JP2005143056A - 通信制御方法、及び、ネットワーク装置 - Google Patents

通信制御方法、及び、ネットワーク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 通信システム全体として効率的にQoS制御を行う通信制御方法、及び、ネットワーク装置を提供する。
【解決手段】 端末装置11と端末装置13との間における通信のQoS制御を行う通信制御方法が、端末装置11の識別子と端末装置13の識別子とをネットワーク装置100に端末装置11が通知する工程Aと、端末装置11によって通知された端末装置11の識別子と端末装置13の識別子とに基づいて、端末装置11が接続する無線基地局21の負荷情報と端末装置13が接続する無線基地局23の負荷情報とをネットワーク装置100が取得する工程Bと、工程Bで取得した無線基地局21の負荷情報と無線基地局23の負荷情報とに基づいて、QoS制御の方法をネットワーク装置100が決定する工程Cと、工程Cで決定したQoS制御の方法に基づいて、ネットワーク装置100がQoS制御を行う工程Dとを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、第1の端末装置と第2の端末装置との間における通信のQoS制御を行う通信制御方法、及び、ネットワーク装置に関する。
パケット交換網においてQoS制御を行う場合に、各データパケットにQoS制御を行うための識別情報を挿入し、QoS制御を行う各装置がその識別情報を基にQoS制御を行う方法が知られている。例えば、このQoS制御方法として、IEEE802.1Qで規定されているVLANTagフィールド内のPriority識別子を使用した優先制御、及び、IPヘッダ中のTOS(Type Of Service)フィールドに挿入されるPriority識別子を使用した優先制御などが挙げられる。
また、パケット交換網で構成するベストエフォート型のネットワークにおいても、通常帯域を確保する技術も知られている。例えば、この技術は、ATM(Asynchronous Transfer Mode)網やFR(Frame Relay)網などにおいて、予め設定されたセッションに対して優先制御を行うことで通信帯域を保証する技術である。これらの技術は、企業における拠点間を接続する回線などで利用されている。
IPレイヤにおいても通常帯域を保証するためのプロトコルが存在する。その代表的なものとしては、RSVP(Resource ReServation Protocol)と呼ばれるプロトコルが知られている。RSVPでは、通信リソースを確保するためのSignalingプロトコルによって、通信帯域が保証される。なお、RSVPは、IPレイヤにおいて上記ATM網やFR網において行われるものと同様の機能を実現するものである。
特開2003−250179号公報
しかしながら、IEEE802.11e等によって規定された無線LANなどの無線ネットワークにおけるQoS制御方法においては、一つの基地局が独立してQoS制御を行っているため、通信システム全体として効率的にQoS制御を行うことができないという問題があった。
そこで、本発明は、上述の問題を解決するためになされたものであり、通信システム全体として効率的にQoS制御を行うことができる通信制御方法、及び、ネットワーク装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、第1の端末装置と第2の端末装置との間における通信のQoS制御を行う通信制御方法が、第1の端末装置の識別子と第2の端末装置の識別子とをネットワーク装置に第1の端末装置が通知する工程Aと、第1の端末装置によって通知された第1の端末装置の識別子と第2の端末装置の識別子とに基づいて、第1の端末装置が接続する第1の無線基地局の負荷情報と第2の端末装置が接続する第2の無線基地局の負荷情報とをネットワーク装置が取得する工程Bと、工程Bで取得した第1の無線基地局の負荷情報と第2の無線基地局の負荷情報とに基づいて、QoS制御の方法をネットワーク装置が決定する工程Cと、工程Cで決定したQoS制御の方法に基づいて、ネットワーク装置がQoS制御を行う工程Dとを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、第1の端末装置と第2の端末装置との間における通信のQoS制御を行うネットワーク装置が、第1の端末装置によって通知された第1の端末装置の識別子と第2の端末装置の識別子とに基づいて、第1の端末装置が接続する第1の無線基地局の負荷情報と第2の端末装置が接続する第2の無線基地局の負荷情報とを取得する取得部と、取得部によって取得された第1の無線基地局の負荷情報と第2の無線基地局の負荷情報とに基づいて、QoS制御の方法を決定するQoS制御方法決定部とQoS制御方法決定部によって決定されたQoS制御の方法に基づいて、QoS制御を行うQoS制御部とを具備することを要旨とする。
かかる特徴によれば、ネットワーク装置が、第1の無線基地局及び第2の無線基地局の負荷情報に基づいてQoS制御の方法を決定し、決定したQoS制御の方法に基づいて第1の端末装置と第2の端末装置の間における通信のQoS制御を行うことにより、ネットワーク装置は、一つの無線基地局のみによってQoS制御が行われる場合に比べ、通信システム全体として効率的にQoS制御を行うことができる。
また、ネットワーク装置が、無線基地局の負荷情報に基づいて決定されたQoS制御の方法に基づいてQoS制御を行うことにより、ネットワーク装置は、無線通信帯域の使用状況をリアルタイムに反映し、動的で柔軟なQoS制御を行うことができる。
なお、本発明の第2の特徴において、取得部が、第1の端末が接続可能な第3の無線基地局の負荷情報を取得し、QoS制御方法決定部が、さらに、取得部によって取得された第3の無線基地局の負荷情報に基づいて、QoS制御の方法を決定することが好ましい。
また、本発明の第2の特徴において、取得部が、第1の端末装置と第1の無線基地局との間における第1の接続環境に係る情報を取得し、QoS制御方法決定部が、さらに、取得部によって取得された第1の接続環境に係る情報に基づいて、QoS制御の方法を決定することが好ましい。
さらに、本発明の第2の特徴において、取得部が、第1の端末装置と第2の端末装置との間における第1のセッションに係る情報を取得し、QoS制御方法決定部が、さらに、取得部によって取得された第1のセッションに係る情報に基づいて、QoS制御の方法を決定することが好ましい。
また、本発明の第2の特徴において、取得部が、第1の無線基地局と当該第1の無線基地局を介して第2のセッションを確立している第3の端末装置との間における第2の接続環境に係る情報を取得し、QoS制御方法決定部が、さらに、取得部によって取得された第2の接続環境に係る情報に基づいて、QoS制御の方法を決定することが好ましい。
さらに、本発明の第2の特徴において、取得部が、第2のセッションに係る情報を取得し、QoS制御方法決定部は、さらに、取得部によって取得された第2のセッションに係る情報に基づいて、QoS制御の方法を決定することが好ましい。
さらに、本発明の第2の特徴において、QoS制御方法決定部が、第1の接続環境の変更を第1の端末装置に要求することを、QoS制御の方法として決定することが好ましい。
また、QoS制御方法決定部が、第1のセッションに係る条件の変更を第1の端末装置に要求することを、QoS制御の方法として決定することが好ましい。
さらに、本発明の第2の特徴において、QoS制御方法決定部が、第2の接続環境の変更を第3の端末装置に要求することを、QoS制御の方法として決定することが好ましい。
また、本発明の第2の特徴において、QoS制御方法決定部が、第2のセッションに係る条件の変更を第3の端末装置に要求することを、QoS制御の方法として決定することが好ましい。
本発明によれば、通信システム全体として効率的にQoS制御を行う通信制御方法、及び、ネットワーク装置を提供することができる。
(本発明の一実施形態に係るネットワーク装置の構成)
以下、図1を参照して、本発明の一実施形態に係るネットワーク装置の構成について説明する。図1は、本実施形態に係るネットワーク装置が適用される環境を示す図である。
同図に示すように、本実施形態に係るネットワーク装置100は、複数の端末装置11乃至端末装置13及び複数の無線基地局21乃至無線基地局23とともに、IP(Internet Protocol)を利用した通信ネットワークを構成している。
本実施形態において、端末装置11乃至端末装置13は、各々無線基地局21乃至無線基地局23とともに、IEEE802.11に準拠した無線LANを構成しているものとする。なお、端末装置11乃至端末装置13には、無線LAN STA(Station)が内蔵されているものとする。また、無線基地局21乃至無線基地局23は、AP(Access Point)を構成する。
なお、本実施形態においては、端末装置11と端末装置13との間においてVoIP通信を行う場合を例に説明する。また、VoIP通信における呼制御プロトコルとして、SIP(RFC3261で規定されている“SIP:Session Initiation Protocol”)を用いるものとする。
端末装置11は、電源をオンにした際に、端末装置11と端末装置11が接続する無線基地局21との間における接続環境に係る情報(例えば、端末装置11のURI(Uniform Resource Identiier)及びIPアドレス、無線基地局21及び接続可能な無線基地局(例えば、無線基地局22)のBSSID(Basic Service Set IDentifier)、受信電界強度、使用チャネル等)を位置管理部30(又は、セッション制御部40)に通知する。なお、端末装置11は、電源をオンにした際に、最も電波の受信環境がよい無線基地局と接続するものとする。
また、端末装置11は、端末装置13とセッションを確立する際に、上述の接続環境に係る情報、及び、端末装置11と端末装置13との間におけるセッションに係る情報(例えば、Codecの種別を示す情報等)をセッション制御部40に通知する。ここで、端末装置11は、接続環境に係る情報及びセッションに係る情報を、上述のSIPにおけるSIP INVITEに挿入することによって、セッション制御部40に通知するものとする。
なお、端末装置11は、端末装置11の移動等によって、端末装置11が接続する無線基地局(又は、接続可能な無線基地局)が変更した場合等のように、接続環境に係る情報が変更した場合には、変更後の接続環境に係る情報を位置管理部30(又は、セッション制御部40)に通知する。
無線基地局21及び無線基地局23は、端末装置11と端末装置13との間におけるセッションが確立された場合には、IEEE802.11等に規定されたQoS制御方法に基づいて、端末装置11と端末装置13との間におけるデータ通信のQoS制御を行う。
ネットワーク装置100は、位置管理部30と、セッション制御部40と、基地局管理DB50と、QoS制御方法決定部60とを具備する。
位置管理部30は、SIPサーバのRegistrationサーバとして機能するものとする。具体的には、位置管理部30は、端末装置11によって通知された接続環境に係る情報に含まれる各情報を関連付けて管理する。
セッション制御部40は、上述のSIPにおけるSIPサーバとして機能するものとする。また、セッション制御部40は、端末装置11と無線基地局21との間における接続環境に係る情報、及び、端末装置11と端末装置13との間におけるセッションに係る情報を端末装置11から取得する。さらに、セッション制御部40は、端末装置13のIPアドレス(又は、SIP URI)に基づいて位置管理部30を参照して、端末装置13が接続する無線基地局23のBSSIDを取得する。なお、セッション制御部40は、端末装置11のIPに基づいて位置管理部30を参照して、無線基地局21のBSSIDを取得してもよい。
また、セッション制御部40は、無線基地局21及び無線基地局23のBSSIDに基づいて基地局管理DB50を参照して、無線基地局21及び無線基地局23のIPアドレスを取得する。さらに、セッション制御部40は、無線基地局21及び無線基地局23のIPアドレスに基づいて、無線基地局21及び無線基地局23にそれぞれの負荷情報を要求し、無線基地局21(第1の無線基地局)及び無線基地局23(第2の無線基地局)の負荷情報を取得する。
なお、セッション制御部40は、SNMP(RFC1157“A Simple Network Management Protocol”)等を用いて、無線基地局21及び無線基地局23の負荷情報をMIB(Management Information Base)情報として取得するものとする。
セッション制御部40は、上記の動作によって取得した接続環境に係る情報とセッションに係る情報と無線基地局21及び無線基地局23の負荷情報とをQoS制御方法決定部60に通知する。
また、セッション制御部40は、接続環境に係る情報とセッションに係る情報と無線基地局21及び無線基地局23の負荷情報とに基づいてQoS制御方法決定部60が決定したQoS制御の方法に基づいて、端末装置11(第1の端末)と端末装置13(第2の端末)との間における通信のQoS制御を行う。
なお、セッション制御部40は、ICMP Echo Request(いわゆるPing)を利用して、端末装置11と端末装置13との間におけるセッションが継続しているか否かを判断する。また、セッション制御部40は、セッションが継続していないと判断した場合には、セッションの終了をQoS制御方法決定部60に通知する。
基地局管理DB50は、無線基地局のBSSIDとIPアドレスとを関連付けて管理するものである。なお、無線基地局のBSSIDとIPアドレスとの関連付けは、管理者によって予め行われてもよく、基地局管理DB50と無線基地局との間において自立的に行われてもよい。
QoS制御方法決定部60は、セッション制御部40によって通知された情報(接続環境に係る情報、セッションに係る情報、無線基地局21(第1の無線基地局)及び無線基地局23(第2の無線基地局)の負荷情報に基づいて、端末装置11と端末装置13との間における通信のQoS制御を行うか否かを決定する。例えば、QoS制御方法決定部60は、無線基地局21の負荷情報に基づいて、音声通信とデータ通信との帯域使用割合を判断し、端末装置11と端末装置13との間におけるセッションを確立した場合に、音声通信及びデータ通信の品質を共に確保することができるか否かを確認する。
また、QoS制御方法決定部60は、QoS制御を行うと判断した場合には、どのような方法でQoS制御を行うか決定する。
具体的には、QoS制御方法決定部60は、セッションに係る情報(Codecの種別を示す情報)に基づいて、セッションに係る条件(Codecの種別)の変更を端末装置11に要求することを、QoS制御の方法として決定する。例えば、QoS制御方法決定部60は、セッションに係る条件がITU−T(International Telecommunication Union−Telecommunication Standardization Sector)勧告のG.711(必要帯域64kbps)である場合に、セッションに係る条件をITU−T勧告のG.729(必要帯域8kbps)に変更するように要求することを、QoS制御の方法として決定する。
また、QoS制御方法決定部60は、接続環境に係る情報に基づいて、接続環境(使用周波数帯域や接続する無線基地局)の変更を、端末装置11に要求することを、QoS制御の方法として決定する。
さらに、QoS制御方法決定部60は、無線基地局21を介して他のセッション(第2のセッション)を確立している他の端末装置(第3の端末装置)に、他のセッションに係る条件(Codecの種別)や他の端末装置と無線基地局21との間における接続環境(使用周波数帯域や接続する無線基地局)の変更を要求することを、QoS制御の方法として決定する。
なお、本実施形態において、位置管理部30及びセッション制御部40及び基地局管理DB50及びQoS制御方法決定部60は、ネットワーク装置100に具備されているが、これに限定されるものではなく、ネットワーク上に独立して設けられていてもよい。
(本発明の一実施形態に係るネットワーク装置の動作)
以下、図2乃至図4を参照して、本発明の一実施形態に係るネットワーク装置の動作について説明する。図2は、本実施形態において、端末装置11が接続する基地局を変更する処理を示すフロー図である。
同図に示すように、ステップ11において、端末装置11は、電源をオンにする(又は、接続する無線基地局を変更する)。
ステップ12において、端末装置11は、無線基地局からの電波を受信できるか否か確認する。また、端末装置11は、電波を受信できる場合には、ステップ14の処理に移り、電波を受信できない場合には、ステップ13の処理に移る。
ステップ13において、端末装置11は、ネットワークに接続することができないと判断する。
ステップ14において、端末装置11は、受信できる電波のうち最も電波環境がよい無線基地局に接続する。
ステップ15において、端末装置11は、端末装置11と端末装置11が接続する無線基地局との間における接続環境に係る情報を生成する。
ステップ16において、端末装置11は、生成した接続環境に係る情報を位置管理部30に通知する。なお、位置管理部30は、通知された接続環境に係る情報に含まれる各情報を関連付けて記憶する。
図3は、本実施形態におけるQoS制御処理のフローを示す図である。同図に示すように、ステップ21において、端末装置11は、接続環境に係る情報とセッションに係る情報とをセッション制御部40に通知する。
ステップ22において、セッション制御部40は、端末装置11によって通知された接続環境に係る情報とセッションに係る情報と取得する。
ステップ23において、セッション制御部40は、端末装置13のIPアドレスに基づいて位置管理部30を参照して、無線基地局23のBSSIDを取得する。
ステップ24において、セッション制御部40は、接続環境に係る情報に含まれる無線基地局21のBSSIDと無線基地局23のBSSIDとに基づいて基地局管理DB50を参照して、無線基地局21のIPアドレスと無線基地局23のIPアドレスとを取得する。
ステップ25において、セッション制御部40は、無線基地局21のIPアドレスと無線基地局23のIPアドレスとに基づいて、無線基地局21及び無線基地局23の負荷情報を取得する。
ステップ26において、セッション制御部40は、接続環境に係る情報とセッションに係る情報と無線基地局21及び無線基地局23の負荷情報とをQoS制御方法決定部60に通知する。
ステップ27において、QoS制御方法決定部60は、端末装置11と端末装置13との間における通信で、QoS制御が必要であるか否かを判断する。また、QoS制御方法決定部60は、QoS制御が必要であると判断した場合には、ステップ29の処理に移り、QoS制御が必要でないと判断した場合には、ステップ28の処理に移る。
ステップ28において、QoS制御方法決定部60は、QoS制御を行わないこと(「無制御」)をQoS制御の方法として決定し、決定したQoS制御の方法をセッション制御部40に通知する。
ステップ29において、QoS制御方法決定部60は、QoS制御の方法を決定する。具体的には、以下に示す通りである。図4は、本実施形態におけるQoS制御方法の決定処理を示すフロー図である。
ステップ29−1において、QoS制御方法決定部60は、端末装置11と端末装置13との間におけるセッションに係る条件(Codecの種別)を変更することによって、セッションを確立することができるか否か判断する。また、QoS制御方法決定部60は、セッションを確立することができると判断した場合には、ステップ29−2の処理に移り、セッションを確立することができないと判断した場合には、ステップ29−4の処理に移る。
ステップ29−2において、QoS制御方法決定部60は、セッションに係る条件の変更を、セッション制御部40を介して端末装置11に要求する。
ステップ29−3において、端末装置11は、要求されたセッションに係る条件の変更を受けるか否かを回答する。また、端末装置11がセッションに係る条件の変更を受けた場合には、ステップ29−14の処理が行われ、セッションに係る条件の変更を拒否した場合には、ステップ29−4の処理が行われる。
ステップ29−4において、QoS制御方法決定部60は、端末装置11と無線基地局21との間における接続環境(使用周波数帯域や接続する無線基地局)を変更することによって、セッションを確立することができるか否か判断する。また、QoS制御方法決定部60は、セッションを確立することができると判断した場合には、ステップ29−5の処理に移り、セッションを確立することができないと判断した場合には、ステップ29−7の処理に移る。
ステップ29−5において、QoS制御方法決定部60は、接続環境の変更を、セッション制御部40を介して端末装置11に要求する。
ステップ29−6において、端末装置11は、要求された接続環境の変更を受けるか否かを回答する。また、端末装置11が接続環境の変更を受けた場合には、ステップ29−14の処理が行われ、接続環境の変更を拒否した場合には、ステップ29−7の処理が行われる。
ステップ29−7において、QoS制御方法決定部60は、他の端末装置が確立している他のセッションに係る条件(Codecの種別)を変更することによって、端末装置11と端末装置13との間におけるセッションを確立することができるか否か判断する。また、QoS制御方法決定部60は、セッションを確立することができると判断した場合には、ステップ29−8の処理に移り、セッションを確立することができないと判断した場合には、ステップ29−10の処理に移る。
ステップ29−8において、QoS制御方法決定部60は、セッションに係る条件の変更を、セッション制御部40を介して他の端末装置に要求する。
ステップ29−9において、他の端末装置は、要求されたセッションに係る条件の変更を受けるか否かを回答する。また、他の端末装置がセッションに係る条件の変更を受けた場合には、ステップ29−14の処理が行われ、セッションに係る条件の変更を拒否した場合には、ステップ29−10の処理が行われる。
ステップ29−10において、QoS制御方法決定部60は、他のセッションを確立している他の端末装置と端末装置11と間における他の接続環境を変更することによって、セッションを確立することができるか否か判断する。また、QoS制御方法決定部60は、セッションを確立することができると判断した場合には、ステップ29−11の処理に移り、セッションを確立することができないと判断した場合には、ステップ29−13の処理に移る。
ステップ29−11において、QoS制御方法決定部60は、接続環境の変更を、セッション制御部40を介して他の端末装置に要求する。
ステップ29−12において、他の端末装置は、要求された接続環境の変更を受けるか否かを回答する。また、他の端末装置が接続環境の変更を受けた場合には、ステップ29−14の処理が行われ、接続環境の変更を拒否した場合には、ステップ29−13の処理が行われる。
上述のように、本実施形態において、QoS制御方法決定部60は、端末装置11のセッションに係る条件、端末装置11の接続環境、他の端末装置のセッションに係る条件、他の端末装置の接続環境の順に変更を要求しているが、これに限定されるものではなく、QoS制御を行う際のPolicyに応じて、任意の順に変更を要求してもよい。
ステップ29−13において、QoS制御方法決定部60は、端末装置11と端末装置13とのセッションの切断をセッション制御部40に要求する。
ステップ29−14において、QoS制御方法決定部60は、ステップ29―3又はステップ29−6又はステップ29−9又はステップ29−12で、端末装置11(又は、他の端末装置)が受けたセッションに係る条件の変更(又は、接続環境の変更)をQoS制御の方法として決定し、決定したQoS制御の方法をセッション制御部40に通知する。
図3のステップ30において、セッション制御部40は、QoS制御方法決定部60によって決定されたQoS制御の方法が通知された場合には、通知されたQoS制御の方法に基づいて、端末装置11と端末装置13とのセッションを確立する。また、セッション制御部40は、QoS制御方法決定部60からセッションの切断を要求された場合には、端末装置11及び端末装置13にセッションを確立できないことを通知する。
なお、本実施形態において、QoS制御方法決定部60は、セッションに係る条件や接続環境の変更を端末装置11に要求してから、端末装置11の回答を受けているが、QoS制御の適用可否に関する条件を予め端末装置11から取得し、その条件に従ってQoS制御の方法を決定してもよい。
また、本実施形態において、QoS制御方法決定部60は、セッション制御部40によって通知された情報に基づいて、QoS制御の方法を決定しているが、これに限定されず、他のネットワーク装置等に具備されている他のセッション制御部によって通知された情報に基づいて、QoS制御の方法を決定してもよい。すなわち、QoS制御方法決定部60は、複数のセッション制御部によって通知されたセッションに係る情報や接続環境に係る情報に基づいて、QoS制御の方法を決定してもよい。
(本発明の一実施形態に係るネットワーク装置の作用及び効果)
本実施形態に係るネットワーク装置によれば、QoS制御方法決定部60が、無線基地局21及び無線基地局23の負荷情報に基づいてQoS制御の方法を決定し、セッション制御部40が、QoS制御方法決定部60によって決定されたQoS制御の方法に基づいて端末装置11と端末装置13との間における通信のQoS制御を行うことにより、ネットワーク装置100は、一つの無線基地局のみによってQoS制御が行われる場合に比べ、通信システム全体として効率的にQoS制御を行うことができる。
また、セッション制御部40が、無線基地局の負荷情報に基づいて決定されたQoS制御の方法に基づいてQoS制御を行うことにより、ネットワーク装置100は、無線通信帯域の使用状況をリアルタイムに反映し、動的で柔軟なQoS制御を行うことができる。
本実施形態におけるネットワーク装置100が適用される環境を示す図である。 本実施形態において、端末装置11が接続する無線基地局の変更処理を示すフロー図である。 本実施形態におけるQoS制御処理を示すフロー図である。 本実施形態におけるQoS制御方法の決定処理を示すフロー図である。
符号の説明
11〜13・・・端末装置、21〜23・・・無線基地局、30・・・位置管理部、40・・・セッション制御部、50・・・基地局管理DB、60・・・QoS制御方法決定部、100・・・ネットワーク装置

Claims (11)

  1. 第1の端末装置と第2の端末装置との間における通信のQoS制御を行う通信制御方法であって、
    前記第1の端末装置が、当該第1の端末装置の識別子と前記第2の端末装置の識別子とをネットワーク装置に通知する工程Aと
    前記ネットワーク装置が、前記第1の端末装置によって通知された前記第1の端末装置の識別子と前記第2の端末装置の識別子とに基づいて、前記第1の端末装置が接続する第1の無線基地局の負荷情報と前記第2の端末装置が接続する第2の無線基地局の負荷情報とを取得する工程Bと、
    前記ネットワーク装置が、前記工程Bで取得した前記第1の無線基地局の負荷情報と前記第2の無線基地局の負荷情報とに基づいて、前記QoS制御の方法を決定する工程Cと、
    前記ネットワーク装置が、前記工程Cで決定した前記QoS制御の方法に基づいて、前記QoS制御を行う工程Dとを具備することを特徴とする通信制御方法。
  2. 第1の端末装置と第2の端末装置との間における通信のQoS制御を行うネットワーク装置であって、
    前記第1の端末装置によって通知された前記第1の端末装置の識別子と前記第2の端末装置の識別子とに基づいて、前記第1の端末装置が接続する第1の無線基地局の負荷情報と前記第2の端末装置が接続する第2の無線基地局の負荷情報とを取得する取得部と、
    前記取得部によって取得された前記第1の無線基地局の負荷情報と前記第2の無線基地局の負荷情報とに基づいて、前記QoS制御の方法を決定するQoS制御方法決定部と、
    前記QoS制御方法決定部によって決定された前記QoS制御の方法に基づいて、前記QoS制御を行うQoS制御部とを具備することを特徴とするネットワーク装置。
  3. 前記取得部は、前記第1の端末が接続可能な第3の無線基地局の負荷情報を取得し、
    前記QoS制御方法決定部は、さらに、前記取得部によって取得された前記第3の無線基地局の負荷情報に基づいて、前記QoS制御の方法を決定することを特徴とする請求項2に記載のネットワーク装置。
  4. 前記取得部は、前記第1の端末装置と前記第1の無線基地局との間における第1の接続環境に係る情報を取得し、
    前記QoS制御方法決定部は、さらに、前記取得部によって取得された前記第1の接続環境に係る情報に基づいて、前記QoS制御の方法を決定することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のネットワーク装置。
  5. 前記取得部は、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との間における第1のセッションに係る情報を取得し、
    前記QoS制御方法決定部は、さらに、前記取得部によって取得された前記第1のセッションに係る情報に基づいて、前記QoS制御の方法を決定することを特徴とする請求項2乃至請求項4に記載のネットワーク装置。
  6. 前記取得部は、前記第1の無線基地局と当該第1の無線基地局を介して第2のセッションを確立している第3の端末装置との間における第2の接続環境に係る情報を取得し、
    前記QoS制御方法決定部は、さらに、前記取得部によって取得された前記第2の接続環境に係る情報に基づいて、前記QoS制御の方法を決定することを特徴とする請求項2乃至請求項5に記載のネットワーク装置。
  7. 前記取得部は、前記第2のセッションに係る情報を取得し、
    前記QoS制御方法決定部は、さらに、前記取得部によって取得された前記第2のセッションに係る情報に基づいて、前記QoS制御の方法を決定することを特徴とする請求項2乃至請求項6に記載のネットワーク装置。
  8. 前記QoS制御方法決定部は、前記第1の接続環境の変更を前記第1の端末装置に要求することを、前記QoS制御の方法として決定することを特徴とする請求項4乃至請求項7に記載のネットワーク装置。
  9. 前記QoS制御方法決定部は、前記第1のセッションに係る条件の変更を前記第1の端末装置に要求することを、前記QoS制御の方法として決定することを特徴とする請求項5乃至請求項8に記載のネットワーク装置。
  10. 前記QoS制御方法決定部は、前記第2の接続環境の変更を前記第3の端末装置に要求することを、前記QoS制御の方法として決定することを特徴とする請求項6乃至請求項9に記載のネットワーク装置。
  11. 前記QoS制御方法決定部は、前記第2のセッションに係る条件の変更を前記第3の端末装置に要求することを、前記QoS制御の方法として決定することを特徴とする請求項7乃至請求項10に記載のネットワーク装置。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007180889A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Nec Corp 無線LANシステム、制御装置、無線基地局及びそれらに用いるQoS制御方法
JP2008011068A (ja) * 2006-06-28 2008-01-17 Oki Electric Ind Co Ltd 帯域確保方法及び無線装置
JP2011504672A (ja) * 2007-10-31 2011-02-10 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド 透過的なプロキシエージェントを使用して、無線ローカルエリアネットワーク上でVoIPに呼承認制御を提供する方法および装置

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