JP2005155377A - Throttle body - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、内燃機関(エンジン)の吸気通路の一部を形成して、吸入空気量を制御するスロットルボデーに関する。 The present invention relates to a throttle body that forms part of an intake passage of an internal combustion engine (engine) and controls the amount of intake air.
従来、スロットルボデーは、吸気通路が形成されたボデー本体と、ボデー本体に一対の軸受を介して回動可能に支持されたスロットルシャフトと、スロットルシャフトに設けられたバルブ体とを備え、バルブ体の回動により吸気通路を開閉するように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
前記特許文献1においては、スロットルシャフトを支持する一対の軸受として個々に独立した軸受が採用されている。このため、両軸受間に芯ずれ、位置ずれ等が生じるため、スロットルシャフトと両軸受との間にそのシャフトの摺動性を配慮してラジアル方向にがたつきいわゆる「ガタ」を設定する必要があった。したがって、ラジアル方向のガタにより、スロットルシャフトと両軸受との間の摺動面間の少なくとも一方に摩耗を生じやすいという問題があった。 In Patent Document 1, independent bearings are employed as a pair of bearings that support the throttle shaft. For this reason, misalignment, misalignment, etc. occur between both bearings, so it is necessary to set so-called “backlash” between the throttle shaft and both bearings in consideration of the slidability of the shaft in the radial direction. was there. Therefore, there has been a problem that at least one of the sliding surfaces between the throttle shaft and the two bearings is likely to be worn due to radial play.
本発明が解決しようとする課題は、スロットルシャフトと両軸受との間のガタを縮小しながらも、スロットルシャフトの摺動性を確保するとともに、そのガタに起因する摺動面間の摩耗を低減することのできるスロットルボデーを提供することにある。 The problem to be solved by the present invention is to reduce the backlash between the throttle shaft and both bearings while ensuring the sliding performance of the throttle shaft and reducing the wear between the sliding surfaces due to the backlash. It is to provide a throttle body that can do.
前記課題は、特許請求の範囲の欄に記載された構成を要旨とするスロットルボデーにより解決することができる。
すなわち、請求項1に記載されたスロットルボデーによると、吸気通路が形成されたボデー本体と、ボデー本体に一対の軸受を介して回動可能に支持されたスロットルシャフトと、スロットルシャフトに設けられたバルブ体とを備え、バルブ体の回動により吸気通路を開閉する。ところで、一対の軸受を連結部により一体化した軸受ユニットがボデー本体に設けられるので、従来のものにおいて両軸受間に生じた芯ずれ、位置ずれ等を解消することができる。このため、スロットルシャフトと両軸受との間のガタを縮小しながらも、スロットルシャフトの摺動性を確保するとともに、そのガタに起因する摺動面間の摩耗を低減することができる。
The above-mentioned problem can be solved by a throttle body having the structure described in the claims.
That is, according to the throttle body described in claim 1, the body provided with the intake passage, the throttle shaft rotatably supported on the body through a pair of bearings, and the throttle shaft are provided. A valve body, and the intake passage is opened and closed by the rotation of the valve body. By the way, since the bearing unit in which the pair of bearings are integrated by the connecting portion is provided in the body body, it is possible to eliminate the misalignment, misalignment, and the like that occur between the two bearings in the conventional one. For this reason, while reducing the backlash between the throttle shaft and the two bearings, it is possible to ensure the slidability of the throttle shaft and reduce the wear between the sliding surfaces due to the backlash.
また、請求項2に記載されたスロットルボデーによると、軸受ユニットの一対の軸受を、その対向端面がバルブ体に近接する位置に配置しているため、一対の軸受とバルブ体との間の隙間を通じての空気洩れを低減することができる。
Further, according to the throttle body described in
また、請求項3に記載されたスロットルボデーによると、バルブ体の全閉位置を規定する全閉ストッパを軸受ユニットに備えることにより、全閉ストッパを軸受ユニットと別体で構成する必要がないため、コストダウンを図ることができる。
Further, according to the throttle body described in
また、請求項4に記載されたスロットルボデーによると、バルブ体の全開位置を規定する全開ストッパを軸受ユニットに備えることにより、全開ストッパを軸受ユニットと別体で構成する必要がないため、コストダウンを図ることができる。
Further, according to the throttle body described in
また、請求項5に記載されたスロットルボデーによると、軸受ユニットの連結部がスロットルシャフトの軸受として機能するから、その連結部によりスロットルシャフトを補強することができる。このことは、吸気負圧により撓みを生じるようなスロットルシャフトの撓みを防止あるいは低減し、その撓みに起因したバルブ体の変形によって生じる空気洩れを低減することに有益である。
Further, according to the throttle body described in
また、請求項6に記載されたスロットルボデーによると、軸受ユニットの連結部がスロットルシャフトの軸受として機能するから、その連結部によりスロットルシャフトを補強することができる。
また、連結部に形成された一対のスリット溝において、バルブ体の全閉位置を規定する全閉ストッパとしての開口端面と、バルブ体の全開位置を規定する全開ストッパとしての開口端面とが形成されている。したがって、全閉ストッパ及び全開ストッパを専用の部材で構成する必要がないため、コストダウンを図ることができる。
Further, according to the throttle body described in
Further, in the pair of slit grooves formed in the connecting portion, an opening end surface as a fully closed stopper that defines the fully closed position of the valve body and an opening end surface as a fully open stopper that defines the fully open position of the valve body are formed. ing. Therefore, it is not necessary to configure the fully closed stopper and the fully opened stopper with a dedicated member, so that the cost can be reduced.
また、請求項7に記載されたスロットルボデーによると、スロットルシャフト及び軸受ユニットをインサートしてバルブ体が樹脂成形されるので、スロットルシャフト及びバルブ体を一体的に備えた軸受ユニットを容易に形成することができる。
According to the throttle body described in
また、請求項8に記載されたスロットルボデーによると、軸受ユニットをインサートしてボデー本体が樹脂成形されるので、軸受ユニットを一体的に備えたボデー本体を容易に形成することができる。
According to the throttle body described in
本発明のスロットルボデーによれば、一対の軸受を連結部により一体化した軸受ユニットがボデー本体に設けられるため、スロットルシャフトと両軸受との間のガタを縮小しながらも、スロットルシャフトの摺動性を確保するとともに、そのガタに起因する摺動面間の摩耗を低減することができる。 According to the throttle body of the present invention, since a bearing unit in which a pair of bearings are integrated by a connecting portion is provided in the body body, the sliding of the throttle shaft is reduced while reducing the backlash between the throttle shaft and both bearings. In addition, the wear between the sliding surfaces due to the play can be reduced.
以下、本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例を参照して説明する。 Hereinafter, the best mode for carrying out the present invention will be described with reference to the following examples.
本発明の実施例1を図面にしたがって説明する。本実施例では、スロットル制御装置に用いられるスロットルボデーについて例示することにする。まず、スロットル制御装置の概要から述べる。図1に示すように、電子制御式のスロットル制御装置1は、その主体をなすスロットルボデー2を備えている。
スロットルボデー2は、図2に示すように、樹脂製のボデー本体3と樹脂製のバルブ体14とにより構成されている。
ボデー本体3は、ボア壁部4とモータ収容部6とを一体に有している。ボア壁部4内には、図2において紙面表裏方向に貫通するほぼ中空円筒状の吸気通路7が形成されている(図3参照)。なお、図示しないが、ボア壁部4の上流側にはエアクリーナが接続され、また、ボア壁部4の下流側にはインテークマニホルドが接続される。
A first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. In the present embodiment, a throttle body used in a throttle control device will be exemplified. First, the outline of the throttle control device will be described. As shown in FIG. 1, an electronically controlled throttle control device 1 includes a
As shown in FIG. 2, the
The
図2に示すように、前記ボア壁部4には、吸気通路7を径方向に横切る金属製のスロットルシャフト8が配置されている。スロットルシャフト8の一方の端部(図2で左端部)8aは、ボア壁部4に一体形成された左側の軸受部9内に対して軸受10を介して回転可能に支持されている。また、スロットルシャフト8の他方の端部(図2で右端部)8bは、ボア壁部4に一体形成された右側の軸受部11内に対して軸受12を介して回転可能に支持されている。右側の軸受部11には、その開口端面を密封するプラグ16が装着されている。なお、左右の軸受10,12は、一対をなすもので、本実施例では金属製の円筒状ブッシュにより形成されている。
前記スロットルシャフト8には、前記吸気通路7を回動により開閉可能な樹脂製のバルブ体14が樹脂成形されている(図3参照)。バルブ体14は、モータ20(後述する)の駆動により吸気通路7を開閉することにより、その吸気通路7を流れる吸入空気量を制御する。図3の場合、バルブ体14は、左回り方向(図3中、矢印O参照)に開かれ、逆に右回り方向(図3中、矢印S参照)に閉じられるようになっている。
As shown in FIG. 2, a
A
図2に示すように、前記スロットルシャフト8の左端部8aは、左側の軸受10を貫通している。そのスロットルシャフト8の端部8aには、例えば樹脂製の扇形ギヤからなるスロットルギヤ18が一体的に設けられている。
ボデー本体3とスロットルギヤ18との間には、ほぼ同一軸線上に位置するバックスプリング19が介在されている。バックスプリング19は、常にスロットルギヤ18をバルブ体14の閉じ方向へ付勢している。
As shown in FIG. 2, the
A
前記ボデー本体3のモータ収容部6は、前記スロットルシャフト8の回転軸線Lに平行しかつ図2において左方に開口するほぼ有底円筒状に形成されている。そのモータ収容部6内には、例えばDCモータ等からなるモータ20が配置されている。モータ20の外郭を形成するモータケーシング21に設けられた取付フランジ22は、ボデー本体3にスクリュ23により固定されている。
また、モータ20の出力回転軸24には、例えば樹脂製のモータピニオン26が一体的に設けられている。
The
Further, a
また、前記ボデー本体3とカバー30(後述する)との間には、スロットルシャフト8の回転軸線Lに平行するカウンタシャフト27が設けられている。カウンタシャフト27には、例えば樹脂製のカウンタギヤ28が回転可能に支持されている。カウンタギヤ28は、ギヤ径の異なる大径側のギヤ部28aと小径側のギヤ部28bとを有している。大径側のギヤ部28aが前記モータピニオン26に噛み合わされ、また小径側のギヤ部28bが前記スロットルギヤ18に噛み合わされている。
なお、スロットルギヤ18とモータピニオン26とカウンタギヤ28とにより、減速ギヤ機構29が構成されている。
A
The
前記ボデー本体3の一側面(図2において左側面)には、前記減速ギヤ機構29等を覆うための、例えば樹脂製のカバー30がスナップフィット手段、クリップ手段、ねじ締結手段等の結合手段を介して結合されている。ボデー本体3とカバー30との間には、内部の気密を保持するためのOリング(オーリング)31が介在されている。
図1に示すように、カバー30にはコネクタ部33が設けられている。コネクタ部33には、図示しない外部コネクタが接続可能となっている。また、コネクタ部33内には、図示しないが、前記モータ20につながるターミナル、回転角センサ38(後述する)につながるターミナルが配置されている。
On one side surface (the left side surface in FIG. 2) of the
As shown in FIG. 1, the
図1において、前記モータ20は、自動車のエンジンコントロールユニットいわゆるECU等の制御手段(図示省略)によって、アクセルペダルの踏み込み量に関するアクセル信号やトラクション制御信号,定速走行信号,アイドルスピードコントロール信号に応じて駆動制御される。また、モータ20の出力回転軸24の駆動力が、モータピニオン26からカウンタギヤ28、スロットルギヤ18を介してスロットルシャフト8に伝達される。これにより、バルブ体14が回動される結果、吸気通路7が開閉される。
In FIG. 1, the
図2に示すように、前記スロットルギヤ18には、前記スロットルシャフト8の回転軸線Lと同一軸線上に位置するリング状の磁性材料からなるヨーク35が一体的に設けられている。ヨーク35の内周面には、磁界を発生する一対の磁石36,37が一体化されている。両磁石36,37は、例えばフェライト磁石からなり、両者間に発生する磁力線すなわち磁界が平行をなすように平行着磁されており、ヨーク35内の空間にほぼ平行な磁界を発生させる。
また、前記カバー30の内側面には、磁気抵抗素子を内蔵するセンサIC39を備えた回転角センサ38が配置されている。回転角センサ38は、前記スロットルシャフト8の回転軸線L上において、前記両磁石36,37の相互間に所定の間隔を隔てた位置に配置されている。回転角センサ38のセンサIC39は、磁気抵抗素子からの出力を計算して、前記ECU等の制御手段に磁界の方向に応じた出力信号を出力することにより、磁界の強度に依存することなく、磁界の方向を検出できるように構成されている。
As shown in FIG. 2, the
A
上記したスロットル制御装置1(図2参照)において、エンジンが始動されると、ECU等の制御手段によってモータ20が駆動制御される。これにより、前にも述べたように、減速ギヤ機構29を介してバルブ体14が開閉される結果、ボデー本体3の吸気通路7を流れる吸入空気量が制御される。そして、スロットルシャフト8の回転にともなって、スロットルギヤ18とともにヨーク35及び両磁石36,37が回転すると、その回転角り、センサIC39の出力信号が変化する。センサIC39の出力信号が出力される前記ECU等の制御手段(図示省略)では、センサIC39の出力信号に基づいて、スロットルシャフト8の回転角すなわちバルブ体14の開度が算出される。
また、ECU等の制御手段は、回転角センサ38のセンサIC39から出力されかつ一対の磁石36,37の磁気的物理量としての磁界の方向によって検出されたスロットル開度と、車速センサ(図示省略)によって検出された車速と、クランク角センサによるエンジン回転数と、アクセルペダルセンサ、O2センサ、エアフローメータ等のセンサからの検出信号等に基づいて、燃料噴射制御、バルブ体14の開度の補正制御、オートトランスミッションの変速制御等の、いわゆる制御パラメータを制御する。
In the throttle control device 1 (see FIG. 2), when the engine is started, the
Further, a control means such as an ECU includes a throttle opening detected by the direction of the magnetic field output from the
また、図2に示すように、バルブ体14はスロットルシャフト8の周りを鋳ぐるんでおり、そのシャフト回りの両端面が前記両軸受10,12の端面に摺動可能に接触する。これにより、バルブ体14が軸方向に関して位置決めされる。なお、バルブ体14により鋳ぐるまれるスロットルシャフト8の軸部は、例えば断面ほぼ小判形状の異形軸部となっている。
また、図2において、左側の軸受10は、ボデー本体3の当該軸受部9の内壁面に突出する抜止部3aにより、反バルブ側(図2において左方)への抜け止めがなされている。また、右側の軸受12は、ボデー本体3の当該軸受部11の内壁面に突出する抜止部3bにより、反バルブ側(図2において左方)への抜け止めがなされている。
また、左側の軸受部9内には、その開口側(図4において左側)から当該抜止部3aに当接するゴム性のシール材17が嵌着されている。そのシール材17の内周部は、スロットルシャフト8の外周面に形成された周方向に環状をなす環状溝8c内に摺動可能に嵌合されている。シール材17は、カバー30内から吸気通路7内への空気洩れ、及び、吸気通路7内からカバー30内へのガス洩れを防止する。
As shown in FIG. 2, the
In FIG. 2, the
Further, in the left bearing portion 9, a rubber seal material 17 that is in contact with the retaining portion 3a is fitted from the opening side (left side in FIG. 4). The inner peripheral portion of the sealing material 17 is slidably fitted in an
次に、前記スロットルボデー2の要部を説明する。
図5に示すように、前記左右一対の軸受10,12と、その両軸受10,12を連結するほぼ円筒状の連結部41とにより金属製の軸受ユニット40が構成されている。なお、軸受ユニット40には樹脂製のものを採用することが可能である。
前記軸受ユニット40内に前記スロットルシャフト8が挿入されており、そのスロットルシャフト8が一対の軸受10,12により回転可能に支持されている。また、連結部41は、スロットルシャフト8の軸受としても機能するように、両軸受10,12と同一内径をもって形成されている。
Next, the main part of the
As shown in FIG. 5, a
The
そして、図3に示すように、前記スロットルシャフト8及び前記軸受ユニット40をインサートして前記バルブ体14が樹脂成形されている。バルブ体14には、ボデー本体3のバルブシール面5(後述する)に当接する外周端14aが形成されている。また、一対の軸受10,12は、その対向端面がバルブ体14に近接する位置に配置されている(図4参照)。
図3に示すように、前記軸受ユニット40の連結部41には、前記バルブ体14の回動を許容する一対のスリット溝42がスロットルシャフト8の回転軸線Lを中心として点対称状に形成されている(図5参照)。一対のスリット溝42には、前記バルブ体14の全閉位置(図3中、実線14参照)を規定する全閉ストッパとしての開口端面43、及び、前記バルブ体14の全開位置(図3中、二点鎖線14参照)を規定する全開ストッパとしての開口端面44がそれぞれ形成されている(図5参照)。
上記したように、軸受ユニット40にスロットルシャフト8及びバルブ体14が一体化されることにより、軸受ユニット40とスロットルシャフト8とバルブ体14とからなるバルブサブアッシー46(図4参照)が構成されている。
As shown in FIG. 3, the
As shown in FIG. 3, a pair of
As described above, by integrating the
また、図3に示すように、前記ボデー本体3は、バルブサブアッシー46の軸受ユニット40をインサートして樹脂成形されている。このとき、ボデー本体3のボア壁部4の内壁面には、全閉時のバルブ体14の外周端14aが当接するほぼ円筒状のバルブシール面5が形成される。
また、バルブサブアッシー46の軸受ユニット40をインサートしてボデー本体3が樹脂成形されたスロットルボデー2に、プラグ16、シール材17、バックスプリング19、モータ20、減速ギヤ機構29、カバー30等を組付けることにより、スロットル制御装置1(図2参照)が完成する。
As shown in FIG. 3, the
Further, a
なお、前記したボデー本体3及びバルブ体14に用いる樹脂材料としては、合成樹脂を母材(マトリクス)とする複合材料を用いることができる。そして、合成樹脂の母材としては、例えば、ポリエチレンテフタレート,ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂、ポリエチレン,ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリアミド6,ポリアミド66,芳香族ポリアミド等のポリアミド系樹脂、ABS、ポリカーボネート,ポリアセタール等の汎用樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリフェニレンサルファド樹脂、ポリフェニレンサルファイド,ポリエーテルサルホン,ポリエーテルエーテルケトン,ポリエーテルニトリル,ポリエーテルイミド等のスーパーエンジニアリングプラスチック、フェノール樹脂,エポキシ樹脂,不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂、シリコーン樹脂、テフロン(登録商標)樹脂等の合成樹脂等を採用することができる。
また、前記複合材料には、繊維材料や充填材料が含まれるもので、例えば、ガラス繊維,炭素繊維,セラミックス繊維,セルロース繊維,ビニロン繊維,黄銅繊維,アラミド繊維等の繊維類、炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、アルミナ、シリカ、水酸化マグネシウム、タルク、珪酸カルシウム、マイカ、ガラス、炭素、黒鉛、熱硬化性樹脂粉末、カシューダスト等を採用することができる。また、場合によっては、複合材料に難燃剤、紫外線防止剤、酸化防止剤、滑剤等を配合してもよい。
In addition, as a resin material used for the above-mentioned body
The composite material includes a fiber material and a filling material. For example, fibers such as glass fiber, carbon fiber, ceramic fiber, cellulose fiber, vinylon fiber, brass fiber, and aramid fiber, calcium carbonate, oxide Zinc, titanium oxide, alumina, silica, magnesium hydroxide, talc, calcium silicate, mica, glass, carbon, graphite, thermosetting resin powder, cashew dust and the like can be employed. In some cases, the composite material may be blended with a flame retardant, an ultraviolet ray inhibitor, an antioxidant, a lubricant and the like.
上記したスロットルボデー2によると、一対の軸受10,12を連結部41により一体化した軸受ユニット40がボデー本体3に設けられるので、従来のものにおいて両軸受間に生じた芯ずれ、位置ずれ等を解消することができる。このため、スロットルシャフト8と両軸受10,12との間のガタを縮小しながらも、スロットルシャフト8の摺動性を確保するとともに、そのガタに起因する摺動面間の摩耗を低減することができる。
According to the
また、軸受ユニット40の一対の軸受10,12を、その対向端面がバルブ体14に近接する位置に配置しているため、一対の軸受10,12とバルブ体14との間の隙間を通じての空気洩れを低減することができる。
In addition, since the pair of
また、軸受ユニット40の連結部41がスロットルシャフト8の軸受として機能するから、その連結部41によりスロットルシャフト8を補強することができる。このことは、吸気負圧により撓みを生じるようなスロットルシャフト8の撓みを防止あるいは低減し、その撓みに起因したバルブ体14の変形によって生じる空気洩れを低減することに有益である。
また、連結部41に形成された一対のスリット溝42において、バルブ体14の全閉位置を規定する全閉ストッパとしての開口端面43と、バルブ体14の全開位置を規定する全開ストッパとしての開口端面44とが形成されている。したがって、全閉ストッパ及び全開ストッパを専用の部材で構成する必要がないため、コストダウンを図ることができる。
また、連結部41の一対のスリット溝42に設けた全閉ストッパとしての開口端面43によって、バルブ体14の全閉位置を規定することにより、ボデー本体3のバルブシール面5に対する全閉時のバルブ体14の外周端14aのくいつきを防止することができる。
なお、全閉ストッパ及び全開ストッパを専用の部材で構成してもよい。この場合、バルブ体14の全閉位置を規定する全閉ストッパ及び/又は全開ストッパを軸受ユニット40に備えることにより、全閉ストッパ及び/又は全開ストッパを軸受ユニットと別体で構成する必要がないため、コストダウンを図ることができる。
Further, since the connecting
Further, in the pair of
Further, by defining the fully closed position of the
In addition, you may comprise a fully closed stopper and a fully open stopper with a member for exclusive use. In this case, by providing the bearing
また、スロットルシャフト8及び軸受ユニット40をインサートしてバルブ体14が樹脂成形されるので、スロットルシャフト8及びバルブ体14を一体的に備えた軸受ユニット40を容易に形成することができる。
Further, since the
また、軸受ユニット40をインサートしてボデー本体3が樹脂成形されるので、軸受ユニット40を一体的に備えたボデー本体3を容易に形成することができる。
Moreover, since the body
なお、ボデー本体3のバルブシール面5とバルブ体14の外周端14aとの少なくとも一方にシール剤を塗布することにより、全閉時のバルブ体14の外周端14aとボデー本体3のバルブシール面5とのシール性を向上することができる。
In addition, by applying a sealant to at least one of the
本発明の実施例2を説明する。本実施例は、前記実施例1におけるバルブサブアッシー46の形状の変更例を説明するものであるから重複する説明は省略する。
図7に示すように、本実施例のバルブサブアッシー46は、軸受ユニット40とスロットルシャフト8とバルブ体14とにより構成されている(図8参照)。軸受ユニット40内にスロットルシャフト8が挿入されており、そのスロットルシャフト8が一対の軸受10,12及び連結部41により回転可能に支持されている。
図8に示すように、スロットルシャフト8において、両軸受10,12の間に対応する部分には、径方向に貫通するバルブ体用スリット溝8dが形成されている。また、スロットルシャフト8には、バルブ体用スリット溝8dに直交する2つの取付孔8eが形成されている。取付孔8eは、スクリュ48を螺合可能に形成されている。また、バルブ体14は、スロットルシャフト8のバルブ体用スリット溝8d内に挿通可能に形成されている。そして、バルブ体14には、スロットルシャフト8の両取付孔8eに対応する両取付孔14bが形成されている。
A second embodiment of the present invention will be described. In this embodiment, a modification of the shape of the
As shown in FIG. 7, the
As shown in FIG. 8, in the
図6及び図7に示すように、バルブ体14は、スロットルシャフト8のバルブ体用スリット溝8d内に挿通されている。
また、バルブ体14は、スクリュ48がスロットルシャフト8の各取付孔8eに各取付孔14bを通してそれぞれ締着されることにより、スロットルシャフト8に固定されている(図7参照)。なお、軸受ユニット40の連結部41には、各スクリュ48の頭部48aとの干渉を回避するための逃げ溝41aがそれぞれ形成されている。また、各スクリュ48は、締着状態でスロットルシャフト8の外径内に収まるものとする(図6参照)。
As shown in FIGS. 6 and 7, the
Further, the
上記したように、軸受ユニット40にスロットルシャフト8及びバルブ体14が一体化されることにより、軸受ユニット40とスロットルシャフト8とバルブ体14とからなるバルブサブアッシー46が構成されている(図7参照)。
そして、前記実施例1と同様に、バルブサブアッシー46の軸受ユニット40をインサートしてボデー本体3が樹脂成形される。なお、軸受ユニット40をインサートしてボデー本体3を樹脂成形した後で、その軸受ユニット40にスロットルシャフト8及びバルブ体14を組付けるようにすることもできる。
本実施例によっても、前記実施例1と同様の作用・効果が得られる。
As described above, by integrating the
In the same manner as in the first embodiment, the
Also according to the present embodiment, the same operation and effect as the first embodiment can be obtained.
本発明は前記実施例1,2に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、前記実施例1におけるスロットルシャフト8は、図図9に示すように、左側のシャフト部材81と右側のシャフト部材82とにより構成し、バルブ体14の樹脂成形により一体化するものとすることができる。
The present invention is not limited to the first and second embodiments, and can be modified without departing from the gist of the present invention. For example, as shown in FIG. 9, the
2 スロットルボデー
3 ボデー本体
7 吸気通路
5 バルブシール面
8 スロットルシャフト
14 バルブ体
40 軸受ユニット
41 連結部
42 スリット溝
43 全閉ストッパとしての開口端面
44 全開ストッパとしての開口端面
2
Claims (8)
前記ボデー本体に一対の軸受を介して回動可能に支持されたスロットルシャフトと、
前記スロットルシャフトに設けられ、その回動により前記吸気通路を開閉するバルブ体と
を備えるスロットルボデーであって、
前記ボデー本体には、前記一対の軸受を連結部により一体化した軸受ユニットが設けられていることを特徴とするスロットルボデー。 A body body in which an intake passage is formed;
A throttle shaft rotatably supported on the body body via a pair of bearings;
A throttle body provided on the throttle shaft and opening and closing the intake passage by rotation thereof,
The throttle body according to claim 1, wherein the body is provided with a bearing unit in which the pair of bearings are integrated by a connecting portion.
前記軸受ユニットの一対の軸受を、その対向端面が前記バルブ体に近接する位置に配置したことを特徴とするスロットルボデー。 The throttle body according to claim 1,
A throttle body characterized in that the pair of bearings of the bearing unit are arranged at positions where their opposite end faces are close to the valve body.
前記軸受ユニットに、前記バルブ体の全閉位置を規定する全閉ストッパを備えることを特徴とするスロットルボデー。 The throttle body according to claim 1 or 2,
A throttle body characterized in that the bearing unit is provided with a fully closed stopper for defining a fully closed position of the valve body.
前記軸受ユニットに、前記バルブ体の全開位置を規定する全開ストッパを備えることを特徴とするスロットルボデー。 The throttle body according to any one of claims 1 to 3,
A throttle body characterized in that the bearing unit is provided with a fully open stopper that defines a fully open position of the valve body.
前記軸受ユニットの連結部が前記スロットルシャフトの軸受として機能することを特徴とするスロットルボデー。 The throttle body according to any one of claims 1 to 4,
The connecting portion of the bearing unit functions as a bearing for the throttle shaft.
前記軸受ユニットの連結部が前記スロットルシャフトの軸受として機能し、
前記連結部には、前記バルブ体の回動を許容する一対のスリット溝が形成され、
前記一対のスリット溝には、前記バルブ体の全閉位置を規定する全閉ストッパとしての開口端面、及び、前記バルブ体の全開位置を規定する全開ストッパとしての開口端面が形成されている
ことを特徴とするスロットルボデー。 The throttle body according to claim 1,
The connecting portion of the bearing unit functions as a bearing for the throttle shaft,
The connecting portion is formed with a pair of slit grooves that allow the valve body to rotate.
The pair of slit grooves are formed with an opening end surface as a fully closed stopper for defining the fully closed position of the valve body and an opening end surface as a fully opened stopper for defining the fully open position of the valve body. Characteristic throttle body.
前記スロットルシャフト及び前記軸受ユニットをインサートして前記バルブ体が樹脂成形されていることを特徴とするスロットルボデー。 The throttle body according to any one of claims 1 to 6,
A throttle body, wherein the valve body is resin-molded by inserting the throttle shaft and the bearing unit.
前記軸受ユニットをインサートして前記ボデー本体が樹脂成形されていることを特徴とするスロットルボデー。
The throttle body according to any one of claims 1 to 7,
A throttle body, wherein the body body is resin-molded by inserting the bearing unit.
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JP2008057431A (en) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Aisan Ind Co Ltd | Butterfly valve, method for assembling butterfly valve, and method for manufacturing throttle body |
JP2012193725A (en) * | 2011-03-18 | 2012-10-11 | Denso Corp | Intake air device of internal combustion engine |
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- 2003-11-21 JP JP2003392570A patent/JP2005155377A/en active Pending
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