JP2005180718A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】断熱材入りのパネル端部の段差部同士を組合せしながら段差部の冷気シールによって断熱箱体を形成する冷蔵庫に関し、製造コストを下げ、貯蔵室内の冷却性能を安定させ、安価で丈夫な断熱箱体を提供する。
【解決手段】貯蔵室27は断熱材22入りのパネルを組合せた前面に開口した断熱箱体28内に設け、断熱材22入りのパネル端部に段差部44と段差部44の隅45に溝を形成し、段差部44同士の組合せと段差部44隅の溝45に粘着性シール材55を塗布したことにより、組立てを簡単にし、強度を向上し、段差部44合わせ面からの冷気洩れを防止し、安く造り、貯蔵室27内温度の安定化を図り、丈夫な断熱箱体とすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、断熱パネルによる組立式の冷蔵庫の構造に関するものである。
断熱パネルの組合せとしては、断熱パネルの端部の面同士を合わせて接続する組み立てなどがある。
しかし、これらの組合せ方法は、接続部の位置合わせに時間が掛かったり、強度的に弱く箱体として望むことは困難であった。
これに対して、一方の断熱パルの端部を面と係合する段部とした上、端部を固定することで位置合わせ時間を短縮でき箱体の強度を上げるようにした組合せ方法が考えられている。
従来この種の、冷蔵庫としては、断熱パネルの端部の面と段部を係合させながら、締結金具によって固定組み立てするもの(例えば、特許文献1参照)がある。
以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫を説明する。図16は、従来の冷蔵庫の断熱箱体の一部分解斜視図である。図17は、従来の冷蔵庫の断熱箱体の左右の側面パネルと底面パネルとの結合を示す要部正面図である。図18は、従来の冷蔵庫の断熱箱体の左右の側面パネルと背面パネルとの結合を示す要部平面図である。
図16、図17、図18に示すように、従来の冷蔵庫1は、ステンレス板、アルミニューム板などの金属板あるいは合成樹脂板からなる外板と内板とを所定の間隔をおいて配置し、その間に硬質発泡ウレタンフォームまたは発泡ポリスチレンのような断熱材を充填したパネルを使用して組み立てられている。
組み立ては、底面パネル2に、背面パネル3およびガラス扉4を有するガラス扉枠5を取付け、さらに、この背面パネル3とガラス扉枠5の上端面に上面パネル6を取付け、さらに、両側に左右の側面パネル7を取付けている。なお、底面パネル2には脚部8が固着されている。
左右の側面パネル7は、平らな外側面を構成する外板と凸部9をプレスで内方へ押し出した内側面を構成する内板との間にポリウレタンの発泡体を充填して構成され、凸部9の周囲の内側面10と凸部9との境界には、底面パネル2および上面パネル6の端部と係合する上、下段部11、および、背面パネル3およびガラス扉枠5の端部と係合する左、右段部12を形成している。
左右の側面パネル7の各パネルおよびガラス扉枠5に対する取付けは、各パネルおよびガラス扉枠5の取付孔13を介して締結金具14により成されている。
底面パネル2、背面パネル3、ガラス扉枠5、上面パネル6と、左右の側面パネル7との取付けは、底面パネル2の側面15、背面パネル3の側面16、ガラス扉枠5の側面17、上面パネル6の側面18の取付孔13からボルト19を左右の側面パネル7の内側面の取付孔13に当てがい、図示しないレンチ窓よりボルト19にレンチを当てがい、ボルト19を回動することにより、左右の側面パネル7の取付孔13の内側に固着されたナット20を利用して左右の側面パネル7の凸部9周囲の内側面10に締着している。
以上のように構成された冷蔵庫1について、以下その動作を説明する。
まず、底面パネル2、背面パネル3、ガラス扉枠5、上面パネル6を組合せ後、底面パネル2の側面15、背面パネル3の側面16、ガラス扉枠5の側面17、上面パネル6の側面18の平面部と、左右の側面パネル7の凸部9の周囲の内側面10が接合し、左右の側面パネル7の周囲の内側面10からの凸部9外周部上、下段部11左、右段部12が、底面パネル2、背面パネル3、ガラス扉枠5、上面パネル6端部の内面と係合して、下方へのズレを防止する。また、冷蔵庫が周方向からの圧縮力に対して強くなるよう補強される。
底面パネル2、背面パネル3、ガラス扉枠5、上面パネル6、左右の側面パネル7は、取付孔13を介し締結金具14により締着して、冷蔵庫1の断熱箱体の役割をする。
実開平3−42992号公報
しかしながら、上記従来の構成は、冷蔵庫1の断熱箱体が底面パネル2と上面パネル6の端部の内面と、背面パネル3とガラス扉枠5の端部の端面とを当接して組合せ、底面パネル2の側面15、背面パネル3の側面16、ガラス扉枠5の側面17、上面パネル6の側面18の平面部と、左右の側面パネル7の凸部9の周囲の内側面10が接合し、左右の側面パネル7の周囲の内側面10からの凸部9外周部上、下段部11左、右段部12が、底面パネル2、背面パネル3、ガラス扉枠5、上面パネル6端部の内面と係合して、底面パネル2、背面パネル3、ガラス扉枠5、上面パネル6、左右の側面パネル7は取付孔13を介し、締結金具14により左右の側面パネル7の個所で締着した構成であるため、底面パネル2、背面パネル3、ガラス扉枠5、上面パネル6同士の組合せ当接部は、締結金具14による締着をしていないので、冷蔵庫1の冷却による外部と内部の温度差より各パネルの変形から隙を生じ、冷気洩れを招いたり、冷蔵庫内温度が不安定になるという欠点があった。
本発明は従来の課題を解決するもので、底面パネル2、背面パネル3、ガラス扉枠5、上面パネル6同士の組合せ当接部の組付けにより、温度差による各パネルの変形から隙を発生することなく、また、冷気洩れを防止して、強度を上げ、冷蔵庫内温度の安定を図ることができる冷蔵庫を提供することを目的とする。
また、上記従来の構成は、冷蔵庫1の断熱箱体を成す、底面パネル2、背面パネル3、ガラス扉枠5、上面パネル6、左右の側面パネル7は、各パネルの端部の面により接合された構成であるため、接合部よりの冷気洩れと共に冷気の洩れた外板に結露を生じることになるという欠点があった。
本発明の他の目的は、底面パネル2、背面パネル3、ガラス扉枠5、上面パネル6、左右の側面パネル7の各端部の面により接合された接合部からの冷気洩れを防ぎ、冷気の洩れた外板への結露を防止して、温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることである。
また、上記従来の構成は、冷蔵庫1の断熱箱体がステンレス板、アルミニューム板などの金属板あるいは合成樹脂板からなる外板と内板とを所定の間隔をおいて配置し、その間に発泡性ポリウレタンまたは発泡性ポリスチロールのような断熱材を充填したパネルを使用して組み立てられている。
組み立ては、底面パネル2と上面パネル6の端部の内面と、背面パネル3とガラス扉枠5の端部の端面とを当接して組合せ、底面パネル2の側面15、背面パネル3の側面16、ガラス扉枠5の側面17、上面パネル6の側面18の平面部と、左右の側面パネル7の凸部9の周囲の内側面10が接合し、左右の側面パネル7の周囲の内側面10からの凸部9外周部上、下段部11左、右段部12が、底面パネル2、背面パネル3、ガラス扉枠5、上面パネル6端部の内面と係合して、底面パネル2、背面パネル3、ガラス扉枠5、上面パネル6、左右の側面パネル7は取付孔13を介し、締結金具14により左右の側面パネル7の個所で締着した構成であるため、底面パネル2の側面15、背面パネル3の側面16、ガラス扉枠5の側面17、上面パネル6の側面18の平面部の外板は、冷蔵庫1庫内側に接近して組み立てられ、冷却された冷蔵庫1庫内から各パネルの外板へ熱伝導し、結露を生じることになるという欠点があった。
本発明の他の目的は、底面パネル2の側面15、背面パネル3の側面16、ガラス扉枠5の側面17、上面パネル6の側面18の平面部の外板からの熱伝導を防ぎ、外板への結露を防止して、温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることである。
また、上記従来の構成は、底面パネル2、背面パネル3、ガラス扉枠5、上面パネル6と、左右の側面パネル7との取付けは、底面パネル2の側面15、背面パネル3の側面16、ガラス扉枠5の側面17,上面パネル6の側面18の取付孔13からボルト19を左右の側面パネル7の内側面の取付孔13に当てがい、図示しないレンチ窓よりボルト19にレンチを当てがい、ボルト19を回動することにより、左右の側面パネル7の取付孔13の内側に固着されたナット20を利用して左右の側面パネル7の凸部9周囲の内側面10に締着した構成であるため、レンチによりボルト19を回動して固着する組み立ては、時間を要し、組み立て工数が多くなるという欠点があった。
本発明の他の目的は、組み立て時間を短縮して、製造コストを下げ、安価な冷蔵庫の提供を図ることである。
また、上記従来の構成は、断熱パネルは一般的に発泡ポリスチレンや硬質発泡ウレタンフォーム等の発泡樹脂からなるものであり、初期熱伝導率はおよそ0.02W/mK〜0.035W/mKである。そのため、所定の冷蔵庫内を4℃近くまで冷却を行うためには、冷蔵庫内への侵入熱量を減らすために断熱パネルの厚みを40mm以上確保する必要があった。
本発明の他の目的は、厚みが同じ断熱パネルでも侵入熱量を減らし、少ない電気代で冷蔵庫内温度を保持することができる冷蔵庫の提供を図ることである。
上記目的を達成するために本発明の冷蔵庫は、組立式の箱体からなる冷蔵庫本体が、断熱材入りの上面パネルと、底面パネルと、左右の側面パネルと、背面パネルとから構成され、各パネルの端部に段差部と、前記段差部の隅に溝と、前記溝に粘着性シール材とで、端部の前記段差部同士を組合せ一体に構成されてなるものである。
これにより、各パネル端部の段差部による端部の変形防止ができ、端部の段差部同士の組合せによる合せ部の強度を確保でき、また、簡単に組合せ組立ができ、段差部隅の溝と溝部の粘着性シール材による段差部同士の組合せ面からの冷気洩れを防止でき、また冷気洩れによる結露を防止でき、強度を上げ、組み立て易くなり、冷蔵庫内温度の安定化と錆や腐食の防止を図り、製造コストを低減できる。
また、本発明の冷蔵庫は、断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルにおいて、端部を折り曲げた外板と、端部に前記段差部と、前記段差部の隅に前記溝とを一体に設けた外板より幅の狭いプラスチック製の内板と、前記外板と前記内板との間にスペーサーと、断熱材とで一体に形成したものである。
これにより、外板と内板の2部品だけで断熱材入りのパネルを形成でき、段差部隅の溝により粘着性シール材の塗布が容易にでき、作業がし易く、部品の低減を図れる。また、内板をプラスチック製としたので、端部の段差部から外板への熱伝導を防ぎ、外板への結露を防止して、温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。
また、本発明の冷蔵庫は、断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルにおいて、端部を前記折り曲げた外板と、前記外板より幅の狭い前記内板と、前記外板と前記内板の外周部にプラスチック製の薄板をZ型に曲げ1箇所の隅に前記溝とを設けた仕切り板と、前記外板と前記内板との間に前記スペーサーと、前記断熱材とで、前記外板と前記内板の端部に前記仕切り板により前記段差部とを一体に形成したものである。
これにより、段差部隅の溝により粘着性シール材の塗布が容易にでき、作業がし易く、端部の段差部をプラスチック製の段差部にしたので、外板への熱伝導を防ぎ、外板への結露を防止して、温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。
また、本発明の冷蔵庫は、断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルにおいて、端部を前記折り曲げた外板と、前記外板より幅の狭い前記内板と、前記外板と前記内板の外周部にフィルム状のシートと、前記外板と前記内板との間に前記スペーサーと、前記断熱材とで、前記内板外周部のフィルム状の前記シートを断熱材発泡時の押さえ冶具により前記外板と前記内板との端部に前記段差部と、前記段差部の隅に前記溝とを一体に形成したものである。
これにより、段差部隅の溝により粘着性シール材の塗布が容易にでき、作業がし易く、端部の段差部をフィルム状のシートの段差部にしたので、外板への熱伝導を防ぎ、外板への結露を防止して、温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。また、安価なフィルム状のシートとしたので、製造コストを低減できる。
また、本発明の冷蔵庫は、断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルにおいて、端部を前記折り曲げた外板と、前記外板より幅の狭い前記内板と、前記内板に挿入した各パネル合わせ部目隠し用のシールサッシュと、前記外板と前記内板に挿入した前記シールサッシュの外周部にフィルム状の前記シートと、前記外板と前記内板との間に前記スペーサーと、前記断熱材とで、前記内板に挿入した前記シールサッシュ外周部のフィルム状の前記シートを断熱材発泡時の押さえ冶具により前記外板と前記内板との端部に前記段差部と、前記段差部の隅に前記溝とを一体に形成したものである。
これにより、外板と、内板に挿入した各パネル合わせ部目隠し用のシールサッシュと、内板に挿入したシールサッシュの外周部にフイルム状のシートと、断熱材発泡時の押さえ冶具により外板と内板に挿入したシールサッシュの外周部の端部に段差部と、段差部の隅に溝を一体にフイルム状のシートを介して形成したので、段差部隅の溝により粘着性シール材の塗布が容易にでき、作業がし易く、端部の段差部をフィルム状のシートの段差部にしたので、外板への熱伝導を防ぎ、外板への結露を防止して、温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。また、シールサッシュにより各パネル合わせ部目隠しとしたので、各パネル合わせ部の隙を防止しでき、見映えの向上を図ることができる。
また、本発明の冷蔵庫は、断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルの各パネル端部の前記段差部同士の組合せにおいて、パネル端部の前記段差部がパネル端部に載り上がる組合せの前記上面パネル、前記底面パネルには前記外板端部をコの字状折り曲げ部と、前記コの字状折り曲げ部に前記外板の表面からの貫通孔とを備え、前記コの字状折り曲げ部内に前記貫通孔と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピースとを前記断熱材内に埋設した前記上面パネル、前記底面パネルと、パネル端部が前記段差部内に組合せの前記左右の側面パネル、前記背面パネルには前記外板端部をL字状折り曲げ部と、前記L字状折り曲げ部に孔と、内側に保持部品とを備え、前記断熱材内に埋設した前記左右の側面パネル、前記背面パネルとを、前記外板端部を前記コの字状折り曲げ部の前記貫通孔から空洞の前記保持ピース内を通し、前記L字状折り曲げ部の前記孔部内側に設けた前記保持部品に取付ける連結部品とで各パネルの端部を固定したものである。
これにより、各パネル端部の段差部を組合せ、また、各パネル端部の外板を連結部品により固定としたので、各パネル端部の段差部と角部が噛み合い各パネル端部の段差部による端部の変形防止ができ、端部の段差部同士の組合せによる合せ部の強度を確保でき、また、簡単に組合せ組立ができ、組み立て易くなり、製造コストを低減できる。また、冷却された内板から端部の段差部外板への熱伝導を防ぎ、外板への結露を防止して、冷蔵庫内の温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。
また、本発明の冷蔵庫は、断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルの各パネル同士の組合せにおいて、前記上面パネルと、前記底面パネルと、前記左右の側面パネルとの前記背面パネル側の端部を、前記背面パネルの前記外板と固定する4隅部のコーナー保持板と、辺長部の辺長部保持板とを備え、各パネル同士を組合せ一体に構成したものである。
これにより、各パネルを組合せ後、箱体の背面の4隅部のコーナー部と辺長部をコーナー保持板と、辺長部の保持板とで各パネルの外板同士接続としたので、各パネルの固定を確実にでき、各パネルの組合せ後の歪みを防止でき、冷却による変形を防ぎ組合せ面からの冷気洩れを防止でき、外板への結露を防止して、強度を上げ、冷蔵庫内の温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。
また、本発明の冷蔵庫は、断熱材内に真空断熱材を埋設したパネルにおいて、端部を前記折り曲げた外板と、前記外板より幅の狭い前記内板と、前記外板裏面側に前記真空断熱材と、前記内板の凹部と、前記凹部の先端を前記真空断熱材に当接して前記外板裏面側に前記真空断熱材を取付け固定し、前記断熱材とで、一体に形成したものである。
これにより、断熱材内に内板の凹部と、凹部の先端を真空断熱材に当接して外板裏面側に真空断熱材を取付け固定し、真空断熱材と一体に発泡したので、断熱性能を向上でき、吸熱量減により冷却消費電力量を減らすことができ、節電を図ることができる。また、固定と組み立てが簡単にでき、組み立て易く、製造コストを低減できる。
また、本発明の冷蔵庫は、断熱材内に前記真空断熱材を埋設したパネルにおいて、前記外板端部を前記コの字状折り曲げ部と、前記コの字状折り曲げ部に前記外板の表面からの前記貫通孔とを備え、前記コの字状折り曲げ部内に前記貫通孔と同じ位置に設置した内部が空洞の前記保持ピースと、前記真空断熱材の外周溶着部に取付け孔と、前記真空断熱材の前記取付け孔を内部が空洞の前記保持ピースと前記外板裏面側の前記外板の前記貫通孔との間に設け、前記断熱材とで、前記外板側内へ一体に形成したものである。
これにより、真空断熱材の外周溶着部に取付け孔を設け、外板のコの字状折り曲げ部の貫通孔と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピースとの間に真空断熱材外周溶着部の取付け孔を合わせ、真空断熱材と外周溶着部共に外板裏面側に固定し断熱材と一体としたので、断熱性能を向上でき、吸熱量減により冷却消費電力量を減らすことができ、節電を図ることができる。また、真空断熱材の外周溶着部の処理が簡単にでき、組み立て時間を短縮して、製造コストを低減できる。
本発明は、断熱材入りの上面パネルと、底面パネルと、左右の側面パネルと、背面パネルの各パネルの組合せ端部に段差部と、段差部の隅に溝と、溝に粘着性シール材を塗布し、各パネルの段差部同士を組合せた組立式の断熱箱体としたので、各パネル端部の段差部により位置合わせ固定が容易にでき、段差部による端部の変形防止ができ、段差部同士の組合せにより組合せ部の沿面距離を多く取れ端部の変形を防止でき、段差部隅の溝内に塗布した粘着性シール材により段差部同士の組合せ部のシールができ、組立て易く、各パネルの位置ズレを防止し、冷蔵庫外部から庫内への熱侵入と庫内からの冷気洩れを防止し、結露を防ぎ、製造コストの低減と、冷蔵庫内温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。
また、本発明は、内板の端部に段差部と、段差部の隅に溝とを一体に設けたので、外板と内板の2部品だけで断熱材入りのパネルを形成でき、段差部隅の溝により粘着性シール材の塗布が容易にでき、作業がし易く、部品の低減を図れる。また、内板をプラスチック製により端部の段差部から外板への熱伝導を防ぎ、外板への結露を防止して、錆や腐食の防止を図ることができる。また、段差部同士の組合せにより組合せ部の沿面距離を多く取れ強度を確保でき、段差部同士の組合せにより段差部隅の溝を2個所設けることができ、段差部隅の溝部への粘着性シール材の塗布により庫内からの冷気洩れを防ぎ、冷蔵庫内温度の安定化を図ることができる。
また、本発明は、外板と内板の外周部にプラスチック製のZ型に曲げ1箇所の隅に溝の付いた薄板の仕切り板で端部の段差部を設け、プラスチック製の段差部にしたので、段差部隅の溝により粘着性シール材の塗布が容易にでき、組み立て易く、製造コストを低減できる。仕切り板をプラスチック製により端部の段差部から外板への熱伝導を防ぎ、外板への結露を防止して、錆や腐食の防止を図ることができる。また、段差部同士の組合せにより組合せ部の沿面距離を多く取れ強度を確保でき、段差部同士の組合せにより段差部隅の溝を2個所設けることができ、段差部隅の溝部への粘着性シール材の塗布により庫内からの冷気洩れを防ぎ、冷蔵庫内温度の安定化を図ることができる。
また、本発明は、外板と内板の外周部にフィルム状のシートと、断熱材発泡時の押さえ冶具により外板と内板外周部の端部に段差部と、段差部を安価なフィルム状のシートとし、段差部の隅に溝を一体にフィルム状のシートを介して形成したので、段差部隅の溝により粘着性シール材の塗布が容易にでき、金型を必要とせず、組み立て易く、製造コストを低減できる。また、段差部がフィルム状のシート製により端部の段差部から外板への熱伝導を防ぎ、外板への結露を防止して、錆や腐食の防止を図ることができる。また、段差部同士の組合せにより組合せ部の沿面距離を多く取れ強度を確保でき、段差部同士の組合せにより段差部隅の溝を2個所設けることができ、段差部隅の溝部への粘着性シール材の塗布により庫内からの冷気洩れを防ぎ、冷蔵庫内温度の安定化を図ることができる。
また、本発明は、外板と、内板に挿入した各パネル合わせ部目隠し用のシールサッシュと、内板に挿入したシールサッシュの外周部にフィルム状のシートと、断熱材発泡時の押さえ冶具により外板と、内板に挿入したシールサッシュの外周部の端部に段差部と、段差部を安価なフィルム状のシートとし、段差部の隅に溝を一体にフィルム状のシートを介して形成したので、段差部隅の溝により粘着性シール材の塗布が容易にでき、金型を必要とせず、組み立て易く、製造コストを低減できる。また、段差部がフィルム状のシート製により端部の段差部から外板への熱伝導を防ぎ、外板への結露を防止して、錆や腐食の防止を図ることができる。また、段差部同士の組合せにより組合せ部の沿面距離を多く取れ強度を確保でき、段差部同士の組合せにより段差部隅の溝を2個所設けることができ、段差部隅の溝部への粘着性シール材の塗布により庫内からの冷気洩れを防ぎ、冷蔵庫内温度の安定化を図ることができる。また、シールサッシュにより各パネル合わせ部の目隠しとしたので、各パネル合わせ部の隙を防止しでき、外観の見映え向上を図ることができる。
また、本発明は、断熱材入りのパネル端部の段差部がパネル端部に載り上がる組合せの上面パネル、底面パネルには外板端部にコの字状折り曲げ部と、外板の表面からの貫通孔と、貫通孔に合わせた内部が空洞の保持ピースとを断熱材内に埋設し、パネル端部が段差部内に組合せの左右の側面パネル、背面パネルには外板端部にL字状折り曲げ部と、L字状折り曲げ部に孔と、内側に保持部品とを断熱材内に埋設し、各パネルの段差部同士を組合せ連結部品によりパネル端部の段差部がパネル端部に載り上がるパネル外板の表面からの貫通孔から内部が空洞の保持ピース内を通し、パネル端部が段差部内のパネル内側の保持部品に各パネルの段差部同士を組合せて固着し断熱箱体としたので、各パネル端部の段差部の組合せ固定はパネルの金属製の外板同士によりパネル端部の段差部を確実に固着することができ、各パネル端部の段差部が噛み合い合わせ部の強度確保により各パネル端部段差部の冷却等による変形防止ができ、冷気洩れを防ぎ、外板への結露を防止して、冷蔵庫内の温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。また、簡単に組合せ組立ができ、組み立て易く、製造コストを低減できる。
また、本発明は、各パネルを組合せ後箱体の背面の4隅部のコーナー部と辺長部をコーナー保持板と、辺長部の保持板とで各パネルの外板同士を固定したので、各パネルの端部段差部の隙を防ぎ、各パネルの組合せ後の歪みを防止でき、冷却による変形を防ぎ、組合せ面からの冷気洩れを防止でき、外板への結露を防止して、強度を上げ、冷蔵庫内の温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。
また、本発明は、断熱材内に内板の凹部と、凹部の先端を真空断熱材に当接して外板裏面側に真空断熱材を取付け固定し、真空断熱材と一体に発泡したので、真空断熱材によりパネル内への侵入熱量を減らし断熱性能を向上でき、吸熱量減による冷却消費電力量を減らすことができ、節電を図ることができる。また、固定と組み立てが簡単にでき、組み立て易く、製造コストを低減できる。
また、本発明は、真空断熱材の外周溶着部に取付け孔を設け、外板のコの字状折り曲げ部の貫通孔と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピースとの間に真空断熱材外周溶着部の取付け孔を合わせ、真空断熱材と外周溶着部共に外板裏面側に固定し断熱材と一体としたので、真空断熱材によりパネル内への侵入熱量を減らし断熱性能を向上でき、吸熱量減により冷却消費電力量を減らすことができ、節電を図ることができる。また、真空断熱材の外周溶着部の処理が簡単にでき、固定と組み立て時間を短縮して、組み立て易く、製造コストを低減できる。
請求項1に記載の冷蔵庫の発明は、組立式の箱体からなる冷蔵庫本体が、断熱材入りの上面パネルと、底面パネルと、左右の側面パネルと、背面パネルとから構成され、各パネルの端部に段差部と、前記段差部の隅に溝と、前記溝に粘着性シール材とで、端部の前記段差部同士を組合せ一体に構成されてなるものであり、断熱材入りの上面パネルと、底面パネルと、左右の側面パネルと、背面パネルとの各パネル端部に段差部と、段差部の隅に溝とを設け、溝に粘着性シール材とで、端部の段差部同士を組合せ一体の箱体に構成したので、各パネル端部の段差部により位置合わせ固定が容易にでき、段差部による端部の変形防止ができ、端部の段差部同士の組合せによる組合せ部の強度を確保でき、また、簡単に組合せ組立ができ、段差部隅の溝と溝部の粘着性シール材による段差部同士の組合せ面からの冷気洩れを防止でき、また冷気洩れによる結露を防止でき、強度を上げ、組み立て易くなり、冷蔵庫内温度の安定化と錆や腐食の防止を図り、製造コストを低減できる。
請求項2に記載の冷蔵庫の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルにおいて、端部を折り曲げた外板と、端部に前記段差部と、前記段差部の隅に前記溝とを一体に設けた外板より幅の狭いプラスチック製の内板と、前記外板と前記内板との間にスペーサーと、断熱材とで一体に形成したものであり、内板の端部に段差部と、前記段差部の隅に溝とを一体に設けたので、外板と内板の2部品だけで断熱材入りのパネルを形成でき、段差部隅の溝により粘着性シール材の塗布が容易にでき、作業がし易く、部品の低減を図れる。また、内板をプラスチック製としたので、端部の段差部から外板への熱伝導を防ぎ、外板への結露を防止して、温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。
請求項3に記載の冷蔵庫の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルにおいて、端部を前記折り曲げた外板と、前記外板より幅の狭い前記内板と、前記外板と前記内板の外周部にプラスチック製の薄板をZ型に曲げ1箇所の隅に前記溝とを設けた仕切り板と、前記外板と前記内板との間に前記スペーサーと、前記断熱材とで、前記外板と前記内板の端部に前記仕切り板により前記段差部とを一体に形成したものであり、外板と内板の外周部にプラスチック製のZ型に曲げ1箇所の隅に溝の付いた薄板の仕切り板で端部の段差部を設けたので、段差部隅の溝により粘着性シール材の塗布が容易にでき、作業がし易く、端部の段差部をプラスチック製の段差部にしたので、外板への熱伝導を防ぎ、外板への結露を防止して、温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。
請求項4に記載の冷蔵庫の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルにおいて、端部を前記折り曲げた外板と、前記外板より幅の狭い前記内板と、前記外板と前記内板の外周部にフィルム状のシートと、前記外板と前記内板との間に前記スペーサーと、前記断熱材とで、前記内板外周部のフィルム状の前記シートを断熱材発泡時の押さえ冶具により前記外板と前記内板との端部に前記段差部と、前記段差部の隅に前記溝とを一体に形成したものであり、外板と内板の外周部にフィルム状のシートと、断熱材発泡時の押さえ冶具により外板と内板外周部の端部に段差部と、段差部の隅に溝を一体にフィルム状のシートを介して形成したので、段差部隅の溝により粘着性シール材の塗布が容易にでき、作業がし易く、端部の段差部をフィルム状のシートの段差部にしたので、外板への熱伝導を防ぎ、外板への結露を防止して、温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。また、安価なフィルム状のシートとしたので、製造コストを低減できる。
請求項5に記載の冷蔵庫の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルにおいて、端部を前記折り曲げた外板と、前記外板より幅の狭い前記内板と、前記内板に挿入した各パネル合わせ部目隠し用のシールサッシュと、前記外板と前記内板に挿入した前記シールサッシュの外周部にフィルム状の前記シートと、前記外板と前記内板との間に前記スペーサーと、前記断熱材とで、前記内板に挿入した前記シールサッシュ外周部のフィルム状の前記シートを断熱材発泡時の押さえ冶具により前記外板と前記内板との端部に前記段差部と、前記段差部の隅に前記溝とを一体に形成したものであり、外板と、内板に挿入した各パネル合わせ部目隠し用のシールサッシュと、内板に挿入したシールサッシュの外周部にフイルム状のシートと、断熱材発泡時の押さえ冶具により外板と内板に挿入したシールサッシュの外周部の端部に段差部と、段差部の隅に溝を一体にフイルム状のシートを介して形成したので、段差部隅の溝により粘着性シール材の塗布が容易にでき、作業がし易く、端部の段差部をフィルム状のシートの段差部にしたので、外板への熱伝導を防ぎ、外板への結露を防止して、温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。また、シールサッシュにより各パネル合わせ部目隠しとしたので、各パネル合わせ部の隙を防止しでき、見映えの向上を図ることができる。
請求項6に記載の冷蔵庫の発明は、請求項1から5のいずれか一項記載の発明における断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルの各パネル端部の前記段差部同士の組合せにおいて、パネル端部の前記段差部がパネル端部に載り上がる組合せの前記上面パネル、前記底面パネルには前記外板端部をコの字状折り曲げ部と、前記コの字状折り曲げ部に前記外板の表面からの貫通孔とを備え、前記コの字状折り曲げ部内に前記貫通孔と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピースとを前記断熱材内に埋設した前記上面パネル、前記底面パネルと、パネル端部が前記段差部内に組合せの前記左右の側面パネル、前記背面パネルには前記外板端部をL字状折り曲げ部と、前記L字状折り曲げ部に孔と、内側に保持部品とを備え、前記断熱材内に埋設した前記左右の側面パネル、前記背面パネルとを、前記外板端部を前記コの字状折り曲げ部の前記貫通孔から空洞の前記保持ピース内を通し、前記L字状折り曲げ部の前記孔部内側に設けた前記保持部品に取付ける連結部品とで各パネルの端部を固定したものであり、各パネル端部の段差部を組合せ、また、各パネル端部の外板を連結部品により固定としたので、各パネル端部の段差部と角部が噛み合い各パネル端部の段差部による端部の変形防止ができ、端部の段差部同士の組合せによる合せ部の強度を確保でき、また、簡単に組合せ組立ができ、組み立て易くなり、製造コストを低減できる。また、冷却された内板から端部の段差部外板への熱伝導を防ぎ、外板への結露を防止して、冷蔵庫内の温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。
請求項7に記載の冷蔵庫の発明は、請求項1から6のいずれか一項記載の発明における断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルの各パネル同士の組合せにおいて、前記上面パネルと、前記底面パネルと、前記左右の側面パネルとの前記背面パネル側の端部を、前記背面パネルの前記外板と固定する4隅部のコーナー保持板と、辺長部の辺長部保持板とを備え、各パネル同士を組合せ一体に構成したものであり、各パネルを組合せ後、箱体の背面の4隅部のコーナー部と辺長部をコーナー保持板と、辺長部の保持板とで各パネルの外板同士接続としたので、各パネルの固定を確実にでき、各パネルの組合せ後の歪みを防止でき、冷却による変形を防ぎ組合せ面からの冷気洩れを防止でき、外板への結露を防止して、強度を上げ、冷蔵庫内の温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。
請求項8に記載の冷蔵庫の発明は、請求項1から7のいずれか一項記載の発明における断熱材内に真空断熱材を埋設したパネルにおいて、端部を前記折り曲げた外板と、前記外板より幅の狭い前記内板と、前記外板裏面側に前記真空断熱材と、前記内板の凹部と、前記凹部の先端を前記真空断熱材に当接して前記外板裏面側に前記真空断熱材を取付け固定し、前記断熱材とで、一体に形成したものであり、断熱材内に内板の凹部と、凹部の先端を真空断熱材に当接して外板裏面側に真空断熱材を取付け固定し、真空断熱材と一体に発泡したので、断熱性能を向上でき、吸熱量減により冷却消費電力量を減らすことができ、節電を図ることができる。また、固定と組み立てが簡単にでき、組み立て易く、製造コストを低減できる。
請求項9に記載の冷蔵庫の発明は、請求項1から8のいずれか一項記載の発明における断熱材内に前記真空断熱材を埋設したパネルにおいて、前記外板端部を前記コの字状折り曲げ部と、前記コの字状折り曲げ部に前記外板の表面からの前記貫通孔とを備え、前記コの字状折り曲げ部内に前記貫通孔と同じ位置に設置した内部が空洞の前記保持ピースと、前記真空断熱材の外周溶着部に取付け孔と、前記真空断熱材の前記取付け孔を内部が空洞の前記保持ピースと前記外板裏面側の前記外板の前記貫通孔との間に設け、前記断熱材とで、前記外板側内へ一体に形成したものであり、真空断熱材の外周溶着部に取付け孔を設け、外板のコの字状折り曲げ部の貫通孔と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピースとの間に真空断熱材外周溶着部の取付け孔を合わせ、真空断熱材と外周溶着部共に外板裏面側に固定し断熱材と一体としたので、断熱性能を向上でき、吸熱量減により冷却消費電力量を減らすことができ、節電を図ることができる。また、真空断熱材の外周溶着部の処理が簡単にでき、組み立て時間を短縮して、製造コストを低減できる。
以下、本発明による冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1による冷蔵庫の外観斜視図である。図2は、同実施の形態の冷蔵庫を左右に切断した場合の左側を右から見た縦断面図である。図3は、同実施の形態の冷蔵庫におけるパネルの前部を示す要部縦断面図である。図4は、同実施の形態の冷蔵庫における上下左右4コーナーのパネル組合せ部を示す要部縦断面図である。図5は、同実施の形態の冷蔵庫における背面パネル組合せ外周部を示す要部縦断面図である。
図6は、同実施の形態による冷蔵庫のパネルを分解した場合の外観斜視図である。図7は、同実施の形態による冷蔵庫のパネルを組合せした場合の外観斜視図である。図8は、同実施の形態による冷蔵庫の背面補強板を分解した場合の外観斜視図である。図9は、同実施の形態による冷蔵庫の上面パネルを前後に切断した場合の後ろ側を前から見た縦断面図である。図10は、同実施の形態の冷蔵庫における真空断熱材の外観斜視図である。
図1から図10に示すように、冷蔵庫21は、断熱材22入りの上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の組合せにより前面を開口する貯蔵室27が形成された断熱箱体28と、貯蔵室27の前面を開口するための扉29とを有する。
断熱箱体28の下部に冷却機能部品収納箱30の空間が設けられている。貯蔵室27の奥面には、冷却部収納室31が区画整理され冷却部収納室31の冷気吸入口32側には蒸発器33、出口側には冷気吐出口34が設置されている。
また、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26は、外板35と内板36と、外板35と内板36との間のスペーサー37とを断熱材22により一体発泡し構成している。
上面パネル23と、底面パネル24は、鉄板などの金属製の表面処理した外板35には、前面側に内板36を挿入する溝状の折り曲げ部38と、左右と背面側端部には折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、コの字状折り曲げ部40に外板35の表面からの貫通孔41とを備え、コの字状折り曲げ部40内に貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42を設け、また、外板35より幅の狭いプラスチック製の内板36には、前面側に外板35の溝状の折り曲げ部38に挿入するフランジ部43と、左右と背面側端部には段差部44と、段差部44の隅に溝45とを一体に設けられている。
また、左右の側面パネル25と、背面パネル26は、外板35には、前面側に内板36を挿入する溝状の折り曲げ部38と、左右の側面パネル25の背面側端部には折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、コの字状折り曲げ部40に外板35の表面からの貫通孔41とを備え、コの字状折り曲げ部40内に貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42を設け、左右の側面パネル25の上下端部と、背面パネル26の上下左右端部には折り曲げた外板39のL字状折り曲げ部46を設け、L字状折り曲げ部46に孔47と内側には保持部品48を備え、また、外板35より幅の狭いプラスチック製の内板36には、前面側に外板35の溝状の折り曲げ部38に挿入するフランジ部43と、左右の側面パネル25の上下と背面側端部および背面パネル26の上下左右端部には段差部44と、段差部44の隅に溝45とを一体に設けられ、段差部を左右の側面パネル25と、背面パネル26の外板端部の折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、L字状折り曲げ部46に当接し、外板35の溝状の折り曲げ部38内に軟質ウレタンフォーム等のシールフォーム49が設置されている。
さらに、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の断熱材22内に、真空断熱材50を外板35の裏面側に当て、貯蔵室27内部の部品を取付ける内板36の凹部51の先端を真空断熱材50に当接して外板35裏面側に真空断熱材50を取付け固定し、内板36と真空断熱材50との間を断熱材22とで一体に発泡し設けられている。
真空断熱材50は、繊維材料、樹脂発泡材料、および粒状体から選ばれた少なくとも1種類の材料よりなる芯材を、ガスバリヤー性を有する外被材52で覆い、内部を減圧して真空封入して構成したものである。
外被材52は、ガスバリヤー層にアルミニウムなどの金属箔や、金属または無機酸化物を蒸着したフイルムを用い、その内層には熱溶着層として無延伸ポリプロピレン等のフィルムを、最外層に保護層としてナイロンやポリエチレンテレフタレート等のフィルムを積層したラミネートフィルムである。
また、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の断熱材22内に、真空断熱材50を外板35のコの字状折り曲げ部40の貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42との間に、真空断熱材50の外被材52で真空封入する外周溶着部53の取付け孔54を合わせ、真空断熱材50と外周溶着部53共に外板35裏面側に固定し、内板36と真空断熱材50との間を断熱材22と一体に発泡し設けられている。
真空断熱材50の真空封入する外周溶着部53は、断熱材22内に埋設すると、断熱材22内に割れを生じ易く、真空断熱材50の本体側に折り曲げ、テープ等で固定し断熱材22と一体に発泡していた部分であり、外周溶着部53に取付け孔54を設け真空断熱材50の固定に利用するものである。
さらに、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26の、パネル端部段差部44隅の溝45に粘着性シール材55を塗布し、パネル端部の段差部44がパネル端部に載り上がる組合せの上面パネル23と、底面パネル24を、パネル端部が段差部44内に組合せの左右の側面パネル25と、背面パネル26を、パネル端部の段差部44がパネル端部に載り上がる組合せとパネル端部が段差部44内に組合せの左右の側面パネル25を、各パネル端部の段差部44同士組合せ、パネル端部の段差部44がパネル端部に載り上がる組合せのパネル端部の貫通孔41と、内部が空洞の保持ピース42内に連結部品56を挿入し、パネル端部が段差部44内に組合せのパネル端部の孔47と内側の保持部品48に取付け接続固定している。
また、上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25の背面パネル26側の端部と、背面パネル26の外板39とを、各パネルの外板同士接続する4隅部のコーナー保持板57と、辺長部の辺長部保持板58とを背面部に設置している。
さらに、冷蔵庫21は、断熱箱体28における扉29と対向する貯蔵室27の開口部の外周部部分の上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25に内側面から熱交換可能に当接する高温冷媒循環用外周パイプ59を断熱材22内に埋設している。
また、断熱箱体28の貯蔵室27開口部の前面を覆う断熱材22入りの扉29を断熱箱体28に取り付けられたヒンジ60を介して開閉するように設置されている。
扉29には、貯蔵室27開口部の外周部分に当接する位置に柔軟材料で磁石を内蔵した冷気シール用ガスケット61と、冷気シール用ガスケット61より内側に扉裏板62を設けている。
貯蔵室27には、貯蔵室棚63が貯蔵室27左右壁面の受け部に貯蔵室27と空間を保って設置されている。
また、貯蔵室27奥面には冷却部収納室31の冷気吐出口34と同じ高さ位置に冷気循環用ファン64が設けられている。
冷蔵庫21下部の冷却機能部品収納箱30には、圧縮機65と、圧縮機65の上に蒸発皿66と、凝縮器67と、膨張機構としてのキャピラリーチューブと、凝縮器冷却ファン68と、冷却制御盤69が設置されている。
そして、圧縮機65、凝縮器67、高温冷媒循環用外周パイプ59、キャピラリーチューブ、蒸発器33は順次環状に連接され、貯蔵室27を冷却する冷却手段としての冷凍サイクル(蒸気圧縮式の冷凍システム)を形成する。
以上のように構成された本実施の形態の冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
冷却制御盤69部の電源の投入と同時に、圧縮機65の起動により冷凍サイクルを動作させ、蒸発器33により冷却を行う。このとき冷気循環用ファン64により、貯蔵室27の空気を冷気吸入口32を通して蒸発器33を通し冷気吐出口34から貯蔵室27内に循環させ4℃近くまで冷却を行う。
食品を冷却する場合、まず、食品を貯蔵室27内の貯蔵室棚63に載置して扉29を閉止すると、扉29が扉開閉検知手段を作動させ、冷気循環用ファン64を回転させて、冷気が冷気吐出口34から貯蔵室27内に流入して、食品は冷気で覆われる。
そして、蒸発器33で冷却された冷気は、貯蔵室27前面開口の外周部分を冷気シール用ガスケット61付き扉29により冷気洩れはなくなる。
従って、貯蔵室27内の食品は冷却が行われる。そのため、昇温のない良好な状態で食品の貯蔵を行うことができる。
本実施の形態の冷蔵庫では、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26を組合せ前面を開口した断熱箱体28の貯蔵室27は、各断熱材入りパネル組合せ部を粘着性シール材55の塗布により、シールをする。
その結果、断熱パネル組合せ部の変形による隙間を防いでいるため、冷却部収納室31内の蒸発器33で冷却された冷気の洩れはなくなり、さらに、貯蔵室27を通り、貯蔵室27から冷却部収納室31に還り貯蔵室27を冷却する冷気循環量の減少を押さえることができるため、貯蔵室27内の冷却低下を防ぐことが可能となる。
また、前面を開口した断熱箱体28の貯蔵室27は、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26を組合せし、組み立てする配置としているため、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26の外形寸法を変えることにより断熱箱体28の貯蔵室27を自由に造ることができ、各パネルの断熱材22を注入発泡する時の冶具も簡単にでき、また、冶具の外形寸法を変えることも簡単にすることができるため、加工し易く、多種類の大きさに対応し易く、製造コストを低減することが可能となる。
また、柔軟材料で磁石を内蔵した冷気シール用ガスケット61により扉29を貯蔵室27開口部の外周部分の位置に当接させることができるため、貯蔵室27からの冷気洩れをなくせる。
本実施の形態の冷蔵庫では、冷却用の冷媒は、圧縮機65により圧縮され、高温となり凝縮器67に送り出され、高温冷媒循環用外周パイプ59、キャピラリーチューブで減圧され、蒸発器33を経て、圧縮機65へと還る。
その結果、高温冷媒循環用外周パイプ59を上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25の断熱材22内へ設置した外側面は、高温冷媒により加熱される。
このため、貯蔵室27からの熱伝導により、上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25の外側面が冷やされる影響を押さえることができるため、断熱箱体28への結露を防ぐことが可能となる。
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、前面を開口する貯蔵室27が形成され外板35と内板36と、外板35と内板36との間のスペーサー37とを一体発泡した断熱材22入りの上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26とを組合せた断熱箱体28と、貯蔵室27の開口部を開閉する扉29と、貯蔵室27を冷却する冷却手段としての冷凍サイクル(蒸気圧縮式の冷凍システム)の蒸発器33とを備えた冷蔵庫21において、上面パネル23と、底面パネル24は、外板35には、前面側に内板36を挿入する溝状の折り曲げ部38と、左右と背面側端部には折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、コの字状折り曲げ部40に外板35の表面からの貫通孔41と、コの字状折り曲げ部40内に貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42と、外板35より幅の狭いプラスチック製の内板36には、前面側に外板35の溝状の折り曲げ部38に挿入するフランジ部43と、左右と背面側端部には段差部44と、段差部44の隅に溝45と、左右の側面パネル25と、背面パネル26は、外板35には、前面側に内板36を挿入する溝状の折り曲げ部38と、左右の側面パネル25の背面側端部には折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、コの字状折り曲げ部40に外板35の表面からの貫通孔41と、コの字状折り曲げ部40内に貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42と、左右の側面パネル25の上下端部と、背面パネル26の上下左右端部には折り曲げた外板39のL字状折り曲げ部46と、L字状折り曲げ部46に孔47と内側には保持部品48と、外板35より幅の狭いプラスチック製の内板36には、前面側に外板35の溝状の折り曲げ部38に挿入するフランジ部43と、左右の側面パネル25の上下と背面側端部および背面パネル26の上下左右端部には段差部44と、段差部44の隅に溝45と、段差部を左右の側面パネル25と、背面パネル26の外板35端部の折り曲げた外板39のコめ字状折り曲げ部40と、L字状折り曲げ部46に当接し、外板35の溝状の折り曲げ部38内にシールフォーム49とを設けたものである。
本実施の形態の冷蔵庫では、上面パネル23と、底面パネル24の外板35は、前面側に内板36を挿入する溝状の折り曲げ部38と、左右と背面側端部に折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、コの字状折り曲げ部40に外板35の表面からの貫通孔41と、コの字状折り曲げ部40内に貫通孔41と同じ位置に内部が空洞の保持ピース42を設置し、外板35より幅の狭いプラスチック製の内板36は、前面側に外板35の溝状の折り曲げ部38に挿入するフランジ部43と、左右と背面側端部に段差部44と、段差部44の隅は溝45とし、左右の側面パネル25と、背面パネル26は、外板35は、前面側に内板36を挿入する溝状の折り曲げ部38と、左右の側面パネル25の背面側端部に折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、コの字状折り曲げ部40に外板35の表面からの貫通孔41と、コの字状折り曲げ部40内に貫通孔41と同じ位置に内部が空洞の保持ピース42を設置し、左右の側面パネル25の上下端部と、背面パネル26の上下左右端部は折り曲げた外板39のL字状折り曲げ部46と、L字状折り曲げ部46に孔47と内側に保持部品48取付けし、外板35より幅の狭いプラスチック製の内板36は、前面側に外板35の溝状の折り曲げ部38に挿入するフランジ部43と、左右の側面パネル25の上下と背面側端部および背面パネル26の上下左右端部は段差部44と、段差部44の隅は溝45とし、段差部を左右の側面パネル25と、背面パネル26の外板35端部の折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、L字状折り曲げ部46に当接し、外板35の溝状の折り曲げ部38内にシールフォーム49とを設けシールし、スペーサー37により外板35と内板36の隙間を一定としたので、外板35と内板36の組合せが簡単にでき、断熱材22との一体発泡時外板35と内板36合わせ部から断熱材22の洩れを防ぎ、外板35と内板36共フラットを多くでき、断熱材22を注入発泡する時の冶具も簡単にでき、組み立て易く、加工し易くなり、製造コストを低減できる。また、貯蔵室27側の内板36はプラスチック製により冷却による熱伝導を減らすことができ、内板36の段差部44で沿面距離を多く取れることにより内板36から外板35への熱伝導を減らすことができるため、外板35への結露を防止して、温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の断熱材22内に、真空断熱材50を外板35の裏面側に当て、貯蔵室27内部の部品を取付ける内板36の凹部51の先端を真空断熱材50に当接して外板35裏面側に真空断熱材50を取付け固定し、内板36と真空断熱材50との間を断熱材22とで一体に発泡し設け、また、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の断熱材22内に、真空断熱材50を外板35のコの字状折り曲げ部40の貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42との間に、真空断熱材50の外被材52で真空封入する外周溶着部53の取付け孔54を合わせ、真空断熱材50と外周溶着部53共に外板35裏面側に固定し、内板36と真空断熱材50との間を断熱材22と一体に発泡し設けたものである。
本実施の形態の冷蔵庫では、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の断熱材22内に、内板36の凹部51の先端を真空断熱材50に当接して外板35裏面側に真空断熱材50を取付け固定し、また、真空断熱材50を外板35のコの字状折り曲げ部40の貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42との間に、真空断熱材50の外周溶着部53の取付け孔54を合わせ、真空断熱材50と外周溶着部53共に外板35裏面側に固定し、内板36と、初期熱伝導率0.0025W/mKで厚みが12mmの真空断熱材50との間を断熱材22と一体に発泡したので、断熱材22は硬質発泡ウレタンフォームからなるものであり初期熱伝導率はおよそ0.02W/mK〜0.035W/mKから真空断熱材50により断熱性能を向上でき、貯蔵室27内への侵入熱量を減らすことができるため、吸熱量減により冷却消費電力量を減らすことができ、節電を図ることができる。
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26の、パネル端部段差部44隅の溝45に粘着性シール材55を塗布し、パネル端部の段差部44がパネル端部に載り上がる組合せの上面パネル23と、底面パネル24を、パネル端部が段差部44内に組合せの左右の側面パネル25と、背面パネル26を、パネル端部の段差部44がパネル端部に載り上がる組合せとパネル端部が段差部44内に組合せの左右の側面パネル25を、各パネル端部の段差部44同士組合せ、パネル端部の段差部44がパネル端部に載り上がる組合せのパネル端部の貫通孔41と、内部が空洞の保持ピース42内に連結部品56を挿入し、パネル端部が段差部44内に組合せのパネル端部の孔47と内側の保持部品48に取付け接続固定し、上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25の背面パネル26側の端部と、背面パネル26の外板39とを、各パネルの外板35同士接続する4隅部のコーナー保持板57と、辺長部の辺長部保持板58とを背面部に設けている。
本実施の形態の冷蔵庫では、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26の、パネル端部段差部44同士を組合せし、段差部44隅の溝45内に粘着性シール材55を塗布したので、段差部44面のシールができ、貯蔵室27内からの冷気洩れを防げるため、外部から貯蔵室27内への熱侵入を防止できる。
また、パネル端部を組合せし、パネル端部の貫通孔41と内部が空洞の保持ピース42からもう一方のパネル端部の保持部品48に連結部品56で固定し、各パネル背面の外板35同士を4隅部と辺長部にコーナー保持板57と辺長部保持板58とで固定したので、パネル端部段差部44の隙を防ぎ、貯蔵室27内の冷却によるパネル端部段差部44の変形を防止でき、前面を開口した断熱箱体28の歪みを防ぐことができるため、大きな断熱箱体28も造り易く、冷蔵庫内の温度の安定化を図ることができる。
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、組立式の箱体からなる冷蔵庫本体が、断熱材22入りの上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26とから構成され、各パネルの端部に段差部44と、段差部44の隅に溝45と、溝45に粘着性シール材55とで、端部の段差部44同士を組合せ一体に構成するものであり、断熱材22入りの上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の各パネルの組合せ端部に段差部44と、段差部44の隅に溝45と、溝45に粘着性シール材55を塗布し、各パネルの段差部44同士を組合せた組立式の断熱箱体28としたので、各パネル端部の段差部44により位置合わせ固定が容易にでき、段差部による端部の変形防止ができ、段差部44同士の組合せにより組合せ部の沿面距離を多く取れ端部の変形を防止でき、段差部44隅の溝45内に塗布した粘着性シール材55により段差部44同士の組合せ部のシールができ、組立て易く、各パネルの位置ズレを防止し、冷蔵庫21外部から庫内への熱侵入と庫内からの冷気洩れを防止し、結露を防ぎ、製造コストの低減と、冷蔵庫内温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。
また、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26の各パネル端部の段差部44同士の組合せにおいて、パネル端部の段差部44がパネル端部に載り上がる組合せの上面パネル23、底面パネル24には外板35端部をコの字状折り曲げ部40と、コの字状折り曲げ部40に外板35の表面からの貫通孔41とを備え、コの字状折り曲げ部40内に貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42とを断熱材22内に埋設した上面パネル23、底面パネル24と、パネル端部が段差部44内に組合せの左右の側面パネル25、背面パネル26には外板35端部をL字状折り曲げ部46と、L字状折り曲げ部46に孔47と、内側に保持部品48とを備え、断熱材22内に埋設した左右の側面パネル25、背面パネル26とを、外板35端部をコの字状折り曲げ部40の貫通孔41から空洞の保持ピース42内を通し、L字状折り曲げ部46の孔47部内側に設けた保持部品48に取付ける連結部品56とで各パネルの端部を固定したものであり、断熱材22入りのパネル端部の段差部44がパネル端部に載り上がる組合せの上面パネル23、底面パネル24には外板35端部にコの字状折り曲げ部40と、外板35の表面からの貫通孔41と、貫通孔41に合わせた内部が空洞の保持ピース42とを断熱材22内に埋設し、パネル端部が段差部44内に組合せの左右の側面パネル25、背面パネル26には外板35端部にL字状折り曲げ部46と、L字状折り曲げ部46に孔47と、内側に保持部品48とを断熱材22内に埋設し、各パネルの段差部44同士を組合せ連結部品56によりパネル端部の段差部44がパネル端部に載り上がるパネル外板35の表面からの貫通孔41から内部が空洞の保持ピース42内を通し、パネル端部が段差部44内のパネル内側の保持部品48に各パネルの段差部44同士を組合せて固着し断熱箱体28としたので、各パネル端部の段差部44の組合せ固定はパネルの金属製の外板35同士によりパネル端部の段差部44を確実に固着することができ、各パネル端部の段差部44が噛み合い合わせ部の強度確保により各パネル端部段差部44の冷却等による変形防止ができ、冷気もれを防ぎ、外板35への結露を防止して、冷蔵庫内の温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。また、簡単に組合せ組立てができ、組立て易く、製造コストを低減できる。
また、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26の各パネル同士の組合せにおいて、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25との背面パネル26側の端部を、背面パネル26の外板35と固定する4隅部のコーナー保持板57と、辺長部の辺長部保持板58とを備え、各パネル同士を組合せ一体に構成するものであり、各パネルを組合せ後箱体35の背面の4隅部のコーナー部と辺長部をコーナー保持板57と、辺長部の保持板58とで各パネルの外板35同士を固定したので、各パネルの端部段差部44の隙を防ぎ、各パネルの組合せ後の歪みを防止でき、冷却による変形を防ぎ、組合せ面からの冷気洩れを防止でき、外板35への結露を防止して、強度を上げ、冷蔵庫内の温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。
また、断熱材22内に真空断熱材50を埋設したパネルにおいて、端部を折り曲げた外板35と、外板35より幅の狭い内板36と、外板35裏面側に真空断熱材50と、内板36の凹部51と、凹部51の先端を真空断熱材50に当接して外板35裏面側に真空断熱材50を取付け固定し、断熱材22とで、一体に形成したものであり、断熱材22内に内板36の凹部51と、凹部51の先端を真空断熱材50に当接して外板35裏面側に真空断熱材50を取付け固定し、真空断熱材50と一体に発泡したので、真空断熱材50によりパネル内への侵入熱量を減らし断熱性能を向上でき、吸熱量減により冷却消費電力量を減らすことができ、節電を図ることができる。また、固定と組み立てが簡単にでき、組み立て易く、製造コストを低減できる。
また、断熱材22内に真空断熱材50を埋設したパネルにおいて、外板35端部をコの字状折り曲げ部40と、コの字状折り曲げ部40に外板35の表面からの貫通孔41とを備え、コの字状折り曲げ部40内に貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42と、真空断熱材50の外周溶着部53に取付け孔54と、真空断熱材50の取付け孔54を内部が空洞の保持ピース42と外板35裏面側の外板35の貫通孔41との間に設け、断熱材22とで、外板35側内へ一体に形成したものであり、真空断熱材50の外周溶着部53に取付け孔54を設け、外板35のコの字状折り曲げ部40の貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42との間に真空断熱材50外周溶着部53の取付け孔54を合わせ、真空断熱材50と外周溶着部53共に外板35裏面側に固定し断熱材22と一体としたので、真空断熱材50によりパネル内への侵入熱量を減らし断熱性能を向上でき、吸熱量減により冷却消費電力量を減らすことができ、節電を図ることができる。また、真空断熱材50の外周溶着部53の処理が簡単にでき、固定と組み立て時間を短縮して、組み立て易く、製造コストを低減できる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2の冷蔵庫について、図面を参照しながら説明するが、実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図1は、本発明の実施の形態2による冷蔵庫の外観斜視図である。図2は、同実施の形態の冷蔵庫を左右に切断した場合の左側を右から見た縦断面図である。図3は、同実施の形態の冷蔵庫におけるパネルの前部を示す要部縦断面図である。図4は、同実施の形態の冷蔵庫における上下左右4コーナーのパネル組合せ部を示す要部縦断面図である。図5は、同実施の形態の冷蔵庫における背面パネル組合せ外周部を示す要部縦断面図である。
図6は、同実施の形態による冷蔵庫のパネルを分解した場合の外観斜視図である。図7は、同実施の形態による冷蔵庫のパネルを組合せした場合の外観斜視図である。図8は、同実施の形態による冷蔵庫の背面補強板を分解した場合の外観斜視図である。図9は、同実施の形態による冷蔵庫の上面パネルを前後に切断した場合の後ろ側を前から見た縦断面図である。図10は、同実施の形態の冷蔵庫における真空断熱材の外観斜視図である。
図11は、同実施の形態の冷蔵庫における上下左右4コーナーのパネル組合せ部を示す要部縦断面図である。図12は、同実施の形態の冷蔵庫における背面パネル組合せ外周部を示す要部縦断面図である。図13は、同実施の形態の冷蔵庫におけるパネル段差部の仕切り板を切断した要部外観斜視図である。図14図は、同実施の形態の冷蔵庫における上下左右4コーナーのパネル組合せ部を示す要部縦断面図である。図15は、同実施の形態の冷蔵庫における背面パネル組合せ外周部を示す要部縦断面図である。
図1から図15に示すように、冷蔵庫21は、断熱材22入りの上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の組合せにより前面を開口する貯蔵室27が形成された断熱箱体28と、貯蔵室27の前面を開口するための扉29とを有する。断熱箱体28の下部に冷却機能部品収納箱30の空間が設けられている。
貯蔵室27の奥面には、冷却部収納室31が区画整理され冷却部収納室31の冷気吸入口32側には蒸発器33、出口側には冷気吐出口34が設置されている。
また、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26は、外板35と内板36と、外板35と内板36の外周部に仕切り板70と、外板35と内板36との間のスペーサー37とを断熱材22により一体発泡し構成している。上面パネル23と、底面パネル24は、鉄板などの金属製の表面処理した外板35には、前面側に内板36を挿入する溝状の折り曲げ部38と、左右と背面側端部には折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、コの字状折り曲げ部40に外板35の表面からの貫通孔41とを備え、コの字状折り曲げ部40内に貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42を設け、また、外板35より幅の狭いプラスチック製の内板36には、前面側に外板35の溝状の折り曲げ部38に挿入するフランジ部43と、左右と背面側端部は平面とで一体に設けられている。
また、左右の側面パネル25と、背面パネル26は、外板35には、前面側に内板36を挿入する溝状の折り曲げ部38と、左右の側面パネル25の背面側端部には折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、コの字状折り曲げ部40に外板35の表面からの貫通孔41とを備え、コの字状折り曲げ部40内に貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42を設け、左右の側面パネル25の上下端部と、背面パネル26の上下左右端部には折り曲げた外板39のL字状折り曲げ部46を設け、L字状折り曲げ部46に孔47と内側には保持部品48を備え、また、外板35より幅の狭いプラスチック製の内板36には、前面側に外板35の溝状の折り曲げ部38に挿入するフランジ部43と、左右の側面パネル25の背面側端部は平面と、上下および背面パネル26の上下左右端部には折り曲げ部71とを一体に設けられ、外板35と内板36の外周部にプラスチック製の薄板をZ型に曲げ1箇所の隅に溝45を設けた仕切り板70で段差部44を形成し、仕切り板70を左右の側面パネル25と、背面パネル26の外板35端部の折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、L字状折り曲げ部46に当接し、外板35の溝状の折り曲げ部38内に軟質ウレタンフォーム等のシールフォーム49が設置されている。
さらに、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の断熱材22内に、真空断熱材50を外板35の裏面側に当て、貯蔵室27内部の部品を取付ける内板36の凹部51の先端を真空断熱材50に当接して外板35裏面側に真空断熱材50を取付け固定し、内板36と真空断熱材50との間を断熱材22とで一体に発泡し設けられている。
また、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の断熱材22内に、真空断熱材50を外板35のコの字状折り曲げ部40の貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42との間に、真空断熱材50の外被材52で真空封入する外周溶着部53の取付け孔54を合わせ、真空断熱材50と外周溶着部53共に外板35裏面側に固定し、内板36と真空断熱材50との間を断熱材22と一体に発泡し設けられている。
さらに、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26の、パネル外周部段差部44の仕切り板70隅の溝45に粘着性シール材55を塗布し、パネル端部の段差部44がパネル端部に載り上がる組合せの上面パネル23と、底面パネル24を、パネル端部が段差部44内に組合せの左右の側面パネル25と、背面パネル26を、パネル端部の段差部44がパネル端部に載り上がる組合せとパネル端部が段差部44内に組合せの左右の側面パネル25を、各パネル端部の段差部44同士組合せ、パネル端部の段差部44がパネル端部に載り上がる組合せのパネル端部の貫通孔41と、内部が空洞の保持ピース42内に連結部品56を挿入し、パネル端部が段差部44内に組合せのパネル端部の孔47と内側の保持部品48に取付け接続固定している。
また、上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25の背面パネル26側の端部と、背面パネル26の外板35とを、各パネルの外板同士接続する4隅部のコーナー保持板57と、辺長部の辺長部保持板58とを背面部に設置している。
さらに、冷蔵庫21は、断熱箱体28における扉29と対向する貯蔵室27の開口部の外周部部分の上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25に内側面から熱交換可能に当接する高温冷媒循環用外周パイプ59を断熱材22内に埋設している。
また、断熱箱体28の貯蔵室27開口部の前面を覆う断熱材22入りの扉29を断熱箱体28に取り付けられたヒンジ60を介して開閉するように設置されている。扉29には、貯蔵室27開口部の外周部分に当接する位置に柔軟材料で磁石を内蔵した冷気シール用ガスケット61と、冷気シール用ガスケット61より内側に扉裏板62を設けている。
貯蔵室27には、貯蔵室棚63が貯蔵室27左右壁面の受け部に貯蔵室27と空間を保って設置されている。また、貯蔵室27奥面には冷却部収納室31の冷気吐出口34と同じ高さ位置に冷気循環用ファン64が設けられている。
冷蔵庫21下部の冷却機能部品収納箱30には、圧縮機65と、圧縮機65の上に蒸発皿66と、凝縮器67と、膨張機構としてのキャピラリーチューブと、凝縮器冷却ファン68と、冷却制御盤69が設置されている。
そして、圧縮機65、凝縮器67、高温冷媒循環用外周パイプ59、キャピラリーチューブ、蒸発器33は順次環状に連接され、貯蔵室27を冷却する冷却手段としての冷凍サイクル(蒸気圧縮式の冷凍システム)を形成する。
以上のように構成された本実施の形態の冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
冷却制御盤69部の電源の投入と同時に、圧縮機65の起動により冷凍サイクルを動作させ、蒸発器33により冷却を行う。このとき冷気循環用ファン64により、貯蔵室27の空気を冷気吸入口32を通して蒸発器33を通し冷気吐出口34から貯蔵室27内に循環させ4℃近くまで冷却を行う。
食品を冷却する場合、まず、食品を貯蔵室27内の貯蔵室棚63に載置して扉29を閉止すると、扉29が扉開閉検知手段を作動させ、冷気循環用ファン64を回転させて、冷気が冷気吐出口34から貯蔵室27内に流入して、食品は冷気で覆われる。そして、蒸発器33で冷却された冷気は、貯蔵室27前面開口の外周部分を冷気シール用ガスケット61付き扉29により冷気洩れはなくなる。
従って、貯蔵室27内の食品は冷却が行われる。そのため、昇温のない良好な状態で食品の貯蔵を行うことができる。
本実施の形態の冷蔵庫では、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26を組合せ前面を開口した断熱箱体28の貯蔵室27は、各断熱材入りパネル組合せ部を粘着性シール材55の塗布により、シールをする。
その結果、断熱パネル組合せ部の変形による隙間を防いでいるため、冷却部収納室31内の蒸発器33で冷却された冷気の洩れはなくなり、さらに、貯蔵室27を通り、貯蔵室27から冷却部収納室31に還り貯蔵室27を冷却する冷気循環量の減少を押さえることができるため、貯蔵室27内の冷却低下を防ぐことが可能となる。
また、前面を開口した断熱箱体28の貯蔵室27は、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26を組合せし、組み立てする配置としているため、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26の外形寸法を変えることにより断熱箱体28の貯蔵室27を自由に造ることができ、各パネルの断熱材22を注入発泡する時の冶具も簡単にでき、また、冶具の外形寸法を変えることも簡単にすることができるため、加工し易く、多種類の大きさに対応し易く、製造コストを低減することが可能となる。
また、柔軟材料で磁石を内蔵した冷気シール用ガスケット61により扉29を貯蔵室27開口部の外周部分の位置に当接させることができるため、貯蔵室27からの冷気洩れをなくせる。
本実施の形態の冷蔵庫では、冷却用の冷媒は、圧縮機65により圧縮され、高温となり凝縮器67に送り出され、高温冷媒循環用外周パイプ59、キャピラリーチューブで減圧され、蒸発器33を経て、圧縮機65へと還る。
その結果、高温冷媒循環用外周パイプ59を上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25の断熱材22内へ設置した外側面は、高温冷媒により加熱される。
このため、貯蔵室27からの熱伝導により、上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25の外側面が冷やされる影響を押さえることができるため、断熱箱体28への結露を防ぐことが可能となる。
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、前面を開口する貯蔵室27が形成され外板35と内板36と、外板35と内板36の外周部段差部44に仕切り板70と、外板35と内板36との間のスペーサー37とを一体発泡した断熱材22入りの上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26とを組合せた断熱箱体28と、貯蔵室27の開口部を開閉する扉29と、貯蔵室27を冷却する冷却手段としての冷凍サイクル(蒸気圧縮式の冷凍システム)の蒸発器33とを備えた冷蔵庫21において、上面パネル23と、底面パネル24は、外板35には、前面側に内板36を挿入する溝状の折り曲げ部38と、左右と背面側端部には折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、コの字状折り曲げ部40に外板35の表面からの貫通孔41とを備え、コの字状折り曲げ部40内に貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42を設け、また、外板35より幅の狭いプラスチック製の内板36には、前面側に外板35の溝状の折り曲げ部38に挿入するフランジ部43と、左右と背面側端部は平面とで一体に設けられている。
また、左右の側面パネル25と、背面パネル26は、外板35には、前面側に内板36を挿入する溝状の折り曲げ部38と、左右の側面パネル25の背面側端部には折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、コの字状折り曲げ部40に外板35の表面からの貫通孔41とを備え、コの字状折り曲げ部40内に貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42を設け、左右の側面パネル25の上下端部と、背面パネル26の上下左右端部には折り曲げた外板39のL字状折り曲げ部46を設け、L字状折り曲げ部46に孔47と内側には保持部品48を備え、また、外板35より幅の狭いプラスチック製の内板36には、前面側に外板35の溝状の折り曲げ部38に挿入するフランジ部43と、左右の側面パネル25の背面側端部は平面と、上下および背面パネル26の上下左右端部には折り曲げ部71とを一体に設けられ、外板35と内板36の外周部にプラスチック製の薄板をZ型に曲げ1箇所の隅に溝45を設けた仕切り板70で段差部44を形成し、仕切り板70を上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の外板35端部の折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、L字状折り曲げ部46と、内板36端部の平面部と、折り曲げ部71とに当接し、外板35の溝状の折り曲げ部38内にシールフォーム49とを設けたものである。
なお、図11および図12に示すように、段差部44を形成する仕切り板70に代わり、フィルム状のシート72にしても良く、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の外板35と内板36の外周部に、フィルム状のシート72で段差部44を形成し、仕切り板70を上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の外板35端部の折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、L字状折り曲げ部46と、内板36端部の平面部と、折り曲げ部71とに当接し、断熱材22発泡冶具により、段差部44隅の溝45を形成し設けたものである。
なお、図14および図15に示すように、段差部44を形成する仕切り板70に代わりフィルム状のシート72、および、パネル組立てによる内板36同士の接合から内板36に挿入したシールサッシュ73と内板36の接合にしても良く、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の外板35と内板36の外周部に、フィルム状のシート72で段差部44を形成し、仕切り板70を上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の外板35端部の折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、L字状折り曲げ部46と、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25の背面側の内板36端部の平面部と、左右の側面パネル25の内板36上下端部の平面部に挿入したシールサッシュ73と、背面パネル26の内板36端部の平面部に挿入したシールサッシュ73とに当接し、断熱材22発泡冶具により、段差部44隅の溝45を形成し設けたものである。
本実施の形態の冷蔵庫では、上面パネル23と、底面パネル24の外板35は、前面側に内板36を挿入する溝状の折り曲げ部38と、左右と背面側端部に折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、コの字状折り曲げ部40に外板35の表面からの貫通孔41と、コの字状折り曲げ部40内に貫通孔41と同じ位置に内部が空洞の保持ピース42を設置し、外板35より幅の狭いプラスチック製の内板36は、前面側に外板35の溝状の折り曲げ部38に挿入するフランジ部43と、左右と背面側端部は平面とし、左右の側面パネル25と、背面パネル26は、外板35は、前面側に内板36を挿入する溝状の折り曲げ部38と、左右の側面パネル25の背面側端部に折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、コの字状折り曲げ部40に外板35の表面からの貫通孔41と、コの字状折り曲げ部40内に貫通孔41と同じ位置に内部が空洞の保持ピース42を設置し、左右の側面パネル25の上下端部と、背面パネル26の上下左右端部は折り曲げた外板39のL字状折り曲げ部46と、L字状折り曲げ部46に孔47と内側に保持部品48取付けし、外板35より幅の狭いプラスチック製の内板36は、前面側に外板35の溝状の折り曲げ部38に挿入するフランジ部43と、左右の側面パネル25の背面側端部は平面と、上下および背面パネル26の上下左右端部には折り曲げ部71とを一体とし、外板35と内板36の外周部にプラスチック製の薄板をZ型に曲げ1箇所の隅に溝45を設けた仕切り板70で段差部44を形成し、仕切り板70を上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の外板35端部の折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、L字状折り曲げ部46と、内板36端部の平面部と、折り曲げ部71とに当接し、外板35の溝状の折り曲げ部38内にシールフォーム49とを設けシールし、スペーサー37により外板35と内板36の隙間を一定としたので、外板35と内板36の組合せが簡単にでき、断熱材22との一体発泡時外板35と内板36合わせ部から断熱材22の洩れを防ぎ、外板35と内板36共フラットを多くでき、断熱材22を注入発泡する時の冶具も簡単にでき、組み立て易く、加工し易くなり、製造コストを低減できる。
また、貯蔵室27側の内板36と仕切り板70はプラスチック製により冷却による熱伝導を減らすことができ、仕切り板70の段差部44で沿面距離を多く取れることにより内板36と仕切り板70から外板35への熱伝導を減らすことができるため、外板35への結露を防止して、温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。
なお、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の外板35と内板36の外周部に、フィルム状のシート72で段差部44を形成し、仕切り板70を上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の外板35端部の折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、L字状折り曲げ部46と、内板36端部の平面部と、折り曲げ部71とに当接し、断熱材22発泡冶具により、段差部44隅の溝45を形成したので、外板35と内板36の組合せが簡単にでき、断熱材22との一体発泡時外板35と内板36合わせ部から断熱材22の洩れを防ぎ、外板35と内板36共フラットを多くでき、段差部44をフィルム状のシート72により形成でき、断熱材22を注入発泡する時の冶具も簡単にでき、組み立て易く、加工し易くなり、金型を必要とせず、製造コストを低減できる。
また、貯蔵室27側の内板36とフィルム状のシート72はプラスチック製により冷却による熱伝導を減らすことができ、フィルム状シート72の段差部44で沿面距離を多く取れることにより内板36とフィルム状シート72から外板35への熱伝導を減らすことができるため、外板への結露を防止して、温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。
なお、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の外板35と内板36の外周部に、フィルム状のシート72で段差部44を形成し、仕切り板70を上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の外板35端部の折り曲げた外板39のコの字状折り曲げ部40と、L字状折り曲げ部46と、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25の背面側の内板36端部の平面部と、左右の側面パネル25の内板36上下端部の平面部に挿入したシールサッシュ73と、背面パネル26の内板36端部の平面部に挿入したシールサッシュ73とに当接し、断熱材22発泡冶具により、段差部44隅の溝45を形成したので、外板35と内板36の組合せが簡単にでき、断熱材22との一体発泡時外板35と内板36合わせ部から断熱材22の洩れを防ぎ、外板35と内板36共フラットを多くでき、段差部44をフィルム状のシート72により形成でき、断熱材22を注入発泡する時の冶具も簡単にでき、組み立て易く、加工し易くなり、金型を必要とせず、製造コストを低減できる。
また、貯蔵室27側の内板36とフィルム状のシート72はプラスチック製により冷却による熱伝導を減らすことができ、フィルム状シート72の段差部44で沿面距離を多く取れることにより内板36とフィルム状シート72から外板35への熱伝導を減らすことができるため、外板への結露を防止して、温度の安定化と錆や腐食の防止を図ることができる。また、パネル組立て時、内板36同士の接合部の隙を隠すことができ、外観の見映え向上を図ることができる。
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の断熱材22内に、真空断熱材50を外板35の裏面側に当て、貯蔵室27内部の部品を取付ける内板36の凹部51の先端を真空断熱材50に当接して外板35裏面側に真空断熱材50を取付け固定し、内板36と真空断熱材50との間を断熱材22とで一体に発泡し設け、また、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の断熱材22内に、真空断熱材50を外板35のコの字状折り曲げ部40の貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42との間に、真空断熱材50の外被材52で真空封入する外周溶着部53の取付け孔54を合わせ、真空断熱材50と外周溶着部53共に外板35裏面側に固定し、内板36と真空断熱材50との間を断熱材22と一体に発泡し設けたものである。
本実施の形態の冷蔵庫では、上面パネル23と、底面パネル24と、左右の側面パネル25と、背面パネル26の断熱材22内に、内板36の凹部51の先端を真空断熱材50に当接して外板35裏面側に真空断熱材50を取付け固定し、また、真空断熱材50を外板35のコの字状折り曲げ部40の貫通孔41と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピース42との間に、真空断熱材50の外周溶着部53の取付け孔54を合わせ、真空断熱材50と外周溶着部53共に外板35裏面側に固定し、内板36と、真空断熱材50との間を断熱材22と一体に発泡したので、断熱材22は真空断熱材50により断熱性能を向上でき、貯蔵室27内への侵入熱量を減らすことができるため、吸熱量減により冷却消費電力量を減らすことができ、節電を図ることができる。
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26の、パネル端部段差部44隅の溝45に粘着性シール材55を塗布し、パネル端部の段差部44がパネル端部に載り上がる組合せの上面パネル23と、底面パネル24を、パネル端部が段差部44内に組合せの左右の側面パネル25と、背面パネル26を、パネル端部の段差部44がパネル端部に載り上がる組合せとパネル端部が段差部44内に組合せの左右の側面パネル25を、各パネル端部の段差部44同士組合せ、パネル端部の段差部44がパネル端部に載り上がる組合せのパネル端部の貫通孔41と、内部が空洞の保持ピース42内に連結部品56を挿入し、パネル端部が段差部44内に組合せのパネル端部の孔47と内側の保持部品48に取付け接続固定し、上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25の背面パネル26側の端部と、背面パネル26の外板35とを、各パネルの外板35同士接続する4隅部のコーナー保持板57と、辺長部の辺長部保持板58とを背面部に設けている。
本実施の形態の冷蔵庫では、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26の、パネル端部段差部44同士を組合せし、段差部44隅の溝45内に粘着性シール材55を塗布したので、段差部44面のシールができ、貯蔵室27内からの冷気洩れを防げるため、外部から貯蔵室27内への熱侵入を防止できる。
また、パネル端部を組合せし、パネル端部の貫通孔41と内部が空洞の保持ピース42からもう一方のパネル端部の保持部品48に連結部品56で固定し、各パネル背面の外板35同士を4隅部と辺長部にコーナー保持板57と辺長部保持板58とで固定したので、パネル端部段差部44の隙を防ぎ、貯蔵室27内の冷却によるパネル端部段差部44の変形を防止でき、前面を開口した断熱箱体28の歪みを防ぐことができるため、大きな断熱箱体28も造り易く、冷蔵庫内の温度の安定化を図ることができる。
以上のように本実施の形態の冷蔵庫は、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26において、端部を折り曲げた外板39と、端部に段差部44と、段差部44の隅に溝45とを一体に設けた外板35より幅の狭いプラスチック製の内板36と、外板35と内板36との間にスペーサー37と、断熱材22とで一体に形成したものであり、内板36の端部に段差部44と、段差部44の隅に溝45とを一体に設けたので、外板35と内板36の2部品だけで断熱材22入りのパネルを形成でき、段差部44隅の溝45により粘着性シール材55の塗布が容易にでき、作業がし易く、部品の低減を図れる。また、内板36をプラスチック製により端部の段差部44から外板35への熱伝導を防ぎ、外板35への結露を防止して、錆や腐食の防止を図ることができる。
また、段差部44同士の組合せにより組合せ部の沿面距離を多く取れ強度を確保でき、段差部44同士の組合せにより段差部44隅の溝45を2個所設けることができ、段差部44隅の溝45部への粘着性シール材55の塗布により庫内からの冷気洩れを防ぎ、冷蔵庫内温度の安定化を図ることができる。
なお、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26において、端部を折り曲げた外板39と、外板35より幅の狭い内板36と、外板35と内板36の外周部にプラスチック製の薄板をZ型に曲げ1箇所の隅に溝45とを設けた仕切り板70と、外板35と内板36との間にスペーサー37と、断熱材22とで、外板35と内板36の端部に仕切り板70により段差部44とを一体に形成したものであり、外板35と内板36の外周部にプラスチック製のZ型に曲げ1箇所の隅に溝45の付いた薄板の仕切り板70で端部の段差部44を設け、プラスチック製の段差部44にしたので、段差部44隅の溝45により粘着性シール材55の塗布が容易にでき、組み立て易く、製造コストを低減できる。仕切り板70をプラスチック製により端部の段差部44から外板35への熱伝導を防ぎ、外板35への結露を防止して、錆や腐食の防止を図ることができる。
また、段差部44同士の組合せにより組合せ部の沿面距離を多く取れ強度を確保でき、段差部44同士の組合せにより段差部44隅の溝45を2個所設けることができ、段差部44隅の溝45部への粘着性シール材55の塗布により庫内からの冷気洩れを防ぎ、冷蔵庫内温度の安定化を図ることができる。
なお、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26において、端部を折り曲げた外板39と、外板35より幅の狭い内板36と、外板35と内板36の外周部にフィルム状のシート72と、外板35と内板36との間にスペーサー37と、断熱材22とで、内板36外周部のフィルム状のシート72を断熱材22発泡時の押さえ冶具により外板35と内板36との端部に段差部44と、段差部44の隅に溝45とを一体に形成したものであり、外板35と内板36の外周部にフィルム状のシート72と、断熱材22発泡時の押さえ冶具により外板35と内板36外周部の端部に段差部44と、段差部44を安価なフィルム状のシート72とし、段差部44の隅に溝45を一体にフィルム状のシート72を介して形成したので、段差部44隅の溝45により粘着性シール材55の塗布が容易にでき、金型を必要とせず、組み立て易く、製造コストを低減できる。
また、段差部44がフィルム状のシート72製により端部の段差部44から外板35への熱伝導を防ぎ、外板35への結露を防止して、錆や腐食の防止を図ることができる。また、段差部44同士の組合せにより組合せ部の沿面距離を多く取れ強度を確保でき、段差部44同士の組合せにより段差部44隅の溝45を2個所設けることができ、段差部44隅の溝45部への粘着性シール材55の塗布により庫内からの冷気洩れを防ぎ、冷蔵庫内温度の安定化を図ることができる。
なお、断熱材22入りの上面パネル23、底面パネル24、左右の側面パネル25、背面パネル26において、端部を折り曲げた外板39と、外板35より幅の狭い内板36と、内板36に挿入した各パネル合わせ部目隠し用のシールサッシュ73と、外板35と内板36に挿入したシールサッシュ73の外周部にフィルム状のシート72と、外板35と内板36との間にスペーサー37と、断熱材22とで、内板36に挿入したシールサッシュ73外周部のフィルム状のシート72を断熱材22発泡時の押さえ冶具により外板35と内板36との端部に段差部44と、段差部44の隅に溝45とを一体に形成したものであり、外板35と、内板36に挿入した各パネル合わせ部目隠し用のシールサッシュ73と、内板36に挿入したシールサッシュ73の外周部にフィルム状のシート72と、断熱材22発泡時の押さえ冶具により外板35と内板36に挿入したシールサッシュ73の外周部の端部に段差部44と、段差部44を安価なフィルム状のシート72とし、段差部44の隅に溝45を一体にフィルム状のシート72を介して形成したので、段差部44隅の溝45により粘着性シール材55の塗布が容易にでき、金型を必要とせず、組み立て易く、製造コストを低減できる。
また、段差部44がフィルム状のシート72製により端部の段差部44から外板35への熱伝導を防ぎ、外板35への結露を防止して、錆や腐食の防止を図ることができる。また、段差部44同士の組合せにより組合せ部の沿面距離を多く取れ強度を確保でき、段差部44同士の組合せにより段差部44隅の溝45を2個所設けることができ、段差部44隅の溝45部への粘着性シール材55の塗布により庫内からの冷気洩れを防ぎ、冷蔵庫内温度の安定化を図ることができる。また、シールサッシュ73により各パネル合わせ部目隠しとしたので、各パネル合わせ部の隙を防止しでき、外観の見映え向上を図ることができる。
本発明は、断熱材入りのパネル端部の段差部同士を組合せしながら段差部の冷気シールによって断熱箱体を形成する冷蔵庫であるので、安価で丈夫で冷気漏れが少ないパネル組み冷蔵庫を必要とする用途に適している。
本発明の実施の形態1から2の冷蔵庫の外観斜視図 同実施の形態の冷蔵庫を左右に切断した場合の左側を右から見た縦断面図 同実施の形態の冷蔵庫におけるパネルの前部を示す要部縦断面図 同実施の形態の冷蔵庫における上下左右4コーナーのパネル組合せ部を示す要部縦断面図 同実施の形態の冷蔵庫における背面パネル組合せ外周部を示す要部縦断面図 同実施の形態による冷蔵庫のパネルを分解した場合の外観斜視図 同実施の形態による冷蔵庫のパネルを組合せした場合の外観斜視図 同実施の形態による冷蔵庫の背面補強板を分解した場合の外観斜視図 同実施の形態による冷蔵庫の上面パネルを前後に切断した場合の後ろ側を前から見た縦断面図 同実施の形態の冷蔵庫における真空断熱材の外観斜視図 同実施の形態の冷蔵庫における上下左右4コーナーのパネル組合せ部を示す要部縦断面図 同実施の形態の冷蔵庫における背面パネル組合せ外周部を示す要部縦断面図 同実施の形態の冷蔵庫におけるパネル段差部の仕切り板を切断した要部外観斜視図 同実施の形態の冷蔵庫における上下左右4コーナーのパネル組合せ部を示す要部縦断面図 同実施の形態の冷蔵庫における背面パネル組合せ外周部を示す要部縦断面図 従来の冷蔵庫の断熱箱体の一部分解斜視図 従来の冷蔵庫の断熱箱体の左右の側面パネルと底面パネルとの結合を示す要部正面図 従来の冷蔵庫の断熱箱体の左右の側面パネルと背面パネルとの結合を示す要部平面図
符号の説明
22 断熱材
23 上面パネル
24 底面パネル
25 左右の側面パネル
26 背面パネル
35 外板
36 内板
37 スペーサー
39 折り曲げた外板
40 コの字状折り曲げ部
41 貫通孔
42 保持ピース
44 段差部
45 溝
46 L字状折り曲げ部
47 孔
48 保持部品
50 真空断熱材
51 凹部
53 外周溶着部
54 取付け孔
55 粘着性シール材
56 連結部品
57 コーナー保持板
58 辺長部保持板
70 仕切り板
72 シート
73 シールサッシュ

Claims (9)

  1. 組立式の箱体からなる冷蔵庫本体が、断熱材入りの上面パネルと、底面パネルと、左右の側面パネルと、背面パネルとから構成され、各パネルの端部に段差部と、前記段差部の隅に溝と、前記溝に粘着性シール材とで、端部の前記段差部同士を組合せ一体に構成されてなることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルにおいて、端部を折り曲げた外板と、端部に前記段差部と、前記段差部の隅に前記溝とを一体に設けた外板より幅の狭いプラスチック製の内板と、前記外板と前記内板との間にスペーサーと、断熱材とで一体に形成したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルにおいて、端部を前記折り曲げた外板と、前記外板より幅の狭い前記内板と、前記外板と前記内板の外周部にプラスチック製の薄板をZ型に曲げ1箇所の隅に前記溝とを設けた仕切り板と、前記外板と前記内板との間に前記スペーサーと、前記断熱材とで、前記外板と前記内板の端部に前記仕切り板により前記段差部とを一体に形成したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  4. 断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルにおいて、端部を前記折り曲げた外板と、前記外板より幅の狭い前記内板と、前記外板と前記内板の外周部にフィルム状のシートと、前記外板と前記内板との間に前記スペーサーと、前記断熱材とで、前記内板外周部のフィルム状の前記シートを断熱材発泡時の押さえ冶具により前記外板と前記内板との端部に前記段差部と、前記段差部の隅に前記溝とを一体に形成したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  5. 断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルにおいて、端部を前記折り曲げた外板と、前記外板より幅の狭い前記内板と、前記内板に挿入した各パネル合わせ部目隠し用のシールサッシュと、前記外板と前記内板に挿入した前記シールサッシュの外周部にフィルム状の前記シートと、前記外板と前記内板との間に前記スペーサーと、前記断熱材とで、前記内板に挿入した前記シールサッシュ外周部のフィルム状の前記シートを断熱材発泡時の押さえ冶具により前記外板と前記内板との端部に前記段差部と、前記段差部の隅に前記溝とを一体に形成したことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  6. 断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルの各パネル端部の前記段差部同士の組合せにおいて、パネル端部の前記段差部がパネル端部に載り上がる組合せの前記上面パネル、前記底面パネルには前記外板端部をコの字状折り曲げ部と、前記コの字状折り曲げ部に前記外板の表面からの貫通孔とを備え、前記コの字状折り曲げ部内に前記貫通孔と同じ位置に設置した内部が空洞の保持ピースとを前記断熱材内に埋設した前記上面パネル、前記底面パネルと、パネル端部が前記段差部内に組合せの前記左右の側面パネル、前記背面パネルには前記外板端部をL字状折り曲げ部と、前記L字状折り曲げ部に孔と、内側に保持部品とを備え、前記断熱材内に埋設した前記左右の側面パネル、前記背面パネルとを、前記外板端部を前記コの字状折り曲げ部の前記貫通孔から空洞の前記保持ピース内を通し、前記L字状折り曲げ部の前記孔部内側に設けた前記保持部品に取付ける連結部品とで各パネルの端部を固定したことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  7. 断熱材入りの前記上面パネル、前記底面パネル、前記左右の側面パネル、前記背面パネルの各パネル同士の組合せにおいて、前記上面パネルと、前記底面パネルと、前記左右の側面パネルとの前記背面パネル側の端部を、前記背面パネルの前記外板と固定する4隅部のコーナー保持板と、辺長部の辺長部保持板とを備え、各パネル同士を組合せ一体に構成されてなることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  8. 断熱材内に真空断熱材を埋設したパネルにおいて、端部を前記折り曲げた外板と、前記外板より幅の狭い前記内板と、前記外板裏面側に前記真空断熱材と、前記内板の凹部と、前記凹部の先端を前記真空断熱材に当接して前記外板裏面側に前記真空断熱材を取付け固定し、前記断熱材とで、一体に形成したことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の冷蔵庫。
  9. 断熱材内に前記真空断熱材を埋設したパネルにおいて、前記外板端部を前記コの字状折り曲げ部と、前記コの字状折り曲げ部に前記外板の表面からの前記貫通孔とを備え、前記コの字状折り曲げ部内に前記貫通孔と同じ位置に設置した内部が空洞の前記保持ピースと、前記真空断熱材の外周溶着部に取付け孔と、前記真空断熱材の前記取付け孔を内部が空洞の前記保持ピースと前記外板裏面側の前記外板の前記貫通孔との間に設け、前記断熱材とで、前記外板側内へ一体に形成したことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載の冷蔵庫。
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