JP2005178216A - ポリプロピレン系多層シーラントフィルム、およびそのシーラントフィルムを用いたラミネートフィルム - Google Patents

ポリプロピレン系多層シーラントフィルム、およびそのシーラントフィルムを用いたラミネートフィルム Download PDF

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浩明 江崎
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Abstract

【課題】耐熱性フィルムとの貼り合せ界面に気泡を含有せず、ラミネート外観が優れ、かつレトルト加工後に内容物を容易に取り出すことができる上、比較的低温度でヒートシールすることが可能なレトルト用のポリプロピレン系多層シーラントフィルムを提供する。
【解決手段】本発明のポリプロピレン系多層シーラントフィルムは、ヒートシール層が、主として、(a)プロピレン−エチレンランダム共重合体、またはプロピレン−エチレンランダム共重合体とα−オレフィン・プロピレン重合体とのブロック共重合体、(b)高密度ポリエチレン、(c)平均粒子径3〜12μmのアンチブロッキング剤、(d)有機滑剤によって形成されており、(a)〜(d)が所定の組成比となるように調整されているとともに、(a)のメルトフローレイトおよび融点、(b)のメルトフローレイトが所定の数値になるように調整されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポリプロピレン系多層シーラントフィルムに関するものであり、詳しくは、耐熱性フィルムと貼り合せた状態でレトルト加工に用いるレトルト用のポリプロピレン系多層シーラントフィルムに関するものである。
レトルト加工品、特にレトルト加工食品は、調理済カレーのような液体を主成分とするものからハンバーグ、ソーセージ等の余剰水分を有しない食品まで多岐にわたる。このうち、余剰水分を有しない食品をレトルト加工した場合には、食品の周囲を流れる液体が存在しないため、シーラントフィルム同士が液体の介在なしに直接的に接することとなる。そのため、シーラントフィルム同士が融着する現象(レトルトブロッキング)が生じたり、レトルト後に内容物を取り出す際に袋の開口部が広げにくい現象(口開き不良)が生じたりすることがある。
レトルトブロッキングの問題に対しては、特許文献1の如く、シーラントフィルムの製造時にアンチブロッキング剤を添加する方法を採用し、シール面の表面粗さと張り合わせ面の表面粗さに差を付けることによって、ラミネート面に気泡を残留させたりすることなく、レトルトブロッキングの問題を解消することができる。
また、ヒートシール層のベース樹脂を、プロピレン単独重合体や多量のプロピレン単独重合体と少量のα−オレフィン(プロピレン以外)を主体とする重合体とのブロック共重合体とすることにより、ある程度、口開き不良を解消することが可能となる。
特表2002−542073公報
しかしながら、シール面と張り合わせ面の表面粗さに差を付ける方法は、レトルトブロッキングの問題を解消できるものの、口開き不良の問題を解決することができない。また、シール面と張り合わせ面の表面粗さに差を付ける方法、ヒートシール層のベース樹脂をプロピレン単独重合体やプロピレン重合体とα−オレフィンを主体とする重合体とのブロック共重合体とする方法ともに、ヒートシール温度が高くなってしまう、という不具合がある。加えて、ヒートシール層のベース樹脂をプロピレン単独重合体とすると、低温度下での耐衝撃性が低下してしまう、という問題が生じる。
本発明の目的は、上記従来のレトルト用ポリプロピレン系フィルムの有する問題を解決し、耐熱性フィルムとの貼り合せ界面に気泡を含有せず、ラミネート外観が優れ、かつレトルト加工後に内容物を容易に取り出すことができる上、比較的低温度でヒートシールすることが可能なレトルト用のポリプロピレン系多層シーラントフィルム、およびそのようなシーラントフィルムと耐熱性フィルムを貼り合せたラミネートフィルムを提供することにある。
本発明の内、請求項1に記載された発明の構成は、少なくともヒートシール層とラミネート層との2層を有しており、前記ヒートシール層以外の層がプロピレンを主成分とする重合体によって形成されたポリプロピレン系多層シーラントフィルムであって、前記ヒートシール層が、主として、(a)プロピレン−エチレンランダム共重合体、またはプロピレン−エチレンランダム共重合体とα−オレフィン・プロピレン重合体とのブロック共重合体、(b)高密度ポリエチレン、(c)平均粒子径3〜12μmのアンチブロッキング剤、(d)有機滑剤からなり、その組成が、(a)92〜98.5重量%(b)0.5〜6重量%(c)0.5〜2.5重量%(d)0.02〜0.5重量%になっているとともに、前記(a)の230℃におけるメルトフローレイトが1〜10g/10分で、融点が130〜150℃であり、かつ、前記(b)の190℃におけるメルトフローレイトが0.1〜5g/10分であることを特徴とする。
請求項2に記載された発明の構成は、請求項1に記載された発明において、アンチブロッキング剤が、シリカおよび/またはホウ酸アルミであることにある。
請求項3に記載された発明の構成は、請求項1、または請求項2に記載された発明において、有機滑剤が、エルカ酸アミドであることにある。
請求項4に記載された発明の構成は、請求項1〜3のいずれかに記載のポリプロピレン系多層シーラントフィルムと耐熱性フィルムとを張り合わせたことにある。
本発明におけるメルトフローレイト(以下、MFRという)、融点(Tm)とは、それぞれ、以下の方法によって測定されるものをいう。
[MFR]
JIS−K−6758(ポリプロピレン試験法)に準じて、シリンダー、ピストンおよびダイを備えた押出型プラストメーターを少なくとも15分間230℃に保持し、試料をシリンダーに入れ、21.18N(2.16kgf)の荷重をかけたピストンによりダイから押し出す。予熱6分後に押出物を切り捨てて、その後に押し出された押出物を所定の採取時間(たとえば、押出量が1.0〜3.5g/10分である場合は60秒、押出量が3.5〜10g/10分である場合は30秒)に達したとき切り取る。気泡のない押出物を質量測定用試料とし、冷却してからその質量を1mgの単位まで正確に測定する。そして、下式Iを用い、10分間に押し出される試料の質量(g)をMFRとして算出する。
MFR=600×m/t・・(I)
なお、式Iにおいて、mは切取り試料の質量の平均値(g)であり、tは質量測定用試料の採取時間(秒)である。
[融点]
示差走査型熱量計(DSC)を用い、昇温スピード10℃/分の条件にて測定した吸熱チャートにおける結晶融解時の最大ピークの頂点温度を融点とする。
[平均粒子径]
コールターカウンターによって得られる粒度分布から重量平均径を算出する方法や、顕微鏡によって実測される各粒子の直径から平均値を算出する方法等を採用する。
本発明のポリプロピレン系多層シーラントフィルム(以下、単にシーラントフィルムという)は、単体で巻き取った場合、耐熱性フィルムと張り合わせて巻き取った場合ともに、ロールブロッキングを生じない。また、耐熱性フィルムと張り合わせて製袋加工、レトルト加工をした場合に、レトルトブロッキングを起こさず、口開き性が優れたものとなるため、内容物を容易に取り出すことができる。加えて、比較的低温度でヒートシールすることが可能である。さらに、本発明のシーラントフィルムは、耐熱性フィルムと貼り合わせた場合に、貼り合わせ界面に気泡が形成されないため、ラミネート外観が優れたものとなる。また、本発明のラミネートフィルムは、レトルト加工後に内容物を容易に取り出すことができる上、ラミネート面同士を低温度でヒートシールすることができる。
本発明でいうポリプロピレン−エチレンランダム共重合体とは、多量(約85重量%以上)のプロピレンと少量(約15重量%以下)のα−オレフィンとのランダム共重合体のことである。かかるポリプロピレン−エチレンランダム共重合体を得る際のα−オレフィンモノマーとしては、エチレン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1等を用いることができるが、生産性の面からエチレン、ブテン−1を用いるのが特に好ましい。また、共重合に用いるα−オレフィンは、少なくとも1種以上であれば良く、必要に応じて、2種類以上を混合して用いることができる。
また、ポリプロピレン−エチレンランダム共重合体を用いる場合に、その共重合体は、230℃におけるメルトフローレイト(以下、MFRという)が、1〜10g/10分の範囲にあることが必要であり、フィルムの製膜性と生産性の面から2〜6g/10分の範囲にあると好ましい。なお、このポリプロピレン−エチレンランダム共重合体をヒートシール層に用いる場合は、その融点が130〜150℃の範囲内にあることが必要である。融点が130℃を下回ると、レトルトブロッキングを起こし易くなるので、好ましくなく、反対に、150℃を上回ると、ヒートシール温度が高くなるので好ましくない。
また、本発明でいうプロピレン−エチレンランダム共重合体とα−オレフィン・プロピレン重合体とのブロック共重合体とは、多量(約85重量%以上)のプロピレンと少量(約15重量%以下)のα−オレフィンとのランダム共重合体と多量(約50重量%以上)のα−オレフィンと少量(約50重量%以下)のプロピレンの共重合体とのブロック共重合体のことである。かかるブロック共重合体を得る際のα−オレフィンモノマーとしては、エチレン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1等を用いることができるが、フィルムの耐寒衝撃性の面からエチレン、ブテン−1を用いるのが特に好ましい。また、共重合に用いるα−オレフィンは、少なくとも1種以上であれば良く、必要に応じて、2種類以上を混合して用いることができる。さらに、ブロック共重合体中のα−オレフィンの量は特に限定されないが、フィルムの透明性と耐寒衝撃性の面から2〜20%が好ましい。
また、上記ブロック共重合体を用いる場合に、そのブロック共重合体は、230℃におけるMFRが、1〜10g/10分の範囲にあることが必要であり、フィルムの透明性と耐寒衝撃性の面から2〜6g/10分の範囲にあると好ましい。なお、このブロック共重合体をヒートシール層に用いる場合は、その融点が130〜150℃の範囲内にあることが必要である。融点が130℃を下回ると、レトルトブロッキングを起こし易くなるので、好ましくなく、反対に、150℃を上回ると、ヒートシール温度が高くなるので好ましくない。
また、本発明のシーラントフィルムには、低温度における耐衝撃性を改良する目的で、ヒートシール層以外の層に熱可塑性エラストマーを添加することができる。この熱可塑性エラストマーとしては、エチレン・プロピレンラバー(EPR)、エチレン・ブテンラバー(EBR)、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、水添ブロック共重合体等から選ばれた少なくとも1種類以上のものを用いることができる。この熱可塑性エラストマーの添加量は、ベースとなるポリプロピレン系樹脂の種類によっても異なるが、層を構成する全成分の重量に対して20%以下で、フィルム全体を構成する全成分の重量に対して10%以下であると好ましい。熱可塑性エラストマーの添加量がその範囲を上回ると、溶剤等で抽出され易くなり食品衛生上問題となる場合があるので好ましくない。
さらに、ヒートシール層の形成に用いる高密度ポリエチレンは、MFRが0.1〜5g/10分の範囲内にあることが必要である。ヒートシール層に高密度ポリエチレンを添加することにより、ヒートシール側の表面に微細な凹凸を形成することができ、口開き性を改善することが可能となる。
加えて、ヒートシール層の形成に用いるアンチブロッキング剤としては、公知のシリカ、ゼオライト、ホウ酸アルミニウム等を挙げることができる。また、アンチブロッキング剤は、フィルムの外観と耐ブロッキング性の面から3〜12μmの平均粒子径を有するものが好ましい。さらに、3〜6μmの平均粒子径を有するアンチブロッキング剤と7〜12μmの平均粒子径を有するアンチブロッキング剤とを併用することが好ましい。
加えて、ヒートシール層の形成に用いる有機滑剤としては、エルカ酸アミド、エステルビスオレイン酸アミド、ベヘニン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド等の公知のものを使用することができる。なお、ラミネート後のすべり安定性の点で、エルカ酸アミド、ベヘニン酸アミド、またはこれらの併合が好ましい。
一方、本発明のシーラントフィルムは、ヒートシール層における(a)プロピレン−エチレンランダム共重合体、またはプロピレン−エチレンランダム共重合体とα−オレフィン・プロピレン重合体とのブロック共重合体、(b)高密度ポリエチレン、(c)平均粒子径3〜12μmのアンチブロッキング剤、(d)有機滑剤の組成比が、(a)92〜98.5重量%(b)0.5〜6重量%(c)0.5〜2.5重量%(d)0.02〜0.5重量%であることが必要である。高密度ポリエチレンが、6重量%を上回ると、ヒートシールした際のシール強度と耐寒衝撃性が低下するため好ましくなく、逆に、高密度ポリエチレンが、0.5重量%を下回るとレトルトブロッキングを防止効果が低くなるので好ましくない。また、アンチブロッキング剤が2.5重量%を上回ったり、有機滑剤が0.5重量%を上回ったりすると、フィルム製造時に巻きずれを起こしやすくなるので好ましくない。逆に、アンチブロッキング剤が0.5重量%を上回ったり、有機滑剤が0.02重量%を下回ったりすると、フィルム製造時に巻き皺ができ易くなるので好ましくない。
また、本発明のシーラントフィルムには、本発明の効果を損なわない限度において、必要に応じて公知の添加剤(たとえば、熱安定剤、中和剤、帯電防止剤、防曇剤等)を含有させることも可能である。
一方、本発明のシーラントフィルムの層構造としては、ヒートシール層(ヒートシール側の層)とラミネート層(ラミネート側の層)との2層構造、または、それらの2層の間にさらに1層以上の中間層を設けた3層以上の層構造を採用することができる。また、シーラントフィルムの厚さは、具体的な用途により任意に設定できるが、通常10〜200μm、好ましくは25〜120μmである。加えて、シーラントフィルム全体の厚みの中で各層の占める割合は、2層構造の場合には、ヒートシール層の厚みが80〜40%でラミネート層の厚みが20〜60%であることが好ましく、3層以上の構造の場合には、ヒートシール層の厚みが50〜15%、中間層の厚みが20〜70%、ラミネート層の厚みが10〜50%であることが好ましい。
本発明のシーラントフィルムおよびラミネートフィルムの一例を図1〜3に示す。図1は、2層構造のシーラントフィルムの断面を示したもの(概念図)であり、シーラントフィルム1は、ヒートシール層1aにラミネート層1bを積層することによって形成されている。また、図2は、3層構造のシーラントフィルムの断面を示したもの(概念図)であり、シーラントフィルム2は、ヒートシール層2aに中間層2cおよびラミネート層2bを積層することによって形成されている。一方、図3は、レトルト用積層フィルムの断面を示したもの(概念図)であり、レトルト用積層フィルム3は、2層構造のシーラントフィルムのラミネート層1bに耐熱性フィルム4を積層することによって形成されている。なお、図1、図2においては、大、中、小の3種類のサイズの突起が混在しているが、大、中サイズの突起は大粒子径のアンチブロッキング剤による突起を示したものであり、小サイズの突起は高密度ポリエチレンまたは小粒子径のアンチブロッキング剤による突起を示したものである。
次に、本発明のシーラントフィルムの製造方法について説明する。シーラントフィルムの各層を構成するフィルムの形成方法としては、各層を構成するフィルムの原料である重合体に、アンチブロッキング剤や有機滑剤等の添加剤を必要量だけ添加し、約160〜300℃の温度で溶融押出しし、濾過フィルターを通過させた後に口金から吐出させ、冷却固化してフィルムを得る方法を用いることができる。なお、口金から吐出、冷却固化させる方法としては、Tダイからシート状に吐出し、約20〜80℃に温度調節された金属ドラムに巻き付けて冷却固化させる方法や、円筒状のダイからチューブ状に吐出させて、空気を吹き込んでバブル化、冷却固化させる方法等を採用することができる。また、得られたフィルム(未延伸フィルム)は、ヒートシール性を損なわない範囲内で必要に応じて1軸または2軸延伸することも可能である。
また、ラミネート層の表面の接着性を向上させるために、物理的または化学的に表面処理することが好ましい。かかる表面処理方法としては、たとえば、コロナ放電処理、プラズマ処理等の電気的な方法や、酸・アルカリ処理等の化学薬品処理や、火炎処理等の物理的な方法を挙げることができる。それらの処理方法は、単独または複合して行うことも可能である。
さらに、本発明のシーラントフィルムには、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、二軸延伸ナイロン6フィルム、二軸延伸ナイロン6,6フィルム、二軸延伸ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリイミドフィルム、ポリアレートフィルム等の耐熱性フィルムを貼り合せることができる。貼り合せる方法としては、接着剤を介してドライラミネートする方法、溶融したポリエチレン等の樹脂を介した押出してサンドラミネートする方法、本発明のシーラントフィルムのラミネート側に熱を与えて溶融状態として圧着させる方法等が挙げられる。
以下、実施例によって本発明のシーラントフィルムおよびラミネートフィルムを具体的に説明するが、本発明の態様は実施例の態様のみに限定されるものではない。
[実施例1]
予め下記の添加物(へ,ト,リ)を加えた下記のプロピレン系重合体(イ)、および下記の高密度ポリエチレン(チ)を、押出機により溶融させてTダイへ供給するとともに、予め下記添加物(へ)を加えた下記プロピレン系重合体(イ,ホ)を、別個の押出機により溶融させてTダイへ供給して、シート状に吐出し、40℃に温調した金属ドラムに巻き付け、冷却して巻き取ることにより、ヒートシール層とラミネート層(金属ドラムとの接触側)との2層構造を有する60μmの厚みのフィルムを製造した。また、実施例1のフィルムの製造においては、プロピレン系重合体への添加物の配合比、ヒートシール層およびラミネート層のプロピレン系重合体、高密度ポリエチレンの組成が、それぞれ、表1の通りになるように調整した。さらに、実施例1のフィルムの製造においては、ヒートシール層の厚さとラミネート層の厚さとが略同一となるように調整した。
(イ)エチレン含有量4.5重量%で230℃におけるMFRが約3.6g/10分で融点約138℃のプロピレン・エチレンランダム共重合体
(ホ)エチレン含有量60重量%で230℃におけるMFRが約4.0g/10分のエチレン・プロピレンラバー
(へ)単一粒径タイプで平均粒子径が約4μmの球状シリカ
(ト)単一形状タイプで平均粒子径が約8μmのホウ酸アルミニウム
(チ)190℃におけるMFRが約1.0g/10分で密度約0.954g/cmの高密度ポリエチレン(融点:132℃)
なお、平均粒子径は、コールターカウンターによって得られた粒度分布から算出した重量平均径を用いた。
(リ)エルカ酸アミド
得られた実施例1のフィルムを用い、ラミネート外観、ラミネートブロッキング強度、口開き強度、ヘイズ(透明性)、ヒートシール温度等の特性を評価した。また、実施例1のフィルムを二軸延伸ナイロン6フィルム(東洋紡績株式会社製N1102、厚み15μm)とドライラミネートし、そのラミネートフィルムの特性を評価した。実施例1のフィルムおよびラミネートフィルムの評価結果を表2に示す。なお、評価したフィルムの特性は次の測定方法によるものである。
[ラミネート外観]
二軸延伸ナイロン6フィルムにエステル系接着剤(東洋モートン株式会社製TM590(主剤)とCAT56(硬化剤))を固形分量3g/m2となるように塗布したものに、試料フィルムをドライラミネートし、40℃で2日間に亘ってエージングした後に、ラミネート部分に存在する気泡の個数を肉眼で計測した。そして、計測された気泡の発生個数に応じて、3段階で評価した。評価の基準は下記の通りである。
○:0〜5個/1000cm2
△:6〜20個/1000cm2
×:21個以上/1000cm2
[ラミネートブロッキング強度]
上記ラミネート外観の評価時と同様な方法でドライラミネートした2枚のフィルムを用い、片方のフィルムの二軸延伸ナイロン6フィルム側の面と他方のフィルムの試料フィルム側の面とを重ねあわせ、50℃×30分間予熱処理した後、7cm×7cmの部分にホットプレスで14.1MPaの荷重をかけ、50℃×15分間加圧した後、ASTM−D−1893の方法により剥離強度を測定した。そして、測定された剥離強度に応じて、3段階で評価した。評価の基準は下記の通りである。
○:0〜150mN/70mm
△:150mNを越え300mN未満/70mm
×:300mN以上/70mm
なお、ラミネートブロッキング強度が0〜150mN/70mmの範囲内であれば、ニッカリ粉を散布することなくそのままシーラントフィルムを使用することが可能である。
[口開き強度]
上記ラミネート外観・ラミネートブロッキング強度の評価時と同様な方法でドライラミネートした2枚のフィルムの試料フィルム面同士を重ねあわせ、8cm×13cmにサンプリングして1kgの荷重をかけ、125℃×30分間レトルト管で熱水処理した。次いで、フィルムを7cm×11cmに再サンプリングし、ASTM−D1893の方法により剥離強度を測定した。そして、測定された剥離強度に応じて、3段階で評価した。
○:0〜40mN/70mm
△:40mNを越え250mN未満/70mm
×:250mN以上/70mm
なお、口開き強度が0〜40mN/70mmの範囲内であれば、ほとんど抵抗なく開くことができるが、40mNを越え250mN未満/70mmになると、開く際に若干抵抗があり、250mN以上/70mmになると、開口部への衝撃等のきっかけがないと開きにくい。
[ヘイズ(透明性)]
JIS−K−7105(プラスチックの光学的特性試験法)に準拠して、積分球式光線透過率測定装置により5cm角の試料フィルム(シーラントフィルムおよび上記ラミネートフィルム)の拡散透過率および全光線透過率を測定し、下式IIにより拡散透過率と全光線透過率との比をヘイズとして算出した。
H=Td/Tt×100・・(II)
なお、式IIにおいて、Hはヘイズ(%)、Tdは拡散透過率(%)、Ttは全光線透過率(%)である。
[ヒートシール温度]
シーラントフィルムをヒートシール面同士を合わせて2枚重ね、その両外側に12μm厚みの二軸延伸ポリエステルフィルム(東洋紡績株式会社製E5100)を1枚ずつ積層した後、その積層物を、熱傾斜式5点シーラー(東洋精機製作所社製HG−100)を用い、種々の温度にて0.2MPaの圧力で1秒間ヒートシールした。しかる後、ヒートシールした積層物を15mm幅にサンプリングし、引張試験機により引張速度20mm/分の条件にて180度剥離を行ってシートシール強度を測定した。そして、得られた各種のヒートシールの温度とヒートシール強度とのデータから、ヒートシール強度が4.9N/15mmとなる温度を算出し、その温度をヒートシール温度とした。
[耐寒衝撃強度]
ASTM−D−3420に準拠して、東洋精機製作所社製のフィルムインパクトテスタ(12.7mmφの半円球衝撃ヘッド)を使用し、温度0℃で測定した。
[実施例2]
ヒートシール層を形成するプロピレン系重合体(イ)および高密度ポリエチレン(チ)の組成を表1の如く変更した以外は実施例1と同様にして、実施例2のフィルムを得た。また、得られた実施例2のフィルムの特性を実施例1と同様の方法で評価するとともに、実施例2のフィルムを実施例1と同様の方法でラミネートし、そのラミネートフィルムの特性を評価した。実施例2のフィルムの評価結果およびラミネートフィルムの評価結果を表2に示す。
[実施例3]
ヒートシール層を形成するプロピレン系重合体(イ)を下記のプロピレン系重合体(ロ)に変更し、ラミネート層を形成するプロピレン系重合体(イ)を下記のプロピレン系重合体(ロ)に変更するとともに、プロピレン系重合体(ホ)との配合比を表1の如く変更した以外は実施例2と同様にして、実施例3のフィルムを得た。また、得られた実施例3のフィルムの特性を実施例1,2と同様の方法で評価するとともに、実施例3のフィルムを実施例1,2と同様の方法でラミネートし、そのラミネートフィルムの特性を評価した。実施例3のフィルムの評価結果およびラミネートフィルムの評価結果を表2に示す。
(ロ)エチレン含有量10重量%で230℃におけるMFRが約2.5g/10分で融点約135℃のプロピレン・エチレン共重合体とエチレン重合体との共重合体
[比較例1]
ヒートシール層を形成するプロピレン系重合体(イ)に高密度ポリエチレンを添加しなかった以外は実施例1と同様にして、比較例1のフィルムを得た。なお、比較例1のフィルムの断面の概念図を図4に示す。また、得られた比較例1のフィルムの特性を実施例1〜3と同様の方法で評価するとともに、比較例1のフィルムを実施例1と同様の方法でラミネートし、そのラミネートフィルムの特性を評価した。比較例1のフィルムの評価結果およびラミネートフィルムの評価結果を表2に示す。
[比較例2]
ヒートシール層を形成するプロピレン系重合体(イ)を下記のプロピレン系重合体(ハ)に変更した以外は実施例1と同様にして、比較例2のフィルムを得た。また、得られた比較例2のフィルムの特性を実施例1〜3と同様の方法で評価するとともに、比較例2のフィルムを実施例1〜3と同様の方法でラミネートし、そのラミネートフィルムの特性を評価した。比較例2のフィルムの評価結果およびラミネートフィルムの評価結果を表2に示す。
(ハ)エチレン含有量10重量%で230℃におけるMFRが約2.0g/10分で融点約161℃のプロピレン単独重合体とエチレン重合体とのブロック共重合体
[比較例3]
ヒートシール層を形成するプロピレン系重合体(イ)を下記のプロピレン系重合体(ニ)に変更するとともに、ラミネート層を形成するプロピレン系重合体(イ)とプロピレン系重合体(ホ)との配合比を表1の如く変更した以外は実施例1と同様にして、比較例3のフィルムを得た。また、得られた比較例3のフィルムの特性を実施例1〜3と同様の方法で評価するとともに、比較例3のフィルムを実施例1〜3と同様の方法でラミネートし、そのラミネートフィルムの特性を評価した。比較例3のフィルムの評価結果およびラミネートフィルムの評価結果を表2に示す。
(ニ)230℃におけるMFRが約7.0g/10分で融点約161℃のプロピレン単独重合体(ホモポリプロピレン)
[比較例4]
ヒートシール層を形成するプロピレン系重合体(イ)に充填する添加物(へ,ト)の量を表1の如く変更した以外は実施例2と同様にして、比較例4のフィルムを得た。また、得られた比較例4のフィルムの特性を実施例1〜3と同様の方法で評価するとともに、比較例4のフィルムを実施例1〜3と同様の方法でラミネートし、そのラミネートフィルムの特性を評価した。比較例4のフィルムの評価結果およびラミネートフィルムの評価結果を表2に示す。
[比較例5]
ヒートシール層を形成するプロピレン系重合体(イ)と高密度ポリエチレン(チ)の組成を表1の如く変更した以外は実施例1と同様にして、比較例5のフィルムを得た。また、得られた比較例4のフィルムの特性を実施例1〜3と同様の方法で評価するとともに、比較例5のフィルムを実施例1〜3と同様の方法でラミネートし、そのラミネートフィルムの特性を評価した。比較例5のフィルムの評価結果およびラミネートフィルムの評価結果を表2に示す。
Figure 2005178216
Figure 2005178216
[実施例のフィルムの効果]
表1から明らかなように、ヒートシール層を形成する物質の性状および組成が特許請求の範囲内に含まれる実施例1〜3のフィルムは、いずれも、ラミネート外観が良好であり、ラミネートブロッキング強度、口開き強度が低い上、シール温度が低く、レトルト用シーラントフィルムとしての必要特性を備えているものであった。
これに対して、高密度ポリエチレンを添加しなかった比較例1のフィルムは、ラミネート外観が良好であり、ラミネートブロッキング強度が低いものの、口開き強度が若干高かった。また、ヒートシール層を形成するポリプロピレンブロック共重合体の融点が高い比較例2,3のフィルムは、ラミネート外観が良好であり、ラミネートブロッキング強度、口開き強度が低いものの、ヒートシール温度が高かった。一方、アンチブロッキング剤の添加量の少ない比較例4のフィルムは、ラミネート外観が良好なものの、ラミネートブロッキング強度、口開き強度が高かった。
本発明のポリプロピレン系多層シーラントフィルムおよびラミネートフィルムは、上記の如く優れた性能を有しているので、様々な種類の物品のレトルト加工、特に食品のレトルト加工に好適に用いることができる。
ポリプロピレン系2層シーラントフィルムの断面を示す説明図である。 ポリプロピレン系3層シーラントフィルムの断面を示す説明図である。 ポリプロピレン系2層シーラントフィルムに耐熱性フィルムを積層した積層フィルムの断面を示す説明図である。 比較例1のフィルムの断面を拡大して示す説明図である。
符号の説明
1・・シーラントフィルム、1a・・ヒートシール層、1b・・ラミネート層、2・・シーラントフィルム、2a・・ヒートシール層、2b・・ラミネート層、2c・・中間層、3・・レトルト用積層フィルム、4・・耐熱性フィルム。

Claims (4)

  1. 少なくともヒートシール層とラミネート層との2層を有しており、前記ヒートシール層以外の層がプロピレンを主成分とする重合体によって形成されたポリプロピレン系多層シーラントフィルムであって、
    前記ヒートシール層が、主として、
    (a)プロピレン−エチレンランダム共重合体、またはプロピレン−エチレンランダム共重合体とα−オレフィン・プロピレン重合体とのブロック共重合体
    (b)高密度ポリエチレン
    (c)平均粒子径3〜12μmのアンチブロッキング剤
    (d)有機滑剤
    からなり、その組成が、(a)92〜98.5重量%(b)0.5〜6重量%(c)0.5〜2.5重量%(d)0.02〜0.5重量%になっているとともに、
    前記(a)の230℃におけるメルトフローレイトが1〜10g/10分で、融点が130〜150℃であり、かつ、前記(b)の190℃におけるメルトフローレイトが0.1〜5g/10分であることを特徴とするポリプロピレン系多層シーラントフィルム。
  2. アンチブロッキング剤が、シリカおよび/またはホウ酸アルミであることを特徴とする請求項1に記載のポリプロピレン系多層シーラントフィルム。
  3. 有機滑剤が、エルカ酸アミドであることを特徴とする請求項1、または請求項2に記載のポリプロピレン系多層シーラントフィルム。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のポリプロピレン系多層シーラントフィルムと耐熱性フィルムとを張り合わせたことを特徴とするラミネートフィルム。
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