JP2005153221A - インクジェット記録用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 染料インクおよび顔料インクのいずれに対しても記録適性にも優れ、耐水性に優れたインクジェット記録用シートを提供する。
【解決手段】 支持体上に、顔料、接着剤及びインク定着剤を含有する塗工層を設けたインクジェット記録用シートにおいて、塗工層が界面活性剤を含有し、塗工層表面の蒸留水に対する接触0.5秒後の接触角が10〜30°であることを特徴とするインクジェット記録用シート、支持体上に、顔料、接着剤及びインク定着剤を含有する塗工層を設けたインクジェット記録用シートにおいて、顔料の少なくとも一部に、表面を界面活性剤で処理した顔料を用いたことを特徴とするインクジェット記録用シート、及び前記インクジェット記録用シートに染料インクまたは顔料インクで印刷した印刷物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、インクジェット記録用シートおよびこれを用いた印刷物に関する。
水性インクを微細なノズルから記録体表面に向かって噴出し、記録体表面上に画像を形成させるインクジェット記録方式は、記録時の騒音の少ないこと、フルカラー画像の形成が容易であること、高速記録が可能であること、および、他の印刷装置よりも記録コストが低いことなどの理由により、端末プリンター、ファクシミリ、プロッタ、帳票印刷等で広く利用されている。
これらのインクジェット記録方式でプリントアウトされたものは大型のポスター、ディスプレイ、チラシ等の意匠性を持つメディアとして近年その需要が急速に高まってきている。これらのプリンターには一般的に水性のインクが使用されている。
この水性インクは染料を用いた染料インクと顔料を用いた顔料インクとに分類され、鮮明性の点から主に染料インクが使用されている。しかし、近年は屋外展示用の大判のポスターなどにも使用されるようになってきたため、染料インクでは長期に展示すると紫外線、オゾン等により酸化され、画像が退色し見栄えが悪化して、充分な印字耐光性が得られないという欠点が指摘されるようになってきている。
一方、顔料インクは印字耐光性に優れるという特徴を有する代わりに、染料インクの染料の大きさに比べ、顔料インクの顔料粒子は非常に大きいために、従来の染料インク用のインクジェット記録用シートでは、鮮明な印字画像が得られないという問題があった。また、顔料インクは記録画像表面に水がかかった場合にインクが滲み出す、いわゆる耐水性が悪くなる欠点があった。
そこで、染料インク用のインクジェット記録用シート、顔料インク用のインクジェットシートのそれぞれが開発されているが、染料インクにも顔料インクにも良好な印刷適性を有するインクジェット記録用紙への要望が高かった。
染料インク、顔料インクのいずれで印刷しても、優れたインクジェット適性を示すインクジェット記録用紙として、塗工液中に水溶性金属塩を含有させる方法(例えば、特許文献1参照。)、塗工層を2層以上設ける方法(例えば、特許文献2〜5参照。)、塗工層表面を特定の粗さに制御する方法(例えば、特許文献6参照。)、塗工層中に特定の粒径を有する顔料を含有させる方法(例えば、特許文献7参照。)、特定の細孔半径、細孔容積を有し、特定範囲のpHの多孔性有機樹脂からなる塗工層を用いる方法(例えば、特許文献8参照。)等が提案されている。
一方、フィルムを支持体とし、0.1秒後の接触角を規定した染料インク用の記録シートが提案されている(例えば、特許文献9参照。)。
特開2002−274022号公報 特開2000−94831号公報 特開2000−168228号公報 特開2002−347330号公報 特開平10−278411号公報 特開2000−158804号公報 特開2001−270238号公報 特開2001−246841号公報 特開2002−137537号公報(請求項1、0012)
しかし、上記特許文献に記載されたインクジェット記録用シートは、いずれも優れた発色性と良好な耐水性を充分満足するとはいえず、染料インク、顔料インクのいずれを用いても優れた発色性と良好な耐水性を満足するインクジェット記録用紙は得られていないのが現状である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、染料インクおよび顔料インクのいずれに対しても記録適性にも優れ、耐水性に優れたインクジェット記録用シートを提供するものである。
即ち、本発明のインクジェット記録用シートは、支持体上に、顔料、接着剤及びインク定着剤を含有する塗工層を設けたインクジェット記録用シートにおいて、塗工層に界面活性剤を含有し、塗工層表面の蒸留水に対する接触0.5秒後の接触角が10〜30°であることを特徴とする。
また、本発明のインクジェット記録用シートは、支持体上に、顔料、接着剤及びインク定着剤を含有する塗工層を設けたインクジェット記録用シートにおいて、顔料の少なくとも一部に、表面を界面活性剤で処理した顔料を用いたことを特徴とする。
また、本発明の印刷物は前記のいずれかのインクジェット記録用シートに染料インクで印刷したものであることを特徴とする。
また、本発明の印刷物は前記のいずれかのインクジェット記録用シートに顔料インクで印刷したものであることを特徴とする。
本発明によれば、染料インクにも顔料インクにも良好な記録適性を有し、発色性と耐水性に優れたインクジェット記録用シートを提供することができる。
まず、支持体上に、顔料、接着剤及びインク定着剤を含有する塗工層を設けたインクジェット記録用シートにおいて、塗工層表面の蒸留水に対する接触0.5秒後の接触角が10〜30°であることを特徴とするインクジェット記録用シートにつき説明する。
(塗工層)
本発明のインクジェット記録用シートにおける塗工層は顔料、接着剤及びインク定着剤を含有する。
また、本発明のインクジェット記録用シートにおいては、塗工層表面の蒸留水に対する接触0.5秒後の接触角が10〜30°である。塗工層表面の接触角の調節は、塗工層を形成する各種成分の種類によってもある程度可能であるが、本発明のインクジェット記録用シートにおいては、塗工層に界面活性剤を添加して接触角を調節する、または、顔料の少なくとも一部に後述の表面を界面活性剤で処理した顔料を用いて調節する。なお、表面を界面活性剤で処理した顔料と、界面活性剤を併用してもよい。
本発明において、接触角を塗工層表面の蒸留水に対する接触0.5秒後の値としたのは、例えば水浸透性支持体の上に塗工層を設けた場合、接触後、時間の経過と共に接触角は急激に低下し、0に近づくため、接触角によるインクジェット記録用シートの適性評価が困難になるためである。すなわち、接触角を塗工層表面の蒸留水に対する接触0.5秒後の値とすることにより、接触角によるインクジェット記録用シートの適性評価を行うことができる。
(界面活性剤)
使用する界面活性剤は特に限定されるものではなく、界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤を例示することができるが、非イオン性界面活性剤の使用が好ましい。非イオン性界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、オキシエチレンオキシプロピレンブロックコポリマー、糖アルコール脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセリド、ポリオキシエチレンアルキルアミンあるいはこれらの混合物を例示できる。これらの中では、HLB値が8.0〜15.0のものが好ましく、10.0〜12.0のものがより好ましい。
HLBは、界面活性剤分子中の親水基の作用と親油基の作用のバランスを示すものであり、界面活性剤の乳化力の指標であり、HLB値の高い界面活性剤を用いると接触角は小さくなる傾向にあり、HLB値の低い界面活性剤を用いると接触角は大きくなる傾向にある。
HLB値が8.0未満であると、充分なインク吸収速度が得られ難い傾向にあり、HLB値が15.0を超えると、インクジェット記録用シートのZ軸方向への吸収は良好であるが、同時にX軸Y軸方向にもインクが拡がる傾向を生じ、結果として滲みが発生し易くなる。
界面活性剤は顔料を分散させる際に少量用いられることがあるが、そのような添加量では塗工層の接触角は余り変化せず、界面活性剤を添加する場合は、界面活性剤の使用比率は塗工層固形分の10〜30質量%とすることが好ましい。このような界面活性剤の使用量とすることで、インク吸収性能を良好に維持し、塗工層の強度低下もないものとすることができる。
(顔料)
この塗工層に用いられる顔料は従来からインクジェット記録用シートの塗工層、インク受容層に用いられている顔料であれば特に限定されるものではなく、例えば、シリカ、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、タルク、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、珪酸アルミニウム、珪藻土、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、擬ベーマイト、リトポン、ゼオライト、加水ハロイサイト、炭酸マグネシウム、水酸化マグネシウムなどの無機顔料;アクリルあるいはメタクリル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、スチレンーアクリル系樹脂、スチレンーブタジエン系樹脂、スチレンーイソプレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、シリコーン系樹脂、尿素樹脂、メラミン系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、ジアリルフタレート系樹脂等の樹脂からなる有機顔料が挙げられ、これらの顔料は真球状でも不定形でもよく、無孔質でも多孔質でもよい。これらの顔料は1種を用いてもよく2種以上を混合して用いてもよい。
これらの顔料の中では、発色性、インク吸収性に優れることから、シリカ、アルミナ、擬べーマイト、軽質炭酸カルシウム、ゼオライトが好ましく選択され、なかでもシリカ、アルミナ、擬べーマイトが好ましく、シリカが最も好ましい。
シリカとしては非晶質シリカが好ましい。シリカの製法は特に限定されるものではなく、電弧法、乾式法、湿式法(沈殿法、ゲル法)のいずれの方法で製造されたものでもよいが、湿式法シリカが、顔料インク用インクジェット記録用シート、染料インク用インクジェット記録用シートのいずれにも適しているので好ましい。
シリカとして湿式シリカを用いる場合、湿式シリカの2次粒子の平均粒子径は2〜12μmが好ましく、4〜10μmがより好ましい。平均粒子径が2μm未満であると、これを染料インク用インクジェット記録用シートに用いた場合、シートの染料インクの吸収性が低下し、また、光透過性がより高くなるので、染料インクによる記録の耐光性が低下する、塗膜強度が低下する。また、これを顔料インク用インクジェット記録用シートに用いた場合は、顔料インクの定着性が低下するといった悪影響を生じる。一方、湿式シリカの2次粒子の平均粒子径が12μmを超えると、染料インク用インクジェット記録用シート、顔料インク用インクジェット記録用シート共に、画像の鮮明性の低下や、表面の粗さが目立ち、印字ムラが生じやすいといった問題を生じる。
なお、本発明において、シリカの平均粒子径とは、コールカウンタ法によるもので、シリカを蒸留水中にて30秒間超音波分散したものを試料として測定される体積平均粒子径を表すものである。
本発明においては、塗工層が含有する顔料として、その少なくとも一部に表面を界面活性剤で処理した顔料を用いることが好ましい。すなわち顔料の全てが表面を界面活性剤で処理した顔料でもよく、表面を界面活性剤で処理した顔料と、処理していない顔料の双方を用いてもよい。処理していない顔料は先に説明した発明で用いられる顔料と同様のものが用いられているので説明を省略する。
(表面を界面活性剤で処理した顔料)
表面を界面活性剤で処理される顔料としては、先に説明した発明で用いられる顔料と同様のものが用いられ、同様に、シリカ、アルミナ、擬べーマイト、軽質炭酸カルシウム、ゼオライトが好ましく選択され、なかでもシリカ、アルミナ、擬べーマイトが好ましく、シリカが最も好ましい。
顔料の表面を処理する界面活性剤は、先に説明した発明で用いられる界面活性剤と同様、特に限定されるものではないが、非イオン性界面活性剤が好ましい。非イオン系界面活性剤の具体例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンコポリマー、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル等を挙げることができる。
顔料表面の界面活性剤処理法は、例えば特開平9−25440号公報に記載された方法を採用することができる。すなわち、顔料、例えば湿式法シリカと界面活性剤、例えば多鎖型非イオン性界面活性剤とを高速流動ミキサー等の混合機で混合する乾式混合法を採用することができる。この場合、界面活性剤を直接顔料に添加混合してもよく、界面活性剤をエタノール等の揮発性溶媒で希釈したものを添加混合してもよい。
また、顔料、例えば湿式法シリカの乳化スラリー液に所定量の界面活性剤、例えば非イオン性界面活性剤を添加混合しておき、続いて噴霧乾燥等を行う湿式処理法を採用することもできる。湿式処理法の場合、界面活性剤が水に難溶性の場合、これをあらかじめ強力に分散させてエマルジョンとし、このエマルジョンを顔料の乳化スラリー液に添加して充分に攪拌混合した後に乾燥処理することが好ましい。
顔料に対する界面活性剤添加量は、顔料100部あたり0.1〜30部であることが好ましく、0.5〜20部であることがより好ましい。界面活性剤添加量が上記下限未満であると、塗工層表面の接触角を30°以下にし難くなる傾向にあり、界面活性剤が上記上限を超えても界面活性剤添加効果の向上は見られなくなる傾向にある。
表面を界面活性剤で処理した顔料と、処理していない顔料の双方を用いる場合は、界面活性剤処理顔料における界面活性剤の使用量にもよるが、顔料に占める表面を界面活性剤で処理した顔料の比率が5〜30%であることが好ましく、10〜30%であることがより好ましい。
(接着剤)
この塗工層に用いられる接着剤としては特に限定されるものではなく、カゼイン、大豆蛋白、合成蛋白等の蛋白質類;澱粉や酸化澱粉等の各種澱粉類;ポリビニルアルコール及びその誘導体;カルボキシメチルセルロースやメチルセルロース等のセルロース誘導体;スチレン−ブタジエン樹脂、メチルメタクリレート−ブタジエン共重合体等の共役ジエン系樹脂;アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル等の重合体または共重合体であるアクリル系樹脂;エチレン−酢酸ビニル共重合体等のビニル系樹脂等、一般にインクジェット記録用として用いられている従来公知の接着剤が挙げられる。これらは1種のみを使用してもよく、2種以上の接着剤を併用してもよい。
これら接着剤のなかでも、ポリビニルアルコールは、顔料との接着性が良好であるので好ましい。シラノール変性ポリビニルアルコールやカチオン化ポリビニルアルコールなどのポリビニルアルコール誘導体も適宜使用できる。
塗工層に用いられる接着剤としては、ポリビニルアルコールあるいはその誘導体とアクリル系樹脂を併用して用いることがより好ましい。ポリビニルアルコールあるいはその誘導体とアクリル系樹脂を併用する場合、10:1〜1:2の比率で併用することが好ましく、5:1〜1:1の比率で併用することがより好ましい。
(インク定着剤)
この塗工層に用いられるインク定着剤としては、特に限定されるものではなく、
1)ポリエチレンポリアミンやポリプロピレンポリアミンなどのポリアルキレンポリアミン類またはその誘導体、
2)第2級アミノ基、第3級アミノ基や第4級アンモニウム基を有するアクリル重合体、
3)ポリビニルアミン、ポリビニルアミジン、5員環アミジン類、
4)ジシアンジアミド−ホルマリン共重合体に代表されるジシアン系カチオン樹脂、
5)ジシアンジアミド−ポリエチレンアミン共重合物に代表されるポリアミン系カチオン樹脂、
6)ジメチルアミン−エピクロルヒドリン共重合物、
7)ジアリルジメチルアンモニウム−SO2共重合物、
8)ジアリルアミン塩−SO2共重合物、
9)ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重合物、
10)アリルアミン塩の重合物、
11)ジアルキルアミノエチル(メタ)アクリレート4級塩共重合物、
12)アクリルアミド−ジアリルアミン塩共重合物、
13)ポリ塩化アルミニウム、ポリ酢酸アルミニウムなどのアルミニウム塩
等の一般市販されているものが挙げられ、単独あるいは数種類併用して用いられる。
インク定着剤の配合量は、顔料100質量部に対して5〜60質量部が好ましく、より好ましくは20〜50質量部の範囲で調節される。インク定着剤が5質量部未満であると、画像の発色性の低下や、印字保存性の低下が起こりやすくなり、60質量部を超えると、インク吸収性の低下、印字ムラ、画像の鮮明性の低下が起こりやすくなる。
塗工層には、さらに一般の塗被紙製造において使用される増粘剤、消泡剤、湿潤剤、着色剤、帯電防止剤、耐光性助剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤等の各種助剤が適宜添加される。
塗工層の塗工量は特に限定されるものではないが、2〜30g/mとするのが好ましく、5〜20g/mとするのがより好ましい。
塗工量が上記下限より少ないと、インク吸収性、画像の鮮明性、印字保存性が低下しやすく、塗工量が上記上限より多いと、塗膜強度や画像の鮮明性が低下しやすい。
なお、塗工層は複数層積層してもよく、その場合、層間で塗工層組成が異なっていてもよい。
この塗工層は、ブレードコーター、エアーナイフコーター、ロールコーター、バーコーター、グラビアコーター、ロッドブレードコーター、リップコーター、カーテンコーター、ダイコーター等の各種公知の塗工装置で形成することができる。塗工後に、マシンカレンダー、スーパーカレンダー、ソフトカレンダー等のカレンダーを用いて仕上げ処理を行ってもよい。
(支持体)
本発明で使用する支持体としては、通常のインクジェット記録用シートとして使用できる支持体であれば特に限定されるものではなく、上質紙、アート紙、コート紙、キャスト塗被紙、箔紙、クラフト紙、バライタ紙、含浸紙、蒸着紙などの紙類を使用することができる。
次に、支持体上に、顔料、接着剤及びインク定着剤を含有する塗工層を設けたインクジェット記録用シートにおいて、顔料の少なくとも一部に、表面を界面活性剤で処理した顔料を用いたことを特徴とするインクジェット記録用シートにつき説明する。
支持体、塗工層が含有する接着剤、インク定着剤、その他の助剤については、いずれも先に説明した発明において用いられたものと同様のものが用いられ、塗工層の塗工量、塗工層の形成方法も同様であるので、説明を省略する。
本発明で用いる表面を活性剤で処理した顔料は先に説明したものがそのまま用いられ、 表面を界面活性剤で処理した顔料と、処理していない顔料の双方を用いる場合の、顔料に占める表面を界面活性剤で処理した顔料の好ましい比率も前記と同様である。
表面を界面活性剤で処理した顔料を用いると、直接塗工層に界面活性剤を添加する場合に比べて、界面活性剤が著しく少ない量の界面活性剤を用いて所望の接触角に調整することができる。
この理由は不明であるが、界面活性剤が顔料に吸着しているので、界面活性剤の脱落がなく、塗工層乾燥時に支持体に吸収されて塗工層中の界面活性剤が減少するようなことがないためと推測される。
本発明のインクジェット記録用シートは、通常のインクジェット記録用シートが用いられる用途のいずれにも用いられる他、裏面に粘着材層と剥離シートとを積層したいわゆる粘着加工、裏面に磁気記録層を形成するいわゆる磁気加工、カード基材に積層するいわゆるカード加工等を施すこともできる。
また、本発明のインクジェット記録用シートの裏面に、宛先などを記述可能にして、葉書として用いることも可能である。
また、紙もしくはフィルムの両面に本発明のインクジェット記録用シートを積層し、あるいは支持体の両面に塗工層を設けて、両面をインクジェット記録可能にすることも可能である。
また、エンボスロール等で塗工層面に型付け処理、凹凸処理を施すことも可能である。
本発明の印刷物は上述のインクジェット記録用シートに染料インクで印刷したもの、あるいは顔料インクで印刷したものであり、染料インクと顔料インクの両方で印刷したものであってもよい。
染料インクで印刷した印刷物は従来の染料インク用インクジェット記録用シートに染料インクで印刷した印刷物、従来の顔料インク用インクジェット記録用シートに顔料インクで印刷した印刷物に比べ同等以上の発色性を示し、しかも、従来の顔料インク用インクジェット記録用シートに染料インクで印刷した場合のような耐水性が低いという問題もなく、優れた発色性と耐水性を特徴とする。
これらの印刷物は、例えばポスター、チラシ、看板、化粧合板用化粧紙、床材、自動車等の車両・船舶の内装材として用いることができる。
以下に、実施例を挙げて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。また、実施例、比較例中の部および%は特に断らない限り、水等の溶媒、分散媒を除いた固形分であり、それぞれ、質量部および質量%を示す。
なお、本実施例においては、顔料として、湿式法シリカを用いた例を示す。
各実施例、比較例で得たインクジェット記録用シートの塗工層表面の接触角を次の方法に従い測定した。
(塗工層表面の接触角)
液量6μlの20℃の蒸留水をインクジェット記録用シートの塗工層表面に滴下してから0.5秒後の接触角をダイナミックアブソープションテスター(スウェーデン紙パルプ研究所製、商品名:ファイブロ1100DAT)で測定した。
[評価方法]
各実施例、比較例で得たインクジェット記録用シートの画像鮮明性、印字耐水性および塗膜強度は目視観察に基づき以下に示す評価基準で評価した。
なお、評価にあたって、インクジェット記録用シートへの印字は、市販の染料インク用ジェットプリンター(EPSON社製、商標:PM−G800、印字モード:フォトマット紙/高精細)および市販の顔料インク用ジェットプリンター(EPSON社製、商標:PM−4000PX、印字モード:フォトマット紙/高精細)で行った。
(画像鮮明性)
ISO−400の画像(「高精細カラーディジタル標準画像データISO/JIS−SCID」、p13、画像名称:果物かご)をPM−G800(染料インク用プリンター)およびPM−4000PX(顔料インク用プリンター)の両機で印字し、背景部の画像の均一性をそれぞれ目視で観察し、下記の評価基準で評価した。
評価基準:
A:元の画像を忠実に再現した鮮明な画像が得られ、優れている。
B:画像の鮮明さにやや劣るものの、実用上問題なく、優れている。
C:画像の鮮明さに欠け、実用上劣っている。
D:画像の鮮明さが非常に劣る。
(印字耐水性)
PM−G800での印字部に水0.2mlを滴下し、放置した。水が浸透し、表面が乾いた状態になった時点での、印字部の状態を目視で観察し、以下の評価基準で評価した。
評価基準:
A:元の画像を維持している。
B:やや画像が乱れているが、実用上問題ないレベルである。
C:画像が乱れ、実用上劣っている。
D:元の画像が判別できず、劣る。
(塗工液調製時の泡立ち)
塗工液調製時の泡立ちを目視で観察し、以下の評価基準で評価した。
評価基準:
A:泡立ちがほとんど見られない。
B:やや泡立つ程度で、実用上問題ないレベルである。
C:泡立ちが発生し、塗工に不適当である。
D:泡立ちの発生具合がひどく、塗工に不適当である。
<実施例1>
(表面処理シリカAの作製)
湿式シリカ(トクヤマ社製、商品名:ファインシールX−60)900gを水に懸濁、スラリー化(約10〜15%)し、このスラリーに界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、商品名:ノイゲンET−102、第一工業製薬社製、HLB:10.8)100gの水懸濁物を添加し、1時間撹拌混合した。次いで、噴霧乾燥し、粉砕分級して、本発明の表面処理シリカAを得た。得られた表面処理シリカAの平均二次粒子径は6μmであった。
(塗工液Aの作製)
顔料として湿式シリカ(トクヤマ社製、商品名:ファインシールX−60)80部と、上記で得た表面処理シリカA20部、接着剤としてシリル変性PVA(クラレ社製、商品名:R−1130)20部およびアクリル系樹脂(ロームアンドハース社製、商品名:プライマルP−376)20部、インク定着剤としてジシアンジアミド−ポリエチレンアミン共重合物(日華化学社製、商品名:ネオフィックスIJ−117)20部、分散剤としてポリアクリル酸ナトリウム(東亜合成社製、商品名:アロンA9)0.5部および水を混合分散して塗工液Aを得た。
(インクジェット記録用シートの作製)
坪量170g/mの上質紙の片面に塗工液Aを塗工量が10g/mとなるように塗工、乾燥し、インクジェット記録用シートを作製した。
得られたインクジェット記録用シートにつき、塗工層表面の接触角を測定すると共に、上記各評価を行った。その結果を表1に示す。
なお、HLBは界面活性剤の乳化力の指標であり、また、分散剤も界面活性能を示すので、使用した界面活性剤のHLB値及び使用量と共に分散剤の使用量及び界面活性剤と分散剤の合計使用量も表1に示した。
<実施例2>
(表面処理シリカBの作製)
実施例1の(表面処理シリカAの作製)工程において、界面活性剤として同量のポリオキシエチレントリデシルエーテル(商品名:ノイゲンTDS−80、第一工業製薬社製、HLB13.3)を用いた以外は実施例1と同様にして表面処理湿式シリカBを得た。得られた表面処理シリカBの平均二次粒子径は6μmであった。
表面処理シリカAの代わりに、同量の表面処理シリカBを用いた以外は実施例1と同様にして塗工液Bを得、この塗工液Bを用いた以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用シートを作製した。
得られたインクジェット記録用シートにつき、塗工層表面の接触角を測定すると共に、上記各評価を行った。その結果を表1に示す。
<実施例3>
(塗工液C)
顔料として、湿式シリカ(トクヤマ社製、商品名:ファインシールX−60、平均粒子径6μm)100部、接着剤としてシリル変性PVA(クラレ社製、商品名:R−1130)20部およびアクリル系樹脂(ロームアンドハース社製、商品名:プライマルP−376)20部、界面活性剤としてノニオン性界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、商品名:ノイゲンET−102、第一工業製薬社製、HLB10.8)10部、インク定着剤としてジシアンジアミド−ポリエチレンアミン共重合物(日華化学社製、商品名:ネオフィックスIJ−117)20部、分散剤としてポリアクリル酸ナトリウム(東亜合成社製、商品名:アロンA9)0.5部および水を混合分散し、塗工液Cを得た。
(インクジェット記録用シートの作製)
坪量170g/mの上質紙の片面に塗工液Aを塗工量が10g/mとなるように塗工、乾燥し、インクジェット記録用シートを作製した。
得られたインクジェット記録用シートにつき、塗工層表面の接触角を測定すると共に、上記各評価を行った。その結果を表1に示す。
<比較例1>
顔料として表面処理シリカAを用いず、実施例1で用いたと同様の湿式法シリカを100部用いた以外は実施例1と同様にしてインクジェット記録用シートを作製した。
得られたインクジェット記録用シートにつき、塗工層表面の接触角を測定すると共に、上記各評価を行った。その結果を表1に示す。
<比較例2>
ノニオン性界面活性剤の量を10部から30部に変更した以外は、実施例3と同様にしてインクジェット記録用シートを作製した。なお、塗工液調製の際、泡立ちが生じたので、消泡処理(1日放置後、フィルター処理)した後、塗工した。
得られたインクジェット記録用シートにつき、塗工層表面の接触角を測定すると共に、上記各評価を行った。その結果を表1に示す。
<比較例3>
ノニオン性界面活性剤として、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(商品名:ノイゲンET−83、第一工業製薬社製、HLB6.4)を用いた以外は、実施例3と同様にしてインクジェット記録用シートを作製した。
得られたインクジェット記録用シートにつき、塗工層表面の接触角を測定すると共に、上記各評価を行った。その結果を表1に示す。
<比較例4>
ノニオン性界面活性剤として、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(商品名:ノイゲンYX−500、第一工業製薬社製、HLB18.1)を用いた以外は、実施例3と同様にしてインクジェット記録用シートを作製した。
得られたインクジェット記録用シートにつき、塗工層表面の接触角を測定すると共に、上記各評価を行った。その結果を表1に示す。なお、塗工液調製の際、泡立ちが生じたので、消泡処理(1日放置後、フィルター処理)した後、塗工した。
Figure 2005153221
なお、表1の界面活性剤欄におけるSはポリオキシエチレンラウリルエーテル(商品名:ノイゲンET−102、第一工業製薬社製)を、Sはポリオキシエチレントリデシルエーテル(商品名:ノイゲンTDS−80、第一工業製薬社製)を、Sはポリオキシエチレンラウリルエーテル(商品名:ノイゲンET−83、第一工業製薬社製)を、Sはポリオキシエチレンラウリルエーテル(商品名:ノイゲンYX−500、第一工業製薬社製)を示す。
表1から、表面処理シリカを用いず、塗工層にも界面活性剤を用いない接触角50°の比較例1、HLB値の低い界面活性剤を用いた接触角60°の比較例3では印字耐水性もよく、塗工液調製時の泡立ちもほとんど見られないが、染料インク、顔料インクによる画像の鮮明性が劣ることがわかる。また、界面活性剤を30部と大量に用いた比較例2では、接触角が7°と低くなり、画像鮮明性も劣り、印字耐水性も大幅に低く、塗工液調製時の泡立ちも多いことがわかる。また、HLB値の高い界面活性剤を用いた接触角7°の比較例4では、染料インク、顔料インクによる画像の鮮明性に優れるが、印字耐水性、泡立ち性共に大きく劣ることがわかる。
これに対して顔料の一部に表面処理シリカを用いた実施例1、2は接触角が20°、15°と適切な値を示し、染料インクのみならず顔料インクによる記録適性にも優れ、高精細の画像を鮮明性に印字でき、印字耐水性もよく、泡立ちもほとんどないことがわかる。また、塗工層に界面活性剤を加えて接触角を20°にした実施例3は画像鮮明性、印字耐水性、塗工液調製時の泡立ちのいずれも実用上問題ないレベルであることがわかる。
本発明のインクジェット記録用シートは、染料インクおよび顔料インクのいずれに対しても記録適性にも優れ、耐水性に優れることから、染料インク、顔料インク兼用のインクジェット記録用紙として有用であり、耐水性にも優れるため、例えばポスター、チラシ、看板、化粧合板用化粧紙、床材、自動車等の車両・船舶の内装材としても有用である。

Claims (6)

  1. 支持体上に、顔料、接着剤及びインク定着剤を含有する塗工層を設けたインクジェット記録用シートにおいて、塗工層が界面活性剤を含有し、塗工層表面の蒸留水に対する接触0.5秒後の接触角が10〜30°であることを特徴とするインクジェット記録用シート。
  2. 前記顔料の少なくとも一部に、表面を界面活性剤で処理した顔料を用いた請求項1記載のインクジェット記録用シート。
  3. 支持体上に、顔料、接着剤及びインク定着剤を含有する塗工層を設けたインクジェット記録用シートにおいて、顔料の少なくとも一部に、表面を界面活性剤で処理した顔料を用いたことを特徴とするインクジェット記録用シート。
  4. 前記顔料が、非晶質シリカである請求項2または3記載のインクジェット記録用シート。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録用シートに染料インクで印刷した印刷物。
  6. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録用シートに顔料インクで印刷した印刷物。

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