JP2005178619A - コンテナ積載用セミトレーラおよびそのセミトレーラへのコンテナの積載方法 - Google Patents

コンテナ積載用セミトレーラおよびそのセミトレーラへのコンテナの積載方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 セミトレーラの台車上の、前部荷台および後部荷台上に、 2台のコンテナをそれぞれ安定して積載することができ、しかもそのセミトレーラを比較的安価な従来のトラクタに連結して牽引移送することができる。
【解決手段】 コンテナ積載用セミトレーラであって、2台のコンテナCを縦列して積載できる前、後部荷台2F,2Rを有する台車1と、この台車1の後半部に懸架される走行装置Rと、前記台車1の前半部に設けられて、その台車1の前部を、地上に支持すると共に昇降調節できる前部ジャッキJFと、台車1の後半部に設けられて、その台車1の後部を地上に支持する後部ジャッキJRと、前記台車1の前端にトラクタTの連結器を着脱能に連結し得る被連結部9とを備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、2台のコンテナを縦列して積載できるようにしたコンテナ積載用セミトレーラおよびそのセミトレーラへのコンテナの積載方法に関する。
従来、コンテナを車両に搭載して移送する場合に、その移送能率を高めるべく、2台のコンテナを同時に移送するようにしたコンテナの移送手段が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特公平1−23336号公報
ところで、前記特許文献1に開示されるものでは、車両により2台のコンテナを同時に移送するのに、コンテナの積み降ろし装置を備えた荷役車両と、これに連結可能なフルトレーラとを用い、
(a)荷役車両上に一台目のコンテナを積載する、(b)その荷役車両にフルトレーラを連結する、(c)一台目のコンテナを荷役車両からフルトレーラに積み替える、(d)一旦荷役車両からフルトレーラを切り離す、(e)荷役車両上に2台目のコンテナを積載する、(f)荷役車両にフルトレーラを連結する、
以上により、荷役車両と、これに連結されるフルトレーラ上に2台のコンテナを縦列積載し、荷役車両の走行駆動により移送するようにしている。
ところが、前記従来の移送手段では、2台のコンテナを移送するのに、いずれも高価な、コンテナの荷役装置を備えた荷役車両、およびフルトレーラが常時必要となり、しかも、それらに2台のコンテナを積載するのに前記(a)〜(f)の面倒な荷役工程が必要となり、その結果、コンテナの荷役作業および移送能率が悪いばかりでなく、その移送コストが大幅に嵩むという問題がある。
本発明はかかる実情に鑑みてなされたもので、2台のコンテナを縦列して積載できるようにした、本発明にかかるセミトレーラ、および該セミトレーラおよび比較的安価なトラクタを用いて2台のコンテナを能率よく移送できるようにして、前記問題を解決できるようにした、新規なコンテナ積載用セミトレーラおよびそのセミトレーラへのコンテナの積載方法を提供することを目的とする。
前記目的達成のため、本請求項1記載の発明は、2台のコンテナを縦列して積載し得る前、後部荷台を有する台車と、この台車の後半部に懸架される走行装置と、前記台車の前半部に設けられて該台車の前部を、地上に支持すると共に昇降調節し得る前部ジャッキと、前記台車の後半部に設けられて該台車の後部を地上に支持する後部ジャッキと、前記台車の前端にトラクタの連結器を着脱能に連結し得る被連結部とを備えていることを特徴としている。
また、前記目的達成のため、本請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のコンテナ積載用セミトレーラに、2台目のコンテナを縦列して積載する、コンテナの積載方法であって、前記後部ジャッキを伸長したのち、前記後部荷台にセミトレーラの後方より、該後部荷台上に1台目のコンテナを積載する工程と、前記前部ジャッキを収縮して前記前部荷台を前下がりに傾斜させたのち、セミトレーラの前方より2台目のコンテナを積載する工程と、前記前、後部ジャキを収縮して地上より離し、前記被連結部にトラクタの連結器を連結する工程、とを含むことを特徴としている。
さらに、前記目的達成のため、本請求項3記載の発明は、前記請求項1記載のコンテナ積載用セミトレーラに、2台のコンテナを縦列して積載する、コンテナの積載方法であって、前部ジャッキを収縮して前記前部荷台を前下がりに傾斜させたのち、セミトレーラの前方より1台目コンテナを積載する工程と、前記後部ジャッキを伸長したのち、前記後部荷台にセミトレーラの後方より、該後部荷台上に2台目のコンテナを積載する工程と、前記前、後部ジャキを収縮して地上より離し、前記被連結部にトラクタの連結器を連結する工程、とを含むことを特徴としている。
本請求項1記載の発明によれば、2台のコンテナを、その台車の前部荷台および後部荷台上に、その前方および後方より縦列して安定して積載することができ、しかも比較的安価な従来のトラクタに連結して牽引移送することができるセミトレーラを提供することができる。
また、本請求項2、3記載の発明によれば、前記セミトレーラに2台のコンテナを容易、迅速に積み降ろしすることができると共に従来公知の比較的安価なトラクタを用いてそれらのコンテナを積載したセミトレーラを牽引移送することができ、コンテナの車両への荷役能率およびコンテナの移送能率を高めることができ、コンテナの荷役および移送コストの大幅な低減を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に例示した本発明の実施例に基づいて以下に具体的に説明する。
図1は、2台のコンテナを積載したセミトレーラの側面図、図2は、図1の2−2線に沿うセミトレーラの平面図、図3は、コンテナを下方からみた斜視図、図4は、図2の4−4線に沿う拡大断面図、図5は、図2の5−5線に沿う拡大断面図、図6は、図2の6矢視の部分拡大図、図7は、図2の7−7線に沿う拡大断面図、図8は、図2の8−8線に沿う拡大断面図、図9はコンテナ荷役車両の側面図、図10は、セミトレーラに1台目のコンテナを積載する工程を示す図、図11は、セミトレーラに2台目のコンテナを積載する工程を示す図、図12は、2台のコンテナ積載完了後のセミトレーラをトラクタで牽引する工程を示す図、図13は、セミトレーラの使用例を示す図である。
図1,2において、本発明にかかるセミトレーラSは、2台のコンテナC,Cを縦列して積載できるように前後方向に長い台車1を備える。この台車1は、前半部1Fと後半部1Rとを一体に結合して構成され、後半部1Rの上面は、前半部1Fの上面よりも一段低くなっており、それらの境界部に段差s(図5参照)が形成されている。前部台車1の上面には前部荷台2Fが、また後部台車1の上面には後部荷台2Rが、それぞれ一体に設けられ、それらの荷台2F,2Rの境界部にも段差s′(図5参照)が形成される。前部および後部荷台2F,2R上には、2台のコンテナC,Cが縦列して積載される。台車1の後半部1Rには、前、後走行輪3,4を回転可能に軸架した走行装置Rが懸架バネを介して懸架されており、この走行装置Rの前、後走行輪 3,4は、台車1の側面に固定されるタイヤカバー5により覆われる。そして、台車1は走行装置Rに対して懸架バネの弾発力に抗して上下方向の変位が可能である。
台車1の前半部1Fの前部左右には、油圧シリンダよりなる前部ジャッキJFが伸縮可能に設けられ、また、台車1の後半部1Rの後部左右には、油圧シリンダよりなる後部ジャッキJRが伸縮可能に設けられる。前部ジャッキJFの伸長作動により、台車1の前部を地上に支持し、また該前部を持ち上げることができ、また、後部ジャッキJRの伸長作動により台車1の後部を地上に支持し、また該後部を持ち上げることもできる。
図1,2および図4に示すように、前記台車1は、断面I字状の左右一対の縦フレーム11,11と、それらの縦フレーム11,11を一体に結合する複数のクロスフレーム12…とより、前後に長い梯子状に構成されている。台車1の前半部1Fの前部は、前下がりに傾斜する傾斜面13に、また、台車1の後半部1Rの後部は、後下がりに傾斜する傾斜面14に形成されている。
前記走行装置Rの前方において、台車1の両側には、サイドバンパー7が設けられ、また台車1の後側にはリヤンンパー8が設けられる。さらに台車1の前半部1Fの前部下面には、後述するトラクタTの連結器202が着脱可能に連結される被連結部9が設けられる。
台車1の前半部1Fの上面には、前部荷台2Fが、また台車1の後半部1Rの上面(前半部1Fの上面よりも一段低い)には、後部荷台2Rがそれぞれ固定されている。前、後部荷台2F、2Rは、いずれも同じ構造を備えており、台車1の前半部1Fおよび後半部1Rの境界線に対して対称的に設けられる。
つぎに、図1、2に、図4〜7を併せ参照して後部荷台2R(前部荷台2Fと同じ構造)について説明するに、この後部荷台2Rは、角筒体よりなる左右一対の縦フレーム20,20と、それらの縦フレーム20,20間を一体に連結する複数のクロスフレーム21…とより梯子状に形成されている。後部荷台2Rの外端部、すなわち後端部(前部荷台2Fは前端部)は、台車1の傾斜面13に沿って前下がりに傾斜する傾斜案内面23に形成されている。図2,5に示すように、後部荷台2Rの内端には、一対の縦フレーム20,20の幅よりも長い横フレーム24が固定され、この横フレーム24に、一対のストッパ片25,25が一体に設けられ、これらのストッパ片25,25には、係合爪26,26が後部荷台2Rの内方に向けて一体に延長され、これらの係合爪26,26は、後述するコンテナCの係止フレーム58,58の係止孔59,59に抜差自在に係合して、後述する、コンテナCの後部の跳ね上がりを防止するようになっており、前記係合爪26,26を有するストッパ片25、25と、コンテナCの係止孔59を有する係止フレーム58とは、コンテナCの跳ね上がり防止手段aを構成している(図5参照)。
図2,4,7に示すように、後部荷台2Rの一対の縦フレーム20,20上には、それらの全長にわたり一対の案内レール28,28がそれぞれ固定されている。これらの案内レール28,28は、それらの後端部を除いて互いに平行であり、それらの後端部において互いに接近する方向に先細り状に傾斜されている。各案内レール28は、その上面に後述するコンテナCの主桁52,52がスライドし得る支持面28bが形成されると共にその外側面にコンテナCの前、後部転動輪53,54と係合して該コンテナCを正規の左右方向に誘導する傾斜案内面28aが形成されている。また、図8に示すように、後部荷台2Rの後部において、前記縦フレーム20,20と案内レール28,28の内面には、一対の案内片27,27が固定されており、これらの案内片27,27は、後述するコンテナCを、後部荷台2R上に積載するとき、コンテナCの主桁52,52を正規の方向に誘導案内する。
また、図2,4,7に示すように、前記一対の縦フレーム20,20の外側面には、それらの全長にわたり補強部材31,31が固定され、これらの補強部材31,31の外端部の上面は横方向に末広状に形成された端部案内面32,32(図2参照)が形成されている。補強部材31,31の上面には案内プレート33,33が固定され、この案内プレート33,33の上面は平坦面に形成され、コンテナCの前、後部転動輪53,54の転動面を形成している。
図7に最も明瞭に示すように、後部荷台2Rの後部には、コンテナCの跳ね上がりを防止するための、他の跳ね上がり防止手段bが設けられる。この他の跳ね上がり防止手段bは、左右の縦フレーム20,20の後部内面に固定したブラケット36,36に左右方向に揺動可能に軸支37,37される左右一対の揺動レバー38,38と、この揺動レバー38,38を互いに逆向きに揺動する操作軸39とより構成される。操作軸39の両側には、互いに逆向きのねじを形成したねじ部39a,39bが設けられ、これらのねじ部39a,39bに、ねじ環40a,40bがそれぞれ螺合され、これらのねじ環40a,40bに、前記揺動レバー38,38の下端が遊びを有して連結されている。操作軸39は台車1の縦フレーム11に貫通支持されており、その外端に操作レバー41が連結されている。したがって、操作レバー41を左右に回転させることにより、一対の揺動レバー38,38を互いに逆方向に揺動させることができる。一対の揺動レバー38,38の上端には、鉤片38a,38aが一体に形成されており、図7実線で示すように、一対の揺動レバー38,38の外側揺動により、それらの鉤片38a,38aをコンテナCの一対の主桁52,52にそれぞれ形成した受部に60、60係合させることがでる。そして、この他の跳ね上がり防止手段bは、後に述べるように、コンテナCの後部荷台2Rの前部(コンテナCを後部荷台2Rに載せた状態では前部)の跳ね上がりを抑止することができる。
図2,6に示すように、後部荷台2Rの外端部すなわち後端部(前部荷台2Fの前端部)の左右両側には、対をなす差込ピン43,43が上向きに固定されており、これらの差込ピン43,43は、コンテナC前部下面の両側に設けた対をなす差込孔57,57に抜差自在に差し込むことができ、これにより、コンテナCの後部荷台2Rに対する前後方向の位置が規制される。そして、前記差込ピン43,43と差込孔57,57とにより位置規制手段cが構成される。
つぎに、主に図3を参照して前部荷台2Fおよび後部荷台2Rに縦列して積載できるコンテナCの構造について説明する。
このコンテナCは前後方向に長い箱状に形成されており、その前壁の上部の左右中央部に、後述するコンテナ荷役車両V(図9参照)のフック107が係脱自在に係合される係止片50が固定され、また、その後面にリヤゲート51が開閉可能に設けられ、さらに、その上面に塵芥などの収容物を投入するための投入口(図示せず)が開口されている。コンテナCの底壁には、I字鋼よりなる一対の主桁52,52が左右方向に間隔をあけて相互に平行にその前後方向に沿って固定されている。コンテナCの底壁の前、後部には、前記主桁52,52の外側において、各一対の前部および後部転動輪53,53;54,54が、支持部材55…を介してそれぞれ回転自在に支持されている。一対の前部転動輪53,53の外側において、コンテナCの底壁前部には、逆三角形状の一対のブラケット56,56が固定されており、これらのブラケット56,56の下端に、前部荷台2Fあるいは後部荷台2Rの前記差込ピン43,43が抜差自在に差し込まれる差込孔57,57が形成されている。また、前記一対の主桁52,52の内側において、前記コンテナCの底壁後部には、一対の箱状の係止フレーム58,58が固定されており、これらの係止フレーム58,58の前端面に、前記跳ね上がり防止手段aの一対のストッパ片25,25の係合爪26,26が係脱可能に係合し得る係止孔59,59が形成されている。さらに、一対の主桁52,52の前部内面には、前記他の跳ね上がり防止手段b(図7参照)の一対の揺動レバー38,38の鉤片38a,38aがそれぞれ係脱可能に係合し得る一対の受部60,60が形成されている。
つぎに、前記コンテナCを積み降ろしするための荷役装置Loを備え、本発明にかかるセミトレーS上に、コンテナCを積載するためのコンテナ荷役車両Vについて、図9を参照して説明するに、このコンテナ荷役車両Vは、既に公知のものであるので、その構成を簡単に説明すると、このコンテナ荷役車両VのシヤシフレームFは、メインフレーム101上にサブフレーム102を一体に結合して構成され、シヤシフレーム101上には、該シヤシフレーム101と地上間でコンテナCの積み降ろしを行なうための荷役装置Loが設けられる。
この荷役装置Loは、サブフレーム102に、基端が支軸104をもって回動自在に軸支され、その支軸104まわりに前後に起伏回動することができる荷役腕103を備えており、その荷役腕103は、基部腕103Aと、これに伸縮自在に嵌挿される先部腕103Bとより構成され、基部腕103Aと先部腕103B間には、伸縮シリンダ105が連結され、この伸縮シリンダ105の伸縮作動で、先部腕103Bは基部腕103Aに対して伸長したり、収縮したりすることができる。メインフレーム101と基部腕103A間には、リフトシリンダ106が連結され、このリフトシリンダ106の伸縮作動で荷役腕103を支軸104回りに前後に起伏回動させることができる。
前記荷役腕103の先部腕103Bの先端には、フック107が設けられ、このフック107は、前記コンテナCの係止片50に係脱自在である。
コンテナ荷役車両Vのサブフレーム102の後端には、ローラ軸109が横架固定され、このローラ軸109の左右両端に、対をなす案内ローラ110,110が転動自在に軸支されている。メインフレーム101の後端左右には、一対のジャッキ111,111が設けられる。
地上に載置されているコンテナCを荷役車両Vの車体フレームF上に積み込む場合には、リフトシリンダ106の伸長作動により荷役腕103を支軸104回りに後方に回動して荷役腕103先端のフック107を、コンテナCの係止片50に係合した後、リフトシリンダ106を収縮すれば、荷役腕103は前方に回動してコンテナCの前端が持ち上げられ、図9に鎖線で示すように、コンテナCの一対の主桁52,52は左右一対の案内ローラ110,10上に支持され、引き続く荷役腕103の前方への回動により主桁52,52は案内ローラ110,110に案内されつつコンテナCは車体フレームF上に積載される。
本発明にかかるセミトレーラSにコンテナCを積載する場合に、コンテナCの主桁52,52を、その端部からセミトレーラSの後部荷台2F(あるいは前部荷台2R)の案内レール28,28上に載せ、スライドさせると共のその後部転動輪54,54および前部転動輪53,53を、補強部材31,31の案内プレート33,33上を転動させる。このとき、一対の案内片27,27(図8参照)に、コンテナCの主桁52,52が係合すると共に一対の案内レール28,28の傾斜案内面28a,28aに、後部転動輪54,54および前部転動輪53,53が係合して、コンテナCを正規の方向に誘導しつつ、後部および前部転動輪54,54;53,53を案内プレート33,33上に転動させ、これにより、コンテナCが、セミトレーラSに対して左右方向にずれている場合にも、コンテナCの縦中心軸線を、セミトレーラSの縦中心軸線と一致させて、図1に示すように、コンテナCをセミトレーラSの後部荷台2Rおよび前部荷台2F上の所定の位置に積載することができる。
本発明にかかるセミトレーラSを牽引移送するのに、トラクタT(図12参照)が用いられる。このトラクタTは従来公知のものであり、シヤシフレーム201に、連結器202が設けられ、この連結器202に、セミトレーラSの被連結部9が着脱自在に連結される。
つぎに、図10〜12を参照して、本発明のセミトレーラS上に、2台のコンテナCを積載する工程について説明する。
〔セミトレーラSの後部荷台2R上に1台目のコンテナCを積載する工程(図10参照)〕
(1)セミトレーラSを適宜の作業場所に停車させ、その後部ジャッキJRを伸長させる。コンテナCを積載したコンテナ荷役車両Vを、セミトレーラSの後方に移動させ、該荷役車両Vの後端をセミトレーラSの後端に近接させる。その後にセミトレーラSの前部ジャッキJFを伸長させる。
(2)コンテナ荷役車両Vのジャッキ111を伸長させ、該荷役車両V上のコンテナCを、荷役装置Loを作動して該車両VからセミトレーラSの後部荷台2R上に移載する。後部荷台2R上に積載されたコンテナCは、前述のように、跳ね上がり防止手段a、他の跳ね上がり防止手段bおよび位置規制手段cの作動により所定位置に固縛される。
なお、コンテナ荷役車両Vから後部荷台2RにコンテナCを移載する際に、後部荷台2Rは、前部荷台2Fよりも一段低くなっているので、コンテナCの移載作業がし易い。
〔セミトレーラSの前部荷台2F上に2台目のコンテナCを積載する工程(図11参照)〕
(3)つぎに、2台目のコンテナCを搭載した、コンテナ荷役車両VをセミトレーラSの前方に移動させ、該荷役車両Vの後端をセミトレーラSの前端に近接させる。このとき、セミトレーラSの前部ジャッキJFを所定量収縮して、セミトレーラSを前傾斜させる。
(4)この状態のまま、前記(2)と同じく、コンテナ荷役車両V上のコンテナCを、荷役装置Loを作動して該車両VからセミトレーラSの前部荷台2F上に移載する。前部荷台2F上に積載されたコンテナCは、前述のように、跳ね上がり防止手段a、他の跳ね上がり防止手段bおよび位置規制手段cの作動により所定位置に固縛される。この場合、セミトレーラSは前傾姿勢をとることにより、コンテナCの積込作業が容易になる。
〔2台のコンテナCの積載完了後、セミトレーラSをトラクタTで牽引する工程(図12参照)〕
(5)その後、コンテナ荷役車両Vは、セミトレーラSから離れ、該セミトレーラSの前端部の被連結部9に、トラクタTの連結器202を連結して、トラクタ・トレーラTTとし、前、後部ジャッキJF,JRを収縮して、トラクタTの走行駆動により、台車1にコンテナCを縦列積載したセミトレーラSを牽引走行して、それらのコンテナCを運搬する。
なお、セミトレーラSへの2台のコンテナCの積み込み順序は、前述の場合と異なり、まず、前部荷台2F上に1台目のコンテナCを積載した後に、後部荷台2R上に2台目のコンテナCを積載するようにしてもよい。
また、セミトレーラS上の2台のコンテナCを降ろす手順は、前記積み込みの手順と逆の操作を行なえばよい。
つぎに、図13を参照して、本発明にかかるトレーラの使用例として、塵芥集積場の塵芥を、塵芥処理場に運搬する場合について説明する。
[1]塵芥集積場にて塵芥を収容したコンテナCを、コンテナ荷役車両Vに搭載して港湾(A)に運搬する。
[2]港湾(A)において、コンテナ荷役車両V上のコンテナCを、セミトレーラSの後部荷台2Rおよび前部荷台2F上に縦列移載する。
[3]また、港湾(A)において、2台のコンテナCを縦列積載したセミトレーラSに、トラクタTを連結する。
[4]2台のコンテナCを積載した、トラクタ・トレーラTTは、そのまま運搬船STに搭載されて港湾(B)に運搬され、そこで港湾(B)に陸揚げされる。
[5]港湾(B)において、セミトレーラSからトラクタTが切り離される。
[6]さらに、港湾(B)において、セミトレーラSの2台のコンテナCは、コンテナ荷役車両Vに順に積み替えられて塵芥処理場へ搬送される。
[7]塵芥処理場にて塵芥を投棄して空となったコンテナCを積載したコンテナ荷役車両Vは、港湾(B)へと戻る。
[8]港湾(B)において、コンテナ荷役車両V上の空のコンテナCは、前記[1]の要領にてセミトレーラS上に縦列して搭載され、そのセミトレーラSにトラクタTが連結される。
[9]セミトレーラS上に2台の空のコンテナCを縦列搭載した、トラクタ・トレーラTTは、運搬船STに移載されて港湾(A)に陸揚げされる。
[10]港湾(A)において、セミトレーラS上の空のコンテナCは、コンテナ荷役車両Vに順に積み替えられて塵芥集積場へと搬送される。
以上のように、この使用例によれば、2台のコンテナCを積載可能の本発明にかかるセミトレーラSを利用して、複数のコンテナCを港湾(A)、(B)間で陸上および水上移送する場合に、高価なクレーンなどに荷役機械に依存することなく、比較的安価なトラクタTにより、複数のコンテナCを能率よく移送することができ、コンテナCの移送能率を高めると共に移送コストの大幅な低減を図ることができる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。
たとえば、前記実施例では、コンテナの積載順序は、セミトレーラの後部荷台上に1台目のコンテナを積載した後に、前部荷台上に2台目のコンテナを積載するようにしているが、セミトレーラの前部荷台上に1台目のコンテナを積載した後に、後部荷台上に2台目のコンテナを積載するようにしてもよい。また、前記実施例のコンテナ荷役車両に代えて他の公知の荷役手段を用いてもよい。
2台のコンテナを積載したセミトレーラの側面図 図1の2−2線に沿うセミトレーラの平面図 コンテナを下方からみた斜視図 図2の4−4線に沿う拡大断面図 図2の5−5線に沿う拡大断面図 図2の6矢視の部分拡大図 図2の7−7線に沿う拡大断面図 図2の8−8線に沿う拡大断面図 コンテナ荷役車両の側面図 セミトレーラに1台目のコンテナを積載する工程を示す図 セミトレーラに2台目のコンテナを積載する工程を示す図 2台のコンテナ積載完了後のセミトレーラをトラクタで牽引する工程を示す図 セミトレーラの使用例を示す図
符号の説明
1・・・・・・・・・台車
1F・・・・・・・・前半部(台車)
1R・・・・・・・・後半部(台車)
2F・・・・・・・・前部荷台
2R・・・・・・・・後部荷台
9・・・・・・・・・被連結部
202・・・・・・・連結器
C・・・・・・・・・コンテナ
JF・・・・・・・・前部ジャッキ
JR・・・・・・・・後部ジャッキ
R・・・・・・・・・走行装置
S・・・・・・・・・セミトレーラ
T・・・・・・・・・トラクタ

Claims (3)

  1. 2台のコンテナ(C)を縦列して積載し得る前、後部荷台(2F,2R)を有する台車(1)と、この台車(1)の後半部(1R)に懸架される走行装置(R)と、前記台車(1)の前半部(1F)に設けられて該台車(1)の前部を、地上に支持すると共に昇降調節し得る前部ジャッキ(JF)と、前記台車(1)の後半部(1R)に設けられて該台車(1)の後部を地上に支持する後部ジャッキ(JR)と、前記台車(1)の前端にトラクタ(T)の連結器(202)を着脱可能に連結し得る被連結部(9)とを備えていることを特徴とする、コンテナ積載用セミトレーラ。
  2. 前記請求項1記載のコンテナ積載用セミトレーラに、2台のコンテナを縦列して積載する、コンテナの積載方法であって、
    前記後部ジャッキ(JR)を伸長したのち、前記後部荷台(2R)にセミトレーラ(S)の後方より、該後部荷台(2R)上に1台目のコンテナ(C)を積載する工程と、
    前部ジャッキ(JF)を収縮して前記前部荷台(2F)を前下がりに傾斜させたのち、セミトレーラの前方より2台目のコンテナ(C)を積載する工程と、
    前記前、後部ジャキ(JF,JR)を収縮して地上より離し、前記被連結部(9)にトラクタ(T)の連結器(202)を連結する工程、
    とを含むことを特徴とする、セミトレーラへのコンテナ積載方法。
  3. 前記請求項1記載のコンテナ積載用セミトレーラに、2台のコンテナを縦列して積載する、コンテナの積載方法であって、
    前部ジャッキ(JF)を収縮して前記前部荷台(2F)を前下がりに傾斜させたのち、セミトレーラ(S)の前方より1台目のコンテナ(C)を積載する工程と、
    前記後部ジャッキ(JR)を伸長したのち、前記後部荷台(2R)にセミトレーラ(S)の後方より、該後部荷台(2R)上に2台目のコンテナ(C)を積載する工程と、
    前記前、後部ジャキ(JF,JR)を収縮して地上より離し、前記被連結部(9)にトラクタ(T)の連結器(202)を連結する工程、
    とを含むことを特徴とする、セミトレーラへのコンテナ積載方法。
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