JP2005163241A - 矩形状生地部材の広げ方法及び装置 - Google Patents

矩形状生地部材の広げ方法及び装置 Download PDF

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裕 鈴木
Koichi Mihashi
浩一 三橋
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Abstract

【課題】洗濯乾燥後のタオル等の四角形状の生地部材を四角形状に広げる方法及び装置を提供する。
【解決手段】矩形状の生地部材5を四角形状に広げるための装置であって、生地部材5の任意の角部を最下端部に割出すために生地部材の一部を保持して持上げる生地部材持上げ手段7と、前記最下端部に割出された角部と当該角部の対角位置に位置する角部を保持して前記生地部材5を重なり合った状態の三角形状に形成するための一対の生地保持手段17と、三角形状に形成された前記生地部材5を載置自在の広げ台19と、この広げ台19上の三角形状に重なり合った生地部材5の上側部分における頂角部付近を保持して生地部材5の重なりを解除するように広げるための生地部材持上げ広げ手段23とを備えてなるものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばオシボリやタオル等のごとく矩形形状の生地部材(布地)を、次工程の折り畳み装置等に供給すべく四角形状に広げるための広げ方法及び装置に係り、さらに詳細には、広げ台上に前記布地を載置して広げる方法及び装置に関する。
例えば、オシボリやタオル等のごとき矩形形状の布地(生地部材)を大量に洗濯し乾燥した後、上記生地部材(布地)を折り畳み装置に供給して自動的に折り畳む場合、前記布地を矩形形状(四角形状)に広げる必要がある。従来は、作業者が布地を1枚毎広げて折り畳み装置へ供給しているが、洗濯乾燥後の生地が山のように大量ある場合、生地自体が熱いので、また単純作業であるから、作業者が疲労し易いという問題がある。
そこで、洗濯乾燥後の矩形形状の生地を1枚毎取り上げて自動的に広げた後、折り畳み装置等へ供給する技術が開発されている(例えば特許文献1参照)。
特開2002−211523号公報
前記特許文献1に記載の生地の広げ方法は、第1のクランプによって生地の第1の角部付近を把持して吊り下げた状態において、第2のクランプが前記第1のクランプに近接した位置でもって布地を吸引吸着した後、前記布地の一部を保持した状態を維持し、かつ布地との間に滑りを生じつつ第2のクランプを第1のクランプから離反する方向へ移動することにより、布地の下端縁が水平になるように布地を広げるものである。
すなわち、布地を吊り下げた状態でもって、また布地との間に滑りを生じつつ第2のクランプを移動するものであるから、布地の大きさ,厚さ,重さ等によって吸引力を調節する必要があるなど、さらなる改良が望まれている。
本発明は、前述のごとき従来の問題に鑑みてなされたもので、矩形状の生地部材を四角形状に広げる方法であって、生地部材の一部を保持し持上げて生地部材の任意の角部を最下端部に割出す(a) 工程と、上記最下端部に割出した角部と当該角部の対角位置の角部とを保持して前記生地部材を重なり合った状態の三角形状に形成する(b) 工程と、三角形状の前記生地部材を広げ台上に載置する(c) 工程と、広げ台上の三角形状に重なり合った生地部材の上側部分における頂角部分を保持して生地部材の重なりを解除するように広げる(d) 工程とよりなるものである。
また本発明は、上記生地部材の広げ方法において、広げ台上の三角形状に重なり合った生地部材の上側部分における頂角部分を保持して生地部材の重なりを解除するように広げるとき、生地部材における下側部分を広げ台に吸着し、かつ生地部材の下側部分の上面にエアーを噴射して前記上側部分の広げ作用を補助することを特徴とするものである。
また、本発明は、矩形状の生地部材を四角形状に広げる方法であって、載置部材上に載置されている生地部材の一部を持上げて当該生地部材の任意の角部を第1の角部として最下端部に割出す(a) 工程と、最下端部に割出した前記第1の角部側から移送コンベア上に載置する(b) 工程と、前記移送コンベア上の生地部材の移送方向の先端部をなす前記第1の角部を、前記移送コンベアの幅方向の所望位置に位置決めする(c) 工程と、前記移送コンベア上の前記生地部材の前記第1の角部付近を保持して持ち上げる(d) 工程と、持ち上げた前記生地部材の下端部に位置する第2の角部付近を保持して前記第1の角部とほぼ同一高さ位置まで持ち上げて、前記生地部材を上辺がほぼ水平な重なり合った状態の三角形状に形成する(e) 工程と、三角形状に重なり合った状態にある前記生地部材を広げ台上に載置する(f) 工程と、広げ台上の三角形状に重なり合った状態にある生地部材の上側部分における頂角部付近を保持して生地部材の重なりを解除するとき、前記頂角部分側を搬送コンベア上に載置する(g) 工程とよりなるものである。
また、本発明は、上記生地部材の広げ方法において、最下端部に割出した生地部材の第1の角部側を移送コンベア上に載置するとき、前記第1の角部側の下方位置へ移送コンベアを相対的に移動すること、又は前記第1の角部側にエアーを噴射して当該第1の角部側を前記移送コンベア側へ移動することを特徴とするものである。
また、本発明は、上記生地部材の広げ方法において、広げ台上の三角形状に重なり合った状態にある生地部材の上側部分における頂角部付近を保持して生地部材の重なりを解除するとき、生地部材における下側部分を広げ台に吸着し、かつ生地部材の下側部分の上面にエアーを噴射して前記上側の広げ作用を補助することを特徴とするものである。
また、本発明は、矩形状の生地部材を四角形状に広げるための装置であって、生地部材の任意の角部を最下端部に割出すために生地部材の一部を保持して持上げる生地部材持上げ手段と、前記最下端部に割出された角部と当該角部の対角位置に位置する角部を保持して前記生地部材を重なり合った状態の三角形状に形成するための一対の生地保持手段と、三角形状に形成された前記生地部材を載置自在の広げ台と、この広げ台上の三角形状に重なり合った生地部材の上側部分における頂角部付近を保持して生地部材の重なりを解除するように広げるための生地部材持上げ広げ手段とを備えていることを特徴とするものである。
また、本発明は、矩形状の生地部材を四角形状に広げるための装置であって、生地部材の任意の角部を第1の角部として最下端部に割出すために生地部材の一部を保持して持上げる生地部材持上げ手段と、最下端部に割出された前記第1の角部が移送方向の先端部をなすように載置された生地部材を移送する移送コンベアと、この移送コンベア上の前記生地部材における前記第1の角部を前記移送コンベアの幅方向の所望位置に位置決めするための先端部位置決め手段と、前記移送コンベア上の生地部材の前記第1の角部付近を保持して持上げ自在の第2の生地部材持上げ手段と、前記第2の生地部材持上げ手段によって持上げられた生地部材の最下端部に位置する第2の角部付近を保持して前記第1の角部とほぼ同一高さに持上げて、前記生地部材を、上辺がほぼ水平な重なり合った状態の三角形状に形成するための一対の端部保持手段と、三角形状に重なり合った状態にある前記生地部材を載置自在の広げ台と、この広げ台上の三角形状に重なり合った状態にある生地部材の上側部分における頂角部付近を保持して生地部材の重なりを解除するように広げるための生地部材持上げ広げ手段とを備えていることを特徴とするものである。
また、本発明は、上記生地部材広げ装置において、前記生地部材持上げ広げ手段によって広げられる生地部材の一部を載置するための搬送コンベアと、この搬送コンベアによって搬送された生地部材を受け取り自在かつ前記搬送コンベアの幅方向へ移動自在の移動コンベアとを備えていることを特徴とするものである。
また、本発明は、上記生地部材広げ装置において、前記広げ台は上下に回動自在かつ生地部材の下部側部分を吸着自在の構成であることを特徴とするものである。
また、本発明は、上記生地部材広げ装置において、前記生地部材持上げ手段は、生地部材を吸着するための吸引吸着手段を備えていることを特徴とするものである。
また、本発明は、上記生地部材広げ装置において、前記生地部材持上げ手段によって持上げられている生地部材の下部付近を前記移送コンベア側へ吹き飛ばすためのエアーを噴射するためのエアー噴射手段を備えていることを特徴とするものである。
また、本発明は、上記生地部材広げ装置において、前記エアー噴射手段のエアー噴射によって前記生地部が乱れることを防止するための乱れ防止部材を備えていることを特徴とするものである。
また、本発明は、上記生地部材広げ装置において、前記広げ台上の三角形状に重なり合った状態にある生地部材の上側部分を広げて重なり合いを解除するとき、前記上側部分の広げ作用を補助すべく、生地部材の下側部分の上面にエアーを噴射するエアー噴射手段を備えていることを特徴とするものである。
本発明によれば、四角形状の生地部材を重なり合った状態の三角形状に形成して広げ台上に載置し、この重なり合った状態の生地部材の上側部分における頂角部分を保持して重なり合いを解除するように広げるものであるから、生地部材を確実に四角形状に広げることができるものであって、前述したごとき従来の問題点を解消することができるものである。
図1,図2に概念的、概略的に示すように、本実施形態に係る生地部材広げ装置1は、枠体構造の架台3を備えており、この架台3上には、洗濯後の例えばオシボリ、タオル等のごとき矩形形状(四角形状)の生地部材(布地)5の一部を持ち上げ自在の左右一対の生地部材持上げ手段7を備えている。この一対の生地部材持上げ手段7は、大量に洗濯し乾燥した後の生地部材5を一枚毎交互に持上げるもので、この生地部材持上げ手段7に対応した位置には、洗濯乾燥した後の生地部材5を支持し供給する生地部材供給手段9が配置してある。
上記生地部材供給手段9は、生地部材5を収容した箱などのごとき容器又は生地部材5を支持する支持台,台車あるいは生地部材5を搬送するコンベア等によりなるもので、生地部材5を載置支持する一種の載置部材をなすものであって、前記生地部材持上げ手段7に対応した位置に生地部材5を収容又は供給する作用をもなすものである。
また、前記架台3には、前記一対の生地部材持上げ手段7によって持ち上げられた生地部材5を後方向(図2において左方向)移送する一対の移送コンベア11が左右に並列して備えられている。この移送コンベア11は、前記生地部材持上げ手段7によって持ち上げられることによって最下端部に割出された生地部材5の角部を移送方向の先端部をなすように移送する作用をなすものである。
さらに前記架台3上には、前記移送コンベア11によって所定位置に移送された生地部材5の先端部(角部)を保持して持ち上げ自在の左右一対の第2の生地部材持上げ手段13が備えられている。この第2の生地部材持上げ手段13は、四角形状の生地部材5の先端部(角部)を保持して持ち上げることにより、保持された第1の角部に対向する第2の角部が最下端部になるように割出す作用をなすものである。
さらに、前記架台3上には、前記第2の生地部材持上げ手段13によって保持された生地部材5の第1の角部付近を保持し、生地部材5を吊り下げた状態でもって次工程に移送する左右一対の吊り下げ移送手段15が備えられていると共に、この吊り下げ移送手段15に保持されて吊り下げられた状態にある生地部材5の最下端部(第2の角部)付近を保持して、生地部材5の第2の角部を第1の角部とほぼ同一高さに持上げ自在の左右一対の端部保持手段17が前記架台3上に備えられている。
上記端部保持手段17は、四角形状の生地部材5の第2の角部を第1の角部とほぼ同一高さに持上げることにより、生地部材5を、上辺が水平で一部又は全部が重なり合った状態の三角形状に形成する作用をなすものである。
また、前記架台3上には、前述のように三角形状に形成された生地部材5を載置自在の広げ台19が設けられていると共に、三角形状に形成された前記生地部材5の水平な上辺部分を保持して前記端部保持手段17の位置から前記広げ台19上へ前記生地部材5を搬送する生地部材搬送手段21が前記架台3上に設けられている。
さらに、前記架台3上には、前記広げ台19上で三角形状に重なり合った状態にある前記生地部材5の上側部分における頂角部付近を保持して生地部材5の重なりを解除するように広げるための生地部材持上げ広げ手段23が備えられていると共に、前記生地部材持上げ広げ手段23によって広げられた生地部材5を載置自在かつ次工程へ搬送自在の搬送コンベア25が備えられている。
さらに、前記搬送コンベア25の下流側で前記架台3上には、前記搬送コンベア25から生地部材5を受け取り自在かつ搬送コンベア25の幅方向へ移動自在の移動コンベア27が備えられている。この移動コンベア27は、前記搬送コンベア25の幅方向の中心位置に対して前記生地部材5が片側へ偏在している場合に、前記生地部材5の位置を、搬送方向に対し直交する方向のほぼ中央部に訂正するように作用するものである。
一対の前記生地部材持上げ手段7の構成は同一構成であるから、一方の生地部材持上げ手段7について説明すると、図3に示すように、生地部材持上げ手段7は、前記架台3上に立設した支柱29に前側が低くなるように傾斜して支持された傾斜架台31を備えており、この傾斜架台31には、前記生地部材供給手段9上の前記生地部材5の一部を保持自在の生地保保持部33を下端部に備えた持上げ部材35がガイド部36を介して斜めに上下動自在に備えられている。そして、前記持上げ部材35を斜めに上下動するためのエアーシリンダ等のごとき持上げ用アクチュエータ37が前記傾斜架台31に装着してある。
図4に示すように、前記持上げ部材35の下端部に備えた前記生地保持部33には、前記生地部材5を吸着するための吸引手段が備えられていると共に、前記生地部材5を把持自在の爪部材39が開閉自在に備えられている。
より詳細には、前記持上げ部材35は例えばパイプ部材によって構成してあって、負圧発生手段(図示省略)に接続してある。そして、前記持上げ部材35の先端側には、当該持上げ部材35の先端部との間に生地部材5の一部を挟み込み自在の前記爪部材39が枢軸41を介して回動自在(開閉自在)に取付けてあり、この爪部材39と前記持上げ部材35との間には、前記爪部材39を常に開く方向(図4において反時計回り方向)に回動すべく作用するコイルスプリング等のごとき弾性部材42が弾装してある。
さらに、前記持上げ部材35の先端側には、前記弾性部材42の付勢力に抗して前記爪部材39を閉じる方向(図4において時計回り方向)へ回動するためのミニシリンダ等のごとき閉作動用アクチュエータ43が装着されている。すなわち、前記アクチュエータ43において往復動自在のピストンロッドのごとき作動杆43Pの先端部が前記爪部材39に備えた突出部39Pに当接してある。
上記構成により、閉作動用アクチュエータ43における作動杆43Pによる爪部材39の押圧力を解除すると、前記弾性部材42の付勢力によって爪部材39が反時計回り方向に開くように回動される。したがって、前記持上げ部材35の先端部が開放され、持上げ部材35の先端部でもって生地部材5を吸引吸着可能な状態になる。
上述のごとく持上げ部材35の先端部(下端部)を開放した状態にあるとき、持上げ用アクチュエータ37を作動して前記持上げ部材35を斜め前方に下降すると、前記持上げ部材35の下端部が前記生地部材供給手段9の位置の生地部材5に達する。したがって、前記持上げ部材35の先端側に作用する負圧による吸引作用によって生地部材5を吸引吸着した後、前記閉作動用アクチュエータ43を作動して、爪部材39を閉じる方向に作動することにより、持上げ部材35の先端部に吸引吸着されている生地部材5を、持上げ部材35の先端部と爪部材39とによって挾持(把持)することになる。
上述のように、持上げ部材35の先端部に生地部材5を吸引吸着した後に、爪部材39を閉作動して生地部材5を把持するものであるから、生地部材5に「ほつれ」等を生じることなく、確実に保持することができるものである。
前述のごとく、生地部材供給手段9上の生地部材5を、持上げ部材35の先端部(下端部)に把持した後、前記持上げ用アクチュエータ37を逆作動して持上げ部材35を斜め上方向に上昇すると、前記持上げ部材35は、前記移送コンベア11の上方位置に位置し、持上げ部材35に把持された生地部材5が前記移送コンベア11上に載置されることになる。
前述のごとく、持上げ部材35が生地部材5の任意の位置を把持して持上げるとき、生地部材5の丁度中央部を把持することは極めて稀であるので、持上げられた生地部材5の最下端部は、生地部材5の1つの角部となるものである。よって、持上げた後の生地部材5を次第に下降して下端部側から移動している移送コンベア11に載置すると、最下端部であった角部が移送方向の先端部となるものである。
前記移送コンベア11は、前記一対の生地部材持上げ手段7に対応して、図6に示すように並列して一対設けられている。一対の移送コンベア11の構成は同一構成であるから、一方の移送コンベア11の構成について説明し、他方の移送コンベアにおいて同一機能を奏する構成部分には同一符号を付して重複した説明は省略する。
前記移送コンベア11は、前記生地部材持上げ手段7によって持上げられた生地部材5を後方向(図6において左方向)移送する作用をなすもので、この移送コンベア11の上流端側(図6において右端側)の、移送方向に対して直交する方向の両側にはブラケット45が立設してある。このブラケット45(図5参照)には、前記生地部材持上げ手段7によって持上げられた生地部材5の下部付近を前記移送コンベア11の上側へ吹き飛ばすエアーを噴射するためのエアーノズルのごときエアー噴射手段47を支持した支持ブラケット49が取付けてある。
さらに、前記ブラケット45には、前記エアー噴射手段47から噴射されたエアーによって前記生地部材5が大きく乱れることを防止するための乱れ防止部材51が設けられている。前記エアー噴射手段47は、図5,図6に示すように、前記移送コンベア11の上流端部(図5,6の右端部)より外側(図5,6において右側)で、移送コンベア11より高い位置であり、かつ移送コンベア11の幅方向のほぼ中央部に配置してある。上記エアー噴射手段47からのエアーの噴射方向は前記乱れ防止部材51と移送コンベア11との間へ斜めに指向して噴射するように構成してある。
前記乱れ防止部材51は、プレート又はバー材よりなるものであって、前記移送コンベア11における上流端部より僅かに下流側で前記移送コンベア11より僅かに高い位置に配置してある。
前記移送コンベア11の長手方向(移送方向)のほぼ中央位置には、当該移送コンベア11によって移送される生地部材5の移送方向の先端部を移送コンベア11の幅方向の所望位置すなわち中央位置に位置決めするための先端部位置決め手段53が設けられている。
より詳細には、前記先端部位置決め手段53は、前記移送コンベア11の長手方向のほぼ中央部で当該移送コンベア11の幅方向の両側に、エアーシリンダ等のごとき位置決め用アクチュエータ55が対向して備えられており、この位置決め用アクチュエータ55に往復動自在に備えたピストンロッドのごとき往復作動杆55Pの先端部には、移送コンベア11によって移送される生地部材5を幅方向の中央部に押圧するための板状の押圧部材57がそれぞれ取付けてある。
そして、前記位置決め用アクチュエータ55の動作のタイミングを図るために、前記先端部位置決め手段53の僅か上流側には、移送コンベア11によって移送される生地部材5の先端部を検知するための先端部検知センサ59が設けられている。この先端部検知センサ59は、生地部材5の先端部が先端部位置決め手段53に接近したことを検知し得れば良いもので、本実施形態においては、投光器と受光器よりなる光学センサによって例示してある。
上記構成において、前述したように、生地部材持上げ手段7によって持上げられ、最下端部になった角部が先端部となるように移送コンベア11に載置されて下流側へ移送されるとき、前記生地部材5の先端部が所定位置に設けた前記先端部検知センサ59によって検知されると、所定時間経過後に前記先端部位置決め手段53における両側の位置決め用アクチュエータ55が作動し、押圧部材57によって前記生地部材5の先端部を両側から押圧して、生地部材5の先端部を、前記移送コンベア11の幅方向の中央部に位置決めするように寄せることになる。すなわち、定速で駆動されている移送コンベア11上の生地部材5の先端部は、移送コンベア11上の幅方向の中央部を定速で移動されるものである。したがって、前記先端部検知センサ59が前記先端部を検知してから設定時間経過後には、生地部材5の先端部は、移送コンベア11の幅方向の中央部であって、予め設定した位置付近へ移送されるものである。
なお、前記先端部検知センサ59が生地部材5の先端部を検知してから所定時間経過後に、移送コンベア11の作動を停止して、生地部材5の先端部を予め設定した位置に位置決めすることも可能である。
前記一対の第2の生地部材持上げ手段13は、前述のごとく移送コンベア11上の所定の位置の生地部材5の先端部(第1の角部)を把持して持上げるもので、前記移送コンベア11の下流端付近の上方位置に設けられている。この第2の生地部材持上げ手段13の構成は、前述した生地部材持上げ手段7の構成とほぼ同一の構成であるから、同一機能を奏する構成部分には同一符号を付することとして重複した説明は省略する。
前記第2の生地部材持上げ手段13における生地保持部33でもって前記移送コンベア11上の生地部材5の先端部付近を保持して持上げるべく、前記生地保持部33が斜め上下に移動する移動経路には、図7に示すように、前記生地保持部33に保持されて持上げられる生地部材5の長さを検出する長さ検出手段61が設けてあると共に、持上げられる生地部材5を絞る作用をなす絞り手段63が設けられれている。
より詳細には、前記第2の生地部材持上げ手段13における生地保持部33が上下動する移動経路L(図5参照)を間にして、前記移送コンベア11の上方には、例えば複数本の光ファイバを一次元的に配置したセンサ65を対向して配置した構成の前記長さ検出手段61が配置してある。
そして、前記長さ検出手段61の上方位置には、半円弧状の一対の開閉部材67(図7参照)を開閉自在に備えてなる前記絞り手段63が配置してある。上記開閉部材67は、前記移送コンベア11の上方位置に上下位置調節可能に設けられたブラケット69に枢軸71を介して回動自在に支持されているものであって、各開閉部材67の内側には、例えばゴム板などのごとき柔軟な材料よりなる半円形状の絞り部材73が取付けてある。この絞り部材73は、放射方向に複数のスリット73Sを形成することにより、三角形状を呈する複数の分割片に分割してある。
前記一対の枢軸71は、前記ブラケット69に装着したミニシリンダのごときアクチュエータ75によって互いに反対方向に回動されるものである。上記一対の枢軸71を同期して反対方向へ回動する構成としては、種々の構成を採用することが可能であるが、例えば一対の枢軸71に備えたピニオン(図示省略)の間に、上記ピニオンと噛合するラックを両面に形成したラック杆を、前記アクチュエータ75によって往復動する構成とすることができる。
前記構成により、前記第2の生地部材持上げ手段13における生地保持部33によって移送コンベア11上の生地部材5の先端部を保持して持上げるとき、前記開閉部材67を閉じることにより、絞り部材73によって生地部材5の絞りが行われるものである。
前述のごとく、第2の生地部材持上げ手段13における生地保持部33によって生地部材5の先端部を保持して持上げるとき、前記長さ検出手段61によって生地部材5の長さが検出されるものである。すなわち、前記生地保持部33が前記生地部材5の先端部を保持して所定速度で上昇を開始してから前記生地部材5の下端部(先端部側の角部と対角の第2の角部)が前記センサ65の通過するまでの時間を計時することにより、前記生地部材5の長さを検出することができるものである。この際、生地部材5は絞り部材73によって絞られているので、常にほぼ一定の移動経路Lに沿って移動されるものであり、生地部材5の長さを正確に検出することができる。
したがって、検出した前記生地部材5の長さが設定値より短い場合には、生地部材5における先端部から大きく離れた位置を生地保持部33によって把持したものとして検出することができるものである。よって、この場合には、前記生地保持部33による生地部材5の保持を解除して落下することにより、不良状態のまま次工程へ送るような無駄をなくすことができるものである。
前記第2の生地部材持上げ手段13における生地保持部33によって先端部(第1の角部)を保持して持上げられた生地部材5の前記先端部付近を把持して次工程へ移送する前記一対の吊り下げ移送手段15は、前記架台3上に設けたサブ架台75に、移送方向へ移動自在に支持されている。
すなわち、図8に示すように、前記サブ架台75の上部で前記第2の生地部材持上げ手段13の生地保持部33が最上昇する高さ位置にほぼ等しい高さ位置には、前記移送コンベア11の移送方向に平行な支持ビーム77が設けられており、この支持ビーム77にはガイド部79を介してロッド部材81,スライダ83が前記移送コンベア11の移送方向と同方向に移動自在に支持されている。
そして、前記スライダ83の先端部には、前記生地部材5を吊り下げた状態に保持自在のクランプ85を開閉自在に備えたクランプ装置87が装着してある。このクランプ装置87における前記クランプ85の開閉動作は、クランプ装置87に備えたエアーシリンダ等のごときアクチュエータ(図示省略)の作動によって行われるものである。さらに、前記支持ビーム77には、前記スライダ83を往復動するために、例えばエアーシリンダ等のごとき往復動用アクチュエータ89(図9参照)が適宜に装着してある。
上記構成により、前記第2の生地部材持上げ手段13の生地保持部33によって生地部材5が所定高さ位置に持上げられると、前記生地部材5は、前記クランプ装置87におけるクランプ85によってクランプ可能な位置に位置決めされる。したがって、前記クランプ装置87におけるクランプ85を閉作動すると、生地部材5はクランプ85によってクランプされるものである。
なお、前記クランプ85による生地部材5のクランプ位置は、前記第2の生地部材持上げ手段13における生地保持部33によって保持されている下側の部分である。
前述のごとく、クランプ装置87のクランプ85によって生地部材5をクランプすると、前記第2の生地部材持上げ手段13における生地保持部33による保持が解放される。その後、往復動用アクチュエータ89が作動して、生地部材5は前記端部保持手段17に対応する位置へ移送される。この場合、前記クランプ85は生地部材5の先端部(第1の角部)側をクランプした状態にあり、生地部材5は、第2の角部側を最下端部として吊り下げられた状態にあるものである。
前記クランプ装置87におけるクランプ85によってクランプされて吊り下げられた状態にある生地部材5の下端部(第2の角部)を保持して上端部(第1の角部)とほぼ同一高さに持上げるための前記一対の端部保持手段17は、図10に示すように、前記生地部材5の移送方向(図10においては紙面に垂直な方向)に対して直交する方向の垂直面内において斜めに上下動自在に設けられている。
より詳細には、前記架台3上には前記一対の移送コンベア11の中間位置を中心として左右対称的に傾斜架台91が設けてあり、この各傾斜架台91に設けたガイド部93にはロッド部材95が斜めに上下動自在に支承されていると共に、上記ロッド部材95にはスライダ97が一体的に支持されている。さらに、前記傾斜架台91には、前記スライダ97を斜めに上下動するためのエアーシリンダ等のごときアクチュエータ(図示省略)が装着してある。
前記スライダ97の傾斜下端部には、前記クランプ装置87によって吊り下げられている生地部材5の有無を光学的に検出するための検知センサ99が装着してあると共に、前記生地部材5をクランプ自在の円板状のクランプ101を開閉自在に備えたクランプ装置103が装着してある。このクランプ装置103は前記クランプ装置87と同様の構成であり、かつ円板状のクランプ101の開閉方向は、前記クランプ85の開閉方向と同方向である。
ここで、図10において右側の端部保持手段17は左側のクランプ装置87と対向し、左側の端部保持手段17は右側のクランプ装置87と対向するものである。
前記一方の端部保持手段17における前記スライダ97が最下降すると、このスライダ97に備えた前記クランプ装置103は、対向した前記クランプ装置87の下方位置に移動し、このクランプ装置103に備えたクランプ101は、前記クランプ装置87に吊り下げられた状態にある生地部材5の下端部(第2の角部)を把持可能な位置に位置決めされるものである。換言すれば、一方の端部保持手段17におけるクランプ装置103は、他方の端部保持手段17におけるクランプ装置103の下方位置に移動自在であって、一対の端部保持手段17におけるクランプ装置103は上下に対向可能なものである。
前記構成により、前記吊り下げ移送手段15におけるクランプ装置87によって生地部材5の上端部(第1の角部)を保持して端部保持手段17に対応する位置に移送されると、このクランプ装置87の直ぐ下側に位置する一方のクランプ装置103におけるクランプ101が閉作動して、生地部材5の上端部側をクランプする。そして、前記クランプ装置87に対向した側の他方のスライダ97が下方向へ移動される。この際、生地部材5の有無は検知センサ99によって検出される。生地部材5の無しを前記検知センサ99によって検出したときには、前記スライダ97は元の上昇位置に復帰されて待機状態に保持される。
前記他方のスライダ97が斜めに下降され、他方のクランプ装置103が一方のクランプ装置103と上下に対向する位置へ移動されて、この他方のクランプ装置103のクランプ101によって吊り下げられている生地部材5の下端部(第2の角部)を把持すると、この他方のクランプ装置103が前記一方のクランプ装置103とほぼ同一高さとなるように、斜めに上昇される。
前述のように、左右一対のクランプ装置103によって生地部材5を把持した状態においては、一方のクランプ装置103によって生地部材5の第1の角部をクランプした状態にあり、この第1の角部と対角の第2の角部を他方のクランプ装置103によってクランプした状態にある。
そして、前記一対のクランプ装置103がほぼ同一高さ位置にあって互いに離隔した状態にあるので、前記一対のクランプ装置103にクランプされた四角形状の生地部材5は、一部又は全部が重なり合った状態の三角形状に形成された状態にある。すなわち、上辺が水平で頂角が下側に位置する三角形状に折り畳まれた状態にある。
前記生地部材5の移送(搬送)方向に見て前記端部保持手段17の下流側には、三角形状に形成された前記生地部材5を載置自在の前記広げ台19が設けられている。
より詳細には、図11に示すように、前記広げ台19は架台3上に立設した支柱105に水平な枢軸107を介して上下に回動自在に支持されている。上記広げ台19は箱状をなすものであって適宜の負圧発生手段(図示省略)に接続してあり、この広げ台19の上面には、載置された生地部材5を吸引吸着可能の適数の吸着孔109(図12参照)が設けられている。
そして、前記広げ台19を上下に回動するために、前記架台3上には例えばエアーシリンダ等のごとき回動用アクチュエータ111が装着してあり、この回動用アクチュエータ111に往復動自在に備えたピストンロッドのごとき往復作動杆111Pの先端部が前記広げ台19に連結してある。したがって、前記回動用アクチュエータ111を作動することにより、前記広げ台19は、生地部材5を支持するほぼ水平な状態と生地部材5を落下するためのほぼ垂直な状態とに回動されるものである。
さらに、前記支柱105には、水平状態にある前記広げ台19上に三角形状に形成された生地部材5が載置されたか否かを光学的に検出する光学センサ113が設けられていると共に、前記広げ台19の上流側には一対の邪魔板115が架台3上に立設されている。上記邪魔板115は、三角形状に形成された生地部材5を前記広げ台19上に移送載置するとき、吊り下げられた状態にある上記生地部材5の下部側に接触して、生地部材5の移送時に生地部材5の下部側が広げ台19に直接接触することを邪魔する作用をなすものである。
前記一対の端部保持手段17におけるクランプ装置103によって保持されて三角形状に形成された状態にある前記生地部材5を前記広げ台19上へ移送載置するために、前記生地部材5(三角形状の状態にある)のほぼ水平な上部側を保持して移送する生地移送装置117(図13〜15参照)が設けられている。
より詳細には、前記架台3上には支持架台119が設けてあり、この支持架台119には、前記端部保持手段17の上方から前記広げ台19の上方に至る一対のガイド部材121が前後方向に長く設けてある。そして、前記ガイド部材121には、それぞれスライダ123が前後方向へ往復動自在に支持されている。このスライダ123を前後方向へ往復動するために、前記支持架台119には流体圧シリンダのごときアクチュエータ125がそれぞれ取付けてあり、このアクチュエータ125に往復動自在に備えたピストンロッドのごとき作動杆125Pの先端部が前記スライダ123に連結してある。
前記スライダ123の下部には、前記端部保持手段17における左右一対のクランプ装置103に保持されている生地部材5を上側からクランプ自在の左右一対のクランプ127を備えたクランプ装置129が備えられていると共に、前記クランプ装置129に保持されている生地部材5を検知するための光学センサ131が備えられている。
以上のごとき構成において、左右一対のスライダ123を前記一対の端部保持手段17の左右一対のクランプ装置103に対応する位置に移動し位置決めすると、上記各スライダ123に支持された左右一対のクランプ装置129は前記一対のクランプ装置103に保持されている生地部材5の上方位置に位置決めされる。したがって、一対のクランプ装置129のクランプ127を閉じると、前記一対のクランプ装置103に近接した位置において生地部材5の上部をクランプすることになる。
すなわち、端部保持手段17の一対のクランプ装置103から生地移送装置117における前記一対のクランプ装置129への生地部材5の受け渡しが行われることになる。上述のように、生地部材5の受け渡しが行われると、一対の生地移送装置117における前記一対のアクチュエータ125が同期して作動され、前記一対のクランプ装置129は生地部材5を保持した状態で前記広げ台19の上方位置へ同期して移動される。
上述のように、生地部材5を広げ台19上へ移送するとき、生地部材5の下部側が邪魔板115に接触することにより、生地部材5の上部側の移送に対して下部側が遅れることとなる。すなわち、三角形状に形成されている生地部材5の上部側(三角形状の底辺側)が下部側(三角形状の頂角側)よりも先行して広げ台19上へ移送されることとなる。そして、広げ台19上に生地部材5の一部が載った状態において、前記広げ台19の上方位置において前記クランプ装置129のクランプ127を開くと、生地部材5はしわ等を生じることなく広げ台19上に載置されることになる。
前記広げ台19上に載置された三角形状の生地部材5を四角形状に広げて次工程へ搬送するための前記搬送コンベア25は、図13に示すように、前記広げ台19上の生地部材5を四角形状に広げるときに生地部材5の一部を載置可能なように、前記広げ台19に近接して広げ台19の下流側(後側)に配置されている。さらに、前記搬送コンベア25は、前記広げ台19の水平時の上面より僅かに高く設けられている。
前記広げ台19上に載置された三角形状の生地部材5を四角形状に広げるための前記生地部材持上げ広げ手段23は、前記支持架台119に支持されている。
より詳細には、図16に示すように、前記支持架台119には、前記広げ台19の上方位置から前記搬送コンベア25の上方位置に渡るガイド部材133が水平に設けてある。このガイド部材133にはスライダ135が移動自在に支持されていると共に、上記ガイド部材133に沿って前記スライダ135を往復動するために、前記支持架台119にはブラケット136が取付けてあり、このブラケット136には流体圧シリンダ等のごときアクチュエータ137が取付けてある。そして、このアクチュエータ137に備えたピストンロッドのごとき作動杆137Pの先端部は前記スライダ135に連結してある。
前記スライダ135には、流体圧シリンダ等のごとき上下動用アクチュエータ139が取付けてあり、この上下動用アクチュエータ139に上下動自在に備えたピストンロッドなどのごとき作動杆139Pには、支持ブラケット141が一体的に取付けてある。そして、上記支持ブラケット141には、前記生地持上げ手段7における前記生地保持部33とほぼ同一構成の一対の生地保持部143が備えられている。さらに、前記支持ブラケット141には、前記生地保持部143によって生地部材5が吸引吸着して保持されたことを検知する光学センサ145が備えられている。
なお、前記生地保持部143の構成は前述した生地保持部33とほぼ同一の構成であるから、同一機能を奏する構成部分には同一符号を付することとして重複した説明は省略することとする。
さらに前記生地部材持上げ広げ手段23には、前記広げ台19上の三角形状に重なり合った状態にある前記生地部材5の上側部分を前記生地保持部143により保持し持上げて重なり合いを解除するように広げるとき、持上げられた上側部分と生地部材5の下側部分との間にエアーを噴射して広げ作用を補助するエアー噴射手段147が備えられている。
より詳細には、前記ブラケット136にはエアーを噴射するためのエアーノズル149が装着してある。このエアーノズル149は、前記生地保持部143が上昇したときの、上記生地保持部143の僅か下側を指向してエアーを噴射するように、そのエアー噴射方向が指向してある。
前記構成において、前述したように、三角形状に形成された状態の生地部材5を、前記生地移送装置117によって広げ台19上に移送載置すると、前記広げ台19の吸引作用によって生地部材5は広げ台19の上面に吸着される。この際、エアーは生地部材5を透過して吸引されるものであるから、広げ台19の上面に対する生地部材5の吸着力は、比較的弱いものである。
前記生地部材持上げ広げ手段23における前記生地保持部143によって広げ台19上の三角形状の生地部材5の頂角付近を保持して、生地部材5の上側部分を持上げるとき、生地部材5の下側部分は広げ台19の上面に吸着された状態にある。したがって、三角形状に形成されて重なり合った状態にある生地部材5の上側部分と下側部分とを一体的に持上げるようなことがなく、生地部材5の上側部分のみを持上げることができるものである。
前述のごとく、生地保持部143によって生地部材5の上側部分を保持して持上げるとき、生地部材5の上側部分が持上げられたか否かは光学センサ145によって検知されるものである。そして、前記生地保持部143による生地部材5の上側部分の持上げ作用が数回繰り返しても持上げることができないときには、回動用アクチュエータ111が作動し広げ台19を回動して、当該広げ台19上の生地部材5を落下処理する。そして待機状態に復帰される。
前述したように、生地部材持上げ広げ手段23における生地保持部143によって三角形状の生地部材5の上側部分の頂角付近を保持して持上げると、この持上げられた上側部分と広げ台19の上面に軽く吸着されている下側部分の間へエアーノズル149からエアーが瞬間的に噴射される。したがって、生地部材5を四角形状に広げる作用が補助されると共に、生地部材5のしわが延ばされることとなり、生地部材5の広げ作用を円滑に行うことができるものである。なお、上記エアーの噴射は連続的に噴射する構成とすることも可能であるが、パルス的に瞬間的なエアー噴射を数回繰り返すことが望ましいものである。
前述したように、生地部材持上げ広げ手段23における生地保持部143によって生地部材5の上側部分が持上げられると、アクチュエータ137の作動によってスライダ135が搬送コンベア25の上方位置へ移動される。このように、スライダ135が搬送コンベア25の上方位置へ移動すると、前記広げ台19上の三角形状であった生地部材5は四角形状に広げられることになる。
そして、前記生地保持部143による生地部材5の保持を解除すると、生地部材5が三角形状であるときに上側であった上側部分が搬送コンベア25上に載置され、この搬送コンベア25によって生地部材5が次工程へ搬送されることになる。
前記搬送コンベア25上の生地部材5は、図18に示すように、四角形状に広げられて搬送されることになる。この場合、四角形状の生地部材5における1つの角部が先行し、この先行する角部に隣接した2つの角部が、搬送方向に対して直交する方向の両側に位置するように広げられるものである。
前述のごとく、生地部材5を四角形状に広げた状態でもって搬送コンベア25によって搬送するとき、前記生地部材5に生じている弛み及び角部の一部の重なり等を解除するために、前記生地部材5に向けてエアーを噴射するエアーノズル151が前記搬送コンベア25の上方に設けられている。
より詳細には、前記搬送コンベア25の下流側で搬送方向に対して直交する方向のほぼ中央部の上方位置に前記エアーノズル151が配置してある。このエアーノズル151は前記支持架台119の一部に支持されているものであって、前記生地部材5が前記エアーノズル151の下方に搬送されたときに、当該エアーノズル151からエアーを下方向へパルス的に噴射するものである。
なお、前記エアーノズル151の下方向に生地部材5が位置するか否かは、前記生地部材持上げ広げ手段23によって生地部材5を搬送コンベア25上に載置してから所定時間経過したか否かによって容易に知ることができるものである。
上記構成において、前記生地部材持上げ広げ手段23によって生地部材5が搬送コンベア25上に載置され、所定時間が経過すると、前記エアーノズル151から前記生地部材5の上面に向けてエアーがパルス的に適数回噴射される。前記エアーノズル151から噴射されて生地部材5の上面に激突したエアーは、生地部材5の表面に沿って放射方向に急速に流れるので、生地部材5に弛みがあると弛みが延ばされることになる。また、生地部材5の角部が折れ曲がって上側に重なった状態にあると、角部が外側へ吹き飛ばされて、角部の重なりが解消されることになる。
なすわち、前記搬送コンベア25によって生地部材5を搬送するとき、前記エアーノズル151からエアーを生地部材5の表面に向けて下方向へ瞬間的に噴射すると、前記生地部材5の弛みや角部の重なりが解消されるものである。すなわち、生地部材5は弛みや重なり部のない良好な平面度に保持して次工程へ搬送されるものである。
図19,図20に示すように、前記搬送コンベア25の下流側に配置した前記移動コンベア27における可動フレーム153は、前記架台3に取付けたブラケット155に水平に支持されたガイド部材157に、生地部材5の搬送方向である前後方向に対して直交する左右方向へ移動自在に支持されている。そして、前記可動フレーム153をガイド部材157に沿って往復動するために、前記架台3には、エアーシリンダ等のごときアクチュエータ159が設けられている。
上記アクチュエータ159は、2つの単動シリンダ160A,160Bを直列に接続した構成であって、一方のシリンダ160Aにおけるピストンロッド161Aの先端部は、前記架台3の一部に固定したブラケット163に連結してあり、他方のシリンダ160Bにおけるピストンロッド161Bは、前記可動フレーム153の一部に連結してある。
上記構成において、一方のシリンダ160Aのシリンダ室165Aへエアー等のごとき作動流体を供給すると、シリンダ160Aが図20において左方向へ移動するので、ロック状態にある他方のシリンダ160Bのピストンロッド161Bを介して可動フレーム153が同方向へ移動される。逆に、一方のシリンダ160Aをロック状態に保持して他方のシリンダ160Bのシリンダ室165Bへ作動流体を供給すると、ピストンロッド161Bが図20において右方向へ移動されるので、可動フレーム153は同方向へ移動されることになる。
すなわち、可動フレーム153は、前記アクチュエータ159の作動により、図20において、左右方向の中立位置から右方向又は左方向へ移動されるものである。なお、前記アクチュエータ159の構成としては、ボールネジ構成を採用し、ボールネジ構成におけるボールネジ又はボールナットをサーボモータ等のモータによって正回転,逆回転する構成とすることも可能である。
前記可動フレーム153に支持された前記移動コンベア27の上流端側は、図19に示すように、前記搬送コンベア25の下側に入り込んだ状態にあり、前記搬送コンベア25から移動コンベア27へ生地部材5を受け渡すときに、搬送方向の中心に対する生地部材5の片方への偏在を検出するための偏在検出手段167が設けられている。
より詳細には、前記可動フレーム153に支持された移動コンベア27の架枠169上には、移動コンベア27の移送方向に対して直交する左右方向に長い第1,第2のビーム部材171,173が設けてある。第1のビーム部材171は前記移動コンベア27の上方位置に水平に設けてあり、第2のビーム部材173は、前記搬送コンベア25の下側において水平に設けられている。そして、前記第1ビーム部材171には、前述したエアーノズル151と同様のエアーノズル175を備えたノズル支持部材177が長手方向のほぼ中央部に支持されている。
前記第1,第2のビーム部材171,173には、前記搬送コンベア25から移動コンベア27へ移載される生地部材5を光学的に検出する複数の光学センサ179A,179B,179Cが設けられている。より詳細には、図20に示すように、第1の光学センサ179Aは移動コンベア27の幅方向の中央部に配置してあり、第2,第3の光学センサ179B,179Cは、前記第1の光学センサ179Aの左右方向へ位置調節可能に装着してある。
そして、前記搬送コンベア25の下流端の下側又は架枠169には、前記搬送コンベア25から移動コンベア27へ移りつつある生地部材5の下側へエアーを噴出する複数のエアーノズル181が幅方向に適宜間隔に備えられている。
上記構成により、前記搬送コンベア25から移動コンベア27へ生地部材5を移載するとき、先ず中央部の光学センサ179Aによって生地部材5の検出が行われる。そして、所定時間経過後に、左右の光学センサ179B,179Cが生地部材5を検知すると、生地部材5は幅方向のほぼ中央部付近に位置していることとして検知される。
前述のごとく、中央部の光学センサ179Aが生地部材5を検知し、所定時間経過後に一方の光学センサ179Bが生地部材5を検知し、他方の光学センサ179Cが生地部材5を検知しない場合には、生地部材5が、図20において右側に偏在しているものとして検出できる。このように、生地部材5の片側への偏在が検知されると、エアーノズル181からエアーを噴出して生地部材5を移動コンベア27から僅かに浮かし、かつ前記アクチュエータ159を作動して移動コンベア27を中立位置から生地部材5の偏在している側へ寄せて、生地部材5を載置するものである。
上述のように、移動コンベア27上に生地部材5が移載された後、上記移動コンベア27を中立位置に戻すことにより、生地部材5を幅方向の中央部側へ寄せることとなり、生地部材5の片側への大きな偏在が解消される。したがって、移動コンベア27から次工程へ搬出される生地部材5は常にほぼ中央部において次工程へ搬出されることになるものである。
以上のごとき構成において、図1,図3に示すように、生地部材供給手段9に洗濯乾燥後の生地部材(布地)5を供給すると、左右一対の生地部材持上げ手段7によって前記生地部材5の任意の一部が把持して持上げられ、生地部材5の任意の角部(第1の角部)が最下端部に割出される。なお、一対の生地部材持上げ手段7による生地部材5の持上げ作用は交互に行われるものである。
前述のように、生地部材持上げ手段7によって生地部材5が持上げられると、前述したようにエアー噴射手段47から噴射されたエアーによって生地部材5の第1の角部から前記移送コンベア11上に移載され、前記第1の角部を先端部として下流側へ搬送(移送)される。そして、移送コンベア11によって移送される生地部材5の先端部(第1の角部)は先端部位置決め手段53によって移送コンベア11の幅方向の中央部に位置決めされる。
その後、前記生地部材5の先端部(第1の角部)付近を、第2の生地部材持上げ手段13により保持されて所定位置に持上げられる。その後、持上げられた生地部材5の先端部(上端部)側を吊り下げ移送手段15におけるクランプ装置87のクランプ85によってクランプされて、一対の端部保持手段17における一方のクランプ装置103に対応した位置に移送される。
上述のように、クランプ装置87が一方の端部保持手段17のクランプ装置103に対応した位置に移動すると、前記生地部材5の上端部(第1の角部)側が一方のクランプ装置103によって保持される。そして、他方の端部保持手段17における他方のクランプ装置103が前記一方のクランプ装置103の下方へ移動されて、前記生地部材5の下端部(第2の角部)側をクランプする。
その後、他方のクランプ装置103を一方のクランプ装置103とほぼ同一の高さに斜めに上昇すると、前記生地部材5は、第1の角部が一方のクランプ装置103によってクランプされ、第2の角部(第1の角部と対角をなす角部)が他方のクランプ装置103によってクランプされた状態にあって、前記生地部材5は、上部がほぼ水平で下側に頂角を備えた態様で重なり合った状態の三角形状に形成される。
なお、一対の移送コンベア11によって移送される生地部材5が交互に三角形状に形成されるものである。ところで、前記移送コンベア11等は必ずしも一対でなく1つでも良いものである。また、吊り下げ移送手段15におけるクランプ装置87から端部保持手段17におけるクランプ装置103へ生地部材5のクランプ直しを行っているが、必ずしもその必要はないもので、例えば生地部材5の第1の角部を前記クランプ装置87によって保持し、生地部材5の第2の角部を前記クランプ装置103により保持して、生地部材5を前述したごとき三角形状に形成する構成でも良いものである。
前述したように、上辺がほぼ水平で頂角が下側に位置する三角形状に生地部材5を形成すると、生地移送装置117における一対のクランプ装置129によって前記上辺の両端側がクランプされて、広げ台19上に移送載置される。このように、広げ台19上に三角形状に形成された生地部材5が載置されると、生地部材持上げ広げ手段23によって三角形状の生地部材5における上側部分の頂角付近が持上げられて、搬送コンベア25側へ移送されて四角形状に広げられる。
上述のように、四角形状に広げられて搬送コンベア25によって下流側へ搬送されるとき、偏在検出手段167によって生地部材5の偏在が検出されると、移動コンベア27が中立位置から偏在側へ移動して生地部材5を受けた後、前記移動コンベア27を中立位置に戻すことにより、生地部材5の大きな偏在が修正されほぼ中央部に寄せられて次工程へ搬出されるものである。
ところで、前記説明においては、生地部材5を三角形状に形成した後、生地移送装置117によって生地部材5を広げ台19上へ移送し載置する旨説明した。しかし、広げ台19を搬送方向へ移動自在の構成として、端部保持手段17によって三角形状に形成されて吊り下げられた状態にある生地部材5の位置へ広げ台19を移動自在に構成して、前記端部保持手段17から広げ台19上へ生地部材5を直接載置する構成とすることも可能である。
また、生地持上げ手段7から移送コンベア11上に生地部材5を載置するとき、移送コンベア11が生地持上げ手段7の下方位置へ相対的に移動する構成とすることも可能である。
本発明の実施形態に係る生地部材広げ装置の全体的構成を概念的,概略的に示した正面説明図である。 本発明の実施形態に係る生地部材広げ装置の全体的構成を概念的,概略的に示した平面説明図である。 生地部材持上げ手段の正面説明図である。 生地部材持上げ手段における生地保持部の正面説明図である。 移送コンベアの正面説明図である。 移送コンベアの平面説明図である。 絞り手段の平面説明図である。 吊り下げ移送手段の正面説明図である。 吊り下げ移送手段の平面説明図である。 端部保持手段の側面説明図である。 広げ台の正面説明図である。 広げ台の平面説明図である。 生地移送装置の正面説明図である。 生地移送装置の平面説明図である。 生地移送装置の側面説明図である。 生地部材持上げ広げ手段の正面説明図である。 生地部材持上げ広げ手段の平面説明図である。 搬送コンベアの平面説明図である。 移動コンベアの正面説明図である。 移動コンベアの側面説明図である。
符号の説明
1 生地部材広げ装置
5 生地部材(布地)
7 生地部材持上げ手段
9 生地部材供給手段
13 第2の生地部材持上げ手段
15 吊り下げ移送手段
17 端部保持手段
19 広げ台
21 生地部材搬送手段
23 生地部材持上げ広げ手段
25 搬送コンベア
27 移送コンベア
33,143 生地保持部
39 爪部材
47,147 エアー噴射手段
51 乱れ防止部材
53 先端部位置決め手段
59 先端部検知センサ
61 長さ検出手段
63 絞り手段
85 クランプ
87,103,129 クランプ装置
117 生地移送装置
159 アクチュエータ
167 偏在検出手段
179A,B,C 光学センサ

Claims (13)

  1. 矩形状の生地部材を四角形状に広げる方法であって、次の各工程よりなることを特徴とする生地部材の広げ方法、
    (a) 生地部材の一部を保持し持上げて生地部材の任意の角部を最下端部に割出す工程、
    (b) 上記最下端部に割出した角部と当該角部の対角位置の角部とを保持して前記生地部材を重なり合った状態の三角形状に形成する工程、
    (c) 三角形状の前記生地部材を広げ台上に載置する工程、
    (d) 広げ台上の三角形状に重なり合った生地部材の上側部分における頂角部分を保持して生地部材の重なりを解除するように広げる工程。
  2. 請求項1に記載の生地部材の広げ方法において、
    広げ台上の三角形状に重なり合った生地部材の上側部分における頂角部分を保持して生地部材の重なりを解除するように広げるとき、生地部材における下側部分を広げ台に吸着し、かつ生地部材の下側部分の上面にエアーを噴射して前記上側部分の広げ作用を補助することを特徴とする生地部材の広げ方法。
  3. 矩形状の生地部材を四角形状に広げる方法であって、次の各工程よりなることを特徴とする生地部材の広げ方法、
    (a) 載置部材上に載置されている生地部材の一部を持上げて当該生地部材の任意の角部を第1の角部として最下端部に割出す工程、
    (b) 最下端部に割出した前記第1の角部側から移送コンベア上に載置する工程、
    (c) 前記移送コンベア上の生地部材の移送方向の先端部をなす前記第1の角部を、前記移送コンベアの幅方向の所望位置に位置決めする工程、
    (d) 前記移送コンベア上の前記生地部材の前記第1の角部付近を保持して持ち上げる工程、
    (e) 持ち上げた前記生地部材の下端部に位置する第2の角部付近を保持して前記第1の角部とほぼ同一高さ位置まで持ち上げて、前記生地部材を上辺がほぼ水平な重なり合った状態の三角形状に形成する工程、
    (f) 三角形状に重なり合った状態にある前記生地部材を広げ台上に載置する工程、
    (g) 広げ台上の三角形状に重なり合った状態にある生地部材の上側部分における頂角部付近を保持して生地部材の重なりを解除するとき、前記頂角部分側を搬送コンベア上に載置する工程。
  4. 請求項3に記載の生地部材の広げ方法において、最下端部に割出した生地部材の第1の角部側を移送コンベア上に載置するとき、前記第1の角部側の下方位置へ移送コンベアを相対的に移動すること、又は前記第1の角部側にエアーを噴射して当該第1の角部側を前記移送コンベア側へ移動することを特徴とする生地部材の広げ方法。
  5. 請求項3又は4に記載の生地部材の広げ方法において、広げ台上の三角形状に重なり合った状態にある生地部材の上側部分における頂角部付近を保持して生地部材の重なりを解除するとき、生地部材における下側部分を広げ台に吸着し、かつ生地部材の下側部分の上面にエアーを噴射して前記上側の広げ作用を補助することを特徴とする生地部材の広げ方法。
  6. 矩形状の生地部材を四角形状に広げるための装置であって、生地部材の任意の角部を最下端部に割出すために生地部材の一部を保持して持上げる生地部材持上げ手段と、前記最下端部に割出された角部と当該角部の対角位置に位置する角部を保持して前記生地部材を重なり合った状態の三角形状に形成するための一対の生地保持手段と、三角形状に形成された前記生地部材を載置自在の広げ台と、この広げ台上の三角形状に重なり合った生地部材の上側部分における頂角部付近を保持して生地部材の重なりを解除するように広げるための生地部材持上げ広げ手段とを備えていることを特徴とする生地部材広げ装置。
  7. 矩形状の生地部材を四角形状に広げるための装置であって、生地部材の任意の角部を第1の角部として最下端部に割出すために生地部材の一部を保持して持上げる生地部材持上げ手段と、最下端部に割出された前記第1の角部が移送方向の先端部をなすように載置された生地部材を移送する移送コンベアと、この移送コンベア上の前記生地部材における前記第1の角部を前記移送コンベアの幅方向の所望位置に位置決めするための先端部位置決め手段と、前記移送コンベア上の生地部材の前記第1の角部付近を保持して持上げ自在の第2の生地部材持上げ手段と、前記第2の生地部材持上げ手段によって持上げられた生地部材の最下端部に位置する第2の角部付近を保持して前記第1の角部とほぼ同一高さに持上げて、前記生地部材を、上辺がほぼ水平な重なり合った状態の三角形状に形成するための一対の端部保持手段と、三角形状に重なり合った状態にある前記生地部材を載置自在の広げ台と、この広げ台上の三角形状に重なり合った状態にある生地部材の上側部分における頂角部付近を保持して生地部材の重なりを解除するように広げるための生地部材持上げ広げ手段とを備えていることを特徴とする生地部材広げ装置。
  8. 請求項6又は7に記載の生地部材広げ装置において、前記生地部材持上げ広げ手段によって広げられる生地部材の一部を載置するための搬送コンベアと、この搬送コンベアによって搬送された生地部材を受け取り自在かつ前記搬送コンベアの幅方向へ移動自在の移動コンベアとを備えていることを特徴とする生地部材広げ装置。
  9. 請求項6,7又は8に記載の生地部材広げ装置において、前記広げ台は上下に回動自在かつ生地部材の下部側部分を吸着自在の構成であることを特徴とする生地部材広げ装置。
  10. 請求項6,7,8又は9に記載の生地部材広げ装置において、前記生地部材持上げ手段は、生地部材を吸着するための吸引吸着手段を備えていることを特徴とする生地部材広げ装置。
  11. 請求項7〜10のいずれかに記載の生地部材広げ装置において、前記生地部材持上げ手段によって持上げられている生地部材の下部付近を前記移送コンベア側へ吹き飛ばすためのエアーを噴射するためのエアー噴射手段を備えていることを特徴とする生地部材広げ装置。
  12. 請求項11に記載の生地部材広げ装置において、前記エアー噴射手段のエアー噴射によって前記生地部が乱れることを防止するための乱れ防止部材を備えていることを特徴とする生地部材広げ装置。
  13. 請求項6〜12のいずれかに記載の生地部材広げ装置において、前記広げ台上の三角形状に重なり合った状態にある生地部材の上側部分を広げて重なり合いを解除するとき、前記上側部分の広げ作用を補助すべく、生地部材の下側部分の上面にエアーを噴射するエアー噴射手段を備えていることを特徴とする生地部材広げ装置。
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