JP2005172113A - 円すいころ軸受 - Google Patents

円すいころ軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP2005172113A
JP2005172113A JP2003412178A JP2003412178A JP2005172113A JP 2005172113 A JP2005172113 A JP 2005172113A JP 2003412178 A JP2003412178 A JP 2003412178A JP 2003412178 A JP2003412178 A JP 2003412178A JP 2005172113 A JP2005172113 A JP 2005172113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tapered roller
axial direction
ring raceway
curvature
inner ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003412178A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Takemura
浩道 武村
Yuki Tsuchida
祐樹 土田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2003412178A priority Critical patent/JP2005172113A/ja
Publication of JP2005172113A publication Critical patent/JP2005172113A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/22Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
    • F16C19/34Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
    • F16C19/36Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers
    • F16C19/364Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with a single row of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C23/00Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
    • F16C23/06Ball or roller bearings
    • F16C23/08Ball or roller bearings self-adjusting
    • F16C23/088Ball or roller bearings self-adjusting by means of crowning
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/30Parts of ball or roller bearings
    • F16C33/34Rollers; Needles
    • F16C33/36Rollers; Needles with bearing-surfaces other than cylindrical, e.g. tapered; with grooves in the bearing surfaces
    • F16C33/366Tapered rollers, i.e. rollers generally shaped as truncated cones
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2240/00Specified values or numerical ranges of parameters; Relations between them
    • F16C2240/40Linear dimensions, e.g. length, radius, thickness, gap
    • F16C2240/50Crowning, e.g. crowning height or crowning radius
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2361/00Apparatus or articles in engineering in general
    • F16C2361/61Toothed gear systems, e.g. support of pinion shafts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract


【課題】 トルクの低減と軸受剛性の向上とを高次元で両立させ、更に、軸受寿命の向上を図る。
【解決手段】 外輪軌道10a及び内輪軌道11aが、軸方向中間部に設けた、軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R1 を有する凹状の第一曲面部15と、軸方向両端部に設けた、軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R2 を有する凸状の第二曲面部16、16とから成る。そして、各円すいころ9aの転動面の軸方向に関する断面形状を、一定の曲率半径R3 を有する凸状とした場合に、R3 =(0.951〜0.976)×R1 を満たす様に、各部の寸法を規制する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば自動車のデファレンシャルギヤ(最終減速機)を構成するピニオン軸や、トランスミッションを構成するギヤ等を、ケーシング(デフケース又はミッションケース)の内側に回転自在に支持する為の円すいころ軸受の改良に関する。
自動車の動力伝達系の途中に設けてプロペラシャフトの回転を減速すると同時に回転方向を直角に変換するデファレンシャルギヤは、図3に示す様に構成している。ケーシング1の内側前寄り(図3の右寄り)部分に、ピニオン軸2を配設している。又、このピニオン軸2の前端部(図3の右端部)で上記ケーシング1の前端開口部から突出した部分に固設した結合フランジ3に、図示しないプロペラシャフトの後端部を連結自在としている。又、上記ピニオン軸2の後端部(図3の左端部)に減速小歯車4を固定し、この減速小歯車4と減速大歯車5とを互いに噛合させている。この減速大歯車5は、上記ケーシング1の後部(図3の左部)内側に、回転のみ自在に支持している。又、上記ピニオン軸2の中間部前後2個所位置を、前後1対の円すいころ軸受6a、6bにより、上記ケーシング1に対し回転自在に支持している。
上記各円すいころ軸受6a、6bは、図4に詳示する様に、それぞれ1個ずつの外輪7a、7b及び内輪8a、8bと、それぞれ複数個ずつの円すいころ9a、9bとから構成している。外輪7a、7bの内周面には円すい凹面状の外輪軌道10a、10bを、内輪8a、8bの中間部外周面には円すい凸面状の内輪軌道11a、11bを、それぞれ形成している。又、これら各内輪8a、8bの外周面で大径側端部に外向フランジ状の大径側鍔部12を、同じく小径側端部にやはり外向フランジ状の小径側鍔部13を、それぞれ形成している。そして、上記各円すいころ9a、9bは、上記各外輪軌道10a、10bと各内輪軌道11a、11bとの間に、図4にのみ示した保持器14により複数ずつ保持した状態で、転動自在に設けている。そして、上記外輪7a、7bを前記ケーシング1の一部に内嵌固定し、上記内輪8a、8bを前記ピニオン軸2の中間部前後2個所位置に外嵌固定している。尚、一般的に、上記内、外輪各軌道11a、11b、10a、10bに接する接線l1 、l2 と、各円すいころ9a、9bの中心軸の延長線l3 とは、内、外両輪8a、8b、9a、9bの中心軸の延長線上の1点で交わらせている。
この様に、自動車のデファレンシャルギヤを構成するピニオン軸2の支持部には、円すいころ軸受6a、6bを使用する事が一般的に行なわれている。この理由は、円すいころ軸受6a、6bは、玉軸受の場合と比較して、剛性を高くできる為である。この様に剛性を高くできる円すいころ軸受6a、6bを、上記ピニオン軸2の支持部に使用する事により、前記減速小歯車4と減速大歯車5との噛合部で異音を発生しにくくできる。例えば、軸方向及び径方向の寸法を互いに同じにした、円すいころ軸受と玉軸受とを使用して、同じ荷重を加えた場合に、円すいころ軸受は、ラジアル剛性及びアキシアル剛性の双方を、玉軸受よりも高くできる。
一方、上記各円すいころ軸受6a、6bは、一般的に、上記外輪軌道10a、10bの接線と上記内、外両輪8a、8b、9a、9bの中心軸とのなす角度である接触角αの大きさに応じて、3つの型式に分けられる。即ち、この接触角αが15度未満である(α<15°)場合には並勾配型に、同じく15度以上で22.5度以下である(15°≦α≦22.5°)場合には中勾配型に、同じく22.5度よりも大きい(α>22.5°)場合には急勾配型に、それぞれ分けられる。そして、上述の図3に示した様な、ケーシング1の内側にピニオン軸2を、1対の円すいころ軸受6a、6bにより片持ちで支持する場合には、特許文献1に記載されている様に、前側(図3の右側)の円すいころ軸受6aに並勾配型を、後側(図3の左側)の円すいころ軸受6bに急勾配型を、それぞれ使用する事が軸受寿命及び軸受剛性を確保する為に有効である事が、従来から知られている。
又、円すいころの数を(2〜3本)多くすると共に、円すいころの寸法を大きくして、高荷重が加わる状態で使用するのに適した構造としたHRシリーズの円すいころ軸受(日本精工株式会社製)は、円すいころ軸受の基本動定格荷重を、一般的な構造に対し1.2〜1.25倍程度大きくできて、軸受寿命の向上を図れる事も、従来から知られている。
近年、自動車の省燃費化に対する要求が強くなっており、この為に、自動車の回転支持部に組み込む円すいころ軸受に関して、小型化及び軽量化を図ると共に、起動トルク及び動トルク(回転抵抗)の低減を図る事が望まれている。特に、転がり軸受のうちで円すいころ軸受の起動トルク及び動トルクは、玉軸受の場合よりも一般的に大きい。この為、自動車の省燃費化を図る為に、円すいころ軸受のトルクの低減を図る事が重要であると考えられている。又、このトルクの低減を図る場合に、円すいころ軸受の軸受寿命を確保する事が重要である事は勿論である。
この様な円すいころ軸受のトルクを大きくする原因として、次の(イ)(ロ)に示す摩擦が存在する。
(イ) 各円すいころ9a、9bの大径側端面と内輪8a、8bの大径側端部外周面に設けた大径側鍔部12(図4)の片面との接触部に作用する滑り摩擦MS
(ロ) 各円すいころ9a、9bの転動面と内、外輪各軌道11a、11b、10a、10bとの接触部に作用する転がり摩擦Mr
従って、上記円すい転がり軸受のトルクを低減する為には、これら滑り摩擦MS と転がり摩擦Mr との低減を図る必要がある。
尚、これら滑り摩擦MS 及び転がり摩擦Mr の大きさは、それぞれ次の2式に従う。
S =e×μ×cos β×Fa −−−(1)
r ∝(dm ×Me ×z)/Da −−−(2)
これら2式中、eは各円すいころ9a、9bの大径側端面と大径側鍔部21の片面との接触部の高さ(内輪軌道11a、11bの母線の延長線から接触部中心までの距離)を、μはこの接触部での摩擦係数を、βは各円すいころ9a、9bの円すい角度の1/2(円すいころ9a、9bの母線と中心軸l3 とのなす角度)を、Fa はアキシアル荷重を、それぞれ表している。又、zは円すいころ9a、9bの数を、Da は各円すいころ9a、9bの平均直径を、dm は複数の円すいころ9a、9bの大径側端面でのピッチ円の直径を、Me は各円すいころ9a、9bの転動面と内、外輪各軌道11a、11b、10a、10bとの間に作用する転がり抵抗を、それぞれ表している。
又、上記式(1)中、アキシアル荷重Fa は、次式に従う。
a =Q×z×sin α −−−(3)
この式(3)中、Qは外輪7a、7bから各円すいころ9a、9bに加わる荷重を表している。
一方、前述した様に、高荷重が加わる状態で使用するのに適した、円すいころの数を多くすると共に、各円すいころの寸法を大きくしたHRシリーズの円すいころ軸受は、軸受寿命の向上を図れる事が知られている。但し、この様なHRシリーズの構造を採用した場合には、これら各円すいころの数が増える事により転がり摩擦Mr が大きくなり、円すいころ軸受のトルクが増大する。尚、各円すいころの平均直径の増大によるトルク低減は、この数増大によるトルク増大に比べて、限られたものである。この為、軸受寿命の向上を図れても、トルクの低減を図る事は難しい。
又、前述の図3〜4に示した様な、自動車のデファレンシャルギヤのピニオン軸2の支持部や、トランスミッションの回転支持部に使用する円すいころ軸受6a、6bでは、ギヤ同士の噛合により生じた鉄粉等の異物の侵入に基づく寿命低下も考慮する必要がある。そして、円すいころ軸受6a、6bの各部の寸法(軸方向長さ)が限定されている場合には、基本動定格荷重を大きくして寿命確保を図るべく、接触角αが小さい、並勾配型や中間勾配型を使用する必要が生じる。但し、この様に接触角αを小さくする事により寿命確保を図る従来技術では、トルクの低減を図る事に関しては、未だ改良の余地がある。
この様な事情から、円すいころ軸受6a、6bのトルクの低減を図るべく、外輪軌道10a、10b及び内輪軌道11a、11bと、各円すいころ9a、9bの転動面とのうちの少なくとも一方の面にクラウニング加工を施す事が、従来から行なわれている。尚、クラウニング加工とは、各軌道面(外輪軌道10a、10b及び内輪軌道11a、11b)或は転動面に、母線の形状が凸状となる様に僅かな曲率を持たせる加工を言う。例えば、各円すいころ9a、9bの転動面に、軸方向に関する断面形状の曲率半径が3000〜9000mmである凸面状である、クラウニング加工を施す場合がある。この場合、各円すいころ9a、9bの端部の落ち量(転動面をクラウニング加工を施さない、単なる円すい面とした場合に対する、端部の半径方向の落ち込み量)は数μmとなる。
上述の様に、各円すいころ9a、9bの転動面にクラウニング加工を施した場合には、トルクの低減を図り易くなる。更に、この場合には、内輪8a、8bを外嵌した軸が撓んだり、この軸に過大なラジアル荷重が作用した場合でも、各円すいころ9a、9bの端部外周縁と外輪軌道10a、10b及び内輪軌道11a、11bとが強く当接する、エッヂロード(局所的な接触面圧の上昇)の発生を防止する事ができる。例えば、前述の図3に示した様な、自動車のデファレンシャルギヤのピニオン軸2の支持部に円すいころ軸受6a、6bを使用した場合、このピニオン軸2がギヤ反力により撓み、このピニオン軸2に外嵌した内輪8a、8bが外輪7a、7bに対して傾く場合がある。この様に円すいころ軸受6a、6bは、外輪7a、7bの中心軸と内輪8a、8bの中心軸とが互いに交差する状態(ミスアライメント)が生じる場合がある。
上記円すいころ軸受6a、6bに上述の様なミスアライメントが生じた場合、この円すいころ軸受6a、6bを構成する各円すいころ9a、9bの端部外周縁と外輪軌道10a、10b及び内輪軌道11a、11bとが強く当接し、エッヂロードが発生する。この様なエッヂロードの発生は、外輪、内輪各軌道10a、10b、11a、11bが早期に剥離する原因となる。これに対して、上述の様に、各円すいころの転動面にクラウニング加工を施した場合には、円すいころ軸受6a、6bにミスアライメントが生じていない状態で、これら各円すいころ9a、9bの転動面の両端部外周縁と上記外輪、内輪各軌道10a、10b、11a、11bとの間に隙間が発生する。この為、円すいころ軸受6a、6bにミスアライメントが生じ、各円すいころ9a、9bの両端部外周縁とこれら各軌道10a、10b、11a、11bとが当接する傾向となった場合でも、上記隙間の存在により、これら各円すいころ9a、9bの両端部外周縁と各軌道10a、10b、11a、11bとが強く当接する事がない。この様に、上記各円すいころ9a、9bの転動面にクラウニング加工を施した場合には、トルクの低減を図り易くできるだけでなく、エッヂロードの発生を防止する事もできる。
但し、上記転動面の落ち量を大きくする(クラウニングの曲率半径を小さくする)と、各円すいころ9a、9bの弾性変形量が大きくなり、軸受剛性が低下する原因となる。この為、円すいころ軸受6a、6bを上記ピニオン軸2の支持部に使用した場合に、減速小歯車4と減速大歯車5との噛合位置がずれたり、噛合部で異音が生じる原因となる。
又、上記クラウニングの曲率半径を小さくした場合には、ミスアライメントが生じていない正常な状態で、上記各軌道面(外輪軌道10a、10b及び内輪軌道11a、11b)と転動面との接触面圧が、この転動面にクラウニング加工を施していない場合に比べて高くなる。即ち、上記クラウニングの曲率半径を小さくした場合には、上記転動面にクラウニング加工を施していない場合に比べて、正常な状態での上記各軌道面と転動面との接触面積が小さくなり、これら各軌道面と転動面との接触面圧が高くなる。この様に各面同士の接触面圧が高くなると、内部起点型剥離が生じ易くなり、円すいころ軸受6a、6bの寿命が低下する原因となる為好ましくない。
一方、本発明者は、特許文献2に記載されている様に、ミスアライメントが生じた場合でのエッヂロードの発生を抑制すると共に、このミスアライメントが生じていない場合での各円すいころの転動面と各軌道面との接触中央部に於ける面圧の増加を抑制する事を考慮した円すいころ軸受を発明した。この円すいころ軸受の場合には、各円すいころの転動面を、断面形状の曲率半径がR3 である凸面状としている。又、外輪軌道及び内輪軌道を、それぞれの軸方向中央部に設けた、軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R1 を有する凹状の第一曲面部と、この第一曲面部の両端部から連続し、軸方向両端寄りに向かう程上記転動面から離れる方向に形成した、軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R2 を有する第二曲面部とから構成している。そして、0.65≦R3 /R1 ≦0.95を満たす様にしている。但し、この様な特許文献2に記載された円すいころ軸受の場合、低トルク化を図りつつ軸受剛性及び軸受寿命の向上を図る面から未だ改良の余地がある。
そして、本発明者は、上記特許文献2に記載された円すいころ軸受等を用いた種々の評価試験の結果から、この特許文献2に記載された円すいころ軸受では得られない優れた効果を得られる円すいころ軸受を発明した。
尚、本発明に関連する先行技術文献として、特許文献1、2の他に特許文献3、4がある。
転がり軸受工学編集委員会編、「転がり軸受工学」、第1版、株式会社養賢堂、1975年7月10日、p.311〜333 特開2002−310164号公報 岡本純三、「玉軸受の計算」、第1版第2刷、岡本純三、1999年11月、p.2 J.ブレンドライン、他3名編著、吉武立雄訳、「ころがり軸受実用ハンドブック」、第1版第2刷、株式会社工業調査会、1997年8月2日、p.96〜114
本発明の円すいころ軸受は、上述の様な事情に鑑みて、トルクの低減と軸受剛性の向上とを高次元で両立させると共に、軸受寿命の向上を図るべく発明したものである。
本発明の円すいころ軸受は何れも、前述した従来から知られている円すいころ軸受と同様に、内周面に円すい凹面状の外輪軌道を有する外輪と、外周面に円すい凸面状の内輪軌道を有する内輪と、外周面をこれら外輪軌道及び内輪軌道に接触する円すい凸面状の転動面とし、これら外輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の円すいころとを備える。
特に、本発明の円すいころ軸受に於いては、上記各円すいころの転動面に一定の曲率半径を有するクラウニング加工を施しており、上記外輪軌道及び内輪軌道は、それぞれの軸方向中央部に設けられた、軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R1 を有する凹状の第一曲面部と、この第一曲面部の両端部から滑らかに連続し、軸方向両端寄りに向かう程上記転動面から離れる方向に形成された、軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R2 を有する凸状の第二曲面部とから成るものである。
更に、請求項1に記載した円すいころ軸受に於いては、上記転動面の軸方向に関する断面形状の曲率半径をR3 とした場合に、R3 =(0.951〜0.976)×R1 である。
又、請求項3に記載した円すいころ軸受に於いては、R3 =(0.951〜0.990)×R1 、且つ、L1 =(0.4〜0.5)×L2 である。
上述の様に本発明の円すいころ軸受の場合には、各円すいころの転動面にクラウニング加工を施しており、且つ、内輪軌道及び外輪軌道が、それぞれの軸方向中央部に設けられた、軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R1 を有する凹状の第一曲面部と、この第一曲面部の両端部から滑らかに連続し、軸方向両端寄りに向かう程上記転動面から離れる方向に形成された、軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R2 を有する凸状の第二曲面部とから成る。そして、上記転動面の軸方向に関する断面形状の曲率半径R3 と上記第一曲面部の曲率半径R1 との比R3 /R1 、又はこの比R3 /R1 と比L1 /L2 とを適切な範囲に規制している為、次の様な効果が得られる。
(a) 上記比R3 /R1 を0.990以下としている為、上記転動面と内輪軌道及び外輪軌道との転がり接触部での接触楕円を小さくできる。この為、転がり抵抗を小さくでき、トルクの大幅な低減を図れる。しかも、各円すいころの端部でのこれら各軌道との接触面圧を4GPa以下に抑える事ができ、エッヂロードの発生によるこれら各軌道の早期剥離の発生を防止でき、軸受寿命の向上を図れる。
(b) 上記比R3 /R1 を0.951以上としている為、上記各円すいころと内輪及び外輪との弾性変形量を小さくでき、前述の特許文献2に記載された従来構造の場合よりも、軸受剛性の大幅な向上を図れる。更に、各円すいころの転動面の軸方向中央部での上記各軌道との接触面圧の上昇を抑える事ができる。
この結果、トルクの低減と軸受剛性の向上とを高次元で両立させる事ができると共に、軸受寿命の向上を図れると言った、前記特許文献2に記載された従来構造によっては得られない優れた効果を得られる。
本発明によりこの様な効果を得られる理由を、以下、特許文献3、4に記載された「ヘルツの計算」の理論式を使用しながら詳述する。図5に示す様に、2個の物体A、Bが点oで点接触する場合を考える。この場合、前提として、物体A、Bがそれぞれ持っている主曲率面S1 、S2 は、互いに合致するものとする。そして、物体Aの主曲率面S1 に関する曲率半径をr11とし、同じく主曲率面S2 に関する曲率半径をr12とする。又、物体Bの主曲率面S1 に関する曲率半径をr21とし、同じく主曲率面S2 に関する曲率半径をr22とする。この為、物体Aの主曲率面S1 、S2 に関する曲率ρ11、ρ12は、それぞれ1/r11、1/r12となり、物体Bの主曲率面S1 、S2 に関する曲率ρ21、ρ22は、それぞれ1/r21、1/r22となる。この場合、上記各物体A、Bが点oで接触してから互いに押し付け合う方向の荷重Q(N)が加わる迄の接近量(弾性変形量)δ(mm)は、次式で求められる。
δ={3K/(πμ)}{Q2 (Σρ)(1/E1 +1/E22 /12}^(1/3) −−−(4)
この式(4)中、K/(πμ)はcos τによって決まる値である。尚、cos τは補助量で、(ρ11−ρ12+ρ21−ρ22)/(Σρ)である。ここで、Σρ=ρ11+ρ12+ρ21+ρ22である。又、E1 、E2 は、それぞれ物体A、Bの縦弾性係数である。
上記式(4)から明らかな様に、物体A、Bの弾性変形量δは、{Q2 (Σρ)}^(1/3)に比例する。この為、互いに接触する2個の部材の曲面の曲率に関する値である、Σρが小さくなる程、弾性変形量δを小さくでき、剛性を高くできる。又、このΣρを小さくした場合には、接触部の最大接触面圧Pmax を小さくできる。この最大接触面圧Pmax は、次式で求められる。
max ={1.5/(πμν)}{Q^(1/3)}[(8/3)(Σρ){1/(θ1 +θ2 )]^(2/3) −−−(5)
この式(5)中、πμνはcos τによって決まる値である。又、θ1 、θ2 は、それぞれ、4{1−(1/m1、2 )}/E1、2 で、物体A、Bの材料物性値である。又、1/m1 、m2 は、それぞれ物体A、Bのポアソン比である。上記(5)式から明らかな様に、最大接触面圧Pmax は、(Σρ)^(2/3)に比例する。この為、Σρを小さくした場合には、この最大接触面圧Pmax を小さくでき、この接触部が円すいころの転動面と内輪軌道及び外輪軌道との接触部である場合に、軸受寿命の向上を図れる。
これに対して、上記Σρが0になる、例えば従来から一般的に使用されている円すいころ軸受の場合には、弾性変形量δを小さくできると共に、軸受寿命の向上を図れる代わりに、上記接触部の接触面積が増大する。この接触部の接触幅aは次式で求められる。
a=μ[(3Q)(1/E1 +1/E2 )/{2(Σρ)}]^(1/3) −−−(6)
この式(6)中、μはcos τによって決まる値である。
上記(6)式から明らかな様に、接触幅aは{1/(Σρ)}^(1/3)に比例する。この為、Σρが小さくなる場合には、接触幅aが大きくなり、転がり抵抗が増大してトルクが増大する。又、このΣρが小さくなる場合には、エッヂロードが発生し易くなり、円すいころ軸受でミスアライメントが生じた場合に外輪、内輪各軌道の早期剥離を招く原因となる。
本発明の場合には、上記転動面を凸面状とし、内輪軌道及び外輪軌道の軸方向中央部の第一曲面部を凹状とすると共に、この転動面の曲率半径R3 と第一曲面部の曲率半径R1 との比R3 /R1 を適切な範囲に規制している為、Σρを適切な範囲に規制でき、トルクの低減と軸受剛性の向上とを高次元で両立させる事ができる。又、上記比R3 /R1 を適切な範囲に規制したり(請求項1の場合)、この比R3 /R1 と比L1 /L2 とを適切な範囲に規制する(請求項3の場合)事により、軸受寿命の向上を図れる。しかも、本発明の場合には、各円すいころから内輪又は外輪に加わるアキシアル荷重を鍔部のみで受けるのではなく、内輪軌道及び外輪軌道に設けた凹状の第一曲面部でもこのアキシアル荷重を受ける。この為、上記鍔部に加わるアキシアル荷重を小さくでき、滑り摩擦を小さくできる事により、トルクをより低減できる。
この様に、本発明の円すいころ軸受によれば、トルクの低減と軸受剛性の向上とを高次元で両立させる事ができると共に、軸受寿命の向上を図れる為、円すいころ軸受を組み込んだ自動車の耐久性を確保しつつ、燃費性能を含む各種の性能向上を図れ、更に、ギヤ部での異音の発生を抑える事ができる。
又、好ましくは、R3 =(0.961〜0.974)×R1 とする。
この好ましい構成によれば、トルクの低減と軸受剛性の向上とを、より高次元で両立させる事ができると共に、軸受寿命の向上を、より効果的に図れる。
又、好ましくは、請求項2に記載した様に、上述した請求項1に記載した円すいころ軸受に於いて、外輪軌道及び内輪軌道に設けられた第一曲面部の、各円すいころの軸方向に関する長さをL1 とし、これら各円すいころの軸方向長さをL2 とした場合に、L1 =(0.4〜0.8)×L2 とする。
この好ましい構成によれば、外輪軌道及び内輪軌道と各円すいころの転動面との転がり接触部の接触幅を小さくできる為、転がり抵抗をより小さくでき、トルクを更に低減できる。更に、第一曲面部と第二曲面部とを滑らかに連続し易くでき、これら各曲面部を形成する為の円弧加工を施す事により、良好な軌道面を形成し易くできる。
又、より好ましくは、上述した請求項1〜3に記載した円すいころ軸受に於いて、円すいころ軸受の内径を55mm以下とする。
このより好ましい構成によれば、第一曲面部の曲率半径R1 と円すいころ軸受の転動面の曲率半径R3 とを適切な関係に規制する事により、又は、これら曲率半径R1 、R2 と、L1 、L2 とを適切な関係に規制する事により得られる本発明の効果が顕著になる。
図1は、請求項1〜2に対応する、本発明の実施例1を示している。尚、図1は、外輪軌道10a及び内輪軌道11aと円すいころ9aの転動面との形状を誇張して(曲率半径を実際の場合よりも小さくして)示している。即ち、この図1では円すいころ9の形状が樽状に描かれているが、実際は、前述の図4に示す様な円すい状のころにクラウニング等の加工を施して後述する寸法規制を行なっている。本実施例の円すいころ軸受6aは、内周面に円すい凹面状の外輪軌道10aを有する外輪7aと、外周面に円すい凸面状の内輪軌道11aを有する内輪8aと、外周面をこれら外輪軌道10a及び内輪軌道11aに接触する円すい凸面状の転動面とし、これら外輪軌道10aと内輪軌道11aとの間に転動自在に設けた複数の円すいころ9aとを備える。そして、これら各円すいころ9aの転動面に、一定の曲率半径を有するクラウニング加工を施している。
又、上記外輪軌道10a及び内輪軌道11aは、それぞれ、軸方向中央部に軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R1 を有する凹状の第一曲面部15と、この第一曲面部15の両端部から滑らかに連続し、軸方向両端寄りに向かう程上記転動面から離れる方向に形成した1対の第二曲面部16、16とから成る。又、これら各第二曲面部16、16の軸方向に関する断面形状を、一定の曲率半径R2 を有する凸円弧としている。又、これら各第二曲面部16、16と上記第一曲面部15との境界部では、これら第一、第二両曲面部15、16が接線を共有しており、これら両曲面部15、16が滑らかに連続している。
更に、本実施例の場合には、各円すいころ9aの転動面の軸方向に関する断面形状の曲率半径をR3 とした場合に、R3 =(0.951〜0.976)×R1 {より好ましくは、R3 =(0.961〜0.974)×R1 }を満たす様に、各部の寸法を規制している。又、本実施例の場合には、上記第一曲面部15の、上記各円すいころ9aの軸方向に関する長さをL1 とし、上記各円すいころ9aの軸方向長さをL2 とした場合に、L1 =(0.4〜0.8)×L2 を満たしている。又、本実施例の場合には、円すいころ軸受6aの内径d6aを、55mm以下としている。
上述の様に本実施例の円すいころ軸受6aの場合、外輪軌道10a及び内輪軌道11aが、それぞれ、軸方向中央部に設けた、軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R1 を有する凹状の第一曲面部15と、この第一曲面部15の両端部から滑らかに連続し、軸方向両端寄りに向かう程上記転動面から離れる方向に形成した、一定の曲率半径R2 を有する凸状の1対の第二曲面部16、16とから成るものであり、各円すいころ9aの転動面の軸方向に関する断面形状の曲率半径をR3 とした場合に、R3 =(0.951〜0.976)×R1 を満たしている。この為、
(a) 上記外輪軌道10a及び内輪軌道11aと上記転動面との転がり接触部の曲率に関する値である、Σρが所定値以上になる様に最適化され、各転がり接触部の接触楕円を小さくできる。この為、転がり抵抗を小さくできて、トルクの大幅な低減を図れる。しかも、各円すいころ9aから内輪8aに加わるアキシアル荷重を大径側鍔部12及び小径側鍔部13のみで受けるのではなく、内輪軌道11a及び外輪軌道10aに設けた凹状の第一曲面部15でもこのアキシアル荷重を受ける。この為、上記各鍔部12、13に加わるアキシアル荷重を小さくでき、これら各鍔部12、13での滑り摩擦を小さくできる事により、トルクをより低減できる。
(b) 又、各円すいころ9aの転動面の曲率半径R3 と、内輪、外輪各軌道11a、10aの軸方向中央部に設けた第一曲面部15の曲率半径R1 とを適切な関係を満たす様に規制している為、上記Σρが所定値以下になる様に最適化される。この為、上記各円すいころ9aと内輪8a及び外輪7aとの弾性変形量を小さくできて、前述の特許文献2に記載された従来構造の場合よりも軸受剛性の大幅な向上を図れる。
(c) 更に、各円すいころ9aの軸方向中央部での上記各軌道11a、10aとの接触面圧の上昇を抑えつつ、これら各円すいころ9aの端部でのこれら各軌道11a、10aとの接触面圧を小さくでき、エッヂロードの発生によるこれら各軌道11a、10aの早期剥離の発生を防止でき、軸受寿命の向上も図れる。
この結果、本実施例の円すいころ軸受によれば、トルクの低減と軸受剛性の向上とを高次元で両立させる事ができると共に、軸受寿命の向上を図れる。この為、円すいころ軸受6aを組み込んだ自動車の耐久性を確保しつつ燃費性能を含む各種の性能向上を図れ、更に、ギヤ部での異音の発生を抑える事ができる。又、R3 =(0.961〜0.974)×R1 を満たす様に各部の寸法を規制した場合には、トルクの低減と軸受剛性の向上とを、より高次元で両立させる事ができると共に、軸受寿命の向上を、より効果的に図れる。
又、本実施例の場合には、上記第一曲面部15の、上記各円すいころ9aの軸方向に関する長さL1 と、これら各円すいころ9aの軸方向長さL2 との関係を、L1 =(0.4〜0.8)×L2 としている為、外輪軌道10a及び内輪軌道11aと各円すいころ9aの転動面との転がり接触部の幅を小さくできる。この為、転がり抵抗をより小さくでき、トルクをより低減できる。更に、上記第一曲面部15と各第二曲面部16、16とを滑らかに連続し易くでき、これら各曲面部15、16を形成する為の円弧加工を施す事により、良好な軌道面を形成し易くできる。更に、本実施例の場合には、円すいころ軸受6aの内径を55mm以下としている為、上記第一曲面部15の曲率半径R1 と円すいころ9aの転動面の曲率半径R3 とを適切な関係を満たす様に規制する事により得られる本発明の効果が顕著になる。
次に、請求項3に対応する、本発明の実施例2の円すいころ軸受を説明する。本実施例の円すいころ軸受は、上述の図1に示した実施例1の円すいころ軸受6aに於いて、外輪軌道10a及び内輪軌道11aの軸方向中央部に設けた第一曲面部15の軸方向に関する断面形状を、一定の曲率半径R1 を有する凹状とし、各円すいころ9aの転動面の軸方向に関する断面形状の曲率半径をR3 とした場合に、R3 =(0.951〜0.990)×R1 を満たす様に、各部の寸法を規制している。更に、本実施例の円すいころ軸受6aの場合には、上記第一曲面部15の、上記各円すいころ9aの軸方向に関する長さをL1 とし、上記各円すいころ9aの軸方向長さをL2 とした場合に、L1 =(0.4〜0.5)×L2 を満たしている。又、本実施例の場合も、上述した実施例1の場合と同様に、円すいころ軸受6aの内径d6aを、55mm以下としている。
上述の様に構成する本実施例の円すいころ軸受の場合も、上述した実施例1の円すいころ軸受の場合と同様に、トルクの低減と軸受剛性の向上とを高次元で両立させる事ができると共に、軸受寿命の向上を図れる。この為、円すいころ軸受を組み込んだ自動車の耐久性を確保しつつ燃費性能を含む各種の性能向上を図れ、更に、ギヤ部での異音の発生を抑える事ができる。
その他の構成及び作用は、上述した実施例1の場合と同様である為、図示並びに重複する説明は省略する。
次に、本発明の効果を確認する為、本発明者が行なった実験に就いて説明する。この実験には、本発明の範囲に属する4種類の実施品と、本発明から外れる3種類の比較品とを使用した。この4種類の実施品のうち、実施品1〜3は請求項1及び請求項2に対応し、実施品4は請求項3に対応する。又、これら各実施品及び上記各比較品の各円すいころ軸受として、呼び番号がHR32208J(外径:80mm、内径:40mm、各円すいころ9aの軸方向長さL2 :16mm、基本動定格荷重Cr :77000N、基本静定格荷重C0 :90500N)のものを使用した。そして、次の表1に示す様に、上記各実施品と各比較品とで、内輪、外輪各軌道11a、10aの軸方向中央部に設けた第一曲面部15の曲率半径R1 と、各円すいころ9aの転動面の曲率半径R3 との組み合わせを異ならせた。又、内輪、外輪各軌道11a、10aの軸方向両端寄り部分に設けた第二曲面部16、16の曲率半径R2 は、互いに同じ150mmとした。又、上記各円すいころ9aの平均直径Da を10.05mmとし、内輪軌道11aの平均直径di を50.12mmとした。
尚、実験に使用した円すいころ軸受6aは、外輪7a、内輪8a、円すいころ9aの何れの部材も、高炭素クロム軸受鋼2種であるSUJ2(JIS G 4805)製の素材に、従来から一般的に知られている熱処理を施したものにより造っている。又、比較例1は、各円すいころ9aの転動面及び内輪軌道11aにクラウニング加工を施さず(R1 、R3 =∞)、外輪軌道10aにのみ軸方向に関する断面形状の曲率半径が9000mmである凸状のクラウニング加工を施した。又、比較例2は、各円すいころ9aの転動面に軸方向に関する断面形状の曲率半径が7000mmである凸状のクラウニング加工を施しており(R3 =7000mm)、内輪軌道11a及び外輪軌道10aには軸方向に関する断面形状の曲率半径が9000mmである凸状のクラウニング加工を施している(R1 =−9000mm)。尚、表1で、「R1 」の欄中の数値に「−」を付しているものは、このクラウニングが凸状である事を意味している。又、表1中、「Σρ」の欄の数値は、内輪軌道11aと各円すいころ9aの転動面との接触部に関する値であり、次式により求めた。
Σρ=(2/Da )+(1/R3 )+(2/di )−(1/R1 )−−−(5)
Figure 2005172113
更に、この表1に示す様に、上記内輪軌道11aの軸方向中央部に設けた、軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R1 を有する第一曲面部15の、各円すいころ9aの軸方向に関する長さをL1 とし、各円すいころ9aの軸方向長さをL2 とした場合に、実施品1〜4の比L1 /L2 を約0.4〜0.8とし、比較品1〜2の比L1 /L2 を1.0とし、比較品3の比L1 /L2 を約0.8としている。又、各実施品及び各比較品に於いて、内輪、外輪各軌道11a、10aと各円すいころ9aの転動面との表面粗さは、0.10〜0.3μmRa とし、各円すいころ9aの大径側端面と内輪8aの大径側鍔部12の各円すいころ9a側の側面との表面粗さは、0.07〜0.15μmRa としている。
この様な条件下で上記表1に示した7種類の円すいころ軸受に就いて、耐久試験と動トルク測定とアキシアル剛性試験とを行なった。先ず、このうちの耐久試験に就いて説明する。
(1) 耐久試験
この耐久試験では、図2に示す様な耐久試験機を使用した。そして、軸17の中間部にサポート軸受18を装着し、この軸17の両端部に2個の試験用の円すいころ軸受6a、6aを装着する事により、円すいころ軸受6a、6aを2個ずつ試験する事ができる様にした。又、潤滑油として75W−90のギヤオイルを供給すると共に、20000Nのラジアル荷重Fr と15000Nのアキシアル荷重Fa とを加える事により32000Nの動等価荷重P(≒0.42Cr )を作用させた。そして、外輪7a、7aをハウジング19、20に固定し、内輪8a、8aを外嵌した軸17を、5/1000ラジアン傾斜させた状態で、この軸17を3000min-1 (r.p.m.)の速度で回転させた。更に、潤滑油中には、硬さがHv 750で75〜150μmの大きさの異物を0.05g混入させた。そして、前記表1に示した7種類の円すいころ軸受毎に、それぞれ5個(N=5)ずつ耐久試験を行ない、振動センサにより検出される振動値が初期振動の5倍になった時点で試験を中止し、内輪、外輪各軌道11a、10aと各円すいころ9aの転動面とでの剥離の発生の有無を観察した。又、上述した実験条件から計算により求められる軸受寿命Lc は100時間(hr)である為、耐久試験は100時間で打ち切った。尚、剥離は、内輪、外輪各軌道11a、10aと各円すいころ9aの転動面とで、ほぼ同じ頻度で発生した。上
記表1に、この様にして行なった耐久試験の結果を、「L10」の欄に示している。尚、表1中、「100→」は、100時間経過した耐久試験終了後でも剥離が発生していなかった事を表している。
上記表1に示した耐久試験の結果から明らかな様に、各実施品の場合には、軸受寿命を十分に長くする事ができた。即ち、各実施品1〜4の総ての試験品で、耐久試験終了後でも内輪、外輪各軌道11a、10aと各円すいころ9aの転動面とに剥離は発生しなかった。これに対して、比較品1〜3の何れの場合も、耐久試験を打ち切る100時間経過前に内輪、外輪各軌道11a、10aと各円すいころ9aの転動面とのうちの少なくとも一方の面に剥離が発生した。
例えば、内輪軌道11a及び円すいころ9aの転動面にクラウニング加工を施していない比較品1の場合には、各試験品の総てでエッヂロードによる剥離が発生し、L10は13時間と短くなった。又、内輪、外輪各軌道11a、10a及び各円すいころ9aの転動面にクラウニング加工を施しているが、L1 /L2 =1.0となっている比較品2の場合も、やはりエッヂロードによる剥離が発生し、L10は35時間と短くなった。又、内輪、外輪各軌道11a、10aの軸方向中央部に、軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R1 を有する凹状の第一曲面部を設けると共に、各円すいころ9aの転動面にクラウニング加工を施しており、L1 /L2 ≒0.8となっている比較品3の場合には、エッヂロードによる剥離は認められなかった。但し、比較品3の場合には、Σρが大きくなる事により内輪、外輪各軌道11a、10aと各円すいころ9aの転動面との中央部の平均面圧が高くなり、異物による圧痕に起因する剥離が発生し、L10は80時間と各実施品の場合よりも短くなった。
(2) 動トルク測定
次に、前記表1に示した7種類の円すいころ軸受に就いて、動トルク測定を行なった結果に就いて説明する。この動トルク測定は、潤滑油として75W−90のギヤオイルを50cc/min 供給すると共に、50℃の温度条件で3000Nのアキシアル荷重Fa を加えた状態で、内輪8aを3000min-1 の速度で回転させた場合の回転トルクを測定した。又、この回転トルクは、上記表1に示した7種類の円すいころ軸受毎に、それぞれ2個(N=2)ずつで測定し、これら2個ずつでの平均値(平均トルク)を求めた。上記表1の「回転トルク」の欄中の数値は、この平均値を表している。尚、この様にして求められる各円すいころ軸受の動トルクには、各転がり接触部での転がり抵抗が大きく影響する事が分かっている。
上記表1に示した動トルク測定の結果から明らかな様に、各実施品の場合には、回転トルクを十分に小さく抑える事ができた。例えば、各実施品1〜4の回転トルクの平均値は、この平均値が1200Nmmである比較品2に対して、約35〜45%も低減できた。この理由は、各実施品1〜4の場合には、L1 /L2 を約0.4〜0.8と、比較品2の場合よりも小さくしたことにより、転がり接触長さを小さくできた事による。又、内輪軌道11a及び各円すいころ9aの転動面にクラウニング加工を施していない、比較品1の場合には、これら内輪軌道11aと転動面とのほぼ総ての部分で転がり接触する為、転がり抵抗が大きくなり、回転トルクの平均値が1800Nmmと、各実施品に対して著しく大きくなった。尚、内輪、外輪各軌道11a、10aの軸方向中央部に、軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R1 を有する第一曲面部を設けると共に、各円すいころ9aの転動面にクラウニング加工を施しており、Σρが各実施品の場合よりも大きくなった比較品3の場合には、回転トルクを650Nmmと各実施品の場合よりも小さくできた。
(3) アキシアル剛性試験
次に、前記表1に示した7種類の円すいころ軸受に就いて、アキシアル剛性試験を行なった結果に就いて説明する。このアキシアル剛性試験は、外輪7aを固定し、内輪8aにアキシアル荷重Fa として5000Nを負荷した場合の、この内輪8aのアキシアル変位量を求める事により行なった。このアキシアル変位量はアキシアル剛性の逆数となる為、このアキシアル変位量が小さくなる程、アキシアル剛性は高くなる。又、アキシアル変位量は、各実施品及び各試験品で2個ずつ(N=2)測定し、これら2個ずつの測定値の平均値を求めた。前記表1の「アキシアル変位」の欄中の数値は、この平均値を表している。
上記表1に示したアキシアル剛性試験の結果から明らかな様に、各実施品の場合には、R3 /R1 =0.951〜0.990としている為、Σρを小さくでき、アキシアル剛性を十分に高くできた。これに対して、比較品2の場合には、Σρが大きくなると共に、内輪軌道11aの軸方向中央部の軸方向に関する断面形状が凸状になっている為、アキシアル変位量が25μmと、各実施品の場合よりも大きくなり、アキシアル剛性が各実施品の場合よりも悪化した。又、比較品3の場合には、Σρが比較品2の場合よりも更に大きくなり、アキシアル剛性が比較品2の場合よりも更に悪化した。尚、比較品1の場合には、アキシアル変位量が17μmと、各実施品の場合よりも小さくなり、アキシアル剛性が各実施品の場合よりも高くなってはいる。但し、前述の耐久試験及び動トルク測定の結果で説明した様に、上記比較品1の場合には、軸受寿命及びトルク低減の面から各実施品に対して劣っている。
尚、上述した各実施品に於いては、前述した様に、内輪、外輪各軌道11a、10aと各円すいころ9aの転動面との表面粗さを、0.10〜0.3μmRa とし、各円すいころ9aの大径側端面と内輪8aの大径側鍔部12のうちの各円すいころ9a側の側面との表面粗さを、0.07〜0.15μmRa としている。但し、これら各円すいころ9aの大径側端面と上記大径側鍔部12のうちの各円すいころ9a側の側面とのみの表面粗さを、更に向上させて、0.06μmRa 以下とすれば、更なるトルク低減を図れる。
更に、上述した各実施品は、軸受鋼の一種であるSUJ2を使用したが、肌焼き鋼等の、異物による表面損傷を生じにくい材料を使用すれば、軸受寿命を更に向上させる事ができる。
本発明の実施例1の円すいころ軸受を、一部を誇張して示す部分断面図。 耐久試験機を示す断面図。 本発明の対象となる円すいころ軸受を組み込んだデファレンシャルギヤの1例を示す縦断側面図。 従来から知られている円すいころ軸受の1例を示す半部断面図。 互いに接触する2個の物体の接近量(弾性変形量)を説明する為の図。
符号の説明
1 ケーシング
2 ピニオン軸
3 結合フランジ
4 減速小歯車
5 減速大歯車
6a、6b 円すいころ軸受
7a、7b 外輪
8a、8b 内輪
9a、9b 円すいころ
10a、10b 外輪軌道
11a、11b 内輪軌道
12 大径側鍔部
13 小径側鍔部
14 保持器
15 第一曲面部
16 第二曲面部
17 軸
18 サポート軸受
19 ハウジング
20 ハウジング

Claims (3)

  1. 内周面に円すい凹面状の外輪軌道を有する外輪と、外周面に円すい凸面状の内輪軌道を有する内輪と、外周面をこれら外輪軌道及び内輪軌道に接触する円すい凸面状の転動面とし、これら外輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の円すいころとを備えた円すいころ軸受に於いて、これら各円すいころの転動面に一定の曲率半径を有するクラウニング加工を施しており、上記外輪軌道及び内輪軌道は、それぞれの軸方向中央部に設けられた、軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R1 を有する凹状の第一曲面部と、この第一曲面部の両端部から滑らかに連続し、軸方向両端寄りに向かう程上記転動面から離れる方向に形成された、軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R2 を有する凸状の第二曲面部とから成るものであり、上記転動面の軸方向に関する断面形状の曲率半径をR3 とした場合に、R3 =(0.951〜0.976)×R1 である事を特徴とする円すいころ軸受。
  2. 外輪軌道及び内輪軌道に設けられた第一曲面部の、各円すいころの軸方向に関する長さをL1 とし、これら各円すいころの軸方向長さをL2 とした場合に、L1 =(0.4〜0.8)×L2 である、請求項1に記載した円すいころ軸受。
  3. 内周面に円すい凹面状の外輪軌道を有する外輪と、外周面に円すい凸面状の内輪軌道を有する内輪と、外周面をこれら外輪軌道及び内輪軌道に接触する円すい凸面状の転動面とし、これら外輪軌道と内輪軌道との間に転動自在に設けられた複数個の円すいころとを備えた円すいころ軸受に於いて、これら各円すいころの転動面に一定の曲率半径を有するクラウニング加工を施しており、上記外輪軌道及び内輪軌道は、それぞれの軸方向中央部に設けられた、軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R1 を有する凹状の第一曲面部と、この第一曲面部の両端部から滑らかに連続し、軸方向両端寄りに向かう程上記転動面から離れる方向に形成された、軸方向に関する断面形状が一定の曲率半径R2 を有する凸状の第二曲面部とから成るものであり、上記転動面の軸方向に関する断面形状の曲率半径をR3 とし、上記第一曲面部の、上記各円すいころの軸方向に関する長さをL1 とし、これら各円すいころの軸方向長さをL2 とした場合に、R3 =(0.951〜0.990)×R1 、且つ、L1 =(0.4〜0.5)×L2 である事を特徴とする円すいころ軸受。
JP2003412178A 2003-12-10 2003-12-10 円すいころ軸受 Pending JP2005172113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003412178A JP2005172113A (ja) 2003-12-10 2003-12-10 円すいころ軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003412178A JP2005172113A (ja) 2003-12-10 2003-12-10 円すいころ軸受

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005172113A true JP2005172113A (ja) 2005-06-30

Family

ID=34732700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003412178A Pending JP2005172113A (ja) 2003-12-10 2003-12-10 円すいころ軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005172113A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051715A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Jtekt Corp 円錐ころ軸受、円錐ころ軸受装置及びこれを用いた車両用ピニオン軸支持装置
JP2007051703A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Jtekt Corp 円錐ころ軸受、及びこれを用いたトランスミッション用軸受装置
JP2007051702A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Jtekt Corp 円錐ころ軸受、及びこれを用いた車両用ピニオン軸支持装置
JP2007051700A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Jtekt Corp 円錐ころ軸受、円錐ころ軸受装置及びこれを用いた車両用ピニオン軸支持装置
JP2009216104A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Ntn Corp 鉄道車両駆動ユニット
JP2010106974A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Nsk Ltd 円すいころ軸受
JP2013234690A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Jtekt Corp 自動調心ころ軸受及び回転機器
JP2016205466A (ja) * 2015-04-17 2016-12-08 Ntn株式会社 円すいころ軸受の製造方法
WO2023123587A1 (zh) * 2021-12-28 2023-07-06 郭宏军 一种角接触调心滚子轴承

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007051715A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Jtekt Corp 円錐ころ軸受、円錐ころ軸受装置及びこれを用いた車両用ピニオン軸支持装置
JP2007051703A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Jtekt Corp 円錐ころ軸受、及びこれを用いたトランスミッション用軸受装置
JP2007051702A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Jtekt Corp 円錐ころ軸受、及びこれを用いた車両用ピニオン軸支持装置
JP2007051700A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Jtekt Corp 円錐ころ軸受、円錐ころ軸受装置及びこれを用いた車両用ピニオン軸支持装置
US7871201B2 (en) 2005-08-18 2011-01-18 Jtekt Corporation Tapered roller bearing, tapered roller bearing apparatus, and automotive pinion shaft supporting apparatus utilizing same tapered roller bearing apparatus
US7874737B2 (en) 2005-08-18 2011-01-25 Jtekt Corporation Tapered roller bearing and automotive pinion shaft supporting apparatus utilizing same tapered roller bearing
US8480308B2 (en) 2005-08-18 2013-07-09 Jtekt Corporation Tapered roller bearing, tapered roller bearing apparatus, and automotive pinion shaft supporting apparatus utilizing same tapered roller bearing apparatus
JP2009216104A (ja) * 2008-03-07 2009-09-24 Ntn Corp 鉄道車両駆動ユニット
JP2010106974A (ja) * 2008-10-30 2010-05-13 Nsk Ltd 円すいころ軸受
JP2013234690A (ja) * 2012-05-07 2013-11-21 Jtekt Corp 自動調心ころ軸受及び回転機器
JP2016205466A (ja) * 2015-04-17 2016-12-08 Ntn株式会社 円すいころ軸受の製造方法
WO2023123587A1 (zh) * 2021-12-28 2023-07-06 郭宏军 一种角接触调心滚子轴承

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5375969B2 (ja) ピニオン軸用回転支持装置
WO2007142001A1 (ja) ころおよびスラストころ軸受
US8794843B2 (en) Rotation support device for pinion shaft
WO2015076271A1 (ja) 円筒ころ軸受及びトランスミッション用軸受装置
JP2005172113A (ja) 円すいころ軸受
JP2010025155A (ja) 車輪用円すいころ軸受
EP2107261B1 (en) Roller bearings and gas turbine engine systems involving such bearings
CN100472079C (zh) 制造滚柱推力轴承的方法
JP2003314542A (ja) 円すいころ軸受
JP2018105500A (ja) スラストころ軸受及びスラストころ軸受用軌道輪
JP2011094716A (ja) スラストころ軸受
JP6472671B2 (ja) 円すいころ軸受
US7712968B2 (en) Compound roller bearing
JP2006214456A (ja) 転がり軸受
JP3252587B2 (ja) 玉軸受装置
JP4569470B2 (ja) ベルト式無断変速機用ころ軸受
JP4206715B2 (ja) 円すいころ軸受
JP4640003B2 (ja) スラストニードル軸受を備えた回転支持部
WO2006109353A1 (ja) スラストころ軸受
JP5900485B2 (ja) 転がり軸受
JP2760626B2 (ja) 等速自在継手
KR20220135316A (ko) 스러스트 롤러 베어링
US20100014797A1 (en) Radial roller bearing, in particular for storing shafts in wind turbine transmissions
JP2023102849A (ja) 自動調心ころ軸受
JP2008075723A (ja) スラスト針状ころ軸受