラ22Y、M、C、Bで各中間転写ドラム810Y、M、C、B上の画像を順次転写して転写紙上に合成カラー画像を形成する。画像転写後の転写紙は、図示しない定着装置へと送り込み、転写画像が定着された後、機外に排出される。一方、画像転写後の中間転写ドラム810Y、M、C、Bは、中間転写体クリーニング装置17Y、M、C、Bで表面に残留する残留トナーが除去され再度の画像形成に備える。
次に、個々の画像形成部18Y、M、C、Bについて説明する。なお、画像形成部18Y、M、C、Bは収容するトナーの色が異なるが、たの構成動作は同じなので、以下、Y、M、C、Bの記号を省略して説明する。
図2は、画像形成部18の概略構成図である。画像形成部18は、感光体610の周りに、帯電器620、図示しない露光装置、現像装置700、中間転写ドラム810等によって構成される転写装置800、除電ランプ640、クリーニング装置650などを備えている。上記感光体610の材質としては、アモルファスシリコン(a−Si)、有機感光体(OPC)等が使用できる。また、帯電器620としては、図2のようなコロナ放電器の他に、帯電バイアスを印加された帯電ローラを感光体610に接触させる方式のものを用いてもよい。また、露光装置には、アレイ状のLEDや走査光学系を有するレーザー、または、プリンタの照明された原稿からの光像などが使用できる。
この画像形成部18で反転現像により画像を形成する場合について説明する。感光体610は、図示しないモータ等の駆動手段によって複写時には一定速度で矢印方向に回転駆動される。そして帯電器20により暗中にて一様に700V程度に帯電された後に、露光装置により画像に対応した光像が照射されて50V以下の静電潜像が感光体610の外周表面上に担持される。その後、静電潜像は現像装置700の部分を通過する間に、帯電したトナーを付着されて現像される。そして、トナー画像を中間転写ドラム810上に1次転写する。中間転写ドラム810上の画像は、転写搬送ベルトに搬送される転写紙Pに転写される。その後、感光体610は、上記除電ランプ640により、感光体610の表面の残留電荷が除電される。そして、クリーニング装置650により、感光体610の表面に残留しているトナーが除去される。
本実施形態の現像装置700は、液体現像剤を用いた現像装置である。この液体現像剤は、従来一般的に市販され使用されている低粘性低濃度の液体現像剤、例えば、Isopar(商品名:エクソンモービル社製)と呼ばれる絶縁性液体キャリア中に、1wt%程度の濃度のトナーを含有する1cSt程度の低粘度の液体現像剤ではなく、高粘性高濃度の液体現像剤である。この高粘性高濃度の液体現像剤とは、その溶媒としてシリコーンオイル、ノルマルパラフィン、IsoparM(商品名:エクソンモービル社製)、植物油、鉱物油等の絶縁性が高いキャリアを用いている。そして、この溶媒中に、5〜40wt%程度の濃度のトナーを含有し、100〜5000cSt程度の粘度の液体現像剤である。また、トナーの粒径についても、サブミクロンから6μm程度まで、同様に調整されている。
次に、現像装置700の概略構成について説明する。現像装置700は、現像部709とスイープ部712とから構成されている。現像部709は、そのケーシングの下部に液体現像剤を収容するタンク部708aと、現像ローラ706と、タンク708a内の液体現像剤を現像ローラ706に塗布する塗布装置を備えている。この塗布装置は、塗布部材としてのアニロクスローラ704、液体現像剤Dの攪拌・搬送手段としての攪拌・搬送スクリュー702,703などで構成されている。アニロクスローラ704には規制ブレード705が備えられている。また、現像ローラ706をクリーニングする金属ブレードもしくはゴムブレードからなるクリーニングブレード707と、帰還部708bとを備えている。また、スイープ部712は、像担持体上除去部材としてのスイープローラ710a、710b、クリーニングブレード711a,711b等を備えている。なお、後述するようにスイープ部をもたない構成のものもある。
上記現像ローラ706及びスイープローラ710a、710bは、芯金の外周面に弾性体からなる弾性層が設けられ、さらに該弾性層の外周面に導電層が設けられた構成となっている。こので、上記弾性層の材質としてはウレタンゴムを用いることができる。現像ローラ706及びスイープローラ710a、710bを上記感光体1に対してそれぞれ適当な圧力で当接させると、現像ローラ706及びスイープローラ710a、710bの各弾性層が弾性変形して、感光体610との間に現像ニップ及び除去ニップが形成される。特に、現像ニップが形成されることによって、液体現像剤中のトナーが上記現像領域Aの現像電界により感光体610に対して移動して付着するための、一定の現像時間が確保されるようになる。また、現像ローラ706及びスイープローラ710a、710bと感光体1との当接圧力を調整することにより、各ニップ部における表面移動方向の幅であるニップ幅を調整することができる。これらのニップ幅は、現像ローラ706及びスイープローラ710a、710bの線速と現像時定数との積よりも大きな幅に設定される。ここで、現像時定数とは、現像量が飽和するまでに要する時間であって、必要最小ニップ幅をプロセス速度で除したものである。例えば、必要最小ニップ幅が3mmでプロセス速度が300mm/secであれば、現像時定数は10msecとなる。なお、本実施形態においては、現像時定数を現像時間より小さく設定している。これにより、感光体に現像されなかった現像剤を凝集させることなく、クリーニングブレード707により回収することができる。
現像装置700の動作時においては、現像ローラ706の表面に、塗布装置のアニロクスローラ704によって、液体現像剤からなる現像剤薄層が形成される。このとき、現像ローラ706上に塗布される液体現像剤の厚みを、現像ローラ706の表面の1cm当たりに担持されるトナー中の顔料含有分が4μg以上、40μg以下となるように設定した。そこで、現像ローラ706の表面に、5〜10μmの厚みの現像剤薄層を塗布するようにした。この理由は、現像ローラ706の表面に塗布される液体現像剤の塗布厚が、現像ローラ表面の1cm当たりに担持されるトナー中の顔料含有分が4μgより小さくなるような厚みでは、十分な量の顔料が感光体610上に形成された画像部に移動せず、画像部の画像濃度が薄くなるおそれがあるからである。また、現像ローラ706の表面の1cm当たりに担持されるトナー中の顔料含有分が40μgより大きくなるような厚みでは、感光体610上に形成された静電潜像を現像した後の感光体1の地肌部に残留する余剰トナーが多くなり、画像のカブリを生じるおそれがあるからである。尚、本実施形態においては、現像ローラ706上に塗布する現像剤層の厚みを8μm、感光体ドラム600の膜厚を30μmに設定している。
そして、上記現像ローラ表面701に形成された現像剤の薄層は、感光体610と現像ローラ706とにより形成された現像ニップを通過する。
一般的に電子写真の現像装置では、十分なトナーを感光体と現像装置との相対する領域に送るため、現像ローラの表面移動速度を感光体の表面移動速度よりも速めに設定している。このため、トナーは感光体表面に対して早い移動速度を持つため、潜像との間に位置的なずれを生じ、画像としては、先端がかすれたり、縦線と横線とのバランスが悪かったりする現象が現れる。この現象は湿式現像でも見られる現象である。本実施形態に係るカラー複写機では、現像ローラ706の表面と感光体610の表面とがほぼ等速で移動し、トナーに対して相対的に感光体610の接線方向の速度ベクトルを持たせないので、上記現象が生じることがない。
上記現像ローラ706には、感光体電位(700V)より低い現像バイアス電圧500Vが印加されており、露光装置3により露光されて50V以下になった画像面との間に現像電界を生じる。図3(a)、(b)は、上記現像ニップにおける現像剤の状態をしめした模式図ある。感光体610の画像部では、図3(a)に示すように、現像剤中のトナーTは上記電界によって感光体610に移動して潜像を顕像化する。一方、非画像部では、図3(b)に示すように、現像バイアス電位と感光体電位とによって形成される電界(以下、非画像部電界という)により、非画像部に残留している非画像部残留トナーTを現像ローラ表面に引き寄せる。これによって非画像部にトナーTが一部残留するのみでほとんど現像ローラに回収される。
しかしながら、図3(b)に示すように、上記現像ニップを通過した感光体610の非画像部には少量のキャリア液Cが付着してしまう。このキャリア液Cは、転写紙Pに転写されるか、あるいは、転写紙Pへ未転写のキャリア液はクリーニング装置で除去されて廃棄される。このように、感光体610の非画像部に付着したキャリア液Cが余分に消費されてしまうため、装置のランニングコストをアップする原因となっている。感光体610の非画像部にキャリア液Cを付着しないようにすることが望ましいが、非画像部にキャリア液Cを全く付着させないのは困難である。
ここで、感光体610の地肌部に付着したトナーの一部が、現像ローラ706表面まで移動しきれずに、感光体610上に残ると、感光体610上に形成された画像にカブリが生じる。上記スイープローラ710a、710bは、このような画像のカブリの原因となるトナー(以下、「カブリトナー」という)をスイープ(掃除)するために設けられている。このスイープローラ710a、710bは、図2に示すように、感光体610の回転方向の現像ローラ706よりも下流側の部位に、現像ローラ706により感光体1上に現像されたトナー像(現像剤層)を挟むように、感光体1に押圧して設置されている。そして、このスイープローラ710a、710bの表面が、感光体1の表面と略等速で接触移動することによって、感光体1の地肌部のカブリトナーが除去される。
現像後の、現像ローラ706の表面に残留した残留トナーは、ゴースト防止のために、クリーニングブレード707により除去される。また、上記スイープローラ710a、710bにより除去された液体現像剤は、スイープローラ710a、710bのスイープ(掃除)性能の維持のために、クリーニングブレード711a,711bにより除去される。
このようにして、上記各ローラ706,704,710a,710bから除去された液体現像剤は、タンク部708a隣接して設けられた帰還部708bに集められる。帰還部708bには、攪拌手段713、濃度検知手段(不図示)、液量検知手段(不図示)などが配設されており、帰還部708b内に回収された液体現像剤の濃度及び液量を検知している。この検知結果に基づいて、上記濃度調整部で、新しい液体現像剤の補給やキャリアの補給が行われて、回収した液体現像剤の濃度が均一になるように調整される。ここで、タンク部708a内への液体現像剤の供給量は、該液体現像剤の消費量より若干多くなるように設定されている。これにより、タンク部708aから溢れた液体現像剤は、帰還部708b内へ戻される。このように、帰還部708b内に集められた液体現像剤は、図示しない濃度調整部内でその現像剤濃度が調整された後、タンク部708aに戻されて再使用されて、常に循環するようになっている。
1次転写装置は、感光体610に当接するように配置された中間転写ドラム810と、感光体610上の画像部の電位との電位差を発生させるために中間転写ドラム810に電圧を印加する図示を省略した電源を有している。画像形成時には中間転写ドラム810を図中矢印方向に回転させる。また、この中間転写ドラム810と感光体610との当接位置が1次転写ニップである。この1次転写ニップで、中間転写ドラム810の裏面から転写バイアスを印加し、感光体610の画像部電位100Vと中間転写ドラム810との間に適当な電位差(ここでは、300〜400V)を有するようする。感光体610の回転に伴って1次転写ニップに進入したトナー像は、この電位差やニップ圧の作用を受けて中間転写ドラム810上に1次転写される。そして、このようにして1次転写された上記トナー像は、2次転写装置で転写紙Pに2次転写される。
次に、本実施形態の特徴部である1次転写前処理について説明する。このカラー複写機では、感光体610から中間転写ドラムへの1次転写前に、感光体の電位を調整する電位調整手段を設けた。図4では、電位調整手段900を配設したものの概略構成図である。なお、ここではスイープ部を持たない構成の現像装置700を用いて説明する。図5は、現像後の感光体610電位の調整について説明するための模式図である。この1次転写領域では、露光時に形成された静電潜像の電位コントラストが、現像部において現像バイアスの影響を受け小さくなり、画像部100V、非画像部600Vの状態となる。
ここで、図5にしめすように、転写バイアスとして−300Vを中間転写ドラムに印加すると、画像部(100V)との間に400Vの電位差を形成することができる。この時、非画像部(600V)との間に形成される電位差は900Vなるが、このように電位差が大きいと、中間転写ドラム810の非画像部に対応する部分で、上述したように1次転写ニップのキャリア液中のイオンを介して電流が多量に流れる。このため、中間転写ドラム810の非画像部に対応する部分、および、画像部端部では転写電位が維持できなくなり、画像部端部と被転写体との間で上記400Vの電位差を形成することが難しくなる。よって、画像部端部の転写性能が低下し、転写不良をおこしてしまう。1ドット画像のような微細画像では、画像面積に対して画像部が周辺の非画像部からうける影響が大きな割合となっており、1ドット画像が細り転写不良を起こすという現象となって顕れる。
また、本発明者は実験的に、感光体の非画像部と転写電位で形成される電位差の大きさを変化させ、この時に1次転写ニップを流れる電流量の変化について検討した。ここで、感光体としては、本実施例で用いた30μm程度の厚みを持つアモルファスシリコン感光体に液体現像剤を10μmを塗布し、電位調整ローラを当接させて、電位調整ローラに印加する電圧を変化させながら流れる電流量を測定した。この結果を、図6にしめす。これより、電位差が500Vより大きくなると、電流量が増加することが解る。厳密には、この電位差は感光体上に形成された現像剤膜の厚さによって異なるため、最適化の必要があるが、本実施形態のカラー複写機では最適な電位差は400Vである。これより、非画像部と転写電位との差は、画像部と転写電位との差のである画像部の電位差にできるだけ近づけることが望まれる。適当な電位差が400Vであるので、非画像部と転写電位との差は500V以下にすることが好ましく、このような電位調整をおこなうことで、電流の流れを抑制できる。
そこで、電位調整手段900で転写前に感光体の電位を除電あるは帯電させ、非画像部と非画像部と転写電位との差を、画像部と転写電位との差のである画像部の電位差に近づける。電位調整手段900の一例としては、除電ランプが挙げられる。除電ランプとしては、LEDがアレイ状に配置されたものが一般的であるが、幅方向で均一な転写効率を得るためには、LEDのピッチが見えないような拡散フィルタが用いられることが望ましい。また、面発光可能な感光体の光減衰可能な波長を有するものであればよい。図7に、電位調整手段900として除電ランプを用い、電位調整をおこなったときの電位の模式図をしめす。現像後の画像部電位、非画像部電位をすべて除電し、0Vにすることで、
非画像部と転写電位との差を、画像部と転写電位との差と同じにし、電流の流れが多量にならないよう抑える。よって、微細画像でも良好な転写が行えるようになる。
また、電位調整手段900のとして、他の例としては、スコロトロン放電器、コロナ放電器、固体放電器等の放電器が挙げられる。図8に、電位調整手段900として放電器902を設けたものの概略構成図をしめす。また、図9(a)にスコロトロン放電器、(b)のノコギリ電極放電器,(C)に固体放電器の例をしめす。また、電位調整手段900のとして、図10にしめすような感光体610表面に非常に近接した非接触型ローラ903を用いてもよい。非接触型ローラに印加これらの放電器に印加する電圧は、ACを用いて、DC成分を必要量重畳する。ACの周波数成分は(感光体の周速(mm/sec)×7)/1000(KHz)であれば適当な電位を感光体に与えることができる。図11に、電位調整手段900として上記放電器902または近接した非接触型ローラ903を用い、電位調整をおこなったときの電位の模式図をしめす。放電器902または非接触型ローラ903により現像後の感光体610を再帯電し、画像部電位、非画像部電位を帯電し、一定の電位(ここでは、650V)とする。これにより、非画像部と転写電位との電位差を、画像部と転写電位との差と同じにし、電流の流れが多量にならないよう抑える。よって、微細画像でも良好な転写が行えるようになる。このように電位調整手段900として放電器または非接触型ローラをもちいるものは、上述の光による電位調整と異なり、色を選ばないでよいというメリットがある。具体的には、黒トナーの場合、光を遮断するので除電できないこともあるが、このような心配はない。この場合、中間転写ドラム裏面から印加される転写バイアスは、1次転写領域での画像部電位(650V)に合わせて、電位差300Vを形成するように350Vとする。
また、電位調整手段900のとして、他の例としては、接触型帯電器が挙げられる。図12に、電位調整手段900として接触型帯電器としての帯電ローラ904を用い、電位調整をおこなったときの電位の模式図をしめす。上述のように、現像部通過後では、露光時に形成された静電潜像の電位コントラストが、現像部で現像バイアスの影響を受けたため小さくなり、画像部100V、非画像部600Vの状態となっている。このような感光体610の表面に帯電ローラを接触させ、電圧を印加する。この結果、画像部電位は400V、非画像部電位は600Vとなる。この場合、中間転写ドラム裏面から印加される転写バイアスは、1次転写領域での画像部電位(400V)に合わせて、電位差300Vを形成するように100Vとする。1次転写領域での非画像部電位(600V)と中間転写ドラム810との間に形成される電位差は500Vとなり、電位調整手段を持たない場合に形成される電位差の900Vに較べ、適当な電位差300〜400Vに近づけることができる。中間転写ドラム810の非画像部に対応する部分で、上述したように1次転写ニップのキャリア液中のイオンを介して電流が流れるが、電位調整手段を持たない場合に較べ流れる電流量は抑制できる。
上述の図7、11、12では、スイープ部を持たない構成の現像装置700を用いて説明したが、スイープ部を持つ構成の現像装置で電位調整手段を設けた場合について説明する。図13は、スイープ部を持つ構成の現像装置の現像後、スイープローラ710a、710bの各々の通過後の感光体610の電位を説明するための模式図である。感光体610上に形成された静電潜像は、現像装置700の現像部で現像バイアスの影響を受け、画像部100V、非画像部600Vと露光時に形成された静電潜像の電位コントラストより小さくなる。また、この電位コントラストはスイープローラ710a通過時、スイープローラ701aに印加されたスイープバイアス(図中SR1)の影響を受け、小さくなる。さらに、スイープローラ710b通過時、スイープローラ701bに印加されたスイープバイアス(図中SR2)の影響を受け、小さくなる。このように、スイープ部を設けた構成の現像装置においては、1次転写前に感光体610の画像部電位と非画像部電位のコントラストが小さくなる。そこで、画像部と中間転写ドラム810との間に適正な電位差(400V)を形成するように中間転写ドラムに転写バイアスを印加しても、非画像部と中間転写ドラム810との間に形成される電位差がスイープ部をもたない構成に較べ大きくなる心配はない。しかしながら、非画像部と中間転写ドラム810との間で、キャリア液中のイオンを介して流れる電流を抑えるためには、非画像部と中間転写ドラム810との電位差をさらに画像部と中間転写ドラム810との電位差に近づけることが望まれる。すなわち、1次転写前に、画像部と非画像部との電位コントラストを少なくするような電位調整手段を設けることが望まれる。図14は、スイープ部を持つ構成の現像装置において電位調整手段を設けて1次転写領域の電位コントラストを低下させたものの説明するための模式図をしめす。電位調整手段は、上述のように除電ランプ、放電器、非接触型帯電器等を用いることができる。
図15にスイープ部を持つ構成の現像装置に電位調整手段として接触帯電ローラ903を設けたものの概略構成図をしめす。ここで、接触帯電ローラ903に感光体610を帯電するには、DC成分をオフセットしたACバイアスを印加するものが一般的であるが、本実施形態の現像装置では接触型ローラ904と感光体610との間にキャリア液が介在するので、DC成分だけでも充分な効果を奏する。帯電ローラ903の硬度は感光体610との間に電位調整可能な適当なニップが形成でき、かつ感光体610上に形成されたトナー像に乱れを生じさせないものが良い。接触型ローラ904硬度が60度より硬高くなると、ニップも確保しにくく、またトナー像の流れを防止することも困難になるので、60度以下にすることが好ましい。また、接触型ローラ904にはクリーニングブレード905を当接しているが、2次転写に必要なキャリア成分が損なわれるようであれば、クリーニングブレード905を設ける必要はない。
次に、中間転写ドラム810について説明する。従来は、中間転写体として、厚さ30〜150μmで、ポリイミドやPET(商品名:デュポン社製)、PVDF樹脂などに導電性の物質(カーボンや金属粉等)を一定割合で混入させた低抵抗の無端ベルトを用いていた。ところが、このような中間転写ベルト上から普通紙等の表面の凹部が比較的大きい転写紙上に2次転写すると、転写不良による濃度ムラ等が生じことがあった。これは、中間転写ベルト810の表面が硬いため普通紙等の表面凹部に追従することができ無いためと考えられる。そこで、本実施形態に係る中間転写ドラム810は、普通紙等の表面の凹部に追従するように弾性体を主として構成し、転写不良が生じないようにした。
図16は、本実施形態に係る中間転写ドラム810の一例の説明図である。中間転写ドラム810は、金属性ドラム812と、金属性ドラム812に接着された弾性導電体811と、表面コート層813とにより構成されたものである。弾性導電体811は、例えば、カーボンを分散させたポリウレタンゴムで構成することができる。また、弾性導電体811は、厚さが200〜2000μm、体積抵抗率が10〜1012Ωcm、硬度がJISAで15〜80度(Hs)であれば、所定の効果を得ることができる。また、表面コート層813は、トナー粒子の離型性を向上させて2次転写性を向上させるとともに、2次転写後の転写紙の分離性を向上させるためのものである。具体的には、フッ素系樹脂を含むコート層を5〜60μmの厚さにコーティングして形成したものを用いることができる。
次に、定着装置について説明する。図17は、定着装置300の概略構成図である。この定着装置300は、プレ加熱部310と、キャリア除去部330と、定着部350とを備えている。また、トナー像を転写された転写紙Pを搬送する搬送ベルト321が、駆動ローラ322、懸架ローラ323およびキャリア除去部330のバックアップローラ332に懸架、駆動されるように構成されている。プレ加熱部310では、例えばハロゲンヒータもしくは赤外線ヒータなどの非接加熱手段である加熱ヒータ320を使用している。転写紙Pは、図に示すように搬送ベルト321によって搬送され、転写紙Pから数センチメートル離間して配接された加熱ヒータ320の下を転写紙Pが通過する際に加熱ヒータ320からの放射熱により転写紙Pが加熱される。これにより、トナー層内のキャリアが表面に析出する。転写紙Pは搬送ベルト321によってそのままキャリア除去部330に搬送され、バックアップローラ332によってキャリア除去ローラ331に押圧されて転写紙Pのトナー層の表面に析出したキャリアが除去される。この定着装置300では、キャリア析出部310において転写紙Pの未定着画像面に直接触れることがないため、未定着画像に不必要なストレスを与えることが避けられ、より良好な画像が得られる。
第一の実施形態のカラー複写機では、感光体610上、中間転写ドラム810上、転写紙P上に余剰な現像剤を除去するスイープ部を設けているが、この転写部、定着部により良好に画像が転写、定着できれるように、各スイープ部の条件を調整する。また、熱的に定着した構成で定着器を説明したがトナーを構成する樹脂の特性に従った定着器であれば良い。
また、第一の実施形態の複写機では、転写バイアスが画像部電位、及び非画像部電位よりも低い場合を用いて説明した。また、装置によっては、画像部電位と中間転写ドラム電位との間の電位差が上記適正な300〜400Vの電位差を有するよう、画像部電位と非画像部電位の位置するような転写バイアスを印加する場合もある。この場合は、非画像部電位と被転写体電位との電位差の絶対値が大きいと、イオンを含むキャリア液中ではイオンを介して流れる電流が大きくなる。そこで、感光体610の非画像部電位と中間転写ドラムの転写バイアス電位との差の絶対値が、画像部の電位と被転写体の転写バイアス電位との差の絶対値に近づくよう電位調整をおこなう。これにより、キャリア液中のイオンを介して流れる電流を抑え、微細画像でも良好な転写が行う。
また、本発明の画像形成装置としてのカラー複写機に適用した第二の実施形態について説明する。第二の実施形態に係るカラー複写機は、タンデム方式のカラー複写機であり、各画像形成部の感光体上から各色トナー像を中間転写ベルト上に転写して重ね合わせ、転写紙に一括転写するものである。
図18は、同カラー複写機の概略構成図である。このカラー複写機は、上方に、図中反時計回りに回転可能な無端状ベルトの中間転写ベルト860を備えた中間転写ユニット800を設け、その下方に4つの画像形成部18Y、M、C、Bが横に並べて配置されている。画像形成部18Y、M、C、Bは、各々潜像担持体としてのドラム状の感光体610Y、M、C、Bのまわりに、各々帯電装置、現像装置感光体クリーニング装置、除電装置などを備えている。画像形成部18Y、M、C、Bの下方には、露光装置21が設けられている。また、中間転写ユニット800の転写紙搬送方向下流側には2次転写ローラ890が設けられている。
このカラー複写機では、各画像形成部18Y、M、C、Bの各感光体ドラム601Y、M、C、B上に形成したトナー像を中間転写ベルト860上に順次1次転写し、中間転写ベルト860上にフルカラー画像を形成している。そして、中間転写ベルト860上のカラー画像を転写紙P上に転写する。第一の実施形態では、各感光体ドラム601Y、M、C、Bに対応する中間転写ドラム810Y、M、C、Bに各色トナー像を転写し、中間転写ドラム810Y、M、C、Bから転写紙上に順次各色トナー像を2次転写してフルカラー画像を形成している。このように、転写方式が異なるが、これ以外の、現像装置等の画像形成部の構成については、同一であるので説明は省略する。画像形成部18では、中間転写ベルト10と対向する1次転写位置よりも前に、現像後の感光体610の電位調整をおこなう電位調整手段900を設けている。図18では、除電ランプを用いている。この場合、図7に示されるように、感光体の1次転写前の画像部電位、非画像部電位をすべて除電し、0Vにする。これにより、非画像部と転写電位との差を、画像部と転写電位との差と同じにし、電流の流れが多量にならないよう抑える。よって、微細画像でも良好な転写が行えるようになる。また、このカラー複写機では、中間転写ベルト10上に順次転写されるトナー像はそれぞれ異なる電位パターンを持つ感光体610に接し1次転写を行うため、各感光体の電位によっては逆転写が発生する場合がある。しかし、ここでは1次転写前に除電をおこなって各感光体の電位を揃えているのでで、逆転写をも防止することができる。
次に、第一の実施形態と異なる点について転写方式について詳しく説明する。この中間転写手段800は、懸架ローラ851,852,853,854,855,856、857,858に張架された中間転写ベルト860を備えている。また、1次転写バイアスローラ870K、870Y、870M、870C、及び各1転写バイアスローラ890に接続された図示しない1次転写電源、クリーニングブレードを有するクリーニング装置880等を備えている。また、2次転写手段は、2次転写バイアスローラ890及び2次転写バイアスローラ890に接続された図示しない2次転写電源等から構成されている。さらに2次転写工程に先立って中間転写ベルト860に中間転写体上除去部材としての中間転写体スイープローラ820を配置した。
次に、上記中間転写ベルト860、1次転写バイアスローラ及び2次転写バイアスローラ等について、より具体的に説明する。中間転写ベルト860は、懸架ローラ851,852,853,854,855,856、及び感光体ドラム610B、610Y、610M、610Cに所定の張力を有するように張架され、矢印の反時計方向に回転可能となっている。また、1次転写電荷付与手段は、例えば以下のような配置になっている。即ち、1次転写バイアスローラ870Bが感光体610Bに対向し、これら1次転写バイアスローラ870Bと感光体610Bとの間に、中間転写ベルト860を挟み込むような配置である。1次転写バイアスローラ870Bは、1次転写バイアスを与える電極ともなっており、1次転写バイアスローラ870Bには図示しない1次転写電源から所定の転写バイアスが印加される。懸架ローラ852,857との間に対向して、2次転写バイアスローラ890が配設されており、2次転写バイアスローラ890は、2次転写バイアスを与える電極ともなっている。2次転写バイアスローラ890には図示しない2次転写電源から所定の転写バイアスが印加される。懸架ローラ853は中間転写体スイープローラ820に当接し裏面から中間転写ベルト860をグランドに接地している。そして、中間転写体スイープローラ820との間に電界を生じさせることが出来る様に、中間転写体スイープローラ820に図示しない除去電極によってバイアス電圧を印加した。中間転写体スイープローラ820に印加するバイアスはトナー粒子が中間転写ベルト860に圧縮される様に働く電界を発生させるものであれば良い。また、中間転写体スイープローラ820が対向している中間転写ベルト860の領域を懸架ローラ857と858との間に位置させており、1次及び2次転写ニップに形成される電界とは独立した電界を形成できるようにしている。このような構成では、2次転写バイアスが4色目の1次転写バイアスに影響を与えない様に懸架ローラ853をグランドに接地する必要があり、中間転写体スイープローラ820にバイアス電圧を印加する必要があった。
ついで、顕像が形成された感光体610Bを回転し、感光体610と中間転写ベルト860とが当接する1次転写ニップに顕像が移動する。そして、1次転写ニップで、上記中間転写ベルト860裏面に1次転写バイアスローラ870Kを介し、正極性トナーの逆極性である負極性バイアス電圧、たとえば、−300〜−500Vを印加する。この印加電圧によって発生した電界で、上記感光体610B上の顕像の現像剤を、中間転写ベルト860に引き寄せ、中間転写ベルト860上に転写する(1次転写)。フルカラーの画像形成動作では、イエロー現像剤、マゼンタ現像剤、シアン現像剤、ブラック現像剤の順に画像を中間転写ベルト860に転写してフルカラーの画像を形成する。
第二の実施形態のカラー複写機は以上のように、中間転写ベルト860上に順次1次転写することによって形成したフルカラー画像を、転写紙Pに一括して2次転写する。これは、感光体610上の画像を転写紙P上に順次転写する直接転写方式の画像形成装置より、キャリア量を低減することが出来る。それは、中間転写ベルト860上に1次転写する1色目のステーション(以下、第1ステーションという)は乾いた中間転写ベルト860に当接するためにキャリアの転移量が多い。次の2色目以降のステーションに関しては中間転写体がウェットな状態で1次転写を行えることにより、キャリア液体の付着を低減することができる。さらに、中間転写ベルト860上のカラートナー像は、色が重なる部分、重ならない部分ではキャリア液の液量が異なることは明らかである。よって、中間転写体スイープローラ820により、トナーを中間転写ベルト860に圧縮することによってキャリア液を除去し、現像剤濃度を高めることが出来る。
ついで、フルカラーの画像の転写された中間転写ベルト860を駆動し中間転写ベルト860と不図示の給紙部から矢印方向に搬送された記録媒体としての転写紙Pとが当接する2次転写ニップに画像を移動する。この2次転写ニップにおいて、転写紙P裏面に2次転写装置としての2次転写バイアスローラ890を介して負極性のバイアス電圧、たとえば−800〜−2000Vを印加し、また、たとえば50N/cm程度の圧力をかける。この印加電圧によって発生した電界と圧力とによって、中間転写ベルト860の現像剤を転写紙Pに引き寄せ、転写紙Pに一括転写する(2次転写)。第二の実施形態では2次転写バイアスローラ890に中間転写ベルト860を加圧するローラを、懸架ローラ852,857の2つのローラとしたが、加圧を受けるための独立した対向ローラを配置しても良い。
この後、画像(未定着画像)が転写された転写紙Pは、図示を省略した分離器により中間転写ベルト860から分離され、画像定着手段としての画像定着装置900に搬送される。この画像定着装置900で加熱定着処理がなされた後に装置本体から排出される。一方、2次転写後の感光体ドラム610Y,M,C,Kは、除電装置で残留電荷が除電され、その表面がクリーニング装置650Y,M,C,Kよってクリーニングされ、未転写現像剤が回収除去されて次の作像に備える。また、第二の実施形態では中間転写ベルト860上に中間転写体スイープローラ820を一本配置したが、その数に限定されるものではない。
また、中間転写ベルト860の構成は、第一の実施形態の中間転写ドラム810の構造で説明した図16と同じく、弾性体を設けて構成し、転写不良が生じないようにした。ただし、図16に示した断面図では、弾性導電体811をドラム812に接着させていた。本実施形においてはベルト形状のため、弾性導電体811のベルト周方向への延びを防止するため、ドラム812部分にナイロンコードもしくはスチールコードを設けている。これらコードの形状は、例えば、直径50〜400μmとすることが考えられる。
以上、第一及び第二の実施形態によれば、感光体610の電位調整手段900を設け、感光体の非画像部の電位と被転写体の転写バイアス電位との差の絶対値が、画像部の電位と被転写体の転写バイアス電位との差の絶対値に近づくよう電位調整をおこなう。これにより、微細画像の転写性を向上させることができる。
また、電位調整手段として感光体の光導電体が感度を持つ光を照射するものを用いる。これにより、簡易な手段で感光体の非画像部と画像部の電位を除電して、感光体の非画像部の電位と被転写体の転写バイアス電位との差の絶対値と、画像部の電位と被転写体の転写バイアス電位との差の絶対値を均一にすることができる。
また、電位調整手段として電圧を印加した電圧印加部材を感光体に近接または接触させるものを用いる。これは、上述の光による電位調整と異なり、色を選ばないでよいというメリットがある。具体的には、黒トナーの場合、光を遮断するので除電できないこともあるが、このような心配はない。
また、電圧印加部材が円形状であり、電圧印加部材に印加する電圧が感光体の画像部の電位と非画像部の電位との間とする。これにより、安定して感光体の非画像部と画像部の電位を帯電して、画像部との電位と被転写体の転写バイアス電位との差の絶対値と、画像部の電位と被転写体の転写バイアス電位との差の絶対値の差を少なくすることができる。
また、電圧印加部材をクリーニングする電圧印加部材クリーニング装置を備える。これにより、長期に渡って安定して電位調整の効果を維持することができる。
また、電圧印加部材が芯金上にJIS硬度60度以下の弾性体を設けたものからなるものとする。また、電圧印加部材が感光体とニップを保持できるよう電圧印加手段を保持する保持手段を備える。保持手段としては、電圧印加部材の外径よりも小さい外径の突き当てコロを用いる。このようにすることで、安定して感光体の非画像部と画像部の電位を帯電することができる。
また、電位調整手段として感光体に近接して配置された放電器を用いる。さらに、放電器としては、コロナ放電、針状電極、スコロトロン、固体放電素子を用いる。これらにより、安定して感光体の非画像部と画像部の電位を帯電して、感光体の非画像部の電位と被転写体の転写バイアス電位との差と、画像部の電位と被転写体の転写バイアス電位との差を均一にすることができる。
また、被転写体を接地し、電位調整手段により帯電した感光体の電位と被転写体との間に形成される電界により、感光体上のトナー像を被転写体上に移動させる。これにより、転写バイアスを与える電源が不必要となり、装置を簡易化できる。
また、感光体としてアモルファスシリコンからなるものを用いる。これにより、潜像担持体の高寿命化が行える。
第一の実施形態に係るカラー複写機の概略構成図。 第一の実施形態に係るカラー複写機の画像形成部の概略構成図。 (a)画像部の現像ニップにおける現像剤の状態をしめした模式図。 (b)非画像部の現像ニップにおける現像剤の状態をしめした模式図。 電位調整手段を配設したものの概略構成図。 現像後の感光体の電位について説明するための模式図。 電位差と転写ニップを流れる電流量の関係をあらわす図。 電位調整手段として除電ランプを用いたときの電位の模式図。 電位調整手段として放電器を設けたものの概略構成図。 (a)スコロトロン放電器の概略構成図。(b)ノコギリ電極放電器の概略構成図。(C)固体放電器の概略構成図。 電位調整手段として非接触型ローラを設けたのの概略構成図。 電位調整手段として放電器または近接した非接触型ローラを用いたときの電位の模式図。 電位調整手段として接触型ローラを用いたときの電位の模式図。 スイープ部を持つ構成の現像装置の現像後、スイープローラ通過後の感光体の電位を説明するための模式図。 スイープ部を持つ構成の現像装置において電位調整手段を設けて1次転写領域の電位コントラストを低下させたものの説明するための模式図。 スイープ部を持つ構成の現像装置において、電位調整手段として非接触型ローラを設けたのの概略構成図。 中間転写ドラムの概略構成図。 定着装置の概略構成図 第二の実施形態に係るカラー複写機の概略構成図である。 転写部における潜像担持体の画像部、非画像部の電位と、被転写体の電位との関係をしめす模式図。
符号の説明
10 転写搬送ベルト
17 中間転写体クリーニング装置
18 画像形成部
22 2次転写ローラ
300 定着装置
610 感光体
620 帯電器
640 除電ランプ
650 クリーニング装置
700 現像装置
702,703 攪拌・搬送スクリュー
704 アニロクスローラ
705 規制ブレード
706 現像ローラ
707 クリーニングブレード
708a タンク
708b 帰還部
709 現像部
710a、710b スイープローラ
711a,711b クリーニングブレード
712 スイープ部
800 転写装置
810 中間転写ドラム
811 弾性導電体
812 金属性ドラム
813 表面コート層
860 中間転写ベルト
890 2次転写バイアスローラ
902 放電器
903 非接触型ローラ
904 接触型ローラ
905 クリーニングブレード

Claims (15)

  1. 静電潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体上の静電潜像にキャリア液中に帯電したトナーを分散した液体現像剤を接触させながらトナー像化する現像装置と、該潜像担持体上のトナー像を被転写体上に転写する転写装置とを備えた画像形成装置において、
    上記潜像担持体と上記被転写体との対向部において、該潜像担持体上の非画像部の電位と該被転写体の電位との差の絶対値が該潜像担持体上の画像部の電位と該被転写体の電位との差の絶対値に近くなるよう該潜像担持体の電位調整をおこなう潜像担持体電位調整手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、上記潜像担持体が光導電体で構成され、上記潜像担持体電位調整手段が該光導電体が感度を持つ光を該潜像担持体に照射するものであることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1の画像形成装置において、上記潜像担持体電位調整手段が電圧を印加した電圧印加部材を上記潜像担持体に近接または接触させるものであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3の画像形成装置において、上記電圧印加部材がローラ状であり、該電圧印加部材に印加する電圧が上記潜像担持体の画像部の電位と非画像部の電位との間であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、上記電圧印加部材が導電性の芯金上に設けられたJIS硬度60度以下の弾性体からなることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4の画像形成装置において、上記電圧印加部材をクリーニングする電圧印加部材クリーニング装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項4の画像形成装置において、上記電圧印加部材が上記潜像担持体とニップを保持できるよう該電圧印加部材を保持する保持手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7の画像形成装置において、上記保持手段が上記電圧印加部材の外径よりも小さい外径の突き当てコロを用いることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1の画像形成装置において、上記潜像担持体電位調整手段が上記潜像担持体に近接して配置された放電器であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項9の画像形成装置において、上記放電器がコロナ放電を用いたものであることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項9の画像形成装置において、上記放電器が針状電極を用いたものであることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項9の画像形成装置において、上記放電器がスコロトロンを用いたものであることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項9の画像形成装置において、上記放電器が固体放電素子を用いたものであることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項3乃至請求項13のいずれかの画像形成装置において、上記被転写体を接地し、上記潜像担持体電位調整手段により調整した潜像担持体の電位と、該被転写体との間に形成される電界により、該潜像担持体上のトナー像を該被転写体上に移動させることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項1乃至14のいずれかの画像形成装置において、上記潜像担持体がアモルファスシリコンからなる感光体であることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007057772A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Seiko Epson Corp 現像システム
JP2008191298A (ja) * 2007-02-02 2008-08-21 Kyocera Mita Corp 湿式画像形成装置、湿式画像形成方法
US7929889B2 (en) 2008-12-10 2011-04-19 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus and image forming method

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