JP2005149397A - 顕微鏡画像管理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 顕微鏡観察において複数の画像を取得した場合に、関連ある観察画像の管理を容易にする顕微鏡画像管理装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】 レーザ顕微鏡機能部で取得した画像22及び光学顕微鏡機能部で取得したカラー画像23は、処理装置4内のメモリ上に展開され、処理装置4のCPUによって、例えばそれぞれの画像データのサイズから画像データファイル24内に格納すべきアドレスが算出され、そのアドレスに順次画像データを格納される。そして、画像データファイル24内に格納されたそれぞれの画像データのアドレスと、その画像データファイル名や検鏡方法等の情報とを関連づけるためのテーブルを作成してファイルヘッダとして画像データファイル24に追加される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、複数の観察画像の管理及びそれらの表示を容易に行えるようにするための顕微鏡画像管理装置及びプログラムに関する。
従来の顕微鏡観察では、複数の異なる観察方法によって取得した画像や複数の視野から取得した画像はそれぞれ1つの画像ファイルとして記憶装置に保存されていた。したがって、顕微鏡観察によって取得した複数の画像ファイル間の関係等が後からわかるようにするために、取得した複数の画像ファイルのファイル名や保存場所名等を工夫する必要があった。このため、観察中に必要な画像を記憶装置に保存する際には、その都度画像ファイル名や保存場所等を入力する必要があった。
特許文献1では、観察画像を静止画像として取り込むTVカメラを有し、取り込む画像の倍率が変更自在な顕微鏡静止画像観察システムにおいて、TVカメラで取り込んだ観察情報に対するコメントや印を付けることができることを特徴とする顕微鏡静止画像観察システムについて開示されている。
また、特許文献2では、顕微鏡を介して取得した複数の画像とそれらの画像の各々に付随する固有の情報を示す固有情報とを取得して、前記複数の画像を縮小して一覧表示すると共に、各々の画像の周辺領域に対して前記固有情報の違いに応じて色または模様を変えた表示を行う画像表示システムについて開示されている。
特開2000−039565号公報 特開2002−202463号公報
しかし、特許文献1及び特許文献2のいずれの場合にも1つの画像ファイル毎に固有情報を入力する必要があるため、顕微鏡観察によって取得した複数の関連する画像の管理が難しかった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、顕微鏡観察において複数の画像を取得した場合に、関連ある観察画像の管理を容易にする顕微鏡画像管理装置及びプログラムを提供することである。
請求項1記載の発明は、顕微鏡画像管理装置において、顕微鏡で観察によって取得した複数の画像データを所定の条件に基づいて関連付けをする関連づけ手段と、該関連づけ手段によって関連付けられた複数の画像データを1つの画像データファイルとして保存するファイル保存手段と、を有することを特徴とする顕微鏡画像管理装置である。
請求項1記載の発明によると、顕微鏡で観察された複数の画像データを関連づけ手段によって所定の条件に基づいて関連づけることが可能となり、さらに関連づけられた画像データを1つの画像データファイルとして保存することを可能とする効果を奏する。
請求項2記載の発明は、前記複数の画像データは、異なる顕微鏡の観察方法によって取得した画像データであることを特徴とする請求項1記載の顕微鏡画像管理装置である。
請求項2記載の発明によると、前記所定の条件を異なる顕微鏡の観察方法によって取得した画像データとすることによって観察方法別に前記画像データを保存することが可能となる効果を奏する。
請求項3記載の発明は、前記複数の画像データは、光学顕微鏡機能部における明視野観察、暗視野観察、微分干渉観察、レーザ顕微鏡機能部による観察、走査プローブ顕微鏡機能部による観察の少なくとも1つの観察方法によって取得した画像データであることを特徴とする請求項1または2に記載の顕微鏡画像管理装置である。
請求項3記載の発明によると、前記所定の条件を光学顕微鏡における明視野観察、暗視野観察、微分干渉観察、レーザ顕微鏡による観察、走査プローブ顕微鏡による観察の少なくとも1つの観察方法によって取得した画像データとすることによって観察方法別に前記画像データを保存することが可能となる効果を奏する。
請求項4記載の発明は、前記複数の画像データは、同一試料の異なる観察領域についての画像データであることを特徴とする請求項1記載の顕微鏡画像管理装置である。
請求項4記載の発明によると、前記所定の条件を同一試料の異なる観察領域についての画像データとすることによって、同一試料の異なる観察領域について取得した複数の画像データを関連づけて1つの画像データファイルとして保存する効果を奏する。
請求項5記載の発明は、前記複数の画像データは、同一試料の同一観察領域における異なる倍率の画像データであることを特徴とする請求項1記載の顕微鏡画像管理装置である。
請求項5記載の発明によると、前記所定の条件を同一試料の同一観察領域で倍率の異なる画像データとすることによって、同一試料の同一観察領域を異なる倍率で観察した画像データについて取得した複数の画像データを関連づけて1つの画像データファイルとして保存する効果を奏する。
請求項6記載の発明は、前記複数の画像データは、同一種類のサンプルに含まれる複数の試料であって、該複数の試料に対して同一観察領域で取得した画像データであることを特徴とする請求項1記載の顕微鏡画像管理装置である。
請求項6記載の発明によると、同一種類のサンプルから任意に選んだ複数の試料に対して同一領域の画像データを取得し、関連づけて1つの画像データファイルとして保存される効果を奏する。
請求項7記載の発明は、前記保存手段によって保存された画像データファイルに含まれる画像データを、並べて表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1から6のうちいずれか一項に記載の顕微鏡画像管理装置である。
請求項7記載の発明によると、前記保存手段によって保存された画像データファイルに含まれる複数の画像データを縮小し、前記所定の条件に基づいて一覧表示することが可能となる効果を奏する。
請求項8記載の発明は、前記表示手段によって表示される前記画像データファイルに含まれる画像データは、縮小された画像データであることを特徴とする請求項7に記載の顕微鏡画像管理装置である。
請求項8記載の発明によると、前記保存手段によって保存された画像データファイルに含まれる複数の画像データを並べて表示することによって、関連づけられた複数の画像データを容易に比較することが可能となる効果を奏する。
請求項9記載の発明は、前記同一試料の異なる観察領域についての複数の画像データの互いの位置関係を判別する位置関係判別手段と、該位置関係判別手段によって判別された前記複数の画像データの互いの位置関係に基づいて、該前記複数の画像データを1つの画像データとして表示する連続表示手段と、を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の顕微鏡画像管理装置である。
請求項9記載の発明によると、前記保存手段によって保存された画像データファイルに含まれる複数の画像データについて前記位置関係判別手段によって同一試料に対する位置関係を判断し、連続した位置関係にある複数の画像データを組み合わせて1つの画像データとして表示することが可能となる効果を奏する。
請求項10記載の発明は、コンピュータに顕微鏡画像管理装置としての機能を実現させるプログラムであって、顕微鏡で観察によって取得した複数の画像データを所定の条件に基づいて自動的に関連付けをする関連づけ処理と、該関連づけ手段によって関連付けられた複数の画像データを1つの画像データファイルとして前記コンピュータの記憶手段に保存するファイル保存処理と、を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラムである。
請求項10記載の発明によると、前記所定の条件を設定することにより、顕微鏡で観察された複数の画像データを取得すると自動的に関連づけられ、さらに関連づけられた画像データを1つの画像データファイルとして保存することを可能とする効果を奏する。
以上のように、本発明のいずれの態様によっても、顕微鏡観察によって複数の画像を取得した場合において関連ある観察画像の管理を容易にする効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態を図1から図13に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る顕微鏡画像管理装置を含む顕微鏡画像観察システムの全体構成の一例を示している。
同図に示す顕微鏡画像観察システムは、試料を観察するための光学顕微鏡機能部1及びレーザ顕微鏡機能部2と、観察対象の試料を載せるためのステージ3と、光学顕微鏡機能部1及びレーザ顕微鏡機能部2から取得した画像の処理や顕微鏡画像管理装置を構成する各部の制御を行なう処理装置4と、表示部5とを少なくとも備えており、本実施例に係る顕微鏡画像管理装置は処理装置4及び表示部5から構成されている。
光学顕微鏡機能部1は、公知の技術によって実現される光学顕微鏡と同様の構成である。すなわち、白色光源6から照射された光が対物レンズ37を介してステージ3上に載せられた試料(標本)14面上に照射され、対物レンズ37及び図示しない集光レンズを介して得るステージ3上の試料14の画像がカラーカメラ8によって撮像される。撮像された画像は画像データとして処理装置4に送られ、表示部5で表示される。
レーザ顕微鏡機能部2も、公知の技術によって実現されるレーザ顕微鏡と同様の構成である。すなわち、レーザ光源9から照射された光ビームは、2次元スキャナ11により2次元走査され、対物レンズ37を介してステージ3上に載せられた試料14面上に照射され、試料14の材質や形状に応じた反射光(又は透過光、蛍光等)がピンホールを介して光検出器12で検出される。検出された光は、電気信号に変換した後A/D変換器によってデジタル信号である画像データに変換される。この変換された画像データは、処理装置4に送られ、表示部5で表示される。
ステージ3は、xyz方向へ摺動させて試料14の観察領域を調整することが可能となっている。この観察領域の調整は、処理装置4の制御によって調整することが可能であり、また操作者による手動でも調整することが可能である。
処理装置4は、顕微鏡画像観察システムを構成する各要素を制御すると共に、光学顕微鏡機能部1及びレーザ顕微鏡機能部2から取得した画像データの処理を行なうためのCPUと、本願発明を実現させるために必要なプログラムやデータを記憶する揮発性メモリ(例えばRAMなど)と、データを入力するための入力装置と、データを出力するための出力装置と、画像データファイルやプログラム等を記録するための外部記録装置とを少なくとも備え、必要に応じて必要なプログラムやデータ等を格納するための不揮発性メモリ(例えばEEPROMなど)やネットワーク接続装置を備える情報処理装置である。
検鏡切替部13は、手動又は処理装置4の制御によって明視野観察法、暗視野観察法、微分干渉観察法、位相差観察法、偏光観察法、蛍光観察法、レーザ顕微鏡、及び走査プローブ顕微鏡のいずれかの検鏡方法に切り替えることが可能となっている。
図2は、本発明における第一の実施例の処理概要についてのフローチャートを示している。
顕微鏡画像観察システムを作動させると(ステップS201)、検鏡法選択のステップに移る。本実施例では、表示部5に表示される例えば検鏡法選択画面に対してマウス等の入力手段によって所定の操作することにより検鏡法が選択される(ステップS202)。
検鏡法が選択されると、その検鏡法による顕微鏡観察が開始される(ステップS203)。そして、所望の画像を見つけると、操作者が所定の操作をすることによって、所望の画像が電子データである画像データとして処理装置4に取り込まれる(ステップS204)。処理装置4に取り込まれた画像データは、処理装置4内の揮発性メモリ(例えばRAM等)又は外部記録装置に一時的に記憶される。
ステップS205において、同一の検鏡方法によって更に観察を続けて画像を取得する場合には、ステップS202からステップS204の処理を繰り返す。
また、ステップS204によって処理装置4に取り込んだ画像データを保存する場合には、操作者が表示部5に表示される保存操作画面に対してマウス等の入力手段によって所定の操作を行なうことにより、処理装置4のCPUは複数の画像データを関連づけて1つのファイルとして外部記録装置に保存する(ステップS206)。
図3は、図2に示すステップS206の関連づけの処理についての表示画面を示している。同図に示す画像データ一覧15は、図2のステップS204において顕微鏡による観察画像から取り込んだ画像データの一覧である。画像データ一覧15には、画像データ名16とその画像データの圧縮画像17が表示される。画像データ18は、画像データ一覧15に示される画像データから選択された画像データが表示される。
同図に示す関連づけ保存ダイアログボックス19内に示される画像リストは、操作者が関連づけたい画像データを画像データ一覧15から選択し、例えばマウス等によって関連づけ保存ダイアログボックス19にドラッグアンドドロップすることによって追加された画像データを示している。同保存ダイアログボックス19内の画像リストには、画像データ名16とその画像データの圧縮画像20と検鏡法21とが表示される。
操作者が上述の処理のように、関連づけて1つのファイルとして保存しておきたい画像データを関連づけダイアログボックス19に追加すると、処理装置4内の例えばメモリ上に展開された関連づけのためのテーブルに、関連づけ対象の画像データの情報が追加される。
図4は、図2に示すステップS206において複数の画像データを1つの画像データファイルにした場合のデータフォーマットを示している。
同図に示すレーザ顕微鏡機能部で取得した画像22及び光学顕微鏡機能部で取得したカラー画像23は、図2に示すステップS204の処理によってそれぞれレーザ顕微鏡機能部及び光学顕微鏡機能部から画像データを取得して処理装置4内のメモリ上に展開された画像データを示している。これらの画像データは、処理装置4内のCPUによって、例えばそれぞれの画像データのサイズから画像データファイル24内に格納すべきアドレスを算出し、そのアドレスに順次画像データを格納する。そして、画像データファイル24内に格納されたそれぞれの画像データのアドレスと、その画像データファイル名や検鏡方法等の情報とを関連づけるためのテーブルを作成してファイルヘッダとして画像データファイル24に追加する。
なお、本実施例では図2のステップS206において、関連づけ処理を手動で行なっているが、自動的に関連づけ処理を行なわせてもよい。例えば、ステップS202からステップS204の処理によって取り込んだ画像データは、全て関連づけて保存するように予め設定することによって、ステップS206の処理をスキップして(自動的に)画像データの関連づけを行なって1つの画像データファイルを作成することが可能となる。
以上の処理によって、顕微鏡による観察を行なっている最中においても容易に画像データ間に関連づけが行なわれることによって、操作者が後のデータ管理を意識しながら画像データの保存作業をすることから解放される。
図5は、図2に示す処理によって作成、保存した画像データファイルのプレビュー表示をする処理の例を示すフローチャートである。
同図において、図6のダイアログボックス25に示される様に、図2のフローチャートに示した処理によって作成された複数の画像データファイル23から表示させたい画像データファイルを例えばマウス等によって選択すると(ステップS501)、処理装置4内のCPUは選択された画像データファイル24を揮発性メモリ(例えばRAM等)に読み出す(ステップS502)。
画像データファイル23が読み出されると、処理装置4内のCPUは、例えば画像データファイル内のファイルヘッダから画像データが格納されているアドレス及びデータサイズ等を参照し、そのアドレスに格納されている画像データを圧縮する(ステップS503)。
ステップS503の処理は、画像データファイル24内に格納されている全ての画像データに対して行われ、図6に示すように画像データ名16及び検鏡法21と共にプレビュー表示画面27に表示される(ステップS504)。
以上の処理によって、選択した画像データファイルの内容を簡易かつ容易に把握するプレビュー機能を実現することが可能となり、後の画像データの管理が容易となる。
図7は、図2に示す処理によって作成、保存した画像データファイルを表示する処理の例を示している。
同図に示す画像データファイル28は、図2の処理によって作成された画像データファイルであり、同図による実施例ではレーザ顕微鏡機能部2によって撮像されたレーザ焦点合成画像及びレーザ高さ画像と、光学顕微鏡機能部1によって撮像されたカラー明視野画像及びカラー暗視野画像とが1つの画像データファイルに格納されている。
操作者が表示部5の表示に沿って所定の処理を行なうと、処理装置4内のCPUは、例えば外部記録装置等に記録されている画像データファイル28の全て又は一部を読み込んでメモリ上に展開し、さらに画像データファイル28のファイルヘッダに基づいて格納されている画像データファイルのアドレスを参照して、各画像データファイルを表示部5に並べて表示させる。
従来は、顕微鏡による観察画像を比較する場合には、膨大な画像データの中から関連のある画像ファイルをそれぞれ探し出し、それぞれの画像データを表示させ、同じ大きなの画面サイズになるように並べる、といった頓雑な作業を要していた。
しかし、本実施例によると、画像データファイル28を開くと同時に、関連づけられた各画像データが自動的に並べて表示されるため、画像データの比較が容易に行えるようになる。
図8は、本発明における第二の実施例の処理概要についてのフローチャートを示している。
顕微鏡画像観察システムを動作させると(ステップS801)、まず観察領域の決定を行なう(ステップS802)。本実施例では、図9に示すように顕微鏡観察によって取得した試料30の画像を、例えば表示部5に表示させ、マウス等の入力手段によって所定の操作をすることにより画像の領域を分割して観察するように設定をする。
処理装置4内のCPUは、例えば分割された領域ごとのxy座標をテーブルとしてメモリ上に記録し、このテーブルに沿って自動的に各画像について所定の倍率による観察を行ない画像を取得する(ステップS803、ステップS804)。
ここで、上記ステップS802からステップS804の処理を操作者が手動で行なっても良い。すなわち、ステップS802において、図9に示す顕微鏡観察によって取得した試料30について取得する観察画像の分割する領域を決定し(ステップS802)、分割した領域について所定の倍率による観察を行ない(ステップS803)、画像を取得してもよい(ステップS804)。
ステップS804の処理によって取得した画像データは、処理装置4内の揮発性メモリ(例えばRAM)又は一時記憶として使用される外部記録装置に記憶される。
更に観察を続けて画像を取得する場合には、ステップS802からステップS804の処理を繰り返す。
また、ステップS804によって処理装置4に取り込んだ画像データを保存する場合には(ステップS805)、操作者が表示部5に表示される画像をマウス等の入力手段によって所定の操作を行なうことにより、処理装置4内のCPUが複数の画像データを関連づけて1つのファイルとして外部記録装置に保存して処理が終了される(ステップS806、ステップS807)。
ステップS806において、各画像データは、ステップS802で決定した図9に示す試料30の画像のxy座標に基づいて関連づけられる。例えば、処理装置4内のCPUは、試料30の「画像11」のxy座標と、ステップS804の処理で取得した「画像11」の画像データを格納する位置を示すアドレスとを対応させたテーブルを作成し、ファイルヘッダとして画像データファイルに追加することによって実現することができる。
なお、本実施例では異なる観察領域の観察画像について関連づけを行なっているが、同一試料の同じ観察領域に対する異なる倍率の画像について関連づけを行なってもよい。すなわち、ステップS802において任意の倍率を決定し、ステップS803からステップS805の処理によって取得した画像データについて、画像データとその画像データを取得した時の倍率との対応関係を例えばファイルヘッダ上にテーブル化することによって関連づけを行ない、1つの画像データファイルを作成することも可能である。
また、本実施例での観察領域は2次元的な領域に限られるものではなくz方向も含めて3次元的な領域としてもよい。
図10は、図8に示す処理によって作成、保存した画像データファイルを表示する処理の例を示すフローチャートである。
図6に示したダイアログボックス25から、マウス等の入力手段によって所望の画像データファイルが選択されると(ステップS1001)、処理装置4内のCPUは、処理装置4に接続される外部記録装置等から選択された画像データファイルの全て又は一部を揮発性メモリ(例えばRAM)又は一時記録として使用される外部記録装置に読み出す処理を行なう(ステップS1002)。
処理装置4内のCPUは、ステップS1002によって読み出された画像データファイルの一部であるファイルヘッダより、画像データファイル内に格納されている画像データの画像位置(図8のステップS802で決定された画像位置)を比較する(ステップS1003)。
ステップS1004において、処理装置4内のCPUは画像データの画像位置が隣接している順に表示部5に画像データを表示する(ステップS1004、ステップS1005)。
なお、ステップS1004で画像データを表示する場合には、画像位置が隣接する画像データを例えばメモリ上で結合させて1つの画像データを作成してから表示部5に表示させてもよい。
図11は、図10に示す処理について理解を容易にするために観察対象である試料の画像(例えば図9に示す試料30についての画像)が「B」である場合の例を示している。
同図に示す画像データファイル32には、観察対象である試料の画像「B」を図9に示した試料30の画像のように縦横3×3に分割して画像位置を決定し、各画像位置についてステップS804の処理によって取得した「画像11」から「画像33」が格納されている。画像データ33は、「画像11」から「画像33」の画像データを示している。
操作者による所定の処理によって処理装置4内のCPUは画像データファイル32を例えば外部記録装置等から読出し、ファイルヘッダに記録されている「画像11」から「画像33」の画像位置を比較して、隣接する画像データを順に表示部5の表示画面に表示する。以上の処理によって表示された表示画面が表示画面34である。
なお、以上の説明において観察対象の試料30の画像を縦横3×3に分割した例を示しているが分割数や分割形態はこれに限定されるものではない。例えば縦横m×nに分割してもよい(m、nは自然数)。
また、本実施例においては、図8のステップS802において画像位置を予め設定してから画像データの取得を行なう処理について説明しているが、この処理はスキップしてもよい。この場合の画像データファイル表示処理は、図10のステップS1004において、処理装置4内のCPUに各画像データに対して画像位置が隣接又は一部重複しているかの比較処理を行なわせて、隣接又は一部重複している画像同士を結合させて表示部5に表示するようにすればよい。
従来は、1つの試料の各部分を観察した個別の画像データは個別に管理する必要があったため画像データの管理が非常に頓雑な作業となっていた。また、各画像データから試料の全体像を把握する様に表示させることが難しかった。
本実施例によると、1つの試料に対する様々な画像データを一元的に管理することが容易となり、さらに、各画像データの全体像を容易に把握することが可能となる。
図12は、本発明における第三の実施例の処理概要についてのフローチャートを示している。
顕微鏡画像観察システムを動作させると(ステップS1201)、まず観察対象である試料が操作者によって決定される(ステップS1202)。
観察試料が選択されると顕微鏡による観察が開始され(ステップS1203)、所望の画像について撮像されて画像データとして処理装置4に取り込まれ、処理装置4内の揮発性メモリ(例えばRAM等)又は一時記憶として使用される外部記録装置等に記憶される(ステップS1204)。
更に観察を続けて画像を取得する場合には、ステップS1202からステップS1204の処理を繰り返す(ステップS1205)。
また、ステップS1204によって処理装置4に取り込んだ画像データを保存する場合には(ステップS1205)、操作者が表示部5に表示される画像をマウス等の入力手段によって所定の操作を行なうことにより、処理装置4のCPUがステップS1204によって取得した複数の画像データを関連づけて1つのファイルとして外部記録装置等に保存して処理が終了される(ステップS1206、ステップS1207)。
ステップS1206において、各画像データは、ステップS1202で決定した例えば図13に示す同種の試料であって同一の観察領域によって取得した画像データについての情報に基づいて、ファイルヘッダ内にテーブルを作成して各画像データを格納するアドレスと対応させて記録することによって関連づけられる。以上の処理によって図13に示す画像データ35(「試料A」から「試料E」)についての画像データが、同図の画像データファイル36に示すように処理装置4のCPUによって所定のアドレスに格納される。
なお、以上に説明した画像データファイルのフォーマットについて、ファイルヘッダの格納位置を図示していないが(例えば図4に示す画像データファイル24等)、当然に当該画像データファイルに格納されている。
また、本発明のいずれの実施の態様についても、関連づけ処理を画像データを取得する前に予め設定してもよい。例えば、「検鏡方法」、「観察領域」、「画像データ取得時の観察倍率」、「試料の種類」等の画像データ取得時に関連づけしたい画像データの条件設定を行なわせた後に顕微鏡観察によって所望の画像データを取得して自動的に関連づけを行なってもよい。この場合、処理装置4内のCPUは、顕微鏡画像観察システムが動作されると、予め決められた「検鏡方法」、「観察領域」、「画像データ取得時の観察倍率」、「観察対象の種類」等についてのパラメータを例えば本発明を実行するためのプログラムが保存されている外部記録装置等から読出して表示部5に表示させて操作者に選択を催す。操作者が上記パラメータを選択すると、この選択に基づいて処理装置4内のCPUは上述のいずれかの実施例に示した処理をすべきかを判別して処理を行なわせるようにしてもよい。
本発明を実現するための顕微鏡画観察システムの装置構成例を示す図である。 本発明における第一の実施例の処理概要を示すフローチャートである。 図2に示すステップS206の関連づけの処理についての表示画面を示す図である。 図2に示すステップS206において複数の画像データを1つの画像データファイルにした場合のデータフォーマットを示す図である。 図2に示す処理によって作成、保存した画像データファイルのプレビュー表示をする処理の例を示すフローチャートである。 図2に示す処理によって作成、保存した画像データファイルのプレビュー表示をした例を示す図である。 図2に示す処理によって作成、保存した画像データファイルを表示した例を示す図である。 本発明における第二の実施例の処理概要を示すフローチャートである。 図8に示すステップS804において複数の画像データを1つの画像データファイルにした場合のデータフォーマットを示す図である。 図8に示す処理によって作成、保存した画像データファイルを表示する処理の例を示すフローチャートである。 図8に示す処理によって作成、保存した画像データファイルを表示した例を示す図である。 本発明における第三の実施例の処理概要を示すフローチャートである。 図12に示すステップS1204において複数の画像データを1つの画像データファイルにした場合のデータフォーマットを示す図である。
符号の説明
1 光学顕微鏡機能部
2 レーザ顕微鏡機能部
3 ステージ
4 処理装置
5 表示部
6 白色光源
7 ミラー
8 カラーカメラ
9 レーザ光源
10 ミラー
11 2次元スキャナ
12 光検出器
13 検鏡切替部
14 試料
15 画像データ一覧
16 画像データ名
17 圧縮画像
18 画像データ
19 関連づけ保存ダイアログボックス
20 圧縮画像
21 検鏡法
22 レーザ顕微鏡機能部で取得した画像
23 光学顕微鏡機能部で取得した画像
24 画像データファイル
25 ダイアログボックス
26 画像データファイル
27 プレビュー表示画面
28 画像データファイル
29 表示画面
30 試料
31 画像データファイル
32 画像データファイル
33 画像データ
34 表示画像
35 画像データ
36 画像データファイル
37 対物レンズ

Claims (10)

  1. 顕微鏡画像管理装置において、
    顕微鏡で観察によって取得した複数の画像データを所定の条件に基づいて関連付けをする関連づけ手段と、
    該関連づけ手段によって関連付けられた複数の画像データを1つの画像データファイルとして保存するファイル保存手段と、
    を有することを特徴とする顕微鏡画像管理装置。
  2. 前記複数の画像データは、異なる顕微鏡の観察方法によって取得した画像データであることを特徴とする請求項1記載の顕微鏡画像管理装置。
  3. 前記複数の画像データは、光学顕微鏡機能部における明視野観察、暗視野観察、微分干渉観察、レーザ顕微鏡機能部による観察、走査プローブ顕微鏡機能部による観察の少なくとも1つの観察方法によって取得した画像データであることを特徴とする請求項1または2に記載の顕微鏡画像管理装置。
  4. 前記複数の画像データは、同一試料の異なる観察領域についての画像データであることを特徴とする請求項1記載の顕微鏡画像管理装置。
  5. 前記複数の画像データは、同一試料の同一観察領域における異なる倍率の画像データであることを特徴とする請求項1記載の顕微鏡画像管理装置。
  6. 前記複数の画像データは、同一種類のサンプルに含まれる複数の試料であって、該複数の試料に対して同一観察領域で取得した画像データであることを特徴とする請求項1記載の顕微鏡画像管理装置。
  7. 前記保存手段によって保存された画像データファイルに含まれる画像データを、並べて表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1から6のうちいずれか一項に記載の顕微鏡画像管理装置。
  8. 前記表示手段によって表示される前記画像データファイルに含まれる画像データは、縮小された画像データであることを特徴とする請求項7に記載の顕微鏡画像管理装置。
  9. 前記同一試料の異なる観察領域についての複数の画像データの互いの位置関係を判別する位置関係判別手段と、
    該位置関係判別手段によって判別された前記複数の画像データの互いの位置関係に基づいて、該前記複数の画像データを1つの画像データとして表示する連続表示手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項3に記載の顕微鏡画像管理装置。
  10. コンピュータに顕微鏡画像管理装置としての機能を実現させるプログラムであって、
    顕微鏡で観察によって取得した複数の画像データを所定の条件に基づいて自動的に関連付けをする関連づけ処理と、
    該関連づけ手段によって関連付けられた複数の画像データを1つの画像データファイルとして前記コンピュータの記憶手段に保存するファイル保存処理と、
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。

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