JP2005180471A - 高さ調整装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
電子機器や家具等の高さを容易に調節することができ、かつ小型で部品点数の少ない高さ調整装置を提供すること。
【解決手段】
機器等の下部に配設され、底面に接地部を有し、軸部分周囲をネジ状又は凹凸状に形成し軸心を入れた軸足と、カム孔と、前記軸足を挿通するための軸足孔を開口し、かつ操作部と、バネ座となる突部とを一体に形成した押しボタンと、一または複数のロックパーツと、ロックパーツを回動可能にとめるピンと、ロックパーツに固定され、前記カム孔をガイドに移動するスライドピンと、押しボタンを常にロック位置へ押圧する押しバネと、内部にバネ座を設けた、上記の部品を収納するケースにて構成される。前記ケース天面と底面とケース内に収納された押しボタンにはそれぞれ軸足孔が貫通開口され、下から順にケース底面の軸足孔、押しボタンの軸足孔、ケース天面の軸足孔は同心円上に重なるよう設けられる。
【選択図】
図2

Description

本発明は、洗濯機やプロジェクター(投影機)等の電子・電気機器や家具などを床面や、机上に設置する場合に機器の傾きや高さを調節するために使用される機器用高さ調整装置の、螺軸に対する螺合位置をワンタッチで切り替えることが可能な高さ調整装置に関する。
従来、家具や電子・電気機器等の高さ調整を行うための高さ調整装置として、家具や電気機器等の下部にナット部材を埋設状に設けて、下端に脚座を有する螺軸をこのナット部材に螺合させ、螺軸を回転操作することで高さ調整するように構成したものが広く採用されている。この他に、レバーを引けば自然に家具の底面が浮き上がって好みの高さに固定できるガススプリングによる上下機構が挙げられるが、前者は高さ調整作業に手間がかかり、後者はコストが高価になる欠点があった。
そこで安価で簡便な作業で高さ調整が可能な調整装置として、特開平10−103331号公報に記載された発明が存在する。この発明は、螺軸を挟んでその両側に相互に接近離間可能に設けられ、螺軸に螺合する雌螺子部が夫々形成された一対の螺子駒と、該螺子駒を螺軸側へ夫々付勢する第一付勢手段(バネ)と、ロック位置とアンロック位置とにわたってスライド自在で、アンロック位置側への押し操作により両螺子駒を螺軸から離間させる傾斜押圧面と、ロック位置において両螺子駒に係合して両螺子駒の離間方向への移動を規制し、アンロック位置側への押し操作で両螺子駒が離間する方向へ移動する前に螺子駒から離脱する規制部を有する操作部材と操作部材をロック位置側へ付勢する第二付勢手段(バネ)とを備えた、高さ調整装置である。
特開平10−103331号公報
図7、図8、図9、図10は前記前記特開平10−103331号公報記載の高さ調整装置「ワンタッチ式アジャスター」である。前記特開平10−103331号公報記載のワンタッチ式アジャスターは、高さを固定させる場合には、一対の螺子駒が左右から螺軸を挟んでロックした状態になっている。螺子駒はそれぞれ、第1付勢手段(圧縮コイルバネ)によって螺軸側に常に押圧され、また操作部材に設けられた第1規制部と第2規制部が螺子駒に当接することによって螺子駒同士が離れないようロックしている。また、操作部材は第2付勢手段(圧縮コイルバネ)によって常に押圧され、螺子駒をロックする位置に保持されている。
高さを変えるため螺子駒のロックを解除する場合は操作部材の操作部を螺軸方向へと押すと操作部材が同方向へスライドし、第1規制部と第2規制部の螺子駒へのロックが外れる。そして操作部材に設けられた傾斜突部が螺子駒の傾斜受面に接して押すと、螺子駒はそれぞれ左右へ別れて外側へスライドし、螺子駒の螺軸へのロックは解除される。これにより高さの調節が可能となる。
しかしながら、前記特開平10−103331号公報記載のアジャスターは、部品点数が多いので組み立てに手間がかかり、コストも高くつく。また螺子駒をスライドさせるための距離や操作部材を押すストロークが長く必要になる上、バネを収納しておくスペースも複数必要であるために、製品自体が大きくなってしまい、製品の取り付けスペースを大きくとる必要がある。これにより取り付け先の機器や家具等を小型化する要望に対応できず、機器のデザインにも影響するといった欠点があった。さらにロックを解除する際に、操作部材を強い力で長い距離押す必要があり、作業者の手が疲れるという難点もある。
上記のような問題を解決するため、本発明の高さ調整装置は、部品点数が少なく、組み立てが簡単な上、小型で軽量、かつ本体に不用意に力が加わった場合もロックが解除されず、ロックの解除をする際に強い力でなくとも解除が可能で、解除のためにボタンを押すストロークも短く済み、螺子部の磨耗が少ない高さ調整装置を提供することにある。
つまり、本発明の高さ調整装置は、接地部を設け、該接地部には滑り止めのシートを配し、軸部分の周囲をネジ状もしくは凹凸をつけた形状に形成し、軸心を入れた軸足と、
該軸足を挿通するための軸足孔と、後述するロックパーツのスライドピンの動きをガイドするためのカム孔を開口し、操作部と、バネ座の役割をする突部とを一体に形成した押しボタンと、
一つ又は複数からなるロックパーツと、ロックパーツをケースに回動可能にとめるためのピンと、ロックパーツに固定または一体成形されたスライドピンと、
押しボタンを常にロック位置へと押圧する押しバネと、上記の部品を収納するケースにて構成されている。
該ケースには押しバネを係合させるバネ座が設けられている。
また、該ケース正面と背面には開口部が配され、前記ロックパーツが回動してロック解除の位置に来たときにケースに当たってしまう部分を開口してあり、ロック解除位置にあるとき、ロックパーツの一部が該開口部に入り込む位置に形成されている。通常、ロックパーツが回動するために必要なスペースはケースの内側に設けるため、ケースの内寸は広く必要なところ、上記の方法を採用するとロックパーツが回動する際の進路が一部、開口部にかかるため、ケース内のスペースが節約できる。よってケース自体を小さくすることが可能になる。
ケース天面と底面、押しボタンにはそれぞれ軸足孔が貫通開口されている。押しボタンはケース内に収納されていて、下から順にケース底面の軸足孔、押しボタンの軸足孔、ケース天面の軸足孔は同心円上に重なるよう設けられている。前記軸足は、これら三つの軸足孔を挿通して軸支され、上下方向のみに移動可能に案内される。
本発明の高さ調整装置は上記のとおり構成されているため、次に記載する効果を奏する。
ロック解除のため押しボタンを押して高さの調節をする際は、軸足側面外周のネジ状もしくは凹凸状の部分には何も触れないので、高さ調節でケースを上下動させる際に軸足をねじり回転させる製品に比べて、軸足側面外周の凹凸の磨耗が少なくてすみ、作業も簡単で速く済む。
従来例と比べ、本発明の高さ調整装置はバネの使用は1つだけで操作に力がいらないので作業者の手が疲れないという効果が得られる。
さらに、本発明の高さ調整装置はカム孔に係合したスライドピンの動きに連動してロックパーツを回動させて軸足への嵌合(ロック)とその解除を行うため、従来のロックパーツを押してスライドさせる方式のものよりも動作に必要なスペースが小さくて済む。またロックパーツ自体も従来品に比べ小型かつ薄型に作られている。以上により、高さ調整装置を小型かつ薄型に製作することが可能である。
ケースには開口部が形成され、前記ロックパーツの一部が、ロック解除の位置に来たときに開口部に入り込むように配置されていることにより、ロックパーツの動作に必要なスペースをさらに小さく収めることができ、高さ調整装置を小型に製作することができる。
また、本発明の高さ調整装置はカム孔に係合したスライドピンの動きに連動してロックパーツを回動させて軸足への嵌合(ロック)とその解除を行うため、動きが円滑な上、押しボタンの操作の際に押す距離が短くて済み、力もいらないので作業者の手が疲れないという利点がある。
軸足は剛性があり、かつ磨耗しにくい合成樹脂等の材料を使用すると、金属製の螺軸よりも安価で軽量になる。
強度は軸足の中心に金属製の軸心を入れているので強度を保つ事ができる。軸心は軸足の成形後に差し込んで組み立てても良いし、インサート成形により製作しても構わない。
部品点数が少ないため、安価で軽量に製作可能で、かつ組み立ての手間が少ない。
軸足の天辺や側面に一部孔をあけておくと、中に軸が入っているかどうか確認できて便利である。
軸足の接地部の底面に滑り止め部材を配したため、電気機器や家具の置き場所が滑りやすい面だった場合にも、安定して電気機器や家具を支えることができ、かつ置き場所に傷などをつけてしまう心配がない。
次に、本発明に係る高さ調整装置の、実施の形態の例(以下、「実施例」という)を、図面に基づいて詳しく説明する。
図1は本発明実施例に係る高さ調整装置50の正面図、図2は図1の平面図、図3は図2のD−D矢視断面図、図4は図1のE−E矢視断面図である。図4は高さ調整装置の高さ(上下)方向への動きがロックされた状態を表す図である。図5は図4の状態から高さ調整装置の高さ方向への動きのロックを解除した状態の図である。
高さ調整装置50は、略立方体に形成された外ケース51と、外ケース51の中にロック位置からロック解除位置へとスライド可能に収納される押しボタン55と、外ケース51と押しボタン55とに設けられた各軸足孔に上下動自在に挿通支持される軸足52と、軸足の上部に配置された抜け止め用のEリング57と、外ケース51内に、平行ピン60によって軸支され平行ピン60を中心として、円弧を描くように動くロックパーツ53、54と、押しボタン55後方に設けられた突部62と外ケース51の内側に設けられたバネ座63とで挟まれた部分に配置され、常に前記押しボタンをロック位置へと付勢する押しバネ59と、ロックパーツ53、54に固定され、かつ押しボタン55のカム孔72、73に係合しているスライドピン61、70からなるものである。取り付け手段は問わないが、電気機器や家具等の本体にケース51を取り付けて、本発明実施例の高さ調整装置は使用される。
前記軸足52は、下方に径大の接地部64を設け、接地部64の底部には摩擦係数が高く滑りにくい素材でできた滑り止め部材56を貼り付けるか、接地部の底部自体を滑りにくい素材にて形成し、軸足52側面の外周はネジ状の螺旋をきざむか凹凸をつけるなどしてある。該軸足52の上部には、軸足52がケース51から落下しないための抜け止め用Eリング57が配置されている。軸足52の側面外周に螺旋がきざんである場合は、軸足52の接地部64を手でもって捻り回転させると、軸足52は回転しながらケース51内を上下自在に動き、接地部64とケース51との距離が伸び縮みする。電気機器や家具等に本発明実施例の高さ調整装置を取り付ける際は、電気機器等の本体にケース51を取り付けるので、設置部64とケース51との距離が伸び縮みすると、電気機器等の本体と軸足52の接地部64との距離も相対的に伸び縮みする。よって電気機器等の高さが調節できるようになる。但し、捻り回転による上下動では操作に大変時間がかかり面倒なので、以下で詳しく説明する高さ調整の方法を使用する。
なお、軸足52の抜け止め手段は上記の方法(Eリング)に限らず、上部にネジ孔を形成し、ネジやピン等とワッシャーの組み合わせに代えて軸足上部にネジ等を差し込む方法や、軸足52上部先端を径大に形成する等しても良く、抜け止めという目的が達せられるのであれば手段や形状は問わない。
前記押しボタン55は、前記軸足52を挿通する軸足孔74を開口した薄板状の板部75と、板部75の片方の端に形成された操作部76と、板部75のもう一方の端に突出して形成された突部62からなる。押しボタン55はケース51内に収納されるが、突部62が形成されている側をケース51の奥へ向けて入れ、操作部76はケース51の外に出ている状態で収納される。
前記突部62に押しバネ59の片方の端を係合させ、該押しバネ59のもう一方の端はケース51内側に形成されたバネ座63に係合させた状態で押しボタン55と押しバネ59をケース51に収納するので、押しボタン55は常に押しバネ59によって図5に示す矢印Aの反対方向へと押されている状態になっている。突部62の裏側、嵌合部71(軸足52に対面している側)は、軸足52外周に係合している。突部62の嵌合部71は、軸足52外周の螺旋状もしくは凹凸状になっている部分と嵌合する形状にしても良い。
上記の他、押しボタン55には、前記軸足孔74から操作部76の方向にむけて、平行ピン60を挿通させ、押しボタン55でロック・解除の操作をする際に平行ピン60がスライドして移動するためのガイド孔が、軸足孔74から一続きに開口されている。また、押しボタン55には内側(軸足52側)から徐々に外側方向に向けてカム孔72、73が形成されている。このカム孔72、73は後述するスライドピンが移動する際にガイドの役割をする。
前記外ケース51の内部、押しボタン55の板部75上にはロックパーツ53、54が収納されている。ロックパーツ53、54は外ケース51に、平行ピン60を中心軸として回動できるようにとめられている。ロックパーツ54にはスライドピン70が圧入固定され、スライドピン70の先端は押しボタン55に設置されたカム孔73と係合している。また、ロックパーツ53にはスライドピン61が圧入固定され、スライドピン61の先端は押しボタン55に設置されたカム孔72と係合している。なお、スライドピン61、70はロックパーツ53、54と一体に形成しても良く、押しボタン55とロックパーツ53、54は図のとおりでなくとも、どの順番で重ねても支障はない。ロックパーツ53の軸足52側の端には嵌合部68が一体に形成されている。嵌合部68の端は円弧の形に形成されていて、軸足52側面外周の螺旋状もしくは凹凸状になっている部分の凹凸と嵌合する形になっている。また、ロックパーツ54の軸足52側の端には嵌合部69が一体に形成されている。嵌合部69の端は円弧の形に形成されていて、軸足52側面外周の螺旋状もしくは凹凸状になっている部分の凹凸と嵌合する形になっている。つまり、図4に示すロック状態(押しボタンをケース内へと押し込む前)では、スライドピン61が、カム孔72内の軸足52に近い位置にあり、スライドピン70はカム孔73内の軸足52に近い位置にあって、ロックパーツ53、54の嵌合部68、69は軸足52側面の凹凸と嵌合状態にある。
スライドピン61、70がカム孔72、73内のロック位置側(軸足52に近い側)にあるとき、不用意にロック解除位置側へと滑って移動しないよう、カム孔72、73のロック位置側の端は、孔の方向を変えて、各スライドピンを係止させる部分を設けた。詳しく説明すると、該各カム孔はロック解除側から、軸足52に近いロック位置側へと、押しボタン55の外側から内側にむけて斜めの略長円形に開口されているが、ロック位置側の孔終り近くの途中で、図5に示す矢印A方向に向けて角度を変えて形成してある。
押しボタン55は常に押しバネ59によって矢印Aの逆方向へと付勢されているので、各スライドピンは、各カム孔のロック位置側の孔終り部分に、常に嵌まり込み係止している。各カム孔が、ただ斜めの略長円形に形成されている場合、各スライドピンは各カム孔内をロック解除位置方向へ不用意に滑って移動してしまう可能性があるが、本発明では、上記のように各カム孔はロック位置側の孔終り近くで、矢印A方向へ角度を変えてあるので、各スライドピンがロック解除方向へ不用意に滑ることはない。
各スライドピンはロック位置から動かないため、各スライドピンを固定している前記各ロックパーツもロック位置から動かず、軸足52へロックパーツ53、54は嵌合したまま動かないため、ロックパーツは軸足52をロックした状態になっている。この状態は図4、図6に示す。
押しボタン55をケース内部に向かって(図5に示す矢印A方向へ)押し込むと、それに伴いカム孔72、73も同方向へ移動する。カム孔72、73が移動するに従い、カム孔72、73に係合しているスライドピン61、70が各カム孔をガイドに相対的に動くため、スライドピンを設けてあるロックパーツ53、54も平行ピン60を支点にそれぞれ回動し、ロックパーツ53は図5に示す矢印B方向へ動き、ロックパーツ54は図5に示す矢印C方向へと動く。
次に、本実施例に示す高さ調整装置の使い方について説明する。本発明実施例の高さ調整装置50のケース51を使用したい電気機器や家具等に予め取り付けておく。取り付け方法は限定しない。通常、高さ調整装置50が高さを固定している際は、高さ調整装置50の内部は図3や図4の断面図に表す状態になっている。押しボタン55は押しバネ59によって、常に付勢されているためロック解除位置にあって動かないので、押しボタン55のカム孔72、73に係合しているスライドピン61、70も動かない。そして、各スライドピンが動かないため、スライドピンが固定されているロックパーツも53、54も動かず、ロックパーツ53、54にそれぞれ形成された嵌合部68、69と押しボタン55上に設けられた突部62の嵌合部71は軸足52側面外周の螺旋状もしくは凹凸状の凹凸に嵌合しているため、動かない。ロックパーツ53、54はケース51に平行ピン61にて固定されているので、ケース51とそれを取り付けた電気機器等も軸足52の上下方向に動かないようになり、軸足52はロックパーツ53、54にロックされた状態となっている。
高さ調整装置50の高さを調節するには、押しボタン55の操作部76を、図5に示す矢印A方向に押すと、押しボタン55は矢印A方向へと移動し、これに伴い押しボタン55後部の突部62は軸足52から離れる。またカム孔72、73も、この押しボタン55の移動に伴い矢印A方向へ移動するので
カム孔72内に係合していたスライドピン61が、カム孔72内の軸足52に近い側から遠い側へと相対的に移動し、スライドピン61を固定してあるロックパーツ53は、平行ピン60を支点として図5に示す矢印B方向へと弧を描くように回動し、嵌合部68は軸足52から離れる。
また、カム孔73内に係合していたスライドピン70も、カム孔73内の軸足52に近い側から遠い側へと相対的に移動し、スライドピン70を固定してあるロックパーツ54は平行ピン60を支点として図5に示す矢印C方向へと弧を描くように回動し、嵌合部69は軸足52から離れる。
以上によって、軸足52はロック解除された状態となり、ケース51と該ケース51を取り付けてある電気機器等は軸足52の上下方向に動くので、高さの調節をすることができるようになる。
高さを希望の位置で固定したい場合は、操作部76から手を放すと、再び突部62の嵌合部71とロックパーツ53、54の嵌合部68、69が軸足52に係合してケース51は動かなくなるので、ケース51と該ケース51を取り付けてある電気機器等の高さを固定することができる。以下詳しく説明する。高さ調整装置50の高さを固定する場合は、操作部76から手を放す。すると、ケース51内の押しバネ59に押されて押しボタン55は、図5に示す矢印Aの反対方向へと移動しロック位置に戻り、突部62の嵌合部71は軸足52の側面に係合する。押しボタン55が移動すると、カム孔72もスライドピン61を係合させながら同方向(矢印Aの反対方向)へと移動するため、スライドピン61の位置はカム孔72内の軸足52に遠い場所から近い場所へと移動する。これに伴いロックパーツ53が平行ピン60を支点に軸足52方向へと弧を描くように回動し、嵌合部68は軸足52の側面に再び嵌合する。また、カム孔73もスライドピン70を係合させながら矢印Aの反対方向へと移動し、スライドピン70の位置はカム孔73内の軸足52に遠い場所から近い場所へと移動する。これに伴いロックパーツ54は平行ピン60を支点に軸足52方向へと回動し、嵌合部69は軸足52の側面に再び嵌合する。以上により、軸足52は再びロックされた状態となり、軸足52に嵌合しているロックパーツ52、53は平行ピン60によりケース51にとめられているので、ケース51は軸足52の上下方向には動かない。よって高さを希望の位置で固定することができる。
本発明に係る高さ調整装置の他の実施例を図に基づいて説明する。図6は本発明に係る高さ調整装置80の要部断面図である。この高さ調整装置80は前記実施例1にて説明した高さ調整装置50をさらに小型・軽量化し、部品点数を少なくしたものである。高さ調整装置80の各部品の構成は実施例1の高さ調整装置50とほぼ同様であるが、ロックパーツとスライドピンは複数無くても本発明は目的の機能を果たすことが可能である。
ケース51のバネ座63を、ケース51の奥の壁面(図1でいう右側面の壁、図6に示す右側面)上の、コーナー側に寄せて形成する。押しボタン55の突部62はバネ座63に相対する位置に配する。
図6では突部62とバネ座63は軸足52横、ケースの背面側に配置してあるが、逆サイドでも構わない。突部62とバネ座63を配置した反対側にロックパーツを配置する。ロックパーツ54は平行ピン60を中心軸として回動するように、外ケース51にとめられている。ロックパーツ54にはスライドピン70が圧入固定または一体成形され、スライドピン70の先端は押しボタン55に設置されたカム孔73と係合している。(押しボタン55とロックパーツ54は図のとおりでなくとも、どの順番で重ねても支障はない。)ロックパーツ54の軸足52側の端には嵌合部69が一体に形成されている。嵌合部69の端は円弧状に形成されていて、軸足52側面外周の螺旋状もしくは凹凸状部分の凹凸と嵌合する形になっている。該嵌合部69と軸足52の嵌合により、高さ調整装置80は希望の位置で高さを固定する。図6に示すロック状態(押しボタンをケース内へと押し込む前)では、スライドピン70が、カム孔73内の軸足52に近い位置にあって、ロックパーツ54の嵌合部69は軸足52側面の凹凸と嵌合状態にある。
押しボタン55をケース内部に向かって(図5に示す矢印A方向へ)押し込むと、カム孔73も同方向へと移動する。それに伴い、カム孔73に沿ってスライドピン70がカム孔73内を相対的に移動すると、スライドピン70が固定されているロックパーツ54が平行ピン60を支点に図5に示す矢印C方向へと回動する。以上によりロックパーツ54の嵌合部69は軸足52から離れるので、軸足52へのロックは解除される。
本発明実施例の高さ調整装置80のケース51を使用したい電気機器や家具等に予め取り付けておく。取り付け方法は限定しない。通常、高さ調整装置50が高さを固定している際は、ロックパーツ54に形成された嵌合部69とが軸足52側面外周の螺旋状もしくは凹凸状に形成された部分の凹凸に嵌合し動かない。ロックパーツ54はケース51に平行ピン61にて固定されているので、ケース51とそれを取り付けた電気機器等も軸足52の上下方向には動かないようになる。
高さ調整装置80の高さを調節するには、押しボタン55の操作部76を、ケース51の奥側方向、図5に示す矢印A方向に押すと、押しボタン55は矢印A方向へと移動し、これに伴い押しボタン55のカム孔73も矢印A方向へ移動するので、カム孔73内に係合していたスライドピン70も、カム孔73内の軸足52に近い側から遠い側へと相対的に移動し、スライドピン70を固定もしくは一体成形してあるロックパーツ54は平行ピン60を支点として図5に示す矢印C方向へと弧を描くように回動し、嵌合部69は軸足52から離れる。以上によって、軸足52はロック解除された状態となり、ケース51と該ケース51を取り付けてある電気機器等は軸足52の上下方向に動くので、電気機器等の高さを調節することができるようになる。
高さを好みの位置で固定したい場合は、操作部76から手を放すと、再びロックパーツ54の嵌合部69が軸足52に係合して動かなくなり、ロックパーツ54をとめつけてあるケース51も動かなくなるので、ケース51と該ケース51を取り付けてある電気機器等の高さを固定することができる。詳しく説明すると、高さ調整装置50の高さを固定する場合は、操作部76から手を放す。すると、ケース51内の押しバネ59に押されて押しボタン55は、図5に示す矢印Aの反対方向へと移動しロック位置に戻る。押しボタン55の移動に伴いカム孔73もスライドピン70を係合させながら矢印Aの反対方向へと移動し、スライドピン70の位置はカム孔73内の軸足52に遠い場所から近い場所へと移動する。これに伴いロックパーツ54は平行ピン60を支点に軸足52方向へと回動し、嵌合部69は軸足52の側面に再び嵌合する。
なお、開閉のロックパーツは高さ調整装置以外のものにも使用可能である。また、本発明は機器や家具等の脚としてだけでなく、例えば棚や台などの上部に取り付け、天井など上方に向けて伸ばし、接地部の底面側を天井に接触させ、つっぱらせて固定し地震等の振動で家具や電気機器が動かないよう固定するために使用することもできる。
以上の説明中、理解しやすいように押しバネ59に関して「バネ」という呼称を用いたが、押しバネ59の形状はコイルバネでも板バネでも、軸足52をロックするに必要な押圧力を得られれば形状や手段は問わない。バネでなくても良い。
実施例1、実施例2にて説明したケース51の形状は取り付け先の電気機器や家具等に合わせて変更するので、図にて示したような略立方体には限定されない。
本発明実施例の高さ調整装置の正面図である。 図1の平面図である。 図2のD−D矢視断面図である。 図1のE−E矢視断面図、ロック状態の図である。 図1のE−E矢視断面図、ロック解除状態の図である。 本発明に係る高さ調整装置の他の実施例を表す要部断面図である。 従来の高さ調整装置を表す側面図である。 従来の高さ調整装置を表す要部断面図である。 従来の高さ調整装置を表す分割斜視図である。 左右の螺子駒と操作部材の斜視図
符号の説明
50 高さ調整装置
51 外ケース
52 軸足
53 ロックパーツ
54 ロックパーツ
55 押しボタン
56 滑り止め部材
58 軸芯
59 押しバネ
60 平行ピン
61 スライドピン
62 突部
63 バネ座
64 接地部
65 開口部
66 確認孔
67 ガイド孔
68 嵌合部
69 嵌合部
70 スライドピン
71 嵌合部
72 カム孔
73 カム孔
74 軸足孔
75 板部
76 操作部

Claims (6)

  1. 接地部を設け、軸部分の側面外周を螺子状もしくは凹凸状に形成した軸足と、
    ロック位置とロック解除位置とにわたってスライド自在で、軸足を挿通するための軸足孔と、ロックパーツのスライドピンの動きをガイドするためのカム孔を開口し、操作部と、バネ座の役割をする突部とを一体に形成した押しボタンと、
    一つ又は複数からなるロックパーツと、該ロックパーツに固定されたスライドピンと、
    ロックパーツをケースに回転自在にとめるためのピンと、
    押しボタンをロック位置へと常に付勢する押しバネと、
    上記の部品を収納するケースにて構成されている高さ調整装置。
  2. 前記ケースと押しボタンにはそれぞれ、軸足を上下方向にのみ案内する軸足孔が設けられ、押しボタンをケースに収納した際、ケースの軸足孔と押しボタンの軸足孔は同心円上に重なるよう配されており、前記軸足は、これら軸足孔を挿通して軸支されていて、該軸足の前記接地部の底部には滑り止め部材が配された請求項1に記載の高さ調整装置。
  3. 前記ロックパーツは、該ロックパーツを前記ケースにとめるためのピンを支点に円弧を描いて回動可能で、軸足側面に接近離間可能に設けられており、前記軸足側面の凹凸に嵌合する形状に形成された、請求項1、または2に記載の高さ調整装置
  4. 前記ロックパーツは、前記押しボタンが移動するに伴い該押しボタンに設けられたカム孔も同方向へと移動する際に、該カム孔に係合している前記スライドピンが該カム孔をガイドに相対的に移動するロックパーツを備えた、請求項1または2、または3に記載の高さ調整装置
  5. 前記ケースには前記押しバネを係合させるためのバネ座を形成した、請求項1〜4いずれかに記載の高さ調整装置。
  6. 前記ロックパーツは、前記押しボタンがロック位置にあるときは前記軸足側面に嵌合して該軸足をロックし、押しボタンが移動してロック解除位置にあるときは押しボタンの移動に伴う前記スライドピンの移動により相対的に回動し、該軸足への嵌合が外れてロックを解除する、請求項1〜5いずれかに記載の高さ調整装置。
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