JP2005168918A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技者の遊技への興味を持続させることができるとともに、遊技者の技能を反映させることができる遊技機を提供すること。
【解決手段】 遊技盤に設けられ、開放状態又は閉鎖状態とすることが可能な複数の可動片を備えた入賞装置と、所定の条件を満たしたことを契機に、上記複数の可動片の開閉を制御する制御手段と、上記複数の可動片をそれぞれ開閉させる開閉駆動手段とを備えた遊技機であって、上記制御手段は、上記複数の可動片のそれぞれを、個別に開閉させることを特徴とする遊技機。
【選択図】 図6

Description

本発明は、パチンコ遊技装置等の遊技機に関するものである。
従来より、パチンコ遊技装置は、本体枠や窓枠からなる本体部に、複数の障害釘が打ち込まれた遊技盤を備えており、遊技者は、パチンコ遊技装置に設けられた発射ハンドルを操作することにより、皿に貯留された遊技球を次々に遊技盤上に打ち出すことによりパチンコ遊技を進める。
このようなパチンコ遊技装置のなかで、第二種弾球遊技機とよばれるパチンコ遊技装置がある。このパチンコ遊技装置では、遊技盤には、開放状態又は閉鎖状態とすることが可能な可動片を備えるとともに、内部にV入賞口を備えた入賞装置と、複数の始動口とが設けられており、遊技盤上に打ち出された遊技球が始動口に入ったときには、始動口の種類に応じて入賞装置の可動片が1回又は2回開閉し、そのとき、入賞装置内に遊技球が入り、その遊技球がV入賞口に入ったときには、特別遊技が開始されることになる。
この特別遊技では、可動片による断続的開放(例えば、18回)が予め定められた回数(例えば、16回)行われる。そして、入賞装置内に設けられた入賞口やV入賞口に遊技球が入ったときには、遊技球が入るごとに予め定められた数(例えば、10球)の遊技球が払い出されることになる。
なお、特別遊技では、可動片による断続的開放が行われている間に、V入賞口に全く遊技球が入らなかったときには、所謂パンクが発生し、それ以降の可動片による断続的開放が行われることなく、特別遊技が終了することになる。
また、可動片による断続的開放では、断続的開放が所定回数(例えば、18回)行われるのであるが、1回の可動片による断続的開放において、入賞装置のV入賞口や入賞口に入る遊技球の数には上限(例えば、10球)が定められており、断続的開放が所定回数繰り返し行われる前に、V入賞口や入賞口に入った遊技球の数が上限に達したときには、その可動片による断続的開放は終了し、次の可動片による断続的開放が行われることになる。
すなわち、特別遊技においては、入賞装置に設けられた可動片による断続的開放が行われることにより、入賞装置に遊技球が入り易くなるという遊技者に対して有利な状態が提供され、また、V入賞口や入賞口に遊技球が入ることにより、遊技球が払い出されるという利益が提供される。そして、遊技者は、それぞれの可動片による断続的開放において、少なくとも1球の遊技球をV入賞口に入れるようにして、パンクが発生しないようにしながら特別遊技を継続させることにより、より多くの利益や有利な状態の獲得を図ることができるのである。
上述したように、第二種弾球遊技機とよばれるパチンコ遊技装置では、上記可動片による断続的開放時においてのみV入賞口に遊技球が入賞する機会を享受でき、また、上記可動片による断続的開放は、入賞装置の左右に設けられた可動片が一定の周期で、かつ、同時に開閉することとなっていた。
そのため、V入賞口に対して、左右のいずれから狙っても入賞可能性は同じであるように遊技者には感じられ、左右のいずれかからV入賞口に遊技球が入賞すると、その状態を維持することに遊技者は集中してしまうこととなる。
このような遊技態様では、遊技者の技能の差が生じにくく、発射ハンドルから遊技球を発射する際の発射角度を維持することにのみ遊技者の意識が集中することとなるため、遊技が単調で退屈なものとなってしまうという問題があった。
従来、遊技が単調で退屈になってしまうことを回避すべく、以下のような第2種パチンコ遊技機が提案がされている。例えば、遊技プロセスを実行した結果により特定遊技状態が発生する遊技態様を複数種類設け、それぞれの遊技プロセスを互いに関連付けることにより、遊技者の興味を消失させないパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、大当たりの発生確率を変動させることにより、大当たり発生までの遊技に変化をもたせ興趣を高めたパチンコ遊技機が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、始動領域を遊技球が通過することにより、可変入賞口が開放される遊技機において、複数の始動領域が用意されており、遊技球がいずれの始動領域を通過したかによって、内部可動装置の作動態様を異ならせ、これにより遊技パターンを多様化させる遊技機が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2000−33152号公報 特開平8−308989号公報 特開2002−11170号公報
しかしながら、これらのパチンコ遊技機は、大当たりの発生プロセスや発生する大当たりにバリエーションをもたせたものであり、遊技者自身は、発射ハンドルから遊技球を発射する際の発射角度を遊技状況に応じて変更する必要はなく、始動口に一旦遊技球が入賞すると、やはり遊技者は、発射ハンドルをその状態に維持することに意識を集中させることとなっていた。また、遊技状況に応じて遊技球を発射する際の発射角度を変更する必要がないため、遊技者の技能の差は生じにくかった。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技者の遊技への興味を持続させることができるとともに、遊技者の技能を反映させることができる遊技機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1)遊技盤に設けられ、開放状態又は閉鎖状態とすることが可能な複数の可動片を備えた入賞装置と、
所定の条件を満たしたことを契機に、上記複数の可動片の開閉を制御する制御手段と、
上記複数の可動片をそれぞれ開閉させる開閉駆動手段とを備えた遊技機であって、
上記制御手段は、上記複数の可動片のそれぞれを、個別に開閉させることを特徴とする遊技機。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2)上記(1)に記載の遊技機であって、
上記制御手段は、上記複数の可動片のそれぞれを、異なる時間開閉させることを特徴とする。
(1)の発明によれば、入賞装置が備える可動片のそれぞれが個別に開閉するので、遊技者は、効率良く遊技球を入賞させるためには、可動片の開閉状況に応じて、遊技球の発射角度を随時調整しなければならない。従って、遊技が単調なものとならず、遊技者は、遊技状況に永続的に興味をもちながら遊技を進行することができる。
また、遊技者による遊技球の発射ハンドルの操作の仕方により、遊技球の入賞率が変動するため、遊技者の技能が出玉に反映されることとなり、遊技者は自分の技能を発揮させようとして遊技にのめり込む。
(2)の発明によれば、入賞装置が備える可動片のそれぞれが個別に開閉するため、遊技者は、効率良く遊技球を入賞させるために可動片の開閉状況に応じて、遊技球の発射角度を随時調整しなければならない。従って、遊技が単調なものとならず、遊技状況に永続的に興味をもちながら遊技を進行することとなる。
また、可動片の開閉時間が可動片ごとに異なるため、効率良く遊技球を入賞させるためには、より複雑な発射ハンドルの調整が必要となり、遊技状況に対する興味が一層深まることとなる。
また、遊技者による遊技球の発射ハンドルの操作の仕方により、遊技球の入賞率が変動するため、遊技者の技能が出玉に反映されることとなり、遊技者は自分の技能を発揮させようとして遊技にのめり込む。
本発明によれば、可動片のそれぞれが個別に開閉するので、遊技者は、遊技球の発射角度を随時調整する必要があり、遊技者の技能が出玉に反映される。従って、遊技者は、遊技状況に興味を持ち続けることができるとともに、自分の技能を発揮させようとして遊技にのめり込む。
本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
以下に説明する実施形態においては、本発明の遊技機の好適な実施例として、本発明を第2種パチンコ遊技装置に適用した場合を示すこととする。
図1は、第1実施形態に係るパチンコ遊技装置を模式的に示す正面図である。
パチンコ遊技装置10には、本体枠12と、本体枠12に組み込まれた遊技盤14と、遊技盤14の前面に設けられた本体枠12の窓枠16と、窓枠16の下側で本体枠12の前面に設けられた発射ハンドル26とが配置されている。
また、遊技盤14の前面には複数の障害釘(図示せず)が打ち込まれている。なお、釘を打ち込むような構成とせず、遊技盤14を樹脂素材で成形し、この樹脂素材の遊技盤14に金属製の棒状体を遊技盤14の前方向に突出するように植設する構成としてもよく、上述したようなパチンコ遊技装置10(パチコン機)にも本発明を適用することができる。なお、本発明において、パチンコ遊技装置10とは、パチコン機をも含む概念である。
さらに、発射ハンドル26は本体枠12に対して回動自在に設けられており、遊技者は発射ハンドル26を操作することによりパチンコ遊技を進めることができるのである。発射ハンドル26の裏側には、発射モータ28が設けられている。発射ハンドル26が遊技者によって時計回り方向へ回動操作されたときには、発射モータ28に電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が遊技盤14に順次発射される。ここでは、発射モータ28を用いているが、遊技球の打ち出しを行うための打ち出しソレノイドを用いることも可能である。
発射された遊技球は、遊技盤14上に設けられたガイドレール30に案内されて遊技盤14の上部に移動し、その後、上述した複数の障害釘との衝突によりその進行方向を変えながら遊技盤14の下方に向かって落下する。
図2は、遊技盤14を模式的に示す拡大正面図である。なお、上述した図1に示した構成要素と対応する構成要素には同一の符号を付した。また、図2は、上述した障害釘について省略したものを示した。
遊技盤14の前面の略中央には、入賞装置32が設けられている。
この入賞装置32には、その上部の左右両側に、それぞれ遊技球入口21a、21bが設けられている。
遊技球入口21aの近傍には、この遊技球入口21aを開放状態又は閉鎖状態とする可動片58aが、下部を軸支して上部が側方に回動するように設けられており、可動片58aが立っているときに遊技球入口21aが閉鎖状態となり、可動片58aが側方に倒れたときに遊技球入口21aが開放状態となる。
遊技球入口21bの近傍にも同様に、遊技球入口21bを開放状態又は閉鎖状態とする可動片58bが設けられている。なお、図中、可動片58a、58bは、遊技球入口21a、21bを閉鎖状態としたときの様子を示している。
また、以下必要に応じて、可動片58aを左可動片、可動片58bを右可動片ともいうこととする。
入賞装置32内は、中板33とによって、上部空間25及び下部空間29に区切られている。遊技球入口21a又は21bを通過した遊技球は、入賞装置32の上部空間25に入る。上部空間25内には、球通過検出器(図示せず)が設けられており、上部空間25に入った遊技球は、球通過検出器で検出された後、中板33の奥を通って下部空間29に移動する。
また、中板33は、手前側から奥側に傾斜するように設けられており、中板33の奥側には、遊技球落下口27a、27b、27cが設けられている。従って、遊技球は、この遊技球落下口27a〜27cを通って下部空間29に移動することとなる。
下部空間29には、奥側から手前側へ向けて傾斜する底板35が設けられており、遊技球落下口27a〜27cを通って下部空間29に移動してきた遊技球は、底板35上を手前に向って移動してくることとなる。
また、下部空間29の最も手前側には、中央にV入賞口38が設けられ、その両側には特別入賞口56a、56bが設けられている。
従って、底板35上を手前側へ向けて転がってきた遊技球は、V入賞口38及び特別入賞口56a、56bのいずれかへ入ることになる。
さらに、入賞装置32の上部空間25のさらに上側には、表示装置52が設けられている。この表示装置52には、遊技状況に関する情報、例えば、保留遊技球の数、特別遊技における可動片による断続的開放が行われた回数、特別遊技における可動片による断続的開放の残り回数、可動片による断続的開放における入賞口への入球数等が表示される。また、後述するように、表示装置52には、開放している可動片が表示されてもよい。
入賞装置32の左右の両側には、一般入賞口54a、54bが設けられている。また、遊技盤14の最も下側の左右両側には、それぞれA始動口44a、44bが設けられており、入賞装置32の下側の中央部分には、B始動口44cが設けられている。
なお、以下必要に応じて、入賞装置32の左下に位置するA始動口44aをA(L)始動口、入賞装置32の右下に位置するA始動口44bをA(R)始動口ともいうこととする。
入賞装置32の左上及び右上と、左下及び右上とには、遊技球の経路を所定の方向に誘導するための転動誘導部材51a〜51dも設けられている。また、遊技盤14の外側の上左側と上右側とには、装飾ランプ36a、36bとが設けられている。
このような構成からなるパチンコ遊技装置10では、A始動口44a、44bに遊技球が入ることにより可動片58a、58bの断続的開放を1回行い、B始動口44cに遊技球が入ることにより可動片58a、58bの断続的開放を2回行う。
なお、1回の断続的開放とは、左右の可動片のそれぞれについて、1回ずつ開放を行うことをいい、2回の断続的開放とは、左右の可動片のそれぞれについて、2回ずつ開放を行うことをいう。
また、V入賞口に遊技球が入った場合には、可動片の断続的開放を所定回数行う。なお、この場合、所定回数の断続的開放が完了する前に、入賞装置32内に所定数(例えば、10球)の遊技球が入った場合には、可動片の断続的開放を終了することとしてもよい。
このような可動片58a、58bの断続的開放において、それぞれの可動片は個別に開閉する。
ここで、個別に開放するとは、左右の可動片が同一の周期で同時に開閉しなければよく、その順序や周期、開放時間等は限定されるものではない。
以下、可動片58a、58bの開閉形態の例について、図面を参照しながら説明する。
図3(a)〜(c)は、図1に示した入賞装置32の可動片58a、58bの開閉を説明するための模式図である。
図3(a)に示すように、通常状態、すなわち始動口にもV入賞口にも遊技球が入っていない状態では、可動片58a、58bは共に閉鎖状態にある。そして、A始動口、B始動口及びV入賞口のいずれかに遊技球が入ったことを契機に、可動片58a、58bのそれぞれが個別に開放する。すなわち図3(b)に示すように、まず、可動片58aのみが所定時間開放し、そして、可動片58aが閉鎖した後、図3(c)に示すように可動片58bが所定時間開放する。
従って、遊技者は、左側の可動片58aが開放している際には、入賞装置32の左側へ遊技球が寄るように発射ハンドルを操作しなければならず、右側の可動片58bが開放している場合には、入賞装置32の左側へ遊技球が寄るように発射ハンドルを操作しなければならず、遊技状況に応じて発射ハンドルを操作することが必要となる。
なお、入賞装置32においては、図3(b)、(c)に示すように、表示装置52に矢印を表示することにより、開放している可動片を示してもよい。
また、入賞装置32は、中央落下口27a、左落下口27b及び右落下口27cを所定のタイミングで閉鎖させることができるように構成されていてもよい。
例えば、特定遊技が行われている期間中において、可動片による断続的開放が開始されてから当該可動片による断続的開放時に特定数(例えば、8球)の遊技球が入賞装置32内に入るまでの間、中央落下口27a、左落下口27b及び左落下口27cを閉鎖させて中板33上に遊技球を貯留し、入賞装置32内に特定数以上の遊技球が入ったときに中央落下口27a、左落下口27b及び左落下口27開放させ、中板33上に貯留された複数の遊技球を中央落下口27a、左落下口27b及び左落下口27cを介して底板35上に一時に落下させるように構成されていてもよいのである。
このようにすることにより、V入賞口32へ遊技球が入る可能性を高めることができ、遊技者が特別遊技において、より多くの利益や有利な状態の提供を受けることができるようにすることができる。
また、本発明では、上述したように、物理的に遊技球を貯留することにより、V入賞口入球用の保留遊技球とすることとしてもよい。
物理的に遊技球を貯留する方法としては、例えば、V入賞口38上に、V入賞口38を閉鎖することができるとともに、その上側に1個の遊技球を貯留することが可能な可動皿を設ける方法を挙げることができる。
このようにした場合、一の可動片の断続的開放において1個の遊技球がV入賞口38に入った時点で、上記可動皿を閉鎖し、その後、V入賞口38に入るべき遊技球のうちの1個を上記可動皿の貯留しておき、その後に行われる可動片の断続的開放が開始されたとき、上記可動皿を駆動させ、V入賞口38を開放状態とするとともに、該可動皿上に貯留していた遊技球をV入賞口38に落下させるのである。
図4は、本発明の実施例であるパチンコ遊技装置の制御回路を示すブロック図である。
上述した発射ハンドル26は、制御回路60のインターフェイス回路群62に接続され、インターフェイス回路群62には、入出力バス64が接続されている。発射ハンドル26の回動角度を示す角度信号は、インターフェイス回路群62により所定の信号に変換された後、入出力バス64に供給される。入出力バス64は、演算処理装置であるCPU66にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるように構成されている。
また、上述したインターフェイス回路群62には、球検知センサ34、始動入賞検知器41、42、入賞球検出器43、球通過検出器55、及び、V入賞球検知器57が接続されている。
球検知センサ34は、遊技球が一般入賞口54a又は一般入賞口54bを通過したときには、検出信号をインターフェイス回路群62に供給する。
始動入賞検知器41は、遊技球がA(L)始動口44a又はA(R)始動口44bを通過したとき、検出信号をインターフェイス回路群62に供給する。
始動入賞検知器42は、遊技球がB始動口44cを通過したとき、検出信号をインターフェイス回路群62に供給する。
球通過検出器55は、遊技球が入賞装置32内に入った後、上部空間25を通過したとき、検出信号をインターフェイス回路群62に供給する。
入賞球検出器43は、入賞装置32内に設けられた特別入賞口56a又は特別入賞口56bを遊技球が通過したとき、検出信号をインターフェイス回路群62に供給する。
V入賞球検知器57は、入賞装置32内に設けられたV入賞口38を遊技球が通過したとき、検出信号をインターフェイス回路群62に供給する。
上述した入出力バス64には、ROM68及びRAM70も接続されている。
ROM68は、パチンコ遊技装置の遊技全体の流れを制御する遊技プログラムと、当該遊技プログラムに用いられる各種データを記憶する。
さらに、ROM68は、スピーカ46から出力される音、例えば、BGM(バックグラウンドミュージック)、音声、効果音等となる音データや、遊技プログラムを実行するための初期データや、装飾ランプ36の点滅動作パターンを制御するプログラム等を記憶する。
RAM70は、上述したプログラムで使用するフラグや変数の値を記憶する。例えば、新たな入力データやCPU66による演算結果や遊技の履歴を示す各種データ(例えば、特別遊技を行った回数等)や、保留遊技球の数に関するV入賞保留データを記憶する。
制御部であるCPU66は、所定のプログラムを呼び出して実行することにより演算処理を行い、この演算処理の結果に基づいて、パチンコ遊技装置10内に設けられた各種の機器や装置を主導的に制御し、パチンコ遊技を進行させる。
さらに、入出力バス64には、インターフェイス回路群72も接続されている。インターフェイス回路群72には、表示装置52、スピーカ46、発射モータ28、ソレノイド48a、48b、装飾ランプ36、及び、払出装置59が接続されており、インターフェイス回路群72は、CPU66における演算処理の結果に応じて上述した装置の各々を制御すべく駆動信号や駆動電力を供給する。
ソレノイド48a、48bは、上述した可動片58a、58bを開閉駆動するためのものであり、可動片58a、58bには、それぞれ周知のリンク機構を介して、ソレノイド48a、48bが連結されている。
駆動電力が供給されてソレノイド48aが励磁されたときには、左可動片58aが側方に倒れ、入賞装置32の遊技球入口21aが開放状態となる一方、駆動電力の供給が停止されてソレノイド48aが消磁されたときには、左可動片58aが直立し、入賞装置32の遊技球入口21aが閉鎖状態となる。
また、駆動電力が供給されてソレノイド48bが励磁されたときには、右可動片58bが側方に倒れ、入賞装置32の遊技球入口21bが開放状態となる一方、駆動電力の供給が停止されてソレノイド48bが消磁されたときには、右可動片58bが直立し、入賞装置32の遊技球入口21bが閉鎖状態となる。
装飾ランプ36は、A始動口44a、44b及びB始動口44cのいずれかに遊技球が入ったり、特別遊技が行われたりしたときには、遊技者にその旨を示すべく点滅又は点灯するものである。
払出装置59は、CPU66からの制御信号により、遊技状況(例えば、一般入賞口54や、特別入賞口56a、56bや、V入賞口38に遊技球が入ったこと等)に応じて、上皿20又は下皿22に、予め定められた数の遊技球を払い出すものである。
以下においては、パチンコ遊技装置10は起動しており、上述したCPU66において用いられる変数は所定の値に初期化され、定常動作しているものとする。
次に、上述した制御回路において実行されるサブルーチンの一例について図面を用いて説明する。
図5は、上述した制御回路60において実行される遊技球を検出するサブルーチンを示すフローチャートである。なお、このサブルーチンは、予め実行されているパチンコ遊技装置10のパチンコ遊技を制御する遊技プログラムから所定のタイミングで呼び出されて実行されるものである。
最初に、一般入賞口に遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS10)。この一般入賞口は、例えば、上述した図2に示した例においては、一般入賞口54a、54bである。すなわち、CPU66は、球検知センサ34からの検出信号を受信したか否かを判断するのである。
ステップS10において、一般入賞口に遊技球が入ったと判断したときには、CPU66は、払出装置59に駆動信号を送信し、予め定められた数(例えば、10球)の遊技球を払い出す処理を実行する(ステップS11)。
次に、A(L)始動口に遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS12)。このA(L)始動口は、例えば、上述した図2に示した例においては、入賞装置32の左下に存在するA始動口44aである。すなわち、CPU66は、始動入賞検知器41からの検出信号を受信したか否かを判断するのである。
ステップS12において、A(L)始動口に遊技球が入ったと判断したときには、CPU66は、払出装置59に駆動信号を送信して、予め定められた数(例えば、10球)の遊技球を払い出す処理を実行する(ステップS13)。
次に、無効期間が設定されているか否かを判断する(ステップS14)。
無効期間は、可動片の断続的開放が行われているとき、又は、特別遊技が行われているときに設定されるものであり、この無効期間が設定されているときには、始動口に遊技球が入ったことを契機に行われる可動片の開閉が行われず、無効となることになる。なお、無効期間が設定されるタイミングについては、後で説明することにする。
ステップS14において、無効期間が設定されていないと判断した場合には、後述する第一の可動片開閉処理を実行する(ステップS15)。
また、無効期間が設定されていると判断した場合、又は、ステップS15の処理を実行した場合には、続いて、A(R)始動口に遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS16)。このA(R)始動口は、例えば、上述した図2に示した例においては、入賞装置32の右下に存在するA始動口44bである。すなわち、CPU66は、始動入賞検知器41からの検出信号を受信したか否かを判断するのである。
ステップS16において、A(R)始動口に遊技球が入ったと判断したときには、CPU66は、払出装置59に駆動信号を送信して、予め定められた数(例えば、10球)の遊技球を払い出す処理を実行する(ステップS17)。
次に、無効期間が設定されているか否かを判断する(ステップS18)。ステップS18において、無効期間が設定されていないと判断した場合には、後述する第二の可動片開閉処理を実行する(ステップS19)。
ステップS18において、無効期間が設定されていると判断した場合、又は、ステップS19の処理を実行した場合には、続いて、B始動口に遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS20)。このB始動口は、例えば、上述した図2に示した例においては、入賞装置32の真下に存在するB始動口44cである。すなわち、CPU66は、始動入賞検知器41からの検出信号を受信したか否かを判断するのである。
ステップS20において、B始動口に遊技球が入ったと判断したときには、CPU66は、払出装置59に駆動信号を送信して、予め定められた数(例えば、10球)の遊技球を払い出す処理を実行する(ステップS21)。
次に、無効期間が設定されているか否かを判断する(ステップS22)。そして、ステップS18において、無効期間が設定されていないと判断した場合には、後述する第三の可動片開閉処理を実行し(ステップS23)、本サブルーチンを終了する。
また、無効期間が設定されていると判断した場合、又は、ステップS23の処理を実行した場合にも、本サブルーチンを終了する。
次に、始動口に遊技球が入ったことを受けて実行される第一〜第三の可動片開閉処理ルーチンのそれぞれについて、図6〜8を用いて説明する。
まず、A(L)始動口に遊技球が入ったことを受けて実行される第一の可動片開閉処理ルーチンについて説明する。
図6は、上述したステップS15において呼び出されて実行される第一の可動片開放処理を行うサブルーチンを示すフローチャートである。
最初に、CPU66は、Aタイマのカウントを開始させる処理を行う(ステップS40)。このAタイマは入賞タイムへの移行に必要な時間の計測を行うものであり、開始時には、T(A)=0(秒)に設定される。
また、ROM68には、Aタイマのカウントを開始してからの経過時間に応じて可動片を開閉させるプログラムが記憶されている。
ステップS40の処理を実行した後、CPU66は、T(A)<1.5であるか否か、すなわち、Aタイマのカウントが1.5秒未満であるか否かを判断する(ステップS41)。
Aタイマのカウントが1.5秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS41に戻し、Aタイマのカウントが1.5秒に達するまで、ステップS41の処理を繰り返し実行する。
一方、Aタイマのカウントが1.5秒未満ではない、すなわち、Aタイマのカウントが1.5秒に達したと判断した場合、CPU66は、無効期間を設定する処理を行う(ステップS42)。
この無効期間は、ステップS43において右可動片58a及び左可動片58bのそれぞれが個別に開閉し、ステップS50において無効期間の設定が解除されるまで継続されるものであり、上記無効期間中は、新たに第一〜第三の可動片開放処理への移行が行われない(図5参照)。
次に、左可動片58aを開放させる処理を行う(ステップS43)。すなわち、CPU66は、ソレノイド48aに駆動電力を供給することにより、ソレノイド48aを励磁させ、左可動片58aを側方へ倒し、入賞装置32の遊技球入口21aを開放状態として、入賞装置32内に遊技球が入るようにする。
次に、CPU66は、T(A)<2.0であるか否か、すなわち、Aタイマのカウントが2.0秒未満であるか否かを判断する(ステップS44)。
Aタイマのカウントが2.0秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS44に戻し、Aタイマのカウントが2.0秒に達するまで、ステップS44の処理を繰り返し実行し、左可動片58aの開放状態を継続させる。
一方、Aタイマのカウントが2.0秒未満ではない、すなわち、Aタイマのカウントが2.0秒に達したと判断した場合、CPU66は、左可動片58aを閉鎖させる処理を行う(ステップS45)。
すなわち、CPU66は、ソレノイド48aへの駆動電力の供給を停止することにより、ソレノイド48aを消磁させ、左可動片58aを立たせ、入賞装置32の遊技球入口21aを閉鎖状態として、入賞装置32内に遊技球が入らないようにする。
次に、CPU66は、T(A)<3.0であるか否か、すなわち、Aタイマのカウントが3.0秒未満であるか否かを判断する(ステップS46)。
Aタイマのカウントが3.0秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS46に戻し、Aタイマのカウントが3.0秒に達するまで、ステップS46の処理を繰り返し実行する。
一方、Aタイマのカウントが3.0秒未満ではない、すなわち、Aタイマのカウントが3.0秒に達したと判断した場合、右可動片58bを開放させる処理を行う(ステップS47)。すなわち、CPU66は、ソレノイド48bに駆動電力を供給することにより、ソレノイド48bを励磁させ、右可動片58bを側方へ倒し、入賞装置32の遊技球入口21bを開放状態として、入賞装置32内に遊技球が入るようにする。
次に、CPU66は、T(A)<3.5であるか否か、すなわち、Aタイマのカウントが3.5秒未満であるか否かを判断する(ステップS48)。
Aタイマのカウントが3.5秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS48に戻し、Aタイマのカウントが3.5秒に達するまで、ステップS48の処理を繰り返し実行し、右可動片58bの開放状態を継続させる。
一方、Aタイマのカウントが3.5秒未満ではない、すなわち、Aタイマのカウントが3.5秒に達したと判断した場合、CPU66は、右可動片58bを閉鎖させる処理を行う(ステップS49)。
すなわち、CPU66は、ソレノイド48bへの駆動電力の供給を停止することにより、ソレノイド48bを消磁させ、右可動片58bを立たせ、入賞装置32の遊技球入口21bを閉鎖状態として、入賞装置32内に遊技球が入らないようにする。
ステップS49における右可動片58bの動作が完全に終了した後、CPU66は、上述したステップS42において設定された無効期間を解除する処理を行う(ステップS50)。
次に、球通過検出器を遊技球が通過したか否かを判断する(ステップS50)。
この球通過検出器は、例えば、上述したように図2に示した入賞装置32の上部空間25内に設けられている。
従って、CPU66は、球通過検出器55からの検出信号を受信したか否かを判断する。
ステップS51において、球通過検出器を遊技球が通過したと判断した場合、後述する入賞受付処理を開始する(ステップS52)。
この入賞受付処理では、入賞装置32内に設けられたV入賞口38への遊技球の入球を有効とし、V入賞口38へ遊技球が入ったか、又は、特別入賞口56a、56bに遊技球が入ったかを判断する処理が行われるのである。
ただし、ステップS52においては、入賞受付処理を開始させる処理のみを行うので、ステップS52における処理が実行された後は、この第一の可動片開閉処理と、後述する入賞受付処理が並行して行われることになる。
ステップS51において、球通過検出器を遊技球が通過しなかったと判断した場合、又は、ステップS52の処理を実行した場合、Aタイマのカウントを終了してクリアしステップS53)、本サブルーチンを終了する。
次に、A(R)始動口に遊技球が入ったことを受けて実行される第二の可動片開閉処理ルーチンについて、図7を用いて説明する。
図7は、上述したステップS19において呼び出されて実行される第二の可動片開放処理を行うサブルーチンを示すフローチャートである。
なお、第一の可動片開閉処理と第二の可動片開閉処理とを比較した場合、両処理は、左右の可動片の開閉順序が異なる以外は略同一である。
最初に、CPU66は、Bタイマのカウントを開始させる処理を行う(ステップS140)。Bタイマは、開始時にはT(B)=0(秒)に設定される。
また、ROM68には、Bタイマのカウントを開始してからの経過時間に応じて可動片を開閉させるプログラムが記憶されている。
ステップS140の処理を実行した後、CPU66は、T(B)<1.5であるか否かを判断する(ステップS141)。
Bタイマのカウントが1.5秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS141に戻し、Bタイマのカウントが1.5秒に達するまで、ステップS141の処理を繰り返し実行する。
一方、Bタイマのカウントが1.5秒未満ではない場合、CPU66は、無効期間を設定する処理を行う(ステップS142)。
次に、右可動片58bを開放させる処理を行う(ステップS143)。すなわち、CPU66は、ソレノイド48bに駆動電力を供給することにより、ソレノイド48bを励磁させ、右可動片58bを側方へ倒し、入賞装置32の遊技球入口21bを開放状態として、入賞装置32内に遊技球が入るようにする。
次に、CPU66は、T(B)<2.0であるか否かを判断する(ステップS144)。
Bタイマのカウントが2.0秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS144に戻し、Bタイマのカウントが2.0秒に達するまで、ステップS144の処理を繰り返し実行し、右可動片58bの開放状態を継続させる。
一方、Bタイマのカウントが2.0秒未満ではないと判断した場合、CPU66は、右可動片58bを閉鎖させる処理を行う(ステップS145)。
すなわち、CPU66は、ソレノイド48bへの駆動電力の供給を停止することにより、ソレノイド48bを消磁させ、右可動片58bを立たせ、入賞装置32の遊技球入口21bを閉鎖状態として、入賞装置32内に遊技球が入らないようにする。
次に、CPU66は、T(B)<3.0であるか否かを判断する(ステップS146)。
Bタイマのカウントが3.0秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS146に戻し、Bタイマのカウントが3.0秒に達するまで、ステップS146の処理を繰り返し実行する。
一方、Bタイマのカウントが3.0秒未満ではないと判断した場合、左可動片58aを開放させる処理を行う(ステップS147)。すなわち、CPU66は、ソレノイド48aに駆動電力を供給することにより、ソレノイド48aを励磁させ、左可動片58aを側方へ倒し、入賞装置32の遊技球入口21aを開放状態として、入賞装置32内に遊技球が入るようにする。
次に、CPU66は、T(B)<3.5であるか否かを判断する(ステップS148)。
Bタイマのカウントが3.5秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS148に戻し、Bタイマのカウントが3.5秒に達するまで、ステップS148の処理を繰り返し実行し、左可動片58aの開放状態を継続させる。
一方、Bタイマのカウントが3.5秒未満ではないと判断した場合、CPU66は、左可動片58aを閉鎖させる処理を行う(ステップS149)。
すなわち、CPU66は、ソレノイド48aへの駆動電力の供給を停止することにより、ソレノイド48aを消磁させ、左可動片58aを立たせ、入賞装置32の遊技球入口21aを閉鎖状態として、入賞装置32内に遊技球が入らないようにする。
ステップS149における左可動片58aの動作が完全に終了した後、CPU66は、上述したステップS142において設定された無効期間を解除する処理を行う(ステップS150)。
次に、球通過検出器を遊技球が通過したか否かを判断する(ステップS150)。
この球通過検出器は、例えば、上述したように図2に示した入賞装置32の上部空間25内に設けられている。
従って、CPU66は、球通過検出器55からの検出信号を受信したか否かを判断する。
ステップS151において、球通過検出器を遊技球が通過したと判断した場合、後述する入賞受付処理を開始する(ステップS152)。
この入賞受付処理では、入賞装置32内に設けられたV入賞口38への遊技球の入球を有効とし、V入賞口38へ遊技球が入ったか、又は、特別入賞口56a、56bに遊技球が入ったかを判断する処理が行われるのである。
ただし、ステップS152においては、入賞受付処理を開始させる処理のみを行うので、ステップS152における処理が実行された後は、この第二の可動片開閉処理と、後述する入賞受付処理が並行して行われることになる。
ステップS151において、球通過検出器を遊技球が通過しなかったと判断した場合、又は、ステップS152の処理を実行した場合、Bタイマのカウントを終了してクリアしステップS153)、本サブルーチンを終了する。
次に、B始動口に遊技球が入ったことを受けて実行される第三の可動片開閉処理ルーチンについて図8を用いて説明する。
図8は、上述したステップS23において呼び出されて実行される第三の可動片開放処理を行うサブルーチンを示すフローチャートである。
最初に、CPU66は、Cタイマのカウントを開始させる処理を行う(ステップS240)。Cタイマは、開始時にはT(C)=0(秒)に設定される。
また、ROM68には、Cタイマのカウントを開始してからの経過時間に応じて可動片を開閉させるプログラムが記憶されている。
ステップS240の処理を実行した後、CPU66は、T(C)<1.5であるか否かを判断する(ステップS241)。
Cタイマのカウントが1.5秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS241に戻し、Cタイマのカウントが1.5秒に達するまで、ステップS241の処理を繰り返し実行する。
一方、Cタイマのカウントが1.5秒未満ではない場合、CPU66は、無効期間を設定する処理を行う(ステップS242)。
次に、左可動片58aを開放させる処理を行う(ステップS243)。すなわち、CPU66は、ソレノイド48aに駆動電力を供給することにより、ソレノイド48aを励磁させ、左可動片58aを側方へ倒し、入賞装置32の遊技球入口21aを開放状態として、入賞装置32内に遊技球が入るようにする。
次に、CPU66は、T(C)<2.0であるか否かを判断する(ステップS244)。
Cタイマのカウントが2.0秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS244に戻し、Cタイマのカウントが2.0秒に達するまで、ステップS244の処理を繰り返し実行し、左可動片58aの開放状態を継続させる。
一方、Cタイマのカウントが2.0秒未満ではないと判断した場合、CPU66は、左可動片58aを閉鎖させる処理を行う(ステップS245)。
すなわち、CPU66は、ソレノイド48aへの駆動電力の供給を停止することにより、ソレノイド48aを消磁させ、左可動片58aを立たせ、入賞装置32の遊技球入口21aを閉鎖状態として、入賞装置32内に遊技球が入らないようにする。
次に、CPU66は、T(C)<3.0であるか否かを判断する(ステップS246)。
Cタイマのカウントが3.0秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS246に戻し、Cタイマのカウントが3.0秒に達するまで、ステップS246の処理を繰り返し実行する。
一方、Cタイマのカウントが3.0秒未満ではないと判断した場合、右可動片58bを開放させる処理を行う(ステップS247)。すなわち、CPU66は、ソレノイド48bに駆動電力を供給することにより、ソレノイド48bを励磁させ、右可動片58bを側方へ倒し、入賞装置32の遊技球入口21aを開放状態として、入賞装置32内に遊技球が入るようにする。
次に、CPU66は、T(C)<3.5であるか否かを判断する(ステップS248)。
Cタイマのカウントが3.5秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS248に戻し、Cタイマのカウントが3.5秒に達するまで、ステップS248の処理を繰り返し実行し、右可動片58bの開放状態を継続させる。
一方、Cタイマのカウントが3.5秒未満ではないと判断した場合、CPU66は、右可動片58bを閉鎖させる処理を行う(ステップS249)。
すなわち、CPU66は、ソレノイド48bへの駆動電力の供給を停止することにより、ソレノイド48bを消磁させ、右可動片58bを立たせ、入賞装置32の遊技球入口21bを閉鎖状態として、入賞装置32内に遊技球が入らないようにする。
次に、CPU66は、T(C)<4.5であるか否かを判断する(ステップS250)。
Cタイマのカウントが4.5秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS250に戻し、Cタイマのカウントが4.5秒に達するまで、ステップS250の処理を繰り返し実行する。
一方、Cタイマのカウントが4.5秒未満ではないと判断した場合、右可動片58bを開放させる処理を行う(ステップS251)。ここで、CPU66は、上記ステップS247と同様の処理を実行する。
次に、CPU66は、T(C)<5.0であるか否かを判断する(ステップS252)。
Cタイマのカウントが5.0秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS252に戻し、Cタイマのカウントが5.0秒に達するまで、ステップS252の処理を繰り返し実行し、右可動片58bの開放状態を継続させる。
一方、Cタイマのカウントが5.0秒未満ではないと判断した場合、右可動片58bを閉鎖させる処理を行う(ステップS253)。ここで、CPU66は、上記ステップS249と同様の処理を実行する。
次に、CPU66は、T(C)<6.0であるか否かを判断する(ステップS254)。
Cタイマのカウントが6.0秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS254に戻し、Cタイマのカウントが6.0秒に達するまで、ステップS254の処理を繰り返し実行する。
一方、Cタイマのカウントが6.0秒未満ではない場合、左可動片58aを開放させる処理を行う(ステップS255)。ここで、CPU66は、上記ステップS243と同様の処理を実行する。
次に、CPU66は、T(C)<6.5であるか否かを判断する(ステップS256)。
Cタイマのカウントが6.5秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS256に戻し、Cタイマのカウントが6.5秒に達するまで、ステップS256の処理を繰り返し実行し、左可動片58aの開放状態を継続させる。
一方、Cタイマのカウントが6.5秒未満ではないと判断した場合、左可動片58aを閉鎖させる処理を行う(ステップS257)。ここで、CPU66は、上記ステップS245と同様の処理を実行する。
ステップS257における左可動片58aの動作が完全に終了した後、CPU66は、上述したステップS242において設定された無効期間を解除する処理を行う(ステップS258)。
次に、球通過検出器を遊技球が通過したか否かを判断する(ステップS259)。
この球通過検出器は、例えば、上述したように図2に示した入賞装置32の上部空間25内に設けられている。
従って、CPU66は、球通過検出器55からの検出信号を受信したか否かを判断する。
ステップS259において、球通過検出器を遊技球が通過したと判断した場合、後述する入賞受付処理を開始する(ステップS260)。
この入賞受付処理では、入賞装置32内に設けられたV入賞口38への遊技球の入球を有効とし、V入賞口38へ遊技球が入ったか、又は、特別入賞口56a、56bに遊技球が入ったかを判断する処理が行われるのである
ただし、ステップS260においては、入賞受付処理を開始させる処理のみを行うので、ステップS260における処理が実行された後は、この第三の可動片開閉処理と、後述する入賞受付処理が並行して行われることになる。
ステップS259において、球通過検出器を遊技球が通過しなかったと判断した場合、又は、ステップS260の処理を実行した場合、Cタイマのカウントを終了してクリアしステップS261)、本サブルーチンを終了する。
以上、第一〜第三の可動片開放処理について説明したが、図6〜8に示すサブルーチンが実行されているとき、制御回路(制御部)60は、複数の可動片の開閉を制御する制御手段として機能し、ソレノイド48a、48bは、複数の可動片のそれぞれを開閉させる開閉駆動手段として機能する。
次に、入賞受付処理ルーチンについて、図9を用いて説明する。
図9は、上述したステップS52、ステップS152及びステップS260のいずれかにおいて開始される入賞受付処理を行うサブルーチンを示すフローチャートである。
最初に、CPU66は、Dタイマのカウントを開始させる処理を行う(ステップS460)。このDタイマは、V入賞口への遊技球の入球の受付に必要な時間の計測を行うものであり、開始時には、T(D)=0(秒)に設定される。
次に、CPU66は、V入賞口38への遊技球の入球を有効とするV入賞受付を開始する処理を実行する(ステップS461)。
V入賞受付は、後述するステップS466又はステップS468において、V入賞受付が終了するまで行われるものであり、V入賞受付が行われているときに、V入賞球検知器57からの検出信号を受信したとき、CPU66は、V入賞口38へ遊技球が入ったと判断する。一方、V入賞受付が行われていないときに、V入賞球検知器57からの検出信号を受信しても、CPU66は、V入賞口38へ遊技球が入ったと判断しない。このように、V入賞受付が行われている特定の期間においてのみ、V入賞口38への入球を可能とすることにより、遊技者の不正を防止することが可能になる。
次に、特別入賞口に遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS462)。この特別入賞口は、例えば、上述した図2に示した例においては、特別入賞口56a、56bである。すなわち、CPU66は、入賞球検出器43からの検出信号を受信したか否かを判断するのである。
ステップS462において、特別入賞口に遊技球が入ったと判断したときには、CPU66は、払出装置59に駆動信号を送信して、予め定められた数(例えば、10球)の遊技球を払い出す処理を実行する(ステップS463)。
ステップS462において、特別入賞口に遊技球が入らなかったと判断した場合、又は、ステップS463の処理を実行した場合、V入賞口に遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS464)。このV入賞口は、例えば、上述した図2に示した例においては、V入賞口38である。すなわち、CPU66は、V入賞球検知器57からの検出信号を受信したか否かを判断するのである。
ステップS464において、V入賞口に遊技球が入らなかったと判断した場合、次に、CPU66は、T(D)<12であるか否か、すなわち、Dタイマのカウントが12秒未満であるか否かを判断する(ステップS465)。
Dタイマのカウントが12秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS462に戻し、ステップS462〜S464の処理を繰り返し実行する。
一方、Dタイマのカウントが12秒未満ではない、すなわち、Dタイマのカウントが12秒に達したと判断した場合、V入賞受付を終了する処理(ステップS466)と、Dタイマのカウントを終了してクリアする処理(ステップS467)とを行い、本サブルーチンを終了する。
また、上記入賞受付処理においては、入賞装置32内に遊技球が入ってから12秒が経過しても、V入賞口38又は特別入賞口56a、56bに遊技球が入らなかった場合には、入賞装置32内で球詰まり等のエラーが発生したとして、遊技を不能動化し、遊技の進行を停止させる遊技不能動化処理が実行されるようにしておいてもよい。また、この遊技不能動化処理が行われた場合、遊技場の係員等によって球詰まりが解消されれば、正常な状態で継続して遊技が行われることになる。
この場合には、ROM68に、Dタイマのカウントを開始してから12秒経過するまでに、V入賞口38又は特別入賞口56a、56bに遊技球が入らなかった場合には、遊技を不能動化し、遊技の進行を停止させるプログラムが記憶されていればよい。
一方、上述したステップS464において、V入賞口38に遊技球が入ったと判断された場合、CPU66は、V入賞受付を終了する処理(ステップS468)と、Dタイマのカウントを終了してクリアする処理(ステップS469)とを行い、さらに、払出装置59に駆動信号を送信して、予め定められた数(例えば、10球)の遊技球を払い出す処理を行う(ステップS470)。
次に、CPU66は、特別遊技実行処理を行い(ステップS471)、本サブルーチンを終了する。なお、特別遊技実行処理については、後で図面を用いて詳述することにする。
次に、特別遊技実行処理について、図8を用いて説明する。
図10は、上述したステップS472において実行される特別遊技実行処理を行うサブルーチンを示すフローチャートである。
なお、以下の説明において、開閉回数とは、左右の可動片のそれぞれが1回ずつ所定時間(図8では、0.5秒間)開放したときに1回の可動片の開閉が行われたと数える場合の可動片の開閉の回数をいい、ラウンド数とは、可動片による断続的開放が行われる回数といい、1回の可動片による断続的開放において、V入賞口及び特別入賞口に入る遊技球の数を入賞数ということとする。
また、開閉回数、ラウンド数、入賞数の上限は、それぞれ18回、16回、10球であるとする。
最初に、CPU66は、無効期間を設定する処理を行う(ステップS500)。
この無効期間は、特別遊技が終了する際にステップS520における処理が行われて無効期間の設定が解除されるまで継続されるものであり、上記無効期間中には、始動口に遊技球が入ったことによる入賞タイムへの移行が行われず、保留されることになる。
次に、ラウンド数(R)をR=0、開閉回数(K)をK=0、入賞数(B)をB=0に設定する処理を行う(ステップS501)。
すなわち、CPU66は、RAM70に、ラウンド数(R)がR=0であるとしてラウンド数データを記憶し、開閉回数(K)がK=0であるとして開閉回数データを記憶し、入賞数(B)がB=0であるとして入賞数データを記憶するのである。
なお、特別遊技においては、開閉回数(K)が18に達するか、又は、入賞数(B)が10に達したとき、V入賞口38に遊技球が入ったことを条件に、ラウンド数(R)が1増加し、ラウンド数(R)が16に達したとき、特別遊技が終了することになる。
次に、V入賞口38への遊技球の入球を有効とするV入賞受付を開始する処理を実行する(ステップS502)。
このV入賞受付は、後述するステップS519において、V入賞受付が終了するまで行われるものであるが、上述したステップS61において行われる処理と同様の処理であり、既に説明済であるので、ここでの説明は終了する。
その後、CPU66は、Cタイマのカウントを開始する処理を行う(ステップS503)。このCタイマは、特別遊技における可動片による断続的開放に必要な時間の計測を行うものであり、開始時には、T(C)=0(秒)に設定される。
ステップS503の処理を実行した後、CPU66は、T(C)<1.5であるか否か、すなわち、Cタイマのカウントが1.5秒未満であるか否かを判断する(ステップS504)。
Cタイマのカウントが1.5秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS504に戻し、Cタイマのカウントが1.5秒に達するまで、ステップS504の処理を繰り返し実行する。
一方、Cタイマのカウントが1.5秒未満ではない、すなわち、Cタイマのカウントが1.5秒に達したと判断した場合、CPU66は、左可動片58aを開放させる処理を行う(ステップS505)。すなわち、CPU66は、ソレノイド48aに駆動電力を供給することにより、ソレノイド48aを励磁させ、左可動片58aを側方へ倒し、入賞装置32の遊技球入口21aを開放状態として、入賞装置32内に遊技球が入るようにする。
次に、CPU66は、T(C)<2.0であるか否か、すなわち、Cタイマのカウントが2.0秒未満であるか否かを判断する(ステップS506)。
Cタイマのカウントが2.0秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS506に戻し、Cタイマのカウントが2.0秒に達するまで、ステップS506の処理を繰り返し実行し、左可動片58aの開放状態を継続させる。
一方、Cタイマのカウントが2.0秒未満ではない、すなわち、Cタイマのカウントが2.0秒に達したと判断した場合、CPU66は、ソレノイド48aへの駆動電力の供給を停止することにより、ソレノイド48aを消磁させ、左可動片58aを立たせ、入賞装置32の遊技球入口21aを閉鎖状態として、入賞装置32内に遊技球が入らないようにする(ステップS507)。
次に、CPU66は、T(C)<3.0であるか否か、すなわち、Cタイマのカウントが3.0秒未満であるか否かを判断する(ステップS508)。
Cタイマのカウントが3.0秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS508に戻し、Cタイマのカウントが3.0秒に達するまで、ステップS508の処理を繰り返し実行する。
一方、Cタイマのカウントが3.0秒未満ではない、すなわち、Cタイマのカウントが3.0秒に達したと判断した場合、CPU66は、右可動片58bを開放させる処理を行う(ステップS509)。すなわち、CPU66は、ソレノイド48bに駆動電力を供給することにより、ソレノイド48bを励磁させ、右可動片58bを側方へ倒し、入賞装置32の遊技球入口21bを開放状態として、入賞装置32内に遊技球が入るようにする。
次に、CPU66は、T(C)<3.5であるか否か、すなわち、Cタイマのカウントが3.5秒未満であるか否かを判断する(ステップS510)。
Cタイマのカウントが3.5秒未満であると判断した場合、CPU66は、処理をステップS510に戻し、Cタイマのカウントが3.5秒に達するまで、ステップS510の処理を繰り返し実行し、右可動片58bの開放状態を継続させる。
一方、Cタイマのカウントが3.5秒未満ではない、すなわち、Cタイマのカウントが3.5秒に達したと判断した場合、CPU66は、ソレノイド48bへの駆動電力の供給を停止することにより、ソレノイド48bを消磁させ、右可動片58bを立たせ、入賞装置32の遊技球入口21bを閉鎖状態として、入賞装置32内に遊技球が入らないようにする(ステップS511)。
その後、CPU66は、開閉回数(K)がK=K+1となるように、RAM70に記憶された開閉回数データを更新(増加)させ(ステップS512)、Cタイマのカウントを終了してクリアする(ステップS513)。
次に、特別入賞口56a、56b又はV入賞口38に遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS514)。
すなわち、CPU66は、入賞球検出器43又はV入賞球検知器57からの検出信号を受信したか否かを判断するのである。
ステップS514において、特別入賞口56a、56b又はV入賞口38に遊技球が入ったと判断したときには、CPU66は、払出装置59に駆動信号を送信して、入賞口の種類に応じて予め定められた数(例えば、10球)の遊技球を払い出す処理を実行する(ステップS515)。
さらに、ステップS515の処理を実行した後、CPU66は、入賞数(B)がB=B+1となるように、RAM70に記憶された入賞数データを更新(増加)させる処理を行う(ステップS516)。
ステップS514において、特別入賞口若しくはV入賞口に遊技球が入っていないと判断した場合、又は、ステップS516における処理を実行した場合、CPU66は、RAM70に記憶された入賞数データに基づいて、入賞数(B)がB<10であるか否かを判断する(ステップS517)。
入賞数(B)がB<10である、すなわち、入賞数(B)が10個未満であると判断した場合、次に、CPU66は、RAM70に記憶された開閉回数データに基づいて、開閉回数(K)がK<18であるか否かを判断する(ステップS518)。
開閉回数(K)がK<18であると判断した場合、入賞数(B)が10個未満であり、かつ、開閉回数(K)が18回未満であるので、処理をステップS503に戻し、ステップS517において入賞数(B)が10個に達するか、又は、開閉回数(K)が18回に達するまで、繰り返しステップS503〜S516の処理を実行し、可動片による断続的開放を継続して行う。
一方、ステップS517において入賞数(B)が10個に達したと判断した場合、又は、ステップS518において開閉回数(K)が18回に達したと判断した場合、CPU66は、開閉回数(K)がK=0となるように、RAM70に記憶された開閉回数データを更新するとともに、入賞数(B)がB=0となるように、RAM70に記憶された入賞数データを更新し(ステップS519)、1回の可動片による断続的開放を終了する。
その後、CPU66は、ラウンド数(R)がR=R+1となるように、RAM70に記憶されたラウンド数データを更新(増加)させる処理を行う(ステップS520)。
次に、CPU66は、RAM70に記憶されたラウンド数データに基づいて、ラウンド数(R)がR<16であるか否かを判断する(ステップS521)。
ラウンド数(R)がR<16であると判断した場合、CPU66は、可動片58a、58bの断続的開放が行われていた期間中に、V入賞口38に遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS522)。すなわち、CPU66は、上述したステップS503〜S518の処理が繰り返し実行されている間に、V入賞球検知器57からの検出信号を受信したか否かを判断する。
ステップS522において、可動片58a、58bの断続的開放が行われていた期間中に、遊技球がV入賞口38に入ったと判断した場合、処理をステップS503に戻し、ステップS503〜S518の処理を繰り返し実行して、新たな可動片58a、58bの断続的開放を行う。
ステップS521においてラウンド数(R)が16回に達した場合、又は、ステップS522においてV入賞口38に遊技球が入らなかったと判断した場合、CPU66は、上述したステップS502において開始されたV入賞受付を終了する処理(ステップS523)と、ステップS500において設定された無効期間を解除する処理を行い(ステップS524)、本サブルーチンを終了し、特別遊技を終了させる。
この図10に示すサブルーチンが実行されているとき、制御回路(制御部)60は、複数の可動片の開閉を制御する制御手段として機能し、ソレノイド48a、48bは、複数の可動片のそれぞれを開閉させる開閉駆動手段として機能する。
また、ここまで説明した遊技機は、左右の可動片の開放時間は、常に0.5秒と一定であったが、本発明の遊技機において、可動片の開放時間は常に一定である必要はなく、例えば、左右の可動片で開放時間が異なっていてもよい。可動片の開閉時間が可動片ごとに異なる場合には、効率良く遊技球を入賞させるためには、より複雑な発射ハンドルの調整が必要となり、遊技状況に対する興味が一層深まることとなる。
また、遊技者による遊技球の発射ハンドルの操作の仕方により、遊技球の入賞率が変動することとなるめ、遊技者の技能が出玉に反映されることとなる。
また、左右の可動片の開放時間は、上述したように、常に0.5秒と一定である必要はなく、例えば、1.0秒等であってもよいし、始動口ごとに開放時間が異なっていてもよい。また、可動片開放処理ごとに可動片の開放時間を内部乱数により決定してもよい。
また、左右の可動片について、一方の可動片が閉鎖してから他方の可動片が開放するまでの時間も、常に一定時間である必要はなく、例えば、次に開放する可動片によって異なっていてもよいし、可動片開放処理ごとに内部乱数により決定してもよい。
さらに、左右の可動片が個別に開閉するに際して、一方の可動片が開放している場合に、他方の可動片は常に閉鎖している必要はなく、左右の可動片がともに開放している期間が存在してもよい。
なお、遊技球が始動口の入賞後、最初に可動片が開放する時間もまた特に限定されるものではない。
また、ここまで説明した遊技機は、左右の可動片が一定の順序で開放されものであった。すなわち、入賞装置の左下に位置するA(L)始動口に遊技球が入った場合には、左→右の順序で可動片が開放され、入賞装置の右下に位置するA(R)始動口に遊技球が入った場合には、右→左の順序で可動片が開放され、入賞装置の真下に位置するB始動口に遊技球が入った場合には、左→右→右→左の順序で可動片が開放されるものであった。
しかしながら、本発明の遊技機において、可動片の開放順序は、上述した順序に限定されるわけではなく、例えば、A(L)始動口に遊技球が入った場合には、右→左の順序で可動片が開放され、A(R)始動口に遊技球が入った場合には、左→右の順序で可動片が開放され、B始動口に遊技球が入った場合には、左→右→左→右の順序で可動片が開放される等であってもよい。
また、可動片開放処理ごとに左右どちらの可動片から開放されるかを内部乱数により決定してもよい。
以上のように、本発明の遊技機によれば、入賞装置が備える複数の可動片のそれぞれが個別に開閉することとなる。
このため、遊技者は、効率良く遊技球を入賞させるために可動片の開閉状況に応じて、遊技球の発射角度を随時調整しなければならない。従って、遊技が単調なものとならず、遊技状況に永続的に興味をもちながら遊技を進行することとなる。
また、遊技者による遊技球の発射ハンドルの操作の仕方により、遊技球の入賞率が変動することとなるめ、遊技者の技能が出玉に反映されることとなる。
第1実施形態に係るパチンコ遊技装置を模式的に示す正面図である。 図1に示したパチンコ遊技装置を構成する遊技盤を模式的に示す拡大正面図である。 (a)〜(c)は、図1に示した入賞装置の可動片の開閉を説明するための模式図である。 本発明の実施例であるパチンコ遊技装置の制御回路を示すブロック図である。 パチンコ遊技装置において実行される通常遊技球検出処理ルーチンを行うサブルーチンを示すフローチャートである。 図5に示すサブルーチンのステップS15において呼び出されて実行される第一の可動片開放処理を行うサブルーチンを示すフローチャートである。 図5に示すサブルーチンのステップS19において呼び出されて実行される第二の可動片開放処理を行うサブルーチンを示すフローチャートである。 図5に示すサブルーチンのステップS24において呼び出されて実行される第三の可動片開放処理を行うサブルーチンを示すフローチャートである。 図6〜8に示すサブルーチンのステップS52、ステップS152及びステップS260のいずれかにおいて開始される入賞受付処理を行うサブルーチンを示すフローチャートである。 図9に示すサブルーチンのステップS472において呼び出されて実行される特別遊技実行処理を行うサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ遊技装置
14 遊技盤
21a、21b 遊技球入口
32 入賞装置
38 V入賞口
44a、44b A始動口
44c B始動口
52 表示装置
54a、54b 一般入賞口
56a、56b 特別入賞口
58a、58b 可動片
60 制御回路
64 入出力バス
66 CPU
68 ROM
70 RAM

Claims (2)

  1. 遊技盤に設けられ、開放状態又は閉鎖状態とすることが可能な複数の可動片を備えた入賞装置と、
    所定の条件を満たしたことを契機に、前記複数の可動片の開閉を制御する制御手段と、
    前記複数の可動片をそれぞれ開閉させる開閉駆動手段とを備えた遊技機であって、
    前記制御手段は、前記複数の可動片のそれぞれを、個別に開閉させることを特徴とする遊技機。
  2. 前記制御手段は、前記複数の可動片のそれぞれを、異なる時間開閉させる請求項1に記載の遊技機。
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