JP2005182038A - 全方向反射性の反射鏡を用いた光モード変換器 - Google Patents

全方向反射性の反射鏡を用いた光モード変換器 Download PDF

Info

Publication number
JP2005182038A
JP2005182038A JP2004366346A JP2004366346A JP2005182038A JP 2005182038 A JP2005182038 A JP 2005182038A JP 2004366346 A JP2004366346 A JP 2004366346A JP 2004366346 A JP2004366346 A JP 2004366346A JP 2005182038 A JP2005182038 A JP 2005182038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveguide
mode converter
mode
refractive index
omnidirectional
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004366346A
Other languages
English (en)
Inventor
Young-Hun Kim
永 勳 金
Hong-Seok Lee
泓 錫 李
Seong-Mo Hwang
聖 模 黄
Norihiro Minami
昇 浩 南
Young-Chan Kim
泳 燦 金
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electronics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electronics Co Ltd filed Critical Samsung Electronics Co Ltd
Publication of JP2005182038A publication Critical patent/JP2005182038A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/122Basic optical elements, e.g. light-guiding paths
    • G02B6/1225Basic optical elements, e.g. light-guiding paths comprising photonic band-gap structures or photonic lattices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y20/00Nanooptics, e.g. quantum optics or photonic crystals
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/12Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type of the integrated circuit kind
    • G02B6/122Basic optical elements, e.g. light-guiding paths
    • G02B6/1228Tapered waveguides, e.g. integrated spot-size transformers
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/10Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings of the optical waveguide type
    • G02B6/14Mode converters

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Nanotechnology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

【課題】 全方向反射性の反射鏡を用いた光モード変換器を提供する。
【解決手段】 第1導波路と光学的に結合される第2導波路と、第1導波路の両側に設けられ、第1導波路を進行するモードに対する全方向の反射性を有する全方向反射性の反射鏡と、を備えるモード変換器。全方向反射性の反射鏡を用いて光ファイバーまたは低屈折率差の導波路と高屈折率差の導波路間の最小損失の光結合が可能である。また、簡単な製作工程により広波長帯に対して両方向に全て高い光結合を有するモード変換器が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、全方向反射性の反射鏡を用いた光モード変換器に係り、詳細には光を素子内で伝達する導波路と光ファイバーあるいはレーザーダイオードとのモード変換を通じて光結合損失が最小化された光モード変換器に関する。
近年に至って、通信網、例えばADSL(Asynchronous Digital Subscriber Line)またはVDSL(Very-High-Data-Rate DSL)などのインターネット網の高速化のためにISPの伝送端から加入者の端末機まで光ファイバーを連結するサービスが拡大しつつある。
このような光通信網の構築において、デジタル化された電気的信号を任意の波長帯の光信号に変換して光ファイバーに伝送し、光ファイバーを通じて受信される任意の波長帯の光信号を検出してデジタル化された電気的信号に逆変換する光送受信機が必須である。
光送受信機において、外部の送受信信号を伝送する光ファイバーと素子内で信号を伝達する光導波路との間の光結合損失を減らすことが、非常に重要である。導波路は、屈折率が相対的に大きい中央のコアとその周囲を取り囲む相対的に低屈折率のクラッド層とで構成される。このような導波路の内部屈折率の差による全反射現象によって、光がコアを通じて伝播される。
この時、いろいろな波長の光のうち特定条件を充足させる光のみが、導波路及びファイバーを通じて伝播される。このように伝播条件が充足された光をモードと言い、モードのサイズ(ビームの直径)はコアとクラッドの屈折率の差に反比例する。外部で信号伝達用として信号伝達損失が少ない単一モード光ファイバーを主に使うが、このような単一光ファイバーの場合にコアとクラッド層間の屈折率の差が少ないので、通常10μm内外の比較的に大きいサイズのモードを有する。
コアとクラッド間の屈折率の差が大きいほどモードのサイズが小さくなるので小さい断面積を有するコア設計が可能であり、また屈曲領域での損失も小さいので、曲率半径を小さくできて結果的に素子のサイズを縮小させることができ、低コスト化に望ましい。例えば、コアとして屈折率が3.5内外のシリコン(Si)を使用し、クラッドとして屈折率が1.5内外の二酸化シリコン(SiO2)を使う場合、屈折率の差が130%以上となり、ミクロン単位以下のコアサイズを具現可能である。
特許文献1には屈折率の差の小さい光ファイバーと屈折率の差の大きい導波路との間のモードサイズ変換器を具現する方法が提示されている。開示された変換器は、テーパー状の2つの導波路を備える。1つの導波路は、屈折率の差が小さく、光ファイバーとの光結合のために幅が次第に狭くなるテーパー状を有している。もう1つの導波路は、屈折率の差が大きい導波路のモードサイズを次第に変換させて前記屈折率の差が小さい導波路に小さい損失で結合するために、屈折率の差が小さい導波路の方向とは反対方向に幅が次第に増加するテーパー状を有している。前記屈折率の差の大きい導波路のテーパー部は、屈折率の差の小さい導波路のテーパー部に内在された形態の積み重ね構造に配置される。
米国公開特許第2002−0118916号公報
一般的に、モード変換器は、モードサイズを変化させるために導波路の幅及び/または厚さが次第に減少するか増加するテーパー状の導波路を適用する。しかし、安価の超小型の光素子を具現するために屈折率の差を大きくした導波路の間でモードサイズを変換する場合、モードサイズが非常に小さいために一般的なテーパー方法では変換が難しい。
また、前記特許文献1に記載されている二つのテーパー部を積み重ねた形態の光変換器は、製作工程が非常に複雑なので実際に具現するのが容易ではない。その上、記載されている光結合効率(1.55μm波長帯で75%の結合効率)よりも高い光結合効率が求められている。
本発明は光結合効率が高い光モード変換器を提供することである。
本発明1に係るモード変換器は、基板と、前記基板に形成される第1導波路と、前記基板に形成され、前記第1導波路と光学的に結合される第2導波路と、前記第1導波路の両側に設けられ、第1導波路を進行するモードに対する全方向反射性の反射性を有する全方向反射性の反射鏡と、を備える。
第1導波路の両側に配置された全方向反射性の反射鏡は、モードのあらゆる入射角に対して高い反射性を有する。したがって、第1導波路内に進行するモードは第1導波路内に光学的に閉じ込められる。そのため、内部損失分を除外した残りの大部分のモードは、第2導波路に収束する。ゆえに、全方向反射性の反射鏡を用いて光の進行を誘導することにより、屈折率の差に起因する損失を減少させることができる。
本発明2は、発明1において、前記第1導波路は、第2導波路に比べて低い屈折率を有するモード変換器を提供する。
本発明3は、発明1において、前記第1導波路はSiO2、第2導波路はSi,SiNまたはSiONのいずれかを含んで形成されているモード変換器を提供する。用いられる光ファイバーのコアが主にSiO2であるので、第1導波路もSiO2で形成するとよい。一方、Si,SiNまたはSiONを用いて高屈折率の第2導波路を形成することができる。
本発明4は、発明1〜3において、前記全方向反射性の反射鏡はSi/SiO2による反復的な多重層構造を有するモード変換器を提供する。多重層構造は、屈折率差がある2つの物質を最適化された間隔で多重に積層して形成されている。これにより、特定波長領域、例えば光通信帯域で用いる1300〜1500nm帯域の光のあらゆる入射角に対して反射が起こるようにできる。また、層間隔及び順序を調整することによって、特定波長だけを選択的に透過させることができる。
本発明5は、発明1〜4において、前記全方向反射性の反射鏡の間隔は、前記第2導波路に近くなるほど暫時狭くなるモード変換器を提供する。このような構造により、第1導波路内のモードを、第2導波路に収束させることができる。
本発明6は、発明5において、前記全方向反射性の反射鏡の間隔は、前記第2導波路に近くなるほど直線的に狭くなるモード変換器を提供する。
本発明7は、発明5において、前記全方向反射性の反射鏡の間隔は、前記第2導波路に近くなるほど非直線的に狭くなるモード変換器を提供する。
本発明8は、発明1〜7において、前記第1導波路に連結される第2導波路の一端部の断面積が、前記第2導波路の主体部分の断面積よりも小さく形成されているモード変換器を提供する。導波路の一部分について断面積、例えば導波路の幅を減らすことにより、局所的にモードサイズが大きくなる現象が現れる。このような現象を用いてモードサイズの差による損失を減らすことができる。例えば、第2導波路の一端部を針状に形成することがあげられる。
本発明9は、発明8において、前記第1導波路に連結される第2導波路の一端部は針状であるモード変換器を提供する。
本発明10は、発明1〜9において、前記第1導波路と反射鏡との間にエアギャップが形成されているモード変換器を提供する。エアギャップは、所定の屈折率を有する物質層であって、エアギャップを形成することで全方向反射性の反射鏡の角度特性が広い波長帯域でさらに良くなると期待できる。すなわち、反射鏡に入射角80−90°を持って入射する光も、実質的に全反射されるようになる。
このような本発明は、光ファイバーまたは屈折率の差の小さい導波路と、屈折率の差の大きい導波路と、の間の光結合における損失を抑制するモードサイズ変換器を提供する。本発明によれば、簡単な製作工程により広波長帯に対して両方向に何れも高い光結合を有するモードサイズ変換器を具現可能である。
本発明によれば、広波長帯域で均一な結合効率を達成しうる。このような本発明のモード変換器は、導波路と同じ物質で全方向反射性の反射鏡が形成できるので、追加工程なしに製作工程が簡単である。このような本発明のあらゆる変換器は、送受信方向に関係なく高い結合効率を有する。結果的に、高屈折率差の導波路が用いられるように光結合損失を最小化し、工程が簡単なので素子の小型化及び低コスト化に有利である。
本発明の目的及び利点は、当業者によって添付された図面を参照して後述される本発明の望ましい実施例からより明確になりうる。
図1は、本発明の望ましい第1実施例によるモード変換器の概略的な構造を示す平面図である。図2は、図1に示されたモード変換器の低屈折率の第1導波路10の断面を示す。図3は、高屈折率の第2導波路30の断面を示す。
低屈折率の第1導波路10と高屈折率の第2導波路30とが、基板50の間に配置されている。第1導波路10は、第1導波領域Aに設けられ、例えば、10μmのモードサイズを有する光ファイバーに対応する。そして、第1導波路10に光学的に結合されている第2導波路30は、第2導波領域Cに設けられ、例えば1μm以下のモードサイズを有する。これら第1、第2導波路は、前記2領域A、B間のカップリング領域Bで重複している。
前記第1導波路10が設けられる第1導波領域Aには、全方向反射性の反射鏡20が形成されている。前記全方向反射性の反射鏡20は、前記第1導波路10の両側に配置され、第1導波路10を進行するモードを前記カップリング領域に収束させて第2導波路30に結合させる。この時に第1導波路10はモード進行方向に、つまり第2導波路に近づくにつれ、その断面積(モード進行方向に垂直な断面積)、本実施形態では幅(図1中横方向の長さ)が減少する。幅は、図1では直線的に減少しているが、その他に、関数または楕円関数のように非直線的な曲線状に減少してもよい。このような第1導波路10の減少形態については以下に詳細に説明される。
前記第1導波路10の両側に配置された全方向反射性の反射鏡20は、モードのあらゆる入射角に対して高い反射性を有する。したがって、第1導波路10内に進行するモードは第1導波路10内に光学的に閉じ込められており、これにより、内部損失分を除外した残りの大部分は第2導波路30に収束される。全方向反射性の反射鏡20は、屈折率差の異なる少なくとも二つの物質層21、22が規則的に積層された多層構造物である。前記第1、2導波路10、30及び全方向反射性の反射鏡20の上下にはクラッド層51、52が設けられており、このようなの積層構造物は基板50上に形成される。
前記第1導波路10は、使われる光ファイバーと同じ屈折率を有する物質で形成されることが望ましい。例えば、光ファイバーのコアが主にSiO2であるので第1導波路10もSiO2より形成する。このように光ファイバーと同じ物質より第1導波路10が形成されれば、これらの間には屈折率差による反射が発生せず、光ファイバーから第1導波路10に入射するモードが反射による損失なしに高効率に入射できる。光ファイバーから入射する大きいサイズのモードは、全方向反射性の反射鏡20の間に閉じ込められている第1導波路10を通過しながら次第に減少してSiやSiN、SiONを用いて形成される高屈折率の第2導波路30に結合される。この時、カップリング領域で高屈折率の第2導波路30の先端部を例えば針状にすれば、その部分でモードサイズが一時的に大きくなる現象により効率が向上する。
前記全方向反射性の反射鏡は、一般的に屈折率差がある2つの物質を最適化された間隔で多重に積層することによって、特定波長領域におけるあらゆる入射角に対して反射が起こるようにする光学素子である。また、層間隔及び順序を調整することによって特定波長だけ選択的に透過させることができて波長フィルタとして応用されている。例えば、実験を通じてSi(屈折率:3.7、Si厚さ:112.1nm)/ SiO2(屈折率:1.5、厚さ:276.4nm)の二層を6対積層した場合、1300〜1700nmの波長領域で全反射が起こることが確認できる。このような波長領域は、光通信帯域で使う1300〜1500nm帯域を含むので十分に光通信素子に適用可能である。
図4及び図5は、前記のように全方向反射性の反射鏡を適用した本発明のモード変換器と全方向反射性の反射鏡が適用されていない従来のモード変換器のシミュレーション結果を示す。
まず、図5Aは、全方向反射性の反射鏡が適用されていないモード変換器におけるエネルギー分布を示すエネルギー等高線図であり、図5Bは、その結合効率シミュレーション結果を示すグラフである。図5Aに示されたように、導波路のみならず導波路の外側にエネルギーが分布し、特に高屈折率の導波路とのカップリング領域周辺にエネルギーが非常に高く分布されている。これは、導波路間のモード伝達が非効率的に行われることを意味し、このようなエネルギー漏れの程度を図5Bを通じて数値的に確認することができる。図5Bの結果によれば、約20%の光が光ファイバーに再反射され、35%(4.5dB)程度の結合効率を示している。結合効率を阻害する原因は主に2つがある。第一に、光ファイバーと導波路間の屈折率差で、屈折率の差が大きいほどその損失が大きい。第二に、光ファイバーのモードと導波路のモードとの不整合による損失である。このような従来モード変換器は、光ファイバー(屈折率:1.5)とシリコン導波路(屈折率:3.5)との差が大きいので屈折率差による損失が大きく、モードサイズが顕著に異なるのでモード不整合による損失も非常に大きい。
しかし、図4A及び4Bに示す本発明に係るモード変換器のシミュレーション結果からわかるように、導波路内でだけエネルギーが分布し、その外側にはエネルギーの分布が見られない。これは、全方向反射性の反射鏡により導波路内を進行させるモードの漏れが発生しないことを意味する。したがって、本発明は、全方向反射性の反射鏡を用いて光の進行を誘導し、屈折率差による損失を大きく減少させうる。
すなわち、光ファイバーから入射した光は、全方向反射性の反射鏡を通じて、ほとんど損失なしに屈折率の差の大きい導波路に結合される。この時、モード不整合による損失を減らすために針状のテーパーが高屈折率の導波路の先端部に形成される。高屈折率の導波路のモードサイズは非常に小さいが、導波路の一部分について断面積、本実施形態では幅を減らすことにより、局所的にモードサイズが大きくなる現象が現れる。このような現象を用いてモードサイズの差による損失を減らすことができる。本発明に係るモード変換器を用いてレンズドファイバ(lensed fiber)の場合である5μmモードを0.25μmの屈折率の差の大きい導波路に結合させた。その結果、図4Bのようにほぼ90%(0.05dB)の高い結合効率が得られ、光ファイバーに反射される量は10%未満であった。
図6Aは、本発明に係るモード変換器における高屈折率の導波路から光ファイバーへの光の進行をシミュレーションした結果である。これは、光信号を送受信するために本発明に係るモード変換器の両方向モード結合を把握するためである。このようなシミュレーションによれば、図6Aに示されたように、全方向反射性の反射鏡により閉じ込められた導波路内にエネルギーが非常に整然と分布しており、その外側では分布がほとんど観測されない。このような結果を数値的に示す図6Bを参照すれば、高屈折率の導波路から低屈折率の導波路方向にモードが伝送される場合においても90%前後の非常に高い結合率を示す。
図7は、本発明に係るモード変換器の使用可能な波長帯域を確認するために光通信波長帯域である1300nm〜1550nmまで結合効率を示すグラフである。図7に示されたように、本発明に係るモード変換器は、前記の範囲(図面における1.3〜1.55の範囲)で90%前後の高い効率と10%未満の低い反射率を示すことによって、実際の光素子に十分に適用可能である。
図8及び図9は、本発明に係るモード変換器の具体的な実施例を示す断面図である。
図8を参照すれば、第1導波路10の両側にSi高屈折層21及びSiO2低屈折層22による全方向反射性の反射鏡20が設けられている。前記第1導波路10と全方向反射性の反射鏡20とが同じ平面上に形成され、その上下にSiONからなるGRIN(graded index)層51a、52aとSiO2クラッド層51b、52bが設けられ、このような積層構造物はSi基板50上に形成される。
図9を参照すれば、基板50上にSiO2クラッド層51b及びGRIN層51aが形成されており、その上の中央にSiO2第1導波路10が形成されている。そして、第1導波路10の両側にはエアギャップを介在してSi高屈折層21及びSiO2低屈折層22による全方向反射性の反射鏡20が設けられている。図9に示された実施例においては、SiO2導波路の周囲が非常に低い屈折率の空気媒質に取り囲まれており、基板方向の両側には前記エアギャップと共に反射層を構成する全方向反射性の反射鏡20が設けられる。エアギャップは、所定の屈折率を有する物質層であって、エアギャップを形成することで全方向反射性の反射鏡の角度特性が広い波長帯域でさらに良くなると期待できる。すなわち、反射鏡20に入射角80−90°を持って入射する光も、実質的に全反射されるようになる。
前述した実施例は、Si/SiO2で全方向反射性の反射鏡が形成されたモード変換器を中心に説明したが、屈折率差によって全方向反射性の反射鏡を最適化設計すれば、他の物質に代替してもよい。また、全方向反射性の反射鏡が斜線に設計されたが、円、楕円、三角関数、指数関数などの他の関数を用いて最大限光ファイバーへの反射率を減らす設計が可能である。
すなわち、本発明のモード変換器は、導波路の形態の設計によりその技術的範囲が制限されず、但し、導波路、特にモードの大きい導波路が全方向反射性の反射鏡により光学的に閉じ込められているということをその技術的特徴とする。
図10は、第1導波路10の両側に配置される全方向反射性の反射鏡の多様な変形例を示す。
図10(a)は、図1に示された全方向反射性の反射鏡20を示す。すなわち、図10Aは、導波路10の両側で直線的に相互間隔が狭くなる全方向反射性の反射鏡20を示す。
図10(b)は、導波路10の両側で指数関数の形態に相互間隔が狭くなる全方向反射性の反射鏡20aを示す。
図10(c)は、導波路10の両側で楕円または曲線の形態に相互間隔が狭くなる全方向反射性の反射鏡20bを示す。
前記のように低屈折率の導波路10の両側に高屈折率の導波路30にモードを収束させて結合する全方向反射性の反射鏡が設けられることに特徴があり、実施例の説明で言及されていない部分は公知のモード変換器の設計基準による。
本発明の理解のためにいくつかの望ましい実施例が説明され、添付された図面に示されたが、このような実施例は単に広い発明を例示するものに過ぎず、これを制限するものではないという点を理解せねばならない。また、本発明は、図示され、説明された構造と配列に限定されるものではなく、多様な他の修正が当業者によって可能である。
本発明は、モードの変換器が要求される装置、例えば光通信伝送網のカプラーに適用されうる。
本発明の望ましい第1実施例によるモード変換器の概略的な構造を示す平面図 図1に示されたモード変換器の低屈折率の第1導波路の断面を示す図 図1に示されたモード変換器の屈折率の第2導波路の断面を示す図 全方向反射性の反射鏡を適用した本発明のモード変換器のシミュレーション結果(A)導波路でのエネルギー分布を示すグラフ(B)結合率と反射率を示すグラフ 全方向反射性の反射鏡が適用されていない従来のモード変換器のシミュレーション結果(A)導波路でのエネルギー分布を示すグラフ(B)結合率と反射率を示すグラフ (A)本発明に係るモード変換器の他の実施例において、高屈折率の導波路から光ファイバーへの光の進行をシミュレーションした結果。(B)モードの結合率と反射率を示すグラフである。 本発明に係るモード変換器の使用可能な波長帯域を確認するために光通信波長帯域である1300nm〜1550nmまでの結合効率を示すグラフ 本発明に係るモード変換器の具体的な実施例を示す断面図 本発明に係るモード変換器の具体的な実施例を示す断面図 本発明に係るモード変換器における全方向反射性の反射鏡の多様な変形例を示す図
符号の説明
10 第1導波路
20 反射鏡
30 第2導波路
50 基板

Claims (10)

  1. 基板と、
    前記基板に形成される第1導波路と、
    前記基板に形成され、前記第1導波路と光学的に結合される第2導波路と、
    前記第1導波路の両側に設けられ、第1導波路を進行するモードに対する全方向反射性の反射性を有する全方向反射性の反射鏡と、を備えることを特徴とするモード変換器。
  2. 前記第1導波路は、第2導波路に比べて低い屈折率を有することを特徴とする請求項1に記載のモード変換器。
  3. 前記第1導波路はSiO2、第2導波路はSi,SiNまたはSiONの何れかを含んで形成されることを特徴とする請求項1に記載のモード変換器
  4. 前記全方向反射性の反射鏡は、Si/SiO2による反復的な多重層構造を有することを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のモード変換器。
  5. 前記全方向反射性の反射鏡の間隔は、前記第2導波路に近くなるほど漸次狭くなることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載のモード変換器。
  6. 前記全方向反射性の反射鏡の間隔は、前記第2導波路に近くなるほど直線的に狭くなることを特徴とする請求項5に記載のモード変換器。
  7. 前記全方向反射性の反射鏡の間隔は、前記第2導波路に近くなるほど非直線的に狭くなることを特徴とする請求項5に記載のモード変換器。
  8. 前記第1導波路に連結される第2導波路の一端部の断面積は、前記第2導波路の主体部分の断面積よりも小さく形成されていることを特徴とする、請求項1ないし7の何れか一項に記載のモード変換器。
  9. 前記第1導波路に連結される第2導波路の一端部は針状であることを特徴とする、請求項8に記載のモード変換器。
  10. 前記第1導波路と反射鏡との間にエアギャップが形成されていることを特徴とする。請求項1ないし9のうち何れかに記載のモード変換器。
JP2004366346A 2003-12-17 2004-12-17 全方向反射性の反射鏡を用いた光モード変換器 Pending JP2005182038A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020030092508A KR100543708B1 (ko) 2003-12-17 2003-12-17 전 방향성의 반사경을 이용한 광 모드 변환기

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005182038A true JP2005182038A (ja) 2005-07-07

Family

ID=34511240

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004366346A Pending JP2005182038A (ja) 2003-12-17 2004-12-17 全方向反射性の反射鏡を用いた光モード変換器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7236662B2 (ja)
EP (1) EP1544648B1 (ja)
JP (1) JP2005182038A (ja)
KR (1) KR100543708B1 (ja)
DE (1) DE602004009886T2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7565046B2 (en) * 2006-12-13 2009-07-21 Massachusetts Institute Of Technology Mode transformers for low index high confinement waveguides
US9529156B2 (en) * 2012-06-26 2016-12-27 Acacia Communications, Inc. Cladding defined transmission grating
KR102064908B1 (ko) * 2013-01-25 2020-01-10 삼성전자주식회사 광 커플링 시스템 및 이를 포함하는 광 센서
US9759864B2 (en) * 2014-02-28 2017-09-12 Ciena Corporation Spot-size converter for optical mode conversion and coupling between two waveguides
CN105031829B (zh) * 2015-08-28 2018-01-30 中国人民解放军第四军医大学 一种能量实时反馈式激光理疗仪
KR102143594B1 (ko) * 2020-02-04 2020-08-11 국방과학연구소 모드 변환 설계자유도가 향상된 광모드 변환기
US11835764B2 (en) * 2022-01-31 2023-12-05 Globalfoundries U.S. Inc. Multiple-core heterogeneous waveguide structures including multiple slots

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6404952B1 (en) * 1998-03-26 2002-06-11 Lasercomm Inc. Optical communication system with chromatic dispersion compensation
WO2000022466A1 (en) * 1998-10-14 2000-04-20 Massachusetts Institute Of Technology Omnidirectional multilayer device for optical waveguiding
JP3200629B2 (ja) * 1999-08-11 2001-08-20 独立行政法人通信総合研究所 フォトニックバンドギャップ構造を用いた光変調器及び光変調方法
US6631225B2 (en) * 2000-07-10 2003-10-07 Massachusetts Institute Of Technology Mode coupler between low index difference waveguide and high index difference waveguide
US7082235B2 (en) * 2001-09-10 2006-07-25 California Institute Of Technology Structure and method for coupling light between dissimilar waveguides
US7184625B2 (en) * 2003-02-11 2007-02-27 Luxtera, Inc Optical waveguide grating coupler incorporating reflective optical elements and anti-reflection elements

Also Published As

Publication number Publication date
EP1544648A3 (en) 2005-06-29
KR100543708B1 (ko) 2006-01-20
DE602004009886T2 (de) 2008-02-21
DE602004009886D1 (de) 2007-12-20
US7236662B2 (en) 2007-06-26
EP1544648A2 (en) 2005-06-22
US20050135739A1 (en) 2005-06-23
EP1544648B1 (en) 2007-11-07
KR20050060787A (ko) 2005-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6253015B1 (en) Planar waveguides with high refractive index
CN109407229B (zh) 一种端面耦合器
JP6262597B2 (ja) スポットサイズ変換器
US7496264B2 (en) Optical waveguide
JP2010535355A (ja) 光信号をルーティングするためのシステムおよび方法
CN114384632A (zh) 一种基于阵列波导光栅和波导型探测器的模斑转换器
US7480430B2 (en) Partial confinement photonic crystal waveguides
EP0877284B1 (en) Acousto-optic silica optical circuit switch
JP2005182038A (ja) 全方向反射性の反射鏡を用いた光モード変換器
JP2850996B2 (ja) 光結合デバイス
US7317854B2 (en) Waveguide and optical coupling device
JPH04360105A (ja) 光波のスポット幅変換装置
JP2004170764A (ja) 半導体光導波路装置
JP2004157530A (ja) 光モジュール
US5841913A (en) Acousto-optic planar waveguide modulators
US6621644B2 (en) Optical wavelength-demultiplexer with an improved optical lens
JP4549949B2 (ja) 光学素子
CN113985524B (zh) 一种基于超材料波导的阵列波导光栅
KR20050092286A (ko) 고차 모드 제거 필터링 기능을 갖는 단일모드 광섬유 구조
CN219609274U (zh) 一种基于硅波导的模斑转换器
JPS60214316A (ja) 双方向伝送用光モジユ−ル
JP5772436B2 (ja) 光結合器及び光デバイス
CN116859508A (zh) 一种耦合器
TW200409982A (en) Variable optical attenuator in micro-electro-mechanical systems and method of making the same
JP3728594B2 (ja) 2波長光合分波器モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060418

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20060718

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20060721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070116

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070330

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070406

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071212

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20071219

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20080321