JP2005144797A - 印刷装置およびデータ処理装置および印刷処理方法コンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム - Google Patents

印刷装置およびデータ処理装置および印刷処理方法コンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 画像出力プロセス実行中に発生する特定要因に依る影響を受けた画像出力と正常に出力された画像出力とを区分けして異なる排紙先に自動排紙し、事後的にユーザがその影響度合いを任意のタイミングで確認することである。
【解決手段】 画像出力プロセス中に、記録媒体に対する印刷結果が影響を受ける特定の事象が発生したかどうかを検知し(ステップS1902)、該検知結果に基づいて、前記影響を受けた状態で中間排紙手段に排出されている記録媒体を通常排紙先とは異なるエスケープ排紙先に排紙させる(ステップS1904)構成を特徴とする。
【選択図】 図9

Description

本発明は、記録媒体に画像を記録処理する印刷装置および該印刷装置と通信可能なデータ処理装置および印刷処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムに関するものである。
従来の印刷業界においては、製版工程を経て行うオフセット印刷が主流であり、大量のヤレ紙とフィルムで版を作成しなければならない印刷システムでは、どうしてもコストと時間に問題が出てしまうため、大ロット印刷でしかコスト的に有効ではなかった。
最近ではデジタル化が進みDTPなどにより作成されたデジタルデータを、製版工程を経ず、デジタル出力機を使用して直接印刷するオンデマンドプリンティング(以下ODP)が注目されている。このオンデマンド出力では、無製版のデジタル出力機を使用しているため、フィルムを作る必要もなくヤレ紙を出すこともなく、大幅なコストと時間の圧縮が可能になってきている。
このようなデジタルデバイス装置は、ODPを業務とする印刷プロバイダだけでなく、一般オフィスにおいても社内製品向けマニュアルや、会社概要パンフレット等の印刷に使われはじめている。
特開2002−149532号公報
しかしながら、上記従来例においては次のような問題点があった。
印刷プロバイダに持ち込まれる印刷注文おいては、一般オフィスで使用する会議用資料、報告書等の印刷に比べ、全ページ同じ色を再現することや、画像位置の高い精度などが要求されることが多い。
色味変化や画像位置ずれの要因となる事象が、紙なし、排紙ビン満載、ステイプル針なし等のオペレータコール発生による印刷の中断や、給紙口切り替え等であり、ODPシステムにおいては、できる限り印刷中における上記要因による中断を防ぐ必要がある。
ところが、印刷ジョブを一度に印刷できる用紙を装着しているかどうか、全ページを積載できるほどの空の排紙ビンを確保できているかといった準備は、デバイス装置の能力や、操作者の印刷準備の出来に依存してしまうため、印刷途中の紙なし、排紙ビン満載、及びステイプル針なし等のオペレータコール発生による印刷中断や、給紙口切り替え等の影響で発生する色味変動や画像位置ずれ防止には、操作者の熟練が必要であった。
通常、印刷を行っている最中は別の作業をしていることが多く、オペレータコール発生による印刷中断や、給紙口切り替え等の影響で発生する色味変動や画像位置ずれが発生しているかどうかを確認するには、排紙された印刷結果を1枚1枚確認するしかなかった。
また、これらの印刷は大量ページであることが多く、大量に排出された印刷物全ての結果を確認するのはとても手間がかかっていた。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の第1の目的は、画像出力プロセス中に、記録媒体に対する印刷結果が影響を受ける特定の事象が発生したかどうかを検知し、該検知結果に基づいて、前記影響を受けた状態で中間排紙手段に排出されている記録媒体を通常排紙先とは異なるエスケープ排紙先に排紙させることにより、画像出力プロセス実行中に発生する特定要因に依る影響を受けた画像出力と正常に出力された画像出力とを区分けして異なる排紙先に自動排紙し、事後的にユーザがその影響度合いを任意のタイミングで確認することができ、従来のような監視負担を強いることなく、容易に判別できる環境を自在に構築することができる印刷装置および印刷処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
また、第2の目的は、記録媒体に記録される画像状態を抜き取り検査するための特定排紙状態が設定された場合に、画像出力プロセス中に、中間排紙手段に対して排出された排紙状態が設定されている特定排紙状態を満たしていると判断した場合に、中間排紙手段に対して排出された記録媒体を通常排紙先とは異なるエスケープ排紙先に排紙させることにより、画像出力プロセス実行に伴い、特定排紙状態が成立する毎に、強制的にエスケープ排紙させて、その画像出力状態を抜き取って、ユーザが画像出力状態を任意のタイミングで確認することができ、従来のような監視負担を強いることなく、容易に判別できる環境を自在に構築することができる印刷装置および印刷処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
第3の目的は、印刷装置に投入した印刷ジョブに対して、前記印刷装置からエスケープ排紙を行った旨を示す情報を受信した場合に、該受信した情報をユーザインタフェースを介して表示部に表示し、該表示されたユーザインタフェース上に配置される再印刷指示部に対する指示を検知した場合に、印刷装置に保存されている印刷ジョブの再印刷指示を行うことにより、印刷ジョブの出力影響を受けてエスケープされたことを確認して、リモート先から即座に再印刷指示を行うことができる印刷処理環境を自在に整備できるデータ処理装置および印刷処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラムを提供することである。
本発明に係る印刷装置は、印刷データに基づいて画像を記録媒体上に記録する印刷装置であって、画像形成されて排紙される記録媒体を一時蓄積する中間排紙手段と、画像出力プロセス中に、前記記録媒体に対する印刷結果が影響を受ける特定の事象が発生したかどうかを検知する検知手段と、前記検知手段による検知結果に基づいて、前記影響を受けた状態で前記中間排紙手段に排出されている記録媒体を通常排紙先とは異なるエスケープ排紙先に排紙させる制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明に係る印刷装置は、印刷データに基づいて画像を記録媒体上に記録する印刷装置であって、画像形成されて排紙される記録媒体を一時蓄積する中間排紙手段と、前記記録媒体に記録される画像状態を抜き取り検査するための特定排紙状態を設定する設定手段と、画像出力プロセス中に、前記中間排紙手段に対して排出された排紙状態が前記設定手段により設定されている特定排紙状態を満たしているかどうかを判断する判断手段と、前記判断手段により前記特定排紙状態を満たしていると判断した場合に、前記中間排紙手段に対して排出された記録媒体を通常排紙先とは異なるエスケープ排紙先に排紙させる制御手段とを有することを特徴とする。
本発明に係るデータ処理装置は、印刷装置と通信可能なデータ処理装置であって、前記印刷装置に投入した印刷ジョブに対して、前記印刷装置からエスケープ排紙を行った旨を示す情報を受信した場合に、該受信した情報をユーザインタフェースを介して表示部に表示する確認表示手段と、前記確認表示手段により前記表示部に表示されたユーザインタフェース上に配置される再印刷指示部に対する指示を検知した場合に、前記印刷装置に保存されている印刷ジョブの再印刷指示を行う制御手段とを有すること特徴とする。
本発明に係る印刷処理方法は、画像形成されて排紙される記録媒体を一時蓄積する中間排紙手段を備え、印刷データに基づいて画像を記録媒体上に記録する印刷装置における印刷処理方法であって、画像出力プロセス中に、前記記録媒体に対する印刷結果が影響を受ける特定の事象が発生したかどうかを検知する検知ステップと、前記検知ステップによる検知結果に基づいて、前記影響を受けた状態で前記中間排紙手段に排出されている記録媒体を通常排紙先とは異なるエスケープ排紙先に排紙させる制御ステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る印刷処理方法は、画像形成されて排紙される記録媒体を一時蓄積する中間排紙手段を備え、印刷データに基づいて画像を記録媒体上に記録する印刷装置であって、前記記録媒体に記録される画像状態を抜き取り検査するための特定排紙状態を設定する設定ステップと、画像出力プロセス中に、前記中間排紙手段に対して排出された排紙状態が前記設定ステップにより設定されている特定排紙状態を満たしているかどうかを判断する判断ステップと、前記判断ステップにより前記特定排紙状態を満たしていると判断した場合に、前記中間排紙手段に対して排出された記録媒体を通常排紙先とは異なるエスケープ排紙先に排紙させる制御ステップとを有することを特徴とする。
本発明に係る印刷処理方法は、印刷装置と通信可能なデータ処理装置における印刷処理方法であって、前記印刷装置に投入した印刷ジョブに対して、前記印刷装置からエスケープ排紙を行った旨を示す情報を受信した場合に、該受信した情報をユーザインタフェースを介して表示部に表示する確認表示ステップと、前記確認表示ステップにより前記表示部に表示されたユーザインタフェース上に配置される再印刷指示部に対する指示を検知した場合に、前記印刷装置に保存されている印刷ジョブの再印刷指示を行う制御ステップとを有すること特徴とする。
本発明に係る印刷装置および印刷処理方法,媒体,プログラムによれば、画像出力プロセス中に、記録媒体に対する印刷結果が影響を受ける特定の事象が発生したかどうかを検知し、該検知結果に基づいて、前記影響を受けた状態で中間排紙手段に排出されている記録媒体を通常排紙先とは異なるエスケープ排紙先に排紙させることにより、画像出力プロセス実行中に発生する特定要因に依る影響を受けた画像出力と正常に出力された画像出力とを区分けして異なる排紙先に自動排紙し、事後的にユーザがその影響度合いを任意のタイミングで確認することができ、従来のような監視負担を強いることなく、容易に判別できる環境を自在に構築することができる。
また、記録媒体に記録される画像状態を抜き取り検査するための特定排紙状態が設定された場合に、画像出力プロセス中に、中間排紙手段に対して排出された排紙状態が前記設定ステップにより設定されている特定排紙状態を満たしていると判断した場合に、中間排紙手段に対して排出された記録媒体を通常排紙先とは異なるエスケープ排紙先に排紙させることにより、画像出力プロセス実行に伴い、特定排紙状態が成立する毎に、強制的にエスケープ排紙させて、その画像出力状態を抜き取って、ユーザが画像出力状態を任意のタイミングで確認することができ、従来のような監視負担を強いることなく、容易に判別できる環境を自在に構築することができる。
本発明に係るデータ処理装置および印刷処理方法,媒体,プログラムによれば、印刷装置に投入した印刷ジョブに対して、前記印刷装置からエスケープ排紙を行った旨を示す情報を受信した場合に、該受信した情報をユーザインタフェースを介して表示部に表示し、該表示されたユーザインタフェース上に配置される再印刷指示部に対する指示を検知した場合に、印刷装置に保存されている印刷ジョブの再印刷指示を行うことにより、印刷ジョブの出力影響を受けてエスケープされたことを確認して、リモート先から即座に再印刷指示を行うことができる印刷処理環境を自在に整備できるという効果を奏する。
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態例を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
第1実施形態では、オンデマンドプリンティングシステム(以下ODP)について説明するが、本発明の範囲を記載例に限定する趣旨のものではない。
[印刷システムの構成]
図1は、本発明に係る第1実施形態を示す印刷システムの構成を説明する図であり、ODPプロバイダ業者のシステム構成及び印刷処理の簡単な流れを概念的に示してある。
図1において、IP(Internet Protocol)アドレスが、例えば「111.2.33.44」のコンピュータであるホストコンピュータ100がLAN600に構成され、例えば「222.33.4.222」の複合機等の画像入出力装置101、例えば「222.33.4.333」のプリンタ等の印刷装置102の2つのデバイス装置がLAN600内に構成されている例である。これら複合機やプリンタ等のデバイス装置は、印刷スピード、画質の良さ、ステイプルや製本等のフィニッシング機能の有無など、用途によって使い分けられる。
[サーバの構成]
図2は、図1に示したホストコンピュータ100の構成を説明するブロック図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
図において、501はCPUで、ROM502に保持された制御プログラムコードに基づいて、CPUバス509に接続されたデバイスを総括的に制御する。503はRAMで、CPU501が使用する一時記憶用メモリとして機能し、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張できるように構成されている。
また、RAM503は、印刷用データとして作成された描画オブジェクト格納や、ROM502に保持された制御プログラムによって一時的に使用されるワークメモリ等に用いられる。
504はメディアドライブであり、フレキシブルディスク、CD、DVDといった各種メディアとのアクセスインタフェースとなる。505はハードディスク(HDD)であり、各種プログラム、データ等の格納が行われる。506はキーボード・マウスでユーザからの入力を受け付けるインタフェース部であり、507はディスプレイであり、ユーザに情報を伝えるアウトプット部となる。508は、ネットワークを介してプリンタ等の周辺機器と双方向に通信接続するための周辺機器インタフェース部である。
509はCPUバスで、アドレス、データ、コントロールバスを含み、ROM502、RAM503、メディアドライブ504、HDD505、キーボード・マウス506、ディプレイ507および周辺機器インタフェース部508は、それぞれCPUバス509に接続されたすべてのデバイスにアクセス可能である。
[デバイスの構成]
図3は、図1に示した複合機101の構成を説明するブロック図であり、画像入出力装置(複合機)101は、イーサネット(登録商標)等のLAN(Local Area Network)600にてホストコンピュータに接続されている例である。
図3において、画像入出力装置(複合機)101は、画像データの読取処理を行うリーダ部200と、画像データの出力処理を行うプリンタ部300と、画像データの入出力操作を行うキーボード、及び画像データや各種機能の表示/設定などを行う液晶パネルを備えた操作部170と、リーダ装置200を制御して読み込んだ画像データや、LAN600を介してホストコンピュータより受信したコードデータから生成される画像データを格納/保存できる画像記憶部180、さらには印刷用紙を排紙するフィニッシング部400を装着可能であり、これら各構成要素に接続されて該構成要素を制御するコントローラ部110で構成されている。
リーダ部200は、原稿用紙を搬送する原稿給紙ユニット250と、原稿画像を光学的に読み取って電気信号としての画像データに変換するスキャナユニット210とを有し、プリンタ部300は、記録用紙を収容する複数段の給紙カセットを備えた給紙ユニット310と、画像データを記録用紙に転写/定着するマーキングユニット320と、印字された記録用紙の反転処理などを行い、フィニッシング部へ用紙を搬送する排紙ユニット330とを有している。
フィニッシング部400は、ジョブや用紙の束毎に用紙を一時的に蓄積する中間ユニット410と、ステイプルやジョブオフセットなどのフィニッシング加工を行ったり、最終的に印刷物を蓄積したりするオプション排紙ユニット420とを有している。
コントローラ部110は、リーダ部200を制御して原稿の画像データを読込み、プリンタ部300を制御して画像データを記録用紙に出力するコピー機能を提供する。また、リーダ部200から読み取った画像データをコードデータに変換し、ネットワーク600を介してホストコンピュータへ送信するネットワークスキャナ機能や、ホストコンピュータからネットワーク600を介して受信したPDLなどの描画命令やコードデータを画像データに変換し、プリンタ部300に出力するネットワークプリンタ機能などの機能ブロックを有している。
さらにコピー機能、ネットワークプリンタ機能等で印刷された用紙を蓄積、ステイプル、製本、ジョブオフセットするフィニッシング機能ブロックを有し、あるまとまった単位毎に仕分けを行ったり、加工したりすることも可能となっている。
図4は、図3に示したリーダ部200及びプリンタ部300の詳細を示す断面図である。
図4において、リーダ部200では、原稿給紙ユニット250に積層された原稿用紙がその積層順に従って、先頭から順次1枚ずつプラテンガラス211上へ給送され、スキャナユニット210で所定の読み取り動作が終了した後、読み取られた原稿用紙は、プラテンガラス211上の原稿を排出トレイ219に排出される。
また、原稿用紙がプラテンガラス211上に搬送されると、ランプ212を点灯し、次いで光学ユニット213の移動を開始させ、原稿用紙を下方から照射し走査する。そして、原稿用紙からの反射光は、複数のミラー214、215、216、及びレンズ217を介してCCDイメージセンサ(以下「CCD」と記す)218へ導かれ、走査された原稿画像はCCD218によって読み取られる。さらに、CCD218で読み取られた画像データは、所定の処理が施された後、コントローラユニット110に転送される。
原稿給紙ユニット250が原稿流し読み機能を有している場合、原稿給紙ユニット250に積層された原稿用紙は、原稿流し読み位置240を一定の速度で通過する。この場合、光学ユニット213は原稿流し読み位置240に移動し、等速で搬送される原稿をランプ212によって照射し、CCD218によって随時読み取ることで画像データを生成し、コントローラユニット110に転送される。
次いで、プリンタ部300では、コントローラ部110から出力された画像データに対応するレーザ光が、レーザドライバ321により駆動されるレーザ発行部322から発行され、感光ドラム323にはレーザ光に応じた静電潜像が形成され、現像器324により前記静電潜像の部分に現像剤が付着される。
一方、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、カセット311、カセット312、カセット313、カセット314、手差し給紙段315のいずれかから記録用紙が給紙されて転写部325に搬送路331により搬送され、感光ドラム323に付着している現像剤を記録用紙に転写する。画像データが転写された記録用紙は搬送ベルト326によって、定着部327に搬送され、定着部327における加熱・加圧処理により画像データが記録紙に定着される。定着部327を通過した記録紙は搬送路335、搬送路334を通り、排紙装置400に送られる。印字面を反転して排紙装置400に送る場合には、搬送路336、搬送路338まで導かれ、そこから記録紙を逆方向に搬送し、搬送路337、搬送路334を通り、排紙装置400に送られる。
また、画像データを記録用紙に両面記録する場合は、定着部327を通過したあと、記録紙は、搬送路336からフラッパ329によって搬送路333に導かれ、その後、記録紙を逆方向に搬送し、フラッパ329によって搬送路338、再給紙搬送路332へ導かれる。再給紙搬送路332へ導かれた記録紙は上述と同様にして搬送路331を通り、転写部325へ給紙される。
排紙装置400に送り込まれた用紙は、搬送路401または搬送路403を通って、中間トレイ402または中間トレイ404に蓄えられる。中間トレイ402と404は、ジョブ、束、特定枚数のページ等の単位で用紙を蓄え、交互に用紙が蓄積されていく。片方の中間トレイに用紙が搬入され、ジョブ、束、特定枚数のページの用紙蓄積が完了したら、排紙トレイ421〜432、またはエスケープトレイ408に用紙搬送される。上記片方の中間トレイから排紙トレイ、またはエスケープトレイへの用紙搬送が行われている最中に、さらに次の印刷により本体から用紙が送られてくる場合は、使用していないもう一方の中間トレイへ用紙が搬入され、中間トレイへの用紙の搬入と中間トレイからの用紙の搬出が同時に行われる。
このように、中間トレイ402と404はジョブ、束、特定枚数毎に交互に使用され、本実施形態においては、印刷物を確認すべき要因がない場合は排紙トレイ421〜432のいずれかへ、印刷物を確認すべき要因がある場合はエスケープトレイ408へ排紙が行われる。
搬送路405、406、407へは不図示であるがフラッパ制御にて用紙搬送制御するものとし、例えば中間トレイ402からエスケープトレイ408への搬送時は搬送路405を、中間トレイ402から排紙トレイ421〜432へのいずれかへの搬送時は搬送路406、407を通って用紙が送られる。
また、各ユニットは省エネ対策が施されており、それぞれ個別に電源供給を遮断することができ、独立に動作することが可能となっている。
図5は、図3に示したコントローラ部110の詳細を示すブロック図である。
図5において、メインコントローラ111は、CPU112と、バスコントローラ113と、後述する各種コントローラ回路を含む機能ブロックを内蔵すると共に、ROM I/F115を介してROM114と接続され、DRAM I/F117を介してDRAM116と接続され、コーデックI/F118を介してコーデック119と接続され、また、ネットワークI/F123を介してネットワークコントローラ121と接続され、コネクタ122によりLAN600との間で所定の制御動作を行う。ネットワークとしては一般的にイーサネット(登録商標)があげられる。
ROM114は、メインコントローラ111のCPU112で実行される各種制御プログラムや演算データが格納されている。DRAM116は、CPU112ック119はDRAM116に蓄積されたラスターイメージデータをMH/MR/MMR/JBIGなどの周知の圧縮方式で圧縮し、また圧縮されたデータをラスタイメージに伸長する。また、コーデック119にはSRAM120が接続されており、該SRAM120は前記コーデック119の一時的な作業領域として使用される。
また、メインコントローラ111はスキャナバス141を介してスキャナI/F140に接続され、プリンタバス146を介してプリンタI/F145に接続され、さらにPCIバス等の汎用高速バス125を介して拡張ボードを接続するための拡張コネクタ124及び入出力制御部(I/O制御部)126に接続されている。
I/O制御部126はリーダ部200やプリンタ部300との間で制御コマンドを送受信するための調歩同期式のシリアル通信コントローラ127が2チャンネル装備されており、該シリアル通信コントローラ127はI/Oバス128を介してスキャナI/F140及びプリンタI/F145に接続されている。
スキャナI/F140は、第一の調歩同期シリアルI/F143及び第一のビデオI/F144を介してスキャナコネクタ142に接続され、さらに該スキャナコネクタ142はリーダ部200のスキャナユニット210に接続されている。そして、スキャナI/F140はスキャナユニット210から受信した画像データに対し所望の2値化処理や、主走査方向及び/又は副走査方向の変倍処理を行い、またスキャナユニット210から送られてきたビデオ信号に基づいて制御信号を生成し、スキャナバス141を介してメインコントローラ111に画像データを転送する。
また、プリンタI/F145は、第2の調歩同期シリアルI/F148及び第2のビデオI/F149を介してプリンタコネクタ147に接続され、さらに該プリンタコネクタ147はプリンタ部300のマーキングユニットに接続されている。そして、プリンタI/F145はメインコントローラ111から出力された画像データにスムージング処理を施して該画像データをマーキングユニットに出力し、さらにマーキングユニットから送られたビデオ信号に基づいて、生成された制御信号をプリンタバス146に出力する。
そして、CPU112は、ROM114からROMI/F115を介して読み込まれた制御プログラムに基づいて動作し、例えば、ホストコンピュータ100から受信したPDL(ページ記述言語)データを解釈し、ラスターイメージデータに展開処理を行う。
また、バスコントローラ113は、スキャナI/F140、プリンタI/F145、その他拡張コネクタ124等に接続された外部機器から入出力されるデータ転送を制御するものであり、バス競合時のアービトレーション(調停)やDMAデータ転送の制御を行う。即ち、例えば、上述したDRAM116とコーデック119との間のデータ転送や、スキャナユニット210からDRAM116へのデータ転送、DRAM116からマーキングユニットへのデータ転送等は、バスコントローラ113によって制御され、DMA転送される。
また、I/O制御部126は、LCDコントローラ131及びキー入力I/F130を介してパネルI/F132に接続され、パネルI/F132は操作部170に接続されている。
さらに、I/O制御部126は不揮発性メモリとしてのEEPROM135に接続され、またE−IDEコネクタ161を介して画像データの書き込み/読み出しが可能なハードディスクドライブ(HDD)162に接続され、さらに、機器内で管理する日付と時刻を更新/保存するリアルタイムクロックモジュール133に接続されている。なお、リアルタイムクロックモジュール133はバックアップ用電池134に接続されて該バックアップ用電池134によりバックアップされている。
また、各コントローラ部は省エネ対策が施されており、それぞれ個別に電源供給を遮断することができ、独立に動作することが可能となっている。
図6は、図5に示したメインコントローラ111の内部詳細を示すブロック構成図である。
図6において、プロセッサコア(CPU)151は、64ビットのプロセッサバス(SCバス)を介して、システム・バス・ブリッジ(SBB)152に接続される。SBB152は4×4の64ビットクロスバスイッチであり、プロセッサコア151の他に、キャッシュメモリを備えたSDRAMやROMを制御するメモリコントローラ(MC)153と専用のローカルバス(MCバス)で接続されており、さらに、グラフィックバスであるGバス154、IOバスであるBバス155と接続され、全部で4つのバスに接続される。SBB152は、これら4モジュール間を、可能な限り同時平行接続を確保することができるように設計されている。また、データの圧縮伸長ユニット(CODEC)168とも、CODEC I/Fを介して接続されている。
Gバス154はGバスアービタ(GBA)156により協調制御されており、スキャナやプリンタと接続するためのスキャナ/プリンタコントローラ(SPC)158に接続される。
また、Bバス155は、Bバスアービタ(BBA)157により協調制御されており、SPC158のほか、電力管理ユニット(PMU)159、インタラプトコントローラ(IC)160、UARTを用いたシリアルインタフェースコントローラ(SIC)161、USBコントローラ162、IEEE1284を用いたパラレルインタフェースコントローラ(PIC)163、イーサネット(登録商標)を用いたLANコントローラ(LANC)164、汎用入出力コントローラ(MISC)165、PCIバスインタフェース(PCIC)166にも接続されている。
Bバスアービタ157はBバス155を協調制御するアービトレーションであり、Bバス155のバス使用要求を受け付け、調停の後、使用許可が選択された一つのマスタに与えられ、これにより同時に2つ以上のマスタがバスアクセスを行うのを禁止している。なお、アービトレーション方式は3段階の優先権を有し、それぞれの優先権に複数のマスタが割り当てられる。
インタラプトコントローラ160は、上述した各機能ブロック及びコントローラユニット110の外部からインタラプトを集積し、CPU151がサポートするコントローラ類158、161〜166及びノンマスカブルインタラプト(NMI)に再配分する。
Gバスアービタ156は中央アービトレーション方式によりGバス154を協調制御しており、各バスマスタに対して専用の要求信号と許可信号とを有する。尚、バスマスタへの優先権の付与方式として、全てのバスマスタを同じ優先権として、公平にバス権を付与する公平アービトレーションモードといずれか一つのバスマスタに対して優先的にバスを使用させる優先アービトレーションモードのいずれかを指定することができる。
[中間トレイ入出力制御]
図7は、本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図4に示した中間トレイ402、404の入力制御手順に対応する。なお、S1701〜S1711は各ステップを示す。
本実施形態においては、2つの中間トレイ402、404を保持し、交互に搬入、搬出を繰り返しながら、排紙トレイ408への用紙蓄積を行う例について説明をする。中間トレイは1つでも、3つ以上でもよく、下記に示すシーケンスに従って搬入、搬出を行う。
まず、ステップS1701において、どちらの中間トレイ(2つの中間トレイ402、404のいずれか一方)へ用紙を搬入するか決定する。最初の搬入の場合は、優先順位の高い中間トレイが選ばれ、その後は次優先の中間トレイが順次選ばれていく。中間トレイは、ジョブや束など、あるまとまった単位の用紙を一旦蓄積して排紙トレイに排出する中間バッファ的な役割を果たすために、ステップS1702において、前の一時蓄積した用紙が残っていないかを確認し、残っていなければ用紙搬入を行う中間トレイとして決定をする。
一時蓄積した用紙が残っている場合は、中間トレイから排紙トレイまたはエスケープトレイへの搬出が完了していないとみなし、全ての用紙が搬出されるのを待つ。
また、印刷ジョブに指定されているジョブ属性から1ジョブのページ数が中間トレイの最大蓄積容量より大きいかどうかを判断して(S1703)、1ジョブのページ数が中間トレイ容量より大きいと判定した場合は、1ジョブを全て中間トレイに蓄えることができないので、所定枚数毎に蓄積するよう動作する(S1709)。
一方、ステップS1703で、1ジョブのページ数が中間トレイ容量より大きくないと判定した場合は、ジョブ属性の中のコピー指定から複数部数指定されているかどうか判断し(S1704)、複数部数指定されていないと判断した場合は、ステップS1706において、1ジョブのページ数が予め決定している所定枚数より大きいかどうかを判断して、1ジョブのページ数が所定枚数より大きいと判定した場合は、ステップS1707において、ジョブ単位に中間トレイに用紙を蓄積するように動作する。
一方、ステップS1706で、1ジョブのページ数が所定枚数より小さいと判定した場合は、あるまとまった単位で中間トレイの切り替えができるように、所定ページ単位に用紙を蓄積して行く(S1709)。
また、ステップS1704において、複数部数指定ジョブと判断され、ステップS1705で、複数頁ジョブであると判断され、且つ、ステップS1711における1ジョブのページ数がある所定枚数より大きいかどうかの判断で、ジョブのページ数がある所定枚数より大きいと判断した場合は、部(束)単位に中間トレイに用紙を蓄積するように動作し(S1708)、ステップS1710へ進む。
一方、ステップS704において、複数部数指定ジョブであるが、ステップS1706においてジョブのページ数がある所定枚数より小さいと判定した場合は、所定ページ単位に中間トレイに蓄積して(S1709)、ステップS710へ進む。
そして、ステップS1707、ステップS1708,ステップS1709のいずれかのモードで中間トレイへの用紙蓄積モードに従って各閾値に達するまで中間トレイへの用紙蓄積が行われ(ステップS1710)、処理を終了する。
一方、ステップS1706における所定枚数は、不図示であるが、操作パネル等から設定変更可能で、これを「1」に設定すると、1ページジョブは所定ページ毎の蓄積が行われ(S1709)、複数ページジョブの場合は、コピー指定が1ならジョブ単位、コピー指定が2以上なら部(束)単位の中間トレイ蓄積が行われることになる。
また、ステップS1709における所定ページ単位は、前記ステップS1706における所定枚数とは異なり、大量コピー時印刷のような場合に、例えば100枚毎といった設定を所定ページの場合と同様に設定可能な値であり、通常は不揮発性メモリNVRAMに格納される。
図8は、本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、画像形成時に色味等への影響があると特定される事象の検知処理手順に対応する。なお、S1801〜S1812は各ステップを示す。
一般的に画像位置や色味変化等を引き起こす要因となるものは、給紙口切り替え(S1801)、満載(S1802)、紙なし(S1803)、紙ジャム(S1804)、消耗品寿命及び寿命予告(S1805)等の判断で印刷が中断する場合であることが多い。なお、不図示であるが、その他、用紙交換要求、ステイプル針なし、ステイプル針ジャム、キャリブレーション処理等も、機器構成によっては異常を検知して中断する場合もあり、これらも要因としてあげてもよい。
上記各事象に対して、ステップS1808〜S1812において、中間トレイに蓄積される用紙ごとにジョブ単位、部単位、ページ単位等印刷物の単位に対応させてそれぞれ異常要因記憶処理を行い、どんな事象が発生したかを示す情報を記憶する。即ち、異常の発生した印刷用紙がどのジョブの、何部目の何ページ目かを記憶する。この情報は中間トレイに一時蓄積されている用紙を、正常印刷物として排紙トレイに排出するか、ユーザに印刷物を確認してもらうためにエスケープトレイに排出するかの判断材料としても使用される。
そして、ステップ(S1806)において、異常ありと検知した場合は、異常要因、ジョブ名、ファイル名、出力枚数、出力時刻等の情報を記載するページを1ページ挿入印刷し、さらにホストコンピュータ100にも同様の異常を通知し(図13参照)(S1807)、処理を終了する。
これにより、エスケープ排紙を行った印刷物に挿入されたページの出力には、ヘッダ情報が印刷されるため、ユーザは該印刷物のページに印刷された要因を検討し、かつ、該出力の取捨確認を促す。
このヘッダページは、プリンタのように先頭ページから印刷を行い、中間トレイにフェースダウンで排紙されている場合は、中間トレイの用紙を全てエスケープ排紙を行った後、エスケープ排紙するよう制御し、他方、コピーのように後ろのページから印刷を行い、中間トレイにフェースアップで排紙されている場合は、ヘッダページも中間トレイに排紙を行ってからエスケープトレイへの排紙を行うよう制御することにより、必ずエスケープ排紙された用紙の先頭にヘッダページが排出される。
また、コピーの場合でも先頭から印刷を行って本体内で反転させ、中間トレイへはフェースダウン、排紙トレイ、エスケープトレイにはフェースアップで排紙することも可能であることは言うまでもない。
図9は、本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、中間トレイ402、404から排紙トレイまたはエスケープトレイへの搬出制御手順に対応する。なお、S1901〜S1906は各ステップを示す。
先ず、ステップ(S1901)において、図8で決定したアルゴリズムにより決定した蓄積モードの閾値を超えたかどうかを判断する。すなわち所定単位の蓄積が完了したら、中間トレイからの用紙の搬出を開始する。そして、ステップ(S1902)において、中間トレイの印刷物に異常要因があるかどうかをページ単位、ジョブ単位、部単位等印刷物の単位に応じて判断して、中間トレイの印刷物の所定単位に異常要因がないと判断すると、所定単位の印刷物を排紙トレイに用紙搬送を行い(S1903)、異常要因があると判断すると、異常の発生したページ単位、ジョブ単位、部単位等の所定の単位でエスケープトレイに用紙搬送を行う(S1904)。ここで、異常要因がある場合は、同一の中間トレイに蓄積されている次の正常な印刷物の所定単位に影響を与えない単位でエスケープトレイに搬送される。即ち、1ページ単位のジョブの異常であれば、そのジョブ、即ちそのシートをエスケープトレイに排紙する。また、複数ページを1部出力するジョブの何ページ目かの異常であればあるジョブの全ページをエスケープトレイに出力する。さらに、複数部集中力するジョブにおいて、3部数目の2ページ目だけの異常であれば3部目の全ページをエスケープトレイに排紙する。そして、ステップS1903及びステップS1904において用紙搬出を開始し、全ての用紙を中間トレイから搬出すると(S1905)、異常要因のリセットを行い(S1906)、中間トレイからの搬出制御を終了する。
図10は、本発明に係るデータ処理装置におけるデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、図1に示したホストコンピュータ100側ホストコンピュータ側の処理手順に対応する。なお、S2001〜S2004は各ステップを示し、各ステップは、ハードディスク505よりRAM503上にロードされ、CPU501により実行されるものとする。
ホストコンピュータ側の処理はROM502に蓄積されたプログラムにしたがって動作する。ステップS1807でホストコンピュータ100にエスケープ排紙を行った旨を通知する。ホストコンピュータ100では、エスケープ排紙を行った旨を受信すると(S2001)、後述する図19に示されるとおりエスケープ排紙したジョブに関する情報を表示する(S2002)、さらに異常要因、ジョブ名、ファイル名、出力枚数、出力時刻等の情報を表示するようにしてもよい。引き続いて、ユーザはエスケープトレイに排出された印刷物の要因を検討し、かつ、再印刷の取捨の確認を促し(S2003)、再印刷が指示されると再印刷処理を行い(S2004)ホスト側の処理を終了する。
図11は、本発明に係る画像処理装置においてエスケープ排紙される排紙結果を示す図であり、例えば図9に示したステップS1904でエスケープ排紙した用紙についての情報を記載したヘッダページの内容を示す例である。
図8において説明したように、中間トレイからエスケープ排紙された印刷物には、エスケープ排紙されたジョブ名、要因、時刻、ページ数等の情報を印刷したヘッダページを印刷し、ユーザが印刷物の確認をしやすくすると共に、どのように対処したらよいか、指針を示すことが可能となる。また、複数の要因でエスケープ排紙された場合でも、それぞれの要因ごとにヘッダが印刷されるので、ユーザの確認がとても容易になるという効果もある。
[デバイス装置の詳細処理説明]
次に、本印刷システムのデバイス装置の処理について説明を行う。
図12は、図5に示したコントローラ部110の内部ソフトウエアの概略構造を示す図である。
図12において、700はコントローラソフトウェアであり、プロトコル解釈部701、ジョブ制御部702、デバイス部703、デバイス管理部704で構成されている。
プロトコル解釈部701はホストコンピュータや操作部150から、各インタフェース(411−414)を介して送られてきたコマンド(プロトコル)を解釈し、その内容に応じて以下の処理(1)〜(3)を行う。
(1)ジョブ制御部702に対して、ジョブの実行を依頼する。
(2)デバイス管理部704に対して、電力モードの変更や、デバイスのキャリブレーション処理の実行を依頼する。
(3)画像入出力装置の各種状態や、各種処理の所要時間などの能力情報をジョブ制御部702やデバイス管理部704から取得して依頼元へ通知する。
ジョブ制御部702は、プロトコル解釈部の依頼に基づいて種々のジョブを生成して実行し、それらジョブの状態を管理する。
デバイス管理部は、デバイス部703を介してリーダ部200やプリンタ部300と通信し、各種ユニットの状態を管理しながら、プロトコル解釈部の依頼に基づいて、電力管理やキャリブレーションのためのデバイス制御を実行する。
デバイス部703は、画像入出力装置100に含まれるリーダ部200を制御するドライバソフトから成るスキャナデバイス制御部、プリンタ部300を制御するドライバソフトから成るプリンタデバイス制御部、PDLなどの描画命令やコードデータを画像に展開するソフトウエアモジュールからなるコードデータ展開デバイス制御部などで構成され、ジョブ制御部702やデバイス管理部704に使用される。
図13は、図11に示したジョブ制御部702の構造を示す図であり、図1と同一のものには同一の符号を付してある。
図13において、700はコントローラソフトウェア、701はプロトコル解釈部、702はジョブ制御部、703はデバイス部である。ジョブ制御部702は、ジョブ生成部800、ジョブ処理部810、ドキュメント処理部820、ページ処理部830、バンド処理部840、デバイス割り当て部850を有している。また、ジョブ処理部810は、ジョブ管理部811、バインダ管理部812、ドキュメント管理部813を有している。また、デバイス部703は、第1デバイス851、第2デバイス852及び第3デバイス853等複数のデバイスを有する事が可能となっている。
ホストコンピュータや、操作部150から送られてきた一連の操作依頼は、コマンド(プロトコル)という形で、各インタフェース(411−414)を介して送られてくる。送られてきたコマンドは、プロトコル解釈部701で解釈された後、ジョブ制御部702に送られる。この時点でコマンドは、ジョブ制御部702が理解できる形に変換される。
ジョブ生成部800はジョブ814を生成する。ジョブ814にはコピージョブ、プリントジョブ、スキャンジョブ及びファックスジョブ等様々なジョブが存在する。プロトコル解釈部701により解釈されたプロトコルには、例えば、プリントジョブならば印刷する文書の名前や印刷部数、出力先の排紙トレイの指定等の種々の設定情報や、印刷データ自体(PDLデータ)等が含まれる。ジョブ814はジョブ処理部810に送られ処理が行われる。
ジョブ処理部810は、ジョブを構成する複数のバインダの出力順など、ジョブ全体に関わる設定がされるジョブ管理部811、バインダを構成する複数のドキュメントの出力順など、バインダ全体に関わる設定がされるバインダ管理部812、ドキュメントを構成する複数のページの出力順など、ドキュメント全体に関わる設定がされるドキュメント管理部813を有し、ジョブ814全体に関する設定や処理が行われる。
更に、ジョブ処理部810では、ジョブ814全体に関する設定や処理以外は、ジョブ814を構成するさらに小さな仕事の単位であるバインダ815に分割し、また、バインダ815全体に関する設定や処理以外は、バインダ815を構成するさらに小さな仕事の単位であるドキュメント816に分割し処理する。
ドキュメント816は入力ドキュメント821と1対1に対応付けされており、入力ドキュメント821は、ドキュメント処理部820により出力ドキュメント822に変換処理される。例えば原稿の束をスキャナで読み取り、複数のイメージデータに変換するスキャンジョブを考えると、原稿の束に関する設定や操作の手順が書かれているのが入力ドキュメント821であり、複数のイメージデータに関する設定や操作の手順が書かれているのが出力ドキュメント822である。そして、紙の束を複数のイメージデータに変換する役割を持っているのがドキュメント処理部820である。
ドキュメント処理部820は、ドキュメント単位の入力ドキュメント821から出力ドキュメント822への変換処理を行い、ドキュメント全体に関する設定や処理以外は、更に小さな仕事の単位である入力ページ831に分割し、ページ処理部830に処理を依頼する。これは、ちょうどジョブ処理部815がジョブ単位の処理に専念して、更に細かい仕事のためにバインダ815、ドキュメント816を生成するのと同じである。ドキュメント単位の設定及び操作は、具体的にはページの並び替え、両面印刷の指定、表紙の付加、OHP中差し等のページ順序に関するものである。
ページ処理部830は、ページ単位の入力ページ831から出力ページ832への変換処理を行う。例えば、上述のスキャンジョブの場合、入力ページ831には読み取りの解像度、読み取りの向き(ランドスケープ/ポートレイト)等の各種設定や、手順が書かれており、出力ページ832にはイメージデータの格納場所等の設定や手順が書かれている。
ここまでは、ジョブの単位を徐々に小さくして、ページの単位で扱えるようにすることを説明してきた。高価なシステムで1ページ分のページメモリを持てるならば、最終的にページ単位までジョブを細分化して処理すればよい。しかし、現実にはメモリのコスト等の問題から1ページ分のページメモリを持てない場合には、数ライン分のメモリ(バンドメモリ)でジョブ814を処理するシステムもある。このような場合、ページを更に細かい単位であるバンドに分割して変換処理を行う。それが入力バンド841、バンド処理部840、出力バンド842であり、これらの動作に関してはページの場合と同様である。
ジョブ処理部810、ドキュメント処理部820、ページ処理部830及びバンド処理部840は、いずれも処理を進める際に画像入出力装置100を構成する種々の物理デバイスを使用する。当然、複数の処理部が同時に仕事を進めるとデバイスの競合が発生するので、それを調停するのがデバイス割り当て部850である。例として図12に示した第1〜第3のデバイス851〜853は、デバイス割り当て部850により上述した各処理部に割り当てられる論理デバイスであり、例えば、ページメモリやバンドメモリ、原稿給紙ユニット250、マーキングユニット320エンジン及びスキャナユニット210等が考えられる。
図14は、図2に示したディスプレイ507に表示される確認入力UIの一例を示す図である。以下、エスケープ排紙された画像の情報をユーザに伝え、追加印刷を行うかどうかを設定するUIの例を説明する。
図14においては、図10に示したヘッダ情報と同等の情報が表示され、ユーザに対して、エスケープ排紙の要因、ジョブ名、印刷枚数、時刻(不図示)等の情報を通知する。ヘッダ印刷においては、各束毎に1つのヘッダが印刷される例を示したが、ここではエスケープ排紙された束すべての情報を一覧として確認することが可能となっている。
さらに、印刷確認を行った結果、画像に位置ずれや色味変動が認められず、そのまま正常印刷として使用可能かどうか、さらにやり直しを行うかをチェックするチェックボックスが用意されている。これらを指定することにより、どのジョブを何部追加印刷必要かどうかをホストからデバイス装置に指定し、印刷途中であっても印刷後であっても、簡単なアクションで再度不足分を印刷することが可能となる。
〔第2実施形態〕
以上説明した第1実施形態では、図10に示すようにヘッダを印刷することによって、エスケープ排紙の情報をユーザに通知するようにしたが、複合機等においては、UI画面で多くの情報をユーザに伝えることが可能なので、ヘッダ情報と同等の情報をUI画面に表示するようにしてもよい。
〔第3実施形態〕
以上説明した第1実施形態では、図10に示すようにヘッダを印刷することによって、エスケープ排紙の情報をユーザに通知するようにしたが、エスケープ排紙された要因毎の束が明確にわかるように、その束をジョブオフセット排紙するか、ヘッダページのみをシフト排紙するようにしてもよい。また、エスケープトレイを複数持ち、要因毎にエスケープトレイを切り分けるようにしてもよい。
上記実施形態によれば、操作者の熟練がなくても、大量に排出された印刷物の中から、色味変動や画像位置ずれの可能性のあるページ、束、及びジョブをエスケープ排紙して、印刷物の色味変動や画像位置ずれの確認を容易にすることができる。
また、エスケープ排紙を行ったページ、束、ジョブについて、色味変動や画像位置ずれの要因となる事象をヘッダページとして印刷することにより、色味変動や画像位置ずれの軽減につながるオペレーションを促し、色味変動や画像位置ずれの発生頻度を抑えることができる。
また、特定のページ、束、及びジョブをエスケープ排紙可能にすることで、全ジョブの排紙完了を待たずに抜き取り検査が可能になる。
以下、図15に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像処理システムで読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
図15は、本発明に係る画像処理システムで読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
本実施形態における図7〜図10(なお、図10は、データ処理側に対応する)に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明に係る第1実施形態を示す印刷システムの構成を説明する図である。 図1に示したホストコンピュータの構成を説明するブロック図である。 図1に示した複合機の構成を説明するブロック図である。 図3に示したリーダ部及びプリンタ部の詳細を示す断面図である。 図3に示したコントローラ部の詳細を示すブロック図である。 図5に示したメインコントローラの内部詳細を示すブロック構成図である。 本発明に係る画像処理装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る画像処理装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る画像処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係るデータ処理装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明に係る画像処理装置においてエスケープ排紙される排紙結果を示す図である。 図5に示したコントローラ部の内部ソフトウエアの概略構造を示す図である。 図12に示したジョブ制御部の構造を示すである。 図2に示したディスプレイに表示される確認入力UIの一例を示す図である。 本発明に係る画像処理システムで読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
符号の説明
100 ホスト
101 複合機
102 プリンタ
600 LAN

Claims (19)

  1. 印刷データに基づいて画像を記録媒体上に記録する印刷装置であって、
    画像形成されて排紙される記録媒体を一時蓄積する中間排紙手段と、
    画像出力プロセス中に、前記記録媒体に対する印刷結果が影響を受ける特定の事象が発生したかどうかを検知する検知手段と、
    前記検知手段による検知結果に基づいて、前記影響を受けた状態で前記中間排紙手段に排出されている記録媒体を通常排紙先とは異なるエスケープ排紙先に排紙させる制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記制御手段は、前記検知手段により影響を検知した場合に、そのページを含む束またはそのページを含むジョブをエスケープ排紙先に排紙させることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. エスケープ排紙を行ったジョブのファイル名、要因、ページ数のいずれか1つを含むエスケープジョブ情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されたエスケープジョブ情報を印刷し、排紙向き指定に応じて先頭ページとなるように確認シートを出力する確認シート出力手段と、
    を有することを特徴とする請求項1または2記載の印刷装置。
  4. 前記記憶手段に記憶されているエスケープジョブ情報を印刷要求元のホストコンピュータに通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 印刷データに基づいて画像を記録媒体上に記録する印刷装置であって、
    画像形成されて排紙される記録媒体を一時蓄積する中間排紙手段と、
    前記記録媒体に記録される画像状態を抜き取り検査するための特定排紙状態を設定する設定手段と、
    画像出力プロセス中に、前記中間排紙手段に対して排出された排紙状態が前記設定手段により設定されている特定排紙状態を満たしているかどうかを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記特定排紙状態を満たしていると判断した場合に、前記中間排紙手段に対して排出された記録媒体を通常排紙先とは異なるエスケープ排紙先に排紙させる制御手段と、
    を有することを特徴とする印刷装置。
  6. 前記制御手段は、一定枚数毎に特定のページ、または一定部数毎に特定の束を通常排紙先とは異なるエスケープ排紙先に排紙させることを特徴とする請求項3記載の印刷装置。
  7. 前記中間排紙手段を複数備え、
    前記制御手段は、前記各中間排紙手段に設定されている許容排紙容量に応じて、排紙する排紙先を交互に切り替え制御することを特徴とする請求項1または5記載の印刷装置。
  8. 前記制御手段は、各中間排紙手段への排紙と、該中間排紙手段から通常排紙先へ、または該中間排紙手段からエスケープ排紙先への排紙を並列的に行うことを特徴とする請求項1または5記載の印刷装置。
  9. 前記データ処理装置から入力された印刷ジョブを保存する保存手段と、
    前記保存手段により保存した印刷ジョブの印刷時に、エスケープ排紙される出力に対するリカバリ設定を行うリカバリ設定手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  10. 前記リカバリ設定手段は、前記ホストコンピュータからの指示、または操作部からの指示に基づいてリカバリ設定を行うことを特徴とする請求項9記載の印刷装置。
  11. 前記特定の事象は、紙なし、消耗品なし等を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の印刷装置。
  12. 印刷装置と通信可能なデータ処理装置であって、
    前記印刷装置からエスケープ排紙を行った旨を示す情報を受信した場合に、該受信した情報に基づいてユーザインタフェースを介して表示部に表示する確認表示手段と、
    前記確認表示手段により前記表示部に表示されたユーザインタフェース上に配置される再印刷指示部に対する指示を検知した場合に、前記印刷装置に保存されている印刷ジョブの再印刷指示を行う制御手段と、
    を有すること特徴とするデータ処理装置。
  13. 前記確認表示手段は、前記印刷装置から受信した情報に基づいて、エスケープ排紙されたジョブのファイル名,エスケープ要因、ページ数のいずれか1つを含むジョブ情報を前記表示部に表示することを特徴とする請求項11記載のデータ処理装置。
  14. 画像形成されて排紙される記録媒体を一時蓄積する中間排紙手段を備え、印刷データに基づいて画像を記録媒体上に記録する印刷装置における印刷処理方法であって、
    画像出力プロセス中に、前記記録媒体に対する印刷結果が影響を受ける特定の事象が発生したかどうかを検知する検知ステップと、
    前記検知ステップによる検知結果に基づいて、前記影響を受けた状態で前記中間排紙手段に排出されている記録媒体を通常排紙先とは異なるエスケープ排紙先に排紙させる制御ステップと、
    を有することを特徴とする印刷処理方法。
  15. 画像形成されて排紙される記録媒体を一時蓄積する中間排紙手段を備え、印刷データに基づいて画像を記録媒体上に記録する印刷装置における印刷処理方法であって、
    前記記録媒体に記録される画像状態を抜き取り検査するための特定排紙状態を設定する設定ステップと、
    画像出力プロセス中に、前記中間排紙手段に対して排出された排紙状態が前記設定ステップにより設定されている特定排紙状態を満たしているかどうかを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにより前記特定排紙状態を満たしていると判断した場合に、前記中間排紙手段に対して排出された記録媒体を通常排紙先とは異なるエスケープ排紙先に排紙させる制御ステップと、
    を有することを特徴とする印刷処理方法。
  16. 印刷装置と通信可能なデータ処理装置における印刷処理方法であって、
    前記印刷装置からエスケープ排紙を行った旨を示す情報を受信した場合に、該受信した情報をユーザインタフェースを介して表示部に表示する確認表示ステップと、
    前記確認表示ステップにより前記表示部に表示されたユーザインタフェース上に配置される再印刷指示部に対する指示を検知した場合に、前記印刷装置に保存されている印刷ジョブの再印刷指示を行う制御ステップと、
    を有すること特徴とする印刷処理方法。
  17. 前記特定の事象は、紙なし、消耗品なし等を含むことを特徴とする請求項14または15に記載の印刷処理方法。
  18. 請求項14〜17のいずれかに記載の印刷処理方法を実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  19. 請求項14〜17のいずれかに記載の印刷処理方法を実行させることを特徴とするプログラム。
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