JP2005175638A - 分波器 - Google Patents
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Abstract
【課題】分波器における高周波側フィルタのデュプレックス域における抑圧特性とアイソレーション特性を高める。
【解決手段】共通端子Cと、入力側の1端子を信号端子として共通端子に接続し、出力側の2端子を第一の信号端子Tに接続した第一SAWフィルタ1と、入力側の2端子を共通端子Cに接続し、出力側の2端子を第二の信号端子Rに接続した第二SAWフィルタ2とを有する分波器で、第一SAWフィルタの出力側の2端子のうちの1端子に接続された基準電位電極T0を、共通端子に接続された基準電位電極C0および第二SAWフィルタに接続された基準電位電極R0から分離する。
【選択図】図1
【解決手段】共通端子Cと、入力側の1端子を信号端子として共通端子に接続し、出力側の2端子を第一の信号端子Tに接続した第一SAWフィルタ1と、入力側の2端子を共通端子Cに接続し、出力側の2端子を第二の信号端子Rに接続した第二SAWフィルタ2とを有する分波器で、第一SAWフィルタの出力側の2端子のうちの1端子に接続された基準電位電極T0を、共通端子に接続された基準電位電極C0および第二SAWフィルタに接続された基準電位電極R0から分離する。
【選択図】図1
Description
本発明は、分波器に係り、特に弾性表面波帯域通過フィルタ(以下、SAWフィルタという)を用いた分波器に関する。
携帯電話機などの移動体通信機器では、小型・高機能化に適することから、SAWフィルタを用いた分波器が近年、送受信部に頻繁に使用されている。
図12は、かかる分波器の一例を示す回路図である。同図に示すようにこの分波器は、互いに異なる帯域中心周波数を有する2つのSAWフィルタ1,2を備え、低周波側および高周波側の各フィルタ1,2の入力側の2端子は、アンテナに接続される共通端子Cにそれぞれ接続され、出力側の2端子は、第一の信号端子(送信側端子)Tおよび第二の信号端子(受信側端子)Rにそれぞれ接続される。
また、各フィルタ1,2は、弾性表面波共振器からなる直列腕共振器1a,2aと、弾性表面波共振器からなる並列腕共振器1b,2bとを複数段接続してなり、共通端子Cと高周波側フィルタ2との間には、インピーダンス整合回路3を有する。整合回路3は、図12に示すように位相線路3a、あるいは図13に示すようにインダクタ3bとキャパシタ3cにより構成することが出来る。また、両フィルタ1,2は、共通端子Cを介して共通の基準電位電極(共通グランドパターン)に接続される。
尚、このような分波器を開示するものとして下記特許文献がある。
ところで、通信機器に使用されるかかる分波器は、通話品質の向上と消費電力の低減のため、より一層のフィルタ特性の向上が望まれ、通過帯域における低損失と阻止帯域における高減衰特性が求められている。
そこで、本発明者は種々の検討を行い、分波器パッケージ内の共通グランドに着目してフィルタ特性をさらに向上させることが出来ることを見出した。
すなわち、前記図12および図13に示した従来の分波器は、ビアホール等の層間接続部や配線パターン自体あるいは配線パターン間に、寄生抵抗や寄生容量、寄生インダクタンスを有しており、これらを考慮すると、実際には図14および図15にそれぞれ示すような回路構成となる。
このため、各SAWフィルタ1,2および共通端子Cが接続されている分波器パッケージ内の共通グランドは、かかる寄生抵抗6や寄生インダクタンス5によってその電位が上昇して現実には理想的なグランドにはなっておらず、従来の分波器では、通信信号の高周波化と相まって共通グランドが信号線として動作していると考えられる。
一方、携帯電話機は益々小型化される傾向にあり、それに伴う部品の小型化によって配線パターン間に十分なギャップを確保することが難しく、寄生容量成分が生じやすい状況にある。例えば、図14および図15に示すように、送信側フィルタ1から共通グランドに接続される導体線路と受信側の信号線路との間に寄生容量7が生じる。
したがって、このような寄生成分による容量結合や、前述した不完全な共通グランドを介して低周波側フィルタ1を通過すべき送信信号が高周波側(受信側)のフィルタ2に流れ込み、これらが受信側フィルタ2のデュプレックス域における抑圧特性を劣化させる原因となっている。
また特に、送信信号の受信側への流入は、雑音となって通話品質を劣化させる原因ともなるから、この点からも送信信号の受信側への流れ込みを防ぎ、受信側フィルタのアイソレーション特性を高めることは重要である。
したがって本発明が解決しようとする課題は、従来の分波器ではフィルタ特性が十分ではないこと、特に高周波側フィルタのデュプレックス域における抑圧特性、並びにアイソレーション特性が十分でない点であり、本発明の目的は、この点を解決することにある。
前記課題を解決するため、本発明(請求項1)に係る分波器は、共通端子と、入力側の1端子を信号端子として前記共通端子に接続し、出力側の2端子を第一の信号端子に接続した第一の弾性表面波帯域通過フィルタと、入力側の2端子を前記共通端子に接続し、出力側の2端子を第二の信号端子に接続した第二の弾性表面波帯域通過フィルタとを有する分波器であって、前記第一の弾性表面波帯域通過フィルタの出力側の2端子のうちの1端子に接続された基準電位電極を、前記共通端子に接続された基準電位電極および前記第二の弾性表面波帯域通過フィルタに接続された基準電位電極から分離したものである。
従来の分波器では、第一および第二のSAWフィルタ(弾性表面波帯域通過フィルタ)並びに共通端子の基準電位電極は、共通の基準電位電極(共通グランドパターン)に接続されていた。これに対し、本発明の分波器では、第一のSAWフィルタ(低周波側フィルタ)の基準電位電極を、共通端子および第二のSAWフィルタ(高周波側フィルタ)に接続された基準電位電極から分離する。
本発明ではこれにより、基準電位電極を通じて低周波側フィルタから高周波側フィルタへの高周波信号の流入を阻止することが可能となり、高周波側フィルタのデュプレックス域の抑圧特性の向上と、アイソレーション特性の向上を図ることが可能となる。また、このように低周波側フィルタの基準電位電極を切り離しても、低周波側フィルタの電気的特性、あるいは低周波側および高周波側の両フィルタの通過帯域内の電気特性には、ほとんど悪影響が生じるようなことはなく、かかる高周波側フィルタの特性改善を図ることが出来る。
尚、本発明のかかる作用効果は、後に述べる本発明の実施の形態の説明において、測定データに基づいてより詳細に説明する。
また、かかる本発明の分波器において、第一および第二の弾性表面波帯域通過フィルタはともに、弾性表面波共振器からなる直列共振器と、弾性表面波共振器からなる並列共振器とを複数段接続してなり、共通端子と第二の弾性表面波帯域通過フィルタとの間にインピーダンス整合回路を設けることがある(請求項2)。
さらに、本発明の別の分波器(請求項3)は、共通端子と、入力側の1端子を信号端子として前記共通端子に接続し、出力側の2端子を第一の信号端子に接続した第一の弾性表面波帯域通過フィルタと、入力側の2端子を前記共通端子に接続し、出力側の2端子を第二の信号端子に接続した第二の弾性表面波帯域通過フィルタと、を有する分波器であって、前記第一の弾性表面波帯域通過フィルタと前記第二の弾性表面波帯域通過フィルタとを積層基板に実装し、該積層基板の少なくとも一層に共通基準電位電極を形成し、該共通基準電位電極に前記共通端子の基準電位側の1端子および前記第二の弾性表面波帯域通過フィルタの基準電位側の1端子を接続する一方、前記第一の弾性表面波帯域通過フィルタの入力側および出力側の各基準電位端子を、前記共通基準電位電極に接続することなく該共通基準電位電極から分離したものである。
このように第一の弾性表面波帯域通過フィルタの入力側および出力側の各基準電位端子を共通基準電位電極から分離するには、例えば請求項4に記載のように、積層基板のいずれかの層に形成した導電体膜の一部を除去するよう導電体膜をパターニングすることにより(例えばフォトエッチング法により)行うことが出来る。
本発明の分波器によれば、高周波側フィルタのデュプレックス域における抑圧特性を高め、アイソレーション特性を向上させることが可能となる。
以下、添付図面の図1から図11を参照しつつ本発明の実施の形態(以下、本実施形態という)を説明する。
図1に示すように本実施形態に係る分波器は、アンテナに接続される共通端子Cと、互いに異なる帯域中心周波数を有する2つのSAWフィルタ1,2を備えたもので、これらのフィルタのうち低周波側フィルタ1を送信側フィルタとしてその出力側(本明細書では、各フィルタについてアンテナ側を「入力側」、送受信端子側を「出力側」と称する)の2端子を送信端子Tに接続し、高周波側フィルタ2を受信側フィルタとしてその出力側の2端子を受信端子Rに接続する。
また、共通端子C、送信端子Tおよび受信端子Rは、各端子において2端子のうちの一方の端子C1,T1,R1を、信号を入出力する信号端子とし、他方の端子C0,T0,R0を、グランドに接続する基準電位端子として使用する。そして、共通端子Cおよび受信端子R(受信側フィルタ)の基準電位端子C0,R0は、共通の(同一の)グランドパターンに接続する。一方、送信端子T(送信側フィルタ)の基準電位端子T0は、前記共通のグランドパターンには接続せず、該基準電位端子T0に接続される導体パターンと共通グランドパターンとを物理的に分離した構造とする。この具体的な構造は、図7から図11を参照して後に述べる。
送信側および受信側の各SAWフィルタ1,2の構成は特に限定されないが、この実施形態では、ともに弾性表面波共振器からなる直列腕共振器1a,2aと、弾性表面波共振器からなる並列腕共振器1b,2bとをいわゆるラダー型に2段接続したものとする。尚、これらSAWフィルタにおける直列腕および並列腕共振器の接続段数は、2段に限られず、3段以上接続しても構わない。
受信側フィルタ2の入力側の2端子は、共通端子Cに接続する。このとき、受信側フィルタ2の信号端子と共通端子Cの信号端子C1との間には、インピーダンス整合回路3を設ける。受信側フィルタ2を低周波側の減衰帯域において高インピーダンス化し、クロストークを防止するためである。インピーダンス回路3としては、図1に示すように、受信側フィルタ2の信号端子と共通端子の信号端子C1との間に位相回転用線路3aを直列に挿入しても良いし、図3に示すようにインダクタ3bとコンデンサ3cとによりインピーダンス整合回路3を形成することも可能である。
本実施形態では、かかるインピーダンス整合回路3に加え、さらに送信側(低周波側)フィルタ1の入力側端子を共通端子Cの基準電位端子C0(共通グランドパターン)に接続せず、さらに送信側フィルタ1の出力側(送信端子)の基準電位端子を、前記受信側フィルタ2および共通端子Cが接続される共通のグランドパターンから分離した構造とする。共通グランドパターンを介し送信側から受信側へ信号が流入することを防ぎ、受信側フィルタ2の低周波側の減衰域における抑圧特性をより一層向上させ、受信側と送信側のアイソレーション特性を高めるためである。この点につきさらに詳しく説明する。
図2は、図1に示した本実施形態の分波器について、前記従来の分波器(図14)と同様に寄生容量7や寄生抵抗6、寄生インダクタンス5を考慮した等価回路を示すものである。同図を参照すると本実施形態の分波器では、前記従来の分波器と異なり、寄生容量7を介して受信側(受信側フィルタ2)に信号が流れるルート(図14において符号10で示す)が遮断されており、これにより送信側から受信側への信号の流れ込みを防ぐことが可能となる。
図4は、本実施形態の分波器における受信側フィルタの帯域通過特性を、従来の分波器と比較して示す線図である。細線(1)で示すのが従来の分波器、太線(2)で示すのが本実施形態に係る分波器である。この図から明らかなように、本発明によれば受信側フィルタの低周波側の減衰域21でより大きな減衰量が得られ、抑圧特性の改善を図ることが出来る。
また、図5は、送信側フィルタの帯域通過特性を従来の分波器と比較して示す線図である。図4と同じく、細線(1)で示すのが従来の分波器、太線(2)で示すのが本実施形態に係る分波器である。送信側フィルタについては、通過帯域21および減衰帯域22についてともに従来の分波器とほぼ同一の通過・減衰特性が得られており、送信側フィルタの基準電位端子を共通グランドパターンから分離してもフィルタ特性を劣化させるような不都合は生じないことが分かる。
さらに、図6は、送信側と受信側との間のアイソレーション特性を、従来の分波器と比較して示す線図であるが、同図に示すように本実施形態(太線(2))によれば、送信周波数帯域21で送信側と受信側のアイソレーション特性を従来(細線(1))に較べ向上させることが可能となる。
送信側フィルタの基準電位端子(送信側フィルタに接続される基準電位電極)を共通グランドパターンから分離するには、例えば図7から図11に示すようにして行えば良い。
図7から図11は、本実施形態に係る分波器(各図(b))を、従来の同種構造の分波器(各図(a))と対比して示す図であり、図7および図9は、SAWフィルタをワイヤボンディングにより実装した場合、図8および図10は、SAWフィルタをフリップチップ実装した場合である。
これらの図に示すように本実施形態の分波器は、積層基板11にSAWフィルタ(送信側フィルタ1および受信側フィルタ2)を実装するとともに、基板11の表面、裏面あるいは内部に各配線パターンや端子電極(前記共通端子C、送信端子T、受信端子R等)を形成し、両フィルタ1,2をケース12により気密封止することにより形成することが出来る。尚、各図において、符号15は共通グランドパターンを、3aはインピーダンス整合回路を構成する位相回転用線路を、16は層間接続用ビアホールを、17は端子電極をそれぞれ示す。また各図では、基板内の詳細な配線パターン等は省略して示している。
従来の分波器(各図(a))では、共通端子、送信側フィルタ1および受信側フィルタ2の各基準電位端子は、導体パターンやビアホールを介してすべて基板内に形成した共通グランド15、あるいは基板裏面の共通グランド15に接続されていたが、本実施形態の分波器(各図(b))では、送信側フィルタ1の基準電位端子に接続されている導体パターンを共通グランド15から切り離されるように(当該分離部分を符号Sで示す)パターニングを行う。
また、図11は、基板裏面の略全面に共通グランド15(導電体膜)を有する図9および図10に示した分波器の裏面構造を示す図であり、同図において、符号C1は共通端子の信号端子、T1は送信端子の信号端子、R1は受信端子の信号端子を示している。従来の分波器(同図(a))では、共通グランド15に、共通端子、送信側・受信側の各フィルタの基準電位端子C0,T0,R0が導体パターンやビアホールを介して接続されていた。これに対し本実施形態では、同図(b)に示すように導電体膜を除去した部分Sを形成することによって送信端子の基準電位端子T0を基板裏面の共通グランド15から分離する。
このように本実施形態によれば、従来の分波器のパッケージ構造・基板構造を大幅に変更することなく、導体パターンの一部が切り離されるようパターニングするだけの簡便な操作で分波器の特性を向上させることが可能となる。また、部品(素子)点数の増加や製造コストの上昇を招くこともない。
以上、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で種々の変更を行うことができることは当業者に明らかである。
例えば、本発明の分波器は、携帯電話機の送受信部に使用して好適なものであるが、これに限定されるものではなく、PHSや通信機能を備えたPDA、無線LANカードその他、様々な通信機能を有する電子機器に適用することが可能である。また、前記実施形態では、送信側の周波数が受信側の周波数に較べ低い場合、したがって低周波側フィルタが送信側フィルタであり、高周波側フィルタが受信側フィルタとなっているが、この逆、すなわち受信側の周波数が送信側の周波数に較べて低く、低周波側フィルタが受信側で、高周波側フィルタが送信側の場合についても同様に本発明の分波器を構成することが可能である。また実施形態では、共通端子の基準電位端子と、第二のSAWフィルタ(受信側フィルタ)の基準電位端子とを共通のグランドに接続したが、これらを互いに分離した構造(第一のSAWフィルタの基準電位端子から分離するだけでなく)としても良い。
1 低周波側SAWフィルタ
2 高周波側SAWフィルタ
3 インピーダンス整合回路
11 積層基板
15 共通グランドパターン
16 層間接続用ビアホール
C 共通端子
T 送信端子
R 受信端子
2 高周波側SAWフィルタ
3 インピーダンス整合回路
11 積層基板
15 共通グランドパターン
16 層間接続用ビアホール
C 共通端子
T 送信端子
R 受信端子
Claims (4)
- 共通端子と、
入力側の1端子を信号端子として前記共通端子に接続し、出力側の2端子を第一の信号端子に接続した第一の弾性表面波帯域通過フィルタと、
入力側の2端子を前記共通端子に接続し、出力側の2端子を第二の信号端子に接続した第二の弾性表面波帯域通過フィルタと、
を有する分波器であって、
前記第一の弾性表面波帯域通過フィルタの出力側の2端子のうちの1端子に接続された基準電位電極を、前記共通端子に接続された基準電位電極および前記第二の弾性表面波帯域通過フィルタに接続された基準電位電極から分離した
ことを特徴とする分波器。 - 前記第一および第二の弾性表面波帯域通過フィルタはともに、弾性表面波共振器からなる直列共振器と、弾性表面波共振器からなる並列共振器とを複数段接続してなり、
前記共通端子と前記第二の弾性表面波帯域通過フィルタとの間にインピーダンス整合回路を備える
請求項1に記載の分波器。 - 共通端子と、
入力側の1端子を信号端子として前記共通端子に接続し、出力側の2端子を第一の信号端子に接続した第一の弾性表面波帯域通過フィルタと、
入力側の2端子を前記共通端子に接続し、出力側の2端子を第二の信号端子に接続した第二の弾性表面波帯域通過フィルタと、
を有する分波器であって、
前記第一の弾性表面波帯域通過フィルタと前記第二の弾性表面波帯域通過フィルタとを積層基板に実装し、
該積層基板の少なくとも一層に共通基準電位電極を形成し、
該共通基準電位電極と、前記共通端子の基準電位側の1端子および前記第二の弾性表面波帯域通過フィルタの基準電位側の1端子とを接続する一方、
前記第一の弾性表面波帯域通過フィルタの入力側および出力側の各基準電位端子を、前記共通基準電位電極に接続することなく該共通基準電位電極から分離した
ことを特徴とする分波器。 - 前記積層基板のいずれかの層に形成した導電体膜の一部を除去するよう導電体膜をパターニングすることにより、前記第一の弾性表面波帯域通過フィルタの入力側および出力側の各基準電位端子を前記共通基準電位電極から分離した
ことを特徴とする請求項3に記載の分波器。
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Cited By (4)
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JP2009290606A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Kyocera Corp | 分波器および無線通信機器 |
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-
2003
- 2003-12-08 JP JP2003409622A patent/JP2005175638A/ja active Pending
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