JP2005137210A - 茶類と長命草の調製物又は抽出物を含む組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長命草と茶類の持つ優れた作用を組み合わせ、その相乗効果として高い健康効果を発揮しうる組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】 茶類(特に緑茶)の葉又は茎を粉砕、揉捻、発酵、乾燥させて茶調製物とし、さらに該茶調製物を溶媒で抽出することにより茶抽出物を得、一方長命草の根又は葉を粉砕、乾燥させて長命草調製物とし、さらに該長命草調製物を溶媒で抽出するか又は水蒸気蒸留等で精油を採取するなどして長命草抽出物を得、これら茶調製物又は茶抽出物と長命草調製物又は長命草抽出物とを混合して得られる組成物を、飲料又は飲料用茶葉として、あるいは種々の食品に配合して利用する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、茶類の調製物又は抽出物と、長命草の調製物又は抽出物とを含む組成物に関する。詳しくは、本発明は、緑茶や発酵茶等と長命草とをブレンドした健康茶などの、茶類と長命草との組み合わせからなる健康効果の高い飲料や食品に関する。
長命草は、関東地方以西からフィルピンに分布し、特に与那国島など八重山諸島に多く自生していることが知られる野草であって、以前から葉や根が健康維持の食物として食されてきた。海辺の向陽地などに生えるセリ科の常緑多年草で、葉がボタンに似ているところから、和名を「ボタンボウフウ」といい、八重山地方では「サクナ」、与那国島では「グンナ」と呼ばれることもある。特に、根などを煎じて服用すると、疲労回復、滋養強壮などに効果があるといわれている。
また、長命草は、皮膚や粘膜への刺激緩和作用を有することが知られており、化粧料や皮膚外用剤としての利用が提案されている(特開2003−155246、特開2003−137745、特開2003−12445等)。さらに、長命草の抽出物を食品添加物として用いるなど、加工食品への応用も提案されている(特開2003−26694、特開2001−224330等)。
しかしながら、このような様々な利用法が提案されてはいるものの、長命草のもつ優れた作用に基づく潜在的可能性を十分に発揮し尽くしたと言うまでには至っておらず、さらに多様な利用法の開発が強く望まれている。
一方、緑茶、紅茶等の茶類は、脂質吸収阻害力、消臭力、抗酸化力等に優れたカテキン類を高濃度に含んでおり、消臭作用、抗酸化作用、活性酵素抑制作用等を有する上に、膵臓よりの脂肪消化酵素、リパーゼを阻害する働きが高く、肥満防止にも効果があると言われている。
本発明者は先に、かかる茶類のなかで「カメリア・シネンシス」と呼ばれる種が、さらに活性酸素消去作用を有する成分をも含んでおり、「カメリア・シネンシス」の抽出物等を活性酸素消去剤として用いることにより、活性酸素が関与しているとされる炎症、疾患、老化等の予防や改善に役立てることができることを見いだし、飲料の他、化粧料、浴用剤、洗浄剤等に利用することを提案した(特開平9−104633)。また、カメリア・シネンシスの有効成分はテアフラビン類を含み、血糖降下作用や血小板凝集抑制作用等を有することがわかってきている。
このように、茶類の利用形態は多岐にわたっており、日々新しい発見がなされているが、長命草との組み合わせ及びそれによる効果は知られていない。
特開2003−155246 特開2003−137745 特開2003−012445 特開2003−026694 特開2001−224330 特開平9−104633
本発明は、長命草と茶類の持つ優れた作用を組み合わせ、その相乗効果として高い健康効果を発揮しうる組成物を提供することを課題とする。
本発明者は、鋭意検討した結果、長命草の調製物又は抽出物と茶葉の調製物又は抽出物とを組み合わせることにより、各々単独では得られない優れた薬効があることを見いだし、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の(1)〜(7)に示す組成物を提供する。
(1)茶類の調製物又は抽出物と、長命草の調製物又は抽出物とを含む組成物。
(2)前記茶類が緑茶であることを特徴とする、(1)記載の組成物。
(3)茶類の抽出物が、茶類の葉又は茎を溶剤で抽出して得られるものである、(1)又は(2)記載の組成物。
(4)長命草の調製物が、長命草の根又は葉を粉砕して得られるものである、(1)〜(3)のいずれかに記載の組成物。
(5)長命草の抽出物が、長命草の根又は葉を溶剤で抽出して得られるものである、(1)〜(3)のいずれかに記載の組成物。
(6)前記組成物が、茶類の調製物と長命草の調製物とを含む飲料用茶葉である、(1)〜(5)のいずれかに記載の組成物。
(7)前記組成物が、茶類の抽出物と長命草の抽出物とを含む飲料である、(1)〜(5)のいずれかに記載の組成物。
本発明の組成物は、長命草と茶類の持つ優れた作用を組み合わせ、その相乗効果として高い健康効果を発揮しうる。すなわち、茶(特に緑茶)に長命草をブレンドすることによって、茶の色が変わることなく味がマイルドになり、旨みが増し、飲みやすくなる。また、長命草のもつ精力増進効果、血流促進効果、免疫力向上効果、あるいは喘息、アレルギー、リウマチ、高血圧、動脈硬化、神経痛などに対する抑制・緩和効果などが加わり、優れた健康効果の高い茶飲料、茶食品が得られる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
本発明の組成物は、茶類の調製物又は抽出物と長命草の調製物又は抽出物とを含む。
(1)茶類
本発明における茶類は、広くツバキ科の茶(Thea sinensis)に属する植物全般を意味する。このような茶類には、摘み取った茶葉をそのまま用いた生茶葉や、前記生茶葉を加工したもので一般に市販されている緑茶、ウーロン茶等の半発酵茶、紅茶等の発酵茶が挙げられ、さらにそれらを培煎したもの、顆粒状または粉末状に加工したものなどのいわゆる加工茶葉を用いることもできる。
また、本発明の茶類として「カメリア・シネンシス」を用いることもできる。カメリア・シネンシスは、アフリカ東部ケニア地方原産の品種であって、無農薬栽培により得られるハーブ茶の一種であり、アイボリティーとも呼ばれている。カメリア・シネンシスは、原産地から輸出されており、日本国内でも容易に入手することができる。
本発明で用いる茶類としてより好ましいものは半発酵茶であり、特に好ましいものは緑茶である。
(i)茶類の調製物
本発明の茶類の調製物(以下、「茶調製物」という)は、茶類の葉、茎、根等の任意の部位から有効成分を取り出しやすい状態に処理したものであり、例えばこれら任意の部位を乾燥させたもの、及びさらにそれを細かく切り刻んだりすりつぶしたりして、顆粒状、粉末状にしたものであってもよい。
生茶葉の調製工程は主として、茶葉の摘み取り工程、洗浄工程、及び乾燥工程からなる。摘み取り工程では、春から秋にかけて原料である茶葉を摘み取る。この場合、茶葉の大きさや一番摘み、二番摘み等に限定する必要はない。
洗浄工程では、前記摘み取り工程で摘み取られた茶葉を水槽の中に投入して水洗いをし、ごみ等の異物を除去する。乾燥工程では、前記洗浄工程で洗浄された茶葉を乾燥させる。乾燥方法は、天日乾燥、加熱乾燥のいずれでもよい。加熱乾燥の場合は、60〜80℃での乾燥機による熱風乾燥が好ましい。また、例えば回転ドラム内に茶葉を投入して回転加熱乾燥する方法でもよい。このような乾燥工程を経て得られる茶調製物が生茶葉である。この生茶葉は、後述する茶抽出物の抽出工程に直接用い、これから直接茶成分を抽出することもできる。
緑茶、ウーロン茶等の半発酵茶や紅茶等の発酵茶の調製工程は、主として茶類の葉又は茎を粉砕して揉捻する揉捻工程と、前記揉捻工程で得られる揉捻物を発酵させる発酵工程とからなる。揉捻工程では、茶類の葉または茎、好ましくは葉を採取して数時間〜数日天日干し等により水分を蒸発させたものを、細胞を破壊して酸化酵素を働かせるために、圧を加えながら揉む。次いで、発酵工程において、揉まれた葉を発酵床の上で高湿度の下、通常20〜30℃程度に保持して発酵させる。
この揉捻工程と発酵工程の条件は、茶類の種類に応じて適宜選ぶことができる。例えば紅茶の製法のように十分発酵させるためには、揉捻工程と発酵工程を比較的長時間行うのがよい。あるいはウーロン茶の製法のように、軽く揉捻して部分的に発酵させるだけに止めることもできる。この発酵した葉を、その後70〜80℃程度に加熱したかまどに入れて発酵を止め、天日等で乾燥させることにより、茶調製物が得られる。本発明の茶類として「カメリア・シネンシス」を用いる場合も、上述した揉捻工程と発酵工程とを含む方法により茶調製物を得ることができる。
なお、茶調製物の調製方法は、上述した方法に限定されるものではなく、従来公知の種々の方法を用いることができる。
(ii)茶類の抽出物
茶類の抽出物(以下、「茶抽出物」という)を得る方法は特に限定されないが、たとえば、上述した茶調製物を用いて、以下に示すような抽出工程、濃縮工程、転溶工程、及び留去工程を経ることにより得ることができる。抽出工程では、茶調製物全量に対し10〜30倍量の溶媒を用いて茶成分を抽出し、茶成分抽出溶液を得る。前記溶媒としては、水またはアルコール(メタノール等)を用いる。
溶媒として水を用いる場合、水温は特に限定はなく、例えば10〜100℃の範囲で抽出可能である。抽出時間は温度によっても異なるが、例えば30〜40℃程度のときは10分〜1時間程度、より好ましくは15分〜30分程度で十分抽出される。また、沸騰した水(100℃)中であれば、好ましくは0.5〜10分、より好ましくは0.5〜5分程度沸騰させれば十分抽出される。
次いで、前記抽出工程で得られた茶成分抽出溶液を濃縮する(濃縮工程)。この濃縮工程においては、前記茶成分抽出溶液を減圧蒸留にて固形分が10〜20%位になるまで濃縮する。さらに、前記濃縮工程で濃縮された茶成分濃縮抽出溶液に、該茶成分濃縮抽出溶液と同量〜倍量の有機溶剤(メチルイソブチルケトン、酢酸エチル等)を投入して転溶し、カテキン類等を含有する茶抽出物を有機溶剤側に抽出する(転溶工程)。
次に、前記転溶工程にて転溶された茶抽出物を含む有機溶液から有機溶剤を除去する(留去工程)。この留去工程では、前記茶抽出物を含有する有機溶液を減圧蒸留にて留去する。このようにして本発明の茶抽出物が得られる。なお、本発明においては、抽出工程で得られる茶成分抽出溶液、又は濃縮工程で得られる濃縮された茶成分濃縮抽出溶液を、茶抽出物としてそのまま使用することもできる。なお、茶抽出物は、上記工程により得られるものから水分及び溶媒を除去した重量を純分換算量とする。
前記留去工程で得られた茶抽出物は、噴霧乾燥(スプレードライ)、若しくは凍結乾燥(フリーズドライ)して利用しやすい粉末状、顆粒状、粒状等の固形物とすることもできる。噴霧乾燥及び凍結乾燥の具体的方法については、従来公知の条件を適宜採用することができる。噴霧乾燥工程では、有機溶剤を除去した茶抽出物を水で溶解(固形分20〜50%)し、然る後噴霧乾燥(スプレードライ)を行う。このときの乾燥機の好ましい設温度は、入口温度200℃、出口温度100℃程度である。
なお、前記各工程を経て得られた茶抽出物は、65〜90%のカテキン類を含んでいる(酒石酸鉄発色法で定量)。カテキン類は、優れた脂質吸収阻害力、消臭力、抗酸化力等を有している。前記カテキン類には、エピカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキン、エピガロカテキンガレートがあるが、前記各工程を経て得られた茶抽出物は、それらの中でも作用効果が最も強いといわれているエピガロカテキンガレートを40〜60%含んでいる。
(2)長命草
本発明において用いられる長命草は、セリ科のPeucedanum(カワラボウフウ)属の植物「ボタンボウフウ」(Peucedanum japonicum)である。日本では八重山諸島に多く分布しており、海岸の断崖や珊瑚石灰岩でできた岩場などに多く自生している。鎮咳、鎮静、利尿、強壮等に用いられる。
(i)長命草の調製物
長命草の調製物(以下、「長命草調製物」という)は、茶類の調製工程と同様に、採取工程、洗浄工程、及び乾燥工程を経ることにより得られる。長命草の根、茎、又は葉をそのまま使用しても良いが、ささがきゴボウのように薄くそいだもの、あるいは細かく刻むなどして粉砕したものを用いることもできる。また、乾燥工程は任意の段階で行うことができ、予め粉砕したものを天日乾燥、加熱乾燥(熱風乾燥、回転加熱乾燥等)を行って乾燥して使用しても、乾燥した後粉砕して使用してもよい。より好ましくは、長命草の根又は葉を用いる。
(ii)長命草の抽出物(以下、「長命草抽出物」という)は、長命草調製物を溶媒で抽出して得られる。溶媒としては、水、メタノール、エタノール、アセトン、n−ブタノール、ヘキサン、酢酸エチル、ジエチルエーテル、ジメチルエーテル、クロロホルム、アセトニトリルなどを単独又は組み合わせて用いることができる。
なお、溶媒による抽出条件は特に制限されるものではないが、通常は常温及び加熱抽出が好ましい。抽出後は濾過及び濃縮乾燥して、溶液状、ペースト状、粉末状として用いても良い。更に、必要に応じて脱臭、脱色等の精製処理を加えても良い。
また、長命草抽出物は、長命草の根、葉等から直接精油を採取することによっても得られる。精油の製造法としては、長命草の根等を浸した水を直火若しくは蒸気により加熱して精油を水蒸気とともに取り出す水蒸留法、また、蒸留釜に仕込んだ原料に水蒸気を吹き込んで水蒸気蒸留して精油を水蒸気に随伴させ、その後冷却分離して精油を採取する水蒸気蒸留法(直接的水蒸気蒸留法)、更に、格子の上に原料を置き、その下から水蒸気を通して原料と水蒸気とを接触させて精油を水蒸気に随伴させて蒸留し、冷却分離して精油を採取する水蒸気蒸留法(間接的水蒸気蒸留法)があるが、いずれの方法でも良い。
本発明においては、上述した方法で得られる長命草抽出物のいずれを使用してもよい。なお、本発明における長命草抽出物の重量とは、上記工程により得られるものから水分及び溶媒を除去した重量とする。
長命草の抽出物には、クマリン、ベルガプテン等のクマリン誘導体やラクトン誘導体などが含まれる。
(3)本発明の組成物
本発明の組成物は、上記茶調製物又は抽出物と長命草調製物又は長命草抽出物とを含むものであれば、その形態に制限はないが、具体的には、飲料又は食品が挙げられ、さらには浴用剤、洗浄剤等としてもよい。
飲料の場合、前記茶抽出物と長命草抽出物の混合物をそのまま、または水などで薄めてジュースやドリンク剤等として用いることができる。更に、前記混合物の濃縮品、噴霧乾燥等によって粉末状にした粉末茶、凍結乾燥したインスタント茶等として利用することができる。その場合、たとえば粉末茶やインスタント茶にお湯を注いで飲むことができる。
また、例えば前記茶調製物と長命草調製物の混合物を飲料用茶葉としてそのまま用いることもできる。その場合、一般的な日本茶や紅茶の用に、茶調製物と長命草調製物との混合茶葉に湯を注いで飲むことができる。
本発明の組成物を食品として利用する場合は、種々の食品へ、その食品が通常用いられている任意成分と共に配合することができる。例えば、ケーキ、ビスケット、キャンディー、等のお菓子類、パンなどの主食や健康食品、ダイエット食品等に配合することもできる。また、本発明の組成物を、それらに添加するための食品添加剤、改質剤等として使用することもできる。
本発明の組成物を浴用剤に配合する場合は、前記茶調製物と長命草調製物の混合物を直接浴槽に浸けて有効成分が抽出されるようにする方法や、前記茶抽出物と長命草抽出物の混合物を液状又は濃縮乾固等により固体としたものを配合する方法を採用してもよい。
本発明の組成物を洗浄剤に配合する場合は、例えば台所用洗剤、洗濯洗剤、シャンプー、リンス、石鹸等に、本発明の組成物を直接、若しくは抽出物の混合物を液状又は濃縮乾固等により固体としたものを配合することができる。
尚、本発明の組成物を上記飲料、食品、浴用剤、洗浄剤等として利用する場合、本発明の茶調製物又は茶抽出物と長命草調製物又は長命草抽出物の他に、用途に応じて必要な他の成分が配合されていてもよい。例えば、茶調製物として緑茶を使用して飲料用茶葉とする場合、ルイボスティーの名で知られるアスパラサス・リネアリス(豆科に属する針葉樹;南アフリカセダルバーグ地方原産)等、他種の茶葉又は茎などを加工したものを、本発明の組成物に配合して混合茶葉とすることもできる。また、桑の葉など、抽出物等を飲料として用いることができるような他の植物の調製物又は抽出物を、さらに組み合わせてもよい。
本発明の組成物における茶調製物又は茶抽出物と、長命草調製物又は長命草抽出物との比率は特に限定されず、組成物の形態及び用途に応じて適宜選択しうる。例えば、飲料として使用する場合、該飲料中における茶抽出物と長命草抽出物との比率(重量比)は、好ましくは茶抽出物:長命草抽出物=1:9〜9:1程度の範囲から選択することができる。
また、飲料用茶葉として使用する場合、該飲料用茶葉中における茶調製物と長命草調製物との比率(重量比)は、、好ましくは茶調製物:長命草調製物=1:9〜9:1程度の範囲から選択することができる。
本発明の組成物は、このような茶類のカテキン類やテアフラビン類などが有する血糖降下作用や血小板凝集抑制作用、活性酸素消去作用等と、長命草の持つ精力増進効果、血流促進効果、免疫力向上効果等がが相互に影響を及ぼし合って相乗効果を発揮することにより、各々単独で摂取した場合に比べて格段に優れた滋養強壮効果、高血圧改善効果、血流促進効果、若返り効果等を発揮することができる。しかも、長命草をブレンドすることにより、特に緑茶の場合はほのかな甘味が加わり、緑茶の苦みに抹茶のような旨味と風味が加わり、緑茶の変色を招くことなくマイルドなおいしさをもつ飲料が得られる。
本発明の組成物は、長命草と茶類の持つ優れた作用を組み合わせ、その相乗効果として高い健康効果を発揮しうる。すなわち、茶に長命草をブレンドすることによって、緑茶の色が変わることなく味がマイルドになり、旨みが増し、飲みやすくなる。また、茶類のカテキン類やテアフラビン類などが有する血糖降下作用や血小板凝集抑制作用、活性酸素消去作用等と、長命草の持つ精力増進効果、血流促進効果、免疫力向上効果等が相互に影響を及ぼし合って相乗効果を発揮することにより、各々単独で摂取した場合に比べて格段に優れた滋養強壮効果、高血圧改善効果、血流促進効果、若返り効果、あるいは喘息、アレルギー、リウマチ、高血圧、動脈硬化、神経痛などに対する抑制・緩和効果などが発揮され、優れた健康効果の高い茶飲料、茶食品が得られる。

Claims (7)

  1. 茶類の調製物又は抽出物と、長命草の調製物又は抽出物とを含む組成物。
  2. 前記茶類が緑茶であることを特徴とする、請求項1記載の組成物。
  3. 茶類の抽出物が、茶類の葉又は茎を溶剤で抽出して得られるものである、請求項1又は2記載の組成物。
  4. 長命草の調製物が、長命草の根又は葉を粉砕して得られるものである、請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. 長命草の抽出物が、長命草の根又は葉を溶剤で抽出して得られるものである、請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
  6. 前記組成物が、茶類の調製物と長命草の調製物とを含む飲料用茶葉である、請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  7. 前記組成物が、茶類の抽出物と長命草の抽出物とを含む飲料である、請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。



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