JP2005155558A - 天井扇風機および照明器具付天井扇風機 - Google Patents

天井扇風機および照明器具付天井扇風機 Download PDF

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Keiichi Shimizu
圭一 清水
Junya Hayashi
順也 林
Yasuhiro Sano
康博 佐野
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Abstract

【課題】照明器具を取り付ける際の作業を容易に行えるとともに、照明器具を取り付けたユニット全体の薄型化を図れるシーリングファンを提供する。
【解決手段】シーリングファン1は、商用電源Wが供給される制御ユニット5、および、この制御ユニット5の制御により駆動する駆動機構が内蔵され、天井2に設置される筐体であるケーシング6と、駆動機構の駆動により作動する複数の羽根3と、制御ユニット5から電源が供給されるとともに、シーリングライト8を着脱自在に支持する引掛孔30を有し、ケーシング6の底部に設けられた引掛シーリング9とを備える。これにより、シーリングファン1へのシーリングライト8の取り付け作業をユーザが容易に行うことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、室内の天井に取り付けられてこのフロア内の空気を循環させる天井扇風機、およびこの天井扇風機に照明器具が取り付けられて構成される照明器具付天井扇風機に関する。
従来、天井扇風機は、室内の空気を循環させることで、例えばエアコン等により加温又は冷却された空気を室内において均一化させ、これにより、冷暖房の際の効率向上を図ることが可能になっている。
また、近年では、室内の装飾性等を考慮して、扇風機本体の底部にシャンデリア等の照明器具を吊り下げるかたちで天井に配置できるようにしたタイプの天井扇風機も提案されている(例えば、特許文献1参照)。この種の天井扇風機は、インテリア的な要素が強いため、部屋の中でも比較的目立つ例えば室内の中央の天井に多くの場合取り付けられる。
特開平10−306792号公報
しかしながら、照明器具を底部に配置する上述した天井扇風機では、電源供給線等の結線や機構部品の取り付けの際に一般に電気工事が必要であり、据付作業が困難であった。また、天井扇風機に照明器具を吊り下げるタイプの場合に、天井扇風機から照明器具の下端部までの長さ寸法が大きなものになってしまうので、一般家庭の天井では使用し難いものであった。さらにまた、天井と天井扇風機の羽との間には、羽の回転による空気の流れが天井面で阻害されないようにするために天井と羽との間に一定の空間を確保する必要があるので、単に天井扇風機を薄型化しようとしても限界があり、結果的に従来の照明器具との組合せの場合には薄型化が困難であった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、照明器具等の他の電気機器を取り付けてユニット化する際の据付作業を容易に行えること、または天井扇風機と照明器具とをユニット化した場合に薄型化を図れるとともに、天井扇風機の機能を有効に作用させることができる天井扇風機および照明器具付天井扇風機の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る天井扇風機は、商用電源が供給される制御部、および、この制御部の制御により駆動する駆動機構が内蔵され、天井に設置される筐体と;前記駆動機構の駆動により作動する複数の羽と;前記制御部から電源が供給されるとともに、電機機器を着脱自在に支持する接続部を有し、前記筐体の底部に設けられた接続端子と;を具備することを特徴とする。
この発明及び以下の発明において、特に言及しない限り、用語の定義及び技術的意味は次のとおりとする。
天井扇風機とは、羽の回転により室内の空気を循環させるものであって、天井に据付けられた電源供給用の接続端子に着脱自在に接続されるタイプの扇風機や、パイプ等の吊下用金具を通じて天井から吊り下げられたかたちで設置されるタイプの扇風機である、いわゆる天井直付型の扇風機である。また、天井扇風機は、床面に対して傾斜した天井面に取り付けられるタイプの扇風機を含む。
羽の駆動機構は、例えばモータであり、このモータの回転を減速する機構等を設ける必要がある場合には、当該駆動機構は、各種ギア類、プーリ、ベルト等によって例えば実現される動力伝達機構を含む。商用電源が供給される制御部は、上記モータの駆動用のドライバ回路等を有する。また、制御部は、照明器具等の電子機器を制御する制御回路を備えていてもよい。前記筐体の底部(下端部)に設けられた接続端子としては、着脱自在に電気的且つ機械的な接続構造を実現する、いわゆる引掛シーリング等が例示される。接続端子が引掛シーリングである場合、当該接続端子の後述する接続部は、筐体の底部に露出するかたちで設けられた引掛孔となる。また、この接続部に接続される後述する器具本体が備えた接続手段とは、例えば上記引掛孔に雄雌の関係で装着される引掛爪等である。
ここで、上述した天井扇風機は、主に、この引掛シーリング等を通じて天井に据付けられる機器を言う。電気機器としては、例えば白熱ランプ、低圧放電ランプ又は高圧放電ランプ等を有する各種照明器具の他、空気清浄機やマイナスイオン発生装置等が例示される。
さらに、羽の翼部とは、室内の空気を実質的に攪拌するための部位であって、床面等の水平面に対して傾斜した面を有する。さらに、羽の径方向は、羽の回転軌跡で形成される円周方向を意味し、翼部の基端位置とは、当該円周方向における翼部の最内周側の部位である。また、最外形の位置とは、この電気機器が円形の蛍光ランプ等を有する円板型の照明機器である場合、ランプが設けられる器具本体の最外周部分となる。
上述した発明の天井扇風機によれば、羽根の駆動機構が内蔵された筐体の底部に、照明器具等の他の電気機器を着脱自在に接続するための引掛シーリング等の接続端子が設けられているので、例えば結線等を含む各種部品の取り付けの際の電気工事等が不要であり、電気機器を取り付ける際の据付作業をユーザレベルで容易に行うことができる。さらに、この発明によれば、上記引掛シーリング等の接続端子を介して他の電気機器と天井扇風機とをユニット化できるので、汎用性を高めることができる。
また、本発明の照明器具付天井扇風機は、商用電源が供給される制御部、および、この制御部の制御により駆動する駆動機構が内蔵され、天井に設置される筐体と;前記駆動機構の駆動により作動する複数の羽と;前記制御部から電源が供給されるとともに、電機機器を着脱自在に支持する接続部を有し、前記筐体の底部に設けられた接続端子と;前記接続部に接続する接続手段を有し、この接続手段が設けられる円形または角形の器具本体と;前記器具本体に設けられる光源と;翼部を備え、この翼部の長手方向における中間部が前記器具本体の最外径よりも外周に位置するように設けられ、かつ、前記駆動機構の駆動により作動する複数の羽と;を具備することを特徴とする。
この発明によれば、扇風機部分の接続端子に雄雌の関係で装着される接続手段を例えば一体又は別部品として備える照明器具自体が、円形ないしは角形の薄型タイプの照明器具として構成されるので、当該照明器具を上記扇風機部分に装着して構成されるこの照明器具付天井扇風機のユニット全体の薄型化が実現される。
ここで、この発明では、円形ないしは角形で照明器具の本体部分(照明器具の外形部分)が構成されているものの、翼部の長手方向における中間部が上記器具本体の最外径よりも外周に位置するように各羽が形成されているので、これらの羽の回転により生じる空気の循環作用を有効に機能させることができる。
また、この発明では、扇風機部分が、例えば引掛孔等の接続部を有する接続端子を備え、また、光源が設けられた器具本体が、この接続部に例えば雄雌の関係で装着される引掛爪を有するアダプタ等を備えるものであれば、扇風機部分と照明器具の構成部分との着脱を容易に行うことができる。これにより、扇風機部分から照明器具を取り外してクリーニングを行う場合等のメンテナンス作業の効率化を図ることができるとともに、扇風機部分に照明器具を装着しつつ天井への据付けを行う場合等の作業性を高めることができる。
さらに、この発明によれば、羽の翼部の回転により得られる空気の流れが、照明器具の器具本体の外形部分にて阻害され難くなり、室内の空気を好適に循環させることができる。さらに、この発明では、羽根の翼部の回転で生じる空気の流れにより、電気機器を揺らしてしまうおそれ等も少ないため、室内に居るユーザが視覚的に違和感を覚えること等を抑制できる。
さらに、本発明の照明器具付天井扇風機は、前記筐体には、少なくとも前記羽の動きを制御する制御信号が受光可能であるリモコン受光部が設けられており、このリモコン受光部は、前記筐体の天井側に設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、リモコンの制御信号が、照明器具の外形部分によって遮られないように、リモコン受光部が照明器具の外形部近傍から離間した上記筐体の天井側に設けられているので、例えば比較的大きいサイズの照明器具が天井扇風機の下端部に配置されている場合でも、リモコンからの制御信号の受信感度の低下を抑えることができる。
このように、本発明によれば、照明器具等の他の電気機器を取り付けてユニット化する際の据付作業を容易に行えること、または天井扇風機と照明器具とをユニット化した場合に薄型化を図れるとともに、天井扇風機の機能を有効に作用させることができる天井扇風機および照明器具付天井扇風機を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の天井扇風機を実施した形態であるシーリングファンに、照明器具としてのシーリングライトが取り付けられてユニット化された照明器具付天井扇風機を示す斜視図、図2は、その分解斜視図、図3は、図1のシーリングファンとシーリングライトとの着脱部分を示す斜視図、図4は、図1の照明器具付天井扇風機を側面からみた図、図5は、図4の照明器具付天井扇風機が備えるシーリングファンの羽根の翼部を羽根の先端方向(矢視A方向)からみた矢視図、図6は、図1の照明器具付天井扇風機が備えるシーリングファンの機器構成を機能的に示すブロック図、図7は、図6のシーリングファンが備える制御ユニットと異なる他の制御ユニットを機能的に示すブロック図である。
上記図1ないし図3に示すように、シーリングファン1は、商用電源Wが供給される制御ユニット5(図6参照)、および、この制御ユニット5の制御により駆動する駆動機構が内蔵され、天井2に設置される筐体であるケーシング6と、駆動機構の駆動により作動する複数の羽根3と、制御ユニット5から電源が供給されるとともに、電気機器、例えばシーリングライト8を着脱自在に支持する後述する引掛孔30を接続部として有し、ケーシング6の底部に設けられた接続端子としての(角形)引掛シーリング9とから主に構成されている。
ここで、ケーシング6は、円筒状に形成された上部ケーシング6aと、この上部ケーシング6aの下方に位置する円筒状の下部ケーシング6bとから構成される。上部ケーシング6aには、上記駆動機構の駆動源となるアウターロータ型のモータ10が内蔵されており、ステータの中心を貫通して固定される固定軸11の上端部が当該上部ケーシング6aの外形部分を通じて天井2に係止されている。この固定軸11の下端部には、上記制御ユニット5が固定されている。シーリングファン1に、例えば4枚設けられている羽根3は、上部ケーシング6aの底部のロータ部分に基端部が各々固定された4つのアーム12と、アーム12の先端部に基端部が支持され、室内の空気を実質的に攪拌する部位となる翼部14とから構成されている。これにより、4枚の羽根3は、モータ10の駆動力によって天井2の近傍で回転することになる。
次に、シーリングファン1の天井2への取付構造について説明する。すなわち、天井2には、図2に示すように、電源に接続された、いわゆる埋込形の引掛シーリングローゼット15が設置されている。ここで、シーリングファン1の取付手順について簡単に説明すると、まず引掛シーリングローゼット15の縁部のねじ孔16を通じてリング状のO形金具17をねじ18により取り付ける。次に、O形金具17のねじ孔19に長尺ねじ20の上端部を螺合させる。さらに、仮吊用のチェーン(図示せず)を天井側に掛けた後、シーリングファン1全体を仮吊し、この状態で、引掛シーリングローゼット15の引掛孔21に引掛爪22を係合させつつ引掛シーリングキャップ23を装着する。このように、シーリングファン1全体を仮吊した状態で天井への取付作業を行えるので施工が容易である。さらに、上部ケーシング6a内に長尺ねじ20を挿通させ、上部ケーシング6aの下端部のねじ露出孔から突出させた長尺ねじ20の下端部に所定の化粧ナット(図示せず)を螺合させ、この後、仮吊用のチェーンを取り外す。このような一連の作業により、天井2とこの化粧ナットの上端面との間に上部ケーシング6aを挟持するようにして、天井2に上部ケーシング6aが固定される。これにより、引掛シーリングローゼット15及び引掛シーリングキャップ23を上部ケーシング6a内に収容するかたちで、シーリングファン1が天井2に取り付けられる。
次に、シーリングライト8について説明する。シーリングライト8は、図1及び図2に示すように、リング状に形成されたフレーム24のランプ保持部25を通じて大小2つの蛍光ランプ26、27が固定保持されている。なお、このような円環状の蛍光ランプ26、27に代えて多角形状の光源、片口金の光源、及びLED等を適用してもよい。さらに、フレーム24には、常夜灯(ベビー球)28等も取り付けられている。フレーム24の下端部には、蛍光ランプ26、27等を覆うようにしてセード29が取り付けられている。
ここで、本実施形態のシーリングファン1が備える、上記シーリングライト8との接続機構について詳述する。すなわち、図2及び図3に示すように、シーリングファン1には、ケーシング6の最下端部である下部ケーシング6bの底部に引掛シーリング9が引掛孔30を底部に露出するかたちで設けられている。一方、シーリングライト8の上端部には、引掛シーリング9の引掛孔30に引掛爪31を係合させることにより装着される円形タイプのアダプタ32が設けられている。なお、このアダプタは、例えば角形タイプのものを用いてもよい。このようなアダプタ32から延出する電源コード33は、上記フレーム24が備える電源コネクタに接続される。ここで、上記フレーム24及びアダプタ32によって器具本体8aが構成され、アダプタ32に設けられた引掛爪31は接続手段として機能する。
つまり、本実施形態のシーリングファン1では、羽根3を回転させる駆動ユニット5が内蔵されたケーシング6の最下端部に、シーリングライト8等の他の電気機器を着脱自在に接続するための引掛シーリング9が設けられているので、電気機器を取り付ける際の作業をユーザが容易に行うことができる。さらに、この実施形態では、シーリングファン1側の引掛シーリング9に引掛爪31を介して装着されるアダプタ32を備える照明器具が、円形で薄型タイプのシーリングライト8で構成されているので、このシーリングライト8を上記シーリングファン1に装着して構成される当該照明器具付天井扇風機のユニット全体の薄型化を図ることができる。これにより、ユニット全体の最下端部の位置を室内の比較的高い位置に配置にすることができるので、シーリングファン1にシーリングライト8を装着したユニット(照明器具付天井扇風機)によって室内に居るユーザが圧迫感を覚えてしまうこと等が抑制される。なお、下部ケーシング6aの底部7に設けられているこの角形の引掛シーリング9に代えて丸形の引掛シーリングを適用してもよい。
ここで、本実施形態では、図2及び図3に示すように、シーリングファン1の下部ケーシング6bの底部と、シーリングライト8のアダプタ32の上端部との間には、中央に開孔34を有する円板状の取付板35が介在されている。開孔34は、引掛シーリング9とアダプタ32との接続部分を避けるように形成されており、この開孔34の周縁部には、ねじ挿通孔36が設けられている。このねじ挿通孔36を挿通させつつ下部ケーシング6bのねじ孔37にねじ38を螺合させることで、取付板35を下部ケーシング6bの下端部に固定することができる。この取付板35は、アダプタ32の上端面の径よりも比較的大きい直径で形成されている。これにより、シーリングライト8が大径の照明器具である場合でも、互いの接続部分に取付板35を介在させたことで、構造体としての機械的強度(剛性)が高まり、シーリングファン1に対してのシーリングライト8の取付安定性を高めることができる。ここで、取付安定性のさらなる向上を図るために、上記取付板35にパッキン等の緩衝部材を取り付けるようにしてもよい。
さらに、シーリングファン1の構造的特徴についての説明を行う。すなわち、シーリングファン1は、図4に示すように、翼部14の長手方向における中間部(翼部14の長手方向の全長Lの中間部分であって各端部からの離間距離がL/2となる部位)14aが器具本体8aの最外径D1よりも外周に位置するように設けられている。つまり、シーリングファン1は、固定軸11をセンタとして、この固定軸11を中心に外周方向に延びる各羽根3の翼部14の中間部14aどうしの離間距離D2が、シーリングライト8の器具本体8aの最外径D1よりも大きい寸法値になるように構成されている。
この構成によれば、羽根3の翼部14の回転により得られる空気の流れが、器具本体8aの外形部分にて阻害され難くなるので、室内の空気を好適に循環させることができる。さらに、この構成では、羽根3の翼部14の回転で生じる空気の流れにより、シーリングライト8を揺らしてしまうおそれ等も少ないため、室内に居るユーザが視覚的に違和感を覚えること等を抑制することができる。
次に、本実施形態のシーリングファン1が有する機能的構成についての説明を行う。図1及び図6等に示すように、シーリングファン1及びこのシーリングファン1に取り付けられたシーリングライト8は、各機器の動作をリモコン(リモートコントローラ)40により遠隔操作することが可能である。すなわち、シーリングファン1には、リモコン40より例えば赤外線で発信される制御信号を受光するための受光センサ(リモコン信号受信部)41が設けられており、この受光センサ41が上述した制御ユニット5に接続されている。制御ユニット5は、天井2に直接取り付けられる上部ケーシング6aに内蔵されている。また、制御ユニット5は、羽根3を回転駆動させるモータ10の回転速度の制御や回転方向の切替え制御を行える。さらに、制御ユニット5は、引掛シーリング9にも接続されており、シーリングファンの駆動制御のみならず、シーリングライト8の点灯状態の切替え制御を行うことができる。
つまり、リモコン40には、図1に示すように、羽根3を回転/停止させるファンON/OFFキー42と、羽根3の回転方向を切替えるためのファン正/逆回転キー43と、羽根3の回転速度を強、中、弱に切替え制御するためのファン回転速度設定キー45と、シーリングライト8の点灯/消灯、及び調光等を行うための照明制御キー46と、これらのキーを通じて入力された設定情報を視覚的に表示する液晶ディスプレイ47とが設けられている。照明制御キー46は、短時間の(瞬間的な)ボタンの押下で、シーリングライト8の点灯/消灯を切替え、例えばライトの点灯状態で当該ボタンを押下し続けることで、ライトの点灯状態を例えば全光、60%調光、20%調光の順に切替え制御を行えるマルチファンクションスイッチである。
さらに、図6に示すように、シーリングファン1への電源Wの供給系には、いわゆる壁スイッチ48が設けられている。この壁スイッチ48は、シーリングファンの制御を行えないものの、シーリングライト8の点灯状態の切替制御を行える。つまり、制御ユニット5は、壁スイッチ48がOFFにされた後、約1秒以内に壁スイッチ48がONにされたことを検出した場合、シーリングライト8の点灯状態を、例えば全光、60%調光、20%調光及び消灯の順に切替え制御を行う。なお、このようなシーリングファン1及びシーリングライト8を共に制御できる単一の制御ユニット5に代えて、シーリングファン1の専用の制御ユニットとシーリングライト8の専用の制御ユニットとを各々の機器内に個別に搭載させ、個々の電気機器を専用のリモコンで各々制御できるように機器構成を変更してもよい。また、照明の点灯状態の切替えをプルスイッチにより行えるようにシーリングライト8に変更を加えてもよい。
次に、上記したファン正/逆回転キー43からの入力操作によって実現される、いわゆるサーキュレーション効果について説明する。つまり、夏の冷房時には、室内の下にたまった冷気を循環させ、一方、冬の暖房時には、天井近くにたまる暖かい空気を循環させるように羽根3の回転方向を夏冬で切替えることで、室内の温度ムラを軽減し冷暖房の効率を高めることができる作用がサーキュレーション効果である。ここで、図5及び図7に示すように、羽根3の翼部14の傾斜角度を正方向及び逆方向に可変する(翼部14を水平に寝かせた姿勢を通り越すようにして翼部14の傾きを変更する)翼部傾斜角可変機構51を追加するとともに、この翼部傾斜角可変機構51の動作を制御する翼部傾斜角設定回路や、翼部14の傾斜角に応じて羽根3(モータ10)の回転速度を調整する回転速度調整回路53を有する制御ユニット50を搭載したシーリングファンを構成してもよい。この場合、翼部14の傾斜の向き(右下がり/左下がり)を変えることで、モータ10の回転方向を切り替えることなく風向きを変えることができる。さらに、翼部14の傾斜角度を水平姿勢に近付けたり垂直に起立する姿勢に近付けたりすることで、モータ10の回転速度を変えることなく風量の調整を行うことができる。この構成により、モータ10の負荷を軽減でき、さらに例えば、羽根3の翼部14を垂直姿勢に近付けて行くことで実質的に羽根3の回転速度を低減することができる。これにより、シーリングライト8の上方配光によるちらつき等の抑制効果を得ることができる。
また、前述したリモコン受光部である光センサ41は、シーリングファン1の上部に位置する上部ケーシング6aに設けられているので、大径の照明器具をシーリングファン1の下端部に取り付けた場合でもリモコン信号の受信感度の低下を抑制することができる。また、光センサ41を上部ケーシング6aに設けたことで、実質的に制御ユニット5も上部ケーシング6aに配置されることになり、これにより、シーリングファンの薄型化を図ることができる。
以上、本発明を実施の形態により具体的に説明したが、本発明はこの実施形態にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上述した実施形態では、光センサ41が、シーリングファン1の上部ケーシング6aに設けられていたが、これに代えて、図8に示すように、シーリングファン1の下部ケーシング6bにリモコン受光用の孔部54を形成するとともに、この孔部54を下部ケーシング6bの内壁面側から塞ぐにように例えば円形に形成した赤外線透過型の電気絶縁シート55を貼り付ける。さらに、この電気絶縁シート55を貼り付けた孔部54の形成位置における下部ケーシング6bの内部に光センサ41を配置するようにしてもよい。これにより、リモコン信号の受信感度を一定以上の値で確保しつつシーリングファンの本体部分が慶挨等で汚損すること等を阻止できる。
また、上記実施形態では、図4に示したように、シーリングファン1は、シーリングファン1は、固定軸11をセンタとして、この固定軸11を中心に外周方向に延びる各羽根3の翼部14の中間部どうしの離間距離D2が、シーリングライト8の器具本体8aの最外径D1よりも大きい寸法値で形成されていたが、これに代えて、図9に示すように、固定軸11をセンタとして、互いの基端面で対向する各羽根3の翼部14の基端どうしの離間距離D4を、シーリングライト8の最外径D3よりも大きい寸法値になるようにして、シーリングファン1と照明器具8とからなるユニット機器を構成してもよい。また上記構成において少なくとも離間距離D4が、シーリングライト8の器具本体8aの最外径よりも大きい寸法値に設定されことが望ましい。これにより、羽根3の翼部14の回転により得られる空気の流れが、シーリングライト8や、またその器具本体8aの外形部分にて阻害され難くなり、室内の空気を好適に循環させることができる。さらに、この場合、照明器具が揺れてしまうおそれ等も殆どなくなり、室内に居るユーザが視覚的に違和感を覚えること等を抑制することができる。
本発明は、天井扇風機にのみならず、天井直付型のあらゆる電子電気機器に適用することが可能である。
本発明の実施形態に係るシーリングファンにシーリングライトが取り付けられてユニット化されたユニット化された照明器具付天井扇風機を示す斜視図。 図1の照明器具付天井扇風機の分解斜視図。 図1のシーリングファンとシーリングライトとの着脱部分を示す斜視図。 図1の照明器具付天井扇風機を側面からみた図。 図4の照明器具付天井扇風機が備えるシーリングファンの羽根の翼部を羽根の先端方向(矢視A方向)からみた矢視図。 図1の照明器具付天井扇風機が備えるシーリングファンの機器構成を機能的に示すブロック図。 図6のシーリングファンが備える制御ユニットと異なる他の制御ユニットを機能的に示すブロック図。 図1のシーリングファンと異なる位置に制御ユニットを設けた場合の機器構成を示す斜視図。 図4と構造の異なるシーリングファンとシーリングライトとがユニット化された状態を側面からみた図。
符号の説明
1…シーリングファン(天井扇風機)、2…天井、3…羽根、5…制御ユニット、6…ケーシング、6a…上部ケーシング、6b…下部ケーシング、7…ケーシングの底部、8…シーリングライト(照明器具)、8a…器具本体、9…引掛シーリング、10…モータ、14…翼部、14a…中間部、30…引掛孔、31…引掛爪、32…アダプタ、W…商用電源。

Claims (3)

  1. 商用電源が供給される制御部、および、この制御部の制御により駆動する駆動機構が内蔵され、天井に設置される筐体と;
    前記駆動機構の駆動により作動する複数の羽と;
    前記制御部から電源が供給されるとともに、電機機器を着脱自在に支持する接続部を有し、前記筐体の底部に設けられた接続端子と;
    を具備することを特徴とする天井扇風機。
  2. 商用電源が供給される制御部、および、この制御部の制御により駆動する駆動機構が内蔵され、天井に設置される筐体と;
    前記駆動機構の駆動により作動する複数の羽と;
    前記制御部から電源が供給されるとともに、電機機器を着脱自在に支持する接続部を有し、前記筐体の底部に設けられた接続端子と;
    前記接続部に接続する接続手段を有し、この接続手段が設けられる円形または角形の器具本体と;
    前記器具本体に設けられる光源と;
    翼部を備え、この翼部の長手方向における中間部が前記器具本体の最外径よりも外周に位置するように設けられ、かつ、前記駆動機構の駆動により作動する複数の羽と;
    を具備することを特徴とする照明器具付天井扇風機。
  3. 前記筐体には、少なくとも前記羽の動きを制御する制御信号が受光可能であるリモコン受光部が設けられており、このリモコン受光部は、前記筐体の天井側に設けられていることを特徴とする請求項2記載の照明器具付天井扇風機。
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