JP2005173836A - 情報配信システム及び情報配信方法 - Google Patents

情報配信システム及び情報配信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005173836A
JP2005173836A JP2003410947A JP2003410947A JP2005173836A JP 2005173836 A JP2005173836 A JP 2005173836A JP 2003410947 A JP2003410947 A JP 2003410947A JP 2003410947 A JP2003410947 A JP 2003410947A JP 2005173836 A JP2005173836 A JP 2005173836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
distribution
information distribution
content
information display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003410947A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Adachi
繁 安達
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2003410947A priority Critical patent/JP2005173836A/ja
Publication of JP2005173836A publication Critical patent/JP2005173836A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】 多数の情報表示器に低コストで効率的にコンテンツを配信して表示させる。
【解決手段】 サーバからインターネットを通じて各種のWEBコンテンツを情報表示器4に表示させる情報配信システム1であって、前記サーバは、情報配信の依頼者から、WEBコンテンツを前記情報表示器4に表示させる条件及び1以上の情報表示器4の選択を含む情報配信条件を、この依頼者が個人か営利目的の事業者か若しくは公的機関かの属性情報に関連付けて取得する配信条件取得手段(配信依頼受付部)と、取得した配信条件に従って情報表示器4にWEBコンテンツを配信する情報配信制御部と、前記情報配信依頼者の属性情報に基いて、この依頼者の情報配信料金を算出する情報配信料金算出部とを備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インターネットを利用して広告などの情報を多数の情報表示器に表示させるシステム及び方法に関する。
近年、通信インフラの整備及びパソコンや携帯電話に代表される情報通信端末の普及に伴い、インターネットが情報伝達手段(媒体)として急速に発展してきている。インターネットを利用することで、情報の配信者は、広告などの情報を多数の視聴者に対して安価に瞬時に配信することができるようになる。
このようなインターネットを利用した情報配信の仕組みとして、例えば、下記の特許文献に参考となるシステムが開示されている。
特開2001―204004号公報 特開2002−109386号公報 特表2002−543501号公報 特開2003−29682号公報 特開2003−149739号公報
これらの特許文献の先行技術は、広告などの情報配信事業者が、依頼者から依頼されたコンテンツをインターネットを通じて多数の情報表示用端末(電子表示板、スクリーンを備えた受信手段、表示装置等。以下「情報表示器」と総称する)に送信して表示させるようにしている。これにより、テレビやラジオなどのマスメディアよりもコストパフォーマンスに優れた情報配信が可能になる。
ところで、上記した従来の技術は何れも、広告や個人情報・広報などの種々の情報を低コストで効率的に配信するには未だ十分とは言えない。すなわち、情報表示器を設置・管理するコストや情報表示器に情報を表示するコスト(配信料)、情報表示器の有効活用という種々の観点で実現性に乏しいものとなっている。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたもので、多数の情報表示器に低コストで効率的にコンテンツを配信して表示させる新規なビジネスモデルをコンピュータシステムや情報通信などのIT技術を利用して実現するものである。そして、本発明は、インタラクティブな情報メディアを提供してこれを有効活用することで、利用者や事業者に共通の情報通信プラットフォームを提供し、CRM (Customer Relationship Management)を具現化するメディアソリューションを実現することを目的としている。
本発明の第1の主要な観点によれば、サーバからネットワークを通じて各種のコンテンツを情報表示器に表示させる情報配信システムであって、前記サーバは、情報配信の依頼者から、コンテンツを前記情報表示器に表示させる条件及び1以上の情報表示器の選択を含む情報配信条件を、この依頼者が個人か営利目的の事業者か若しくは公的機関かの属性情報に関連付けて取得する配信条件取得手段と、取得した配信条件に従って情報表示器にコンテンツを配信する情報配信制御手段と、前記情報配信依頼者の属性情報に基いて、この依頼者に課金する情報配信料金を算出する情報配信料金算出手段とを備えたことを特徴とする情報配信システムが提供される。
このような構成によれば、サーバは、広告や広報などのコンテンツを配信する回数や時間帯、期間、表示したい情報表示器の選択を含む情報配信条件を情報配信依頼者から受付ける。この配信条件に従って、受付けたコンテンツを屋外等に予め設置された情報表示器に表示する。また、依頼者の属性情報を、例えば所定の課金テーブルに適用して情報配信料金を算出する。これにより、コンテンツの配信回数や情報表示器の台数などに基づいて配信料を単純に算出する場合と異なり、依頼者が個人の場合は配信料を減額したり、同じ配信料金でも配信回数を増やすなどのフレキシブルな対応が可能になる。
また、本発明の好ましい態様では、前記サーバは、さらに、コンテンツの識別情報及びこのコンテンツが表示された情報表示器の識別情報を含むユニーク情報であって、このコンテンツに付されて表示される情報を管理するユニーク情報管理手段と、情報表示器に表示されたコンテンツを視聴した視聴者からそのユニーク情報を取得するユニーク情報取得手段と、取得したユニーク情報に基づいて、コンテンツの視聴率若しくは視聴回数の少なくとも何れかを含む視聴状況を情報表示器毎に集計する視聴状況集計手段とを備えた。ここで、前記視聴状況集計手段は、情報配信依頼者が選択した全ての情報表示器の視聴状況を合算する視聴状況合算手段を備え、前記情報配信料金算出手段は、合算された視聴状況が所定の基準値よりも高い場合に、当該依頼者に対する情報配信料金を加算して算出するものであることが好ましい。さらに、前記情報表示器は、サーバを管理運営する事業者と所定の契約を締結した契約者によって設置されるものであり、前記サーバは、さらに、前記視聴状況集計手段によって集計された情報表示器毎の集計結果に基づいて前記契約者に支払う情報表示器使用料を算出する使用料算出手段を備えることが好ましい。
従来は、配信されたコンテンツが視聴者にどの程度認知されたかを判定するための情報は提供されていなかったため、情報配信依頼者や配信事業者が広告・広報活動の費用対効果を評価することが困難であった。本発明は、表示されたコンテンツに組み込まれた識別情報をこのコンテンツを視聴した視聴者から取得することで、広告・広報活動の費用対効果や広告に係る商品やサービスの視聴者への認知度を判定するための有益な情報を提供することができるものである。
また、視聴状況を情報表示器毎に集計するようにしたので、例えば、情報表示器の設置エリア(住宅街、オフィス街等)や種別(屋外タワー型、屋内看板型等)と、広告の種別や広告主の属性等との関連性を考慮して、広告効果や費用対効果を詳細に分析することができるようになる。さらに、情報表示器を設置・管理する契約者に対する情報表示器使用料(ロイヤリティ)をこの視聴状況に基づいて算出することができ、契約者のインセンティブの維持・向上が期待できる。
また、本発明の他の好ましい態様では、前記情報表示器は、インターネットを通じて前記サーバに接続された親機と無線通信を行うことで、前記親機がサーバからダウンロードしたWEBコンテンツを受信するものであり、この情報表示器は、前記親機の通信エリア内を移動可能な移動体に搭載されているものである。ここで、前記サーバは、さらに、移動体がコンテンツを表示しながら移動した距離若しくは時間を含む移動情報を取得する移動情報取得手段を備え、前記情報配信料金算出手段は、依頼者の属性情報及び前記取得した移動情報に基づいて依頼者の情報配信料金を算出するものであることが好ましい。また、前記サーバは、さらに、前記移動体が移動中であるかを判定する判定手段を備え、前記情報配信制御手段は、前記判定結果に基づいて前記コンテンツを配信するかどうか、若しくは配信するコンテンツの種別を判別するものであることがさらに好ましい。
このような構成によれば、システムの運営・管理事業者が、情報表示器を設置・管理する多数の契約者と所定の契約を締結する。この契約には、契約者に対して、親機及び情報表示器を設置して管理する義務と、サーバから配信されたコンテンツを親機を介して情報表示器に表示した場合に使用料が支払われる権利が規定される。親機は、インターネットに接続してWEBコンテンツをダウンロードしてブラウズする機能と、このWEBコンテンツを無線LAN等を介して情報表示器に送信する通信機能を備えていれば良く、契約者が保有する既存のパソコンや周辺機器をそのまま利用できる。これにより、情報表示器を設置する初期費用を抑えることができ、情報表示器の設置を促進することができる。
また、情報表示器を専用車両などの移動体に搭載した場合は、配信(表示)するコンテンツに適したエリア(繁華街やオフィス街など)に移動して情報を配信したり、イベント会場で集中的に情報を配信することができる。これにより、情報配信の効果や費用対効果を飛躍的に高めることができる。そして、このような移動可能な情報表示器に情報配信する場合は、コンテンツ配信の可否を判定したりコンテンツの種別を選択できるようにすることで、固定された情報表示器とは異なる配信制御や配信料金の算出が可能になる。
本発明の他の好ましい態様では、前記情報表示器は、サーバを管理運営する事業者と所定の契約を締結した契約者によって設置されるものであり、前記情報配信料金算出手段は、情報配信依頼者が前記契約者である場合に情報配信料金を減額して算出するものである。
このような構成により、例えば、コンビニエンスストアや個人商店の経営者が情報表示器を設置した場合には、店舗の広告を無料若しくは低額で表示させることができるようになる。これにより、情報表示器を設置するインセンティブを与えることができ、情報表示器の設置を促進することができる。
本発明の他の好ましい態様では、前記情報表示器は、サーバを管理運営する事業者と所定の契約を締結した契約者によって設置されるものであり、前記サーバは、さらに、前記契約者に支払う情報表示器使用料を算出する使用料算出手段を備えた。
このような構成により、情報表示器を設置した契約者は、コンテンツを表示した回数や時間等に基づいて所定の使用料を得ることができるようになる。これにより、情報表示器を設置するインセンティブを与えることができ、情報表示器の設置を促進することができる。使用料は、上記表示回数等の他に、表示したコンテンツの視聴状況や当該情報表示器の視聴状況に基づいて算出することもできる。
本発明の他の好ましい態様では、前記情報表示器は、移動体に搭載されるタイプ、屋外に設置されるタイプ、若しくは屋内に設置されるタイプの少なくとも2以上の種類を含み、前記情報配信料金算出手段は、情報表示器にコンテンツを表示する単価を情報表示器の種類毎に記述した表示単価管理テーブルに、前記依頼者によって選択された情報表示器の種類を適用することによって情報配信料金を算出するものである。
このような構成により、配信するコンテンツの種別や時間帯等に応じて異なるタイプの情報表示器を選択させることができ情報配信の自由度が向上する。また、情報表示器のタイプ別に情報配信料金を算出するようにしたので、依頼者は予算と広告効果とを比較考量して最適な情報配信方法を選択することができるようになる。ここで、例えば、屋外に設置するタワー型の情報表示器は耐候性や日光の映り込み防止機構が必要になり、ディスプレイも大型になるため、屋内のタワー型表示器に比べて初期費用(表示器自体のコストや設置コスト)及び維持費用とも高額になる。また、専用車両搭載型の表示器はさらに高額になる。これらの費用を考慮して、前記表示単価管理テーブルには、情報表示器のタイプ別の初期費用や維持費用に基づいてコンテンツを表示する単価を記述しておくのが好ましい。
本発明の他の好ましい態様では、前記サーバは、さらに、情報配信依頼者から取得した情報配信条件に基づいて、コンテンツを配信する1又は2以上の情報表示器を抽出する情報表示器抽出手段を備えた。
このような構成により、コンテンツの種別や依頼者属性、地域性、予算などの条件に基づいて情報表示器の候補を依頼者に提示することができ、依頼者は抽出された候補を参考にして情報配信方法を選択できるようになる。
本発明の他の好ましい態様では、前記情報表示器は、インターネットを通じて前記サーバに接続される親機と無線通信を行うことで、前記親機がサーバからダウンロードしたWEBコンテンツを受信するものであり、前記サーバは、さらに、インターネットサービスプロバイダ(ISP)とインターネット接続契約を締結した接続契約者の識別情報を格納する接続契約者識別情報格納手段と、前記視聴者が、親機の無線通信エリア内で情報通信端末を利用してサーバにアクセスしてきた場合に、この視聴者から前記接続契約者の識別情報を取得して接続認証を行う認証手段とを備えた。
このような構成により、親機や情報表示器の周辺エリアを情報収集のホットスポットとして機能させることができ、URLなどを表示した広告などの情報配信機能と相俟って、従来にないオンデマンドサービスを提供することが可能になる。また、このホットスポット周辺では、情報通信端末を利用してWEBサイトの閲覧ができるのは勿論のこと、電子メールの発信、インターネット電話の利用、特にIP電話同士であれば通話料が無料になるという画期的な通信基盤を構築することができる。
また、本発明の第2の主要な観点によれば、サーバからネットワークを通じて各種のコンテンツを情報表示器に表示させる情報配信方法であって、前記サーバが、情報配信の依頼者から、コンテンツを前記情報表示器に表示させる条件及び1以上の情報表示器の選択を含む情報配信条件を、この依頼者が個人か営利目的の事業者か若しくは公的機関かの属性情報に関連付けて取得する配信条件取得工程と、前記サーバが、取得した配信条件に従って情報表示器にコンテンツを配信する情報配信制御工程と、前記サーバが、情報配信依頼者の属性情報に基いてこの依頼者に課金する情報配信料金を算出する情報配信料金算出工程とを備えたことを特徴とする情報配信方法が提供される。
このような構成によれば、上記した第1の主要な観点におけるシステムを利用して好適に実現できる方法を得ることができる。
本発明によれば、多数の情報表示器に低コストで効率的にコンテンツを配信して表示させることができる情報配信システム及び方法を提供することができるようになる。
なお、この発明の他の特徴と顕著な効果は、次の発明を実施するための最良の形態の項の記載と添付した図面とを参照することで、より明確に理解される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。以下においては、企業等の事業者から依頼される広告に係るWEBコンテンツを有料で配信する例を中心に説明し、地方自治体や地元の自治会、商工会議所、教育委員会などの公的機関から依頼される広報や、地元住民などの個人から依頼される個人情報に係るWEBコンテンツを配信する例を適宜補足して説明する。
(ネットワークの全体構造)
図1は本発明の一実施形態のネットワーク構造を模式的に示す図である。この図で符号1で示す情報配信システムは、広告代理店や広告代理店から委託された広告配信センターなどの情報配信事業者2のWWWサーバに備えられている。この配信事業者2は、ISP(Internet Service Provider)として機能しており、後述する情報表示器4の設置契約者及び視聴者とインターネット接続契約を締結しているものとする。
この情報配信システム1にはADSLや光ケーブルなどの通信回線を介して多数の親機3が接続され、この親機3に対してインターネットを通じて所望のWEBコンテンツを配信可能である。各親機3には、無線LAN(Local Area Network)やUWB(Ultra Wide Band)、DSRC(Dedicated Short-Range Communication)などの無線通信ネットワークによって情報表示器4が夫々接続されており、前記情報配信システム1から配信された広告等のWEBコンテンツを表示させることが可能である。各親機3の無線通信エリア5を図中に破線で示した。情報表示器4毎に異なるコンテンツを配信(表示)できるようにするため、隣接する情報表示器4の無線通信エリア5が重ならない様に情報表示器4を設置するのが好ましい。
本実施形態では、情報表示器4として、屋外の所定位置に設置されるタワー型表示器4a、店舗6の外若しくは店舗内に設置される看板型表示器4b及び情報表示用のディスプレイ7が搭載された専用車搭載型表示器4cを例示している。また、前記無線通信エリア5内の路上を走行する一般車両8に搭載されたカーナビ4dや歩行者9が携帯する携帯電話4eなどの移動通信端末も、WEBコンテンツを受信してブラウズする機能を備えていれば情報表示器4に含めることができる。
親機3は、前記情報配信事業者2と所定の契約を締結した契約者10(店舗6の経営者、企業10a、個人等)が保有するパソコン3aや、イベント会場11などに設置される中継基地局3bなどで構成される。この親機3は、ブロードバンド環境でインターネットを介して前記WWWサーバ(情報配信システム1)に常時接続されており、本システム1の情報配信専用機器として機能する。
情報配信システム1は、前記配信事業者2が設営するWEBポータルサイトの申込画面にアクセスした情報配信の依頼者12から広告コンテンツの配信を受付けると、この依頼者12若しくは提携するコンテンツ製作者13が製作した広告(WEBコンテンツ)をWEB上にアップロードする。このWEBコンテンツが依頼者12から取得した配信条件に従って前記親機3に配信されることで、多数の情報表示器4に表示されるものである。情報表示器4に表示されるWEBコンテンツについては、ユーザが自宅のパソコンなどからWWWサーバにアクセスすることで閲覧可能である。情報表示器4に表示されるコンテンツよりも詳細な情報を閲覧できることが好ましい。
なお、このシステム1は、金融機関14の図示しない決済システムにオンライン/オフラインで接続して、依頼者12に課金する情報配信料金や契約者10に支払う使用料を決済できるようになっている。
(情報表示器の構成)
ここで、前記情報表示器4として、タワー型表示器4a及び専用車搭載型表示器4cを図2、図3を参照して簡単に説明する。
まず、タワー型表示器4aは、路上や駐車場などの地面に埋設された基礎部(図示せず)の上部に立設された鉄柱15と、この鉄柱15の上端に設置されたディスプレイ16及び通信制御装置17と、ディスプレイ16の上面に設置された受信アンテナ18とによって構成される。また、この実施形態では、視聴者の様子や表示器4aの周辺を撮影するWEBカメラ19を備えている。このカメラ19で撮影した画像は親機3を通じてサーバに送信され、視聴者の反応等を遠隔的に観察できる。このようなタワー型表示器4aは、無線通信エリア5の広さや設置エリア周辺の人(車)通り、エリアの属性、昼若しくは夜の人口密度等に応じて、例えば500m〜5km毎に設置する。無線LANなどの機能向上等によって通信エリア5が広がれば、それに応じて設置間隔を広げることも可能である。このタワー型表示器4aのディスプレイ16は、歩行者や車両の運転者の目線を考慮して、地上2.5m〜3m程度の高さに設置され、例えば70〜100インチ程度の大型のものが採用される。なお、このタワー型表示器4aとしては、本発明者が先に提案した特願2000−345661号(特開2001−204004号公報)に開示されている構造を採用できる。
この図に示す様に、情報表示器4に表示されるWEBコンテンツには、視聴者が通信端末からアクセスできるように情報配信事業者2のポータルサイトのURLが表示されると共に、後述するコンテンツIDも表示される。また、このWEBコンテンツはウィンドウメニューやフレームなどが表示されない全画面表示に設定される。
また、専用車搭載型表示器4cは、図3に示すように、車両本体20の天井面上に設置される受信アンテナ21と、荷台部分に収納されアンテナ21が受信したWEBコンテンツを取り込んで出力を管理する制御用パソコン22と、音声などの出力を制御する出力アンプ23と、発電機24と、車両本体20の側面の開口部25内にディスプレイ7及びスピーカ26と、日中の情報配信時にディスプレイ7への日光の映り込みを防止するシェード27とを備えている。このシェード27は、車両の走行時、夜間、日陰などにおいては取り外したり車両内に格納可能である。前記制御用パソコン22は、親機3bから取り込んだWEBコンテンツを格納して所定の配信スケジュールに従ってディスプレイ7に表示させると共に、前記出力アンプ23に音声出力を指示する。なお、図示は省略したが、このタイプの表示器4cにもWEBカメラを備えることが好ましい。また、イベント会場11での利便性を考慮して、マイク、CD/DVDのレコーダ/プレーヤを備えても良い。
この専用車搭載型表示器4cは、図1に示すイベント会場11で親機3bから受信したWEBコンテンツをディスプレイ7に表示する他、前記契約者10の親機3aの無線通信エリア(図1の破線5)内を走行若しくは停車している時にもWEBコンテンツを表示できるものである。この場合は、専用車両が走行するエリアを予め設定しておき、そのエリア内に設置された全ての親機3にサーバからWEBコンテンツを配信する。これにより、車両に掲示したポスターや車両本体にペイントした従来の広告手段に比べて、変化に富んで視聴者の注意を惹きつけられる広告を配信することができ、広告効果を飛躍的に高めることができるようになる。このタイプの表示器4cは情報配信事業者2若しくはこの事業者2と提携した専用車両の管理者が所有し、時間単位で情報配信の依頼者12にレンタルされるもので、依頼者12は、後述する情報配信手数料とは別に車両のレンタル料を支払うことになる。
(情報配信システムの概略構成)
次に、図4を参照して、上記した情報配信システム1の概略構成を説明する。このシステム1は、従来周知の汎用のサーバのハードウェアとこのサーバにインストールされたソフトウェアプログラムとで構成されており、周知の構成をそのまま利用可能であるため、以下においては、本発明に特有の機能部を中心に説明する。
情報配信システム1は、CPU30、RAM31、入出力装置32及びモデム等の通信デバイス33が接続されたバス34に、データ格納部35とプログラム格納部36とが接続されて構成される。
データ格納部35は、情報表示器管理テーブル38と、コンテンツ表示単価管理テーブル39と、表示器設置契約者情報格納部40と、依頼者情報格納部41と、コンテンツ格納部(ユニーク情報管理手段)42と、配信スケジュール格納部43と、配信履歴格納部44と、接続契約者識別情報格納部45とを備えている。これらのテーブル若しくは格納部は、独立したデータベース又は相互にアクセス可能なリレーショナルデータベースとして構成されている。
情報表示器管理テーブル38は、情報表示器4のタイプ(タワー型、看板型等)、設置場所(住所)、設置エリアの属性(繁華街、住宅地等)を情報表示器IDに関連付けて登録するものである。
コンテンツ表示単価管理テーブル39は、有料で配信される商業広告や、広報、個人情報等の配信単価を、情報表示器4の種別や情報配信依頼者12の属性に関連付けて格納するものである。具体的には、図5に示すように、コンテンツカテゴリー、情報表示器4の台数及び1日の配信回数に基づく情報配信の基本料金46と、依頼者属性、コンテンツ種別、情報表示器4の種別及び設置エリアに基づく修正係数47とが登録されている。このように、依頼者12の属性によって配信料金が異なるので、例えば、WEBコンテンツを表示する回数や時間帯等の配信条件が同じでも、個人が依頼する場合と企業が依頼する場合とで配信料金を異ならせることができる。また、公的機関から依頼される場合には、配信料金を減額若しくは無料にするのが好ましい。一方で、公的機関についてこのような優遇措置を提供する条件として、情報表示器4の設置に対する補助金の支給や、後述する契約者10への使用料の減税なのど公的機関の協力が期待できる。これにより、情報表示器4の普及を促すことができるようになる。具体的な配信料金の算出手法については後述する。なお、基本料金の設定方法や修正係数47の具体的な数値・係数の種類等はこれに限られない。
表示器設置契約者情報格納部40は、前記情報配信事業者2と情報表示器4の設置契約を締結した者10(以下「契約者」という)の書誌事項(住所・氏名・連絡先・電子メールアドレス等)及び契約情報(設置契約に含まれる情報表示器4の種別(タワー型か看板か等)毎の個数、情報表示器使用料等)を契約者IDに関連付けて格納するものである。この契約者10は、前記親機3となる通信端末(自宅のPCなど)でISPである情報配信事業者2に接続するためのインターネット接続契約も合わせて締結しており、情報配信事業者2に対して所定の接続使用料を支払うものである。この情報表示器4の設置に要する費用(図3に示したタワー型の場合には、100〜300万円程度)は契約者10が負担することになる。一方で、この契約者10には情報表示器4の表示回数等に応じて情報表示器使用料が支払われるため、設置に要する費用を容易に回収することができる。また、後述するように、契約者10自身が情報を配信する場合には、自己が設置した情報表示器4の配信料金が無料となるため、コンビニエンスストアを初めとする店舗6にとっては、広告料の節約にもつながる。これにより、情報表示器4の設置を促進することができる。
依頼者情報格納部41は、情報配信の申込を受付けた場合に、依頼者12から取得した書誌事項や属性情報、課金方法などの依頼者情報を顧客IDに関連付けて格納するものである。
コンテンツ格納部42は、受け付けた配信依頼に係るコンテンツを、顧客ID及びコンテンツの識別情報に関連付けて格納するものである。このコンテンツは、動画(映像)、静止画、テキスト、音声、音楽等の、ネットワーク上で送信可能な全ての形式のコンテンツを含み、MPEG4、AVI形式、JPEG方式などの種々の形式で作成されたコンテンツファイルとして登録される。また、この実施形態では、コンテンツを配信する(配信した)情報表示器4の識別情報も格納するようにしている。この情報表示器4の識別情報もコンテンツの識別情報と共に情報表示器4に表示される。このコンテンツは、依頼者12から提供される場合と前記コンテンツ製作者13が製作したものが含まれる。
配信スケジュール格納部43は、後述する配信スケジュール管理部58が生成したWEBコンテンツの配信スケジュールを、情報表示器IDやコンテンツIDに関連付けて登録するものである。この配信スケジュールは、例えば、図5に示すように設定される。
この図の例では、1日を朝、昼及び早朝・深夜の3つの時間帯に区分しており、1時間を6分×10ユニット、1ユニット(6分)を23枠(セル)に分割して管理している。後述するように、本実施形態では、この時間帯によって情報配信手数料を算出するための情報表示器設置エリアの係数を異ならせている。図5(d)に示すように、B〜Dのカテゴリーでは1枠15秒、カテゴリーAのニュース・時報は1枠が5秒に設定される。コテゴリーAの情報は、定時に配信されるように予めスケジュール設定され、これ以外の枠について依頼に係るコンテンツが割り振られる。なお、実際の配信時には周知の通り各コンテンツの切替えに2秒程度のインターバル(空白時間)が必要になるので、各コンテンツの配信時間は14秒間となる。
配信履歴格納部44は、コンテンツを配信した履歴をコンテンツIDに関連付けて格納するものである。この配信履歴に基づいて、月末等の所定時期に後述する情報配信料金算出部54によって依頼者12に対する情報配信料金が算出されて課金される。
接続契約者識別情報格納部45は、ISPである情報配信事業者2との間でインターネット接続契約を締結した視聴者48(接続契約者)の住所・氏名・電子メールアドレス・課金方法・契約有効期限等のユーザ情報をログインID及びパスワードからなる識別情報に関連付けて格納するものである。
また、プログラム格納部36は、メインプログラムの他、配信依頼受付部50(配信条件取得手段)と、情報配信制御部51と、視聴者認証部52(ユニーク情報取得手段)と、視聴状況集計部53と、情報配信料金算出部54と、情報表示器使用料金算出部55とを備えている。
配信依頼受付部50は、配信依頼者12から、情報配信条件及び情報配信依頼者12の属性を取得して配信申込を受付け、取得した情報を依頼者12のIDに関連付けて前記コンテンツ格納部42に格納するものである。
情報配信制御部51は、申込に係る情報配信条件に従って配信スケジュールを作成・更新し、そのスケジュールに従ってコンテンツを配信するタイミングを管理し、配信する情報表示器4を抽出し、コンテンツ配信の通信ログ(配信履歴)を登録する等のコンテンツ配信のための処理を随時実行するものである。そのためこの情報配信制御部51は、情報表示器4を抽出する情報表示器抽出部57と、配信スケジュールに従ってコンテンツを配信する配信スケジュール管理部58とを備えている。前記情報表示器抽出部57は、依頼者から情報表示器4を選択する依頼を受け付けた場合に、取得した情報配信の予算やコンテンツ種別、情報表示器4の種別などの情報配信条件に基づいて1又は2以上の情報表示器4の候補を抽出する機能も有している。
前記配信スケジュール管理部58は、コンテンツの配信が完了した場合、新規配信依頼や配信停止依頼を受け付けた場合に前記配信スケジュール格納部43の配信スケジュールを随時更新する。この配信スケジュールは、時報・ニュースを10%、商業広告を50%、個人情報は20%、公共情報などの非営利情報は20%のように、WEBコンテンツの種別毎に予め所定の比率を設定しておくこともできる。なお、このような配信スケジュールの管理は、従来周知の番組編成ソフトを利用して行うことも可能である。
また、専用車搭載型表示器4c(図3参照)については、特有の配信制御が必要になることから、この情報配信制御部51は移動体配信制御部59も備えている。この移動体配信制御部59は、専用車がWEBコンテンツを表示しながら移動した距離若しくは時間を含む移動情報を取得する移動情報取得部60、配信可否判定部61及び配信コンテンツ選択部62を備えている。配信可否判定部61は、車両が移動中である場合には、道路交通の安全性を確保するため、動画を含むWEBコンテンツは全て配信しないと判定するものである。または、そのWEBコンテンツの属性として「動画ページ」と「静止画ページ」若しくは「テキストページ」とが含まれている場合には「条件付で配信可」と判定するものである。配信コンテンツ選択部62は、条件付で配信可と判定された場合に、WEBコンテンツから静止画やテキストのページを選択するものである。
前記移動情報は、車両の運転手からの報告、GPS(Global Positioning System)を利用した車両位置データ、車両の走行距離メータ、専用車の付近を走行するプローブカーの走行データ、運転者の勤務スケジュールなどを併用して取得することができる。なお、移動体配信制御部59は、全て若しくは一部の機能を専用車に設置した制御用パソコン22に設けることもできる。
視聴者認証部52は、情報表示器4に表示された広告等のコンテンツを視聴した視聴者48(接続契約者)が、情報通信端末を利用して情報配信事業者2のポータルサイトにアクセスした場合に、この視聴者48から前記接続契約者の識別情報を取得して接続認証を行うものである。視聴者48は、親機3の無線通信エリア(図1の破線5)内では、親機3を通じてサーバにアクセスできるため通信料金がかからない。これにより、親機3の無線通信エリア5を情報収集のホットスポットとして機能させることができ、URLを表示した広告コンテンツなどの情報配信機能と相俟って、従来にないオンデマンドサービスを提供することが可能になる。
視聴状況集計部53は、前記接続認証された視聴者48から、情報表示器4で視聴したWEBコンテンツに付されたコンテンツID(ユニーク情報 図3参照)を取得した場合に、このコンテンツIDに基づいて当該コンテンツの視聴回数・視聴率等の視聴状況を集計するものである。コンテンツIDは、例えば、情報表示エリアを示す文字(図3の例で「さ」は埼玉県)、配信依頼者のID(同、12)及びコンテンツ管理番号(同、20)から構成される。
本実施形態では、前記視聴者48からコンテンツIDと共に情報表示器4のIDも取得して、この広告コンテンツが表示された情報表示器4を特定し、視聴状況を情報表示器4毎に集計することが可能である。これにより、例えば、情報表示器4の設置エリア(住宅街、オフィス街等)や種別(屋外タワー型、屋内看板型等)、若しくは配信時間帯と、コンテンツ種別や配信依頼者12の属性、需要者層等との関連性を考慮して、広告効果や費用対効果を詳細に分析することができるようになる。すなわち、この視聴状況集計部53は、コンテンツが配信された全ての情報表示器4の視聴状況を集計した後、この集計結果を合算するものである。
情報配信料金算出部54は、取得した配信条件を前記コンテンツ表示単価管理テーブル39に適用して情報配信料金を算出するものである。ここで、依頼者属性は、コンテンツカテゴリーとの関係で決定される。例えば、依頼者12が個人であっても、コンテンツカテゴリーが「B:商業広告」である場合には、依頼者属性は「3:中小企業」に分類される。また、図3に示した専用車搭載型表示器4cに情報を配信する場合、この情報配信料金算出部54は前記移動情報に基づいて情報配信料金を算出することになる。
依頼者12から複数の種別の情報表示器4が選択された場合、前記基本料金46は全ての種別の情報表示器4を合算した台数で決定される。例えば、種別1a:タワー型(屋外)が20ヶ所、2a:看板型(屋外)が10ヶ所選択された場合は、合計の30台に配信期間内の表示回数を乗算した合計表示回数に基づいて基本料金が決定される。一方、修正係数47においては、夫々の台数に係数が乗算されて配信料金が算出される。
情報表示器使用料金算出部55は、コンテンツの配信回数に基づいて情報表示器4を設置した契約者10に支払う情報表示器使用料を算出するものである。このコンテンツの配信回数には、時報・ニュース(カテゴリーA)は含まない。また、ボランティア・寄付(同、D)や広報(同、E)は回数の上限を設定したり(例えば、1日10回以上はカウントせず)、所定回数に固定する(例えば、寄付用のコンテンツは5回/日、広報は1回/日と固定)などして、商業広告などよりも使用料が低額となるように設定される。これらの非営利情報については契約者10の理解・協力が得られ易いためインセンティブの低下を招くことはなく、コンテンツの属性に応じた料金設定が可能になる。
この実施形態では、前記視聴状況集計部53が集計した各情報表示器4の視聴状況に基づいて前記契約者10に支払う情報表示器使用料を算出するようにしている。例えば、視聴率が所定の基準値を超えた場合のインセンティブ額を設定したり、視聴率に応じた係数を乗算して使用料を算出する。これにより、契約者10のインセンティブの維持・向上が期待できる。
上記した構成要素は、実際にはサーバ(コンピュータシステム)のCPU30によってRAM31上に呼び出されて実行されることで、OS(オペレーションシステム)と協働してこの発明の機能を奏するようになっている。
(情報配信料金の算出例)
以下に、具体的な事例を想定して、前記情報配信料金算出部54による情報配信料金の算出方法を説明する。事例1は、新規開店する飲食店(中小企業)が店舗周辺の繁華街で開店の広告配信を依頼する場合、事例2は、個人が、自宅周辺からいなくなった飼い犬を探すための情報配信を依頼する場合である。配信条件のコードは、図6に示したコンテンツ表示単価管理テーブル39に記述されているものである。なお、事例1では、専用車両のレンタル料は割愛してある。
<事例1の配信条件>
コンテンツカテゴリー・・・B:商業広告
情報表示器台数・・・16台
1日の配信時間・・・5時間
配信スケジュール・・・タワー型は1時間に6回(10分間隔)、専用車両停止型は1時間に20回(3分間隔)
配信期間・・・7日間
依頼者属性・・・3:中小企業
コンテンツ種別・・・1a:音楽付き動画
情報表示器種別・・・1a:タワー型(屋外)15台、2a:専用車両停止型1台
情報表示器設置エリア・・・1a:繁華街(夕方・夜)
<事例1の情報配信料金>
合計表示回数:(6回/時×15台+20回/時×1台)×5時間×7日=3,850回
((100回×30円+900回×20円+2850回×10円)×5×(1.5+0.2)×((1.2×15台+1.0×1台)/16台)×1.2≒600,000円
<事例2の配信条件>
コンテンツカテゴリー・・・C:個人情報
情報表示器台数・・・20台
1日の配信時間・・・7時間
配信スケジュール・・・1時間に6回(10分間隔)
配信期間・・・4週間(休日のみの8日間)
依頼者属性・・・1:個人
コンテンツ種別・・・2a:音声付き静止画
情報表示器種別・・・1a:タワー型(屋外)20台
情報表示器設置エリア・・・2b:住宅街(休日昼)
<事例2の情報配信料金>
合計表示回数:6回/時×7時間×20台×8日=6,720回
((100回×15円+900回×10円+5720回×10円)×1×(1.2+0.2)×1.2×1.1≒125,100円
(処理フロー)
次に、図7のフローチャートを参照して、情報配信の申込の受付け及び情報配信料金の算出処理の工程を詳細な機能と共に説明する。
まず、前記配信依頼受付部50が、インターネット上に開設されたWEBサイトの申込画面にアクセスした情報配信依頼者12から、WEBコンテンツの配信頻度(枠数、1時間辺りの表示回数等)、情報表示器4の数、配信時間帯(朝か夜間か等)、配信エリア、配信期間などの配信条件を取得する(ステップS1)。ここで、情報表示器4の抽出依頼も受付けた場合は(ステップS2のYes)、前記情報表示器抽出部57が起動して前記情報表示器管理テーブル38から配信条件に合致する1又は2以上の情報表示器4の候補を抽出する(ステップS3)。依頼者12が条件変更を希望する場合は(ステップS4のNo、S5のYes)、ステップS1に戻って再度配信条件の入力を促す。また、配信条件を変更せずに情報表示器4の再抽出を希望する場合は(ステップS4のNo、S5のNo)、情報表示器抽出部57が再度候補を抽出する。
配信条件が揃った場合(ステップS2のNo、ステップS4のYes)、依頼者12からコンテンツ製作の依頼も受付けている時は(ステップS6のYes)、前記情報配信料金算出部54はコンテンツ製作者13に委託する費用を取得してメモリに記憶しておく(ステップS7)。
ここで、情報配信料金算出部54は、依頼者12が情報表示器4を設置している契約者10であるかを顧客IDに基づいて判定する(ステップS8)。契約者10であると判定した場合は(ステップS8のYes)、前記ステップS1で取得した配信条件に含まれる情報表示器4の数nから自ら設置した情報表示器4の1台分を差し引く(ステップS9)。
次いで、情報配信料金算出部54は、情報表示器4の数、コンテンツのカテゴリー、1日の表示回数に基づいて前記コンテンツ表示単価管理テーブル39から単価(基本料金46)を抽出する(ステップ10)。この基本料金46に、表示回数及び上記した種々の修正係数47を乗算して情報配信料金を算出し、依頼者12に提示する(ステップS11、S12)。この時、前記ステップS7でコンテンツ製作費が記憶されている場合はこれも加算する。
配信依頼受付部50が、配信料金を確認した依頼者12から配信申込を受付けた場合は(ステップS13のYes)、情報配信制御部51が起動して所定の情報配信処理を実行する(ステップS14)。この情報配信処理は従来周知であるので詳細説明は省略する。
一方、依頼者12から条件変更を受付けた場合は(ステップS13のNo、S14のYes)、前記ステップS1に戻って配信条件の入力画面を表示して条件の変更を促す。依頼者12から所定期間内に配信申込及び条件変更の申込も受付けなかった場合は(ステップS13のNo、S14のNo)、配信申込キャンセルとして処理を終了する。
(変形例)
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種々変形可能である。
例えば、前記配信依頼受付部50(配信条件取得手段)が、情報配信条件として情報配信依頼者12からWEBコンテンツを配信する緊急性若しくは配信エリアを取得するようにし、前記配信スケジュール管理部58は、情報表示器4にWEBコンテンツを配信するスケジュールを、前記取得した緊急性若しくは配信エリアの特性に基づいて優先順位を判定して配信スケジュールを管理するようにしても良い。
例えば、プロ野球チームの優勝キャンペーンや雨の日セールのような緊急の広告を配信したい場合には、この広告コンテンツを既存の配信スケジュールに割り込ませて優先的に配信するように管理する。この場合は、情報配信手数料に緊急料を別途加算するのが好ましい。また、情報配信依頼者12から選択を受け付けた配信エリアがこの依頼者12の居住エリアであり配信するコンテンツが個人情報である場合等に、広告や居住者以外の個人依頼者からのコンテンツに優先してこの居住者のWEBコンテンツを配信するように管理する。これにより、WEBコンテンツの属性や配信エリアに応じた木目細かな配信スケジュールの管理を行うことができる。
また、前記情報配信料金算出部54は、視聴状況集計部53が集計した視聴状況が所定の基準値よりも高い場合に、当該依頼者12に対する情報配信料金を加算して算出するようにしても良い。これにより視聴状況に応じた課金を行うことができる。基本料金や属性等に基づく修正係数を低く設定して利用し易くし、視聴状況に応じた加算額の方を高額にすることもできる。
図1は、本発明の一実施形態に係るシステムの全体イメージを示す図である。 図2は、タワー型の情報表示器の例を示す図である。 図3は、専用車搭載型の情報表示器の例を示す図である。 図4は、本システムの概略構成を示すブロック図である。 図5は、情報配信スケジュールの例を示す図である。 図6は、情報配信料金単価テーブルの例を示す図である。 図7は、情報配信の申込受付・配信料金算出の処理工程を示すフローチャートである。
符号の説明
1…情報配信システム
2…情報配信事業者
3、3a、3b…親機
4…情報表示器
4a…タワー型表示器
4b…看板型表示器
4c…専用車搭載型表示器
4d…カーナビ
4e…携帯電話
5…無線通信エリア
6…店舗
7…ディスプレイ
8…一般車両
9…歩行者
10…契約者
11…イベント会場
12…情報配信依頼者
13…コンテンツ製作者
14…金融機関
15…鉄柱
16…ディスプレイ
17…通信制御装置
18…受信アンテナ
19…WEBカメラ
20…車両本体
21…受信アンテナ
22…制御用パソコン
23…出力アンプ
24…発電機
25…開口部
26…スピーカ
27…シェード
30…CPU
31…RAM
32…入出力装置
33…通信デバイス
34…バス
35…データ格納部
36…プログラム格納部
38…情報表示器管理テーブル
39…コンテンツ表示単価管理テーブル
40…表示器設置契約者情報格納部
41…依頼者情報格納部
42…コンテンツ格納部
43…配信スケジュール格納部
44…配信履歴格納部
45…接続契約者識別情報格納部
46…基本料金
48…視聴者
50…配信依頼受付部
51…情報配信制御部
52…視聴者認証部
53…視聴状況集計部
54…情報配信料金算出部
55…情報表示器使用料金算出部
57…情報表示器抽出部
58…配信スケジュール管理部
59…移動体配信制御部
60…移動情報取得部
61…配信可否判定部
62…配信コンテンツ選択部

Claims (13)

  1. サーバからネットワークを通じて各種のコンテンツを配信して情報表示器に表示させる情報配信システムであって、
    前記サーバは、
    情報配信の依頼者から、コンテンツを前記情報表示器に表示させる条件及び1以上の情報表示器の選択を含む情報配信条件を、この依頼者が個人か営利目的の事業者か非営利団体か若しくは公的機関かの属性情報に関連付けて取得する配信条件取得手段と、
    取得した配信条件に従って情報表示器にコンテンツを配信する情報配信制御手段と、
    前記情報配信依頼者の属性情報に基いて、この依頼者に課金する情報配信料金を算出する情報配信料金算出手段と
    を備えたことを特徴とする情報配信システム。
  2. 請求項1記載のシステムであって、
    前記サーバは、さらに、
    コンテンツの識別情報及びこのコンテンツが表示された情報表示器の識別情報を含むユニーク情報であって、このコンテンツに付されて表示されるものを管理するユニーク情報管理手段と、
    情報表示器に表示されたコンテンツを視聴した視聴者からそのユニーク情報を取得するユニーク情報取得手段と、
    取得したユニーク情報に基づいて、コンテンツの視聴率若しくは視聴回数の少なくとも何れかを含む視聴状況を情報表示器毎に集計する視聴状況集計手段と
    を備えたことを特徴とする情報配信システム。
  3. 請求項2記載のシステムであって、
    前記視聴状況集計手段は、情報配信依頼者が選択した全ての情報表示器の視聴状況を合算する視聴状況合算手段を備え、
    前記情報配信料金算出手段は、合算された視聴状況が所定の基準値よりも高い場合に、当該依頼者に対する情報配信料金を加算して算出するものである
    ことを特徴とする情報配信システム。
  4. 請求項1記載のシステムであって、
    前記情報表示器は、インターネットを通じて前記サーバに接続された親機と無線通信を行うことで、前記親機がサーバからダウンロードしたWEBコンテンツを受信するものであり、
    この情報表示器は、前記親機の通信エリア内を移動可能な移動体に搭載されているものである
    ことを特徴とする情報配信システム。
  5. 請求項4記載のシステムであって、
    前記サーバは、さらに、移動体がコンテンツを表示しながら移動した距離若しくは時間を含む移動情報を取得する移動情報取得手段を備え、
    前記情報配信料金算出手段は、依頼者の属性情報及び前記取得した移動情報に基づいて依頼者の情報配信料金を算出するものである
    ことを特徴とする情報配信システム。
  6. 請求項4記載のシステムであって、
    前記サーバは、さらに、前記移動体が移動中であるかを判定する判定手段を備え、
    前記情報配信制御手段は、前記判定結果に基づいて前記コンテンツを配信するかどうか、若しくは配信するコンテンツの種別を判別するものである
    ことを特徴とする情報配信システム。
  7. 請求項1記載のシステムであって、
    前記情報表示器は、サーバを管理運営する事業者と所定の契約を締結した契約者によって設置されるものであり、
    前記情報配信料金算出手段は、情報配信依頼者が前記契約者である場合に情報配信料金を減額して算出するものである
    ことを特徴とする情報配信システム。
  8. 請求項1記載のシステムであって、
    前記情報表示器は、サーバを管理運営する事業者と所定の契約を締結した契約者によって設置されるものであり、
    前記サーバは、さらに、前記契約者に支払う情報表示器使用料を算出する使用料算出手段を備えた
    ことを特徴とする情報配信システム。
  9. 請求項2記載のシステムであって、
    前記情報表示器は、サーバを管理運営する事業者と所定の契約を締結した契約者によって設置されるものであり、
    前記サーバは、さらに、前記視聴状況集計手段によって集計された情報表示器毎の集計結果に基づいて前記契約者に支払う情報表示器使用料を算出する使用料算出手段を備えた
    ことを特徴とする情報配信システム。
  10. 請求項1記載のシステムであって、
    前記情報表示器は、移動体に搭載されるタイプ、屋外に設置されるタイプ、若しくは屋内に設置されるタイプの少なくとも2以上の種類を含み、
    前記情報配信料金算出手段は、情報表示器にコンテンツを表示する単価を情報表示器の種類毎に記述した表示単価管理テーブルに、前記依頼者によって選択された情報表示器の種類を適用することによって情報配信料金を算出するものである
    ことを特徴とする情報配信システム。
  11. 請求項1記載のシステムであって、
    前記サーバは、さらに、情報配信依頼者から取得した情報配信条件に基づいて、コンテンツを配信する1又は2以上の情報表示器を抽出する情報表示器抽出手段を備えた
    ことを特徴とする情報配信システム。
  12. 請求項1記載のシステムであって、
    前記情報表示器は、インターネットを通じて前記サーバに接続される親機と無線通信を行うことで、前記親機がサーバからダウンロードしたWEBコンテンツを受信するものであり、
    前記サーバは、さらに、インターネットサービスプロバイダ(ISP)とインターネット接続契約を締結した接続契約者の識別情報を格納する接続契約者識別情報格納手段と、
    前記視聴者が、親機の無線通信エリア内で情報通信端末を利用してサーバにアクセスしてきた場合に、この視聴者から前記接続契約者の識別情報を取得して接続認証を行う認証手段とを備えた
    ことを特徴とする情報配信システム。
  13. サーバからネットワークを通じて各種のコンテンツを情報表示器に表示させる情報配信方法であって、
    前記サーバが、情報配信の依頼者から、コンテンツを前記情報表示器に表示させる条件及び1以上の情報表示器の選択を含む情報配信条件を、この依頼者が個人か営利目的の事業者か若しくは公的機関かの属性情報に関連付けて取得する配信条件取得工程と、
    前記サーバが、取得した配信条件に従って情報表示器にコンテンツを配信する情報配信制御工程と、
    前記サーバが、情報配信依頼者の属性情報に基いてこの依頼者に課金する情報配信料金を算出する情報配信料金算出工程と
    を備えたことを特徴とする情報配信方法。
JP2003410947A 2003-12-09 2003-12-09 情報配信システム及び情報配信方法 Pending JP2005173836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003410947A JP2005173836A (ja) 2003-12-09 2003-12-09 情報配信システム及び情報配信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003410947A JP2005173836A (ja) 2003-12-09 2003-12-09 情報配信システム及び情報配信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005173836A true JP2005173836A (ja) 2005-06-30

Family

ID=34731881

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003410947A Pending JP2005173836A (ja) 2003-12-09 2003-12-09 情報配信システム及び情報配信方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005173836A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008171315A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Rakuten Inc メッセージ送受信システム、情報提供装置、情報提供方法、端末装置、情報提供処理プログラム、及び端末処理プログラム
JP2009530669A (ja) * 2006-03-16 2009-08-27 ブルベーカー,カーチス,エム. 移動物体上に非常に関連性の高い広告を表示することによって収入を得るためのシステム及び方法
JP2010165239A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Nomura Research Institute Ltd コンテンツ配信システム及び方法
JP4688088B1 (ja) * 2010-07-22 2011-05-25 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 情報表示装置及び情報表示プログラム
JP2012098597A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Yahoo Japan Corp 広告提供システム及び広告提供管理装置
JP2013171548A (ja) * 2012-02-23 2013-09-02 Oki Electric Ind Co Ltd 広告管理装置、広告管理方法、プログラムおよび広告管理システム
JP2015099411A (ja) * 2013-11-18 2015-05-28 三菱電機株式会社 契約支援装置、広告システムおよび契約支援方法
US9878666B2 (en) 2014-03-19 2018-01-30 Bcat, Llc Digital display system with a front-facing camera and rear digital display
JP6735401B1 (ja) * 2019-08-14 2020-08-05 株式会社博報堂 報酬計算システム、コンピュータプログラム、及び報酬計算方法。
US10740796B2 (en) 2009-01-20 2020-08-11 Bcat, Llc Systems, methods, and devices for generating critical mass in a mobile advertising, media, and communications platform
US10755613B2 (en) 2016-04-14 2020-08-25 Bcat, Llc System and apparatus for making, mounting and using externally-mounted digital displays on moving objects
US11605102B2 (en) * 2019-04-12 2023-03-14 Line Corporation Information processing method, program, and terminal
US11861663B2 (en) 2019-04-12 2024-01-02 Line Corporation Information processing method, program, and terminal

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009530669A (ja) * 2006-03-16 2009-08-27 ブルベーカー,カーチス,エム. 移動物体上に非常に関連性の高い広告を表示することによって収入を得るためのシステム及び方法
JP2008171315A (ja) * 2007-01-15 2008-07-24 Rakuten Inc メッセージ送受信システム、情報提供装置、情報提供方法、端末装置、情報提供処理プログラム、及び端末処理プログラム
JP2010165239A (ja) * 2009-01-16 2010-07-29 Nomura Research Institute Ltd コンテンツ配信システム及び方法
US10740796B2 (en) 2009-01-20 2020-08-11 Bcat, Llc Systems, methods, and devices for generating critical mass in a mobile advertising, media, and communications platform
JP4688088B1 (ja) * 2010-07-22 2011-05-25 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 情報表示装置及び情報表示プログラム
JP2012027648A (ja) * 2010-07-22 2012-02-09 Mitsubishi Electric Information Systems Corp 情報表示装置及び情報表示プログラム
JP2012098597A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Yahoo Japan Corp 広告提供システム及び広告提供管理装置
JP2013171548A (ja) * 2012-02-23 2013-09-02 Oki Electric Ind Co Ltd 広告管理装置、広告管理方法、プログラムおよび広告管理システム
JP2015099411A (ja) * 2013-11-18 2015-05-28 三菱電機株式会社 契約支援装置、広告システムおよび契約支援方法
US9878666B2 (en) 2014-03-19 2018-01-30 Bcat, Llc Digital display system with a front-facing camera and rear digital display
US10293750B2 (en) 2014-03-19 2019-05-21 Bcat, Llc Digital display system with a front-facing camera and rear digital display
US10755613B2 (en) 2016-04-14 2020-08-25 Bcat, Llc System and apparatus for making, mounting and using externally-mounted digital displays on moving objects
US11605102B2 (en) * 2019-04-12 2023-03-14 Line Corporation Information processing method, program, and terminal
US11861663B2 (en) 2019-04-12 2024-01-02 Line Corporation Information processing method, program, and terminal
JP6735401B1 (ja) * 2019-08-14 2020-08-05 株式会社博報堂 報酬計算システム、コンピュータプログラム、及び報酬計算方法。
JP2021033358A (ja) * 2019-08-14 2021-03-01 株式会社博報堂 報酬計算システム、コンピュータプログラム、及び報酬計算方法。

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8489546B2 (en) Clearinghouse systems and methods for collecting or providing quality, service, or asset information pertaining to wireless communications
EP1250691B1 (en) System and method for managing advertisement and information displays on vehicles based on an e-commerce site
US20120179549A1 (en) Method and system for delivering location-based advertising messages
JP5482884B1 (ja) 広告システム
US20070290888A1 (en) System and method to facilitate parking
US20020111146A1 (en) Apparatuses, methods, and computer programs for displaying information on signs
WO2002005250A1 (fr) Systeme d&#39;affichage electronique
KR20110124345A (ko) 선택가능한 위치 정보를 제공하는 시스템의 셀 할당
KR101349935B1 (ko) 자동차 정비 중개 서비스 제공 방법
CN102132588A (zh) 用于移动广告和促销的微目标对准的平台
JP2005173836A (ja) 情報配信システム及び情報配信方法
JP3908576B2 (ja) 電子広告システム及び電子広告方法
JP2007122673A (ja) 広域広告システム
JP5831373B2 (ja) 売上データ処理システム及びプログラム
KR20190005631A (ko) 개인 차량을 이용한 광고중개 제공 방법
CN104618126A (zh) 户外led大屏的广告的计费***及计费方法
KR20090125493A (ko) 인터넷 기반의 통합 광고 운영 시스템 및 방법
JP2014021912A (ja) 広告料算定基準提供装置
KR101448198B1 (ko) 개인 점포를 이용한 수익 창출 방법, 시스템 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
CN104202634A (zh) 互联网电视播控***
JP2008242976A (ja) ナビゲーション装置向け広告配信システム
KR20190064554A (ko) 개인 차량을 이용한 광고중개 제공 방법
US20130132198A1 (en) Advertising systems and methods using embedded map
KR101659595B1 (ko) 주유소 광고 관리 장치 및 그 동작 방법
KR20220007912A (ko) 광고매체 평가 및 추천 시스템