JP2005175694A - 音声通信装置、及び、音声通信方法 - Google Patents

音声通信装置、及び、音声通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 音声パケットにより通話を実現する場合において、ネットワークの混雑状況等が経時的変化したとしても、通話の開始から終了までを通して、比較的良好な音質で通話を実現する。
【解決手段】 送信側コーデックによりエンコードされた音声データを含む音声パケットを、ネットワークを介して受信する受信手段と、この受信した音声パケットを受信側コーデックによりデコードして再生される音声の音質を評価する評価手段と、その評価結果に基づいて、前記送信側及び受信側それぞれのコーデックを変更する変更手段と、を備える音声通信装置。例えば、前記変更手段は、音質が悪くなったと評価された場合、前記送信側及び受信側それぞれのコーデックを、そのビットレートよりも低いビットレートのコーデックに変更する。
【選択図】図2

Description

本発明は、音声パケットにより通話を実現する場合において、ネットワークの混雑状況等が経時的変化(による音質低下、又は、その後の音質回復等)したとしても、通話の開始から終了までを通して、比較的良好な音質で通話を実現するための技術に関する。
近年、VoIPによる通話システムが注目を浴びておりこれに関する各種の技術提案がなされている(例えば特許文献1参照)。
特開2000−312229号公報
しかしながら、VoIPにおいては、音声の符号化や復号化に使用されるコーデックは通信開始時に送信・受信両者の能力や優先順位等によって選択されることから、通信開始後に、その選択が通信状態に適していないことや通信中に通信状態が変化したことが原因で音質が劣化したとしても、なんらの対応もとることができなかった。このため、通話の開始から終了までを通して、良好な音質で通話を行うことが困難であるという問題があった。
本発明の課題は、音声パケット(例えばVoIPパケット)により通話を実現する場合において、ネットワーク(例えばIPネットワーク)の混雑状況等が経時的変化(による音質低下、又は、その後の音質回復等)したとしても、通話の開始から終了までを通して、比較的良好な音質で通話を実現するための技術を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、音声通信装置であって、送信側コーデックによりエンコードされた音声データを含む音声パケットを、ネットワークを介して受信する受信手段と、この受信した音声パケットを受信側コーデックによりデコードして再生される音声の音質を評価する評価手段と、その評価結果に基づいて、前記送信側及び受信側それぞれのコーデックを変更する変更手段と、を備える構成とした。
本発明によれば、受信側において音声の音質を評価(又は推測)し、その評価結果(又は推測結果)に基づいて、送信側及び受信側それぞれのコーデックを変更することが可能になる。すなわち、音声パケット(例えばVoIPパケット)により通話を実現する場合において、ネットワーク(例えばIPネットワーク)の混雑状況等が経時的変化(による音質低下、又は、その後の音質回復等)したとしても、通話の開始から終了までを通して、比較的良好な音質で通話を実現することが可能となる。
また、上記音声通信装置においては、例えば、前記変更手段は、音質が悪くなったと評価された場合、前記送信側及び受信側それぞれのコーデックを、そのビットレートよりも低いビットレートのコーデックに変更する。これは、変更手段によるコーデック変更の一例を示したものである。
このようにすれば、音声パケット(例えばVoIPパケット)により通話を実現する場合において、ネットワーク(例えばIPネットワーク)の混雑状況等が経時的変化(による音質低下)したとしても、通話の開始から終了までを通して、比較的良好な音質で通話を実現することが可能となる。
また、上記音声通信装置においては、例えば、前記変更手段は、音質が悪くなったと評価された後にその音質が回復したと評価された場合、前記送信側及び受信側それぞれの前記変更後のコーデックを、さらにそのコーデックのビットレートよりも高いビットレートのコーデックに変更する。これも、変更手段によるコーデック変更の一例を示したものである。
このようにすれば、音声パケット(例えばVoIPパケット)により通話を実現する場合において、ネットワーク(例えばIPネットワーク)の混雑状況等が経時的変化(による音質低下後の音質回復)したとしても、通話の開始から終了までを通して、比較的良好な音質で通話を実現することが可能となる。
本発明は方法の発明として次のように特定することもできる。
送信側コーデックによりエンコードされた音声データを含む音声パケットを、ネットワークを介して受信する受信ステップと、この受信した音声パケットを受信側コーデックによりデコードして再生される音声の音質を評価する評価ステップと、その評価結果に基づいて、前記送信側及び受信側それぞれのコーデックを変更する変更ステップと、を備える音声通信方法。
上記音声通信方法においては、例えば、前記変更ステップは、音質が悪くなったと評価された場合、前記送信側及び受信側それぞれのコーデックを、そのビットレートよりも低いビットレートのコーデックに変更する。
また、上記音声通信方法においては、例えば、前記変更ステップは、音質が悪くなったと評価された後にその音質が回復したと評価された場合、前記送信側及び受信側それぞれの前記変更後のコーデックを、さらにそのコーデックのビットレートよりも高いビットレートのコーデックに変更する。
本発明によれば、音声パケット(例えばVoIPパケット)により通話を実現する場合において、ネットワーク(例えばIPネットワーク)の混雑状況等が経時的変化(による音質低下、又は、その後の音質回復等)したとしても、通話の開始から終了までを通して、比較的良好な音質で通話を実現することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態である音声通信装置を包含する通信システムについて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態である音声通信装置の機能ブロック図である。
(音声通信装置の構成)
音声通信装置100は、VoIP(Voice over IP) によりIPネットワーク上で音声通話を実現する機能を有する通信装置である。例えば、既存の一般的な電話機をVoIP機能付きのモデム等を介してIPネットワークに接続する、phone to phone型のIP電話を構成する場合には、そのVoIP機能付きのモデム等が音声通信装置100に相当する。また、一般的なパーソナルコンピュータ等の情報処理装置を介してIPネットワークに接続する、PC to phone型のIP電話を構成する場合には、そのパーソナルコンピュータ等の情報処理装置が音声通信装置100に相当する。また、VoIP機能内蔵型のIP電話を構成する場合には、その電話機自体が音声通信装置100に相当する。
図1に示すように、音声通信装置100は、コーデック(codec)群(複数のコーデック)101、通信機能102、通信状態の取得機能103、音質評価機能104、ジ
ッタバッファ105、デコード機能106、音声出力機能107、コーデック情報格納/提供機能108、コーデック選択/変更要求機能109、コーデック変更要求への対応機能110、音声入力機能111、エンコード機能112、及び、発呼/着呼機能等を備えている。これらの機能は、所定ソフトウエア又は回路等により実現される。
音声通信装置100は、通信機能102を介してIPネットワークに接続される。デコード機能106及びエンコード機能112は、後述のように、選択又は変更されたコーデックにより実現される機能である。なお、コーデック101とは、アナログ信号である音声をデジタル化する際の符号化/復号化の装置やデバイス等のことである。また、ジッタバッファ105とは、等間隔で再生するため、遅延や揺らぎを見越して設けられるバッファである。バッファ値を越える遅延や揺らぎが発生した場合はパケット廃棄される。コーデック情報格納/提供機能108は、コーデック101とそのビットレートなどのコーデック情報との対応関係等を格納するとともに、現在使用しているコーデックに対応するコーデック情報を音質評価機能104に提供するためのものである。その他の機能については、以下の動作説明等により明確にされる。
(音声通信装置の動作)
次に、上記構成の音声通信装置100の動作について図面を参照しながら説明する。図2は、音声通信装置100の動作について説明するためのフローチャートである。以下、説明便宜のために、一方の音声通信装置100についてはその送信機能に着目して送信側音声通信装置として(以下音声通信装置100Tという)、他方の音声通信装置100についてはその受信機能に着目して受信側音声通信装置として(以下音声通信装置100Rという)、両者間で音声通信(例えば通話)する場合を例に説明する。なお、実際には、音声通信装置100T及び100Rは送信機能と受信機能の両機能を有していることから、各音声通信装置100T及び100Rにおいては送信及び受信が同時並行的に行われることになる。
(コーデック変更処理概要)
図2に示すように、最初に、音声通信装置100Tと100Rとの間で通信の接続処理が行われる(S100)。このような処理としては、例えば、コーデックの選択処理がある。このコーデックの選択処理は、音声通信装置100T及び100Rそれぞれにおいて、IPネットワークの混雑状況等に応じた適切なコーデックを、複数のコーデック101の中から選択するための処理である。このようにして選択されたコーデックそれぞれを、送信側コーデック及び受信側コーデックと呼ぶ。これにより、音声通信装置100Tと100Rそれぞれで適切なコーデックが選択されることになり、両者間で良好な音声通信を行うことが可能となる。これは既存の処理である。
次に、音声通信装置100Rは、送信側の音声通信装置100Tから送信された音声パケット(その音声入力機能111を介して入力され送信側コーデック(エンコード機能112)によりエンコードされた音声データを含む音声パケット)がIPネットワークを経由して到着すると(S101)、これを受信する(S101)。これは例えば通信機能102(本発明の受信手段に相当)が主体となって行う。これとともに、音声通信装置100Rは、その受信した音声パケットのペイロード部分に含まれている音声データの到着状態を取得する(S102)。これは例えば通信状態の取得機能103が主体となって行う。そして、音声通信装置100Rは、音質の評価を行う(S103、S104)。具体的には、その受信した音声パケットを受信側コーデックによりデコードして再生される音声の音質を評価(又は推測)する。この音質評価は例えば音質評価機能104が主体となって行う(本発明の評価手段に相当)。この音質評価の詳細については後述する。
音声通信装置100Rは、その評価結果に基づいて(S104,S106)、送信側及び受信側それぞれのコーデック、すなわち、送信側の音声通信装置100T及び自己それぞれで現在使用しているコーデックを変更する(S105、S107〜S114)。
(コーデック変更処理詳細)
このコーデック変更処理の詳細について説明する。以下の処理は例えばコーデック選択/変更要求機能109が主体となって行う。
(音質低下した場合のコーデック変更処理)
まず、音質低下した場合のコーデック変更処理について説明する。音質評価の結果、音質が悪くなったと評価された場合(S104:悪い)、音声通信装置100Rはコーデック(受信側コーデック)を選択する(S105)。このコーデック選択の詳細については後述する。
コーデックが選択されると、音声通信装置100Rは、その選択したコーデックを特定するための特定データを含む変更要求を(例えばデータパケットの形態で)送信側の音声通信装置100Tに対して送信する(S108)。これは、送信側コーデックをその特定データにより特定されるコーデックに変更させるためである。
送信側の音声通信装置100Tは、受信側の音声通信装置100Rから送信された変更要求がIPネットワークを経由して到着すると(S108)、これを受信する。この受信は例えば通信機能102が主体となって行う。そして、音声通信装置100Tは、その変更要求に含まれる特定データにより特定されるコーデックが自己で使用可能か否かを判定する(S109)。音声通信装置100Tは、そのコーデックが使用可能であると判定した場合(S109:可能)、音声通信装置100Rに対して“変更する旨”を(例えばデータパケットの形態で)返信する(S110)。
音声通信装置100Rは、送信側の音声送信装置100Tから送信された“変更する旨”がIPネットワークを経由して到着すると(S111)、これを受信し、確認応答を音声通信装置100Tに対して返す(S112)。これとともに、音声通信装置100Rは、現在使用しているコーデックを、先ほどS105で選択したコーデックに変更する。この確認応答及び変更は例えばコーデック変更要求への対応機能110が主体となって行う。
一方、音声通信装置100Tは、受信側の音声送信装置100Rから送信された確認応答がIPネットワークを経由して到着すると(S115)、現在使用しているコーデックを、先ほどS108で受信した特定データにより特定されるコーデックに変更する。以後、両者間では、それぞれ変更されたコーデックにより音声通話が行われる。
なお、音声通信装置100Tは、S109で使用不能と判定した場合(S109:不能)、音声通信装置100Rに対して“対応不能”を返答する(S113)。この場合、音声通信装置100Rは、これを受信し、別のコーデックを選択する(S114、S105)。そして、音声通信装置100Rは、上記と同様に、その選択したコーデックを特定するための特定データを含む変更要求を(例えばデータパケットの形態で)送信側の音声通信装置100Tに対して送信する(S108)。この処理を繰り返すことにより、最終的には、両者間で共通のコーデックに変更することが可能となる。なお、送信側の音声通信装置100Tに、特定データにより特定されるコーデックが存在しない場合も想定し得るが、この場合、両者間で異なるコーデックのまま音声通信(通話)を継続することが考えられる。
以上述べたように、音質を評価(又は推定)し(S103)、その評価結果に基づいて、送信側及び受信側それぞれのコーデックを変更するようにしている(S104〜S115)。すなわち、ここでは、IPネットワークの混雑状況等が経時的変化(による音質低下)したとしても、音声通信装置100Tと100Rそれぞれにおいて、そのIPネットワークの混雑状況等に応じた適切なコーデックに変更されることとなる。従って、IPネ
ットワークの混雑状況等が経時的変化(による音質低下)したとしても、音声通信の開始から終了までを通して、両者間で良好な音声通信(通話)を行うことが可能となる。
(音質低下後、音質回復した場合のコーデック変更処理)
次に、上記のように音質低下後(S104:悪い)、音質回復した場合のコーデック変更処理について説明する。音質評価の結果、音質がよくなったと評価された場合(S104:良い)、音声通信装置100Rは現在使用しているコーデックの音質が通信開始時より悪いか否かを評価する(S106)。その結果、その音質が悪いと評価された場合(S106:悪い)、音声通信装置100Rはコーデックを選択する(S105)。このコーデック選択の詳細については後述する。以降の処理については、上記と同様に、S107〜S115の処理が行われることになる。
以上述べたように、音質を評価(又は推定)し(S103)、その評価結果に基づいて、送信側及び受信側それぞれのコーデックを変更するようにしている(S104〜S115)。すなわち、ここでは、IPネットワークの混雑状況等が経時的変化(による音質低下後、音質回復)したとしても、音声通信装置100Tと100Rそれぞれにおいて、そのIPネットワークの混雑状況等に応じた適切なコーデックに変更されることとなる。従って、IPネットワークの混雑状況等が経時的変化(による音質低下後、音質回復)したとしても、音声通信の開始から終了までを通して、両者間で良好な音声通信(通話)を行うことが可能となる。
(音質評価の詳細その1)
次に、音質評価(S103)の詳細について図面を参照しながら説明する。図3は、音質評価の詳細について説明するためのフローチャートである。これは、音質評価の方法の一例であり、受信側の音声通信装置100Rが行う処理を示したものである。
音声通信装置100Rは、送信側の音声通信装置100Tから送信されたVoIPパケット(送信側コーデックによりエンコードされた音声データを含む音声パケット)がIPネットワークを経由して到着すると、これを受信し(S200)、ジッタバッファ105を介してデコード機能106にデータを入力する。その入力データは、現在使用しているコーデック(例えばS101で選択した受信側コーデック)によりデコードされ(デコード機能106)、音声出力機能107から音声として出力される。
音声通信装置100Rは、デコード機能106に入力されるデータの、到着時刻及びサイズを取得し、これを音質評価機能106に入力する(S201)。これは例えば通信状態の取得機能103が主体となって行う。
音質評価機能104は、データの到着間隔(これに入力される到着時刻から算出される)と、現在使用している受信側コーデックの情報(コーデック情報格納/提供機能108から提供される)とを比較する(S202)。さらに、音声評価機能104は、一定時間内のビットレート(音声ペイロード部分のみ)も計算する(S203)。そして、音声評価機能104は、次のいずれかの条件を満たす場合、音質に問題がある、すなわち、音質(S201で受信した音声パケットを受信側コーデックによりデコードして再生される音声の音質)が悪くなったと評価(又は推測)する(S204)。
(条件1)データの到着間隔が現在使用している受信側コーデックの処理間隔に比べて一定以上長い状態が続いている。(条件2)一定時間内のビットレートが現在使用している受信側コーデックのビットレートに比べて一定以上に低くなっている。なお、コーデックのビットレートとは、音声をデジタル化(エンコード又はデコード)するとき1秒間に記録するデータ量を示したものである。これが大きい方が高音質となる。
以上のようにして、音質評価(又は推測)を行うことが可能となっている。
(音質評価の方法その2)
次に、音質評価(S103)の詳細の他の例について図面を参照しながら説明する。図4は、音質評価の詳細の他の例について説明するためのフローチャートである。これも、音質評価の方法の一例であり、受信側の音声通信装置100Rが行う処理を示したものである。
音声通信装置100Rは、送信側の音声通信装置100Tから送信されたVoIPパケット(送信側コーデックによりエンコードされた音声データを含む音声パケット)がIPネットワークを経由して到着すると、これを受信する(S300)。音声通信装置100Rは、その受信したVoIPパケットの、到着時刻及びサイズを取得し、これを音質評価機能104に入力する(S301)。これは例えば通信状態の取得機能103が主体となって行う。
音質評価機能104は、その受信したVoIPパケットのヘッダ(RTPヘッダ)からシーケンスナンバー(Sequence Number)を取得する(S302)。また、音質評価機能104は、そのVoIPパケットの到着間隔(これに入力される到着時刻から算出される)と、現在使用している受信側コーデックの情報(コーデック情報格納/提供機能108から提供される)とを比較する(S303)。さらに、音質評価機能104は、一定時間内のビットレート(例えば音声ペイロード部分のみ)も計算する(S304)。そして、音声評価機能104は、次のいずれかの条件を満たす場合、音質に影響がある、すなわち音質(S301で受信した音声パケットを受信側コーデックによりデコードして再生される音声の音質)が悪くなったと評価(又は推測)する(S305)。
(条件1)シーケンスナンバーを監視した結果、到着していないVoIPパケットが一定の割合を超過した。(条件2)VoIPパケットの到着間隔が、ジッタバッファ105のサイズを超過するパケットが一定以上の割合を超過した。(条件3)条件1及び条件2の合計が一定以上の割合を超過した。(条件4)一定時間内のビットレートが現在使用している受信側コーデックのビットレートに比べて一定以上に低くなった。
以上のようにして、音質評価(又は推測)を行うことが可能となっている。
(コーデック選択の詳細その1)
次に、コーデック選択(S105)の詳細について図面を参照しながら説明する。図5は、コーデック選択の詳細について説明するためのフローチャートである。これは、音質低下時のコーデック選択方法の一例であり、受信側の音声通信装置100Rが行う処理を示したものである。以下の処理(S400〜S404)は例えばコーデック選択/変更要求機能109が主体となって行う。
音声通信装置100Rは、現在使用している受信側コーデックの本来のビットレート及び音質の情報(いずれもコーデック情報格納/提供機能108から提供される)を確認する(S400)。音声通信装置100Rは、この確認した現在使用している受信側コーデックのビットレートよりも低いビットレートのコーデックを、自己の複数のコーデック101の中から抽出する(S401)。
次に、音声通信装置100Rは、実際の通信ビットレートを確認し、この確認したビットレートよりも低いビットレートのコーデックをさらに抽出する(S402)。そして、音声通信装置100Rは、既に通話相手である音声通信装置100Tから対応不能の返答(使用不能の回答)のあったコーデックを取り除く(S403)。この時点で、コーデックが一つに絞られていれば、音声通信装置100Rは、そのコーデックを選択する。一方、コーデックが一つに絞られておらず、複数残っている場合には、音声通信装置100R
は、その残った複数のコーデックの中から、音質が最良のものを選択する(S404)。
以上のようにして、音質低下時、すなわち音質が悪くなったと評価(又は推測)された場合であっても(S104:悪い)、適切なコーデックが選択されるようになっている。(コーデック選択の詳細その2)
次に、コーデック選択(S105)の詳細の他の例について図面を参照しながら説明する。図6は、コーデック選択の詳細の他の例について説明するためのフローチャートである。これは、音質低下後、音質回復時のコーデック選択方法の一例であり、受信側の音声通信装置100Rが行う処理を示したものである。以下の処理(S500〜S505)は例えばコーデック選択/変更要求機能109が主体となって行う。
音声通信装置100Rは、現在使用している受信側コーデックの本来のビットレート及び音質の情報(いずれもコーデック情報格納/提供機能108から提供される)を確認する(S500)。音声通信装置100Rは、この確認した現在使用している受信側コーデックのビットレートよりも高いビットレートのコーデックを、自己の複数のコーデック101の中から抽出する(S501)。
次に、音声通信装置100Rは、実際の通信ビットレートを確認し、この確認したビットレートよりも低いビットレートのコーデックをさらに抽出する(S502)。そして、音声通信装置100Rは、最初に使用したコーデックよりもビットレートが高いコーデックを取り除く(S503)。さらに、音声通信装置100Rは、既に通話相手である音声通信装置100Tから対応不能の返答(使用不能の回答)のあったコーデックも取り除く(S504)。この時点で、コーデックが一つに絞られていれば、音声通信装置100Rは、そのコーデックを選択する。一方、コーデックが一つに絞られておらず、複数残っている場合には、音声通信装置100Rは、その残った複数のコーデックの中から、音質が最良のものを選択する(S505)。
以上のようにして、音質低下後、音質回復時に(S104:良い、S106:悪い)、適切なコーデックが選択されるようになっている。
本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他の様々な形で実施することができる。このため、上記の実施形態は、あらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。
本発明によれば、音声パケット(例えばVoIPパケット)により通話を実現する場合において、ネットワーク(例えばIPネットワーク)の混雑状況等が経時的変化(による音質低下、又は、その後の音質回復等)したとしても、通話の開始から終了までを通して、比較的良好な音質で通話を実現することが可能となる。
本発明の一実施形態である音声通信装置の機能ブロック図である。 本発明の一実施形態である音声通信装置の動作について説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態である音声通信装置の動作(音質評価)について説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態である音声通信装置の動作(音質評価)について説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態である音声通信装置の動作(コーデック選択)について説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態である音声通信装置の動作(コーデック選択)について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100 音声通信装置
101 コーデック(群)
102 通信機能
103 通信状態の取得機能
104 音質評価機能
105 ジッタバッファ
106 デコード機能
107 音声出力機能
108 コーデック情報格納/提供機能
109 コーデック選択/変更要求機能
110 コーデック変更要求への対応機能
111 音声入力機能
112 エンコード機能

Claims (6)

  1. 送信側コーデックによりエンコードされた音声データを含む音声パケットを、ネットワークを介して受信する受信手段と、
    この受信した音声パケットを受信側コーデックによりデコードして再生される音声の音質を評価する評価手段と、
    その評価結果に基づいて、前記送信側及び受信側それぞれのコーデックを変更する変更手段と、
    を備える音声通信装置。
  2. 前記変更手段は、音質が悪くなったと評価された場合、前記送信側及び受信側それぞれのコーデックを、そのビットレートよりも低いビットレートのコーデックに変更する、
    請求項1に記載の音声通信装置。
  3. 前記変更手段は、音質が悪くなったと評価された後にその音質が回復したと評価された場合、前記送信側及び受信側それぞれの前記変更後のコーデックを、さらにそのコーデックのビットレートよりも高いビットレートのコーデックに変更する、
    請求項2に記載の音声通信装置。
  4. 送信側コーデックによりエンコードされた音声データを含む音声パケットを、ネットワークを介して受信する受信ステップと、
    この受信した音声パケットを受信側コーデックによりデコードして再生される音声の音質を評価する評価ステップと、
    その評価結果に基づいて、前記送信側及び受信側それぞれのコーデックを変更する変更ステップと、
    を備える音声通信方法。
  5. 前記変更ステップは、音質が悪くなったと評価された場合、前記送信側及び受信側それぞれのコーデックを、そのビットレートよりも低いビットレートのコーデックに変更する、
    請求項4に記載の音声通信方法。
  6. 前記変更ステップは、音質が悪くなったと評価された後にその音質が回復したと評価された場合、前記送信側及び受信側それぞれの前記変更後のコーデックを、さらにそのコーデックのビットレートよりも高いビットレートのコーデックに変更する、
    請求項5に記載の音声通信方法。
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