JP2005142197A - 波長可変光源 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自然放出光が少なく高出力な光を安定して出力する波長可変光源を実現することを目的にする。
【解決手段】 本発明は、外部共振器型の波長可変光源に改良を加えたものである。本装置は、入射された光を波長選択し、出射する波長選択部と、一端から波長選択部に光を入射する光増幅部と、この光増幅部の他端からの光を波長選択部に直接反射するミラーとを設け、波長選択部は、光増幅部の一端からの光を光増幅部に帰還し、ミラーからの光を出力光として出射することを特徴とするものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体レーザを用いた外部共振器型の波長可変光源に関し、詳しくは、自然放出光が少なく高出力な光を安定して出力する波長可変光源に関するものである。
従来から用いられているリットマン配置型の波長可変光源の構成を図4に示す(例えば、特許文献1、非特許文献1参照)。図4において、光増幅部10は、半導体レーザ11、第1のレンズ12、第2のレンズ13を有する。半導体レーザ11は、一端に反射防止膜11aを有する。第1のレンズ11は、半導体レーザ11の一端(反射防止膜11aのある端面)から出射される光を平行光にし出射する。第2のレンズ13は、半導体レーザ11の他端から出射される光を平行光にし出射する。
波長選択部20は、回折格子21、波長選択ミラー22、ミラー回転手段23とを有し、光増幅部10の一端から入射される光を波長選択し、光増幅部11に帰還する。回折格子21は、光増幅部10からの光および波長選択ミラー22からの光を波長分散する。波長選択ミラー22は、回折格子21が波長分散した光を回折格子21に反射する。ミラー回転手段23は、波長選択ミラー22を回転し、回折格子21が光増幅部10に帰還する光の波長選択を行う。なお、ミラー回転手段23が波長選択ミラー22を回転させる回転軸は、回折格子21の溝に沿った方向と平行な軸となる。また、波長選択ミラー22の回転中心は、回折格子21の回折面の延長線と波長選択ミラー22の反射面の延長線とが交差する点に、さらに外部共振器を形成する面の延長線が交差するが、これらの交差点である。
光アイソレータ30は、光増幅部10の他端から入射される光を透過し、透過した光を出力光として出射する。なお、光アイソレータ30は、光増幅10から出射され光アイソレータ30を透過した光が、再び光増幅部10に戻る光(いわゆる戻り光)を減少させる。
このような装置の動作を説明する。
半導体レーザ11の一端から出射された光は、第1のレンズ12で平行光にされ回折格子21に入射する。そして、回折格子21に入射した光は回折格子21によって回折され、波長ごとに異なる角度に波長分散され、波長選択ミラー22に入射する。さらに波長選択ミラー22に入射した光のうち、所望の波長の光のみが、同一の光路で回折格子21に反射される。なお、ミラー回転手段23によって、同一光路で反射する波長の選択を行う。
そして、回折格子21に入射された光は再度波長分散され、波長選択部20で選択された波長の光のみが第1のレンズ12によって半導体レーザ11で収束し、帰還する。ここで、半導体レーザ11の他端と波長選択ミラー22とにより外部共振器が形成され、レーザ発振が行われる。
一方、反射防止膜11aの施されていない他端から出射した光は、第2のレンズ13によって平行光にされ、光アイソレータ30を透過し出力光として出射される。さらに、ミラー回転手段23によって波長選択ミラー22を回転することにより、波長選択部20から光増幅部10に帰還する光の波長を可変でき、必要に応じて出力光の波長掃引を行う。
このような、図4に示すリットマン配置型にすることにより、波長可変時のモードホップを抑えることができる。また、出力光は、波長選択部22で波長選択された単一の波長が支配的となる。しかし、出力光には、この他に半導体レーザ11自身から直接第2のレンズ13に出射した広波長帯域の自然放出光も含まれることとなり、S/N比が悪くなる。そのため、例えば、ノッチフィルタ等の高いダイナミックレンジを必要とする光通信用光コンポーネントの波長損失特性測定の利用には適さないという問題があった。
そこで、自然放出光を削減した出力光とするため、回折光を出力光とする波長可変光源や波長可変フィルタを用いた波長可変光源がある。
まず、回折光出力型の波長可変光源を説明する(例えば、特許文献2参照)。
図5は、従来の回折光出力型の波長可変光源の構成を示した図である。ここで、図4と同一のものは同一符号を付し説明を省略する。図5において、第1のレンズ12と回折格子21との間に、回折格子21からの回折光を2分岐するビームスプリッタ40が設けられる。また、光増幅部10の第2のレンズ13、光アイソレータ30が取外される。
このような装置の動作は図4に示す装置とほぼ同様であるが、異なる動作は、回折格子21からの回折光をビームスプリッタ40が分岐する。そして、一方の光が図4に示す装置と同様に第1のレンズ12を介して半導体レーザ11に帰還する。そして、ビームスプリッタ40によって90°方向に反射された他方の光のうち、図示しない光アイソレータ、図示しないスリットを透過する所望の波長のみが出力光として出射される。
続いて、波長可変フィルタ型の波長可変光源を説明する(例えば、特許文献3参照)。
図6は、従来の波長可変フィルタ型の波長可変光源の構成を示した図である。ここで、図4と同一のものは同一符号を付し説明を省略する。図6において、光アイソレータ30から出力される光を波長選択する第2の波長選択部50が設けられる。
第2の波長選択部50は、回折格子51、回折格子回転手段52とを有し、光アイソレータ30から出力される光を波長選択し、出力光として出射する。回折格子51は、光アイソレータ50からの光を波長分散する。回折格子回転手段52は、回折格子52を回転し、回折格子51が所望の波長の光を出射する方向を調整し、波長選択を行う。なお、回折格子回転手段52が回折格子51を回転させる回転軸は、ミラー回転手段22の回転軸と平行である。
このような装置の動作は、図4に示す装置とほぼ同様であるが、異なる動作は、自然放出光を含む光アイソレータ30からの光を、回折格子51が波長分散する。そして、所望の波長の光のみが図示しないスリットを透過する。これにより、不要な自然放出光が除かれた所望の波長のみが出力光として出射される。なお、図示しない同期手段によって、ミラー回転手段23と回折格子回転手段52との回転の同期をとって、出力光の波長選択を行う。
このような図5に示す装置は、波長選択部20の回折格子21からの回折光をビームスプリッタ40で分岐し出力光とするので、不要な自然放出光を除くことができる。また、図6に示す装置は、第2の波長選択部50で波長選択を行うので、不要な自然放出光を除くことができる。
しかし、図5に示す装置は、波長選択部20から光増幅部10へ帰還する光の一部をビームスプリッタ40で分岐して出力光とするので、多くの光を分岐し出力光にすると安定したレーザ発振を行うことができない。そのため、現実的には、波長選択部20から光のうち約20%程しか出力光として得ることができず、出力光が低出力になるという問題があった。
一方、図6に示す装置は、波長選択部20、50で選択される光の波長の同期をとる必要があり、図示しない同期手段を必要とする。さらに、可動部が2個となるので構成が複雑になるという問題があった。
続いて、少ない可動部で図4よりも高い出力をえる構成の波長可変光源を説明する(例えば、特許文献4)。このような装置は、図4に示す装置において、光アイソレータ30からの光をレンズを用いて伝送用の光ファイバの入射口に入射する。そして、光ファイバで光を伝送し、光ファイバの出射口から出射される光をレンズを用いて平行光にして、回折格子21に入射する。そして、回折格子21で回折された回折光のうち所望の波長の光のみが図示しないスリットを透過する。これにより、不要な自然放出光が除かれた所望の波長のみが出力光として出射される。
特開2000−164980号公報(段落番号0002、第4図) 特開平11−126943号公報(段落番号0021−0031、第1−2図) 特開2003−69146号公報(段落番号0014−0017、第4図) 特開平5−72499号公報(段落番号0009−0014、第1図) ジー・リットマン(G.Littman)、他1名、「ノーベル・ジオメトリー・フォー・シングルモード・スキャニング・オブ・チューナブル・レーザー(Novel Geometry for single-mode scanning of tunable lasers)」、オプティクス・レターズ(OPTICS LATTERS)、オプティカル・ソサイエティ・オブ・アメリカ(Optical Society of America)、1981年3月、第6巻、第3号、p117−118
しかしながら、アイソレータ30からの光を光ファイバを用いて伝送することにより、以下の問題がある。
(1)光ファイバに光を入射するので、レンズを用いたとしても挿入損失(約2〜3[dB])が発生し、高出力をえることができない。
(2)回折格子21自体に偏光依存性があるため、光ファイバに応力や温度等が加わると伝送される光の偏光状態が変わり、出力光の強さが変わる。すなわち、光増幅部10の他端から出力される光の強さが一定でも、出力光の強さが安定しない。偏波保持ファイバを用いる構成もあるが、コストが高い。
(3)光ファイバに応力や温度等が加わると偏光状態が変わり、回折格子21の波長分散の効果が変動し、不要な自然放出光が出力光に含まれ、S/N比が悪くなる。
(4)光ファイバ(特に、シングルモードファイバ)への入射には、数[μm]単位での調整が必要であり、調整が難しく、経時変化にも弱い。
そこで本発明の目的は、自然放出光が少なく高出力な光を安定して出力する波長可変光源を実現することにある。
請求項1記載の発明は、
入射された光を波長選択し、出射する波長選択部と、
一端から前記波長選択部に光を入射する光増幅部と、
この光増幅部の他端からの光を前記波長選択部に直接反射するミラーと
を設け、前記波長選択部は、前記光増幅部の一端からの光を前記光増幅部に帰還し、前記ミラーからの光を出力光として出射することを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
光増幅部は、
一端に反射防止膜を有する半導体レーザと、
この半導体レーザの一端から出射される光を平行光にして前記波長選択部に入射し、前記波長選択部から帰還した光を前記半導体レーザの一端に収束させる第1のレンズと、
前記半導体レーザの他端から出射される光を平行光にして出射する第2のレンズと
を設けたことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、
前記光増幅部と前記ミラーとの間に、前記光増幅部への戻り光を減少する光アイソレータを設けたことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、
波長選択部は、
入射された光を波長分散する回折格子と、
この回折格子が波長分散した光を前記回折格子に反射する波長選択ミラーと、
この波長選択ミラーを回転し、前記回折格子が前記光増幅部に帰還する光の波長選択および出力光の波長選択を行うミラー回転手段と
を設けたことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、
波長選択部は、
入射された光を波長分散する回折格子と、
この回折格子が波長分散した前記光増幅部の一端からの光を、前記回折格子に反射する波長選択ミラーと、
この波長選択ミラーを回転し、前記回折格子が前記光増幅部に帰還する光の波長選択および出力光の波長選択を行うミラー回転手段と
を設けたことを特徴とするものである。
請求項6記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、
波長選択部は、
入射された光を波長分散する回折格子と、
この回折格子を回転し、前記回折格子が前記光増幅部に帰還する光の波長選択および出力光の波長選択を行う回折格子回転手段と
を設けたことを特徴とするものである。
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
請求項1〜6によれば、ミラーが、光増幅部の他端からの光を波長選択部に直接反射する。そして、波長選択部が、ミラーからの光を波長選択し、出力光として出射するので、不要な自然放出光を除くことができる。これにより、自然放出光が少なく高出力な光を安定して出力することができる。
請求項3によれば、光アイソレータが、光増幅部への戻り光を減少するので、レーザ発振を安定させることができる。
また、請求項4、6によれば、1個の波長選択部で発振波長の選択と、発振波長に同期した自然放出光のフィルタリングが共用できるので、可動部がある波長選択部を2個設ける必要がなく、簡単な構成となり低コストにできる。これにより、少ない可動部で自然放出光が少なく高出力な光を安定して出力することができる。
以下図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1、図2は本発明の一実施例を示す構成図である。図1は斜視図であり、図2は、図1に示す装置を別の角度から示した図であり、図2(a)は上面図であり、図2(b)は側面図である。ここで、図4と同一のものは同一符号を付し、説明を省略する。また、図2において、ミラー回転手段23の図示は省略している。もちろん、波長選択ミラー22の回転中心は、回折格子21の回折面の延長線、波長選択ミラー22の反射面の延長線、外部共振器を形成する面(厳密には半導体レーザ11の屈折率の影響により半導体レーザ11の他端である反射面よりも、やや第2のレンズ13側)の延長線のそれぞれが交差する点となる(図2(a)参照)。
図1において、光アイソレータ30から入射された光を波長選択部20に、光増幅部10を介さずに直接反射するミラー60が新たに設けられる。ミラー60は、光アイソレータ30の光軸に対して傾けて設置され、光アイソレータ30からの光を、上方向(回折格子21の溝に沿った方向)にのみずらして反射する。また、ミラー60の反射面は、例えば、金属コート(アルミニウム、銀等)や、誘電体多層膜等である。また、膜の厚さを調整し、所定の波長領域(例えば、光通信で用いられる1500[nm]近傍)のみを反射するとよい。
このような装置の動作を説明する。
半導体レーザ11の一端から出射された光は、第1のレンズ12で平行光にされ回折格子21に入射する。そして、回折格子21に入射した光は回折格子21によって回折され、波長ごとに異なる角度に波長分散され、波長選択ミラー22に入射する。さらに波長選択ミラー22に入射した光のうち、所望の波長の光のみが、同一の光路で回折格子21に反射される。なお、ミラー回転手段23によって、同一光路で反射する波長の選択を行う。
そして、回折格子21に入射された光は再度波長分散され、波長選択部20で選択された波長の光のみが第1のレンズ12によって半導体レーザ11で収束し、帰還する。ここで、半導体レーザ11の他端と波長選択ミラー22とにより外部共振器が形成され、レーザ発振が行われる。
一方、半導体レーザの他端(反射防止膜11aの施されていない端面)から出射した光は、第2のレンズ13によって平行光にされ、光アイソレータ30を透過しミラー60に入射される。そして、ミラー60によってほぼ全反射され、光アイソレータ30、光増幅部10を介さず、直接波長選択部20の回折格子21に入射される。なお、ミラー60からの反射光は、第1のレンズ12からの透過光が回折格子21に入射する位置よりも、回折格子21の上方向にのみずれた位置に入射する。
そして、回折格子21に入射した光は回折格子21によって回折され、波長ごとに異なる角度に波長分散され、波長選択ミラー22に入射する。さらに波長選択ミラー22に入射した光のうち、所望の波長の光のみが、回折格子21の上方向にのみずれた光路で反射される。さらに、回折格子21に入射された光は再度波長分散されて出射し、所望の波長の光のみが図示しない固定されたスリットを透過する。これにより、不要な自然放出光が除かれた所望の波長のみが出力光として出射される。
また、ミラー回転手段23によって波長選択ミラー22を回転することにより、波長選択部20から光増幅部10に帰還する光の波長選択および波長選択部20からの出射される出力光の波長選択を可変でき、必要に応じて出力光の波長掃引を行う。
このように、ミラー60が、光アイソレータ30を介して光増幅部10の他端から入射された光を波長選択部20に直接反射する。そして、波長選択部20が、ミラー60からの光を波長選択し、出力光として出射するので、不要な自然放出光を除くことができる。これにより、少ない可動部で自然放出光が少なく高出力な光を安定して出力することができる。
また、1個の波長選択部20で発振波長の選択と、発振波長に同期した自然放出光のフィルタリングが共用できるので、可動部のある波長選択部を2個設ける必要がなく簡単な構成となり、低コストにできる。
さらに、光ファイバが光アイソレータ30からの光を回折格子21に伝送する場合と比較して、
(1)ミラー60が光アイソレータ30からの光を回折格子21に反射するので、ほぼ全反射でき損失が少なく、高出力を得ることができる。
(2)ミラー60が光アイソレータ30からの光を回折格子21に反射するので、偏光状態が変わらず、出力光の強さも一定となり、出力光の強さが安定する。また、光ファイバよりもミラーの方が、一般的にコストを低くすることができる。
(3)ミラー60が光アイソレータ30からの光を回折格子21に反射するので、偏光状態が変わらず、回折格子21の波長分散の効果も一定となり、不要な自然放出光を除くことができ、S/N比をよくできる。
(4)ミラー60が光アイソレータ30からの光を回折格子21に反射するので、調整が容易となり、経時変化にも強い。
そして、光アイソレータ30が、光増幅部10への戻り光を減少するので、レーザ発振を安定させることができる。
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、以下のようなものでもよい。
図1に示す装置において、光アイソレータ30を用いて光増幅部10への戻り光を減少する構成を示したが、光アイソレータ30を設けず、光増幅部10の他端から出射される光を、ミラー60に直接入射する構成としてもよい。
また、図1に示す装置において、回折格子21が反射光を波長分散した光を図示しないスリットに入射する構成を示したが、光ファイバに入射させ、入射した光を出力光としてもよい。
また、図1に示す装置において、回折格子21が、ミラー60からの反射光を2度回折し、出力光として出射する構成を示したが、図3に示すようにミラー60からの光を回折格子21で1度回折し、出力光として出射してもよい。具体的には、回折格子21がミラー60からの反射光を波長分散し、所望の波長の光のみが図示しないスリットを透過する。つまり、波長選択部20は、光増幅部10の一端からの光のみを回折格子21で2度回折して光増幅部10に帰還し、ミラー60からの光を回折格子21で一度だけ回折して出力光として出射する。なお、図示しないスリットは、ミラー回転手段23に同期し、選択した波長の光路上に移動する。
このように、ミラー60が、光アイソレータ30を介して光増幅部10の他端から入射された光を波長選択部20に直接反射する。そして、波長選択部20が、ミラー60からの光を波長選択し、出力光として出射するので、不要な自然放出光を除くことができる。これにより、自然放出光が少なく高出力な光を安定して出力することができる。
さらに、図1に示す装置において、波長選択部20は回折格子21からの回折光を波長選択ミラー22で、再度回折格子21に反射する構成を示したが、波長選択ミラー22を設けずに、回折格子21の回折光を直接光増幅部10に帰還する構成としてもよい。もちろん、ミラー回転手段23の代わりに、回折格子21を回転させる回折格子回転手段を設ける。そして、この回折格子回転手段が、回折格子21が光増幅部10に帰還する光の波長選択および回折格子21が出射する出力光の波長選択を行う。
このように、ミラー60が、光アイソレータ30を介して光増幅部10の他端から入射された光を波長選択部20に直接反射する。そして、波長選択部20が、ミラー60からの光を波長選択し、出力光として出射するので、不要な自然放出光を除くことができる。これにより、少ない可動部で自然放出光が少なく高出力な光を安定して出力することができる。
また、1個の波長選択部20で発振波長の選択と、発振波長に同期した自然放出光のフィルタリングが共用できるので、可動部のある波長選択部を2個設ける必要がなく簡単な構成となり、低コストにできる。
本発明の第1の実施例(斜視図)を示した構成図である。 本発明の第1の実施例(上面図、側面図)を示した構成図である。 本発明の第2の実施例を示した構成図である。 従来の波長可変光源(リットマン配置型)の構成図である。 従来の波長可変光源(回折光出力型)の構成図である。 従来の波長可変光源(波長可変フィルタ型)の構成図である。
符号の説明
10 光増幅部
11 半導体レーザ
12 第1のレンズ
13 第2のレンズ
20 波長選択部
21 回折格子21
22 波長選択ミラー
23 ミラー回転手段
30 アイソレータ
60 ミラー

Claims (6)

  1. 入射された光を波長選択し、出射する波長選択部と、
    一端から前記波長選択部に光を入射する光増幅部と、
    この光増幅部の他端からの光を前記波長選択部に直接反射するミラーと
    を設け、前記波長選択部は、前記光増幅部の一端からの光を前記光増幅部に帰還し、前記ミラーからの光を出力光として出射することを特徴とする波長可変光源。
  2. 光増幅部は、
    一端に反射防止膜を有する半導体レーザと、
    この半導体レーザの一端から出射される光を平行光にして前記波長選択部に入射し、前記波長選択部から帰還した光を前記半導体レーザの一端に収束させる第1のレンズと、
    前記半導体レーザの他端から出射される光を平行光にして出射する第2のレンズと
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の波長可変光源。
  3. 前記光増幅部と前記ミラーとの間に、前記光増幅部への戻り光を減少する光アイソレータを設けたことを特徴とする請求項1または2記載の波長可変光源。
  4. 波長選択部は、
    入射された光を波長分散する回折格子と、
    この回折格子が波長分散した光を前記回折格子に反射する波長選択ミラーと、
    この波長選択ミラーを回転し、前記回折格子が前記光増幅部に帰還する光の波長選択および出力光の波長選択を行うミラー回転手段と
    を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の波長可変光源。
  5. 波長選択部は、
    入射された光を波長分散する回折格子と、
    この回折格子が波長分散した前記光増幅部の一端からの光を、前記回折格子に反射する波長選択ミラーと、
    この波長選択ミラーを回転し、前記回折格子が前記光増幅部に帰還する光の波長選択および出力光の波長選択を行うミラー回転手段と
    を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の波長可変光源。
  6. 波長選択部は、
    入射された光を波長分散する回折格子と、
    この回折格子を回転し、前記回折格子が前記光増幅部に帰還する光の波長選択および出力光の波長選択を行う回折格子回転手段と
    を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の波長可変光源。
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