JP2005152437A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 特別図柄を変動表示中であり、楽曲R4を出力しているときに保留が発生し、そのときの大当り判定の結果が大当りであった場合は、追掛音の出力を決定する。変動表示時間が残り10秒になると、現在出力している楽曲R4を追い掛けるように楽曲H2の出力を開始し、特別図柄の変動表示が終了すると楽曲H2だけの出力に切り替え、ハズレ図柄が確定表示されている期間中も楽曲H2を出力し、次の変動表示が終了すると楽曲H2の出力を停止する。
【選択図】 図16
Description
パチンコ機500に設けられた発射レバー501を操作して発射された遊技球が、遊技盤502に設けられた第1種始動口503に入賞すると、パチンコ機500に内蔵されたコンピュータが大当りかハズレかを判定(以下、大当り判定という)する。続いて特別図柄表示器504が、複数の特別図柄(たとえば、0〜9の数字を示す10個の特別図柄)を縦方向に配列した図柄列を横方向の3つの表示領域においてそれぞれ上から下へ変動表示(スクロール表示ともいう)させる。また、特別図柄の変動表示に伴って効果音(たとえば、ピ、ピ、ピ、・・)がスピーカ(図示省略)から出力され、特別図柄が変動している雰囲気を演出する。
そして、特別図柄の変動表示の開始から所定時間経過すると、各表示領域における特別図柄の変動表示が停止すると同時に効果音の出力が停止し、上記大当り判定の結果に対応する停止図柄が各表示領域に表示される。つまり、大当り判定の結果が大当りであった場合は大当り図柄が表示され、ハズレであった場合はハズレ図柄が表示される。
また、遊技球が普通図柄作動ゲート513を通過すると、普通図柄表示装置510が作動を開始する。普通図柄表示装置510は、赤色または緑色に発光する3個のLEDを備えており、作動開始と同時に各LEDは赤色発光、緑色発光、消灯を繰り返す。それらLEDの発光色の組合せが普通図柄を表し、各LEDが発光色を変化させたり消灯したりしている状態が普通図柄の変動表示である。そして、普通図柄の変動表示の開始から約30秒経過すると、普通図柄の変動表示が停止し、各LEDは赤色または緑色を発光した状態あるいは消灯した状態となる。このときの各LEDの発光色の組合せによって当りまたはハズレが決定する(当りを示す組合せを当り普通図柄といい、ハズレを示す組合せをハズレ普通図柄という)。当り普通図柄であった場合は、第1種始動口503の下部に設けられた普通電動役物512が作動し、両翼514を約0.3秒間開放する。この両翼514から入賞した遊技球は、第1種始動口503に入賞したものとして扱われる。
特別図柄変動表示の保留数が所定数になると、特別図柄の変動表示開始から終了までに要する時間が短縮され、普通図柄変動表示の保留の数も所定数になると、普通図柄の変動表示開始から終了までの時間が短縮される。
ところで、遊技状態を大当りの確率別に区別すると、例えば確率(1/350)程度の「低確率状態」と、例えば(1/60)程度の「高確率状態」との2種類になり、この「高確率状態」を一般的に「確変」又は「確率変動状態」と呼んでいる。通常、特定の大当り図柄(例えば、333・555・777などの奇数図柄)で大当りとなった場合に、その大当り遊技終了後、高確率状態とし(以下、特定の大当り図柄を確変図柄という)、特定の大当り図柄以外の大当り図柄(例えば、222・444・666などの偶数図柄)で大当りとなった場合に、その大当り遊技終了後、低確率状態としている。
また、上記のように時短状態になると、普通図柄の変動表示開始から終了までの時間が短縮されるとともに、普通電動役物512の開放時間が延長されるため、単位時間当りの第1種始動口503への入賞数が増加する。このため、特別図柄変動表示の保留数も短時間で満杯になるため、その満杯時に第1種始動口503に入賞する無駄な遊技球が多くなる。そこで、そのような事態を回避するため、時短状態のときは、特別図柄の変動表示開始から終了までの表示内容(以下、変動パターンという)として、変動表示開始から終了までの時間が比較的短い変動パターンが選択されるようになっており、特別図柄の変動表示開始の保留数を早く消化できるようにしている。このように、時短状態においては、特別図柄の変動表示開始から終了までの時間(以下、変動表示時間という)も短縮されることになるが、この短縮は、前述の時短の概念とは区別して扱われる。
なお、パチンコ機の機種によって、大当り遊技終了後に「確率変動状態」及び「時短状態」の両方を付与した後に時短状態のみを残したり、大当り遊技終了後に「時短遊技」のみを付与したりするものがある。また、大当り遊技中は、特別図柄表示器504は、大当り遊技特有の画像やラウンドの回数などを表示するため、特別図柄の変動表示は行わない。
特に、時短に変化した遊技状態では、特別図柄の変動表示時間が極めて短くなるため、効果音が細切れ状態となってしまうので、効果音による演出の効果が殆ど出ない状態となってしまう。
つまり、従来のパチンコ機500は、特別図柄の変動表示を効果音で演出することによる効果が上がらないという問題がある。
つまり、図柄の変動表示をn回連続して行う場合に、任意の連続したm個(m<n)の期間において楽音を出力することができる。
なお、楽音の音源には、実際の音をサンプリングしてデジタル化したもの、電気的に作り出したもの、あるいはアナログで録音したものなどを用いることができる。また、楽音を記録した記録媒体(たとえば、ROM、メモリIC、メモリカード、メモリスティックなどの記憶素子、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD、DVD−RAM、DVDーRW、HDD、MOなどの記録媒体)を再生する再生装置を設けることもできる。
遊技球が遊技盤の所定の領域を通過すると判定手段が当りかハズレかを判定し、図柄表示装置が図柄を変動表示するとともに、その変動表示を終了したときに判定手段の判定結果に対応した図柄を表示する。図柄の変動表示を行っているときに遊技球が前記所定の領域を通過した場合は、その通過により判定手段が判定した判定結果に対応した図柄を表示するに至る図柄の変動表示の開始が保留手段により保留されるとともに、その保留数が記憶される。
そして、楽音出力装置は、楽音を出力しているときに、保留手段により保留数が記憶された場合は、現在出力している楽音に加えて他の楽音を重複して出力し、その後他の楽音の出力に切り替え、かつ、図柄表示装置の図柄の変動表示に伴って楽音を出力し、図柄表示装置が図柄の変動表示を複数回連続して行うときに、図柄の変動表示を終了してから次の変動表示を開始するまでの期間も楽音を出力する。なお、現在出力している楽音に加えて他の楽音を重複して出力するタイミングは、図柄の変動表示が終了するときから所定時間前でもよいし、保留手段により保留数が記憶されたときでもよい。
図柄の変動表示を複数回連続して行う場合に、図柄の変動表示を終了してから次の変動表示を開始するまでの期間も楽音を出力することができるため、楽音が途切れ途切れになってしまうことがないので、図柄の変動表示の終了と同時に楽音の出力を停止する場合よりも、楽音による演出の効果を上げることができる。
特に、時短に変化した遊技状態の場合であっても、効果音が細切れになってしまうことがないため、楽音による演出の効果を上げることができる。
つまり、請求項1に係る発明によれば、図柄の変動表示を楽音で演出することによる効果を上げることができるパチンコ機を実現することができる。
従って、楽音を出力している時間を従来よりも長くできる分、出力する楽音の種類を増やすことができる。たとえば、図柄の変動表示時間よりも演奏時間の長い効果音や曲を再生することができるため、演奏可能な効果音や曲の種類を増やすことができる。
楽音出力装置は、図柄表示装置が初回の図柄の変動表示を開始すると楽音の出力を開始し、図柄の変動表示を終了してから次の変動表示を開始するまでの期間も楽音を出力する。そして、楽音出力装置は、図柄表示装置が最終回の図柄の変動表示を終了すると楽音の出力を停止する。
図柄表示装置が図柄の変動表示を複数回行う場合に、初回の変動表示の開始から最終回の変動表示の終了までの長時間に亘って楽音を出力することができる。
従って、図柄の変動表示が終了する毎に楽音の出力が停止する場合よりも、楽音による演出の効果を上げることができる。
時間決定手段は、図柄表示装置が図柄の変動表示を複数回連続して行う場合の初回の変動表示の開始から最終回の変動表示の終了までにかかる時間に基づいて、楽音出力装置が楽音を出力している時間を決定する。そして、楽音出力装置は、時間決定手段により決定された時間に合わせて楽音を出力する。
図柄表示装置が図柄の変動表示を複数回連続して行う場合の初回の変動表示の開始から最終回の変動表示の終了までにかかる時間と、楽音出力装置が楽音を出力する時間とを一致させることができるため、最終回の変動表示の終了と同時に楽音の出力を停止することができる。
従って、図柄の変動表示の終了タイミングと、楽音の出力の終了タイミングとがずれることによる違和感がないため、視聴覚的にもすっきりし、楽音による演出の効果をより一層上げることができる。
図柄表示装置により行われている図柄の変動表示が終了する所定時間前になると、楽音出力装置は、それまで出力していた楽音に加えて他の楽音を出力し、その後他の楽音の出力に切り替える。
上記他の楽音の出力時間が次の図柄の変動表示の時間よりも所定時間長い場合であっても、現在行っている図柄の変動表示が終了する所定時間前に上記他の楽音の出力を開始することにより、上記他の楽音の出力が終了する時間と、次の図柄の変動表示の時間が終了する時間とを一致させることができる。
また、他の楽音へ切り替えることにより、図柄の変動表示が終了する所定時間前になったことを示唆することができる。
楽音出力装置は、現在出力している楽音から他の楽音の出力に切り替えることにより、遊技状態が所定の遊技状態に変化することを予告する。
現在出力している楽音から他の楽音の出力に切り替えることにより、遊技状態が所定の遊技状態に変化することを予告することができるため、遊技者は、他の楽音に切り替わったことを認識することにより、遊技状態が所定の遊技状態に変化するのではないかと期待感を高めながら遊技をすることができる。
従って、遊技者は、耳で聞いて予告の発生を感じ取ることができるため、予告の画像を表示する従来のパチンコ機ではなし得ない斬新で新鮮味のある遊技を楽しむことができる。また、楽音の出力による予告と、画像による予告とを組み合わせれば、遊技者は視聴覚が刺激され、より一層斬新で新鮮味のある遊技を楽しむことができる。
[全体の主要構成]
まず、パチンコ機の主要構成について図1および図2を参照して説明する。図1は、そのパチンコ機の外観を正面から見た説明図であり、図2は、図1に示すパチンコ機に設けられたセンターケース、普通電動役物および変動入賞装置を示す説明図である。
パチンコ機1の左上角部にはスピーカ7が設けられており、右上角部にはスピーカ8が設けられている。パチンコ機1に設けられた遊技盤2の下方には、払出された賞球を収容する上受け皿4が設けられており、その上受け皿4の下方には、上受け皿4により収容仕切れなくなった賞球を収容する下受け皿5が設けられている。下受け皿5の上方奥の壁には、スピーカ9が設けられている。スピーカ9は、下受け皿5が遊技球で満杯になっても隠れない位置に設けられている。下受け皿5の右方には、遊技球を遊技盤2へ発射する発射装置を操作するための発射ハンドル6が回動可能に取付けられている。また、パチンコ機1の左側面には、プリペイドカードの残高を読取るプリペイドカードユニット3が設けられている。
また、遊技盤2には、センターケース20、右ゲート10、左ゲート11、右袖入賞口12、左袖入賞口13、右下入賞口14、左下入賞口15および風車19などが設けられている。また、遊技盤2には、遊技球の流路を変化させる遊技釘90(図2)が多数打ち込まれている(図中では一部の遊技釘のみを表示)。さらに、遊技盤2には、発射装置により発射された遊技球を遊技領域へ案内するガイドレール91が設けられている。
センターケース20の下方には、遊技球の通過可能な間隔を置いて2本の遊技釘90,90が設けられており、その下方には普通電動役物28が設けられている。普通電動役物28の内部には、遊技釘90,90間を流下した遊技球が入賞可能な第1種始動口27が設けられている。また、普通電動役物28には、普通図柄表示器23が当り普通図柄を表示したときに開放する1対の羽根部材28aが備えられており(図中破線で示す状態が開放状態)、開放した羽根部材28aから流入した遊技球は第1種始動口27に入賞する。つまり、羽根部材28aが開放すると、遊技球が第1種始動口27に入賞する領域が拡大する。
なお、普通図柄表示器23が普通図柄を変動表示しているときに遊技球が右ゲート10または左ゲート11を通過したときは、その通過による新たな普通図柄の変動表示の開始が保留され、その保留の数は普通図柄保留数表示装置24により表示される。この実施形態では、普通図柄保留数表示装置24は、横方向に並べて設けた4個のLEDを備えており、そのLEDの点灯数が保留の数となる。
なお、図柄表示器21が特別図柄を変動表示しているとき、あるいは大当り遊技中に遊技球が第1種始動口27に入賞した場合は、その入賞による新たな特別図柄の変動表示の開始が保留され、その保留数は特別図柄保留数表示装置22により表示される。この実施形態では、特別図柄保留数表示装置22は、4個のLEDを備えており、そのLEDの点灯数が保留数となる。この実施形態では、保留数の上限は4個であるが、その上限は4個以外の複数個に変更することができる。
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図3を参照して説明する。
パチンコ機1には、主制御基板100が設けられており、その主制御基板100には、マイクロプロセッサ110が搭載されている。マイクロプロセッサ110は、メインCPU112と、ROM114と、RAM116とを備える。メインCPU112は、大当り判定、図柄表示器21の表示内容の決定、スピーカ7〜9の再生内容・再生時間の決定、入賞の検出、他の基板の制御など、遊技の主な制御を実行する。ROM114には、メインCPU112が各種制御を実行するための各種制御プログラム、制御プログラム実行時に参照する各種テーブルなどが記録されている。RAM116は、保留数、入賞数、メインCPU112の処理結果などの遊技中に発生する各種データ、ROM114から読出された制御プログラムなどを一時的に格納し、電源遮断時に停電直前の遊技状態を示すデータなどをバックアップして記憶するバックアップ領域を備える。
また、払出制御基板200には、電源基板70、発射モータ42を駆動するための発射モータ駆動基板40、遊技枠情報端子基板67および払出中継基板49が電気的に接続されている。発射モータ駆動基板40には、発射モータ駆動基板40から発射モータ42へ駆動信号を出力させるための発射スイッチ41が電気的に接続されている。
盤面中継基板46には、普通電動役物28の羽根部材28aを開閉駆動する普通電動役物ソレノイド28b、普通図柄表示器23と、右ゲート10を通過した遊技球を検出する右ゲートスイッチ(単にゲートスイッチともいう)10a、左ゲート11を通過した遊技球を検出する左ゲートスイッチ(単にゲートスイッチともいう)11a、右袖入賞口12に入賞した遊技球を検出する右袖入賞口スイッチ12a、左袖入賞口13に入賞した遊技球を検出する左袖入賞口スイッチ13a、右下入賞口14に入賞した遊技球を検出する右下入賞口スイッチ14a、左下入賞口15に入賞した遊技球を検出する左下入賞口スイッチ15aおよび大入賞口中継基板68である。
次に、図柄制御基板80の主な電気的構成について、それをブロックで示す図4を参照して説明する。
図柄制御基板80にはキャラクタROM83が搭載されており、そのキャラクタROM83には、特別図柄の変動開始から大当り図柄またはハズレ図柄が確定表示されるまでの過程を表示するために必要な画像データ、大当りの発生の可能性を示唆する大当り予告画像、変動表示されている特別図柄の背景に表示する背景画像、リーチになったときの演出を表示するリーチ画像、大当りの発生を祝う画像、大当り遊技中に表示する画像などが記録されている。
図柄制御基板80に搭載されたサブCPU81は、主制御基板100のメインCPU112から送信されてきた図柄制御コマンドを受信するとともに、その受信した図柄制御コマンドの内容をROM82に記録されたコンピュータプログラムに従って解析する。続いてサブCPU81は、その解析結果をVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)84へ送出し、VDP84は、キャラクタROM83から上記解析結果に対応した画像データを読出す。
なお、この実施形態では、図柄表示器21は、TFT(Thin Film Transistor)を画素駆動素子とするアクティブマトリックス方式の液晶表示器である。
次に、ROM114に記録されている各種テーブルについて図6ないし図13を参照して説明する。
図6(A)は変動パターン選択テーブルTa1の構成を示す説明図であり、図6(B)は変動パターン選択テーブルTa2の構成を示す説明図であり、図6(C)は変動パターン選択テーブルTa3の構成を示す説明図であり、図6(D)は変動パターン選択テーブルTa4の構成を示す説明図であり、図6(E)は変動パターン選択テーブルTa5の構成を示す説明図であり、図6(F)は変動パターン選択テーブルTa6の構成を示す説明図であり、図6(G)は変動パターン選択テーブルTa7の構成を示す説明図である。
図7は図柄制御コマンド選択テーブルTa8の構成を示す説明図である。図8は非継続時用音声制御コマンド選択テーブルTa9の構成を示す説明図である。図9は非継続時用音声制御コマンドデータテーブルTa10の構成を示す説明図である。図10は継続時用音声制御コマンド選択テーブルTa11の構成を示す説明図である。図11は追掛音制御コマンド選択テーブルTa12の構成を示す説明図である。図12は追掛音制御コマンドデータテーブルTa13の構成を示す説明図である。図13は追掛音出力判定テーブルTa14の構成を示す説明図である。図14はトータル変動表示時間と音声出力時間の関係を示す説明図である。図15(A)は特別図柄を変動表示するタイミングと変動効果音を出力するタイミングとの関係を示すタイムチャートであり、図15(B)は継続時音声出力時間の計算式を示す説明図である。
変動パターン選択テーブルTa1は、複数の変動パターン選択カウンタ値と、複数の変動パターン指定番号とを対応付けて構成される。この実施形態では、変動パターン選択カウンタ値は1〜10の計10個の数値であり、変動パターン指定番号は1〜4の計4個の数値である。変動パターン選択カウンタ値1〜3には変動パターン指定番号1がそれぞれ対応付けられており、変動パターン選択カウンタ値4〜6には変動パターン指定番号2がそれぞれ対応付けられており、変動パターン選択カウンタ値7,8には変動パターン指定番号3がそれぞれ対応付けられており、変動パターン選択カウンタ値9,10には変動パターン指定番号4がそれぞれ対応付けられている。
たとえば、変動パターン選択カウンタから取得した変動パターン選択カウンタ値が5であった場合は、変動パターン選択カウンタ値5と対応付けられている変動パターン指定番号2をRAM116に一時的に記憶する。
変動パターン選択テーブルTa2は、複数の変動パターン選択カウンタ値と、複数の変動パターン指定番号とを対応付けて構成される。この実施形態では、変動パターン選択カウンタ値は1〜10の計10個の数値であり、変動パターン指定番号は5,6の計2個の数値である。変動パターン選択カウンタ値1〜6には変動パターン指定番号5がそれぞれ対応付けられており、変動パターン選択カウンタ値7〜10には変動パターン指定番号6がそれぞれ対応付けられている。
たとえば、変動パターン選択カウンタから取得した変動パターン選択カウンタ値が7であった場合は、変動パターン選択カウンタ値7と対応付けられている変動パターン指定番号6をRAM116に一時的に記憶する。
通常状態において大当り判定の結果が、リーチを伴わないハズレ(以下、リーチ無ハズレという)であり、かつ、短縮なしと決定されたときの変動パターンは、変動パターン選択カウンタおよび変動パターン選択テーブルTa3を用いて決定する。ここで、リーチとは、複数の表示領域において1つの表示領域のみで特別図柄が確定しておらず、その他の表示領域では大当り図柄を構成する特別図柄が確定表示されている状態をいう。つまり、大当り図柄の完成までに後1図柄足りない状態をいう。
変動パターン選択テーブルTa3は、複数の変動パターン選択カウンタ値と、複数の変動パターン指定番号とを対応付けて構成される。この実施形態では、変動パターン選択カウンタ値は1〜10の計10個の数値であり、変動パターン指定番号は7のみの1個である。つまり、変動パターン選択カウンタ値1〜10には変動パターン指定番号7がそれぞれ対応付けられている。
この変動パターン選択テーブルTa4は確変が成立しているときおよび通常状態において兼用する。確変が成立しているときの大当り判定の結果が、リーチ無ハズレであり、かつ、短縮なしに決定されたときの変動パターンは、変動パターン選択カウンタおよび変動パターン選択テーブルTa4を用いて決定する。また、通常状態において大当り判定の結果が、リーチ無ハズレであり、かつ、短縮ありに決定されたときの変動パターンも、変動パターン選択カウンタおよび変動パターン選択テーブルTa4を用いて決定する。
変動パターン選択テーブルTa4は、複数の変動パターン選択カウンタ値と、複数の変動パターン指定番号とを対応付けて構成される。この実施形態では、変動パターン選択カウンタ値は1〜10の計10個の数値であり、変動パターン指定番号は8のみの1個である。つまり、変動パターン選択カウンタ値1〜10には変動パターン指定番号8がそれぞれ対応付けられている。
確変状態において大当り判定の結果が、リーチ無ハズレ・短縮ありのときの特別図柄の変動パターンは、変動パターン選択カウンタおよび変動パターン選択テーブルTa5を用いて決定する。
変動パターン選択テーブルTa5は、複数の変動パターン選択カウンタ値と、複数の変動パターン指定番号とを対応付けて構成される。この実施形態では、変動パターン選択カウンタ値は1〜10の計10個の数値であり、変動パターン指定番号は12〜19の計8個の数値である。変動パターン選択カウンタ値1,2には変動パターン指定番号12がそれぞれ対応付けられており、変動パターン選択カウンタ値3,4には変動パターン指定番号13がそれぞれ対応付けられており、変動パターン選択カウンタ値5〜10には変動パターン指定番号14〜19がそれぞれ対応付けられている。
たとえば、変動パターン選択カウンタから取得した変動パターン選択カウンタ値が2であった場合は、変動パターン選択カウンタ値2と対応付けられている変動パターン指定番号12をRAM116に一時的に記憶する。
通常状態において大当り判定の結果が、リーチを伴うハズレ(以下、リーチハズレという)のときの特別図柄の変動パターンは、変動パターン選択カウンタおよび変動パターン選択テーブルTa6を用いて決定する。
変動パターン選択テーブルTa6は、複数の変動パターン選択カウンタ値と、複数の変動パターン指定番号とを対応付けて構成される。この実施形態では、変動パターン選択カウンタ値は1〜10の計10個の数値であり、変動パターン指定番号は12〜19の計8個の数値である。変動パターン選択カウンタ値1,2には変動パターン指定番号12がそれぞれ対応付けられており、変動パターン選択カウンタ値3,4には変動パターン指定番号13がそれぞれ対応付けられており、変動パターン選択カウンタ値5〜10には変動パターン指定番号14〜19がそれぞれ対応付けられている。
たとえば、変動パターン選択カウンタから取得した変動パターン選択カウンタ値が9であった場合は、変動パターン選択カウンタ値9と対応付けられている変動パターン指定番号18をRAM116に一時的に記憶する。
確変状態において大当り判定の結果が、リーチハズレのときの特別図柄の変動パターンは、変動パターン選択カウンタおよび変動パターン選択テーブルTa7を用いて決定する。
変動パターン選択テーブルTa7は、複数の変動パターン選択カウンタ値と、複数の変動パターン指定番号とを対応付けて構成される。この実施形態では、変動パターン選択カウンタ値は1〜10の計10個の数値であり、変動パターン指定番号は10〜17の計8個の数値である。変動パターン選択カウンタ値1,2には変動パターン指定番号10がそれぞれ対応付けられており、変動パターン選択カウンタ値3,4には変動パターン指定番号11がそれぞれ対応付けられており、変動パターン選択カウンタ値5〜10には変動パターン指定番号12〜17がそれぞれ対応付けられている。
たとえば、変動パターン選択カウンタから取得した変動パターン選択カウンタ値が10であった場合は、変動パターン選択カウンタ値10と対応付けられている変動パターン指定番号17をRAM116に一時的に記憶する。
図7に示す図柄制御コマンド選択テーブルTa8は、メインCPU112が図柄制御基板80へ送信する図柄制御コマンドを選択するために参照するテーブルである。図柄制御コマンド選択テーブルTa8は、図6に示す変動パターン選択テーブルTa1〜Ta7に設定されている変動パターン指定番号と、図柄制御コマンドとを対応付けて構成される。この実施形態では、図柄制御コマンド選択テーブルTa8は、1〜19の変動パターン指定番号と、B0H00H〜B0H12Hの図柄制御コマンドとを対応付けて構成される。なお、図7においては、変動パターンの内容を分かり易くするために、各変動パターン指定番号毎に変動表示時間および備考(変動表示パターンの説明)を記載した。
たとえば、変動パターン指定番号3に対応付けられている図柄制御コマンドB0H02Hは、通常大当りのときの変動パターンC(変動表示時間が35秒)を指示する図柄制御コマンドであり、変動パターン指定番号5に対応付けられている図柄制御コマンドB0H04Hは、確変大当りのときの変動パターンA(変動表示時間が50秒)を指示する図柄制御コマンドである。また、変動パターン指定番号8に対応付けられている図柄制御コマンドB0H07Hは、通常ハズレのときの変動パターンB(変動表示時間が5秒)を指示する図柄制御コマンドである。この図柄制御コマンドは、通常時において総ての保留数に対して通常ハズレと判定されているときに、その保留数に基づく特別図柄の変動表示を短縮で行う変動表示に変更するために選択されるコマンドであり、変動表示時間は5秒に設定されている。また、図柄制御コマンドB0H07Hは、確変時において短縮となっているときにも用いる。
さらに、変動パターン指定番号19に対応付けられている図柄制御コマンドB0H12Hは、リーチハズレのときの変動パターンJ(変動表示時間が100秒)を指示する図柄制御コマンドである。なお、各図柄制御コマンドのHは、16進数を示す符号である。また、B0Hは、コマンドの種類を識別するものであり、図柄制御コマンドであることを示すものである。
たとえば、メインCPU112は、変動パターン選択テーブルTa1〜Ta7を参照し、RAM116に一時的に記憶した変動パターン指定番号が3であった場合は、その変動パターン指定番号3に対応付けられている図柄制御コマンドB0H02Hを読出し、それを図柄制御基板80へ送信する。これにより、図柄制御基板80は、図柄制御コマンドB0H02Hにより指示された通常大当り時出力パターンCを図柄表示器21に35秒間変動表示させる。
以下の説明において、図柄表示器21が特別図柄を連続して複数回変動表示する期間中、変動効果音を継続して再生するときを継続時といい、継続時以外のときを非継続時という。また、非継続時に用いる音声制御コマンドを非継続時用音声制御コマンドという。さらに、継続時に出力する変動効果音を継続変動効果音という。
図8に示す非継続時用音声制御コマンド選択テーブルTa9は、非継続時において、メインCPU112が音声制御基板50へ送信する音声制御コマンドを選択するために参照するテーブルである。非継続時用音声制御コマンド選択テーブルTa9は、変動パターン指定番号と非継続時用音声制御コマンドとを対応付けて構成される。また、図8においては、音声出力パターンの内容を分かり易くするために、各音声制御コマンド毎に非継続時音声出力時間および備考(音声出力パターンの説明)を記載した。
これにより、音声制御基板50は、非継続時用音声制御コマンド80H52Hにより指示された通常大当り時出力パターンCをスピーカ7,8に35秒間再生させる。つまり、非継続時では、特別図柄の変動表示時間と非継続時音声出力時間とが同一であるため、特別図柄の変動表示の終了と同時に変動効果音の再生も終了する。
図9に示す非継続時用音声制御コマンドデータテーブルTa10は、音声出力パターンを実行するために必要なデータ(以下、音声出力パターンデータという)が記録されたテーブルであり、音声制御基板50のROM52に記録されている。非継続時用音声制御コマンドデータテーブルTa10は、非継続時用音声制御コマンドと、音声出力パターンデータとを対応付けて構成される。なお、図9には、音声出力パターンの内容(図中では音声出力制御内容と記載)を記載した。たとえば、非継続時用音声制御コマンド80H50Hと対応付けられた通常大当り時音声出力パターンデータH1Xは、スピーカ7,8が通常大当り時出力パターンH1を出力するためのデータである。また、非継続時用音声制御コマンド80H5CHと対応付けられたリーチハズレ時音声出力パターンデータR4Xは、スピーカ7,8がリーチハズレ時出力パターンR4(スピーカ7,8から楽曲R4を出力する音声出力パターン)を出力するためのデータである。
たとえば、音声制御基板50は、メインCPU112から非継続時用音声制御コマンド80H5CHを受信すると、その非継続時用音声制御コマンド80H5CHに対応するリーチハズレ時音声出力パターンデータR4XがサブCPU51によってROM52から読出され、リーチハズレ時出力パターン(楽曲)R4がスピーカ7,8から出力される。
図10に示す継続時用音声制御コマンド選択テーブルTa11は、継続時において、メインCPU112が音声制御基板50へ送信する音声制御コマンドを選択するために参照するテーブルである。継続時用音声制御コマンド選択テーブルTa11は、変動パターン指定番号と継続時用音声制御コマンドとを対応付けて構成される。
以下の説明において、継続時用音声制御コマンドとは、継続時にメインCPU112が音声制御基板50へ送信するコマンドをいい、継続時音声出力時間とは、継続時にスピーカ7,8が継続変動効果音の再生を開始してから終了するまでに要する時間をいう。また、第1番目(最初)に発生した保留から第4番目に発生した保留を順に第1保留、第2保留、第3保留、第4保留という。さらに、特別図柄の変動表示を複数回連続して行う場合において、初回の特別図柄の変動表示開始から最終回の特別図柄の変動表示終了までに要する変動表示時間の合計をトータル変動表示時間という。特別図柄の変動表示終了から次の特別図柄の変動表示開始までの時間(ハズレ図柄または大当り図柄を確定表示している時間)を確定表示時間といい、特別図柄の変動表示を複数回連続して行う場合の確定表示時間の合計をトータル最小停止図柄表示時間という。
また、継続時用音声制御コマンド選択テーブルTa11は、通常時であるか確変時であるか、さらには保留数がいくつであるかに応じて、変動パターン指定番号と継続時用音声制御コマンドとの対応関係を分けて設定されている。また、図9においては、継続時の音声出力パターンの内容を分かり易くするために、各継続時用音声制御コマンド毎に継続時音声出力時間および備考(変動パターンの説明)を記載した。
通常時において保留数が上限の4個になっており、かつ、各保留の発生時の大当り判定の結果がハズレであった場合は、第1保留および第2保留にそれぞれ設定されている変動パターンを短縮の変動パターンに変更し、保留数が3個になっているときは、第1保留に設定されている変動パターンを短縮の変動パターンに変更する。
図10は、既に変動パターンの変更が行われた状態を示し、第1保留から第4保留に対して、指定番号8,8,7,7が対応付けられている。つまり、第1保留および第2保留に基づいて特別図柄の変動表示を行う場合は、それぞれ変動パターン指定番号8に対応する通常ハズレ時変動パターンB(図7)が表示され、第3保留および第4保留に基づいて特別図柄の変動表示を行う場合は、それぞれ変動パターン指定番号7に対応する通常ハズレ時変動パターンA(図7)が表示される。変動パターン指定番号8に基づく特別図柄の変動表示時間は5秒であり、変動パターン指定番号7に基づく特別図柄の変動表示時間は12秒である(図7)。
従って、第1保留から第4保留に基づく計4回の特別図柄の変動表示時間の合計であるトータル変動表示時間は、5秒+5秒+12秒+12秒=34秒となる。また、この実施形態では、確定表示時間は0.8秒であるとすると、第1保留に基づく特別図柄の変動表示の開始から第4保留に基づく特別図柄の変動表示を終了するまでの確定表示時間の合計であるトータル最小停止図柄表示時間は、0.8秒×3=2.4秒となる。
そして、このように第1保留から第4保留に基づいて計4回の特別図柄の変動表示を行う場合の継続時用音声制御コマンドは、80H20Hに設定されており、メインCPU112は、通常時に保留数が4個存在するときに計4回の特別図柄の変動表示の期間中継続して継続変動効果音を再生することを決定したときに、継続時用音声制御コマンド選択テーブルTa11から継続時用音声制御コマンド80H20Hを選択し、それを音声制御基板50へ送信する。
なお、特別図柄の変動表示をi回からn回連続して行う場合のトータル変動表示時間は、図15(B)に示すように、第i番目の変動表示時間から第n番目までの変動表示時間の総和と、第i番目の変動表示後の確定表示時間から第n番目までの確定表示時間の総和とを加算して求めることができる。
従って、第1保留から第3保留に基づく計3回の特別図柄の変動表示時間の合計であるトータル変動表示時間は、5秒+12秒+12秒=29秒となり、トータル最小停止図柄表示時間を加算すると、29秒+(0.8秒×2)=30.6秒となる。
そして、このように第1保留から第3保留に基づいて計3回の特別図柄の変動表示を行う場合の継続時用音声制御コマンドは、80H21Hに設定されており、メインCPU112は、通常時に保留数が3個存在するときに計3回の特別図柄の変動表示の期間中継続して継続変動効果音を再生することを決定したときに、継続時用音声制御コマンド選択テーブルTa11から継続時用音声制御コマンド80H21Hを選択し、それを音声制御基板50へ送信する。継続時用音声制御コマンド80H21Hを受信した音声制御基板50は、継続時用音声制御コマンド80H21Hにより指示された継続時出力パターンK2をスピーカ7,8から出力する。継続時出力パターンK2は、第1保留に基づく特別図柄の変動表示の開始と同時に出力開始され、第3保留に基づく変動表示の終了まで連続して出力される。
従って、第1保留および第2保留に基づく計2回の特別図柄の変動表示時間の合計であるトータル変動表示時間は、12秒+12秒=24秒となり、トータル最小停止図柄表示時間を加算すると、24秒+0.8秒=24.8秒となる。
つまり、通常時に第1保留に基づく特別図柄の変動表示の開始と同時に継続変動効果音の再生を開始し、第2保留に基づく特別図柄の変動表示の終了と同時に継続変動効果音の再生を終了するようにするため、継続時音声出力時間は、24.8秒に設定されている(図10、図14)。
確変時において保留数が上限の4個になっており、かつ、各保留の発生時の大当り判定の結果がハズレであった場合は、第1保留および第2保留にそれぞれ設定されている変動パターンを超短縮の変動パターンに変更し、保留数が3個になっているときは、第1保留に設定されている変動パターンを超短縮の変動パターンに変更する。
図10は、既に変動パターンの変更が行われた状態を示し、第1保留から第4保留に対して、指定番号9,9,9,8が対応付けられている。つまり、第1保留から第3保留に基づいて特別図柄の変動表示を行う場合は、それぞれ変動パターン指定番号9に対応する通常ハズレ時変動パターンC(図7)が表示され、第4保留に基づいて特別図柄の変動表示を行う場合は、変動パターン指定番号8に対応する通常ハズレ時変動パターンB(図7)が表示される。変動パターン指定番号9に基づく特別図柄の変動表示時間は3秒であり、変動パターン指定番号8に基づく特別図柄の変動表示時間は5秒である(図7)。
従って、第1保留から第4保留に基づく計4回の特別図柄の変動表示時間の合計であるトータル変動表示時間は、3秒+3秒+3秒+5秒=14秒となり、トータル最小停止図柄表示時間を加算すると、14秒+(0.8秒×3)=16.4秒となる。
そして、このように第1保留から第4保留に基づいて計4回の特別図柄の変動表示を行う場合の継続時用音声制御コマンドは、80H23Hに設定されており、メインCPU112は、確変時に保留数が4個存在するときに計4回の特別図柄の変動表示の期間中継続して継続変動効果音を再生することを決定したときに、継続時用音声制御コマンド選択テーブルTa11から継続時用音声制御コマンド80H23Hを選択し、それを音声制御基板50へ送信する。継続時用音声制御コマンド80H23Hを受信した音声制御基板50は、継続時用音声制御コマンド80H23Hにより指示された継続時出力パターンK4をスピーカ7,8から出力する。継続時出力パターンK4は、第1保留に基づく特別図柄の変動表示の開始と同時に出力開始され、第4保留に基づく変動表示の終了まで連続して出力される。
従って、第1保留から第3保留に基づく計3回の特別図柄の変動表示時間の合計であるトータル変動表示時間は、3秒+3秒+5秒=11秒となり、トータル最小停止図柄表示時間を加算すると、11秒+(0.8秒×2)=12.6秒となる。
そして、このように第1保留から第3保留に基づいて計3回の特別図柄の変動表示を行う場合の継続時用音声制御コマンドは、80H24Hに設定されており、メインCPU112は、確変時に保留数が3個存在するときに計3回の特別図柄の変動表示の期間中継続して継続変動効果音を再生することを決定したときに、継続時用音声制御コマンド選択テーブルTa11から継続時用音声制御コマンド80H24Hを選択し、それを音声制御基板50へ送信する。継続時用音声制御コマンド80H24Hを受信した音声制御基板50は、継続時用音声制御コマンド80H24Hにより指示された継続時出力パターンK5をスピーカ7,8から出力する。継続時出力パターンK5は、第1保留に基づく特別図柄の変動表示の開始と同時に出力開始され、第3保留に基づく変動表示の終了まで連続して出力される。
従って、第1保留および第2保留に基づく計2回の特別図柄の変動表示時間の合計であるトータル変動表示時間は、3秒+5秒=8秒となり、トータル最小停止図柄表示時間を加算すると、8秒+0.8秒=8.8秒となる。
そして、このように第1保留から第2保留に基づいて計2回の特別図柄の変動表示を行う場合の継続時用音声制御コマンドは、80H25Hに設定されており、メインCPU112は、確変時に保留数が2個存在するときに計2回の特別図柄の変動表示の期間中継続して継続変動効果音を再生することを決定したときに、継続時用音声制御コマンド選択テーブルTa11から継続時用音声制御コマンド80H25Hを選択し、それを音声制御基板50へ送信する。継続時用音声制御コマンド80H25Hを受信した音声制御基板50は、継続時用音声制御コマンド80H25Hにより指示された継続時出力パターンK6をスピーカ7,8から出力する。継続時出力パターンK6は、第1保留に基づく特別図柄の変動表示の開始と同時に出力開始され、第2保留に基づく変動表示の終了まで連続して出力される。
図11に示す追掛音制御コマンド選択テーブルTa12は、メインCPU112が音声制御基板50へ送信する追掛音制御コマンドを選択するために参照するテーブルである。追掛音とは、非継続時に出力されている変動効果音を追い掛けるようにして出力する変動効果音である。たとえば、図16において変動効果音パターンに示すように、楽曲R4がスピーカ7,8から出力されているときに、途中からその楽曲R4を追い掛けるように楽曲H2がスピーカ9から出力され、楽曲R4およびH2が所定時間出力された後に楽曲H2だけの出力に切替わる。この場合、楽曲H2が追掛音である。
また、追掛音出力時間は、非継続時の変動効果音と重複して出力する時間と、確定表示の期間に出力する時間と、追掛音だけを出力する時間とを合計した時間に設定されている。この実施形態では、非継続時の変動効果音と重複して出力する時間は10秒であり、確定表示の期間に出力する時間は、確定表示時間と同一時間の0.8秒に設定されている。たとえば、追掛音パターン(楽曲)H2の追掛音出力時間は、非継続時の通常大当り時出力パターンとして使用される場合は30秒であるが(図8)、(10秒+0.8秒)=10.8秒が追加されて計40.8秒に設定されている。
変動パターン指定番号1〜6のうちいずれかが選択された場合は、いずれかの追掛音制御コマンドが選択される。つまり、追掛音は、大当り判定の結果が通常大当りまたは確変大当りであったときに出力される。また、追掛音は、保留数が1個のときに出力されるか否かが決定され、保留数が2個以上のときは、継続時用変動効果音を出力するか否かが決定される。
図12に示す追掛音制御コマンドデータテーブルTa13は、追掛音出力パターンを実行するために必要なデータ(以下、追掛音出力パターンデータという)が記録されたテーブルであり、音声制御基板50のROM52に記録されている。追掛音制御コマンドデータテーブルTa13は、追掛音制御コマンドと、追掛音出力パターンデータとを対応付けて構成される。なお、図12には、追掛音出力パターンの内容(図中では追掛音出力制御内容と記載)を記載した。たとえば、追掛音制御コマンド80H11Hと対応付けられた通常大当り時追掛音出力パターンデータH2Xは、スピーカ9が通常大当り時追掛音出力パターンH2を出力するためのデータである。また、追掛音制御コマンド80H14Hと対応付けられた確変大当り時追掛音出力パターンデータSH1Xは、スピーカ9が確変大当り時追掛音出力パターンSH1を出力するためのデータである。
たとえば、音声制御基板50は、メインCPU112から非継続時用音声制御コマンド80H5CHを受信すると、その非継続時用音声制御コマンド80H5CHに対応するリーチハズレ時音声出力パターンデータR4XがサブCPU51によってROM52から読出され、リーチハズレ時出力パターンR4がスピーカ7,8から出力される。
図13に示す追掛音出力判定テーブルTa14は、メインCPU112が追掛音を出力するか否かを判定するために参照するテーブルである。追掛音出力判定テーブルTa14は、変動パターン指定番号と追掛音フラグONとを対応付けて構成される。図示の例では、変動パターン指定番号1〜6と追掛音フラグONとが対応付けて構成されている。つまり、特別図柄の変動パターンとして変動パターン指定番号1〜6のうちいずれかが選択された場合は、追掛音フラグがONに設定される。換言すると、大当り判定の結果が通常大当りまたは確変大当りであった場合に追掛音フラグがONに設定され、追掛音の出力が決定する。
次に、音声制御基板50の主な電気的構成について、それをブロックで示す図5を参照して説明する。
音声制御基板50は、スピーカ中継基板58、アンプ57、音源用IC55およびマイクロプロセッサ54を備える。音源用IC55には音源用ROM56が搭載されており、音源用ROM56には、図柄表示器21が特別図柄を変動表示するときにスピーカ7,8から再生する変動効果音、継続変動効果音、入賞時に再生する効果音、大当り発生時に再生する効果音などをデータ化した音源データが記録されている。また、マイクロプロセッサ54に搭載されたROM52には、メインCPU112から送信されてくる非継続時用音声制御コマンドおよび
と音源用ROM56の音源を指定するための情報とを対応付けて構成された音源選択テーブルと、継続時用音声制御コマンドと音源用ROM56の音源を指定するための情報とを対応付けて構成された音源選択テーブルとが記録されている。
次に、パチンコ機1による遊技の特徴について図16を参照して説明する。図16は第1種始動口スイッチ、変動表示タイマ、確定表示タイマ、音声出力タイマ、追掛音出力フラグ、追掛音出力タイマ、特別図柄、継続変動効果音、変動効果音パターン、第1スピーカおよび第2スピーカの動作タイミングを示すタイムチャートである。
なお、ここでは通常時であるとする。また、変動表示タイマは、変動表示時間を計測するタイマであり、確定表示タイマは、確定表示時間を計測するタイマである。また、音声出力タイマは、継続時音声出力時間または非継続時音声出力時間を計測するタイマであり、追掛音出力タイマは、追掛音の出力時間(以下、追掛音出力時間という)を計測するタイマである。
そして、楽曲R4の出力時間が残り10秒になったときに、追掛音制御コマンド80H11Hを出力し、スピーカ9から楽曲H2の出力を開始する。そして特別図柄の変動表示が終了すると同時に楽曲R4の出力が停止し、スピーカ9から楽曲H2だけが出力される状態に切替わる。特別図柄が確定表示されている間も楽曲H2が出力されており、確定表示時間が経過すると、保留に基づく特別図柄の変動表示が開始され、その変動表示時間が経過すると、変動表示が終了すると同時に楽曲H2の出力が停止する。
したがって、現在出力されている変動効果音に対して追掛音が追い掛けるようにして出力され、やがて追掛音だけに切替わるように聞こえるという演出をすることができる。また、追掛音に切り替えることにより、大当りの発生を予告することができる。
次に、メインCPU112の主な処理について図17ないし図26を参照して説明する。
図17はメインCPU112が実行する主な処理の流れを示すメインフローチャートである。図18はメインCPU112が図17のS100にて実行する初期設定処理の流れを示すフローチャートである。図19はメインCPU112が図17のS200にて実行する第1種始動口スイッチ処理の流れを示すフローチャートである。図20はメインCPU112が図19のS300にて実行する変動パターン選択処理の流れを示すフローチャートである。図21はメインCPU112が図19のS400にて実行する短縮パターン変更処理の流れを示すフローチャートである。図22はメインCPU112が図17のS500にて実行する特別図柄変動開始時処理の流れを示すフローチャートである。図23はメインCPU112が図17のS600にて実行する図柄制御コマンド選択処理の流れを示すフローチャートである。図24はメインCPU112が図17のS800にて実行する音声制御コマンド選択処理の流れを示すフローチャートである。図25はメインCPU112が図17のS900にて実行する特別図柄変動表示中処理の流れを示すフローチャートである。図26はメインCPU112が図17のS1000にて実行する特別図柄変動終了時処理の流れを示すフローチャートである。図27は記憶領域に記憶された変動パターン指定番号が書き換えられる様子を示す説明図である。図27(A)は保留数が「0」のときの記憶状態を示す説明図であり、図27(B)は保留数が「1」のときの記憶状態を示す説明図であり、図27(C)は保留数が「2」のときの記憶状態を示す説明図であり、図27(D)は保留数が「3」のときに第1保留の変動パターン指定番号が書き換えられる様子を示す説明図であり、図27(E)は保留数が「4」のときに第2保留の変動パターン指定番号が書き換えられる様子を示す説明図である。
なお、メインCPU112は図17に示すS200〜S1000の処理を所定の周期(たとえば2ms(ミリ秒))にて実行する。また、メインCPU112が図17に示す各処理を実行するためのコンピュータプログラムは、ROM114に格納されており、その格納されているコンピュータプログラムを読出して各処理を実行する。
メインCPU112は、パチンコ機1の電源が投入され、主制御基板100の電源が動作可能電圧に上昇したことを検出すると、保留数を0個にリセットし(図18のステップ(以下、Sと略す)102)、第1確変フラグをOFFに設定し(S104)、第2確変フラグをOFFに設定する(S106)。この実施形態では、第1確変フラグおよび第2確変フラグの2種類の確変フラグを用いる。第1確変フラグは、特別図柄の変動表示を開始するときに、確変大当りが発生しているか否かを判定するために使用し、第2確変フラグは、保留が発生した場合に、その保留よりも前に発生した保留のときに行われた大当り判定、あるいは現在行われている図柄の変動表示の契機となった第1種始動口入賞のときに行われた大当り判定において確変大当りと判定されていることを表すものとして使用する。
そしてメインCPU112は、変動表示タイマを0にリセットし(S108)、確定表示タイマを0にリセットし(S110)、音声出力タイマを0にリセットし(S112)、次の処理へ移行する。
メインCPU112は、遊技球が第1種始動口27(図2)に入賞したことにより、第1種始動口スイッチ27a(図3)がONしたか否かを判定し(図19のS202)、ONしたと判定した場合は(S202:Yes)、保留数が上限の4個未満であるか否かを判定する(S204)。ここで、4個未満であると判定した場合は(S204:Yes)、保留数に「1」を加算する(S206)。続いてメインCPU112は、このとき大当りカウンタがカウントした大当りカウンタ値を1つ取得するとともに、その取得した大当りカウンタ値をRAM116に一時的に記憶する(S208)。ここで、大当りカウンタとは、大当り判定を行うためのカウンタであり、複数の大当りカウンタ値、この実施形態では0〜952の計953個の大当りカウンタ値をカウントする。
続いてメインCPU112は、このときリーチ選択カウンタがカウントしたリーチ選択カウンタ値を1つ取得するとともに、その取得した大当り図柄カウンタ値をRAM116に一時的に記憶する(S212)。ここで、リーチ選択カウンタとは、リーチを伴う変動パターンを選択するか否かを決定するためのカウンタであり、複数の数値、この実施形態では0〜21の計22個のリーチ選択カウンタ値をカウントする。
メインCPU112は、第2確変フラグがONしているか否かを判定する(図20のS302)。つまり、後のS308にて説明するが、この実施形態では、遊技球が第1種始動口27に入賞したときに大当り判定を行うため、既に記憶されている保留のいずれかが確変大当りになっている場合は、その後の保留発生時における大当り判定では大当りと判定する確率を高く設定する必要があるため、第2確変フラグがONしているか否かを判定する。
そしてメインCPU112は、第2確変フラグがONしていると判定した場合は(S302:Yes)、大当り値データセットを確変用に設定し(S304)、ONしていないと判定した場合は(S302:No)、大当り値データセットを通常用に設定する(S306)。ここで、大当り値とは、メインCPU112が大当り判定において大当りと判定するための値であり、大当り値データセットとは、いくつかの大当り値をセットしたものをいう。
ここでメインCPU112は、確変大当りと判定した場合は(S312:Yes)、先のS310において選択した変動パターン選択テーブルTa1の選択を取消し、新たに確変大当り用の変動パターン選択テーブルTa2(図6(B))を選択する(S314)。続いてメインCPU112は、第2確変フラグをONに設定する(S316)。
たとえば、大当り図柄カウンタ値が「6」であった場合は、大当り図柄カウンタ値「6」と対応付けられている通常大当り図柄「666」を大当り図柄テーブルから選択する。また、大当り図柄テーブルから選択した大当り図柄が確変図柄であった場合は、再度、大当り図柄カウンタから大当り図柄カウンタ値を取得し、その取得した大当り図柄カウンタ値に対応付けられている大当り図柄を選択する。つまり、いずれかの通常大当り図柄を選択するまで、大当り図柄の選択を繰り返す。なお、S322において選択された通常大当り図柄を示すデータは、今回の変動パターン選択処理を実行する契機となった保留と対応付けてRAM116に一時的に記憶される。
続いてメインCPU112は、リーチハズレ図柄を選択する(S334)。ここで、リーチハズレ図柄とは、大当り判定がハズレであり、リーチを伴う特別図柄の変動表示が終了したときに確定表示するリーチハズレ特有のハズレ図柄をいう。これに対して、大当り判定がハズレであり、リーチを伴わない通常の変動表示が終了したときに確定表示するハズレ図柄を通常ハズレ図柄という。
たとえば、通常ハズレ図柄選択カウンタは、0〜9の通常ハズレ図柄選択カウンタ値をカウントし、通常ハズレ図柄選択テーブルは、0〜9の通常ハズレ図柄選択カウンタ値と、0〜9の通常ハズレ図柄とを対応付けて構成される。たとえば、通常ハズレ図柄選択カウンタから通常ハズレ図柄選択カウンタ値「7」を取得した場合は、その通常ハズレ図柄選択カウンタ値「7」と対応付けられている通常ハズレ図柄「7」を通常ハズレ図柄選択テーブルから選択する。通常ハズレ図柄の選択は、左確定図柄、右確定図柄および中確定図柄について計3回行い、その結果、選択した3つの通常ハズレ図柄が、リーチハズレ図柄または大当り図柄と同一である場合は、再度、通常ハズレ図柄の選択をやり直す。
なお、S336において選択された通常ハズレ図柄を示すデータは、今回の変動パターン選択処理を実行する契機となった保留と対応付けてRAM116に一時的に記憶される。
続いてメインCPU112は、前述のS334と同じようにリーチハズレ図柄を選択する(S344)。なお、S344において選択されたリーチハズレ図柄を示すデータは、今回の変動パターン選択処理を実行する契機となった保留と対応付けてRAM116に一時的に記憶される。
また、メインCPU112は、S340において、リーチを伴う変動パターンに決定すると判定しなかった場合は(S340:No)、前述のS336と同じように通常ハズレ図柄を選択する(S346)。なお、S346において選択された通常ハズレ図柄を示すデータは、今回の変動パターン選択処理を実行する契機となった保留と対応付けてRAM116に一時的に記憶される。
続いてメインCPU112は、先のいずれかの処理(S310、S314、S328、S332、S338、S342)で選択した変動パターン選択テーブルを参照し、S348において取得した変動パターン選択カウンタ値に対応する変動パターン指定番号を選択し、その選択した変動パターン指定番号をRAM116に一時的に記憶し(S350)、次の処理へ移行する。
同様に、第2保留および第3保留が発生したときに、それぞれリーチ無ハズレに決定されると、図27(C)、(D)に示すように、第2保留および第3保留に対応付けて変動パターン指定番号「7」がそれぞれ記憶される。
上述のように、第1種始動口SW処理(図19)において変動パターン選択処理を実行したメインCPU112は、次に短縮パターン変更処理を実行する(S400)。
メインCPU112は、継続変動効果音を未出力であるか否かを判定し(図21のS406)、継続変動効果音を未出力であると判定した場合は(S406:Yes)、第2確変フラグがOFFに設定されているか否かを判定する(S408)。ここで、第2確変フラグがOFFに設定されていると判定した場合は(S408:Yes)、保留数が2個を超えているか否かを判定し(S410)、2を超えていると判定した場合は(S410:Yes)、保留数が3個以上であるか否かを判定する(S412)。ここで、3以上であると判定した場合は(S412:Yes)、第1保留の変動パターン指定番号が「7」であるか否か、つまり第1保留の変動パターンとしてリーチ無ハズレ・短縮なしで変動表示時間12秒の変動パターン(図7の通常ハズレ時変動パターンA)が設定されているか否かを判定する(S414)。
たとえば、図27(D)に示すように、記憶領域R1に第1保留から第3保留に対応付けて変動パターン指定番号「7」がそれぞれ記憶されている場合は、第1保留の変動パターン指定番号が「7」から「8」に変更される。
つまり、通常時において保留数が3個以上ある場合は、第1保留の変動パターン指定番号「7」(変動表示時間12秒)をさらに変動表示時間の短い変動パターン指定番号「8」(変動表示時間5秒)に強制的に変更する。
たとえば、図27(A)に示したように、RAM116の記憶領域R1の第2保留から第4保留に対応付けて変動パターン指定番号7がそれぞれ記憶されていた場合は、上記S416,S422を実行することにより、第2保留に対応する変動パターン指定番号が「7」から「8」に書き換えられる。
つまり、通常時において保留数が4個である場合は、先の第1保留の変動パターンに続いて第2保留の変動パターン指定番号「7」(変動表示時間12秒)をさらに変動表示時間の短い変動パターン指定番号「8」(変動表示時間5秒)に強制的に変更する。
つまり、リーチ無ハズレ・短縮ありで変動表示時間3秒の変動パターン(図7の通常ハズレ時変動パターンC)に変更する。元々、確変時では短縮の変動パターンが使用されるが、保留数が2個以上ある場合は、第1保留の変動パターン指定番号「8」(変動表示時間5秒)をさらに変動表示時間の短い超短縮の変動パターン指定番号「9」(変動表示時間3秒)に強制的に変更する。
つまり、確変時に保留数が4個である場合は、第1〜第3保留の変動パターン指定番号「8」(変動表示時間5秒)をさらに変動表示時間の短い超短縮の変動パターン指定番号「9」(変動表示時間3秒)にそれぞれ強制的に変更する。
以上のように、短縮パターン変更処理によれば、保留数が2個以上の場合は、総ての保留に対応付けられている変動パターンを短縮の変動パターンに変更することができる。
メインCPU112は、変動表示タイマが0であるか否か、つまり特別図柄の変動中であるか否かを判定し(図22のS502)、変動表示タイマが0、つまり特別図柄の変動中ではないと判定した場合は(S502:Yes)、確定表示タイマが0であるか否か、つまり確定表示時間が経過したか否かを判定する(S504)。ここで、確定表示タイマが0、つまり確定表示時間が経過したと判定すると(S504:Yes)、保留数が0個を超えているか否かを判定し(S506)、0個を超えていると判定した場合は(S506:Yes)、第1確変フラグにONが設定されているか否かを判定する(S508)。
ここで、第1確変フラグがONに設定されていると判定した場合は(S508:Yes)、前述の変動パターン選択処理(図20)のS304において実行した内容と同じように、大当り値データセットを確変用に設定し(S510)、ONに設定されていないと判定した場合は(S508:No)、前述の変動パターン選択処理(図20)のS306において実行した内容と同じように、大当り値データセットを通常用に設定する(S512)。
メインCPU112は、RAM116に一時的に記憶されている第1保留の変動パターン指定番号を読出す(図23のS602)。この第1保留の変動パターン指定番号は、前述の変動パターン選択処理(図20)のS338においてRAM116に一時的に記憶された変動パターン指定番号、あるいは、前述の短縮パターン変更処理(図21)のS416、S422において変更された変動パターン指定番号8、あるいは、S430、S436、S442において変更された変動パターン指定番号9である。
続いてメインCPU112は、図柄制御コマンド選択テーブルTa8(図7)を参照し、S602において読出した変動パターン指定番号に対応付けられている図柄制御コマンドを取得する(S604)。たとえば、S602において読出した変動パターン指定番号が「8」である場合は、変動パターン指定番号8に対応付けられている図柄制御コマンド「B0H07H」を取得する。
続いてメインCPU112は、S606において図柄制御コマンド選択テーブルTa8から取得した変動表示時間を変動表示タイマに設定する(S608)。たとえば、S606において取得した変動表示時間が「5sec」であった場合は、5secを変動表示タイマに設定する。続いてメインCPU112は、特別図柄の変動表示の開始を指示する変動表示開始コマンドを図柄制御基板80へ送信し(S610)、次の処理へ移行する。変動表示開始コマンドには、S604において取得した図柄制御コマンドの他、変動パターン選択処理(図20)において選択された確変図柄、通常大当り図柄、リーチハズレ図柄、通常ハズレ図柄を指定する停止図柄指定コマンドなどが含まれており、図柄制御コマンド、停止図柄指定コマンドを順次一定間隔で図柄制御基板80へ送信する。
一方、変動表示開始コマンドを受信した図柄制御基板80のサブCPU81は、変動表示開始コマンドにより示される変動パターン指定番号に対応する変動表示を図柄表示器21に開始させる。
メインCPU112は、音声出力タイマが0になっているか否か、つまり変動効果音または継続変動効果音を出力中であるか否かを判定する(図24のS802)。ここで、音声出力タイマが0、つまり変動効果音または継続変動効果音を出力中ではないと判定した場合は(S802:Yes)、保留数が1個を超えているか否かを判定する(S804)。ここで、1個を超えていると判定した場合は(S804:Yes)、総ての保留に対応付けてRAM116に一時的に記憶されている変動パターン指定番号を読出す(S806)。
続いてメインCPU112は、継続時用音声制御コマンド選択テーブルTa11(図10)を参照し、S806において読出した変動パターン指定番号の組み合わせと、継続時用音声制御コマンド選択テーブルTa11に設定されている各変動パターン指定番号の組み合わせとをそれぞれ比較する(S808)。
たとえば、S810において一致すると判定した場合の変動パターン指定番号の組み合わせが、変動パターン指定番号「8,8,7,7」であった場合は、その変動パターン指定番号「8,8,7,7」と対応付けられている継続時用音声制御コマンド「80H20H」を取得する(S812)。また、S810において一致すると判定した場合の変動パターン指定番号の組み合わせが、変動パターン指定番号「9,9,9,8」であった場合は、その変動パターン指定番号「9,9,9,8」と対応付けられている継続時用音声制御コマンド「80H23H」を取得する(S812)。
たとえば、S812において取得した継続時用音声制御コマンドが「80H20H」であった場合は、その継続時用音声制御コマンド「80H20H」と対応付けられている音声出力時間「36.4sec」を取得する(S814)。また、S812において取得した継続時用音声制御コマンドが「80H23H」であった場合は、その継続時用音声制御コマンド「80H23H」と対応付けられている音声出力時間「16.4sec」を取得する(S814)。
そしてメインCPU112は、S814において取得した継続時用音声出力時間またはS818において取得した非継続時用音声出力時間を音声出力タイマに設定し(S820)、保留数から「1」を減算する(S822)。
一方、音声出力開始コマンドを受信した音声制御基板50のサブCPU51は、音声出力開始コマンドに含まれる継続時用音声制御コマンド、または非継続時用音声制御コマンドに従って継続変動効果音、または変動効果音をスピーカ7,8から出力させる。
以上のように、音声制御コマンド選択処理によれば、保留数が2個以上ある場合に各保留に対応付けられている変動パターン指定番号の組合せが、短縮の変動パターンを示す変動パターン指定番号7〜9のいずれかを組み合わせた所定の組合せである場合には、その所定の組合せに対応する継続時用音声制御コマンドを選択することができる。つまり、上記所定の組合せに従った特別図柄の変動表示を行う場合に、初回の変動表示の開始から最終回の変動表示の終了までの間、停止することなく連続した継続変動効果音を出力できるようにすることができる。
そして、メインCPU112はランプ制御コマンド選択処理を実行するタイミングになったときに、先の図柄制御コマンド選択処理(S600)において選択した変動パターン指定番号と対応付けられているランプ制御コマンドをランプ制御コマンド選択テーブルから選択し、それをランプ制御基板300(図3)へ送信する。ランプ制御基板300(図3)には、サブCPU、ROMおよびRAMなどが搭載されており、そのROMには、ランプ制御コマンドと、LEDなどの点滅パターンとを対応付けたテーブルが記憶されている。そして、ランプ制御コマンドを受信したサブCPUは、そのランプ制御コマンドに対応付けられている点滅パターンを読出し、その点滅パターンに従って所定のLEDなどを点滅させる。これにより、特別図柄の変動表示を光の演出により盛り上げることができる。
メインCPU112は、確定表示タイマが0であるか否か、つまり確定表示時間が経過したか否かを判定し(図25のS902)、確定表示タイマが0、つまり確定表示時間が経過したと判定した場合は(S902:Yes)、変動表示タイマが0を超えているか否か、つまり特別図柄を変動表示中であるか否かを判定する(S904)。ここで、変動表示タイマが0を超えている、つまり特別図柄を変動表示中であると判定した場合は(S904:Yes)、特別図柄の変動表示を継続し(S906)、変動表示タイマのカウントを「−1」する(S908)。
続いてメインCPU112は、追掛音フラグがONに設定されているか否か、つまり追掛音の出力が決定されているか否かを判定し(S918)、決定されていると判定した場合は(S918:Yes)、変動表示タイマが残り10秒になっているか否かを判定する(S920)。
たとえば、変動パターン指定番号が2であった場合は、指定番号2と対応付けられている追掛音制御コマンド80H11Hおよび追掛音出力時間40.8sec(秒)を取得する。
続いてメインCPU112は、S922において取得した追掛音出力時間を追掛音出力タイマに設定し(S924)、追掛音の出力開始を指示する追掛音出力開始コマンドを音声制御基板50へ送信する(S926)。その追掛音開始コマンドには、追掛音の出力開始を指示するコマンドと、S922において取得した追掛音制御コマンドとが含まれており、各コマンドは順次音声制御基板50へ送信される。なお、追掛音制御コマンドは1つ(一度の送信)でも良い。
この時点では、先の音声制御コマンド選択処理(図24)のS826において音声出力開始コマンドが音声制御基板50へ送信されており、特別図柄の変動表示開始と同時に非継続時の変動効果音がスピーカ7,8から出力されているため、特別図柄の変動表示終了までの10秒間は、スピーカ7,8から出力される非継続時の変動効果音に、スピーカ9から出力される追掛音が重複した状態となる。また、遊技者には、非継続時の変動効果音を追い掛けるようにして追掛音が出力されたように聞こえる。
続いてメインCPU112は、追掛音フラグにOFFを設定し(S928)、追掛音出力タイマが0を超えているか否か、つまり追掛音を出力中であるか否かを判定する(S930)。ここで、追掛音出力タイマが0を超えている、つまり追掛音を出力中であると判定した場合は(S930:Yes)、追掛音出力タイマのカウントを「−1」する(S932)。
メインCPU112は、変動表示タイマが0になったか否か、つまり特別図柄の変動表示を終了するタイミングになったか否かを判定し(図26のS1002)、変動表示タイマが0になった、つまり変動表示を終了するタイミングになったと判定すると(S1002:Yes)、特別図柄の変動表示の停止を指示する変動表示停止コマンドを図柄制御基板80へ送信する(S1004)。これにより、変動表示コマンドを受信した図柄制御基板80のサブCPU81は、図柄表示器21の特別図柄の変動表示を終了させ、確変図柄、通常大当り図柄、リーチハズレ図柄および通常ハズレ図柄のうちのいずれかを確定表示する。
続いてメインCPU112は、確定表示タイマが0になったか否か、つまり確定表示時間が経過したか否かを判定する(S1014)。ここで、確定表示時間が経過していないと判定した場合は(S1014:No)、確定表示タイマを「−1」する(S1016)。また、確定表示時間が経過したと判定した場合はと(S1014:Yes)、特別図柄変動表示中処理(図25)のS912を実行することにより、確定表示フラグにONがセットされているか否か、つまり特別図柄の変動表示が終了し、確定図柄を確定表示することができる状態になっているか否かを判定する(S1018)。
また、メインCPU112は、S1006において音声出力タイマが0になっている、つまり変動効果音または継続変動効果音の出力を停止するタイミングになったと判定した場合は(S1006:Yes)、変動効果音または継続変動効果音の出力の停止を指示する音声出力停止コマンドを音声制御基板50へ送信する(S1008)。これにより、音声出力停止コマンドを受信した音声制御基板50のサブCPU51は、スピーカ7,8からの変動効果音または継続変動効果音の出力を停止させる。なお、音声制御基板50において音声出力タイマおよび追掛音出力タイマを備えている場合は、その音声出力タイマが0になったときに音声制御基板50が自ら継続変動効果音の出力を停止し、その追掛音出力タイマが0になったときに音声制御基板50が自ら追掛音の出力を停止するように構成することもできる。この場合、S1008においてメインCPU112から音声制御基板50へ音声出力停止コマンドを送信する必要はなく、S1012において追掛音出力停止コマンドを送信する必要もない。また、音声出力停止コマンドおよび追掛音出力停止コマンドを停止タイミングの確認のために送信することはできる。
(1)以上のように、パチンコ機1を使用すれば、特別図柄の変動表示を保留数に基づいて複数回連続して行う場合に、特別図柄の変動表示を終了してから次の変動表示を開始するまでの期間もスピーカ7,8から継続変動効果音を出力することができるため、変動効果音が途切れ途切れになってしまうことがないので、特別図柄の変動表示の終了と同時に変動効果音の出力を停止する場合よりも、変動効果音による演出の効果を上げることができる。
特に、確変時において短縮の変動パターンを連続して変動表示する場合であっても、変動効果音が細切れになってしまうことがないため、変動効果音による演出の効果を上げることができる。
したがって、パチンコ機1を使用すれば、特別図柄の変動表示を変動効果音で演出することによる効果を上げることができるパチンコ機を実現することができる。
したがって、現在出力されている変動効果音に対して追掛音が追い掛けるようにして出力され、やがて追掛音だけに切替わるように聞こえるという演出をすることができる。
従って、遊技者は、耳で聞いて大当りの予告の発生を感じ取ることができるため、予告の画像を表示する従来のパチンコ機ではなし得ない斬新で新鮮味のある遊技を楽しむことができる。また、追掛音の出力による予告と、画像による予告とを組み合わせれば、遊技者は視聴覚が刺激され、より一層斬新で新鮮味のある遊技を楽しむことができる。
さらに、現在出力されている変動効果音に追掛音を重ねることにより、特別図柄の変動表示が終了する所定時間前になったことを示唆することができる。
従って、変動効果音を出力している時間を従来よりも長くできる分、出力する変動効果音の種類を増やすことができる。たとえば、特別図柄の変動表示時間よりも演奏時間の長い変動効果音や曲を再生することができるため、演奏可能な変動効果音や曲の種類を増やすことができる。
従って、保留数に対応する回数分の特別図柄の変動表示を行う場合において、特別図柄の変動表示の終了と同時に楽音の出力を停止する場合よりも、楽音による演出の効果を上げることができる。
従って、特別図柄の変動表示が終了する毎に楽音の出力が停止する場合よりも、変動効果音による演出の効果を上げることができる。
従って、特別図柄の変動表示の終了タイミングと、継続変動効果音の出力終了タイミングとがずれることによる違和感がないため、視聴覚的にもすっきりし、継続変動効果音による演出の効果をより一層上げることができる。
(1)前述の実施形態では、追掛音を出力するタイミングを特別図柄の変動終了の所定時間前に設定したが、特別図柄の変動開始から所定時間後に設定することもできることは勿論、変動効果音の出力終了から所定時間前、または出力開始から所定時間後に設定することもできる。
(2)変動効果音は特別図柄の変動表示開始から所定時間経過後に出力開始することもできる。また、変動効果音は特別図柄の変動表示終了よりも所定時間前に出力終了することもできるし、変動表示終了よりも所定時間後に出力終了することもできる。たとえば、特別図柄の変動表示が終了し、大当り図柄またはハズレ図柄を確定表示する確定表示時間の途中で変動効果音を出力終了することもできるし、確定表示時間の終了と同時に出力終了することもできる。また、次の特別図柄の変動表示の途中まで延長して出力することもできる。
そして、追掛音は、それら変動効果音の出力開始から所定時間経過後、または出力終了より所定時間前に出力することができる。
(4)追掛音の出力中に他の追掛音を所定時間重複して出力し、その所定時間経過後に上記他の追掛音だけの出力に切り替えることもできる。
(5)同時に複数種類の追掛音を出力することもできる。また、出力タイミングをずらしながら追掛音を順次出力して行き、最終的に複数種類の追掛音が出力されている状態にすることもできる。さらに、出力されている複数種類の追掛音を順次1種類ずつ出力停止して行くこともできる。
(6)追掛音の出力によって確変大当りの発生を予告することもできる。また、リーチを伴う変動パターンの出現を予告することもできる。さらに、出現する確率の低いリーチの出現を予告することもできる。さらに、大当りの予告を示す大当り予告画像の出現を予告することもできる。
(8)追掛音の音量の大きさによって上記各予告を行うこともできる。また、追掛音のテンポの違いによって上記各予告を行うこともできる。さらに、追掛音のトーンの違いによって上記各予告を行うこともできる。
(10)前述の実施形態では、追掛音フラグをONに設定して追掛用変動パターン指定番号を記憶した後、変動表示時間が残り10秒になったときに追掛音制御コマンドを選択して音声制御基板50へ送信したが、追掛音フラグをONに設定したときに追掛用変動パターン指定番号に基づいて追掛音制御コマンドを選択して一時記憶しておき、変動表示時間が残り10秒になったときに、先に記憶しておいた追掛音制御コマンドを音声制御基板50へ送信することもできる。
(13)トータル変動表示時間が経過する所定時間前に、継続変動効果音の出力音量を次第に小さくして行き、トータル変動表示時間が経過したときに出力音量を0または略0にすることもできる。この構成によれば、トータル変動表示時間と継続時音声出力時間とが一致しない場合であっても、継続変動効果音を特別図柄の変動表示終了に合わせて違和感なく滑らかに終了させることができる。また、特別図柄の変動表示終了に合わせて出力音量を次第に小さいするタイミングだけを変更すればよいため、継続変動効果音の音声出力パターンの数が少なくて済む。
第1種始動口27が請求項1に記載の所定の領域に対応し、図柄制御基板80および図柄表示器21が図柄表示装置に対応する。音声制御基板50およびスピーカ7〜9が楽音出力装置に対応し、メインCPU112が判定手段として機能する。特別図柄が図柄に対応し、大当り図柄およびハズレ図柄が判定結果に対応した図柄に対応する。メインCPU112が実行する第1種始動口SW処理(図19)のS202〜S206が保留手段として機能する。
メインCPU112が実行する音声制御コマンド選択処理のS806〜S818が請求項3に記載の時間決定手段として機能する。
7〜9 スピーカ(楽音出力装置)
21 図柄表示器(図柄表示装置)
22 特別図柄保留数表示装置
27 第1種始動口(所定の領域)
Claims (5)
- 遊技球が遊技盤の所定の領域を通過したときに当りかハズレかを判定する判定手段と、
図柄を変動表示するとともに、その変動表示を終了したときに前記判定手段の判定結果に対応した図柄を表示する図柄表示装置と、この図柄表示装置の前記図柄の変動表示に伴って楽音を出力する楽音出力装置と、
前記図柄表示装置が前記図柄の変動表示を行っているときに遊技球が前記所定の領域を通過した場合に、その通過により前記判定手段が判定した判定結果に対応した図柄を表示するに至る図柄の変動表示の開始を保留するとともに、その保留数を記憶する保留手段を備えており、
前記図柄表示装置は、前記図柄の変動表示の開始から終了までを1回とした場合に、前記保留手段に記憶されている前記保留数と同じ回数分の前記図柄の変動表示を行うことが可能なパチンコ機において、
前記楽音出力装置は、前記楽音を出力しているときに、前記保留手段により前記保留数が記憶された場合は、現在出力している楽音に加えて他の楽音を重複して出力し、その後前記他の楽音の出力に切り替え、かつ、前記図柄表示装置が前記図柄の変動表示を複数回連続して行うときに、図柄の変動表示を終了してから次の変動表示を開始するまでの期間も前記楽音を出力する機能を備えたことを特徴とするパチンコ機。 - 前記図柄表示装置が前記図柄の変動表示を複数回行う場合に、前記楽音出力装置は、前記図柄表示装置が初回の前記図柄の変動表示を開始したときに楽音の出力を開始するとともに、図柄の変動表示を終了してから次の変動表示を開始するまでの期間も楽音を出力し、かつ、前記図柄表示装置が最終回の図柄の変動表示を終了したときに楽音の出力を停止することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
- 前記図柄表示装置が前記図柄の変動表示を複数回連続して行う場合の初回の変動表示の開始から最終回の変動表示の終了までにかかる時間に基づいて、前記楽音出力装置が楽音を出力している時間を決定する時間決定手段を備えており、
前記楽音出力装置は、前記時間決定手段により決定された時間に合わせて前記楽音を出力する機能を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ機。 - 前記楽音出力装置は、前記図柄表示装置により行われている図柄の変動表示が終了する所定時間前になったときに、それまで出力していた楽音に加えて前記他の楽音を出力し、その後前記他の楽音の出力に切り替えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のパチンコ機。
- 前記楽音出力装置は、前記現在出力している楽音から前記他の楽音の出力に切り替えることにより、遊技状態が所定の遊技状態に変化することを予告する機能を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のパチンコ機。
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