JP2005135102A - 画像処理システム、画像形成方法、携帯型情報端末及び画像形成装置 - Google Patents

画像処理システム、画像形成方法、携帯型情報端末及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ジョブの設定の入力を省力化すること。
【解決手段】 無線により相互にデータの送受信が可能な携帯型情報端末及び画像形成装置を備えた画像処理システムにおいて、
前記画像形成装置でジョブを実行する際に必要な実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)と、ユーザが指定した前記機能設定ジョブのデータを画像形成装置に送信する実行対象ジョブ情報送信手段(KC11)と、を備えた携帯型情報端末と、
実行対象ジョブ情報を受信する実行対象ジョブ情報受信手段と、実行対象ジョブを実行するジョブ制御手段と、を備えた前記画像形成装置とを有する画像処理システム。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成装置においてジョブを実行する際に実行可能な機能を1つまたは複数組み合わせた機能設定ジョブを実行可能な画像形成装置、前記画像形成装置との間で無線により相互にデータ(情報)の送受信が可能な携帯型情報端末、前記携帯型情報端末と前記画像形成装置とを備えた画像処理システム、前記画像処理システムにおける画像形成方法に関する。
近年の画像形成装置は、記録画像の拡大・縮小、回転や濃度調節、給紙トレイの選択、ステープル処理やパンチング等の後処理等の多数の実行可能な機能(実行可能機能)を備え複雑化している。そして、このような画像形成装置において、使用環境に応じて所定の機能を組み合わせた定型作業(定型ジョブ)を行う場合、画像形成装置を使用する度にユーザが入力・設定すると面倒である。したがって、前記入力設定作業の省力化の目的のために、画像形成装置内部に記憶装置(ジョブメモリ)を設け、所定の実行可能機能または実行可能機能の組み合わせが設定されたジョブ(機能設定ジョブ)を前記ジョブメモリに記憶させておくことが行われている。
特開2002−49473号公報(要約書「解決手段」欄、「0061」〜「0065」)
しかしながら、前記機能設定ジョブの設定は画像形成装置のユーザインタフェース(UI、入力装置)から入力して行っており、設定方法(即ち、UIの操作方法)が画像形成装置の機種毎に異なる場合がある。また、ジョブの設定は画像形成装置毎に行う必要があり、ある画像形成装置で機能設定ジョブを設定しても、他の画像形成装置ではあらためて設定する必要がある。さらに、画像形成装置毎に有する実行可能機能が異なる場合があるので、ジョブの設定を行う際にユーザが画像形成装置で実行可能な機能を記憶またはマニュアル等を参照して確認する必要がある。これらの結果、複数台の画像形成装置をユーザが使用可能な場合、ユーザの入力操作が複雑、面倒になっていた。
また、近年のネットワーク技術の進展により、画像形成装置がLAN等のネットワークに接続されることが多くなっていると共に、ユーザ各個人が無線送受信可能な携帯型情報端末を所持することも多くなってきており、携帯型情報端末と画像形成装置とを連携することが考えられている。
前記携帯型情報端末と画像形成装置とを連携させる技術として、下記の技術(J01)が公知である。
(J01)特許文献1(特開2002−49473号公報)記載の技術
特許文献1記載の技術では、PCからプリンタ(画像形成装置)へネットワークを通じて識別データが付されたプリントデータが送信される際に、携帯電話(携帯型情報端末)に無線によって識別データ(IDデータ)が送信される。そして、前記識別データが記憶された携帯電話を保持したユーザがプリンタに近づいた時に、プリンタは識別データに対応するプリントデータの画像形成を実行する。
しかしながら、前記従来技術(J01)では、携帯電話はプリンタ内の画像データのプリント開始を指示するだけであり、機能としてはリモートスイッチと同様の機能でしかない。即ち、ジョブの設定を省力化することはできない。
本発明は、前述の事情に鑑み、次の記載内容(O01),(O02)を技術的課題とする。
(O01)画像形成装置を使用する際のユーザの作業を省力化すること。
(O02)画像形成装置で実行するジョブの設定作業の機種依存性をなくすこと。
(本発明)
次に、前記課題を解決した本発明を説明するが、本発明の要素には、後述の実施の形態の具体例(実施例)の要素との対応を容易にするため、実施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。また、本発明を後述の実施例の符号と対応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするためであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではない。
(第1発明)
前記技術的課題を解決するために第1発明の画像処理システム(S)は、無線により相互にデータの送受信が可能な携帯型情報端末(1,2)及び画像形成装置(Ua〜Uc)を備えた画像処理システム(S)において、下記の構成要件(A01),(B01)を備えたことを特徴とする。
(A01)前記携帯型情報端末(1,2)が送信する端末送信情報を受信する端末送信情報受信手段(C11)と、
前記画像形成装置(Ua〜Uc)において画像形成動作であるジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能の全てを記憶する実行可能機能記憶手段(C5B)と、
所定の前記端末送信情報を受信した場合に、前記端末送信情報を送信した前記携帯型情報端末(1,2)に対して、前記実行可能機能の全ての情報である全実行可能機能情報を送信する全実行可能機能情報送信手段(C15)と、
を備えた前記画像形成装置(Ua〜Uc)、
(B01)前記携帯型情報端末(1,2)が前記画像形成装置(Ua〜Uc)に実行させる前記ジョブであって、前記画像形成装置(Ua〜Uc)においてジョブを実行する際に必要な実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)と、
前記画像形成装置(Ua〜Uc)から送信された前記全実行可能機能情報を受信する全実行可能機能情報受信手段(KC1)と、
前記機能設定ジョブに設定された前記実行可能機能が、受信した前記全実行可能機能に含まれているか否かを判別する機能設定ジョブ可否判別手段(KC6)と、
前記機能設定ジョブ可否判別手段(KC6)の判別結果に応じて、前記機能設定ジョブが前記全実行可能機能情報を送信した前記画像形成装置(Ua〜Uc)において実行可能であるか否かを示すジョブ実行可能判別結果画像(23)を表示画面(6)に表示するジョブ実行可能判別結果画像表示手段(KC7A)と、
を備えた前記携帯型情報端末(1,2)。
(第1発明の作用)
前記構成要件(A01),(B01)を備えた第1発明の画像処理システム(S)の画像形成装置(Ua〜Uc)では、端末送信情報受信手段(C11)は、携帯型情報端末(1,2)が送信する端末送信情報を受信する。実行可能機能記憶手段(C5B)には、前記画像形成装置(Ua〜Uc)において画像形成動作であるジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能の全てが記憶されている。全実行可能機能情報送信手段(C15)は、所定の前記端末送信情報を受信した場合に、前記端末送信情報を送信した前記携帯型情報端末(1,2)に対して、前記実行可能機能の全ての情報である全実行可能機能情報を送信する。
そして、第1発明の画像処理システム(S)の携帯型情報端末(1,2)では、機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)には、前記携帯型情報端末(1,2)が前記画像形成装置(Ua〜Uc)に実行させる前記ジョブであって、前記画像形成装置(Ua〜Uc)においてジョブを実行する際に必要な実行可能機能が設定された機能設定ジョブが記憶されている。全実行可能機能情報受信手段(KC1)は、前記画像形成装置(Ua〜Uc)から送信された前記全実行可能機能情報を受信する。機能設定ジョブ可否判別手段(KC6)は、前記機能設定ジョブに設定された前記実行可能機能が、受信した前記全実行可能機能に含まれているか否かを判別する。ジョブ実行可能判別結果画像表示手段(KC7A)は、前記機能設定ジョブ可否判別手段(KC6)の判別結果に応じて、前記機能設定ジョブが前記全実行可能機能情報を送信した前記画像形成装置(Ua〜Uc)において実行可能であるか否かを示すジョブ実行可能判別結果画像(23)を表示画面(6)に表示する。
したがって、第1発明の画像処理システム(S)では、携帯型情報端末(1,2)を検出したことを示す情報や前記全実行可能機能情報の送信要求の情報等の所定の端末送信情報を画像形成装置(Ua〜Uc)が受信した場合に全実行可能機能情報が送信される。そして、前記携帯型情報端末(1,2)に記憶されている(登録されている)機能設定ジョブに設定された1つまたは複数の実行可能機能が前記全実行可能機能情報に含まれているか否かが判別される。前記携帯型情報端末(1,2)に記憶された機能設定ジョブに設定される実行可能機能は、前記全実行可能機能情報を送信した画像形成装置(Ua〜Uc)で実行不可能な実行可能機能を含んでいる場合がある。例えば、無線による情報の送受信が可能な他の画像形成装置(Ua〜Uc)や前記全実行可能機能を送信した画像形成装置(Ua〜Uc)にネットワーク接続されている画像形成装置(Ua〜Uc)で実行可能な機能が機能設定ジョブに設定されている場合がある。さらに、前記全実行可能機能情報を送信した画像形成装置(Ua〜Uc)にオプションとして追加可能な機能が前記機能設定ジョブに設定されている場合もある。
したがって、前記全実行可能機能を受信し、機能設定ジョブに含まれる実行可能機能と比較することにより、前記機能設定ジョブが全実行可能機能を送信した画像形成装置(Ua〜Uc)で実行可能であるか否かを判別できる。したがって、自動的に機能設定ジョブが実行可能であるか否かの判別ができ、実行可能な機能設定ジョブをユーザが認識できる。この結果、機能設定ジョブに設定された実行可能機能を画像形成装置(Ua〜Uc)が備えているか否かをユーザが記憶したりマニュアルで確認したりする手間を省略でき、画像形成装置(Ua〜Uc)を使用する際のユーザの作業を省力化することができる。
また、携帯型情報端末(1,2)に機能設定ジョブが登録されているので、無線により情報の送受信が可能な画像形成装置(Ua〜Uc)に、前記携帯型情報端末(1,2)に記憶された機能設定ジョブのデータを無線送信して実行させることができる。したがって、画像形成装置(Ua〜Uc)毎にジョブを設定する必要が無くなるので作業を省力化できる。さらに、前記携帯型情報端末(1,2)において、前記機能設定ジョブの設定が可能である場合には、機能設定ジョブの登録作業の操作方法が携帯型情報端末(1,2)における操作方法に共通化される(統一される)。したがって、機種毎に操作方法が異なる画像形成装置(Ua〜Uc)を操作して機能設定ジョブの設定を行う必要がないので、ジョブの設定作業の機種依存性を無くすことができる。
また、前記第1発明の画像処理システム(S)は、下記の構成要件(A01′)を備えることも可能である。
(A01′)前記携帯型情報端末(1,2)との間で無線による情報の送受信が可能な端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)と、
前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)にネットワークを介して情報の送受信が可能にネットワーク接続されたネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)と、
を含む前記画像形成装置(Ua〜Uc)。
前記構成要件(A01′)を備えた第1発明の画像処理システム(S)では、画像形成装置(Ua〜Uc)は、前記携帯型情報端末(1,2)との間で無線による情報の送受信が可能な端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)と、前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)にネットワークを介して情報の送受信が可能にネットワーク接続されたネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)とを含む。
したがって、無線による情報の送受信が可能な端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)及びネットワーク接続された画像形成装置(Ua〜Uc)のいずれかの画像形成装置(Ua〜Uc)でジョブ実行時に実行可能な実行可能機能が設定された機能設定ジョブが、前記全実行可能機能を送信した画像形成装置(Ua〜Uc)で実行可能であるか否かを判別できる。
また、前記第1発明の画像処理システム(S)は、下記の構成要件(B01′)を備えることも可能である。
(B01′)前記画像形成装置(Ua〜Uc)が備えている前記全実行可能機能の送信を要求する機能要求情報としての前記端末送信情報。
前記構成要件(B01′)を備えた画像処理システム(S)では、前記画像形成装置(Ua〜Uc)は前記端末送信情報として、前記画像形成装置(Ua〜Uc)が備えている前記全実行可能機能の送信を要求する機能要求情報を受信する。したがって、携帯型情報端末(1,2)から送信される機能要求情報に応じて、全実行可能機能のデータを送信することができる。
(第2発明)
前記技術的課題を解決するために第2発明の画像処理システム(S)は、無線により相互にデータの送受信が可能な携帯型情報端末(1,2)及び画像形成装置(Ua〜Uc)を備えた画像処理システム(S)において、下記の構成要件(A02),(B02)を備えたことを特徴とする。
(B02)前記携帯型情報端末(1,2)が前記画像形成装置(Ua〜Uc)に実行させる前記ジョブであって、前記画像形成装置(Ua〜Uc)でジョブを実行する際に必要な実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)と、
ユーザが指定した前記機能設定ジョブのデータを実行対象ジョブ情報として前記画像形成装置(Ua〜Uc)に送信する実行対象ジョブ情報送信手段(KC11)と、
を備えた前記携帯型情報端末(1,2)、
(A02)前記携帯型情報端末(1,2)から送信された実行対象ジョブ情報を受信する実行対象ジョブ情報受信手段(C11)と、
実行対象ジョブ情報を受信した場合に、前記実行対象ジョブを実行するジョブ制御手段(C1)と、
を備えた前記画像形成装置(Ua〜Uc)。
(第2発明の作用)
前記構成要件(A02),(B02)を備えた第2発明の画像処理システム(S)の携帯型情報端末(1,2)では、機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)は、前記携帯型情報端末(1,2)が前記画像形成装置(Ua〜Uc)に実行させる前記ジョブであって、前記画像形成装置(Ua〜Uc)でジョブを実行する際に必要な実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する。実行対象ジョブ情報送信手段(KC11)は、ユーザが指定した前記機能設定ジョブのデータを実行対象ジョブ情報として前記画像形成装置(Ua〜Uc)に送信する。
また、前記第2発明の画像処理システム(S)の画像形成装置(Ua〜Uc)では、実行対象ジョブ情報受信手段(C11)は、前記携帯型情報端末(1,2)から送信された実行対象ジョブ情報を受信する。ジョブ制御手段(C1)は、実行対象ジョブ情報を受信した場合に、前記実行対象ジョブを実行する。
したがって、第2発明の画像処理システム(S)では、ユーザの入力により指定された実行対象ジョブのデータ(情報)を受信した画像形成装置(Ua〜Uc)は、前記実行対象ジョブに設定された実行可能機能に応じたジョブを実行する。この結果、携帯型情報端末(1,2)に記憶された機能設定ジョブが実行されるので、画像形成装置(Ua〜Uc)毎に機能設定ジョブを設定(登録)する必要が無くなる。したがって、ユーザの作業(機能設定ジョブの設定及び実行)を省力化することができる。また、携帯型情報端末(1,2)のユーザインタフェース(UI)への入力操作により設定した機能設定ジョブを実行できるので、画像形成装置(Ua〜Uc)の機能設定ジョブの設定方法(UIの操作方法)を機種毎に記憶したり、マニュアルを見て確認して機能設定ジョブを設定する必要が無くなる。したがって、第2発明の画像処理システム(S)は、ジョブの設定等の省力化ができると共に、機種依存性を無くすことができる。
(第3発明)
前記技術的課題を解決するための第3発明の画像処理システム(S)は、無線により相互にデータの送受信が可能な携帯型情報端末(1,2)及び画像形成装置(Ua〜Uc)を備えた画像処理システム(S)において、下記の構成要件(A03),(B03)を備えたことを特徴とする。
(A03)前記画像形成装置(Ua〜Uc)において、画像形成動作であるジョブを実行する時に実行可能な機能である実行可能機能の全てを記憶する実行可能機能記憶手段(C5B)と、
ユーザの入力に応じて前記実行可能機能が設定された機能設定ジョブの設定を行う機能設定ジョブ設定手段(C5)と、
前記機能設定ジョブ設定手段(C5)で設定された前記機能設定ジョブを装置設定ジョブとして記憶する装置設定ジョブ記憶手段(C5C)と、
前記装置設定ジョブを実行するジョブ制御手段(C1)と、
前記装置設定ジョブが終了した後、前記装置設定ジョブの情報を前記携帯型情報端末(1,2)に送信する装置設定ジョブ情報送信手段(C15)と、
を備えた前記画像形成装置(Ua〜Uc)、
(B03)前記画像形成装置(Ua〜Uc)から送信された装置設定ジョブ情報を受信する装置設定ジョブ情報受信手段(KC1)と、
前記装置設定ジョブ情報を受信した場合に、前記装置設定ジョブを示す装置設定ジョブ画像(22)を表示画面(6)に表示する装置設定ジョブ画像表示手段(KC5C)と、
ユーザの入力に応じて、前記装置設定ジョブを機能設定ジョブとして記憶する機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)と、
を備えた前記携帯型情報端末(1,2)。
(第3発明の作用)
前記構成要件(A03),(B03)を備えた第3発明の画像処理システム(S)の画像形成装置(Ua〜Uc)では、実行可能機能記憶手段(C5B)は、前記画像形成装置(Ua〜Uc)において、画像形成動作であるジョブを実行する時に実行可能な機能である実行可能機能の全てを記憶する。機能設定ジョブ設定手段(C5)は、ユーザの入力に応じて前記実行可能機能が設定された機能設定ジョブの設定を行う。装置設定ジョブ記憶手段(C5C)は、前記機能設定ジョブ設定手段(C5)で設定された前記機能設定ジョブを装置設定ジョブとして記憶する。ジョブ制御手段(C1)は、前記装置設定ジョブを実行する。装置設定ジョブ情報送信手段(C15)は、前記装置設定ジョブが終了した後、前記装置設定ジョブの情報を前記携帯型情報端末(1,2)に送信する。
そして、前記第3発明の画像処理システム(S)の携帯型情報端末(1,2)では、装置設定ジョブ情報受信手段(KC1)は、前記画像形成装置(Ua〜Uc)から送信された装置設定ジョブ情報を受信する。装置設定ジョブ画像表示手段(KC5C)は、前記装置設定ジョブ情報を受信した場合に、前記装置設定ジョブを示す装置設定ジョブ画像(22)を表示画面(6)に表示する。機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)は、ユーザの入力に応じて、前記装置設定ジョブを機能設定ジョブとして記憶する。
したがって、前記第3発明の画像処理システム(S)では、画像形成装置(Ua〜Uc)でユーザの入力により設定された装置設定ジョブの終了後、前記装置設定ジョブのデータ(情報)が携帯型情報端末(1,2)に送信される。そして、前記装置設定ジョブ情報を携帯型情報端末(1,2)において、機能設定ジョブとして記憶できる。この結果、画像形成装置(Ua〜Uc)で1度入力して設定した機能設定ジョブ(装置設定ジョブ)を再び実行する際に、画像形成装置(Ua〜Uc)のユーザインタフェース(UI)から入力して設定する必要が無くなる。また、他の画像形成装置(Ua〜Uc)で装置設定ジョブを実行する場合に、記憶した機能設定ジョブ(装置設定ジョブ)のデータを無線送信して実行させることにより、他の画像形成装置(Ua〜Uc)で入力を行う必要もなくなる。したがって、第3発明の画像処理システム(S)では、一度実行した機能設定ジョブを実行する際に、画像形成装置(Ua〜Uc)のUIから入力する必要が無いので、ユーザの作業(機能設定ジョブの設定作業)を省力化でき、設定作業の機種依存性を無くすことができる。
(第4発明)
前記技術的課題を解決するために、第4発明の画像処理システム(S)は、ユーザが携帯可能且つ無線によりデータの送受信が可能な携帯型情報端末(1,2)と、前記携帯型情報端末(1,2)と無線により相互にデータの送受信が可能な端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)と、前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)に情報送受信回線でネットワーク接続されたネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)とを備えた画像処理システム(S)において、下記の構成要件(A04),(B04)を備えたことを特徴とする。
(B04)前記携帯型情報端末(1,2)が前記画像形成装置(Ua〜Uc)に実行させるジョブであって、前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)及びネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)の少なくともいずれか一方の画像形成装置(Ua〜Uc)において画像形成動作であるジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)と、
前記機能設定ジョブを実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)を検索する入力がされた場合に、検索対象の前記機能設定ジョブを実行可能な前記画像形成装置(Ua〜Uc)を検索することを要求する検索要求情報と、検索対象の機能設定ジョブのデータである検索対象ジョブ情報とを前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)に送信する検索要求情報送信手段(KC11)、
(A04)前記携帯型情報端末(1,2)が送信する検索要求情報と、前記検索対象ジョブ情報とを受信する検索要求情報受信手段(C11)と、
前記検索要求情報と、前記検索対象ジョブ情報とを受信した場合に、前記ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)が前記検索対象ジョブを実行可能であるか否かを判別するための判別情報の送信を要求する判別要求情報を、前記ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)に送信する判別要求情報送信手段(C28)と、
前記ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)から送信される前記判別要求情報に対する応答である判別情報を受信する判別情報受信手段(C21)と、
前記判別情報を受信した場合に、前記判別情報に基づいて前記検索対象ジョブを実行可能なネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)を判別する検索対象ジョブ実行可能装置判別手段(C26)と、
前記検索対象ジョブ実行可能装置判別手段(C26)による判別結果である検索結果のデータを前記携帯型情報端末(1,2)に送信する検索結果情報送信手段(C15)と、
を備えた端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)。
(第4発明の作用)
前記構成要件(A04),(B04)を備えた第4発明の画像処理システム(S)の携帯型情報端末(1,2)では、機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)は、前記携帯型情報端末(1,2)が前記画像形成装置(Ua〜Uc)に実行させるジョブであって、前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)及びネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)の少なくともいずれか一方の画像形成装置(Ua〜Uc)において画像形成動作であるジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する。検索要求情報送信手段(KC11)は、前記機能設定ジョブを実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)を検索する入力がされた場合に、検索対象の前記機能設定ジョブを実行可能な前記画像形成装置(Ua〜Uc)を検索することを要求する検索要求情報と、検索対象の機能設定ジョブのデータとしての検索対象ジョブ情報とを前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)に送信する。
そして、第4発明の画像処理システム(S)の端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)では、検索要求情報受信手段(C11)は、前記携帯型情報端末(1,2)が送信する検索要求情報と、前記検索対象ジョブ情報とを受信する。判別要求情報送信手段(C28)は、前記検索要求情報と、前記検索対象ジョブ情報とを受信した場合に、前記ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)が前記検索対象ジョブを実行可能であるか否かを判別するための判別情報の送信を要求する判別要求情報を、前記ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)に送信する。判別情報受信手段(C21)は、前記ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)から送信される前記判別要求情報に対する応答である判別情報を受信する。検索対象ジョブ実行可能装置判別手段(C26)は、前記判別情報を受信した場合に、前記判別情報に基づいて前記検索対象ジョブを実行可能なネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)を判別する。検索結果情報送信手段(C15)は、前記検索対象ジョブ実行可能装置判別手段(C26)による判別結果である検索結果のデータを前記携帯型情報端末(1,2)に送信する。
したがって、第4発明の画像処理システム(S)は、携帯型情報端末(1,2)から送信された検索対象ジョブが実行可能であるか否かを判別するための判別情報がネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)から送信される。そして、前記判別情報に基づいて、実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)が判別され、その判別結果(検索結果)が携帯型情報端末(1,2)に送信される。この結果、携帯型情報端末(1,2)に記憶された機能設定ジョブが実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)を、画像形成装置(Ua〜Uc)のユーザインタフェースに入力すること無く、検索することが可能となる。即ち、機能設定ジョブが実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)を検出するための入力作業を省力化できると共に、携帯型情報端末(1,2)の操作により検索作業が実行できるので、画像形成装置(Ua〜Uc)のUIの操作方法を機種毎に記憶したりマニュアルを確認する必要が無くなるので、機種依存性を無くすことができる。
また、機能設定ジョブを実行できる画像形成装置(Ua〜Uc)を検索できるので、ユーザが各画像形成装置(Ua〜Uc)(端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)及びネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc))が有している実行可能機能を記憶する必要が無くなる。この結果、ユーザが実行したい機能設定ジョブの実行可能機能を有する画像形成装置(Ua〜Uc)を速やかに認識でき、実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)で実行したい機能設定ジョブを速やかに実行できる。
また、前記第4発明の画像処理システム(S)は、下記の構成要件(C01)を備えることも可能である。
(C01)前記ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)において、前記ジョブを実行する際に実行可能な実行可能機能の全てを記憶する実行可能機能記憶手段(C5B)と、
前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)から送信された判別要求情報を受信する判別要求情報受信手段(C21)と、
前記判別要求情報を受信した場合に、全ての前記実行可能機能のデータである全実行可能機能情報を前記判別情報として、前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)に送信する判別情報送信手段(C28)と、
を備えた前記ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)。
前記構成要件(C01)を備えた第4発明の画像処理システム(S)のネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)では、実行可能機能記憶手段(C5B)は、前記ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)において、前記ジョブを実行する際に実行可能な実行可能機能の全てを記憶する。判別要求情報受信手段(C21)は、前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)から送信された判別要求情報を受信する。判別情報送信手段(C28)は、前記判別要求情報を受信した場合に、全ての前記実行可能機能のデータである全実行可能機能情報を前記判別情報として、前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)に送信する。
したがって、前記構成要件(C01)を備えた第4発明の画像処理システム(S)は、ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)の全実行可能機能のデータが判別情報として送信される。したがって、前記全実行可能機能のデータを受信した端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)は、検索対象ジョブに設定された実行可能機能と、ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)から送信された全実行可能機能とを比較することにより、ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)で検索対象ジョブが実行可能であるか否かを判別できる。
また、前記第4発明の画像処理システム(S)は、下記の構成要件(B04′)を備えることも可能である。
(B04′)前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)から送信された検索結果情報を受信する検索結果情報受信手段(KC1)と、
検索結果情報を受信した場合に、前記検索結果を示す検索結果画像(26)を表示画面(6)に表示する検索結果画像表示手段(KC7F)と、
を備えた前記携帯型情報端末(1,2)。
前記構成要件(B04′)を備えた第4発明の画像処理システム(S)では、携帯型情報端末(1,2)の検索結果情報受信手段(KC1)は、前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)から送信された検索結果情報を受信する。検索結果画像表示手段(KC7F)は、検索結果情報を受信した場合に、前記検索結果を示す検索結果画像(26)を表示画面(6)に表示する。
したがって、ユーザは、前記検索結果画像(26)を確認することによって、検索対象ジョブが実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)を確認することができる。
(第5発明)
前記技術的課題を解決するために第5発明の画像形成方法は、下記の工程(D01)〜(D04)を順次実行することを特徴とする。
(D01)携帯型情報端末(1,2)から無線送信される所定の端末送信情報を受信した画像形成装置(Ua〜Uc)において、画像形成動作であるジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能の全てのデータである全実行可能機能情報を前記画像形成装置(Ua〜Uc)から前記携帯型情報端末(1,2)に無線送信する全実行可能機能情報送信工程、
(D02)前記携帯型情報端末(1,2)が前記画像形成装置(Ua〜Uc)に実行させるジョブであって、前記画像形成装置(Ua〜Uc)においてジョブを実行する際に必要な実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する前記携帯型情報端末(1,2)において、前記機能設定ジョブに設定された実行可能機能が、受信した前記全実行可能機能に含まれているか否かを判別する機能設定ジョブ実行可否判別工程、
(D03)前記全実行可能機能を送信した前記画像形成装置(Ua〜Uc)において実行可能であると判別された前記機能設定ジョブであって、ユーザの入力によりジョブの実行開始の指定があった前記機能設定ジョブに設定された前記実行可能機能のデータを前記画像形成装置(Ua〜Uc)に対して無線送信する実行対象ジョブ情報送信工程、
(D04)受信した前記実行可能機能のデータに基づいて、画像形成動作であるジョブを実行する画像形成工程。
(第5発明の作用)
前記工程(D01)〜(D04)を実行する第5発明の画像形成方法の全実行可能機能情報送信工程では、携帯型情報端末(1,2)から無線送信される所定の端末送信情報を受信した画像形成装置(Ua〜Uc)において、画像形成動作であるジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能の全てのデータである全実行可能機能情報を前記画像形成装置(Ua〜Uc)から前記携帯型情報端末(1,2)に無線送信する。機能設定ジョブ実行可否判別工程では、前記携帯型情報端末(1,2)が前記画像形成装置(Ua〜Uc)に実行させるジョブであって、前記画像形成装置(Ua〜Uc)においてジョブを実行する際に必要な実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する前記携帯型情報端末(1,2)において、前記機能設定ジョブに設定された実行可能機能が、受信した前記全実行可能機能に含まれているか否かを判別する。
実行対象ジョブ情報送信工程では、前記全実行可能機能を送信した前記画像形成装置(Ua〜Uc)において実行可能であると判別された前記機能設定ジョブであって、ユーザの入力によりジョブの実行開始の指定があった前記機能設定ジョブに設定された前記実行可能機能のデータを前記画像形成装置(Ua〜Uc)に対して無線送信する。画像形成工程では、受信した前記実行可能機能のデータに基づいて、画像形成動作であるジョブを実行する。
したがって、第5発明の画像形成方法では、全実行可能機能情報送信工程で画像形成装置(Ua〜Uc)から送信される全実行可能機能情報に基づいて、携帯型情報端末(1,2)に記憶された機能設定ジョブが実行可能であるか否かが判別される。そして、ユーザが指定した実行可能な機能設定ジョブに基づいてジョブが実行され、画像が形成される。したがって、機能設定ジョブが画像形成装置(Ua〜Uc)で実行可能であるか否かを自動的に判別できるので、画像形成装置(Ua〜Uc)が有する実行可能機能をユーザが記憶等する必要が無くなる。したがって、ユーザの作業を省力化できると共に、異なる実行可能機能を有する画像形成装置(Ua〜Uc)毎に機能設定ジョブが実行可能であるか否かを携帯型情報端末(1,2)で判別できるので、判別作業の機種依存性を無くすことができる。
また、実行可能な機能設定ジョブの情報を画像形成装置(Ua〜Uc)に送信してジョブを実行するので、ユーザが画像形成装置(Ua〜Uc)のUIを操作してジョブの設定を行う作業が必要なくなる。この結果、携帯型情報端末(1,2)のUIを操作するだけでジョブを実行でき、画像形成装置(Ua〜Uc)のUIの操作方法を記憶する必要が無くなる。したがって、ユーザの作業を省力化できると共に、画像形成装置(Ua〜Uc)のUIの操作方法に依存せずジョブを実行できる。
(第6発明)
前記技術的課題を解決するために第6発明の画像形成方法は、下記の工程(D03′),(D04)を順次実行することを特徴とする。
(D03′)携帯型情報端末(1,2)に記憶され、画像形成装置(Ua〜Uc)においてジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能が設定された機能設定ジョブであって、ユーザの入力によりジョブの実行開始が指定された前記機能設定ジョブに設定された前記実行可能機能のデータを画像形成装置(Ua〜Uc)に対して無線送信する実行対象ジョブ情報送信工程、
(D04)受信した前記実行可能機能のデータに基づいて、画像形成動作であるジョブを実行する画像形成工程。
(第6発明の作用)
前記工程(D03′),(D04)を実行する第6発明の画像形成方法の実行対象ジョブ情報送信工程では、携帯型情報端末(1,2)に記憶され、画像形成装置(Ua〜Uc)においてジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能が設定された機能設定ジョブであって、ユーザの入力によりジョブの実行開始が指定された前記機能設定ジョブに設定された前記実行可能機能のデータを画像形成装置(Ua〜Uc)に対して無線送信する。そして、画像形成工程では、受信した前記実行可能機能のデータに基づいて、画像形成動作であるジョブを実行する。
したがって、前記第6発明の画像形成方法では、携帯型情報端末(1,2)に記憶された機能設定ジョブを画像形成装置(Ua〜Uc)に無線送信することによって、機能設定ジョブに基づいてジョブが実行される。したがって、ユーザが画像形成装置(Ua〜Uc)のユーザインタフェース(UI)を操作してジョブの設定を行う作業が必要なくなる。この結果、携帯型情報端末(1,2)のUIを操作するだけでジョブを実行でき、機種毎に異なる画像形成装置(Ua〜Uc)のUIの操作方法を記憶したり、マニュアル等を参照して確認する必要が無くなる。したがって、ユーザの作業を省力化できると共に、画像形成装置(Ua〜Uc)の機種依存性を無くすことができる。
(第7発明)
前記技術的課題を解決するために第7発明の画像形成装置(Ua〜Uc)は、携帯型情報端末(1,2)との間で無線により情報の送受信が可能な画像形成装置(Ua〜Uc)において、下記の構成要件(A01a)〜(A01c)を備えたことを特徴とする。
(A01a)携帯型情報端末(1,2)が送信する端末送信情報を受信する端末送信情報受信手段(C11)、
(A01b)前記画像形成装置(Ua〜Uc)において画像形成動作であるジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能の全てを記憶する実行可能機能記憶手段(C5B)、
(A01c)所定の前記端末送信情報を受信した場合に、前記端末送信情報を送信した前記携帯型情報端末(1,2)に対して、前記実行可能機能の全ての情報である全実行可能機能情報を送信する全実行可能機能情報送信手段(C15)。
(第7発明の作用)
前記構成要件(A01a)〜(A01c)を備えた第7発明の画像形成装置(Ua〜Uc)では、端末送信情報受信手段(C11)は、携帯型情報端末(1,2)が送信する端末送信情報を受信する。実行可能機能記憶手段(C5B)は、前記画像形成装置(Ua〜Uc)において画像形成動作であるジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能の全てを記憶する。全実行可能機能情報送信手段(C15)は、所定の前記端末送信情報を受信した場合に、前記端末送信情報を送信した前記携帯型情報端末(1,2)に対して、前記実行可能機能の全ての情報である全実行可能機能情報を送信する。
したがって、前記第7発明の画像形成装置(Ua〜Uc)では、携帯型情報端末(1,2)から送信された所定の端末送信情報(携帯型情報端末(1,2)を検出したことを示す情報や、画像形成装置(Ua〜Uc)の全実行可能機能の送信を要求する情報等)を受信した場合に、画像形成装置(Ua〜Uc)から全実行可能機能情報が送信される。前記全実行可能機能情報を受信した携帯型情報端末(1,2)では、前記全実行可能機能情報に基づいて、各種処理を実行できる。例えば、前記携帯型情報端末(1,2)に実行可能機能が設定された機能設定ジョブが記憶されている場合に、前記全実行可能機能情報を送信した第7発明の画像形成装置(Ua〜Uc)において、前記機能設定ジョブが実行可能であるか否かを判別できる。したがって、自動的に機能設定ジョブが実行可能であるか否かの判別ができ、実行可能な機能設定ジョブをユーザが認識できる。この結果、機能設定ジョブに設定された実行可能機能を画像形成装置(Ua〜Uc)が備えているか否かをユーザが記憶したりマニュアルで確認したりする手間を省略でき、画像形成装置(Ua〜Uc)を使用する際のユーザの作業を省力化することができる。
また、携帯型情報端末(1,2)で機能設定ジョブの設定を行うことができる場合、受信した全実行可能機能の範囲内でジョブの設定を可能とすることによって、第7発明の画像形成装置(Ua〜Uc)で実行可能な機能設定ジョブの設定を携帯型情報端末(1,2)で行うことができる。したがって、全実行可能機能情報を送信することによって、携帯型情報端末(1,2)において、画像形成装置(Ua〜Uc)で実行可能な機能設定ジョブの設定を行うことができる。この結果、画像形成装置(Ua〜Uc)のユーザインタフェース(UI)において機能設定ジョブの入力を行う必要が無くなるので、画像形成装置(Ua〜Uc)のUIの操作方法を記憶する必要が無く、機能設定ジョブの設定を行う際の操作方法が携帯型情報端末(1,2)の操作方法に統一される。したがって、画像形成装置(Ua〜Uc)の機種依存性を無くすことができる。
(第8発明)
前記技術的課題を解決するために第8発明の携帯型情報端末(1,2)は、画像形成装置(Ua〜Uc)がジョブ実行時に実行可能な実行可能機能の全ての情報である全実行可能機能情報を送信する画像形成装置(Ua〜Uc)との間で、無線により情報の送受信が可能な携帯型情報端末(1,2)において、下記の構成要件(B01a)〜(B01d)を備えたことを特徴とする。
(B01a)前記携帯型情報端末(1,2)が前記画像形成装置(Ua〜Uc)に実行させる前記ジョブであって、前記画像形成装置(Ua〜Uc)においてジョブを実行する際に必要な実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)、
(B01b)前記画像形成装置(Ua〜Uc)から送信された前記全実行可能機能情報を受信する全実行可能機能情報受信手段(KC1)、
(B01c)前記機能設定ジョブに設定された前記実行可能機能が、受信した前記全実行可能機能に含まれているか否かを判別する機能設定ジョブ可否判別手段(KC6)、
(B01d)前記機能設定ジョブ可否判別手段(KC6)の判別結果に応じて、前記機能設定ジョブが前記全実行可能機能情報を送信した前記画像形成装置(Ua〜Uc)において実行可能であるか否かを示すジョブ実行可能判別結果画像(23)を表示画面(6)に表示するジョブ実行可能判別結果画像表示手段(KC7A)。
(第8発明の作用)
前記構成要件(B01a)〜(B01d)を備えた第8発明の携帯型情報端末(1,2)では、機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)は、前記携帯型情報端末(1,2)が前記画像形成装置(Ua〜Uc)に実行させる前記ジョブであって、前記画像形成装置(Ua〜Uc)においてジョブを実行する際に必要な実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する。全実行可能機能情報受信手段(KC1)は、前記画像形成装置(Ua〜Uc)から送信された前記全実行可能機能情報を受信する。機能設定ジョブ可否判別手段(KC6)は、前記機能設定ジョブに設定された前記実行可能機能が、受信した前記全実行可能機能に含まれているか否かを判別する。ジョブ実行可能判別結果画像表示手段(KC7A)は、前記機能設定ジョブ可否判別手段(KC6)の判別結果に応じて、前記機能設定ジョブが前記全実行可能機能情報を送信した前記画像形成装置(Ua〜Uc)において実行可能であるか否かを示すジョブ実行可能判別結果画像(23)を表示画面(6)に表示する。
したがって、前記第8発明の携帯型情報端末(1,2)では、画像形成装置(Ua〜Uc)から無線送信された全実行可能機能情報に基づいて、第8発明の携帯型情報端末(1,2)に記憶された機能設定ジョブが、前記画像形成装置(Ua〜Uc)で実行可能であるか否かを自動的に判別できる。この結果、前記画像形成装置(Ua〜Uc)の実行可能機能をユーザが記憶したり、マニュアルを確認したりしなくても、自動的に機能設定ジョブが実行可能であるか否かをジョブ実行可能判別結果画像(23)を見てユーザが認識できる。したがって、ユーザの作業(マニュアルの確認等)を省力化することができる。
また、携帯型情報端末(1,2)に機能設定ジョブが登録されているので、無線により情報の送受信が可能な画像形成装置(Ua〜Uc)に、前記携帯型情報端末(1,2)に記憶された機能設定ジョブのデータを無線送信して実行させることができる。したがって、画像形成装置(Ua〜Uc)毎にジョブを設定する必要が無くなるので作業を省力化できる。
さらに、前記携帯型情報端末(1,2)において、前記機能設定ジョブの設定が可能である場合には、機能設定ジョブの登録作業の操作方法が携帯型情報端末(1,2)における操作方法に共通化される(統一される)。即ち、登録作業の機種依存性を無くすことができる。
(第9発明)
前記技術的課題を解決するために第9発明の携帯型情報端末(1,2)は、画像形成装置(Ua〜Uc)との間で無線により情報の送受信が可能な携帯型情報端末(1,2)において、下記の構成要件(B02a),(B02b)を備えたことを特徴とする。
(B02a)前記携帯型情報端末(1,2)が前記画像形成装置(Ua〜Uc)に実行させる前記ジョブであって、前記画像形成装置(Ua〜Uc)でジョブを実行する際に必要な実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)、
(B02b)ユーザが指定した前記機能設定ジョブのデータを実行対象ジョブ情報として前記画像形成装置(Ua〜Uc)に送信する実行対象ジョブ情報送信手段(KC11)。
(第9発明の作用)
前記構成要件(B02a),(B02b)を備えた第9発明の携帯型情報端末(1,2)では、機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)は、前記携帯型情報端末(1,2)が前記画像形成装置(Ua〜Uc)に実行させる前記ジョブであって、前記画像形成装置(Ua〜Uc)でジョブを実行する際に必要な実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する。実行対象ジョブ情報送信手段(KC11)は、ユーザが指定した前記機能設定ジョブのデータを実行対象ジョブ情報として前記画像形成装置(Ua〜Uc)に送信する。
したがって、前記第9発明の携帯型情報端末(1,2)では、実行対象ジョブが画像形成装置(Ua〜Uc)に送信されて、前記実行対象ジョブに設定された実行可能機能に基づいてジョブが実行される。したがって、携帯型情報端末(1,2)に記憶された機能設定ジョブ(実行対象ジョブ)が実行されるので、画像形成装置(Ua〜Uc)毎にユーザインタフェースUIを操作して、機能設定ジョブを設定(登録)する必要が無くなる。したがって、ユーザの作業(ジョブの設定)を省力化することができる。また、携帯型情報端末(1,2)のユーザインタフェース(UI)への入力操作により設定した機能設定ジョブを実行できるので、画像形成装置(Ua〜Uc)の機能設定ジョブの設定方法(UIの操作方法)を機種毎に記憶したり、マニュアルを見て確認する必要が無くなる。したがって、第9発明の携帯型情報端末(1,2)は、ユーザの作業(機能設定ジョブの設定)の省力化ができると共に、機種依存性を無くすことができる。
(第10発明)
前記技術的課題を解決するために第10発明の画像形成装置(Ua〜Uc)は、画像形成装置(Ua〜Uc)が画像形成動作であるジョブを実行する時に実行可能な実行可能機能が設定され且つユーザが指定した実行対象ジョブの情報を送信する携帯型情報端末(1,2)との間で、無線により情報の送受信が可能な画像形成装置(Ua〜Uc)において、下記の構成要件(A02a),(A02b)を備えたことを特徴とする。
(A02a)前記携帯型情報端末(1,2)から送信された実行対象ジョブ情報を受信する実行対象ジョブ情報受信手段(C11)、
(A02b)実行対象ジョブ情報を受信した場合に、前記実行対象ジョブを実行するジョブ制御手段(C1)。
(第10発明の作用)
前記構成要件(A02a),(A02b)を備えた第10発明の画像形成装置(Ua〜Uc)では、実行対象ジョブ情報受信手段(C11)は、前記携帯型情報端末(1,2)から送信された実行対象ジョブ情報を受信する。ジョブ制御手段(C1)は、実行対象ジョブ情報を受信した場合に、前記実行対象ジョブを実行する。
したがって、第10発明の画像形成装置(Ua〜Uc)は、携帯型情報端末(1,2)から送信された実行対象ジョブを実行するので、画像形成装置(Ua〜Uc)のユーザインタフェースUIを操作して、機能設定ジョブを設定(登録)する必要が無くなる。したがって、ユーザの作業(機能設定ジョブの設定)を省力化することができる。
また、携帯型情報端末(1,2)のユーザインタフェース(UI)への入力操作により設定した機能設定ジョブを実行できるので、画像形成装置(Ua〜Uc)の機能設定ジョブの設定方法(UIの操作方法)を機種毎に記憶したり、マニュアルを見て確認する必要が無くなる。したがって、第10発明の画像形成装置(Ua〜Uc)は、ジョブの設定の省力化ができると共に、ジョブの設定作業の機種依存性を無くすことができる。
(第11発明)
前記技術的課題を解決するために第11発明の画像形成装置(Ua〜Uc)は、携帯型情報端末(1,2)との間で無線により情報の送受信が可能な画像形成装置(Ua〜Uc)において、下記の構成要件(A03a)〜(A03e)を備えたことを特徴とする。
(A03a)前記画像形成装置(Ua〜Uc)において、画像形成動作であるジョブを実行する時に実行可能な機能である実行可能機能の全てを記憶する実行可能機能記憶手段(C5B)、
(A03b)ユーザの入力に応じて前記実行可能機能が設定された機能設定ジョブの設定を行う機能設定ジョブ設定手段(C5)、
(A03c)前記機能設定ジョブ設定手段(C5)で設定された前記機能設定ジョブを装置設定ジョブとして記憶する装置設定ジョブ記憶手段(C5C)、
(A03d)前記装置設定ジョブを実行するジョブ制御手段(C1)、
(A03e)前記装置設定ジョブが終了した後、前記装置設定ジョブの情報を前記携帯型情報端末(1,2)に送信する装置設定ジョブ情報送信手段(C15)。
(第11発明の作用)
前記構成要件(A03a)〜(A03e)を備えた第11発明の画像形成装置(Ua〜Uc)では、実行可能機能記憶手段(C5B)は、前記画像形成装置(Ua〜Uc)において、画像形成動作であるジョブを実行する時に実行可能な機能である実行可能機能の全てを記憶する。機能設定ジョブ設定手段(C5)は、ユーザの入力に応じて前記実行可能機能が設定された機能設定ジョブの設定を行う。装置設定ジョブ記憶手段(C5C)は、前記機能設定ジョブ設定手段(C5)で設定された前記機能設定ジョブを装置設定ジョブとして記憶する。ジョブ制御手段(C1)は、前記装置設定ジョブを実行する。装置設定ジョブ情報送信手段(C15)は、前記装置設定ジョブが終了した後、前記装置設定ジョブの情報を前記携帯型情報端末(1,2)に送信する。
したがって、前記第11発明の画像形成装置(Ua〜Uc)では、画像形成装置(Ua〜Uc)でユーザの入力により設定された装置設定ジョブの終了後、前記装置設定ジョブのデータ(情報)が携帯型情報端末(1,2)に送信される。そして、前記装置設定ジョブ情報を受信した携帯型情報端末(1,2)において、装置設定ジョブを機能設定ジョブとして記憶できる場合には、画像形成装置(Ua〜Uc)で1度入力して設定した機能設定ジョブ(装置設定ジョブ)を再び実行する際に、記憶した機能設定ジョブを第11発明の画像形成装置(Ua〜Uc)が受信して実行することにより、画像形成装置(Ua〜Uc)のユーザインタフェース(UI)から入力して設定する必要が無くなる。したがって、ユーザの作業を省力化できる。
また、他の画像形成装置(Ua〜Uc)で装置設定ジョブを実行する場合に、記憶した機能設定ジョブを送信して、実行させることにより、他の画像形成装置(Ua〜Uc)のユーザインタフェース(UI)で入力を行う必要もなくなる。したがって、第11発明の画像形成装置(Ua〜Uc)では、装置設定ジョブ情報を送信することによって機能設定ジョブの設定を省力化することができると共に、UIの操作方法が異なる他の画像形成装置(Ua〜Uc)においてジョブを実行する際の作業を省力化(省略)でき且つ機種依存性を無くすことができる。
(第12発明)
前記技術的課題を解決するために第12発明の情報端末は、画像形成装置(Ua〜Uc)でユーザの入力により設定された装置設定ジョブの情報を送信する前記画像形成装置(Ua〜Uc)との間で、無線により情報の送受信が可能な携帯型情報端末(1,2)において、下記の構成要件(B03a)〜(B03c)を備えたことを特徴とする。
(B03a)前記画像形成装置(Ua〜Uc)から送信された装置設定ジョブ情報を受信する装置設定ジョブ情報受信手段(KC1)、
(B03b)前記装置設定ジョブ情報を受信した場合に、前記装置設定ジョブを示す装置設定ジョブ画像(22)を表示画面(6)に表示する装置設定ジョブ画像表示手段(KC5C)、
(B03c)ユーザの入力に応じて、前記装置設定ジョブを機能設定ジョブとして記憶する機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)。
(第12発明の作用)
前記構成要件(B03a)〜(B03c)を備えた第12発明の携帯型情報端末(1,2)では、装置設定ジョブ情報受信手段(KC1)は、前記画像形成装置(Ua〜Uc)から送信された装置設定ジョブ情報を受信する。装置設定ジョブ画像表示手段(KC5C)は、前記装置設定ジョブ情報を受信した場合に、前記装置設定ジョブを示す装置設定ジョブ画像(22)を表示画面(6)に表示する。機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)は、ユーザの入力に応じて、前記装置設定ジョブを機能設定ジョブとして記憶する。
したがって、第12発明の携帯型情報端末(1,2)は、画像形成装置(Ua〜Uc)でユーザの入力により設定され、実行された装置設定ジョブのデータ(情報)を受信し、機能設定ジョブとして記憶できる。この結果、画像形成装置(Ua〜Uc)で1度入力して設定した機能設定ジョブ(装置設定ジョブ)を再び実行する際に、機能設定ジョブを無線送信して実行させることにより、画像形成装置(Ua〜Uc)のユーザインタフェース(UI)から入力して機能設定ジョブを設定する必要が無くなる。また、他の画像形成装置(Ua〜Uc)で装置設定ジョブを実行する場合に、記憶した機能設定ジョブを無線送信して実行させることにより、他の画像形成装置(Ua〜Uc)のUIで入力を行う必要もなくなる。即ち、携帯型情報端末(1,2)の入力(操作)のみでジョブを実行できるので、画像形成装置(Ua〜Uc)のUIの入力方法(操作方法)を機種毎に記憶等する必要が無くなる。したがって、第12発明の携帯型情報端末(1,2)では、機能設定ジョブの設定を省力化することができると共に、UIの操作方法が異なる他の画像形成装置(Ua〜Uc)において作業を省略でき、機種依存性を無くすことができる。
(第13発明)
前記技術的課題を解決するために第13発明の携帯型情報端末(1,2)は、ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)と情報送受信回線でネットワーク接続された前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)との間で無線により情報の送受信が可能な携帯型情報端末(1,2)において、下記の構成要件(B04a),(B04b)を備えたことを特徴とする。
(B04a)前記携帯型情報端末(1,2)が前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)及びネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)の少なくともいずれか一方の画像形成装置(Ua〜Uc)に実行させるジョブであって、前記画像形成装置(Ua〜Uc)において画像形成動作であるジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)、
(B04b)前記機能設定ジョブを実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)を検索する入力がされた場合に、検索対象の前記機能設定ジョブを実行可能な前記画像形成装置(Ua〜Uc)を検索することを要求する検索要求情報と、検索対象の機能設定ジョブのデータとしての検索対象ジョブ情報とを前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)に送信する検索要求情報送信手段(KC11)。
(第13発明の作用)
前記構成要件(B04a),(B04b)を備えた第13発明の携帯型情報端末(1,2)では、機能設定ジョブ記憶手段(KC5D)は、前記携帯型情報端末(1,2)が前記画像形成装置(Ua〜Uc)に実行させるジョブであって、前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)及びネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)の少なくともいずれか一方の画像形成装置(Ua〜Uc)において画像形成動作であるジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する。検索要求情報送信手段(KC11)は、前記機能設定ジョブを実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)を検索する入力がされた場合に、検索対象の前記機能設定ジョブを実行可能な前記画像形成装置(Ua〜Uc)を検索することを要求する検索要求情報と、検索対象の機能設定ジョブのデータとしての検索対象ジョブ情報とを前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)に送信する。
したがって、第13発明の携帯型情報端末(1,2)は、端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)に対して検索対象ジョブの情報(データ)を送信する。前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)において、検索対象ジョブを実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)(ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)及び端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)を含む画像形成装置(Ua〜Uc))を検索することができる場合、受信した検索要求情報と検索対象ジョブの情報とに基づいて検索対象ジョブが実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)の検索を行うことができる。この結果、端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)のユーザインタフェース(UI)を操作せず、携帯型情報端末(1,2)から検索対象ジョブのデータを無線送信することにより検索を実行することができる。即ち、検索対象ジョブが実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)を検索するための入力作業を省力化できる。
また、検索を行う際の入力作業を画像形成装置(Ua〜Uc)のUIで行う必要がないので、画像形成装置(Ua〜Uc)の機種毎にUIの操作方法を記憶する必要が無くなり、検索作業の機種依存性を無くすことができる。
また、機能設定ジョブを実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)を検索できるので、ユーザが各画像形成装置(Ua〜Uc)(端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)及びネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc))が有している実行可能機能を記憶する必要が無くなる。この結果、ユーザが実行したい機能設定ジョブの実行可能機能を有する画像形成装置(Ua〜Uc)を速やかに確認でき、実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)で速やかにジョブを実行できる。
(第14発明)
前記技術的課題を解決するために第14発明の画像形成装置(Ua〜Uc)は、画像形成動作であるジョブを実行する時に実行可能な実行可能機能が設定された検索対象ジョブであって、ユーザが検索対象に指定した前記検索対象ジョブを実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)の検索を要求する検索要求情報と、検索対象ジョブのデータである検索対象ジョブ情報とを送信する携帯型情報端末(1,2)との間で、無線により情報の送受信が可能な端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)であって、ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)と情報送受信回線でネットワーク接続された前記端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)において、下記の構成要件(A04a)〜(A04e)を備えたことを特徴とする。
(A04a)前記携帯型情報端末(1,2)が送信する検索要求情報と、前記検索対象ジョブ情報とを受信する検索要求情報受信手段(C11)、
(A04b)前記検索要求情報と、前記検索対象ジョブ情報とを受信した場合に、前記ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)が前記検索対象ジョブを実行可能であるか否かを判別するための判別情報の送信を要求する判別要求情報を、前記ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)に送信する判別要求情報送信手段(C28)、
(A04c)前記ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)から送信される前記判別要求情報に対する応答である判別情報を受信する判別情報受信手段(C21)、
(A04d)前記判別情報を受信した場合に、前記判別情報に基づいて前記検索対象ジョブを実行可能なネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)を判別する検索対象ジョブ実行可能装置判別手段(C26)、
(A04e)前記検索対象ジョブ実行可能装置判別手段(C26)による判別結果である検索結果のデータを前記携帯型情報端末(1,2)に送信する検索結果情報送信手段(C15)。
(第14発明の作用)
前記構成要件(A04a)〜(A04e)を備えた第14発明の画像形成装置(Ua〜Uc)では、検索要求情報受信手段(C11)は、前記携帯型情報端末(1,2)が送信する検索要求情報と、前記検索対象ジョブ情報とを受信する。判別要求情報送信手段(C28)は、前記検索要求情報と、前記検索対象ジョブ情報とを受信した場合に、前記ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)が前記検索対象ジョブを実行可能であるか否かを判別するための判別情報の送信を要求する判別要求情報を、前記ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)に送信する。判別情報受信手段(C21)は、前記ネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)から送信される前記判別要求情報に対する応答である判別情報を受信する。検索対象ジョブ実行可能装置判別手段(C26)は、前記判別情報を受信した場合に、前記判別情報に基づいて前記検索対象ジョブを実行可能なネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)を判別する。検索結果情報送信手段(C15)は、前記検索対象ジョブ実行可能装置判別手段(C26)による判別結果である検索結果のデータを前記携帯型情報端末(1,2)に送信する。
したがって、第14発明の画像形成装置(Ua〜Uc)は、携帯型情報端末(1,2)から送信された検索対象ジョブが実行可能であるか否かを判別するための判別情報がネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc)から送信される。そして、前記判別情報に基づいて、実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)が判別し、その判別結果(検索結果)を携帯型情報端末(1,2)に送信する。この結果、携帯型情報端末(1,2)に記憶された機能設定ジョブが実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)を、画像形成装置(Ua〜Uc)のユーザインタフェースに入力すること無く、検索することが可能となる。即ち、機能設定ジョブが実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)を検出するための入力作業を省力化できると共に、携帯型情報端末(1,2)の操作により検索作業が実行できるので、画像形成装置(Ua〜Uc)の機種毎にUIの操作方法を記憶したり、マニュアル等を参照して確認する必要が無くなり、機種依存性を無くすことができる。
また、機能設定ジョブを実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)を検索できるので、ユーザが各画像形成装置(Ua〜Uc)(端末送受信画像形成装置(Ua〜Uc)及びネットワーク接続画像形成装置(Ua〜Uc))が有している実行可能機能を記憶する必要が無くなる。この結果、ユーザが実行したい機能設定ジョブの実行可能機能を有する画像形成装置(Ua〜Uc)を速やかに確認でき、実行可能な画像形成装置(Ua〜Uc)で速やかにジョブを実行できる。
前述の本発明の画像処理システム、画像形成方法、携帯型情報端末及び画像形成装置は、下記の効果(E01)〜(E04)を奏する。
(E01)画像形成装置を使用する際のユーザの作業を省力化することができる。
(E02)画像形成装置で実行するジョブの設定作業や検索作業の機種依存性をなくすことができる。
(E03)携帯型情報端末に記憶された機能設定ジョブを送信することによって、別々の画像形成装置で携帯型情報端末に記憶された機能設定ジョブを実行させることができる。
(E04)ジョブを実行可能な画像形成装置を検索するための入力を省力化できる。
次に図面を参照しながら、本発明の画像処理システム、画像形成方法、携帯型情報端末及び画像形成装置の実施の形態の具体例(実施例)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
図1は本発明の画像処理システムの実施例1の説明図である。
図1において、画像処理システムSの画像形成装置(無線端末送受信画像形成装置、ネットワーク接続画像形成装置)としてのデジタル複合機Uaは、ローカルネットワーク(情報送受信回線)LNに接続されており、前記ローカルネットワークLNには複数のクライアントパソコンPCや、ワークステーションWS等や、複数の画像形成装置(無線端末送受信画像形成装置、ネットワーク接続画像形成装置)Ub、Ucが接続されている。なお、前記ローカルネットワークLNの接続形態は、有線または無線あるいは有線と無線とが組み合わされた接続形態を採用可能である。また、実施例1ではローカルネットワークを採用したが、これに限定されず、公衆情報通信回線によって接続画像形成装置Ua〜Ucをネットワーク接続する接続形態を採用することも可能である。
前記各画像形成装置Ua〜Ucは、無線送受信用アンテナAnを有しており、無線送受信用アンテナAn′を有する携帯電話1やPDA(personal digital assistance)2等の携帯型情報端末1,2との間で無線によりデータの送受信が可能に構成されている。前記無線によるデータの送受信方式としては、BluetoothやIrDA(Infrared Data Association)、無線LAN等の任意の送受信方式を使用可能である。
また、前記画像形成装置Ua〜Ucは、プリンタU1、イメージスキャナU2および自動原稿搬送装置U3を有している。前記自動原稿搬送装置U3は、イメージスキャナU2上面のプラテンガラス(図示せず)上に支持されている。
前記プリンタU1は給紙トレイTR1〜TR4を備えており、プリンタU1の上面には上方のイメージスキャナU2との間に用紙排出トレイTRhが設けられている。そして、前記画像形成装置Uは、クライアントパソコンPC等からローカルネットワークLNを介して送信された画像データを印刷可能且つ、自動原稿搬送装置U3やプラテンガラス(図示せず)に載置された(セットされた)原稿等を読取り・複写可能に構成されている。
前記携帯型情報端末としての携帯電話1は、所定の画像を表示する表示画面(情報表示画面)6と、テンキー7、表示項目選択キー8等を有する。
また、前記携帯型情報端末としてのPDA2は、表示項目選択キー8′と、所定の画像を表示すると共にスタイラスペン9の先端等を接触させることにより入力を行う表示画面(情報表示画面)10等を有する。
(実施例1の制御部の説明)
(画像形成装置Uの機能)
図2は前記図1に示す印刷処理システムの画像形成装置の機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
図3は実施例1の画像処理システムの画像形成装置の機能をブロック図で示した図であり、前記図2の続きのブロック図である。
次に、実施例1の画像形成装置Uaの機能を説明するが、画像形成装置UaにローカルネットワークLNを介して接続されたネットワーク接続画像形成装置Ub,Ucも前記画像形成装置Uaと同様に構成されているので、画像形成装置Uaについて詳細な説明を行い、その他の画像形成装置Ub,Ucについての詳細な説明は省略する。
図2、図3において、画像形成装置Uaは、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するマイクロコンピュータにより構成されている。
前記構成の画像形成装置Uaは、前記ハードディスクやROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(コントローラCに接続された信号入力要素)
図2において、画像形成装置UaのコントローラCには、UI(ユーザインタフェース、即ち、入力装置)等の信号入力要素からの信号が入力されている。
前記UIは、コピースタートキーUI1、テンキーUI2、コピー枚数入力キーUI3、表示部UI4、ジョブメモリ設定キー(機能設定ジョブ設定装置)UI5等を有しており、それらが入力されたことを検出して、その検出信号をコントローラCに入力する。
(コントローラCに接続された制御要素)
また、コントローラCは、メインモータ駆動回路D1や電源回路E、その他の制御要素に接続されており、それらの作動制御信号を出力している。
前記メインモータ駆動回路D1はメインモータM1を介して像担持体PR、現像器Gの現像ロールGa、定着部材F等を回転駆動する。
前記電源回路Eは現像ロール用電源回路E1、帯電ロール用電源回路E2、転写ロール用電源回路E3、加熱ロール用電源回路E4等を有している。
前記現像ロール用電源回路E1は現像装置Gの現像ロールGaに現像バイアスを印加する。
前記帯電ロール用電源回路E2は、帯電ロールCRに帯電バイアスを印加する。
前記転写ロール用電源回路E3は、転写ロールRtに転写バイアスを印加する。
前記加熱ロール用電源回路E4は、定着装置Fの加熱ロールFhのヒータに電流を供給する。
(前記コントローラCの機能)
前記コントローラCは、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する制御プログラム(制御手段)を有している。前記コントローラCの制御手段を次に説明する。
前記コントローラCは、画像形成処理やユーザインタフェースUIからの入力の処理を行う装置内処理プログラムP1と、前記携帯型情報端末1,2と無線によりデータ(情報)の送受信を行うための画像形成装置側無線情報送受信プログラムP2と、ローカルネットワークLNを介して前記クライアントパソコンPC等や他の画像形成装置Ub、Ucとデータの送受信を行うためのネットワーク端末情報送受信プログラムP3等を有している。
そして、装置内処理プログラムP1、画像形成装置側無線情報送受信プログラムP2及びネットワーク端末情報送受信プログラムP3は、次の各機能実現手段(プログラムモジュール)を有している。
(装置内処理プログラムP1の機能の説明)
C1:ジョブ制御手段
ジョブ制御手段C1は、ジョブ終了判別信号出力手段C1Aを有し、コピースタートキーUI1の入力やクライアントパソコンPCから送信された画像データと、画像の拡大・縮小等のユーザの設定した実行可能機能に応じて、潜像形成装置(ROS)、像担持体PR、現像ロールGa、定着装置Fおよびシート搬送装置(図示せず)等の動作を制御して、画像記録動作であるジョブ(機能設定ジョブ)を実行する。
C1A:ジョブ終了判別信号出力手段
ジョブ終了判別信号出力手段C1Aは、ジョブ終了時にジョブが終了したことを示すジョブ終了判別信号を出力する。
C2:メインモータ回転制御手段
メインモータ回転制御手段C2は、前記メインモータ駆動回路D1を制御して、像担持体PRや現像ロールGa、定着装置F等の回転駆動を制御する。
C3:電源回路制御手段
電源回路制御手段C3は、電源回路Eを制御して、帯電ロールCRや転写ロールRt、定着装置F等への電圧、電流の供給を制御する。
C4:画像データ記憶手段
画像データ記憶手段C4は、画像形成装置UaのイメージスキャナU2で読み取った画像データまたはクライアントパソコンPC等から送信された画像データを記憶する。
C5:機能設定ジョブ設定手段
機能設定ジョブ設定手段C5は、設定画像表示手段C5A、実行可能機能記憶手段C5Bと、装置設定ジョブ記憶手段C5Cとを有する。そして、ユーザインタフェースUIのジョブメモリ設定キーUI5が入力された時に表示されるジョブメモリ設定画像(図示せず)へのユーザの入力に応じて、拡大・縮小、回転等の実行可能機能の単独または実行可能機能の組み合わせである機能設定ジョブの設定を行う。
C5A:設定画像表示手段
設定画像表示手段C5Aは、ユーザインタフェースUIのジョブメモリ設定キーUI5が入力された時に、前記ユーザインタフェースUIの表示部(表示画面)UI4へジョブメモリ設定画像(図示せず)を表示する。
C5B:実行可能機能記憶手段
実行可能機能記憶手段C5Bは、画像形成装置Uaがジョブ(画像形成動作)を実行する時に実行可能な全ての実行可能機能(拡大・縮小や後処理、給紙トレイの選択、印刷枚数等)を記憶する。
C5C:装置設定ジョブ記憶手段
装置設定ジョブ記憶手段C5Cは、前記ジョブメモリ設定画像へのユーザの入力によって設定された前記実行可能機能の組み合わせ等である機能設定ジョブを装置設定ジョブとして記憶する。
(画像形成装置側無線情報送受信プログラムP2の説明)
C11:端末送信情報受信手段(実行対象ジョブ情報受信手段、検索要求情報受信手段、携帯端末検出応答情報受信手段、機能要求情報受信手段)
図3において、端末送信情報受信手段C11は、携帯型情報端末1,2が送信する端末送信情報(後述する実行対象ジョブ情報や検索要求情報、携帯端末検出応答情報、機能要求情報等)を受信する。
C12:受信情報判別手段
受信情報判別手段C12は、前記端末送信情報受信手段C11が受信した端末送信情報を判別する。実施例1の受信情報判別手段C12は、前記端末送信情報に、後述する携帯端末検出応答情報、機能要求情報、実行対象ジョブ情報及び検索要求情報等が含まれているか否かを判別する。
C13:受信情報記憶手段
受信情報記憶手段C13は、携帯端末検出応答情報記憶手段C13A、機能要求情報記憶手段C13B、実行対象ジョブ情報記憶手段C13C、検索要求情報記憶手段C13Dを有している。そして、前記受信情報記憶手段C13は、前記端末送信情報受信手段C11が受信した端末送信情報を記憶する。
C13A:携帯端末検出応答情報記憶手段
携帯端末検出情報記憶手段C13Aは、携帯型情報端末1,2を検出するために定期的に送信する携帯端末検出情報に対する応答である携帯端末検出応答情報を受信した場合に、前記携帯端末検出応答情報を送信した携帯型情報端末1,2の識別情報を記憶する。即ち、携帯型情報端末1,2が画像形成装置Uaに接近したことを記憶する。なお、携帯端末検出情報を送信後、所定時間内に携帯端末検出応答情報を受信しない場合には、前記識別情報は削除される。即ち、携帯型情報端末1,2が画像形成装置Uaから離れたことを記憶する。
C13B:機能要求情報記憶手段
機能要求情報記憶手段C13Bは、画像形成装置Uaがジョブ実行時に実行可能な全ての実行可能機能の送信を要求する機能要求情報を受信した場合に、前記機能要求情報を記憶する。実施例1の機能要求情報記憶手段C13Bは、前記機能要求情報に加え、前記機能要求情報を送信した携帯型情報端末1,2の識別情報とを記憶する。
C13C:実行対象ジョブ情報記憶手段
実行対象ジョブ情報記憶手段C13Cは、ユーザが実行するように指定した前記機能設定ジョブである実行対象ジョブのデータ(実行対象ジョブ情報)を受信した場合に、実行対象ジョブ情報を記憶する。
C13D:検索要求情報記憶手段
検索要求情報記憶手段C13Dは、前記検索対象ジョブを実行可能な画像形成装置の検索を実行することを要求する検索要求情報を受信した場合に、前記検索要求情報と、検索対象の機能設定ジョブの情報である検索対象ジョブ情報とを記憶する。なお、実施例1の検索要求情報記憶手段C13Dは、前記検索要求情報及び検索対象ジョブ情報に加え、前記検索要求情報を送信した携帯型情報端末1,2の識別情報を記憶する。
C14:装置送信情報作成手段
装置送信情報作成手段C14は、携帯端末検出情報作成手段C14Aと、全実行可能機能情報作成手段C14Bと、装置設定ジョブ情報作成手段C14Cと、検索結果情報作成手段C14Dとを有し、画像形成装置Uaから携帯型情報端末1,2へ送信する装置送信情報(後述する携帯端末検出情報や全実行可能機能情報、装置設定ジョブ情報、検索結果情報等)を作成する。
C14A:携帯端末検出情報作成手段
携帯端末検出情報作成手段C14Aは、携帯型情報端末1,2が画像形成装置Ua近傍にあることを検出するために、携帯型情報端末1,2から所定の応答情報の送信を要求する携帯端末検出情報を作成する。実施例1の携帯端末検出情報作成手段C14Aは、前記携帯端末検出情報を所定の時間間隔で定期的に作成して、画像形成装置Ua近傍に無線により情報の送受信が可能な携帯型情報端末1,2が存在しているか否か、即ち、携帯型情報端末1,2を所持したユーザが画像形成装置Uaに接近したか否かの検出を定期的に行う。
C14B:全実行可能機能情報作成手段
全実行可能機能情報作成手段C14Bは、前記携帯端末検出応答情報または機能要求情報を受信した場合に、前記実行可能機能記憶手段C5Bが記憶する画像形成装置Uaの全ての実行可能機能(全実行可能機能)のデータに基づいて、画像形成装置Uaが送信する装置送信情報としての全実行可能機能情報を作成する。実施例1の全実行可能機能情報作成手段C14Bは、携帯端末検出応答情報を初めて受信した場合または機能要求情報を受信した場合に、前記携帯端末検出応答情報または機能要求情報を送信した携帯型情報端末1,2に対して送信する前記全実行可能機能情報を作成する。即ち、前記全実行可能機能情報に、前記全実行可能機能情報を携帯端末検出応答情報または機能要求情報を送信した携帯型情報端末1,2の識別情報を付加した装置送信情報が作成される。
C14C:装置設定ジョブ情報作成手段
装置設定ジョブ情報作成手段C14Cは、装置設定ジョブ記憶手段C5Cが記憶する装置設定ジョブが実行され、前記装置設定ジョブが終了したことを示すジョブ終了判別信号が出力された場合に、前記装置設定ジョブのデータ(情報)に基づいて、画像形成装置Uaが送信する装置送信情報としての装置設定ジョブ情報を作成する。実施例1の装置設定ジョブ情報作成手段C14Cは、前記装置設定ジョブ情報は、検出中の携帯型情報端末1,2、即ち、携帯端末検出情報記憶手段C13Aに識別情報が記憶されている携帯型情報端末1,2に対して送信される。したがって、実施例1の装置設定ジョブ情報作成手段C14Cは、前記装置設定ジョブ情報に、携帯端末検出情報記憶手段C13Aに記憶されている識別情報を付加した装置送信情報を作成する。
C14D:検索結果情報作成手段
検索結果情報作成手段C14Dは、受信した前記検索要求情報に応じて前記検索対象ジョブが実行可能な画像形成装置Ub,Ucの判別結果が作成された場合に、前記判別結果(検索結果)に基づいて、画像形成装置Uaが送信する装置送信情報としての検索結果情報を作成する。実施例1の検索結果情報作成手段C14Dは、前記検索要求情報を送信した携帯型情報端末1,2に前記検索結果情報を送信する。即ち、実施例1の検索結果情報作成手段C14Dは、前記検索結果情報に、前記検索要求情報を送信した携帯型情報端末1,2の識別情報を付加した装置送信情報を作成する。
C15:装置送信情報送信手段(全実行可能機能情報送信手段、装置設定ジョブ情報送信手段、検索結果情報送信手段、携帯端末検出情報作成手段)
装置送信情報送信手段C15は、前記装置送信情報作成手段C14で作成された装置送信情報(全実行可能機能情報や装置設定ジョブ情報、検索結果情報、携帯端末検出情報等)を、無線により送信する。
TM1:検出応答時間計時タイマ
検出応答時間計時タイマTM1は、検出応答時間t1を記憶する検出応答時間記憶手段T1aを有し、画像形成装置Uaが携帯端末検出情報を送信してから、携帯型情報端末1,2から送信される携帯端末検出応答情報を受信する所定の時間である検出応答時間t1を計時する。即ち、前記検出応答時間t1が経過しても携帯端末検出応答情報を受信しない場合は、画像形成装置Ua近傍に携帯型情報端末1,2が存在しないと判断できる。
(ネットワーク端末情報送受信プログラムP3)
C21:ネットワーク送信情報受信手段(判別情報受信手段、判別要求情報受信手段)
ネットワーク送信情報受信手段C21は、クライアントパソコンPC等や、他の画像形成装置(ネットワーク接続画像形成装置)Ub、UcからローカルネットワークLNを介して送信されたネットワーク送信情報(画像データや後述の判別情報、判別要求情報等)を受信する。
C22:ネットワーク送信情報判別手段
ネットワーク送信情報判別手段C22は、前記ネットワーク送信情報受信手段C21が受信した前記ネットワーク送信情報に含まれている情報を判別する。実施例1のネットワーク送信情報判別手段C22は、前記ネットワーク送信情報に、前記クライアントパソコンPCから送信された画像データや、ネットワーク接続画像形成装置Ub,Ucから送信された判別要求情報(後述)、画像形成装置Uaから送信した判別要求情報に対する応答である判別情報等が含まれているか否かを判別する。
C23:ネットワーク送信情報記憶手段
ネットワーク送信情報記憶手段C23は、判別要求情報記憶手段C23Aと、判別情報記憶手段C23Bとを有し、画像データを除く受信したネットワーク送信情報を記憶する。
C23A:判別要求情報記憶手段
判別要求情報記憶手段C23Aは、受信したネットワーク送信情報に判別要求情報が含まれていた場合、前記判別要求情報を記憶する。実施例1の判別要求情報記憶手段C23Aは、他の画像形成装置Ub,Ucから送信され、画像形成装置Uaが受信した前記判別要求情報に加えて、前記判別要求情報を送信した画像形成装置Ub,Ucの識別情報を記憶する。
C23B:判別情報記憶手段
判別情報記憶手段C23Bは、受信したネットワーク送信情報に判別情報が含まれていた場合、前記判別情報を記憶する。実施例1の判別情報記憶手段C23Bは、画像形成装置Uaが送信した判別要求情報に対する応答として他の画像形成装置Ub,Ucから送信され、画像形成装置Uaが受信した前記判別情報に加えて、判別情報を送信した画像形成装置Ub,Ucの識別情報を記憶する。
C24:ネットワーク接続画像形成装置記憶手段
ネットワーク接続画像形成装置記憶手段C24は、ローカルネットワークLNを介して現在接続されている画像形成装置Ub,Uc(ネットワーク接続画像形成装置)の識別情報を記憶する。
C25:判別情報記憶手段
判別情報記憶手段C25は、自装置識別情報記憶手段C25Aを有し、判別要求情報を受信した場合に、判別要求情報を送信した画像形成装置Ub,Ucに対して応答として送信する判別情報を記憶する。実施例1の判別情報記憶手段C25は、前記実行可能機能記憶手段C5Bに記憶された実行可能機能の全てのデータである全実行可能機能情報と同一の情報を前記判別情報として記憶している。
C25A:自装置識別情報記憶手段
自装置識別情報記憶手段C25Aは、前記判別情報等を送信する場合等に付加されて送信される画像形成装置Uaの識別情報(IDデータ、例えば、「4F コピー室」等)を記憶している。
C26:検索対象ジョブ実行可能装置判別手段
検索対象ジョブ実行可能装置判別手段C26は、検索対象ジョブ実行可能判別フラグFLを有し、受信した前記判別情報に基づいて検索要求のあった検索対象ジョブを実行可能なネットワーク接続画像形成装置Ub,Ucを判別する。実施例1の検索対象ジョブ実行可能装置判別手段C26は、前記判別情報としての全実行可能機能に基づいて、ネットワーク接続画像形成装置Ub,Uc毎に、検索要求のあった検索対象ジョブが実行可能であるか否かを判別する。即ち、検索対象ジョブに含まれる実行可能機能が、ネットワーク接続画像形成装置Ub,Ucで実行可能な全実行可能機能に全て含まれているか否かを、ネットワーク接続画像形成装置Ub,Uc毎に判別する。そして、実行可能な画像形成装置Ub,Ucのリストを判別結果(検索結果)として作成する。
FL:検索対象ジョブ実行可能フラグ
検索対象ジョブ実行可能判別フラグFLは、初期値は「0」であり、前記検索対象ジョブ実行可能装置判別手段C26で検索対象ジョブが実行可能であると判別されると「1」となり、実行不可能であると判別されると「0」となる。実施例1では、ネットワーク接続画像形成装置Ub,Ucが複数ある場合、ネットワーク接続画像形成装置Ub,Uc毎に検索対象ジョブ実行可能判別フラグFLが設けられている。
C27:ネットワーク送信情報作成手段
ネットワーク送信情報作成手段C27は、判別要求情報作成手段C27Aと、判別情報作成手段C27Bとを有し、画像形成装置UaからローカルネットワークLNを介して接続されたクライアントパソコンPC等や他の画像形成装置Ub,Ucへ送信するネットワーク送信情報を作成する。
C27A:判別要求情報作成手段
判別要求情報作成手段C27Aは、前記端末送信情報受信手段C11が検索要求情報を含む端末送信情報を受信した場合に、前記検索要求情報と共に受信した検索対象ジョブが他の画像形成装置Ua,Ubで実行可能であるか否かを判別するための前記判別情報の送信を要求する判別要求情報を、他の画像形成装置Ub,Ucに送信するネットワーク送信情報として作成する。実施例1の判別要求情報作成手段C27Aは、前記判別要求情報に、前記ネットワーク接続画像形成装置記憶手段C24に記憶されたローカルネットワークLNを介して接続された画像形成装置Ub,Ucの識別情報を付加したネットワーク送信情報を作成する。即ち、前記判別要求情報が、現在接続されている全てのネットワーク接続画像形成装置Ub,Ucに対して送信される。
C27B:判別情報作成手段
判別情報作成手段C27Bは、判別要求情報を受信した場合に、前記判別情報記憶手段C25に記憶された判別情報に基づいて、前記判別要求情報に対する応答である判別情報を、判別要求情報を送信した画像形成装置Ub,Ucに送信するネットワーク送信情報として作成する。実施例1の判別情報作成手段C27Bは、前記判別情報に、前記判別要求情報を送信した画像形成装置Ub,Ucの識別情報を付加したネットワーク送信情報を作成する。
C28:ネットワーク送信情報送信手段(判別要求情報送信手段、判別情報送信手段)
ネットワーク送信情報送信手段C28は、前記ネットワーク送信情報作成手段C27で作成されたネットワーク送信情報を送信する。
(携帯型情報端末1,2の機能)
図4は前記図1に示す印刷処理システムの携帯型情報端末の機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。
次に、携帯型情報端末1,2の機能の説明をするが、携帯電話1とPDA2は同様の機能を有しているので、携帯型情報端末1,2としての携帯電話1についてのみ機能を説明し、PDA2の詳細な説明は省略する。
図4において、携帯電話1は、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O(入出力インターフェース)、必要な処理を行うためのプログラムおよびデータ等が記憶されたROM(リードオンリーメモリ)等の不揮発性メモリ、必要なデータを一時的に記憶するためのRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU(中央演算処理装置)、ならびにクロック発振器等を有するマイクロコンピュータにより構成されている。
前記構成の携帯電話1は、前記ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
(携帯端末コントローラKCに接続された信号入力要素)
携帯電話1のコントローラ(携帯端末コントローラ)KCには、UI(ユーザインタフェース、即ち、入力装置)等の信号入力要素からの信号が入力されている。
前記携帯型情報端末としての携帯電話1のUIは、前記テンキー7、表示項目選択キー8(機能設定ジョブ設定装置)等を有しており、それらが入力されたことを検出して、その検出信号をコントローラKCに入力する。
なお、前記PDA2では、PDA2のUIは、表示項目選択キー(機能設定ジョブ設定装置)8′、スタイラスペン9の先端を接触させることにより入力を行う表示画面(情報表示入力画面、機能設定ジョブ設定装置)10等を有しており、それらが入力されたことを検出して、その検出信号をコントローラKCに入力する。
(携帯端末コントローラKCに接続された制御要素)
また、コントローラKCは、表示画面駆動回路KD1やその他の制御要素に接続されており、それらの作動制御信号を出力している。
前記表示画面駆動回路KD1は、携帯電話1の表示画面(液晶表示画面)6を作動させて所定の画像を表示する。
(前記コントローラKCの機能)
前記コントローラKCは、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する制御プログラム(制御手段)を有している。前記コントローラKCの制御手段を次に説明する。
前記コントローラKCは、画像形成装置Ua〜Ucと無線により情報の送受信を行う携帯型情報端末側無線送受信プログラムKP1を有している。なお、以下の説明において、理解の容易のために携帯電話1と画像形成装置Uaとが無線により送受受信する場合について説明し、携帯電話1と他の画像形成装置Ub,Ucとの無線送受信についての説明は省略する。
携帯型情報端末側無線送受信プログラムKP1は、次の各機能実現手段(プログラムモジュール)を有している。
(携帯型情報端末側無線送受信プログラムKP1の機能の説明)
KC1:装置送信情報受信手段(全実行可能機能情報受信手段、装置設定ジョブ情報受信手段、検索結果情報受信手段、携帯端末検出情報受信手段)
装置送信情報受信手段KC1は、前記画像形成装置Uaから送信された装置送信情報(全実行可能機能情報、装置設定ジョブ情報、検索結果情報、携帯端末検出情報等)を受信する。
KC2:装置送信情報判別手段
装置送信情報判別手段KC2は、受信した装置送信情報に含まれている情報を判別する。実施例1の装置送信情報判別手段KC2は、前記装置送信情報に含まれている情報が、携帯端末検出情報であるか、全実行可能機能情報であるか、装置設定ジョブ情報であるか、検索結果情報であるかを判別する。
KC3:装置送信情報記憶手段
装置送信情報記憶手段KC3は、携帯端末検出情報記憶手段KC3Aと、全実行可能機能情報記憶手段KC3Bと、装置設定ジョブ情報記憶手段KC3Cと、検索結果情報記憶手段KC3Dとを有し、受信した装置送信情報を記憶する。
KC3A:携帯端末検出情報記憶手段
携帯端末検出情報記憶手段KC3Aは、受信した装置送信情報に携帯端末検出情報が含まれている場合、携帯端末検出情報を記憶する。実施例1の携帯端末検出情報記憶手段KC3Aは、前記携帯端末検出情報に含まれる前記携帯端末検出情報を送信した画像形成装置Uaの識別情報を記憶する。
KC3B:全実行可能機能情報記憶手段
全実行可能機能情報記憶手段KC3Bは、受信した装置送信情報に全実行可能機能情報が含まれている場合、前記全実行可能機能情報を記憶する。実施例1の全実行可能機能情報記憶手段KC3Bは、前記全実行可能機能情報に加え、前記全実行可能機能情報を送信した画像形成装置Uaの識別情報を記憶する。
KC3C:装置設定ジョブ情報記憶手段
装置設定ジョブ情報記憶手段KC3Cは、受信した装置送信情報に前記装置設定ジョブ情報が含まれている場合、前記装置設定ジョブ情報を記憶する。実施例1の装置設定ジョブ情報記憶手段KC3Cは、前記装置設定ジョブ情報に加え、装置設定ジョブ情報を送信した画像形成装置Uaの識別情報を記憶する。
KC3D:検索結果情報記憶手段
検索結果情報記憶手段KC3Dは、受信した装置送信情報に検索結果情報が含まれている場合、前記検索結果情報を記憶する。実施例1の検索結果情報記憶手段KC3Dは、検索結果情報に加え、前記検索結果情報を送信した画像形成装置Uaの識別情報を記憶する。
図5は、実施例1の携帯型情報端末の表示画面に表示される機能設定ジョブ用メイン画像の説明図である。
KC4:機能設定ジョブ用メイン画像表示手段
機能設定ジョブ用メイン画像表示手段KC4は、ユーザが表示項目選択キー8等の入力により機能設定ジョブに関する操作(機能設定ジョブの設定や、機能設定ジョブの実行・検索等)を行う指定をした場合に、表示画面6に機能設定ジョブ用メイン画像20(図5参照)を表示する。
KC5:端末設定ジョブ設定手段
端末設定ジョブ設定手段KC5は、端末記憶手段KC5Aと、機能設定ジョブ設定画像表示手段KC5Bと、装置設定ジョブ画像表示手段KC5Cと、機能設定ジョブ記憶手段KC5Dとを有し、ユーザが前記テンキー7や表示項目選択キー8を操作して行った入力に応じて、機能設定ジョブの設定(登録)を行う。
KC5A:端末設定可能機能記憶手段
端末設定可能機能記憶手段KC5Aは、携帯電話1においてユーザが設定できる実行可能機能を記憶する。実施例1の端末設定可能機能記憶手段KC5Aは、画像形成装置Ua〜Ucの少なくとも1つの画像形成装置で設定可能な(実行可能な)実行可能機能を全て記憶している。
図6は、実施例1の携帯型情報端末の表示画面に表示される機能設定ジョブ設定画像の説明図である。
KC5B:機能設定ジョブ設定画像表示手段
機能設定ジョブ設定画像表示手段KC5Bは、機能設定ジョブの設定を行う入力がされた場合に、表示画面6に機能設定ジョブを設定するための画像である機能設定ジョブ設定画像21(図6参照)を表示する。実施例1の機能設定ジョブ設定画像表示手段KC5Bは、前記機能設定ジョブ用メイン画像20の「ジョブメモリ設定」が選択された場合に、前記機能設定ジョブ設定画像21が表示される。図6において、実施例1の機能設定ジョブ設定画像21には、前記端末設定可能機能記憶手段KC5Aが記憶する設定可能な実行可能機能の一覧が表示される。
図7は実施例1の携帯型情報端末の表示画面に表示される装置設定ジョブ画像の説明図である。
KC5C:装置設定ジョブ画像表示手段
装置設定ジョブ画像表示手段KC5Cは、前記装置設定ジョブ情報を受信した場合に、装置設定ジョブを保存するか否かを表示するための装置設定ジョブ画像22(図7参照)を表示画面6に表示する。実施例1の装置設定ジョブ画像22では、装置設定ジョブを保存するか破棄するかの選択と、ユーザが装置設定ジョブを識別するためのジョブの名称を設定することができる。なお、実施例1の画像処理システムSでは、携帯電話1をユーザが携帯した状態で接近している画像形成装置Uaにおいて装置設定ジョブを設定しており、ユーザは装置設定ジョブに設定された実行可能機能の具体的な内容を認識しているため、装置設定ジョブ画像22には、装置設定ジョブの具体的な内容は表示されない。なお、前記装置設定ジョブ画像22上に前記装置設定ジョブに含まれる実行可能機能を表示することも可能である。
KC5D:機能設定ジョブ記憶手段(ジョブメモリ)
機能設定ジョブ記憶手段KC5Dは、前記機能設定ジョブ設定画像21を表示してユーザが入力・設定した端末設定ジョブや、前記装置設定ジョブ画像22に表示され、ユーザが保存する入力をした装置設定ジョブを、機能設定ジョブとして記憶する(登録する)。なお、実施例1の機能設定ジョブ記憶手段KC5Dは、複数の機能設定ジョブを記憶可能に構成されており、ジョブ番号JB(1以上の整数)が付されて管理されている。
KC6:機能設定ジョブ可否判別手段
機能設定ジョブ可否判別手段KC6は、機能設定ジョブ可否判別結果記憶手段KC6Aと、機能設定ジョブ実行可能判別フラグKFLとを有し、全実行可能機能を受信した場合に、前記機能設定ジョブ記憶手段KC5Dに記憶された機能設定ジョブに設定された全ての実行可能機能が、前記全実行可能機能に含まれているか否かの判別を行う。即ち、前記全実行可能機能を送信した画像形成装置Uaで機能設定ジョブが実行可能であるか否かを判別する。なお、前記機能設定ジョブが複数記憶(登録)されている場合、各機能設定ジョブに対して判別を行う。
KC6A:機能設定ジョブ可否判別結果記憶手段
機能設定ジョブ可否判別結果記憶手段KC6Aは、前記機能設定ジョブ可否判別手段KC6の判別結果を記憶する。実施例1の機能設定ジョブ可否判別結果記憶手段KC6Aは、前記判別結果に加え、前記全実行可能機能を送信した画像形成装置Uaの識別情報を記憶する。
KFL:機能設定ジョブ実行可能判別フラグ
機能設定ジョブ実行可能判別フラグKFLは、初期値は「0」であり、前記機能設定ジョブ可否判別手段KC6で実行可能であると判別されると「1」となり、実行不可能であると判別されると「0」となる。なお、前記機能設定ジョブが複数記憶されている場合、機能設定ジョブ毎に機能設定ジョブ実行可能判別フラグKFLが設けられている。
KC7:機能設定ジョブ選択手段
機能設定ジョブ選択手段KC7は、機能設定ジョブ選択画像表示手段(ジョブ実行可能判別結果画像表示手段)KC7Aと、機能設定ジョブ実行開始画像表示手段KC7Bと、実行対象ジョブ記憶手段KC7Cと、機能設定ジョブ検索開始画像表示手段KC7Dと、検索対象ジョブ記憶手段KC7Eと、検索結果画像表示手段KC7Fとを有する。そして、機能設定ジョブ選択手段KC7は、前記機能設定ジョブ用メイン画像20の「ジョブメモリ選択」を選択する入力がされた場合に、ユーザによる表示項目選択キー8等の入力に応じて、画像の表示及び選択された機能設定ジョブの記憶等を行う。
図8は実施例1の携帯型情報端末の表示画面に表示される機能設定ジョブ選択画像の説明図である。
KC7A:機能設定ジョブ選択画像表示手段(ジョブ実行可能判別結果画像表示手段)
機能設定ジョブ選択画像表示手段KC7Aは、ユーザの表示項目選択キー8等の操作により機能設定ジョブの選択を行う入力がされた場合に、機能設定ジョブ画像としての機能設定ジョブ選択画像(ジョブ実行可能判別結果画像)23(図8参照)を前記表示画面6に表示する。図8において、実施例1の機能設定ジョブ選択画像表示手段KC7Aは、前記機能設定ジョブ可否判別結果記憶手段KC6Aに記憶された判別結果に応じて、全実行可能機能を送信した画像形成装置Uaで実行可能な機能設定ジョブと実行不可能な機能設定ジョブの表示を相違させる。
例えば、図8に示すように、ユーザが設定した名称が「小冊子SPタイプ」、「会議コピー+OHP」、「ポスター4倍サイズ」、「小冊子+ステイプル」の4つの機能設定ジョブが携帯電話1に登録(記憶)されている場合について説明する。ここで、「小冊子SPタイプ」の機能設定ジョブには、「自動原稿搬送装置を使用」、「原稿の両面読取り」の2つの実行可能機能が設定されているものとし、「会議コピー+OHP」の機能設定ジョブには「1部目は普通紙を使用」、「2部目はOHPシートを使用」の実行可能機能が設定されているものとする。また、「ポスター4倍サイズ」の機能設定ジョブには「原稿画像を4倍に拡大」の実行可能機能が設定されているものとし、「小冊子+ステイプル」の機能設定ジョブには「自動原稿搬送装置を使用」、「原稿の両面読取り」、「記録用紙をステイプル処理(ホチキス止め)」の3つ実行可能機能が設定されているものとする。
そして、画像形成装置Uaで後処理が実行できない場合、即ち、画像形成装置Uaから受信した全実行可能機能に前記各実行可能機能のうち「記録用紙をステイプル処理」だけ含まれていない場合、「小冊子SPタイプ」、「会議コピー+OHP」、「ポスター4倍サイズ」の3つの機能設定ジョブは実行可能であるが、「小冊子+ステイプル」は実行不可能であると、前記機能設定ジョブ可否判別手段KC6で判別される。したがって、機能設定ジョブ選択画像表示手段KC7Aは、前記判別結果に基づいて、実行可能な3つの機能設定ジョブは、実行可能であることを示す通常の画像(実行可能画像23a)で表示される(図8参照)。一方、実行不可能な機能設定ジョブである「小冊子+ステイプル」は、実行不可能であることを示すために陰影処理(シェード処理)された実行不可能画像23bで表示される(図8参照)。
なお、実施例1では、ユーザの入力があった場合に機能設定ジョブ選択画像23が表示されたが、ユーザが携帯電話1を保持した状態で画像形成装置Uaに接近し、前記実行可能機能を受信した場合に自動的に機能設定ジョブ選択画像23を表示するように構成することも可能である。
図9は実施例1の携帯型情報端末の表示画面に表示される機能設定ジョブ実行開始画像の説明図である。
KC7B:機能設定ジョブ実行開始画像表示手段
機能設定ジョブ実行開始画像表示手段KC7Bは、ユーザの入力により、前記機能設定ジョブ選択画像23に表示された実行可能な機能設定ジョブが指定された場合に、ユーザが指定した機能設定ジョブの確認を促すための機能設定ジョブ実行開始画像24(図9参照)を表示する。実施例1の機能設定ジョブ実行開始画像表示手段KC7Bは、前記機能設定ジョブ実行開始画像24において、ユーザにより指定された機能設定ジョブ(図9の機能設定ジョブ実行開始画像24は前記「小冊子SPタイプ」が指定された場合)を表示すると共に、印刷部数を設定可能に構成されている。そして、機能設定ジョブ実行開始画像24には、指定された機能設定ジョブの実行開始を指定するための「スタート」画像が表示されている。
KC7C:実行対象ジョブ記憶手段
実行対象ジョブ記憶手段KC7Cは、ユーザが指定した実行可能な機能設定ジョブを実行対象ジョブとして記憶する。実施例1の実行対象ジョブ記憶手段KC6Cは、実行開始の指定がされた機能設定ジョブと、前記機能設定ジョブ実行開始画像24が表示された時に入力された印刷部数とを、実行対象ジョブとして記憶する。
図10は実施例1の携帯型情報端末の表示画面に表示される機能設定ジョブ検索開始画像の説明図である。
KC7D:機能設定ジョブ検索開始画像表示手段
機能設定ジョブ検索開始画像表示手段KC7Dは、前記機能設定ジョブ選択画像23に表示された実行不可能な機能設定ジョブが指定された場合に、ユーザが指定した機能設定ジョブの検索の開始を指定するための機能設定ジョブ検索画像25(図10参照)を表示画面6に表示する。
KC7E:検索対象ジョブ記憶手段
検索対象ジョブ記憶手段KC7Eは、前記全実行可能機能を送信した画像形成装置Uaでは実行不可能であり且つ、検索の実行を指定した機能設定ジョブを検索対象ジョブとして記憶する。
図11は実施例1の携帯型情報端末の表示画面に表示される検索結果画像の説明図である。
KC7F:検索結果画像表示手段
検索結果画像表示手段KC7Fは、検索対象ジョブが実行可能な画像形成装置の検索結果である前記検索結果情報を受信した場合に、検索結果情報記憶手段KC3Dに記憶された判別結果を検索結果画像26として表示画面6に表示する。実施例1の検索結果画像26には、検索要求をした検索対象ジョブと、検索結果のリスト(実行可能な画像形成装置Ub,Ucの識別情報、「DCXX 1F 総務」等)が表示されている。
図12は実施例1の携帯型情報端末の表示画面に表示される実行可能機能要求画像の説明図である。
KC8:全実行可能機能要求画像表示手段
全実行可能機能要求画像表示手段KC8は、ユーザの近傍の画像形成装置Uaの全実行可能機能のデータの受信を要求する入力があった場合に、全実行可能機能要求画像27(図12参照)を表示画面6に表示する。実施例1では、前記図5に示す機能設定ジョブ用メイン画像20の「デバイス機能受信」を選択する入力がされた場合に、前記全実行可能機能要求画像27が表示される。
なお、通常は画像形成装置Ua近傍にユーザが携帯電話1を所持した状態で接近すると、自動的に全実行可能機能情報を受信するが、通信状態やノイズ等により全実行可能機能の受信に失敗した場合に、ユーザが前記全実行可能機能要求画像27の「OK」を選択することにより、画像形成装置Uaから全実行可能機能情報を受信できる。
KC9:携帯端末識別情報記憶手段
携帯端末識別情報記憶手段KC9は、前記画像形成装置Uaと情報(データ)の送受信を行う際の携帯電話1の識別情報(IDデータ)である携帯端末識別情報を記憶する。
KC10:端末送信情報作成手段
端末送信情報作成手段KC10は、携帯端末検出応答情報作成手段KC10Aと、機能要求情報作成手段KC10Bと、実行対象ジョブ情報作成手段KC10Cと、検索要求情報作成手段KC10Dとを有し、携帯電話1から画像形成装置Uaへ送信する端末送信情報(後述する携帯端末検出応答情報や、機能要求情報、実行対象ジョブ情報、検索要求情報等)を作成する。
KC10A:携帯端末検出応答情報作成手段
携帯端末検出応答情報作成手段KC10Aは、受信した携帯端末検出情報に対する応答である携帯端末検出応答情報(端末送信情報)を作成する。実施例1の携帯端末検出応答情報作成手段KC10Aは、前記携帯端末検出応答情報(携帯型情報端末が画像形成装置の近傍に存在することを通知するための情報)に、携帯電話1の識別情報を付加した端末送信情報を作成する。
KC10B:機能要求情報作成手段
機能要求情報作成手段KC10Bは、前記全実行可能機能要求画像27(図12参照)において、ユーザが全実行可能機能の送信を要求する選択をした場合に、全実行可能機能の送信を要求する機能要求情報(端末送信情報)を作成する。実施例1の機能要求情報作成手段KC10Bは、前記機能要求情報に携帯電話1の識別情報を付加した端末送信情報を作成する。
KC10C:実行対象ジョブ情報作成手段
実行対象ジョブ情報作成手段KC10Cは、ユーザが前記機能設定ジョブ実行開始画像24において指定された機能設定ジョブの実行開始を指定した場合に、実行対象ジョブのデータである実行対象ジョブ情報(端末送信情報)を作成する。実施例1の実行対象ジョブ情報作成手段KC10Cは、前記実行対象ジョブ情報に、実行対象ジョブの実行命令のデータ(ジョブ実行命令情報)と、携帯電話1の識別情報とを付加した端末送信情報を作成する。
KC10D:検索要求情報作成手段
検索要求情報作成手段KC10Dは、前記機能設定ジョブ検索画像25において機能設定ジョブの検索の開始を指定する入力があった場合に、検索対象の検索対象ジョブを実行可能な画像形成装置を検索することを要求する検索要求情報と、前記検索対象ジョブのデータである検索対象ジョブ情報を、端末送信情報として作成する。実施例1の検索要求情報作成手段KC10Dは、前記検索要求情報及び検索対象ジョブ情報に、携帯電話1の識別情報を付加した端末送信情報を作成する。
KC11:端末送信情報送信手段(実行対象ジョブ情報送信手段、検索要求情報送信手段、携帯端末検出応答情報送信手段、機能要求情報送信手段)
端末送信情報送信手段KC11は、前記端末送信情報作成手段KC10で作成された端末送信情報を画像形成装置Uaに送信する。
(フローチャートの説明)
次に、実施例1の画像処理システムのフローチャートの説明を行うが、実施例1の画像処理システムSでは、全実行可能機能送受信処理と、機能設定ジョブ実行・検索処理と、その他の各種処理は並行して実行される。なお、ユーザが前記機能設定ジョブ用メイン画像20(図5参照)の「ジョブメモリ設定」を選択した場合に前記機能設定ジョブ設定画像21を表示し、ユーザの各種入力に応じて機能設定ジョブ設定画像21の表示を更新し、「終了」の入力がされた場合に入力された結果を機能設定ジョブとして記憶(登録)する機能設定ジョブ登録処理のフローチャートは省略する。また、ユーザの入力に応じて、全実行可能機能要求画像27(図12参照)を表示して、「OK」の入力があった場合に機能要求情報を作成して送信する機能要求情報送信処理のフローチャートも省略する。
なお、以下の画像処理システムSの説明において、理解の容易のために、画像形成装置Uaと携帯電話1との間で情報の送受信を行う場合について説明する。
(全実行可能機能送受信処理の説明)
次に、実施例1の画像処理システムの全実行可能機能送受信処理の説明を行うが、先ず、画像形成装置側の全実行可能機能送受信処理を説明し、その後、携帯型情報端末側の全実行可能機能送受信処理を説明する。
(画像形成装置の全実行可能機能送受信処理のフローチャートの説明)
図13は実施例1の画像処理システムの画像形成装置側の全実行可能機能送受信処理のフローチャートである。
図13のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスクに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uaの他の各種処理と並行して実行される。
図13に示す全実行可能機能送受信処理は画像形成装置Uaの電源オンにより開始される。
図13のST1において、携帯端末検出情報作成手段C14Aで作成された携帯端末検出情報を無線により送信する。そして、ST2に移る。
ST2において、検出応答時間計時タイマTM1に検出応答時間t1をセットする。そして、ST3に移る。
ST3において、無線送信した携帯端末検出情報に対する応答である携帯端末検出応答情報を受信したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST4に移り、イエス(Y)の場合はST7に移る。
ST4において、携帯電話1(携帯型情報端末)から送信された機能要求情報を受信したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST5に移り、イエス(Y)の場合はST9に移る。
ST5において、前記検出応答時間計時タイマTM1がタイムアップしたか否か、即ち、前記検出応答時間t1が経過したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST3に戻り、イエス(Y)の場合はST6に移る。
ST6において、携帯端末検出応答情報記憶手段C13Aに記憶された携帯電話1の識別情報を削除する。即ち、検出応答時間t1内に応答が無いので、画像形成装置Uaの近傍にあった携帯電話1が画像形成装置Uaから離れたと判別され、記憶されていた識別情報が削除される。
ST7において、受信した携帯端末検出応答情報に含まれる識別情報が、未だ携帯端末検出応答情報記憶手段C13Aに記憶されていないか否かを判別する。即ち、定期的に送信される携帯端末検出情報に対する応答である携帯端末検出応答情報を初めて受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合(識別情報が記憶されていない場合)はST8に移り、ノー(N)の場合はST1に戻る。
ST8において、受信した携帯端末検出応答情報に含まれる識別情報を携帯端末検出応答情報記憶手段C13Aに記憶する。即ち、携帯電話1が画像形成装置Ua近傍にあることを記憶する。そして、ST9に移る。
ST9において、全実行可能機能情報を作成し、送信する。そして、ST1に戻る。
前記ST1〜ST9の一連の処理によって、携帯型情報端末から無線送信される端末送信情報を受信した画像形成装置の全実行可能機能情報を無線送信する全実行可能機能情報送信工程が構成されている。なお、前記ST1,ST2の携帯端末検出情報を定期的に送信する処理と、ST2〜ST9の携帯端末検出応答情報等の受信に応じて実行する各処理とを並行して実行するように構成することも可能である。
(携帯型情報端末の全実行可能機能送受信処理のフローチャートの説明)
図14は実施例1の画像処理システムの携帯型情報端末側の全実行可能機能送受信処理のフローチャートである。
図14のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスクに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uaの他の各種処理と並行して実行される。
図14に示す全実行可能機能送受信処理は携帯電話1(携帯型情報端末)の電源オンにより開始される。
図14のST11において、画像形成装置Uaから送信された携帯端末検出情報を受信したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST12に移り、イエス(Y)の場合はST13に移る。
ST12において、携帯電話1が画像形成装置Uaの近傍から離れたので、携帯端末検出情報記憶手段KC3Aに記憶された画像形成装置Uaの識別情報を削除する。
ST13において、受信した携帯端末検出情報に含まれる画像形成装置Uaの識別情報が、未だ携帯端末検出情報記憶手段KC3Aに記憶されていないか否かを判別する。イエス(Y)の場合(記憶されていない場合)はST14に移り、ノー(N)の場合(記憶されている場合)はST11に戻る。
ST14において、次の処理(1)、(2)を実行してST15に移る。
(1)記憶されていなかった画像形成装置Uaの識別情報を記憶する。
(2)画像形成装置Uaに対して携帯端末検出応答情報を送信する。
ST15において、画像形成装置Uaから送信される全実行可能機能情報を受信したか否かを判別する。ノー(N)の場合は全実行可能機能情報を受信するまでST15を繰り返し、イエス(Y)の場合はST16に移る。
ST16において、受信した全実行可能機能を記憶する。そして、ST17に移る。
ST17において、機能設定ジョブ記憶手段KC5Dに記憶されている(登録されている)機能設定ジョブがあるか否かを判別する。即ち、ジョブ番号JB=1の機能設定ジョブが存在するか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST18に移り、ノー(N)の場合(1つも登録されていない場合)はST11に戻る。
ST18において、画像形成装置Uaで実行可能であるか否かを判別する対象の機能設定ジョブを、ジョブ番号JB=1の機能設定ジョブに設定する。そして、ST19に移る。
ST19において、ジョブ番号JBの機能設定ジョブに設定された全ての実行可能機能が受信した前記全実行可能機能に含まれているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST20に移り、ノー(N)の場合(1つでも含まれていない実行可能機能がある場合)はST21に移る。
ST20において、ジョブ番号JBの機能設定ジョブ実行可能判別フラグKFLをKFL=「1」とする。そしてST22に移る。
ST21において、ジョブ番号JBの機能設定ジョブ実行可能判別フラグKFLをKFL=「0」とする。そしてST22に移る。
ST22において、JB=JB+1に設定する。即ち、ジョブ番号JBに1を加算し、判別対象を次のジョブ番号JBの機能設定ジョブに設定する。そして、ST23に移る。
ST23において、ジョブ番号JBの機能設定ジョブが存在するか(登録されているか)否かを判別する。イエス(Y)の場合はST19に戻り、ノー(N)の場合は機能設定ジョブが実行可能か否かの判別を終了してST11に戻る。
前記ST18〜ST23の一連の処理によって、機能設定ジョブを記憶する携帯型情報端末1,2において、機能設定ジョブに設定された実行可能機能が受信した全実行可能機能に含まれているか否かを判別する機能設定ジョブ実行可否判別工程が構成されている。
(機能設定ジョブ実行・検索処理の説明)
次に、実施例1の画像処理システムの機能設定ジョブ実行・検索処理の説明を行うが、先ず、携帯型情報端末側の機能設定ジョブ実行・検索処理を説明し、その後、画像形成装置側の機能設定ジョブ実行・検索処理を説明する。
(携帯型情報端末の機能設定ジョブ実行・検索処理のフローチャートの説明)
図15は実施例1の画像処理システムの携帯型情報端末側の機能設定ジョブ実行・検索処理のフローチャートである。
図15のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスクに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は携帯電話1の他の各種処理と並行して実行される。
図15に示す機能設定ジョブ実行・検索処理は携帯電話1の電源オンにより開始される。
図15のST31において、前記機能設定ジョブ用メイン画像20の「ジョブメモリ選択」を指定する入力がされたか否か、即ち、機能設定ジョブ選択画像23を表示することを指定する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST32に移り、ノー(N)の場合はST31を繰り返す。
ST32において、機能設定ジョブ選択画像23(図8参照)を表示画面6に表示する。そして、ST33に移る。
ST33において、機能設定ジョブ選択画像23のいずれかの機能設定ジョブを指定する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST34に移り、ノー(N)の場合はST33を繰り返す。
ST34において、ユーザの入力により指定された機能設定ジョブ(即ち、ユーザ指定ジョブ)のジョブ設定実行可能判別フラグKFLがKFL=「1」であるか否かを判別する。即ち、画像形成装置Uaで実行可能であると判別され、機能設定ジョブ選択画像23においてシェード処理されていない機能設定ジョブをユーザが指定したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST35に移り、ノー(N)の場合はST40に移る。
ST35において、実行可能な機能設定ジョブの実行開始がユーザの入力により指定されたので(即ち、実行対象ジョブがユーザにより選択されたので)、機能設定ジョブ実行開始画像24(図9参照)を表示画面6に表示する。そして、ST36に移る。
ST36において、前記機能設定ジョブ実行開始画像24の「スタート」を指定する入力がされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST37に移り、イエス(Y)の場合はST39に移る。
ST37において、前記機能設定ジョブ実行開始画像24において印刷部数の入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST38に移り、ノー(N)の場合はST36に戻る。
ST38において、ST37のおけるユーザの入力に応じて、機能設定ジョブ実行開始画像24の表示を更新する。そしてST36に移る。
ST39において、実行対象ジョブの実行がユーザにより選択されたので、印刷部数のデータも含む実行対象ジョブ情報を作成し、画像形成装置Uaに送信する。そして、ST31に戻る。
ST40において、画像形成装置Uaで実行不可能な機能設定ジョブの検索の実行がユーザの入力により指定されたので(即ち、検索対象ジョブがユーザにより選択されたので)、機能設定ジョブ検索開始画像25(図10参照)を表示画面6に表示する。そして、ST41に移る。
ST41において、機能設定ジョブ検索開始画像25の「スタート」を指定する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST42に移り、ノー(N)の場合はST41を繰り返す。
ST42において、検索要求情報及び検索対象ジョブ情報を画像形成装置Uaに送信する。そして、ST43に移る。
ST43において、画像形成装置Uaから送信される検索結果情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST44に移り、ノー(N)の場合はST43を繰り返す。
ST44において、受信した判別結果に基づいて、検索結果画像26(図11参照)を表示画面6に表示する。そして、ST31に戻る。
前記ST31〜ST39の一連の処理によって、ユーザの入力によりジョブの実行開始の指定があった機能設定ジョブに設定された実行可能機能のデータを画像形成装置Uaに送信する実行対象ジョブ情報送信工程が構成されている。また、ST31〜ST34,ST40〜ST44の一連の処理によって、ユーザの入力によりジョブの検索開始の指定があった検索対象ジョブを実行可能な画像形成装置の検索を行うために検索対象ジョブに設定された実行可能機能のデータを画像形成装置Uaに送信する検索対象ジョブ情報送信工程が構成されている。
(画像形成装置の機能設定ジョブ実行・検索処理のフローチャートの説明)
図16は実施例1の画像処理システムの画像形成装置側の機能設定ジョブ実行・検索処理のフローチャートである。
図16のフローチャートの各ST(ステップ)の処理は、前記コントローラCのROMやハードディスクに記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理は画像形成装置Uaの他の各種処理と並行して実行される。
図16に示す機能設定ジョブ実行・検索処理は画像形成装置Uaの電源オンにより開始される。
図16のST51において、ユーザがユーザインタフェースUIのジョブメモリ設定キー(機能設定ジョブキー)UI5の入力し、各種操作を行って、機能設定ジョブ(即ち、装置設定ジョブ)の設定を行ったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST52に移り、ノー(N)の場合はST53に移る。
ST52において、ST51において設定された機能設定ジョブを装置設定ジョブとして記憶する。そして、ST51に戻る。
ST53において、コピースタートキーUI1がオンされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST54に移り、ノー(N)の場合はST55に移る。
ST54において、ユーザの指定(装置設定ジョブやその他の指定入力)に応じてジョブを実行する。そして、ST57に移る。
ST55において、携帯電話1から送信されたジョブ実行命令情報及び実行対象ジョブ情報を含む端末送信情報を画像形成装置Uaが受信したか否かを判別する。即ち、前記図15のST39の処理において携帯電話1から送信される実行可能な実行対象ジョブの実行の命令であるジョブ実行命令情報を受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST56に移り、ノー(N)の場合はST60に移る。
ST56において、受信した実行対象ジョブを実行する。そして、ST57に移る。
ST57において、ジョブが終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST58に移り、ノー(N)の場合はST57を繰り返す。
ST58において、実行されたジョブ(ST57の処理で終了したジョブ)は装置設定ジョブであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST59に移り、ノー(N)の場合はSTST51に戻る。
ST59において、携帯端末検出応答情報記憶手段C13Aに記憶された識別情報に基づいて、装置設定ジョブ情報を作成し、携帯電話1に送信する。そして、ST51に戻る。
ST60において、携帯電話1から送信された検索要求情報及び検索対象ジョブ情報を含む端末送信情報を画像形成装置Uaが受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST61に移り、ノー(N)の場合はST62に移る。
ST61において、受信した実行対象ジョブを実行可能なネットワーク接続画像形成装置Ub,Ucを検索し、携帯電話1に検索結果(判別結果)を送信する検索対象ジョブ実行可能装置検索処理(後述の図17のサブルーチン参照)を実行する。そして、ST51に戻る。
ST62において、他の画像形成装置(端末送受信画像形成装置)Ub,Ucが携帯型情報端末1,2から送信された検索要求情報を受信し、他の画像形成装置Ub,Ucから画像形成装置Ua(ネットワーク接続画像形成装置)に対して送信された判別要求情報を画像形成装置Uaが受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST63に移り、ノー(N)の場合はST51に戻る。
ST63において、受信した判別要求情報に対する応答である判別情報を、判別要求情報を送信した他の画像形成装置Ub、Ucに対して送信する(返信する)。そして、ST51に戻る。
前記ST55〜ST59の一連の処理によって、受信した実行対象ジョブに設定された実行可能機能のデータに基づいて、ジョブを実行する画像形成工程が構成されている。
(検索対象ジョブ実行可能装置検索処理のサブルーチンのフローチャートの説明)
図17は、図16のST61の検索対象ジョブ実行可能装置検索処理のサブルーチンのフローチャートである。
図17のST71において、前記ネットワーク接続画像形成装置記憶手段C24に記憶された識別情報に基づいて、画像形成装置Uaにネットワーク接続された全ての画像形成装置Ub,Ucに対して、判別要求情報を送信する。そして、ST72に移る。
ST72において、ネットワーク接続画像形成装置Ub,Ucのいずれかから送信される判別情報を、画像形成装置Uaが受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST73に移り、ノー(N)の場合はST72を繰り返す。
ST73において、前記図16のST60で受信した検索対象ジョブに設定された実行可能機能全てが、ネットワーク接続画像形成装置Ub,Ucから送信された判別情報に含まれているか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST74に移り、ノー(N)の場合はST75に移る。
ST74において、判別情報を送信したネットワーク接続画像形成装置Ub,Ucの検索対象ジョブ実行可能判別フラグFLをFL=「1」とする。
ST75において、判別情報を送信したネットワーク接続画像形成装置Ub,Ucの検索対象ジョブ実行可能判別フラグFLをFL=「0」とする。
ST76において、全てのネットワーク接続画像形成装置Ub,Ucの判別が終了したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST77に移り、ノー(N)の場合はST72に戻る。
ST77において、実行可能なネットワーク接続画像形成装置Ub,Ucの識別情報をリスト化した検索結果情報を作成する。そして、ST78に移る。
ST78において、検索要求情報を送信した携帯電話1(携帯型情報端末)に検索結果情報を送信する。そして、図17の検索対象ジョブ実行可能装置検索処理を終了して図16のST61に戻る。
(装置設定ジョブ登録処理のフローチャートの説明)
次に、前記図16の画像形成装置の機能設定ジョブ実行・検索処理のST59において、画像形成装置Uaから送信された装置設定ジョブ情報を携帯電話1が受信した場合の装置設定ジョブ登録処理を説明する。前記装置設定ジョブ登録処理は、携帯電話1の他の処理と並行して実行される
図18は、実施例1の画像処理システムの携帯型情報端末の装置設定ジョブ登録処理のフローチャートである。
図18のST81において、画像形成装置Uaから送信された装置設定ジョブ情報を携帯電話1が受信したか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST82に移り、ノー(N)の場合はST81を繰り返す。
ST82において、受信した装置設定ジョブが、既に携帯電話1の機能設定ジョブ記憶手段に記憶されているか否かを判別する。即ち、装置設定ジョブと同一の機能設定ジョブが登録されているか否かを判別する。即ち、装置設定ジョブに設定された実行可能機能と同一の実行可能機能が設定された機能設定ジョブが既に登録されているか否かを判別する。ノー(N)の場合はST83に移り、イエス(Y)の場合はST84に移る。
ST83において、装置設定ジョブが、登録されている機能設定ジョブと同一なので、受信した装置設定ジョブ情報を破棄する。そして、ST81に戻る。
ST84において、装置設定ジョブ画像22(図7参照)を表示画面6に表示する。そして、ST85に移る。
ST85において、装置設定ジョブのジョブ名称を設定する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST86に移り、ノー(N)の場合はST87に移る。
ST86において、ユーザの入力に応じて装置設定ジョブ画像22の表示を更新する。そして、ST85に戻る。
ST87において、装置設定ジョブ画像22の「保存」を指定する入力があったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST88に移り、ノー(N)の場合はST89に移る。
ST88において、受信した装置設定ジョブとジョブ名称を機能設定ジョブとして記憶する(登録する)。そして、ST91に移る。
ST89において、前記装置設定ジョブ画像22の「破棄」を指定する入力があったか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST90に移り、ノー(N)の場合はST85に戻る。
ST90において、受信した装置設定ジョブ情報を破棄する。そして、ST91に移る。
ST91において、装置設定ジョブ画像22を閉じる。そして、ST81に戻る。
なお、前記画像形成装置Uaは、図13に示す全実行可能機能送受信処理と、図16に示す機能設定ジョブ実行・検索処理を並行して実行するが、所定のステップ(ST)実行中は、一方の処理を中断するよう構成することも可能である。
例えば、図16のST54またはST56におけるジョブ実行中や、ST61の検索対象ジョブ実行可能装置検索処理の実行中は、図13の全実行可能機能送受信処理を中断するように構成することも可能である。
また、前記携帯型情報端末では、図14に示す全実行可能機能送受信処理と、図15に示す機能設定ジョブ実行・検索処理と、図18に示す装置設定ジョブ登録処理とを並行して実行しているが、前記いずれか1つの処理を実行中は、他の2つの処理を中断するように構成することも可能である。また、前記3つの処理に優先順位を付け、いずれか1つの処理実行中でも優先順位の高い処理が開始された場合、実行中の処理を一時保存し中断するよう構成することも可能である。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の画像処理システムでは、画像形成装置Ua〜Ucから、定期的に携帯端末検出情報が送信されている(ST1〜ST5参照)。ユーザが携帯型情報端末1,2を携帯した状態で、画像形成装置Ua〜Ucと無線により情報の送受信ができる距離まで前記画像形成装置Ua〜Ucに接近すると、画像形成装置Ua〜Ucから携帯型情報端末1,2へ全実行可能機能情報が送信される(ST7〜ST9参照)。前記全実行可能機能情報を受信した携帯型情報端末1,2では、登録された機能設定ジョブが接近した画像形成装置Ua〜Ucで実行可能であるか否かの判別が実行される(ST17〜ST23参照)。なお、無線通信の通信状態が悪い等の原因によって全実行可能機能情報の受信エラーが発生した場合に、ユーザの入力により機能要求情報を画像形成装置Ua〜Ucに送信することによって全実行可能機能情報を受信し、前記判別を行うことも可能である。
そして、携帯型情報端末1,2のユーザインタフェースUIへのユーザの入力により機能設定ジョブ選択画像23(図8参照)を表示する入力があった場合に、機能設定ジョブ選択画像23が表示画面6に表示される。前記機能設定ジョブ選択画像23では、前記全実行可能機能情報に基づいた判別結果に応じて、実行不可能な機能設定ジョブがシェード処理されて表示される。
そして、機能設定ジョブ選択画像23において、ユーザが実行可能な機能設定ジョブ(シェード処理されていない実行可能画像23aで表示された機能設定ジョブ)を指定する入力をした場合、機能設定ジョブ実行開始画像24(図9参照)が表示される。そして、機能設定ジョブ実行開始画像24の「スタート」が選択されると、実行対象ジョブ情報が送信される(ST34〜ST39参照)。前記実行対象ジョブ情報を受信した画像形成装置Ua〜Ucでは、前記実行対象ジョブに設定された実行可能機能に基づいてジョブが実行される(ST55,ST56参照)。
一方、前記機能設定ジョブ選択画像23において、ユーザが実行不可能な機能設定ジョブ(シェード処理された実行不可能画像23bで表示された機能設定ジョブ)を指定する入力をした場合、機能設定ジョブ検索開始画像25(図10参照)が表示される。そして、機能設定ジョブ検索開始画像25で「スタート」の入力がされた場合、検索要求情報及び検索対象ジョブ情報が画像形成装置Ua〜Ucに送信される(ST41,ST42参照)。前記検索要求情報等を受信した画像形成装置(端末送受信画像形成装置)Ua〜Ucは、ネットワークに接続された画像形成装置(ネットワーク接続画像形成装置)Ua〜Ucに対して判別情報の送信を要求するための判別要求情報を送信する(ST71参照)。前記判別要求情報を受信したネットワーク接続画像形成装置Ua〜Ucは、全実行可能機能情報と同一の情報である判別情報を返信する。
そして、判別情報を受信した端末送受信画像形成装置は、受信した判別情報と、検索対象ジョブに設定された実行可能機能のデータとに基づいて、ネットワーク接続画像形成装置Ua〜Ucにおいて検索対象ジョブが実行可能か否かを判別する(ST72〜ST76参照)。即ち、検索対象ジョブが実行可能なネットワーク接続画像形成装置の検索が実行される。そして、検索結果が携帯型情報端末1,2に送信され、携帯型情報端末1、2の表示画面6には、検索結果が検索結果画像26(図11参照)として表示される(ST43,ST44参照)。
また、画像形成装置Ua〜UcのユーザインタフェースUIからユーザが入力して設定または登録された装置設定ジョブが実行された場合(ST51〜ST53参照)、ジョブ終了後に装置設定ジョブの情報が携帯型情報端末1,2に送信される(ST58,ST59参照)。そして、前記装置設定ジョブ情報を受信した携帯型情報端末1,2の表示画面6には、装置設定ジョブ画像22(図7参照)が表示され、ユーザの入力に応じて実行された装置設定ジョブが保存される(ST81〜ST91参照)。
なお、携帯型情報端末1,2に機能設定ジョブを登録(記憶)するには、前記装置設定ジョブを保存する場合の他に、携帯型情報端末1,2のUIを操作して、機能設定ジョブ設定画像21(図7)を表示し、入力することにより、機能設定ジョブの設定・登録を行う場合もある。
したがって、実施例1の画像処理システムでは、機能設定ジョブの設定・登録作業や、機能設定ジョブの実行、機能設定ジョブを実行可能な画像形成装置Ua〜Ucの検索の作業を携帯型情報端末1,2のユーザインタフェースUIへの入力によって行うことができる。したがって、画像形成装置Ua〜Uc毎に実行しなければならなかったジョブの設定や実行等の指示を、携帯型情報端末1,2から行うことができる。即ち、画像形成装置Ua〜Uc毎に、機能設定ジョブを登録しなくても、携帯型情報端末1,2に記憶しておき、機能設定ジョブの情報を送信することによって画像形成装置Ua〜Ucで機能設定ジョブを実行できる。したがって、ユーザの作業を省力化できる。
また、携帯型情報端末1、2のUIの操作方法を記憶するだけで各作業を行うことができるので、画像形成装置Ua〜Ucの機種毎に異なるUIの操作方法をユーザが記憶したり、マニュアルを確認する必要が無くなる。したがって、UIが統一されるので、ジョブの設定等の作業を省力化できると共に、操作方法の機種依存性をなくすことができる。
また、画像形成装置Ua〜Ucから送信された全実行可能機能情報に基づいて、携帯型情報端末1,2に登録された機能設定ジョブが実行可能であるか否かの判別が実行されるので、ユーザが画像形成装置Ua〜Ucが備えている実行可能機能を記憶したり、マニュアルを参照して確認しなくても、登録された機能設定ジョブが実行可能であるか否かをユーザが認識できる。したがって、ユーザが実行したい機能設定ジョブの確認を省力化できるので、結果として機能設定ジョブの実行作業を省力化できる。
さらに、全実行可能機能を受信した画像形成装置Ua〜Ucでは実行不可能な機能設定ジョブを実行できる画像形成装置Ua〜Ucの検索ができる。したがって、この結果、各画像形成装置の有する実行可能機能を記憶等しなくても、ユーザが実行したい機能設定ジョブの実行可能機能を有する画像形成装置Ua〜Ucを速やかに確認でき、実行可能な画像形成装置Ua〜Ucで速やかにジョブを実行できる。
また、画像形成装置Ua〜Ucで設定した装置設定ジョブの情報(データ)が携帯型情報端末1,2に送信され、携帯型情報端末1,2で機能設定ジョブとして記憶することができる。したがって、例えば、外出先の画像形成装置Ua〜Ucで設定した装置設定ジョブを携帯型情報端末1,2に機能設定ジョブとして記憶し、自社の画像形成装置Ua〜Ucで機能設定ジョブ(装置設定ジョブ)を実行できる。即ち、画像形成装置Ua〜Uc毎に機能設定ジョブの登録をする必要が無くなり、ユーザの作業を省力化できる。また、携帯型情報端末1,2を操作して装置設定ジョブの登録や実行の指定を行うので、画像形成装置Ua〜UcのUIの操作方法が異なる場合には、操作方法を記憶したりマニュアル等を参照して確認する必要がない。即ち、UIの操作の機種依存性を無くすことができる。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H09)を下記に例示する。
(H01)本発明の画像処理システムの画像形成装置として、FAXやプリンタ等の機能を備えた複合機や、FAX、プリンタ等の画像形成装置を使用可能である。
(H02)前記実施例1において、検索を実行する際に、ネットワーク接続画像形成装置から端末送受信画像形成装置に全実行可能機能と同一の判別情報が送信され、端末送受信画像形成装置で検索対象ジョブの実行可能の判別が行われたが、これに替えて、例えば、端末送受信画像形成装置からネットワーク接続画像形成装置に検索対象ジョブ情報を送信し、各ネットワーク接続画像形成装置で実行可能・不可能の判別を行って判別結果を判別情報として端末送受信画像形成装置に返信し、端末送受信画像形成装置で返信された判別結果に基づいて実行可能な画像形成装置をリスト化して携帯型情報端末に検索結果として送信するように構成することも可能である。
(H03)前記実施例1において、端末送受信画像形成装置の近傍に携帯型情報端末が接近した場合に全実行可能機能情報を自動的に受信するように構成されているが、全実行可能機能の送信を要求するユーザの入力があった場合のみに全実行可能機能情報を受信するように構成することも可能である。
(H04)前記実施例1において、端末送受信画像形成装置の近傍に携帯型情報端末が接近した場合に全実行可能機能情報を自動的に受信するので、検索を実行する際に端末送受信画像形成装置が検索対象ジョブを実行できないことが分かっているため、端末送受信画像形成装置で検索対象ジョブを実行できるか否かの判別は実行されない。しかし、自動的に全実行可能機能情報を受信しない場合、端末送受信画像形成装置で検索対象ジョブが実行可能であるか否かの判別を行い、ネットワーク接続画像形成装置の判別結果も含めて検索結果として携帯型情報端末に送信するように構成することも可能である。
(H05)前記実施例1の画像処理システムは、複数台の携帯型情報端末と、複数台の画像形成装置が使用可能であるため、識別情報を使用したが、使用される携帯型情報端末と画像形成装置とが予め決まっており、識別する必要がなければ、識別情報を使用しないことも可能である。即ち、識別情報を加えない端末送信情報や装置送信情報等を使用することも可能である。
(H06)本発明の画像処理システムは、画像形成装置は複数台である必要は無く、1台の画像形成装置と1台の携帯型情報端末であっても良い。この場合、ネットワーク接続画像形成装置が存在しないので、検索処理は行われない。
(H07)前記実施例1において、携帯型情報端末1,2で機能設定ジョブの設定を行う際に、全実行可能機能を受信した後は、受信した全実行可能機能の範囲内でジョブの設定を可能とするように構成することができる。これにより、全実行可能機能を送信した画像形成装置で実行可能な機能設定ジョブの設定を携帯型情報端末で行うことができる。即ち、画像形成装置のUIを操作せず、携帯型情報端末のUIを操作して、機能設定ジョブの設定を行うことができる。したがって、画像形成装置の機種毎に異なるUIの操作方法に依存しないので、機種依存性を無くすことができる。
(H08)前記実施例1において、全実行可能機能を送信した画像形成装置で実行できない機能設定ジョブを選択した場合に、検索が実行されるように構成されていたが、ユーザの入力に応じて検索対象の機能設定ジョブを選択する検索対象ジョブ選択用画像(機能設定ジョブ選択画像23とは異なる画像)を表示し、ユーザの指定に応じて検索を実行するように構成することができる。例えば、機能設定ジョブ用メイン画像20に、「デバイスの検索」の画像を表示して、「デバイスの検索」をユーザが選択した場合に前記検索対象ジョブ選択用画像を表示するよう構成することも可能である。
(H09)前記実施例1において、ネットワークに接続された画像形成装置Ua〜Ucの全てが無線送受信可能に構成されていたが、無線送受信不可能なネットワーク接続画像形成装置をネットワーク接続することも可能である。この場合、検索対象ジョブが実行可能であるか否かの検索対象とはなるが、無線により情報の送受信が不可能なので、機能設定ジョブを実行する際に、携帯型情報端末1,2から情報を送信してジョブを実行させることはできない。但し、検索対象ジョブが実行可能であるか否かの判別ができるので、無線送受信不可能なネットワーク接続画像形成装置の有する実行可能機能を記憶したり、マニュアルで確認する必要が無くなるため、ユーザの作業を省力化することができる。
図1は本発明の画像処理システムの実施例1の説明図である。 図2は前記図1に示す印刷処理システムの画像形成装置の機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。 図3は実施例1の画像処理システムの画像形成装置の機能をブロック図で示した図であり、前記図2の続きのブロック図である。 図4は前記図1に示す印刷処理システムの携帯型情報端末の機能をブロック図(機能ブロック図)で示した図である。 図5は、実施例1の携帯型情報端末の表示画面に表示される機能設定ジョブ用メイン画像の説明図である。 図6は、実施例1の携帯型情報端末の表示画面に表示される機能設定ジョブ設定画像の説明図である。 図7は実施例1の携帯型情報端末の表示画面に表示される装置設定ジョブ画像の説明図である。 図8は実施例1の携帯型情報端末の表示画面に表示される機能設定ジョブ選択画像の説明図である。 図9は実施例1の携帯型情報端末の表示画面に表示される機能設定ジョブ実行開始画像の説明図である。 図10は実施例1の携帯型情報端末の表示画面に表示される機能設定ジョブ検索開始画像の説明図である。 図11は実施例1の携帯型情報端末の表示画面に表示される検索結果画像の説明図である。 図12は実施例1の携帯型情報端末の表示画面に表示される全実行可能機能要求画像の説明図である。 図13は実施例1の画像処理システムの画像形成装置側の全実行可能機能送受信処理のフローチャートである。 図14は実施例1の画像処理システムの携帯型情報端末側の全実行可能機能送受信処理のフローチャートである。 図15は実施例1の画像処理システムの携帯型情報端末側の機能設定ジョブ実行・検索処理のフローチャートである。 図16は実施例1の画像処理システムの画像形成装置側の機能設定ジョブ実行・検索処理のフローチャートである。 図17は、図16のST61の検索対象ジョブ実行可能装置検索処理のサブルーチンのフローチャートである。 図18は、実施例1の画像処理システムの携帯型情報端末の装置設定ジョブ登録処理のフローチャートである。
符号の説明
1,2…携帯型情報端末、
6…表示画面、
22…装置設定ジョブ画像、
23…ジョブ実行可能判別結果画像、
26…検索結果画像、
Ua〜Uc…画像形成装置、
C1…ジョブ制御手段、
C5…機能設定ジョブ設定手段、
C5B…実行可能機能記憶手段、
C5B…実行可能機能記憶手段、
C5C…装置設定ジョブ記憶手段、
C11…端末送信情報受信手段,実行対象ジョブ情報受信手段,検索要求情報受信手段、
C15…全実行可能機能情報送信手段,装置設定ジョブ情報送信手段,検索結果情報送信手段、
C21…判別情報受信手段,判別要求情報受信手段、
C26…検索対象ジョブ実行可能装置判別手段、
C28…判別要求情報送信手段,判別情報送信手段、
KC1…全実行可能機能情報受信手段,装置設定ジョブ情報受信手段,検索結果情報受信手段、
KC5C…装置設定ジョブ画像表示手段、
KC5D…機能設定ジョブ記憶手段、
KC6…機能設定ジョブ可否判別手段、
KC7A…ジョブ実行可能判別結果画像表示手段、
KC7F…検索結果画像表示手段、
KC11…実行対象ジョブ情報送信手段,検索要求情報送信手段。

Claims (18)

  1. 無線により相互にデータの送受信が可能な携帯型情報端末及び画像形成装置を備えた画像処理システムにおいて、下記の構成要件(A01),(B01)を備えたことを特徴とする画像処理システム、
    (A01)前記携帯型情報端末が送信する端末送信情報を受信する端末送信情報受信手段と、
    前記画像形成装置において画像形成動作であるジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能の全てを記憶する実行可能機能記憶手段と、
    所定の前記端末送信情報を受信した場合に、前記端末送信情報を送信した前記携帯型情報端末に対して、前記実行可能機能の全ての情報である全実行可能機能情報を送信する全実行可能機能情報送信手段と、
    を備えた前記画像形成装置、
    (B01)前記携帯型情報端末が前記画像形成装置に実行させる前記ジョブであって、前記画像形成装置においてジョブを実行する際に必要な実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する機能設定ジョブ記憶手段と、
    前記画像形成装置から送信された前記全実行可能機能情報を受信する全実行可能機能情報受信手段と、
    前記機能設定ジョブに設定された前記実行可能機能が、受信した前記全実行可能機能に含まれているか否かを判別する機能設定ジョブ可否判別手段と、
    前記機能設定ジョブ可否判別手段の判別結果に応じて、前記機能設定ジョブが前記全実行可能機能情報を送信した前記画像形成装置において実行可能であるか否かを示すジョブ実行可能判別結果画像を表示画面に表示するジョブ実行可能判別結果画像表示手段と、
    を備えた前記携帯型情報端末。
  2. 下記の構成要件(A01′)を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像処理システム、
    (A01′)前記携帯型情報端末との間で無線による情報の送受信が可能な端末送受信画像形成装置と、
    前記端末送受信画像形成装置にネットワークを介して情報の送受信が可能にネットワーク接続されたネットワーク接続画像形成装置と、
    を含む前記画像形成装置。
  3. 下記の構成要件(B01′)を備えたことを特徴とする請求項1または2のいずれか記載の画像処理システム、
    (B01′)前記画像形成装置が備えている前記全実行可能機能の送信を要求する機能要求情報としての前記端末送信情報。
  4. 無線により相互にデータの送受信が可能な携帯型情報端末及び画像形成装置を備えた画像処理システムにおいて、下記の構成要件(A02),(B02)を備えたことを特徴とする画像処理システム、
    (B02)前記携帯型情報端末が前記画像形成装置に実行させる前記ジョブであって、前記画像形成装置でジョブを実行する際に必要な実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する機能設定ジョブ記憶手段と、
    ユーザが指定した前記機能設定ジョブのデータを実行対象ジョブ情報として前記画像形成装置に送信する実行対象ジョブ情報送信手段と、
    を備えた前記携帯型情報端末、
    (A02)前記携帯型情報端末から送信された実行対象ジョブ情報を受信する実行対象ジョブ情報受信手段と、
    実行対象ジョブ情報を受信した場合に、前記実行対象ジョブを実行するジョブ制御手段と、
    を備えた前記画像形成装置。
  5. 無線により相互にデータの送受信が可能な携帯型情報端末及び画像形成装置を備えた画像処理システムにおいて、下記の構成要件(A03),(B03)を備えたことを特徴とする画像処理システム、
    (A03)前記画像形成装置において、画像形成動作であるジョブを実行する時に実行可能な機能である実行可能機能の全てを記憶する実行可能機能記憶手段と、
    ユーザの入力に応じて前記実行可能機能が設定された機能設定ジョブの設定を行う機能設定ジョブ設定手段と、
    前記機能設定ジョブ設定手段で設定された前記機能設定ジョブを装置設定ジョブとして記憶する装置設定ジョブ記憶手段と、
    前記装置設定ジョブを実行するジョブ制御手段と、
    前記装置設定ジョブが終了した後、前記装置設定ジョブの情報を前記携帯型情報端末に送信する装置設定ジョブ情報送信手段と、
    を備えた前記画像形成装置、
    (B03)前記画像形成装置から送信された装置設定ジョブ情報を受信する装置設定ジョブ情報受信手段と、
    前記装置設定ジョブ情報を受信した場合に、前記装置設定ジョブを示す装置設定ジョブ画像を表示画面に表示する装置設定ジョブ画像表示手段と、
    ユーザの入力に応じて、前記装置設定ジョブを機能設定ジョブとして記憶する機能設定ジョブ記憶手段と、
    を備えた前記携帯型情報端末。
  6. ユーザが携帯可能且つ無線によりデータの送受信が可能な携帯型情報端末と、前記携帯型情報端末と無線により相互にデータの送受信が可能な端末送受信画像形成装置と、前記端末送受信画像形成装置に情報送受信回線でネットワーク接続されたネットワーク接続画像形成装置とを備えた画像処理システムにおいて、下記の構成要件(A04),(B04)を備えたことを特徴とする画像処理システム、
    (B04)前記携帯型情報端末が前記画像形成装置に実行させるジョブであって、前記端末送受信画像形成装置及びネットワーク接続画像形成装置の少なくともいずれか一方の画像形成装置において画像形成動作であるジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する機能設定ジョブ記憶手段と、
    前記機能設定ジョブを実行可能な画像形成装置を検索する入力がされた場合に、検索対象の前記機能設定ジョブを実行可能な前記画像形成装置を検索することを要求する検索要求情報と、検索対象の機能設定ジョブのデータである検索対象ジョブ情報とを前記端末送受信画像形成装置に送信する検索要求情報送信手段と、
    を備えた前記携帯型情報端末、
    (A04)前記携帯型情報端末が送信する検索要求情報と、前記検索対象ジョブ情報とを受信する検索要求情報受信手段と、
    前記検索要求情報と、前記検索対象ジョブ情報とを受信した場合に、前記ネットワーク接続画像形成装置が前記検索対象ジョブを実行可能であるか否かを判別するための判別情報の送信を要求する判別要求情報を、前記ネットワーク接続画像形成装置に送信する判別要求情報送信手段と、
    前記ネットワーク接続画像形成装置から送信される前記判別要求情報に対する応答である判別情報を受信する判別情報受信手段と、
    前記判別情報を受信した場合に、前記判別情報に基づいて前記検索対象ジョブを実行可能なネットワーク接続画像形成装置を判別する検索対象ジョブ実行可能装置判別手段と、
    前記検索対象ジョブ実行可能装置判別手段による判別結果である検索結果のデータを前記携帯型情報端末に送信する検索結果情報送信手段と、
    を備えた端末送受信画像形成装置。
  7. 下記の構成要件(C01)を備えたことを特徴とする請求項6記載の画像処理システム、
    (C01)前記ネットワーク接続画像形成装置において、前記ジョブを実行する際に実行可能な実行可能機能の全てを記憶する実行可能機能記憶手段と、
    前記端末送受信画像形成装置から送信された判別要求情報を受信する判別要求情報受信手段と、
    前記判別要求情報を受信した場合に、全ての前記実行可能機能のデータである全実行可能機能情報を前記判別情報として、前記端末送受信画像形成装置に送信する判別情報送信手段と、
    を備えた前記ネットワーク接続画像形成装置。
  8. 下記の構成要件(B04′)を備えたことを特徴とする請求項6または7記載の画像処理システム、
    (B04′)前記端末送受信画像形成装置から送信された検索結果情報を受信する検索結果情報受信手段と、
    検索結果情報を受信した場合に、前記検索結果を示す検索結果画像を表示画面に表示する検索結果画像表示手段と、
    を備えた前記携帯型情報端末。
  9. 下記の工程(D01)〜(D04)を順次実行することを特徴とする画像形成方法、
    (D01)携帯型情報端末から無線送信される所定の端末送信情報を受信した画像形成装置において、画像形成動作であるジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能の全てのデータである全実行可能機能情報を前記画像形成装置から前記携帯型情報端末に無線送信する全実行可能機能情報送信工程、
    (D02)前記携帯型情報端末が前記画像形成装置に実行させるジョブであって、前記画像形成装置においてジョブを実行する際に必要な実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する前記携帯型情報端末において、前記機能設定ジョブに設定された実行可能機能が、受信した前記全実行可能機能に含まれているか否かを判別する機能設定ジョブ実行可否判別工程、
    (D03)前記全実行可能機能を送信した前記画像形成装置において実行可能であると判別された前記機能設定ジョブであって、ユーザの入力によりジョブの実行開始の指定があった前記機能設定ジョブに設定された前記実行可能機能のデータを前記画像形成装置に対して無線送信する実行対象ジョブ情報送信工程、
    (D04)受信した前記実行可能機能のデータに基づいて、画像形成動作であるジョブを実行する画像形成工程。
  10. 下記の工程(D03′),(D04)を順次実行することを特徴とする画像形成方法、
    (D03′)携帯型情報端末に記憶され、画像形成装置においてジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能が設定された機能設定ジョブであって、ユーザの入力によりジョブの実行開始が指定された前記機能設定ジョブに設定された前記実行可能機能のデータを画像形成装置に対して無線送信する実行対象ジョブ情報送信工程、
    (D04)受信した前記実行可能機能のデータに基づいて、画像形成動作であるジョブを実行する画像形成工程。
  11. 携帯型情報端末との間で無線により情報の送受信が可能な画像形成装置において、下記の構成要件(A01a)〜(A01c)を備えたことを特徴とする前記画像形成装置、
    (A01a)前記携帯型情報端末が送信する端末送信情報を受信する端末送信情報受信手段、
    (A01b)前記画像形成装置において画像形成動作であるジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能の全てを記憶する実行可能機能記憶手段、
    (A01c)所定の前記端末送信情報を受信した場合に、前記端末送信情報を送信した前記携帯型情報端末に対して、前記実行可能機能の全ての情報である全実行可能機能情報を送信する全実行可能機能情報送信手段。
  12. 画像形成装置がジョブ実行時に実行可能な実行可能機能の全ての情報である全実行可能機能情報を送信する画像形成装置との間で、無線により情報の送受信が可能な携帯型情報端末において、下記の構成要件(B01a)〜(B01d)を備えたことを特徴とする携帯型情報端末、
    (B01a)前記携帯型情報端末が前記画像形成装置に実行させる前記ジョブであって、前記画像形成装置においてジョブを実行する際に必要な実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する機能設定ジョブ記憶手段、
    (B01b)前記画像形成装置から送信された前記全実行可能機能情報を受信する全実行可能機能情報受信手段、
    (B01c)前記機能設定ジョブに設定された前記実行可能機能が、受信した前記全実行可能機能に含まれているか否かを判別する機能設定ジョブ可否判別手段、
    (B01d)前記機能設定ジョブ可否判別手段の判別結果に応じて、前記機能設定ジョブが前記全実行可能機能情報を送信した前記画像形成装置において実行可能であるか否かを示すジョブ実行可能判別結果画像を表示画面に表示するジョブ実行可能判別結果画像表示手段。
  13. 画像形成装置との間で無線により情報の送受信が可能な携帯型情報端末において、下記の構成要件(B02a),(B02b)を備えたことを特徴とする前記携帯型情報端末、
    (B02a)前記携帯型情報端末が前記画像形成装置に実行させる前記ジョブであって、前記画像形成装置でジョブを実行する際に必要な実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する機能設定ジョブ記憶手段、
    (B02b)ユーザが指定した前記機能設定ジョブのデータを実行対象ジョブ情報として前記画像形成装置に送信する実行対象ジョブ情報送信手段。
  14. 画像形成装置が画像形成動作であるジョブを実行する時に実行可能な実行可能機能が設定され且つユーザが指定した実行対象ジョブの情報を送信する携帯型情報端末との間で、無線により情報の送受信が可能な画像形成装置において、下記の構成要件(A02a),(A02b)を備えたことを特徴とする前記画像形成装置、
    (A02a)前記携帯型情報端末から送信された実行対象ジョブ情報を受信する実行対象ジョブ情報受信手段、
    (A02b)実行対象ジョブ情報を受信した場合に、前記実行対象ジョブを実行するジョブ制御手段。
  15. 携帯型情報端末との間で無線により情報の送受信が可能な画像形成装置において、下記の構成要件(A03a)〜(A03e)を備えたことを特徴とする前記画像形成装置、
    (A03a)前記画像形成装置において、画像形成動作であるジョブを実行する時に実行可能な機能である実行可能機能の全てを記憶する実行可能機能記憶手段、
    (A03b)ユーザの入力に応じて前記実行可能機能が設定された機能設定ジョブの設定を行う機能設定ジョブ設定手段、
    (A03c)前記機能設定ジョブ設定手段で設定された前記機能設定ジョブを装置設定ジョブとして記憶する装置設定ジョブ記憶手段、
    (A03d)前記装置設定ジョブを実行するジョブ制御手段、
    (A03e)前記装置設定ジョブが終了した後、前記装置設定ジョブの情報を前記携帯型情報端末に送信する装置設定ジョブ情報送信手段。
  16. 画像形成装置でユーザの入力により設定された装置設定ジョブの情報を送信する前記画像形成装置との間で、無線により情報の送受信が可能な携帯型情報端末において、下記の構成要件(B03a)〜(B03c)を備えたことを特徴とする前記携帯型情報端末、
    (B03a)前記画像形成装置から送信された装置設定ジョブ情報を受信する装置設定ジョブ情報受信手段、
    (B03b)前記装置設定ジョブ情報を受信した場合に、前記装置設定ジョブを示す装置設定ジョブ画像を表示画面に表示する装置設定ジョブ画像表示手段、
    (B03c)ユーザの入力に応じて、前記装置設定ジョブを機能設定ジョブとして記憶する機能設定ジョブ記憶手段。
  17. ネットワーク接続画像形成装置と情報送受信回線でネットワーク接続された端末送受信画像形成装置との間で無線により情報の送受信が可能な携帯型情報端末において、下記の構成要件(B04a),(B04b)を備えたことを特徴とする前記携帯型情報端末、
    (B04a)前記携帯型情報端末が前記端末送受信画像形成装置及びネットワーク接続画像形成装置の少なくともいずれか一方の画像形成装置に実行させるジョブであって、前記画像形成装置において画像形成動作であるジョブを実行する際に実行可能な機能である実行可能機能が設定された機能設定ジョブを記憶する機能設定ジョブ記憶手段、
    (B04b)前記機能設定ジョブを実行可能な画像形成装置を検索する入力がされた場合に、検索対象の前記機能設定ジョブを実行可能な前記画像形成装置を検索することを要求する検索要求情報と、検索対象の機能設定ジョブのデータとしての検索対象ジョブ情報とを前記端末送受信画像形成装置に送信する検索要求情報送信手段。
  18. 画像形成動作であるジョブを実行する時に実行可能な実行可能機能が設定された検索対象ジョブであって、ユーザが検索対象に指定した前記検索対象ジョブを実行可能な画像形成装置の検索を要求する検索要求情報と、検索対象ジョブのデータである検索対象ジョブ情報とを送信する携帯型情報端末との間で、無線により情報の送受信が可能な端末送受信画像形成装置であって、ネットワーク接続画像形成装置と情報送受信回線でネットワーク接続された前記端末送受信画像形成装置において、下記の構成要件(A04a)〜(A04e)を備えたことを特徴とする前記端末送受信画像形成装置、
    (A04a)前記携帯型情報端末が送信する検索要求情報と、前記検索対象ジョブ情報とを受信する検索要求情報受信手段、
    (A04b)前記検索要求情報と、前記検索対象ジョブ情報とを受信した場合に、前記ネットワーク接続画像形成装置が前記検索対象ジョブを実行可能であるか否かを判別するための判別情報の送信を要求する判別要求情報を、前記ネットワーク接続画像形成装置に送信する判別要求情報送信手段、
    (A04c)前記ネットワーク接続画像形成装置から送信される前記判別要求情報に対する応答である判別情報を受信する判別情報受信手段、
    (A04d)前記判別情報を受信した場合に、前記判別情報に基づいて前記検索対象ジョブを実行可能なネットワーク接続画像形成装置を判別する検索対象ジョブ実行可能装置判別手段、
    (A04e)前記検索対象ジョブ実行可能装置判別手段による判別結果である検索結果のデータを前記携帯型情報端末に送信する検索結果情報送信手段。

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