JP2005171946A - ベローズポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ベローズの内圧に影響され難い高精度の吸引吐出能力を有するベローズポンプを提供する。
【解決手段】 液体通過用の出入口を有するベローズ2と、ベローズ2を伸縮させる駆動部15を有しベローズ2の少なくとも蛇腹部分23の外側との間に気密性の高い間隙3を形成する耐圧シリンダ1と、ベローズ2の内圧と均衡するように間隙3内の圧力を調節する調圧部4とを装備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液体吐出用のベローズポンプに係り、より詳細には液体の吐出量を高い精度で制御することのできるベローズポンプに関する。
近年、塗料や薬液などの液体吐出用に、ギヤポンプ等の種々のポンプが用いられている。ギヤポンプは、互いに噛み合う歯車によって遮断された液体吐出路を有し、歯車の歯間に流入した液体を回転により搬送して吐出するポンプであり、これにより回転数に応じた吐出量を得ることができるようになっている。
しかしながら、ギヤポンプにおける吐出量と回転数との関係は、扱う液体の粘度や、設定する吐出量自体によっても影響されてしまう。特に、ギヤポンプでの搬送に適さないような低粘性の液体を扱うような場合や、低吐出量での用途のために歯車の回転数を低くするような場合には、吐出量が安定し難く、液体の吐出量を高い精度で制御することは困難であった。
このようなギヤポンプにおける問題に鑑み、扱う液体の粘度や、設定する吐出量にも影響され難く、液体の吐出量を高い精度で制御し得るポンプとして、種々のベローズポンプが提案されている(例えば、特許文献1、2参照)。例えば、特許文献1には、薬液を吸引及び吐出するベローズ、該ベローズを伸縮するエアシリンダ、及び該エアシリンダ内のピストンの位置を検出するセンサを備え、ベローズの伸縮速度を制御することのできるベローズポンプが記載されている。また、特許文献2には、レジスト液タンクよりレジスト液を吸い込んでレジストノズルに向けて押し出すベローズ、及び該ベローズ伸縮用のモータを備え、該モータの制御により、液体の押出し及び吸込み動作を制御することのできるベローズポンプが記載されている。
特開平3−149372号公報 特開2002−143752号公報
しかしながら、従来のベローズポンプでは、高吐出圧の条件下においてベローズの蛇腹部分の各ひだが外側に膨らむなどの変形が起こり、該変形が進むことによって収縮変位当たりの吐出量が減少するため、液体の吐出量を高い精度で制御することができないという問題があった。
したがって、ベローズ内に充填した液体を押し縮めて液体を吐出する場合、吐出開始と共にベローズの内圧が上昇すると、上記変形が進むため収縮速度を一定としても時間当たりの吐出量が安定しなかった。上記変形が十分に進み、その影響が小さくなると吐出量は略安定するものの、吐出開始から吐出量が安定するまでのタイムラグが長いという問題があった。
上記変形を防ぐために、ベローズの肉厚を厚くすることも考えられるが、肉厚を厚くすると、蛇腹部分の伸縮率(最大伸び/最小縮み)が小さくなって伸縮性が損なわれ、ポンプとしての吸引吐出能力が低下してしまう。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、ベローズの内圧に影響され難い高精度の吸引吐出能力を有するベローズポンプを提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明に係るベローズポンプは、液体通過用の出入口を有するベローズと、該ベローズを伸縮させる駆動部を有し且つ前記ベローズの少なくとも蛇腹部分の外側との間に気密性の高い間隙を形成する耐圧シリンダと、前記ベローズの内圧と均衡するように前記間隙内の圧力を調節する調圧部と、を有することを特徴とする(発明1)。
また、前記調圧部が、調圧流体を供給する調圧流体供給部と、該調圧流体供給部から受けた前記調圧流体の圧力を調節して前記間隙に流入させる調圧流入部と、前記間隙内の圧力が設定範囲を超えると前記間隙から前記調圧流体を流出させる調圧流出部と、を有し、前記間隙内の圧力を前記設定範囲内の値に維持するように構成されていることが望ましい(発明2)。
また、前記調圧部が、前記ベローズの内圧を検出する圧力センサと、該圧力センサからの信号を基に前記間隙内の圧力を前記ベローズの内圧に対応する範囲内の値に制御する制御部と、を有することが望ましい(発明3)。
また、前記調圧部が、調圧流体を供給する調圧流体供給部を備えており、前記制御部が、前記圧力センサからの信号を基に前記間隙内の圧力を調節するための電気信号を生成する電気信号発生部と、前記調圧流体供給部と前記間隙との間に介装され、前記電気信号を基に前記調圧流体供給部から受けた前記調圧流体の圧力を調節して前記間隙に流入させる電空変換器と、を有することが望ましい(発明4)。
また、前記間隙内の圧力は、前記ベローズの内圧との差が前記ベローズの耐変形圧力以下となる範囲内で制御されるように構成されていることが望ましい(発明5)。
また、前記駆動部が、前記耐圧シリンダ内を摺動するピストンと、該ピストンの駆動ロッドに連結されたアクチュエータとを有し、前記ベローズは、その一端が前記耐圧シリンダに、他端が前記ピストンにそれぞれ固定され、前記調圧部により圧力調節される前記間隙は、前記ベローズ、前記耐圧シリンダ、及び前記ピストンによって囲まれる間隙であることが望ましい(発明6)。
また、前記調圧部は、前記耐圧シリンダに設けられたリリーフ弁と、前記間隙内に加圧空気を送るように前記耐圧シリンダにレギュレータを介して接続されたコンプレッサと、を有することが望ましい(発明7)。
また、前記ベローズは、一端が前記耐圧シリンダに固定され、他端が駆動ロッドに連結されており、前記耐圧シリンダは、該駆動ロッドを摺動可能に気密する軸シールを備えていることが望ましい(発明8)。
上記発明1によれば、前記間隙内の圧力が前記ベローズの内圧と均衡するように調節されるので、前記ベローズの蛇腹部分の内側に加わる圧力と外側に加わる圧力との圧力差を小さくすることができ、該圧力差による変形を防ぐことができる。これにより、前記ベローズの伸縮変位当たりの吸引量又は吐出量を略一定とすることができ、ベローズの内圧に影響され難い高精度の吸引吐出能力を有するベローズポンプが提供される。
特に、収縮により前記ベローズ内の液体を吐出する場合、吐出開始時に前記ベローズの内圧が上昇するが、上記調節により収縮変位当たりの吐出量を速やかに略一定とすることができるので、吐出開始から吐出量が安定するまでのタイムラグを短縮することができる。
上記発明2によれば、前記調圧流入部からの前記調圧流体の流入と、前記調圧流出部からの前記調圧流体の流出とを設定することによって、容易に前記間隙内の圧力を前記設定範囲内の値に維持することができる。
上記のように収縮により前記ベローズ内の液体を吐出する場合、前記設定範囲を吐出量安定時における前記ベローズの内圧と均衡する範囲とすることにより、上記タイムラグを容易に短縮することができる。
上記発明3によれば、前記圧力センサからの信号を基に、前記間隙内の圧力を調節するので、より確実に前記間隙内の圧力を前記ベローズの内圧と均衡させることができる。
上記発明4によれば、既存の電空変換器を用いて前記調圧流体の圧力を調節するので、上記発明3に係るベローズポンプを容易に製造することができる。
上記発明5によれば、上記間隙内の圧力が上記範囲内となるので、前記ベローズの蛇腹部分の各ひだの変形を確実に防ぐことができる。
上記発明6によれば、前記耐圧シリンダ内を摺動するピストンを用いることにより、前記ベローズを安定して伸縮させることができ、且つ前記間隙を容易に気密性の高いものとすることができる。
上記発明7によれば、前記レギュレータからの前記加圧空気の流入と、前記リリーフ弁からの前記加圧空気の流出とを設定することによって、容易に前記間隙内の圧力を所望の値に制御することができる。
上記発明8によれば、前記ベローズを安定して伸縮させつつ、前記軸シールによって前記間隙を容易に気密性の高いものとすることができる。
以下、本発明に係る実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明をする。
図1は、本発明の第1実施形態に係るベローズポンプを示す縦断面図である。
図示のように、本発明の第1実施形態に係るベローズポンプは、液体L通過用の出入口21を有するベローズ2と、ベローズ2を伸縮させる駆動部となる電動アクチュエータ15を有しベローズ2の少なくとも蛇腹部分23の外側との間に気密性の高い間隙3を形成する耐圧シリンダ1と、ベローズ2の内圧と均衡するように間隙3内の圧力を調節する調圧部4とを有する。
耐圧シリンダ1は、ベローズ2を収容するシリンダ部11と電動アクチュエータ15とを有し、電動アクチュエータ15は、耐圧シリンダ1内を摺動するピストン12と、ピストン12の駆動ロッド13に連結されたアクチュエータ14とを有する。ピストン12は、シリンダ部11内壁との間の外周部に密封手段となるOリング(エアシール)12aを有し、耐圧シリンダ1内を摺動しつつも、耐圧シリンダ1内の空間を、ベローズ側の空間と電動アクチュエータ15側の空間とに気密性良く仕切るように構成されている。本実施形態では、電動アクチュエータ15は電動単軸ロボットであり、コントローラ(図示せず)によって制御されるようになっている。本実施形態では、電動アクチュエータ15は、ベローズ2が伸張した状態から定速でベローズ2を収縮させるように構成されている。
ベローズ2は、耐圧シリンダ1内に配され、その一端が耐圧シリンダ1に、他端がピストン12にそれぞれ固定されており、伸縮動作により出入口21を介して液体Lを内部22に吸引し、内部22から吐出するように構成されている。出入口21は、出口と入口とに分割されて設けられていても良い。また、ベローズ2は、テフロン(登録商標)等の弾性復元力を有する素材によって一体成形されたものであることが望ましい。
調圧部4は、調圧流体となる圧縮空気Fを供給する調圧流体供給部となるコンプレッサ41と、コンプレッサ41から受けた圧縮空気Fの圧力を調節して間隙3に流入させる調圧流入部となるレギュレータ43と、間隙3内の圧力が設定範囲を超えると間隙3から圧縮空気Fを流出させる調圧流出部となるリリーフ弁45とを有し、間隙3内の圧力を前記設定範囲内の値に維持するように構成されている。尚、この調圧部4により圧力調節される間隙3は、ベローズ2、耐圧シリンダ1、及びピストン12によって囲まれる間隙となる。
コンプレッサ41は、間隙3内に圧縮空気Fとなる加圧空気を送るように、レギュレータ43、配管42、44、及び導入口11aを介して耐圧シリンダ1に接続されている。
リリーフ弁45は、耐圧シリンダ1の排出口11bに設けられており、間隙3内への圧縮空気Fの導入によって、間隙3内の圧力が設定範囲を超える過大な値となった場合、排出口11b開いて間隙3内の圧力を低減するように構成されている。
このように構成された第1実施形態に係るベローズポンプによれば、ベローズ2が収縮しベローズ2の出入口21が弁等を介して液体タンク(図示せず)に連通された状態で電動アクチュエータ15がピストン12を引くと、ベローズ2が伸張され液体Lが内部22に吸引される。次いで、ベローズ2の出入口21を弁等により液体供給先(図示せず)に連通するように切り替えて、電動アクチュエータ15がピストン12を押すと、ベローズ2が収縮され、液体Lが内部22から吐出される。
この吐出の際、ベローズ2の内圧は、吐出開始と共に上昇し、吐出量安定後に略一定となる変動をするが、本実施形態に係るベローズポンプによれば、調圧部4が、吐出開始と共に間隙3内の圧力を、吐出量安定時のベローズ2の内圧と均衡する範囲内の圧力まで上昇させ、その設定範囲内の値に維持する。
したがって、ベローズ2の蛇腹部分の内側に加わる圧力と外側に加わる圧力との圧力差を小さくすることができ、該圧力差による変形を防ぐことができる。これにより、ベローズ2の収縮変位当たりの吐出量を速やかに略一定とすることができ、吐出開始から吐出量が安定するまでのタイムラグを容易に短縮することができる。
この第1実施形態のように、耐圧シリンダ1内を摺動するピストン12を用いることにより、ベローズ2を安定して伸縮させることができ、且つ間隙3を容易に気密性の高いものとすることができる。また、レギュレータ43からの加圧空気の流入と、リリーフ弁45からの加圧空気の流出とを設定することによって、容易に間隙3内の圧力を所望の値に制御することができる。また、間隙3内の圧力は、ベローズ2の内圧との差がベローズ2の耐変形圧力以下となる範囲内で制御されることが望ましく、これによりベローズ2の蛇腹部分23の各ひだの変形を確実に防ぐことができる。
上記第1実施形態では、圧縮空気Fを流出させる調圧流出部としてリリーフ弁45Aを用いたが、調圧流出部として間隙3内の圧力を負圧にし得る吸引ポンプ等を用いることもできる。これにより、上記のような収縮による吐出時だけでなく、伸張によってベローズ2内に液体Lを吸引するような場合においても、圧力差によるベローズ2の変形を防ぐことができる。したがって、ベローズ2の伸縮変位当たりの吸引量又は吐出量を略一定とすることができ、ベローズ2の内圧に影響され難い高精度の吸引吐出能力を有するベローズポンプが提供される。
また、上記第1実施形態では調圧流体として加圧空気を用いる場合を示したが、調圧流体として液体を用いることもできる。これにより加圧空気に比べ、温度変化による膨張収縮を抑え、圧力変動を低減することができ、圧力制御をより高精度にすることができる。
次に本発明に係るベローズポンプの第2実施形態について、図2を参照しつつ説明する。図2は、本発明の第2実施形態に係るベローズポンプを示す縦断面図である。
図示のように、第2実施形態に係るベローズポンプは、先の第1実施形態と同様に液体L通過用の出入口21Aを有するベローズ2Aと、ベローズ2Aを伸縮させる駆動部となる電動アクチュエータ15Aを有しベローズ2Aの少なくとも蛇腹部分23Aの外側との間に気密性の高い間隙3Aを形成する耐圧シリンダ1Aと、ベローズ2Aの内圧と均衡するように間隙3A内の圧力を調節する調圧部5Aとを有する。これらについては先の第1実施形態に示したものと同様であるので、その詳細な説明を省略する。
耐圧シリンダ1Aは、先の第1実施形態と同様に、ベローズ2Aを収容するシリンダ部11Aと電動アクチュエータ15Aとを有し、電動アクチュエータ15Aは、耐圧シリンダ1A内を摺動する連結部12Aと、連結部12Aの駆動ロッド13Aに連結されたアクチュエータ14Aとを有するが、第2実施形態では、電動アクチュエータ15Aの動作時に耐圧シリンダ1A内に外気が入らないように、駆動ロッド13Aを摺動可能に気密する軸シール11Abを備えている。これにより、ベローズ2を安定して伸縮させつつ、間隙3を容易に気密性の高いものとしている。また、第2実施形態では、先の第1実施形態におけるピストン12のように耐圧シリンダ1A内の空間を仕切るものがないため、ベローズ2の収縮時には間隙3Aの体積が増加するようになっている。
またこの第2実施形態では、調圧部5Aが、ベローズ2Aの内圧を検出する圧力センサ53Aと、圧力センサ53Aからの信号を基に間隙3A内の圧力をベローズ2Aの内圧に対応する範囲内の値に制御する制御部52Aと、調圧流体となる圧縮空気Fを供給する調圧流体供給部となるコンプレッサ51Aとを備えている。コンプレッサ51Aは、制御部52A、配管54A、55A、及び導入口11Aaを介して耐圧シリンダ1Aに接続されており、間隙3A内に圧縮空気Fとなる加圧空気を送るように構成されている。
圧力センサ53Aは、ベローズ2Aの出入口21Aに連通する検出部位6A内での液圧をモニタするように構成されている。圧力センサ53Aによって検出された液圧の情報は、信号として制御部52Aに伝送される。
制御部52Aは、圧力センサ53Aからの信号を基に間隙3A内の圧力を調節するための電気信号を生成する電気信号発生部52Aaと、コンプレッサ51Aと間隙3Aとの間に介装され、前記電気信号を基にコンプレッサ51Aから受けた圧縮空気Fの圧力を調節して耐圧シリンダ1の導入口11Aaから間隙3Aに流入させる電空変換器52Abとを有する。
このように構成された第2実施形態に係るベローズポンプによれば、圧力センサ53Aがベローズ2Aの内圧に相当する液圧を検出部位6Aでモニタして信号を発し、制御部52Aの電気信号発生部52Aaが該信号から電空変換器52Abに入力すべき電気信号を生成し、電空変換器52Abが、該電気信号を基にコンプレッサ51Aから受けた圧縮空気Fの圧力を調節して間隙3Aに流入させる。
したがって、収縮によりベローズ2Aの内部22Aの液体Lを吐出する場合、ベローズ2Aの内圧は上昇するが、圧力センサ53Aが該上昇を示す信号を発し、該信号を基に生成された電気信号を受けた電空変換器52Abが、調圧した圧縮空気Fを間隙3Aに流入させ、間隙3A内の圧力をベローズ2Aの内圧と均衡するように上昇させる。
上記構成を有する第2実施形態に係るベローズポンプによれば、このようにして調圧部5Aが間隙3A内の圧力を調節するので、先の第1実施形態と同様にベローズ2の蛇腹部分の内外に加わる圧力差を小さくし、該圧力差による変形を防ぐことができる。特に第2実施形態では、圧力センサからの信号を基に間隙3内の圧力を調節するので、より確実に間隙3内の圧力をベローズ2の内圧と均衡させることができる。また、既存の電空変換器を用いて圧縮空気Fの圧力を調節するので、上記機能を有するベローズポンプを容易に製造することができる。
また、第2実施形態では、圧縮空気Fの供給によって、間隙3A内の圧力が上昇すると、ベローズ2Aは収縮方向に加圧される。また、先の第1実施形態のように電動アクチュエータ15Aの収縮動作時に間隙3Aを圧縮する必要がない。そのためベローズ2A収縮のための電動アクチュエータ15Aの負荷が軽減され、ピストン12の変位位置による負荷の変動も抑えられるので、摺動動作が安定する、或いは電動アクチュエータ15Aを低出力で小型なものとすることができる。
また、第1実施の形態と同様に間隙3A内の圧力を負圧にする吸引ポンプ等を用いることもでき、これにより伸張時にも、圧力差によるベローズ2Aの変形を防いで、ベローズ2の内圧に影響され難い高精度の吸引吐出能力を有するベローズポンプが提供される。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、第1実施形態に示したような耐圧シリンダ1を有するベローズポンプに第2実施形態に示したような調圧部5Aを適用する、第2実施形態に示したような耐圧シリンダ1Aを有するベローズポンプに第1実施形態に示したような調圧部4を適用するなど、種々の変更等が可能である。
本発明に係るベローズポンプの第1の実施形態を示す縦断面図である。 本発明に係るベローズポンプの第2の実施形態を示す縦断面図である。
符号の説明
1、1A 耐圧シリンダ
11、11A シリンダ部
12 ピストン
12A 連結部
13、13A 駆動ロッド
14、14A アクチュエータ
15、15A 電動アクチュエータ
2、2A ベローズ
21、21A 出入口
3、3A 間隙
4、5A 調圧部
41、51A コンプレッサ
43 レギュレータ
45、55A リリーフ弁
52A 制御部
52Aa 電気信号発生部
52Ab 電空変換器
53A 圧力センサ

Claims (8)

  1. 液体通過用の出入口を有するベローズと、該ベローズを伸縮させる駆動部を有し且つ前記ベローズの少なくとも蛇腹部分の外側との間に気密性の高い間隙を形成する耐圧シリンダと、前記ベローズの内圧と均衡するように前記間隙内の圧力を調節する調圧部と、を有することを特徴とするベローズポンプ。
  2. 前記調圧部が、調圧流体を供給する調圧流体供給部と、該調圧流体供給部から受けた前記調圧流体の圧力を調節して前記間隙に流入させる調圧流入部と、前記間隙内の圧力が設定範囲を超えると前記間隙から前記調圧流体を流出させる調圧流出部と、を有し、前記間隙内の圧力を前記設定範囲内の値に維持するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のベローズポンプ。
  3. 前記調圧部が、前記ベローズの内圧を検出する圧力センサと、該圧力センサからの信号を基に前記間隙内の圧力を前記ベローズの内圧に対応する範囲内の値に制御する制御部と、を有することを特徴とする請求項1記載のベローズポンプ。
  4. 前記調圧部が、調圧流体を供給する調圧流体供給部を備えており、
    前記制御部が、前記圧力センサからの信号を基に前記間隙内の圧力を調節するための電気信号を生成する電気信号発生部と、前記調圧流体供給部と前記間隙との間に介装され、前記電気信号を基に前記調圧流体供給部から受けた前記調圧流体の圧力を調節して前記間隙に流入させる電空変換器と、を有することを特徴とする請求項3記載のベローズポンプ。
  5. 前記間隙内の圧力は、前記ベローズの内圧との差が前記ベローズの耐変形圧力以下となる範囲内で制御されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のベローズポンプ。
  6. 前記駆動部が、前記耐圧シリンダ内を摺動するピストンと、該ピストンの駆動ロッドに連結されたアクチュエータとを有し、
    前記ベローズは、その一端が前記耐圧シリンダに、他端が前記ピストンにそれぞれ固定され、
    前記調圧部により圧力調節される前記間隙は、前記ベローズ、前記耐圧シリンダ、及び前記ピストンによって囲まれる間隙であることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のベローズポンプ。
  7. 前記調圧部は、前記耐圧シリンダに設けられたリリーフ弁と、前記間隙内に加圧空気を送るように前記耐圧シリンダにレギュレータを介して接続されたコンプレッサと、を有することを特徴とする請求項1又は6に記載のベローズポンプ。
  8. 前記ベローズは、一端が前記耐圧シリンダに固定され、他端が駆動ロッドに連結されており、
    前記耐圧シリンダは、該駆動ロッドを摺動可能に気密する軸シールを備えていることを特徴とする請求項1記載のベローズポンプ。
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