JP2005153936A - Package and its manufacturing method - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は包装体及びその製造方法に関し、特に揮発成分を含有するハップ剤等の医薬品を収納するために好適に用いられる包装体及びその製造方法に関するものである。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a package and a method for producing the same, and more particularly to a package suitably used for storing a medicine such as a haptic agent containing a volatile component and a method for producing the same.
従来、ハップ剤等の揮発成分を含有する医薬品を収納する包装体には、有効成分の変質や外部への漏洩を防ぐために、高いバリア性、密封性、遮光性が要求される。そのため、ハップ剤等の医薬品は、アルミニウムを用いた袋内に個別に密封包装されているのが一般的である。
しかしながら、このような従来用いられている包装体は、一袋内の収納量が限られる上に、中身を取り出す際には袋を破って取り出さなければならず面倒であり、また軽量性や携帯性の点においても優れたものとはいえなかった。
Conventionally, a package that contains a medicine containing a volatile component such as a haptic agent is required to have high barrier properties, sealing properties, and light shielding properties in order to prevent the active ingredient from being altered or leaked to the outside. Therefore, medicines such as a haptic agent are generally individually sealed and packaged in a bag using aluminum.
However, such a conventionally used package has a limited amount of storage in one bag, and when taking out the contents, the bag must be broken and taken out. In terms of sex, it was not an excellent one.
一方、同様にバリア性が要求される包装体として、ウエットティッシュの包装体が存在している。
ウエットティッシュは、その用途によって様々な包装形態が採られており、代表的な包装形態としては、４方シール包装、スティック包装、ピロー包装、取り出しラベル付ピロー包装、ボトル包装等が存在している。
このうち、取り出しラベル付ピロー包装は、比較的多数のウエットティッシュを収納できる上に、軽量で持ち運びが容易であり、また取り出しが簡単であり、しかも再封性があるという多くの特長を有しているため、様々な用途に最も幅広く使用されている包装形態である。
On the other hand, there is a wet tissue package as a package that similarly requires barrier properties.
Various types of packaging have been adopted for wet tissues depending on their use. Typical examples of packaging include four-side seal packaging, stick packaging, pillow packaging, pillow packaging with a take-out label, bottle packaging, and the like. .
Among these, the pillow packaging with a take-out label has many features that it can store a relatively large number of wet tissues, is light and easy to carry, is easy to take out, and has resealability. Therefore, it is the most widely used packaging form for various applications.
従って、上記した従来のハップ剤等の医薬品に用いられている包装体の欠点を解消するための手段として、ウエットティッシュにおいて用いられている取り出しラベル付ピロー包装を用いることが考えられる。
しかしながら、ウエットティッシュにおいて用いられている取り出しラベル付ピロー包装は、予め打ち抜かれた取出口を被覆するように取り出しラベルを貼着して封止する構成とされているから（例えば、特許文献１参照）、打ち抜き部分から揮発成分が外部に漏れ出すおそれがあった。このことは、ウエットティッシュにおいては左程問題とならないが、ハップ剤等の医薬品においては許容されない大きな問題であった。
すなわち、ハップ剤等の医薬品とウエットティッシュでは、包装体に要求されるバリア性、密封性のレベルが異なり、そのため、ウエットティッシュに用いられている取り出しラベル付ピロー包装をそのままハップ剤等の包装体として使用することはできなかった。
Therefore, it is conceivable to use a pillow package with a take-out label used in a wet tissue as a means for solving the drawbacks of the package used in pharmaceutical products such as the above-mentioned conventional haptic agents.
However, the pillow package with a take-out label used in wet tissue is configured to adhere and seal the take-out label so as to cover the pre-punched outlet (see, for example, Patent Document 1). ), Volatile components may leak out from the punched portion. This is not a major problem in wet tissues, but is a major problem that is not acceptable in pharmaceuticals such as haptics.
That is, the level of barrier properties and sealing properties required for a package is different between a medicine such as a haptic agent and a wet tissue. Could not be used as.
本発明は上記した課題を解決すべくなされたものであって、多くの内容物を収納できる、軽量で持ち運びが容易である、取り出しが簡単である、再封性がある等、取扱い性に非常に優れるとともに、高いバリア性、密封性、遮光性を有し、有効成分の変質や外部への漏洩を確実に防止することができ、特にハップ剤等の揮発成分を含有する医薬品の包装体として好適に用いることが可能な包装体及びその製造方法を提供せんとするものである。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and can handle a large amount of contents, is light and easy to carry, is easy to take out, has resealability, and is very easy to handle. As well as having high barrier properties, sealing properties, and light-shielding properties, it can reliably prevent alteration of active ingredients and leakage to the outside, especially as a packaging for pharmaceutical products containing volatile components such as haptic agents. It is an object of the present invention to provide a package that can be suitably used and a method for producing the same.
請求項１に係る発明は、揮発成分を含有する内容物を収納する収納部材と、該収納部材の一面に剥離可能に貼着された蓋ラベルとからなり、前記収納部材には前記蓋ラベルの剥離により開口する取出口が設けられてなる包装体であって、前記収納部材は前記揮発成分の透過を防止するバリア材と、該バリア材の表裏面に積層された合成樹脂製のフィルム材とを備えてなり、前記取出口を形成するための切断部が、前記バリア材の表裏面に積層されたフィルム材のみに形成されてなることを特徴とする包装体に関する。
The invention according to
請求項２に係る発明は、前記表裏面のフィルム材に形成された切断部の少なくとも一方がレーザー加工により形成されてなるとともに、前記バリア材がレーザー光を反射する素材からなることを特徴とする請求項１記載の包装体に関する。
請求項３に係る発明は、前記バリア材の表裏面に積層されたフィルム材において、表裏両面に切断部が形成された部位と、表面又は裏面のいずれか一方のみに切断部が形成された部位を有することを特徴とする請求項２記載の包装体に関する。
請求項４に係る発明は、前記バリア材がアルミ箔からなることを特徴とする請求項１乃至３いずれかに記載の包装体に関する。
The invention according to
The invention which concerns on
The invention according to
請求項５に係る発明は、揮発成分を含有する内容物を収納する収納部材と、該収納部材の一面に剥離可能に貼着された蓋ラベルとからなり、前記収納部材には前記蓋ラベルの剥離により開口する取出口が設けられた包装体の製造方法であって、前記揮発成分の透過を防止し且つレーザー光を反射する素材からなるバリア材の表裏面に合成樹脂製のフィルム材を積層し、次いでレーザー加工により前記バリア材の上層及び下層のフィルム材を所定形状に切断して前記取出口を形成するための切断部を形成し、その後に該切断部を被覆するように蓋ラベルを貼着することを特徴とする包装体の製造方法に関する。
The invention which concerns on
請求項６に係る発明は、揮発成分を含有する内容物を収納する収納部材と、該収納部材の一面に剥離可能に貼着された蓋ラベルとからなり、前記収納部材には前記蓋ラベルの剥離により開口する取出口が設けられた包装体の製造方法であって、合成樹脂製の第１フィルム材をカット部分が分離しないように所定形状にダイカットにより切断して該第１フィルム材に前記取出口を形成するための切断部を形成し、次いで、該第１フィルム材の裏面に、合成樹脂製の第２フィルム材と、前記揮発成分の透過を防止し且つレーザー光を反射する素材からなるバリア材と、合成樹脂製の第３フィルム材とをこの順に積層し、さらにレーザー加工により前記第３フィルム材を所定形状に切断して該第３フィルム材に前記取出口を形成するための切断部を形成し、しかる後に前記第１フィルム材に形成された切断部を被覆するように蓋ラベルを貼着することを特徴とする包装体の製造方法に関する。
The invention which concerns on
請求項７に係る発明は、前記第１フィルム材を合成樹脂と紙の積層体から構成し、該第１フィルム材とバリア材との間に、ポリエチレン製の第３フィルム材を積層させることを特徴とする請求項６記載の包装体の製造方法に関する。
請求項８に係る発明は、前記バリア材の上層及び下層のフィルム材の切断部を合致させずに僅かにずらして形成することを特徴とする請求項５乃至７いずれかに記載の包装体の製造方法に関する。
請求項９に係る発明は、前記レーザー加工によるフィルム材の切断を、バリア材の上層のフィルム材においては取出口の全輪郭に亘って行い、バリア材の下層のフィルム材においては取出口の輪郭の一部においてのみ行うとともに、該輪郭の一部が切断時のフィルムの移送方向と一致する方向の直線部分であることを特徴とする請求項５記載の包装体の製造方法に関する。
請求項１０に係る発明は、前記レーザー加工によるフィルム材の切断を、取出口の輪郭の一部においてのみ行うとともに、該輪郭の一部が切断時のフィルムの移送方向と一致する方向の直線部分であることを特徴とする請求項６記載の包装体の製造方法に関する。
The invention according to
The invention according to
The invention according to
In the invention according to
請求項１に係る発明によれば、合成樹脂製のフィルム材からなる収納部材の一面に剥離可能な蓋ラベルが貼着され、蓋ラベルの剥離により取出口が開口する構造の包装体であるため、比較的多くの内容物を収納できる上に、軽量で持ち運びが容易であり、また内容物の取り出しが簡単であり、しかも蓋ラベルを利用して再封可能であるため、取扱い性に非常に優れている。さらに、前記フィルム材に揮発成分の透過を防止するバリア材が積層されているとともに、取出口を形成するための切断部がバリア材の表裏面に積層されたフィルム材のみに形成されているので、高いバリア性、密封性、遮光性を有し、ハップ剤等の医薬品を収納する包装体として非常に好適に使用することが可能である。
請求項２に係る発明によれば、取出口を形成する切断部を、バリア材を切断することなく、レーザー加工にて効率良く且つ正確に形成することが可能な包装体となる。
請求項３に係る発明によれば、易開封性を有しながらも、製造効率に優れた包装体となる。
請求項４に係る発明によれば、取出口を形成する切断部を、バリア材を切断することなく、レーザー加工にて効率良く且つ正確に形成することが可能であって、高いバリア性、密封性、遮光性を有しつつ、開封性に優れ、低コストでの製造が可能な包装体となる。
According to the first aspect of the present invention, since the peelable lid label is attached to one surface of the storage member made of a synthetic resin film material, and the outlet is opened by peeling the lid label, the packaging body has a structure. It can store a relatively large amount of contents, is lightweight and easy to carry, and can be taken out easily and can be resealed using a lid label. Are better. Furthermore, the barrier material for preventing the transmission of volatile components is laminated on the film material, and the cut portions for forming the outlet are formed only on the film material laminated on the front and back surfaces of the barrier material. In addition, it has high barrier properties, sealing properties, and light shielding properties, and can be used very suitably as a package for storing pharmaceuticals such as a haptic agent.
According to the invention which concerns on
According to the invention which concerns on
According to the invention of
請求項５及び６に係る発明によれば、バリア材の反射特性を利用したレーザー加工によって、バリア材を切断することなく取出口を形成する切断部を形成することができるので、効率良く且つ確実に、高いバリア性、密封性、遮光性を有する包装体を製造することが可能となり、しかも、表裏面に切断部が形成されているので、開封性の点でも優れた包装体を得ることができる。
請求項７に係る発明によれば、優れた外観を有するとともに、接着剤を塗布を行うことなく該第１フィルム材とバリア材とを積層させることが可能となる。
請求項８に係る発明によれば、加工時あるいは加工後に、誤ってバリア材が打ち抜かれてしまうことを防止することができる。
請求項９及び１０に係る発明によれば、易開封性を殆ど低下させることなく、効率良く包装体を製造することが可能となる。
According to the inventions according to
According to the seventh aspect of the present invention, the first film material and the barrier material can be laminated without applying an adhesive while having an excellent appearance.
According to the invention which concerns on
According to the invention which concerns on
以下、本発明に係る包装体及びその製造方法の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図１は本発明に係る包装体の一例を示す外観斜視図である。
本発明に係る包装体は、気密性を有するフィルム内に揮発成分を含有する内容物が収納され、該フィルムの両端とセンター部とがヒートシール等によって密封され、表面に再封可能な取出口が設けられた構造を有する、いわゆる取り出しラベル付きピロー包装の包装形態をとるものであって、揮発成分を含有する内容物を収納する収納部材（１）と、該収納部材（１）の一面に剥離可能に貼着された蓋ラベル（２）とからなり、収納部材（１）に蓋ラベル（２）の剥離によって開口する取出口（３）が設けられてなるものである。
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of a packaging body and a manufacturing method thereof according to the invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is an external perspective view showing an example of a package according to the present invention.
The packaging body according to the present invention contains a content containing a volatile component in a film having airtightness, and both ends and the center of the film are sealed by heat sealing or the like, and can be resealed on the surface. Is provided in the form of a so-called pillow package with a take-out label, a storage member (1) for storing contents containing volatile components, and a surface of the storage member (1). It consists of a lid label (2) stuck so as to be peelable, and is provided with an outlet (3) that opens by peeling the lid label (2) on the storage member (1).
図２は収納部材（１）の取出口（３）の周辺部分を示す模式断面図である。
収納部材（１）は異なる材質からなる複数のフィルムの積層体から形成されており、主として、揮発成分の透過を防止するバリア材（４）と、該バリア材（４）の表裏面に積層された合成樹脂製のフィルム材とから構成されている。
バリア材（４）は、包装体の内部に収容される内容物の揮発成分の透過を防止することができるガスバリア性に優れた素材から構成される。また、バリア材（４）は、後述するレーザー加工におけるレーザー光を反射する素材から構成されることが好ましい。このような素材としては、例えば金属箔が使用され、具体的にはイージーピール性、製造コスト、バリア性等を総合的に勘案してアルミニウム箔が好ましく使用される。使用されるアルミニウム箔の厚みは、５〜１０μｍ程度、好ましくは７μｍ程度とされる。
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing a peripheral portion of the outlet (3) of the storage member (1).
The storage member (1) is formed from a laminate of a plurality of films made of different materials, and is mainly laminated on the barrier material (4) for preventing permeation of volatile components and the front and back surfaces of the barrier material (4). And a synthetic resin film material.
A barrier material (4) is comprised from the raw material excellent in gas barrier property which can prevent permeation | transmission of the volatile component of the content accommodated in the inside of a package. Moreover, it is preferable that a barrier material (4) is comprised from the raw material which reflects the laser beam in the laser processing mentioned later. As such a material, for example, a metal foil is used. Specifically, an aluminum foil is preferably used in consideration of easy peel properties, manufacturing costs, barrier properties, and the like. The thickness of the aluminum foil used is about 5 to 10 μm, preferably about 7 μm.
バリア材（４）の表面には、複数層の合成樹脂製のフィルム材が積層され、必要に応じて合成樹脂製のフィルム材の間に純白紙が積層される。
図示例では、上層から順に、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）（７）、ポリエチレン（ＰＥ）（８）、純白紙（９）、ポリエチレン（ＰＥ）（１０）からなるフィルム材が積層されている。各層の厚みは、例えば上層から順にそれぞれ１２μｍ、１５μｍ、５０ｇ／ｍ２、１５μｍとされる。
また、バリア材（４）の裏面には、合成樹脂製のフィルム材、具体的にはエチレンメタアクリル酸共重合体（ＥＭＡＡ）（１１）からなるフィルム材が積層されている。ＥＭＡＡ層の厚みは、例えば２５μｍとされる。
A plurality of synthetic resin film materials are laminated on the surface of the barrier material (4), and pure white paper is laminated between the synthetic resin film materials as necessary.
In the illustrated example, film materials made of polyethylene terephthalate (PET) (7), polyethylene (PE) (8), pure white paper (9), and polyethylene (PE) (10) are laminated in order from the upper layer. The thickness of each layer is, for example, 12 μm, 15 μm, 50 g / m 2 and 15 μm in order from the upper layer.
Further, a film material made of a synthetic resin, specifically, a film material made of an ethylene methacrylic acid copolymer (EMAA) (11) is laminated on the back surface of the barrier material (4). The thickness of the EMAA layer is, for example, 25 μm.
取出口（３）は、収納部材（１）に楕円形状等の閉ループ状の切断部を形成することによって設けられているが、この切断部（５）はバリア材（４）には形成されずにバリア材（４）の表裏面に積層されたフィルム材のみに形成されている。
切断部（５）の形成方法としては、レーザー加工による切断法やダイカットによる切断法を例示することができ、これらを単独で用いてもよいし組み合わせて用いてもよく、或いは他の公知の切断方法を用いてもよいが、本発明ではバリア材（４）の表裏面に位置するフィルム材に形成する切断部（５）のうち、少なくとも一方をレーザー加工により形成することが好ましい。
The outlet (3) is provided by forming an oval or other closed loop-shaped cut portion in the storage member (1), but this cut portion (5) is not formed in the barrier material (4). Further, it is formed only on the film material laminated on the front and back surfaces of the barrier material (4).
Examples of the method for forming the cut portion (5) include a laser cutting method and a die cutting method, which may be used alone or in combination, or other known cutting methods. Although a method may be used, in the present invention, it is preferable to form at least one of the cut portions (5) formed on the film material positioned on the front and back surfaces of the barrier material (4) by laser processing.
図２（ａ）はバリア材（４）の表裏面に位置するフィルム材の切断部（５１）（５２）を共にレーザー加工により形成した場合を示し、図２（ｂ）はバリア材（４）の表面に位置するフィルム材の切断部（５１）はダイカットにより形成し、裏面に位置するフィルム材の切断部（５１）のみをレーザー加工により形成した場合を示している。 FIG. 2 (a) shows a case where the cut portions (51) and (52) of the film material located on the front and back surfaces of the barrier material (4) are both formed by laser processing, and FIG. 2 (b) shows the barrier material (4). The cut part (51) of the film material located on the front surface is formed by die cutting, and only the cut part (51) of the film material located on the back surface is formed by laser processing.
また、本発明においては、図２（ｃ）に示すような形態を採ることもできる。
図２（ｃ）の形態は、図２（ｂ）の形態においてＰＥ層（１０）を省いたものであり、この形態においても、バリア材（４）の表面に位置するフィルム材の切断部（５１）はダイカットにより形成され、裏面に位置するフィルム材の切断部（５１）のみがレーザー加工により形成されている。
Moreover, in this invention, a form as shown in FIG.2 (c) can also be taken.
The form of FIG.2 (c) removes PE layer (10) in the form of FIG.2 (b), and also in this form, the cutting | disconnection part of the film material located on the surface of a barrier material (4) ( 51) is formed by die cutting, and only the cut portion (51) of the film material located on the back surface is formed by laser processing.
図２からも明らかなように、いずれの場合もレーザー加工による切断部（図２（ａ）では（５１）（５２）、図２（ｂ）（ｃ）では（５２））は、バリア材（４）との界面にまで達するように形成されているが、バリア材（４）には形成されていない。このような切断部は、バリア材（４）の素材として、レーザー光を反射する素材を使用することによって容易且つ確実に得ることができる。 As is clear from FIG. 2, in any case, the cutting portion by laser processing ((51) (52) in FIG. 2A and (52) in FIGS. 2B and 2C) is the barrier material ( Although it is formed so as to reach the interface with 4), it is not formed on the barrier material (4). Such a cut portion can be easily and reliably obtained by using a material that reflects laser light as the material of the barrier material (4).
図３はレーザー加工機による切断部（５）の形成方法の一例を示す図である。
この図は、図２（ａ）に示す如く、バリア材（４）の表裏面に位置するフィルム材の切断部（５１）（５２）を共にレーザー加工により形成する場合を示している。そのため、収納部材（１）を形成するフィルムの表裏両面側にレーザー加工機（６）が配置されており、これによって表裏面から同時に切断部（５）を形成することが可能となっているが、図２（ｂ）に示す如く、バリア材（４）の裏面に位置するフィルム材の切断部（５２）のみをレーザー加工により形成する場合には、収納部材（１）を形成するフィルムの裏面側にのみレーザー加工機を配置すればよい。
FIG. 3 is a diagram showing an example of a method of forming the cutting part (5) by the laser processing machine.
This figure shows a case where both the cut portions (51) and (52) of the film material located on the front and back surfaces of the barrier material (4) are formed by laser processing as shown in FIG. 2 (a). For this reason, the laser processing machine (6) is arranged on both the front and back sides of the film forming the storage member (1), which makes it possible to simultaneously form the cutting part (5) from the front and back sides. As shown in FIG. 2 (b), when only the cut part (52) of the film material located on the back surface of the barrier material (4) is formed by laser processing, the back surface of the film forming the storage member (1) It is only necessary to arrange a laser processing machine on the side.
レーザー加工機（６）は、レーザー光を発振するレーザー発振器（６１）と、該レーザー発信器（６１）から発振されたレーザー光を偏向するとともに、収納部材（１）を形成するフィルムのＸ軸方向（移送方向）及びＹ軸方向（移送直角方向）にレーザー光を走査する走査手段と、該走査手段により偏向されたレーザー光を集光する集光レンズ（６２）とから構成されており、走査手段は、Ｘ軸方向の走査を行うためのＸ軸ガルバノミラー（６３）及びＸ軸ガルバノスキャナー（６４）と、Ｙ軸方向の走査を行うためのＹ軸ガルバノミラー（６５）及びＹ軸ガルバノスキャナー（６６）とから構成されている。 The laser processing machine (6) includes a laser oscillator (61) that oscillates a laser beam, and deflects the laser beam oscillated from the laser transmitter (61) and forms an X-axis of the film forming the storage member (1). A scanning means for scanning the laser light in the direction (transfer direction) and the Y-axis direction (perpendicular to the transfer direction), and a condenser lens (62) for condensing the laser light deflected by the scanning means, The scanning means includes an X-axis galvano mirror (63) and an X-axis galvano scanner (64) for scanning in the X-axis direction, and a Y-axis galvano mirror (65) and Y-axis galvano for scanning in the Y-axis direction. And a scanner (66).
レーザー発振器（６１）としては公知のものが用いられる。レーザーの種類としては、炭酸ガスレーザー、ＹＡＧレーザー、エキシマレーザー等の公知のレーザーを適宜選択して用いることができ、発振形態としては、レーザー光を連続的に発振する連続式発信器とレーザー光を間欠的に発振するパルス式発信器のいずれかを選択して用いることができるが、本発明においては、連続式又はパルス式の炭酸ガスレーザービーム発振器が好適に用いられる。 A known laser oscillator (61) is used. As the type of laser, a known laser such as a carbon dioxide laser, a YAG laser, or an excimer laser can be appropriately selected and used. As an oscillation mode, a continuous transmitter that continuously oscillates a laser beam and a laser beam. However, in the present invention, a continuous or pulsed carbon dioxide laser beam oscillator is preferably used.
蓋ラベル（２）は、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）やポリプロピレン（ＰＰ）等からなる基材シートの裏面に粘着層を設けたラベルシールであって、図１に示すように、上記した切断部（５）を被覆するように、収納部材（１）を形成するフィルムの最上面に剥離可能且つ再封可能に貼付される。 The lid label (2) is a label seal in which an adhesive layer is provided on the back surface of a base material sheet made of polyethylene terephthalate (PET), polypropylene (PP), or the like. As shown in FIG. ) So as to be peelable and resealable on the uppermost surface of the film forming the storage member (1).
以下、本発明に係る包装体の製造方法について、図４乃至図６を参照しつつ説明する。尚、図４乃至図６において、左側は平面図、右側は断面図である。
図４は図２（ａ）に示す構造を有する包装体の製造方法を示しており、先ずこの図４示の製造方法について説明する。
先ず、ラミネーション加工等の公知のフィルム積層方法によって、（ａ）に示す如く、包装材料（１）を構成する全ての層を有する積層フィルム（１２）を作成する。このとき、積層されるフィルムは合成樹脂製のフィルムのみであってもよいが、必要に応じて合成樹脂製のフィルムの間に純白紙を介在させることができる。
図示例では、上層から順に、ＰＥＴ層（７）、ＰＥ層（８）、純白紙層（９）、ＰＥ層（１０）、アルミ箔層（バリア材層）（４）、ＥＭＡＡ層（１１）が積層されたフィルムを作成した状態が示されている。
Hereinafter, the manufacturing method of the package according to the present invention will be described with reference to FIGS. 4 to 6, the left side is a plan view and the right side is a cross-sectional view.
FIG. 4 shows a method for manufacturing a package having the structure shown in FIG. 2A. First, the manufacturing method shown in FIG. 4 will be described.
First, as shown in (a), a laminated film (12) having all the layers constituting the packaging material (1) is prepared by a known film laminating method such as lamination. At this time, the laminated film may be only a synthetic resin film, but a pure white paper can be interposed between the synthetic resin films as necessary.
In the illustrated example, the PET layer (7), the PE layer (8), the pure white paper layer (9), the PE layer (10), the aluminum foil layer (barrier material layer) (4), and the EMAA layer (11) in order from the upper layer. The state which produced the film by which was laminated | stacked is shown.
次いで、（ｂ）に示す如く、作成された積層フィルム（１２）の表面側からレーザー加工機によるレーザー光の照射によって、積層フィルム（１２）の表面からバリア材（４）との上界面にまで達するまでの層、即ちＰＥＴ層（７）、ＰＥ層（８）、純白紙層（９）、ＰＥ層（１０）を切断するが、バリア材（４）を切断しない切断部（５１）を所定形状（例えば楕円形状）に形成する。
このような切断部（５１）が、バリア材（４）がレーザー光を反射する素材であることによって、容易且つ確実に得られることは上述した通りである。
Next, as shown in (b), from the surface side of the produced laminated film (12) to the upper interface with the barrier material (4) from the surface of the laminated film (12) by laser light irradiation by a laser processing machine. A predetermined cutting portion (51) that cuts the layers until reaching, that is, the PET layer (7), the PE layer (8), the pure white paper layer (9), and the PE layer (10) but does not cut the barrier material (4). It is formed in a shape (for example, an elliptical shape).
As described above, such a cut portion (51) can be obtained easily and reliably by the barrier material (4) being a material that reflects laser light.
上記（ｂ）工程と同時にもしくは上記（ｂ）工程に続いて、（ｃ）に示す如く、積層フィルム（１２）の裏面側からレーザー加工機によるレーザー光の照射によって、積層フィルム（１２）の裏面からバリア材（４）との下界面にまで達するまでの層、即ちＥＭＡＡ層（１１）を切断するがバリア材（４）を切断しない切断部（５２）を表面側と同じ所定形状（例えば楕円形状）に形成する。
このとき、下層側（裏面側）の切断部（５２）と上層側（表面側）の切断部（５１）を完全に合致させて形成してもよいが、図示の如く両者の切断線を僅かにずらすことが好ましい。これは、表裏の切断線を完全に合致させると、加工時あるいは加工後に、誤ってバリア材が打ち抜かれてしまうおそれがあるためである。
切断線のズレ量（Ｄ）は好ましくは０．１ｍｍ程度とされる。これは、０．１ｍｍ未満ではずらすことによる効果が充分に得られず、０．２ｍｍを超えると蓋ラベル（２）を剥離する際に、最下層のＥＭＡＡ層（１１）が一緒に剥がれずに残ってしまうおそれがあるためである。
Simultaneously with the step (b) or following the step (b), as shown in (c), the back surface of the laminated film (12) is irradiated from the back surface side of the laminated film (12) with a laser beam machine. The cut-off portion (52) that cuts the layer until reaching the lower interface with the barrier material (4), that is, the EMAA layer (11) but does not cut the barrier material (4) has the same predetermined shape (eg, an ellipse) Shape).
At this time, the lower layer side (back surface side) cutting part (52) and the upper layer side (front surface side) cutting part (51) may be formed to completely coincide with each other. It is preferable to shift to This is because if the front and back cutting lines are completely matched, the barrier material may be accidentally punched during or after processing.
The deviation amount (D) of the cutting line is preferably about 0.1 mm. This is because the effect of shifting is not sufficiently obtained when the thickness is less than 0.1 mm, and when the lid label (2) is exceeded when the thickness exceeds 0.2 mm, the lowermost EMAA layer (11) is not peeled off together. This is because it may remain.
上記の如く、バリア材（４）の上層及び下層のフィルム材に切断部（５１）（５２）を形成した後、（ｄ）に示す如く、切断部（５１）を被覆するように積層フィルム（１２）の表面に蓋ラベル（２）を貼着させる。 As described above, after forming the cut portions (51) and (52) in the upper and lower film materials of the barrier material (4), as shown in (d), the laminated film ( The lid label (2) is adhered to the surface of 12).
その後の工程は、通常のピロー包装の包装工程と同様であって、得られた積層フィルム（１２）の裏面側にハップ剤等の内容物を載置した後、該積層フィルムの幅方向両端部を上部に折り返して重なり合った部分（センター部）をヒートシールし、次いで該積層フィルムを長さ方向（移送方向）の所定間隔でヒートシールした後、該ヒートシール部においてフィルムを切断することによって、図１に示すような包装体を得ることができる。 The subsequent process is the same as the packaging process of the normal pillow packaging, and after placing contents such as a happing agent on the back side of the obtained laminated film (12), both end portions in the width direction of the laminated film By heat-sealing the overlapping part (center part) and then heat-sealing the laminated film at a predetermined interval in the length direction (transfer direction), and then cutting the film at the heat-sealing part, A package as shown in FIG. 1 can be obtained.
図５は図２（ｂ）に示す構造を有する包装体の製造方法を示しており、次にこの図５示の製造方法について説明する。
先ず、ラミネーション加工等の公知のフィルム積層方法によって、（ａ）に示す如く、包装材料（１）を構成する複数の層（本例では６層）のうち、上層を構成する１又は複数の層（図示例では３層）を有する積層フィルムを作成する。このとき作成される積層フィルムは、全てが合成樹脂製のフィルムからなる層であってもよいが、純白紙からなる層を含んでいてもよい。
図示例では、上層から順に、ＰＥＴ層（７）、ＰＥ層（８）、純白紙層（９）が積層されたフィルムを作成した状態が示されている。便宜上この積層フィルムを第１フィルム材と称す。
FIG. 5 shows a manufacturing method of the package having the structure shown in FIG. 2 (b). Next, the manufacturing method shown in FIG. 5 will be described.
First, as shown in (a), one or a plurality of layers constituting the upper layer among a plurality of layers (six layers in this example) constituting the packaging material (1) by a known film laminating method such as lamination. A laminated film having 3 layers in the illustrated example is created. The laminated film produced at this time may be a layer made of a synthetic resin film, or may contain a layer made of pure white paper.
In the illustrated example, a state in which a film in which a PET layer (7), a PE layer (8), and a pure white paper layer (9) are laminated in order from the upper layer is shown. For convenience, this laminated film is referred to as a first film material.
次いで、（ｂ）に示す如く、前記第１フィルム材を所定形状（例えば楕円形状等の閉ループ形状）にダイカットにより切断して切断部（５１）を形成する。このとき、カット部分が分離しないように、例えば切断部（５１）をミシン目状に形成する。
続いて、（ｃ）に示す如く、該第１フィルム材の裏面に、ラミネーション加工等の公知のフィルム積層方法によって、第１フィルム材から近い順に、ＰＥ層（１０）（第３フィルム材）、アルミ箔層（バリア材層）（４）、ＥＭＡＡ層（１１）（第２フィルム材）を積層して、包装材料（１）を構成する積層フィルム（１２）を形成する。
Next, as shown in (b), the first film material is cut into a predetermined shape (for example, a closed loop shape such as an elliptical shape) by die cutting to form a cut portion (51). At this time, for example, the cut portion (51) is formed in a perforation shape so that the cut portion is not separated.
Subsequently, as shown in (c), a PE layer (10) (third film material) is formed on the back surface of the first film material in the order closer to the first film material by a known film lamination method such as lamination. An aluminum foil layer (barrier material layer) (4) and an EMAA layer (11) (second film material) are laminated to form a laminated film (12) constituting the packaging material (1).
次いで、（ｄ）に示す如く、積層フィルム（１２）の裏面側からレーザー加工機によるレーザー光の照射によって、積層フィルム（１２）の裏面からバリア材（４）との下界面にまで達するまでの層、即ちＥＭＡＡ層（１１）を切断するがバリア材（４）を切断しない切断部（５２）を表面側と同じ所定形状（例えば楕円形状）に形成する。
このような切断部（５２）が、バリア材（４）がレーザー光を反射する素材であることによって、容易且つ確実に得られることは上述した通りである。
このとき、下層側（裏面側）の切断部（５２）と上層側（表面側）の切断部（５１）を完全に合致させて形成してもよいが、図示の如く両者の切断線を僅かにずらすことが好ましいことも上述した通りである。
Next, as shown in (d), from the back side of the laminated film (12) to the lower interface with the barrier material (4) from the back side of the laminated film (12) by laser light irradiation by a laser processing machine. A cut portion (52) that cuts the layer, that is, the EMAA layer (11) but does not cut the barrier material (4) is formed in the same predetermined shape (eg, elliptical shape) as the surface side.
As described above, such a cut portion (52) can be obtained easily and reliably by the barrier material (4) being a material that reflects laser light.
At this time, the lower layer side (back surface side) cut portion (52) and the upper layer side (front surface side) cut portion (51) may be formed to completely coincide with each other. As described above, it is preferable to shift to the above.
上記の如く、バリア材（４）の上層及び下層のフィルム材に切断部（５１）（５２）を形成した後、（ｅ）に示す如く、切断部（５１）を被覆するように積層フィルム（１２）の表面に蓋ラベル（２）を貼着させる。 As described above, after forming the cut portions (51) and (52) in the upper and lower film materials of the barrier material (4), as shown in (e), the laminated film ( The lid label (2) is adhered to the surface of 12).
その後の工程は、段落（００２９）で説明したように、通常のピロー包装の包装工程と同様の工程を経て、最終的に図１に示すような包装体を得ることができる。 As described in the paragraph (0029), the subsequent steps are the same as the normal pillow packaging process, and finally a package as shown in FIG. 1 can be obtained.
図６は図２（ｃ）に示す構造を有する包装体の製造方法を示しており、次にこの図６示の製造方法について説明する。
先ず、ラミネーション加工等の公知のフィルム積層方法によって、（ａ）に示す如く、包装材料（１）を構成する複数の層（本例では５層）のうち、上層を構成する１又は複数の層（図示例では３層）を有する積層フィルムを作成する。このとき作成される積層フィルムは、全てが合成樹脂製のフィルムからなる層であってもよいが、純白紙からなる層を含んでいてもよい。
図示例では、上層から順に、ＰＥＴ層（７）、ＰＥ層（８）、純白紙層（９）が積層されたフィルムを作成した状態が示されている。便宜上この積層フィルムを第１フィルム材と称す。
FIG. 6 shows a manufacturing method of the package having the structure shown in FIG. 2 (c). Next, the manufacturing method shown in FIG. 6 will be described.
First, as shown in (a), one or a plurality of layers constituting the upper layer among a plurality of layers (in this example, five layers) constituting the packaging material (1) by a known film laminating method such as lamination. A laminated film having 3 layers in the illustrated example is created. The laminated film produced at this time may be a layer made of a synthetic resin film, or may contain a layer made of pure white paper.
In the illustrated example, a state in which a film in which a PET layer (7), a PE layer (8), and a pure white paper layer (9) are laminated in order from the upper layer is shown. For convenience, this laminated film is referred to as a first film material.
次いで、（ｂ）に示す如く、前記第１フィルム材を所定形状（例えば楕円形状等の閉ループ形状）にダイカットにより切断して切断部（５１）を形成する。このとき、カット部分が分離しないように、例えば切断部（５１）をミシン目状に形成する。
続いて、（ｃ）に示す如く、該第１フィルム材の裏面に、ラミネーション加工等の公知のフィルム積層方法によって、第１フィルム材から近い順に、アルミ箔層（バリア材層）（４）、ＥＭＡＡ層（１１）（第２フィルム材）を積層して、包装材料（１）を構成する積層フィルム（１２）を形成する。
このとき、第１フィルム材の純白紙層（９）とバリア材層（４）とは、例えば、ウレタン系やイソシアネート系の接着剤を用いて接着するとよい。
Next, as shown in (b), the first film material is cut into a predetermined shape (for example, a closed loop shape such as an elliptical shape) by die cutting to form a cut portion (51). At this time, for example, the cut portion (51) is formed in a perforation shape so that the cut portion is not separated.
Subsequently, as shown in (c), an aluminum foil layer (barrier material layer) (4) is formed on the back surface of the first film material in the order closer to the first film material by a known film laminating method such as lamination. The EMAA layer (11) (second film material) is laminated to form a laminated film (12) constituting the packaging material (1).
At this time, the pure white paper layer (9) and the barrier material layer (4) of the first film material may be bonded using, for example, a urethane-based or isocyanate-based adhesive.
次いで、（ｄ）に示す如く、積層フィルム（１２）の裏面側からレーザー加工機によるレーザー光の照射によって、積層フィルム（１２）の裏面からバリア材（４）との下界面にまで達するまでの層、即ちＥＭＡＡ層（１１）を切断するがバリア材（４）を切断しない切断部（５２）を表面側と同じ所定形状（例えば楕円形状）に形成する。
このような切断部（５２）が、バリア材（４）がレーザー光を反射する素材であることによって、容易且つ確実に得られることは上述した通りである。
このとき、下層側（裏面側）の切断部（５２）と上層側（表面側）の切断部（５１）を完全に合致させて形成してもよいが、図示の如く両者の切断線を僅かにずらすことが好ましいことも上述した通りである。
Next, as shown in (d), from the back side of the laminated film (12) to the lower interface with the barrier material (4) from the back side of the laminated film (12) by laser light irradiation by a laser processing machine. A cut portion (52) that cuts the layer, that is, the EMAA layer (11) but does not cut the barrier material (4) is formed in the same predetermined shape (eg, elliptical shape) as the surface side.
As described above, such a cut portion (52) can be obtained easily and reliably by the barrier material (4) being a material that reflects laser light.
At this time, the lower layer side (back surface side) cut portion (52) and the upper layer side (front surface side) cut portion (51) may be formed to completely coincide with each other. As described above, it is preferable to shift to the above.
上記の如く、バリア材（４）の上層及び下層のフィルム材に切断部（５１）（５２）を形成した後、（ｅ）に示す如く、切断部（５１）を被覆するように積層フィルム（１２）の表面に蓋ラベル（２）を貼着させる。 As described above, after forming the cut portions (51) and (52) in the upper and lower film materials of the barrier material (4), as shown in (e), the laminated film ( The lid label (2) is adhered to the surface of 12).
その後の工程は、段落（００２８）で説明したように、通常のピロー包装の包装工程と同様の工程を経て、最終的に図１に示すような包装体を得ることができる。 As described in the paragraph (0028), the subsequent process is the same as the process for packaging a normal pillow package, and finally a package as shown in FIG. 1 can be obtained.
上記した３通りの製造方法において、レーザー加工によるフィルム材の切断は、取出口（３）の全輪郭に亘って行うことも可能であるが、輪郭の一部のみ切断する方法を採用することも可能である。
図４に示す方法では、レーザー加工によるフィルム材の切断を、バリア材（４）の上層のフィルム材（ＰＥＴ層（７）、ＰＥ層（８）、純白紙層（９）、ＰＥ層（１０））においては取出口の全輪郭に亘って行う。そして、バリア材（４）の下層のフィルム材（ＥＭＡＡ層（１１））においては取出口の輪郭の一部においてのみ行う。
図５及び図６に示す方法では、レーザー加工によるフィルム材の切断を、バリア材（４）の下層のフィルム材（ＥＭＡＡ層（１１））において、取出口の輪郭の一部においてのみ行う。
In the three manufacturing methods described above, the film material can be cut by laser processing over the entire contour of the outlet (3), but a method of cutting only a part of the contour can also be adopted. Is possible.
In the method shown in FIG. 4, cutting of the film material by laser processing is performed by using the upper film material (PET layer (7), PE layer (8), pure white paper layer (9), PE layer (10) of the barrier material (4). )) Is performed over the entire contour of the outlet. And in the film material (EMAA layer (11)) of the lower layer of a barrier material (4), it carries out only in a part of outline of an outlet.
In the method shown in FIGS. 5 and 6, the film material is cut by laser processing only in a part of the contour of the outlet in the film material (EMAA layer (11)) below the barrier material (4).
上記した輪郭の一部とは、切断時のフィルム材の移送方向と一致する方向の直線部分であり、例えば図７（ａ）に矢印Ａで示す方向がフィルム材の移送方向である場合、（Ａ１）で示す範囲の部分である。
すなわち、図７（ａ）において、フィルムの移送方向と一致する（Ａ１）部分ではバリア材（４）の表裏両面（上下層）が共にレーザー加工により、或いは夫々ダイカットとレーザー加工により切断されているが、それ以外の部分ではバリア材（４）の表面（上層）のみが切断（レーザー加工による切断）されている。
The part of the outline described above is a straight line portion in a direction that coincides with the transfer direction of the film material at the time of cutting. For example, when the direction indicated by the arrow A in FIG. It is a part of the range shown by A1).
That is, in FIG. 7A, both the front and back surfaces (upper and lower layers) of the barrier material (4) are cut by laser processing or die-cut and laser processing, respectively, in the portion (A1) that coincides with the film transfer direction. However, in the other portions, only the surface (upper layer) of the barrier material (4) is cut (cut by laser processing).
本発明において、この直線部分は易開封性の点から、取出口の長手方向の直線部分とすることが好ましく、例えば図７（ｂ）に示すような形状の取出口を採用した場合、矢印Ｂで示す方向をフィルム材の移送方向とし、（Ｂ１）で示す範囲を上記したレーザー加工により切断される輪郭の一部とするとよい。
取出口（３）は一般的に楕円形状等の閉ループ形状をしているため、その全輪郭をレーザー加工により切断しようとすると、レーザー光を常にＸＹ方向に走査することが必要となり、制御が複雑化するとともに作業時間が増加するが、このようにバリア材（４）の下層のフィルム材において取出口の輪郭の一部のみ（フィルム材の移送方向と同方向の直線部分のみ）切断する方法を採用することによって、制御を単純化し作業時間を減少させることができる。また、このように薄い下層の切断を一部省略しても易開封性には殆ど影響しない。
In the present invention, this straight portion is preferably a straight portion in the longitudinal direction of the outlet from the viewpoint of easy opening. For example, when an outlet having a shape as shown in FIG. The direction indicated by is the transfer direction of the film material, and the range indicated by (B1) is preferably a part of the contour cut by the laser processing described above.
Since the take-out port (3) is generally in a closed loop shape such as an ellipse, it is necessary to always scan the laser beam in the X and Y directions when cutting the entire contour by laser processing, and the control is complicated. In this way, in the film material under the barrier material (4), only a part of the contour of the outlet (only the straight portion in the same direction as the film material transfer direction) is cut. By adopting, the control can be simplified and the working time can be reduced. Moreover, even if a part of the cutting of the thin lower layer is omitted, the ease of opening is hardly affected.
図４乃至図６に示した方法により得られた包装体、即ち本発明に係る包装体は、包装材料（１）を構成する積層フィルムが、包装体の内部に収容される内容物（例えばハップ剤）の揮発成分の透過を防止することができるガスバリア性に優れた素材からなるバリア材（４）の層を備えており、且つこのバリア材（４）には切断部（５）が形成されていないため、極めて優れたバリア性、密封性、遮光性を有するものとなる。 The package obtained by the method shown in FIGS. 4 to 6, that is, the package according to the present invention, is a content (for example, a hap) in which the laminated film constituting the packaging material (1) is accommodated in the package. A layer of a barrier material (4) made of a material excellent in gas barrier properties capable of preventing permeation of volatile components of the agent), and a cut portion (5) is formed in the barrier material (4). Therefore, it has extremely excellent barrier properties, sealing properties, and light shielding properties.
そして、本発明に係る包装体においては、図８に示す如く蓋ラベル（２）を剥離することによって、取出口（３）を開口させることができる。
このとき、図４示の方法により得られた包装体では、蓋ラベル（２）を上方へと剥離させると、その粘着力によってＰＥＴ層（７）、ＰＥ層（８）、純白紙層（９）、ＰＥ層（１０）はその切断部（５１）の内側部分が上方へと引っ張られて分離し、同時にこれら上層フィルムと一体に積層されたアルミ箔層（バリア材層）（４）が破断されて、ＥＭＡＡ層（１１）の切断部（５２）の内側部分と共に上方へと引っ張られ、これによって取出口（３）が開口する（図９参照）。
また、図５示の方法により得られた包装体では、蓋ラベル（２）を上方へと剥離させると、その粘着力によってＰＥＴ層（７）、ＰＥ層（８）、純白紙層（９）はその切断部（５１）の内側部分が上方へと引っ張られて分離し、同時にこれら上層フィルムと一体に積層された、ＰＥ層（１０）とアルミ箔層（バリア材層）（４）が破断されて、ＥＭＡＡ層（１１）の切断部（５２）の内側部分と共に上方へと引っ張られ、これによって取出口（３）が開口する（図９参照）。
また、図６示の方法により得られた包装体では、蓋ラベル（２）を上方へと剥離させると、その粘着力によってＰＥＴ層（７）、ＰＥ層（８）、純白紙層（９）はその切断部（５１）の内側部分が上方へと引っ張られて分離し、同時にこれら上層フィルムと一体に積層された、アルミ箔層（バリア材層）（４）が破断されて、ＥＭＡＡ層（１１）の切断部（５２）の内側部分と共に上方へと引っ張られ、これによって取出口（３）が開口する（図１０参照）。
And in the package which concerns on this invention, an outlet (3) can be opened by peeling a cover label (2) as shown in FIG.
At this time, in the package obtained by the method shown in FIG. 4, when the lid label (2) is peeled upward, the PET layer (7), PE layer (8), pure white paper layer (9 ), The PE layer (10) is separated by pulling the inner part of the cut portion (51) upward, and at the same time, the aluminum foil layer (barrier material layer) (4) laminated integrally with these upper layer films is broken. Then, it is pulled upward together with the inner part of the cut portion (52) of the EMAA layer (11), thereby opening the outlet (3) (see FIG. 9).
In the package obtained by the method shown in FIG. 5, when the lid label (2) is peeled upward, the PET layer (7), the PE layer (8), and the pure white paper layer (9) are peeled by the adhesive force. The inner part of the cut part (51) is pulled upward and separated, and at the same time, the PE layer (10) and the aluminum foil layer (barrier material layer) (4) laminated together with the upper film are broken. Then, it is pulled upward together with the inner part of the cut portion (52) of the EMAA layer (11), thereby opening the outlet (3) (see FIG. 9).
In the package obtained by the method shown in FIG. 6, when the lid label (2) is peeled upward, the PET layer (7), the PE layer (8), and the pure white paper layer (9) are peeled by the adhesive force. The inner part of the cut part (51) is pulled upward and separated, and at the same time, the aluminum foil layer (barrier material layer) (4) laminated integrally with these upper layer films is broken, and the EMAA layer ( 11) is pulled upward together with the inner portion of the cutting portion (52), thereby opening the outlet (3) (see FIG. 10).
このように、本発明に係る包装体では、蓋ラベル（２）の剥離動作によってはじめてバリア材（４）が破断されるため、従来のウエットティッシュに用いられている包装体に比べて、格段に高いバリア性、密封性、遮光性を有し、ハップ剤等の医薬品を収納する包装体として非常に好適に使用することが可能である。 Thus, in the package according to the present invention, the barrier material (4) is broken only by the peeling operation of the lid label (2), so that it is markedly higher than the package used in the conventional wet tissue. It has high barrier properties, sealing properties, and light shielding properties, and can be used very suitably as a package for storing pharmaceuticals such as haptic agents.
本発明は、揮発成分を含有する内容物を収納する包装体として、特に非常に高いバリア性が要求されるハップ剤等の医薬品の包装体として好適に利用可能である。 INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can be suitably used as a package for storing contents containing volatile components, particularly as a package for pharmaceutical products such as a haptic agent that requires a very high barrier property.
１ 包装材料
２ 蓋ラベル
３ 取出口
４ バリア材
５，５１，５２ 切断部
７ ＰＥＴ層
８ ＰＥ層
９ 純白紙層
１０ ＰＥ層（第３フィルム材）
１１ ＥＭＡＡ層（第２フィルム材）
１２ 積層フィルム
DESCRIPTION OF
11 EMAA layer (second film material)
12 Laminated film
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