JP2005176580A - 電気車の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両のキースイッチオフ時に、インバータと並列に接続されているコンデンサに蓄積されている電荷を、車両を駆動させず、かつ、放電時間を増大させずに放電させる。
【解決手段】車両のキースイッチオフ時に、車両の走行駆動源であるモータに流れる電流のうち、トルク電流成分であるq軸電流指令値を0に設定するとともに、励磁電流成分であるd軸電流指令値として、絶対値の等しい正負の電流が交互に現れるように設定する。これにより、磁極位置センサの検出精度に起因して、q軸電流指令値を0に設定しているにも関わらずq軸に電流が流れる場合でも、絶対値の等しい正負の電流が交互にq軸に流れるので、車両が駆動するのを防ぐことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気車の制御装置に関し、特に、コンデンサに蓄積された電荷の放電を制御する電気車の制御装置に関する。
走行駆動用モータを備えた電気車において、イグニッションオフ時に、トルク電流成分であるq軸電流指令値を0Aに設定するとともに、励磁電流成分であるd軸電流指令値に放電電流値を設定して、バッテリとインバータとの間に設けられた電解コンデンサに蓄積された電荷を放電させる技術が知られている(特許文献1参照)。
特開平11−308704号公報
しかしながら、従来の技術では、電流放電時に車両の車輪が回転しないように、d軸電流指令値の大きさを決定する必要があるが、モータの磁極位置センサの検出精度に伴う誤差を考慮すると、決定したd軸電流指令値よりも所定値だけ小さい値に設定する必要があるため、放電時間が長くなる可能性があるという問題があった。
本発明による電気車の制御装置は、電源とインバータとの間に設けられているスイッチ手段を遮断することに伴って、インバータと並列に接続されている電解コンデンサに蓄積されている電荷を放電させる際に、q軸電流指令値を0に設定し、正負の電流指令値が交互に現れるようにd軸電流指令値を設定することを特徴とする。
本発明による電気車の制御装置によれば、車両を駆動させずに、電解コンデンサに蓄積されている電荷を放電させることができるとともに、放電時間が長くなることを防ぐことができる。
図1は、本発明による電気車の制御装置の一実施の形態における構成を示す図である。この電気車(電気自動車)は、永久磁石型の3相交流同期モータ4(以下、単にモータ4と呼ぶ)を走行駆動源として走行する。バッテリ1は、リレー2を介して、インバータ3と接続されている。リレー2は、キースイッチ13のオン/オフに連動して、後述する車両コントローラ11により開閉される。
インバータ3は、複数のスイッチング素子を有しており、バッテリ1の直流電力を交流電力に変換して、電気自動車の車軸に直結されたモータ(電動機)4に供給する。リレー2とインバータ3との間に、インバータ3と並列(バッテリ1と並列)に接続されている電解コンデンサ5は、直流電力を平滑化するために設けられている。
車両コントローラ11は、図示しないCPU、ROM、RAMを備え、アクセル開度センサ12により検出されたアクセル開度に基づいて、トルク指令値T*を算出し、モータコントローラ10に出力する。車両コントローラ11は、また、キースイッチ13のオン/オフに基づいて、リレー2の接続/遮断を行って、リレーの接続/遮断情報をモータコントローラ10に出力するとともに、起動要求指令/停止要求指令をモータコントローラ10に出力する。
電流センサ6は、モータ4に流れるU相,V相,W相の電流値Iu,Iv,Iwを検出して、モータコントローラ10に出力する。磁極位置センサ7は、モータ4の磁極位置を検出して、モータコントローラ10に出力する。回転センサ8は、モータ4の回転角度を検出して、モータコントローラ10に出力する。電圧センサ14は、電解コンデンサ5の電圧を検出して、モータコントローラ10に出力する。
モータコントローラ10は、各センサ6,7,8から入力されるセンサ値と、車両コントローラ11で算出されたトルク指令値T*とに基づいて、インバータを制御するためのPWM信号を生成し、ゲート回路9に出力する。ゲート回路9は、モータコントローラ9から入力されるPWM信号に基づいて、インバータ3内のスイッチング素子のオン/オフを制御する。これにより、所望の電流をモータ4に流すことができる。
キースイッチ13がオフされると、車両コントローラ11によりリレー2が遮断(オフ)される。リレー2が遮断されることにより、バッテリ1からの電力供給が遮断されるので、モータ4は停止する。この時、電解コンデンサ5には、静電容量に応じた電荷が蓄積されており、この状態でモータコントローラ10の電源がオフされると、オフされているインバータ3のスイッチング素子の入力が過渡的に無制御状態となり、スイッチング素子がオンされてしまう可能性がある。この場合、短絡電流が流れることにより、スイッチング素子が破損する可能性がある。また、キースイッチ13のオフ後に、例えば、インバータ3のメンテナンスを行う際に、電荷が蓄積されている電解コンデンサ5に触れないように注意する必要があり、作業性が悪いという問題もある。
従って、モータコントローラ10は、リレー2の遮断後に、電解コンデンサ5に蓄積された電荷を放電するために、少なくとも車輪(不図示)が回転しない大きさの電流をモータ4に流す。電解コンデンサ5に蓄積された電荷を放電する処理の詳細については、後述する。
図2は、モータコントローラ10の詳細な構成を示す図である。モータコントローラ10は、電流指令値算出部21と、電流指令値選択部22と、電流制御部23と、dq/3相変換部24と、PWM信号生成部25と、3相/dq変換部26と、位相演算部27と、回転速度演算部28と、放電処理部29とを備える。
電流指令値算出部21は、車両コントローラ11により算出されるトルク指令値T*と、回転速度演算部28により演算されるモータ5の回転速度とに基づいて、d軸電流指令値およびq軸電流指令値を算出する。ここで、d軸電流とは、モータ4に流れる3相電流Iu,Iv,Iwの励磁電流成分であり、q軸電流とは、トルク電流成分である。
電流指令値選択部22は、スイッチSW1およびSW2を備え、電流制御部23に出力するd軸電流指令値およびq軸電流指令値を切り換える。すなわち、通常制御時には、スイッチSW1を接点A1に接続するとともに、スイッチSW2を接点A2に接続して、電流指令値算出部21にて算出された電流指令値を電流制御部23に出力する。また、リレー2のオフに伴い、電解コンデンサ5に蓄積されている電荷を放電する時には、スイッチSW1,SW2をそれぞれ接点B1,B2に接続して、放電処理部29にて算出された電流指令値を電流制御部23に出力する。
電流制御部23は、電流指令値選択部22を介して入力されたd軸電流指令値Id*およびq軸電流指令値Iq*と、後述する3相/dq変換部26から入力されるd軸電流Idおよびq軸電流Iqとに基づいて、d軸電圧指令値Vd*およびq軸電圧指令値Vq*を算出する。具体的には、電流指令値と実電流との偏差(Id*−Id),(Iq*−Iq)をそれぞれ演算し、演算した偏差に対して、PI(比例・積分)演算を行うことにより、d軸電圧指令値Vd*およびq軸電圧指令値Vq*を算出する。
dq/3相変換部24は、電流制御部23により算出されたd軸電圧指令値Vd*およびq軸電圧指令値Vq*を、後述する位相演算部27で算出される回転位相θに基づいて、3相交流電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*に変換する。変換された電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*は、PWM信号生成部25に出力される。
PWM信号生成部25は、3相交流電圧指令値Vu*,Vv*,Vw*と、三角波信号(キャリア信号)とに基づいて、インバータ3を制御するためのPWM信号を生成する。生成したPWM信号は、ゲート回路9に出力される。
3相/dq変換部26は、電流センサ6により検出された電流値Iu,Iv,Iwをd軸電流Idおよびq軸電流Iqに変換する。位相演算部27は、磁極位置センサ7により検出された磁極位置、および、回転センサ8により検出された回転角度に基づいて、モータ4の回転位相θを演算する。回転速度演算部28は、回転センサ8により検出された回転角度に基づいて、モータ4の回転速度を演算する。
放電制御部29は、車両コントローラ11から、リレー2のオフに伴う停止指令信号およびリレー2を遮断した旨の信号を受信すると、電解コンデンサ5に蓄積された電荷を放電する時のd軸電流指令値およびq軸電流指令値を設定する。ここで、トルク電流成分であるq軸電流指令値Iq*は0Aに設定するとともに、モータ4に電流が流れた時に車輪が動き出さない大きさの放電電流値をd軸電流指令値Id*として設定する。
ここで、q軸電流指令値Iq*=0とすることにより、理論上は、モータ4にはトルクが発生しないため、モータ4は回転しないはずである。しかし、実用上では、磁極位置センサ7の検出精度などの理由により、モータ4の理想的な誘起電圧波形特性による位相と、磁極位置センサ7で検出された位相との間に誤差が生じることがあり、q軸にも電流が流れて、モータ4にトルクが発生することがある。
従って、一実施の形態における電気車の制御装置では、q軸電流指令値Iq*を0に設定するとともに、絶対値の等しい正・負の電流値が交互に現れるように、d軸電流指令値Id*を設定する。図3は、電気自動車の走行終了時に、電解コンデンサ5に蓄積されている電荷を放電させるためのd軸電流指令値Id*およびq軸電流指令値Iq*を示す図である。
図3に示すように、ドライバによりキースイッチ13がオフされると、車両コントローラ11は、リレー2を遮断する。リレー2の遮断後、電解コンデンサ5に蓄積されている電荷を放電させるために、q軸電流指令値Iq*を0に設定するとともに、絶対値の等しい正・負の電流値が交互に現れるように、d軸電流指令値Id*を設定する。図3では、電流指令値を実線で、実際に流れる電流を点線で示している。
上述したように、d軸にのみ電流を流すように電流指令値を設定しても、磁極位置センサ7の検出精度などの理由により、q軸にも電流が流れることがある。しかし、一実施の形態における電気車の制御装置では、絶対値の等しい正・負の電流値が交互に現れるように、d軸電流指令値Id*を設定するので、図3に示すように、q軸にも絶対値の等しい正負の電流が流れる。
q軸に電流が流れることにより、モータ4にトルクが発生するが、この出力トルクをモータ4と直結されている車軸のひねりによって吸収すれば、車輪を回転させることなく、電解コンデンサ5に蓄積されている電荷を放出させることができる。なお、車輪を回転させることなく車軸のひねりにより吸収することができるトルクの大きさは、車軸の長さ、径および材質や、車両の重量などにより決定することができる。従って、実験などにより、車輪を回転させることなく車軸のひねりにより吸収することができるトルクの大きさを決定し、決定したトルクに基づいて、d軸電流指令値Id*の絶対値の大きさを予め算出しておく。ここでは、d軸電流指令値Id*の絶対値の大きさを5Aとする。
図4は、電気自動車の走行終了時、すなわち、キースイッチ13のオフ時に、モータコントローラ10により行われる処理内容を示すフローチャートである。ステップS10では、車両コントローラ11から入力される信号に基づいて、リレー2の遮断が完了したか否かを判定する。リレー2の遮断が完了していないと判定するとステップS10で待機し、リレー2の遮断が完了したと判定すると、ステップS20に進む。
ステップS20では、電解コンデンサ5に蓄積されている電荷の放出が完了したか否かを電解コンデンサ5の電圧値に基づいて判定する。すなわち、電圧センサ14から入力される電圧値に基づいて、電解コンデンサ5の電圧が所定の放電完了電圧(図3参照)より低いか否かを判定する。電解コンデンサ5の電圧が放電完了電圧より低いと判定すると、電解コンデンサ5の放電は完了したと判定して、ステップS90に進む。一方、電解コンデンサ5の電圧が放電完了電圧以上であると判定すると、ステップS30に進む。
ステップS30では、トルク電流成分であるq軸電流指令値Iq*を0Aに設定するとともに、ゲートオフを解除して、ステップS40に進む。ステップS40では、d軸電流指令値Id*の値が0より大きいか否かを判定する。Id*>0が成り立つと判定するとステップS50に進み、Id*>0が成り立たないと判定するとステップS60に進む。
ステップS50では、d軸電流指令値Id*を−5Aに設定して、ステップS70に進む。一方、ステップS60では、d軸電流指令値Id*を5Aに設定して、ステップS70に進む。ステップS70では、放電を開始してからの経過時間が所定の放電規定時間を超えたか否かを判定する。放電継続時間が所定の放電規定時間を超えていないと判定するとステップS80に進み、放電規定時間を超えたと判定するとステップS90に進む。
ステップS80では、d軸電流指令値Id*を−5Aまたは5Aに設定してから、所定時間t1(図3参照)経過したか否かを判定する。所定時間経過していないと判定すると所定時間経過するまで待機し、所定時間を経過したと判定すると、ステップS40に戻る。以後、放電継続時間が所定の放電規定時間を経過するまで、絶対値の等しい正と負のd軸電流指令値Id*が交互に設定される。
ステップS90では、d軸電流指令値Id*およびq軸電流指令値Iq*を0Aに設定するととともに、ゲートをオフして、電解コンデンサ5の放電処理を終了する。なお、リレー2が溶着している場合には、放電処理を開始してから一定時間(例えば、2秒)経過しても、電解コンデンサ5の電圧が所定電圧(例えば、24V)以下に下がらない可能性がある。従って、ステップS70では、電解コンデンサ5の電圧値に基づいて放電が完了したか否かを判定するのではなく、放電継続時間が所定の放電規定時間を超えたか否かを判定し、放電規定時間を超えた場合に、放電処理を終了する(ステップS90)。これにより、リレー2が溶着しており、電解コンデンサ5の電圧が低下しないような場合でも、放電処理を中止することができる。なお、この場合には、放電処理を中止するととともに、図示しない報知装置により、異常が発生している旨をドライバに報知する。
一実施の形態における電気車の制御装置によれば、電気車の走行終了時、すなわち、キースイッチ13のオフ時に、インバータ3と並列に設けられているコンデンサ5に蓄積されている電荷を放電させるために、モータ4に電流を流す。この時に、モータ4に流れる電流のうち、トルク成分であるq軸電流指令値を0に設定するとともに、励磁電流成分であるd軸電流指令値として、絶対値の等しい正負の電流が交互に現れるように設定する。これにより、磁極位置センサ7の検出精度に起因してq軸に電流が流れるような場合でも、絶対値の等しい正負の電流が交互にq軸に流れるため、車両が動き出すのを防ぐことができる。また、d軸電流指令値を設定する際に、磁極位置センサ7の検出精度を考慮した低めの電流指令値を設定する必要がないので、低めの電流指令値を設定する場合に比べて、コンデンサ5に蓄積されている電荷の放電時間が増大するのを防ぐことができる。
本発明は、上述した一実施の形態に限定されることはない。例えば、絶対値の等しい正負の電流が交互に現れるようにd軸電流指令値を設定する際に、所定時間ごとに正・負の電流指令値が反転するように設定したが(図3参照)、別の設定方法を用いてもよい。例えば、図5に示すように、d軸電流値が設定した電流指令値に追従したときに、正から負、または、負から正に反転させることもできる。
また、放電処理を開始してから所定時間(例えば、2秒)経過した時に、電圧センサ14により検出される電解コンデンサ5の電圧と所定電圧(例えば、24V)とを比較し、電解コンデンサ5の電圧が所定電圧以上であれば、放電処理を中止(Id*=0,Iq*=0)するようにしてもよい。
モータ4は、永久磁石型の3相交流同期モータとして説明したが、他の種類のモータを用いても良い。また、モータ4は電気自動車の走行駆動源として用いられるものとして説明したが、ハイブリッド電気自動車に用いられるものでもよい。すなわち、本発明は、走行駆動源として、モータを搭載した車両に適用することができる。
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、リレー2がスイッチ手段を、電解コンデンサ5がコンデンサを、モータコントローラ10が電流指令値算出手段を、ゲート回路9およびモータコントローラ10がインバータ制御手段を、電圧センサ14が電圧検出手段をそれぞれ構成する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
本発明による電気車の制御装置の一実施の形態における構成を示す図 モータコントローラの詳細な構成を示す図 電解コンデンサに蓄積されている電荷を放電させるためのd軸電流指令値Id*およびq軸電流指令値Iq*を示す図 電解コンデンサに蓄積されている電荷の放電処理の手順を示すフローチャート 電解コンデンサに蓄積されている電荷を放電させるためのd軸電流指令値Id*の別の設定方法を示す図
符号の説明
1…バッテリ
2…リレー
3…インバータ
4…永久磁石型の3相交流同期モータ
5…電解コンデンサ
6…電流センサ
7…磁極位置センサ
8…回転センサ
9…ゲート回路
10…モータコントローラ
11…車両コントローラ
12…アクセル開度センサ
13…キースイッチ
14…電圧センサ
21…電流指令値算出部
22…電流指令値選択部
23…電流制御部
24…dq/3相変換部
25…PWM信号生成部
26…3相/dq変換部
27…位相演算部
28…回転速度演算部
29…放電処理部

Claims (4)

  1. 電気車駆動用の電動機の駆動電力源である電源とインバータとの間に設けられ、前記電源から前記インバータへの電力供給を遮断/接続するスイッチ手段と、
    前記スイッチ手段と前記インバータとの間に、前記インバータと並列に接続されるコンデンサと、
    前記電動機に印加する電流のうち、トルク電流成分であるq軸電流の指令値と、励磁電流成分であるd軸電流の指令値とを算出する電流指令値算出手段と、
    前記電流指令値算出手段により算出されたd軸電流指令値およびq軸電流指令値に基づいて、前記インバータを制御することにより、前記電動機に流れる電流を制御するインバータ制御手段とを備え、
    前記電流指令値算出手段は、前記スイッチ手段の遮断に伴って前記コンデンサに蓄積されている電荷を放出するために、前記q軸電流指令値を0に設定するとともに、正負の電流指令値が交互に現れるように前記d軸電流指令値を設定することを特徴とする電気車の制御装置。
  2. 請求項1に記載の電気車の制御装置において、
    前記d軸電流指令値のうち、正の電流指令値と負の電流指令値の絶対値はそれぞれ等しいことを特徴とする電気車の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の電気車の制御装置において、
    前記電流指令値算出手段は、前記正負の電流が交互に現れるように前記d軸電流指令値を設定する際に、所定時間ごとに正の電流指令値および負の電流指令値を反転させることを特徴とする電気車の制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の電気車の制御装置において、
    前記コンデンサの電圧を検出する電圧検出手段をさらに備え、
    前記電流指令値算出手段は、前記コンデンサに蓄積されている電荷の放出処理を開始してから所定時間が経過したときに、前記電圧検出手段により検出されたコンデンサの電圧が所定電圧以上である場合には、前記d軸電流指令値および前記q軸電流指令値をともに0に設定することを特徴とする電気車の制御装置。
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