JP2005154775A - 分枝ポリアリーレンエーテル類の調製プロセス - Google Patents

分枝ポリアリーレンエーテル類の調製プロセス Download PDF

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    • C08G65/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
    • C08G65/34Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from hydroxy compounds or their metallic derivatives
    • C08G65/38Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from hydroxy compounds or their metallic derivatives derived from phenols
    • C08G65/40Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from hydroxy compounds or their metallic derivatives derived from phenols from phenols (I) and other compounds (II), e.g. OH-Ar-OH + X-Ar-X, where X is halogen atom, i.e. leaving group

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Abstract

【課題】分枝ポリアリーレンエーテルポリマー類およびこれらのポリマー類を調製するためのプロセスを提供する。
【解決手段】本発明による分枝ポリアリーレンエーテルポリマーを調製するためのプロセスは、(A)(i)化学式Ar(OH)(式中、x≧3であり、式中、Arはアリール部分またはアルキルアリール部分であり、ただし、Arがアルキルアリール部分である場合、少なくとも3つの−OH基がそのアリール部分に結合されることを条件とする)の多官能性フェノール化合物と、(ii)化学式:
【化1】
Figure 2005154775

(式中、各mは、互いに独立して、0または1の整数であり、nは繰り返しモノマーユニットの数を表す整数である)の1または複数の直鎖ポリマー類と、(iii)炭酸塩基と、を含む反応混合物を提供する工程と、(B)反応混合物を加熱し、反応混合物から生成水を除去し、これにより重合反応を実施させる工程と、を含む。
【選択図】なし

Description

本明細書では、分枝ポリアリーレンエーテルポリマー類およびこれらのポリマー類を調製するためのプロセスを開示する。より詳細には、本明細書では、直鎖ポリアリーレンエーテルポリマー類の解重合により分枝ポリアリーレンポリマー類を調製するための方法を開示する。
ハイパーブランチポリマー類およびその調製プロセスは周知である。しかしながら、周知の合成法では、しばしば、特注のモノマー類の使用が必要となり、これには、例えば、ハイパーブランチポリマーの合成前に2〜5の調製工程がかかることとなる。より簡単なプロセスにより分枝ポリアリーレンエーテルポリマー類の調製が可能となるプロセスが望ましい。ハイパーブランチポリマー類は同じクラスの直鎖ポリマー類に比べいくつかの利点を有することができる。例えば、分枝ポリマー類(ハイパーブランチ類およびデンドリマー類)は、その直鎖類似体に比べ、同じ分子量に対しより低い流体力学的体積を有するため、より低い溶液粘度および融解粘度を示すことができる。さらに、ハイパーブランチポリマー類はしばしば、直鎖類似体よりも溶解度が高く、これは、分子レベルでポリマー材料が絡み合う可能性が減少することに起因すると考えられる。さらに、ハイパーブランチポリマー類は、直鎖ポリマー類と架橋ポリマー類との中間点にあると考えられる。分枝の分断またはその増大により、分子量の大きな損失は起こらないからである。
米国特許第4,265,990号 米国特許第4,251,612号 米国特許第3,041,167号 米国特許第5,994,425号 米国特許第6,022,095号 米国特許第5,849,809号 米国特許第6,203,143号 米国特許第6,124,372号 米国特許第6,151,042号 米国特許第6,323,301号 米国特許第5,889,077号 米国特許第6,087,414号
したがって、周知の組成物およびプロセスは本来の目的には適しているが、分枝ポリアリーレンエーテルポリマー類、分枝ポリアリーレンエーテルポリマー類の調製方法、直鎖ポリマー類の解重合により合成を実施することができる分枝ポリアリーレンエーテルポリマー類の調製方法、ポリマー内での分枝の程度および分枝の導入が明確な様式で制御することができる分枝ポリアリーレンエーテルポリマー類の調製方法、望ましい低コストレベルで実施することができる分枝ポリアリーレンエーテルポリマー類の調製方法、モノマー類の比率を変えることにより分枝の程度および直鎖ユニットの長さを制御することができる分枝ポリアリーレンエーテルポリマー類の調製方法、改良感光性イメージング部材、感光性イメージング部材のための改良バインダ、イメージング部材中の発光層において使用するのに適したポリマーバインダ、イメージング部材中の電荷輸送層において使用するのに適したポリマーバインダ、特にバイアス荷電ロール荷電条件下における、いくつかの態様において部材に向上した摩耗耐性を付与することができる感光性イメージング部材において使用するのに適したポリマーバインダ、および電荷輸送材料およびイメージング部材の物理的および/または機械的特性を調整するために使用される他の小分子ドーパントを可溶化することができる感光性イメージング部材において使用するのに適したポリマーバインダが必要である。
本明細書で開示されている1つの態様は、(A)(i)選択的に用いる溶媒と、(ii)化学式Ar(OH)(式中、x≧3であり、式中、Arはアリール部分またはアルキルアリール部分であり、ただし、Arがアルキルアリール部分である場合、少なくとも3つの−OH基がそのアリール部分に結合されることを条件とする)の多官能性フェノール化合物と、(iii)化学式:
Figure 2005154775
(式中、各mは、互いに独立して、0または1の整数であり、
各Aは、互いに独立して
Figure 2005154775
(式中、Rは水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物である)、
Figure 2005154775
(式中、Rは、アルキレン基、アリーレン基、アリールアルキレン基、アルキルアリーレン基、またはそれらの混合物である)、
Figure 2005154775
または、それらの混合物であり、
各Bは、互いに独立して、
Figure 2005154775
Figure 2005154775
(式中、zは2〜約20の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、uは1〜約20の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、wは1〜約20の整数である)、
Figure 2005154775
Figure 2005154775
(式中、各oは、互いに独立して、1、2、3、または4の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、RおよびRはそれぞれ、互いに独立して、水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物であり、pは0または1の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、bは0または1の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、(1)Zは、
Figure 2005154775
(式中、cは0または1である)であり、(2)Ar’は、
Figure 2005154775
であり、(3)Gは約2〜約10の炭素原子を含むアルキル基から選択されるアルキル基であり、(4)Ar’’は
Figure 2005154775
であり、(5)Xは、
Figure 2005154775
(式中、sは0、1、または2である)
Figure 2005154775
であり、(6)qは0または1である)
またはそれらの混合物であり、
nは繰り返しモノマーユニットの数を表す整数である)、
の1または複数の直鎖ポリマー類と、(iv)必要に応じて、化学式:
Figure 2005154775
(式中、aは1〜5の整数であり、R’は水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物であり、ここで、2またはそれ以上のR’基は結合して環を形成することができる)
の化合物と、(v)炭酸塩基と、を含む反応混合物を提供する工程と、(B)反応混合物を加熱し、反応混合物から生成水を除去し、これにより重合反応を実施させる工程と、を含む、分枝ポリアリーレンエーテルポリマーを調製するためのプロセスに関する。
(A)(i)必要に応じて用いる溶媒と、(ii)化学式Ar(OH)(式中、x≧3であり、式中、Arはアリール部分(置換および未置換アリール部分を含み、ここでヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリール部分に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも4、5または6の炭素原子および様々な態様では20以下、15以下または10以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、またはアルキルアリール部分(置換および未置換アルキルアリール部分を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和または不飽和とすることができ、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキルアリール部分のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも5、6または7の炭素原子および様々な態様では20以下、15以下または9以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、例えばトリルなどであり、ここで、置換アリールおよびアルキルアリール基上の置換基は、ヒドロキシ基、ハロゲン基、アミン基、イミン基、アンモニウム基、シアノ基、ピリジン基、ピリジニウム基、エーテル基、アルデヒド基、ケトン基、エステル基、アミド基、カルボニル基、チオカルボニル基、硫酸基、スルホネート基、スルホン酸基、スルフィド基、スルホキシド基、ホスフィン基、ホスホニウム基、リン酸基、ニトリル基、メルカプト基、ニトロ基、ニトロソ基、スルホン基、アシル基、酸無水物基、アジド基、アゾ基、シアナト基、イソシアナト基、チオシアナト基、イソチオシアナト基、カルボキシレート基、カルボン酸基、ウレタン基、尿素基、これらの混合物、などとすることができ(これらに限定されない)、ここで2またはそれ以上の置換基は結合して環を形成することができ、ただし、Arがアルキルアリール部分である場合、少なくとも3つの−OH基がそのアリール部分に結合されることを条件とする)の多官能性フェノール化合物と、(iii)化学式:
Figure 2005154775
(式中、各mは、互いに独立して、0または1の整数であり、
各Aは、互いに独立して
Figure 2005154775
Figure 2005154775
(式中、Rは水素原子、アルキル基(直鎖、分枝、環状、飽和、不飽和、置換、および未置換アルキル基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキル基に存在してもしなくてもよく、1つの態様では、少なくとも1の炭素原子および様々な態様では20以下、10以下または5以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、アリール基(置換および未置換アリール基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリール基に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも4、5または6の炭素原子および様々な態様では18以下、12以下または6以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、アリールアルキル基(置換および未置換アリールアルキル基を含み、ここで、そのアルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリールアルキル基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも5、6または7の炭素原子および様々な態様では25以下、12以下または7以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、例えばベンジルなど、アルキルアリール基(置換および未置換アルキルアリール基を含み、ここで、そのアルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキルアリール基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも5、6または7の炭素原子および様々な態様では25以下、12以下または7以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、例えばトリルなど、またはそれらの混合物であり、ここで、置換アルキル、アリール、アリールアルキル、およびアルキルアリール基上の置換基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アミン基、イミン基、アンモニウム基、シアノ基、ピリジン基、ピリジニウム基、エーテル基、アルデヒド基、ケトン基、エステル基、アミド基、カルボニル基、チオカルボニル基、硫酸基、スルホネート基、スルホン酸基、スルフィド基、スルホキシド基、ホスフィン基、ホスホニウム基、リン酸基、ニトリル基、メルカプト基、ニトロ基、ニトロソ基、スルホン基、アシル基、酸無水物基、アジド基、アゾ基、シアナト基、イソシアナト基、チオシアナト基、イソチオシアナト基、カルボキシレート基、カルボン酸基、ウレタン基、尿素基、それらの混合物、などとすることができ(これらに限定されない)、ここで2またはそれ以上の置換基は結合して環を形成することができる)、
Figure 2005154775
(式中、Rは、アルキレン基(直鎖、分枝、環状、飽和、不飽和、置換、および未置換アルキレン基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキレン基に存在してもしなくてもよく、1つの態様では、少なくとも1の炭素原子および様々な態様では20以下、10以下または5以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、アリーレン基(置換および未置換アリーレン基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリーレン基に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも4、5または6の炭素原子および様々な態様では18以下、12以下または6以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、アリールアルキレン基(置換および未置換アリールアルキレン基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここでヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリールアルキレン基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも5、6または7の炭素原子および様々な態様では25以下、12以下または7以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、例えばベンジレンなど、アルキルアリーレン基(置換および未置換アルキルアリーレン基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここでヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキルアリーレン基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも5、6または7の炭素原子および様々な態様では25以下、12以下または7以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、例えばトリレンなど、またはそれらの混合物であり、ここで、置換アルキレン、アリーレン、アリールアルキレンおよびアルキルアリーレン基上の置換基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アミン基、イミン基、アンモニウム基、シアノ基、ピリジン基、ピリジニウム基、エーテル基、アルデヒド基、ケトン基、エステル基、アミド基、カルボニル基、チオカルボニル基、硫酸基、スルホネート基、スルホン酸基、スルフィド基、スルホキシド基、ホスフィン基、ホスホニウム基、リン酸基、ニトリル基、メルカプト基、ニトロ基、ニトロソ基、スルホン基、アシル基、酸無水物基、アジド基、アゾ基、シアナト基、イソシアナト基、チオシアナト基、イソチオシアナト基、カルボキシレート基、カルボン酸基、ウレタン基、尿素基、これらの混合物、などとすることができ(これらに限定されない)、ここで2またはそれ以上の置換基は結合して環を形成することができる)、
Figure 2005154775
または、それらの混合物であり、
各Bは、互いに独立して、
Figure 2005154775
Figure 2005154775
(式中、zは2〜20の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、uは1〜20の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、wは1〜20の整数である)、
Figure 2005154775
Figure 2005154775
(式中、各oは、互いに独立して、1、2、3、または4の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、RおよびRはそれぞれ、互いに独立して、水素原子、アルキル基(直鎖、分枝、環状、飽和、不飽和、置換、および未置換アルキル基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキル基に存在してもしなくてもよく、1つの態様では、少なくとも1の炭素原子および様々な態様では20以下、10以下または5以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、アリール基(置換および未置換アリール基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリール基に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも4、5または6の炭素原子および様々な態様では18以下、12以下または6以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、アリールアルキル基(置換および未置換アリールアルキル基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリールアルキル基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも5、6または7の炭素原子および様々な態様では25以下、12以下または7以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、例えばベンジルなど、アルキルアリール基(置換および未置換アルキルアリール基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキルアリール基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも5、6または7の炭素原子および様々な態様では25以下、12以下または7以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、例えばトリルなど、またはそれらの混合物であり、ここで、置換アルキル、アリール、アリールアルキルおよびアルキルアリール基上の置換基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アミン基、イミン基、アンモニウム基、シアノ基、ピリジン基、ピリジニウム基、エーテル基、アルデヒド基、ケトン基、エステル基、アミド基、カルボニル基、チオカルボニル基、硫酸基、スルホネート基、スルホン酸基、スルフィド基、スルホキシド基、ホスフィン基、ホスホニウム基、リン酸基、ニトリル基、メルカプト基、ニトロ基、ニトロソ基、スルホン基、アシル基、酸無水物基、アジド基、アゾ基、シアナト基、イソシアナト基、チオシアナト基、イソチオシアナト基、カルボキシレート基、カルボン酸基、ウレタン基、尿素基、これらの混合物、などとすることができ(これらに限定されない)、ここで、2またはそれ以上の置換基は結合して環を形成することができ、pは0または1の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、bは0または1の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、(1)Zは、
Figure 2005154775
(式中、cは0または1である)であり、(2)Ar’は、
Figure 2005154775
であり、(3)Gは約2〜10の炭素原子を含むアルキル基から選択されるアルキル基であり、(4)Ar’’は
Figure 2005154775
であり、(5)Xは、
Figure 2005154775
(式中、sは0、1、または2である)
Figure 2005154775
であり、(6)qは0または1である)
またはそれらの混合物であり、
nは繰り返しモノマーユニットの数を表す整数である)、
の1または複数の直鎖ポリマー類と、
(iv)必要に応じて、化学式:
Figure 2005154775
(式中、aは1〜5の整数であり、R’は水素原子、アルキル基(直鎖、分枝、環状、飽和、不飽和、置換、および未置換アルキル基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキル基に存在してもしなくてもよく、1つの態様では、少なくとも1の炭素原子および様々な態様では20以下、8以下または4以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、アリール基(置換および未置換アリール基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリール基に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも4、5または6の炭素原子および様々な態様では14以下、12以下または10以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、アリールアルキル基(置換および未置換アリールアルキル基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリールアルキル基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも5、6または7の炭素原子および様々な態様では50以下、23以下または11以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、例えばベンジルなど、アルキルアリール基(置換および未置換アルキルアリール基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキルアリール基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも5、6または7の炭素原子および様々な態様では50以下、23以下または11以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、例えばトリルなど、またはそれらの混合物であり、ここで、2またはそれ以上のR’基は共に結合して環を形成することができ、ここで、置換アルキル、アリール、アリールアルキルおよびアルキルアリール基上の置換基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アミン基、イミン基、アンモニウム基、シアノ基、ピリジン基、ピリジニウム基、エーテル基、アルデヒド基、ケトン基、エステル基、アミド基、カルボニル基、チオカルボニル基、硫酸基、スルホネート基、スルホン酸基、スルフィド基、スルホキシド基、ホスフィン基、ホスホニウム基、リン酸基、ニトリル基、メルカプト基、ニトロ基、ニトロソ基、スルホン基、アシル基、酸無水物基、アジド基、アゾ基、シアナト基、イソシアナト基、チオシアナト基、イソチオシアナト基、カルボキシレート基、カルボン酸基、ウレタン基、尿素基、これらの混合物、などとすることができ(これらに限定されない)、ここで2またはそれ以上の置換基は結合して環を形成することができる)
の化合物と、(v)炭酸塩基と、を含む反応混合物を提供する工程と、(B)反応混合物を加熱し、反応混合物から生成水を除去し、これにより重合反応を実施させる工程と、を含む、分枝ポリアリーレンエーテルポリマーを調製するためのプロセスが、本明細書で開示される。
上記化学式のポリマー類では、フェニル基ならびにAおよび/B基は置換することができ、または未置換とすることができる。置換基は、重合前後のいずれかに配置することができる。適した置換基の例としては、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アミン基、イミン基、アンモニウム基、シアノ基、ピリジン基、ピリジニウム基、エーテル基、アルデヒド基、ケトン基、エステル基、アミド基、カルボニル基、チオカルボニル基、硫酸基、スルホネート基、スルホン酸基、スルフィド基、スルホキシド基、ホスフィン基、ホスホニウム基、リン酸基、ニトリル基、メルカプト基、ニトロ基、ニトロソ基、スルホン基、アシル基、酸無水物基、アジド基、アゾ基、シアナト基、イソシアナト基、チオシアナト基、イソチオシアナト基、カルボキシレート基、カルボン酸基、ウレタン基、尿素基、これらの混合物が挙げられ(これらに限定されない)、ここで、2またはそれ以上の置換基は結合して環を形成することができる。
多官能性フェノール材料は化学式Ar(OH)(式中、x≧3であり、式中、Arはアリール部分またはアルキルアリール部分であり、ただし、Arがアルキルアリール部分である場合、少なくとも3つの−OH基がアリール部分に結合されることを条件とする)で表される。多くの多官能性フェノール化合物が市販されており、例えば、化学式:
Figure 2005154775
の1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン(例えば、オンタリオ、ミッシソーガ、アルドリッチケミカル社製)である。この型の化合物はまた、任意の所望のまたは有効な方法により調製することができる。例えば、アニソールとカルボン酸塩化物(例えば、塩化プロピオニル)を標準フリーデル−クラフツ条件下で反応させると、二置換ケトン化合物(例えば、エチル−(4−メトキシフェニル)ケトン)が得られる。この二置換ケトンをフェノールと、酸性(プロトン性)かつ脱水条件下で反応させると、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−(4−メトキシフェニル)−置換メタン誘導体(例えば、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−(4−メトキシフェニル)−プロパン)が得られる。三臭化ホウ素を用いた脱メチル化により、所望の三官能性1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−置換メタン誘導体(例えば、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−プロパン)が得られる。反応は下記のように進行する:
Figure 2005154775
(式中、Rはアルキル基(直鎖、分枝、環状、飽和、不飽和、置換、および未置換アルキル基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキル基に存在してもしなくてもよい)、アリール基(置換および未置換アリール基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリール基に存在してもしなくてもよい)、アリールアルキル基(置換および未置換アリールアルキル基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリールアルキル基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよい)、またはアルキルアリール基(置換および未置換アルキルアリール基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキルアリール基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよい)である)。
高級多官能性フェノール化合物は、アニソールをα,ω−ジカルボン酸塩化物(例えば塩化アジポイル)と標準フリーデル−クラフツ条件下で反応させ、α,ω−ジケトン化合物(例えば、1,6−ジオキソ−1,6−ビス(4−メトキシフェニル)ヘキサン)を得ることにより、類似の様式で作製することができる。このα,ω−ジケトンをフェノールと酸性(プロトン性)かつ脱水条件下で反応させると、α,α,ω,ω−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)−α,ω−ビス(4−メトキシフェニル)−置換アルカン誘導体(例えば、1,1,6,6−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)−1,6−ビス(4−メトキシフェニル)−ヘキサン)が得られる。三臭化ホウ素を用いた脱メチル化により所望の六官能性α,α,α,ω,ω,ω−ヘキサキス(4−ヒドロキシフェニル)−置換アルカン誘導体(例えば、1,1,1,6,6,6−ヘキサキス(4−ヒドロキシフェニル)−ヘキサン)が得られる。反応は下記のように進行する:
Figure 2005154775
(式中、Rはアルキレン基(直鎖、分枝、環状、飽和、不飽和、置換、および未置換アルキレン基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキレン基に存在してもしなくてもよい)、アリーレン基(置換および未置換アリーレン基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリーレン基に存在してもしなくてもよい)、アリールアルキレン基(置換および未置換アリールアルキレン基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここでヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリールアルキレン基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよい)、またはアルキルアリーレン基(置換および未置換アルキルアリーレン基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここでヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキルアリーレン基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよい)である)。
さらに高級の多官能性フェノール化合物は、アニソールをポリカルボン酸塩化物と標準フリーデル−クラフツ条件下で反応させ、ポリケトン化合物を得ることにより、類似の様式で作製することができる。このポリケトンをフェノールと酸性(プロトン性)かつ脱水条件下で反応させると、類似のポリ(4−ヒドロキシフェニル)/(4−メトキシフェニル)誘導体が得られる。三臭化ホウ素を用いた脱メチル化により所望のポリ(4−ヒドロキシフェニル)−置換誘導体が得られる。反応は下記のように進行する:
Figure 2005154775
(式中、Rはアルキル基(直鎖、分枝、環状、飽和、不飽和、置換、および未置換アルキル基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキル基に存在してもしなくてもよい)、アリール基(置換および未置換アリール基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリール基に存在してもしなくてもよい)、アリールアルキル基(置換および未置換アリールアルキル基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリールアルキル基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよい)、またはアルキルアリール基(置換および未置換アルキルアリール基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキルアリール基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよい)である)。適した多官能性フェノール化合物のいくつかの例としては、化学式:
Figure 2005154775
(式中、yは1、2、または3の整数であり、
zはR上のHO−Φ−CH3−y−基の数を示し、1つの態様では少なくとも1および1つの態様では約10以下であり、他の態様では約3以下であり、さらに他の態様では約2以下であるが、zの値はこれらの範囲外とすることができ、ただし、化合物中のフェノール基の総数が少なくとも3であることを条件とし、
は、1価の部分であり、例えば、水素原子、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アミン基、イミン基、アンモニウム基、シアノ基、ピリジン基、ピリジニウム基、エーテル基、アルデヒド基、ケトン基、エステル基、アミド基、カルボニル基、チオカルボニル基、硫酸基、スルホネート基、スルホン酸基、スルフィド基、スルホキシド基、ホスフィン基、ホスホニウム基、リン酸基、ニトリル基、メルカプト基、ニトロ基、ニトロソ基、スルホン基、アシル基、酸無水物基、アジド基、アゾ基、シアナト基、イソシアナト基、チオシアナト基、イソチオシアナト基、カルボキシレート基、カルボン酸基、ウレタン基、尿素基、これらの混合物、アルキル基(直鎖、分枝、環状、飽和、不飽和、置換、および未置換アルキル基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキル基に存在してもしなくてもよく、1つの態様では、少なくとも1の炭素原子および様々な態様では30以下、10以下または7以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、アリール基(置換および未置換アリール基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリール基に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも4、5または6の炭素原子および様々な態様では30以下、10以下または8以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、アリールアルキル基(置換および未置換アリールアルキル基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリールアルキル基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも5、6または7の炭素原子および様々な態様では30以下、10以下または8以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、例えばベンジルなど、アルキルアリール基(置換および未置換アルキルアリール基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキルアリール基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも5、6または7の炭素原子および様々な態様では30以下、10以下または8以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、例えばトリルなど、等々であり(これらに限定されない)、ここで、置換アルキル、アリール、アリールアルキルおよびアルキルアリール基上の置換基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アミン基、イミン基、アンモニウム基、シアノ基、ピリジン基、ピリジニウム基、エーテル基、アルデヒド基、ケトン基、エステル基、アミド基、カルボニル基、チオカルボニル基、硫酸基、スルホネート基、スルホン酸基、スルフィド基、スルホキシド基、ホスフィン基、ホスホニウム基、リン酸基、ニトリル基、メルカプト基、ニトロ基、ニトロソ基、スルホン基、アシル基、酸無水物基、アジド基、アゾ基、シアナト基、イソシアナト基、チオシアナト基、イソチオシアナト基、カルボキシレート基、カルボン酸基、ウレタン基、尿素基、これらの混合物、などとすることができ(これらに限定されない)、ここで2またはそれ以上の置換基は結合して環を形成することができる)
のものが挙げられる(が、これらに限定されない)。多官能性フェノール化合物の他の例としては、化学式:
Figure 2005154775
(式中、rは少なくとも3の整数であり、様々な態様では10以下、5以下、または3以下であるが、rの値はこれらの範囲外とすることができ、
はアルキル基(直鎖、分枝、環状、飽和、不飽和、置換、および未置換アルキル基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキル基に存在してもしなくてもよく、1つの態様では、少なくとも1の炭素原子および様々な態様では10以下、8以下または6以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、アリール基(置換および未置換アリール基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリール基に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも4、5または6の炭素原子および様々な態様では15以下、10以下または8以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、アリールアルキル基(置換および未置換アリールアルキル基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリールアルキル基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも5、6または7の炭素原子および様々な態様では15以下、10以下または8以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、例えばベンジルなど、またはアルキルアリール基(置換および未置換アルキルアリール基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキルアリール基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも5、6または7の炭素原子および様々な態様では15以下、10以下または8以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、例えばトリルなど、であり、ここで、置換アルキル、アリール、アリールアルキルおよびアルキルアリール基上の置換基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アミン基、イミン基、アンモニウム基、シアノ基、ピリジン基、ピリジニウム基、エーテル基、アルデヒド基、ケトン基、エステル基、アミド基、カルボニル基、チオカルボニル基、硫酸基、スルホネート基、スルホン酸基、スルフィド基、スルホキシド基、ホスフィン基、ホスホニウム基、リン酸基、ニトリル基、メルカプト基、ニトロ基、ニトロソ基、スルホン基、アシル基、酸無水物基、アジド基、アゾ基、シアナト基、イソシアナト基、チオシアナト基、イソチオシアナト基、カルボキシレート基、カルボン酸基、ウレタン基、尿素基、それらの混合物、などとすることができ(これらに限定されない)、ここで2またはそれ以上の置換基は結合して環を形成することができる)
のもの、化学式:
Figure 2005154775
(式中、fは少なくとも3の整数であり、様々な態様では、6以下、4以下、または3以下である)
のもの、化学式:
Figure 2005154775
(式中、g、g、gおよびgはそれぞれ、0、1、2、3または4の整数であり、ただし、g+g+g+gの和≧3であることを条件とし、g+g+g+gの和は様々な態様では、6以下、4以下または3以下である)
のもの、化学式:
Figure 2005154775
(式中、h、h、hおよびhはそれぞれ、0、1、2、3または4の整数であり、ただし、h+h+h+hの和≧3であることを条件とし、h+h+h+hの和は様々な態様では、6以下、4以下または3以下である)
のもの、化学式:
Figure 2005154775
(式中、j、j、jおよびjはそれぞれ、0、1、2、3または4の整数であり、ただし、j+j+j+jの和≧3であることを条件とし、j+j+j+jの和は様々な態様では、6以下、4以下または3以下である)
のもの、などが挙げられる(が、これらに限定されない)。適した多官能性フェノール化合物のいくつかの例としては、化学式:
Figure 2005154775
の1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、化学式:
Figure 2005154775
(式中、eは−(CH)−基の繰り返し数を示す整数、例えば、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20またはそれ以上である)
のもの、化学式:
Figure 2005154775
の1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニル)ブタン、化学式:
Figure 2005154775
の3,3,3’,3’−テトラメチル−1,1’−スピロビスインダン−5,5’,6,6’−テトロール、化学式:
Figure 2005154775
のピロガロール、化学式:
Figure 2005154775
の1,2,4−ベンゼントリオール、化学式:
Figure 2005154775
のフロログルシノール二水和物、化学式:
Figure 2005154775
のジトラノール、化学式:
Figure 2005154775
のノルジヒドログアヤレト酸、化学式:
Figure 2005154775
(式中、RはCHである)
のC−メチルカリックス[4]レゾルシンアレーン、化学式:
Figure 2005154775
(式中、Rは−CH(CHCHである)
のC−ウンデシルカリックス[4]レゾルシンアレーン一水和物、化学式:
Figure 2005154775
のカテキン水和物、化学式:
Figure 2005154775
のエピカテキンなど、ならびにそれらの混合物が挙げられる(が、これらに限定されない)(なお、上述のものは、すべてウィスコンシン、ミルウォーキー、アルドリッチケミカル社製)。
化学式:
Figure 2005154775
の直鎖ポリマーまたはポリマー類には市販されているものもある。例えば、下記の材料が市販されている:
Figure 2005154775
のウルトラソン(ULTRASON、登録商標)E3010、BASFコーポレーション(Corporation)およびビクトレックス(VICTREX、登録商標)PES4800G、ICI、
Figure 2005154775
のUDEL(登録商標)P−1700、アモコパフォーマンスプロダクツ社(Amoco Performance Products Inc.)、およびウルトラソン(登録商標)S2010、BASFコーポレーション、
Figure 2005154775
のラデル(RADEL、登録商標)R−5000、アモコパフォーマンスプロダクツ社、
Figure 2005154775
(式中、n/m=4.7である)
のラデル(登録商標)A−200、アモコパフォーマンスプロダクツ社、
Figure 2005154775
のアストレル(ASTREL、登録商標)360(x:y=60−70:30−40)、3Mカンパニー(Company)、およびビクトレックス(登録商標)720P(x=y)、ICIアドバンストマテリアルズビジネスグループ(Advanced Materials Business Group)、
Figure 2005154775
のビクトレックス(登録商標)HTA、ICIアドバンストマテリアルズビジネスグループ、
Figure 2005154775
のビクトレックス(登録商標)PEK、ICIアドバンストマテリアルズビジネスグループおよびスチラン(STILAN、登録商標)1000、レイケムコーポレーション(Raychem Cooperation)、
Figure 2005154775
のビクトレックス(登録商標)PEEK450G、ICIアドバンストマテリアルズビジネスグループ、およびカデル(KADEL、登録商標)E−1000、アモコパフォーマンスプロダクツ社、
Figure 2005154775
のホスタテック(HOSTATEC、登録商標)、ヘキスト(Hoechst)AG、
Figure 2005154775
のウルトラペック(ULTRAPEK、登録商標)A−2000、BASF AG、
Figure 2005154775
のPEKK、デュポンポリマーズ(Dupont Polymers)、
Figure 2005154775
のウルテム(ULTEM、登録商標)1000、GEプラスチクス(Plastics)、
など。さらに、これらの直鎖ポリマー類は、例えば、米国特許第5,994,425号、同第6,022,095号、同第5,849,809号、同第6,203,143号、同第6,124,372号、同第6,151,042号、同第6,323,301号、同第5,889,077号、同第6,087,414号、同第5,739,254号、同第5,753,783号、同第5,761,809号、同第5,958,995号、同第6,184,263号、同第5,945,253号、同第6,365,323号、同第5,863,963号、同第6,090,453号、同第6,007,877号、同第6,273,543号、同第5,814,426号、同第5,882,814号、同第5,874,192号、同第6,117,967号、同第6,187,512号、同第6,020,119号、同第6,139,920号、および同第号6,260,949号、共に係属中の出願第10/322,110号、10/040,850号、10/036,469号、および2003年11月19日に出願された、発明者名クリスチン(Christine)J.デヴィッサー(DeVisser)およびチモシー(Timothy)P.ベンダー(Bender)の「ハロゲン量が減少した不飽和エステル置換ポリマー類」と題する(まだ譲渡されていない、代理人事件整理番号D/A1385)で記述されているような周知の方法により調製することができる。
反応は、所望であれば、溶融押出成形機などにおいて、溶媒無しの正味で実施することができる。必要に応じて溶媒を用いる場合、選択した溶媒はこの特別な反応に適した任意の極性非プロトン性溶媒とすることができる。適した溶媒の例としては、N,N−ジメチルアセトアミド、スルホラン(テトラメチレンスルホン、またはTMSとも呼ばれる)、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリジノン、ヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPA)、など、ならびにこれらの混合物が挙げられる(が、これらに限定されない)。
必要に応じて使用する溶媒が存在する場合、その溶媒は反応混合物中に任意の所望のまたは有効な相対量で存在し、様々な態様では、溶媒中少なくとも1重量%、5重量%、または10重量%の固体反応物、および様々な態様では、溶媒中75重量%以下、50重量%以下または35重量%以下の固体反応物という量であるが、溶媒の相対量はこれらの範囲外とすることができる。
必要に応じて、分枝ポリマーの末端をフェノール以外の官能基としたい場合、反応混合物はまた、化学式:
Figure 2005154775
(式中、aは少なくとも1の整数であり、様々な態様では5以下または3以下であり、さらに他の態様では1であり、R’基はヒドロキシ基に対しパラ位に配置され、
R’は、水素原子、アルキル基(直鎖、分枝、環状、飽和、不飽和、置換、および未置換アルキル基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキル基に存在してもしなくてもよく、1つの態様では、少なくとも1の炭素原子および様々な態様では20以下、8以下または4以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、アリール基(置換および未置換アリール基を含み、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリール基に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも4、5または6の炭素原子および様々な態様では14以下、12以下または10以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、アリールアルキル基(置換および未置換アリールアルキル基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアリールアルキル基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも5、6または7の炭素原子および様々な態様では50以下、23以下または11以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、例えばベンジルなど、またはアルキルアリール基(置換および未置換アルキルアリール基を含み、ここで、アルキル部分は直鎖、分枝、環状、飽和、または不飽和とすることができ、ここで、ヘテロ原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、珪素、リン、などがアルキルアリール基のアリール部分およびアルキル部分のいずれかまたは両方に存在してもしなくてもよく、様々な態様では、少なくとも5、6または7の炭素原子および様々な態様では50以下、23以下または11以下の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができる)、例えばトリルなど、であり、ここで、2またはそれ以上のR’基は結合して環を形成することができ、ここで、置換アルキル、アリール、アリールアルキルおよびアルキルアリール基上の置換基は、ヒドロキシ基、ハロゲン原子、アミン基、イミン基、アンモニウム基、シアノ基、ピリジン基、ピリジニウム基、エーテル基、アルデヒド基、ケトン基、エステル基、アミド基、カルボニル基、チオカルボニル基、硫酸基、スルホネート基、スルホン酸基、スルフィド基、スルホキシド基、ホスフィン基、ホスホニウム基、リン酸基、ニトリル基、メルカプト基、ニトロ基、ニトロソ基、スルホン基、アシル基、酸無水物基、アジド基、アゾ基、シアナト基、イソシアナト基、チオシアナト基、イソチオシアナト基、カルボキシレート基、カルボン酸基、ウレタン基、尿素基、これらの混合物、などとすることができ(これらに限定されない)、ここで2またはそれ以上の置換基は結合して環を形成することができる)
の材料を含むことができる。本明細書では、アルキル、アリール、アリールアルキルおよびアルキル基はヘテロ原子を含むことができるので、規定されるようにR’に対する候補には、アルコキシ基、アリールオキシ基、アリールアルキルオキシ基、アルキルアリールオキシ基、ポリアルキレンオキシ基、例えば、各繰り返しアルキレンオキシドユニットが、ポリアルキレンオキシ基内の他のものとは独立して、1つの態様では少なくとも2の炭素原子、および様々な態様では100以下、20以下または6以下の炭素原子を含むが、炭素原子の数はこれらの範囲外とすることができるもの、ポリアルキレンオキシ基が2またはそれ以上の異なる種類の繰り返しアルキレンオキシド繰り返しモノマーユニットを含むことができるもの(例えば、ポリエチレンオキシドとポリプロピレンオキシドなどのブロックまたはランダムコポリマー類など)、1つの態様では少なくとも2の繰り返しアルキレンオキシユニット、および様々な態様では500以下、10以下、または4以下の繰り返しアルキレンオキシユニットを有するが、繰り返しアルキレンオキシユニットの数はこれらの範囲外とすることができるポリアルキレンオキシ基など(これらに限定されない)が含まれる。これらの単官能フェノール類はまた、いくつかの場合には、本明細書で開示するように調製した分枝ポリアリーレンエーテルポリマー内の架橋を減少させまたは排除することができる。この化学式の適した材料の例としては、2−メチルフェノール、3−メチルフェノール、4−メチルフェノール、2−エチルフェノール、3−エチルフェノール、4−エチルフェノール、2−n−プロピルフェノール、3−n−プロピルフェノール、4−n−プロピルフェノール、2−イソプロピルフェノール、3−イソプロピルフェノール、4−イソプロピルフェノール、2−n−ブチルフェノール、3−n−ブチルフェノール、4−n−ブチルフェノール、2−イソブチルフェノール、3−イソブチルフェノール、4−イソブチルフェノール、2−sec−ブチルフェノール、3−sec−ブチルフェノール、4−sec−ブチルフェノール、2−t−ブチルフェノール、3−t−ブチルフェノール、4−t−ブチルフェノール、ペンチルフェノールの全ての可能な異性体(分枝および直鎖を含む)、ヘキシルフェノールの全ての可能な異性体(分枝および直鎖を含む)、ヘプチルフェノールの全ての可能な異性体(分枝および直鎖を含む)、オクチルフェノールの全ての可能な異性体(分枝および直鎖を含む)、ノニルフェノールの全ての可能な異性体(分枝および直鎖を含む)、デシルフェノールの全ての可能な異性体(分枝および直鎖を含む)、ウンデシルフェノールの全ての可能な異性体(分枝および直鎖を含む)、ドデシルフェノールの全ての可能な異性体(分枝および直鎖を含む)、2−フェニルフェノール、3−フェニルフェノール、4−フェニルフェノール、2−トリルフェノール、3−トリルフェノール、4−トリルフェノール、2−ベンジルフェノール、3−ベンジルフェノール、4−ベンジルフェノール、2−メトキシフェノール、3−メトキシフェノール、4−メトキシフェノール、2−エトキシフェノール、3−エトキシフェノール、4−エトキシフェノール、2−n−プロポキシフェノール、3−n−プロポキシフェノール、4−n−プロポキシフェノール、2−イソプロポキシフェノール、3−イソプロポキシフェノール、4−イソプロポキシフェノール、2−n−ブトキシフェノール、3−n−ブトキシフェノール、4−n−ブトキシフェノール、2−イソブトキシフェノール、3−イソブトキシフェノール、4−イソブトキシフェノール、2−sec−ブトキシフェノール、3−sec−ブトキシフェノール、4−sec−ブトキシフェノール、2−t−ブトキシフェノール、3−t−ブトキシフェノール、4−t−ブトキシフェノール、ペンチルオキシフェノールの全ての可能な異性体、ヘキシルオキシフェノールの全ての可能な異性体(分枝および直鎖を含む)、ヘプチルオキシフェノールの全ての可能な異性体(分枝および直鎖を含む)、オクチルオキシフェノールの全ての可能な異性体(分枝および直鎖を含む)、ノニルオキシフェノールの全ての可能な異性体(分枝および直鎖を含む)、デシルオキシフェノールの全ての可能な異性体(分枝および直鎖を含む)、ウンデシルオキシフェノールの全ての可能な異性体(分枝および直鎖を含む)、ドデシルオキシフェノールの全ての可能な異性体(分枝および直鎖を含む)、2−フェノキシフェノール、3−フェノキシフェノール、4−フェノキシフェノール、2−トリルオキシフェノール、3−トリルオキシフェノール、4−トリルオキシフェノール、2−ベンジルオキシフェノール、3−ベンジルオキシフェノール、4−ベンジルオキシフェノール、2−(ポリエチレンオキシ)フェノール、3−(ポリエチレンオキシ)フェノール、4−(ポリエチレンオキシ)フェノール、2−(ポリプロピレンオキシ)フェノール、3−(ポリプロピレンオキシ)フェノール、4−(ポリプロピレンオキシ)フェノール、2−(ポリブチレンオキシ)フェノール、3−(ポリブチレンオキシ)フェノール、4−(ポリブチレンオキシ)フェノール、上記化合物の全ての2,3−二置換変形体、上記化合物の全ての2,4−二置換変形体、上記化合物の全ての2,5−二置換変形体、上記化合物の全ての2,6−二置換変形体、上記化合物の全ての3,4−二置換変形体、上記化合物の全ての3,5−二置換変形体、上記化合物の全ての2,3,4−三置換変形体、上記化合物の全ての2,3,5−三置換変形体、上記化合物の全ての2,3,6−三置換変形体、上記化合物の全ての2,4,5−三置換変形体、上記化合物の全ての2,4,6−三置換変形体、上記化合物の全ての3,4,5−三置換変形体、上記化合物の全ての3,4,6−三置換変形体、上記化合物の全ての2,3,4,5−四置換変形体、上記化合物の全ての2,3,4,6−四置換変形体、上記化合物の全ての2,3,5,6−四置換変形体、上記化合物の全ての五置換体、モノナフトール類、例えば1−ナフトールおよび2−ナフトール、など、ならびにそれらの混合物が挙げられる(が、これらに限定されない)。
必要に応じて用いる、化学式:
Figure 2005154775
のモノフェノール化合物が存在する場合、一般に、反応混合物は、化学式:
Figure 2005154775
(式中、Aおよびmは上記で規定した通りであり、YおよびY’はそれぞれ、互いに独立して、フッ素原子または塩素原子である)
の1または複数の二ハロゲン化物モノマー類またはそれらの混合物も含む。化学式:
Figure 2005154775
の適した材料の特定の例としては、化学式:
Figure 2005154775
の4,4’−ジフルオロベンゾフェノン、化学式:
Figure 2005154775
の4,4’−ジクロロベンゾフェノン、化学式:
Figure 2005154775
の3,4’−ジフルオロベンゾフェノン、化学式:
Figure 2005154775
の3,4’−ジクロロベンゾフェノン、化学式:
Figure 2005154775
の3,3’−ジフルオロベンゾフェノン、化学式:
Figure 2005154775
の3,3’−ジクロロベンゾフェノン、化学式:
Figure 2005154775
の2,4’−ジフルオロベンゾフェノン、化学式:
Figure 2005154775
の2,4’−ジクロロベンゾフェノン、化学式:
Figure 2005154775
の2,3’−ジフルオロベンゾフェノン、化学式:
Figure 2005154775
の2,3’−ジクロロベンゾフェノン、化学式:
Figure 2005154775
の2,2’−ジフルオロベンゾフェノン、化学式:
Figure 2005154775
の2,2’−ジクロロベンゾフェノン、化学式:
Figure 2005154775
Figure 2005154775
Figure 2005154775
Figure 2005154775
(式中、Rは水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物である)、
Figure 2005154775
(式中、Rは水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物である)、
Figure 2005154775
Figure 2005154775
(式中、Rはアルキレン基、アリーレン基、アリールアルキレン基、アルキルアリーレン基、またはそれらの混合物である)、
Figure 2005154775
(式中、Rはアルキレン基、アリーレン基、アリールアルキレン基、アルキルアリーレン基、またはそれらの混合物である)、
Figure 2005154775
Figure 2005154775
Figure 2005154775
Figure 2005154775
(式中、Rは水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物である)、
Figure 2005154775
(式中、Rは水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物である)、
Figure 2005154775
Figure 2005154775
(式中、Rはアルキレン基、アリーレン基、アリールアルキレン基、アルキルアリーレン基、またはそれらの混合物である)、
Figure 2005154775
(式中、Rはアルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物である)、
Figure 2005154775
の化合物類、などが挙げられる(が、これらに限定されない)。さらに、YおよびY’は1つの分子内で同じである必要はなく、フルオロクロロベンゾフェノンの場合のように、1つはフッ素、もう1つは塩素とすることができる。この化学式の2またはそれ以上の化合物の混合物もまた使用することができる。この態様では、二ハロゲン化化合物は反応混合物中に任意の所望のまたは有効な量で存在し、1つの態様では、モノフェノール性フェノール化合物1モルにつき少なくとも0.4モルの二ハロゲン化化合物、および1つの態様ではモノフェノール性フェノール化合物1モルにつき0.6モル以下の二ハロゲン化化合物であるが、相対量はこれらの範囲外とすることができる。
分枝ポリマー類の末端基をフェノール基または、モノフェノール性エンドキャッピング化合物に対応するもの以外の官能基としたい場合、モノフェノール性エンドキャッピング化合物が存在しなくても、化学式:
Figure 2005154775
の二ハロゲン化モノマーまたはそれらの混合物を反応混合物に添加することができる。例えば、ハロゲン末端ポリマー類は、反応混合物中に1または複数の二ハロゲン化モノマー類を、多官能性フェノール官能基に化学量論的に対応する量で含有させることにより調製することができる。例えば、多官能性フェノールが三官能性フェノールである場合、1つの態様では、三官能性フェノール1モルにつき少なくとも1.4モルの二ハロゲン化モノマー類が存在し、他の態様では、三官能性フェノール1モルにつき1.6モル以下の二ハロゲン化モノマー類が存在するが、相対量はこれらの範囲外とすることができる。
反応混合物はまた、炭酸塩基を含む。炭酸塩基は任意の所望の材料、例えば、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなどとすることができる。炭酸塩基は、反応混合物中に任意の所望のまたは有効な量で、一般的には多官能フェノールおよび(存在すれば)必要に応じて用いるモノフェノールに対しモル過剰に、存在する。例えば、炭酸塩基は、様々な態様では、多官能性フェノール1モルにつき、少なくとも10、25または50モルの炭酸塩基という量で存在するが、量はこれらの範囲外とすることができる。必要に応じて用いるモノフェノールが存在する場合、追加量のポリカーボネートを、一定の量、様々な態様では単官能フェノール1モルにつき少なくとも3、8または16モルの炭酸塩基という量で添加することができるが、その量はこれらの範囲外とすることができる。
必要に応じて用いられる末端キャッピング添加剤および炭酸塩基に関する更なる情報が、米国特許出願第10/040,850号において開示されている。
化学式Ar(OH)の材料、化学式:
Figure 2005154775
のポリマーまたはポリマー類、および、必要に応じて使用する化学式:
Figure 2005154775
の材料が存在する場合、その材料はそれぞれ、反応混合物中に任意の所望のまたは有効な量で存在し、様々な態様では、反応混合物中の総固体量(すなわち、これらの3つの材料の各々の総和量)が少なくとも1重量%、20重量%または25重量%の固体量となるように、および様々な態様では、75重量%以下、50重量%以下、または45重量%以下の固体量となるようにされるが、反応混合物の固体量はこれらの範囲外とすることができる。
反応混合物は、反応が起こるのに有効な任意の温度まで加熱される。必要に応じて使用される溶媒を使用する場合、例えば、温度は還流が起こる温度とすることができる。この温度は一般に、使用する溶媒および反応が実施される圧力に依存する。例えば、1気圧で、N,N−ジメチルアセトアミド溶媒を使用して実施する場合、反応温度は、様々な態様では、少なくとも145℃、155℃または160℃であり、様々な態様では200℃以下、180℃以下または170℃以下であるが、温度はこれらの範囲外とすることができる。
反応混合物の加熱は、重合反応を完了させるのに効果的な任意の期間、実施される。反応の完了は、約10〜30分の間隔を空けて反応器から採取したポリマーの3つの連続するサンプルが大体同じ分子量(±500ダルトン)および大体同じ多分散性(±2)を示した場合に決定することができる。反応時間は、様々な態様では、少なくとも4時間、6時間、または8時間、様々な態様では、10時間以下、9時間以下、または8.5時間以下であるが、反応時間はこれらの範囲外とすることができる。
重合反応中に水が生成し、この水は反応混合物から除去される。水が存在するとフェノキシド化合物が不安定になるからである。水の除去方法の1つは、トルエンなどの溶媒を用いた共沸蒸留によるものである。反応混合物から水を除去するための任意の他の所望のまたは有効な方法もまた使用することができる。トルエンは反応混合物中に任意の有効な量で存在し、様々な態様では反応器内容物の少なくとも1重量%または12重量%、様々な態様では、反応器内容物の30重量%以下または15重量%以下であるが、トルエンの量はこれらの範囲外とすることができる。
本明細書で開示したプロセスにより形成されるポリマーは任意の所望の分子量を有することができる。ダルトンで表した重量平均分子量(M)は、様々な態様では、少なくとも2,000、4,000または8,000、様々な態様では、500,000以下、250,000以下または100,000以下であるが、重量平均分子量はこれらの範囲外とすることができる。数平均分子量(M)は、様々な態様では、少なくとも2,000、4,000または8,000、様々な態様では500,000以下、250,000以下または100,000以下であるが、数平均分子量はこれらの範囲外とすることができる。
本明細書で列挙した分子量は、ゲル透過クロマトグラフィーを用いて測定した値であり、ポリスチレン標準に対するものである。
化学式Ar(OH)の多官能性フェノール材料および化学式:
Figure 2005154775
の直鎖ポリマーまたはポリマー類は、反応混合物中に、任意の所望のまたは有効な相対量で存在する。直鎖ポリマーの多官能性フェノール材料に対する比率は、様々な態様では、多官能性フェノール材料1モルにつき少なくとも2モル、5モルまたは10モルの直鎖ポリマーであり、様々な態様では、多官能性フェノール材料1モルにつき250モル以下、175モル以下または100モル以下の直鎖ポリマーであるが、直鎖ポリマーおよび多官能性フェノール材料の相対量はこれらの範囲外とすることができる。
必要に応じて使用する単官能フェノール化合物が反応混合物中に存在する場合、化学式Ar(OH)の多官能性フェノール材料および化学式:
Figure 2005154775
の単官能フェノール化合物は、反応混合物中に、任意の所望のまたは有効な相対量で存在する。多官能性フェノール材料の単官能フェノール化合物に対する比率は、様々な態様では、単官能フェノール1モルにつき少なくとも0.1モル、0.25モルまたは0.33モルの多官能性フェノール材料であり、様々な態様では、単官能フェノール材料1モルにつき1モル以下、0.66モル以下または0.5モル以下の多官能性フェノール材料であるが、多官能性フェノール材料および単官能フェノールの相対量はこれらの範囲外とすることができる。
必要に応じて使用する単官能フェノール化合物が反応混合物中に存在する場合、化学式:
Figure 2005154775
の直鎖ポリマー、および化学式:
Figure 2005154775
の単官能フェノール化合物は、反応混合物中に、任意の所望のまたは有効な相対量で存在する。直鎖ポリマーの単官能フェノールに対する比率は、様々な態様では、単官能フェノール1モルにつき少なくとも2モル、4モルまたは6モルの直鎖ポリマーであり、様々な態様では、単官能フェノール1モルにつき10モル以下、8モル以下または7モル以下の直鎖ポリマーであるが、直鎖ポリマーおよび単官能フェノールの相対量はこれらの範囲外とすることができる。
任意の特別な理論に限定されるものではないが、ポリマーの分枝部分の形成は、炭酸塩基(図示した例では炭酸カリウム)が多官能性フェノール化合物上のヒドロキシ基と反応し、塩:
Figure 2005154775
を形成する場合に起こる。その後、多官能性フェノール化合物は、下記のように(下記例では、Yがフッ素原子である場合について図示する):
Figure 2005154775
直鎖ポリマー類上の終端がハロゲンである末端基との求核芳香族置換反応を開始する。例えば、“A”基が>C=Oであり、mが1であり、フェニル基と“A”基との間の結合がフッ素原子に対しパラ位である場合、このプロセスは下記のように:
Figure 2005154775
起こる。このように、多官能性フェノール化合物は酸素原子を介して“A”部分上のフェニル環に結合され:
Figure 2005154775
分枝部分が形成される:
Figure 2005154775
必要に応じて用いるモノフェノール化合物が存在する場合、エンドキャッピングモノフェノール化合物が関係する反応(ここでは、単一のR’基を有する化合物について説明する)は、同様の機構により進行すると考えられる:
Figure 2005154775
化学式Ar(OH)の多官能性フェノール化合物、任意のフェノール末端直鎖ポリマー類、およびモノフェノール化合物はそれぞれ、下記のように(図示した反応機構では3つの全ての反応物は、アニオン酸素原子が付着した正方形として一般化されている):
Figure 2005154775
直鎖ポリマー鎖との鎖開裂反応を開始することができると考えられる。また、任意の特別な理論に限定されないが、多官能性フェノール化合物、任意のフェノール末端直鎖ポリマー類、およびモノフェノール化合物は全て自由に任意のハロゲン末端直鎖ポリマー類と反応し、鎖切断および再結合の平衡状態ではポリマー鎖の一定のスクランブリングが存在すると考えられる。したがって、全分枝ポリマーは重合条件下で平衡状態に達する。さらに、必要に応じて使用する単官能フェノールエンドキャッピング剤は、反応の開始時に添加した場合でさえも効果的に作用し、系の分子量分布を広げることはない。さらに、必要に応じて使用する単官能フェノールは、系で働く熱力学的力の全てのバランスをとる平衡を確立することにより、得られるポリマーの多分散性および分子量を制御することができる。本発明のプロセスにより調製される分枝ポリアリーレンエーテル類の分子量は、開始材料の化学量論を変化させることにより制御することができ、そのプロセス中に分子量はほぼ一定値に達し、その後、それ以上上昇することはない。
このように形成された分枝ポリマーの得られた絶対分子量は、開始材料として使用した直鎖ポリマーまたはポリマー類の分子量と変わらない可能性が高いが、気相クロマトグラフィーにより測定した分子量は、保持時間が長くなることにより示されるように、減少する可能性が高い。分枝ポリマーの流体力学的体積はその直鎖類似体の流体力学的体積よりも小さくなる傾向があるからである。測定した流体力学的体積の減少の大きさは、ポリマー内の分枝点の数に比例する傾向がある。
このプロセスにより形成されるポリマー類は複数の分枝点を有する分枝ポリアリーレンエーテルポリマー類であると考えられ、各分枝点は、下記化学式により表され:
Figure 2005154775
式中、各Arは、互いに独立して、アリール部分またはルキルアリール部分であり、ただし、Arがアルキルアリール部分である場合、少なくとも3つの
Figure 2005154775
繰り返し基が、繰り返し基内の酸素原子を介してアリール部分に結合されることを条件とし、
各xは、互いに独立して、3またはそれ以上の整数であり、
各mは、互いに独立して、0または1の整数であり、
各Dは、互いに独立して、(a)他の分枝点、(b)末端基、または(c)下記化学式で表されるもののいずれかであり:
Figure 2005154775
(式中、各nは、互いに独立して、繰り返しモノマーユニットの数を表す整数である)、
各Aは、互いに独立して、
Figure 2005154775
Figure 2005154775
(式中、Rは水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはこれらの混合物である)、
Figure 2005154775
(式中、Rはアルキレン基、アリーレン基、アリールアルキレン基、アルキルアリーレン基、またはそれらの混合物である)、
Figure 2005154775
またはそれらの混合物であり、各Bは、互いに独立して、
Figure 2005154775
Figure 2005154775
(式中、zは2〜20の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、uは1〜20の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、wは1〜20の整数である)、
Figure 2005154775
Figure 2005154775
(式中、各oは互いに独立して、1、2、3、または4の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、RおよびRはそれぞれ、互いに独立して、水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物であり、pは0または1の整数である)
Figure 2005154775
(式中、bは0または1の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、(1)Zは、
Figure 2005154775
(式中、cは0または1である)であり、(2)Ar’は、
Figure 2005154775
であり、(3)Gは約2〜10の炭素原子を含むアルキル基から選択されるアルキル基であり、(4)Ar’’は
Figure 2005154775
であり、(5)Xは、
Figure 2005154775
(式中、sは0、1、または2である)、
Figure 2005154775
であり、(6)qは0または1である)
またはそれらの混合物である。これらの分枝ポリアリーレンエーテルコポリマーは下記化学式で表されると考えられ:
Figure 2005154775
式中、各Arは互いに独立してアリール部分またはルキルアリール部分であり、ただし、Arがアルキルアリール部分である場合、少なくとも3つの
Figure 2005154775
繰り返し官能基が、繰り返し官能基中の酸素原子を介してアリール部分に結合されることを条件とし、
各xは、互いに独立して、3以上の整数であり、
各kおよび各nは、互いに独立して、繰り返しモノマーユニットの数を表し、
各Wは、互いに独立して、
Figure 2005154775
(式中、各mは、互いに独立して、0または1の整数である)であり、
各Aは、互いに独立して、
Figure 2005154775
Figure 2005154775
(式中、Rは水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物である)、
Figure 2005154775
(式中、Rはアルキレン基、アリーレン基、アリールアルキレン基、アルキルアリーレン基、またはそれらの混合物である)、
Figure 2005154775
またはそれらの混合物であり、各Bは、互いに独立して、
Figure 2005154775
Figure 2005154775
(式中、zは2〜20の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、uは1〜20の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、wは1〜20の整数である)、
Figure 2005154775
Figure 2005154775
(式中、oは互いに独立して、1、2、3、または4の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、RおよびRはそれぞれ、互いに独立して、水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物であり、pは0または1の整数である)、
Figure 2005154775
(式中、bは0または1の整数である)
Figure 2005154775
(式中、(1)Zは、
Figure 2005154775
(式中、cは0または1である)であり、(2)Ar’は、
Figure 2005154775
であり、(3)Gは2〜10の炭素原子を含むアルキル基から選択されるアルキル基であり、(4)Ar’’は
Figure 2005154775
であり、(5)Xは、
Figure 2005154775
(式中、sは0、1、または2である)
Figure 2005154775
であり、(6)qは0または1である)
またはそれらの混合物である。
本明細書ではまた、導電性基質、発光材料、および本明細書で開示したポリマーを含むバインダを備えるイメージング部材も開示される。適したイメージング部材構造および材料の例は、米国特許第6,174,636号の本文および図に示されている。
本明細書で開示した分枝ポリマー類をイメージング部材の光導電層中のバインダとして、それだけでまたは他の材料と組み合わせて使用することができる。
本明細書で開示した分枝ポリマー類をイメージング部材の電荷輸送層中のバインダとして、それだけでまたは他の材料と組み合わせて使用することができる。
本明細書で開示したイメージング部材の少なくとも1つの層、例えば、接着層、保護オーバーコート層、発光層、電荷輸送層などは本明細書で開示した分枝ポリマーを含む。分枝ポリマーはその層中に単独のバインダとして存在することができ、または2またはそれ以上のバインダポリマー類のブレンドの1成分として存在することができる。本明細書で開示した分枝ポリマー類とブレンドすることができる適したポリマーの1つの例は、ポリカーボネート樹脂である。任意の所望のまたは適したポリカーボネート樹脂を選択することができる。例えば、一般式:
Figure 2005154775
(式中、RおよびR’はそれぞれ、互いに独立して、アルキル基(シクロアルキル基および置換アルキル基を含み、1つの態様では1〜30の炭素原子を有する)またはフェニル基(置換フェニル基を含む)であり、nは繰り返しモノマーユニットの数を表す整数であり、1つの態様では、約10〜1,000であるが、値はこの範囲外とすることができる)
のポリカーボネート類である。ポリカーボネート類の例としては、ポリ(4,4’−イソプロピリデン−ジフェニレン)カーボネート(ビスフェノール−A−ポリカーボネートとも呼ばれる)、ポリ(4,4’−ジフェニル−1,1’−シクロヘキサン)カーボネート、などが挙げられる。いくつかのポリカーボネート樹脂の数平均分子量は20,000〜150,000であり、他の態様では、50,000〜100,000の範囲である。いくつのポリカーボネートの重量平均分子量は20,000〜100,000であり、他の態様では、50,000〜100,000の範囲である。層内では、追加のバインダ成分、例えばポリカーボネート及び本明細書で開示した分枝ポリマーを任意の適したまたは所望の相対量でブレンドすることができ、1つの態様では1〜99重量%の第2のブレンドポリマーおよび1〜99重量%の本明細書で開示した分枝ポリマー、他の態様では5〜95重量%の第2のブレンドポリマーおよび5〜95重量%の本明細書で開示した分枝ポリマー、さらに他の態様では、25〜75重量%の第2のブレンドポリマーおよび25〜75重量%の本明細書で開示した分枝ポリマーとすることができるが、相対量はこれらの範囲外とすることができる。
本明細書では、本明細書で開示した光導電性イメージング部材を用いて画像を作成する方法も開示する。本方法は、本明細書で開示した光導電性イメージング部材上に静電潜像を作成する工程と、潜像を現像する工程と、現像した静電潜像を基材に転写する工程と、を含む。必要に応じて、転写した画像を基材に永久的に付着させることができる。画像の現像は、多くの方法、例えばカスケード、タッチダウン、パウダー雲、磁気ブラシなどにより達成することができる。現像した画像は、任意の方法、例えば、コロトロンまたはバイアス荷電ロールを使用する方法により基材に転写することができる。固定工程は、任意の適した方法、例えば、放射フラッシュ融解、熱融解、圧力融解、蒸気融解、などにより実施することができる。電子写真コピー機およびプリンタにおいて使用される任意の材料を基材、例えば、紙、透明材料などとして使用することができる。
実施例1
タービン機械撹拌軸、アルゴン入口、およびデアン−スターク(Dean−Stark)トラップ(水冷凝縮器を上方に設置)を備えた1リットル樹脂ジャーに、連続して、150gのポリスルホン(PAES、ポリ−ビスフェノール−A−コ−4,4−ジクロロジフェニルスルホン、M26,000)および450gのN,N−ジメチルアセトアミド(DMAc)を添加した。混合物をわずかに(50℃)加熱し、撹拌し(350rpm)、ポリマーを完全に溶解した。その後、この溶液に、150mlのトルエン、10.5gの1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン(THPE)、および10.5gの炭酸セシウムを添加した。混合物を還流しながら19時間加熱した。溶液をその後室温まで冷却し、セライト(登録商標)パッドを通して濾過し、8リットルの激しく撹拌したメタノール中で沈澱させた。得られた沈澱を#1ワットマン(Whatman)濾紙を通して真空濾過することにより単離し、5リットルの脱イオン水中で1時間撹拌し、再濾過し、その後、5リットルのメタノール中で1時間撹拌し、最終濾過を実施した。沈澱を真空オーブン(30℃、7mmHg)中で3日間乾燥させると、白色の自由流動粉末が得られた(収率90%)。トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン部分の導入を、H NMR[δCH(THPE)=1.64(TMS)]により確認した。
実施例2
10.5gの1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタンの代わりに、15.75gの1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタンを使用することを除き、実施例1のプロセスを繰り返した。
実施例3
10.5gの1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタンの代わりに、21.0gの1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタンを使用することを除き、実施例1のプロセスを繰り返した。
開始ポリスルホン材料ならびに実施例1、実施例2および実施例3の生成物の(気相クロマトグラフィーにより)測定した数平均分子量、重量平均分子量および多分散性値は以下の通りである。
Figure 2005154775
気相クロマトグラフィーは、保持時間を測定することにより流体力学的体積を測定するので、上記値は、このように形成されたポリマー類内の分枝の様々な程度を示すと考えられる。ポリマー類の分枝により、流体力学的体積が減少し、GPC保持時間が増大するからである。
実施例4
タービン機械撹拌軸、アルゴン入口、およびデアン−スタークトラップ(水冷凝縮器を上方に設置)を備えた1リットル樹脂ジャーに、連続して、83.99の1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン(ビスフェノール−Z)、68.32gの4,4’−ジフルオロベンゾフェノン、61gの炭酸カリウム、400gのN,N−ジメチルアセトアミド、および150gのトルエンを添加した。混合物を還流しながら19時間加熱した。溶液をその後室温まで冷却し、400gのDMAcで希釈し、セライト(登録商標)パッドを通して濾過し、8リットルの激しく撹拌したメタノール中で沈澱させた。得られた沈澱を#1ワットマン(Whatman)濾紙を通して真空濾過することにより単離し、5リットルの脱イオン水中で1時間撹拌し、再濾過し、その後、5リットルのメタノール中で1時間撹拌し、最終濾過を実施した。沈澱を真空オーブン(30℃、7mmHg)中で3日間乾燥させると、白色の自由流動粉末が得られた(収率6%)。ポリマーをポリスチレン標準に対しGPCにより測定すると、Mが46,300ダルトンおよびMが29,300ダルトンであることがわかった。
実施例5
タービン機械撹拌軸、アルゴン入口、およびデアン−スタークトラップ(水冷凝縮器を上方に設置)を備えた500リットル樹脂ジャーに、連続して、実施例4で調製したポリマー(ポリ−ビスフェノール−Z−コ−4,4−ジフルオロベンゾフェノン)65g、および225gのN,N−ジメチルアセトアミドを添加した。混合物をわずかに(50℃)加熱し、撹拌し(350rpm)、ポリマーを完全に溶解させた。この混合物に、50mlのトルエン、7.85gの1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、および25.0gの炭酸セシウムを添加した。混合物を還流しながら19時間加熱した。溶液をその後室温まで冷却し、セライト(登録商標)パッドを通して濾過し、4リットルの激しく撹拌したメタノール中で沈澱させた。得られた沈澱を#1ワットマン濾紙を通して真空濾過することにより単離し、2.5リットルの脱イオン水中で1時間撹拌し、再濾過し、その後、2.5リットルのメタノール中で1時間撹拌し、最終濾過を実施した。沈澱を真空オーブン(30℃、7mmHg)中で3日間乾燥させると、白色の自由流動粉末が得られた(収率90%)。トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン部分の導入を、H NMR[δCH(THPE)=1.64(TMS)]により確認した。
実施例6
実施例1、実施例3、および実施例5で調製したポリマー類(各場合において2.00g)をそれぞれ、アンバーガラスビン中で、塩化メチレン(各場合、22.44g)およびN,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3’’−メチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(各場合、2.00g)と共にロールミル処理した(電荷輸送材料、米国特許第4,265,990号において開示されているように調製)。得られた溶液をそれぞれ、イメージング部材の発光層上にコートした。このイメージング部材は、3ミル(0.076mm)の厚さのポリエチレンテレフタレート基材と、200オングストローム(20nm)の厚さの真空蒸着された酸化チタンコーティングと、300オングストローム(30nm)の厚さの3−アミノプロピルトリエトキシシラン電荷遮断層と、約400オングストローム(40nm)の厚さの49μm厚のポリエステル接着層(49,000、イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー(E.I.du Pont de Numours & Co.)から入手可能)と、7.5体積%の三方晶系セレン、25体積%のN,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3’’−メチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミンおよびポリビニルカルバゾールバインダ(67.5体積%)(BASFから入手可能)を含む2.5μmの厚さの発光層とを備える。各々の場合、発光層は、8gのポリビニルカルバゾールおよび140mlの1:1体積比のテトラヒドロフランおよびトルエンの混合物を20オンスアンバー瓶に導入することにより調製される。この溶液に、8gの三方晶系セレンおよび1,000gの1/8インチ(3.2ml)直径のステンレス鋼ショットを添加する。この混合物をボールミル上に96時間、置く。その後、得られたスラリーのうち50gを、75mlの1:1体積比のテトラヒドロフラン/トルエンに3.6gのポリビニルカルバゾールと20gのN,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3’’−メチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミンを溶解した溶液に添加する。その後、このスラリーを振り混ぜ機上に10分間置く。その後、得られたスラリーを押出コーティングにより接着界面に塗布し、湿厚が0.5ミル(12.7μm)の層を形成する。この発光層を135℃で5分間強制空気オーブン内で乾燥させ、乾燥厚2.0μmとする(この発光層の調製プロセスはまた米国特許第5,308,725号において開示されている)。
その後、このように調製した発光層に電荷輸送層を塗布する。電荷輸送溶液は、各々の場合、アンバーガラス瓶に、2.00gのN,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3’’−メチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン、2.00gの発光層のバインダと同じポリマー、および22.44gの塩化メチレンを入れ、内容物を混合し溶液を調製することにより調製する。電荷輸送溶液を発光層に、8ミルギャップバード(Bird)塗布器により塗布し、コーティングを形成させ、40〜100℃で30分にわたり加熱し、層を乾燥させる。このようにイメージング部材に塗布した電荷輸送層の乾燥コーティング厚は25μmである。

Claims (3)

  1. (A)(i)選択的に用いる溶媒と、(ii)化学式Ar(OH)(式中、x≧3であり、式中、Arはアリール部分またはアルキルアリール部分であり、ただし、Arがアルキルアリール部分である場合、少なくとも3つの−OH基がそのアリール部分に結合されることを条件とする)の多官能性フェノール化合物と、(iii)化学式:
    Figure 2005154775
    (式中、各mは、互いに独立して、0または1の整数であり、
    各Aは、互いに独立して
    Figure 2005154775
    Figure 2005154775
    (式中、Rは水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物である)、
    Figure 2005154775
    (式中、Rは、アルキレン基、アリーレン基、アリールアルキレン基、アルキルアリーレン基、またはそれらの混合物である)、
    Figure 2005154775
    または、それらの混合物であり、
    各Bは、互いに独立して、
    Figure 2005154775
    Figure 2005154775
    (式中、zは2〜約20の整数である)、
    Figure 2005154775
    (式中、uは1〜約20の整数である)、
    Figure 2005154775
    (式中、wは1〜約20の整数である)、
    Figure 2005154775
    Figure 2005154775
    (式中、各oは、互いに独立して、1、2、3、または4の整数である)、
    Figure 2005154775
    (式中、RおよびRはそれぞれ、互いに独立して、水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物であり、pは0または1の整数である)、
    Figure 2005154775
    (式中、bは0または1の整数である)、
    Figure 2005154775
    (式中、(1)Zは、
    Figure 2005154775
    (式中、cは0または1である)であり、(2)Ar’は、
    Figure 2005154775
    であり、(3)Gは約2〜約10の炭素原子を含むアルキル基から選択されるアルキル基であり、(4)Ar’’は
    Figure 2005154775
    であり、(5)Xは、
    Figure 2005154775
    (式中、sは0、1、または2である)
    Figure 2005154775
    であり、(6)qは0または1である)
    またはそれらの混合物であり、
    nは繰り返しモノマーユニットの数を表す整数である)、
    の1または複数の直鎖ポリマー類と、(iv)必要に応じて、化学式:
    Figure 2005154775
    (式中、aは1〜5の整数であり、R’は水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物であり、ここで、2またはそれ以上のR’基は結合して環を形成することができる)
    の化合物と、(v)炭酸塩基と、を含む反応混合物を提供する工程と、(B)前記反応混合物を加熱し、該反応混合物から生成水を除去し、これにより重合反応を実施させる工程と、を含む、分枝ポリアリーレンエーテルポリマーを調製するためのプロセス。
  2. (A)(i)溶媒と、(ii)化学式Ar(OH)(式中、x≧3であり、式中、Arはアリール部分またはアルキルアリール部分であり、ただし、Arがアルキルアリール部分である場合、少なくとも3つの−OH基がそのアリール部分に結合されることを条件とする)の多官能性フェノール化合物と、(iii)化学式:
    Figure 2005154775
    (式中、各mは、互いに独立して、0または1の整数であり、
    各Aは、互いに独立して
    Figure 2005154775
    Figure 2005154775
    (式中、Rは水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物である)、
    Figure 2005154775
    (式中、Rは、アルキレン基、アリーレン基、アリールアルキレン基、アルキルアリーレン基、またはそれらの混合物である)、
    Figure 2005154775
    または、それらの混合物であり、
    各Bは、互いに独立して、
    Figure 2005154775
    Figure 2005154775
    (式中、zは2〜約20の整数である)、
    Figure 2005154775
    (式中、uは1〜約20の整数である)、
    Figure 2005154775
    (式中、wは1〜約20の整数である)、
    Figure 2005154775
    Figure 2005154775
    (式中、各oは、互いに独立して、1、2、3、または4の整数である)、
    Figure 2005154775
    (式中、RおよびRはそれぞれ、互いに独立して、水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物であり、pは0または1の整数である)、
    Figure 2005154775
    (式中、bは0または1の整数である)、
    Figure 2005154775
    (式中、(1)Zは、
    Figure 2005154775
    (式中、cは0または1である)であり、(2)Ar’は、
    Figure 2005154775
    であり、(3)Gは約2〜約10の炭素原子を含むアルキル基から選択されるアルキル基であり、(4)Ar’’は
    Figure 2005154775
    であり、(5)Xは、
    Figure 2005154775
    (式中、sは0、1、または2である)
    Figure 2005154775
    であり、(6)qは0または1である)
    またはそれらの混合物であり、
    nは繰り返しモノマーユニットの数を表す整数である)、
    の1または複数の直鎖ポリマー類と、(iv)化学式:
    Figure 2005154775
    (式中、aは1〜5の整数であり、R’は水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物であり、式中、2またはそれ以上のR’基は結合して環を形成することができる)
    の化合物と、(v)炭酸塩基と、(vi)化学式:
    Figure 2005154775
    (式中、YおよびY’はそれぞれ、互いに独立して、フッ素原子または塩素原子である)
    の二ハロゲン化モノマー化合物またはそれらの混合物と、を含む反応混合物を提供する工程と、(B)前記反応混合物を加熱し、該反応混合物から生成水を除去し、これにより重合反応を実施させる工程と、を含む、分枝ポリアリーレンエーテルポリマーを調製するためのプロセス。
  3. (A)(i)溶媒と、(ii)化学式Ar(OH)(式中、x≧3であり、式中、Arはアリール部分またはアルキルアリール部分であり、ただし、Arがアルキルアリール部分である場合、少なくとも3つの−OH基がそのアリール部分に結合されることを条件とする)の多官能性フェノール化合物と、(iii)化学式:
    Figure 2005154775
    (式中、各mは、互いに独立して、0または1の整数であり、
    各Aは、互いに独立して
    Figure 2005154775
    Figure 2005154775
    (式中、Rは水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物である)、
    Figure 2005154775
    (式中、Rは、アルキレン基、アリーレン基、アリールアルキレン基、アルキルアリーレン基、またはそれらの混合物である)、
    Figure 2005154775
    または、それらの混合物であり、
    各Bは、互いに独立して、
    Figure 2005154775
    Figure 2005154775
    (式中、zは2〜約20の整数である)、
    Figure 2005154775
    (式中、uは1〜約20の整数である)、
    Figure 2005154775
    (式中、wは1〜約20の整数である)、
    Figure 2005154775
    Figure 2005154775
    (式中、各oは、互いに独立して、1、2、3、または4の整数である)、
    Figure 2005154775
    (式中、RおよびRはそれぞれ、互いに独立して、水素原子、アルキル基、アリール基、アリールアルキル基、アルキルアリール基、またはそれらの混合物であり、pは0または1の整数である)、
    Figure 2005154775
    (式中、bは0または1の整数である)、
    Figure 2005154775
    (式中、(1)Zは、
    Figure 2005154775
    (式中、cは0または1である)であり、(2)Ar’は、
    Figure 2005154775
    であり、(3)Gは約2〜約10の炭素原子を含むアルキル基から選択されるアルキル基であり、(4)Ar’’は
    Figure 2005154775
    であり、(5)Xは、
    Figure 2005154775
    (式中、sは0、1、または2である)
    Figure 2005154775
    であり、(6)qは0または1である)
    またはそれらの混合物であり、
    nは繰り返しモノマーユニットの数を表す整数である)、
    の1または複数の直鎖ポリマー類と、(iv)炭酸塩基と、(v)化学式:
    Figure 2005154775
    (式中、YおよびY’はそれぞれ、互いに独立して、フッ素原子または塩素原子である)
    の二ハロゲン化モノマー化合物またはそれらの混合物と、を含む反応混合物を提供する工程と、(B)前記反応混合物を加熱し、該反応混合物から生成水を除去し、これにより重合反応を実施させる工程と、を含む、分枝ポリアリーレンエーテルポリマーを調製するためのプロセス。
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