JP2005166866A - 電気機器を収容する筐体の構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 部品点数の増加を抑えた簡易な構成で複数の電気機器を冷却する。
【解決手段】 上側ケース100は上側フランジ106を含む。下側カバー300は下側フランジ302を含む。上側ケース100と下側カバー300とは、上側フランジ106と下側フランジ302とにより、下側ケース200の外周部204を挟持している。ボルト800が、上側フランジ106、下側フランジ302および下側ケース200の外周部204に設けられたボルト挿通孔に挿通されている。各ボルト800にはナットが螺着され、上側ケース100、下側ケース200および下側カバー300が共締めされて、固定されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 上側ケース100は上側フランジ106を含む。下側カバー300は下側フランジ302を含む。上側ケース100と下側カバー300とは、上側フランジ106と下側フランジ302とにより、下側ケース200の外周部204を挟持している。ボルト800が、上側フランジ106、下側フランジ302および下側ケース200の外周部204に設けられたボルト挿通孔に挿通されている。各ボルト800にはナットが螺着され、上側ケース100、下側ケース200および下側カバー300が共締めされて、固定されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電気機器を収容する筐体の構造に関し、特に、複数の電気機器を収容する筐体の構造に関する。
従来より、モータからの駆動力により走行する電気自動車、ハイブリッド車、燃料電池車などが知られている。このような車両には、モータに供給する電力、およびモータが発電した電力を所望の状態に変換するため、インバータやコンバータなどを含むPCU(Power Control Unit)が搭載されている。
特開2003−101277号公報(特許文献1)は、パワーモジュールとコンバータとを冷却することができるPCUを開示する。特許文献1に記載のPCUは、発熱素子を有するパワーモジュールと、パワーモジュールが底面に載置されたインバータケースと、インバータケースの底面の裏側に設けられ、冷却媒体が流れる冷却水路と、冷却水路の下面を封止する取付け基板と、取付け基板の下面に取付けられたDC−DCコンバータとを含む。
この公報に開示されたPCUによれば、冷却水路の上方にパワーモジュールを、下方にDC−DCコンバータを設けているので、冷却媒体によりパワーモジュールおよびDC−DCコンバータを冷却することができる。
特開2000−60149号公報(特許文献2)は、トランジスタモジュールと制御基板とを冷却することができるPCUを開示する。特許文献2に記載のPCUは、内部に冷却媒体が流通する流路が形成されたヒートシンクプレートと、ヒートシンクプレートの上面に設けられたトランジスタモジュールと、ヒートシンクプレートの下面に設けられた制御基板と、ヒートシンクプレートと共にトランジスタモジュールを収容するインバータ収容室を形成するインバータケースと、ヒートシンクプレートと共に制御基板を収容する制御基板収容室を形成する制御基板ケースとを含む。
この公報に開示されたPCUによれば、ヒートシンク内を流れる冷却媒体により、トランジスタモジュールと制御基板とを冷却することができる。
特開2003−101277号公報
特開2000−60149号公報
上記の公報に記載のPCUのように、電気機器が収容されたケースの下方に冷却媒体が流通する冷却通路を形成し、この冷却通路の下方にも、電気機器を設けた場合、単一の冷却通路により複数の電気機器を冷却することができるが、冷却通路の下方に設けられた電気機器を塵や埃などから保護するケースを、別途設ける必要がある。このケースを固定するため、ボルトやナットなどの部品点数が増加してしまうという問題点があった。
本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであって、その目的は、部品点数の増加を抑えた簡易な構成で複数の電気機器を収容できる、電気機器を収容する筐体の構造を提供することである。
第1の発明に係る電気機器を収容する筐体の構造は、第1の電気機器と第2の電気機器とを収容する筐体の構造である。電気機器はそれぞれ発熱素子を含む。この筐体の構造は、第1の電気機器が収容された箱状の第1のケースと、第1のケースに重ねて設けられるとともに、第2の電気機器が収容された箱状の第2のケースと、第1のケースの外面で構成される、第1のケースと第2のケースとの間に設けられた凹部と、第1のケースと第2のケースとの間に位置し、凹部を封止する封止部材と、凹部と封止部材とにより囲まれた空間により形成され、各電気機器を冷却する冷却媒体が流通する冷却通路と、第1のケース、第2のケースおよび封止部材を共締めにより固定するための固定手段とを含む。
第1の発明によれば、第1の電気機器が収容された箱状の第1のケースと第2の電気機器が収容された箱状の第2のケースとが、重ねて設けられている。第1のケースと第2のケースとの間には、第1のケースの外面で構成される凹部が設けられている。この凹部を封止する封止部材が、第1のケースと第2のケースとの間に設けられている。凹部と封止部材とにより囲まれた空間が、各電気機器を冷却する冷却媒体が流通する冷却通路となる。第1のケース、第2のケースおよび封止部材は、固定手段により共締めされ、固定される。これにより、第1のケース、第2のケースおよび封止部材の3つの部材が同時に固定される。そのため、第1のケースと封止部材を固定し、その固定箇所とは別の箇所で、第2のケースと封止部材とを固定する必要がなく、固定箇所の増加を抑制することができる。その結果、たとえばボルトやナットなどの固定手段の部品点数の増加を抑えた簡易な構成で複数の電気機器を収容できる、電気機器を収容する筐体の構造を提供することができる。
第2の発明に係る電気機器を収容する筐体の構造は、第1の発明の構成に加え、冷却通路内に突出して設けられた複数の冷却フィンを含む。
第2の発明によれば、冷却通路内に突出して設けられた複数の冷却フィンにより、電気機器を収容する筐体と冷却媒体と接触する総面積が増える。その結果、第1の発明の効果に加え、発熱素子が発生した熱が、冷却媒体に伝達する効率が向上し、冷却性能が向上する。
第3の発明に係る電気機器を収容する筐体の構造においては、第1または2の発明の構成に加え、第1のケースおよび封止部材は、第2のケースよりも強度が強い。封止部材は、第2の電気機器と、筐体外の機器とを、電気的に接続するためのコネクタを取付けるための手段を含む。
第3の発明によれば、第1のケースおよび封止部材は、第2のケースよりも強度が強く、封止部材には、第2の電気機器と、筐体外の機器とを、電気的に接続するためのコネクタが取付けられる。これにより、筐体の剛性は第1のケースと封止部材とで確保して、コネクタを筐体に取付けることができる。第2のケースにはコネクタが取付けられないので、第2のケースの強度を低くすることができる。その結果、筐体の剛性を確保しつつ、たとえば薄い鉄板をプレスした強度の低いものを使用して、第2のケースを安価に製造することができる。
第4の発明に係る電気機器を収容する筐体の構造においては、第1または2の発明の構成に加え、封止部材は平板である。第1のケースは、第2の電気機器と、筐体外の機器とを、電気的に接続するためのコネクタを取付けるための手段を含む。
第4の発明によれば、封止部材は平板であり、第1のケースには、第2の電気機器と、筐体外の機器とを、電気的に接続するためのコネクタが取付けられる。これにより、封止部材が平板であるため、たとえばプレス成型や金型などの製造コストを抑制しつつ、コネクタを筐体に取付けることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る電気機器を収容する筐体の構造を有するPCUについて説明する。このPCUは、ハイブリッド自動車、燃料電池車および電気自動車などに搭載される。PCUは、駆動用バッテリやキャパシタなどから放電された電力を、所望の状態に調整し、モータジェネレータなどに供給する。また、PCUは、モータジェネレータなどが発生した電力を、所望の状態に調整し、駆動用バッテリやキャパシタなどに蓄えさせる。PCUの作動については、周知の技術を利用すればよいため、ここではさらなる詳細な説明は繰返さない。
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る電気機器を収容する筐体の構造を有するPCUについて説明する。このPCUは、ハイブリッド自動車、燃料電池車および電気自動車などに搭載される。PCUは、駆動用バッテリやキャパシタなどから放電された電力を、所望の状態に調整し、モータジェネレータなどに供給する。また、PCUは、モータジェネレータなどが発生した電力を、所望の状態に調整し、駆動用バッテリやキャパシタなどに蓄えさせる。PCUの作動については、周知の技術を利用すればよいため、ここではさらなる詳細な説明は繰返さない。
PCUは、上側ケース100と、下側ケース200と、下側カバー300と、インバータ400と、コンバータ500と、コネクタ600と、バスバー700と、ボルト800とを含む。
上側ケース100は、アルミダイカストを用いて形成される。この上側ケース100は、金型を6方向から抜いて、上部に開口を有するように箱型形状に形成される。そのため、上側ケース100は、下側ケース200および下側カバー300と比較して高い強度を有する。上側ケース100の開口は、蓋(図示せず)により封止される。
上側ケース100は、底面101と、凹部102と、複数の冷却フィン103と、ワイヤーハーネス取入部104と、上側フランジ106とを含む。底面101の上面には、インバータ400が載置される。底面101の裏面(下面)側に、凹部102が設けられている。凹部102は、インバータ400とは反対側(図1における下方側)に向かって開口している。後述するように、この凹部102に冷却水が流通する。冷却フィン103は、開口に向かって、すなわちインバータ400とは反対側(図1における下方側)に向かって突出するように、凹部102内に複数並んで設けられている。
ワイヤーハーネス取入部104は、コンバータ500により昇圧された高圧の電力をモータジェネレータ(図示せず)に伝達するケーブルや、ECU(Electronic Control Unit)が生成した信号をインバータ400およびコンバータ500に伝達する信号線105を、PCU内に取入れる開口(図示せず)を有する。
上側フランジ106は、上側ケース100の下部の縁に沿って、上側ケース100を取囲むように設けられている。上側フランジ106には、ボルト800が挿通される複数のボルト挿通孔が設けられている。
下側ケース200は、駆動用バッテリ、補機バッテリ、キャパシタおよびモータジェネレータなど、PCU外に搭載された機器に接続されたケーブルの先端が固定されるコネクタ600を取付ける取付け部202を含む。取付け部202は、下方に(上側ケース100とは反対側に)突出するように形成される。この取付け部には、下側ケース200とコネクタ600との間を密封するグロメットなどのシール部材が取付けられる。
下側ケース200には、アルミダイカストが用いられる。下側ケース200は、金型を2方向(上下方向)から抜いて、取付け部202以外の部分が平板形状となるように形成される。そのため、下側ケース200は、上側ケース100と比較して強度が劣るが、下側カバー300と比較して高い強度を有する。
下側ケース200は、上側ケース100の凹部102の開口を封止する。上側ケース100と下側ケース200との間は、現場成形ガスケット(FIPG: Formed In Place Gasket)などのシール部材900により密閉される。凹部102と下側ケース200とにより形成される空間は、インバータ400およびコンバータ500を冷却する冷却媒体が流通する冷却通路となる。なお、冷却媒体は、上側ケース100に設けられた流入口(図示せず)から流入し、冷却通路(凹部102と下側ケース200とにより形成される空間)を通って、上側ケース100に設けられた流出口(図示せず)から流出する。
下側ケース200の下面(凹部102を挟んでインバータ400と対応する位置)には、コンバータ500が固定される。したがって、冷却通路(冷却器)を挟むように、インバータ400とコンバータ500とが配置される。このため、冷却通路の両面で、インバータ400およびコンバータ500が冷却される。なお、冷却フィン103が設けられた上側ケース100に収容されているインバータ400は、コンバータ500に比べて発熱量が多い。
下側ケース200の外周部204には、ボルト800が挿通される複数のボルト挿通孔が設けられている。これらのボルト挿通孔は、上側ケース100に設けられたボルト挿通孔と対応した位置に設けられる。
下側カバー300は、コンバータ500を覆うように、下側ケース200の下方に取り付けられる。下側ケース200と下側カバー300との間は、現場成形ガスケット(FIPG)などのシール部材902により密閉される。
下側カバー300には、鉄などの薄板が用いられる。下側カバー300は、金型を2方向(上下方向)から抜いて、上方に開口を有するように箱型形状に形成される。下側カバー300には、鉄などの薄板が用いられているため、下側カバー300の強度は、上側ケース100および下側ケース200の強度よりも低い。なお、耐熱性などの要件を満たしていれば、下側カバー300を、プラスチックなどの樹脂により形成してもよい。
下側カバー300は、下側フランジ302を含む。下側フランジ302は、下側カバー300の上部の縁に沿って、下側カバー300を取囲むように設けられている。下側フランジ302には、ボルト800が挿通される複数のボルト挿通孔が設けられている。これらのボルト挿通孔は、上側ケース100および下側ケース200に設けられたボルト挿通孔と対応した位置に設けられる。
インバータ400は、統合インバータ(統合パワーモジュール)402と、リア用インバータ(リア用パワーモジュール)404とを含む。統合インバータ402およびリア用インバータ404は、複数の半導体素子を含む。この半導体素子に電力が流れると、半導体素子は発熱する。
統合インバータ402は、エンジン(図示せず)に連結され、主に発電を行なうモータジェネレータ(1)(図示せず)と、前輪に連結され、電力による駆動および回生エネルギによる発電を行なうモータジェネレータ(2)(図示せず)とに接続されている。統合インバータ402は、モータジェネレータ(1)およびモータジェネレータ(2)から供給された交流電流を直流電流に変換し、駆動用バッテリに供給する。また、駆動用バッテリから供給された直流電流を、交流電流に変換し、モータジェネレータ(2)に供給する。
リア用インバータ404は、後輪に連結され、電力により駆動する後輪駆動モータ(図示せず)に接続されている。リア用インバータ404は、駆動用バッテリから供給された直流電流を交流電流に変換し、後輪駆動モータに供給する。
コンバータ500は、DC/DCコンバータ502と、昇圧用コンバータ(昇圧用モジュール)504とを含む。DC/DCコンバータ502および昇圧用コンバータ504は、半導体素子を含む。この半導体素子に電力が流れると、半導体素子は発熱する。
DC/DCコンバータ502は、バスバー700を介してコネクタ600に接続されている。これにより、DC/DCコンバータ502は、車両に搭載された補機バッテリ(たとえば12V系バッテリ)に接続される。DC/DCコンバータ502は、駆動用バッテリ(たとえば300V程度)から供給された電力の電圧値を降圧し、補機バッテリに供給する。
昇圧用コンバータ504は、コンデンサ(図示せず)およびバスバー700とは異なるバスバー(図示せず)を介してコネクタ600に接続されている。これにより、昇圧用コンバータ504は、駆動用バッテリと接続される。昇圧用コンバータ504は、駆動用バッテリから供給された電力の電圧を、たとえば300V程度から500V程度まで昇圧し、モータジェネレータ(2)に供給する。
バスバー700は、下側カバー300から、上側ケース100および下側ケース200に設けられた開口を通って上方に伸び、シール部材902を跨いで、上側ケース100および下側ケース200に設けられた開口を通って下方に伸び、下側ケース200の取付け部202の内側からコネクタ600に接続される。
以上の構成に基づく、本実施の形態に係るPCUにおける構造上の特徴により発現する作用について説明する。
上側ケース100、下側ケース200および下側カバー300を固定するには、まず、上側フランジ106と下側フランジ302とで、下側ケース200の外周部204を挟持する。この状態で、図2に示すように、下側カバー300の下方から、それぞれのボルト挿通孔に、ボルト800を挿通し、各ボルト800の他端にナットを螺着して、上側ケース100、下側ケース200および下側カバー300を固定する。これにより、上側フランジ106、下側ケース200の外周部204および下側フランジ302を、ボルト800により共締めして、上側ケース100、下側ケース200および下側カバー300を固定する。
インバータ400およびコンバータ500で発生した熱は、冷却通路(凹部102と下側ケース200とにより形成される空間)を流通する冷却水に伝達される。このとき、冷却水は、複数の冷却フィン103と接触する。この冷却フィン103により、冷却水と上側ケース100とが接触する面積が大きくなり、熱の伝達効率、すなわち冷却性が向上する。また、共締め可能な部品に、冷却のための構造部を予め一体的に作りこむことで、冷却に必要な部品点数を少なくしながら効率的な冷却が可能となる。
上側ケース100および下側ケース200の強度は、下側カバー300の強度よりも高い。これにより、PCUの強度は、上側ケース100および下側ケース200により確保される。コンバータ500と、PCU外の機器とを接続するコネクタ600は、下側ケース200に取付けられる。そのため、下側カバー300には、コネクタ600や、コネクタ600と下側カバー300との間を密封するシール部材(たとえばグロメットなど)を取付けるための強度を必要としない。その結果、下側カバー300を鉄などの薄板をプレスして安価に製造しつつ、PCUの強度を確保することができる。
以上のように、本実施の形態に係るPCUは、上側フランジ、下側ケースの外周部および下側フランジを、ボルトにより共締めして、上側ケース、下側ケースおよび下側カバーを固定する。これにより、上側ケース、下側ケースおよび下側カバーを同時に固定できる。これにより、部品点数および作業工程の増加を抑制することができる。
<第2の実施の形態>
図3を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る電気機器を収容する筐体の構造を有するPCUについて説明する。前述の第1の実施の形態においては、コネクタ600が下側ケース200に設けられていたが、本実施の形態においては、コネクタ600が上側ケース100に設けられている。したがって、下側ケース200は、コネクタ取付け部を含まない。
図3を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る電気機器を収容する筐体の構造を有するPCUについて説明する。前述の第1の実施の形態においては、コネクタ600が下側ケース200に設けられていたが、本実施の形態においては、コネクタ600が上側ケース100に設けられている。したがって、下側ケース200は、コネクタ取付け部を含まない。
なお、その他のハードウエア構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
上側ケース100は、コネクタ600が取付けられる取付け部110を含む。バスバー702は、下側カバー300から、上側ケース100および下側ケース200に設けられた開口を通って上方に伸び、上側ケース100の内側からコネクタ600に接続される。下側ケース200は平板形状である。
以上の構成に基づく、本実施の形態に係るPCUの作用について説明する。
上側ケース100にコネクタ600が取付けられるため、下側ケース200に、コネクタ600が取付けられる取付け部を形成する必要がない。そのため、下側ケース200を平板形状に形成することができる。その結果、下側ケース200を簡易な構成とすることにより、製造工程を簡略化することができる。
以上のように、本実施の形態に係るPCUにおいては、下側ケースが平板形状である。このため、下側ケースの製造工程を簡略化し、製造コストを抑制することができる。
<第3の実施の形態>
図4を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。前述の第1の実施の形態においては、上側ケースに冷却フィンが設けられていたが、本実施の形態においては、冷却フィンは、下側ケースに設けられている。その他のハードウエア構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図4を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。前述の第1の実施の形態においては、上側ケースに冷却フィンが設けられていたが、本実施の形態においては、冷却フィンは、下側ケースに設けられている。その他のハードウエア構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図4に示すように、下側ケース200の上面には、上方に突出するように設けられた冷却フィン206が設けられている。このように構成しても、前述の第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。なお、冷却フィンを、上側ケースと下側ケースの両方に設けてもよい。
<第4の実施の形態>
図5を参照して、本発明の第4の実施の形態について説明する。前述の第1の実施の形態においては、冷却フィンは均等に設けられていたが、本実施の形態においては、統合インバータの下方と、リア用インバータの下方とで、冷却フィンの数(密度)が異なる。その他のハードウエア構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図5を参照して、本発明の第4の実施の形態について説明する。前述の第1の実施の形態においては、冷却フィンは均等に設けられていたが、本実施の形態においては、統合インバータの下方と、リア用インバータの下方とで、冷却フィンの数(密度)が異なる。その他のハードウエア構成については前述の第1の実施の形態と同じである。それらについての機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明はここでは繰返さない。
図5に示すように、統合インバータ402の下方に設けられている冷却フィン103の数は、リア用インバータ404の下方に設けられている冷却フィン103の数より多い(密度が大きい)。このとき、統合インバータ402の発熱量は、リア用インバータ404よりも多い。
このように構成すると、前述の第1の実施の形態における効果に加え、インバータの発熱量に応じた冷却強度で、各インバータを冷却することができ、冷却不足や、過冷却を抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100 上側ケース、101 底面、102 凹部、103,206 冷却フィン、104 ワイヤーハーネス取入部、106 上側フランジ、110 取付け部、200 下側ケース、202 取付け部、204 外周部、300 下側カバー、302 下側フランジ、400 インバータ、402 統合インバータ、404 リア用インバータ、500 コンバータ、502 DC/DCコンバータ、504 昇圧用コンバータ、600 コネクタ、700 バスバー、702 バスバー、800 ボルト。
Claims (4)
- 第1の電気機器と第2の電気機器とを収容する筐体の構造であって、前記電気機器はそれぞれ発熱素子を含み、
前記第1の電気機器が収容された箱状の第1のケースと、
前記第1のケースに重ねて設けられるとともに、前記第2の電気機器が収容された箱状の第2のケースと、
前記第1のケースの外面で構成される、前記第1のケースと前記第2のケースとの間に設けられた凹部と、
前記第1のケースと前記第2のケースとの間に位置し、前記凹部を封止する封止部材と、
前記凹部と前記封止部材とにより囲まれた空間により形成され、各前記電気機器を冷却する冷却媒体が流通する冷却通路と、
前記第1のケース、前記第2のケースおよび前記封止部材とを共締めにより固定するための固定手段とを含む、電気機器を収容する筐体の構造。 - 前記電気機器を収容する筐体の構造は、前記冷却通路内に突出して設けられた複数の冷却フィンを含む、請求項1に記載の電気機器を収容する筐体の構造。
- 前記第1のケースおよび前記封止部材は、前記第2のケースよりも強度が強く、
前記封止部材は、前記第2の電気機器と、前記筐体外の機器とを、電気的に接続するためのコネクタを取付けるための手段を含む、請求項1または2に記載の電気機器を収容する筐体の構造。 - 前記封止部材は平板であり、
前記第1のケースは、前記第2の電気機器と、前記筐体外の機器とを、電気的に接続するためのコネクタを取付けるための手段を含む、請求項1または2に記載の電気機器を収容する筐体の構造。
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