JP2005135271A - 顔照合装置および通行制御装置 - Google Patents

顔照合装置および通行制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 カメラ部101にて撮影した顔画像が写真等を用いたなりすましであるか否かを判別することが可能となり、他人によるなりすましを簡単な構成で防止することができる顔照合装置および通行制御装置を提供できる。
【解決手段】 距離測定用センサ部105によりカメラ部101と照合対象者との距離を測定し、上記距離測定用センサ部105により測定したカメラ部101と照合対象者との距離と上記カメラ部101にて撮影した画像における複数の顔の特徴点間の距離とに基づいて上記カメラ部101にて撮影した顔の大きさを類推し、その顔の大きさが妥当であるか否かを判定し、この判定により顔の大きさ妥当でないと判定した場合には当該画像による照合処理を不可とし、上記判定により顔の大きさが妥当であると判定した場合にのみ当該顔画像による照合処理を行うようにしたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば、カメラなどにより撮影した照合対象者の少なくとも顔を含む画像(顔画像)と予め記憶装置に登録されている顔画像との照合処理を行う顔照合装置および通行制御装置がある。
従来、カメラにより撮影した照合対象者の少なくとも顔を含む画像(顔画像)と予め記憶装置に登録されている顔画像との照合処理を行う顔照合装置がある。このような顔照合装置では、高精度な照合処理を実現するために、写真などを用いた他人のなりすましを防止する必要がある。例えば、特開2001−338296号公報に開示されている顔照合装置は、カメラにて撮影する照合対象者の顔をカメラの右上方あるいは左上方から照射する第1の照明部と、カメラにて撮影する照合対象者の顔をカメラの下方から照明する第2の照明部とを具備している。すなわち、特開2001−338296号公報に開示されている顔照合装置では、前記第1、第2の照明部により照明された照合対象者の顔をカメラにより撮影し、前記カメラにより撮影した顔画像から照合対象者の顔の特徴量を抽出し、この抽出した特徴量とあらかじめ登録されている顔画像に対する基準の特徴量と照合することにより他人のなりすましの防止を実現しようとしている。
しかしながら、上記のような複数の照明を有する従来の顔照合装置では、装置全体が複雑化して装置自体が高価になり、安価な装置を提供することが難しくなったり、複数の照明を点灯させて撮影した顔画像と登録されている顔画像とを照合するため、処理が複雑になったり、照合処理に時間がかかってしまうという問題点がある。
特開2001−338296号公報
上記のように、従来の顔照合装置では写真などを用いた他人によるなりすましを防止するため、処理が複雑で時間がかかるものになってしまうという問題点がある。このため、本発明では、照合処理に時間をかけることなく、簡単な装置構成で他人のなりすましを高精度に防止することが可能となる顔照合装置及び通行制御装置を提供することを目的とする。
この発明の顔照合装置は、予め登録者の顔画像が登録されている記憶手段と、この記憶手段に登録されている顔画像との照合処理を行うものにおいて、照合対象者の顔画像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段から前記撮影手段により顔画像を撮影した照合対象者までの距離を検出する検出手段と、この検出手段により検出した前記撮影手段から照合対象者までの距離と前記撮影手段により撮影した顔画像における複数の顔の特徴点間の距離とに基づいて、前記撮影手段により撮影した顔の大きさを判断する判断手段と、この判断手段により判断した前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であるか否かを判定する判定手段と、この判定手段により前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であると判定した場合、前記撮影手段により撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている登録者の顔画像との照合処理を実行する実行手段と、前記判定手段により前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当でないと判定した場合、前記撮影手段により撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている登録者の顔画像との照合処理を不可とする処理手段とを有する。
この発明の顔照合装置は、予め登録者の顔画像が登録されている記憶手段と、この記憶手段に登録されている顔画像との照合処理を行うものにおいて、照合対象者の顔画像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段から前記撮影手段により顔画像を撮影した照合対象者までの距離を検出する検出手段と、この検出手段により検出した前記撮影手段から照合対象者までの距離と前記撮影手段により撮影した顔画像における複数の顔の特徴点間の距離とに基づいて、前記撮影手段により撮影した顔の大きさを判断する判断手段と、この判断手段により判断した前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であるか否かを判定する第1の判定手段と、この第1の判定手段により前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であると判定した場合、当該照合対象者に対して前記撮影手段の左側および右側から順次光を照射する照明手段と、この照明手段により前記撮影手段の左側から光を照射した場合に照合対象者の顔に現れる影と前記照明手段により前記撮影手段の右側から光を照射した場合に照合対象者の顔に現れる影とが正常であるか否かを判定する第2の判定手段と、この第2の判定手段により照合対象者の顔に現れる影が正常であると判定した場合、前記撮影手段にて撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている登録者の顔画像との照合処理を実行する実行手段と、前記第1の判定手段により前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当でないと判定した場合、あるいは、前記第2の判定手段により照合対象者の顔に現れる影が正常でないと判定した場合、前記撮影手段により撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている登録者の顔画像との照合処理を不可とする処理手段とを有する。
この発明の通行制御装置は、予め通行が許可されている人物の顔画像が登録されている記憶手段と、通行者の顔画像と前記記憶手段に登録されている顔画像との照合結果に基づいて通行者に対する通行を制御するものにおいて、通行者の顔画像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段から前記撮影手段により顔画像を撮影した通行者までの距離を検出する検出手段と、この検出手段により検出した前記撮影手段から通行者までの距離と前記撮影手段にて撮影した顔画像における複数の顔の特徴点間の距離とに基づいて、前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさを判断する判断手段と、この判断手段により判断した前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であるか否かを判定する判定手段と、この判定手段により前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であると判定した場合、前記撮影手段にて撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている通行が許可されている人物の顔画像との照合処理を実行する実行手段と、この実行手段により実行された前記撮影手段にて撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている人物の顔画像との照合が成功した場合、当該通行者の通行を許可する通行許可手段と、前記実行手段により実行された前記撮影手段にて撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている人物の顔画像との照合が失敗した場合、あるいは前記判定手段により前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当でないと判定した場合、当該通行者の通行を阻止する通行阻止手段とを有する。
この発明の通行制御装置は、予め通行が許可されている人物の顔画像が登録されている記憶手段と、通行者の顔画像と前記記憶手段に登録されている顔画像との照合結果に基づいて通行者に対する通行を制御するものにおいて、通行者の顔画像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段から前記撮影手段により顔画像を撮影した通行者までの距離を検出する検出手段と、この検出手段により検出した前記撮影手段から通行者までの距離と前記撮影手段にて撮影した顔画像における複数の顔の特徴点間の距離とに基づいて、前記撮影手段により撮影した顔画像における顔の大きさを判断する判断手段と、この判断手段により判断した前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であるか否かを判定する第1の判定手段と、この第1の判定手段により前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であると判定した場合、当該照合対象者に対して前記撮影手段の左側および右側から順次光を照射する照明手段と、この照明手段により前記撮影手段の左側から光を照射した場合に照合対象者の顔に現れる影と前記照明手段により前記撮影手段の右側から光を照射した場合に照合対象者の顔に現れる影とが正常であるか否かを判定する第2の判定手段と、この第2の判定手段により照合対象者の顔に現れる影が正常であると判定した場合、前記撮影手段により撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている登録者の顔画像との照合処理を実行する実行手段と、この実行手段により実行された前記撮影手段にて撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている人物の顔画像との照合が成功した場合、当該通行者の通行を許可する通行許可手段と、前記実行手段により実行された前記撮影手段にて撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている人物の顔画像との照合が失敗した場合、前記第1の判定手段により前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当でないと判定した場合、あるいは、前記第2の判定手段により通行者の顔に現れる影が正常でないと判定した場合、当該通行者の通行を阻止する通行阻止手段とを有する。
本発明によれば、照合処理に時間をかけることなく、簡単な装置構成で他人のなりすましを高精度に防止することが可能となる顔照合装置及び通行制御装置を提供できる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
まず、第1の実施の形態について説明する.
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る顔照合装置の外観構成を示す図である。
図1に示すように、顔照合装置1は、カメラ部101、制御部102、表示部103、操作部104、距離測定用センサ部105、スピーカ部106、照明部107、及び信号制御部108などを有している。また、本顔照合装置1には、ドア109を開閉させるドア開閉機構部109aが接続されて通行制御装置を構成している。
上記カメラ部101は、デジタルビデオカメラ等により構成され、静止画像、動画像あるいは連続画像を撮影するものである。このカメラ部101は、上記表示部103の下方に設けられ、上記表示部103を目視している利用者(照合対象者)の少なくとも顔を含む領域の画像(以下、顔画像という)をやや顔の正面より下右側から撮影するようになっている。上記表示部103は、液晶表示装置などにより構成され、顔照合装置1の略中央に設置される。上記表示部103は、上記カメラ部101が撮影中の画像を表示したり、利用者に対する案内などを表示したりするものである。また、上記スピーカ部106は、利用者に対する案内などを音声で出力するものである。
上記操作部104は、テンキーなどで構成される。上記操作部104は、例えば、利用者が個人を特定するために各利用者に与えられている識別情報としてのID番号、あるいはパスワードなどを入力するものである。
上記照明部107は、上記カメラ部101にて利用者の顔画像を撮影する際に、上記カメラ部101の撮影範囲を照らす照明である。上記照明部107は、例えば、周囲の照度が足りない場合に点灯される。
上記距離測定用センサ部105、当該顔照合装置1の前面に設置され、当該顔照合装置1と照合対象者との距離を測定するものである。この距離測定用センサ部105は、たとえば、水平方向における当該顔照合装置1と照合対象者との距離を測定する。上記距離測定用センサ部105は、超音波などを用いた距離測定用のセンサが用いられる。超音波を用いた距離測定用センサ部105では、例えば、超音波を対象物(照合対象者)へ向けて発信し、その反射を受けることによりドップラー効果を利用して、当該距離測定用センサ部105から対象物までの距離を検出するようになっている。
上記制御部102は、顔照合装置1全体の動作を制御するものである。上記制御部102は、登録者についてのID番号やパスワード、顔画像、顔の大きさ、顔の特徴量などが辞書データとして予め登録されている記憶装置102aを有している。
また、上記制御部102は、演算処理を行うプロセッサ部(図示しない)、上記プロセッサ部により実行される制御プログラムが記憶されているプログラムメモリ部(図示しない)、作業用のデータを一時的に記録するワークメモリ部(図示しない)、主に画像データを記録する画像メモリ部(図示しない)、上記各部を制御するための各種の駆動制御部(図示しない)、上記カメラ部101により撮影したデータを画像情報として取り込むキャプチャー部(図示しない)などを有している。
また、上記信号制御部108は、当該顔照合装置1が通行制御装置として用いられる場合に設けられるものである。すなわち、上記信号制御部108は、当該顔照合装置1による照合結果に基づいて、ドア109に設けられたドア開閉機構部109aへの開閉信号を制御するものである。上記ドア開閉機構部109aは、上記信号制御部108から供給される制御信号に基づいて上記ドア109の開閉を制御するものである。
次に、上記のように構成される顔照合装置1の動作について説明する。
図2は、上記顔照合装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
ここで、上記距離測定用センサ部105は、当該顔照合装置1の正面に存在するものまでの距離を測定しているものとする(ステップS11)。この状態において、照合対象者が当該顔照合装置1の正面に現れると、上記距離測定用センサ部105により計測される値が変動する(ステップS12、YES)。
例えば、顔照合装置1の正面に壁が存在する場合、照合対象者がいない状態において、上記距離測定用センサ部105は、当該顔照合装置1の正面に存在している壁までの距離を測定している。この顔照合装置1の正面に照合対象者が現れると、上記距離測定用センサ部105は、当該照合対象者までの距離を測定することになる。このように、この顔照合装置1では、上記距離測定用センサ部105により測定する距離によって顔照合装置1の正面に照合対象者が現れたか否かを判定するようになっている。
上記距離測定用センサ部105により測定している距離が変動した場合(ステップS12、YES)、上記距離測定用センサ部105は、上記制御部102へ照合対象者が現れたことを通知する。この通知を受けると、上記制御部102は、上記カメラ部101により画像の撮影(あるいは画像データの取り込み)を開始する(ステップS13)。上記カメラ部101により撮影した画像は、上記制御部102内のキャプチャー部(図示しない)により画像データとして取り込まれる。
なお、上記操作部104にて照合対象者にID番号やパスワードなどを入力させるような仕様とする場合、上記操作部104にて照合対象者がID番号あるいはパスワードを入力した際に、上記カメラ部101による画像の撮影を開始し、上記制御部102に画像データとして取り込むようにしても良い。
上記カメラ部101にて撮影した画像を取り込むと、上記制御部102のプロセッサ(図示しない)は、取り込んだ画像データから人物の顔の領域(顔領域)を検出する顔検出処理を行う(ステップS14)。この顔検出処理では、たとえば、上記カメラ部101から取り込んだ画像から両目の画像及び鼻の画像が検出できたか否かにより顔が検出できたか否かを判断するものとする。
上記顔検出処理で上記カメラ部101から取り込んだ画像から顔が検出できなった場合(ステップS15、NO)、上記制御部102のプロセッサは、上記ステップS11へ戻って、上記同様な処理を繰り返す。また、上記顔検出処理で顔が検出できなった場合、上記制御部102のプロセッサは、再度、上記カメラ部101から画像データを取り込んで、上記顔検出処理を再度実行するようにしても良い。
上記顔検出処理で上記カメラ部101から取り込んだ画像から顔が検出できた場合(ステップS15、YES)、上記制御部102のプロセッサ部は、検出した顔の領域から顔の特徴点を抽出する処理を行う(ステップS16)。ここでは、顔の特徴点として、両目及び鼻孔を検出するものとする。
上記顔の特徴点の抽出処理では、上記ステップS14で検出した顔領域内において、ほぼ円形領域とみなせる瞳領域及び鼻孔領域を検出し、これらの検出した領域の中心位置をそれぞれ顔の特徴点として抽出する。なお、顔の特徴点の処理としては、両目及び鼻孔以外に、眉毛などの顔の他の部位を特徴点として検出するようにしても良い。
上記顔の特徴点の抽出処理により顔の特徴点を抽出すると(ステップS16)、上記制御部102のプロセッサは、上記カメラ部101から顔の特徴点までの距離Xを算出する処理を行う(ステップS17)。
上記カメラ部101にて撮影される画像上の略中央に位置する顔の特徴点までの距離Xは、図3に示すように、水平方向(距離測定用センサにより計測する方向)における顔照合装置1から照合対象者までの距離としての上記距離測定用センサ部105から照合対象者までの距離lと、水平方向(距離測定用センサにより計測する方向)に対するカメラ部101の光軸がなす角としてのカメラの仰角θとを用いて、以下の式(1)により算出される。
X=lcosθ…(1)
なお、上記カメラ部101から顔の各特徴点までの距離は、上記距離測定用センサにより計測される距離lと、上記カメラ部101と顔の各特徴点とを結ぶ直線と水平方向とのなす角とに基づいて算出されるものである。このため、本実施の形態では、上記カメラ部101にて撮影される画像上の略中央に位置する顔の特徴点(例えば、鼻孔)までの距離をカメラ部101の光軸における上記カメラ部101から顔の特徴点までの距離(光軸距離)Xとしている。
上記のような式(1)によりカメラ部101と顔の特徴点までの距離Xを算出すると、上記制御部102のプロセッサは、上記カメラ部101にて撮影した画像における顔の大きさYを算出する(ステップS18)。
顔の大きさYは、上記ステップS17で算出したカメラ部101から顔の特徴点までの距離Xと当該顔画像における顔の各特徴点間の距離とに基づいて算出される。たとえば、上記ステップS17においてカメラ部101から顔の特徴点としての鼻孔までの距離Xを算出したとすると、上記制御部のプロセッサ部は、鼻孔以外の他の顔の特徴点(たとえば、両目、眉毛など)との距離を上記カメラ部101から取得した画像データにより算出する。
つまり、上記カメラ部101から上記カメラ部101にて撮影した照合対象者の顔までの距離と、上記カメラ部101にて撮影した画像における複数の顔の特徴点間の距離とにより、上記カメラ部101にて撮影した顔の実際の大きさが算出される。このような処理により、上記カメラ部101にて撮影した照合対象者の実際の顔の大きさを類推することができ、この顔の大きさが妥当であるか否かを判断することできる。
すなわち、上記ステップS18で上記カメラ部101にて撮影した照合対象者の実際の顔の大きさYを算出すると、上記制御部102のプロセッサは、算出した顔の大きさYが妥当であるか否かを判定する(ステップS19)。この判定では、算出した顔の大きさYと上記制御部102内の記憶装置102aに予め登録されている登録者の顔の大きさとを比較し、例えば、算出した顔の大きさYが記憶装置102aに登録されている顔の大きさに対して所定の許容範囲内にあるか否かにより算出した顔の大きさが妥当であるか否かが判定される。
なお、上記記憶装置102aに複数の登録者の辞書データが登録されている場合、上記判定においては、全ての登録者(辞書データ)について算出した顔の大きさYが妥当であるか否かを判断するようにしても良いし、先に顔の照合処理を実行した後に照合が成功した登録者の顔の大きさと算出した顔の大きさYとを比較して顔の大きさが妥当であるか否かを判定するようにしても良い。
また、先に照合対象者からのID番号あるいはパスワード等が入力されている場合には、照合対象者が入力したID番号あるいはパスワード等により登録者を絞りこんで、その登録者の顔の大きさと算出した顔の大きさYとを比較して顔の大きさが妥当であるか否かを判断するようにすれば良い。
上記判定により顔の大きさYが妥当でないと判定した場合(ステップS19、NO)、上記制御部102のプロセッサは、上記表示部103により上記カメラ部101にて撮影した顔画像の妥当性が確認できないため照合が不可である旨を表示し(ステップS20)、上記信号制御部108によりドアを閉鎖したままとするドア閉鎖制御信号を上記ドア開閉機構部109aへ出力する。このドア閉鎖制御信号を受けたドア開閉機構部109aは、ドア109を閉鎖したままとし、当該照合対象者の通行を阻止する(ステップS21)。
これにより、上記カメラ部101にて撮影した画像における顔の大きさが登録されている顔の大きさと著しく異なる場合、照合対象者が写真などを用いて他人に「なりすまし」している可能性があると判別して、当該人物に対する照合処理を不可としたり、ドアを閉鎖して当該人物の通行を阻止したりすることができる。
また、上記判定により顔の大きさYが妥当であると判定すると、上記制御部102のプロセッサは、上記記憶装置102aに登録されている登録者の顔画像と上記カメラ部101で撮影した顔画像との照合処理を実行する(ステップS22)。
この照合処理は、上記記憶装置102aに複数の登録者の辞書データが登録されている場合、上記カメラ部101にて撮影した顔画像に対して全ての登録者(辞書データ)との類似度を算出し、最も類似する登録者との類似度が所定値以上であればその登録者との照合が成功したものと判断する。また、照合対象者がID番号あるいはパスワード等を入力した場合には、照合対象者が入力したID番号あるいはパスワード等により登録者を絞りこんで、その登録者の顔画像と上記カメラ部101にて撮影した顔画像との類似度を算出し、その類似度が所定値以上であれば当該登録者との照合が成功したものと判断するものである。
上記照合処理により上記カメラ部101にて撮影した顔画像と登録者の顔画像との照合が成功した場合(ステップS23、YES)、上記制御部102のプロセッサは、上記表示部103により照合が成功した旨を案内表示するとともに(ステップS24)、上記信号制御部108によりドアを開放させるドア開放制御信号を上記ドア開閉機構部109aへ出力する(ステップS25)。このドア開放制御信号を受けたドア開閉機構部109aは、ドア109を開放し、当該照合対象者の通行を許可する。
また、上記照合処理により上記カメラ部101にて撮影した顔画像と登録の顔画像との照合が失敗した場合(ステップS3、NO)、上記制御部102のプロセッサは、上記表示部103により照合が失敗した旨を表示するとともに(ステップS26)、上記信号制御部108によりドアを閉鎖したままとするドア閉鎖制御信号を上記ドア開閉機構部109aへ出力する(ステップS21)。このドア閉鎖制御信号を受けたドア開閉機構部109aは、ドア109を閉鎖したままとし、当該照合対象者の通行を阻止する。
上記のように、第1の実施の形態によれば、距離測定用センサによりカメラと照合対象者との距離を測定し、上記距離測定用センサにより測定したカメラと照合対象者との距離と上記カメラにて撮影した画像における複数の顔の特徴点間の距離とに基づいて上記カメラにて撮影した顔の大きさを類推し、その顔の大きさが妥当であるか否かを判定し、この判定により顔の大きさ妥当でないと判定した場合には当該画像による照合処理を不可とし、上記判定により顔の大きさが妥当であると判定した場合にのみ当該顔画像による照合処理を行うようにしたものである。
これにより、上記カメラにて撮影した顔画像が写真等を用いたなりすましであるか否かを判別することが可能となり、他人によるなりすましを簡単な構成で防止することができる顔照合装置を提供できる。
次に、第2の実施の形態について説明する。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る顔照合装置2の外観構成を示す図である。
図4に示すように、顔照合装置2は、カメラ部101、制御部102、表示部103、操作部104、距離測定用センサ部105、スピーカ部106、第1の照明部107、及び信号制御部108、第2の照明部201(201a、201b)などを有している。また、本顔照合装置1には、ドア109を開閉させるドア開閉機構部109aが接続されて通行制御装置を構成している。
図4に示す第2の実施の形態に係る顔照合装置2は、図1に示す第1の実施の形態に係る顔照合装置1に第2の照明部201a、201bを加えた構成となっている。このため、上記顔照合装置1と同様な構成については、同一箇所に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
上記第2の照明部201a、201bは、上記制御部102のプロセッサにより点灯が制御されるようになっている。上記第2の照明部(左照明部)201aは、カメラ部101の左側に設置され、上記カメラ部101にて撮影される照合対象者の顔に対してカメラ部101の左側から光を照射するものである。また、上記第2の照明部(右照明部)201bは、上記カメラ部101の右側に設置され、上記カメラ部101にて撮影される照合対象者の顔に対して上記カメラ部101の右側から光を照射するものである。
次に、上記のように構成される顔照合装置2の動作について詳細に説明する。
図5は、上記顔照合装置2の動作を説明するためのフローチャートである。
図5に示す第2の実施の形態に係る顔照合装置2の動作は、図2に示す第1の実施の形態に係る顔照合装置1の動作に、複数の照明(左照明部及び右照明部)を点灯させた場合における照合対象者の顔に形成される影が正常であるか否かを判定する動作(ステップS31〜S33)を加えた動作となっている。このため、図5に示す顔照合装置2の動作説明において、上記顔照合装置1の動作と同様な動作については、同一ステップに同一符号を付して詳細な説明を省略する。
すなわち、上記顔照合装置2では、まず、上記第1の実施の形態で説明したステップS11〜S19の動作を実行する。上記ステップS19で顔の大きさが妥当であると判断した場合、上記制御部102のプロセッサは、上記カメラ部101の左側に設置されている上記第2の照明部としての左照明部201aを点灯させて、上記カメラ部101にて照合対象者の顔画像を撮影する(ステップS31)。
この場合、上記カメラ部101にて撮影される照合対象者の顔は、当該顔照合装置2の左側(照合対象者の右側)から光が照射される。このため、上記カメラ部101では、照合対象者の顔が正常な状態であれば(つまり、写真等による「なりすまし」でなければ)、照合対象者の顔の左側に影が形成された状態の顔画像が撮影される。
上記左照明部201aを点灯させた状態で撮影した顔画像をキャプチャー部により取り込むと、上記制御部102のプロセッサは、次に、上記第2の照明部としての右照明部201bを点灯させて、上記カメラ部101にて照合対象者の顔画像を撮影する(ステップS32)。
この場合、上記カメラ部101にて撮影される照合対象者の顔は、当該顔照合装置2の右側(照合対象者の左側)から光が照射される。このため、上記カメラ部101では、照合対象者の顔が正常な状態であれば(つまり、写真等による「なりすまし」でなければ)、照合対象者の顔の右側に影が形成された状態の顔画像が撮影される。
上記右照明部201bを点灯させた状態で撮影した顔画像をキャプチャー部により取り込むと、上記制御部102のプロセッサは、上記左照明部201aを点灯させて撮影した顔画像に現れている影と上記右照明部201bを点灯させて撮影した顔画像に現れている影とが正常な状態であるか否かを判定する(ステップS33)。
この判定では、上記左照明部201aを点灯した状態で撮影した顔画像において照合対象者の顔の左側に影が現れ、かつ、上記右照明部201bを点灯した状態で撮影した顔画像において照合対象者の顔の右側に影が現れているか否かにより、顔画像における影のでき方が正常であるか否かを判定する。
この判定により影のでき方が正常であると判定した場合(ステップS33、YES)、上記制御部102のプロセッサは、上記ステップS22へ進み照合処理を実行する。また、上記判定により影のでき方が正常でないと判定した場合(ステップS33、NO)、上記制御部102のプロセッサは、上記ステップS20へ進み、照合不可を表示してドアの開放を不可とする。
次に、上記ステップS33の判定処理について具体例を参照して説明する。
図6の(a)、(b)は、影のでき方が正常な場合の顔画像の例を示すものであり、図7の(a)、(b)は、影のでき方が正常でない場合の顔画像の例を示すものである。
また、図6(a)及び図7(a)は、左照明部201aを点灯した状態で顔画像を撮影した場合の顔画像の例を示すものであり、図6(b)及び図7(b)は、右照明部201bを点灯した状態で顔画像を撮影した場合の顔画像の例を示すものである。
すなわち、照合対象者の顔が正常な状態である場合、つまり、写真等を用いた「なりすまし」でない場合、左照明部201aを点灯した状態で撮影した顔画像には、図6(a)に示すように、顔の左側に影が現れ、かつ、右照明部201bを点灯した状態で撮影した顔画像には、図6(b)に示すように、顔の右側に影が現れる。
これに対して、照合対象者の顔が正常な状態でない場合、つまり、写真等を用いた「なりすまし」である場合、左照明部201aを点灯した状態で撮影した顔画像にも右照明部201aを点灯した状態で撮影した顔画像にも、同じ状態の影が現れる。図7(a)(b)に示す例では、左照明部201aを点灯した状態で撮影した顔画像には、図7(a)に示すように、顔の左側に影が現れているが、右照明部201aを点灯した状態で撮影した顔画像にも、図7(b)に示すように、図7(a)と同様に顔の左側に影が現れている。
これは、写真などの平面画像をカメラ部101の前に提示していた場合には、どの方向から光を照射したとしても、上記カメラ部101にて撮影される顔画像における影のつきかたが常に写真等の平面画像に依存するためである。従って、複数の方向から光を照射した状態で撮影した複数の顔画像における影の状態を判定することにより、写真等の平面画像を用いた「なりすまし」であるか否かを判定することが可能となる。
また、上記ステップS31〜S33における処理では2つの照明を順次点灯させて撮影した2つの顔画像における影が正常か否かを判定するが、実際の判定処理としてはそれらの顔画像における影のでき方が正常か否かを判定するだけでよい。つまり、上記第2の実施の形態では、複数の照明を順次点灯させて撮影した顔画像に対する解析処理(影のでき方が正常か否かを判定する処理)が簡単に実現できる。
上記のように、第2の実施の形態によれば、上記第1の実施の形態と同様にカメラにて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であるか否かによりなりすましであるか否かを判定し、さらに、上記カメラの左右に配置された2つの照明部を交互に点灯させて撮影した顔画像における顔の影のでき方が正常であるか否かによりなりすましであるか否かを判定するようにしたものである。
これにより、写真等の平面画像を使用したなりすましを複数の手法で判別することが可能となり、他人が写真等の平面画像を使用したなりすましを高精度に防止することが可能な顔照合装置及び通行制御装置を提供することが可能となる。
この発明の第1の実施の形態に係る顔照合装置の外観および構成例を示す正面図。 第1の実施の形態に係る顔照合装置の動作を説明するためのフローチャートである。 カメラと、そのカメラにより撮影される照合対象者の顔との位置関係を示す図。 この発明の第2の実施の形態に係る顔照合装置の外観および構成例を示す正面図。 第2の実施の形態に係る顔照合装置の動作を説明するためのフローチャートである。 第2の照明部により照明された照合対象者の顔画像が正常な場合の例を示す図。 第2の照明部により照明された照合対象者の顔画像がなりすましの可能性がある場合の例を示す図。
符号の説明
X…距離、l…距離、θ…仰角、1、2…顔照合装置(通行制御装置)、101…カメラ部(撮影手段)、102…制御部、102a…記憶装置(記憶手段)、103…表示部、104…操作部、105…距離測定用センサ部(検出手段)、107…照明部(第1の照明部)、108…信号制御部、109…ドア、109a…ドア開閉機構部(通行許可手段、通行阻止手段)、201…第2の照明部(照明手段)、201a…左照明部、201b…右照明部

Claims (6)

  1. 予め登録者の顔画像が登録されている記憶手段と、この記憶手段に登録されている顔画像との照合処理を行う顔照合装置において、
    照合対象者の顔画像を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段から前記撮影手段により顔画像を撮影した照合対象者までの距離を検出する検出手段と、
    この検出手段により検出した前記撮影手段から照合対象者までの距離と前記撮影手段により撮影した顔画像における複数の顔の特徴点間の距離とに基づいて、前記撮影手段により撮影した顔の大きさを判断する判断手段と、
    この判断手段により判断した前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であるか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段により前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であると判定した場合、前記撮影手段により撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている登録者の顔画像との照合処理を実行する実行手段と、
    前記判定手段により前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当でないと判定した場合、前記撮影手段により撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている登録者の顔画像との照合処理を不可とする処理手段と、
    を具備することを特徴とする顔照合装置。
  2. さらに、前記検出手段により検出した前記撮影手段から前記撮影手段により撮影した顔画像における顔の特徴点までの距離を算出する算出手段と、
    この判定手段は、前記算出手段により算出した前記撮影手段から顔の特徴点までの距離と前記撮影手段により撮影した顔画像における複数の顔の特徴点間の距離とに基づいて、前記撮影手段により撮影した顔の大きさを判定する、ことを特徴とする前記請求項1に記載の顔照合装置。
  3. 前記算出手段は、前記検出手段により検出した距離と前記検出手段により距離を検出した方向に対する前記撮影手段の光軸がなす角とに基づいて、前記撮影手段から前記撮影手段により撮影した顔画像における顔の特徴点までの距離を算出する、ことを特徴とする前記請求項2に記載の顔照合装置。
  4. 予め登録者の顔画像が登録されている記憶手段と、この記憶手段に登録されている顔画像との照合処理を行う顔照合装置において、
    照合対象者の顔画像を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段から前記撮影手段により顔画像を撮影した照合対象者までの距離を検出する検出手段と、
    この検出手段により検出した前記撮影手段から照合対象者までの距離と前記撮影手段により撮影した顔画像における複数の顔の特徴点間の距離とに基づいて、前記撮影手段により撮影した顔の大きさを判断する判断手段と、
    この判断手段により判断した前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であるか否かを判定する第1の判定手段と、
    この第1の判定手段により前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であると判定した場合、当該照合対象者に対して前記撮影手段の左側および右側から順次光を照射する照明手段と、
    この照明手段により前記撮影手段の左側から光を照射した場合に照合対象者の顔に現れる影と前記照明手段により前記撮影手段の右側から光を照射した場合に照合対象者の顔に現れる影とが正常であるか否かを判定する第2の判定手段と、
    この第2の判定手段により照合対象者の顔に現れる影が正常であると判定した場合、前記撮影手段にて撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている登録者の顔画像との照合処理を実行する実行手段と、
    前記第1の判定手段により前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当でないと判定した場合、あるいは、前記第2の判定手段により照合対象者の顔に現れる影が正常でないと判定した場合、前記撮影手段により撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている登録者の顔画像との照合処理を不可とする処理手段と、
    を具備することを特徴とする顔照合装置。
  5. 予め通行が許可されている人物の顔画像が登録されている記憶手段と、通行者の顔画像と前記記憶手段に登録されている顔画像との照合結果に基づいて通行者に対する通行を制御する通行制御装置において、
    通行者の顔画像を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段から前記撮影手段により顔画像を撮影した通行者までの距離を検出する検出手段と、
    この検出手段により検出した前記撮影手段から通行者までの距離と前記撮影手段にて撮影した顔画像における複数の顔の特徴点間の距離とに基づいて、前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさを判断する判断手段と、
    この判断手段により判断した前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であるか否かを判定する判定手段と、
    この判定手段により前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であると判定した場合、前記撮影手段にて撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている通行が許可されている人物の顔画像との照合処理を実行する実行手段と、
    この実行手段により実行された前記撮影手段にて撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている人物の顔画像との照合が成功した場合、当該通行者の通行を許可する通行許可手段と、
    前記実行手段により実行された前記撮影手段にて撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている人物の顔画像との照合が失敗した場合、あるいは前記判定手段により前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当でないと判定した場合、当該通行者の通行を阻止する通行阻止手段と、
    を具備することを特徴とする通行制御装置。
  6. 予め通行が許可されている人物の顔画像が登録されている記憶手段と、通行者の顔画像と前記記憶手段に登録されている顔画像との照合結果に基づいて通行者に対する通行を制御する通行制御装置において、
    通行者の顔画像を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段から前記撮影手段により顔画像を撮影した通行者までの距離を検出する検出手段と、
    この検出手段により検出した前記撮影手段から通行者までの距離と前記撮影手段にて撮影した顔画像における複数の顔の特徴点間の距離とに基づいて、前記撮影手段により撮影した顔画像における顔の大きさを判断する判断手段と、
    この判断手段により判断した前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であるか否かを判定する第1の判定手段と、
    この第1の判定手段により前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当であると判定した場合、当該照合対象者に対して前記撮影手段の左側および右側から順次光を照射する照明手段と、
    この照明手段により前記撮影手段の左側から光を照射した場合に照合対象者の顔に現れる影と前記照明手段により前記撮影手段の右側から光を照射した場合に照合対象者の顔に現れる影とが正常であるか否かを判定する第2の判定手段と、
    この第2の判定手段により照合対象者の顔に現れる影が正常であると判定した場合、前記撮影手段により撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている登録者の顔画像との照合処理を実行する実行手段と、
    この実行手段により実行された前記撮影手段にて撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている人物の顔画像との照合が成功した場合、当該通行者の通行を許可する通行許可手段と、
    前記実行手段により実行された前記撮影手段にて撮影した顔画像と前記記憶手段に登録されている人物の顔画像との照合が失敗した場合、前記第1の判定手段により前記撮影手段にて撮影した顔画像における顔の大きさが妥当でないと判定した場合、あるいは、前記第2の判定手段により通行者の顔に現れる影が正常でないと判定した場合、当該通行者の通行を阻止する通行阻止手段と、
    を具備することを特徴とする通行制御装置。
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