JP2005143677A - 連通手段付き薬液容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作者が怪我をしたり、コアリングを発生したりすることなく、簡便に短時間で薬液調製操作を行うことの出来る連通手段付き薬液容器を提供する。
【解決手段】 注射針を接続可能なオスルアー11を先端に有する薬液容器10と、この薬液容器10の先端に設けられた、バイアル口部を挿着可能な有底筒状のガイド部21及びこのガイド部21の底面22中央部にこの底面22を貫通して設けられた中空の穿刺部材23を含んでなる連通手段20であって、穿刺部材23の底面22より基端側の接続部25の内側のメネジ26が、オスルアー11の基部の外側のオネジ12と螺合することにより接続される。そして、接続部25のメネジ26よりもさらに基端側には、破断部27を介して残留部28が連接され、この残留部28がオスルアー11の基部に形成されたフランジ13に係合されており、接続部25とオスルアー11の螺合の解除時に破断部27が破断する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内部に予め薬液を充填してなる連通手段付き薬液容器に関する。更に詳しくは、バイアル口部の封止部材を穿刺する穿刺針とバイアルガイドを含んでなる連通手段を剥離可能に接続した、内部に予め薬液を充填してなる連通手段付き薬液容器に関する。
液剤とした場合に製剤的、薬効的な安定性を保つことの困難な薬品は、従来、固形製剤や粉末製剤、凍結乾燥製剤としてバイアルなどに収容して保存しておき、用時にシリンジなどを用いて溶解液と混合し、液剤に調製して使用している。
例えば、バイアルに収容された固形製剤の場合、バイアルやアンプルに収容された溶解液をシリンジに吸引し(又は、予め溶解液の充填された所謂プレフィルドシリンジに溶解液注入針を装着し)、注入針をバイアルのゴム栓に刺通して、シリンジからバイアル内に溶解液を注入し、固形製剤を溶解液と混合して薬液に調製し、薬液調製操作終了後、薬液をバイアルからシリンジに再吸引していた。
しかし、このシリンジを用いる方法では薬液調製操作に金属針を必要としているため、操作者が注射針で怪我をしたり、バイアルのゴム栓に針を斜めに刺した場合などにゴム栓のコアリングが生じたりする虞があった。また、何よりその操作が煩雑であるため、その調製に少なからず時間がかかっていた。
そこで、前記したような問題を解決すべく前後2つのラバーストッパーにより液密に封止されたプレフィルドシリンジの注射針接続部に穿刺針部材の装着部を嵌合してなる発明がある。この発明によると、粉末製剤等が充填されているバイアルに対しプレフィルドシリンジから溶解液等を容易且つ確実に注入することができると共に、一般の注射針(金属針)を用いないのでゴム栓の細片を含む薬液を患者の体内に注射するおそれがなくなるとある(特許文献1参照)。
特開2002−78798号
また、注射針接続部の先端に容易に破断可能な穿刺針を備えたバレルと、このバレルに挿着されたガスケットと、バレルの先端から挿着されたガイド手段を含んでなり、このガイド手段をバレルに対して相対的に回転させた時に、穿刺針が注射針接続部から破断されるようにした発明もなされている。この発明によると、操作者が怪我をしたり、コアリングを発生したりすることなく薬液調製操作を行うことの出来るとある(特許文献2参照)。
特開2003−190286号公報
しかしながら特許文献1記載の発明では、穿刺部材と注射針接続部とが装着部の螺合のみによって接続されているため、前部ラバーストッパーを用いずにシリンジ内部に薬液を充填し高圧蒸気滅菌を行った場合、この接続部より薬液が漏出する虞がある。この問題を防止するため前部ラバーストッパーによりシリンジ内の薬液を密封しているが、使用時に前部ラバーストッパーの外壁面にバイパスを形成する筒先部材も必要となるなどシリンジの構造が複雑となり、製造工程も煩雑となる。また、ラバーストッパーの素材となるゴム部材は高価であるため製造コストも高くなる。さらに、バイアルガイドが設けられていないため、バイアル口部の封止部材への穿刺がしずらく、ゴム栓に対して穿刺部材を斜めに穿刺した場合コアリングが発生し易く、穿刺部材の先端が手指等に触れ汚染されるおそれがある。
また特許文献2記載の発明では、ガイド手段を回転させ穿刺針を注射針接続部から破断した際に微粒子が発生し、この微粒子が薬液に混入するおそれが皆無ではない。
そこで、本発明者らは前記した課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に想到した。すなわち本発明は、
(1) 注射針を接続可能なオスルアーを先端に有する薬液容器と、前記オスルアーの先端に設けられた中空の連通手段を含み、該連通手段は、バイアルの口部をスライド自在に挿着可能な有底筒状のガイド部と、該ガイド部の底面中央部に該底面を貫通して設けられた中空の穿刺部材を含み、該穿刺部材は、底面より先端側の穿刺針と底面より基端側の接続部を有し、該接続部が前記オスルアーに螺合により接続されてなる連通手段付き薬液容器であって、
前記接続部のメネジよりも基端側に、破断部を介して残留部が連接され、前記残留部が前記オスルアー基部のフランジに係合され、前記接続部と前記オスルアーの螺合の解除時に前記破断部が破断する薬液容器;
(2) 先端にオスルアーを有する薬液容器と、前記オスルアーの先端に設けられた中空の連通手段を含み、該連通手段は、バイアルの口部をスライド自在に挿着可能な有底筒状のガイド部と、該ガイド部の底面中央部に該底面を貫通して設けられた中空の穿刺部材を含み、該穿刺部材は、底面より先端側の穿刺針と底面より基端側の接続部を有し、該接続部が前記オスルアーに係合により接続されてなる連通手段付き薬液容器であって、
前記接続部の基部に破断部を介して残留部が連接され、前記残留部が前記オスルアー基部のフランジに係合されることで前記接続部が前記オスルアーに接続され、前記接続部と前記オスルアーの分離時に前記破断部が破断する薬液容器;
(3) 前記ガイド部の底面とオスルアーの先端面との間に、同心円状のパッキンを介装してなる前記(1)又は(2)に記載の薬液容器;
(4) 前記薬液容器が、先端にオスルアーを有する基端の開放されたバレルと、該バレルの基端からバレル内に液密かつ摺動可能に挿着されたガスケットからなるシリンジである前記(1)〜(3)の何れかに記載の薬液容器;
(5) 前記薬液容器が、先端にオスルアーを有する、押圧により容易に変形可能なボトルである前記(1)〜(3)の何れかに記載の薬液容器;
(6) 内部に予め薬液が充填されてなる前記(1)〜(5)の何れかに記載の薬液容器;等に関する。
本発明によれば、操作者が怪我をしたりコアリングを発生したりすることなく、簡便に短時間で薬液調製作業を行うことが出来る連通手段付き薬液容器を提供することができる。また、金属針を使用していないので金属針とプラスチック製部材を分別する労を省くことができる。
次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は実施例1の縦断面図であり、薬液容器としてシリンジを採用している。なお、薬液容器と連通手段とは螺合により接続されている。
図2は実施例1の拡大縦断面図である。
図3は実施例1の拡大正面図である。
図4は実施例1の拡大正面図であり、連通手段が残留部を残して取り去られた状態を示している。
図5は実施例2の拡大断面図であり、オスルアー基部のフランジは別部材により形成されている。
図6は実施例3の拡大断面図であり、薬液容器と連通手段とは係合により接続されている。
図7は実施例4の拡大断面図であり、オスルアー基部のフランジは別部材により形成されている。
図8は実施例5の縦断面図であり、薬液容器としてボトルを採用している。
図9は本発明の使用時の状態を示す縦断面図であり、実施例1の連通手段付き薬液容器にバイアルを挿着している。
本発明の実施例1を図1〜4を用いて説明する。図1に示す連通手段付き薬液容器1は、注射針を接続可能なオスルアー11を先端に有する薬液容器10と、この薬液容器10の先端に設けられた中空の連通手段20を含み、この連通手段20は、バイアル口部をスライド自在に挿着可能な、有底筒状のガイド部21と、このガイド部21の底面22中央部にこの底面22を貫通して設けられた中空の穿刺部材23を含んでいる。この穿刺部材23は、底面22より先端側の穿刺針24と、底面22より基端側の接続部25を有しており、接続部25の基部の内側のメネジ26が、オスルアー11の基部の外側のオネジ12と螺合することにより接続される。そして、接続部25のメネジ26よりもさらに基端側には、破断部27を介して残留部28が連接され、この残留部28がオスルアー11の基部に形成されたフランジ13に係合されており、接続部25とオスルアー11の螺合の解除時に破断部27が破断する。
接続部25の内面はオスルアー11と液密に嵌合するメスルアーに形成されてもよいが、図1及び2に示すようにオスルアー11の外面との間に隙間が形成されていてもよい。ただしその場合には、ガイド部21の底面22とオスルアー11の先端面14との間に同心円状のパッキン30を介装しておくことが好ましい。これにより、本発明に係る連通手段付き薬液容器を高圧蒸気滅菌した際、オスルアー11と接続部25の隙間から容器内部への水分の侵入を防止したり、反対に容器内部からの薬液Sの漏出を防止したりできる。パッキン30としては、例えばOリングや角リングが挙げられるが、底面22とオスルアー11の先端面14との隙間を液密且つ薬液容器10と穿刺針24とを連通した状態で保持可能ならばその形状は特に限定されない。またパッキン30の材質としては、ブチルゴム、シリコンゴム、熱可塑性エラストマー、シリコンエラストマー等の弾性材料が挙げられるが、医療用材料としての使用実績があり、内部に収容される薬液Sと相互作用せず、薬液Sへの溶出等のおそれのない材料であればいずれも好適に採用可能である。なお、前記したようにオスルアーと接続部が液密に当接したり、メネジ26とオネジ12が液密に接続されたりするならば、パッキン30を設けるには及ばない。
ここで、薬液容器10としては、先端にオスルアー11を有する基端の開放された略円筒状のバレル15と、このバレル15の基端からバレル15内に液密かつ摺動自在に挿着されたガスケット40からなるシリンジ型の薬液容器となっている。バレル15の基端には指掛用のフランジ16が形成されている。バレル15の形成材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの混合物、環状ポリオレフィン等のポリオレフィン樹脂が挙げられるが、ポリカーボネート、メタクリル樹脂、ポリメチルペンテン等、医療用材料としての使用実績があり、内部に収容される薬液Sと相互作用せず、薬液Sへの溶出等のおそれのない樹脂であればいずれも好適に採用可能である。
ガスケット40の基端にはメネジ41等の結合手段が形成されており、ロッド50の先端に設けたオネジ51を結合することができるようになっている。ガスケット40の形成材料としては、ブチルゴム、シリコンゴム、熱可塑性エラストマー、シリコンエラストマー等の弾性材料が挙げられるが、医療用材料としての使用実績があり、内部に収容される薬液Sと相互作用せず、薬液Sへの溶出等のおそれのない材料であればいずれも好適に採用可能である。
ロッド50の先端にはオネジ51が形成されるとともに、基端にはシリンジ内の薬液Sを排出するときに指で押すための押圧板52が形成されている。ロッド50の形成材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの混合物、環状ポリオレフィン等のポリオレフィン樹脂が最も好ましいが、ポリカーボネート、メタクリル樹脂、ポリメチルペンテン、ABS樹脂等、医療用材料として使用実績のあるものであれば特に限定されない。
連通手段20は、バイアル口部をスライド自在に挿着可能な有底筒状のガイド部21と、このガイド部21の底面22の中央部にこの底面22を貫通して設けられた中空の穿刺部材23を含んでなり、穿刺部材23は、底面22より先端側の穿刺針24と、底面より基端側の接続部25を有している。この接続部25は、薬液容器10のオスルアー11に外嵌するとともに、接続部25の基部の内側のメネジ26が、オスルアー11の基部の外側のオネジ12と螺合する。また、穿刺針24はキャップ60により液密又は気密に密封されている。キャップ60の形成材料としては、ブチルゴム、シリコンゴム、熱可塑性エラストマー、シリコンエラストマー等の弾性材料や、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの混合物、環状ポリオレフィン、ポリカーボネート、メタクリル樹脂、ポリメチルペンテン等のプラスチック材料が挙げられるが、医療用材料としての使用実績があり、内部に収容される薬液Sと相互作用せず、薬液Sへの溶出等のおそれのない材料であればいずれも好適に採用可能である。
薬液容器10のオスルアー11のオネジ12よりも基端側の基部には、図1及び2に示すように、周方向にわたって径方向外側に突出するフランジ13が一体に成形されている。また穿刺部材23の接続部25のメネジ26よりも基端側に、破断部27を介して残留部28が連接されている。この破断部27は、細い薄肉状とされて、周方向等間隔に配設されている。また、残留部28の一部又は周方向全長にわたる部分からは、爪部29が径方向内側に突設されていて、フランジ13の基端面に係合されている。これにより、連通手段20と薬液容器10の分離時、即ち穿刺部材23の接続部25と薬液容器10のオスルアー11の螺合が解除される際には、破断部27が破断されて、残留部28と爪部29がオスルアー11側に残ることになる。なお、爪部29の基端面は、径方向内側に向かうに従って、先端側に移行する傾斜状とされており、これにより接続部25をオスルアー11に結合した際に、爪部29が先端側からフランジ13を容易に乗り越えて、その基端面に係合される。なお、乗り越えるときには、残留部28及び爪部29等が径方向外側に弾性変形する。
実施例1の連通手段付き薬液容器1を使用する際には、図9に示すように、ガイド部21にバイアルVを接続した後、薬液容器10内の薬液SをバイアルV内に注入して、バイアルV内の薬剤D(例えば凍結乾燥製剤)と混合する。
次いで、本発明の実施例2を図5を用いて説明する。図5に示す実施例2は、実施例1の変形例で、フランジ113がオスルアー111とは別個に形成され、オスルアー111外面の周溝117に嵌合されている。これにより、フランジがオスルアーの基部に一体成形しにくい場合でも、フランジを設けることができる。フランジ113の形成材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの混合物、環状ポリオレフィン等のポリオレフィン樹脂が最も好ましいが、ポリカーボネート、メタクリル樹脂、ポリメチルペンテン、ABS樹脂等、医療用材料として使用実績のあるものであれば特に限定されない。
なお、フランジ113は別個に成形した後に周溝117に取りつけてもよいが、インサート成形により形成してもよい。
次いで、本発明の実施例3を図6を用いて説明する。図6に示す実施例3は、実施例1のオネジ12とメネジ26を無くした構成よりなる。従ってフランジ213と爪部229の係合により、連通手段220と薬液容器210は接続されている。フラン213は、薬液容器210のオスルアー211の基部に、周方向全長にわたって径方向外側に突出するように一体成形されており、接続部225の基部の一部又は周方向全長にわたる部分からは爪部229が径方向内側に突設されており、フランジ213の基端面と係合している。なお、実施例3では、オスルアーと接続部を液密に接続するためのパッキン230をガイド部221の底面222とオスルアー225の先端面14との間に介装しておくことが好ましい。
次いで、本発明の実施例4を図7を用いて説明する。図7に示す実施例4は、実施例3の変形例で、フランジ313がオスルアー311とは別個に形成され、オスルアー311外面の周溝317に嵌合されている。これにより、フランジがオスルアーの基部に一体成形しにくい場合でも、フランジを設けることができる。フランジ313の形成材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの混合物、環状ポリオレフィン等のポリオレフィン樹脂が最も好ましいが、ポリカーボネート、メタクリル樹脂、ポリメチルペンテン、ABS樹脂等、医療用材料として使用実績のあるものであれば特に限定されない。
なお、フランジ313は別個に成形した後に周溝317に取りつけてもよいが、インサート成形により形成してもよい。
また、図8に示す実施例5のように薬液容器410は、ポリエチレンやポリプロピレン等の可撓性材料で形成された、押圧により容易に変形可能なボトル415であってもよい。
本発明の実施利1の縦断面図である。 本発明の実施例1の拡大断面図である。 本発明の実施例1の拡大正面図である。 本発明の実施例1の拡大正面図である。 本発明の実施例2を示す拡大断面図である。 本発明の実施例3を示す拡大断面図である。 本発明の実施例4を示す拡大断面図である。 本発明の実施例5を示す縦断面図である。 本発明の使用状況を示す図である。
符号の説明
1 連通手段付き薬液容器
10、110、310 薬液容器
11、111、211、311 オスルアー
13、113、213、313 フランジ
14、214 先端面
15 バレル
20、220 連通手段
21、221 ガイド部
22、222 底面
23 穿刺部材
24 穿刺針
25、225 接続部
26、41 メネジ
27 破断部
28 残留部
30、230 パッキン
40 ガスケット
415 ボトル
S 薬液

Claims (6)

  1. 注射針を接続可能なオスルアーを先端に有する薬液容器と、前記オスルアーの先端に設けられた中空の連通手段を含み、該連通手段は、バイアルの口部をスライド自在に挿着可能な有底筒状のガイド部と、該ガイド部の底面中央部に該底面を貫通して設けられた中空の穿刺部材を含み、該穿刺部材は、底面より先端側の穿刺針と底面より基端側の接続部を有し、該接続部が前記オスルアーに螺合により接続されてなる連通手段付き薬液容器であって、
    前記接続部のメネジよりも基端側に、破断部を介して残留部が連接され、前記残留部が前記オスルアー基部のフランジに係合され、前記接続部と前記オスルアーの螺合の解除時に前記破断部が破断する薬液容器。
  2. 先端にオスルアーを有する薬液容器と、前記オスルアーの先端に設けられた中空の連通手段を含み、該連通手段は、バイアルの口部をスライド自在に挿着可能な有底筒状のガイド部と、該ガイド部の底面中央部に該底面を貫通して設けられた中空の穿刺部材を含み、該穿刺部材は、底面より先端側の穿刺針と底面より基端側の接続部を有し、該接続部が前記オスルアーに係合により接続されてなる連通手段付き薬液容器であって、
    前記接続部の基部に破断部を介して残留部が連接され、前記残留部が前記オスルアー基部のフランジに係合されることで前記接続部が前記オスルアーに接続され、前記接続部と前記オスルアーの分離時に前記破断部が破断する薬液容器。
  3. 前記ガイド部の底面とオスルアーの先端面との間に、同心円状のパッキンを介装してなる請求項1又は2に記載の薬液容器。
  4. 前記薬液容器が、先端にオスルアーを有する基端の開放されたバレルと、該バレルの基端からバレル内に液密かつ摺動可能に挿着されたガスケットからなるシリンジである請求項1〜3の何れかに記載の薬液容器。
  5. 前記薬液容器が、先端にオスルアーを有する、押圧により容易に変形可能なボトルである請求項1〜3の何れかに記載の薬液容器。
  6. 内部に予め薬液が充填されてなる請求項1〜5の何れかに記載の薬液容器。
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