JP2005149722A - 情報記録方法、情報記録装置、プログラム - Google Patents
情報記録方法、情報記録装置、プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005149722A JP2005149722A JP2005003193A JP2005003193A JP2005149722A JP 2005149722 A JP2005149722 A JP 2005149722A JP 2005003193 A JP2005003193 A JP 2005003193A JP 2005003193 A JP2005003193 A JP 2005003193A JP 2005149722 A JP2005149722 A JP 2005149722A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- lead
- area
- data
- user data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
【目的】 複数の記録層を持つ情報記録媒体に対する記録動作において、記録層のデータ領域の途中で記録が完了して未記録領域が生ずることを原因として再生専用の情報記録媒体との互換性がなくなることを回避し、その互換性を保ち得るようにする。
【構成】 ユーザデータの記録要求に伴うデータ記録完了後、ユーザデータに続けて最小限のリードアウトデータを記録することで((b−2)のX−E参照)、データ領域の途中でユーザデータの記録が完了した場合も、複数の記録層を有する再生専用の情報記録媒体との互換性を保つことが可能となる。しかも、記録されるリードアウトデータは最小限であることから((b−2)のX−E参照)、未記録領域の全てに渡りリードアウトデータで記録しないで良いため((b−1)のX−D参照)、ユーザデータ記録後のディスク取り出しに時間がかからない。
【選択図】 図3
【構成】 ユーザデータの記録要求に伴うデータ記録完了後、ユーザデータに続けて最小限のリードアウトデータを記録することで((b−2)のX−E参照)、データ領域の途中でユーザデータの記録が完了した場合も、複数の記録層を有する再生専用の情報記録媒体との互換性を保つことが可能となる。しかも、記録されるリードアウトデータは最小限であることから((b−2)のX−E参照)、未記録領域の全てに渡りリードアウトデータで記録しないで良いため((b−1)のX−D参照)、ユーザデータ記録後のディスク取り出しに時間がかからない。
【選択図】 図3
Description
この発明は、2層DVD+R(Digital Versatile Disc+Recordable)ディスク等の記録可能な情報記録媒体を情報記録の対象とする情報記録装置、情報記録方法、プログラムに関する。
記録型DVDディスクとして追記型DVDディスクであるDVD+Rディスクや書換え型DVDディスクであるDVD+RWディスクなどがあり、これらのディスクは片面1層の再生専用DVDディスクと高い再生互換性を持つ記録型DVDディスクである。このような記録型ディスクは高速化、大容量化のための研究開発が盛んに行われている。
その一つに、片面2層の再生専用DVDディスクとの再生互換性を持った片面2層のDVD+Rディスク(以下、「2層DVD+Rディスク」という)がある。
2層DVD+Rディスクは記録容量が8.4ギガバイト(Gbyte)であり、従来の1層DVD+Rディスクはデータ容量が4.7Gbyteであるのに対してほぼ2倍の記録容量を有し、記録されたデータは片面2層の再生専用DVDディスクの再生が可能なDVDプレイヤ或いはDVD−ROMドライブで読み出すことができる。
このような記録型DVDディスクは、例えば特許文献1に開示されている。
2層DVD+Rディスクは記録容量が8.4ギガバイト(Gbyte)であり、従来の1層DVD+Rディスクはデータ容量が4.7Gbyteであるのに対してほぼ2倍の記録容量を有し、記録されたデータは片面2層の再生専用DVDディスクの再生が可能なDVDプレイヤ或いはDVD−ROMドライブで読み出すことができる。
このような記録型DVDディスクは、例えば特許文献1に開示されている。
ここで、片面2層の再生専用DVDディスクには、2層目のトラックが1層目と同じように内周から外周に向かっているパラレルトラックパス方式(Parallel Track Path方式=PTP方式)と、2層目のトラックが外周から内周に向かっているオポジットトラックパス方式(Opposite Track Path方式=OPT方式)との2種類のトラック方式がある。
PTP方式では1層目と2層目のデータ領域が開始するアドレスの半径位置が等しく、ともに物理アドレス30000Hから始まる。
また、データ領域の後にはリードアウト(Lead−out)領域が配置される。
OTP方式では2層目のデータ領域が開始するアドレスの半径位置は1層目データ領域が終了するアドレスの半径位置と等しく、2層目のデータ領域開始位置の物理アドレスは1層目のデータ領域終了アドレスをビット反転したアドレスとなっている。
1層目と2層目のデータ領域のサイズに差がある場合、その差分領域はリードアウト領域となる。
また、データ領域の後にはリードアウト(Lead−out)領域が配置される。
OTP方式では2層目のデータ領域が開始するアドレスの半径位置は1層目データ領域が終了するアドレスの半径位置と等しく、2層目のデータ領域開始位置の物理アドレスは1層目のデータ領域終了アドレスをビット反転したアドレスとなっている。
1層目と2層目のデータ領域のサイズに差がある場合、その差分領域はリードアウト領域となる。
例えば、PTPディスクにおいて1層目のデータ領域の終了アドレスD1と2層目のデータ領域終了アドレスD2がD1>D2となる場合、差分領域D1−D2はリードアウト領域となる。
このように、片方の記録層においてデータが記録されている領域は、2層目の対応する領域もデータが記録されている。
これは、例えばユーザが1層目のデータを再生する際に、目的アドレスへのシークでたまたま2層目へ読み取りレーザの焦点が合った場合に、同一半径位置の2層目にデータが記録されていないとアドレス情報が取得できないなどの不具合が生じ、結果として1層目のデータが再生できないといった問題が生じることを避けるためである。
このように、片方の記録層においてデータが記録されている領域は、2層目の対応する領域もデータが記録されている。
これは、例えばユーザが1層目のデータを再生する際に、目的アドレスへのシークでたまたま2層目へ読み取りレーザの焦点が合った場合に、同一半径位置の2層目にデータが記録されていないとアドレス情報が取得できないなどの不具合が生じ、結果として1層目のデータが再生できないといった問題が生じることを避けるためである。
また、2層DVDディスクにおける論理アドレスは、1層目のデータ領域の開始アドレスから連続的に割り振られ、1層目のデータ領域終了アドレスから2層目のデータ領域開始アドレスへは論理アドレスが連続している。
つまり、ユーザは2層DVDディスクから再生を行う場合、論理アドレスを用いて再生領域を指定することで、記録層を意識することなく再生を行うことが可能となっている。
つまり、ユーザは2層DVDディスクから再生を行う場合、論理アドレスを用いて再生領域を指定することで、記録層を意識することなく再生を行うことが可能となっている。
一方、2層DVD+Rディスクを用いてデータ記録を行う場合、再生処理と同様にユーザは論理アドレスを用いて記録領域を指定する。
このため、ユーザが連続的にデータ記録を行う場合、1層目のデータ領域開始アドレスから記録が開始され、1層目のデータ領域終了アドレスまで記録が完了すると、引き続き、2層目のデータ領域開始アドレスから記録を行うことになる。
このように、2層DVD+Rディスクへの記録においてもユーザは記録層を意識することなく記録を行うことが可能となっている。
特開2001−126255公報
このため、ユーザが連続的にデータ記録を行う場合、1層目のデータ領域開始アドレスから記録が開始され、1層目のデータ領域終了アドレスまで記録が完了すると、引き続き、2層目のデータ領域開始アドレスから記録を行うことになる。
このように、2層DVD+Rディスクへの記録においてもユーザは記録層を意識することなく記録を行うことが可能となっている。
このため、ユーザのデータ記録が2層目のデータ領域の途中、或いは、2層目を全く記録することなしに終了する場合が考えられる。
例えば、2層目のデータ領域の途中、即ち、2層目のデータ領域内に未記録領域が存在する状態でユーザのデータ記録が完了した場合、2層目のデータ領域内に未記録領域を残したままでは上述した再生専用の2層DVDディスクと非互換のディスクレイアウトとなってしまう。
例えば、2層目のデータ領域の途中、即ち、2層目のデータ領域内に未記録領域が存在する状態でユーザのデータ記録が完了した場合、2層目のデータ領域内に未記録領域を残したままでは上述した再生専用の2層DVDディスクと非互換のディスクレイアウトとなってしまう。
また、例えば、ユーザが1層目のデータを再生する際に、目的アドレスへのシークでたまたま2層目へ読み取りレーザの焦点が合った場合に、同一半径位置の2層目にデータが記録されていないとアドレス情報が取得できないなどの不具合が生じ、結果として1層目のデータが再生できない、といった問題が生じる。
このような不具合は2層目を全く記録することなしにユーザのデータ記録を終了する場合も同様である。
このような不具合は2層目を全く記録することなしにユーザのデータ記録を終了する場合も同様である。
本発明の目的は、複数の記録層を持つ情報記録媒体に対する記録動作において、記録層のデータ領域の途中で記録が完了して未記録領域が生ずることを原因として再生専用の情報記録媒体との互換性がなくなることを回避し、その互換性を保ち得るようにすることである。
この発明は上記の目的を達成するため、次の情報記録方法と情報記録装置とプログラムを提供する。
(1)複数の記録層を有する追記型光ディスクにユーザデータの記録を行なう情報記録方法であって、上記複数の記録層に渡ってユーザデータを記録する工程と、その工程によってユーザデータ記録後にそのユーザデータの記録終了アドレスからリードアウト領域終了アドレスまでリードアウトデータを記録する場合、上記リードアウト領域終了アドレスより大きいアドレスの側に未記録ユーザデータ領域が存在するか否かをチェックする工程と、その工程によってチェックした結果、上記未記録ユーザデータ領域が存在するときは、上記リードアウトデータに加えて上記未記録ユーザデータ領域を埋めるようにリードアウトデータを記録する工程と、上記工程によってチェックした結果、上記未記録ユーザデータ領域が存在しないときは、上記リードアウトデータを上記リードアウト領域終了アドレスまでのリードアウトデータのみとする工程とからなる情報記録方法。
(2)上記(1)の情報記録方法において、上記チェックする工程を、RFチェックによって上記リードアウト領域終了アドレスより大きいアドレスの側に未記録ユーザデータ領域が存在するか否かをチェックする工程にした情報記録方法。
(1)複数の記録層を有する追記型光ディスクにユーザデータの記録を行なう情報記録方法であって、上記複数の記録層に渡ってユーザデータを記録する工程と、その工程によってユーザデータ記録後にそのユーザデータの記録終了アドレスからリードアウト領域終了アドレスまでリードアウトデータを記録する場合、上記リードアウト領域終了アドレスより大きいアドレスの側に未記録ユーザデータ領域が存在するか否かをチェックする工程と、その工程によってチェックした結果、上記未記録ユーザデータ領域が存在するときは、上記リードアウトデータに加えて上記未記録ユーザデータ領域を埋めるようにリードアウトデータを記録する工程と、上記工程によってチェックした結果、上記未記録ユーザデータ領域が存在しないときは、上記リードアウトデータを上記リードアウト領域終了アドレスまでのリードアウトデータのみとする工程とからなる情報記録方法。
(2)上記(1)の情報記録方法において、上記チェックする工程を、RFチェックによって上記リードアウト領域終了アドレスより大きいアドレスの側に未記録ユーザデータ領域が存在するか否かをチェックする工程にした情報記録方法。
(3)複数の記録層を有する追記型光ディスクにユーザデータの記録を行なう情報記録装置であって、上記複数の記録層に渡ってユーザデータを記録する記録手段と、その記録手段によってユーザデータ記録後にそのユーザデータの記録終了アドレスからリードアウト領域終了アドレスまでリードアウトデータを記録する場合、上記リードアウト領域終了アドレスより大きいアドレスの側に未記録ユーザデータ領域が存在するか否かをチェックするチェック手段を備え、上記記録手段に、上記チェック手段によってチェックした結果、上記未記録ユーザデータ領域が存在するときは、上記リードアウトデータに加えて上記未記録ユーザデータ領域を埋めるようにリードアウトデータを記録し、上記未記録ユーザデータ領域が存在しないときは、上記リードアウトデータを上記リードアウト領域終了アドレスまでのリードアウトデータのみとする手段を設けた情報記録装置。
(4)上記(3)の情報記録装置において、上記チェック手段を、RFチェックによって上記リードアウト領域終了アドレスより大きいアドレスの側に未記録ユーザデータ領域が存在するか否かをチェックする手段にした情報記録装置。
(4)上記(3)の情報記録装置において、上記チェック手段を、RFチェックによって上記リードアウト領域終了アドレスより大きいアドレスの側に未記録ユーザデータ領域が存在するか否かをチェックする手段にした情報記録装置。
(6)コンピュータに、複数の記録層を有する追記型光ディスクにユーザデータの記録を行う手順と、上記複数の記録層に渡ってユーザデータを記録する手順と、その手順によってユーザデータ記録後にそのユーザデータの記録終了アドレスからリードアウト領域終了アドレスまでリードアウトデータを記録する場合、上記リードアウト領域終了アドレスより大きいアドレスの側に未記録ユーザデータ領域が存在するか否かをチェックする手順と、その手順によってチェックした結果、上記未記録ユーザデータ領域が存在するときは、上記リードアウトデータに加えて上記未記録ユーザデータ領域を埋めるようにリードアウトデータを記録する手順と、上記手順によってチェックした結果、上記未記録ユーザデータ領域が存在しないときは、上記リードアウトデータを上記リードアウト領域終了アドレスまでのリードアウトデータのみとする手順を実行させるためのプログラム。
(6)上記(5)のプログラムにおいて、上記チェックする手順を、RFチェックによって上記リードアウト領域終了アドレスより大きいアドレスの側に未記録ユーザデータ領域が存在するか否かをチェックする手順にしたプログラム。
(6)上記(5)のプログラムにおいて、上記チェックする手順を、RFチェックによって上記リードアウト領域終了アドレスより大きいアドレスの側に未記録ユーザデータ領域が存在するか否かをチェックする手順にしたプログラム。
この発明による情報記録方法と情報記録装置とプログラムは、複数の記録層を持つ情報記録媒体に対する記録動作において、記録層のデータ領域の途中で記録が完了して未記録領域が生ずることを原因として再生専用の情報記録媒体との互換性がなくなることを回避し、その互換性を保ち得るようにすることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係る情報記録装置としての光ディスク装置1の概略構成を示すブロック図である。
この光ディスク装置1は、情報記録媒体としての光ディスク2を回転駆動するためのスピンドルモータ3、光ピックアップ装置4、レーザコントロール回路5、モータドライバ6、再生信号処理回路7、サーボコントローラ8、バッファRAM9、バッファマネージャ10、インターフェース11、ROM12、CPU13及びRAM14などを備えて構成されている。なお、図1中に示す矢印は代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係る情報記録装置としての光ディスク装置1の概略構成を示すブロック図である。
この光ディスク装置1は、情報記録媒体としての光ディスク2を回転駆動するためのスピンドルモータ3、光ピックアップ装置4、レーザコントロール回路5、モータドライバ6、再生信号処理回路7、サーボコントローラ8、バッファRAM9、バッファマネージャ10、インターフェース11、ROM12、CPU13及びRAM14などを備えて構成されている。なお、図1中に示す矢印は代表的な信号や情報の流れを示すものであり、各ブロックの接続関係の全てを表すものではない。
より詳細には、まず、光ディスク2としては、DVD+Rディスクの規格に準拠する2層DVD+Rディスクを記録対象とする場合への適用例である。
光ピックアップ装置4は、光源としての半導体レーザ、この半導体レーザから出射されるレーザ光を光ディスク2の記録面に導くとともに記録面で反射された戻り光を所定の受光位置まで導く対物レンズ等を含む光学系、受光位置に配置されて戻り光を受光する受光器、及び、駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ、シークモータ等)(何れも図示せず)などを含んで構成されている。受光器からは、受光量に応じた電流(電流信号)が再生信号処理回路7に出力される。
光ピックアップ装置4は、光源としての半導体レーザ、この半導体レーザから出射されるレーザ光を光ディスク2の記録面に導くとともに記録面で反射された戻り光を所定の受光位置まで導く対物レンズ等を含む光学系、受光位置に配置されて戻り光を受光する受光器、及び、駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ、シークモータ等)(何れも図示せず)などを含んで構成されている。受光器からは、受光量に応じた電流(電流信号)が再生信号処理回路7に出力される。
サーボコントローラ8では、フォーカスエラー信号に基づいて光ピックアップ装置4のフォーカシングアクチュエータを制御する制御信号を生成するとともに、トラックエラー信号に基づいて光ピックアップ装置4のトラッキングアクチュエータを制御する制御信号を生成する。これらの制御信号はサーボコントローラ8からモータドライバ6に出力される。
モータドライバ6では、サーボコントローラ8からの制御信号に基づいて光ピックアップ装置4のフォーカシングアクチュエータ及びトラッキングアクチュエータを駆動する。また、モータドライバ6では、CPU13の指示に基づいて、光ディスク2の線速度が一定となるようにスピンドルモータ3を制御する。さらに、モータドライバ6では、CPU13の指示に基づいて、光ピックアップ装置4用のシークモータを駆動し、光ピックアップ装置4を光ディスク2の目標トラックに向けて半径方向に移動させる。
モータドライバ6では、サーボコントローラ8からの制御信号に基づいて光ピックアップ装置4のフォーカシングアクチュエータ及びトラッキングアクチュエータを駆動する。また、モータドライバ6では、CPU13の指示に基づいて、光ディスク2の線速度が一定となるようにスピンドルモータ3を制御する。さらに、モータドライバ6では、CPU13の指示に基づいて、光ピックアップ装置4用のシークモータを駆動し、光ピックアップ装置4を光ディスク2の目標トラックに向けて半径方向に移動させる。
インターフェース11は、外部装置となるホストコンピュータと双方向の通信インターフェースである。
CPU13は、ROM12、RAM14とともに当該光ディスク装置1が備えるマイクロコンピュータ(コンピュータ)を構成している。記憶媒体としても機能するROM12には、CPU13により解読可能なコードで記述された後述するようなプログラムが格納されている。
CPU13は、ROM12に格納されているプログラムに従って上述の各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM14に保存する。
なお、当該光ディスク装置1の電源が投入されると、ROM12に格納されているプログラムは、CPU13のメインメモリ(図示せず)にロード(インストール)される。
CPU13は、ROM12、RAM14とともに当該光ディスク装置1が備えるマイクロコンピュータ(コンピュータ)を構成している。記憶媒体としても機能するROM12には、CPU13により解読可能なコードで記述された後述するようなプログラムが格納されている。
CPU13は、ROM12に格納されているプログラムに従って上述の各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM14に保存する。
なお、当該光ディスク装置1の電源が投入されると、ROM12に格納されているプログラムは、CPU13のメインメモリ(図示せず)にロード(インストール)される。
本実施の形態では、対象としている光ディスク2である2層DVD+Rディスクが当該光ディスク装置1にマウントされホスト側からのユーザデータの記録要求があった場合の記録処理制御に特徴があるが、その説明に先立ち、DVD+Rディスクの規格の前提となる再生専用DVDディスクのレイアウト等について説明する。
まず、図2に再生専用DVDディスクのレイアウト例を示す。図中縦軸は物理アドレスを、横軸は光ディスクの半径位置(Radius)を示す。
図2の(a)は片面1層(Single Layer)のディスク(以下、「1層ディスク」という)、図2の(b)はPTP方式の片面2層(Dual Layer)のディスク(以下、「PTPディスク」という)、図2の(c)はOTP方式の片面2層のディスク(以下、「OTPディスク」という)の場合を各々示す。
まず、図2に再生専用DVDディスクのレイアウト例を示す。図中縦軸は物理アドレスを、横軸は光ディスクの半径位置(Radius)を示す。
図2の(a)は片面1層(Single Layer)のディスク(以下、「1層ディスク」という)、図2の(b)はPTP方式の片面2層(Dual Layer)のディスク(以下、「PTPディスク」という)、図2の(c)はOTP方式の片面2層のディスク(以下、「OTPディスク」という)の場合を各々示す。
DVDディスクは、基本的に、リードイン領域(Lead−in Area)、データ領域、リードアウト領域(Lead−out Area)からなるインフォメーション領域(Information Area)を有し、1層ディスク及びPTPディスクの場合は記録層毎にインフォメーション領域を有する。
OTPディスクは1つのインフォメーション領域からなり、各記録層のデータ領域の後方に中間領域(Middle Area)を有する。
1層ディスク及びPTPディスクのレイヤ0,1及びOTPディスクのレイヤ0は内周から外周に向けてデータの再生が行われ、OTPディスクのレイヤ1は外周から内周に向けてデータの再生が行われる。
OTPディスクは1つのインフォメーション領域からなり、各記録層のデータ領域の後方に中間領域(Middle Area)を有する。
1層ディスク及びPTPディスクのレイヤ0,1及びOTPディスクのレイヤ0は内周から外周に向けてデータの再生が行われ、OTPディスクのレイヤ1は外周から内周に向けてデータの再生が行われる。
1層ディスク及びPTPディスクの各記録層はリードイン領域からリードアウト領域まで連続した物理アドレス(Physical Sector Number)が割り振られる。
一方、OTPディスクの場合は、リードイン領域からレイヤ0の中間領域まで連続した物理アドレスが割り振られるが、レイヤ1の物理アドレスはレイヤ0の物理アドレスをビット反転したアドレスが割り振られ、中間領域からリードアウト領域まで物理アドレスが増加していく。
つまり、レイヤ1におけるデータ領域の開始アドレスはレイヤ0における終了アドレスをビット反転したアドレスとなる。
一方、OTPディスクの場合は、リードイン領域からレイヤ0の中間領域まで連続した物理アドレスが割り振られるが、レイヤ1の物理アドレスはレイヤ0の物理アドレスをビット反転したアドレスが割り振られ、中間領域からリードアウト領域まで物理アドレスが増加していく。
つまり、レイヤ1におけるデータ領域の開始アドレスはレイヤ0における終了アドレスをビット反転したアドレスとなる。
図2の(b)に示すように、PTPディスクにおけるリードイン領域開始及び終了アドレス、データ領域の開始アドレス、及び、リードアウト領域の終了アドレスは同一半径位置にあり、リードアウト領域の開始アドレス、即ち、データ領域の終了アドレスは記録層毎に異なる場合がある。データ領域の終了アドレスが異なる場合、その差分の領域はリードアウトが記録されている。
一方、図2の(c)に示すように、OTPディスクの場合はリードイン領域の開始アドレスとリードアウト領域の終了アドレス、レイヤ0のデータ領域終了アドレスとレイヤ1のデータ領域開始アドレス、及び、各記録層の中間領域の開始及び終了アドレスは同一半径位置にあり、レイヤ0のデータ領域開始アドレスとレイヤ1のデータ領域終了アドレスは必ずしも一致しない。OTPディスクの場合もその差分領域にはリードアウトが記録されている。
このような再生専用DVDディスクのレイアウトに準拠する、例えばPTP方式による2層DVD+Rディスク(光ディスク2)に対する情報記録方法を図3を参照して説明する。
まず、図3の(a)は全く記録してない未記録状態における2層DVD+Rディスクのレイアウトを示している。
第1の記録層であるレイヤ0及び第2の記録層であるレイヤ1なる各記録層には各々、リードイン領域、データ領域(Data Area)、及び、リードアウト領域が存在する。
図中、Aはリードイン開始アドレス、Bはデータ領域の開始アドレス、Cはリードアウト領域の開始アドレス、Dはリードアウト領域の終了アドレスの位置を示しており、各記録層(レイヤ0,レイヤ1)におけるアドレスA〜Dは光ディスク2の同一半径位置に位置している。
まず、図3の(a)は全く記録してない未記録状態における2層DVD+Rディスクのレイアウトを示している。
第1の記録層であるレイヤ0及び第2の記録層であるレイヤ1なる各記録層には各々、リードイン領域、データ領域(Data Area)、及び、リードアウト領域が存在する。
図中、Aはリードイン開始アドレス、Bはデータ領域の開始アドレス、Cはリードアウト領域の開始アドレス、Dはリードアウト領域の終了アドレスの位置を示しており、各記録層(レイヤ0,レイヤ1)におけるアドレスA〜Dは光ディスク2の同一半径位置に位置している。
図3の(b)は、レイヤ1の途中でユーザデータの記録が完了した場合の2層DVD+Rディスクのレイアウトを示している。
また、図3の(b−1)〜(b−2)は、レイヤ1の途中でユーザデータの記録が完了した場合の記録方法を示す。
図3の(b)は、2層目(レイヤ1)のアドレスXの位置でユーザデータの記録が完了したことを示している。
また、図3の(b−1)〜(b−2)は、レイヤ1の途中でユーザデータの記録が完了した場合の記録方法を示す。
図3の(b)は、2層目(レイヤ1)のアドレスXの位置でユーザデータの記録が完了したことを示している。
このように途中でユーザデータの記録が完了する場合、図3の(b−1)に示すように、ユーザデータ記録領域以降の未記録領域をリードアウト領域で記録する。
つまり、レイヤ1のアドレスXからアドレスDまでの領域が所定の未記録領域としてリードアウト領域で記録される。
従って、レイヤ0の場合、アドレスAからBがリードイン領域、アドレスBからCがデータ領域、アドレスCからDがリードアウト領域であるのに対し、レイヤ1の場合はアドレスAからBがリードイン領域、アドレスBからXがデータ領域、アドレスXからDがリードアウト領域となる。
この結果、片面2層の再生専用DVD−ROMディスクと同じディスクレイアウトとなり、2層目(レイヤ1)のデータ領域の途中でユーザデータの記録が完了した場合も、問題なく、片面2層の再生専用DVD−ROMディスクとの互換性を保つことが可能となる。
つまり、レイヤ1のアドレスXからアドレスDまでの領域が所定の未記録領域としてリードアウト領域で記録される。
従って、レイヤ0の場合、アドレスAからBがリードイン領域、アドレスBからCがデータ領域、アドレスCからDがリードアウト領域であるのに対し、レイヤ1の場合はアドレスAからBがリードイン領域、アドレスBからXがデータ領域、アドレスXからDがリードアウト領域となる。
この結果、片面2層の再生専用DVD−ROMディスクと同じディスクレイアウトとなり、2層目(レイヤ1)のデータ領域の途中でユーザデータの記録が完了した場合も、問題なく、片面2層の再生専用DVD−ROMディスクとの互換性を保つことが可能となる。
また、途中でユーザデータの記録が完了する場合、図3の(b−2)に示すように、ユーザデータ記録領域以降の未記録領域を最小限のリードアウト領域(64ECCブロック(ECC Block)から構成されるリードアウトデータ(DVD+RWディスクにおけるテンポラリーリードアウトに順ずる))で記録する。
つまり、レイヤ1のアドレスXからアドレスDまでの領域が所定の未記録領域であり、このアドレスXからアドレスDまでの領域のうち、アドレスXからアドレスEまでの領域がリードアウト領域で記録される。
従って、レイヤ0の場合、アドレスAからBがリードイン領域、アドレスBからCがデータ領域、アドレスCからDがリードアウト領域であるのに対し、レイヤ1の場合はアドレスAからBがリードイン領域、アドレスBからXがデータ領域、アドレスXからEがリードアウト領域となる。
つまり、レイヤ1のアドレスXからアドレスDまでの領域が所定の未記録領域であり、このアドレスXからアドレスDまでの領域のうち、アドレスXからアドレスEまでの領域がリードアウト領域で記録される。
従って、レイヤ0の場合、アドレスAからBがリードイン領域、アドレスBからCがデータ領域、アドレスCからDがリードアウト領域であるのに対し、レイヤ1の場合はアドレスAからBがリードイン領域、アドレスBからXがデータ領域、アドレスXからEがリードアウト領域となる。
次に、再生専用DVDディスクのレイアウトに準拠する、例えばOTP方式による2層DVD+Rディスク(光ディスク2)に対する情報記録方法を図4を参照して説明する。
まず、図4の(a)は全く記録してない未記録状態における2層DVD+Rディスクのレイアウトを示している。
第1の記録層であるレイヤ0にはディスク内周からリードイン領域、データ領域、中間領域が存在し、レイヤ1にはディスク外周から中間領域、データ領域、リードアウト領域が存在する。
まず、図4の(a)は全く記録してない未記録状態における2層DVD+Rディスクのレイアウトを示している。
第1の記録層であるレイヤ0にはディスク内周からリードイン領域、データ領域、中間領域が存在し、レイヤ1にはディスク外周から中間領域、データ領域、リードアウト領域が存在する。
図中、Aはリードイン領域の開始アドレス、Bはレイヤ0のデータ領域の開始アドレス、Cはレイヤ0の中間領域の開始アドレス、Dはレイヤ0の中間領域の終了アドレスであり、また、図中、D′はレイヤ1の中間領域の開始アドレス、C′はレイヤ1のデータ領域の開始アドレス、B′はリードアウト領域の開始アドレス、A′はリードアウト領域の終了アドレスの位置を示しており、AとA′、BとB′、CとC′、DとD′は各々ビット反転した値であり、光ディスク2の同一半径位置に位置している。
図4の(b)は、レイヤ1の途中でユーザデータの記録が完了した場合の2層DVD+Rディスクのレイアウトを示している。
図4の(b−1)〜(b−2)は、レイヤ1の途中でユーザデータの記録が完了した場合の本発明の実施の形態による記録方法を示す。
図4の(b)は、2層目(レイヤ1)のアドレスXの位置でユーザデータの記録が完了したことを示している。
図4の(b−1)〜(b−2)は、レイヤ1の途中でユーザデータの記録が完了した場合の本発明の実施の形態による記録方法を示す。
図4の(b)は、2層目(レイヤ1)のアドレスXの位置でユーザデータの記録が完了したことを示している。
このように途中でユーザデータの記録が完了する場合、図4の(b−1)に示すように、ユーザデータ記録領域以降の未記録領域をリードアウトディスクで記録する。
つまり、アドレスXからアドレスA′までの領域が所定の未記録領域としてリードアウトディスクで記録される。
従って、アドレスAからBがリードイン領域、アドレスBからCまでがレイヤ0のデータ領域、アドレスCからDまでがレイヤ0の中間領域、アドレスD′からC′までがレイヤ1の中間領域、アドレスC′からXまでがレイヤ1のデータ領域、アドレスXからA′までがリードアウト領域となる。
この結果、片面2層の再生専用DVD−ROMディスクと同じディスクレイアウトとなり、2層目(レイヤ1)のデータ領域の途中でユーザデータの記録が完了した場合も、問題なく、片面2層の再生専用DVD−ROMディスクとの互換性を保つことが可能となる。
つまり、アドレスXからアドレスA′までの領域が所定の未記録領域としてリードアウトディスクで記録される。
従って、アドレスAからBがリードイン領域、アドレスBからCまでがレイヤ0のデータ領域、アドレスCからDまでがレイヤ0の中間領域、アドレスD′からC′までがレイヤ1の中間領域、アドレスC′からXまでがレイヤ1のデータ領域、アドレスXからA′までがリードアウト領域となる。
この結果、片面2層の再生専用DVD−ROMディスクと同じディスクレイアウトとなり、2層目(レイヤ1)のデータ領域の途中でユーザデータの記録が完了した場合も、問題なく、片面2層の再生専用DVD−ROMディスクとの互換性を保つことが可能となる。
また、途中でユーザデータの記録が完了する場合、図4の(b−2)に示すように、ユーザデータ記録領域以降の未記録領域を最低限のリードアウトディスク(64ECCブロックから構成されるリードアウトデータ(DVD+RWディスクにおけるテンポラリーリードアウトに順ずる))で記録する。
つまり、アドレスXからアドレスEまでの領域が所定の未記録領域としてリードアウト領域で記録される。
従って、アドレスAからBがリードイン領域、アドレスBからCまでがレイヤ0のデータ領域、アドレスCからDまでがレイヤ0の中間領域、アドレスD′からC′までがレイヤ1の中間領域、アドレスC′からXまでがレイヤ1のデータ領域、アドレスXからEまでがリードアウト領域となる。
つまり、アドレスXからアドレスEまでの領域が所定の未記録領域としてリードアウト領域で記録される。
従って、アドレスAからBがリードイン領域、アドレスBからCまでがレイヤ0のデータ領域、アドレスCからDまでがレイヤ0の中間領域、アドレスD′からC′までがレイヤ1の中間領域、アドレスC′からXまでがレイヤ1のデータ領域、アドレスXからEまでがリードアウト領域となる。
次いで、図3の(b−1)〜(b−2)、図4の(b−1)〜(b−2)に示すようなレイヤ1の途中でユーザデータの記録が完了した場合の記録方法を実施するための処理の流れを図5乃至図12に基づいて説明する。
このような処理は、光ディスク装置1におけるCPU13がROM12に格納されて当該光ディスク装置1の電源投入時にCPU13のメインメモリ(図示せず)にロード(インストール)されるプログラムに従い実行される。
このような処理は、光ディスク装置1におけるCPU13がROM12に格納されて当該光ディスク装置1の電源投入時にCPU13のメインメモリ(図示せず)にロード(インストール)されるプログラムに従い実行される。
図5は、レイヤ1の途中でユーザデータの記録が完了した場合にリードアウトデータを記録する方法を実施するための処理の流れを示すフローチャートである。
図6は、ホストコンピュータが光ディスク装置1に発行するクローズトラックセッションコマンド(Close Track/Session Command(CDB:5B))を例示する模式図である。
図7は、クローズトラックセッションコマンド(CDB:5B)のクローズファンクションテーブルを例示する模式図である。
図6は、ホストコンピュータが光ディスク装置1に発行するクローズトラックセッションコマンド(Close Track/Session Command(CDB:5B))を例示する模式図である。
図7は、クローズトラックセッションコマンド(CDB:5B)のクローズファンクションテーブルを例示する模式図である。
ユーザデータの記録が完了したら、DVD−ROMディスク互換を取るために、ホストコンピュータは光ディスク装置1に図6に例示するようなクローズトラックセッションコマンド(CDB:5B)を発行する。
このコマンドが発行された場合、光ディスク装置1は、図7に例示するクローズトラックセッションコマンド(CDB:5B)のクローズファンクションテーブルを参照して図6に例示するクローズトラックセッションコマンド(CDB:5B)を解析し、このクローズトラックセッションコマンド(CDB:5B)に含まれるクローズファンクションが最小限のリードアウトデータ記録要求のコマンドであるクローズファンクション(Close Function)“111”であるかと否かを確認する(ステップS101)。
このコマンドが発行された場合、光ディスク装置1は、図7に例示するクローズトラックセッションコマンド(CDB:5B)のクローズファンクションテーブルを参照して図6に例示するクローズトラックセッションコマンド(CDB:5B)を解析し、このクローズトラックセッションコマンド(CDB:5B)に含まれるクローズファンクションが最小限のリードアウトデータ記録要求のコマンドであるクローズファンクション(Close Function)“111”であるかと否かを確認する(ステップS101)。
その結果、受信したコマンドが最小限のリードアウトデータ記録要求のコマンドであるクローズファンクション“111”であると判定されれば(ステップS101のY)、ユーザデータ記録終了アドレス位置(図3の(b)のX位置、図4の(b)のX位置)とリードアウト領域の開始アドレスとに差分があるか否かをアドレス比較により確認する(ステップS102)。
その結果、差分が有ると判定されれば(ステップS102のY)、64ECCブロックから構成されるリードアウトデータ(DVD+RWディスクにおけるテンポラリーリードアウトに順ずる)をデータ領域におけるユーザデータ記録終了アドレスの後に記録し(ステップS103)、その後に光ディスク2の取り出しを行なう。
一方、ステップS101で、ホストコンピュータからのクローズトラックセッションコマンドが、最小限のリードアウトデータ記録要求コマンドであるクローズファンクション“111”以外であると判定されると(ステップS101のN)、データ領域におけるユーザデータの記録終了アドレスからリードアウト領域の終了アドレス位置までリードアウトデータで記録し(ステップS104)、その後に光ディスク2の取り出しを行なう。
また、ホストコンピュータからのクローズトラックセッションコマンドが最小限のリードアウトデータを記録してディスクの取り出しを行うコマンドであるクローズファンクション“111”であると判定されたとしても(ステップS101のY)、データ領域におけるユーザデータの記録終了アドレスとリードアウト領域の開始アドレスとに差分が無いと判定されれば(ステップS102のN)、リードアウト領域にリードアウトデータを記録し(ステップS104)、その後に光ディスク2の取り出しを行なう。
したがって、データ領域の途中でユーザデータの記録が完了した場合も、ユーザデータに続けてリードアウトデータが記録されることから、複数の記録層(レイヤ0、レイヤ1)を有する再生専用の情報記録媒体との互換性を保つことができる。
また、ステップS101で、ホストコンピュータからのクローズトラックセッションコマンドが、最小限のリードアウトデータ記録要求コマンドであるクローズファンクション“111”の場合には、記録されるリードアウトデータは最小限に留まる。これにより、データ領域における未記録領域の全てに渡りリードアウトデータで記録しないで良いため、ユーザデータ記録後の光ディスク2の取り出しに要する時間を著しく短縮することができる。
図8は、レイヤ1の途中でユーザデータの記録が完了した場合にリードアウトデータを記録する方法を実施するための別の処理の流れを示すフローチャートである。
図9は、ホストコンピュータから光ディスク装置1に発行するデータ領域中の未記録領域をリードアウトデータで記録するコマンド(Vender UniqueコマンドCDB:CB)を例示する模式図である。
図9は、ホストコンピュータから光ディスク装置1に発行するデータ領域中の未記録領域をリードアウトデータで記録するコマンド(Vender UniqueコマンドCDB:CB)を例示する模式図である。
光ディスク装置1のCPU13は、ホストコンピュータからデータ領域中の未記録領域をリードアウトデータで記録する図9に例示するコマンド(Vender UniqueコマンドCDB:CB)を受信した場合(ステップS201のY)、挿入されている光ディスク2のデータ領域に未記録領域が存在するか否かをRFチェックにより確認する(ステップS202)。
その結果、図3の(b−1)もしくは図4の(b−1)に例示するように、データ領域中に未記録領域が存在しなければ、ステップS202においてデータ領域中に未記録領域が存在しないと判定され(ステップS202のN)、ホストコンピュータから送信された未記録領域をリードアウトデータで記録するコマンド(Vender UniqueコマンドCDB:CB)に対して、光ディスク装置1よりコマンドコンプリート(Complete)を返す(ステップS205)。
これに対して、ステップS202においてRFチェックにより確認した結果、データ領域中に未記録領域が存在すると判定された場合には(ステップS202のY)、未記録領域の開始アドレスとリードアウト領域の終了アドレスとを参照することで未記録領域の記録時間を算出し、算出した未記録領域の記録時間をホストコンピュータに対して転送する(ステップS203)。
この場合、光ディスク装置1に挿入されている片面2層のDVDディスクである光ディスク2におけるデータ領域中に未記録領域が存在しなければ、記録時間を“0”と設定してホストコンピュータにデータを転送する(ステップS203)。
そして、ホストコンピュータにデータを転送した後に、リードアウトデータでデータ領域中の未記録領域の記録を行う(ステップS204)。
この場合、光ディスク装置1に挿入されている片面2層のDVDディスクである光ディスク2におけるデータ領域中に未記録領域が存在しなければ、記録時間を“0”と設定してホストコンピュータにデータを転送する(ステップS203)。
そして、ホストコンピュータにデータを転送した後に、リードアウトデータでデータ領域中の未記録領域の記録を行う(ステップS204)。
このように、ホストコンピュータから未記録領域を全てリードアウトデータで記録するコマンド(Vender UniqueコマンドCDB:CB)を受信した場合には(ステップS201のY)、ユーザデータを記録するデータ領域のうち未記録領域を全てリードアウトデータで記録するので、例えば、ユーザが第1の記録層(レイヤ0)のデータを再生する際に、目的アドレスへのシークでたまたま第2の記録層(レイヤ1)へ読取りレーザの焦点が合った場合に、同一半径位置の第2の記録層(レイヤ1)にデータが記録されていないことにより第1の記録層(レイヤ0)のデータが再生できない、といった問題を回避することができる。
図10は、ホストコンピュータからディスクアクセスコマンドが無い場合の処理の流れを示すフローチャートである。
光ディスク装置1は、ホストコンピュータからのディスクアクセスコマンドが無い場合に(ステップS301のN)、挿入されている片面2層のDVDディスクである光ディスク2に対して、未記録領域が存在するか否かの確認をRFのチェックで行う(ステップS202)。
光ディスク装置1は、ホストコンピュータからのディスクアクセスコマンドが無い場合に(ステップS301のN)、挿入されている片面2層のDVDディスクである光ディスク2に対して、未記録領域が存在するか否かの確認をRFのチェックで行う(ステップS202)。
その結果、図3の(b−2)もしくは図4の(b−2)に示すようにデータ領域中に未記録領域が存在すれば、ステップS302においてデータ領域中に未記録領域が存在すると判定され(ステップS302のY)、ホストコンピュータからのディスクアクセスコマンドが発行されていないバックグランド時に、光ディスク装置1はデータ領域中の未記録領域に対してリードアウトデータの記録を行う(ステップS303)。
これに対して、図3の(b−1)もしくは図4の(b−1)に示すようにデータ領域中に未記録領域が存在しなければ、ステップS302においてデータ領域中に未記録領域が存在しないと判定され(ステップS302のN)、ホストコンピュータからのコマンドに待機する。
したがって、ホストコンピュータからのディスクアクセスコマンドが発行されていないバックグランド時に、光ディスク2におけるデータ領域中の未記録領域に対してリードアウトデータの記録を行なう。このため、例えば、ユーザが第1の記録層(レイヤ0)のデータを再生する際に、目的アドレスへのシークでたまたま第2の記録層(レイヤ1)へ読取りレーザの焦点が合った場合に、同一半径位置の第2の記録層(レイヤ1)にデータが記録されていないことにより第1の記録層(レイヤ0)のデータが再生できない、といった問題を回避することができる。
しかも、このようなリードアウトデータの記録はホストコンピュータからのディスクアクセスコマンドが発行されていないバックグランド時に行なわれるため、データ記録後に光ディスク2を取り出すための時間が長くなる等の不都合が生じない。
しかも、このようなリードアウトデータの記録はホストコンピュータからのディスクアクセスコマンドが発行されていないバックグランド時に行なわれるため、データ記録後に光ディスク2を取り出すための時間が長くなる等の不都合が生じない。
1:光ディスク装置 2:情報記録媒体(光ディスク) 3:スピンドルモータ 4:光ピックアップ装置 5:レーザコントロール回路 6:モータドライバ 7:再生信号処理回路 8:サーボコントローラ 9:バッファRAM 10:バッファマネージャ 11:インターフェース 12:ROM 13:CPU 14:RAM
Claims (6)
- 複数の記録層を有する追記型光ディスクにユーザデータの記録を行なう情報記録方法であって、
前記複数の記録層に渡ってユーザデータを記録する工程と、該工程によってユーザデータ記録後に該ユーザデータの記録終了アドレスからリードアウト領域終了アドレスまでリードアウトデータを記録する場合、前記リードアウト領域終了アドレスより大きいアドレスの側に未記録ユーザデータ領域が存在するか否かをチェックする工程と、該工程によってチェックした結果、前記未記録ユーザデータ領域が存在するときは、前記リードアウトデータに加えて前記未記録ユーザデータ領域を埋めるようにリードアウトデータを記録する工程と、前記工程によってチェックした結果、前記未記録ユーザデータ領域が存在しないときは、前記リードアウトデータを前記リードアウト領域終了アドレスまでのリードアウトデータのみとする工程とからなることを特徴とする情報記録方法。 - 前記チェックする工程は、RFチェックによって前記リードアウト領域終了アドレスより大きいアドレスの側に未記録ユーザデータ領域が存在するか否かをチェックする工程であることを特徴とする請求項1記載の情報記録方法。
- 複数の記録層を有する追記型光ディスクにユーザデータの記録を行なう情報記録装置であって、
前記複数の記録層に渡ってユーザデータを記録する記録手段と、該記録手段によってユーザデータ記録後に該ユーザデータの記録終了アドレスからリードアウト領域終了アドレスまでリードアウトデータを記録する場合、前記リードアウト領域終了アドレスより大きいアドレスの側に未記録ユーザデータ領域が存在するか否かをチェックするチェック手段とを備え、
前記記録手段に、前記チェック手段によってチェックした結果、前記未記録ユーザデータ領域が存在するときは、前記リードアウトデータに加えて前記未記録ユーザデータ領域を埋めるようにリードアウトデータを記録し、前記未記録ユーザデータ領域が存在しないときは、前記リードアウトデータを前記リードアウト領域終了アドレスまでのリードアウトデータのみとする手段を設けたことを特徴とする情報記録装置。 - 前記チェック手段は、RFチェックによって前記リードアウト領域終了アドレスより大きいアドレスの側に未記録ユーザデータ領域が存在するか否かをチェックする手段であることを特徴とする請求項3記載の情報記録装置。
- コンピュータに、複数の記録層を有する追記型光ディスクにユーザデータの記録を行う手順と、前記複数の記録層に渡ってユーザデータを記録する手順と、該手順によってユーザデータ記録後に該ユーザデータの記録終了アドレスからリードアウト領域終了アドレスまでリードアウトデータを記録する場合、前記リードアウト領域終了アドレスより大きいアドレスの側に未記録ユーザデータ領域が存在するか否かをチェックする手順と、該手順によってチェックした結果、前記未記録ユーザデータ領域が存在するときは、前記リードアウトデータに加えて前記未記録ユーザデータ領域を埋めるようにリードアウトデータを記録する手順と、前記手順によってチェックした結果、前記未記録ユーザデータ領域が存在しないときは、前記リードアウトデータを前記リードアウト領域終了アドレスまでのリードアウトデータのみとする手順とを実行させるためのプログラム。
- 前記チェックする手順は、RFチェックによって前記リードアウト領域終了アドレスより大きいアドレスの側に未記録ユーザデータ領域が存在するか否かをチェックする手順である請求項5記載のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005003193A JP2005149722A (ja) | 2003-03-25 | 2005-01-07 | 情報記録方法、情報記録装置、プログラム |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003083360 | 2003-03-25 | ||
JP2005003193A JP2005149722A (ja) | 2003-03-25 | 2005-01-07 | 情報記録方法、情報記録装置、プログラム |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003357396A Division JP3954556B2 (ja) | 2003-03-25 | 2003-10-17 | 情報記録装置、情報記録方法、情報記録用プログラム、及び情報記録用プログラを記憶する記憶媒体 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007121517A Division JP4343971B2 (ja) | 2003-03-25 | 2007-05-02 | 情報記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005149722A true JP2005149722A (ja) | 2005-06-09 |
Family
ID=34702775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005003193A Pending JP2005149722A (ja) | 2003-03-25 | 2005-01-07 | 情報記録方法、情報記録装置、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005149722A (ja) |
-
2005
- 2005-01-07 JP JP2005003193A patent/JP2005149722A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3710790B2 (ja) | 情報記録方法及びその装置 | |
US7385897B2 (en) | Information recording device, information recording method, information recording program, and recording medium | |
JP2004310972A (ja) | 情報処理装置、情報記録装置、情報処理システム、情報記録方法、情報記録用プログラム及び記憶媒体 | |
WO2005086162A1 (ja) | 情報記録装置及び方法 | |
JP4083651B2 (ja) | 情報記録方法及び情報記録装置 | |
JP2007128578A (ja) | 情報記録装置 | |
JP3727630B2 (ja) | 情報記録方法および情報記録装置 | |
JP2005267704A (ja) | 光ディスク装置及びそのフォーカスジャンプ制御方法 | |
US7529159B2 (en) | System and method for recording information onto an information recording medium's first and second recording layers | |
JP4728750B2 (ja) | 情報記録装置及び情報記録方法 | |
JP4343971B2 (ja) | 情報記録方法 | |
JP4086819B2 (ja) | 情報記録方法及びその装置 | |
JP4083780B2 (ja) | 情報記録システム | |
JP2005149722A (ja) | 情報記録方法、情報記録装置、プログラム | |
JP4343936B2 (ja) | 情報記録方法、情報記録装置、情報記録用プログラム及び記録媒体 | |
JP2006114169A (ja) | 再生方法、光ディスク装置、プログラム及び記録媒体 | |
JP4128593B2 (ja) | 情報記録システム | |
JP2006313600A (ja) | 記録方法、プログラム及び記録媒体、並びに情報記録装置 | |
JP2004288362A (ja) | 情報記録方法、情報記録装置、情報記録用プログラム及び記憶媒体 | |
US7948859B2 (en) | Information recording medium, information recording device and method, information reproducing device and method, information recording/reproducing device and recording method, and computer program | |
JP4603535B2 (ja) | 情報記録媒体、情報記録装置及び方法 | |
US8125880B2 (en) | Information recording apparatus and method, computer program | |
JP2005346785A (ja) | 記録方法、情報記録媒体、再生方法、情報記録装置及び情報再生装置 | |
JP2006313642A (ja) | 情報記録媒体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070306 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070502 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070710 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071106 |