JP2005147052A - 過給機付エンジンの排気還流装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 排気行程と吸気行程の時間ずれがある場合でも、連続して安定した排気還流が得られる過給機付エンジンの排気還流装置を提供する。
【解決手段】 排気通路(3)から排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に導くEGR通路(7)と、吸気を過給する過給機(21)と、を備えた過給機付エンジン(1)の排気還流装置において、前記EGR通路にEGRガスの逆流を防ぐ第1逆止弁(13)を設け、第1逆止弁の上流のEGR通路上に、吸気圧を利用してEGRガスを増圧するEGRブースタ(8)を設け、前記EGRブースタと第1逆止弁の間のEGR通路上に、増圧したEGRガスを蓄える第1EGRリザーバ(18)を設けた。
【選択図】図1
【解決手段】 排気通路(3)から排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に導くEGR通路(7)と、吸気を過給する過給機(21)と、を備えた過給機付エンジン(1)の排気還流装置において、前記EGR通路にEGRガスの逆流を防ぐ第1逆止弁(13)を設け、第1逆止弁の上流のEGR通路上に、吸気圧を利用してEGRガスを増圧するEGRブースタ(8)を設け、前記EGRブースタと第1逆止弁の間のEGR通路上に、増圧したEGRガスを蓄える第1EGRリザーバ(18)を設けた。
【選択図】図1
Description
本発明は、過給機付エンジンの排気還流装置に関する。
外部過給装置を設けたエンジンでは、ほとんどの運転領域において、過給圧が排気圧より高くなるために、EGRを十分に行うことができない。排気シャッタ(バタフライバルブ)によって排圧を上昇させたものや、EGR導入路をベンチュリ(エゼクタ)形状にしたものもあるが、これらでもEGRを十分に行うことができない。
吸排気圧脈動を利用したパルスEGR方式のものもあるが、気筒数の少ないエンジンでは、排気パルスと吸気行程のタイミングが合わないため、効果が少なかった。
パルスEGR方式の排気還流装置として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。この排気還流装置には、図2に示すように、エンジン101には排気マニホルド102が取り付けられ、排気マニホルド102に連結された排気管103には過給機104のタービン140が設けられている。また、エンジン101には吸気マニホルド105が取り付けられ、吸気マニホルド105に連結された吸気管106には過給機104のコンプレッサ141が設けられている。排気還流装置は、エンジン101の排気マニホルド102と吸気マニホルド5とを連結するEGR通路107,108と、EGR通路107,108の途中にそれぞれ介設されたEGR制御バルブ110と、EGRガスをそれぞれ冷却するEGRクーラー109と、EGR通路107,108の吸気管106と吸気マニホルド105とのそれぞれの連結部位に設けられた逆止弁113と、EGR弁110の開度を制御するコントローラ120と、から構成される。
排気脈動圧がブースト圧よりも高い場合、逆止弁113が開きEGRガスを吸気マニホルド123に還流させる。排気脈動圧がブースト圧よりも低い場合、逆止弁113は閉じ、EGRガスが逆流するのを防止する。
特開平09−137754号公報
このような排気脈動を利用してEGRを行うパルスEGR方式では、排気行程と吸気行程との間に時間ずれがある場合、吸気脈動と排気脈動のタイミングにずれがあり、EGRを十分に行えないという問題があった。
本発明の目的は、上述の問題を解決し、パルスEGR方式によってEGRを十分に行える過給機付エンジンの排気還流装置を提供することである。
上記目的を達成するために、第1の発明は、排気通路から排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に導くEGR通路と、吸気を過給する過給機と、を備えた過給機付エンジンの排気還流装置において、前記EGR通路にEGRガスの逆流を防ぐ第1逆止弁を設け、第1逆止弁の上流のEGR通路上に、吸気圧を利用してEGRガスを増圧するEGRブースタを設け、前記EGRブースタと第1逆止弁の間のEGR通路上に、増圧したEGRガスを蓄える第1EGRリザーバを設けた。
第2の発明は、第1の発明において、前記過給機の下流側で、前記吸気通路を第1、第2通路に分割し、前記第1通路に前記EGRブースタのタービンを配し、前記第2通路に前記第1通路に流す高圧空気流量を制御する第3可変絞り弁を設けた。
第3の発明は、第1の発明において、前記EGRブースタの上流のEGR通路上に、EGRガスを蓄える第2EGRリザーバを設け、前記第2EGRリザーバの上流のEGR通路上に、前記第2EGRリザーバからEGRガスが逆流するのを防ぐ第2逆止弁を設けた。
第4の発明は、第1の発明において、前記吸気通路に、前記過給機によって過給された吸気を蓄える吸気リザーバを設けた。
第5の発明は、第1の発明において、前記吸気通路と前記EGR通路の合流部より上流の前記吸気通路上に、吸気パルスの拡散を防ぐ第1可変絞り弁を設けた。
第6の発明は、第5の発明において、吸気脈動を利用したEGRを行う所定の運転領域では、前記第1可変絞り弁を絞り、それ以外の運転領域では前記第1可変絞り弁を開く制御手段を設けた。
第7の発明は、第1の発明において、前記排気通路と前記EGR通路の分岐部より下流の前記排気通路上に、排気パルスの拡散を防ぐ第2可変絞り弁を設けた。
第8の発明は、第7の発明において、排気脈動を利用したEGRを行う所定の運転領域では、前記第2可変絞り弁を絞り、それ以外の運転領域では前記第2可変絞り弁を開く制御手段を設けた。
第1の発明によると、排気通路から排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に導くEGR通路と、吸気を過給する過給機と、を備えた過給機付エンジンの排気還流装置において、前記EGR通路にEGRガスの逆流を防ぐ第1逆止弁を設け、第1逆止弁の上流のEGR通路上に、吸気圧を利用してEGRガスを増圧するEGRブースタを設け、前記EGRブースタと第1逆止弁の間のEGR通路上に、増圧したEGRガスを蓄える第1EGRリザーバを設けたことにより、気筒数の少ないエンジンのように排気行程と吸気行程に時間ずれがある場合においても、吸気脈動と排気脈動の両方を利用し、かつEGRガスを増圧することにより、EGRを安定的に連続して行うことができ、EGRを行える運転領域が拡大する。
第2の発明によると、前記吸気通路を、前記過給機の下流側で第1、第2通路に分割し、前記第1通路に前記EGRブースタのタービンを配し、前記第2通路に前記第1通路に流す高圧空気流量を制御する第3可変絞り弁を設けたことにより、第1通路を流れる高圧空気の流量を制御し、EGRブースタの過給圧を制御して、第2EGRリザーバ内を所定の圧力に制御する。
第3の発明によると、前記EGRブースタの上流のEGR通路上に、EGRガスを蓄える第2EGRリザーバを設け、前記第2EGRリザーバの上流のEGR通路上に、前記第2EGRリザーバからEGRガスが逆流するのを防ぐ第2逆止弁を設けたことにより、気筒数の少ないエンジンのように排気行程と吸気行程に時間ずれがある場合においても、吸気脈動と排気脈動の両方を利用し、かつEGRガスを増圧することにより、EGRを安定的に連続して行うことができ、EGRを行える運転領域が拡大する。
第4の発明によると、前記吸気通路に、前記過給機によって過給された吸気を蓄える吸気リザーバを設けたことにより、気筒数の少ないエンジンの間欠的な吸気による吸気行程においても、所定の過給圧を維持しながら吸気リザーバからエンジンに吸気を供給することができる。
第5の発明によると、前記吸気通路と前記EGR通路の合流部より上流の前記吸気通路上に、吸気パルスの拡散を防ぐ第1可変絞り弁を設けたことにより、吸気パルスが吸気通路をさかのぼって拡散するのを抑えることができる。
第6の発明によると、吸気脈動を利用したEGRを行う所定の運転領域では、前記第1可変絞り弁を絞り、それ以外の運転領域では前記第1可変絞り弁を開く制御手段を設けたことにより、吸気脈動を利用してEGRガスをEGR通路に導くときは、第1可変絞り弁によって吸気通路を絞って吸気脈動の拡散を防ぎ、それ以外の運転領域では第1可変絞り弁によって吸気通路を開くことにより、吸気抵抗を低減することができる。
第7の発明によると、前記排気通路と前記EGR通路の分岐部より下流の前記排気通路上に、排気パルスの拡散を防ぐ第2可変絞り弁を設けたことにより、排気パルスが排気通路を下って拡散するのを抑えることができる。
第8の発明によると、排気脈動を利用したEGRを行う所定の運転領域では、前記第2可変絞り弁を絞り、それ以外の運転領域では前記第2可変絞り弁を開く制御手段を設けたことにより、排気脈動を利用してEGRガスをEGR通路に導くときは、第2可変絞り弁によって排気通路を絞って排気脈動の拡散を防ぎ、それ以外の運転領域では第2可変絞り弁によって排気通路を開くことにより、排気抵抗を低減することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の排気還流装置の一実施形態を示す。
エンジン1は、1つのシリンダを有する単気筒エンジンであり、シリンダに吸気を導く吸気通路6と、シリンダから排気を導く排気通路3と、を備える。
吸気通路6は、エンジン1に供給する吸気を過給する外部過給装置21を備える。
排気通路3は、排気音を消音するマフラー22を備える。
吸気通路6と排気通路3はEGR通路7により連通され、排気ガスの一部がEGRガスとして排気通路3から吸気通路6に還流される。
EGR通路7には、EGR通路7にEGRガスの逆流を防ぐ第1逆止弁13が設けられる。第1逆止弁13は、リードバルブで構成され、薄い板状部材で開口部を塞ぐ構造となっている。排気側の圧力が吸気側の圧力よりも高くなったとき、EGRガスの圧力が板状部材を曲げて開口部を通過する。排気側の圧力が吸気側の圧力より低いとき、板状部材は開口部を塞ぎ、EGRガスの逆流が防止される。
EGR通路7の途中には、EGRガスの流量を調節するEGR制御バルブ10が設けられる。EGR制御バルブ10の開度は、制御手段であるコントローラ20により制御される。
EGR通路7には、EGRガスの温度を下げるEGRクーラー11が設けられる。このEGRクーラー11が、EGRガスの温度を下げ、EGRガスの密度を上げることにより、より多くのEGRガスを還流させることができる。
排気通路3とEGR通路7の分岐部とEGR制御バルブ10の間には、EGRガスを蓄える第2EGRリザーバ15が設けられる。第2EGRリザーバ15は、所定の容積を有する中空タンク状の構造をしている。第2EGRリザーバ15は、排気脈動による排気圧の上昇などで排気通路3内の排気圧が上昇したとき、排気側から流入したEGRガスを受け容れ、上昇した排気圧とほぼ同圧の状態で蓄える。
第2EGRリザーバ15の上流側には、排気パルスが和らいで排気圧が下降したとき、第2EGRリザーバ15に蓄えられたEGRガスがEGR通路7を逆流して排気通路3に戻るのを防止する第2逆止弁16が設けられる。第2逆止弁16は、リードバルブで構成され、薄い板状部材で開口部を塞ぐ構造となっている。排気側の圧力が第2EGRリザーバ15内の圧力よりも高くなったとき、EGRガスの圧力が板状部材を曲げて開口部を通過する。排気側の圧力が第2EGRリザーバ15内の圧力より低いとき、板状部材は開口部を塞ぎ、EGRガスの逆流が防止される。
EGR通路7のEGRクーラー11と第1逆止弁13の間には、排気脈動によって圧力が上昇したEGRガスをさらに加圧するEGRブースタ8が設けられる。EGRブースタ8は、タービン8aとコンプレッサ8bとから構成される。タービン8aは、吸気通路6の外部過給装置21と第1可変絞り弁12の間に配置され、外部過給装置21で加圧された高圧空気を利用して回転する。コンプレッサ8bはタービン8aの回転力を利用して駆動され、EGRガスを増圧する。EGRブースタ8は外部過給装置21からの高圧空気で駆動されるため、電気モータや油圧モータなどの外部動力源が不要である。
コンプレッサ8bのすぐ下流には、増圧したEGRガスを蓄える第1EGRリザーバ18が設けられる。第1EGRリザーバ18は、所定の容積を有する中空タンク状の構造をしている。増圧されたEGRガスは、第1EGRリザーバ18で蓄えられ、吸気通路6内の圧力が第1EGRリザーバ18内の圧力より低くなったときに第1逆止弁13を介して吸気通路6に圧送される。
吸気通路6上の、吸気通路6とEGR通路7の接続部の上流側には、吸気行程で生じる吸気パルスが吸気通路6をさかのぼって拡散するのを防ぐ第1可変絞り弁12が設けられる。第1可変絞り弁12は、アクチュエータにより、弁体を回動させてその開度を変える構成とし、吸気通路6を絞ったり開いたりする。制御手段であるコントローラ20は、吸気脈動を利用してEGRを行う所定の運転領域にて、第1可変絞り弁12によって吸気通路6を絞り、それ以外の運転領域では第1可変絞り弁12によって吸気通路6を開く。これにより、吸気脈動を利用してEGRガスをEGR通路7に導くときは、第1可変絞り弁12によって吸気通路6を絞って吸気脈動の拡散を防ぎ、それ以外の運転領域では第1可変絞り弁12によって吸気通路6を開くことにより、吸気抵抗を低減することができる。
排気通路3の排気通路3とEGR通路7の接続部の下流側には、排気行程で生じる排気パルスが排気通路3を下って拡散するのを防ぐ第2可変絞り弁14が設けられる。第2可変絞り弁14は、アクチュエータにより、弁体を回動させてその開度を変える構成とし、排気通路3を絞ったり開いたりする。制御手段であるコントローラ20は、排気脈動を利用してEGRを行う所定の運転領域にて、第2可変絞り弁14によって排気通路3を絞り、それ以外の運転領域では第2可変絞り弁14によって排気通路3を開く。これにより、吸気脈動を利用してEGRガスをEGR通路7に導くときは、第2可変絞り弁14によって排気通路3を絞って吸気脈動の拡散を防ぎ、それ以外の運転領域では第2可変絞り弁14によって排気通路3を開くことにより、排気抵抗を低減することができる。
吸気通路3の外部過給装置21と第1可変絞り弁12の間には、吸気リザーバ17が設けられる。吸気リザーバ17は、所定の容積を有する中空タンク状の構造をしている。外部過給装置21から供給された吸気は、この吸気リザーバ17に過給された状態で蓄えられる。このように過給された状態で十分な量の吸気を蓄えることにより、エンジン1の間欠的な吸気による吸気行程においても、所定の過給圧を維持しながら吸気リザーバ17からエンジン1に吸気を供給することができる。
吸気通路6は、外部過給装置21の下流で第1通路6aと第2通路6bとに分割される。第1通路6aと第2通路6bは、共に吸気リザーバ17に連通し、そこで合流する。
第1通路6aの途中にはEGRブースタ8のタービン8aが介装され、第1通路を流れる高圧空気がタービン8aを回転させる。
第2通路6bの途中には、第1通路6aを流れる高圧空気の流量を制御する第3可変絞り弁19が設けられる。第3可変絞り弁19は、アクチュエータにより、弁体を回動させてその開度を変える構成とし、第2通路6bを絞ったり開いたりする。制御手段であるコントローラ20は、第3可変絞り弁19の開度を制御することにより、第2通路6bをバイパスする高圧空気の流量を制御して、第1通路6aを流れる高圧空気の流量を制御する。これにより、EGRブースタ8の過給圧を制御し、第1EGRリザーバ18内を所定の圧力に制御する。
なお、EGR率の制御は、コントローラ20が第1可変絞り弁12、第2可変絞り弁14、および第3可変絞り弁19の開度を制御することにより行われる。
ここで、本実施形態の作用効果を説明する。
エンジン1の排気行程が発生させる排気脈動によって排気通路3内の圧力が上昇すると、EGRガスがEGR通路7に進入し、第2逆止弁16を通って第2EGRリザーバ15に流入する。第2EGRリザーバ15に流入したEGRガスは、第2逆止弁16によって逆流するのを抑えられ、排気脈動によって増圧された状態で第2EGRリザーバ15内に蓄えられる。
EGRガスは、EGR制御弁10とEGRクーラー11を通ってEGRブースタ8に至り、EGRブースタ8によってさらに増圧されて、第1EGRリザーバ18に蓄えられる。
第1EGRリザーバ18内に蓄えられたEGRガスは、吸気通路6内の吸気圧が吸気脈動などによって第1EGRリザーバ18内のEGRガス圧力より低くなったとき、第1逆止弁13を通って吸気通路6に圧送される。
このように、排気脈動を利用して第2EGRリザーバ15に蓄えたEGRガスをさらに増圧して第1EGRリザーバ18に蓄え、吸気脈動をも利用して吸気通路6に圧送することにより、エンジン1のように排気行程と吸気行程に時間ずれがある場合においても、吸気脈動と排気脈動の両方を利用し、かつEGRガスを増圧することにより、EGRを安定的に連続して行うことができ、EGRを行える運転領域が拡大する。
また、エンジン1の間欠的な吸排気による悪影響を受けることなく、EGRブースタ8のコンプレッサ8bを安定的に運転させ、回転変動およびサージングを防止することができる。
なお、本実施形態では、1つのシリンダを有する単気筒エンジンに適用したが、複数のシリンダを有するエンジンに適用しても良い。
本発明を、構造的と方法的特徴に関してある程度特定的な言葉で説明したが、本明細書に開示した手段は本発明を実施する好ましい形態を含むものであり、本発明はこれら図示し記載された特定の特徴に制限されないことを理解されたい。したがって、本発明は、均等の原則に従って適切に解釈される特許請求の範囲に記載された範囲内におけるいかなる形態または変更についても含むものである。
本発明は過給機付エンジンの排気還流装置に適用できる。
1 エンジン
3 排気通路
6 吸気通路
7 EGR通路
10 EGR制御弁
11 EGRクーラー
12 第1可変絞り弁
14 第2可変絞り弁
13 第1逆止弁
15 第2EGRリザーバ
16 第2逆止弁
17 吸気リザーバ
18 第1EGRリザーバ
19 第3可変絞り弁
20 コントローラ
21 外部過給装置
22 マフラー
3 排気通路
6 吸気通路
7 EGR通路
10 EGR制御弁
11 EGRクーラー
12 第1可変絞り弁
14 第2可変絞り弁
13 第1逆止弁
15 第2EGRリザーバ
16 第2逆止弁
17 吸気リザーバ
18 第1EGRリザーバ
19 第3可変絞り弁
20 コントローラ
21 外部過給装置
22 マフラー
Claims (8)
- 排気通路から排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路に導くEGR通路と、吸気を過給する過給機と、を備えた過給機付エンジンの排気還流装置において、
前記EGR通路にEGRガスの逆流を防ぐ第1逆止弁を設け、
第1逆止弁の上流のEGR通路上に、吸気圧を利用してEGRガスを増圧するEGRブースタを設け、
前記EGRブースタと第1逆止弁の間のEGR通路上に、増圧したEGRガスを蓄える第1EGRリザーバを設けた、
ことを特徴とする過給機付エンジンの排気還流装置。 - 前記過給機の下流側で、前記吸気通路を第1、第2通路に分割し、前記第1通路に前記EGRブースタのタービンを配し、前記第2通路に前記第1通路に流す高圧空気流量を制御する第3可変絞り弁を設けたことを特徴とする請求項1に記載の過給機付エンジンの排気還流装置。
- 前記EGRブースタの上流のEGR通路上に、EGRガスを蓄える第2EGRリザーバを設け、
前記第2EGRリザーバの上流のEGR通路上に、前記第2EGRリザーバからEGRガスが逆流するのを防ぐ第2逆止弁を設けた、
ことを特徴とする請求項1に記載の過給機付エンジンの排気還流装置。 - 前記吸気通路に、前記過給機によって過給された吸気を蓄える吸気リザーバを設けたことを特徴とする請求項1に記載の過給機付エンジンの排気還流装置。
- 前記吸気通路と前記EGR通路の合流部より上流の前記吸気通路上に、吸気パルスの拡散を防ぐ第1可変絞り弁を設けたことを特徴とする請求項1に記載の過給機付エンジンの排気還流装置。
- 吸気脈動を利用してEGRを行う所定の運転領域では、前記第1可変絞り弁を絞り、それ以外の運転領域では前記第1可変絞り弁を開く制御手段を設けたことを特徴とする請求項5に記載の過給機付エンジンの排気還流装置。
- 前記排気通路と前記EGR通路の分岐部より下流の前記排気通路上に、排気パルスの拡散を防ぐ第2可変絞り弁を設けたことを特徴とする請求項1に記載の過給機付エンジンの排気還流装置。
- 排気脈動を利用してEGRを行う所定の運転領域では、前記第2可変絞り弁を絞り、それ以外の運転領域では前記第2可変絞り弁を開く制御手段を設けたことを特徴とする請求項7に記載の過給機付エンジンの排気還流装置。
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005147052A true JP2005147052A (ja) | 2005-06-09 |
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---|---|
JP (1) | JP2005147052A (ja) |
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2003
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