JP2005185836A - ゴルフボールに用いる可塑化ポリウレタン - Google Patents

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Abstract

【課題】良好なレジリエンス、耐久性、感覚の好ましい特性を有するゴルフボールを提供する。
【解決手段】コアおよびカバー層を具備するゴルフボールであり、コアまたはカバー層の少なくとも1つが、少なくとも1のポリウレタンおよび少なくとも1の可塑剤を有する可塑化ポリウレタン配合物を含む。
【選択図】なし

Description

この発明はゴルフボールに関し、より具体的には、可塑化ポリウレタン材料を含むゴルフボールコアまたはカバーコンポーネントに関する。
ゴルフボールは一般にソリッドと糸巻の2つの分類に分けることができる。ソリッドボールには、ワンピース、ツーピース(すなわちソリッドコアおよび1つのカバー)および多層(すなわち1または複数層のソリッドコアおよび/または1または複数層のカバー)のゴルフボールが含まれる。糸巻ゴルフボールは典型的には、ソリッド、空洞または液体充填のセンタを引っ張り状態のエラストマー材料およびカバーで包囲してなる。ソリッドボールは糸巻ボールに較べて伝統的に飛距離が長く耐久性に優れているが、糸巻構造により実現され、典型的には上手なゴルファーから好まれる特有の「感覚」にかけるところがある。
製造業者は、ボールの構造および配合物を変更して圧縮、耐久性、スピンおよび「感覚」等のプレイ特性を幅広く変えることができ、これら各プレイ特性を種々のプレイ能力に最適化させる。とくに、多くの製造業者が絶え間なく改善しようとしてきたゴルフボールコンポーネントの1つはセンタすなわちコアである。クラブヘッドにより打ち出されたとき、コアはゴルフボールの「エンジン」になる。一般に、ゴルフボールおよび/またはセンタはポリブタジエンをベースとするポリマー配合物から構築される。この種の配合物は、目的の、または所望の反発係数(「COR」)を実現し、それでいて、小さな圧縮(compression)をもたらしてゴルフボールのスピン速度を小さくし、より好ましい「感覚」をもたらし、あるいはそれら双方を達成すべく、つねに変更されてきた。しかしながら、現在利用できるポリマーの物理的な制限の下では、これは困難な仕事である。したがって、新規で改善されたゴルフボールコア配合物が依然として望まれている。
製造業者は、ゴルフボール中間層およびカバー層の特性および構造も取り上げている。これらの層は、従来、多様な硬度および曲げ弾性率のアイオノマー材料やアイオノマーブレンドから製造される。この硬度の範囲は、依然、限られたものであり、もっともソフトなブレンドでも、あるゴルファーによれば、「プラスチック」感覚がしてしまうものである。しかしながら、近年、よりソフトな「感覚」特性のために、ポリウレタンをベースとする材料がゴルフボール層に用いられるようになり、とくに、外側カバー層に用いられるようになってきた。
しかしながら、硬度や曲げ弾性率が小さくまたは変更され、それでいてリジリエンスの点で許容でき、耐摩耗性や感覚の点で優れた改良されたポリウレタンブレンドが依然望まれている。この発明は、このような材料を提供する。可塑化ポリウレタン(「PPU」)またはそのブレンドからなるコンポーネントを具備するゴルフボールは良好なレジリエンス、耐久性および感覚の好ましい特性を持ち、それでいて、製造業者が、同様の特性を持つ他の材料と較べたときにコストを低減できる可能性をもたらす。可塑剤は一般にプラスチック(例えばPVC)に、硬度や、柔軟性や、処理特性を調整するために使用される。可塑剤は、また、製品がより柔らかくなり、硬度が小さくなり、リバウンドが小さくなり、エネルギーを吸収するようになるようにするために、商業上のポリウレタンエラストマー調合物に使用されている。したがって、PPUをゴルフボール配合物に加えることにより、広い範囲の物理特性が実現でき、非常にソフトなゲルまたはゲル状材料から準堅固な材料まで、ポリウレタンの化学特性および使用される可塑剤の量に応じて、実現できる。
この発明はコアおよびカバー層を含むゴルフボールであって、コアまたはカバー層の少なくとも1つが可塑剤を含むポリウレタン配合物を有するものに向けられている。可塑剤は、好ましくは、アルキルアジペート、アルキルフタレート、アルキルアゼレート、アルキルベンゾエート、アルキルシトレート、大豆油およびアマニ油ならびにこれらの混合物からなるグループから選択される。好ましい可塑剤はジアルキルフタレートである。代替的には、可塑剤は、C−C10ジアルキルアジペート、C−C10ジアルキルフタレートまたはアセチルトリブチルシトレートであり;また可塑剤はジブチルフタレート、ビス(2−エチルヘキシル)フタレート、ジイソプロピルアジペート、ジブチルアジペート、ビス(2−エチルヘキシル)アジペート、アセチルトリブチルシトレート、またはこれらの混合物である。
1実施例では、可塑化ポリウレタン配合物は、ポリオールおよびトルエンジイソシアネートの反応により生成された発泡性ポリウレタン化合物と、ポリウレタン化合物を発泡させるに足る所定量の非ハロゲン含有発泡剤と、フタル酸可塑剤および燐酸エステル可塑剤のグループから選択された非ハロゲン含有可塑剤とを含む。PPUが非ハロゲン発泡剤であれば、非ハロゲン含有発泡剤は水または非ハロゲン含有ガスである。さらに好ましくは、非ハロゲン含有発泡剤は水である。最も好ましくは、非ハロゲン含有可塑剤は燐酸エステルである。
他の実施例においては、燐酸エステルは、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、イソデシルジフェニルホスフェート、混合されたドデシルジフェニルホスフェートおよびテトラデシルジフェニルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリブチルホスフェート、ブチルフェニルジフェニルホスフェート、イソプロピレーテッドトリフェニルホスフェート、またはこれらの混合物を含む。好ましくは、燐酸エステルは、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェートおよびイソデシルジフェニルホスフェートを含む。フタル酸可塑剤はジイソノニルフタレート、ジヘキシルフタレート、ジヘプチルフタレート、ブチルオクチルフタレート、アルキル基が7個から11個の炭素原子からなる炭素鎖を個別に有する直鎖状ジアルキルのフタル酸エステル、およびブチルシクロヘキシルフタレートを含んでも良い。代替的には、非ハロゲン含有可塑剤はフタル酸アルキルアリールである。
代替的な実施例においては、フタル酸アルキルアリールは、ブチルベンジルフタレートと、アルキル基が7個から9個の炭素の炭素鎖を具備するアルキルベンジルフタレートと、テクサノールベンジルフタレートとを含む。理想的には、配合物はさらに合成ポリイソプレン、天然ポリイソプレン、ポリブタジエン、ブチルゴム、ポリノルボルナン、エチレンプロピレン・ジエン・モノマーゴム、またはスチレンブタジエンゴムを、高レベルのオイル、可塑剤、フィラー、およびこれらの混合物とともに含む。
ボールの構造は任意で良いが、好ましくはコアがセンタおよび外側コア層を含む。センタまたはコア層の少なくとも1つは可塑化ポリウレタンを含む。カバーは内側カバー層と外側カバー層を含むことが好ましく、この場合、内側又は外側のカバー層の少なくとも1つが可塑化ポリウレタンを含む。1実施例では、内側又は外側のカバー層の少なくとも1つの厚さは約0.05インチより薄く;コアの外側直径は少なくとも約1.55インチあり;かつ/あるいはコアの外側直径は約1.57インチから約1.62インチの間である。
可塑剤は、また、フタル酸エステル;脂肪族二塩基性エステル;トリメリテートエステル;脂肪酸エステル;ベンゾイルエステル;脂肪族ホスフェート、芳香族ホスフェート;ハロゲン化脂肪族ホスフェート;およびこれらの混合物を含んでも良い。好ましい実施例では、可塑剤は撥水性可塑剤を含む。この場合、撥水性可塑剤はジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ビス(2−エチルヘキシル)フタレート、ジシクロヘキシルフタレート、ブチルラウリルフタレート、ジイソオクチルフタレート、ブチルヤシ油アルキルフタレート、ジトリデジルフタレート、ジラウリルフタレート、ジイソデシルフタレート、ブチルベンジルフタレート、オクチルデカノイルフタレート、ジメチルグリコールフタレート、エチルフタリルエチレングリコレート、メチルフタリルエチレングリコレート、ブチルフタリルエチレングリコレート、ジノニルフタレート、ジエプチルフタレート、オクチルデシルフタレート、ジトリデシルフタレート、ジカプリルフタレート、ビス(3,5,5−トリメチルヘキシル)フタレート、イソオクチルイソデシルフタレート、ビス(ジエチレングリコールモノメチルエーテル)フタレート、およびベンズフェノルを含む。
代替的には、撥水性可塑剤は、8またはそれ以上の炭素を具備する高次の脂肪酸と、ジ−、トリ−または多価アルコールとのジ−、トリ−またはポリエステル、グリセリンモノステアレート、グリセリン12−ヒドロキシステアレート、グリセリンジステアレート、ジグリセリンモノステアレート、テトラグリセリンモノステアレート、グリセリンモノラウレート、ジグリセリンモノラウレート、テトラグリセリンモノラウレート、ポリプロピレンアジペート、ジッソデシルアジペート、ビス(2−メチルヘキシル)アジペート、ジカプリルアジぺート、ジイソオクチルアジペート、オクチルデシルアジペート、イソオクチルイソデシルアジペート、ブチルフマレート、ジオクチルフマレート、トリエチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、トリブチルシトレート、およびアセチルブチルシトレートからなるグループから選択された脂肪族エステルを含んでも良い。
さらに代替的には、撥水性可塑剤は、トリクレシルホスフェート、フェニルジクレシルホスフェート、キシレニルジクレシルホスフェート、クレシルジキシレニルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリクロロエチルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリクロロエチルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリエチルホスフェート、およびアリールアリルホスフェートからなるグループから選択された燐酸エステルを含んでも良い。撥水性可塑剤は、また、ブチルエポキシステアレート、オクチルエポキシステアレート、エポキシブチルオレエート、エポキシ化ブチルオレエート、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化アルキル油、およびエポキシ化アルキル油アルコールエステルならびにこれらの混合物からなるグループから選択されたエポキシ化合物を含んでも良い。
さらに他の実施例においては、可塑剤は、アルキルアジペート、アルキルフタレート、アルキルアゼレート、アルキルベンゾレート、アルキルシトレート、類似の大豆およびアマニ油、C−C10ジアルキルアジペート、C−C10ジアルキルフタレート、アセチルトリブチルシトレート、ジブチルフタレート、ビス(2−エチルヘキシル)フタレート、ジイソプロピルアジペート、ジブチルアジペート、ビス(2−エチルヘキシル)アジペート、アセチルトリブチルシトレート、フタレート、アジペート、セバケート、アゼレート、トリメリテート、グルタレート、ベンゾエート、アルキルアルコール、ホスフェートおよびこれらの混合物からなるグループから選択される。
好ましくは、ポリウレタン配合物は、飽和ポリウレタンを含み、かつ/あるいは、ポリウレタン配合物はUV吸収剤または光安定剤を含む。
この発明のゴルフボールは、単純なツーピースのコアおよびカバー構成から、スリーピースの二重コア単一カバー、任意の多重ピース構造までの種々の構造のどのようなものも採用することができるが、好ましくは、センタおよび少なくとも1つの外側コア層からなるコアと外側カバー層および少なくとも1つの内側カバー層から成るカバーとを有する。コアおよび/またはカバー層は1以上の層からなり、中間またはマントル層がゴルフボールのコアおよびカバーの間に配されても良い。コアの最も内側の部分は、好ましくはソリッドであるが、空洞でも、液体、ゲル、空気充填の球であってもよい。コアと同様に、カバー層も複数の層を有して良い。コアはソリッドまたは液体充填のセンタのまわりに何ヤードものテンションをかけられた弾性材料を巻き込むようなものでも良い。
コアまたはカバーコンポーネントのいずれも可塑化ポリウレタンで生成されまたは含んでよいが、好ましくは、外側コア層、内側カバー層または双方のうちの少なくとも1つがPPUを含む。可塑化ポリウレタンはポリウレタンおよび可塑剤の組み合わせである。典型的には、ポリウレタンは、従来の手法を用いて、例えば、ポリオールおよびイソシアネートを含むプレポリマーを生成し、この後、硬化剤により処理される。可塑剤はウレタン材料またはそのブレンドの生成に先立った、その最中の、またはその後の種々の時点で付加する事ができる。PPUは、ポリオール反応性成分、ポリオールおよびイソシアネートから生成されたプレポリマー、プレポリマー用の硬化剤、これら任意の組み合わせ、または、イソシアネート、ポリオール、および熱を加えて反応する硬化剤を含むワンショットシステムに加える事ができる。PPUは熱可塑性でも熱硬化性でもよい。
適切なポリウレタン、ポリ尿素、またはエポキシは一般に少なくとも1のポリイソシアネート、ポリオールおよび少なくとも1の硬化剤の反応生成物を含む。当業者が利用可能ないずれのポリイソシアネートもこの発明に従って使用するのに適している。ポリイソシアネートの例示は以下を含むがこれに限定されない:4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(「MDI」);ポリマーMDI;カルボジイミド−変性液状MDI;4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(「H12MDI」);p−フェニレンジイソシアネート(「PPDI」);m−フェニレンジイソシアネート(「MPDI」);トルエンジイソシアネート(「TDI」);3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェニレンジイソシアネート(「TODI」);イソホロンジイソシアネート(「IPDI」);ヘキサメチレンジイソシアネート(「HDI」);ナフタレンジイソシアネート(「NDI」);キシレンジイソシアネート(「XDI」);p−テトラメチルキシレンジイソシアネート(「p−TMXDI」);m−テトラメチルキシレンジイソシアネート(「m−TMXDI」);エチレンジイソシアネート;プロピレン−1,2−ジイソシアネート;テトラメチレン−1,4−ジイソシアネート;シクロヘキシルジイソシアネート;1,6−ヘキサメチレン−ジイソシアネート(「HDI」);ドデカン−1,12−ジイソシアネート;シクロブタン−1,3−ジイソシアネート;シクロヘキサン−1,3−ジイソシアネート;シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート;1−イソシアネート−3,3,5−トリメチル−5−イソシアネートメチルシクロヘキサン;メチルシクロヘキシレンジイソシアネート;HDIのトリイソシアネート;2,4,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジイソシアネートのトリイソシアネート(「TMDI」);テトラセンジイソシアネート;ナフタレンジイソシアネート;アントラセンジイソシアネート;トルエンジイソシアネートのイソシアヌレート;ヘキサメチレンジイソシアネートのウレトジオン;及びこれらの混合物。好ましくはポリイソシアネートは、MDI、PPDI、TDI、又はこれらの混合物を含む。ここで使用する「MDI」という用語は、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリマーMDI、カルボジイミド変性液状MDI、及びこれらの混合物を意味し、かつさらに使用したジイソシアネートが「低遊離モノマー」であることができるとは「遊離」モノマーの量が低いイソシアネート基であること、典型的には遊離モノマー基の量が約0.1%より低いことを当業者が理解すると理解すべきである。「低遊離モノマー」ジイソシアネートの例は以下を含むがこれに限定されない:低遊離モノマーMDI、低遊離モノマーTDI、及び低遊離モノマーPPDI。
ポリイソシアネートは約14%より少ない未反応のNCO基を有することが必要である。好ましくは、少なくとも一つのポリイソシアネートは約7.5%より多くない、より好ましくは約7.0%より少ないNCOを有する。この分野においては、ポリウレタンの硬度が未反応のNCO基の割合と関連することはよく知られている。
当業者が利用可能ないずれのポリオールもこの発明に従って使用するのに適している。ポリオールの例は以下を含むがこれに限定されない:ポリエーテルポリオール、ヒドロキシ末端ポリブタジエン(部分的に/完全に水素添加した誘導体を含む)、ポリエステルポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、及びポリカーボネートポリオール。好ましい実施例では、ポリオールはポリエーテルポリオールを含む。例は以下を含むがこれに限定されない:ポリテトラメチレンエーテルグリコール(「PTMEG」)、ポリエチレンプロピレングリコール、ポリオキシプロピレングリコール、及びこれらの混合物。炭化水素鎖は飽和又は不飽和結合及び置換又は未置換の芳香族及び環状基を有することができる。好ましくは、この発明のポリオールはPTMEGを含む。
適切なポリエステルポリオールは以下を含むがこれに限定されない:ポリエチレンアジペートグリコール;ポリブチレンアジペートグリコール;ポリエチレンプロピレンアジペートグリコール;o−フタレート−1,6−ヘキサンジオール;ポリ(ヘキサメチレンアジーペート)グリコール;及びこれらの混合物。炭化水素鎖は飽和又は不飽和結合、又は置換又は未置換の芳香族及び環状基を有することができる。
適切なポリカプロラクトンポリオールは以下を含むがこれに限定されない:1,6−ヘキサンジオール−開始ポリカプロラクトン、ジエチレングリコール開始ポリカプロラクトン、トリメチロールプロパン開始ポリカプロラクトン、ネオペンチルグリコール開始ポリカプロラクトン、1,4−ブタンジオール開始ポリカプロラクトン、PTMEG開始ポリカプロラクトン、及びこれらの混合物。炭化水素鎖は飽和又は不飽和の、又は置換又は未置換の芳香族及び環状基を有することができる。
適切なポリカーボネートは以下を含むがこれに限定されない:ポリフタレートカーボネート及びポリ(ヘキサメチレンカーボネート)グリコール。炭化水素鎖は飽和又は不飽和結合、又は置換又は未置換芳香族及び環状基を有することができる。
ポリアミン硬化剤もポリウレタンカバーに使用するのに適している。好ましいポリアミン硬化剤は以下を含むがこれに限定されない:3,5−ジメチルチオ−2,4−トルエンジアミン及びこのアイソマー;3,5−ジエチルトルエン−2,4−ジアミン及びこのアイソマー、例えば3,5−ジエチルトルエン−2,6−ジアミン;4,4’−ビス−(sec−ブチルアミノ)−ジフェニルメタン;1,4−ビス−(sec−ブチルアミノ)−ベンゼン、4,4’−メチレン−ビス−(2−クロロアニリン);4,4’−メチレン−ビス−(3−クロロ−2,6−ジエチルアニリン)(「MCDEA」);ポリテトラメチレンオキシド−ジ−p−アミノベンゾエート;N,N’−ジアルキルジアミノジフェニルメタン;p,p’−メチレンジアニリン(「MDA」);m−フェニレンジアミン(「MPDA」);4,4’−メチレン−ビス−(2−クロロアニリン)(「MOCA」);4,4’−メチレン−ビス−(2,6−ジエチルアニリン)(「MDEA」);4,4’−メチレン−ビス−(2,3−ジクロロアニリン)(「MDCA」);4,4’−ジアミノ−3,3’−ジエチル−5,5’−ジメチルジフェニルメタン;2,2’−3,3’−テトラクロロジアミノジフェニルメタン;トリメチレングリコールジ−p−アミノベンゾエート;及びこれらの混合物。好ましくはこの発明の硬化剤は3,5−ジメチルチオ−2,4−トルエンジアミン及びそのアイソマー、例えばバトンルージュのアルバマール社(Albermarle Corporation of Baton Rouge,LA)から入手可能なEthacure(登録商標)300である。適切なポリアミン硬化剤は第1及び第2アミンの両者を含む。
少なくとも一つのジオール、トリオール、テトラオール、又はヒドロキシ末端硬化剤を前記のポリウレタン配合物に添加することができる。適切なジオール、トリオール、及びテトラオール基は以下を含む:エチレングリコール;ジエチレングリコール;ポリエチレングリコール;プロピレングリコール;ポリプロピレングリコール;低分子量ポリテトラメチレンエーテルグリコール;1,3−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン;1,3−ビス−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ベンゼン;1,3−ビス−{2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}ベンゼン;1,4−ブタンジオール;1,5−ペンタンジオール;1,6−ヘキサンジオール;レゾルシノール−ジ−(β−ヒドロキシエチル)エーテル;ヒドロキノン−ジ−(β−ヒドロキシエチル)エーテル;及びこれらの混合物。好ましいヒドロキシ−末端硬化剤は1,3−ビス(2−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン;1,3−ビス−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]ベンゼン;1,3−ビス−{2−[2−(2−ヒドロキシエトキシ)エトキシ]エトキシ}ベンゼン;1,4−ブタンジオール、及びこれらの混合物を含む。
ヒドロキシ末端及びアミン硬化剤の両者は、一又は複数の飽和、不飽和、芳香族、及び環状基を含むことができる。さらに、ヒドロキシ末端及びアミン硬化剤は一又は複数のハロゲン基を含むことができる。ポリウレタン配合物を硬化剤のブレンド又は混合物によって製造することができる。しかしながら所望の場合には、ポリウレタン配合物を単一の硬化剤で製造することができる。
この発明の特に好ましい実施例において、飽和(脂肪族)ポリウレタンを、カバー層、特に外部カバー層を形成するのに使用する。熱硬化性ポリウレタンは、注型可能、反応性射出成型可能、スプレイ可能、積層形態で、または任意の当業界で既知の手法で被着可能である。熱可塑性ポリウレタンは任意の多数の圧縮または射出手法で処理できる。1実施例において、飽和ポリウレタンは芳香族基又は部分を実質的に含まない。
使用可能な飽和のジイソシアネートは以下を含むがこれに限定されない:エチレンジイソシアネート;プロピレン−1,2−ジイソシアネート;テトラメチレン−1,4−ジイソシアネート;1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート;2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート;2,4,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート;ドデカン−1,12−ジイソシアネート;ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート;シクロブタン−1,3−ジイソシアネート;シクロヘキサン−1,3−ジイソシアネート;シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート;1−イソシアネート−3,3,5−トリメチル−5−イソシアネートメチルシクロヘキサン;イソホロンジイソシアネート(「IPDI」);メチルシクロヘキシレンジイソシアネート;HDIのトリイソシアネート、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジイソシアネートのトリイソシアネート(「TMDI」)。最も好ましい飽和ジイソシアネートは4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート及びイソホロンジイソシアネート(「IPDI」)である。
この発明で使用するのに適した飽和ポリオールは以下を含むがこれに限定されない:ポリエーテルポリオール、例えばポリテトラメチレンエーテルグリコール及びポリ(オキシプロピレン)グリコール。適切な飽和ポリステルポリオールは以下を含む:ポリエチレンアジペートグリコール、ポリエチレンプロピレンアジペートグリコール、ポリブチレンアジペートグリコール、ポリカーボネートポリオール及びエチレンオキシドでキャップしたポリオキシプロピレンジオール。この発明で有用な飽和ポリカプロラクトンポリオールは以下を含む:ジエチレングリコール開始ポリカプロラクトン、1,4−ブタンジオール開始ポリカプロラクトン、1,6−ヘキサンジオール開始ポリカプロラクトン;トリメチロールプロパン開始ポリカプロラクトン、ネオペンチルグリコール開始ポリカプロラクトン、PTMEG開始ポリカプロラクトン。最も好ましい飽和ポリオールはPTMEG及びPTMEG開始ポリカプロラクトンである。
適切な飽和硬化剤は以下を含む:1,4−ブタンジオール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、プロピレングリコール;トリメタノールプロパン;テトラ−(2−ヒドロキシプロピル)−エチレンジアミン;シクロヘキシルジメチロールのアイソマーのアイソマー及び混合物、シクロヘキサンビス(メチルアミン)のアイソマーのアイソマー及び混合物;トリイソプロパノールアミン、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジアミン、2,2,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジアミン;2,4,4−トリメチル−1,6−ヘキサンジアミン;ジエチレングリコールジ−(アミノプロピル)エーテル;4,4’−ビス−(sec−ブチルアミノ)−ジシクロヘキシルメタン;1,2−ビス−(sec−ブチルアミノ)シクロヘキサン;1,4−ビス−(sec−ブチルアミノ)シクロヘキサン;イソホロンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、プロピレンジアミン、1−メチル−2,4−シクロヘキシルジアミン、1−メチル−2,6−シクロヘキシルジアミン、1,3−ジアミノプロパン、ジメチルアミノプロピルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、イミド−ビス−プロピルアミン、ジアミノシクロヘキサンのアイソマーのアイソマー及び混合物、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、及びジイソプロパノールアミン。最も好ましい飽和硬化剤は1,4−ブタンジオール、1,4−シクロヘキシルジメチロール及び4,4’−ビス−(sec−ブチルアミノ)−ジシクロヘキシルメタン。
適切な触媒は以下を含むがこれに限定されない:ビスマス触媒、オレイン酸、トリエチレンジアミン(DABCO(登録商標)−33LV)、ジ−ブチルスズジラウレート(DABCO(登録商標)−T12)及び酢酸。最も好ましい触媒はジ−ブチルスズジラウレート(DABCO(登録商標)−T12)である。DABCO(登録商標)はエア プロダクツ アンド ケミカルズ社(Air Products and Chemicals,Inc.)が製造している。
本技術分野では、飽和ポリウレタン材料を他の熱可塑性物とブレンドする場合、製造工程に注意して本質的に熱可塑性である目的物を製造しなければならないことは周知である。熱可塑性材料を他の熱可塑性物とブレンドすることは可能であるが、熱硬化性物が形成された後はその材料をブレンドすることは不可能とはいわないまでも困難である。好ましくは、飽和ポリウレタンは約1〜約100%、より好ましくは約10〜約75%のカバー配合物及び/又は中間層配合物を含む。約90〜約10%、より好ましくは約90〜約25%のカバー及び/又は中間層配合物は、以下に示す一又は複数の他のポリマー及び/又は他の材料を含む。このようなポリマーは以下を含むがこれに限定されない:ポリウレタン/ポリ尿素アイオノマー、ポリウレタン又はポリ尿素、エポキシ樹脂、ポリエチレン、ポリアミド及びポリエステル、ポリカーボネート及びポリアクリリン。本明細書で特に述べない限り、すべての百分率は対象となっているゴルフボールの全配合物の質量に対する百分率で与えられる。
ポリウレタンプレポリマーを、少なくとも一つのポリオール、例えばポリエーテル、ポリカプロラクトン、ポリカーボネート又はポリエステルと少なくとも一つのイソシアネートとを組み合わせて製造する。熱硬化性ポリウレタンを、少なくとも一つのポリウレタンプレポリマーをポリアミン、トリオール又はテトラオールから選択する硬化剤で硬化して製造する。熱可塑性ポリウレタンを、少なくとも一つのポリウレタンプレポリマーをジオール硬化剤で硬化して製造する。ジオール及び/又はジオールのブレンドで硬化したウレタンエラストマーのいくつかはゴルフボールカバーが必要とする耐衝撃性を有するウレタンエラストマーを生成しないので、硬化剤の選択は臨界的である。ジオールで硬化したウレタンエラストマー配合物にポリアミン硬化剤をブレンドすると耐衝撃性及び耐切断性が改良された熱硬化性ウレタンが得られる。他の適切な熱可塑性ポリウレタン樹脂は、米国特許第6,235,830号に開示されたものを含み、これを参照してここに含ませる。
上述のポリウレタン材料とブレンドするのに適した可塑剤は、これに限定されないが、米国特許第3,489,723号に開示されたものを含み、これを参照してここに含ませる。例示としての可塑剤は、フタル酸エステル、例えば、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジ−イソデシルフタレート;脂肪族二塩基性エステル、例えば、ジ−2−エチルヘキシルアジペート、2−エチルヘキシルセバケート;トリメリット酸エステル、例えば、トリ−2−エチルヘキシルトリメリテート、トリ−オクチルトリメリテート;脂肪酸エステル、例えば、ブチルオレエート;安息香酸エステル、例えば、ジエチレングリコールジベンゾエート、ジプロピレングリコールジベンゾエート、脂肪族ホスフェート、例えば、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリ−2−エチルヘキシルホスフェート、トリブトキシホスフェート;芳香族ホスフェート、例えば、トリフェニルホスフェート、トリクレシルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレシルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、トリス(2,6−ジメチルフェニル)ホスフェート、ジフェニルホスフェート−ハイドロキノン縮合体(「HQDP」);ハロゲン化脂肪族ホスフェート、例えば、トリス(クロロエチル)ホスフェート、トリス(β−クロロプロピル)ホスフェート、トリス(ジクロロプロピル)ホスフェート、トリス(トリブロモネオペンチル)ホスフェート、およびこれらの混合物を含む。
可塑剤は撥水性可塑剤でもよく、撥水性可塑剤は、芳香族エステル、例えば、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ビス(2−エチルヘキシル)フタレート、ジシクロヘキシルフタレート、ブチルラウリルフタレート、ジイソオクチルフタレート、ブチルヤシ油アルキルフタレート、ジトリデシルフタレート、ジラウリルフタレート、ジイソデシルフタレート、ブチルベンジルフタレート、オクチルデカノイルフタレート、ジメチルグリコールフタレート、エチルフタリルエチレングリコール、メチルフタリルエチレングリコール、ブチルフタリルエチレングリコール、ジノニルフタレート、ジヘプチルフタレート、オクチルデシルフタレート、ジトリデシルフタレート、ジカプリルフタレート、ビス(3,5,5−トリメチルヘキシル)フタレート、イソオクチルイソデシルフタレート、ビス(ジエチレングリコールモノメチルエーテル)フタレート、およびベンズフェノル;脂肪族エステル(モノ−、ジ−または8個以上のカーボン、好ましくは8−30個のカーボンを具備する高次の脂肪酸とジ−、トリ−、又は多価アルコールとの、モノ−、ジ−またはポリエステルの形のもの)、例えば、グリセリンモノステアレート、グリセリン12−ヒドロキシステアレート、グリセリンジステアレート、ジグリセリンモノステアレート、テトラグリセリンモノステアレート、グリセリンモノラウレート、ジグリセリンモノラウレート、テトラグリセリンモノラウレート、ポリプロピレンアジペート、ジイソデシルアジペート、ビス(2−メチルヘキシル)アジペート、ジカプリルアジペート、ジイソオクチルアジペート、オクチルデシルアジペート、イソオクチルイソデシルアジペート、ジブチルフマレート、ジオクチルフマレート、トリエチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、トリブチルシトレート、およびアセチルブチルシトレート;または燐酸エステル、例えば、トリクレシルホスフェート、フェニルジクレシルホスフェート、キシレニルジクレシルホスフェート、クレシルジキシレニルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリクロロエチルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリエチルホスフェート、およびアリールアリルホスフェート;およびそのエポキシ化合物、例えば、ブチルエポキシステアレート、オクチルエポキシステアレート、エポキシブチルオレエート、エポキシ化ブチルオレエート、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化アルキル油、およびエポキシ化アルキル油アルコールエステル;およびこられの混合物を含む。
好ましくは、可塑剤は、アルキルアジペート、アルキルフタレート、アルキルアゼレート、アルキルベンゾエート、アルキルシトレート、類似の大豆およびアマニ油およぶ適切なこれらの混合物からなるグループから選択される。最も好ましくは、可塑剤はジアルキルフタレートである。この発明の配合物の他の好ましい可塑剤は、全体として6個から40個の炭素原子を含み、アルキル基に少なくとも6個の炭素原子を含む、少なくとも1つのアルキル芳香族スルホンアミド;および/または、つぎの構造を有する少なくとも1つの異なるポリエーテル芳香族スルホンアミドを含む。
Figure 2005185836
ここでQはつぎの構造から選択される。
Figure 2005185836
Aは、6から39個の炭素原子を含む芳香族基であり;Lは1から20個の炭素原子を含むアルキル基またはA−−SO−−NHCH(CH)CH−−であり;Rは独立な水素または1から4個の炭素原子を具備する線形または分岐アルキル基であり;xは0〜40の間であり;yは2〜40の間であり;zは1〜3の間であり;aは0〜40の間である。
好ましくは、少なくとも1つの可塑剤は、C−C10ジアルキルアジペート、C−C10ジアルキルフタレートおよびアセチルトリブチルシトレートから選択され、より好ましくは、少なくとも1つの可塑剤は、ジブチルフタレート、ビス(2−エチルヘキシル)フタレート、ジイソプロピルアジペート、ジブチルアジペート、ビス(2−エチルヘキシル)アジペートおよびアセチルトリブチルシトレートから選択される。
可塑剤は、また、ジ−、トリ−および/またはテトラ−エチル−を含むポリマー、プロピル−および/またはブチルビフェニル可塑剤を含む。この可塑剤は、任意の可塑化/軟化用添加物に対して重量で大きな比率を占めている。ただし、このポリマーはポリビニルクロライドではなく、かつ、このポリマーがエラストマーまたはゴムまたはポリスチレンのときには、上記可塑剤はジイソプロピルビフェニルおよび/またはトリイソプロピルビフェニルであり、当該ポリマーがプラスチゾルのときには、基本的にはエステル可塑添加物は存在しない。
この発明に好適な他の可塑化ポリウレタンは、米国特許第6,322,650号で開示されるポリオールおよびポリイソシアネートの反応生成物をベースにするゲル配合物を含み、米国特許の記載内容はここに含まれる。
適切な可塑剤はまた多塩基性、好ましくは二塩基性カルボン酸と一価アルコールとのエステルを含む。かかるエステルの酸コンポーネントは、例えば、琥珀酸、イソフタル酸、トリメリット酸、無水フタル酸、テトラヒドロフタル酸無水物および/またはヘキサヒドロフタル酸無水物、エンドメチレンテトラヒドロフタル酸無水物、グルタル酸無水物、無水マレイン酸、フマル酸、および/または脂肪酸例えばオレイン酸の二量体または三量体、追加的に単量体脂肪酸を混合したものから導出される。かかるエステルのアルコールコンポーネントは、例えば、1〜20の炭素原子を含む分岐または脂肪族アルコール、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、ペンチルアルコール、ヘキシルアルコール、オクチルアルコール(例えば2−エチルヘキサノール)、ノニルアルコール、デシルアルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコールの種々のアイソマーから導出することができ、および/または、自然の脂肪酸アルコールおよびワックスアルコールや、自然のカルボン酸を水素添加して得た脂肪酸アルコールおよびワックスアルコールから導出できる。また、脂環式および/または芳香族水素化合物、例えば、シクロヘキサノールおよびその同族体、フェノール、クレゾール、チモール、カーバクロール、ベンジルアルコールおよび/またはフェニルエタノールもアルコールコンポーネントとして最適である。上述のアルコールと燐酸とのエステルはさらに可塑剤として最適である。追加的には、ハロゲン化アルコールの燐酸エステル例えばトリクロロエチルホスフェートを用いることができる。
柔軟な可塑化ポリウレタンフォームもまた適切であり、典型的には、ポリオールおよびジイソシアネートの反応から生成された発泡可能ポリウレタン化合物、このポリウレタン化合物から発泡体を生成するのに足る量の非ハロゲン含有発泡剤、およびフタル酸可塑剤および燐酸エステル可塑剤からなるグループから選択された非ハロゲン含有可塑剤を含む。発泡体のサグファクタは、可塑剤なしの等価なポリウレタンフォームに較べてより大きく、標準化CFDはより小さい。非ハロゲン含有発泡剤は水または非ハロゲン含有ガスであってよく、好ましくは水である。非ハロゲン含有可塑剤は好ましくは燐酸エステルであり、より好ましくは、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、イソデシルジフェニルホスフェート、混合されたドデシルジフェニルホスフェートおよびテトラデシルジフェニルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリブチルホスフェート、ブチルフェニルジフェニルホスフェート、およびイソプロピレーテッドトリフェニルホスフェートからなるグループから選択される。柔軟な可塑化ポリウレタンフォームがフタル酸可塑剤であれば、これは好ましくは、ジイソノニルフタレート、ジヘキシルフタレート、ジヘプチルフタレート、ブチルオクチルフタレート、アルキル基が7個から11個の炭素原子からなる炭素鎖を個別に有する直鎖状ジアルキルのフタル酸エステル、およびブチルシクロヘキシルフタレートまたはそれらの混合物である。非ハロゲン含有可塑剤はフタル酸アルキルアリールであってよく、好ましくは、フタル酸アルキルアリールは、ブチルベンジルフタレートと、アルキル基が7個から9個の炭素の炭素鎖を具備するアルキルベンジルフタレートと、テクサノールベンジルフタレートとからなるグループから選択される。
柔軟な可塑化ポリウレタンフォームは、また、ポリオールおよびジイソシアネートの反応から生成された発泡可能ポリウレタン化合物と、このポリウレタン化合物から発泡体を生成するのに足る量の水と、ブチルベンジルフタレート、アルキル基が7個から9個の炭素の炭素鎖を具備するアルキルベンジルフタレート、テクサノールベンジルフタレート、ジイソノニルフタレート、ジヘキシルフタレート、ジヘプチルフタレート、ブチルオクチルフタレート、アルキル基が単独で7個から11個の炭素の炭素鎖を具備する直鎖ジアルキルフタレート、およびブチルシクロヘキシルフタレートからなるグループから選択されたフタル酸可塑剤とを含んでよい。上記発泡体のサグファクタは、可塑剤なしの等価なポリウレタンフォームに較べてより大きく、標準化CFDはより小さい。さらに、柔軟な可塑化ポリウレタンフォームは、ポリオールおよびジイソシアネートの反応から生成された発泡可能ポリウレタン化合物と、このポリウレタン化合物から発泡体を生成するのに足る量の水と、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、イソデシルジフェニルホスフェート、混合されたドデシルジフェニルホスフェートおよびテトラデシルジフェニルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリブチルホスフェート、ブチルフェニルジフェニルホスフェート、およびイソプロピレーテッドトリフェニルホスフェートからなるグループから選択される燐酸エステル可塑剤とを含んで良い。上記発泡体のサグファクタは、可塑剤なしの等価なポリウレタンフォームに較べてより大きく、標準化CFDはより小さい。
この発明のPPU配合物は、流動特性を所望の稠度(コンシステンシー)にするようにさらに可塑剤を含んでも良い。そのような材料は、水を含まず、イソシアネート基と不活性であり、ポリマーと混和性があるものでなければならない。適切な可塑剤は、好ましくは、アルキルフタレート例えばジオクチルフタレートまたはジブチルフタレート、HB−40(商標)として商業的に入手可能な部分的に水素添加されたテルペン、トリオオクチルホスフェート、エポキシ可塑剤、トルエンスルファミド、クロロパラフィン、アジピン酸エステル、ヒマシ油、トルエンおよびアルキルナフタレンを含む。接着剤配合物中の可塑剤の量は、所望の特性を実現し、システム中に触媒を分散させるのに十分な量とする。
この発明に適した他の可塑化ポリウレタン材料は、米国特許第6,322,650号に開示された多硫化物をベースとするポリウレタン;米国特許第6,322,650号に開示されたヒドロキシ酸エステル可塑化ウレタンエラストマー;および米国特許第6,322,650号に開示された熱可塑性ポリマー配合物を含み、これら文献を参照してその内容をここに含ませる。
非揮発性エステルの可塑剤もこの発明に適しており、これに限定されないが、ジメチルフタレートで、官能価が2で、NCO/OH等価比が2.0を超えない硬化剤とともに用いられるものが含まれる。硝酸エステルを含むエネルギッシュな機械特性を模倣する不活性エラストマーは、非揮発性エステル、および、ブロモアロマチック誘導体を含む混合物として、可塑剤を使用し、密度は硝酸エステルの密度より上または下であり、1,2,4−ブタントリオールトリニトレートがジメチルフタレートおよびペンタブロモジフェニルエーテルおよびアリールホスフェートの混合物に置き換えられる。
この発明はまた可塑化ポリウレタンゲルを使用する事にも向けられている。可塑化ポリウレタンゲルは種々の硬度で実現できる。可塑化ポリウレタンゲルは好ましくは、大きなゾル(可塑剤)部分をともなう柔らかなエラストマーであり、これは、高分子量のトリオール(MWが6000より大きい)およびジソシアネートを含む事ができる。ポリオールは例えばARCOL(商標)E−452により製造でき、可塑剤はパラフィン油またはジプロピレングリコールジベンゾエートであってよい。
可塑化ポリウレタンゲルは、ブタジエン系ゴム、例えばオイルおよびポリイソブタジエンから準備されたものとブレンドしてもよい。好ましくは、オイルは例えばKAYDOL(商標)であり、スチレンエチレンブタジエンスチレントリブロックの中間的な分子量のゴムポリマーは例えばKRATON(商標)1650Mである。KAYDOL(商標)はパラフィン(55%)およびナフテン系(45%)である。必要な場合には、KRATON(商標)の百分率を増加してゲルの硬度を大きくする事ができる。さらに、他の添加物、例えば、プラスチック、拡張、弾性、空洞の小球、例えばEXPACEL(商標)091DE80、拡張、ガラス、空洞の小球、または、ブロー剤をゲルに添加して軽量化したり、あるいは、超音波キャビテーションを用いてゲルを空気で泡立てる事ができる。
PPUはまたは発泡体(フォーム)ベースでもよい。発泡体は、空洞小球またはブロー剤のポリウレタンフォームから構成できる。他の実施例では、発泡体は、ポリオール、アンチ発泡剤、触媒およびイソシアネートを含んでも良い。発泡体は入手可能な多くの発泡体から構成できる。発泡体は好ましくは約2から80のショアC硬度で、最も好ましくは、約10から50のショアC硬度で製造される。
この発明において可塑剤とブレンドされて利用されるのに適した熱可塑性ポリウレタンは、米国特許第6,166,135号に開示されたものであり、これを参照してここに含ませる。これらの例は、これに限定されないが、フタル酸C10−C12アルキルエステル;ジ−2−エチルヘキシルフタレート(「DOP」);ジイソオクチルフタレート(「DIOP」);ジイソデシルフタレート(「DIDP」);ジ−n−オクチルフタレート;トリ−2−エチルヘキシルトリメリテート(「TOTM」);およびトリ−n−オクチルトリメリテートである。
この発明によれば、可塑化配合物の粘度は、ポリオール100重量部に対して少なくとも5重量部の増粘剤を用いて調整され、好ましくは30から110重量部である。
二価または多価のカルボン酸のエステルも、この発明にしたがって採用可能な可塑剤である。かかるポリカルボン酸の例は、これに限定されないが、琥珀、フタル、トリメリット、およびフマル酸、オレイン酸のような二量体または三量体の脂肪酸で、追加的に単量体の脂肪酸がミックスされたもの、無水フタル酸、テトラヒドロフタル酸無水物および/またはヘキサヒドロフタル酸無水物、エンドメチレンテトラヒドロフタル酸無水物、グルタル酸無水物、および無水マレイン酸である。かかる酸および無水物をエステル化するアルコール中、分岐、または非分岐脂肪族アルコールは炭素数が1〜20のものであり、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、ペンチルアルコールの、ヘキシルアルコールの、オクチルアルコール(例えば2−エチルヘキサノール)の、ノニルアルコールの、デシルアルコールの、ラウリルアルコールの、ミリスチルアルコールの、セチルアルコールの、ステアリルアルコールの種々のアイソマーや、さらには、脂肪族物資から、および、自然起源のワックスからのアルコール、または、自然由来のカルボン酸を水素添加して得たアルコールである。脂環式アルコール、例えば、シクロヘキサノールおよびその同族体も採用できる。芳香族水素化合物、フェノール、クレゾール、チモール、カーバクロール、ベンジルアルコールおよびフェニルエチルアルコールも採用する事ができる。
燐含有可塑剤も採用できる。例えば、上で参照した、分岐、または非分岐の脂肪族、脂環式または芳香族アルコールのエステルや、オルト燐酸のエステルである。重合体可塑剤も採用できる。例えば、アジピン酸、セバシン酸、またはフタル酸のポリエステルや、さらに、ポリブタジエン、ポリイソプレンおよびポリイソブテンオリゴマーである。
配合物は、また、合成ポリイソプレン、天然ポリイソプレン、ポリブタジエン、ブチルゴム、ポリノルボルナン、エチレンプロピレン・ジエン・モノマーゴム、またはスチレンブタジエンゴムを、高レベルのオイル、可塑剤、フィラー、およびこれらの混合物とともに含む。ポリウレタンは、また、ヒドロキシ末端基を有し少し分岐して実質的に直鎖のポリオールであって、平均分子量が約600g/molから約1200g/molのものを、理論量よりも少ない量の芳香族ジ−イソシアネートと反応させて製造する。また、芳香族ジイソシアネート末端グリコール溶液コンポーネントと、ポリブタジエンポリオール溶液コンポーネントと、ジアルキルおよびアルキルカルボン酸エステルの混合物を含む可塑剤コンポーネントとを具備する3コンポーネント液体材料が適切である。
この発明に適した他の可塑剤は、これに限定されないが、フタレート、アジペート、セバケート、アゼレート、トリメリテート、グルタレート、ベンゾエート、アルキルアルコールおよびホスフェートである。この発明に適したフィラーは、ピグメント、粉砕炭酸カルシウム、沈降炭酸カルシウム、クレイ、シリカ、タルクおよびマイカを含む。この発明に適したシキソトロープは、ポリアミド、ヒマシ油誘導体、プラスチゾル、シリカ、マイクロゲル、およびユリアゲルを含む。適切な添加物は、所望の、接着増強剤、紫外線安定剤、耐酸化剤、触媒、セオロジカル変性剤、滅菌剤、腐食防止剤、脱水剤、有機溶剤、および香料である。
この発明のPPUとブレンドするのに適した他の材料は、米国特許第4,824,888号に開示されているようなジウレタンを含む。ジウレタンは、一般に、二官能価および三官能価のポリエーテルまたはポリエステルのポリオールおよび/またはビニルクロライドと、ビニルアセテート、ビニルプロピオネート、およびアルキルアクリレートとのグループからのモノマーとのポリビニルクロライド膨張可能コポリマーのイソシアネート末端プレポリマーに基づく2つの一般構造の1つである。ジウレタンは、ジオールを、モノイソクバネートと反応させた準備でき、ジウレタンは、対称なジイソシアネートをポリエーテルモノアルコールから準備する。具体的には、モノアルコールは、分子量が約500から2000の単官能価のポリプロピレングリコールモノアルキルエーテルである。これたジウレタンは、イソシアネート末端ポリウレタンプレポリマーやポリビニルクロライドホモポリマーまたはコポリマープラスチゾル用の安定剤としても適切である。
他の適切な材料は、水分硬化シーリングおよび/または接着剤であり、これは、ジウレタンを可塑剤として含むアルコキシシラン末端ポリウレタンをベースにする。これら種類のジウレタンは、ジオールミクスチャーおよび単官能価イソシアネートから、実質的にすべての遊離ヒドロキシル基が反応するような状態で準備され、あるいは、ジイソシアネートおよび単官能価アルコールから、実質的にすべての遊離イソシアネート基が反応する状態で準備される。他の適切なウレタン可塑剤は例えば米国特許第4,123,413号および同4,482,408号に開示され、これを参照してその内容をここに含める。これらウレタン可塑剤は、一般に、アルコールまたはフェノールをイソシアネートで反応させて準備され、また、アミンとクロロフォルムエートとから準備され、また、酸結合剤の存在下の、クロロフォルムアミドとアルコールまたはフェノールとから準備される。好ましいウレタン可塑剤は、例えば、オクチルデシル−ブチルウレタンであり、これはオクチルデシルイソシアネートおよびn−部散るアルコールの等モルのミクスチャを反応させて準備される。
この発明による有益なポリウレタン可塑剤は、また、モノイソシアネートまたはジイソシアネート、および、少なくともモノアルコール、ポリエーテルポリオールおよびそのミクスチャーであり、分子量が約4000より大きいものからなるグループから選択された少なくとも1つの化合物をベースにする。これらは、アルコールおよび/またはポリエーテルポリオールをモノイソシアネートまたはジイソシアネートに添加して、あるいは、モノイソシアネートまたはジイソシアネートを単官能価アルコールおよび/またはポリエーテルポリオールに添加して準備する事ができる。
この発明は可塑剤を含むポリウレタン分散系を実現する。ポリウレタン分散系に含まれる可塑剤の量は、乾燥ポリウレタン重量ベースで100部に対して約1〜30部であり、好ましくは100部に対して約5から25部である。この発明で用いる事ができる典型的な可塑剤は、つぎのようなフタレート可塑剤である。すなわち、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジメトキシ−エチルフタレート、ジブチルフタレート、ブチルシクロヘキシルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジブトキシエチルフタレート、ジ−2−エチルブチルフタレート、ビス(ジエチレングリコールモノエチルエーテル)フタレート、ジ−n−ヘキシルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジイソ−オクチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルヘキサヒドロフタレートである。他の適切な可塑剤は、芳香族およびアルキルホスフェートエステルおよび二酸の芳香族および脂肪族エステルである。例えば、アルカンジオール酸のエステル、とくにジ安息香酸のエステルである。アジペートおよびセベケート可塑剤をこの発明で用いても良い。これら可塑剤は単独でも可塑剤のミクスチャーとして組み合わせて用いても良い。
この発明のいずれの配合物も主たる配合物の物理特性を調整するために従来のゴルフボール材料に添加することができる。好ましくは、調整対象のゴルフボール材料は、コアおよび/またはカバーであり、これらは、当業界で既知の、熱硬化性または熱可塑性ポリウレタン、ポリ尿素、ポリウレタンアイオノマー、アイオノマー、ポリアミド、ポリブタジエン、メタローセン触媒ポリオレフィン、または任意の他の熱可塑性または熱硬化性エラストマーまたはリジッドなポリマーである。
固体、ゲル、または発泡体の形態の可塑化材料は、粒状にされても、細切れにされても、その他、粒子、フレーク、フィラー、ファイバ等の形態にされても良く、上述の従来のゴルフボール材料に、硬度、弾性率、比重、強度、伸長、丈夫さ、耐摩耗性または耐切断性等を調整するために、添加される。可塑化材料は従来の材料に対して1から99重量パーセントのレベルで付加することができる。
この発明のゴルフボール層は同様に1または複数のホモポリマーまたはコポリマーの内部カバー材料を含むことができる。これはつぎのようなものである。
(1)ビニル樹脂、例えば塩化ビニルの重合によって製造したもの、又は塩化ビニルと酢酸ビニル、アクリルエステル又は塩化ビニリデンとの共重合によって製造したもの;
(2)ポリオレフィン、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン及びコポリマー、例えばエチレンメチルアクリレート、エチレンエチルアクリレート、エチレンビニルアセテート、エチレンメタクリル酸又はエチレンアクリル酸又はプロピレンアクリル酸及び単一サイト触媒又はメタロセン触媒を使用して製造したコポリマー及びホモポリマー;
(3)ポリウレタン、例えばポリオールとジイソシアネート又はポリイソシアネートから製造したもの及び米国特許第5,334,673号に開示されているもの;
(4)ポリ尿素、例えば米国特許第5,484,870号に記載されているもの;
(5)ポリアミド、例えばポリ(ヘキサメチレンアジパミド)及びその他のジアミンと二塩基酸から製造したもの、及びアミノ酸、例えばポリ(カプロラクタム)から製造したもの、及びポリアミドとSURLYN、ポリエチレン、エチレンコポリマー、エチル−プロピレン−非共役ジエンターポリマー、及び類似物とのブレンド;
(6)アクリル樹脂及びこれらの樹脂とポリ塩化ビニル、エラストマー、及び類似物とのブレンド;
(7)熱可塑性物、例えばウレタン;オレフィン系熱可塑性ゴム、例えばポリオレフィンとエチレン−プロピレン−非共役ジエンターポリマーとのブレンド;スチレンとブタジエン、イソプレン又はエチレン−ブチレンゴムのブロックコポリマー;又はコポリ(エーテル−アミド)、例えばフィラデルフィアのエルフ アトケム(ELF Atochem of Philadelphia,PA)が市販するPEBAX(商標);
(8)ポリフェニレンオキシド樹脂又はポリフェニレンオキシドと高耐衝撃性ポリスチレンとのブレンドであってゼネラルエレクトリック社(General Electric Company of Pittsfield,MA)によりNORYL(商標)の商標名で市販されているもの;
(9)熱可塑性ポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート/グリコール変性及びエラストマーであってデュポン社(E.I. DuPont de Neumours & Co. of Wilmington,DE)により商標名HYTREL(商標)の名称で、またゼネラルエレクトリック社(General Electric Company of Pittsfield,MA)によりLOMOD(商標)の名称で市販されているもの;
(10)アクリロニトリルブタジエンスチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、スチレン無水マレイン酸、ポリエチレン、エラストマー、及び類似物を有するポリカーボネート、及びアクリロニトリルブタジエンスチレン又はエチレン酢酸ビニル又は他のエラストマーを有するポリ塩化ビニルを含むブレンド及び混合物;及び
(11)熱可塑性ゴムとポリエチレン、プロピレン、ポリアセタール、ナイロン、ポリエステル、セルロースエステル、及び類似物とのブレンド。
カバー層のいずれもポリマーを含んでよく、これは以下ようなものである:エチレン、プロピレン、ブテン−1又はヘキサン−1をベースとするホモポリマー又はコポリマーであって官能性モノマー、例えばアクリル酸及びメタクリル酸を含むもの及び完全に又は部分的に中和したアイオノマー樹脂及びこれらのブレンド、メチルアクリレート、メチルメタクリレートホモポリマー及びコポリマー、イミド化した、アミノ基を含むポリマー、ポリカーボネート、強化ポリアミド、ポリフェニレンオキシド、高耐衝撃性ポリスチレン、ポリエーテルケトン、ポリスルホン、ポリ(フェニレンスルフィド)、アクリロニトリル−ブタジエン、アクリル−スチレン−アクリロニトリル、ポリ(エチレンテレフタレート)、ポリ(ブチレンテレフタレート)、ポリ(エチレンビニルアルコール)、ポリ(テトラフルオロエチレン)及びこれらのコポリマーであって官能性コモノマーを含むもの、及びこれらのブレンド。適切なカバー配合物はさらにポリエーテル又はポリエステル熱可塑性ウレタン、熱硬化性ポリウレタン、低モジュラスアイオノマー、例えば酸を含むエチレンコポリマーアイオノマーを含み、Eがエチレンであり、Xが約0〜50質量%存在するアクリレート又はメタクリレートをベースとする柔軟化コモノマーであり、かつYが約5〜35質量%存在するアクリル酸又はメタクリル酸であるE/X/Yターポリマーを含む。好ましくは、アクリル酸又はメタクリル酸は約8〜35質量%、より好ましくは8〜25質量%、最も好ましくは8〜20質量%存在する。
内部カバー層又は外部カバー層のいずれも、有機脂肪酸によって100%中和されているα,β−不飽和カルボン酸基又はその塩を含むポリマーから製造することができる。高度に中和されたポリマー(「HNP」)、典型的にはエチレンをベースとするアイオノマーの酸部分は、好ましくは約70%より多く、より好ましくは約90%より多く、最も好ましくは少なくとも約100%中和されている。HNPも第2のポリマー成分とブレンドすることができ、この成分を、酸基を含む場合は、従来法に従って、この発明の有機脂肪酸によって、又は両者によって中和することができる。第2のポリマー成分は、部分的に又は完全に中和されていてもよく、好ましくはアイオノマーコポリマー及びアイオノマーターポリマー、アイオノマー前駆体、熱可塑性物、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリウレタン、ポリ尿素、熱可塑性エラストマー、ポリブタジエンゴム、バラタ、メタロセンで触媒したポリマー(グラフト化したもの及びグラフト化していないもの)、単一サイトポリマー、高結晶性酸ポリマー、カチオン性アイオノマー、等を含む。
酸コポリマーをE/X/Yコポリマーと記載することができ、ここでEはエチレン、Xはα,β−エチレン系不飽和カルボン酸、かつYは柔軟化コモノマーである。好ましい実施例では、Xはアクリル酸又はメタクリル酸であり、YはCアルキルアクリレート又はメタクリレートエステルである。Xは好ましくはポリマーの約1〜約35質量%、より好ましくはポリマーの約5〜約30質量%、最も好ましくはポリマーの約10〜約20質量%の量で存在する。Yは好ましくはポリマーの約0〜約50質量%、より好ましくはポリマーの約5〜約25質量%、最も好ましくはポリマーの約10〜約20質量%の量で存在する。
有機酸は、脂肪族、モノ−官能性(飽和した、不飽和の、又は多不飽和の)有機酸である。これらの有機酸の塩も使用することができる。この発明の有機酸の塩は、バリウム、リチウム、ナトリウム、亜鉛、ビスマス、クロム、コバルト、銅、カリウム、ストロンチウム、チタン、タングステン、マグネシウム、セシウム、鉄、ニッケル、銀、アルミニウム、スズ、又はカルシウムの塩、脂肪酸の塩、特にステアリン酸、ベヘン酸、エルカ酸、オレイン酸、リノール酸又はこれらの二量化した誘導体の塩を含む。この発明の有機酸及び塩は相対的に非移行性(常圧下でポリマーの表面にブルーミングを生じないこと)でありかつ非揮発性(メルトブレンドに必要な温度で蒸発しないこと)であることが好ましい。
熱可塑性ポリマー成分、例えばコポリエーテルエステル、コポリエステルエステル、コポリエーテルアミド、エラストマーポリオレフィン、スチレンジエンブロックコポリマー及びこれらの水素添加した誘導体、コポリエステルアミド、熱可塑性ポリウレタン、例えばコポリエーテルウレタン、コポリエステルウレタン、コポリ尿素ウレタン、エポキシをベースとするポリウレタン、ポリカプロラクトンをベースとするポリウレタン、ポリ尿素、及びポリカーボネートをベースとするポリウレタンフィラー、及び他の成分を、これらを含む場合は、熱可塑性ポリウレタン中に、酸部分を中和する前、中和中又は中和した後でブレンドすることができる。
種々の従来の成分をこの発明のカバー配合物に添加することができる。これらは以下を含むがこれに限定されない:白色顔料、例えばTiO、ZnO、光学増白剤、界面活性剤、処理補助剤、発泡剤、密度制御用フィラー、UV安定剤及び光安定剤。飽和ポリウレタンは褪色に耐性である。しかしながら、外気に暴露した場合にこれらの機械的特性の劣化に耐性があるわけではない。UV吸収剤及び光安定剤を上記の配合物のいずれか、特にポリウレタン配合物に添加すると、引張強度、伸長、及び色の安定性を維持するのに役立つ。適切なUV吸収剤及び光安定剤はTINUVIN(登録商標)328、TINUVIN(登録商標)213、TINUVIN(登録商標)765、TINUVIN(登録商標)770及びTINUVIN(登録商標)622を含む。好ましいUV吸収剤はTINUVIN(登録商標)328であり好ましい光安定剤はTINUVIN(登録商標)765である。TINUVIN(登録商標)製品は、チバ−ガイギー(Ciba−Geigy)から入手可能である。染料、光学増白剤及び蛍光顔料も、この発明に従って製造したポリマーで製造したゴルフボールカバーに含めることができる。これらの追加的な成分をそれらの所期の目的を達成する量で添加することができる。
当業者に公知のいずれの方法もこの発明のポリウレタンに使用することができる。本技術分波でワンショット法として知られている常用される方法は、ポリイソシアネート、ポリオール及び硬化剤を同時に混合することを含む。この方法は不均一な(さらにはランダムな)混合物を生じ、得られた配合物の分子構造に対する製造者の制御がより少なくなる。好ましい混合方法はプレポリマー法として知られている。この方法では、硬化剤を添加する前にポリイソシアネートとポリオールを別々に混合する。この方法によりより均一な混合物が得られ、その結果よりコンシステントなポリマー配合物が得られる。この発明の層を製造する他の適切な方法は、反応射出成形(「RIM」)、液状射出成形(「LIM」)、及び成分を予め反応させて射出成形可能な熱可塑性ポリウレタンを製造し次いで射出成形する方法を含み、これらの全ては当業者に公知である。この発明によって、流体の形態で適用する注型可能な反応性材料によってゴルフボールの非常に薄い外部カバー層が得られることが見出された。特に、反応してウレタンエラストマー材料を形成する注型可能な反応性液体が所望の非常に薄い外部カバー層を提供することを見出した。
ウレタンエラストマー材料を製造するのに使用する注型可能な、反応性液体を、当技術分野で周知のスプレー、浸漬、スピンコーティング、又はフローコーティング法のような種々の適用技術を使用してコアの上に適用することができる。適切なコーティング技術は米国特許第5,733,428号に開示されており、この開示の全てを参考として本明細書に取り込む。
材料を混合し鋳型の半分に導入することによって、内部カバーの周りに外部カバーを形成するのが好ましい。時間と共に粘度を測定し、各鋳型の半分を充填し、一方の鋳型の半分にコアを導入し、かつ鋳型を密閉する順次の工程が適時に行われるようにして、二つのコアカバーの融合物が中心にくるようしかつ全体としての均一性が達成できるようにする。鋳型の半分にコアを導入するための硬化性ウレタン混合物の適切な粘度範囲は、約2,000cP〜約30,000cPの範囲、好ましくは約8,000cP〜約15,000cPの範囲と決定される。
カバーの製造を始める場合、混合ヘッドを有するモーター付きの混合機にラインを通じて定量した量の硬化剤とプレポリマーを供給することによって、プレポリマーと硬化剤の混合が行われる。トップの予め加熱した鋳型の半分を充填し、各鋳型の孔に移動するセンタリングピンを使用して取り付けユニットに置く。その後、ボトムの鋳型の半分又は一連のボトムの鋳型の半分はキャビティーに導入した同様の混合物を有する。反応性材料がトップの鋳型の半分に約40〜約80秒の間存在した後、ゲル状の反応混合物にコアを制御した速度で沈める。減圧(又は部分的な真空)によってボールカップがボールコアを保持する。約40〜約80秒のゲル化の後で、鋳型の半分の中にある被覆コアの位置が固定されたときに、真空を解除してコアを自由にする。コア及び固形化したカバーの半分を有する鋳型の半分をセンタリングのための取り付けユニットから離し、逆にして他方の鋳型の半分と合わせ、この場合該他方の半分には適切な一定時間前に選択した量の反応性ポリウレタンプレポリマーと硬化剤を導入し、ゲル化を開始させておく。
同様に、米国特許第5,006,297号及び米国特許第5,334,673号の両者は、この発明で使用する注型可能な反応性液体を適用するのに使用することができる適切な成形技術を開示している。さらに、米国特許第6,180,040号及び6,180,722号は二重コアゴルフボールを製造する方法を開示している。これらの特許の開示の全てを本明細書に参考として取り込む。しかしながら、この発明の方法はこれらの技術の使用に限定されるものではない。
得られたゴルフボールは典型的には約0.7より大きい、好ましくは約0.75より大きい、より好ましくは約0.78より大きい反発係数を有している。ゴルフボールはさらに典型的には少なくとも約30、好ましくは約50〜120、より好ましくは約60〜100のアッティ圧縮を有している。ゴルフボールコア層すなわち最も内側のコアまたは任意の包囲コア層は、典型的には、少なくとも約5のショアA硬度を、好ましくは約20ショアA〜80ショアD、より好ましくは約30ショアA〜65ショアD硬度を有する。
ゴルフボールをこの発明に従って製造すると、これらは典型的には約60%より大きい、好ましくは約65%より大きい、より好ましくは約75%より大きいディンプルカバレッジを有する。ゴルフボールのカバーの曲げ弾性率は、ASTM方法D6272−98、手順Bで測定して、典型的には約100psiより大きく、好ましくは約500psi〜150,000psiである。ここで検討するように、外部カバー層は好ましくは相対的に柔らかいポリウレタン材料で製造されている。特に、外部カバー層の材料の硬度は、ASTM−D2240で測定して、約70ショアDより小さく、より好ましくは約25〜約50ショアD、最も好ましくは約40〜約48ショアD硬度である必要がある。内側カバー層は好ましくは約70ショアDより小さい、より好ましくは約5〜約70ショアD、最も好ましくは約20〜約65ショアD硬度の材料硬度を有する。
この発明のコアは、約120より小さいアッティ圧縮、好ましくは約20から約100の間のアッティ圧縮、最も好ましくは、約40から約80の間のアッティ圧縮を有する。代替的な低圧縮の実施例では、コアは約20より小さく、より好ましくは約10より小さく、最も好ましくは0のアッティ圧縮を有する。
コアの全体の外側直径(「OD」)は約1.650未満、好ましくは1.620インチ以下、より好ましくは、約1.500インチと約1.610インチの間、最も好ましくは約1.52インチと約1.60インチの間である。内側カバー層のODは、好ましくは、1.580インチと約1.650インチの間、より好ましくは、約1.590インチと約1.630インチの間、最も好ましくは、約1.600インチと約1.630インチの間である。
この発明の多層ゴルフボールの全体の外径はいかなる大きさでもよい。全米ゴルフ協会(「USGA」)の規定は競技用のゴルフボールの最小の大きさを1.680インチに制限している。最大直径に関する規定はない。しかしながら、遊びにはいかなる大きさのゴルフボールも使用することができる。本ゴルフボールの好ましい直径は約1.680インチ〜約1.800インチである。より好ましい直径は約1.680インチ〜約1.760インチである。最も好ましい直径は約1.680インチ〜約1.740インチである。
「材料硬度」と「ゴルフボール上で直接測定した硬度」は根本的に相違することを、特に当業者は理解すべきである。材料硬度はASTM−D2240に記載された手順によって規定されており、一般に硬度を測定する材料から製造した平板な「スラブ」又は「ボタン」の硬度を測定することを含む。ゴルフボール(又はその他の球形表面)上で直接測定した硬度は完全に異なる測定であり、従ってその結果の硬度値は相違する。この相違は多くのファクタにより、これらファクタには、これに限定されないが、ボールの構成(すなわち、コアの型、コア及び/又はカバー層の数等)、ボール(又は球体)の直径、及び隣接する層の材料組成が含まれる。また二つの測定技術は直線的に相関してはおらず、従って一方の硬度値を他方に容易に相関させることはできないことを理解すべきである。
この発明のPPUは、また、ゴルフ道具、特に、ゴルフクラブ、例えばパター、アイアン、およりウッドのインサートや、ゴルフシューズや、それらの部品に採用できる。
ここで用いられるように、1または複数の数又は数の範囲との関係で用いた用語「約」は、そのような数をすべて指し、所定の範囲のすべての数を含むと理解すべきである。
具体的な実施例はこの発明のいくつかの観点を説明することを意図するものであるから、そらら実施例によって本明細書に記載しかつ特許請求の範囲に記載した発明の範囲が限定されることはない。均等な実施例は全てこの発明の範囲内にあることを意図している。先の記載から、明細書に示しかつ記載した発明に加えるこの発明の種々の変形は当業者にとって明白であろう。このような変形も添付した特許請求の範囲の範囲内に入ることを意図している。

Claims (31)

  1. コアおよびカバー層を有し、上記コアまたはカバー層の少なくとも1つが、少なくとも1のポリウレタンおよび少なくとも1の可塑剤を有する可塑化ポリウレタン配合物を有するゴルフボール。
  2. 上記可塑剤は、アルキルアジペート、アルキルフタレート、アルキルアゼレート、アルキルベンゾエート、アルキルシトレート、大豆油およびアマニ油からなるグループから選択される請求項1のゴルフボール。
  3. 上記可塑剤はジアルキルフタレートである請求項2記載のゴルフボール。
  4. 上記可塑剤は、C−C10ジアルキルアジペート、C−C10ジアルキルフタレートまたはアセチルトリブチルシトレートを有する請求項1記載のゴルフボール。
  5. 上記可塑剤は、ジブチルフタレート、ビス(2−エチルヘキシル)フタレート、ジイソプロピルアジペート、ジブチルアジペート、ビス(2−エチルヘキシル)アジペート、アセチルトリブチルシトレート、またはこれらの混合物を有する請求項1記載のゴルフボール。
  6. 可塑化ポリウレタン配合物は、ポリオールおよびトルエンジイソシアネートの反応により生成された発泡性ポリウレタン化合物と、ポリウレタン化合物を発泡させるに足る所定量の非ハロゲン含有発泡剤と、フタレート可塑剤および燐酸エステル可塑剤のグループから選択された非ハロゲン含有可塑剤とを含む請求項1記載のゴルフボール。
  7. 上記非ハロゲン含有発泡剤は水または非ハロゲン含有ガスである請求項6記載のゴルフボール。
  8. 上記非ハロゲン含有発泡剤は水である請求項7記載のゴルフボール。
  9. 上記非ハロゲン含有可塑剤は燐酸エステルである請求項1記載のゴルフボール。
  10. 上記燐酸エステルは、2−エチルヘキシルジフェニルホスフェート、イソデシルジフェニルホスフェート、混合されたドデシルジフェニルホスフェートおよびテトラデシルジフェニルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリブチルホスフェート、ブチルフェニルジフェニルホスフェート、イソプロピレーテッドトリフェニルホスフェート、またはこれらの混合物を含む請求項9記載のゴルフボール。
  11. 上記燐酸エステルは2−エチルヘキシルジフェニルホスフェートおよびイソデシルジフェニルホスフェートを含む請求項10記載のゴルフボール。
  12. 上記フタレート可塑剤は、ジイソノニルフタレート、ジヘキシルフタレート、ジヘプチルフタレート、ブチルオクチルフタレート、アルキル基が7個から11個の炭素原子からなる炭素鎖を個別に有する直鎖状ジアルキルフタレート、およびブチルシクロヘキシルフタレートを含む請求項6記載のゴルフボール。
  13. 上記非ハロゲン含有可塑剤はアルキルアリールフタレートである請求項6記載のゴルフボール。
  14. 上記アルキルアリールフタレートは、ブチルベンジルフタレートと、アルキル基が7個から9個の炭素の炭素鎖を具備するアルキルベンジルフタレートと、テクサノールベンジルフタレートとを含む請求項13記載のゴルフボール。
  15. 上記配合物はさらに合成ポリイソプレン、天然ポリイソプレン、ポリブタジエン、ブチルゴム、ポリノルボルナン、エチレンプロピレン・ジエン・モノマーゴム、またはスチレンブタジエンゴムを、高レベルのオイル、可塑剤、フィラー、およびこれらの混合物とともに含む請求項1記載のゴルフボール。
  16. 上記コアはセンタおより外側コア層を有する請求項1記載のゴルフボール。
  17. 上記センタまたは上記コア層の少なくとも1つが上記可塑化ポリウレタンを含む請求項16記載のゴルフボール。
  18. 上記カバーは内側カバー層および外側カバー層を有する請求項1記載のゴルフボール。
  19. 上記内側カバー層または外側カバー層の少なくとも1つが上記可塑化ポリウレタンを含む請求項19記載のゴルフボール。
  20. 上記内側カバー層または外側カバー層の少なくとも1つの厚さが約0.05インチより小さい請求項19記載のゴルフボール。
  21. 上記コアの外側直径は、少なくとも約1.55インチである請求項1記載のゴルフボール。
  22. 上記コアの外側直径は、約1.57インチと約1.62インチの間である請求項21記載のゴルフボール。
  23. 上記可塑剤は、また、フタル酸エステル;脂肪族二塩基性エステル;トリメリテートエステル;脂肪酸エステル;ベンゾイルエステル;脂肪族ホスフェート、芳香族ホスフェート;ハロゲン化脂肪族ホスフェート;およびこれらの混合物を含む請求項1記載のゴルフボール。
  24. 上記可塑剤は撥水性可塑剤を含む請求項1記載のゴルフボール。
  25. 上記撥水性可塑剤は、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ビス(2−エチルヘキシル)フタレート、ジシクロヘキシルフタレート、ブチルラウリルフタレート、ジイソオクチルフタレート、ブチルヤシ油アルキルフタレート、ジトリデジルフタレート、ジラウリルフタレート、ジイソデシルフタレート、ブチルベンジルフタレート、オクチルデカノイルフタレート、ジメチルグリコールフタレート、エチルフタリルエチレングリコレート、メチルフタリルエチレングリコレート、ブチルフタリルエチレングリコレート、ジノニルフタレート、ジエプチルフタレート、オクチルデシルフタレート、ジトリデシルフタレート、ジカプリルフタレート、ビス(3,5,5−トリメチルヘキシル)フタレート、イソオクチルイソデシルフタレート、ビス(ジエチレングリコールモノメチルエーテル)フタレート、およびベンズフェノルからなるグループから選択された芳香族エステルを含む請求項24記載のゴルフボール。
  26. 上記撥水性可塑剤は、8またはそれ以上の炭素を具備する高次の脂肪酸と、ジ−、トリ−または多価アルコールとのジ−、トリ−またはポリエステル、グリセリンモノステアレート、グリセリン12−ヒドロキシステアレート、グリセリンジステアレート、ジグリセリンモノステアレート、テトラグリセリンモノステアレート、グリセリンモノラウレート、ジグリセリンモノラウレート、テトラグリセリンモノラウレート、ポリプロピレンアジペート、ジッソデシルアジペート、ビス(2−メチルヘキシル)アジペート、ジカプリルアジぺート、ジイソオクチルアジペート、オクチルデシルアジペート、イソオクチルイソデシルアジペート、ブチルフマレート、ジオクチルフマレート、トリエチルシトレート、アセチルトリエチルシトレート、トリブチルシトレート、およびアセチルブチルシトレートからなるグループから選択された脂肪族エステルを含む請求項24記載のゴルフボール。
  27. 上記撥水性可塑剤は、トリクレシルホスフェート、フェニルジクレシルホスフェート、キシレニルジクレシルホスフェート、クレシルジキシレニルホスフェート、トリフェニルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリクロロエチルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリクロロエチルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリエチルホスフェート、およびアリールアリルホスフェートからなるグループから選択された燐酸エステルを含む請求項24記載のゴルフボール。
  28. 上記撥水性可塑剤は、ブチルエポキシステアレート、オクチルエポキシステアレート、エポキシブチルオレエート、エポキシ化ブチルオレエート、エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化アルキル油、およびエポキシ化アルキル油アルコールエステルならびにこれらの混合物からなるグループから選択されたエポキシ化合物を含む請求項24記載のゴルフボール。
  29. 上記可塑剤は、アルキルアジペート、アルキルフタレート、アルキルアゼレート、アルキルベンゾレート、アルキルシトレート、類似の大豆およびアマニ油、C−C10ジアルキルアジペート、C−C10ジアルキルフタレート、アセチルトリブチルシトレート、ジブチルフタレート、ビス(2−エチルヘキシル)フタレート、ジイソプロピルアジペート、ジブチルアジペート、ビス(2−エチルヘキシル)アジペート、アセチルトリブチルシトレート、フタレート、アジペート、セバケート、アゼレート、トリメリテート、グルタレート、ベンゾエート、アルキルアルコール、ホスフェートおよびこれらの混合物からなるグループから選択される請求項1記載のゴルフボール。
  30. 上記ポリウレタン配合物は飽和ポリウレタンを含む請求項1記載のゴルフボール。
  31. 上記ポリウレタン配合物はUV吸収剤または光安定剤を含む請求項1記載のゴルフボール。
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