JP2005156551A - ワーク受け台ならびにこのワーク受け台を備えたワークの平坦度測定装置 - Google Patents

ワーク受け台ならびにこのワーク受け台を備えたワークの平坦度測定装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ワークに対する安定支持状態を保ちつつ、接触面積を小さくして、塵埃の付着やESDの発生を防止できるワークの受け台を提供する。
【解決手段】 平坦度検査時にドーナツ形ワークWの孔部Waに偏平円柱形の受け台基体21における中央凸部22を嵌合し、該中央凸部を取り囲む環状面21aにより前記ワークWの内周部を下方から水平に支持するワーク受け台において、前記受け台基体21における環状面21aに先の尖った微小突部24A(64A)(74A)を全域に均等的に配して形成し、この微小突部24A(64A)(74A)の頂部24a(64a)(74a)をワーク支持面として設定する。
【選択図】 図5

Description

この発明は、例えばハードディスク装置用プラッタなどのドーナツ形ディスク基板の平坦度を検査する工程で使用されるワーク受け台ならびにこのワーク受け台を備えたワークの平坦度測定装置に関する。
ハードディスクなどの製造工程では、例えばNi−Pアルミニウム磁気ディスクの基板であるワークの両面を研磨する工程がある。ところが、現在の技術では、ワークの両面を均一に高精度に研磨することにも限界があり、このため、僅かな膜厚差が発生し、これが原因でワークが反り変形を起こしやすい傾向にある。従って、前記研磨工程を経たワークに対して平坦度(反り量)の検査を実施し、一定の基準に納まるか否かを判別している。
一般に、この種ワークの平坦度測定装置では、図13〜図15に示すようなワーク受け台100を備えている。
このワーク受け台100は、SUSなどの金属製の偏平円柱形の受け台基体101の中央に平坦度測定時にドーナツ形ワーク(図1参照)Wの孔部Waに嵌合される中央凸部102が一体形成されるとともに、表面にCrめっき層101aが形成されており、前記受け台基体101における中央凸部102を取り囲む環状面103により、前記ワークWの内周部を下方から水平に支持させ、レーザなどを使った周知の測定部によりワークWの平坦度を計測している。
なお、ドーナツ型ワークのチャッキング方法としては下記特許文献1、2に記載されるようなものがある。
特開2000−166627号 特開2000−308508号
しかしながら、従来のワーク受け台では、受け台基体101における中央凸部102を取り囲む環状面103全面がワークWの内周部に面接触するワーク支持面となっているので、前記環状面103にそのまま付着する塵埃が少なくない。
前記環状面103に塵埃が付着したまま、前記ワークWを支持させると、ワークWの自重により該ワークWに微細な傷が形成されることがあり、また、塵埃がワークWに転写して付着したままになるおそれがある。また、その時に帯電した塵埃によりアーク放電が起きて静電破壊(Electro Static Destruction;ESD )などが発生することもある。
前記平坦度の測定検査は、ワークWへの塵埃の付着を極力回避させるために、クリーンルームで行われるが、クリーンルームであっても、僅かの浮遊微粒子(パーティクル)が存在するので、これを十分考慮した対策を講じないと、前記問題の解決につながらない。
この発明の課題は、ワークに対する安定支持状態を損なうことなく、接触面積を小さくして、塵埃の付着やESDの発生を防止できるワークの受け台ならびにこのワーク受け台を備えたワークの平坦度測定装置を提供することにある。
本発明は、以下の手段を提供することにより前記課題を解決する。すなわち、
[1]平坦度測定時にドーナツ形ワークの孔部に扁平円柱形の受け台基体における中央凸部を嵌合し、該中央凸部を取り囲む環状面により前記ワークの内周部を下方から水平に支持するワーク受け台において、
前記受け台基体における環状面に先が尖った微小突部を全域に均等的に配して形成し、この微小突部の頂部で構成される面をワーク支持面として設定したことを特徴とするワーク受け台。
[2]前記微小突部は、受け台基体に一体形成されている前項1に記載のワーク受け台。
[3]前記微小突部の頂部は、凸曲面で構成されている前項1または2に記載のワーク受け台。
[4]前記微小突部の頂部は、曲率半径が0.01〜1mmの範囲から選択して設定されている前項3に記載のワーク受け台。
[5]前記微小突部は、受け台基体の円周方向へ連続する環状の突条で構成されている前項1〜4のいずれかに記載のワーク受け台。
[6]前記微小突部は、受け台基体の円周方向へ一定間隔で断続する円弧状の突条で構成されている前項1〜4のいずれかに記載のワーク受け台。
[7]前記突条は、受け台基体の半径方向へ複数列に配設されている前項5または6に記載のワーク受け台。
[8]前記受け台基体の構成材は、硬質合成樹脂である前項1〜7のいずれかに記載のワーク受け台。
[9]前記受け台基体の構成材は、ポリエーテル・エーテル・ケトン樹脂である前項8に記載のワーク受け台。
[10]平坦度測定時にドーナツ形ワークの孔部に偏平円柱形の受け台基体における中央凸部を嵌合し、該中央凸部を取り囲む環状面により前記ワークの内周部を下方から水平に支持するワーク受け台と、
前工程から送給されたワークを保持して前記受け台上に受け渡すワーク受け渡し手段と、
前記受け台にワークが載置された際に、ワークの平坦度を検出する平坦度検出手段と、
を備え、
前記受け台基体における環状面に先が尖った微小突部を全域に均等的に配して形成し、この微小突部の頂部で構成される面をワーク支持面として設定したことを特徴とするワークの平坦度測定装置。
上記発明[1]によれば、受け台基体における環状面に形成した微小突部の頂部で構成される面をワーク支持面としたので、ワークに対する接触面積が著しく低減され、ワーク支持面に浮遊微粒子などの塵埃が付着する量は極めて少なくなる。このため、支持状態のワークに塵埃が転写・付着したり、塵埃でワークに傷が付くおそれを解消でき、さらに、前記微小突部によりワークと受け台基体との間に生起される帯電力が分散されるから、ESDの発生を抑制でき、これにより、ワークを傷めずに平坦度を適正に測定することができ、もって、ワークの収率を高めることができる。
上記発明[2]によれば、前記微小突部が受け台基体に一体形成するから、例えば切削加工などで該微小突部を容易に形成可能となる。
上記発明[3]によれば、前記微小突部の頂部が凸曲面で構成されているので、ワークを傷めることがないようにしつつ、該ワークに対する接触面積を確実に小さくできる。
上記発明[4]によれば、前記微小突部の頂部の曲率半径が0.01〜1mmの範囲から選択して設定されているので、微小突部の加工精度を維持しつつ、ワークに対する接触面積を小さくすることができる。
上記発明[5]によれば、微小突部が円周方向へ連続する環状の突条で構成されているので、ワークに対して線接触状態で支持できるうえ、切削加工などにより前記突条を容易に形成できる利点がある。
上記発明[6]によれば、前記微小突部が円周方向へ一定間隔で断続する円弧状の突条で構成されているので、ワークに対する接触面積を一層小さくできる。
上記発明[7]によれば、前記突条が受け台基体の半径方向へ複数列に配設されているので、ワークの支持状態が安定的になる。
上記発明[8]によれば、前記受け台基体の構成材が硬質合成樹脂であるので、傷が付き難く、耐久性の向上が図れるうえ、比較的安価に提供可能となる。
上記発明[9]によれば、前記受け台基体の構成材がポリエーテル・エーテル・ケトン樹脂であるので、耐疲労性および耐磨耗性が高められる。
上記発明[10]によれば、前記ワーク受け台を備えることにより、ワークに塵埃の付着などの問題を招くことなく、ワークの平坦度検査が適正に実行可能となる。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明のワーク受け台を備えた平坦度測定装置を示す外観斜視図である。なお、この平坦度測定装置の基本的構成やその動作は、周知のものと同等であるので、それらについては概略的に説明する。
また、被測定対象物である磁気ディスク基板のようなワークWについて、ここでは、例えば厚みが0.8mm、直径が84mm、孔部Waの直径が25mm程度の大きさのものを対象にしているが、これに限られるものではない。
図1において、この平坦度測定装置は、概ね、装置本体部1と、ワーク支持部3と、ワーク受け渡し部4と、ワークWの平坦度を検出する平坦度検出部5とを備えている。
前記装置本体部1は、下側基板11上に複数の支柱12・・・を介して支持された上側基板13と、この上側基板13上に固定された平面形状が長方形の台座14とを備えており、この台座14上の長手方向(X軸方向)の一端側に原点側基準台15が配置され、この原点側基準台15に対向して前記台座14上の他端側に前進側基準台16が配置されている。
前記台座14の幅方向の両側方にそれぞれ位置して前記上側基板13上には、長手方向へ沿って延びるガイドレール17が固定されており、このガイドレール17には、図示しない駆動装置で駆動されるスライダ18が摺動可能に嵌合されている。
前記原点側基準台15および前進側基準台16は、後述する測定ヘッドがワークWをX方向で所定範囲だけスキャンする際のスキャン開始および終了位置を決めるためのものである。
前記ワーク支持部3は、前記原点側基準台15と前進側基準台16との間に位置して配置されており、ワークWの内周部位を下方から水平に支持するワーク受け台2と、ワーク受け台2がねじ31などにより固定されるディスクベース32と、前記ワーク受け台2を同軸上で取り囲む位置で上下方向(Y軸方向)で昇降可能に配設されて、搬入されたワークWを該ワーク受け台2に載置するカップ部材33と、このカップ部材33の昇降駆動用シリンダ34とを備えている。
前記ディスクベース32は、前記台座14側にねじ(図示せず)などにより、交換可能に取り付けられている。
前記カップ部材33は、図2(A),(B)に示すように、前記台座14を貫通して上下変移可能に配設された逆門形の連結部材35を介して前記シリンダ34のピストンロッド34aの先端に連結されており、前工程から搬入されたワークWを図2(A)に示すようにピストンロッド34aが伸長した上昇位置で受け取り、ピストンロッド34aが収縮する下降動作に伴って図2(B)に示すように、前記ワークWを前記ワーク受け台2に受け渡すようになっている。なお、図2において、36は、ワーク受け台2の上面に対向して配設されたイオナイザである。
前記ワーク受け渡し部4は、例えば前記装置本体1の長手方向他端側に配置されて反転ハンド機構41と、反転ハンド機構41の駆動部42と、反転ハンド機構41と駆動部42との間に介在されて、該反転ハンド機構41をZ軸に沿った垂直面内で反転可能に連結する関節機構43とを備えている。
前記反転ハンド機構41は、前記ワークWを半径方向外方から挟着する左右一対のハンド部材44,44を有し、例えば所定姿勢で前工程からから供給されたワークWを受け取り、反転姿勢で該ワークWを前記カップ部材33に受け渡すように構成されるとともに、反転姿勢で該ワークWを前記カップ部材33に受け渡す位置まで前進できるように構成されている。
前記平坦度検出部5は、前記スライダ18,18上に跨設されて、図示しない駆動装置で駆動されて、ワークWにレーザ光を照射するスキャン用測定ヘッド51と、この測定ヘッド51に装備された複数のセンサ52と、カバー53とを備えており、前記スライダ18の移動に伴ってワークWの表面全域がスキャンされる。例えばレーザ光の照射によるワークWからの反射光と基準光とを干渉させ、干渉光の位相変化から前記ワークWの平坦度を検出するようになっている。勿論、平坦度検出部5の構成は、渦電流を利用した方式など、任意のものを採用可能である。
前記ワーク受け台2は、例えば合成樹脂からなる偏平円柱形の受け台基体21の上面にワークWの孔部Waに嵌合する円形の中央凸部22を一体形成したものであり、このワーク受け台基体21の中央には、厚み方向(上下方向)に貫通して前記取り付け用のねじ31が貫通するねじ挿通孔23が形成されている。
なお、前記受け台基体21の大きさは、直径が30mm、高さが7.5mm、中央凸部の直径が24mm、中央凸部22の高さが1mm程度であるが、これらのサイズは、前記ワークWの大きさに対応して変更可能である。
前記受け台基体21を構成する合成樹脂は、例えばアクリル樹脂などが含まれるが、この例では、硬度に優れた硬質合成樹脂、例えばフェニケトンとフェニルエーテルとの組み合わせ構造からなる結晶性高分子を使用してあり、これは、アクリル樹脂などを使用したものよりも、高い硬度を得ることが可能である。
結晶性高分子のうち、最も耐疲労性および耐環境性に優れたPEEK(ポリエーテル・エーテル・ケトン)樹脂を使用するのが好ましい。これは、特殊プラスチックの一種である、いわゆるエンジニアンリング・プラスチックと称されるものに相当している。
この受け台基体21における円形凸部22を取り囲む環状面21aの全域には、ワークWとの接触面を可及的小さくさせるために、図5に示すように、高さが0.5mm程度の先が尖った微小突部24が形成されている。
この微小突部24は、例えば受け台基体21の円周方向で連続し、かつ半径方向で2列の断面3角形の微小な突条24A,24Aから構成されており、これら突条24A,24Aの各頂部24aが前記ワークWの内周部下面を下方から支持するワーク支持面として構成されている。なお、この突条24A,24Aは、受け台基体21に別体に形成することも可能であるが、この例では、受け台基体21を切削加工することにより一体形成してあり、高精度に加工できる。勿論、突条24A,24Aの形成は、切削加工法にこだわらない。
つぎに、前記ワークWの平坦度を測定する手順を簡単に説明する。
平坦検査待機状態では、図2(A)に示すように、前記シリンダ34のピストンロッド34aが伸長し、前記カップ部材33がワーク受け台2よりも高い上昇位置に設定されている。
前工程から送給されたワークWが前記ハンド部材44,44により外周側から抱き持ち状に保持されると、このハンド部材44,44が反転動作し、これにより、ワークWがカップ部材33に受け渡される。カップ部材33がワークWを受け取ると、前記シリンダ34のピストンロッド34aが収縮するので、カップ部材33が下降変移し、これに伴ってカップ部材33のワークWが前記ワーク受け台2上に載置される。
この後、ヘッド駆動装置により駆動されたスライダ18を介して前記測定ヘッド51が所定位置まで移動して前記ワーク受け台2上に載置されたワークWをスキャンし、センサ52によりワークWの平坦度が周知の動作に従って測定される。
平坦度検査が終了すれば、前記カップ部材33が上昇し、これ伴って前記ワーク受け台2上のワークWがカップ部材33に支持される。ついで、前記ハンド部材44,44により前記カップ部材33に保持されているワークWが把持されてから次工程への送給が行われる。
ところで、前記カップ部材33によりワークWがワーク受け台2に受け渡された際、そのワークWは、図6に示すように、ワーク受け台2における2列の突条24A,24Aの各頂部24aにより、ワーク受け台2に線接触状態で支持される。突条24A,24Aは、2列にこだわらないが、2列であると、ワークWの支持状態が安定する。
前記平坦度測定を行うクリーンルーム内には、僅かの浮遊微粒子が存在するが、ワーク支持面が突条24A,24Aの各頂部24aで構成されているので、浮遊微粒子のほとんどは頂部24aに留まらない。このため、ワークWを支持した状態で浮遊微粒子などでワークWに傷が付くおそれがなくなる。
また、前記突条24A,24Aの各頂部24aによりワークWとの接触面が全域で分散されることによって、両者24A,W間に生起する帯電力が分散される。従って、ESDの発生などが抑止され、これにより、ワークWに欠陥が発生するおそれもなく適正に平坦度を測定することができ、もって、収率を高めることができる。
前記突条24Aは、先が尖っていれば、断面3角形に限らないが、3角形であれば、切削加工する際に、不用意に折損させたりすることも少なくなる。
ところで、前記突条24A,24Aは、先が尖っていればいる程、ワークWとの接触面を小さくできるが、過度に尖っていると、切削加工法などで突条24A,24Aを高精度に形成しにくくなるばかりでなく、ワークWとの繰り返し接触による摩耗や座屈変形が生じ安くなるため好適でない。この点を考慮して、この例では、突条24Aの頂部24aを図5および図6に明瞭に示すように凸曲面で構成してある。
ワークWに対する接触面積の低減化と加工精度との両立を図るうえから、前記頂部24aの曲率半径Rは、0.01〜1mmの範囲から選択設定するのがよく、好ましくは0.02〜0.5mm、さらに好ましくは0.05〜0.15mmである。
この平坦度検査でワークWに塵埃が付着するのが抑制される結果、検査後に塵埃除去のためにワークWを再度洗浄する工程を省くことも可能となる。
図7〜図9は、それぞれワーク受け台2の変形例を示し、図3〜図6と同一もしくは相当部所には同一符号を付してその説明を省略する。
図7〜図9において、微小突起部24は、受け台基体21の半径方向で複数列に配設され、かつ円周方向へ一定間隔で断続する複数の円弧状の突条64A・・・からなり、突条64Aの頂部64aがワーク支持面として構成されている。
このようなワーク受け台2を使用すると、前記と同様の効果が発揮されるうえ、突条64Aの切削加工性は別として、ワークWに対する接触面積が小さくなり、塵埃の付着が一層低減される。
図10〜図12は、それぞれワーク受け台2の別の変形例を示し、図3〜図6と同一もしくは相当部所には同一符号を付してその説明を省略する。
図10〜図12において、微小突部24は、受け台基体21の円周方向へ等配されて放射状に延びる複数の突条74Aからなり、突条74Aの頂部74aがワーク支持面として構成されている。
この場合も、切削加工法で突条74Aの高さを高精度にしにくい面があるものの、ワークWに対する接触面を小さくできる。
なお、微小突部24としては、上記のような突条24A(64A)(74A)に限らず、ワークWに対して点接触するような多数の尖ったピン状の微小突起であってもよいが、例えば切削加工などにより受け台基体21aに一体形成しやすい点からすれば、前記突条24A(64A)(74A)、とりわけ突条24Aが推奨される。
つぎに、実施例について説明する。
直径30mm、高さ7.5mmのPEEK樹脂製の受け台基体の環状面に、円周方向で連続する2列の突条を切削加工で形成した。突条の高さは、0.5mm(±0.01mm)で、頂部の曲率半径を0.1mmとした。このワーク受け台を使用し、前記平坦度検査を実施した。この場合、ワークを500000枚検査するまで、ワークに傷が付くなどの不具合が発生しないことが確認された。
比較例
直径30mm、高さ7.5mmのSUS製の受け台基体の表面にハードCrめっき層を形成したワーク受け台を使用し、前記平坦度検査を実施した。この場合、ワークを5000枚検査すると、ワーク受け台に付着した浮遊微粒子によりワークに傷が発生し、ワーク受け台を交換しなければならなかった。
この発明の実施形態にかかるワーク受け台を備えた平坦度測定装置を示す外観斜視図である。 (A)平坦度測定装置におけるカップ部材によりワークをワーク受け台に載置する待機状態の説明図である。
(B)平坦度測定装置におけるカップ部材によりワークをワーク受け台に載置する状態の説明図である。
ワーク受け台を示す平面図である。 図3のA−A線に沿った断面図である。 図4のVの部分の拡大断面図である。 ワーク受け台における突条の頂部形状の説明図である。 ワーク受け台の変形例を示す平面図である。 図7のB−B線に沿った断面図である。 図8のIXの部分の拡大断面図である。 ワーク受け台の別の変形例を示す平面図である。 図10のC−C線に沿った断面図である。 図11のXIIの部分の拡大断面図である。 従来のワーク受け台を示す平面図である。 図13のD−D線に沿った断面図である。 図14のXVの部分の拡大断面図である。
符号の説明
2・・・・・・・・・・・・・・ワーク受け台
4・・・・・・・・・・・・・・ワーク受け渡し部
5・・・・・・・・・・・・・・平坦度検出部
21・・・・・・・・・・・・・受け台基体
21a・・・・・・・・・・・・環状面
22・・・・・・・・・・・・・中央凸部
24・・・・・・・・・・・・・微小突部
24A(64A)(74A)・・・突条
24a(64a)(74a)・・・突条の頂部(ワーク支持面)
W・・・・・・・・・・・・・・ワーク
Wa・・・・・・・・・・・・・ワークの孔部

Claims (10)

  1. 平坦度測定時にドーナツ形ワークの孔部に扁平円柱形の受け台基体における中央凸部を嵌合し、該中央凸部を取り囲む環状面により前記ワークの内周部を下方から水平に支持するワーク受け台において、
    前記受け台基体における環状面に先が尖った微小突部を全域に均等的に配して形成し、この微小突部の頂部で構成される面をワーク支持面として設定したことを特徴とするワーク受け台。
  2. 前記微小突部は、受け台基体に一体形成されている請求項1に記載のワーク受け台。
  3. 前記微小突部の頂部は、凸曲面で構成されている請求項1または2に記載のワーク受け台。
  4. 前記微小突部の頂部は、曲率半径が0.01〜1mmの範囲から選択して設定されている請求項3に記載のワーク受け台。
  5. 前記微小突部は、受け台基体の円周方向へ連続する環状の突条で構成されている請求項1〜4のいずれかに記載のワーク受け台。
  6. 前記微小突部は、受け台基体の円周方向へ一定間隔で断続する円弧状の突条で構成されている請求項1〜4のいずれかに記載のワーク受け台。
  7. 前記突条は、受け台基体の半径方向へ複数列に配設されている請求項5または6に記載のワーク受け台。
  8. 前記受け台基体の構成材は、硬質合成樹脂である請求項1〜7のいずれかに記載のワーク受け台。
  9. 前記受け台基体の構成材は、ポリエーテル・エーテル・ケトン樹脂である請求項8に記載のワーク受け台。
  10. 平坦度測定時にドーナツ形ワークの孔部に偏平円柱形の受け台基体における中央凸部を嵌合し、該中央凸部を取り囲む環状面により前記ワークの内周部を下方から水平に支持するワーク受け台と、
    前工程から送給されたワークを保持して前記受け台上に受け渡すワーク受け渡し手段と、
    前記受け台にワークが載置された際に、ワークの平坦度を検出する平坦度検出手段と、
    を備え、
    前記受け台基体における環状面に先が尖った微小突部を全域に均等的に配して形成し、この微小突部の頂部で構成される面をワーク支持面として設定したことを特徴とするワークの平坦度測定装置。

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