JP2006073549A - 外部共振器型波長可変光源 - Google Patents

外部共振器型波長可変光源 Download PDF

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Abstract

【課題】 波長可変範囲を拡大すると共に光軸調整が容易で小型化が可能な外部共振器型波長可変光源を実現する。
【解決手段】 光増幅器と光増幅器の外部に配置された波長選択反射手段によって波長を変化させる外部共振器型波長可変光源において、一方の出射端に無反射膜が施され波長範囲のそれぞれ異なる第1及び第2の光増幅器と、これら第1及び第2の光増幅器の無反射膜が施された一方の出射端からの出射光がそれぞれ入射される第1及び第2の光導波路と、これらの第1及び第2の光導波路を伝播する光が分波合波領域により結合される第3の光導波路と、この第3の光導波路の無反射膜が施された一方の出射端からの出射光を平行光にするレンズと、このレンズからの出射光が入射されると共に反射光をレンズを介して第3の光導波路の無反射膜が施された一方の出射端に入射させる波長選択反射手段と、第3の光導波路の無反射膜が施された他方の出射端からの出射光が一端に入射され他端から出射光を出力する光ファイバとを設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光増幅器と光増幅器の外部に配置された波長選択反射手段によって波長を変化させる外部共振器型波長可変光源に関し、特に波長可変範囲を拡大すると共に光軸調整が容易で小型化が可能な外部共振器型波長可変光源に関する。
光増幅器と光増幅器の外部に配置された波長選択反射手段によって波長を変化させる外部共振器型波長可変光源に関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特開平06−097601号公報 特開平06−112583号公報 米国特許登録第5594744号 特開平11−251665号公報
図9はこのような「特許文献3」に記載された従来の外部共振器型波長可変光源の一例を示す構成ブロック図である。図9において1は一方の出射端に無反射膜が施された半導体レーザを用いた光増幅器、2,4及び6はレンズ、3は光を決められた方向にのみ通過させる光アイソレータ、5は光ファイバ、7は波長選択素子である回折格子、8はミラー等の反射器、9は回転制御手段、10はモータ等の回転駆動手段、11は光増幅器駆動手段である。また、9及び10は波長制御手段50を、7及び8は波長選択反射手段51をそれぞれ構成している。
光増幅器1の一方の出射端からの出射光はレンズ2により平行光となり、光アイソレータ3を透過する。光アイソレータ3の透過光はレンズ4によって集光されて光ファイバ5の一端に入射される。
光増幅器1の他方の出射端からの出射光はレンズ6によって平行光となり、回折格子7に入射される。回折格子7における回折光は反射器8に入射され、反射器8からの反射光は回折格子7で反射されレンズ6によって集光されて光増幅器1の他方の出射端に再び入射される。
反射器8は回転駆動手段10に固定され、回転駆動手段10の制御入力端子には回転制御手段9の出力が接続される。また、光増幅器駆動手段11の出力は光増幅器1の制御入力端子に接続される。
ここで、図9に示す従来例の動作を説明する。光増幅器1は半導体レーザによって構成され、図9中”NR01”に示す一方の出射端には無反射膜が施されており、光増幅器駆動手段11から供給される駆動電流に応じて活性層のバンドギャップエネルギーに応じた波長領域の光を両端の出射端から出射する。
光増幅器1の無反射膜が施された一方の出射端から出射された光はレンズ6を介して回折格子7に入射され入射光の波長に応じた回折角度で平行光を反射器8に対して反射させる。
そして、反射器8からの反射光は回折格子7で反射されレンズ6によって集光されて光増幅器1の一方の出射端に再び入射される。
光増幅器1、回折格子7及び反射器8の光学配置はリットマン配置と呼ばれ、回折格子7の溝間隔を”d”、回折光の次数を”M”,回折格子7の法線と光増幅器1の出射光軸との角度(回折格子7への入射角度)を”α”、回折格子7の法線と回折格子7で反射した光の反射光軸との角度(回折格子7からの回折角度)を”β”とした場合、回折格子7で選択される波長”λ”は、
λ=d/M・[sinα+sinβ] (1)
で表される。
回折格子7から光増幅器1に入射した光は光増幅器1内を伝播すると共に無反射膜が施されていない他方の出射端の反射率で反射され、光増幅器1内を伝播して再び無反射膜が施された一方の出射端から出射されることになる。
このため、光増幅器1の無反射膜が施されていない他方の出射端を透過しない光は、反射器8と光増幅器1の無反射膜が施されていない他方の出射端との間で構成される共振器で共振してレーザ発振することになる。
一方、光増幅器1の無反射膜が施されていない他方の出射端を透過した光は、レーザ光としてレンズ2、光アイソレータ3及びレンズ4を介して光ファイバ5に入射され各種測定等に用いられる。
このような状態で、波長制御手段50を構成する回転制御手段9の制御信号に基づき回転駆動手段10が図9中“RC01”に示す回転中心を中心に反射器8の角度を変化させると、反射器8に垂直入射する回折光の回折角度βが変化し、(1)式から求められる波長でレーザ発振するので波長が変化することになる。また、反射器8と光増幅器1の無反射膜が施されていない他方の出射端との間で構成される共振器の共振器長が変化するので、共振波長も変化することになる。
この結果、光増幅器1の無反射膜が施されている一方の出射端からの出射光を回折格子7に入射させ、回折格子7の回折光を反射器8で回折格子7に再び反射させ、回折格子7から戻ってきた光を光増幅器1の無反射膜が施されている一方の出射端に入射させるように配置して反射器8と光増幅器1の無反射膜が施されていない他方の出射端との間で共振器を構成すると共に波長制御手段50で反射器9の角度を変化させることにより、レーザ発振する波長が変化することが可能になる。
また、光増幅器1、回折格子7及び反射器8の光学配置をリットマン配置にして、反射器8の回転中心の最適化を行うことにより、光増幅器1の光利得波長範囲でモードホップのない波長可変が可能になる。
また、図10は「特許文献4」に記載された従来の外部共振器型波長可変光源の他の一例を示す構成ブロック図である。
図10において12は一方の出射端に無反射膜が施された半導体レーザを用いた光増幅器、13,15,17及び22はレンズ、14及び21は光を決められた方向にのみ通過させる光アイソレータ、16及び23は光ファイバ、18はビームスプリッタ、19は波長選択素子である回折格子、20はミラー等の反射器である。
光増幅器12の一方の出射端からの出射光はレンズ13により平行光となり、光アイソレータ14を透過する。光アイソレータ14の透過光はレンズ15によって集光されて光ファイバ16の一端に入射される。
光増幅器12の他方の出射端からの出射光はレンズ17によって平行光となり、ビームスプリッタ18に入射され、ビームスプリッタ18を透過した光は回折格子19に入射される。
回折格子19における回折光は反射器20に入射され、反射器20からの反射光は回折格子19で反射され再びビームスプリッタ18に入射される。
ビームスプリッタ18で反射された光は光アイソレータ21に入射され、光アイソレータ21の透過光はレンズ22によって集光されて光ファイバ23の一端に入射される。一方、ビームスプリッタ18を透過した光はレンズ17によって集光されて光増幅器12の他方の出射端に再び入射される。
ここで、図10に示す従来例の動作を説明する。光増幅器12は半導体レーザによって構成され、図10中”NR11”に示す一方の出射端には無反射膜が施されており、光増幅器駆動手段(図示せず。)から供給される駆動電流に応じて活性層のバンドギャップエネルギーに応じた波長領域の光を両端の出射端から出射する。
光増幅器12の無反射膜が施された一方の出射端から出射された光はレンズ11を介してビームスプリッタ18に入射され、ビームスプリッタ18の分岐比に応じては反射光と透過光に分岐される。
ビームスプリッタ18を透過した光は回折格子19に入射され入射光の波長に応じた回折角度で平行光を反射器20に対して反射させる。
そして、反射器20からの反射光は回折格子19で反射され再びビームスプリッタ18に入射される。ビームスプリッタ18に入射された光はビームスプリッタ18の分岐比に応じては反射光と透過光に分岐される。
ビームスプリッタ18を透過した光はレンズ17によって集光されて光増幅器12の一方の出射端に再び入射される。
回折格子19側から光増幅器12に入射した光は光増幅器12内を伝播すると共に無反射膜が施されていない他方の出射端の反射率で反射され、光増幅器12内を伝播して再び無反射膜が施された一方の出射端から出射されることになる。
このため、光増幅器12の無反射膜が施されていない他方の出射端を透過しない光は、反射器20と光増幅器12の無反射膜が施されていない他方の出射端との間で構成される共振器で共振してレーザ発振することになる。
一方、光増幅器1の無反射膜が施されていない他方の出射端を透過した光は、レーザ光としてレンズ2、光アイソレータ3及びレンズ4を介して光ファイバ5に入射され各種測定等に用いられる。
また、回折格子19で反射されビームスプリッタ18で反射された光は、レーザ光として光アイソレータ21及びレンズ22を介して光ファイバ23に入射され各種測定等に用いられる。
このような状態で、波長制御手段(図示せず)が回転中心を中心に反射器20の角度を変化させると、反射器20に垂直入射する回折格子19から反射される回折光の回折角度が変化するので、レーザ発振する波長が変化することになる。また、反射器20と光増幅器1の無反射膜が施されていない他方の出射端との間で構成される共振器の共振器長が変化するので、共振波長も変化することになる。
この結果、光増幅器12の無反射膜が施されている一方の出射端からの出射光を回折格子19に入射させ、回折格子19の回折光を反射器20で回折格子19に再び反射させ、回折格子19から戻ってきた光を光増幅器12の無反射膜が施されている一方の出射端に入射させるように配置して反射器20と光増幅器12無反射膜が施されていない他方の出射端との間で共振器を構成すると共に反射器20の角度を変化させることにより、レーザ発振する波長が変化することが可能になる。
また、光ファイバ23に入射されるレーザ光は回折格子19及び反射器20で波長選択された光であるので自然放出光(ASE(Amplified Spountaneous Emission)光)が除去された低ASE光レベルのレーザ光となる。
しかし、図9及び図10に示す従来例では光増幅器の光利得波長範囲は光増幅器の組成で決まり、光増幅器として用いている半導体レーザでは、レーザ発振する波長範囲として”200nm”程度得られるものの、実用的な光強度が得られる使用波長範囲は”150nm”程度となってしまうと言った問題点があった。
また、図9及び図10に示す従来例では回折格子及び反射器、或いは、回折格子、反射器及びビームスプリッタとしてディスクリートの光学部品を用いているので小型化が困難であると言った問題点があった。
さらに、図10に示す従来例では光学部品の光軸調整箇所が多く、各光学部品の光軸調整が難しくなってしまうと言った問題点があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、波長可変範囲を拡大すると共に光軸調整が容易で小型化が可能な外部共振器型波長可変光源を実現することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
光増幅器と光増幅器の外部に配置された波長選択反射手段によって波長を変化させる外部共振器型波長可変光源において、
一方の出射端に無反射膜が施され波長範囲のそれぞれ異なる第1及び第2の光増幅器と、これら第1及び第2の光増幅器の無反射膜が施された一方の出射端からの出射光がそれぞれ入射される第1及び第2の光導波路と、これらの第1及び第2の光導波路を伝播する光が分波合波領域により結合される第3の光導波路と、この第3の光導波路の無反射膜が施された一方の出射端からの出射光を平行光にするレンズと、このレンズからの出射光が入射されると共に反射光を前記レンズを介して前記第3の光導波路の無反射膜が施された一方の出射端に入射させる波長選択反射手段と、前記第3の光導波路の無反射膜が施された他方の出射端からの出射光が一端に入射され他端から出射光を出力する光ファイバとを備えたことにより、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の出射光を利用できるのでレーザ発振する波長可変範囲を拡大することが可能になる。
請求項2記載の発明は、
光増幅器と光増幅器の外部に配置された波長選択反射手段によって波長を変化させる外部共振器型波長可変光源において、
一方の出射端に無反射膜が施され波長範囲のそれぞれ異なる第1及び第2の光増幅器と、これら第1及び第2の光増幅器の無反射膜が施された一方の出射端からの出射光がそれぞれ入射される第1及び第2の光導波路と、これらの第1及び第2の光導波路を伝播する光が分波合波領域により結合される第3の光導波路と、この第3の光導波路の無反射膜が施された一方の出射端からの出射光を平行光にする第1のレンズと、この第1のレンズからの出射光が入射されると共に反射光を前記第1のレンズを介して前記第3の光導波路の無反射膜が施された一方の出射端に入射させる波長選択反射手段と、前記第3の光導波路の無反射膜が施された他方の出射端からの出射光を平行光にする第2のレンズと、この第2のレンズからの平行光が入射される光アイソレータと、この光アイソレータの出射光を集光する第3のレンズと、この第3のレンズの出射光が一端に入射され他端から出射光を出力する光ファイバとを備えたことにより、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の出射光を利用できるのでレーザ発振する波長可変範囲を拡大することが可能になる。
請求項3記載の発明は、
請求項1若しくは請求項2記載の発明である外部共振器型波長可変光源において、
前記波長選択反射手段が、
回転中心を中心に角度が可変な反射器と、入射された前記平行光を回折光として前記反射器に出射し、前記反射器からの反射光を前記レンズ若しくは前記第1のレンズを介して前記第3の光導波路の無反射膜が施された一方の出射端に入射させる回折格子とから構成されたことにより、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の出射光を利用できるのでレーザ発振する波長可変範囲を拡大することが可能になる。また、光ファイバに入射されるレーザ光は回折格子及び反射器で波長選択された光であるので自然放出光(ASE光)が除去された低ASE光レベルのレーザ光となる。光増幅器1、回折格子7及び反射器8の光学配置をリットマン配置にして、反射器8の回転中心の最適化を行うことにより、光増幅器1の光利得波長範囲でモードホップのない波長可変が可能になる。
請求項4記載の発明は、
光増幅器と光増幅器の外部に配置された波長選択反射手段によって波長を変化させる外部共振器型波長可変光源において、
光増幅器と光増幅器の外部に配置された波長選択反射手段によって波長を変化させる外部共振器型波長可変光源において、
一方の出射端に無反射膜が施され波長範囲のそれぞれ異なる第1及び第2の光増幅器と、これら第1及び第2の光増幅器の無反射膜が施された一方の出射端からの出射光がそれぞれ入射される第1及び第2の光導波路と、これらの第1及び第2の光導波路を伝播する光が分波合波領域により結合される第3の光導波路と、この第3の光導波路の一方の出射端からの出射光が入射されると共に反射光を前記第3の光導波路の一方の出射端に入射させる波長選択反射手段と、前記第3の光導波路の無反射膜が施された他方の出射端からの出射光が一端に入射され他端から出射光を出力する光ファイバとを備えたことにより、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の出射光を利用できるのでレーザ発振する波長可変範囲を拡大することが可能になる。
請求項5記載の発明は、
光増幅器と光増幅器の外部に配置された波長選択反射手段によって波長を変化させる外部共振器型波長可変光源において、
一方の出射端に無反射膜が施され波長範囲のそれぞれ異なる第1及び第2の光増幅器と、これら第1及び第2の光増幅器の無反射膜が施された一方の出射端からの出射光がそれぞれ入射される第1及び第2の光導波路と、これらの第1及び第2の光導波路を伝播する光が分波合波領域により結合される第3の光導波路と、この第3の光導波路の一方の出射端からの出射光が入射されると共に反射光を前記第3の光導波路の一方の出射端に入射させる波長選択反射手段と、前記第3の光導波路の無反射膜が施された他方の出射端からの出射光を平行光にする第1のレンズと、この第1のレンズからの平行光が入射される光アイソレータと、この光アイソレータの出射光を集光する第2のレンズと、この第2のレンズの出射光が一端に入射され他端から出射光を出力する光ファイバとを備えたことにより、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の出射光を利用できるのでレーザ発振する波長可変範囲を拡大することが可能になる。
請求項6記載の発明は、
請求項4若しくは請求項5記載の発明である外部共振器型波長可変光源において、
前記波長選択反射手段が、
前記第3の光導波路からの出射光を平面平行光にするスラブ光導波路に形成された導波路型レンズと、回転中心を中心に角度が可変な反射器と、前記導波路型レンズから入射された前記平面平行光を回折光として前記反射器に出射し、前記反射器からの反射光を前記導波路型レンズを介して前記第3の光導波路に入射させるスラブ光導波路に形成された回折格子領域とから構成されたことにより、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の出射光を利用できるのでレーザ発振する波長可変範囲を拡大することが可能になる。また、光ファイバに入射されるレーザ光は回折格子領域及び反射器で波長選択された光であるので自然放出光(ASE光)が除去された低ASE光レベルのレーザ光となる。また、反射器以外はディスクリートの光学部品のレンズと回折格子を用いていないので、光軸調整が容易になり、光学系の小型化が可能なる。
請求項7記載の発明は、
請求項4若しくは請求項5記載の発明である外部共振器型波長可変光源において、
前記波長選択反射手段が、
回転中心を中心に角度が可変な反射器と、前記第3の光導波路からの出射光を平面平行光にすると共に前記平面平行光を回折光として前記反射器に出射し、前記反射器からの反射光を集光して前記第3の光導波路に入射させるスラブ光導波路に形成された回折格子領域とから構成されたことにより、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の出射光を利用できるのでレーザ発振する波長可変範囲を拡大することが可能になる。また、光ファイバに入射されるレーザ光は回折格子領域及び反射器で波長選択された光であるので自然放出光(ASE光)が除去された低ASE光レベルのレーザ光となる。また、導波路型レンズの機能を回折格子領域に兼ね備えさせているので、光学系のより小型化が可能なる。
請求項8記載の発明は、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明である外部共振器型波長可変光源において、
光学基板上に形成された前記第3の光導波路と、前記光学基板上であって前記第3の光導波路の両側に平行に形成されると共に中間部分がそれぞれ前記第3の光導波路に近接して前記分波合波領域を構成する前記第1及び第2の光導波路とを備えたことにより、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の出射光を利用できるのでレーザ発振する波長可変範囲を拡大することが可能になる。また、光ファイバに入射されるレーザ光は回折格子及び反射器で波長選択された光であるので自然放出光(ASE光)が除去された低ASE光レベルのレーザ光となる。光増幅器1、回折格子7及び反射器8の光学配置をリットマン配置にして、反射器8の回転中心の最適化を行うことにより、光増幅器1の光利得波長範囲でモードホップのない波長可変が可能になる。
請求項9記載の発明は、
請求項6記載の発明である外部共振器型波長可変光源において、
光学基板上に形成された前記第3の光導波路と、前記光学基板上であって前記第3の光導波路の両側に平行に形成されると共に中間部分がそれぞれ前記第3の光導波路に近接して前記分波合波領域を構成する前記第1及び第2の光導波路と、前記光学基板上であってスラブ光導波路に形成された前記導波路型レンズ及び前記回折格子領域とを備えたことにより、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の出射光を利用できるのでレーザ発振する波長可変範囲を拡大することが可能になる。また、光ファイバに入射されるレーザ光は回折格子領域及び反射器で波長選択された光であるので自然放出光(ASE光)が除去された低ASE光レベルのレーザ光となる。また、反射器以外はディスクリートの光学部品のレンズと回折格子を用いていないので、光軸調整が容易になり、光学系の小型化が可能なる。
請求項10記載の発明は、
請求項7記載の発明である外部共振器型波長可変光源において、
光学基板上に形成された前記第3の光導波路と、前記光学基板上であって前記第3の光導波路の両側に平行に形成されると共に中間部分がそれぞれ前記第3の光導波路に近接して前記分波合波領域を構成する前記第1及び第2の光導波路と、前記光学基板上であってスラブ光導波路に形成された前記回折格子領域とを備えたことにより、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の出射光を利用できるのでレーザ発振する波長可変範囲を拡大することが可能になる。また、光ファイバに入射されるレーザ光は回折格子領域及び反射器で波長選択された光であるので自然放出光(ASE光)が除去された低ASE光レベルのレーザ光となる。また、導波路型レンズの機能を回折格子領域に兼ね備えさせているので、光学系のより小型化が可能なる。
請求項11記載の発明は、
光増幅器と光増幅器の外部に配置された波長選択反射手段によって波長を変化させる外部共振器型波長可変光源において、
一方の出射端に無反射膜が施され波長範囲のそれぞれ異なる第1及び第2の光増幅器と、これら第1及び第2の光増幅器の無反射膜が施された一方の出射端からの出射光がそれぞれ入射される第1及び第2の光導波路と、これらの第1及び第2の光導波路を伝播する光が分波合波領域により結合される一端に高反射膜が施された第3の光導波路と、この第3の光導波路の高反射膜が施された一方の出射端から前記分波合波領域との間に設けられた弾性表面波型波長フィルタと、前記第3の光導波路の無反射膜が施された他方の出射端からの出射光が一端に入射され他端から出射光を出力する光ファイバとを備えたことにより、広い波長範囲で高速な波長可変が可能になり、光学基板に出射する光がなくなるので光軸調整がほとんど必要なくなることになる。
本発明によれば次のような効果がある。
請求項1,2,4及び請求項5の発明によれば、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の無反射膜が施されている一方の出射端からの出射光を第1及び第2の光導波路に入射し、分波合波領域において第3の光導波路に結合した光を波長選択反射手段に入射し、波長選択反射手段からの反射光を再び第3の光導波路に入射させ、分波合波領域において第1若しくは第2の光導波路に結合した光を2つの光増幅器に入射させ、反射器と2つの光増幅器の無反射膜が施されていない他方の出射端との間で共振器を構成すると共に反射器の角度を変化させることにより、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の出射光を利用できるのでレーザ発振する波長可変範囲を拡大することが可能になる。
また、請求項3及び請求項8の発明によれば、光ファイバに入射されるレーザ光は回折格子及び反射器で波長選択された光であるので自然放出光(ASE光)が除去された低ASE光レベルのレーザ光となる。光増幅器1、回折格子7及び反射器8の光学配置をリットマン配置にして、反射器8の回転中心の最適化を行うことにより、光増幅器1の光利得波長範囲でモードホップのない波長可変が可能になる。
また、請求項6及び請求項9の発明によれば、第3の光導波路の一方の出射端からの出射光を平行光にするスラブ光導波路に形成された導波路型レンズと、回転中心を中心に角度が可変な反射器と、導波路型レンズから入射された平行光を回折光として反射器に出射し、反射器からの反射光を導波路型レンズを介して第3の光導波路に入射させるスラブ光導波路に形成された回折格子領域とから波長選択反射手段を構成することにより、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の出射光を利用できるのでレーザ発振する波長可変範囲を拡大することが可能になる。また、光ファイバに入射されるレーザ光は回折格子領域及び反射器で波長選択された光であるので自然放出光(ASE光)が除去された低ASE光レベルのレーザ光となる。また、反射器以外はディスクリートの光学部品のレンズと回折格子を用いていないので、光軸調整が容易になり、光学系の小型化が可能なる。
また、請求項7及び請求項10の発明によれば、回転中心を中心に角度が可変な反射器と、第3の光導波路の一方の出射端からの出射光を平行光にすると共に平行光を回折光として反射器に出射し、反射器からの反射光を集光して第3の光導波路に入射させるスラブ光導波路に形成された回折格子領域とから波長選択反射手段を構成することにより、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の出射光を利用できるのでレーザ発振する波長可変範囲を拡大することが可能になる。また、光ファイバに入射されるレーザ光は回折格子領域及び反射器で波長選択された光であるので自然放出光(ASE光)が除去された低ASE光レベルのレーザ光となる。また、導波路型レンズの機能を回折格子領域に兼ね備えさせているので、光学系のより小型化が可能なる。
また、請求項11の発明によれば、第3の光導波路の他端に高反射膜を形成し、当該高反射膜と分波合波領域との間であって第3の光導波路上に弾性表面波型波長フィルタを設けることにより、広い波長範囲で高速な波長可変が可能になり、光学基板に出射する光がなくなるので光軸調整がほとんど必要なくなることになる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る外部共振器型波長可変光源の一実施例を示す構成ブロック図である。
図1において24は石英系材料、有機系材料若しくは半導体材料を用い分波合波領域を有する3つの光導波路が形成された光学基板、25は光学基板24上に形成され一方の出射端に無反射膜が施された半導体レーザを用いた光増幅器、26は光学基板24上に形成され一方の出射端に無反射膜が施され光増幅器25とは波長範囲の異なる半導体レーザを用いた光増幅器、27,29及び31はレンズ、28は光を決められた方向にのみ通過させる光アイソレータ、30は光ファイバ、32は波長選択素子である回折格子、33はミラー等の反射器である。また、32及び33は波長選択反射手段52を構成している。
また、図2は光学基板24の詳細を説明する説明図(平面図)である。図2において24,25、26、NR21及びNR22は図1と同一符号を付してあり、34,35及び36は光学基板24に形成された光導波路、37は或る結合効率で光が結合される分波合波領域である。
図2において、光学基板24には直線状の光導波路36が形成され、光導波路36の両側には光導波路34及び光導波路35が平行に形成されると共に光導波路34及び光導波路35の中間部分はそれぞれ光導波路36に近接して分波合波領域37を構成する。
図2中”NR21”に示すように光導波路34、光導波路35及び光導波路36の一端には無反射膜が施され、図2中”NR22”に示すように光導波路36の他端にも無反射膜が施される。光導波路34及び光導波路35の他端には光増幅器25及び光増幅器26の一方の出射端が接続されるように形成される。
また、光増幅器25及び光増幅器26において図2中”NR31”及び”NR32”に示す一方の出射端には無反射膜が施される。
一方、図1において図1中”NR22”に示す無反射膜が施された光導波路36の一端からの出射光はレンズ27により平行光となり、光アイソレータ28を透過する。光アイソレータ28の透過光はレンズ29によって集光されて光ファイバ30の一端に入射される。
図1中”NR21”に示す無反射膜が施された光導波路36の他端からの出射光はレンズ31によって平行光となり、回折格子32に入射される。回折格子32における回折光は反射器33に入射される。反射器33に入射された回折光の内、反射器33に垂直入射した回折格子からの回折光は、反射器33からの垂直反射光となって、回折格子32で回折されレンズ31によって集光されて無反射膜が施された光導波路36の他端に再び入射される。反射器33に垂直入射しない回折格子からの回折光は、異なった角度で反射されるので、回折格子32で回折されレンズ31によって集光されても無反射膜が施された光導波路36の他端に入射されない。
ここで、図1に示す実施例の動作を図3を用いて説明する。図3は光増幅器25及び光増幅器26の発振波長範囲と分波合波領域37の結合効率との関係を示す特性曲線図である。
光増幅器25及び光増幅器26は半導体レーザによって構成され、供給される駆動電流に応じて活性層のバンドギャップエネルギーに応じた波長領域の光を両端の出射端から出射する。但し、光増幅器25及び光増幅器26の発振波長範囲は図3中”WR41”及び”WR42”に示す通り互いに異なる発振波長範囲を有している。
光導波路34と光導波路36の結合効率は、光増幅器25の発振波長範囲”WR41”内で80%程度の結合効率を有しており、光増幅器26の発振波長範囲”WR42”内では結合効率が急激に低下している特性である。
その結果、光導波路34を伝播して分波合波領域37に到達した光増幅器25からの光は、図3中“CH41”に示す特性のように80%程度の結合効率で光導波路36に結合導され、光導波路36を伝播する。
一方、光導波路35と光導波路36の結合効率は、光増幅器26の発振波長範囲”WR42”内で80%程度の結合効率を有しており、光増幅器25の発振波長範囲”WR41”内では結合効率が急激に低下している特性である。
その結果、光導波路35を伝播して分波合波領域37に到達した光増幅器26からの光は、図3中“CH42”に示す特性のように80%程度の結合効率で光導波路36に結合導され、光導波路36を伝播する。
このように光導波路36を伝播する光増幅器25及び光増幅器26から出射した光は図1中”NR21”に示す無反射膜が施された光導波路36の他端から出射され、レンズ31によって平行光となり、波長選択反射手段52に入射、言い換えれば、波長選択反射手段52を構成する回折格子32に入射される。
回折格子32における回折光は反射器33に入射される。反射器33に入射された回折光の内、反射器33に垂直入射した回折格子からの回折光は、反射器33からの垂直反射光となって、回折格子32で回折されレンズ31によって集光されて無反射膜が施された光導波路36の他端に再び入射される。反射器33に垂直入射しない回折格子からの回折光は、異なった角度で反射されるので、回折格子32で回折されレンズ31によって集光されても無反射膜が施された光導波路36の他端に入射されない。
反射選択手段52からの反射光はレンズ31によって集光されて図1中“NR21”に示す無反射膜が施された光導波路36の他端に再び入射される。
光導波路36を伝播して分波合波領域37に到達した反射選択手段からの反射光の内、波長範囲WR41の光は、図3中“CH41”に示す特性のように80%程度の結合効率で光導波路34に結合され、光増幅器25に入射される。一方、光導波路35への結合効率は低下しているので、光導波路35を伝播して光増幅器26に入射する光は非常に少なくなる。
同様に光導波路36を伝播して分波合波領域37に到達した反射選択手段からの反射光の内、波長範囲WR42の光は、図3中“CH42”に示す特性のように80%程度の結合効率で光導波路35に結合され、光増幅器26に入射される。一方、光導波路34への結合効率は低下しているので、光導波路34を伝播して光増幅器25に入射する光は非常に少なくなる。
光導波路36から光増幅器25若しくは光増幅器26に入射した光は光増幅器25若しくは光増幅器26内を伝播すると共に無反射膜が施されていない他方の出射端の反射率で反射され、光増幅器25若しくは光増幅器26内を伝播して再び無反射膜が施された一方の出射端から出射されることになる。
このため、光増幅器25若しくは光増幅器26の無反射膜が施されていない他方の出射端を透過しない光は、反射器33と光増幅器25若しくは光増幅器26の無反射膜が施されていない他方の出射端との間で構成される共振器で共振してレーザ発振することになる。
一方、光導波路36を伝播して分波合波領域37において光導波路34若しくは光導波路35に結合されなかった光は、そのまま光導波路36を伝播して図1中”NR22”に示す無反射膜が施された光導波路36の他端から出射される。
このように光導波路36の他端から出射された光、レンズ27、光アイソレータ28及びレンズ29を介して光ファイバ30に入射され各種測定等に用いられる。
このような状態で、波長制御手段(図示せず)が回転中心を中心に反射器33の角度を変化させると、反射器33に垂直入射する回折格子32から反射される回折光の回折角度が変化するので、レーザ発振する波長が変化することになる。また、反射器33と光増幅器26の無反射膜が施されていない他方の出射端との間で構成される共振器の共振器長が変化するので、共振波長も変化することになる。
この結果、光増幅器25及び光増幅器26の無反射膜が施されている一方の出射端からの出射光を光導波路34及び光導波路35に入射し、分波合波領域37において光導波路36に結合した光を波長選択反射手段52に入射し、波長選択反射手段52からの反射光を再び光導波路36に入射させ、分波合波領域37において光導波路34若しくは光導波路35に結合した光を光増幅器25若しくは光増幅器26に入射させ、反射器33と光増幅器25及び光増幅器26の無反射膜が施されていない他方の出射端との間で共振器を構成すると共に反射器33の角度を変化させることにより、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の出射光を利用できるのでレーザ発振する波長可変範囲を拡大することが可能になる。
また、光ファイバ30に入射されるレーザ光は回折格子32及び反射器33で波長選択された光であるので自然放出光(ASE光)が除去された低ASE光レベルのレーザ光となる。
また、光増幅器1、回折格子7及び反射器8の光学配置をリットマン配置にして、反射器8の回転中心の最適化を行うことにより、光増幅器1の光利得波長範囲でモードホップのない波長可変が可能になる。
また、図4は本発明に係る外部共振器型波長可変光源の他の実施例を示す構成ブロック図である。
図4において27,28,29及び30は図1と同一符号を付してあり、38は石英系材料、有機系材料若しくは半導体材料を用い分波合波領域を有する3つの光導波路が形成された光学基板、39は光学基板38上に形成され一方の出射端に無反射膜が施された半導体レーザを用いた光増幅器、40は光学基板38上に形成され一方の出射端に無反射膜が施され光増幅器39とは波長範囲の異なる半導体レーザを用いた光増幅器である。
また、図5及び図6は光学基板38の詳細を説明する説明図(平面図及び側面図)である。図5及び図6において38,39,40及びNR51は図4と同一符号を付してあり、41,42及び43は光学基板38に形成された光導波路、44は或る結合効率で光が結合される分波合波領域、45はスラブ光導波路(平面光導波路)に形成されている導波路型レンズ、46はスラブ光導波路(平面光導波路)に形成された回折格子領域、47はミラー等の反射器である。また、46及び47は波長選択反射手段53を構成する。
図5において光学基板38には直線状の光導波路43が形成され、光導波路43の両側には光導波路41及び光導波路42が平行に形成されると共に光導波路41及び光導波路42の中間部分はそれぞれ光導波路43に近接して分波合波領域44を構成する。
図5中”NR51”に示すように光導波路43の一端に無反射膜が施され、光導波路41及び光導波路42の一端には光増幅器39及び光増幅器40の一方の出射端が接続されるように形成される。
また、光増幅器39及び光増幅器40において図5中”NR61”及び”NR62”に示す一方の出射端には無反射膜が施される。
一方、図4において図4中”NR51”に示す無反射膜が施された光導波路43の一端からの出射光はレンズ27により平行光となり、光アイソレータ28を透過する。光アイソレータ28の透過光はレンズ29によって集光されて光ファイバ30の一端に入射される。
光導波路43の他端からの出射光は光学基板38に形成されたスラブ光導波路(平面光導波路)を伝播し、スラブ光導波路(平面光導波路)に形成された導波路型レンズ45によって平面平行光となり、スラブ光導波路(平面光導波路)に形成された回折格子領域46に入射される。
回折格子領域46では入射光を波長に対応した角度でスラブ光導波路(平面光導波路)から光学基板38外に出射させ、当該出射光は光学基板38の外部に配置された反射器47に入射される。
反射器47に入射された回折光の内、反射器47に垂直入射した回折格子領域からの回折光は、反射器47らの垂直反射光となって、回折格子領域46で回折され導波路型レンズ45によって集光されて光導波路43の他端に再び入射される。反射器47に垂直入射しない回折格子領域からの回折光は、異なった角度で反射されるので、回折格子領域46で回折され導波路型レンズ45によって集光されても光導波路43の他端に入射されない。
ここで、図4に示す他の実施例の動作を図3を用いて説明する。図3においては各光増幅器39及び40の発振波長範囲と分波合波領域44の結合効率との関係を示す特性曲線図として読み替えて援用するものとする。
光増幅器39及び光増幅器40は半導体レーザによって構成され、供給される駆動電流に応じて活性層のバンドギャップエネルギーに応じた波長領域の光を両端の出射端から出射する。但し、光増幅器39及び光増幅器40の発振波長範囲は図3中”WR41”及び”WR42”に示す通り互いに異なる発振波長範囲を有しているものとする。
光導波路41と光導波路43の結合効率は、光増幅器39の発振波長範囲”WR41”内で80%程度の結合効率を有しており、光増幅器40の発振波長範囲”WR42”内では結合効率が急激に低下している特性である。
その結果、光導波路39を伝播して分波合波領域44に到達した光増幅器39からの光は、図3中“CH41”に示す特性のように80%程度の結合効率で光導波路43に結合導され、光導波路43を伝播する。
一方、光導波路42と光導波路43の結合効率は、光増幅器40の発振波長範囲”WR42”内で80%程度の結合効率を有しており、光増幅器39の発振波長範囲”WR41”内では結合効率が急激に低下している特性である。
その結果、光導波路42を伝播して分波合波領域44に到達した光増幅器40からの光は、図3中“CH42”に示す特性のように80%程度の結合効率で光導波路43に結合導され、光導波路43を伝播する。
このように光導波路43を伝播する光増幅器39及び光増幅器40から出射した光は光導波路43の一端から出射され、導波路型レンズ45によって平面平行光となり、回折格子領域46に入射される。
回折格子領域46における回折光は反射器47に入射され、回折格子領域46における回折光は反射器47に入射される。反射器47に入射された回折光の内、反射器47に垂直入射した回折格子からの回折光は、反射器47からの垂直反射光となって、回折格子領域46で回折され導波路型レンズ45によって集光されて光導波路43の他端に再び入射される。反射器47に垂直入射しない回折格子からの回折光は、異なった角度で反射されるので、回折格子領域46で回折され導波路型レンズ45によって集光されても光導波路43の他端に入射されない。
反射選択手段53からの反射光は導波路型レンズ45によって集光されて光導波路43の他端に再び入射される。
光導波路43を伝播して分波合波領域44に到達した反射選択手段からの反射光の内、波長範囲”WR41”の光は、図3中“CH41”に示す特性のように80%程度の結合効率で光導波路41に結合され、光増幅器39に入射される。一方、光導波路42への結合効率は低下しているので、光導波路42を伝播して光増幅器40に入射する光は非常に少なくなる。
同様に光導波路43を伝播して分波合波領域44に到達した反射選択手段からの反射光の内、波長範囲”WR42”の光は、図3中“CH42”に示す特性のように80%程度の結合効率で光導波路42に結合され、光増幅器40に入射される。一方、光導波路41への結合効率は低下しているので、光導波路41を伝播して光増幅器39に入射する光は非常に少なくなる。
光導波路43から光増幅器39若しくは光増幅器40に入射した光は光増幅器39若しくは光増幅器40内を伝播すると共に無反射膜が施されていない他方の出射端の反射率で反射され、光増幅器39若しくは光増幅器40内を伝播して再び無反射膜が施された一方の出射端から出射されることになる。
このため、光増幅器39若しくは光増幅器40の無反射膜が施されていない他方の出射端を透過しない光は、反射器47と光増幅器39若しくは光増幅器40の無反射膜が施されていない他方の出射端との間で構成される共振器で共振してレーザ発振することになる。
一方、光導波路43を伝播して分波合波領域44において光導波路41若しくは光導波路42に結合されなかった光は、そのまま光導波路43を伝播して図4中”NR51”に示す無反射膜が施された光導波路43の他端から出射される。
このように光導波路43の他端から出射された光は、レンズ27、光アイソレータ28及びレンズ29を介して光ファイバ30に入射され各種測定等に用いられる。
このような状態で、波長制御手段が図6中“RC71”に示すような回転中心を中心に図6中“RT71”に示すように反射器47の角度を変化させると、反射器47に垂直入射する回折格子領域46から出射される回折光の回折角度が変化するので、レーザ発振する波長が変化することになる。また、反射器47と光増幅器40の無反射膜が施されていない他方の出射端との間で構成される共振器の共振器長が変化するので、共振波長も変化することになる。
この結果、光増幅器39及び光増幅器40の無反射膜が施されている一方の出射端からの出射光を光導波路41及び光導波路42に入射し、分波合波領域44において光導波路43に結合した光を波長選択反射手段53に入射し、波長選択反射手段53からの反射光を再び光導波路43に入射させ、分波合波領域44において光導波路41若しくは光導波路42に結合した光を光増幅器39若しくは光増幅器40に入射させ、反射器47と光増幅器39及び光増幅器40の無反射膜が施されていない他方の出射端との間で共振器を構成すると共に反射器47の角度を変化させることにより、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の出射光を利用できるのでレーザ発振する波長可変範囲を拡大することが可能になる。
また、光ファイバ30に入射されるレーザ光は回折格子領域46及び反射器47で波長選択された光であるので自然放出光(ASE光)が除去された低ASE光レベルのレーザ光となる。
また、図1に示す実施例と比較して反射器47以外はディスクリートの光学部品のレンズ31と回折格子32を用いていないので、光軸調整が容易になり、光学系の小型化が可能なる。
また、図7は本発明に係る外部共振器型波長可変光源の他の実施例を示す構成ブロック図である。
図7において27,28,29,30,39及び40は図4と同一符号を付してあり、38aは石英系材料、有機系材料若しくは半導体材料を用い分波合波領域を有する3つの光導波路が形成された光学基板である。
また、図8は光学基板38aの詳細を説明する説明図(平面図)である。但し、反射器の位置関係は図6に示す説明図(側面図)と同様であるので説明はその説明は省略する。
図8において38a,39,40及びNR81は図7と同一符号を、41,42,43,44,NR61及びNR62は図5と同一符号を、47は図6と同一符号をそれぞれ付してあり、48はスラブ光導波路(平面光導波路)に形成されている導波路型レンズ機能を有する回折格子領域である。また、47及び48は波長選択反射手段54(図示せず。)を構成する。
図8において光学基板38aには直線状の光導波路43が形成され、光導波路43の両側には光導波路41及び光導波路42が平行に形成されると共に光導波路41及び光導波路42の中間部分はそれぞれ光導波路43に近接して分波合波領域44を構成する。
図8中”NR81”に示すように光導波路43の一端に無反射膜が施され、光導波路41及び光導波路42の一端には光増幅器39及び光増幅器40の一方の出射端が接続されるように形成される。
また、光増幅器39及び光増幅器40において図8中”NR61”及び”NR62”に示す一方の出射端には無反射膜が施される。
一方、図7において図7中”NR81”に示す無反射膜が施された光導波路43の一端からの出射光はレンズ27により平行光となり、光アイソレータ28を透過する。光アイソレータ28の透過光はレンズ29によって集光されて光ファイバ30の一端に入射される。
光導波路43の他端からの出射光は光学基板38aに形成されたスラブ光導波路(平面光導波路)を伝播し、スラブ光導波路(平面光導波路)に形成された回折格子領域48の導波路型レンズ機能によって平面平行光となる。
回折格子領域48では入射光を波長に対応した角度でスラブ光導波路(平面光導波路)から光学基板38a外に出射させ、当該出射光は光学基板38の外部に配置された反射器47に入射される。
反射器47に入射された回折光の内、反射器47に垂直入射した回折格子からの回折光は、反射器47からの垂直反射光となって、回折格子領域48で回折され回折格子領域48の導波路型レンズ機能によって集光されて光導波路43の他端に再び入射される。反射器33に垂直入射しない回折格子からの回折光は、異なった角度で反射されるので、回折格子47で回折され回折格子領域48の導波路型レンズ機能によって集光されても光導波路43の他端に入射されない。
ここで、図7に示す他の実施例の動作を図3を用いて説明する。図3においては光増幅器39及び光増幅器40の発振波長範囲と分波合波領域44の結合効率との関係を示す特性曲線図として読み替えて援用するものとする。
光増幅器39及び光増幅器40は半導体レーザによって構成され、供給される駆動電流に応じて活性層のバンドギャップエネルギーに応じた波長領域の光を両端の出射端から出射する。但し、光増幅器39及び光増幅器40の発振波長範囲は図3中”WR41”及び”WR42”に示す通り互いに異なる発振波長範囲を有しているものとする。
光導波路41と光導波路43の結合効率は、光増幅器39の発振波長範囲”WR41”内で80%程度の結合効率を有しており、光増幅器40の発振波長範囲”WR42”内では結合効率が急激に低下している特性である。
その結果、光導波路41を伝播して分波合波領域44に到達した光増幅器39からの光は、図3中“CH41”に示す特性のように80%程度の結合効率で光導波路43に結合導され、光導波路43を伝播する。
一方、光導波路42と光導波路43の結合効率は、光増幅器40の発振波長範囲”WR42”内で80%程度の結合効率を有しており、光増幅器39の発振波長範囲”WR41”内では結合効率が急激に低下している特性である。
その結果、光導波路42を伝播して分波合波領域44に到達した光増幅器40からの光は、図3中“CH42”に示す特性のように80%程度の結合効率で光導波路43に結合導され、光導波路43を伝播する。
このように光導波路43を伝播する光増幅器39及び光増幅器40から出射した光は光導波路43の一端から出射され、回折格子領域48の導波路型レンズ機能によって平面平行光となる。
回折格子領域48における回折光は反射器47に入射される。反射器47に入射された回折光の内、反射器47に垂直入射した回折格子からの回折光は、反射器47からの垂直反射光となって、回折格子47で回折され回折格子領域48の導波路型レンズ機能によって集光されて導波路43の他端に再び入射される。反射器47に垂直入射しない回折格子領域からの回折光は、異なった角度で反射されるので、回折格子領域48で回折され回折格子領域48の導波路型レンズ機能によって集光されても光導波路43の他端に入射されない。
光導波路43を伝播して分波合波領域44に到達した光は、図3中”CH41”若しくは”CH42”に示す特性のように80%程度の結合効率で光導波路41若しくは光導波路42に結合され、光導波路41若しくは光導波路42を伝播して光増幅器39若しくは光増幅器40に入射される。
反射選択手段53からの反射光は回折格子領域48の導波路型レンズ機能によって集光されて光導波路43の他端に再び入射される。
光導波路43を伝播して分波合波領域44に到達した反射選択手段からの反射光の内、波長範囲”WR41”の光は、図3中“CH41”に示す特性のように80%程度の結合効率で光導波路41に結合され、光増幅器39に入射される。一方、光導波路42への結合効率は低下しているので、光導波路42を伝播して光増幅器40に入射する光は非常に少なくなる。
同様に光導波路43を伝播して分波合波領域44に到達した反射選択手段からの反射光の内、波長範囲”WR42”の光は、図3中“CH42”に示す特性のように80%程度の結合効率で光導波路42に結合され、光増幅器40に入射される。一方、光導波路41への結合効率は低下しているので、光導波路41を伝播して光増幅器39に入射する光は非常に少なくなる。
このため、光増幅器39若しくは光増幅器40の無反射膜が施されていない他方の出射端を透過しない光は、反射器47と光増幅器39若しくは光増幅器40の無反射膜が施されていない他方の出射端との間で構成される共振器で共振してレーザ発振することになる。
一方、光導波路43を伝播して分波合波領域44において光導波路41若しくは光導波路42に結合されなかった光は、そのまま光導波路43を伝播して図7中”NR81”に示す無反射膜が施された光導波路43の他端から出射される。
このように光導波路43の他端から出射された光は、レンズ27、光アイソレータ28及びレンズ29を介して光ファイバ30に入射され各種測定等に用いられる。
このような状態で、波長制御手段(図示せず)が回転中心を中心に反射器47の角度を変化させると、反射器47に垂直入射する回折格子領域48から出射される回折光の回折角度が変化するので、レーザ発振する波長が変化することになる。また、反射器47と光増幅器40の無反射膜が施されていない他方の出射端との間で構成される共振器の共振器長が変化するので、共振波長も変化することになる。
この結果、光増幅器39及び光増幅器40の無反射膜が施されている一方の出射端からの出射光を光導波路41及び光導波路42に入射し、分波合波領域44において光導波路43に結合した光を波長選択反射手段54に入射し、波長選択反射手段54からの反射光を再び光導波路43に入射させ、分波合波領域44において光導波路41若しくは光導波路42に結合した光を光増幅器39若しくは光増幅器40に入射させ、反射器47と光増幅器39及び光増幅器40の無反射膜が施されていない他方の出射端との間で共振器を構成すると共に反射器47の角度を変化させることにより、波長範囲のそれぞれ異なる2つの光増幅器の出射光を利用できるのでレーザ発振する波長可変範囲を拡大することが可能になる。
また、光ファイバ30に入射されるレーザ光は回折格子領域48及び反射器47で波長選択された光であるので自然放出光(ASE光)が除去された低ASE光レベルのレーザ光となる。
また、図4に示す実施例と比較して導波路型レンズ45の機能を回折格子領域48に兼ね備えさせているので、光学系のより小型化が可能なる。
なお、波長選択反射手段の他の構成としては「特開2000−261086」に記載されているように、中央の光導波路43を光学基板38の他端まで延長して、当該他端に高反射膜を形成し、当該高反射膜と分波合波領域44との間であって光導波路43上に弾性表面波型波長フィルタを設けても構わない。
この場合には、広い波長範囲で高速な波長可変が可能になり、光学基板に出射する光がなくなるので光軸調整がほとんど必要なくなることになる。
また、弾性表面波型波長フィルタとしては、音響光学波長可変フィルタ(AOTF:Acousto-Optic Tunable Filter)を用いることができる。
また、波長選択反射手段としては、従来技術で用いられているバンドパスフィルタと反射器を用いた構成であっても構わない。
また、出力光ファイバ30からの反射戻り光の影響が軽微な場合には、レンズ27、光アイソレータ28及びレンズ29は不要であり、光導波路43の他端に直接光ファイバ30を結合する構造であっても構わない。
ちなみに、光導波路43の他端に直接光ファイバ30を結合する方法としては、V溝構造を用いた周知の技術を用いることができる。
この場合には、更なる小型化が可能になると共に出力光側のパッシブアライメント(無調芯固定)が可能になる。
また、図1等に示す実施例では1つの光学基板上に3つの光導波路及び2つの光増幅器がそれぞれ形成されている構造が例示されているが、勿論、この構造に限定されるわけではない。
また、図1等に示す実施例では1つの光学基板上に平面的に、中央部分に直線状の第3の光導波路が形成され、第3の光導波路の両側には第1及び第2の光導波路が平行に形成されると共に第1及び第2の導波路の中間部分はそれぞれ第3の光導波路に近接して分波合波領域を構成するように例示しているが、勿論、この構造に限定されるわけではない。
本発明に係る外部共振器型波長可変光源の一実施例を示す構成ブロック図である。 光学基板の詳細を説明する説明図(平面図)である。 各光増幅器の発振波長範囲と分波合波領域の結合効率との関係を示す特性曲線図である。 本発明に係る外部共振器型波長可変光源の他の実施例を示す構成ブロック図である。 光学基板の詳細を説明する説明図(平面図)である。 光学基板の詳細を説明する説明図(側面図)である。 本発明に係る外部共振器型波長可変光源の他の実施例を示す構成ブロック図である。 光学基板の詳細を説明する説明図(平面図)である。 従来の外部共振器型波長可変光源の一例を示す構成ブロック図である。 従来の外部共振器型波長可変光源の他の一例を示す構成ブロック図である。
符号の説明
1,12,25,26,39,40 光増幅器
2,4,6,13,15,17,22,27,29,31 レンズ
3,14,21,28 光アイソレータ
5,16,23,30 光ファイバ
7,19,32 回折格子
8,20,33,47 反射器
9 回転制御手段
10 回転駆動手段
11 光増幅器駆動手段
18 ビームスプリッタ
24,38,38a 光学基板
34,35,36,41,42,43 光導波路
37,44 分波合波領域
45 導波路型レンズ
46,48 回折格子領域
50 波長制御手段
51,52,53,54 波長選択反射手段

Claims (11)

  1. 光増幅器と光増幅器の外部に配置された波長選択反射手段によって波長を変化させる外部共振器型波長可変光源において、
    一方の出射端に無反射膜が施され波長範囲のそれぞれ異なる第1及び第2の光増幅器と、
    これら第1及び第2の光増幅器の無反射膜が施された一方の出射端からの出射光がそれぞれ入射される第1及び第2の光導波路と、
    これらの第1及び第2の光導波路を伝播する光が分波合波領域により結合される第3の光導波路と、
    この第3の光導波路の無反射膜が施された一方の出射端からの出射光を平行光にするレンズと、
    このレンズからの出射光が入射されると共に反射光を前記レンズを介して前記第3の光導波路の無反射膜が施された一方の出射端に入射させる波長選択反射手段と、
    前記第3の光導波路の無反射膜が施された他方の出射端からの出射光が一端に入射され他端から出射光を出力する光ファイバと
    を備えたことを特徴とする外部共振器型波長可変光源。
  2. 光増幅器と光増幅器の外部に配置された波長選択反射手段によって波長を変化させる外部共振器型波長可変光源において、
    一方の出射端に無反射膜が施され波長範囲のそれぞれ異なる第1及び第2の光増幅器と、
    これら第1及び第2の光増幅器の無反射膜が施された一方の出射端からの出射光がそれぞれ入射される第1及び第2の光導波路と、
    これらの第1及び第2の光導波路を伝播する光が分波合波領域により結合される第3の光導波路と、
    この第3の光導波路の無反射膜が施された一方の出射端からの出射光を平行光にする第1のレンズと、
    この第1のレンズからの出射光が入射されると共に反射光を前記第1のレンズを介して前記第3の光導波路の無反射膜が施された一方の出射端に入射させる波長選択反射手段と、
    前記第3の光導波路の無反射膜が施された他方の出射端からの出射光を平行光にする第2のレンズと、
    この第2のレンズからの平行光が入射される光アイソレータと、
    この光アイソレータの出射光を集光する第3のレンズと、
    この第3のレンズの出射光が一端に入射され他端から出射光を出力する光ファイバと
    を備えたことを特徴とする外部共振器型波長可変光源。
  3. 前記波長選択反射手段が、
    回転中心を中心に角度が可変な反射器と、
    入射された前記平行光を回折光として前記反射器に出射し、前記反射器からの反射光を前記レンズ若しくは前記第1のレンズを介して前記第3の光導波路の無反射膜が施された一方の出射端に入射させる回折格子とから構成されたことを特徴とする
    請求項1若しくは請求項2記載の外部共振器型波長可変光源。
  4. 光増幅器と光増幅器の外部に配置された波長選択反射手段によって波長を変化させる外部共振器型波長可変光源において、
    一方の出射端に無反射膜が施され波長範囲のそれぞれ異なる第1及び第2の光増幅器と、
    これら第1及び第2の光増幅器の無反射膜が施された一方の出射端からの出射光がそれぞれ入射される第1及び第2の光導波路と、
    これらの第1及び第2の光導波路を伝播する光が分波合波領域により結合される第3の光導波路と、
    この第3の光導波路の一方の出射端からの出射光が入射されると共に反射光を前記第3の光導波路の一方の出射端に入射させる波長選択反射手段と、
    前記第3の光導波路の無反射膜が施された他方の出射端からの出射光が一端に入射され他端から出射光を出力する光ファイバと
    を備えたことを特徴とする外部共振器型波長可変光源。
  5. 光増幅器と光増幅器の外部に配置された波長選択反射手段によって波長を変化させる外部共振器型波長可変光源において、
    一方の出射端に無反射膜が施され波長範囲のそれぞれ異なる第1及び第2の光増幅器と、
    これら第1及び第2の光増幅器の無反射膜が施された一方の出射端からの出射光がそれぞれ入射される第1及び第2の光導波路と、
    これらの第1及び第2の光導波路を伝播する光が分波合波領域により結合される第3の光導波路と、
    この第3の光導波路の一方の出射端からの出射光が入射されると共に反射光を前記第3の光導波路の一方の出射端に入射させる波長選択反射手段と、
    前記第3の光導波路の無反射膜が施された他方の出射端からの出射光を平行光にする第1のレンズと、
    この第1のレンズからの平行光が入射される光アイソレータと、
    この光アイソレータの出射光を集光する第2のレンズと、
    この第2のレンズの出射光が一端に入射され他端から出射光を出力する光ファイバと
    を備えたことを特徴とする外部共振器型波長可変光源。
  6. 前記波長選択反射手段が、
    前記第3の光導波路からの出射光を平面平行光にするスラブ光導波路に形成された導波路型レンズと、
    回転中心を中心に角度が可変な反射器と、
    前記導波路型レンズから入射された前記平面平行光を回折光として前記反射器に出射し、前記反射器からの反射光を前記導波路型レンズを介して前記第3の光導波路に入射させるスラブ光導波路に形成された回折格子領域とから構成されたことを特徴とする
    請求項4若しくは請求項5記載の外部共振器型波長可変光源。
  7. 前記波長選択反射手段が、
    回転中心を中心に角度が可変な反射器と、
    前記第3の光導波路からの出射光を平面平行光にすると共に前記平面平行光を回折光として前記反射器に出射し、前記反射器からの反射光を集光して前記第3の光導波路に入射させるスラブ光導波路に形成された回折格子領域とから構成されたことを特徴とする
    請求項4若しくは請求項5記載の外部共振器型波長可変光源。
  8. 光学基板上に形成された前記第3の光導波路と、
    前記光学基板上であって前記第3の光導波路の両側に平行に形成されると共に中間部分がそれぞれ前記第3の光導波路に近接して前記分波合波領域を構成する前記第1及び第2の光導波路とを備えたことを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の外部共振器型波長可変光源。
  9. 光学基板上に形成された前記第3の光導波路と、
    前記光学基板上であって前記第3の光導波路の両側に平行に形成されると共に中間部分がそれぞれ前記第3の光導波路に近接して前記分波合波領域を構成する前記第1及び第2の光導波路と、
    前記光学基板上であってスラブ光導波路に形成された前記導波路型レンズ及び前記回折格子領域とを備えたことを特徴とする
    請求項6記載の外部共振器型波長可変光源。
  10. 光学基板上に形成された前記第3の光導波路と、
    前記光学基板上であって前記第3の光導波路の両側に平行に形成されると共に中間部分がそれぞれ前記第3の光導波路に近接して前記分波合波領域を構成する前記第1及び第2の光導波路と、
    前記光学基板上であってスラブ光導波路に形成された前記回折格子領域とを備えたことを特徴とする
    請求項7記載の外部共振器型波長可変光源。
  11. 光増幅器と光増幅器の外部に配置された波長選択反射手段によって波長を変化させる外部共振器型波長可変光源において、
    一方の出射端に無反射膜が施され波長範囲のそれぞれ異なる第1及び第2の光増幅器と、
    これら第1及び第2の光増幅器の無反射膜が施された一方の出射端からの出射光がそれぞれ入射される第1及び第2の光導波路と、
    これらの第1及び第2の光導波路を伝播する光が分波合波領域により結合される一端に高反射膜が施された第3の光導波路と、
    この第3の光導波路の高反射膜が施された一端から前記分波合波領域との間に設けられた弾性表面波型波長フィルタと、
    前記第3の光導波路の無反射膜が施された他方の出射端からの出射光が一端に入射され他端から出射光を出力する光ファイバと
    を備えたことを特徴とする外部共振器型波長可変光源。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011001571A1 (ja) * 2009-06-29 2011-01-06 日本電気株式会社 波長可変レーザ光源、及びその駆動方法
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