JP2005152114A - Mri方法およびmri装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 希望する新たなコントラストの画像、たとえば、T1強調画像およびT2強調画像を同時に提供できるMRI装置およびMRI方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 (1)下記の4種のパルスシーケンスダイアグラム(PSD)を準備する(ステップ11)。第1画像用PSD(TE,TR)=(TE1,TR1)、第2画像用PSD(TE,TR)=(TE1,TR2)、第3画像用PSD(TE,TR)=(TE2,TR1)、第4画像用PSD(TE,TR)=(TE2,TR2)、ただし、条件(TE1<TE2,TR1<TR2)である。(2)前記4つのPSDに従ってMRI装置のマグネットシステムを駆動し、そのときのMR信号を収集する(ステップ12〜15)。(3)各PSDに従って収集したMR信号から4種のMR画像S1〜S4を生成する(ステップ16)。(4)画像相互の差分、(S3−S4)−(S1−S2)を求めて、求めた差分画像についてT1およびT2強調画像を得る。
【選択図】 図8

Description

本発明は、磁気共鳴(MR)現象を用いて検出したMR信号を用いて画像を構成する磁気共鳴画像処理(MRI)方法と、それを実施するMRI装置に関する。
特に、本発明は、異なる複数のコントラストの画像から有用なコントラストの画像を生成する、MRI方法とMRI装置に関する。
MR画像を用いた臨床において、被検体(人体)の被検部位の画像のコントラストを強調することが行われており、そのようなコントラストの強調としては、T1値が短い組織を強調するT1強調、T2値が長い組織を強調するT2強調、水素密度が高い組織を強調するプロトン密度強調が基本である。
そのような画像のコントラストを強調する方法としては、たとえば、スピンエコー法(SE)におけるT1強調、ファースト(高速)・スピンエコー法(FSE)におけるT2強調、FSE法におけるプロトン密度強調、グラディエント(勾配)エコー法(GRE)におけるT2* 強調、定常状態自由歳差運動(SSFP)モードにおけるT2/T1強調が試みられている。
しかしながら、上述した方法では、1つの情報のみに依存したコントラストの画像しか得られないという不利益に遭遇している。
たとえば、T1値が長く、かつ、T2値も長い組織だけを強調しようという要望があっても従来方法では実現できなかった。
また、たとえば、特定のT1値、T2値を持つ組織だけを強調しようとしても、従来方法では実現できなかった。
他方、ある特定の組織だけを選別する方法として計算画像処理方法が知られている。計算画像処理法とは、T1強調、T2強調、プロトン密度(PD)強調など、いくつかの画像から計算によりT1値、T2値を求める方法である。
しかしながらこの方法は、1ピクセル内の画像情報が複数種類の組織を含んでいる場合、正確な計算が行えないという問題に遭遇している。
さらにこの方法は、ノイズによる計算誤差の影響を大きく受ける上、計算誤差の影響を回避できないという不利益に遭遇している。
本発明の目的は、複雑な処理を付加せずに、希望する新たなコントラストの画像を提供できるMRI装置およびMRI方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、エコー時間(TE)が同じと仮定され、繰り返し時間(TR)が異なる少なくとも2つのパルスシーケンスデータベース(PSD)を準備し、前記2つのPSDに従ってMRI装置のマグネットシステムを駆動し、そのときのMR信号を収集し、各PSDに従って収集したMR信号からMR画像を生成し、2つのMR画像の差分を求めた画像について特定のT1値を持つ組織を強調する、MRI方法が提供される。
特定的には、求めた差分画像について長いT1値を持つ組織を強調する。
また特定的には、求めた差分画像について長いT1値および長いT2値を持つ組織を強調する。
本発明の第2の観点によれば、繰り返し時間(TR)が同じであり、エコー時間(TE)が異なる少なくとも2つのパルスシーケンスデータベース(PSD)を準備し、
前記2つのPSDに従ってMRI装置のマグネットシステムを駆動し、そのときのMR信号を収集し、
各PSDに従って収集したMR信号から第1および第2MR画像を生成し、
2つのMR画像の差分を求め、求めた差分画像から特定のT2値を持つ組織を強調する、
MRI方法が提供される。
本発明の第3の観点によれば、エコー時間(TE)および繰り返し時間(TR)が異なる下記の4種のパルスシーケンスデータベース(PSD)を準備し、
(1)第1PSDのエコー時間はTE1で、繰り返し時間はTR1、
(2)第2PSDのエコー時間はTE1で、繰り返し時間はTR2、
(3)第3PSDのエコー時間はTE2で、繰り返し時間はTR1、
(4)第4PSDのエコー時間はTE2で、繰り返し時間はTR2、
ただし、第1エコー時間TE1<第2エコー時間TE2、
第1繰り返し時間TR1<第2繰り返し時間TR2
である、
前記4つのPSDに従ってMRI装置のマグネットシステムを駆動し、そのときのMR信号を収集し、
各PSDに従って収集したMR信号から第1〜第4のMR画像を生成し、
(第3画像−第4画像)−(第1画像−第2画像)を求めて、求めた差分画像について特定のT1値および特定のT2値を持つ組織を強調する、
MRI方法が提供される。
好ましくは、前記画像の差分を演算するとき、一方の画像に特定の組織を消去するための消去係数を乗じる。
本発明の第4の観点によれば、本発明の第1観点のMRI方法を実施する装置、すなわち、MRI装置が提供される。
MRI装置は、エコー時間(TE)が同じと仮定され、繰り返し時間(TR)が異なる少なくとも2つのパルスシーケンスデータベース(PSD)に従ってMRI装置のマグネットシステムを駆動する駆動手段と、前記マグネットシステムを駆動したときのMR信号を収集する収集手段と、前記収集したMR信号から少なくとも2つのMR画像を生成する画像生成手段と、前記生成された2つのMR画像の差分を求め、求めた差分画像から特定のT1値を持つ組織を強調する、画像強調手段とを具備する。
特定的には、前記画像強調手段は、前記生成された第2画像と第1画像との差分の画像を求め、求めた差分画像について長いT1値を持つ組織を強調する。
また特定的には、前記画像強調手段は、求めた差分画像について長いT1値および長いT2値を持つ組織を強調する。
本発明の第5の観点によれば、本発明の第2観点のMRI方法を実施する装置、すなわち、MRI装置が提供される。
MRI装置は、繰り返し時間(TR)が同じであり、エコー時間(TE)が異なる下記2つのPSDに従ってMRI装置のマグネットシステムを駆動する駆動手段と、
前記マグネットシステムを駆動したときのMR信号を収集する収集手段と、
前記収集したMR信号から第1および第2のMR画像を生成する、画像生成手段と、
前記生成された第2画像と第1画像との差分を求め、求めた差分画像について特定のT2値を持つ組織を強調する、画像強調手段と
を具備する。
本発明の第6の観点によれば、本発明の第3観点のMRI方法を実施する装置、すなわち、MRI装置が提供される。
MRI装置は、エコー時間(TE)および繰り返し時間(TR)が異なる下記の4種のパルスシーケンスデータベース(PSD)従ってMRI装置のマグネットシステムを駆動する駆動手段と、
(1)第1PSDのエコー時間はTE1で、繰り返し時間はTR1、
(2)第2PSDのエコー時間はTE1で、繰り返し時間はTR2、
(3)第3PSDのエコー時間はTE2で、繰り返し時間はTR1、
(4)第4PSDのエコー時間はTE2で、繰り返し時間はTR2、
ただし、第1エコー時間TE1<第2エコー時間TE2、
第1繰り返し時間TR1<第2繰り返し時間TR2
である、
前記マグネットシステムを駆動したときのMR信号を収集する収集手段と、
前記収集したMR信号から第1〜第4のMR画像を生成する、画像生成手段と、
下記画像の差分、(第3画像−第4画像)−(第1画像−第2画像)を求め、求めた差分の画像について特定のT1値および特定のT2値を持つ組織を強調する、画像強調手段と
を具備する。
好ましくは、前記画像強調手段において、前記画像の差分を演算するとき、一方の画像に特定の組織を消去するための消去係数を乗じる。
本発明においては、エコー時間TEと繰り返し時間TRによって定まる、パルスシーケンスデータベース(PSD)について、
(1)同じエコー時間と異なる繰り返し時間、または、
(2)異なるエコー時間と同じ繰り返し時間、または、
(3)異なるエコー時間と異なる繰り返し時間の
PSDを複数準備し、それらのPSDについてマグネットシステムを駆動し、そのときのMR信号を収集し、得られた画像の差分をとることにより、準備したPSDのTRまたはTEに応じて、希望する組織についての強調画像を得る。
好ましくは、前記画像の差分を演算するとき、一方の画像に特定の組織消去係数を乗じて特定の組織を画像から消去する。
なお、このような、エコー時間と繰り返し時間を含むPSDを実施する時、たとえば、スピンエコー(SE)法、ファスト・スピンエコー(FSE)、または、グラディエント・エコー法などを用いることができる。
本発明においては、異なるPSDを複数準備し、それらのPSDについてマグネットシステムを駆動し、そのときのMR信号を収集し、得られた画像の差分をとることにより、準備したPSDの繰り返し時間TRまたはエコー時間TEに応じて、希望する強調画像を得ることができる。
すなわち、本発明によれば、エコー時間TE、繰り返し時間TRの一方が同じで他方が異なる画像、あるいは、両者が異なる2以上のコントラストを持つ画像を合成して処理することにより、特定のT1値、T2値を持つ組織のみを強調できる。
たとえば、特定のT1を強調すると、水分と脂肪とを同時に画像から消去できる。本発明によると、特定のT1を調教できるので、水分と脂肪分とを同時に消去できるという利点がある。
また、特定のT2を強調すると、見たい組織を選択して見ることができる。本発明によると、さらに、特定のT2値を調整できるので、ユーザーが見たい組織を選択することができる。
さらに、TRが十分長い画像と、TRが短い画像とを合成(差分)することにより、脂肪の信号強度を低減することができる。
また好ましくは、2以上の画像を合成するとき、単純な差分ではなく、適切な係数を乗じて差分(合成)を行うことができる。そのような係数としては、合成すべき2枚の画像の比率を用いることもできるし、固定値を用いることもできる。
本発明においては、各データを用いて脂肪抑制ができるため、磁場が不均一なマグネットシステム、低磁場システムでも、脂肪抑制が可能となる。
同様に、核データを用いて脂肪抑制をするFSE法によるIRと比較すると、本発明はコントラストが計算しやすいという利点がある。
本発明は、従来のT1、T2計算画像とは異なり、1ピクセル内に複数の組織が存在する場合でも上述した効果を得ることができる。
本発明は、PSDを希望する強調が実現されるように設定すればよく、MRI装置内の制御手段、データ処理手段などを変更する必要がない。
本発明の実施の形態のMRI装置およびこのMRI装置における信号処理方法について述べる。
MRI装置の構成
まず、本発明のMRI装置の構成例について述べる。
図1は本発明の第1実施の形態としてのMRI装置の構成図である。
図1に図解したMRI装置は、マグネットシステム100と、データ収集部150と、RFコイル駆動部140と、勾配コイル駆動部130と、制御部160と、データ処理部170と、表示部180と、操作部190とを有する。
マグネットシステム100は、主磁場コイル部102と、勾配コイル部106と、RFコイル部108と有しており、電磁波および磁気に対する遮蔽を施したスキャンルームに設置されている。
主磁場コイル部102と、勾配コイル部106と、RFコイル部108は概ね円筒状の形状に構成されており、マグネットシステム100の内部空間(ボア)に被検体である人体300が、クレードル500に載置されて、図示しない搬送手段によってクレードル500とともに被検部位に応じて、搬入、排出可能に移動される。
主磁場コイル部102は、マグネットシステム100のボアに静磁場を形成する。静磁場の方向は被検体である人体300の体軸方向に概ね平行していて、水平磁場を形成している。
本実施の形態においては、主磁場コイル部102は、たとえば、超電導磁石などの磁石で構成した例を示している。
勾配コイル駆動部130は、制御部160の制御のもとで、勾配コイル部106を駆動して、マグネットシステム100に形成された静磁場強度に勾配(傾斜)を持たせる。勾配コイル部106によって発生する勾配磁場としては、スライス勾配磁場、リードアウト勾配磁場、位相(フェーズ)エンコード勾配磁場の3種があり、勾配コイル部106は、これら3種の勾配磁場を発生させる3種の勾配コイルを有する。
RFコイル部108は送信コイルと受信コイルとを有する。送信コイルと受信コイルはそれぞれ専用のコイルを2つ設けてもよいし、両者を共用して1つのコイルを設けるだけでもよい。本明細書においては、便宜上、RFコイル部108を送信用RFコイルと受信用RFコイルの両者を含むものとして扱う。
RFコイル駆動部140は、データ処理部170の制御のもとで、RFコイル部108の送信コイル(送信用RFコイル)を駆動して(励起して)、マグネットシステム100の静磁場空間に被検体である人体300内のスピンを励起するための高周波磁場を形成する。RFコイル部108の受信コイル(受信用RFコイル)が励起されたスピンが発生する電磁波である磁気共鳴(MR)信号を検出する。
受信用RFコイル部108(受信用RFコイル)は、たとえば、定常状態自由歳差運動(SSFP)状態では、自由誘導減衰(FID)信号、スピンエコー(SE)信号、および、励起エコー(STE)信号などが重畳された、MR信号を検出する。
データ収集部150は、制御部160の制御のもとで、受信用RFコイルで検出したMR信号を入力して(収集して)データ処理部170に出力する。
データ処理部170はコンピュータを有しており、コンピュータのメモリに記憶された各種のプログラムに従って、制御部160と協働して、下記に詳述する方法で設定されたパルスシーケンスデータベース(PSD)に基づくMR信号の収集処理、収集したMR信号から画像を生成する処理、生成した画像相互の差分を算出して差分画像について各種強調処理を行う。また、データ処理部170はMRI処理に関する各種の動作を遂行する。
すなわち、データ処理部170は、たとえば、データ収集部150で収集したMR信号をデータ処理部170内の2次元フーリエ空間のデータ空間が規定されているメモリに保存し、そのメモリに保存したMR信号を用いて、たとえば、最大輝度投影法(MIP)などによる灌流画像処理を含む各種の信号処理を行う。
データ処理部170は、処理結果を被検体のMRI画像として表示部180に表示する。
制御部160は、データ処理部170と協働して、設定されたPSDに従って、勾配コイル駆動部130、RFコイル駆動部140、データ収集部150を制御し、被検体である人体300の被検部位の撮像のための制御を行う。
すなわち、本発明において、制御部160は、データ処理部170と協働して、設定されたPSDに基づいて、下記に述べる処理を行う。PSDは本実施の形態においては、オペレータによって操作部190から設定され、データ処理部170を介して制御部160のメモリに記憶されているとする。
操作部190は、MRI装置を使用する医師、技師など(以下、オペレータ)が所望の動作処理を指示するために使用する。操作部190において指示された内容をデータ処理部170と制御部160とが協働して処理する。
本実施の形態においては、オペレータがPSDを操作部190を介して制御部160のメモリに設定する。
制御部160は、PSDに従って、マグネットシステム100内の各種磁場発生コイルを付勢(励起)する。その励起例を下記に述べる。
MRI装置の概略動作
MRI装置を操作するオペレータが、操作部190から希望するMRI操作を指示する。MRI操作に先立って、オペレータは、希望するPSDを制御部160に設定する。
データ処理部170は操作部190の指示に応じて制御部160とともに、設定されたPSDに従って、勾配コイル駆動部130を介して主磁場コイル部102によって発生されている静磁場内に、スライス勾配磁場、リードアウト勾配磁場、フェーズ(位相)エンコード勾配磁場などを発生させる。また、データ処理部170は操作部190の指示に応じて制御部160とともに、RFコイル駆動部140を介して送信用コイルを励起してマグネットシステム100の静磁場空間に被検体である人体300内のスピンを励起するための高周波磁場を形成する。
データ処理部170および制御部160は被検体である人体300の被検部位に応じて図示しない搬送手段を駆動してクレードル500をマグネットシステム100のボア内に移動させる。
たとえば、医師が被検体である人体300にMR造影剤、たとえば、ガドリニウム(Gd)化合物の造影剤を経静脈的に注入(静注)する。
GdはMR画像には直接には写らないが、組織中の水素の陽子の緩和を促進することになり、その存在が、データ処理部170における処理によって、間接的にMR画像として表示部180に写ることになる。したがって、造影剤を注入した後に検出されたMR信号は、間接的に、造影剤の位置と濃度を示している。
受信用RFコイルは、励起されたスピンが発生する電磁波であるMR信号(エコー信号)を連続して検出する。
データ収集部150は、受信用RFコイルで連続的に検出したMR信号を連続的に入力し、データ処理部170に連続的に出力する。
データ処理部170は、データ処理部170を構成するコンピュータのメモリに記憶されているMRI処理に関する各種のプログラムを動作させて、データ収集部150で収集したMR信号をデータ処理部170内の2次元フーリエ空間のデータ空間が規定されているメモリに保存し、そのメモリに保存したMR信号を用いて、たとえば、最大輝度投影法(MIP)などの手法で灌流画像処理を行うなど、各種の信号処理を行う。データ処理部170は灌流画像を表示部180に表示する。
以下、制御部160における処理を中心に述べる。
なお、T1強調、T2強調することはPSDによって規定されるから、オペレータは操作部190を用いて事前に制御部160またはデータ処理部170に所望のPSDを設定しておく。制御部160は設定されたPSDに基づいたマグネットシステム100の駆動処理を行う。
本発明に関係するMRIの基本内容
本発明のMRI装置およびMRI方法の詳細を述べる前に、MRIに関する技術のうち、本発明に関係する内容を述べる。
(1)TRは繰り返し(反復)時間を言う。繰り返し時間TRとは、共鳴信号を得るため使用するRFパルスが出力される時間間隔を言い、縦緩和(T1緩和、スピン・格子緩和)量を決定する。
(2)TEはエコー(遅延)時間(以下、エコー時間)を言う。エコー時間TEとは、スピンを励起する最初のRFパルスを出力した後エコー信号を得るまでの時間を言い、エコー時間TEは横磁化のスピンの分散の程度(横緩和、T2緩和、スピン・スピン緩和)を決定する。
(3)T1は縦緩和時間(またはスピン格子緩和時間)をいう。
(4)T2は横緩和時間(またはスピン・スピン緩和時間)をいう。
(5)T2* はグラディエント・エコー法における自由誘導減衰(FID)信号の減衰を表す指数関数の時定数をいう(e-t/T 2 * )。
縦緩和時間T1、横緩和時間T2は組織に固有の特性であり、組織ごとT1、T2は決まっている。代表的な組織のT1、T2を下記に例示する。
Figure 2005152114
横緩和時間T2
組織の横緩和時間T2は組織中の水素原子核のスピンの位相分散する速さによって特徴づけられる。早く位相分散すればT2は短くなり、ゆっくり位相分散すればT2は長くなる。
水分子のH−O−Hという構造とその希薄さから、水素プロトン間のスピン・スピン相互作用は非常に小さいので、他の組織に比べ、水では位相分散は非常にゆっくりした速度で進行する。よって水のT2緩和時間は長い。
固体の分子構造は純粋な水と対称的であり、非常に緊密な構造で水素プロトン間の相互作用も頻繁に起こる。多くのスピン・スピン相互作用により位相分散は速く進むので、固体のT2時間は短い。
脂肪および蛋白質性物質の構造は、位相分散は固体より遅く、水より速いので、脂肪および蛋白質性物質のT2時間は、水と固体の中間に位置する。
縦緩和時間T1
組織の縦緩和時間T1は組織中の水素原子核がエネルギーを周囲の格子との間で授受できるか否かに影響される。最も高率のエネルギーの付与はプロトンの自由運動がラーモア周波数になるときに起こることが知られている。換言すれば、水素プロトンの歳差周波数は1テスラの磁場で42.6MHzになる。しかし、自然運動周波数はその組織の物理的状態に依存し、結合原子や近傍にある原子によって大きな影響を受ける。
水という小さな分子の中では、たとえば、固体中の水素プロトンに比べて、水素プロトンは比較的高い自然周波数を持っている。また水中の水素プロトンの自然運動周波数は水素のラーモア周波数よりずっと高い。よって水のT1時間は長い。
固体中の水素プロトンの自然運動周波数は水中よりも低い。固体中の水素プロトンの自然運動周波数は水素のラーモア周波数より幾分低い。よって固体のT1時間は水のT1時間より幾分短い。
脂肪の水素プロトンはMRIで用いられるラーモア周波数とほぼ同じ自然運動周波数を持つ。脂肪における末端の炭素・炭素結合周囲にある炭素の回転運動周波数がラーモア周波数に近く、プロトンと格子とのエネルギー授受が増加するための生ずる結果であり、T1時間を短縮する。
蛋白質性物質のT1は、固体と水との間に位置する。
図2(A)は脂肪、水、固体のT1回復曲線を示し、図2(B)は脂肪、水、固体のT2減衰曲線を示す。
図2(A)、(B)から、脂肪は最も短いT1を持ち、もっとも急峻なT1回復曲線を示すことが分かる。同様に、蛋白質性液体は短いT1を示すことが分かる。水は最も長いT1を持ち、最も遅いT1回復曲線を示すことが分かる。固体は中間のT1を持つことが分かる。
上述したように、縦緩和時間T1は繰り返し時間TRによって規定され、長いTRはT1の影響を減少させ、短いTRはT1の影響を増強させる(コントラストを強化する)。他方、横緩和時間T2はエコー(遅延)時間TEによって規定され、短いTEはT2(T2* )の影響を減少させ、長いTEはT2(T2* )の影響を増強させる(コントラストを強化する)。
T1強調画像、T2強調画像はそれぞれ、ある組織を強調した画像である。
T1強調画像とは、たとえば、スピンエコー(SE)法において短い繰り返し時間TRで撮像した画像である。SE法においてT1強調を行うと、短いTE(たとえば、数ms)と、短いTR(たとえば、300〜500ms)を設定することにより、T1値のより長い組織を高輝度で画像を生成することができる。
図3にSE法の例を図解した。
T2強調画像とは、たとえば、スピンエコー(SE)法またはファスト・スピンエコー(FSE)法において長い繰り返し時間TRで撮像した画像である。その場合発生するエコー信号はT2減衰に従うのでそのような画像をT2強調画像と呼ぶ。
なおSE法においてT2強調画像を得る場合は、縦磁化が十分回復するまで待って次のRFパルスを印加するから、繰り返し時間TRが長くなる。繰り返し時間TRが長いことは、撮像時間が非常に長くなるという問題があり、それを解決するため、FSE法を用いる。
図4にFSE法の例を図解した。
FSE法は、1個の励起用90°パルスと、それに引き続く複数の収束用180°パルスを用いることにより、多数のスピン・エコーを発生させ、それらを別々に位相エンコード信号とすることにより、飛躍的な高速化を実現した撮像法をいう。
FSE法においてT2強調を行うと、長いTE(たとえば、100〜200ms)と長いTR(たとえば、2000〜5000ms)を設定することにより、T2値のより長い組織を高輝度で画像を生成することができる。
FSE法においてプロトン密度強調を行うと、短いTE(たとえば、数ms)と長いTR(たとえば、2000〜5000ms)を設定することにより、水素密度のより高い組織を高輝度で画像を生成することができる。
T2* 強調画像とは、グラディエント・エコー(GRE)法においては自由誘導減衰(FID)のようなT2* 減衰に従って緩和が生じるので、そのような方法により得られる画像をT2* 強調画像と呼ぶ。
GRE法においてT2* 強調を行うと、長いTE(たとえば、20ms)と、GRE法としては長いTR(たとえば、数100ms)を設定することにより、T2* 値のより長い組織を高輝度で画像を生成することができる。
定常状態自由歳差運動(SSFP)モードにおいてT2/T1強調を行うと、グラディエントエコー法(GRE法)にしては短いTE(たとえば、数ms)と、GRE法にしては短いTR(たとえば、10ms)を設定することにより、比率T2/T1の高い組織を高輝度で画像を生成することができる。
PSDの具体例
繰り返し時間TRはPSDによって規定される。換言すれば、MRI装置のオペレータが、上述した知見に基づき、そして、希望する強調に基づいて、設定したPSDによって規定される。
図5(A)〜(E)に、SSFPモードの具体的なPSDの例を示す。
このようなPSDは、図1を参照して述べる制御部160に、操作部190を介して設定される。
図5(A)は、送信用RFコイルに印加される励起信号の周波数の波形図であり、1TR間で(サイクル間で)、連続するRF信号は制御部160の制御のもとで、反復時間TRの周期で送信用RFコイルに印加される。上述したように、勾配コイル駆動部130は、制御部160の制御のもとで、勾配コイル部106を駆動して、マグネットシステム100に形成された静磁場強度に勾配(傾斜)を持たせる。勾配コイル部106によって発生する勾配磁場としては、スライス勾配磁場、リードアウト勾配磁場、位相エンコード勾配磁場の3種があり、勾配コイル部106は、これら3種の勾配磁場を発生させる3種の勾配コイルを有する。
図5(B)は上記スライス勾配磁場を生成するためのスライス(SLICE)パルスの波形図である。
図5(C)は上記リードアウト勾配磁場を生成するためのリードパルスRDの波形図である。
図5(D)は上記位相エンコード磁場を生成するためのワープ(Warp)パルスの波形図であり、ワープパルスも、実線で例示したように、1TR間で(サイクル間で)中心ワープパルスWW0 を挟んで上下の信号の積分が0となる波形をしている。たとえば、第1ワープパルスWP1は上下対称の波形をしている。第2ワープパルスWP2、第3ワープパルスWP3も同様である。
図5(E)は受信用RFコイルがMR信号として検出するエコー信号の波形図である。データ処理部170は受信用RFコイルからのMR信号を入力して、被検体のMRI像MRIMAGE を生成して、表示部180に表示する。
本発明の強調処理の例
本発明に用いるPSDとしては、たとえば、図3に例示したスピンエコー(SE)法用のPSD、図4および図5に例示したファースト・スピンエコー(FSE)法用のPSD、グラディエント・エコー(GRE)法用のPSD、定常状態自由歳差運動(SSFP)法用のPSDなどを用いる。
第1実施の形態、T1強調
まず、本発明の強調処理の第1実施の形態としてT1強調について述べる。
たとえば、SE法またはFSE法におけるMR信号の信号強度Sは下記式1で与えられる。
Figure 2005152114
したがって、エコー時間TEが同じで、異なる繰り返し時間TR、すなわち、第1および第2繰り返し時間TR1とTR2についての画像生成に用いるMR信号(エコー信号)は下記の信号強度S1、S2となる。ただし、TR1<TR2である。
Figure 2005152114
上記SE法またはFSE法における2つのMR信号の信号強度S1、S2の差分(S1〜S2)を求めると下記式3となる。ただし、差分の例として(S2−S1)を例示する。
Figure 2005152114
上記信号強度の差分についての式3をT1値で微分してT1値の極大値を求めると、極大値は下記式4で示される。
Figure 2005152114
たとえば、式4において、TR1=300ms、TR2=1000msとすると、図6(A)に図解したように、T1=581msの組織が最も強調され、その他の組織はT1が581msから離れるに従って信号強度が低下する。したがって、T1=581msの組織が最も強調された画像を得ることができる。
本発明の第1実施の形態のMRI装置においては、たとえば、図7のフローチャートに示した下記の処理が行われる。
(1)ステップ1
オペレータは、エコー時間TEが同じで、第1繰り返し時間TR1と第2繰り返し時間TR2とが異なる、下記2つのPSDを準備し、操作部190を介して制御部160に設定する。
操作部190は本発明におけるPSDを準備する手段に該当する。
(a)第1画像用PSD(TE,TR)=(TE,TR1)、
(b)第2画像用PSD(TE,TR)=(TE,TR2)、
ただし、第1繰り返し時間TR1<第2繰り返し時間TR2である。
なお、第1画像を撮像するために用いる第1画像用PSDにおけるエコー時間と第1の繰り返し時間とを、第1画像用PSD(TE,TR)=(TE,TR1)として示し、第2画像を撮像するために用いる第2画像用PSDにおけるエコー時間と第2の繰り返し時間とを、第2画像用PSD(TE,TR)=(TE,TR2)として示した。
このようなPSDを実施する時、たとえば、スピンエコー(SE)法、ファスト・スピンエコー(FSE)、グラディエント・エコー法、SSFP法などを用いることができる。
(2)ステップ2
制御部160において第1繰り返し時間TR1の第1PSDでマグネットシステム100を励起し、データ収集部150がMR信号を収集する。
制御部160が本発明のマグネットシステムを駆動する手段に該当し、データ収集部150が本発明のデータ収集手段に該当する。
(3)ステップ3
制御部160において再度、第2繰り返し時間TR2の第2PSDでマグネットシステム100を励起し、データ収集部150でMR信号を収集する。
(4)ステップ4
データ処理部170は、データ収集部150において収集した2度のMR信号から2つの画像a、bを生成する。
データ処理部170が本発明の画像生成手段に該当する。
(5)ステップ5
データ処理部170が2つの画像a、bの差分を取り、求めた差分の画像について特定のT1値を持つ組織を強調する画像を生成する。その結果は、たとえば、操作部190に表示される。
データ処理部170が本発明の強調画像生成手段に該当する。
第2実施の形態、T2強調
本発明の強調処理の第2実施の形態として、T2強調について述べる。
ある特定のT2値についても上記第1実施の形態と同様の方法により強調することができる。
繰り返し時間TRが同じで、エコー時間TEが異なる、すなわち、第1および第2エコー時間TE1、TE1が異なる(但し、TE1<TE2)の2つのPSDを実行すると、異なるエコー時間TE1、TE1については下記式5で表される信号強度Sa、Sbとなる。
Figure 2005152114
2つのMR信号の信号強度Sa、Sbの差分(Sa〜Sb)をとると下記式3となる。ただし、差分の例として、(Sa−Sb)を例示する(したがって、TE1<TE1)。
Figure 2005152114
式6をT2値で微分してT2値の極大値を求めると下記式7となる。
Figure 2005152114
たとえば、TE1=50ms、TE1=300msとすると、図6(B)に図解したように、T2=150msの組織が最も強調され、その他の組織はT2が150msから離れるに従って信号強度が低下する。したがって、T2=150msの組織が最も強調された画像を得ることができる。
第3実施の形態、一般的強調
本発明の強調処理の第3実施の形態においては、好ましくは、2つのコントラストから特定のT1、T2値のみを持つ組織を強調する画像を生成する。
第3実施の形態に用いるPSDとしては、たとえば、SE法用のPSD、または、FSE法用のPSDを用いる。
第3実施の形態においては、特定のコントラストの画像を生成するため、それぞれ異なるTR、TEを持つ画像を複数回測定する。その後、それらの画像を合成してある特定のT1値、T2値の組織のみ強調する。
たとえば、SE法のコントラストは一般的に下記式で表される。
Figure 2005152114
この方法ではn、すなわち、1ピクセル内に存在する組織の種類が1(n=1)である必要はなく、1ピクセル内に複数の組織が存在(混在)していても問題なく計算できる。この点において、本発明は従来方法に対して優れている。
図8を参照して第3実施の形態について述べる。
図8、ステップ11:オペレータは下記の4種のPSDを準備して制御部160に設定する。
(1)第1画像用PSD1(TE,TR)=(TE1,TR1)、
(2)第2画像用PSD2(TE,TR)=(TE1,TR2)、
(3)第3画像用PSD3(TE,TR)=(TE2,TR1)、
(4)第4画像用PSD4(TE,TR)=(TE2,TR2)
ただし、条件(TE1<TE2,TR1<TR2)。
ステップ12〜15:制御部160およびデータ処理部170が上記第 1〜第4PSD1〜PSD4を順次行う。
すなわち、たとえば、PSD1に基づいて制御部160がマグネットシステム100の励起(駆動)を行い、データ処理部170がその結果のMR信号を収集する。この処理をPSD2〜PSD4について行う。
ステップ16:データ処理部170がPSD1〜4に基づいて収集したMR信号から画像1〜4を生成する。
ステップ17:データ処理部170が、(画像3−画像4)−(画像1−画像2)を計算する。その結果として、下記のコントラストが得られる。
Figure 2005152114
上式9を、T1、T2で偏微分すると、T1、T2各々の極大値が得られる。T1、T2各々の極大値から離れるにしたがって信号強度は低下する。その結果、T1値、T2値を持った組織を強調することができる。
第4実施の形態
本発明の第4実施の形態において、たとえば、特定の組織、たとえば、脂肪の信号(画像)を消去する方法としては、十分に長いTRを用いたPSDにより得られた画像と、短いTRを用いたPSDにより得られた画像との差分をとることにより、脂肪の信号を抑えることができる。
ある特定のT1を強調する場合において、異なる繰り返し時間TR1、TR2の画像の差分は、下記式で表されるコントラストになる。
Figure 2005152114
この場合、TR2が十分長いと、たとえば、2000〜4000ms程度のTRbの場合、exp(−TR2/T1n)はほぼ0になり、下記式11で近似できる。
Figure 2005152114
式11から、T1とT2とが共に長い組織に強調できることが分かる。
つまり、脂肪は、T1=200ms、T2=100ms程度であるため、信号強度が低下する傾向になる。逆に、T1、T2が共に長め、たとえば、T1>1000ms、T2>100msの腫瘍、血管、脳脊髄液などの組織が強調できる。
第5実施の形態
上述した実施の形態において、2つの画像の差分をとる場合、単純な差分をとっていたが、何らかの係数を乗じて減算を行うこともできる。その係数をaとすると、たとえば、下記式になる。
Figure 2005152114
係数aは固定であってもよい。
また、ある特定の組織、たとえば脂肪(ファット)を消去したい場合、脂肪のT1値をT1fとすると、a=exp(−TR1/T1f)/exp(−TR2/T1f)となるように、ファット消去係数aを最適化すると、効率よく脂肪の画像を消去することができる。ファット消去係数aをオペレーターが調整しても良い。
上述した例示は、脂肪について述べたが、他の特定の組織の画像を消去する事も可能である。そのときは、その特定の組織の消去に適した消去係数を用いる。
その他の実施の形態
以上の方法は、SE法、FSE法などを用いた場合について述べたが、本発明の実施の形態に際しては、SE法、FSE法などに限定されず、たとえば、GRASS、スポイルドGRASS、SSFP法などの異なるコントラストの画像を合成しても、上述した本発明の実施の形態と同様の結果を得ることができる。
図1は本発明の第1実施の形態としてのMRI装置の構成図である。 図2(A)は主要な組織のT1回復曲線、図2(B)は主要な組織のT2減衰曲線を示すグラフである。 図3はSE法を説明するグラフである。 図4はFSE法を説明するグラフである。 図5(A)〜(E)はFSE法のPSDの1例を図解するグラフである。 図6(A)はT1強調を例示するグラフであり、図6(B)はT2強調を例示するグラフである。 図7は本発明の第1実施の形態のMRI装置で行われる制御処理を示す第1のフローチャートである。 図8は本発明の第2実施の形態のMRI装置で行われる制御処理を示す第2のフローチャートである。
符号の説明
100・・マグネットシステム
102・・主磁場コイル部、106・・勾配コイル部
108・・RFコイル部
130・・勾配コイル駆動部 140・・RFコイル駆動部
150・・データ収集部 160・・制御部
170・・データ処理部 180・・表示部
190・・操作部、300・・被検体、500・・クレードル

Claims (12)

  1. エコー時間(TE)が同じと仮定され、繰り返し時間(TR)が異なる少なくとも2つのパルスシーケンスデータベース(PSD)を準備し、
    前記2つのPSDに従ってMRI装置のマグネットシステムを駆動し、そのときのMR信号を収集し、
    各PSDに従って収集したMR信号からMR画像を生成し、
    2つのMR画像の差分を求めた画像について特定のT1値を持つ組織を強調する、
    MRI方法。
  2. 前記求めた差分画像について長いT1値を持つ組織を強調する、
    請求項1記載のMRI方法。
  3. 前記求めた差分画像について長いT1値および長いT2値を持つ組織を強調する、
    請求項1記載のMRI方法。
  4. 繰り返し時間(TR)が同じであり、エコー時間(TE)が異なる少なくとも2つのパルスシーケンスデータベース(PSD)を準備し、
    前記2つのPSDに従ってMRI装置のマグネットシステムを駆動し、そのときのMR信号を収集し、
    各PSDに従って収集したMR信号から第1および第2MR画像を生成し、
    2つのMR画像の差分を求め、求めた差分画像から特定のT2値を持つ組織を強調する、
    MRI方法。
  5. 第1および第2のエコー時間(TE)と第1および第2の繰り返し時間(TR)との組み合わせた4種のパルスシーケンスデータベース(PSD)を準備し、
    (1)第1PSDのエコー時間はTE1で、繰り返し時間はTR1、
    (2)第2PSDのエコー時間はTE1で、繰り返し時間はTR2、
    (3)第3PSDのエコー時間はTE2で、繰り返し時間はTR1、
    (4)第4PSDのエコー時間はTE2で、繰り返し時間はTR2、
    ただし、第1エコー時間TE1<第2エコー時間TE2、
    第1繰り返し時間TR1<第2繰り返し時間TR2
    である、
    前記4つのPSDに従ってMRI装置のマグネットシステムを駆動し、そのときのMR信号を収集し、
    各PSDに従って収集したMR信号から第1〜第4のMR画像を生成し、
    (第3画像−第4画像)−(第1画像−第2画像)を求めて、求めた差分画像について特定のT1値および特定のT2値を持つ組織を強調する、
    MRI方法。
  6. 前記画像の差分を演算するとき、一方の画像に特定の組織を消去するための消去係数を乗じる、
    請求項1〜5いずれか記載のMRI方法。
  7. エコー時間(TE)が同じと仮定され、繰り返し時間(TR)が異なる少なくとも2つのパルスシーケンスデータベース(PSD)に従ってMRI装置のマグネットシステムを駆動する駆動手段と、
    前記マグネットシステムを駆動したときのMR信号を収集する収集手段と、
    前記収集したMR信号から少なくとも2つのMR画像を生成する画像生成手段と、
    前記生成された2つのMR画像の差分を求め、求めた差分画像から特定のT1値を持つ組織を強調する、画像強調手段と
    を具備する、
    MRI装置。
  8. 前記画像強調手段は、前記求めた差分画像について長いT1値を持つ組織を強調する、
    請求項7記載のMRI装置。
  9. 前記画像強調手段は、前記求めた差分画像について長いT1値および長いT2値を持つ組織を強調する、
    請求項7記載のMRI装置。
  10. 繰り返し時間(TR)が同じであり、エコー時間(TE)が異なる2つのPSDに従ってMRI装置のマグネットシステムを駆動する駆動手段と、
    前記マグネットシステムを駆動したときのMR信号を収集する収集手段と、
    前記収集したMR信号から第1および第2のMR画像を生成する、画像生成手段と、
    前記生成された第2画像と第1画像との差分を求め、求めた差分画像について特定のT2値を持つ組織を強調する、画像強調手段と
    を具備する、MRI装置。
  11. 第1および第2のエコー時間(TE)と第1および第2の繰り返し時間(TR)との組み合わせた下記の4種のパルスシーケンスデータベース(PSD)に従ってMRI装置のマグネットシステムを駆動する駆動手段と、
    (1)第1PSDのエコー時間はTE1で、繰り返し時間はTR1、
    (2)第2PSDのエコー時間はTE1で、繰り返し時間はTR2、
    (3)第3PSDのエコー時間はTE2で、繰り返し時間はTR1、
    (4)第4PSDのエコー時間はTE2で、繰り返し時間はTR2、
    ただし、第1エコー時間TE1<第2エコー時間TE2、
    第1繰り返し時間TR1<第2繰り返し時間TR2
    である、
    前記マグネットシステムを駆動したときのMR信号を収集する収集手段と、
    前記収集したMR信号から第1〜第4のMR画像を生成する、画像生成手段と、
    下記画像の差分、(第3画像−第4画像)−(第1画像−第2画像)を求め、求めた差分の画像について特定のT1値および特定のT2値を持つ組織を強調する、画像強調手段と
    を具備する、MRI装置。
  12. 前記画像強調手段において、前記画像の差分を演算するとき、一方の画像に特定の組織を消去するための消去係数を乗じる、
    請求項7〜11いずれか記載のMRI装置。
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