JP2005186220A - サービス提供システム、ロボット支援装置、ロボット装置、ロボット管理装置、および、プログラム - Google Patents

サービス提供システム、ロボット支援装置、ロボット装置、ロボット管理装置、および、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ロボットの移動を伴うサービスの提供を実現する。
【解決手段】 ロボット管理装置100は、利用者からのサービス要請に基づいて、当該サービスを提供するために必要なロボット300の行動を決定し、決定した行動を示す行動情報をロボット300に転送することで、当該ロボット300にサービスの実施を指示する。ロボット300は、指示されたサービスの提供にあたり、移動が必要となる場合には、公共交通機関である移動手段CTを利用する。そして、移動手段CTの利用中は、車両TRに設置されたロボット支援装置400により、ロボット300の動作電力に関する支援を受ける。これらの支援を受けることにより、ロボット300が移動手段CTを離脱した後の動作に用いる電力が十分に確保され、ロボット300の移動可能距離が拡張する。これにより、ロボット300の移動を伴う種々のサービスを提供することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、サービス提供システム、ロボット支援装置、ロボット装置、ロボット管理装置、および、プログラムに関し、特に、自律的に行動可能なロボットを用いたサービスの提供を実現するサービス提供システム、ロボット支援装置、ロボット装置、ロボット管理装置、および、プログラムに関する。
近時、ロボット技術が急速に進展し、従来の産業用ロボットにとどまらず、あらゆる分野で利用可能なロボットが実現しつつある。例えば、介護を要する人間に対する介護支援をおこなうロボット(例えば、特許文献1)や、盲導犬などの補助犬の代用となるロボットなどが実現しつつある。すなわち、人間の生活に密着して活動するロボットが今後登場してくることが予想される。このようなロボットが、人間社会において、人間と同様に行動することができれば、ロボットの活用範囲が拡大すると考えられる。
一方で、ロボット技術の発展は、人間のような二足歩行を可能とするロボットをも実現させている。従来、ロボットの移動方式は、車輪等によるものが主流であったが、二足歩行などといった移動方式の多様化によって、ロボットの活動範囲がさらに拡大することが考えられる。これは、車輪等による移動では、平坦な面上での移動に制限されるが、二足歩行などによれば、例えば、階段の昇降なども可能となるからである。このことは、これまで主に屋内での用途に限られていたロボットに、屋外での自律的活動の可能性をもたらすものである。
ここで、ロボットは電力等のエネルギーを消費して活動するため、ロボットを屋外で長時間稼働させるためには、ロボットへのエネルギー供給手法の確立が必要である。特に、二足歩行による移動は多くのエネルギー消費を伴うため、効果的かつ効率的なエネルギー供給手法の確立が望まれる。このような手法が確立されれば、ロボットの長時間稼働が可能となり、より多様な活動が可能となる。
また、人間と同様に、例えば、公共交通機関などの移動手段を利用することができれば、長距離移動が可能になるとともに、ロボットの用途も拡大する。例えば、補助を必要とする人間が公共交通機関を利用して移動する際に、ロボットが同伴することで、移動中に補助をおこなうことができる。また、宅配サービスなどの物流業務において公共交通機関を利用する場合があるが、このような業務もロボットを用いて実施することができる。あるいは、介護ロボットが遠隔地に出向いて介護サービスを提供することも可能となる。すなわち、ロボットの移動に対する制約が軽減されれば、ロボットを利用した種々のサービスを実現できる可能性が飛躍的に向上する。
しかしながら、従来、このようなロボットを対象とした効果的かつ効率的なエネルギー供給手法は確立されていなかった。また、ロボットが公共交通機関などの移動手段を利用して移動する手法も確立していなかった。さらに、ロボットの移動を伴うサービスの提供手法も確立していなかった。
特開2003−339796号公報
本発明は上記実状に鑑みてなされたもので、ロボットを利用した種々のサービス提供を実現することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るサービス提供システムは、
自律的に行動可能なロボットと、前記ロボットを管理する管理装置と、前記ロボットを支援する支援装置と、から構成され、前記ロボットを用いて所定のサービスを提供するサービス提供システムであって、
前記管理装置は、
サービスの要請に基づいて前記ロボットの行動を決定し、該決定した行動を示す行動情報を前記ロボットに提供することで、該ロボットにサービス提供を指示する指示手段を備え、
前記ロボットは、
前記管理装置から前記行動情報を取得し、該取得した行動情報に基づいて自律的に行動して前記サービスを提供するサービス提供手段を備え、
前記ロボット支援装置は、
前記ロボットから、前記行動情報を取得し、該取得した行動情報に基づいて、前記ロボットを支援する支援手段を備え、
前記管理装置、前記ロボット、および、前記支援装置の協働により、前記ロボットの移動を伴う所定のサービスを提供する、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかるロボット支援装置は、
自律的に行動可能なロボットを支援するため所定の移動手段に設置されたロボット支援装置であり、
前記ロボットから、当該ロボットの行動を規定する行動情報を取得する情報取得手段と、
前記ロボットから取得した前記行動情報に基づいて、前記移動手段を利用する前記ロボットを所定期間支援する支援手段と、を備える、
ことを特徴とする。
上記ロボット支援装置において、
前記支援手段は、前記行動情報に基づいて、前記ロボットが前記移動手段を離脱すべき地点を特定することで前記所定期間を決定することが望ましい。
上記ロボット支援装置において、
前記支援手段は、前記行動情報に基づいて、当該ロボットのエネルギー消費を前記所定期間制御することが望ましい。
上記ロボット支援装置において、
前記支援手段は、前記行動情報に基づいて、前記ロボットを前記所定期間休止状態にし、前記所定期間経過時に該ロボットが前記移動手段から離脱できるよう該ロボットを励起させることが望ましい。
上記ロボット支援装置において、
前記支援手段は、前記ロボットに、該ロボットが用いる所定のエネルギーを供給することが望ましい。
上記ロボット支援装置において、
前記支援手段は、前記ロボットから取得した前記行動情報に基づいて、該ロボットに対する支援内容を決定することが望ましい。
上記ロボット支援装置において、
前記支援装置は、前記支援手段による支援に対する課金をおこなう課金手段をさらに備えることが望ましい。
前記支援装置は、前記ロボットが前記移動手段を利用する際の姿勢に応じた形状で該移動手段に設置されることが望ましい。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかるロボット装置は、
自律的に行動してサービスを提供するロボット装置であり、
前記サービスを提供するための行動を規定した行動情報を取得する行動情報取得手段と、
前記行動情報取得手段が取得した行動情報に基づいて自律的に行動してサービスを提供する行動手段と、を備え、
前記行動手段は、前記行動情報に所定の移動手段を利用した移動が含まれている場合、当該移動手段に設置され、前記ロボットのエネルギー消費に関する支援を提供するロボット支援装置の支援を受けて行動する、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第4の観点にかかるロボット管理装置は、
自律的に行動してサービスを提供するロボット装置を管理するためのロボット管理装置であって、
前記サービスの提供を要請する情報を取得する要請情報取得手段と、
前記要請情報取得手段が取得した要請情報に基づいた前記ロボット装置の行動を規定した行動情報を生成する行動情報生成手段と、
前記行動情報生成手段が生成した行動情報を前記ロボット装置に送信して、該行動情報に規定された行動の実行を該ロボット装置に指示する指示手段と、
を備えることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第5の観点にかかるプログラムは、
コンピュータに、
自律的に行動するロボットから、該ロボットの行動を規定した行動情報を取得するステップと、
前記取得した行動情報に基づいて、当該ロボットのエネルギー消費に関する支援動作を決定するステップと、
前記決定した支援動作を所定期間前記ロボットに提供するステップと、
を実行させることで前記ロボットを支援するロボット支援装置として機能させることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第6の観点にかかるプログラムは、
自律的に行動可能なロボットを制御するコンピュータに、
該ロボットの行動を規定した行動情報を取得するステップと、
取得した行動情報に基づいて行動するステップと、
前記行動情報に、所定の移動手段を使った移動が規定されている場合、該移動手段に設置された前記ロボットを支援するためのロボット支援装置を利用するステップと、
前記ロボット支援装置の支援動作に基づいて、前記ロボットの消費エネルギーを制御するステップと、
を実行させることを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第7の観点にかかるプログラムは、
コンピュータに、
自律的に行動可能なロボットを用いたサービスの要請を受け付けるステップと、
受け付けた要請に基づいて、前記ロボットの行動を規定する行動情報を生成するステップと、
生成した行動情報を前記ロボットに送信して、該ロボットに前記サービスの提供を指示するステップと、
を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、自律的に行動するロボットを用いた種々のサービスを提供することができ、特に、移動を伴うサービスを提供することができる。
本発明にかかる実施の形態を、以下図面を参照して説明する。本実施の形態では、サービスを提供する事業体(以下、「事業体C」とする)が、利用者からの要請に応じて、自律的に行動可能なロボットを派遣させてサービスを提供する場合を例に以下説明する。また、本実施の形態では、自力での移動の他に、ロボットが公共交通機関である移動手段CT(例えば、鉄道、バス、航空機、船舶、タクシー、など)を利用するものとする。ここで、当該公共交通機関を運営する事業体と事業体Cとの間では、予め、例えば、利用料金等に関する所定の契約等がなされているものとし、これにより、ロボットによる移動手段CTの利用が実現されているものとする。なお、本実施の形態では、ロボットが利用する移動手段CTとして、鉄道が用いられるものとする。
図1は本発明の実施の形態にかかるサービス提供システムの構成を示す図である。図示するように、本実施の形態にかかるサービス提供システム1は、ロボット管理装置100と、事業体Cが提供するサービスの利用者が用いるユーザ端末200と、ロボット300と、移動手段CTの車両TR内に設置されたロボット支援装置400と、から構成される。また、ロボット管理装置100とユーザ端末200とは、通信ネットワーク10を介して相互に接続されている。
以下、図面を参照して上記各構成要素の詳細を説明する。
通信ネットワーク10は、所定の通信プロトコル(例えば、TCP/IP:Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に基づいて通信を媒介するネットワークであり、例えば、インターネットである。
ロボット管理装置100は、例えば、メインフレームやワークステーションなどの情報処理装置から構成され、事業体Cが提供するサービスに用いるロボット300の管理をおこなう。すなわち、ロボット管理装置100は、事業体Cが上記サービスを実施するためのロボットステーションRSに設置され、事業体Cによって運用される。ロボットステーションRSは事業体Cによって運営され、サービス提供に用いるロボット300の待機場所として用いられる。ロボット管理装置100の構成を図2を参照して以下説明する。
図2は、ロボット管理装置100の構成を示すブロック図である。図示するように、ロボット管理装置100は、制御部110と、通信制御部120と、入力制御部130と、出力制御部140と、プログラム格納部150と、記憶部160と、から構成される。
制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)やワークエリアとなる所定の記憶装置(RAM(Random Access Memory)など)から構成され、ロボット管理装置100の各部を制御するとともに、プログラム格納部150に格納されている所定の動作プログラムに基づいて後述する各処理を実行する。より詳細には、制御部110がプログラム格納部150に格納されている動作プログラムを実行することで、図3に示すような各機能が実現される。すなわち、図3に示すように、制御部110は、利用者からのサービス要請を受け付ける要請受付機能111、要請に応じてサービス提供に必要なロボット300の行動や移動経路等を決定する決定機能112、決定された行動や移動経路等に基づいて、ロボット300にサービス提供を指示する指示機能113、ロボット300が提供したサービスに対する課金処理をおこなう課金機能114、ロボット300を管理する管理機能115、などを提供する。
通信制御部120は、例えば、ルータなどの所定の通信装置から構成され、ロボット管理装置100と通信ネットワーク10とを接続し、ユーザ端末200との通信をおこなう。また、通信制御部120は、所定のワイヤレス通信装置を備え、ロボット300とワイヤレス通信をおこなう。本実施の形態では、制御部110が決定したロボット300の行動や移動経路などを示す行動情報などをロボット300に送信する。
入力制御部130は、例えば、キーボードやポインティング・デバイスなどの所定の入力装置13を接続し、入力装置13から入力された指示などを制御部110に伝達する。
出力制御部140は、例えば、ディスプレイ装置やプリンタなどの所定の出力装置14を接続し、制御部110の処理結果などを必要に応じて出力装置14に出力する。
プログラム格納部150は、例えば、ハードディスク装置やROM(Read Only Memory)などの所定の記憶装置から構成され、制御部110が実行する種々の動作プログラムを格納する。プログラム格納部150に格納される動作プログラムは、ロボット管理装置100の基本動作を司る任意のOS(Operating System:基本ソフトウェア)の他に、OSと協働して後述する各処理を実現するための、以下に示すような動作プログラムが格納されているものとする。後述するロボット管理装置100による処理は、制御部110がこれらの動作プログラムを実行することで実現される。
(1)「ウェブサーバプログラム」:ロボット管理装置100を、ユーザ登録やサービス提供要請などを受け付けるためのウェブサイトを提供するウェブサーバとして機能させるためのプログラム
(2)「要請受付プログラム」:ユーザ端末200からサービス要請を受け付けるプログラム
(3)「サービス決定プログラム」:サービス要請に基づいて、提供するサービス、サービスを提供するロボット300、ロボット300の行動、などを決定するプログラム
(4)「サービス実行プログラム」:ロボット300にサービスを実行させるためのプログラム
(5)「課金処理プログラム」:提供したサービスの対価等を利用者に課金するためのプログラム
記憶部160は、例えば、RAMやハードディスク装置などの記憶装置などから構成され、種々のデータベース(DB)を格納する。記憶部160には、図4に示すように、ユーザ情報DB161、受付情報DB162、サービス情報DB163、ロボット情報DB164、および、経路情報DB165、などのデータベースが構成される。
図面を参照して、各DBの詳細を以下説明する。
ユーザ情報DB161は登録された利用者に関する情報を蓄積する。ここで、本実施の形態では、予め所定の情報を登録した利用者にサービスが提供されるものとする。ユーザ情報DB161に記録される情報の例を図5(a)に示す。図示するように、ユーザ情報DB161には、各ユーザ毎に一意に割り当てられた識別情報である「ユーザID」をキーとしたレコードが作成され、各レコードには、「ユーザ名」、「属性情報」、「利用サービス」、「利用履歴」、などの項目が用意される。
項目「ユーザID」には、各登録者に一意に割り当てられる識別情報が記録される。
項目「ユーザ名」には、当該利用者の氏名等を示す情報が記録される。
項目「属性情報」には、当該利用者の性別や年齢などの属性を示す情報の他、自宅や勤務場所などの所在地や電話番号、電子メールアドレスなどの連絡情報が記録される。
項目「利用サービス」には、当該利用者が所望するサービスの種類、あるいは、利用頻度の高いサービスの種類を示す、後述するサービス情報DB163で指定されるサービスIDが記録される。
項目「利用履歴」には、当該利用者がこれまで利用したサービスの履歴を示す情報が記録される。
受付情報DB162には、ユーザ端末から受け付けたサービス要請に関する情報を随時記録する。受付情報DB162に記録される情報の例を図5(b)に示す。図示するように、受付情報DB162には、受け付けた要請毎に一意に割り当てられる識別情報である「受付ID」をキーとしたレコードが作成され、各レコードには、「受付日時」、「依頼者ユーザID」、「利用サービス」、「利用日時」、「利用場所」などの項目が用意される。
項目「受付日時」には、当該要請を受け付けた日時を示す情報が記録される。
項目「依頼者ユーザID」には、当該要請を依頼した利用者のユーザIDが記録される。
項目「利用サービス」には、要請されたサービスの種類を示す、後述するサービス情報DB163で指定されるサービスIDが記録される。
項目「利用日時」には、要請されたサービスを提供する日時を示す情報が記録される。
項目「利用場所」には、要請されたサービスを提供する場所を示す情報が記録される。ここでは、要請されたサービスがロボット300の移動を伴うものであれば、その移動経路に含まれる複数の場所が記録される。
サービス情報DB163は、事業体Cがロボット300を用いて提供するサービスに関する情報を蓄積する。サービス情報DB163に記録される情報の例を図5(c)に示す。図示するように、サービス情報DB163には、事業体Cが提供するサービスの種別毎に一意に割り当てられた識別情報である「サービスID」をキーとしたレコードが作成され、各レコードには、「サービス名称」、「サービス内容」、「料金」などの項目が用意される。
項目「サービス内容」には、当該サービスIDで特定されるサービスの名称を示す情報が記録される。本実施の形態では、例えば、ロボット300が介護を支援する「介護サービス」や、ロボット300が人間の外出を補助する「外出補助サービス」、ロボット300が物品を宅配する「宅配サービス」などが用意されるものとする。
項目「サービス内容」には、当該サービスの内容を示す情報が記録される。また、当該サービスを提供する際にロボット300が実行する行動を示す情報が記録される。ここで、サービス内容を示す情報には、ロボット300が移動手段CTを利用して移動する場合に、当該移動手段CTが単独で利用するのか、あるいは、人間とともに利用するのかの別を示す情報が含まれるものとする。例えば、サービス内容が「宅配サービス」である場合は、ロボット300が単独で移動することを示し、サービス内容が「外出補助」である場合は、ロボット300と被補助者とがともに移動することを示すことになる。
項目「料金」には、当該サービスの料金を示す情報が記録される。ここで、料金体系は任意であり、例えば、サービスの提供毎に課金される基本料金、ロボット300の稼働時間に応じて課金される時間料金、ロボット300の消費エネルギー量やロボット300の移動距離などに応じて課金される従量料金、などのいずれか、あるいは、これらの組み合わせ、などとすることができる。その他、例えば、提供するサービスの内容に応じて加算されるオプション料金などを設定してもよい。
ロボット情報DB164は、当該ロボット管理装置100が管轄するロボットステーションRSに所属するロボット300に関する情報を蓄積する。ロボット情報DB164に記録される情報の例を図5(d)に示す。図示するように、ロボット情報DB164には、各ロボット300毎に一意に割り当てられた識別情報である「ロボットID」をキーとしたレコードが作成され、各レコードには、「名称」、「提供可能サービス」、などの項目が用意される。
項目「名称」には、当該ロボット300の名称を示す情報が記録される。
項目「提供可能サービス」には、当該ロボット300が提供できるサービスを示すサービスIDが記録される。
経路情報DB165は、受け付けた要請に応じたロボット300の移動経路を特定するための情報を蓄積する。すなわち、経路情報DB165は、図6に示すように、地点情報DB165A、地図情報DB165B、路線情報DB165C、などのデータベース群から構成される。
地点情報DB165Aは、少なくとも、ロボット300の派遣可能地域(以下、「サービス提供地域」とする)に関する地理的情報を蓄積する。地点情報DB165Aに記録される情報の例を図7(a)に示す。図示するように、地点情報DB165Aには、サービス提供地域に含まれる地理的名称を示す「地名」をキーとしたレコードが作成され、各レコードには、「座標情報」、「周辺情報」、などの項目が用意される。
項目「座標情報」には、当該レコードの地名が示す地点の緯度・経度を示す情報が記録される。
項目「周辺情報」には、当該レコードの地名が示す地点の周辺に関する情報が記録される。本実施の形態では、付近に存在する移動手段CTの駅名を示す情報が記録されるものとする。なお、公共交通機関CTとして鉄道以外も含む場合は、利用する公共交通機関CTの施設(例えば、空港、バス停留所、タクシー乗り場、船舶発着場、など)を示す情報が記録される。
地図情報DB165Bは、サービス提供地域の地図を示す地図情報を蓄積する。地図情報DB165Bに記録される情報の例を図7(b)に示す。ここで、サービス提供地域を示す地図は所定範囲(例えば、緯度・経度で規定される範囲、など)で分割されているものとする。図示するように、地図情報DB165Bには、分割された各地図毎に一意に割り当てられた識別情報である「地図ID」をキーとしたレコードが作成され、各レコードには、「座標情報」、「地名」、「地図」などの項目が用意される。
項目「座標情報」には、当該地図を規定する緯度・経度を示す情報が記録される。
項目「地名」には、当該地図中に含まれる地名を示す情報が記録される。
項目「地図」には、当該地図を示す画像情報(以下、「地図画像情報」とする)が記録される。
なお、地図画像情報と、各地名の座標情報とは、互いに対応付けられているものとする。すなわち、地名を特定すれば、地図上での当該地名に該当する位置が特定でき、地図上のある位置を指定すれば、当該位置の地名が特定できるものとする。また、ユーザ情報DB161の属性情報として登録されている各ユーザの所在地については、予めその座標情報が特定されており、地図画像情報に対応付けられているものとする。
路線情報DB165Cは、移動手段CTの各路線に関する情報を蓄積する。路線情報DB165Cに記録される情報の例を図7(c)に示す。図示するように、路線情報DB165Cには、移動手段CTの各路線毎に一意に割り当てられた識別情報である「路線ID」をキーとしたレコードが作成され、各レコードには、「駅名」、「時刻表」、などの項目が用意される。
項目「駅名」には、当該路線に含まれる駅の駅名を示す情報が記録される。
項目「時刻表」には、項目「駅名」に示される各駅での当該路線の時刻表を示す情報が記録される。
なお、公共交通機関CTとして、鉄道以外も含む場合には、利用する公共交通機関CTに応じた路線情報が記録される。
次に、ユーザ端末200について説明する。ユーザ端末200は、例えば、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置などから構成され、事業体Cが提供するサービスの利用者によって操作される。本実施の形態にかかるユーザ端末200は、通信ネットワーク10を介して、ロボット管理装置100が提供するウェブサイトにアクセス可能な構成を有するものとする。すなわち、所定の通信装置(モデム、ルータ、TA(Terminal Adapter:ターミナルアダプタ)など)を介して通信ネットワーク10に接続され、いわゆる、ブラウザプログラムの実行により、ウェブページの表示、ウェブページを通じての情報の入力、入力した情報の送信、などが可能であるものとする。
次に、ロボット300について説明する。事業体Cが提供するサービスを実施するためのロボットである。ロボット300は、図8に示すような、人間型の二足歩行方式のロボットであり、電力をエネルギーとして動作する。ロボット300は、事業体Cにより管理・運用され、ロボット管理装置100からの指示に基づいて自律的に行動して、要請されたサービスを提供する。ロボット300は、事業体CのロボットステーションRSに所属し、所属するロボットステーションRSからサービス提供場所に派遣されてサービスを提供する。本実施の形態にかかるロボット300の構成を図8を参照して以下説明する。
図8は、ロボット300の外観を示す図であり、(a)は正面図、(b)は背面図である。図8(a)に示すように、ロボット300は、センサ部31、通信アンテナ32、コミュニケーション装置33、収納部34、アーム部35、および、脚部36、を備える。また、図8(b)に示すように、ロボット300の背面には、コネクタ部37、固定部材38、および、課金装置39、を備える。
センサ部31は、例えば、CCD(Charge Coupled Device:電荷結合素子)カメラなどの撮像装置や、マイクロフォンなどの収音装置、障害物感知センサ、などから構成され、ロボット300の周囲の状況を感知する。したがって、センサ部31は、図8(a)に示す位置のみならず、ロボット300のあらゆる箇所に適宜配置されるものとする。
通信アンテナ32は、ロボット管理装置100およびロボット支援装置400とワイヤレス通信をおこなうためのアンテナである。
コミュニケーション装置33は、例えば、文字や画像を表示する表示装置や、音声で発話する発話装置、収音装置が取得した音声を認識する音声認識装置、などから構成され、サービス利用者などとのコミュニケーションを実現することでサービスを提供する。例えば、ロボット300が介護サービスを実施する場合には、要介護者と会話することで状況判断したり、話し相手になることでセラピー効果を提供する。また、宅配サービスを実施する場合には、宅配先の人間に物品の到着を通知したりする。
収納部34は、物品を収納する空間および開閉扉などから構成され、ロボット300が宅配サービスなどの物品を運搬するサービスを実施する場合に、物品を収納して保護することで、安全かつ確実な運搬サービスを実現する。
アーム部35は、人間の腕部と同様の形状の可動部であり、人間の腕部と同様の動作をすることで、サービスを提供する。例えば、ロボット300が宅配サービスを実施する場合には、物品の受け取りや引き渡しを行い、介護サービスを実施する場合には、要介護者を持ち上げたり、支えたりする。
すなわち、本実施の形態において、コミュニケーション装置33、収納部34、および、アーム部35は、ロボット300が利用者に対し直接的にサービスを提供する部分である。
脚部36は、人間の脚部と同様の形状を有する可動部であり、人間の脚部と同様の動作をすることで、ロボット300の二足歩行を実現する。なお、脚部36の足底部に所定の車輪等から構成される走行機構を備え、路面の状況などに応じて、脚部36による二足歩行と走行機構による走行を切り替えながら移動してもよい。
コネクタ部37は所定の電極などから構成され、ロボット300の動作エネルギーである電力を外部から取得する。なお、コネクタ部37は、ロボット支援装置400のコネクタ部47と接続可能な位置と形状で構成されるものとする。
固定部材38は、ロボット支援装置400の固定部材48を受け入れる部材であり、ロボット300がロボット支援装置400を使用する際に、固定部材48と係合することで、ロボット300をロボット支援装置400に固定する。
課金装置39は、例えば、電子マネーカードなどの金銭的価値を有する情報を記録した所定の記録媒体(以下、「電子マネーカード」とする)を読書する所定のリーダ・ライタなどから構成され、ロボット300が提供したサービスの料金や、ロボット支援装置400から供給されたエネルギーの料金などの課金処理をおこない、利用者などから徴収する。なお、課金装置39は、上記電子マネーカードの他に、例えば、キャッシュカード、デビットカード、クレジットカードなどといった、金銭的取引に用いることができるカード、あるいは、現金を取り扱えるように構成されていてもよい。
次に、ロボット300の内部構成および機能を図9を参照して説明する。図9は、ロボット300の構成を示すブロック図である。図示するように、ロボット300は、制御部310と、通信制御部320と、入力制御部330と、出力制御部340と、プログラム格納部350と、記憶部360と、電源部370、から構成される。
制御部310は、例えば、CPUやワークエリアとなる所定の記憶装置(RAMなど)から構成され、ロボット300の各部を制御するとともに、プログラム格納部350に格納されている所定の動作プログラムに基づいて、後述する各処理を実行する。より詳細には、制御部310がプログラム格納部350に格納されているプログラムを実行することで、図10に示すような機能が実現される。すなわち、図10に示すように、制御部310は、ロボット管理装置100から行動情報を取得するとともに、ロボット支援装置400に行動情報を提供する通信機能311、行動情報やセンサ部31から取得した外部環境情報などに基づいて、外部環境や実行すべき動作を認識する認識機能312、認識機能312の認識に応じて、アーム部35や脚部36などを制御して自律的に動作する動作制御機能313、コミュニケーション装置33、収納部34、アーム部35、などの動作を制御することで、サービスを提供するサービス提供機能314、ロボット支援装置400による制御にしたがって動作する受動的動作機能315、課金装置39を制御して課金処理をおこなう課金機能316、などを実現する。
通信制御部320は、通信アンテナ32を動作させることにより、ロボット管理装置100およびロボット支援装置400との間のワイヤレス通信を制御する。
入力制御部330は、コミュニケーション装置33の収音装置などに接続され、入力された音声等をデジタル信号に変換するAD変換回路や、入力された音声を認識する音声認識装置などから構成され、変換されたデジタル信号や変換結果を制御部310に送出する。
出力制御部340は、コミュニケーション装置33の表示装置や発話装置などと接続され、制御部310から提供される情報に応じた表示動作や発話動作を制御する。
プログラム格納部350は、例えば、ハードディスク装置やROMなどの所定の記憶装置から構成され、制御部310が実行する種々の動作プログラムが格納されている。プログラム格納部350に格納される動作プログラムは、ロボット300の基本動作を司る任意のOSの他に、OSと協働して後述する各処理を実現するための、以下に示すような動作プログラムが格納されているものとする。後述するロボット300による処理は、制御部310がこれらの動作プログラムを実行することで実現される。
(1)「通信制御プログラム」:通信制御部320を制御し、ロボット管理装置100やロボット支援装置400と通信するためのプログラム
(2)「自律的動作制御プログラム」:外部から取得する情報を分析し、分析結果に応じてロボット300の可動部を制御することで、ロボット300を自律的に動作させるプログラム
(3)「既定動作プログラム」:ロボット300の可動部を制御することで、ロボット300に予め規定された動作を実行させるプログラム
(4)「サービス実行プログラム」:自律的動作と既定動作により、ロボット300にサービスを実行させるためのプログラム
(5)「課金処理プログラム」:課金装置39を制御し、所定の課金処理を実行するプログラム
記憶部360は、例えば、RAMやハードディスク装置などの記憶装置などから構成され、ロボット300がサービスを提供する際に必要となる各種情報を格納する。本実施の形態では、ロボット管理装置100から提供される行動情報などが格納される。
電源部370は、例えば、バッテリなどから構成され、ロボット300の動作エネルギーである電力を蓄積するとともに、ロボット300の各部に必要な電力を供給する。電源部370は、コネクタ部37に接続されており、コネクタ部37を介して外部からの電力供給を受ける。外部から供給された電力は、バッテリに充電される。あるいは、必要に応じて、即時的に動作エネルギーとして利用される。本実施の形態では、ロボットステーションRSで電力供給されることはもとより、ロボット支援装置400からも電力供給される。また、電源部370は、バッテリ残量を検知し、バッテリ残量を示す情報(以下、「バッテリ残量情報」とする)を、制御部310に通知する。
次に、ロボット支援装置400について説明する。図11に示すように、ロボット支援装置400は、移動手段CTの車両TR内に設置され、車両TRに乗車したロボット300を支援する。ここで、図12に示すように、本実施の形態にかかるロボット支援装置400は、ロボット300が着座して使用するイス型の外観形状で構成されるものとする。ロボット支援装置400の構成を図12を参照して説明する。
図12は、ロボット支援装置400の構成を示すブロック図である。図示するように、ロボット支援装置400は、制御部410と、通信制御部420と、プログラム格納部450と、記憶部460と、電力供給装置470と、固定装置480と、電源部490と、から構成される。
制御部410は、例えば、CPUやワークエリアとなる所定の記憶装置(RAMなど)から構成され、ロボット支援装置400の各部を制御するとともに、プログラム格納部450に格納されている所定の動作プログラムに基づいて、後述する各処理を実行する。より詳細には、制御部410がプログラム格納部450に格納されているプログラムを実行することで、図13に示すような機能が実現される。すなわち、図13に示すように、制御部410は、ロボット300から行動情報を取得する通信機能411、取得した行動情報を分析する分析機能412、分析結果に応じて、ロボット300に対する支援内容を決定する決定機能413、決定した支援内容を実現する動作を実行する支援機能414、実行した支援に応じた料金の課金処理をおこなう課金機能415、などを実現する。
通信制御部420は、通信アンテナ42を動作させて、ロボット300とワイヤレス通信をおこなう。本実施の形態では、ロボット300から、行動情報を受信する。
プログラム格納部450は、例えば、ハードディスク装置やROMなどの所定の記憶装置から構成され、制御部410が実行する種々の動作プログラムを格納する。プログラム格納部450に格納される動作プログラムは、ロボット支援装置400の基本動作を司る任意のOSの他に、OSと協働して後述する各処理を実現するための動作プログラムが格納されているものとする。ロボット支援装置400による処理は、制御部410がこれらの動作プログラムを実行することで実現される。
記憶部460は、例えば、RAMやハードディスク装置などの記憶装置などから構成され、ロボット支援装置400がロボット300を支援する際に必要となる各種情報を格納する。本実施の形態では、ロボット300から提供される行動情報などが格納される。また、各ロボット支援装置400を識別するための識別情報や、当該ロボット支援装置400が設置されている移動手段CTを示す情報などが格納される。
電力供給装置470は、図12に示すように、コネクタ部47に接続されており、コネクタ部47を介してロボット300に電力を供給する。コネクタ部47は電極などから構成され、ロボット300のコネクタ部37と接続可能な形状を有する。また、ロボット300がロボット支援装置400に着座した際に、コネクタ部37と接続可能な位置に配置される。
固定装置480は、ロボット300の固定部材38に係合する固定部材48を有し、ロボット300がロボット支援装置400に着座した際に、固定部材48を駆動させ、固定部材48と固定部材38とを係合させる。なお、固定部材38および固定部材48の形状や係合方式は任意である。
電源部490は、車両TRの所定の電源装置などから電力を取得し、ロボット支援装置400を動作させるために、各部に電力を供給する他、電力供給装置470がロボット300に供給するための電力を、電力供給装置470に供給する。
なお、ロボット支援装置400の各部には、制御部410に接続される所定のセンサが配置されているものとし、制御部410は、各センサからの検出信号に基づいて、ロボット300の位置や姿勢などを認識するものとする。
次に、上記のように構成されたサービス提供システム1の動作を説明する。まず、利用者の要請に基づいて、ロボット管理装置100がロボット300にサービス提供動作を指示する「指示処理」を図14に示すフローチャートを参照して説明する。本実施の形態では、利用者からのサービス提供要請を、ロボット管理装置100が提供するウェブサイトで受け付けるものとする。したがって、「指示処理」は、ロボット管理装置100のウェブサーバ機能が提供するウェブサイトに、ユーザ端末200がアクセスしたことを契機に開始されるものとする。
ロボット管理装置100の制御部110は、ユーザ端末200からのアクセスに応じて、図15に示すような「サービス要請フォーム」を当該ユーザ端末200に提供する(ステップS101)。図15に示すように、サービス要請フォームは、サービスを要請する利用者のユーザID、要請するサービスの種類、所望するサービス提供日時および場所、などを利用者が入力するためのフォームである。利用者は、ユーザ端末200に表示されたサービス要請フォームにしたがって、必要な情報(以下、「要請情報」とする)を入力して、ロボット管理装置100に送信する。
ロボット管理装置100では、ユーザ端末200から要請情報を受信すると(ステップS102)、受付情報DB162に新規レコードを作成し、受信した要請情報に基づいて、各項目に情報を記録して、利用者からのサービス要請を受け付ける(ステップS103)。制御部110はさらに、要請情報を分析し、要請されたサービスを実施するロボット300の行動を規定する「行動情報」を生成する(ステップS104)。ここでは、制御部110が、記憶部160の各データベースを参照することで、要請されたサービスを実施するロボット300を選定し、当該ロボット300が要請されたサービスを実施する際の移動経路、および、サービス内容(サービス提供時の動作など)を決定する。
より詳細には、ロボットステーションRSの位置および要請情報で指定されたサービス提供場所に基づいて、経路情報DB165を参照して、最適な移動経路を決定する。例えば、依頼者の自宅で介護サービスを提供する場合の経路は「ロボットステーションRS→依頼者自宅→ロボットステーションRS」となる。また、物品を運搬する宅配サービスを提供する場合の経路は「ロボットステーションRS→物品受領地→物品引き渡し地→ロボットステーションRS」となる。あるいは、依頼者の外出を補助するサービスを提供する場合の経路は「ロボットステーションRS→依頼者自宅→指定された外出場所→依頼者自宅→ロボットステーションRS」となる。すなわち、サービスを提供する際の必須訪問地点を決定する。
このように必須訪問地点が決定されると、各地点を結ぶ経路を決定する。ここでは、制御部310が地点情報DB165Aを参照し、各地点の座標情報(緯度・経度)などに基づき、各地点の位置を認識する。そして、地図情報DB165Bから各地点の地図情報を取得し、移動経路を決定する。ここでは、必須訪問地点間の各経路における、移動判断の基準となる地点(例えば、交差点や右左折すべき地点、など)を示す情報も取得される。
なお、地点情報DB165Aで、各地点の最寄り駅情報が取得できる場合には、当該駅間を結ぶ移動手段CTの路線を路線情報DB165Cから検索する。そして、利用可能な路線がある場合は、路線情報DB165Cから、利用すべき路線、および、乗降車すべき駅を示す情報を取得する。また、サービス提供日時情報に基づき、ロボット300が移動に要する時間を演算し、ロボット300がロボットステーションRSを出発する時間や、移動手段CTの車両TRへの乗車・降車時間などもスケジューリングする。
制御部110は、要請されたサービス内容、サービス実施日時、決定した移動経路、使用する移動手段CTに関する情報(利用路線や乗降車駅など)、スケジュール(各行動の開始日時など)、などを示す情報を「行動情報」として生成する。すなわち、ロボット管理装置100が生成する行動情報は、要請されたサービスを実施するためにロボット300が実行する行動(動作)を規定して、当該ロボット300に指示するための情報である。なお、制御部110は、サービス情報DB163から、要請されたサービスの料金情報を取得して、行動情報に含ませるものとする。
制御部110は、通信制御部120を介して、生成した行動情報を、選定したロボット300に送信して(ステップS105)、処理を終了する。すなわち、生成した行動情報をロボット300に通知することで、ロボット300に要請されたサービスの実施を指示する。
次に、ロボット300がサービスを提供する「サービス提供処理」を図16に示すフローチャートを参照して説明する。この「サービス提供処理」は、ロボット300の通信制御部320がロボット管理装置100から行動情報を受信したことを契機に開始される。
ロボット300がロボット管理装置100から行動情報を受信すると、制御部310が、受信した情報を記憶部360に格納する(ステップS201)。
制御部310は、記憶部360に格納した行動情報を読み出して、規定されている行動を実行する。ここでは、まず、行動情報に基づいて移動を開始する(ステップS202)。すなわち、行動情報のスケジュール情報に示される出発日時となったときに、ロボットステーションRSから出発し、経路情報に基づいて移動する。なお、ロボット300は、行動情報に示された行動の実施履歴を示す情報(以下、「行動履歴情報」とする)を、記憶部360に格納している行動情報に随時追加記録するものとする。例えば、経路情報に示される地点に到着した際には、当該地点に到着した旨および到着日時などの情報を行動情報に追加記録する。
制御部310は、行動情報およびセンサ部31で検出した外部環境などに基づいて、サービス提供場所に到着したか否かを判別し(ステップS203)、到着した場合には(ステップS203:Yes)、サービス提供を実行する(ステップS204)。ここで、要請されたサービスが、例えば、利用者宅で介護活動をおこなう「介護サービス」であれば、到着したサービス提供場所にて、所定の介護動作を実行する。また「宅配サービス」であれば、到着したサービス提供場所にて、運搬すべき物品を受領して、収納部34に収納して、指定された送り先に向けて出発する。あるいは、利用者の外出を補助する「外出補助サービス」であれば、利用者とともに移動を開始する。
制御部310は、行動情報と行動履歴情報に基づいて、実施中のサービスに移動が伴うか否かを判別する(ステップS205)。すなわち、上記「介護サービス」では、利用者宅での介護活動がサービス内容であるから、さらなる移動は伴わない。一方、「宅配サービス」や「外出補助サービス」であれば、物品の運搬や利用者との外出などといった移動が伴う。
制御部310は、「移動が伴う」と判別した場合(ステップS205:No)は、ステップS202に戻り、実施しているサービスに応じた移動を開始し、行動情報に規定されたサービス提供場所で、サービス提供のための動作を実行する(ステップS203:Yes、S204)。
制御部310は、実施しているサービスの提供が完了したか否かを判別する(ステップS206)。ここで、上記「介護サービス」の場合、所定の介護動作が完了したか否かなどを判別し、「宅配サービス」であれば、物品の送り先での引き渡しが完了したか否かなどを判別し、「外出補助サービス」であれば、利用者宅などに戻ってきたか否かなどを判別することで、サービス提供が完了したか否かを判別する。
サービス提供が完了していない場合(ステップS206:No)は、ステップS204に戻り、サービス提供動作を継続する。一方、サービス提供が完了した場合(ステップS206:Yes)、ロボット300はロボットステーションRSに帰還して(ステップS207)、処理を終了する。
記憶部360に格納されている行動情報に移動手段CTの利用が含まれている場合、制御部310は、当該移動手段CTを利用するよう行動する。このように、ロボット300がステップS202における移動中に移動手段をCT利用する場合には「移動手段利用処理」が実行される。この「移動手段利用処理」を図17に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、ロボット300およびロボット支援装置400が実行する処理を説明する。この「移動手段利用処理」は、ロボット300が、移動手段CTを利用する場所、すなわち、本実施の形態では、鉄道の乗車駅に到着したことを契機に開始されるものとする。
ロボット300は、行動情報に基づき、指定された乗車駅から移動手段CTの車両TRに乗車すると(ステップS301)、当該車両TRに設置されているロボット支援装置400に接続する(ステップS302)。本実施の形態では、ロボット支援装置400はイス型の形状であるため、ロボット300は、ロボット支援装置400に着座する。このとき、ロボット300の制御部310は、センサ部31からの検出信号に基づいて、各可動部を制御し、ロボット300のコネクタ部37とロボット支援装置400のコネクタ部47とが接続されるよう姿勢制御しながら着座する。
なお、ロボット300が車両TR内のロボット支援装置400をいかにして発見するかは、任意の手法によるものとする。例えば、センサ部31のCCDカメラによって得られた画像から、ロボット支援装置400の形状等をパターン認識するなどによって、ロボット支援装置400の位置を認識してもよい。あるいは、ロボット支援装置400が発する誘導信号などに基づいて、ロボット支援装置400に着座するようにしてもよい。
ロボット支援装置400に着座すると、制御部310は、通信制御部320を介して、記憶部360に格納されている行動情報、および、バッテリ残量情報(以下、「ロボット情報」とする)をロボット支援装置400に送信する(ステップS303)。
ロボット支援装置400では、センサからの検出信号などに基づいて、制御部410がロボット300の着座を検出すると、制御部410は、固定装置480を制御し、固定部材48と固定部材38とを係合させ、ロボット300をロボット支援装置400に固定する。これにより、車両TRの揺れなどによるロボット支援装置400からの脱落等を防止する。
通信制御部420がロボット情報を受信すると、制御部410が、受信したロボット情報を記憶部460に格納する(ステップS304)。制御部410は、取得したロボット情報を分析し、当該ロボット300に対する支援内容を決定する「支援動作決定処理」を実行する(ステップS400)。ここでは、経路情報に示される降車駅を示す情報や、当該ロボット300の行動履歴情報、および、バッテリ残量情報などを分析する。支援決定処理の詳細を図18に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、制御部410は、行動情報に基づいて、当該ロボット300が単独で乗車しているか否かを判別することで、当該ロボット300を休止状態(スリープ状態)にしてもよいか否かを判別する(ステップS401)。ここで、制御部410は、行動情報に示されるサービス内容や行動履歴情報に基づいて、単独乗車であるか否かを判別する。例えば、実施しているサービスが「宅配サービス」などといった、ロボット300が単独で実施するものであれば、単独乗車であると判別する。また、サービス内容が、例えば、利用者の外出補助、すなわち、利用者に同伴して介添えするサービスであれば、行動履歴情報に基づいて、現在利用者と同伴しているか否かを判別することで、単独乗車であるか否かを判別する。
ステップS401において、制御部410は、ロボット300が単独で乗車している場合は「休止状態可」と判別し、利用者とともに乗車している場合は「休止状態不可」と判別する。ここで「休止状態」とは、ロボット300の消費電力を低く抑えた動作モードである。例えば、揮発性メモリのみに電力供給したり、あるいは、ロボット300の電源をOFFにする。ここで、利用者とともに乗車している場合に「休止状態不可」としたのは、乗車している間、例えば、コミュニケーション装置33を用いて利用者と会話したり、アーム部35を用いて利用者の補助動作が必要となるためである。一方、ロボット300の単独乗車であれば、休止状態にしても問題がなく、また、休止状態にすることで、ロボット300のバッテリ消費を抑えることができる。
したがって、「休止状態可」と判別した場合(ステップS401:Yes)、制御部410は、ロボット300に対する支援動作として「休止状態」を設定し、その旨を示す情報を支援動作情報として記憶部460などに記録する(ステップS402)。
一方、「休止状態不可」と判別した場合(ステップS401:No)には、ロボット300に対する支援動作として「動作用電力供給」を設定し、その旨を示す情報を支援動作情報として記憶部460などに記録する(ステップS403)。ここで、支援動作「動作用電力供給」は、ロボット300が車両TRに乗車している間、ロボット300の動作用電力をロボット支援装置400から供給することを示す。すなわち、ロボット300は、バッテリを消費することなく、必要な動作(会話や利用者の補助など)をおこなうことができる。
次に制御部410は、ロボット300から提供されたバッテリ残量情報に基づいて、ロボット300のバッテリに充電が必要か否かを判別する(ステップS404)。ここでは、例えば、バッテリ残量情報に示されるバッテリ残量が所定値以下であれば「充電要」と判別する。また、行動情報に示される今後の行動予定に基づいて、充電の要否を判別してもよい。
「充電要」と判別した場合(ステップS404:Yes)、制御部410は、支援動作として「充電用電力供給」を設定し、その旨を示す情報を支援動作情報として記憶部460などに記録して(ステップS405)、処理を終了し、図17に示す処理フローに戻る。一方、「充電不要」と判別した場合(ステップS404:No)は、そのまま処理を終了し、図17に示す処理フローに戻る。
制御部410は、支援動作決定処理で決定した支援動作、すなわち、記憶部460に記録された支援動作情報に示される動作を実行する(図17、ステップS305)。すなわち、「休止状態可」と設定されている場合は、ロボット300の動作モードを「休止状態」に制御する制御信号を、通信制御部420からロボット300に送信し、ロボット300を休止状態にさせる。あるいは、支援動作に「動作用電力供給」や「充電用電力供給」が設定されている場合は、電力供給装置470が、コネクタ47を介してロボット300に電力供給を行う。このとき、制御部410は、供給する電力の用途(動作用か充電用か)を示した制御信号をロボット300に送信する。また、電力供給装置470は、供給した電力の供給量を随時検出し、検出した供給量を示す情報(以下、「供給量情報」とする)を制御部410に送出する。制御部410は、電力供給装置470から送出された供給量情報を記憶部460に格納する。
すなわち、ロボット支援装置400の上記支援により、移動手段CTを利用している間は、ロボット300は、自己のバッテリを消費することなく動作し、あるいは、自己のバッテリの消費を最小限に抑えて動作し、さらには、必要に応じてバッテリに補充電することができる。これにより、移動手段CTを離脱した後のロボット300の移動可能距離が、支援を受けなかった場合と比較して大幅に拡張される。
ロボット300では、通信制御部320が受信したロボット支援装置400からの制御信号に基づいて動作する(ステップS306)。すなわち、「休止状態」を示す制御信号を受信した場合には、制御部310が電源部370を制御し、必要最小限の電力消費で動作する(あるいは、電源OFFとする)。また、「動作用電力供給」を示す制御信号を受信した場合には、コネクタ部37を介して供給される電力を用いて動作するよう、制御部310は各部を制御する。また、「充電用電力供給」を示す指示信号を受信した場合には、制御部310は、電源部370を制御し、コネクタ部37を介して供給された電力をバッテリに充電させる。
一方で、ロボット支援装置400の制御部410は、記憶部460に格納されている行動情報に含まれている経路情報に基づいて、当該ロボット300が車両TRから離脱すべき地点(すなわち、降車駅)がいずれであるかを特定する(ステップS307)。
制御部410は、また、車両TRの現在位置を随時検知することで、車両TRがステップS307で特定した地点に到着したか否か(あるいは、接近したか否か)を判別する(ステップS308)。ここで、制御部410は、車両TRに予め搭載されている走行位置検出機能との協働などによって、車両TRの現在位置を検出するものとする。
車両TRが離脱地点に到着した(あるいは接近した)と判別すると(ステップS308:Yes)、制御部410は、その旨を示す制御信号を通信制御部420からロボット300に送信して通知する(ステップS309)。ここで、ステップS400で決定した支援動作が「休止状態」である場合は、ロボット300を休止状態から復帰させるための制御信号を送信し、ロボット300を励起させる。また、「動作用電力供給」あるいは「充電用電力供給」を行っている場合には、電力供給を停止する旨を示す制御信号を送信する。
離脱地点を通知する制御信号を送信すると、制御部410は、実行している支援動作を終了して(ステップS310)、処理を終了する。なお、「支援動作の終了」には、固定装置480の動作による固定解除も含まれる。
ロボット300では、受信した制御信号に応じた動作を実行する(ステップS311)。すなわち、「休止状態からの復帰」を示す制御信号を受信した場合には、制御部310が電源部370を制御して、通常動作に必要な電力供給をおこなう(あるいは、電源ONにする)。また、「電力供給の終了」を示す制御信号を受信した場合には、制御部310は電源部370を制御し、自己のバッテリを使った動作に切り替える。
ロボット300の制御部310は、固定部材37によるロボット支援装置400への固定状態が解除されたことを確認すると、各部を動作させることで車両TRから降車(離脱)し(ステップS312)、「移動手段利用処理」を終了する。
次に、ロボット300がロボット支援装置400を利用した際に発生する料金の課金処理を図19に示すフローチャートを参照して説明する。ここでは、ロボット300に供給した電力の対価を課金するものとし、ロボット支援装置400およびロボット300が実行する処理を説明する。また、この「課金処理」は、上記「移動手段利用処理」(図17)のステップS310で、ロボット支援装置400の支援動作が終了したこと契機に開始されるものとする。
まず、ロボット支援装置400の制御部410は、ロボット300に対する支援動作として電力供給を行ったか否かを判別する(ステップS501)。ここで、電力供給を行わなかった場合(ステップS501:No)は、課金対象がないため、処理を終了する。
一方、電力供給を行った場合(ステップS501:No)は、制御部410は、記憶部460に格納されている供給量情報に基づき、供給した電力の対価となる料金を算出する(ステップS502)。
制御部410は、算出した料金を示す情報(以下、「電力料金情報」とする)を通信制御部420を介してロボット300に送信し(ステップS503)、処理を終了する。ここで、電力料金情報には、例えば、当該ロボット支援装置400の識別情報、当該ロボット支援装置400が設置されている車両TRを示す情報、支援動作を行った時点で車両TRが用いられていた路線を示す情報、移動手段CTを運営する事業体を示す情報、などが付加されてもよい。
ロボット300では、通信制御部320が電力料金情報を受信すると(ステップS504)、制御部310が、行動履歴情報に基づいて、移動手段CTの利用が単独であるか否かを判別する(ステップS505)。ここで、単独利用であった場合(ステップS505:Yes)、制御部310は、受信した電力料金情報を記憶部360に格納する(ステップS506)。
一方、利用者とともに行動している場合(ステップS505:No)は、制御部310がコミュニケーション装置33を制御して、電力料金情報に示される料金金額、および、課金装置39への電子マネーカードの挿入を促すメッセージなどを利用者に通知し、料金の支払いを要請する(ステップS507)。課金装置39は、電子マネーカードが挿入されると、上記料金金額に基づいて、電子マネーカードの金銭的価値を示す情報を更新するとともに、上記金額が領収された旨を示す情報(以下、「領収情報」とする)などを記憶部360に格納する(ステップS508)。
制御部310は、ロボット300がロボットステーションRSに帰還した際に、記憶部360に格納されている電力料金情報、あるいは、領収情報を、通信制御部320を介してロボット管理装置100に送信して(ステップS509)、処理を終了する。ロボット管理装置100は、ロボット300から電力料金情報を取得した場合は、例えば、口座引き落としなどの方法によって、当該利用者から料金を徴収する。一方、領収情報を取得した場合には、例えば、使用された電子マネーカードの運用事業体などから領収情報に示される金額分の支払を請求する。
上記「課金処理」では、ロボット300の近傍に利用者がいる場合に、利用者の電子マネーカードによって、ロボット支援装置400がロボット300に供給した電力の料金を徴収したが、ロボット300が利用者に提供したサービスの料金を併せて徴収してもよい。あるいは、移動手段CTの利用料金(乗車料金など)を同様の方法で徴収してもよい。また、ロボット300の近傍に利用者がいる場合であっても、電子マネーカードを使用しない方法(口座引き落としなど)で課金してもよい。
以上説明したように、上記実施の形態によれば、利用者からのサービス要請に基づいて、当該サービスを提供するために必要なロボット300の行動をロボット管理装置100が自動的に決定し、決定した行動を示す行動情報をロボット300に転送することで、当該ロボット300にサービスの実施を指示する。ロボット300は、指示されたサービスの提供にあたり、移動が必要となる場合には、公共交通機関である移動手段CTを利用する。そして、移動手段CTの利用中は、車両TRに設置されたロボット支援装置400により、ロボット300の動作電力に関する支援を受ける。すなわち、ロボット300は、移動手段CTの利用中は、ロボット支援装置400の制御により休止状態となる。あるいは、動作用電力の供給を受けることで、自己のバッテリを消費させずに動作する。さらには、必要に応じて、バッテリへの充電用電力の供給を受けることで、バッテリを充電する。これらの支援を受けることにより、ロボット300が移動手段CTを離脱した後の動作に用いる電力が十分に確保される。
すなわち、上記実施の形態によれば、ロボット300が移動手段CTを利用することで、ロボット300の移動可能距離が大幅に拡張され、ロボット300の移動を伴う種々のサービスを提供することができる。また、ロボット300およびロボット支援装置400の動作は、ロボット管理装置100が自動的に生成した行動情報に基づいて実行されるので、人手を介することなくロボット300を利用したサービス提供業務を実現することができる。
なお、上記実施の形態におけるロボット支援装置400は、ロボット300が着座して使用するイス型の形状としたが、ロボット支援装置400の形状はこれに限られない。例えば、移動手段CTが鉄道やバスである場合、図20(a)に示すような、つり革の形状としてもよい。この場合、ロボット300のコネクタ部37は、ロボット300がつり革型装置を把持する部分(手のひら)に構成される。あるいは、図20(b)に示すように、車両TRなどの床面などに設置され、ロボット300の足部と接触することで、ロボット300が直立した状態(もしくは屈んだ状態)で支援を受けることができるような形状としてもよい。
上記実施の形態では、移動手段CTとして鉄道を利用する場合を例に示したが、他の公共交通機関(バス、タクシー、航空機、船舶、など)を利用するようにしてもよい。また、公共交通機関以外の任意の移動手段に本発明を適用してもよい。例えば、利用者の自家用乗用車やロボット300を運搬するトラックなどにロボット支援装置400を設置して、上述のようなサービスを提供してもよい。
また、ロボット支援装置400の設置場所は、移動手段CTに限られず、屋内外の適当な箇所(例えば、コンビニエンスストアやガソリンスタンドなどの商業施設や、駅や空港の構内、その他の公共施設など)に設置されていてもよい。これにより、ロボット300が移動手段CTを利用しない場合であっても、ロボット300の移動可能距離を拡大させることができる。このような形態では、当該ロボット支援装置400を管理・運営する事業体などを示す情報を電力料金情報に含ませることで、ロボット管理装置100を通じて、適正な料金徴収が可能となる。
上記実施の形態では、バッテリを用いた電力供給によりロボット300が動作する場合を示したが、ロボット300のエネルギー発生方法はこれに限られず任意であり、例えば、燃料電池などを採用してもよい。そして、ロボット支援装置400は、ロボット300が採用するエネルギー発生方法に応じた支援動作を行う。例えば、ロボット300が燃料電池を採用している場合には、使用する燃料をロボット300に供給する。
上記実施の形態では、ロボット支援装置400が、ロボット300から取得した行動情報に基づいて、ロボット300の状態や離脱地点などを特定して支援内容を決定したが、このような処理をロボット300がおこなってもよい。すなわち、ロボット300が所望する支援内容を自ら決定し、決定した支援動作の実行をロボット支援装置400に指示するようにしてもよい。
上記実施の形態にかかるロボット管理装置100は、専用装置によって実現可能であることはもとより、例えば、パーソナルコンピュータなどといった汎用的なコンピュータ装置によっても実現することができる。この場合、上述したロボット管理装置100の各処理を実現するためのプログラムを汎用コンピュータ装置にインストールして実行させることで、上記実施の形態にかかるロボット管理装置100として機能させることができる。
同様に、ロボット300についても、専用のロボット装置のみならず、例えば、動作プログラムの切り替えによって種々の目的に利用可能な汎用ロボットを用いることができる。この場合も、上述したロボット300の各処理を実現するためのプログラムをインストール等して実行させることで、上記実施の形態にかかるロボット300として機能させることができる。
このようなプログラムの配布形態は任意であり、例えば、CD−ROMやメモリカードなどの記録媒体に格納して配布可能であることはもとより、通信ネットワーク10などの通信媒体を介して配布してもよい。
以上説明したように、本発明によれば、ロボットの移動を伴うサービスの提供を実現することができる。
本発明の第1の実施形態に係るサービス提供システムの構成を示す図である。 図1に示すロボット管理装置の構成を示すブロック図である。 図2に示す制御部の機能を示す機能ブロック図である。 図2に示す記憶部に構成されるデータベースを説明するための図である。 図4に示すデータベースに記録される情報の例を示す図であり、(a)はユーザ情報DBに記録される情報の例を示し、(b)は受付情報DBに記録される情報の例を示し、(c)はサービス情報DBに記録される情報の例を示し、(d)はロボット情報DBに記録される情報の例を示す。 図4に示す経路情報DBを構成するデータベースを説明するための図である。 図6に示すデータベースに記録される情報の例を示す図であり、(a)は地点情報DBに記録される情報の例を示し、(b)は地図情報DBに記録される情報の例を示し、(c)は路線情報DBに記録される情報の例を示す。 本発明の実施の形態にかかるロボットの外部構成を示す図である。 本発明の実施の形態にかかるロボットの内部構成を示すブロック図である。 図9に示す制御部の機能を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態にかかるロボット支援装置を説明するための図である。 図11に示すロボット支援装置の構成を示すブロック図である。 図12に示す制御部の機能を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる「指示処理」を説明するためのフローチャートである。 図14に示す「指示処理」で提供される「サービス要請フォーム」の例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかる「サービス提供処理」を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる「移動手段利用処理」を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる「支援決定処理」を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかる「課金処理」を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施の形態にかかるロボット支援装置の変形例を示す図であり、(a)はつり革型のロボット支援装置の例を示し、(b)はロボットの足部で接続するロボット支援装置の例を示す。
符号の説明
1…サービス提供システム、10…通信ネットワーク、100…ロボット管理装置、200…ユーザ端末、300…ロボット、400…ロボット支援装置

Claims (14)

  1. 自律的に行動可能なロボットと、前記ロボットを管理する管理装置と、前記ロボットを支援する支援装置と、から構成され、前記ロボットを用いて所定のサービスを提供するサービス提供システムであって、
    前記管理装置は、
    サービスの要請に基づいて前記ロボットの行動を決定し、該決定した行動を示す行動情報を前記ロボットに提供することで、該ロボットにサービス提供を指示する指示手段を備え、
    前記ロボットは、
    前記管理装置から前記行動情報を取得し、該取得した行動情報に基づいて自律的に行動して前記サービスを提供するサービス提供手段を備え、
    前記ロボット支援装置は、
    前記ロボットから、前記行動情報を取得し、該取得した行動情報に基づいて、前記ロボットを支援する支援手段を備え、
    前記管理装置、前記ロボット、および、前記支援装置の協働により、前記ロボットの移動を伴う所定のサービスを提供する、
    ことを特徴とするサービス提供システム。
  2. 自律的に行動可能なロボットを支援するため所定の移動手段に設置されたロボット支援装置であり、
    前記ロボットから、当該ロボットの行動を規定する行動情報を取得する情報取得手段と、
    前記ロボットから取得した前記行動情報に基づいて、前記移動手段を利用する前記ロボットを所定期間支援する支援手段と、を備える、
    ことを特徴とするロボット支援装置。
  3. 前記支援手段は、前記行動情報に基づいて、前記ロボットが前記移動手段を離脱すべき地点を特定することで前記所定期間を決定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のロボット支援装置。
  4. 前記支援手段は、前記行動情報に基づいて、当該ロボットのエネルギー消費を前記所定期間制御する、
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のロボット支援装置。
  5. 前記支援手段は、前記行動情報に基づいて、前記ロボットを前記所定期間休止状態にし、前記所定期間経過時に該ロボットが前記移動手段から離脱できるよう該ロボットを励起させる、
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載のロボット支援装置。
  6. 前記支援手段は、前記ロボットに、該ロボットが用いる所定のエネルギーを供給する、
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のロボット支援装置。
  7. 前記支援手段は、前記ロボットから取得した前記行動情報に基づいて、該ロボットに対する支援内容を決定する、
    ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載のロボット支援装置。
  8. 前記支援装置は、前記支援手段による支援に対する課金をおこなう課金手段をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載のロボット支援装置。
  9. 前記支援装置は、前記ロボットが前記移動手段を利用する際の姿勢に応じた形状で該移動手段に設置される、
    ことを特徴とする請求項2乃至8のいずれか1項に記載のロボット支援装置。
  10. 自律的に行動してサービスを提供するロボット装置であり、
    前記サービスを提供するための行動を規定した行動情報を取得する行動情報取得手段と、
    前記行動情報取得手段が取得した行動情報に基づいて自律的に行動してサービスを提供する行動手段と、を備え、
    前記行動手段は、前記行動情報に所定の移動手段を利用した移動が含まれている場合、当該移動手段に設置され、前記ロボットのエネルギー消費に関する支援を提供するロボット支援装置の支援を受けて行動する、
    ことを特徴とするロボット装置。
  11. 自律的に行動してサービスを提供するロボット装置を管理するためのロボット管理装置であって、
    前記サービスの提供を要請する情報を取得する要請情報取得手段と、
    前記要請情報取得手段が取得した要請情報に基づいた前記ロボット装置の行動を規定した行動情報を生成する行動情報生成手段と、
    前記行動情報生成手段が生成した行動情報を前記ロボット装置に送信して、該行動情報に規定された行動の実行を該ロボット装置に指示する指示手段と、
    を備えることを特徴とするロボット管理装置。
  12. コンピュータに、
    自律的に行動するロボットから、該ロボットの行動を規定した行動情報を取得するステップと、
    前記取得した行動情報に基づいて、当該ロボットのエネルギー消費に関する支援動作を決定するステップと、
    前記決定した支援動作を所定期間前記ロボットに提供するステップと、
    を実行させることで前記ロボットを支援するロボット支援装置として機能させることを特徴とするプログラム。
  13. 自律的に行動可能なロボットを制御するコンピュータに、
    該ロボットの行動を規定した行動情報を取得するステップと、
    取得した行動情報に基づいて行動するステップと、
    前記行動情報に、所定の移動手段を使った移動が規定されている場合、該移動手段に設置された前記ロボットを支援するためのロボット支援装置を利用するステップと、
    前記ロボット支援装置の支援動作に基づいて、前記ロボットの消費エネルギーを制御するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
  14. コンピュータに、
    自律的に行動可能なロボットを用いたサービスの要請を受け付けるステップと、
    受け付けた要請に基づいて、前記ロボットの行動を規定する行動情報を生成するステップと、
    生成した行動情報を前記ロボットに送信して、該ロボットに前記サービスの提供を指示するステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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