JP2005152909A - 回転ツール及び摩擦撹拌接合装置及び摩擦撹拌接合方法 - Google Patents

回転ツール及び摩擦撹拌接合装置及び摩擦撹拌接合方法 Download PDF

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JP2005152909A JP2003391676A JP2003391676A JP2005152909A JP 2005152909 A JP2005152909 A JP 2005152909A JP 2003391676 A JP2003391676 A JP 2003391676A JP 2003391676 A JP2003391676 A JP 2003391676A JP 2005152909 A JP2005152909 A JP 2005152909A
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Yasufumi Norimatsu
康文 則松
Nobumi Hiromoto
悦己 広本
Yujiro Watabe
裕二郎 渡部
Yoshikuni Kato
慶訓 加藤
Toyoaki Yasui
豊明 安井
Chie Kusaka
智恵 日下
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Abstract

【課題】 長時間使用しても接合材の金属成分が回転ツールに凝着することがない摩擦撹拌接合方法を提供する。
【解決手段】 金属に接触する部位である小径部5及び端面23及びボビン24の上面にアルミニウムの凝着を阻止するダイヤモンドライクカーボン25を形成し、長時間使用しても接合材のアルミニウムが凝着することがない回転ツール4を備えた摩擦撹拌接合装置とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、金属同士の接合部を摩擦撹拌して一体化するための撹拌接合のための回転ツールに関する。
また、本発明は、金属同士の接合部に回転ツールを挿入して接合を行う摩擦撹拌接合装置及び摩擦撹拌接合方法に関する。
例えば、車両の外板となるアルミ合金の接合を行う場合、鋼板同士の接合部にねじ状の回転ツールを挿入して鋼板同士の接合を行う摩擦撹拌接合が知られている(例えば、非特許文献1、特許文献1参照)。摩擦撹拌接合は、鋼板よりも固い材質(鋼板がアルミ合金の場合、例えば普通鋼)の回転ツールを接合部で回転させながら移動させることで、接合方向に連続な歪接合を施す技術である。摩擦撹拌接合では、接合部の金属組織が鋳造組織ではなく加工組織となって機械特性が優れたものとなる。
従来の摩擦撹拌接合では、回転ツールと鋼板のぬれ性と粘性をバランスさせて条件を設定しているが、塑性流動による接合であるので、接合を繰り返すことにより回転ツールに金属成分(アルミニウム)が凝着してしまい、長時間(例えば、3時間以上)使用することができないのが現状であった。
回転ツールにアルミニウムが凝着した場合、回転ツールを装置から取り外し、酸液に浸漬して凝着したアルミニウムを溶かしていた。このため、連続加工ができずに生産性に限度があった。また、段取り替えに時間を要すると共に加工条件の再設定を行う必要があり、作業性が悪く加工条件を安定させて一定条件での加工を維持することが困難であった。
日本溶接協会、溶接技術、第51巻、第5号、p.60〜p.69、2003年5月 特開2002-66758号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされてもので、長時間使用しても接合材の金属成分が凝着することがない回転ツールを提供することを目的とする。
また、本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、長時間使用しても接合材の金属成分が凝着することがない回転ツールを備えた摩擦撹拌接合装置を提供することを目的とする。
また、本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、長時間使用しても接合材の金属成分が回転ツールに凝着することがない摩擦撹拌接合方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1の本発明の回転ツールは、
金属同士の接合部を摩擦撹拌して一体化するための摩擦攪拌接合のための回転ツールであって、
金属に接触する部位の表面に接合材金属の付着を阻止する付着阻止皮膜を形成した
ことを特徴とする。
そして、請求項2の本発明の回転ツールは、
請求項1に記載の回転ツールにおいて、
表面に下地層を形成し、下地層の表面に付着阻止皮膜を形成した
ことを特徴とする。
また、請求項3の本発明の回転ツールは、
請求項1もしくは請求項2に記載の回転ツールにおいて、
付着皮膜は表面の不均一部位に形成されている
ことを特徴とする回転ツール。
また、請求項4の本発明の回転ツールは、
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の回転ツールにおいて、
円柱状の本体部が設けられると共に本体部の先端に小径部が設けられ、接合部に小径部が挿入され、本体部と小径部との間の段差部が接合部の表面に摺接する
ことを特徴とする。
また、請求項5の本発明の回転ツールは、
請求項4に記載の回転ツールにおいて、
少なくとも、小径部が設けられた本体部の端面に付着阻止皮膜を形成した
ことを特徴とする。
また、請求項6の本発明の回転ツールは、
請求項4もしくは請求項5に記載の回転ツールにおいて、
小径部の表面の不均一部位に付着皮膜が形成されている
ことを特徴とする。
また、請求項7の本発明の回転ツールは、
請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の回転ツールにおいて、
アルミニウムもしくはマグネシウムもしくは鉛を含む金属の接合に用いられ、
付着阻止皮膜はダイヤモンドライクカーボンである
ことを特徴とする。
また、請求項8の本発明の回転ツールは、
請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の回転ツールにおいて、
アルミニウムもしくはマグネシウムもしくは鉛を含む金属の接合に用いられ、
付着阻止皮膜は、少なくとも、TiN,CrN,TiC,SiC,TiAlN,AlCrSiNのいずれかである
ことを特徴とする。
また、請求項9の本発明の回転ツールは、
請求項2に記載の回転ツールにおいて、
下地層は、少なくとも、TiN,CrN,TiC,SiC,TiAlN,AlCrSiNのいずれかである
ことを特徴とする。
また、請求項10の本発明の回転ツールは、
請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の回転ツールにおいて、
基材は、少なくとも、工具鋼、コバルト基合金、ニッケル基合金、高速度鋼、タングステン、超硬、モリブデン合金、普通鋼、ステンレス、銅合金のいずれかである
ことを特徴とする。
上記目的を達成するための請求項11の本発明の摩擦撹拌接合装置は、
金属同士の接合部に挿入される回転ツールを備えた摩擦撹拌接合装置において、
請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の回転ツールを備えた
ことを特徴とする。
上記目的を達成するための請求項12の本発明の摩擦撹拌接合方法は、
金属同士の接合部が回転ツールの挿入により接合される摩擦撹拌接合方法において、
請求項5に記載の回転ツールを用い、
接合部における金属の表面に本体部の端面を摺接させて金属同士の接合部を接合させる
ことを特徴とする。
上記目的を達成するための請求項13の本発明の摩擦撹拌接合方法は、
金属同士の接合部が回転ツールの挿入により接合される摩擦撹拌接合方法において、
回転ツールの挿入箇所における接合部に炭化水素系アルコールを供給して炭化金属を形成することで金属の回転ツールへの凝着を阻止しながら金属同士の接合部を接合させる
ことを特徴とする。
上記目的を達成するための請求項14の本発明の摩擦撹拌接合装置は、
金属同士の接合部に挿入される回転ツールを備えた摩擦撹拌接合装置において、
炭化金属を形成して金属の回転ツールへの凝着を阻止するため、金属同士の接合部に炭化水素系アルコールを供給するアルコール供給手段を設けた
ことを特徴とする。
上記目的を達成するための請求項15の本発明の摩擦撹拌接合方法は、
金属同士の接合部が回転ツールの挿入により接合される摩擦撹拌接合方法において、
請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の回転ツールを用い、
回転ツールの挿入箇所における接合部に炭化水素系アルコールを供給して炭化金属を形成することで金属の回転ツールへの凝着を阻止しながら金属同士の接合部を接合させる
ことを特徴とする。
上記目的を達成するための請求項16の本発明の摩擦撹拌接合装置は、
金属同士の接合部に挿入される回転ツールを備えた摩擦撹拌接合装置において、
請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の回転ツールを備え、
炭化金属を形成して金属の回転ツールへの凝着を阻止するため、金属同士の接合部に炭化水素系アルコールを供給するアルコール供給手段を設けた
ことを特徴とする。
そして、請求項17の本発明の摩擦撹拌接合方法は、
請求項13もしくは請求項15に記載の摩擦撹拌接合方法において、
炭化水素系アルコールは、エタノールもしくはメタノールもしくはプロパノールであることを特徴とする。
また、請求項18の本発明の摩擦撹拌接合装置は、
請求項14もしくは請求項16に記載の摩擦撹拌接合装置において、
炭化水素系アルコールは、エタノールもしくはメタノールもしくはプロパノールであることを特徴とする。
請求項1の本発明では、付着防止皮膜により接合材の金属成分の凝着が阻止され、長時間にわたり初期の状態が保たれ、安定した加工を継続することができる回転ツールとすることが可能になる。
請求項2の発明では、下地層により付着防止皮膜の割れが防止されると共に、密着性を向上させることができる。
請求項3の発明では、不均一部位の付着防止皮膜により、回転ツールの表面に撹拌を促進する溝などを形成することなく十分な撹拌を得ることができる。
請求項4の発明では、本体部と小径部とからなる回転ツールにより摩擦撹拌接合が行える。
請求項5の発明では、本体部の端面部の付着防止皮膜により、接合材の表面に対するぬれ性が低くなり接合材の品質を向上させることができる。
請求項6の本発明では、小径部の不均一部位の付着防止皮膜により、接合部に挿入される小径部の表面に撹拌を促進する溝などを形成することなく十分な撹拌を得ることができる。
請求項7の本発明では、ダイヤモンドライクカーボンにより接合材のアルミニウム成分の凝着が阻止され、長時間にわたり初期の状態が保たれ、安定した加工を継続することができる。
請求項8の本発明では、少なくとも、TiN,CrN,TiC,SiC,TiAlN,AlCrSiNのいずれかの付着阻止皮膜としたので、耐磨耗性を向上させることができる。
請求項9の本発明では、少なくとも、TiN,CrN,TiC,SiC,TiAlN,AlCrSiNのいずれかの下地層としたので、耐磨耗性を向上させることができる。
請求項10の本発明では、
基材として、工具鋼、コバルト基合金、ニッケル基合金、高速度鋼、タングステン、超硬、モリブデン合金、普通鋼、ステンレス、銅合金のいずれかを適用することができる。
請求項11の本発明では、付着防止皮膜により接合材の金属成分の凝着が阻止され、長時間にわたり初期の状態が保たれ、安定した加工を継続することができる回転ツールを備えた摩擦撹拌接合装置とすることができる。したがって、長時間使用しても接合材の金属成分が凝着することがない回転ツールを備えた摩擦撹拌接合装置となる。
請求項12の本発明では、付着防止皮膜により接合材の金属成分の凝着が阻止され、長時間にわたり初期の状態が保たれ、安定した加工を継続することができる回転ツールによる摩擦撹拌接が行える。したがって、長時間使用しても接合材の金属成分が回転ツールに凝着することがない摩擦撹拌接合方法とすることができる。
請求項13の本発明の摩擦撹拌接合方法では、炭化水素系アルコールを供給して炭化金属を形成し、炭化金属により金属の新生面を覆い、溶融金属の回転ツールへの凝着を阻止することができる。したがって、長時間使用しても接合材の金属成分が回転ツールに凝着することがない摩擦撹拌接合方法とすることができる。
請求項14の本発明の摩擦撹拌接合装置では、アルコール供給手段により炭化水素系アルコールを供給することにより炭化金属が形成され、炭化金属により金属の新生面が覆われるので、溶融金属の回転ツールへの凝着を阻止することができる。したがって、長時間使用しても接合材の金属成分が凝着することがない回転ツールを備えた摩擦撹拌接合装置となる。
請求項15の本発明の摩擦撹拌接合方法では、付着防止皮膜により接合材の金属成分の凝着が阻止され、長時間にわたり初期の状態が保たれ、安定した加工を継続することができる回転ツールによる摩擦撹拌接が行えると共に、炭化水素系アルコールを供給して炭化金属を形成し、炭化金属により金属の新生面を覆い、溶融金属の回転ツールへの凝着を阻止することができる。したがって、長時間使用しても接合材の金属成分が回転ツールに凝着することがない摩擦撹拌接合方法とすることができる。
請求項16の本発明の摩擦撹拌接合装置では、付着防止皮膜により接合材の金属成分の凝着が阻止され、長時間にわたり初期の状態が保たれ、安定した加工を継続することができる回転ツールを備えた摩擦撹拌接合装置とすることができる共に、アルコール供給手段により炭化水素系アルコールを供給することにより炭化金属が形成され、炭化金属により金属の新生面が覆われるので、溶融金属の回転ツールへの凝着を阻止することができる。したがって、長時間使用しても接合材の金属成分が凝着することがない回転ツールを備えた摩擦撹拌接合装置となる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1には本発明の一実施形態例に係る回転ツールの断面、図2には回転ツールによる撹拌接合状態の説明、図3には図1に示した回転ツールを備えた摩擦撹拌接合装置の概略構成、図4には回転ツールの要部断面、図5、図6には付着防止皮膜の形成状況の説明、図7には摩擦撹拌接合の工程説明、図8には付着防止皮膜を形成する手段の概略構成を示してある。
図1、図2に示すように、例えば、車両の外板となるアルミニウム合金の板材1、2が突き合わされて配置され、突合せの接合部3には回転ツール4の小径部5が挿入される。回転ツール4を所定の回転速度で回転させながら接合部3に沿って移動させることで、接合部3に沿って連続な摩擦撹拌領域6が形成されて板材1、2同士が歪接合される。
尚、板材1、2としては、アルミニウム合金の他にマグネシウムもしくは鉛を含む合金を適用することも可能である。
図3に基づいて摩擦撹拌接合装置の一例を説明する。
ベッド11にはテーブル12が設けられ、テーブル12に板材1、2が固定されるようになっている。ベッド11に対して門型のコラム13が紙面に垂直な方向(X軸方向)に移動自在に支持され、コラム13には加工ヘッド14が左右方向(Y軸方向)に移動自在に支持されている。
加工ヘッド14には回転駆動手段15を介して回転ツール4が支持されている。コラム13及び加工ヘッド14の移動により、回転ツール4はテーブル12と平行な平面内で任意の位置に移動される。
テーブル12が昇降自在、もしくは、回転駆動手段15が昇降自在に支持され、回転ツール4はテーブル12(板材1、2)に対して相対的に上下方向(Z軸方向)に位置決めされる。
図に示した摩擦撹拌接合装置は一例であり、回転ツール4側を固定状態にして、テーブル12をXY平面内の任意の位置に移動自在とする構成としてもよい。
図3に示した摩擦撹拌接合装置に板材1、2を固定し、回転駆動手段15により回転ツール4を所定の回転速度で回転させる。コラム13及び加工ヘッド14の移動により、回転ツール4を接合部3に沿って移動させる。これにより、接合部3に沿って連続な摩擦撹拌領域6(図2参照)が形成されて板材1、2同士が歪接合される。
図1に示すように、回転ツール4には、円柱状の本体部21が設けられると共に本体部21の軸芯部にはねじ軸22が螺合している。本体部21の先端部から突出するねじ軸22の部位が小径部5とされ、小径部5が接合部3に挿入される。
この状態で、本体部21と小径部5との間の段差部である本体部21の端面23が接合部3の表面3aに摺接する。ねじ軸22の先端部(小径部5の先端部)には円盤状のボビン24が螺合し、本体部21とボビン24とで接合部3の板材1、2が挟持される。この状態で、本体部21、ねじ軸22及びボビン24が一体に回転する。
回転ツール4の基材(本体部21、ねじ軸22及びボビン24)としては、少なくとも、工具鋼、コバルト基合金、ニッケル基合金、高速度鋼、タングステン、超硬、モリブデン合金、普通鋼、ステンレス、銅合金のいずれかで構成されている。これらの金属の合金で構成することも可能である。
図4に示すように、回転ツール4の板材1、2に接触する部位(本体部21の端面23、ねじ軸22及びボビン24の上面)の表面には、板材1、2の金属(接合材金属:アルミニウム)の付着を防止する付着阻止皮膜が形成されている。
即ち、本体部21の端面23、ねじ軸22及びボビン24の上面には、下地層26が形成され、下地層26の表面に付着阻止皮膜としてダイヤモンドライクカーボン25が形成されている。下地層26は、少なくとも、TiN,CrN,TiC,SiC,TiAlN,AlCrSiNのいずれかで構成されている。
図4に示すように、TiN,CrN,TiC,SiC,TiAlN,AlCrSiNのいずれかの下地層26の上にダイヤモンドライクカーボン25を形成したことにより、硬い下地の上にダイヤモンドライクカーボン25の表層が形成された状態になり、ダイヤモンドライクカーボン25に割れなどが生じることがない。また、温度伸びに対して有利になり、ダイヤモンドライクカーボン25の密着性を向上させることができる。更に、付着阻止皮膜としてみた場合、傾斜組成状態の構造となり、耐ぬれ性、低摩擦性、耐磨耗性を持たせることができる。
尚、回転ツール4の基材の硬度が十分であれば、下地層26を形成せずに、基材に直接ダイヤモンドライクカーボン25を形成することも可能である。
付着阻止皮膜としてダイヤモンドライクカーボン25を回転ツール4の表面に形成したことにより、アルミニウムとのぬれ性がなくなり、回転ツール4の表面にアルミニウムが凝着することがなくなる。特に、本体部21の端面23と小径部5の境目(ショルダー部)及び小径部5とボビン24の境目にアルミニウムが凝着することがなくなる。
また、下地層26及びダイヤモンドライクカーボン25は本体部21に螺合する部位のねじ部22にも形成されているので、アルミニウムが螺合部に入り込むことがなくなる。
また、低磨耗性の向上、超寿命化が図れ、長時間にわたり初期の状態が保たれ、安定した加工を継続することができる。つまり、凝着金属の酸洗い等が不要になり、回転ツール4の交換や段取り替え等の作用が不要になる。
尚、付着阻止皮膜として、少なくとも、TiN,CrN,TiC,SiC,TiAlN,AlCrSiNのいずれかを適用することも可能である。
また、図4に示すように、ダイヤモンドライクカーボン25は、(1)本体部21の端面23と小径部5の境目(ショルダー部)、(2)小径部5とボビン24の境目、(3)小径部5(ねじ部22)の部位に形成されている。少なくとも、アルミニウムが凝着しやすい(1)本体部21の端面23と小径部5の境目(ショルダー部)及び/または、(2)小径部5とボビン24の境目にダイヤモンドライクカーボン25を形成することも可能である。
また、図5に示すように、小径部5の表面の不均一部位として螺旋状にダイヤモンドライクカーボン25を形成することも可能である。このようにすることで、小径部3に撹拌効果をもたせるためのねじ部を形成することなく、摩擦係数の異なる表面を形成することができる。したがって、小径部の加工を容易にすることができる。
小径部5の表面の不均一部位としては、図7に示すように、矩形のダイヤモンドライクカーボン25を千鳥状に配置して、摩擦係数の異なる表面を形成し、撹拌効果を持たせるようにすることも可能である。
図7(a)に示すように、板材1、2を所定の隙間tに設定し、図7(b)に示すように、回転ツール4を回転させながら移動させて接合部3に沿って連続な摩擦撹拌領域6を形成する。ダイヤモンドライクカーボン25が形成されている本体部21の端面23が板材1、2の表面に低摩擦状態で摺接し、図7(c)に示すように、板材1、2の表面27が平坦状態に仕上げられる。
このため、本実施形態例の回転ツール4を用いて摩擦撹拌接合を行うことで、表面後処理等を簡素化しても、品質を向上させることができる製品とすることが可能になる。
また、回転ツール4の表面にダイヤモンドライクカーボン25が形成されているため、板材1、2の隙間tを最小限に設定することができ、板材1、2の突合せ部位に厚肉部を設けることなく接合された部位の厚さhを所望の強度を維持する状態に確保することができる。
図8に基づいてダイヤモンドライクカーボン25を形成する手段を説明する。
図8(a)(b)はプラズマを用いた成膜によりダイヤモンドライクカーボン25を形成する手段の概略を示し、図8(c)はアセチレンガスの火炎を用いてダイヤモンドライクカーボン25を形成する手段の概略を示し、図8(d)は真空蒸着によりダイヤモンドライクカーボン25を形成する手段の概略を示してある。
図8(a)に示すように、真空容器31には支持台32が設けられ、支持台32に回転ツール4(本体部21、ねじ軸22及びボビン24が一体もしくは別体)の基材30が支持される。真空容器31の周囲にはプラズマアンテナ33が設けられ、プラズマアンテナ33には電源34から電力が供給される。
例えば、炭水化物系の原料ガスが供給され、プラズマアンテナ33に給電を行うことで原料ガスプラズマ35が発生し、真空容器31を所定の状態(圧力、温度等)に制御して炭化物系の膜を回転ツール4の表面に成長させてダイヤモンドライクカーボン25を形成する。
図8(b)に示すように、真空容器31には支持台32が設けられ、支持台32に回転ツール4(本体部21、ねじ軸22及びボビン24が一体もしくは別体)の基材30が支持される。真空容器31の天井部には炭素材料の被エッチング部材36が設けられると共に、真空容器31の周囲にはプラズマアンテナ33が設けられ、プラズマアンテナ33には電源34から電力が供給される。
エッチングガスが供給され、プラズマアンテナ33に給電を行うことでエッチングガスガスプラズマ37が発生し、被エッチング部材36がエッチングされる。エッチングガス成分と炭素成分との前駆体が形成され、真空容器31を所定の状態(圧力、温度等)に制御することで炭化物系の膜を回転ツール4の表面に成長させてダイヤモンドライクカーボン25を形成する。
プラズマを用いて成膜によりダイヤモンドライクカーボン25を形成することで、短時間に均一のダイヤモンドライクカーボン25の膜を形成することができる。
図8(c)に示すように、アセチレンガスの火炎40を発生させ、火炎40の還元炎41の部位に基材30を配する。これにより、基材30の表面にダイヤモンドライクカーボン25を形成する。したがって、極めて容易にダイヤモンドライクカーボン25の膜を形成することができる。
図8(d)に示すように、真空蒸着容器43には炭水化物系の原料44が備えられ、原料44はヒータ等の加熱源45により加熱される。加熱された原料44は蒸発して基材33に蒸着し、基材30の表面にダイヤモンドライクカーボン25を形成する。したがって、簡単な装置構成により容易にダイヤモンドライクカーボン25の膜を形成することができる。
ダイヤモンドライクカーボンを切削工具にコーティングする技術は従来から知られているが、回転ツール4は塑性流動、混合を発生させるための工具であり、切削とは加工のメカニズムが全く異なるものである。このため、コーティングの目的も回転ツール4では主にアルミニウムの凝着防止であるが、従来の切削工具は耐摩耗性の向上である。
本発明の他の実施形態例を説明する。図9には本発明の他の実施形態例に係る摩擦撹拌接合装置の概略構成、図10にはエタノール供給手段を表す回転ツールの外観を示してある。摩擦撹拌接合の原理及び適用する装置、回転ツールは、図1乃至図3で示した実施例と略同一であるので、同一部材には同一符号を付してある。
本実施形態例は、金属同士(アルミニウム合金もしくはマグネシウム合金もしくは鉛合金)の接合部が回転ツールの挿入により接合される摩擦撹拌接合において、回転ツールの挿入箇所における接合部に炭化水素系アルコール(エタノール)を供給して炭化アルミニウムを形成することでアルミニウムの回転ツールへの凝着を阻止しながら金属同士の接合部を接合させるようにしたものである。
尚、炭化水素系アルコールとしては、エタノールの他に、メタノールもしくはプロパノールを適用することも可能である。
本実施形態例で使用する回転ツール4には、下地層26(図4参照)及びダイヤモンドライクカーボン25(図4参照)は形成されていない。尚、図1乃至図4に示した回転ツール4(下地層26及びダイヤモンドカーボン25が形成されたもの)をそのまま適用することも可能である。
図9に基づいて本実施形態例の摩擦撹拌装置を説明する。図9には本発明の他の実施形態例に係る摩擦撹拌接合装置の概略構成を示してある。
ベッド11にはテーブル12が設けられ、テーブル12に板材1、2が固定されるようになっている。ベッド11に対して門型のコラム13が紙面に垂直な方向(X軸方向)に移動自在に支持され、コラム13には加工ヘッド14が左右方向(Y軸方向)に移動自在に支持されている。
加工ヘッド14には回転駆動手段15を介して回転ツール4が支持されている。コラム13及び加工ヘッド14の移動により、回転ツール4はテーブル12と平行な平面内で任意の位置に移動される。
テーブル12が昇降自在、もしくは、回転駆動手段15が昇降自在に支持され、回転ツール4はテーブル12(板材1、2)に対して相対的に上下方向(Z軸方向)に位置決めされる。
図に示した摩擦撹拌接合装置は一例であり、回転ツール4側を固定状態にして、テーブル12をXY平面内の任意の位置に移動自在とする構成としてもよい。
回転駆動手段15にはアルコール供給手段としてのエタノール供給手段51が設けられ、エタノール供給手段51には接合部にエタノールを供給するノズル52が連結されている。
尚、図10に示すように、回転ツール4(本体部21、ねじ軸22及びボビン24)にエタノールの流路53を設け、流路53をエタノール供給手段51に連通することも可能である。このとき、流路53の流出口は、図4に示した(1)(2)(3)の位置にすると好適である。
図9に示した摩擦撹拌接合装置に板材1、2を固定し、回転駆動手段15により回転ツール4を所定の回転速度で回転させる。コラム13及び加工ヘッド14の移動により、回転ツール4を接合部3に沿って移動させる。加工中はノズル52から接合部位にエタノールを供給する。これにより、接合部3に沿って連続な摩擦撹拌領域6(図2参照)が形成されて板材1、2同士が歪接合される。
エタノールを供給することにより、以下に示した作用が生じる。
即ち、アルミニウム材料を回転ツール4で摩擦すると、アルミニウム材の表層が削り取られてアルミニウムの新生面が形成されて現れる。アルミニウムの新生面は未だ酸化されていない化学的に活性な面であり、その部分にエタノールがあるとエタノールは分解して炭素原子が結合して炭化アルミニウムが形成される(下式参照)。
4Al+2C2H5OH→Al4C3+CH4↑+2H2O↑+2H2
CH4及びH2Oは蒸発してAl4C3が残る。
炭化アルミニウムは微粉体でありアルミニウムの新生面を覆う。新生面が炭化アルミニウムで覆われたことによりアルミニウム溶融液が回転ツール4の表面に接触することがなくなる。これにより、回転ツール4の表面へのアルミニウムの凝着が防止され、または、軽減され、摩擦係数が軽減される。
炭化アルミニウムの一部は接合部に巻き込まれて混合されるため、接合部分の金属組織はアルミニウム材と炭化アルミニウムの混合組織となる。この混合組織の材料強度はアルミニウム材料自身の強度よりも向上する。
エタノールの供給を主として本体部21の端面23と板材1、2の表面の間に限れば、摩擦撹拌領域6の表層の炭化アルミニウムの濃度を高くすることが可能になる。したがって、この部分の表層部の強度が高くなるので、摩擦撹拌接合で発生する接合部分の減肉による強度低下が防止される。
エタノールを供給しながら摩擦撹拌接合を行うことで、回転ツール4に凝着防止用のコーティングなどを施すことなく、アルミニウムの凝着を抑制することが可能となる。
本発明の回転ツールは、長時間使用しても接合材の金属成分が凝着することがない回転ツールとなる。
また、本発明の摩擦撹拌接合装置は、長時間使用しても接合材の金属成分が凝着することがない回転ツールを備えた摩擦撹拌接合装置となる。
また、本発明の摩擦撹拌接合方法は、長時間使用しても接合材の金属成分が回転ツールに凝着することがない摩擦撹拌接合方法となる。
図1には、図2には、図3には、図4には、図5、図6には、図7には、図8にはを示してある。
本発明の一実施形態例に係る回転ツールの断面図である。 回転ツールによる撹拌接合状態の説明図である。 図1に示した回転ツールを備えた摩擦撹拌接合装置の概略構成図である。 回転ツールの要部断面図である。 付着防止皮膜の形成状況の説明図である。 付着防止皮膜の形成状況の説明図である。 摩擦撹拌接合の工程説明図である。 付着防止皮膜を形成する手段の概略構成図である。 本発明の他の実施形態例に係る摩擦撹拌接合装置の概略構成図である。 エタノール供給手段を表す回転ツールの外観図である。
符号の説明
1,2 板材
3 接合部
4 回転ツール
5 小径部
6 摩擦撹拌領域
11 ベッド
12 テーブル
13 コラム
14 加工ヘッド
15 回転駆動手段
21 本体部
22 ねじ軸
23 端面
24 ボビン
25 ダイヤモンドライクカーボン
26 下地層
27 表面
31 真空容器
32 支持台
33 基材
34 電源
35 原料ガスプラズマ
36 被エッチング部材
37 エッチングガスプラズマ
41 還元炎
43 真空蒸着容器
51 エタノール供給手段
52 ノズル
53 流路

Claims (18)

  1. 金属同士の接合部を摩擦撹拌して一体化するための摩擦攪拌接合のための回転ツールであって、
    金属に接触する部位の表面に接合材金属の付着を阻止する付着阻止皮膜を形成した
    ことを特徴とする回転ツール。
  2. 請求項1に記載の回転ツールにおいて、
    表面に下地層を形成し、下地層の表面に付着阻止皮膜を形成した
    ことを特徴とする回転ツール。
  3. 請求項1もしくは請求項2に記載の回転ツールにおいて、
    付着皮膜は表面の不均一部位に形成されている
    ことを特徴とする回転ツール。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の回転ツールにおいて、
    円柱状の本体部が設けられると共に本体部の先端に小径部が設けられ、接合部に小径部が挿入され、本体部と小径部との間の段差部が接合部の表面に摺接する
    ことを特徴とする回転ツール。
  5. 請求項4に記載の回転ツールにおいて、
    少なくとも、小径部が設けられた本体部の端面に付着阻止皮膜を形成した
    ことを特徴とする回転ツール。
  6. 請求項4もしくは請求項5に記載の回転ツールにおいて、
    小径部の表面の不均一部位に付着皮膜が形成されている
    ことを特徴とする回転ツール。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の回転ツールにおいて、
    アルミニウムもしくはマグネシウムもしくは鉛を含む金属の接合に用いられ、
    付着阻止皮膜はダイヤモンドライクカーボンである
    ことを特徴とする回転ツール。
  8. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の回転ツールにおいて、
    アルミニウムもしくはマグネシウムもしくは鉛を含む金属の接合に用いられ、
    付着阻止皮膜は、少なくとも、TiN,CrN,TiC,SiC,TiAlN,AlCrSiNのいずれかである
    ことを特徴とする回転ツール。
  9. 請求項2に記載の回転ツールにおいて、
    下地層は、少なくとも、TiN,CrN,TiC,SiC,TiAlN,AlCrSiNのいずれかである
    ことを特徴とする回転ツール。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の回転ツールにおいて、
    基材は、少なくとも、工具鋼、コバルト基合金、ニッケル基合金、高速度鋼、タングステン、超硬、モリブデン合金、普通鋼、ステンレス、銅合金のいずれかである
    ことを特徴とする回転ツール。
  11. 金属同士の接合部に挿入される回転ツールを備えた摩擦撹拌接合装置において、
    請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の回転ツールを備えた
    ことを特徴とする摩擦撹拌接合装置。
  12. 金属同士の接合部が回転ツールの挿入により接合される摩擦撹拌接合方法において、
    請求項5に記載の回転ツールを用い、
    接合部における金属の表面に本体部の端面を摺接させて金属同士の接合部を接合させる
    ことを特徴とする摩擦撹拌接合方法。
  13. 金属同士の接合部が回転ツールの挿入により接合される摩擦撹拌接合方法において、
    回転ツールの挿入箇所における接合部に炭化水素系アルコールを供給して炭化金属を形成することで金属の回転ツールへの凝着を阻止しながら金属同士の接合部を接合させる
    ことを特徴とする摩擦撹拌接合方法。
  14. 金属同士の接合部に挿入される回転ツールを備えた摩擦撹拌接合装置において、
    炭化金属を形成して金属の回転ツールへの凝着を阻止するため、金属同士の接合部に炭化水素系アルコールを供給するアルコール供給手段を設けた
    ことを特徴とする摩擦撹拌接合装置。
  15. 金属同士の接合部が回転ツールの挿入により接合される摩擦撹拌接合方法において、
    請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の回転ツールを用い、
    回転ツールの挿入箇所における接合部に炭化水素系アルコールを供給して炭化金属を形成することで金属の回転ツールへの凝着を阻止しながら金属同士の接合部を接合させる
    ことを特徴とする摩擦撹拌接合方法。
  16. 金属同士の接合部に挿入される回転ツールを備えた摩擦撹拌接合装置において、
    請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の回転ツールを備え、
    炭化金属を形成して金属の回転ツールへの凝着を阻止するため、金属同士の接合部に炭化水素系アルコールを供給するアルコール供給手段を設けた
    ことを特徴とする摩擦撹拌接合装置。
  17. 請求項13もしくは請求項15に記載の摩擦撹拌接合方法において、
    炭化水素系アルコールは、エタノールもしくはメタノールもしくはプロパノールであることを特徴とする摩擦撹拌接合方法。
  18. 請求項14もしくは請求項16に記載の摩擦撹拌接合装置において、
    炭化水素系アルコールは、エタノールもしくはメタノールもしくはプロパノールであることを特徴とする摩擦撹拌接合装置。
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