JP2005142453A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 微細化をさらに進めることができる半導体装置の製造方法及び半導体装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る半導体装置の製造方法は、絶縁膜9に溝90を形成する工程と、絶縁膜9上および溝90内に下面電極材料膜10を形成する工程と、絶縁膜9上および溝90内において、下面電極材料膜10上に強誘電体材料膜11を形成する工程と、絶縁膜9上および溝90内において、強誘電材料体膜11上に上面電極材料膜12を形成する工程と、絶縁膜9上および溝90上をCMP研磨して、上面電極材料膜12および強誘電体材料膜11を絶縁膜9上から除去し、かつ溝90内に上面電極材料膜12及び強誘電体材料膜11を残すことにより、溝90内に容量素子を形成する工程を具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は半導体装置の製造方法及び半導体装置に関する。特に本発明は、微細化をさらに進めることができる半導体装置の製造方法及び半導体装置に関する。また本発明は、電極間または配線間のショートを抑制することができる半導体装置の製造方法及び半導体装置に関する。
図4は、従来の半導体装置を示す断面図である。この半導体装置は、容量素子として誘電体キャパシタを用いた不揮発性メモリ(FeRAM;ferroelectric random-access memory)であり、例えば以下に示す方法によって製造される(特許文献1参照)。
まず、シリコン基板101にMOSトランジスタを形成する。
すなわち、シリコン基板101にLOCOS法により素子分離膜102を形成し、素子分離膜102の相互間の素子領域に熱酸化法によりゲート酸化膜103を形成する。次いで、このゲート酸化膜103を含む領域の上にポリシリコン膜を堆積し、このポリシリコン膜をパターニングすることにより、ゲート酸化膜103の上にゲート電極104を形成する。次いで、このゲート電極をマスクとしてシリコン基板101に不純物イオンをイオン注入する。次いで、ゲート電極104の側壁にサイドウオール105を形成し、このサイドウオール及びゲート電極をマスクとして不純物イオンをイオン注入し、所定の熱処理を施す。これにより、シリコン基板101のLDD(Lightly Doped Drain)領域には低濃度拡散層106が形成され、シリコン基板101のソース/ドレイン領域にはソース拡散層及びドレイン拡散層となる不純物層107が形成される。
次いで、このMOSトランジスタ及び素子分離膜102を含む全面上に、導電膜、強誘電体膜および導電膜をこの順に堆積し、第2の導電膜、強誘電体膜および第1の導電膜をパターニングすることにより、素子分離膜102上に、下面電極110、強誘電体材料膜111、および上面電極112を有する容量素子を形成する。
次いで、この容量素子及びMOSトランジスタを含む全面上に層間絶縁膜113を堆積する。次いで、層間絶縁膜113に不純物層107上に位置する接続孔、上面電極112の上に位置する接続孔をそれぞれ形成する。次いで、これら接続孔内及び層間絶縁膜113上にAl合金膜を堆積し、このAl合金膜をパターニングする。これにより、層間絶縁膜113の上には、不純物層107及び上面電極112それぞれに接続されたAl合金配線114が形成される。
特開2003−133522
容量素子において、上面電極および下面電極は、耐熱性が要求されるため、白金など耐熱性がある金属が用いられている。白金は耐熱性のほかに耐反応性および耐腐食性も高い。したがって、下面電極、強誘電体膜、および上面電極を同一工程でパターニングするときには、汎用されているRIE(Reactive Ion Etching)ではなく、イオンリミングなど物理性の強いエッチングを用いる必要があった。
しかし、物理性の強いエッチングを用いると一般的にテーパーが形成されやすい。このため容量素子の微細化を進めることが難しかった。また、エッチング時にパーティクルが発生しやすいため、上面電極112および下面電極110がショートしたり、Al合金配線114がショートすることが考えられる。
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、微細化をさらに進めることができる半導体装置の製造方法及び半導体装置を提供することにある。また本発明の目的は、ショートを抑制することができる半導体装置の製造方法及び半導体装置を提供することにもある。
上記課題を解決するため、本発明にかかる半導体装置の製造方法は、
絶縁膜に溝を形成する工程と、
前記絶縁膜上および前記溝内に下面電極材料膜を形成する工程と、
前記絶縁膜上および前記溝内において、前記下面電極材料膜上に強誘電体材料膜を形成する工程と、
前記絶縁膜上および前記溝内において、前記強誘電材料体膜上に上面電極材料膜を形成する工程と、
前記絶縁膜上および前記溝上をCMP研磨して、前記上面電極材料膜および前記強誘電体材料膜を前記絶縁膜上から除去し、かつ前記溝内に前記上面電極材料膜及び前記強誘電体材料膜を残すことにより、前記溝内に容量素子の上面電極及び強誘電体膜を形成する工程と
を具備する。
この半導体装置の製造方法によれば、絶縁膜上に形成された上面電極材料膜及び強誘電体材料膜をCMP研磨で除去してパターニングすることにより、容量素子の上面電極及び強誘電体膜が溝の中に形成される。このため上面電極材料膜及び強誘電体材料膜をパターニングするときにイオンリミングを行わなくてよい。したがってパーティクルの発生量が少なくなり、上面電極と下面電極のショートを抑制することができる。また、上面電極及び下面電極を外部に接続する配線のショートを抑制することができる。
上面電極材料膜および強誘電体膜を除去する工程において、絶縁膜上の下面電極材料膜の少なくとも一部を溝内から連続した状態で残すことにより容量素子の亀電極を形成することも可能である。このようにすると、絶縁膜の上の部分において容量素子の下面電極を配線に接続することができる。したがって簡単な構造で下面電極を配線に接続することができる。
このとき、下面電極材料膜を形成する工程は、スパッタリングまたはCVD法で下面電極材料膜を形成する工程を含むのが好ましい。このようにすると、下面電極材料膜は、溝内から絶縁膜上まで断線することなく連続して形成されやすくなる。また溝を形成する工程において、溝の側面にテーパーを形成してもよいし、溝の側面および底面の境界をなだらかに形成してもよい。このようにすると、下面電極材料膜は、形成時に、溝の側面、又は溝の側面と底面との境界において、断線しにくくなる。
本発明に係る他の半導体装置の製造方法は、
絶縁膜に第1の溝を形成する工程と、
前記第1の溝の底面に第2の溝を形成する工程と、
前記絶縁膜の表面、前記第1の溝内、および前記第2の溝内に、下面電極材料膜を形成する工程と、
前記絶縁膜、前記第1の溝、および前記第2の溝において、前記下面電極材料膜上に強誘電体材料膜を形成する工程と、
前記絶縁膜、前記第1の溝、および前記第2の溝において、前記強誘電体材料膜上に上面電極材料膜を形成する工程と、
前記絶縁膜、前記第1の溝、および前記第2の溝の上をCMP研磨して、前記上面電極材料膜、前記強誘電体材料膜および前記下面電極材料膜を前記絶縁膜上から除去するとともに、前記上面電極材料膜および前記強誘電体材料膜を前記第1の溝上から除去することにより、前記第2の溝内に容量素子を形成するとともに前記第1の溝において前記下面電極材料膜を露出させる工程と
を具備する。
この半導体装置の製造方法によれば、絶縁膜上に形成された上面電極材料膜、強誘電体材料膜、及び下面電極材料膜をCMP研磨で除去してパターニングすることにより、容量素子が第2の溝の中に形成される。このため上面電極材料膜、強誘電体膜、及び下面電極材料膜をパターニングするときにイオンリミングを行わなくてよい。
したがってパーティクルの発生量が少なくなり、上面電極と下面電極のショートを抑制することができる。また、上面電極及び下面電極を外部に接続する配線間のショートを抑制することができる。さらに上面電極、強誘電体膜及び下面電極の側面にテーパーが形成されにくいため、容量素子をさらに微細化することができる。
電極材料膜を形成する工程において、下面電極材料膜を、第1の溝において膜厚が前記第1の溝の深さ以上となるように形成することも可能である。このようにすると、上面電極材料膜、強誘電体材料膜および下面電極材料膜を絶縁膜上から除去するときに、上面電極材料膜および強誘電体材料膜は、確実に第1の溝上から除去される。
また上面電極材料膜および強誘電体膜を除去する工程において、第1の溝上に形成された下面電極材料膜を第2の溝内から連続した状態で残すことも可能である。このようにすると、第2の溝上において、容量素子の下面電極を配線に接続することができるため、簡単な構造で下面電極を配線に接続することができる。
本発明に係る半導体装置は、
絶縁膜上に形成された溝と、
前記絶縁膜の表面の少なくとも一部から前記溝内にわたって連続して形成された下面電極と、
前記溝内かつ前記下面電極上に形成された強誘電体膜と、
前記溝内かつ前記強誘電体膜上に形成された上面電極と
を具備する容量素子を有する。
本発明に係る他の半導体装置は、
絶縁膜上に形成された第1の溝と、
前記第1の溝の底面に形成された第2の溝と、
前記第1の溝の底面の少なくとも一部から前記第2の溝内にわたって連続して形成された下面電極と、
前記第2の溝内かつ前記下面電極上に形成された強誘電体膜と、
前記第2の溝内かつ前記強誘電体膜上に形成された上面電極と
を具備する容量素子を有する。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、
基板にトランジスタを形成する工程と、
前記基板に絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜に溝を形成する工程と、
前記絶縁膜上および前記溝内に下面電極材料膜を形成する工程と、
前記絶縁膜上および前記溝内において、前記下面電極材料膜上に強誘電体材料膜を形成する工程と、
前記絶縁膜上および前記溝内において、前記強誘電材料体膜上に上面電極材料膜を形成する工程と、
前記絶縁膜上および前記溝上をCMP研磨して、前記上面電極材料膜および前記強誘電体材料膜を前記絶縁膜上から除去し、かつ前記溝内に前記上面電極材料膜及び前記強誘電体材料膜を残すことにより、前記溝内に容量素子を形成する工程と
前記容量素子を前記トランジスタに電気的に接続するための配線を形成する工程と
を具備する。
本発明に係る他の半導体装置の製造方法は、
基板にトランジスタを形成する工程と、
前記基板に絶縁膜を形成する工程と、
前記絶縁膜に第1の溝を形成する工程と、
前記第1の溝の底面に第2の溝を形成する工程と、
前記絶縁膜の表面、前記第1の溝、および前記第2の溝内に、下面電極材料膜を形成する工程と、
前記絶縁膜上、前記第1の溝上、および前記第2の溝内において、前記下面電極材料膜上に強誘電体材料膜を形成する工程と、
前記絶縁膜上、前記第1の溝上、および前記第2の溝内において、前記強誘電体材料膜上に上面電極材料膜を形成する工程と、
前記絶縁膜、前記第1の溝、および前記第2の溝の上をCMP研磨して、前記上面電極材料膜、前記強誘電体材料膜および前記下面電極材料膜を前記絶縁膜上から除去するとともに、前記上面電極材料膜および前記強誘電体材料膜を前記第1の溝上から除去することにより、前記第2の溝内に容量素子を形成するとともに前記第1の溝において前記下面電極材料膜を露出させる工程と、
前記容量素子を前記トランジスタに電気的に接続するための配線を形成する工程と
を具備する。
本発明にかかる半導体装置は、
基板に形成されたトランジスタと、
前記基板上に形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜上に形成された溝と、
前記絶縁膜の表面の少なくとも一部から前記溝内にわたって連続して形成された、容量素子の下面電極と、
前記溝内かつ前記下面電極上に形成された、容量素子の強誘電体膜と、
前記溝内かつ前記強誘電体膜上に形成された、容量素子の上面電極と
を具備し、
前記上面電極、前記強誘電体膜、前記下面電極からなる容量素子は前記トランジスタと接続している。
本発明にかかる他の半導体装置は、
基板に形成されたトランジスタと、
前記基板上に形成された絶縁膜と、
前記絶縁膜状に形成された第1の溝と、
前記第1の溝の底面に形成された第2の溝と、
前記第1の溝の底面の少なくとも一部から前記第2の溝内にわたって連続して形成された下面電極と、
前記第2の溝内かつ前記下面電極上に形成された強誘電体膜と、
前記第2の溝内かつ前記強誘電体膜上に形成された上面電極と
を具備し、
前記上面電極、前記強誘電体膜、前記下面電極からなる容量素子は前記トランジスタと接続している。
発明を実施するための形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。 図1及び図2は、第1の実施の形態による半導体装置の製造方法を示す断面図である。この半導体装置は誘電体キャパシタを用いた不揮発性メモリである。
まず、図1(a)に示すように、シリコン基板1に素子分離膜2およびMOSトランジスタを形成する。すなわち、シリコン基板1にLOCOS法により素子分離膜2を形成し、素子分離膜2の相互間の素子領域に熱酸化法によりゲート酸化膜3を形成する。次いで、このゲート酸化膜3の上を含む領域に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法によりポリシリコン膜を堆積し、このポリシリコン膜をパターニングすることにより、ゲート酸化膜3の上にゲート電極4を形成する。次いで、このゲート電極4をマスクとしてシリコン基板1に不純物イオンをイオン注入する。次いで、ゲート電極4の側壁にサイドウオール5を形成し、このサイドウオール5及びゲート電極4をマスクとして不純物イオンをイオン注入し、所定の熱処理を施す。これにより、シリコン基板1のLDD領域には低濃度拡散層6が形成され、シリコン基板1のソース/ドレイン領域にはソース拡散層及びドレイン拡散層である不純物層7が形成される。
次いで、このMOSトランジスタ及び素子分離膜2を含む全面上に第1の層間絶縁膜9をCVD法により堆積する。第1の層間絶縁膜9は、例えば酸化シリコン膜であり、その厚さは500〜1000nm程度である。次いで、第1の層間絶縁膜9に溝90を形成する。溝90は、例えば以下のように形成される。まず第1の層間絶縁膜9の上にフォトレジスト膜(図示せず)を塗布し、このフォトレジスト膜を露光、現像することにより、第1の層間絶縁膜9上にレジストパターンを形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとして第1の層間絶縁膜9をエッチングすることにより、第1の層間絶縁膜9に溝90を形成する。溝90は、例えばドライエッチングで形成される。ここで、例えばエッチング時間を制御することにより、溝90を所望の深さに形成することができる。
ここで、溝90の側面91にはテーパーをつけるのが好ましい。側面91にテーパーをつけるためには、例えばCHF3+Ar、CF4+Ar、またはCHF3+CF4+Arを用いたプラズマ、もしくはこれらを組み合わせたプラズマで第1の層間絶縁膜9をエッチングすることにより溝90を形成する。
また側面91と底面92の境界93をなだらかに、たとえばまるみを有するように形成するのが好ましい。境界93をなだらかに形成するためには、例えばCF4+O2を用いたプラズマにより溝90の内面をオーバーエッチングする。
次いで、図1(b)に示すように、溝90内及び第1の層間絶縁膜9上に下面電極材料膜10を形成する。下面電極材料膜10は、例えば白金膜又は白金膜とタングステン(W)膜の積層膜などから形成され、等方的に成膜できる方法、例えばメタルCVDまたはスパッタリングにより、100〜300nm程度の厚さに形成される。下面電極材料膜10は、第1の層間絶縁膜9の表面から溝90の中に至るまで、断線することなく連続して形成されるのが好ましい。下面電極材料膜10を等方的に成膜できる方法で形成すると、下面電極材料膜10は断線することなく連続して形成される。
また溝90の側面91にテーパーを設けると、下面電極材料膜10は溝90の中で断線することなく形成されやすくなる。また側面91と底面92の境界93をなだらかにしても、下面電極材料膜10は溝90の中で断線することなく形成されやすくなる。溝90の側面91にテーパーを設け、かつ側面91と底面92の境界93をなだらかにすると、下面電極材料膜10は特に溝90の中で断線することなく形成されやすくなる。
次いで、下面電極材料膜10上の全面にPZT(ペロフスカイト構造のチタン酸ジルコン酸鉛;Pb(Zr,Ti)O3)、SBT(SrBi2(Ta,Nb)29)、BST((Ba,Sr)TiO3)などの強誘電体材料膜11を、例えばCVD法又はスパッタリングにより形成する。この強誘電体材料膜11の厚さは平坦部で100〜300nm程度である。
ここでのCVD法は、O−M結合をもつ金属塩、金属錯体、金属アルコキシドなどを気体化したものを原料として、真空容器内で加熱された基板表面で熱分解し、酸素と反応させつつ強誘電体を堆積するものである。
またスパッタリングは、複数種類の金属又は合金、複数種類の酸化物粉末又は焼結体、もしくは薄膜組成に近い組成の酸化物焼結体からなるターゲットを、減圧下のアルゴン酸素雰囲気での放電によってできたアルゴンイオンや酸素イオンで衝撃して、これらイオンの運動量でターゲットから原子または分子を気相中にたたき出し、気相から強誘電体を堆積するものである。このとき、雰囲気中の酸素で酸化されることにより、強誘電体中に不足している酸素が補われる。
これらCVD法及びスパッタリングにおいて、基板温度が高い場合、強誘電体は堆積中に結晶化する。また基板温度が低い場合、強誘電体は、堆積後に、堆積中より高温に加熱されることにより結晶化する。
次いで、強誘電体材料膜11上の全面に、例えば白金膜からなる上面電極材料膜12を形成する。上面電極材料膜12は、例えばメタルCVDまたはスパッタリングにより、100〜300nm程度の厚さに形成される。
次いで、図1(c)に示すように、上面電極材料膜12及び強誘電体材料膜11のうち第1の層間絶縁膜9の表面に形成されている部分をCMP(Chemical Mechanical Polishing)により研磨除去する。これにより、上面電極材料膜12及び強誘電体材料膜11がパターニングされ、上面電極材料膜12及び強誘電体材料膜11を溝90の中に残すことにより、上面電極12a及び強誘電体膜11aが溝90の中に同時に形成される
ここで、CMPを行うとき、研磨補助材にH22を添加するのが好ましい。また本実施形態のように上面電極材料膜12の主成分が白金の場合、上面電極材料膜12に化学的反応を生じさせるのが難しいため、研磨材として物理的研磨の程度が強い物質、例えばK2Cr27またはKClO3を用いるのが好ましい。上面電極材料膜12を形成する材料によっては、Feを混合した研磨材や、酸化性の強い研磨材を用いる。
尚、図に示した例では、第1の層間絶縁膜9上及び溝90内に直接下面電極材料膜10を形成しているが、第1の層間絶縁膜9上にTi、Ta、Ir、Wなどからなる高融点金属膜、もしくはその窒化膜及びその酸化膜のうちのいずれかの膜を形成し、この膜の上に導電膜を形成することも可能である。また、強誘電体材料膜11の上に上面電極材料膜12を形成しているが、強誘電体膜上にTi、Ta、Ir、Wなどからなる高融点金属膜、もしくはその窒化膜及びその酸化膜のうちのいずれかの膜を形成し、この膜の上に上面電極となるべき導電膜を形成することも可能である。この高融点金属膜、その窒化膜及びその酸化膜それぞれは、下面電極とその下層との密着性又は上面電極とその下層との密着性を向上させたり、酸素トラップの役割をなすものである。
次に、図2(a)に示すように、下面電極材料膜10のうち、MOSトランジスタ上に位置する部分をイオンリミングにより除去する。
次いで、図2(b)に示すように、容量素子及びMOSトランジスタを含む全面上にシリコン酸化膜などの第2の層間絶縁膜13をCVD法により堆積する。次いで、第2の層間絶縁膜13の上にフォトレジスト膜(図示せず)を塗布し、このフォトレジスト膜を露光、現像することにより、第2の層間絶縁膜13上にレジストパターンを形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとして 第2の層間絶縁膜13及び第1の層間絶縁膜9をエッチングすることにより、不純物層7上に位置する接続孔13aを形成する。このとき第2の層間絶縁膜13がエッチングされることにより、上面電極12a上に位置する接続孔13bが接続孔13aと同時に形成される。また接続孔13cも、下面電極10aのうち第1の層間絶縁膜9の表面に出ている部分の上に位置するように、接続孔13aと同時に形成される。なお接続孔13a,13b及び13cは、別々の工程において形成されてもよい。
次いで、これら接続孔内及び第2の層間絶縁膜13上にAl合金膜をスパッタリングにより堆積する。次いで、このAl合金膜上にフォトレジスト膜(図示せず)を塗布し、このフォトレジスト膜を露光、現像することにより、Al合金膜上にレジストパターンを形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとしてAl合金膜をエッチングすることにより、図2(c)に示すように、第2の層間絶縁膜13の上に、不純物層7及び下面電極10aそれぞれに接続されたAl合金配線14a、ならびに上面電極12aに接続されたAl合金配線14bを形成する。
このようにして製造された半導体装置は図2(c)に示す構造を有する。すなわち、シリコン基板1の表面には素子分離膜2が形成されており、この素子分離膜2の相互間の素子領域にはMOSトランジスタが形成されている。素子分離膜2及びMOSトランジスタの上には、溝90を有する第1の層間絶縁膜9が形成されている。溝90の中には下面電極10a、強誘電体膜11a及び上面電極12aがこの順に積層することにより、容量素子が形成されている。下面電極10aの一部は第1の層間絶縁膜9の表面まで延伸しており、Al合金配線14aによってMOSトランジスタの不純物層7に電気的に接続されている。上面電極12aはAl合金配線14bに電気的に接続されている。
上記のとおり第1の実施の形態によれば、容量素子は以下のように形成される。すなわち第1の層間絶縁膜9に溝90を形成し、第1の層間絶縁膜9表面及び溝90内に下面電極材料膜10、強誘電体材料膜11及び上面電極材料膜12をこの順に積層する。次いで第1の層間絶縁膜9表面に形成された強誘電体材料膜11及び上面電極材料膜12をCMP研磨し、上面電極12aと強誘電体膜11aを同時に形成する。次いで下面電極材料膜10をイオンリミングによりパターニングして下面電極10aを形成する。このように、上面電極12a、強誘電体膜11a及び下面電極10aのすべてをイオンリミングによりパターニングするのではなく下面電極10aのみをイオンリミングによりパターニングするため、パーティクルの発生量は少ない。したがって、上面電極12aおよび下面電極10aがショートしたり、Al合金配線14a,14bがショートすることを抑制できる。
尚、Al合金配線14a,14bの付きまわりを改善する目的で接続孔13a,13b,13cの側面にエッチング時にテーパーを形成してもよい。また、接続孔内部にタングステン等の埋め込みプラグを配置すると、各部所からAl合金配線への接続を確実に行うことができる。またMOSトランジスタと容量素子とを接続する構成は、上記の形態に限定されるものではなく種々変更して実施することも可能である。
図3(a)〜(d)は、本発明に係る第2の実施の形態による半導体装置の製造方法を示す断面図である。第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
まず図3(a)に示すように、素子分離膜2及びMOSトランジスタを形成し、このMOSトランジスタ及び素子分離膜2を含む全面上にシリコン酸化膜などの第1の層間絶縁膜9をCVD法により堆積する。これらの工程は第1の実施の形態と同じである。
次いで、第1の層間絶縁膜9上に第1の溝120をエッチングにより形成する。第1の溝120は、第1の実施の形態における溝90と同じ工程によって形成されるが、深さは溝90より浅く形成される。詳細には、第1の溝120の深さは、下面電極材料膜10(後述)の厚さと略等しいか、やや厚い程度にする。
次いで、第1の溝120の底面に第2の溝122を形成する。第2の溝122は、以下のように形成される。まず第1の溝120を含む第1の層間絶縁膜9全面上にフォトレジスト膜(図示せず)を塗布し、このフォトレジスト膜を露光、現像することにより、第1の溝120の底面の一部が露出するようにレジストパターンを形成する。次いで、このレジストパターンをマスクとして第1の層間絶縁膜9をエッチングすることにより、第1の溝120の露出している部分に第2の溝122が形成される。ここで第2の溝122の深さは、下面電極材料膜10の厚さ及び強誘電体材料膜11(後述)の和に等しいか、やや深い程度にする。
なお、第2の溝122の側面にはテーパーをつけるのが好ましい。また第2の溝122の側面と底面の境界をなだらかに形成するのが好ましい。側面にテーパーをつける方法、及び側面と底面の境界をなだらかに形成する方法は、それぞれ第1の実施の形態において溝90の側面にテーパーをつける方法、及び境界をなだらかに形成する方法と同じである。
次いで、図3(b)に示すように、第1の溝120内、第2の溝122内及び第1の層間絶縁膜9上に下面電極材料膜10を形成する。下面電極材料膜10は、第1の溝120から第2の溝122の側面及び底面に至るまで、断線することなく連続して形成される。第2の溝122の側面がテーパーを有する場合、下面電極材料膜10は形成時に断線しにくい。また側面と底面の境界がなだらかに形成されている場合も、下面電極材料膜10は形成時に断線しにくい。第2の溝122の側面がテーパーをし、かつ側面と底面の境界がなだらかに形成されている場合、下面電極材料膜10は形成時に特に断線しにくい。
次いで、下面電極材料膜10全面上にPZT(ペロフスカイト構造のチタン酸ジルコン酸鉛;Pb(Zr,Ti)O3)、SBT(SrBi2(Ta,Nb)29)、BST((Ba,Sr)TiO3)などの強誘電体材料膜11を、CVD法又はスパッタリングにより形成する。次いで強誘電体材料膜11上の全面に、上面電極材料膜12を形成する。これらの工程も第1の実施の形態と同じである。
次いで、図3(c)に示すように、上面電極材料膜12、強誘電体材料膜11、及び下面電極材料膜10のうち第1の層間絶縁膜9の表面に形成されている部分をCMPにより研磨除去する。CMPに用いる研磨材及び研磨補助材は第1の実施の形態と同じである。このようにして上面電極材料膜12、強誘電体材料膜11、及び下面電極材料膜10それぞれがパターニングされ、第2の溝122の中に、上面電極12a、強誘電体膜11a及び下面電極10aからなる容量素子が形成される。
このとき、下面電極材料膜10の厚さが第1の溝120の深さと略等しいか、またはやや厚いため、CMP研磨時に上面電極材料膜12及び強誘電体材料膜11は第1の溝120の上から確実に除去され、第1の溝120の上において下面電極10aが露出する。
次いで、容量素子及びMOSトランジスタを含む全面上に第2の層間絶縁膜13をCVD法により堆積する。次いで、第1の実施の形態と同様の工程により、第2の層間絶縁膜13に、不純物層7上に位置する接続孔13a、上面電極12a上に位置する接続孔13bを形成するとともに、接続孔13cを、下面電極10aのうち第1の溝120上に出ている部分の上に位置するように形成する。
次いで、これら接続孔内及び第2の層間絶縁膜13上にAl合金膜をスパッタリングにより堆積した後、このAl合金膜を第1の実施の形態と同じ工程を用いてパターニングすることにより、図3(d)に示すように、第2の層間絶縁膜13の上に、不純物層7及び下面電極10aそれぞれに接続されたAl合金配線14a、ならびに上面電極12aに接続されたAl合金配線14bを形成する。
このようにして製造された半導体装置は、図3(d)に示す構造を有する。すなわち、シリコン基板1の表面には素子分離膜2、MOSトランジスタ、及び第1の層間絶縁膜9が形成されている。第1の層間絶縁膜9には、第1の溝120及び第2の溝122が形成されている。第2の溝122の中には下面電極10a、強誘電体膜11a及び上面電極12aがこの順に積層することにより、容量素子が形成されている。下面電極10aは一部が第2の溝122の底面から第1の溝120の底面まで延伸しており、この延伸した部分において、下面電極10aはAl合金配線14aを介してMOSトランジスタの不純物層7に電気的に接続している。上面電極12aはAl合金配線14bに電気的に接続されている。
上記のとおり第2の実施の形態によれば、容量素子は以下のように形成される。すなわち第1の層間絶縁膜9に第1の溝120及び第2の溝122を形成し、第1の層間絶縁膜9表面、第1の溝120及び第2の溝122内に下面電極材料膜10、強誘電体材料膜11及び上面電極材料膜12をこの順に積層する。そして下面電極材料膜10、強誘電体材料膜11及び上面電極材料膜12を第1の層間絶縁膜9上からCMP研磨によって除去すると同時に、このCMP研磨によって強誘電体材料膜11及び上面電極材料膜12を第1の溝120及び第2の溝122上から除去する。これにより、下面電極10a、強誘電体膜11a、及び上面電極12aを有する容量素子が形成される。
このように、下面電極材料膜10、強誘電体材料膜11及び上面電極材料膜12をパターニングして容量素子を形成する際にイオンリミングを用いる必要がないため、パーティクルの発生量は少ない。したがって、上面電極12aおよび下面電極10aがショートしたり、Al合金配線14a,14bがショートすることを抑制できる。また、パターニングにおいて従来技術のようなテーパーが形成されないため、容量素子をさらに微細化することができる。
図4(a)及び(b)は、本発明にかかる第3の実施の形態による半導体装置の製造方法を示す断面図である。本実施の形態は第1の実施の形態と概略同じであるため、第1の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
まず図4(a)に示すように、シリコン基板1に素子分離膜2及びMOSトランジスタを形成し、このMOSトランジスタ及び素子分離膜2を含む全面上に、シリコン酸化膜などの第1の層間絶縁膜9を堆積する。これらの工程は第1の実施の形態と同じである。
次いで、第1の層間絶縁膜9上に溝90を複数形成する。溝90の形状及び形成方法は第1の実施の形態と同じである。
次いで、複数の溝90それぞれの中及び第1の層間絶縁膜9上に下面電極材料膜10、強誘電体材料膜11、及び上面電極材料膜12をこの順に積層し、上面電極材料膜12及び強誘電体材料膜11のうち第1の層間絶縁膜9の表面に形成されている部分をCMPにより研磨除去する。これにより、図4(b)に示すように複数の溝90それぞれの中に上面電極12a及び強誘電体膜11aが同時に形成される。
以後、第1の実施の形態と同じ工程を行うことにより、図4(b)に示す構造の半導体装置が製造される。すなわち第1の層間絶縁膜9には複数の溝90が形成されている。複数の溝90それぞれの中には下面電極10a、強誘電体膜11a及び上面電極12aがこの順に積層することにより、容量素子が形成されている。下面電極10aは複数の溝間で導通している。他の構造については第1の実施の形態によって製造される半導体装置と同じである。
上記のとおり第3の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また第1の層間絶縁膜9上に溝90を複数形成することにより、複数の溝90それぞれの中に容量素子を同時に形成することができる。
図5(a)及び(b)は、本発明にかかる第4の実施の形態による半導体装置の製造方法を示す断面図である。本実施の形態は第2の実施の形態と概略同じであるため、第2の実施の形態と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。
まず図5(a)に示すように、シリコン基板1に素子分離膜2及びMOSトランジスタを形成し、このMOSトランジスタ及び素子分離膜2を含む全面上にシリコン酸化膜などの第1の層間絶縁膜9を堆積する。そして第1の層間絶縁膜9の上に第1の溝120を形成する。これらの工程は第2の実施の形態と同じである。
次いで第1の溝120の底面に第2の溝122を複数形成する。第2の溝122を形成する工程は第2の実施の形態と同じである。
次いで、第1の溝120内、複数の第2の溝122それぞれの中及び第1の層間絶縁膜9上に、下面電極材料膜10、強誘電体材料膜11、及び上面電極材料膜12をこの順に積層し、上面電極材料膜12、強誘電体材料膜11、及び下面電極材料膜10のうち第1の層間絶縁膜9の表面に形成されている部分をCMPにより研磨除去する。このとき第2の実施の形態と同様に、上面電極材料膜12及び強誘電体材料膜11は第1の溝120の上から除去され、第1の溝120の上において下面電極10aが露出する。これにより、図5(b)に示すように複数の第2の溝122それぞれの中に容量素子が形成される。
以後、第2の実施の形態と同じ工程を行うことにより、図5(b)に示す構造の半導体装置が製造される。すなわち第1の溝120の底面には複数の第2の溝122が形成されている。第2の溝122それぞれの中には下面電極10a、強誘電体膜11a及び上面電極12aがこの順に積層することにより、容量素子が形成されている。下面電極10aは各々の容量素子間で電気的に接続している。他は、第2の実施の形態により製造される半導体装置と同じである。
上記のとおり第4の実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。また第1の溝120の底面に第2の溝122を複数形成することにより、複数の第2の溝122それぞれの中に容量素子を形成することができる。
尚、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することが可能である。
(a)乃至(c)は、第1の実施の形態による半導体装置の製造方法を示す断面図。 (a)乃至(c)は、半導体装置の製造方法において図1の続きを示す断面図。 (a)乃至(d)は、第2の実施の形態による半導体装置の製造方法を示す断面図。 (a)及び(b)は、第3の実施の形態による半導体装置の製造方法を示す断面図。 (a)及び(b)は、第4の実施の形態による半導体装置の製造方法を示す断面図。 従来の半導体装置の構造を示す断面図。
符号の説明
1,101…シリコン基板、2,102…素子分離膜、3,103…ゲート酸化膜、4,104…ゲート電極、5,105…サイドウォール、6,106…低濃度拡散層、7,107…拡散層、9…第1の層間絶縁膜、10…下面電極材料膜、10a,110…下面電極、11…強誘電体材料膜、11a,111…強誘電体膜、12…上面電極材料膜、12a,112…上面電極、13…第2の層間絶縁膜、13a,13b,13c…接続孔、14a,14b…Al合金配線、90…溝、120…第1の溝、122…第2の溝

Claims (14)

  1. 絶縁膜に溝を形成する工程と、
    前記絶縁膜上および前記溝内に下面電極材料膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上および前記溝内において、前記下面電極材料膜上に強誘電体材料膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上および前記溝内において、前記強誘電材料体膜上に上面電極材料膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上および前記溝上をCMP研磨して、前記上面電極材料膜および前記強誘電体材料膜を前記絶縁膜上から除去し、かつ前記溝内に前記上面電極材料膜及び前記強誘電体材料膜を残すことにより、前記溝内に容量素子の上面電極及び強誘電体膜を形成する工程と
    を具備する半導体装置の製造方法。
  2. 前記上面電極材料膜及び前記強誘電体材料膜を残す工程において、前記絶縁膜上の前記下面電極材料膜の少なくとも一部を前記溝内から連続した状態で残すことにより前記容量素子の下面電極を形成する請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記下面電極材料膜を形成する工程は、スパッタリングまたはCVD法で前記下面電極材料膜を形成する工程を含む請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記溝を形成する工程において、前記溝の側面にテーパーを形成する請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記溝を形成する工程において、前記溝の側面と底面との境界をなだらかに形成する、請求項2または4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 絶縁膜に第1の溝を形成する工程と、
    前記第1の溝の底面に第2の溝を形成する工程と、
    前記絶縁膜の表面、前記第1の溝内、および前記第2の溝内に、下面電極材料膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜、前記第1の溝、および前記第2の溝において、前記下面電極材料膜上に強誘電体材料膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜、前記第1の溝、および前記第2の溝において、前記強誘電体材料膜上に上面電極材料膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜、前記第1の溝、および前記第2の溝の上をCMP研磨して、前記上面電極材料膜、前記強誘電体材料膜および前記下面電極材料膜を前記絶縁膜上から除去するとともに、前記上面電極材料膜および前記強誘電体材料膜を前記第1の溝上から除去することにより、前記第2の溝内に容量素子を形成するとともに前記第1の溝において前記下面電極材料膜を露出させる工程と
    を具備する半導体装置の製造方法。
  7. 前記下面電極材料膜を形成する工程において、前記下面電極材料膜を、前記第1の溝において膜厚が前記第1の溝の深さ以上となるように形成する請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記上面電極材料膜および前記強誘電体膜を除去する工程において、前記第1の溝上に形成された前記下面電極材料膜を前記第2の溝内から連続した状態で残す請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 絶縁膜上に形成された溝と、
    前記絶縁膜の表面の少なくとも一部から前記溝内にわたって連続して形成された下面電極と、
    前記溝内かつ前記下面電極上に形成された強誘電体膜と、
    前記溝内かつ前記強誘電体膜上に形成された上面電極と
    を具備する容量素子を有する半導体装置。
  10. 絶縁膜上に形成された第1の溝と、
    前記第1の溝の底面に形成された第2の溝と、
    前記第1の溝の底面の少なくとも一部から前記第2の溝内にわたって連続して形成された下面電極と、
    前記第2の溝内かつ前記下面電極上に形成された強誘電体膜と、
    前記第2の溝内かつ前記強誘電体膜上に形成された上面電極と
    を具備する容量素子を有する半導体装置。
  11. 基板にトランジスタを形成する工程と、
    前記基板に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜に溝を形成する工程と、
    前記絶縁膜上および前記溝内に下面電極材料膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上および前記溝内において、前記下面電極材料膜上に強誘電体材料膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上および前記溝内において、前記強誘電材料体膜上に上面電極材料膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上および前記溝上をCMP研磨して、前記上面電極材料膜および前記強誘電体材料膜を前記絶縁膜上から除去し、かつ前記溝内に前記上面電極材料膜及び前記強誘電体材料膜を残すことにより、前記溝内に容量素子を形成する工程と
    前記容量素子を前記トランジスタに電気的に接続するための配線を形成する工程と
    を具備する半導体装置の製造方法。
  12. 基板にトランジスタを形成する工程と、
    前記基板に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜に第1の溝を形成する工程と、
    前記第1の溝の底面に第2の溝を形成する工程と、
    前記絶縁膜の表面、前記第1の溝、および前記第2の溝内に、下面電極材料膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上、前記第1の溝上、および前記第2の溝内において、前記下面電極材料膜上に強誘電体材料膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜上、前記第1の溝上、および前記第2の溝内において、前記強誘電体材料膜上に上面電極材料膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜、前記第1の溝、および前記第2の溝の上をCMP研磨して、前記上面電極材料膜、前記強誘電体材料膜および前記下面電極材料膜を前記絶縁膜上から除去するとともに、前記上面電極材料膜および前記強誘電体材料膜を前記第1の溝上から除去することにより、前記第2の溝内に容量素子を形成するとともに前記第1の溝において前記下面電極材料膜を露出させる工程と、
    前記容量素子を前記トランジスタに電気的に接続するための配線を形成する工程と
    を具備する半導体装置の製造方法。
  13. 基板に形成されたトランジスタと、
    前記基板上に形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に形成された溝と、
    前記絶縁膜の表面の少なくとも一部から前記溝内にわたって連続して形成された、容量素子の下面電極と、
    前記溝内かつ前記下面電極上に形成された、容量素子の強誘電体膜と、
    前記溝内かつ前記強誘電体膜上に形成された、容量素子の上面電極と
    を具備し、
    前記上面電極、前記強誘電体膜、前記下面電極からなる容量素子は前記トランジスタと接続している半導体装置。
  14. 基板に形成されたトランジスタと、
    前記基板上に形成された絶縁膜と、
    前記絶縁膜状に形成された第1の溝と、
    前記第1の溝の底面に形成された第2の溝と、
    前記第1の溝の底面の少なくとも一部から前記第2の溝内にわたって連続して形成された下面電極と、
    前記第2の溝内かつ前記下面電極上に形成された強誘電体膜と、
    前記第2の溝内かつ前記強誘電体膜上に形成された上面電極と
    を具備し、
    前記上面電極、前記強誘電体膜、前記下面電極からなる容量素子は前記トランジスタと接続している半導体装置。

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