JP2005151542A - ブレ補正装置、およびカメラシステム - Google Patents
ブレ補正装置、およびカメラシステム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005151542A JP2005151542A JP2004301736A JP2004301736A JP2005151542A JP 2005151542 A JP2005151542 A JP 2005151542A JP 2004301736 A JP2004301736 A JP 2004301736A JP 2004301736 A JP2004301736 A JP 2004301736A JP 2005151542 A JP2005151542 A JP 2005151542A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reference value
- image
- vibration detection
- camera
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Abstract
【解決手段】 本発明のブレ補正装置は、ブレ補正機構、振動検出部、基準値生成部、目標駆動位置演算部、および駆動部を備える。ブレ補正機構は、撮像部と被写体光束との相対位置を変更する。振動検出部は、カメラの振動検出信号を出力する。基準値生成部は、振動検出信号から基準値(振動検出部の静止時の出力)を推定する。目標駆動位置演算部は、振動検出信号と基準値の差から振動成分を求め、振動成分から目標駆動位置を生成する。駆動部はブレ補正機構を目標駆動位置に追従制御する。この基準値生成部は、フィードバック経路とゲイン変更部を更に備える。フィードバック経路は、撮像画像の画像動き信号を基準値にフィードバックする修正処理を行う。一方、ゲイン変更部は、カメラの静止画像の撮像準備開始後にフィードバック経路のフィードバックを開始または強める。
【選択図】 図3
Description
この種の従来技術では、まず、撮影レンズやカメラの振動を角速度センサによって検出する。撮影レンズは、この角速度に基づいて、被写体像の像面ブレを打ち消すのに必要なブレ補正光学系の位置(以下『目標駆動位置』という)を決定し、ブレ補正光学系をこの目標駆動位置に追従制御する。
しかしながら、これらの成分は、実使用時の温度や使用条件によって変動する。そのため、工場出荷時に求めた角速度センサの静止時出力をそのまま除去するわけにはいかない。
図7Cに示す太線は、この誤差を含んだ角速度に基づいて光学的ブレ補正を実施した場合の像面ブレ量の時間変化を示す図である。手振れの高周波成分は低減しているが、時間の経過と共にブレ補正光学系が徐々にドリフト移動している。
以上説明した理由から、光学的ブレ補正の防振性能は、角速度センサの基準値を如何に正確に求めるかにかかっている。
通常、角速度センサのドリフト出力を含んだ角速度に従ってブレ補正を実施すると、撮像画像には像移動(残存ブレ)が発生する。この残存ブレを画像動き信号として検出し、この画像動き信号を低減する方向に基準値を修正することによって、ドリフト出力を正しく反映した真の基準値を得ることできる。この真の基準値を角速度から減算することにより、ドリフト出力を含まない角速度を求めることが可能になる。その結果、角速度センサのDCオフセットやドリフト出力の影響を受けなくなり、ブレ補正の防振性能を格段に向上させることが可能になる。
このようにユーザーが意図的に実施するカメラ移動(以下、総称して『パンニング』という)においても像移動が発生する。この像移動も、角速度センサのドリフト出力の残存ブレと同様に、画像動き信号として検出される。上述した未公開技術において、この画像動き信号を基準値にそのままフィードバックすると、パンニングの像移動まで基準値に反映されてしまう。その結果、基準値が不要にふらつくと、パンニングの像移動が一瞬遅れて開始したり、パンニングの像移動が途中で引っ掛かるなどの弊害が懸念される。さらに、パンニングが長期に及べば、基準値が飽和してブレ補正の動作が不安定になってしまうといった弊害が懸念される。
重複説明を避けるため、請求項1〜4に共通する部分について、まず先に説明する。
本発明のブレ補正装置は、カメラの撮像部における被写体像の像面ブレを補正するものであって、ブレ補正機構、振動検出部、基準値生成部、目標駆動位置演算部、および駆動部を備える。
このブレ補正機構は、撮像部と被写体像を形成する光束との相対位置を変更する。
振動検出部は、カメラの振動を検出して振動検出信号を出力する。
基準値生成部は、振動検出信号に基づいて、振動検出信号の基準値(振動のない静止状態における振動検出部の出力)を推定する。
目標駆動位置演算部は、振動検出信号と、推定された基準値との差から、像面ブレの原因となる振動成分を求め、振動成分に基づいてブレ補正機構の目標駆動位置を求める。
駆動部は、ブレ補正機構を目標駆動位置に追従制御する。
請求項1の発明では、前述した基準値生成部が、フィードバック経路、およびゲイン変更部を備える。
このフィードバック経路は、カメラの撮像画像を解析して得られる画像動き信号を情報取得し、画像動き信号を基準値にフィードバックして、基準値を修正する。
一方、ゲイン変更部は、カメラから静止画像の撮像準備開始のタイミングを情報取得し、撮像準備開始の後に、フィードバック経路のフィードバックを開始または強める。
請求項2の発明では、前述した基準値生成部が、フィードバック経路、およびゲイン変更部を備える。
このフィードバック経路は、カメラの撮像画像を解析して得られる画像動き信号を情報取得し、画像動き信号を基準値にフィードバックして基準値を修正する。
一方、ゲイン変更部は、カメラから被写体像が合焦するタイミングを情報取得し、被写体像の合焦後に、フィードバック経路のフィードバックを開始または強める。
請求項3の発明では、前述した基準値生成部が、フィードバック経路、およびゲイン変更部を備える。
このフィードバック経路は、カメラの撮像画像を解析して得られる画像動き信号を情報取得し、画像動き信号を基準値にフィードバックして基準値を修正する。
一方、ゲイン変更部は、振動検出信号および/または画像動き信号に基づいて、カメラのパンニングを検出し、パンニングの完了後に、フィードバック経路のフィードバックを開始または強める。
請求項4の発明では、前述した基準値生成部が、フィードバック経路、およびゲイン変更部を備える。
このフィードバック経路は、カメラの撮像画像を解析して得られる画像動き信号を情報取得し、画像動き信号を基準値にフィードバックして基準値を修正する。
一方、ゲイン変更部は、カメラから静止画像の撮像準備開始のタイミングを情報取得する。ゲイン変更部は、この撮像準備開始の後に、振動検出信号および/または画像動き信号に基づいてカメラのパンニングを検出すると、フィードバック経路のフィードバックを停止または弱める。
請求項5のカメラシステムは、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のブレ補正装置と、ブレ補正装置を用いて光学的ブレ補正を実施するカメラとを備える。
本発明のブレ補正装置は、カメラの撮像画像を解析して得られる画像動き信号を取得して、振動検出信号の基準値にフィードバックする。この画像動き信号には、振動検出部のドリフト出力に起因して防振しきれずに、撮像画像に残った像移動(すなわち残存ブレ)が含まれる。そのため、このフィードバックによって、画像動き信号を低減する方向に基準値を修正することで、振動検出部のドリフト出力を基準値に含ませることが可能になる。
請求項1の発明では、カメラから静止画像の撮像準備開始(カメラのレリーズ半押しなど)のタイミングを情報取得し、この撮像準備開始の後に、基準値に対する画像動き信号のフィードバックを開始または強める。
その結果、一段と正確な基準値を得ることが可能になり、振動検出信号と基準値との差である振動成分を高精度に求めることが可能になる。その結果、ブレ防振性能を確実に向上することが可能になる。
請求項2の発明では、カメラから被写体像の合焦タイミングを取得し、被写体像の合焦後に、フィードバック経路のフィードバックを開始または強める。
通常、ユーザーは、撮影に先立って、撮影構図を考えてカメラをパンニングする。しかしながら、目的の被写体に合焦した直後に撮影構図を若干調整すると、その決定済みの撮影構図をなるべく動かさずに、適当な撮像タイミング(カメラのレリーズ全押しタイミングなど)を待つことが多い。
請求項3の発明では、振動検出信号および/または画像動き信号に基づいて、カメラのパンニングを検出し、パンニングの完了後に、フィードバック経路のフィードバックを開始または強める。
そこで、このパンニングの完了を検出した後に、基準値に対する画像動き信号のフィードバックを開始または強める。その結果、撮影構図決定用のパンニングによって基準値が誤って修正されるという可能性を確実に低減できる。
請求項4の発明では、カメラから静止画像の撮像準備開始のタイミングを情報取得する。そして、この撮像準備開始の後であって、かつ振動検出信号および/または画像動き信号からカメラのパンニングを検出すると、フィードバック経路のフィードバックを停止または弱める。
その結果、一段と正確な基準値を得ることが可能になり、振動検出信号と基準値との差である振動成分を高精度に求めることができる。その結果、ブレ防振性能を確実に向上することが可能になる。
第1の実施形態は、請求項1,5に対応するカメラシステム(ブレ補正装置を含む)の実施形態である。
[構成説明]
図1は、カメラシステム190(撮影レンズ190aを含む)を示す図である。なお、実際のカメラシステム190は、撮影レンズ190aの光軸に直交する2軸以上の方向について像面ブレを補正する。しかしながら、図1では、説明を簡明にするため、光学的ブレ補正の機構を1軸分のみ記載している。
角速度センサ10は、カメラシステム190の振動を、コリオリ力などにより角速度として検出する。増幅部20は、角速度センサ10の出力を増幅する。なお、センサ出力の高周波ノイズを抑制するため、増幅部20にローパスフィルタを付加してもよい。A/D変換部30は、増幅部20の出力をデジタルの角速度データに変換する。
ドライバ70は、求めた駆動信号(デジタル信号)に応じて、駆動電流を駆動機構80に流す。
撮像素子150は、撮像面に形成される被写体像を撮像する。撮像画像は、不図示のモニタ画面や記録部に出力される他、動きベクトル検出部160へ出力される。
このゲイン変更部200には、レリーズ釦201と、合焦判定を行う焦点検出部202と、パンニング判定を行うパンニング検出部203とが接続される。
以下、発明と本実施形態との対応関係について説明する。なお、ここでの対応関係は、参考のために一解釈を例示するものであり、本発明を徒らに限定するものではない。
請求項記載のブレ補正機構は、ブレ補正光学系100に対応する。
請求項記載の振動検出部は、角速度センサ10に対応する。
請求項記載の基準値生成部は、基準値演算部40、動きベクトル変換部170、およびゲイン変更部200に対応する。
請求項記載の目標駆動位置演算部は、目標駆動位置演算部50に対応する。
請求項記載の駆動部は、駆動信号演算部60、ドライバ70、駆動機構80、および位置検出部90に対応する。
請求項記載のフィードバック経路は、動きベクトル変換部170、および基準値演算部40の『画像動き信号を基準値にフィードバックする機能』に対応する。
請求項記載のゲイン変更部は、ゲイン変更部200に対応する。
請求項記載のカメラシステムは、カメラシステム190に対応する。
請求項記載の画像動き信号は、画像動きベクトルの角速度方向の成分に対応する。
図2は、画像動きベクトルの計算手順を示す流れ図である。
以下、図2を参照して、画像動きベクトルの生成処理を説明する。
まず、撮像素子150は、所定の撮像間隔で定期的に撮像画像を出力する。この撮像間隔ごとに、図2に示す画像動きベクトルの計算処理が実施される。以下、この画像動きベクトルの計算処理を説明する。
なお、撮像画像の全体について画像動きベクトルを求めてもよい。または、撮像画像の一部エリアについて画像動きベクトルを求めてもよい。
さらに、画像動きベクトルとしては、光学的ブレ補正の各軸方向(例えば、垂直と水平など)ごとに個別に求めてもよい。この場合、各軸方向の画像動き(フレーム間の変位など)を個々の要素とする画像動きベクトルが求まる。また、画像動きベクトルとしては、複数の向きについて撮像画像のフレーム間変位の検出を行うことで、撮像画像の変位方向と変位量をそれぞれ求めてもよい。
図3は、光学的ブレ補正の制御動作を示す流れ図である。
この図3を用いて、光学的ブレ補正の制御動作を説明する。
一方、このメインスイッチがオフ状態に変化した場合、カメラシステム190は、ステップS12に動作を移行し、ブレ補正の停止シーケンスを実行する。
(1)ブレ補正レンズの駆動停止。
(2)レンズ駆動の信号演算を停止。
(3)目標駆動位置の演算停止。
(4)角速度データの処理停止。
(5)画像動きベクトルの更新動作を停止。
(6)基準値の演算停止。
(7)角速度センサ10の通電停止。
以上の停止シーケンスの後、カメラシステム190はブレ補正の動作を終了する。
このとき、半押し状態ではない場合、ゲイン変更部200は、画像動きベクトルV′を基準値にフィードバックせずに、ステップS17に動作を移行する。
一方、半押し状態にある場合、ゲイン変更部200は、ステップS16に動作を移行する。なお、半押し解除から一定期間については、ユーザーが半押しをすぐに再開することを想定して、ステップS16に動作を移行することが好ましい。
この撮像準備開始の後、ゲイン変更部200は、画像動きベクトルV′を基準値にフィードバックする動作を開始する。
すなわち、ゲイン変更部200は、ステップS6で更新された画像動きベクトルV′を情報取得し、基準値Woから減算する。
Wo′=Wo−γ・v′ ・・・(2)
ただし、上式のγは、フィードバックゲインである。v′は、画像動きベクトルV′の角速度方向の成分(角速度の単位に換算したもの)である。
この基準値Wo′のドリフト誤差が低減するに従って、画像動きベクトルV′に残存するドリフト分も徐々に低減する。画像動きベクトルV′に含まれるブレ補正の誤差が最終的にゼロと見なせるほどに小さくなると、基準値Wo′は、角速度センサ10のドリフト出力やDCオフセットを正確に含んだ値となる。
なお、光学的ブレ補正では、ブレ補正光学系100の追従性を高めるため、画像の撮像間隔よりも短いサンプリング間隔で、目標駆動位置および基準値の更新を実行する。そのため、毎回の基準値修正のたびに、毎回新しい画像動きベクトルを使用することはできない。そのため、例えば、次回の画像動きベクトルを取得するまでの期間は、一つの画像動きベクトルV′を繰り返し使用して基準値修正を行う。
例えば、下式を用いて、この目標駆動位置θ(Tk)の計算が行われる。
C=f・(1+β)2/K ・・・(3)
θ(Tk)=θ(Tk−1)+C・[W(Tk)−Wo′] ・・・(4)
ただし、fは焦点距離、βは撮影倍率、θ(Tk−1)は前回の目標駆動位置、W(Tk)は最新の角速度データ、およびKはブレ補正係数である。なお、ブレ補正係数Kは、下式に基づいて予め実測しておく。
K=(被写体像の変位)/(ブレ補正光学系100の変位)
ここで、全押し状態にない場合、カメラシステム190は、ステップS14に動作を戻す。
一方、全押し状態にある場合、カメラシステム190は、ステップS21に動作を移行する。
第1の実施形態では、レリーズ釦201の半押し状態への移行を撮像準備の開始と判断して、画像動きベクトルV′を基準値にフィードバックする動作を開始する。
通常、この半押し状態はユーザーがシャッターチャンスを待機している期間であり、ユーザーがカメラを意図的に動かす可能性は低い。したがって、この半押し状態への移行後に限って画像動きベクトルV′を基準値にフィードバックすることにより、意図的なパンニングが基準値に誤って反映してしまうという事態を大幅に防止できる。
その結果、この半押し状態の移行前に、ユーザーが撮影構図決定のためにカメラを大きく動かしても、像移動の開始は遅れない。また、像移動が不自然に引っ掛かったり、最悪の場合にはブレ補正の動作が不安定になってしまうなどの弊害も改善できる。
次に、別の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、請求項2,5に対応する実施形態である。なお、第2の実施形態の装置構成については、第1の実施形態(図1)と同じため、説明を省略する。
図4は、第2の実施形態の光学的ブレ補正を示す流れ図である。この第2の実施形態における動作上の特徴点は、第1の実施形態(図3)で説明したステップS15を、図4に示すステップS31に置き換えた点である。
例えば、公知のコントラスト山登り方式による焦点検出では、焦点検出部202は、モニタ撮像された画像のコントラストがピーク近傍にある場合に、合焦状態と判定する。
また、公知の瞳位相差検出方式では、焦点検出部202は、デフォーカス量が合焦許容幅以内の場合に、合焦状態と判定する。
このような第2の実施形態の動作により、合焦前にユーザーが撮影構図決定のためにカメラを大きく動かしても、基準値が誤って修正されるという弊害を確実に防止できる。
次に、別の実施形態について説明する。
第3の実施形態は、請求項3,5に対応する実施形態である。なお、第3の実施形態の装置構成については、第1の実施形態(図1)と同じため、説明を省略する。
図5は、第3の実施形態の光学的ブレ補正を示す流れ図である。この第3の実施形態における動作上の特徴点は、第1の実施形態(図3)で説明したステップS15を、図5に示すステップS41およびS42に置き換えた点である。
すなわち、ブレ補正方向に沿ってパンニングが継続中の場合、ゲイン変更部200は、画像動きベクトルV′を、基準値にフィードバックせずに、ステップS17に動作を移行する。
このような第3の実施形態の動作により、パンニング中の画像動き信号が基準値にフィードバックにされなくなり、基準値を誤って修正するという事態を確実に防止することができる。
なお、上述した実施形態では、パンニング完了に従って画像動きベクトルの基準値フィードバックを開始している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ゲイン変更部200が、画像動きベクトルの基準値フィードバックを開始する代わりに、フィードバックゲインを増加させるなどして、フィードバックを強めてもよい。この場合、パンニング完了の前後において、基準値修正の感度をより細かく設定変更することが可能になる。
次に、別の実施形態について説明する。
第4の実施形態は、請求項4,5に対応する実施形態である。なお、第4の実施形態の装置構成については、第1の実施形態(図1)と同じため、説明を省略する。
図6は、第4の実施形態の光学的ブレ補正を示す流れ図である。この第4の実施形態における動作上の特徴点は、第1の実施形態(図3)で説明したステップS15を、図6に示すステップS51〜S53に置き換えた点である。
以下、この特徴点の動作について説明する。
このとき、半押し状態ではない場合、ゲイン変更部200は、画像動きベクトルV′を基準値にフィードバックせずに、ステップS17に動作を移行する。
一方、半押し状態にある場合、ゲイン変更部200は、ステップS52に動作を移行する。なお、半押し解除から一定期間については、ユーザーが半押しをすぐに再開することを想定して、ステップS52に動作を移行することが好ましい。
一方、流し撮り状態とは異なる場合、ゲイン変更部200は、ステップS16に動作を移行する。
その結果、流し撮り動作中、像移動が引っ掛かるなどの弊害を確実に防止することができる。
なお、上述した実施形態では、撮像素子150の撮像画像に基づいて画像動きベクトルを生成している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、カメラシステムの分割測光機構や焦点検出機構や測色機構やファインダ機構などで光電変換を行って、撮像画像を生成してもよい。この種の撮像画像から画像動きベクトルを生成することによって、『銀塩カメラ』や『一眼レフタイプのカメラ』において本発明を実施することができる。
20 増幅部
30 A/D変換部
40 基準値演算部
50 目標駆動位置演算部
60 駆動信号演算部
80 駆動機構
90 位置検出部
100 ブレ補正光学系
102 鏡筒
150 撮像素子
160 動きベクトル検出部
170 動きベクトル変換部
190 カメラシステム
190a 撮影レンズ
200 ゲイン変更部
201 レリーズ釦
202 焦点検出部
203 パンニング検出部
Claims (5)
- カメラの撮像部における被写体像の像面ブレを補正するブレ補正装置であって、
前記撮像部と前記被写体像を形成する光束との相対位置を変更するブレ補正機構と、
前記カメラの振動を検出して振動検出信号を出力する振動検出部と、
前記振動検出信号に基づいて、前記振動検出信号の基準値(前記振動のない静止状態における前記振動検出部の出力)を推定する基準値生成部と、
前記振動検出信号と、推定された前記基準値との差から、前記像面ブレの原因となる振動成分を求め、前記振動成分に基づいて前記ブレ補正機構の目標駆動位置を求める目標駆動位置演算部と、
前記ブレ補正機構を前記目標駆動位置に追従制御する駆動部とを備え、
前記基準値生成部は、
前記カメラの撮像画像を解析して得られる画像動き信号を情報取得し、前記画像動き信号を前記基準値にフィードバックして、前記基準値を修正するフィードバック経路と、
前記カメラから静止画像の撮像準備開始のタイミングを情報取得し、前記撮像準備開始の後に、前記フィードバック経路のフィードバックを開始または強めるゲイン変更部とを備えた
ことを特徴とするブレ補正装置。 - カメラの撮像部における被写体像の像面ブレを補正するブレ補正装置であって、
前記撮像部と前記被写体像を形成する光束との相対位置を変更するブレ補正機構と、
前記カメラの振動を検出して振動検出信号を出力する振動検出部と、
前記振動検出信号に基づいて、前記振動検出信号の基準値(前記振動のない静止状態における前記振動検出部の出力)を推定する基準値生成部と、
前記振動検出信号と、推定された前記基準値との差から、前記像面ブレの原因となる振動成分を求め、前記振動成分に基づいて前記ブレ補正機構の目標駆動位置を求める目標駆動位置演算部と、
前記ブレ補正機構を前記目標駆動位置に追従制御する駆動部とを備え、
前記基準値生成部は、
前記カメラの撮像画像を解析して得られる画像動き信号を情報取得し、前記画像動き信号を前記基準値にフィードバックして、前記基準値を修正するフィードバック経路と、
前記カメラから前記被写体像が合焦するタイミングを情報取得し、前記被写体像の合焦後に、前記フィードバック経路のフィードバックを開始または強めるゲイン変更部とを備えた
ことを特徴とするブレ補正装置。 - カメラの撮像部における被写体像の像面ブレを補正するブレ補正装置であって、
前記撮像部と前記被写体像を形成する光束との相対位置を変更するブレ補正機構と、
前記カメラの振動を検出して振動検出信号を出力する振動検出部と、
前記振動検出信号に基づいて、前記振動検出信号の基準値(前記振動のない静止状態における前記振動検出部の出力)を推定する基準値生成部と、
前記振動検出信号と、推定された前記基準値との差から、前記像面ブレの原因となる振動成分を求め、前記振動成分に基づいて前記ブレ補正機構の目標駆動位置を求める目標駆動位置演算部と、
前記ブレ補正機構を前記目標駆動位置に追従制御する駆動部とを備え、
前記基準値生成部は、
前記カメラの撮像画像を解析して得られる画像動き信号を情報取得し、前記画像動き信号を前記基準値にフィードバックして、前記基準値を修正するフィードバック経路と、
前記振動検出信号および/または前記画像動き信号に基づいて、前記カメラのパンニングを検出し、前記パンニングの完了後に、前記フィードバック経路のフィードバックを開始または強めるゲイン変更部とを備えた
ことを特徴とするブレ補正装置。 - カメラの撮像部における被写体像の像面ブレを補正するブレ補正装置であって、
前記撮像部と前記被写体像を形成する光束との相対位置を変更するブレ補正機構と、
前記カメラの振動を検出して振動検出信号を出力する振動検出部と、
前記振動検出信号に基づいて、前記振動検出信号の基準値(前記振動のない静止状態における前記振動検出部の出力)を推定する基準値生成部と、
前記振動検出信号と、推定された前記基準値との差から、前記像面ブレの原因となる振動成分を求め、前記振動成分に基づいて前記ブレ補正機構の目標駆動位置を求める目標駆動位置演算部と、
前記ブレ補正機構を前記目標駆動位置に追従制御する駆動部とを備え、
前記基準値生成部は、
前記カメラの撮像画像を解析して得られる画像動き信号を情報取得し、前記画像動き信号を前記基準値にフィードバックして、前記基準値を修正するフィードバック経路と、
前記カメラから静止画像の撮像準備開始のタイミングを情報取得し、前記撮像準備開始の後に、前記振動検出信号および/または前記画像動き信号に基づいて前記カメラのパンニングを検出すると、前記フィードバック経路のフィードバックを停止または弱めるゲイン変更部とを備えた
ことを特徴とするブレ補正装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のブレ補正装置と、
前記ブレ補正装置を用いて光学的ブレ補正を実施するカメラと
を備えたことを特徴とするカメラシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004301736A JP4869579B2 (ja) | 2003-10-21 | 2004-10-15 | ブレ補正装置、およびカメラシステム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003360893 | 2003-10-21 | ||
JP2003360893 | 2003-10-21 | ||
JP2004301736A JP4869579B2 (ja) | 2003-10-21 | 2004-10-15 | ブレ補正装置、およびカメラシステム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005151542A true JP2005151542A (ja) | 2005-06-09 |
JP4869579B2 JP4869579B2 (ja) | 2012-02-08 |
Family
ID=34703057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004301736A Expired - Fee Related JP4869579B2 (ja) | 2003-10-21 | 2004-10-15 | ブレ補正装置、およびカメラシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4869579B2 (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007228006A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Casio Comput Co Ltd | デジタルカメラ |
JP2007259387A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-04 | Sanyo Electric Co Ltd | 電子カメラ |
JP2007266771A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Sanyo Electric Co Ltd | 手ぶれ検出装置およびデジタルカメラ |
JP2009047757A (ja) * | 2007-08-14 | 2009-03-05 | Fujifilm Corp | 撮影装置 |
JP2009069618A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Canon Inc | 撮像装置、制御プログラムおよび記録媒体 |
JP2009130628A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Casio Comput Co Ltd | 撮像装置及びそのプログラム |
JP2010104005A (ja) * | 2009-11-13 | 2010-05-06 | Casio Computer Co Ltd | 撮像装置及びそのプログラム |
US7747148B2 (en) | 2005-07-06 | 2010-06-29 | Konica Minolta Photo Imaging, Inc. | Shake detecting apparatus, shake correcting apparatus and image pickup apparatus |
JP2012037778A (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Canon Inc | 撮像装置 |
JP2012039481A (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Canon Inc | 撮像装置及びその制御方法 |
JP2015106087A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 株式会社ニコン | ブレ補正装置、レンズ鏡筒及びカメラ |
WO2015145858A1 (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-01 | 富士フイルム株式会社 | 手ぶれ補正装置、撮像装置 |
JP2017032908A (ja) * | 2015-08-05 | 2017-02-09 | キヤノン株式会社 | 像振れ補正装置およびその制御方法、撮像装置 |
JP2017212681A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | キヤノン株式会社 | 防振制御装置、光学機器および防振制御プログラム |
JP2018116288A (ja) * | 2018-02-28 | 2018-07-26 | 株式会社ニコン | ブレ補正装置、レンズ鏡筒及びカメラ |
JP2019078843A (ja) * | 2017-10-23 | 2019-05-23 | キヤノン株式会社 | 像ブレ補正装置およびその制御方法、撮像装置 |
-
2004
- 2004-10-15 JP JP2004301736A patent/JP4869579B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7747148B2 (en) | 2005-07-06 | 2010-06-29 | Konica Minolta Photo Imaging, Inc. | Shake detecting apparatus, shake correcting apparatus and image pickup apparatus |
JP2007228006A (ja) * | 2006-02-21 | 2007-09-06 | Casio Comput Co Ltd | デジタルカメラ |
JP4622882B2 (ja) * | 2006-02-21 | 2011-02-02 | カシオ計算機株式会社 | デジタルカメラ |
JP2007259387A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-04 | Sanyo Electric Co Ltd | 電子カメラ |
JP2007266771A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Sanyo Electric Co Ltd | 手ぶれ検出装置およびデジタルカメラ |
JP4740008B2 (ja) * | 2006-03-27 | 2011-08-03 | 三洋電機株式会社 | 手ぶれ検出装置およびデジタルカメラ |
JP4738224B2 (ja) * | 2006-03-27 | 2011-08-03 | 三洋電機株式会社 | 電子カメラ |
JP2009047757A (ja) * | 2007-08-14 | 2009-03-05 | Fujifilm Corp | 撮影装置 |
JP2009069618A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Canon Inc | 撮像装置、制御プログラムおよび記録媒体 |
JP2009130628A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Casio Comput Co Ltd | 撮像装置及びそのプログラム |
US8072497B2 (en) | 2007-11-22 | 2011-12-06 | Casio Computer Co., Ltd. | Imaging apparatus and recording medium |
JP2010104005A (ja) * | 2009-11-13 | 2010-05-06 | Casio Computer Co Ltd | 撮像装置及びそのプログラム |
JP2012037778A (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Canon Inc | 撮像装置 |
JP2012039481A (ja) * | 2010-08-09 | 2012-02-23 | Canon Inc | 撮像装置及びその制御方法 |
JP2015106087A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 株式会社ニコン | ブレ補正装置、レンズ鏡筒及びカメラ |
WO2015145858A1 (ja) * | 2014-03-25 | 2015-10-01 | 富士フイルム株式会社 | 手ぶれ補正装置、撮像装置 |
JP6040338B2 (ja) * | 2014-03-25 | 2016-12-07 | 富士フイルム株式会社 | 手ぶれ補正装置、撮像装置 |
US20170013198A1 (en) * | 2014-03-25 | 2017-01-12 | Fujifilm Corporation | Camera shaking correction device and imaging apparatus |
US9986164B2 (en) | 2014-03-25 | 2018-05-29 | Fujifilm Corporation | Camera shaking correction device and imaging apparatus with offset correction |
JP2017032908A (ja) * | 2015-08-05 | 2017-02-09 | キヤノン株式会社 | 像振れ補正装置およびその制御方法、撮像装置 |
JP2017212681A (ja) * | 2016-05-27 | 2017-11-30 | キヤノン株式会社 | 防振制御装置、光学機器および防振制御プログラム |
JP2019078843A (ja) * | 2017-10-23 | 2019-05-23 | キヤノン株式会社 | 像ブレ補正装置およびその制御方法、撮像装置 |
JP6995561B2 (ja) | 2017-10-23 | 2022-01-14 | キヤノン株式会社 | 像ブレ補正装置およびその制御方法、撮像装置 |
JP2018116288A (ja) * | 2018-02-28 | 2018-07-26 | 株式会社ニコン | ブレ補正装置、レンズ鏡筒及びカメラ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4869579B2 (ja) | 2012-02-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7932926B2 (en) | Shooting lens having vibration reducing function and camera system for same | |
EP1507408B1 (en) | Shooting lens having vibration reducing function and camera system for same | |
US7522188B2 (en) | Vibration reduction apparatus having feedback path for motion signal, and camera system | |
JP4869579B2 (ja) | ブレ補正装置、およびカメラシステム | |
US10321058B2 (en) | Image pickup apparatus and motion vector detection method | |
USRE45692E1 (en) | Automatic focusing apparatus and image pickup apparatus | |
JP4419466B2 (ja) | 撮影レンズ、およびカメラシステム | |
CN106998425B (zh) | 振动检测设备、振动检测方法和摄像设备 | |
JP6995561B2 (ja) | 像ブレ補正装置およびその制御方法、撮像装置 | |
US10250808B2 (en) | Imaging apparatus and control method therefor | |
CN107040711B (zh) | 图像稳定设备及其控制方法 | |
JP4360147B2 (ja) | 撮影レンズ、およびカメラシステム | |
JP2009047757A (ja) | 撮影装置 | |
JP4556560B2 (ja) | ブレ補正装置、およびカメラシステム | |
JP4595394B2 (ja) | ブレ補正装置、およびカメラシステム | |
JP4415596B2 (ja) | 撮影レンズ、およびカメラシステム | |
JP2005141207A (ja) | ブレ補正装置、およびカメラシステム | |
JP2006098541A (ja) | カメラ | |
JP2014126859A (ja) | 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 | |
US10389942B2 (en) | Image blur correction apparatus, control method thereof, and imaging apparatus | |
JP5699806B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP4400322B2 (ja) | ブレ補正装置、およびカメラシステム | |
JP3975760B2 (ja) | ブレ補正装置 | |
JP7073078B2 (ja) | 撮像装置およびその制御方法 | |
WO2020012960A1 (ja) | 撮像装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071005 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090810 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090818 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091019 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091117 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111116 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4869579 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141125 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |