JP2005136654A - カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ブラケット撮影によって得られた画像の比較および画像データの整理を容易にする。
【解決手段】 光学像を光電変換することによって画像データを生成する撮像手段と、記録媒体内に画像データを保管するためのフォルダを作成するフォルダ作成手段と、フォルダ作成手段によって作成されたフォルダ内に、撮像手段によって生成された画像データを記録する記録手段と、フォルダ内における画像データの記録可能枚数を判定する判定手段とを有し、撮影条件を変化させながら複数の画像データを生成する撮影モードが設定可能なカメラにおいて、フォルダ作成手段は、判定手段が前記撮影モードでの撮影によって得られた複数の画像データを1つのフォルダ内に記録できないと判定したときに、他のフォルダを作成し、記録手段は、複数の画像データを他のフォルダ内へ記録させる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、撮像手段の撮像感度を変化させる事で同一の露光条件から異なる撮像データを得る事ができるブラケット機能を有する電子カメラに関するものである。
銀塩フィルムを用いるスチルカメラでは、夕暮れのシーンや高反射率の被写体が部分的に存在するなど、適正な露出の決定が困難な場合には、同一シーンの露出をわずかに変えながら複数コマ撮影し、その中から適正な露出のコマを選択する、いわゆるオートブラケット撮影が行われる。
撮影デバイスとして、CCDなどを用いる電子カメラを利用する場合でも、露出に関する事情は同じであり、適正でない露光量で撮影を行うと暗い画像や、逆に明るすぎる画像しか得られないので、露出決定の難しいシーンでは、銀塩カメラと同様オートブラケティング撮影を行うことになる。
このようなブラケット撮影によって得られた画像は、一連の画像を比較する事によって最適な画像を選択するのが一般的である。
従来の銀塩カメラにおいては、ブラケット撮影の結果がフィルムに記録されるため、ブラケット撮影結果がバラバラになって撮影結果の比較出来なくなる事はない。また、ブラケット撮影途中でフィルムがなくなったとしても、以後の撮影は出来ないため、ブラケット撮影の結果がバラバラになってしまって、撮影結果の比較が出来なくなるといった事が起きなかった。
電子カメラにおいては、通常、着脱可能なメモリ内部にフォルダを作成し、その中に所定枚数(画像データ数)を記録出来るようにしてある。フォルダ内に記録出来る枚数を制限する理由は、メモリ手段に大きな容量を使った場合、無制限に記録出来るようにすると撮影データの整理が面倒になるからである。
従来、ブラケット撮影機能を有するカメラにおいて、ブラケット撮影が選択され実行されると、必ず新規にフォルダを作成し、ブラケット撮影が終了すると更に新規フォルダを作成し、次の撮影のデータを記録していくものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−78260号公報
しかしながら、特許文献1で提案されている方法では、ブラケット撮影が実行される度に新たなフォルダがメモリ内に作成されるため、フォルダの数が増えすぎてかえって画像データの比較、整理がやりにくくなると言った弊害があった。
本発明の課題とするところは、ブラケット撮影機能を有する電子カメラにおいて、撮影後のブラケット撮影の比較、そして撮影画像データ全般の整理がしやすい電子カメラを提供する事にある。
上記目的を達成するために本発明は、光学像を光電変換することによって画像データを生成する撮像手段と、記録媒体内に画像データを保管するためのフォルダを作成するフォルダ作成手段と、該フォルダ作成手段によって作成されたフォルダ内に、前記撮像手段によって生成された画像データを記録する記録手段と、前記フォルダ内における画像データの記録可能枚数を判定する判定手段とを有し、撮影条件を変化させながら複数の画像データを生成する撮影モードが設定可能なカメラにおいて、前記フォルダ作成手段は、前記判定手段が前記撮影モードでの撮影によって得られた複数の画像データを1つのフォルダ内に記録できないと判定したときに、他のフォルダを作成し、前記記録手段は、前記複数の画像データを前記他のフォルダ内へ記録させることを特徴とする。
また、撮像手段と、着脱可能な記録手段と、前記記録手段の中に画像データを保管するフォルダを作成するフォルダ作成手段と、前記フォルダ内の記録可能枚数を判定するフォルダ残枚数判定手段と、段階的に露出を変化させ複数コマの撮影を行うAEB撮影手段または段階的に撮像感度を変化させて複数コマの撮影を行うISOブラケット撮影手段またはホワイトバランス補正値を段階的に変化させ複数コマの撮影を行うホワイトバランスブラケット撮影手段を有する電子カメラにおいて、AEB撮影手段またはISOブラケット撮影手段またはホワイトバランスブラケット撮影手段によって得られた一連の画像データを単一のフォルダ内に記録出来ないと前記残枚数判定手段が判定した時には、前記フォルダ作成手段によって新規フォルダを作成すると共に、一連のブラケット撮影画像データを前記新規フォルダ内へ記録する事を特徴とする。
上記構成とする事で、ブラケット撮影時にメモリ内のフォルダに新たな画像データが書き込めない場合、新たなフォルダを作成し、そこに一連のブラケット撮影画像データを書き込むようにする事が出来る。
本発明によれば、撮像手段と、着脱可能な記録手段と、前記記録手段の中に画像データを保管するフォルダを作成するフォルダ作成手段と、前記フォルダ内の記録可能枚数を判定するフォルダ残枚数判定手段と、複数コマの撮影を行うAEB撮影手段またはISOブラケット撮影手段またはホワイトバランスブラケット撮影手段を有する電子カメラにおいて、AEB撮影手段またはISOブラケット撮影手段またはホワイトバランスブラケット撮影手段によって得られた一連の画像データを単一のフォルダ内に記録出来ないと前記残枚数判定手段が判定した時には、前記フォルダ作成手段によって新規フォルダを作成すると共に、一連のブラケット撮影画像データを前記新規フォルダ内へ記録する事を特徴とするカメラとしている。
これにより、ブラケット撮影途中にフォルダに書き込み出来なくなってしまった場合でも、新規フォルダを作成し、かつ作成した新規フォルダに一連のブラケット撮影の画像データをひとつにまとめて記録するようにしたので、ブラケット撮影結果の比較がとても行いやすい電子カメラとする事が出来る。また、ブラケット撮影をしただけではメモリ内のフォルダが増えないので、フォルダ数増加による撮影画像データの整理のしやすさを損なう事がない。
以下、本発明の実施例について説明する。
以下本発明に係る電子カメラの実施例1を説明する。
図1は、本発明に係る実施例における一眼レフタイプ電子カメラの外観上面図、図2は、本発明に係る実施例における一眼レフタイプ電子カメラの外観背面図、図3は、本発明に係る実施例における一眼レフタイプ電子カメラの制御系の構成を示すブロック図、図4(a)、(b)、(c)、(b’)、(c’)、(d’)は、ISOブラケット設定時における一眼レフタイプ電子カメラのLCDモニター装置の表示例を示す説明図である。
図5は本発明に係る実施例における一眼レフタイプ電子カメラのISOブラケット設定動作を示すフローチャート、図6は本発明に係る実施例における一眼レフタイプ電子カメラのAEBブラケット設定動作を示すフローチャート、図7は、本発明に係る実施例における一眼レフタイプ電子カメラのブラケットの撮影シーケンスを示すフローチャート、図8は、図7のステップS305、322の撮影処理の詳細を示すフローチャートである。
図9は本発明の実施例におけるブラケット関連画像を異なるフォルダに分散する事なくひとつのフォルダに記録する処理を説明するためのフローチャートである。図10はAEBブラケット設定時における一眼レフタイプ電子カメラのLCDモニター装置の表示例を示す説明図である。図11は、ホワイトバランスブラケット時のデジタル一眼レフカメラの動作を示すフローチャート図。図12はホワイトバランスブラケット設定時のデジタル一眼レフカメラのLCDモニターの表示例を示す図である。
以下、本発明の実施例を一眼レフタイプ電子カメラの実施例により詳しく説明する。尚、本実施例では、記録手段として着脱可能な記録装置を用いているが、本発明は、これに限らず、記録装置を内蔵する形で同様に実施することができる。
図1及び図2には、本発明の実施例である“一眼レフタイプ電子カメラ”を示している。図1は、本発明の実施例による一眼レフタイプの電子カメラの構成を示す外観上面図、図2は同電子カメラの構成を示す外観背面図である。
各図において、100はカメラ本体、111はファインダー観察用の接眼窓である。図1及び図2において、112はAE(自動露出)ロックボタン、113はAF(オートフォーカス)の測距点選択ボタンである。
114は撮影操作をするためのレリーズボタンであり、第1ストロークでSW1がONし、第2ストロークでSW2がONする構成となっている。
115は第1の操作手段であるメイン電子ダイヤルで、例えば90°位相のずれた2ビットの信号をマイクロコンピュータ1に送ることにより、回転方向と回転クリック数が検出される。
この回転方向と回転クリック数を検出することで、他の操作釦と併用して、カメラに数値を入力したり、撮影モードを切り換えたりすることが可能となる。尚、この情報設定方法は、特開昭58−63922号や特開昭60−103331号において公知であるので、詳しい説明は省略する。
図1及び図2において、117は撮影モード選択ボタン、118はAFモード選択ボタン、119は測光モード選択ボタンで、調光補正ボタンも兼ねている。例えば、撮影モード選択ボタン117を押しながらメイン電子ダイヤル115を回転させると、Tv優先→Av優先→マニアル→プログラム→Tv優先→Av優先→マニアル→プログラム…と変更され、撮影者の意図するモードに設定することができる。
また、メイン電子ダイヤル115を逆回転させた時は、プログラム→マニアル→Av優先→Tv優先→プログラム→…とモードは変更される。また、撮影モード選択ボタン117と電子ダイヤル115によりTv優先がモードとして設定されている場合には、メイン電子ダイヤル115を回転させることにより撮影者の希望するTv値を設定することができる。この時、後述するダイヤル分解能設定SWを選択・設定することにより、ダイヤル回転1クリック当たりの変化量を変更する事ができる。
また、撮影モード選択ボタン117とメイン電子ダイヤル115によりAv優先がモードとして設定されている場合には、メイン電子ダイヤル115を回転させることにより撮影者の希望とするAv値を設定することができる。この時、後述するダイヤル分解能設定SWを選択・設定することにより、ダイヤル回転1クリック当たりの変化量を変更する事ができる。
また、AFモード選択ボタン118と測光モード選択ボタン119を同時に押すことで、ISO値の設定やISOブラケットの設定ができるISOブラケット設定モードが選択される。尚、ISOブラケット設定モードに関しては、後に詳述する。
126はカメラの連写モードを設定するSW(ドライブモードSW)であり、測光モード選択ボタン119を同時に押すことで、AEBの設定ができるAEB設定モードが選択される。尚、AEB設定モードに関しては、後に詳述する。
図2及び図3において、120は撮影された画像を表示する表示手段としてのLCDモニター装置(液晶表示器)である。
図2において、121はLCDモニター装置120をオン/オフするためのモニタースイッチである。本実施例によるLCDモニター装置120は透過形であるため、LCDモニター装置の駆動だけでは、画像を視認することはできず、必ずその裏面には不図示のバックライト照明装置が必要である。またLCDモニター装置内部には、ホワイトバランス情報表示部201が設けられている。ホワイトバランス情報表示部201についてホワイトバランス設定について説明するところで表示例を用いて説明する。
図1及び図2において、116はメイン電子ダイヤル115と同様の機能を備えた、第2の操作手段であるサブ電子ダイヤルである。撮影モード選択ボタン117とメイン電子ダイヤル115によりマニュアルモードが設定された時には、絞り値の入力設定、プログラムモード(P)・シャッター優先モード(Tv)・絞り優先モード(Av)においては測光した適正露出に対し、カメラの制御露光量を変更する露出補正量の入力設定を行うものである。
図2において、122はこのサブ電子ダイヤル116による入力機能をロックするダイヤルロックスイッチ、123は本電子カメラの全ての動作を禁止するメインスイッチである。
125は、前記メイン電子ダイヤル115及びサブ電子ダイヤル116を使ってシャッタースピード、絞り値、露出補正量、ブラケット補正量などを設定する時の各ダイヤル1クリック当たりの変化量、即ちダイヤル分解能を設定するダイヤル分解能設定SW(設定値分解能変更手段)である。図2で示した位置にある時は、ダイヤル分解能が「1/2段」に設定されている。左側にSWが設定された時は「1/3段」に設定される。
124はLCDモニター装置120に画像を表示する際や、カメラの初期設定の際にモードを選択するためのメニューボタンで、各モードを選択する時は、このメニューボタン124を押しながらサブ電子ダイヤル116を回転して希望のモードを選択する。希望のモードが選択された時、メニューボタン124を離すと選択・設定が完了する。
127はホワイトバランス設定を変更するためのボタンである。このボタンを押した状態で、サブ電子ダイヤル116を回転すると予め決められている色温度(日中日陰、曇り、晴天下など)条件の中からホワイトバランス条件を選択する事が出来る。また、ホワイトバランス設定ボタン127とメニューボタン124を同時に押した状態でサブ電子ダイヤル116を操作する事でホワイトバランスブラケットモードの設定を行う事が出来る。
140は撮影条件等を表示する外部表示機能を備えた液晶表示装置よりなる外部液晶表示装置である。
撮影レンズ200は、カメラ本体100に対して、不図示の本体マウントを介して交換可能である。
図3は、本発明の実施例である“一眼レフタイプ電子カメラ”の制御系の構成を示すブロック図である。
図3において、1はカメラ本体に内蔵された制御手段であるところのマイクロコンピュータの中央処理装置(以下、MPUと記す)である。MPU1には、AF駆動回路12,絞り駆動回路13,ミラー駆動回路14,焦点検出回路16,シャッター駆動回路17,映像信号処理回路11,スイッチセンス回路21,測光回路23、液晶表示駆動回路24が接続されている。MPU1は各要素,上記回路を予め定めた順序でシーケンシャルに制御する。また、MPU1は、メモリ手段内のフォルダに画像データが書き込み可能かどうか判定するフォルダ残容量判定手段であり、残容量が足りない場合に新規フォルダを作成するフォルダ作成手段である。
200は撮影レンズであり、12はAF(オートフォーカス)駆動回路で、例えば、ステッピングモータによって構成され、MPU1の制御によって撮影レンズ200内のフォーカスレンズ位置を変化させることによりCCD7にピントを合わせる。
絞り駆動回路13は、例えば、オートアイリスなどによって構成され、MPU1の制御によって絞り2を変化させて光学的な絞り値を変化させる。
メインミラー4は、撮影レンズ200により結像される被写体像を、ペンタプリズム(ペンタゴナルダハプリズム)3へ導くと共に、その一部を透過させ、後述するサブミラー5を通して焦点検出センサー15へ導くためのものである。そして、ミラー駆動回路14により、ファインダーにて被写体像を観察可能な位置と、撮影時に被写体光束の光路から退避する退避位置とを可動自在に構成されている。
5はメインミラー4の一部を透過した被写体光を反射させて、焦点検出センサー15へ被写体像を導くためのサブミラーである。このサブミラー5は、前記メインミラー4、又は、前記メインミラー4のミラー駆動回路14と連動し、前記メインミラー4がファインダーにて被写体像を観察可能な位置にあるときには、焦点検出センサー15へ被写体光を導く位置に、また、撮影時には被写体光束の光路から退避する退避位置に可動自在に構成されている。
ミラー駆動回路14は、例えばDCモータとギヤトレインなどから構成され、MPU1の制御によってメインミラー4やサブミラー5を駆動させる。
ペンタプリズム(ペンタゴナルダハプリズム)3は、メインミラー4によって導かれた被写体像を正立正像に変換反射する光学部材である。
撮影レンズ200を通過した被写体光束は、絞り2を通過して、メインミラー4で反射され、ペンタプリズム3に導かれ、接眼窓111で被写体像を観察する。
更には測光センサー22へも導かれる。また、メインミラー4を透過した光束はサブミラー5で反射され、CCD7面とほぼ等価な位置におかれた焦点検出センサー15の検出面上で再結像される。
その光像は、電気的なイメージ信号に変換されて焦点検出回路16に供給される。焦点検出回路16はMPU1の信号に従い、焦点検出センサー15の蓄積制御と読み出し制御を行って、画素情報をMPU1へ出力する。
MPU1は焦点検出回路16からの被写体像のイメージ信号に基づいて、周知の位相差検出法による焦点検出演算を行い、撮影レンズ200による結像面とフィルム面等の予定結像面との差、即ち、デフォーカス量及びデフォーカス方向を求める。
そして、MPU1は算出したデフォーカス量及びデフォーカス方向に基づいて、AF駆動回路12を介して撮影レンズ200内のフォーカスレンズ位置を変化させ合焦位置まで駆動する。
6は機械シャッター装置で、ファインダー観察時には被写体光束を遮り、撮像時にはレリーズ信号に応じて被写体光束の光路から退避して露光を開始させる先羽根群6a(図示略)と、ファインダー観察時には被写体光束の光路から退避していると共に、撮像時には先羽根群6aの走行開始後、所定のタイミングで被写体光束を遮光する後羽根群6b(図示略)とを有するフォーカルプレーンシャッターである。機械シャッター装置6はMPU1の指令を受けたシャッター駆動回路17によって制御される。
本実施例においては、先羽根群6aと後羽根群6bの両方とを有している場合について説明しているが、遮蔽部材を一つだけとして露光を開始する時は被写体光束の光路から退避し、撮影が終了後再び被写体光束の光路を遮蔽する位置まで戻るような構成としても構わない。
7は撮影レンズ200により結像された被写体像を撮像して電気信号に変換する固体撮像素子である。固体撮像素子は、公知の2次元形撮像デバイスであるCCDが用いられている。撮像デバイスには、CCD形、MOS形、CID形、CPD形など様々な形態があり、何れの形態の撮像デバイスを採用しても良いが、本実施例においては、光電変換素子(フォトセンサ)が2次元的に配列され、各センサーで蓄積された信号電荷が垂直転送路、及び、水平転送路を介して出力されるインターライン形CCD撮像素子が採用されている。
8はクランプ/CDS(相関二重サンプリング)回路で、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うと共に、クランプレベルの変更も可能である。
9はAGC(自動利得調整装置)で、A/D変換する前の基本的なアナログ処理を行うと共に、AGC基本レベルの変更も可能である。尚、AGC基本レベルは、後述するISOの設定に対応した値で行う。つまり、ISOの値が変更されると、AGCの基本レベルが変更されることになる。
10はA/D変換器で、アナログのCCD7出力信号をデジタル信号に変換する。尚、CCD7,クランプ/CDS回路8,AGC9,A/D変換器10、CCD駆動回路(図示略)とから撮像手段を構成している。
11は映像信号処理回路で、デジタル化されたCCD7の画像データに、ガンマー/ニー処理、フィルター処理、モニター表示用の情報合成処理など、ハードウエアによる画像処理全般を担当する。
この映像信号処理回路11からのモニター表示用の画像データは、LCD駆動回路25を介してLCDモニター装置120に表示される。これらの機能の切り換えは、MPU1とのデータ交換により行われ、必要に応じてCCD7の出力信号のホワイトバランス情報をMPU1に出力可能であり、その情報を基にMPU1はホワイトバランス調整やゲイン調整を行う。
また、MPU1の指示により、何もせずにメモリコントローラ26を通じて、バッファメモリ27に画像データを保存することも可能である。また、映像信号処理回路11は、JPEGなどの圧縮処理を行う機能も有している。
また、連写の場合は、一旦、バッファメモリ27に画像データを格納し、処理時間が掛かる場合にメモリコントローラ26を通して未処理の画像データを読み出し、映像信号処理回路11で画像処理や圧縮処理を行い、連写スピードを稼ぐ構成となっている。
連写枚数は、バッファメモリ27の容量に大きく左右される。
メモリコントローラ26では、映像信号処理回路11から入力された未処理のデジタル画像データをバッファメモリ27に格納し、処理済みのデジタル画像をメモリ28に格納したり、逆にバッファメモリ27やメモリ28から画像データを映像信号処理回路11に出力したりする。
また、メモリコントローラ26は、外部インターフェース29から送られてくる映像をメモリ28に記憶することや、メモリ28に記憶されている画像を外部インターフェース29から出力可能である。尚、メモリ28は、カメラ本体に対して着脱可能に構成されている。
21はスイッチセンス回路で、各スイッチの操作状態に応じて各部を制御する。114aはレリーズボタン114の第1ストロークによりオンするスイッチSW1である。114bは、レリーズボタン114の第2ストロークによりオンするスイッチSW2である。スイッチSW2がオンされるとレリーズ操作が開始される。
また、メイン電子ダイヤル115,サブ電子ダイヤル116,撮影モード選択ボタン117、AFモード選択ボタン118、測光モード選択ボタン119、ダイヤル分解能設定SW125が接続されていて、各ボタン/SWの状態をMPU1へ送信する。
ダイヤル分解能設定SW125が、「1/2」側に設定されている時は(図2に示す状態)、メイン電子ダイヤル115、サブ電子ダイヤル116を回転させる際の1クリック当たりの変化量を1/2段に設定する。「1/3」側に設定されている時は、メイン電子ダイヤル115、サブ電子ダイヤル116を回転させる際の1クリック当たりの変化量を1/3段に設定する。分解能が変更させられるパラメータは、シャッタースピード、絞り値、露出補正量、ブラケット補正量である。
ISO感度設定値、即ちISOブラケット撮影モードにおける基準値は、銀塩フィルムに存在しないISO感度が表示される事で、ユーザーの混乱を招かないように、ダイヤル分解能設定SW125の位置に関係なく「1/3段」ステップとなっている。
23は測光回路で、画面内の各エリアの輝度信号として、測光センサー22からの出力をMPU1に出力する。MPU1は輝度信号をA/D変換し、撮影時の露出を算出する。
24は液晶表示駆動回路で、MPU1の表示内容命令に従って、外部液晶表示装置140やファインダー内液晶表示器30を駆動する。また、液晶表示駆動回路24は、MPU1の指示により特定のセグメントを点滅表示状態にすることが可能である。31は電源部で、各IC(集積回路)や駆動系に必要な電源を供給する。
次に、図4乃至図5を用いて、ISOブラケット撮影の設定方法について説明する。
ISOブラケット撮影とは、露光時間は変えずに(シャッタースピードや、絞り値を変化させずに)撮像素子の撮影感度値(撮像素子から出力される画像信号のゲイン調整値)を変化させてブラケット撮影することである。
図5のステップS100において、AFモード選択ボタン(SW)118とAEモード選択ボタン(SW)119の両方が、ONしたか否かを判別する。ONされたと判別されたならば、ステップS101へ移行し、ISOブラケット設定モードになる。この時、外部液晶表示装置140は、図4(a)、(b)、(c)、(b’)、(c’)、(d’)に示す表示となる。
図4は、外部液晶表示装置140の表示画面を示しており、表示画面の下方に示されるドット表示は、そのブラケット補正量(ゲイン調整量)でブラケット撮影を行うことを表している。つまり、本実施例では、異なる3つのブラケット補正量(ゲイン調整量)でゲイン調整が行われることを示している。
図4において、図4(a)は初期の状態を示している。後に詳述する操作が行われると、図4(b)もしくは図4(b’)以降の表示に変化していく。
140aは設定されているISOの値、即ちISOブラケット撮影モードにおける基準値を示している。140bはISOのブラケット補正量(ゲイン調整量)をドットにて示し、1ドット1/3段を表している。ダイヤル分解能設定SW125が1/3側に設定されている時は、1ドット単位で変化する。ダイヤル分解能設定SW125が1/2側に設定されている時、ブラケット補正量(ゲイン調整量)が1/2段ステップで変化する事になるが、1/2段の位置をドットで表す場合、1/2段の設定値の両側にあるドット二つを表示させて行っている。1段(±1、±2、±3等)毎の位置をドットで示す時は、対応する位置のドット一つで示している。140cはブラケット補正量(ゲイン調整量)を7セグメント表示にて示している。
図5に戻って、ステップS102,ステップS104では、それぞれメイン電子ダイヤル115とサブ電子ダイヤル116の入力を判別する。入力がされない時にはステップS109へ移行する。
ステップS102において、メイン電子ダイヤル115の入力が確認されると、ステップS103にて、ISOの値を変更する。
この時の図4における140aの表示は、初期値の値がISO200ならば、メイン電子ダイヤル115が1クリック回転される毎に、200→250→320→400・・・1600まで1/3段づつ画像信号のゲイン調整値が増加していく。また、逆回転方向に操作されると、1600→1250→1000→800・・・→200と画像信号のゲイン調整値が1/3づつ減少していく。これはダイヤル分解能設定SW125の位置に拘らず1/3毎の変化となっている。
図5に戻って、ステップS104にてサブ電子ダイヤル116の入力が確認されると、ステップS105にて、ダイヤル分解能設定SW125の位置を確認し、ダイヤル分解能設定SW125が1/3段側に設定されていた場合、ステップS107にて1クリック当たりのゲイン調整の変化量を1/3EVとし、補正量を決定する。
この時の図4における140bの表示は、初期状態である図4(a)の状態から、サブ電子ダイヤル116が1クリック回転される毎に、1ドットづつ変化していく。図4(b)は、サブ電子ダイヤル116が初期状態図4(a)から1クリック操作されたときのドットの状態を示し、図4(c)はサブ電子ダイヤル116が初期状態から、2クリック操作された状態を示している。
また、サブ電子ダイヤル116を逆方向に回転させると、図4(c)の状態から図4(b)→図4(a)の状態へ1ドットづつ逆に変化していく。
140cの表示もドットの表示に対応して、サブ電子ダイヤル116が1クリック回転される毎に、0.0→0.3→0.7→・・・→3.0まで1/3段づつ変化していく。また、逆方向へ回転させると、3.0→2.7→2.3→・・・→0.0と変化していく。
ステップS105にて、ダイヤル分解能設定SW125の位置を確認し、ダイヤル分解能設定SW125が1/2段側に設定されていた場合、ステップS106にて1クリック当たりのゲイン調整の変化量を1/2EVとし、補正量を決定する。
この時の図4における140bの表示は、初期状態である図4(a)の状態から、サブ電子ダイヤル116が1クリック回転される毎に、1ドットづつ変化していく。図4(b’)は、サブ電子ダイヤル116が初期状態図4(a)から1クリック操作されたときのドットの状態を示し、図4(c’)は、サブ電子ダイヤル116が初期状態から、2クリック操作された状態を示している。図4(d’)は、サブ電子ダイヤル116が初期状態から、3クリック操作された状態を示している。
また、サブ電子ダイヤル116を逆方向に回転させると、図4(d’)の状態から図4(c’)→図4(b’)→図4(a)の状態へ1ドットづつ逆に変化していく。
140cの表示もドットの表示に対応して、サブ電子ダイヤル116が1クリック回転される毎に、0.0→0.5→1.0→・・・→3.0まで1/2段づつ変化していく。また、逆方向へ回転させると、3.0→2.5→2.0→・・・→0.0と変化していく。
図5に戻って、ステップS106にてISOブラケットの補正が行われると、ステップS108にて、ISOブラケットのフラグを設定し、変数N=0をMPU1内のメモリに記憶して、ステップS109へ移行する。このフラグが設定されると後述するISOブラケット撮影が行われる。つまりは、ISO設定モードにてサブ電子ダイヤル116が操作され、ブラケット補正量が設定されると、ISOブラケット撮影が行われることになる。
ステップS109では、AFモード選択ボタン(SW)118・AEモード選択ボタン(SW)119がOFFしたか否かを判別し、OFFしていない場合には、以上説明した操作を繰り返し、OFFされたと判別された時には、ISOブラケット設定モードを終了する。
次に、図6、図10を用いて、AEBブラケット撮影の設定方法について説明する。AEBブラケット撮影とは、シャッタースピードと絞り値のどちらか一方、またはを両方を変化させてブラケット撮影することである。
図6のステップS200において、ドライブモード選択ボタン(SW)126とAEモード選択ボタン(SW)119の両方が、ONしたか否かを判別する。ONされたと判別されたならば、ステップS201へ移行し、ISOブラケット設定モードになる。この時、外部液晶表示装置140は、図10(a)、(b)、(c)、(b’)、(c’)、(d’)に示す表示となる。
図10は、外部液晶表示装置140の表示画面を示しており、表示画面の下方に示されるドット表示は、そのブラケット補正量でブラケット撮影を行うことを表している。つまり、本実施例では、異なる3つのブラケット補正量で撮影が行われることを示している。本図において、撮影モードはプログラムに設定されている状態のものを用いて説明を行う。
図10において、図10(a)は初期の状態を示している。後に詳述する操作が行われると、図10(b)もしくは図10(b’)以降の表示に変化していく。
140bはISOのブラケット補正量(ゲイン調整量)をドットにて示し、1ドット1/3段を表している。ダイヤル分解能設定SW125が1/3側に設定されている時は、1ドット単位で変化する。ダイヤル分解能設定SW125が1/2側に設定されている時、ブラケット補正量(ゲイン調整量)が1/2段ステップで変化する事になるが、1/2段の位置をドットで表す場合、1/2段の設定値の両側にあるドット二つを表示させて行っている。1段(±1、±2、±3等)毎の位置をドットで示す時は、対応する位置のドット一つで示している。140cはブラケット補正量を7セグメント表示にて示している。
図6に戻って、ステップS202では、サブ電子ダイヤル116の入力を判別する。入力がされない時にはステップS207へ移行する。
図6に戻って、ステップS202にてサブ電子ダイヤル116の入力が確認されると、ステップS203にて、ダイヤル分解能設定SW125の位置を確認し、ダイヤル分解能設定SW125が1/3段側に設定されていた場合、ステップS107にて1クリック当たりのゲイン調整の変化量を1/3EVとし、補正量を決定する。
この時の図10における140bの表示は、初期状態である図10(a)の状態から、サブ電子ダイヤル116が1クリック回転される毎に、1ドットづつ変化していく。図10(b)は、サブ電子ダイヤル116が初期状態図10(a)から1クリック操作されたときのドットの状態を示し、図10(c)はサブ電子ダイヤル116が初期状態から、2クリック操作された状態を示している。
また、サブ電子ダイヤル116を逆方向に回転させると、図10(c)の状態から図10(b)→図4(a)の状態へ1ドットづつ逆に変化していく。
140cの表示もドットの表示に対応して、サブ電子ダイヤル116が1クリック回転される毎に、0.0→0.3→0.7→・・・→3.0まで1/3段づつ変化していく。また、逆方向へ回転させると、3.0→2.7→2.3→・・・→0.0と変化していく。
ステップS203にて、ダイヤル分解能設定SW125の位置を確認し、ダイヤル分解能設定SW125が1/2段側に設定されていた場合、ステップS106にて1クリック当たりのゲイン調整の変化量を1/2EVとし、補正量を決定する。
この時の図10における140bの表示は、初期状態である図10(a)の状態から、サブ電子ダイヤル116が1クリック回転される毎に、1ドットづつ変化していく。図10(b’)は、サブ電子ダイヤル116が初期状態図10(a)から1クリック操作されたときのドットの状態を示し、図10(c’)は、サブ電子ダイヤル116が初期状態から、2クリック操作された状態を示している。図10(d’)は、サブ電子ダイヤル116が初期状態から、3クリック操作された状態を示している。
また、サブ電子ダイヤル116を逆方向に回転させると、図10(d’)の状態から図10(c’)→図10(b’)→図10(a)の状態へ1ドットづつ逆に変化していく。
140cの表示もドットの表示に対応して、サブ電子ダイヤル116が1クリック回転される毎に、0.0→0.5→1.0→・・・→3.0まで1/2段づつ変化していく。また、逆方向へ回転させると、3.0→2.5→2.0→・・・→0.0と変化していく。
図6に戻って、ステップS204にてAEBブラケットの補正が行われると、ステップS206にて、AEBブラケットのフラグを設定し、変数N=0をMPU1内のメモリに記憶して、ステップS207へ移行する。このフラグが設定されると後述するAEBブラケット撮影が行われる。つまりは、AEBブラケット設定モードにてサブ電子ダイヤル116が操作され、ブラケット補正量が設定されると、AEBブラケット撮影が行われることになる。
ステップS207では、ドライブモード選択ボタン(SW)126・AEモード選択ボタン(SW)119がOFFしたか否かを判別し、OFFしていない場合には、以上説明した操作を繰り返し、OFFされたと判別された時には、AEBブラケット設定モードを終了する。
次に、図7を用いて、ISOブラケットの撮影シーケンスについて説明する。
ステップS301にて、SW1(114a)がONされたか否かを判別し、ONされたと判別されたならば、ステップS302へ移行する。
ステップS302では測光回路23の出力されたデータに基づいて、MPU1にて露出値(シャッタースピードや絞り値を算出)を算出する。尚、前記測光回路23は合焦した焦点検出領域を含む測光領域(不示図)に重み付けされた公知の測光演算を行い、露出値が演算される。
また、同時に焦点検出回路16の出力であるフォーカス情報に基づいてMPU1はレンズ駆動量を演算決定し、AF駆動回路12を用いて撮影レンズ200の一部のレンズを駆動し、ピント調整する。
ステップS303では、AEBフラグ(M=1)が設定されているかどうか判定する。AEBフラグが設定されていれば、AEB撮影を行うためにステップS317へ移行する。AEBフラグが設定されていなければ、ステップS304へ移行する。
ステップS304では、SW2(114b)がONされたか否かを判別する。ONされていないと判別された時には、ステップS301へ戻り、既に説明した動作を繰り返す。ステップS304にて、ONされたと判別した時にはステップS305へ進む。
このステップS305の撮影処理について図8を用い詳細に説明する。
図8は、図7のステップS305、S322における撮影処理の詳細なフローチャートを示す。
ステップS401でミラー駆動回路14は、MPU1の命令により、メインミラー4・サブミラー5をミラーアップ位置に移動する。
ステップS402において、MPU1は図6のステップS302にて算出された絞り値に応じて、絞り駆動回路13で絞り2を駆動する。AEBブラケット撮影の場合は、ステップS319、S321、S320で算出された絞り値に応じて、絞り駆動回路13で絞り2を駆動する。
ステップS403において、MPU1は、CCD7の電荷クリア動作を行った後に、ステップS404にてCCD7の電荷蓄積を開始して、ステップS305へ移行する。
ステップS405において、シャッター駆動回路17によって、機械シャッター装置6内の先羽根群6a(図示略)を駆動させ(シャッターが開く)、CCD7の露光を開始する(ステップS406)。
ステップS407において、MPU1は、図7のステップS302にて算出されたCCD7の露光時間が終了したか否かを判別し、終了したと判別された時には、ステップS408へ移行する。
ステップ408において、シャッター駆動回路17はMPU1の指示に従い、機械シャッター装置6内の後羽根群6b(図示略)を駆動して、シャッターを閉じ、CCD7の露光を終了する。
ステップS409において、絞り駆動回路13は絞り2を開放の絞り値まで駆動すると共に、ステップS410にて、メインミラー4とサブミラー5をミラー駆動回路13によってミラーダウン位置に移動する。
ステップS411では、設定した電荷蓄積時間が経過したか否かを判別し、経過したと判別されたならばステップS412へ移行する。
ステップS412において、MPU1は、CCD7の電荷蓄積を終了し、その後、ステップS413にて、CCD7から撮像信号となる電荷信号を読み出す。
一連の処理を終えたならば、撮影処理ルーチンステップS305を終了して、ステップS205へ移行する。AEBブラケット撮影の場合はステップS322を終了して、S323へ移行する。
図7に戻り、ステップS306では、図5のステップS108にてISOブラケットフラグが設定されているか否かを判別する。ISOブラケットフラグが設定されていない時には、ステップS309へ移行して、後述する動作を行う。ISOブラケットフラグが設定されている時には、ステップS307へ移行する。
ステップS307では、MPU1はは変数Nの値を調べ、N=0ならば、ステップS308へ移行して、図5のステップS106もしくはS107にて設定されたブラケット補正量に相当する分、AGC9はゲインをアンダー側へ補正する(ISOアンダー設定)。
N=1ならば、ステップS309へ移行して、AGC9は、図5のステップS103にて設定したISO値に相当する分のゲインにて補正を行う(ISO標準設定)。N=2ならば、ステップS310へ移行して、図5のステップS106もしくはS107にて設定されたブラケット補正量に相当する分、AGC9はゲインをオーバー側へ補正する(ISOオーバー設定)。
ステップS311では、映像信号処理回路11にて所定の画像処理をした後に、圧縮処理を行って、ステップS312へ移行し、メモリコントローラ26は圧縮されたデータをメモリ28へ記録して、ステップS313へ移行する。ステップS312については、本発明の特徴とするところであるので後述にて詳細に説明を行う。
ステップS313において、MPU1は、MPU1内の内部メモリに記憶されたISOブラケットフラグの状態を調べ、ISOブラケットフラグが設定されていたならばステップS314へ進み、ISOブラケットフラグが解除されていたならば一連の撮影が終了する。
ステップS314では、MPU1は、変数Nに対してN=N+1として、ステップS315へ移行する。
ステップS315で、MPU1は、変数NがN=3に到達したかどうかを判断し、N=3に到達していると判断されたならば、ステップS316にてISOブラケット実行フラグを解除して、撮影を終了する。
ステップS315で変数NがN=3に到達していないと判断されたならば、ステップS305へ戻り、次の撮影を行う。
ステップS303で、AEBフラグが設定されていた場合の動作について説明する。
ステップS317では、SW2(114b)がONされたか否かを判別する。ONされていないと判別された時には、ステップS301へ戻り、既に説明した動作を繰り返す。ステップS317にて、ONされたと判別した時にはステップS318へ進む。
ステップS318では、MPU1はは変数Nの値を調べ、N=0ならば、ステップS319へ移行して、図6のステップS204もしくはS205にて設定されたブラケット補正量に相当する分、シャッター秒時もしくは絞り値のどちらか一方、もしくは双方の和を露出アンダー側へ設定する(露出アンダー設定)。
N=1ならば、ステップS320へ移行して、図7のステップS302にて設定したI露出値(シャッター秒時、絞り値)に露出パラメータを設定する。(露出標準設定)。
N=2ならば、ステップS321へ移行して、図6のステップS204もしくはS205にて設定されたブラケット補正量に相当する分、シャッター秒時もしくは絞り値のどちらか一方、もしくは双方の和を露出オーバー側へ設定する(露出オーバー設定)。このステップS322の撮影処理について先の述べたので、ここでは省略する。
ステップS323では、映像信号処理回路11にて所定の画像処理をした後に、圧縮処理を行って、ステップS312へ移行し、メモリコントローラ26は圧縮されたデータをメモリ28へ記録して、ステップS324へ移行する。ステップS324については、ステップS312と同じであり、本発明の特徴とするところであるので後述にて詳細に説明を行う。
ステップS325において、MPU1は、MPU1内の内部メモリに記憶されたAEBブラケットフラグの状態を調べ、AEBブラケットフラグが設定されていたならばステップS326へ進み、AEBブラケットフラグが解除されていたならば一連の撮影が終了する。
ステップS326では、MPU1は、変数Nに対してN=N+1として、ステップS327へ移行する。
ステップS327で、MPU1は、変数NがN=3に到達したかどうかを判断し、N=3に到達していると判断されたならば、ステップS328にてAEBブラケット実行フラグを解除して、撮影を終了する。
ステップS327で変数NがN=3に到達していないと判断されたならば、ステップS317へ戻り、次の撮影を行う。
図9を用いて、メモリー書き込み時の動作の説明を行う。
通常、デジタルカメラにおいては、メモリに画像をただ記録するだけでなく、後からのデータ整理等を考慮して、フォルダを作成し、その中に所定枚数の画像データを書き込むようにしている。本実施例においては、100枚に設定してある。
ステップ502において、MPU1はメモリ28内に設けられてある既存フォルダに撮影した画像が書き込み可能かどうか判定する。本実施例において、ブラケット撮影における撮影枚数は3枚である。つまり、ブラケット撮影モードの場合でかつブラケット撮影1枚目の場合は、フォルダ内に記録されている撮影データ数が97枚以下であれば書き込み可能と判断する。同様にブラケット撮影2枚目の場合は98枚以下、ブラケット撮影3枚目の場合には99枚以下であれば書き込み可能と判断する。その他の撮影では一枚の撮影データが記録可能かどうか判断する。既存フォルダに書き込み可能と判断されればステップS505に移行する。既存フォルダに書き込み出来ないと判断されればステップS503に移行する。
ステップS503にで、新規のフォルダを作成する。
ステップS504では、メモリコントローラ26は圧縮されたデータをメモリ28のステップS503で作成した新規フォルダへ画像データを書き込み。
ステップS505では、メモリコントローラ26は圧縮されたデータをメモリ28の既存フォルダへ記録する。
図12はLCDモニター表示装置120の表示部の一部に設けられているホワイトバランス情報表示部201において、ホワイトバランスブラケット撮影モード時の設定状態を表す一つの表示例である。図の状態は、図1での説明のようにメニューボタン124とホワイトバランス設定ボタン128を同時に押し続けた状態で、サブ電子ダイヤル116を2クリック分操作した状態を表している。
マーク201aの「AWB」は、ホワイトバランスの設定状態を表しており、図の状態では「オートホワイトバランス」であることを示している。つまり基準となるホワイトバランス値は、図3で説明したように、カメラ内のCCD7の出力信号を受け取った映像信号処理回路11がCCD7出力信号からホワイトバランス情報を抽出しMPU1に伝達し、MPU1にて演算されたホワイトバランス演算結果が用いられる。マーク201bの中央部の「:」マーク部を標準ホワイトバランス値とし、201cの「o」マークで示したところがブラケット撮影として設定されたホワイトバランスの補正値となる。
つまり標準ホワイトバランス値に対して、プラス2段およびマイナス2段であり、この場合の1段とは、たとえば光の色温度を表す単位であるケルビン値で100ケルビンとして予め設定されているので、標準ホワイトバランス値に対してプラス200ケルビン、マイナス200ケルビンの合計3段枚の露光制御を行う設定と言うことである。但し、この1段=100ケルビンと言う補正値設定は、必ずしもこれに限定されるものではない。またホワイトバランスブラケットが設定されるとホワイトバランスブラケットフラグを立てるとともに、変数NをN=0とする。
さらに同様な操作でサブ電子ダイヤル116の操作を繰り返せば、補正段数幅を変更が可能であり、また補正段数幅を「:」マーク部に合せてからホワイトバランス設定ボタン127を離す操作を行えば、ホワイトバランスブラケット撮影モードは解除される。
図11を用いて、ホワイトバランスブラケット時の撮影シーケンスについて説明する。
ステップS303で、ホワイトバランスブラケット(WBB)フラグが設定されていた場合の動作について説明する。
ステップS601では、SW2(114b)がONされたか否かを判別する。ステップS601にて、ONされたと判別した時にはステップS602へ進む。
ステップS602では、撮影処理が行われる。撮影処理は図8に示すシーケンスにて行われる。
ステップS603では、MPU1はホワイトバランスブラケット撮影が何枚目かを判断する。1枚目ならば、ステップS604へ移行し映像信号処理回路11にてホワイトバランスアンダー補正にて画像処理を行い、圧縮処理を行う。
2枚目ならば、ステップS605へ移行し映像信号処理回路11にてホワイトバランス標準(AWBと同じ補正)にて画像処理を行い、圧縮処理を行う。3枚目ならば、ステップS606へ移行し映像信号処理回路11にてホワイトバランスオーバー補正にて画像処理を行い、圧縮処理を行う。
ステップS607で、メモリコントローラ26は圧縮されたデータをメモリ28へ記録して、ステップS608へ移行する。ステップS604については、ステップS312、S324と同じであり、図9で説明の動作を行う。
ステップS608において、MPU1は、MPU1内の内部メモリに記憶されたホワイトバランスブラケットフラグの状態を調べ、ホワイトバランスブラケットフラグが設定されていたならばステップS609へ進み、ホワイトバランスブラケットフラグが解除されていたならば一連の撮影が終了する。
ステップS609では、MPU1は、変数Nに対してN=N+1として、ステップS610へ移行する。
ステップS610で、MPU1は、変数NがN=3に到達したかどうかを判断し、N=3に到達していると判断されたならば、ステップS611にてホワイトバランスブラケット実行フラグを解除して、撮影を終了する。
ステップS610で変数NがN=3に到達していないと判断されたならば、ステップS601へ戻り、次の撮影を行う。
このようにブラケット撮影によって得られた一連の画像データを、ブラケット撮影途中にフォルダに書き込み出来なくなってしまった場合でも、新規フォルダを作成し、かつ作成した新規フォルダに一連のブラケット撮影の画像データをひとつにまとめて書き込むようにしたので、ブラケット撮影結果の比較がとても行いやすい電子カメラとする事が出来る。また、ブラケット撮影をしただけではメモリ内のフォルダが増えないので、フォルダ数増加による撮影画像データの整理のしやすさを損なう事がない。
尚、本実施例における電子カメラの制御方法を実現する為のプログラムを格納する記憶媒体としては、例えば、FD、HD、CD−ROM、CD−Rなどの磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク(MO)、或いは磁気テープ等の、主として不揮発性の記憶装置が挙げられる。然し、記憶媒体の種類を限定するものではない。
また、上記実施例では、AEB撮影モード、ISOブラケット撮影モード、ホワイトバランスブラケット撮影モード共単独でブラケット撮影を行っていたが、この中のいくつかを組み合わせて行うブラケット撮影を行う場合においても実施しても同様の効果が得られる。
本発明に係る実施例における一眼レフタイプ電子カメラの外観上面図 本発明に係る実施例における一眼レフタイプ電子カメラの外観背面図 本発明に係る実施例における一眼レフタイプ電子カメラの制御系の構成を示すブロック図 実施例1のISOブラケット設定時における一眼レフタイプ電子カメラのLCDモニター装置の表示例を示す説明図 本発明に係る実施例1における一眼レフタイプ電子カメラのISOブラケット設定動作を示すフローチャート 本発明に係る実施例1における一眼レフタイプ電子カメラのAEBブラケット設定動作を示すフローチャート 本発明に係る実施例における一眼レフタイプ電子カメラのブラケットの撮影シーケンスを示すフローチャート 図7のステップS305、322及び図11のS602の撮影処理の詳細を示すフローチャートである。 ブラケット関連画像を異なるフォルダに分散する事なくひとつのフォルダに記録する処理(メモリー書き込み処理)を説明するためのフローチャート AEBブラケット設定時における一眼レフタイプ電子カメラのLCDモニター装置の表示例を示す説明図 ホワイトバランスブラケット時のデジタル一眼レフカメラの動作を示すフローチャート図 ISOブラケット設定時のデジタル一眼レフカメラのLCDモニターの表示例を示す図
符号の説明
1マイクロコンピュータ(MPU)
2絞り
3ペンタプリズム(ペンタゴナルダハプリズム)
4メインミラー
5サブミラー
6機械シャッター装置
7CCD
8クランプ/CDS回路
9AGC(自動利得調整装置)
10A/D変換器
11映像信号処理回路
12AF駆動回路
13絞り駆動回路
14ミラー駆動回路
15焦点検出センサー
16焦点検出回路
17シャッター駆動回路
21スイッチセンス回路
22測光センサー
23測光回路
24液晶表示駆動回路
25LCD駆動回路
26メモリコントローラ
27バッファメモリ
28メモリ
29外部インターフェース
30ファインダー内液晶表示装置
31電源部
100カメラ本体
114レリーズボタン
115メイン電子ダイヤル,
116サブ電子ダイヤル
117撮影モード選択ボタン
118AFモード選択ボタン
119測光モード選択ボタン
120LCDモニター装置
125ダイヤル分解能設定SW
140外部液晶表示装置
200撮影レンズ



Claims (4)

  1. 光学像を光電変換することによって画像データを生成する撮像手段と、
    記録媒体内に画像データを保管するためのフォルダを作成するフォルダ作成手段と、
    該フォルダ作成手段によって作成されたフォルダ内に、前記撮像手段によって生成された画像データを記録する記録手段と、
    前記フォルダ内における画像データの記録可能枚数を判定する判定手段とを有し、
    撮影条件を変化させながら複数の画像データを生成する撮影モードが設定可能なカメラにおいて、
    前記フォルダ作成手段は、前記判定手段が前記撮影モードでの撮影によって得られた複数の画像データを1つのフォルダ内に記録できないと判定したときに、他のフォルダを作成し、
    前記記録手段は、前記複数の画像データを前記他のフォルダ内へ記録させることを特徴とするカメラ。
  2. 撮像手段と、着脱可能な記録手段と、前記記録手段の中に画像データを保管するフォルダを作成するフォルダ作成手段と、前記フォルダ内の記録可能枚数を判定するフォルダ残枚数判定手段と、段階的に撮像感度を変化させ複数コマの撮影を行うISOブラケット撮影手段を有するカメラにおいて、
    前記ISOブラケット撮影手段によって得られた一連の画像データを単一のフォルダ内に記録出来ないと前記残枚数判定手段が判定した時には、前記フォルダ作成手段によって新規フォルダを作成すると共に、一連のISOブラケット撮影画像データを前記新規フォルダ内に記録することを特徴とするカメラ。
  3. 撮像手段と、着脱可能な記録手段と、前記記録手段の中に画像データを保管するフォルダを作成するフォルダ作成手段と、前記フォルダ内の記録可能枚数を判定するフォルダ残枚数判定手段と、段階的に露出を変化させ複数コマの撮影を行うAEB撮影手段を有するカメラにおいて、
    前記AEB撮影手段によって得られた一連の画像データを単一のフォルダ内に記録出来ないと前記残枚数判定手段が判定した時には、前記フォルダ作成手段によって新規フォルダを作成すると共に、一連のAEB撮影画像データを前記新規フォルダ内へ記録することを特徴とするカメラ。
  4. 撮像手段と、着脱可能な記録手段と、前記記録手段の中に画像データを保管するフォルダを作成するフォルダ作成手段と、前記フォルダ内の記録可能枚数を判定するフォルダ残枚数判定手段と、ホワイトバランス補正値を段階的に変化させ複数コマの撮影を行うホワイトバランスブラケット撮影手段を有するカメラにおいて、
    前記ホワイトバランスブラケット撮影手段によって得られた一連の画像データを単一のフォルダ内に記録出来ないと前記残枚数判定手段が判定した時には、前記フォルダ作成手段によって新規フォルダを作成すると共に、一連のホワイトバランスブラケット撮影画像データを前記新規フォルダ内に記録することを特徴とするカメラ。
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