JP2005133986A - 空気調和機 - Google Patents

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義明 能登谷
Atsushi Otsuka
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幸夫 太田
Kuniyuki Yamada
邦之 山田
Hideyuki Matsushima
秀行 松島
Motoki Yokoyama
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Abstract

【課題】 冷たい空気の導入(給気)による空調負荷の低減と、室内の居住者に冷涼感、心地よさを与えて居住者に安眠・安寧できる環境を提供することと、給気によって室内空気の清浄度の向上を図ること。
【解決手段】 空気調和機のお休み運転中に、外気および室内空気状態を判定し、条件に合致した冷涼・清浄・新鮮な外気を室内に給気するように、給排気装置を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、空気調和機に係り、特に、暑くて寝苦しい夜の快適な睡眠を可能にする「お休み冷房運転」機能にかかわる技術に関するものである。
家庭用の空気調和機には、就寝時に冷房または暖房運転を行い、指定時間を経過したら自動的に運転を停止する、いわゆる「お休み運転」機能を付与したものがある(特許文献1参照)。
また、暑くて寝苦しい夜の「お休み冷房運転」の指定時間を経過した後に、室温が上昇すれば、もう1回だけ冷房運転を行い、「お休み冷房運転」機能を完全に終了させるようにしたものもある(特許文献2参照)。
また、空気調和機の一般機能として、室外空気の室内への給気および室内空気の室外への排気のための、室内外を空気配管で結んだ給排気装置を、室内ユニットに設けたものもある(例えば、特願2003−148698)。
特開平6−307694号公報 特開2001−91011号公報
しかし、快適な睡眠を提供するための「お休み運転」、特に、暑くて寝苦しい夜の「お休み冷房運転」については、次のような問題があった。
(1)冷凍サイクルのみで、睡眠中の快適性を演出しているために、エネルギー消費を伴う運転となっている。地球温暖化防止のためには、できうる限り運転率を少なくすることが望ましい。
(2)室内空気が密閉されているために、室内空気の清浄度が時間とともに低下し、不快感を増大する場合がある。
これを打開するためには、空気調和機の一般的機能として付与されている給排気機能を利用して、夜間の低温の外気を室内に導入することが効果的であるが、そのままでは、次の問題があった。
(1)給排気装置は、居住者が操作手段を操作することによって、給気動作をするようになっているために、お休み運転の指定とは別に、給気動作の指定をしなければならなかった。
(2)また、給排気装置は、外気条件および空気調和機の運転状態には関係なく継続して指定した動作をするので、特に、お休み運転の状態に適合した給気動作とはならなかった。
(3)また、指定した給気動作は、操作手段を操作して停止させない限り、お休み運転が終了しても継続するので、室内空気条件が設定とはまったく違ったものになってしまう場合があった。特に、いつのまにか室温が、熱帯夜では暑くなり、外気低温の場合には寒くなるという場合があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、室内ユニットに設けた室外空気の室内への給気および室内空気の室外への排気のための、室内外を空気配管で結んだ給排気装置を、お休み運転期間中の適正に定めた給気条件にしたがって自動的に給気動作をさせることによって、
(1)冷たい空気の導入(給気)による空調負荷の低減、すなわち、空気調和機の省エネルギー性の向上を図り、
(2)同時に、夜間の低温の外気を室内に導入(給気)することによって、室内の居住者に冷涼感、心地よさを与えて、居住者に安眠・安寧できる環境を提供し、
(3)かつ、給気によって室内空気の清浄度の向上を図る、
ことのできる空気調和機を提供することを、目的とするものである。
本発明は上記した目的を達成するため、具体的には、空気調和機の制御装置に次の手段・手順を具備させ、お休み運転中の給排気装置の動作制御を行う。
(1)空気調和機の操作手段に、お休み運転と給排気運転の複合運転(以下、これをお休み・給気運転と記す)を指示する「お休給気」ボタンを設ける。
(2)空気調和機の制御装置に、操作手段の「お休給気」ボタンの操作信号を受け付け、お休み運転制御を行うお休み運転制御手段を設け、空気調和機のお休み運転シーケンスを制御させる。
(3)空気調和機の制御装置に、給排気制御手段を設け、お休み運転制御手段からお休み運転中の信号が提供されている間、給排気装置の動作シーケンスを制御させる。
(4)給排気制御手段は、お休み運転が開始されたとき、少なくとも所定時間T1だけ強制的に給排気装置に給気動作を実行させる。
(5)給排気制御手段は、測定間隔Tm毎に、所定時間Tsの時間をかけて、外気温度室内温度、室内湿度を測定して、給気運転の要否を判別し、給気の継続、停止、再開を決定する。
(6)給排気制御手段は、給気運転を再開させたときは、少なくとも所定時間T2の給気運転を実行させる。
また、上記で使用する給排気装置の給排気量は、室内ユニットの送風量に比較して1/10以下の少量とし、外気の室内への導入または排出によって、急激に冷凍サイクルの負荷および室内状態が変動しないように設定したものとする。
本発明によれば、暑くて寝苦しい夜のお休み冷房運転中に、室外温度、室内温度、室内湿度の間の相互関係で定めた給気条件に適合する室外の清浄で冷涼なる空気を室内に導入する、いわゆる給気運転機能が自動的に動作するようにし、かつ、室内ユニットの送風量に比べて1/10以下の少量の給気量として、冷凍サイクル負荷および室内環境に急激な変動を与えないように配慮したので、
(1)夜間の睡眠時間中の給気条件に適合した低温の外気を自動的に室内に導入(給気)することによって、空調負荷の低減(冷凍サイクル等の運転率の低減)を図ることができて、空気調和機の省エネルギー性が向上し、
(2)同時に、夜間の低温の外気を室内に導入(給気)することによって、ユーザに冷涼感、心地よさを与えて、ユーザに安眠・安寧できる環境を提供でき、
(3)かつ、給気によって室内空気の清浄度を向上させることのできる、
空気調和機を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態と記す)に係る空気調和機によって、暑くて寝苦しい夜の「お休み冷房運転」時に行われる室内外での給排気動作について、図面を用いて詳細に説明する。なお、本明細書でいう「お休み冷房運転」の「冷房運転」とは、周知の冷房運転のみならず、類似の効果をもたらす除湿運転を冷房運転に併用・切り替えするものや、除湿運転のみによるものや、場合によっては送風運転のみによるものが含まれるものとする。本発明の空気調和機においては、お休み・給気運転(お休み冷房運転と給排気運転の複合運転)モードによる運転が指示された際には、上記の「冷房運転」は、給排気運転とは独立して実行される。
なおここで、空気調和機の室内ユニットに設ける給排気装置の構造・動作の詳細が、前記した特願2003−148698に詳細に述べられているので、ここでは同様の手段を利用することとして説明を省略する。また、空気調和機の装置構成とか各種空調動作のための冷凍サイクルの動作も周知であるので説明を省略する。
図1は、本実施形態の空気調和機における制御系の構成を示すブロック図である。図1において、100は空気調和機の制御装置、200は操作手段、300は室内温度センサ、400は室内湿度センサ、500は室外温度センサ、600は空気調和機のアクチュエータ、700は給排気装置のアクチュエータである。空気調和機の制御装置100は、お休み運転制御手段101、空気調和機制御手段102、給排気制御手段103、給排気装置制御手段104などよりなる。
空気調和機の制御装置100は、操作手段200の「お休給気」ボタンの操作信号によって動作指令を受け取り、図示しないセンサデータ取得手段により、室内温度センサ300、室内湿度センサ400、室外温度センサ500の測定値を取得し、それをもとにして空気調和機を指定の動作モード(お休み・給気運転動作モード)にて動作させるように、空気調和機のアクチュエータ600を駆動制御する。
ここで、空気調和機のアクチュエータ600は、圧縮機、室内外の送風機、減圧制御用の電動膨張弁、冷媒流路切り替え用の四方弁、冷媒回路切り替え用の各種弁類などからなる。
特に、本発明にかかる部分においては、操作手段200の「お休給気」ボタンが押されたとき、空気調和機の制御装置100のお休み運転制御手段101がこれを感知し、特許文献1および特許文献2などに開示されているお休み運転を開始させ、前記センサデータ取得手段の情報に基づいて、所要の空気調和機運転条件を空気調和機制御手段102に指令する。また、お休み運転の終了条件になると、空気調和機の停止を空気調和機制御手段102に指令する。空気調和機制御手段102は、指令に沿った駆動信号を空気調和機のアクチュエータに出力する。
同時に、お休み運転制御手段101は、お休み運転中の間、お休み運転中であることを示す信号を、給排気制御手段103に送信する。給排気制御手段103は、お休み運転中の信号が送信されている間、必要な給気運転信号または給気停止信号を給排気装置制御手段104に送り、給排気装置制御手段104によって、給排気装置のアクチュエータ700が駆動される。
給排気装置のアクチュエータ700は、送風用ファン、空気流路切り替え用のダンパなどよりなる。
また、給気動作条件判定のために必要な空気調和機の室内送風機の動作要求を、空気調和機制御手段102に送り、空気調和機制御手段102は、それに沿った駆動信号を空気調和機のアクチュエータ(室内送風機)600に出力する。
図2は、本実施形態の操作手段200の構成例を示している。201は液晶などを使った表示部であり、各種操作状況、空気調和機の運転状況を表示する。図中○印で示したものは、各種操作ボタンであり、ボタン210には、「お休」の表示を、ボタン220には、「お休給気」の表示を施している。旧来のお休み運転のための「お休」ボタン210をそのまま残して、「お休給気」ボタン220によって、お休み運転中に給排気を併用する本発明によるお休み・給気運転を独立に指定できるようにしている。お休み・給気運転は、「お休給気」ボタン220を押下することによって開始される。なお、旧来のお休み運転を必要としない場合は、ボタン210またはボタン220のいずれかのみとし、それの押下によって、本発明のお休み・給気運転が開始されるようにしてもよい。
図3は、本実施形態によるお休み・給気運転における、「お休み冷房運転」中の給気制御のタイムチャートを示しており、横軸は時間の進行を表わしている。お休み・給気運転の運転中であることを、図中1000で示している。お休み・給気運転中は、図中、2300、2400、…、2800に示す位置にて、室外温度、室内温度、室内湿度をもとに給気条件を判定し、給気の継続、停止、再開を制御する。
お休み・給気運転が開始されると、図中2000で示す強制的な少なくともT1時間の給気運転を開始する。お休み・給気運転開始時の強制給気運転時間T1は、たとえば、T1=30分のごとく定め、お休み・給気運転をボタン操作によって設定した室内居住者に、確かに給気運転がなされていることを報知し(たとえば、給気中表示ランプの点灯などで報知する)、安心してもらうために、特別の給気運転として設けている。なお、時間T1を30分に限定する必要はなく、上記目的が達成されるなら、10分〜30分程度の間の適宜の時間に設定してもよいことはもちろんである。これは、一見むだなように見えるかもしれないが、適切なるマンマシンインターフェースのためには重要な事柄である。
Tm=T1−Ts時間が経過した時点で、図中2300で示すTs時間の間、給気条件を判定する。すなわち、室内温度センサ300の値Ti、室内湿度センサ400の値Hi、室外温度センサ500の値Toを監視し、To≧(Ti+α1)またはHi≧βまたはTi<(Tr−α2)が監視時間中継続すれば、給気運転を停止する。ここで、Trはお休み運転時の室内温度目標設定値である。
ここで、条件To≧(Ti+α1)は、たとえば、α1=1℃のごとく定め、外気が高温であるときは室内を暖めて不快感をおこさないないように、逆にいえば、低温の新鮮な外気を導入することにより、本発明の目的である、室内の居住者に冷涼感、心地よさを与えて、居住者に安眠・安寧できる環境を提供し、室内空気の清浄度の向上を図り、かつ、お休み運転のための冷凍サイクル負荷を低減し、省エネを実現するように定めた、判定条件である。条件Hi≧βは、たとえば、β=80%のごとく定め、室内湿度が異常に高いときは、冷凍サイクルの除湿を優先するように定めた判定条件である。条件Ti<(Tr−α2)は、たとえば、α2=2℃のごとく定め、室温が低いときには外気を導入不要とするために定めた判定条件である。このときは、当然、お休み冷房運転のための冷凍サイクルの運転も停止状態となっている。
また、上記監視時間Tsは、たとえば、Ts=5分のごとく定め、瞬時のふらつきの検出を防止し、温湿度測定の安定を得られるようにしたものである。なお、時間Tsは、3分〜7分程度の値が適当である。
室内の温度センサ、湿度センサは、室内ユニットの送風路に設けられているから、室内室温、室内湿度を測定するためには、室内の送風が行われていなければならない。したがって、監視を開始するときに、室内送風機が停止していれば、送風を開始し、ある時間の経過を待ってから測定を行う必要がある。このため、図4に示すように、給気条件判定中は、少なくとも室内送風が行われるようにし、Ts時間のうちの後半のTs2時間の中で判定を行うようにしている。
時間Ts1、Ts2は、ここでは同一の値としてして示しているが、Ts1は、送風が停止していた場合に新たに送風を開始して、室内温湿度の測定ができるまでの時間とし、Ts2は測定の安定性を確保できる時間として適宜実物条件を勘案して定め、両者の合計をTsと定めるようにしてもよい。
上記監視が終了すると、次の監視タイミングを定めるために、Tm=T3−Tsの時間を設定する。監視間隔を与えるT3は、たとえば、T3=30分のように設定し、給気運転の開始・停止が頻繁に発生し、室内空気状態および空気調和機の運転状態を乱さないように設定する。なお、時間T3は20分〜40分程度が適当であるが、それ以上であってもよい。
前記の条件が成立して、給気運転を停止したときは、設定した次の監視タイミングにて、給気運転の開始要否を判定する。これは、図中2000で示した給気運転を停止した後、図中2400で示した監視タイミングで給気運転の開始要否を判定する場合を示している。
前記の条件が成立しなかった場合は、給気運転の継続を行う。そして、設定した次の監視タイミングにて、給気運転の終了の要否を判定する。これは、図中2200にて、T2時間の給気運転のあと、給気運転を継続して、図中2800に示す監視タイミングにて給気運転の終了の要否を判定する場合にて示している。
図中2000に示す給気運転を終了したときは、図中2400の監視タイミングで、前記温度および湿度の判定を行い、給気運転の開始の要否を判定する。
前記の条件が成立した場合は、給気運転なしを継続し、次の監視タイミングを定めるために、Tm=T3−Tsの時間を設定する。その監視タイミングで、再度(または繰り返して)の給気運転の開始の要否を判定する。
前記の条件が成立しなかった場合は、図中2100に示す時間T2の給気運転を開始する。そして、次の監視タイミングを定めるために、Tm=T2−Tsの時間を再設定する。ここで、給気運転再開時の動作時間T2は、たとえば、T2=60分のように定め、室内送風量に比較して、10分の1以下と少ない給気量に設定した給排気装置であっても、冷凍サイクルの運転状態を乱さず、かつ、室内空気状態を急変させないように、ゆっくり時間をかけて十分に外気を室内に取り入れできる時間とする。なお、時間T2は、40分〜100分程度が適当である。
図中2500に示す給気運転再開後の次の監視タイミングでは、給気運転の終了の要否を判定する。
図中2100に示す給気運転は、T2時間で終了する場合を示し、図中2200に示す給気運転は、T2時間の給気運転がさらにT3時間延長される場合を示している。このようにして、給気運転の継続、終了および再開が制御される。
なお、本実施形態では、図中3000、3100、3200に示すように、給気運転を停止するときに、給気運転の所定時間T1、T2、T3に比べて十分短い時間T4(2分〜5分)の時間だけ、室内空気を室外へ排出する排気運転を行うようにしている。この排気運転は、室外から室内への給気によって給排気装置の通風路に室外を浮遊しているごみ、枯葉などが、万が一詰まるようなことがあっても、給気運転に続いて排気運転を行うことによって、それらを吹き飛ばし、給排気装置の故障、誤動作の発生を防止するたるのものである。
最後に、図示していないが、図中1000に示すお休み・給気運転が終了すると、給排気運転中であってもこれを強制的に終了させ、お休み・給気運転に絡むすべての動作を終了させることは、もちろんのことである。
図5は、本実施形態の空気調和機において、「お休み冷房運転」中に、図1の給排気制御手段103の行う給気制御の動作を説明するフローチャートである。
図5の処理は、制御装置の論理演算の動作全体を制御するOS(オペレーティングシステム)によって、たとえば、10msecなどの短い時間間隔で、繰り返し呼び出し実行され、状態遷移によって一連の動作シーケンスを実現している。
図5に基づき、給気制御の動作を詳細に説明する。お休み・給気運転の給気制御動作はステップ5000より開始される。
ステップ5100において、図1のお休み運転制御手段101より提供されるお休み運転中か否かを与える信号を監視する。もしお休み運転中信号(図3の1000に対応)が提供されていない場合は、ステップ5110において、室内送風=「0」として、給気制御専用の室内送風要求を解除する。これは、後述の給気制御専用の室内送風要求を強制的に解除するものである。さらに、給気動作=「0」として給気動作の停止を設定し、給気状態=「0」に初期設定する。すなわち、お休み運転中信号がない場合は、本実施形態の給気運転もないので、その設定状態をすべて解除するものである。次いで、ステップ5120において、お休み運転中でない場合の給気制御処理を終了する。
室内送風=「0」の信号は、給気制御専用の要求であり、空気調和機制御手段102により受け取られ、空気調和機の運転制御上での送風の必要がない場合に、室内の送風を停止するように扱われる。
給気動作=「0」の信号は、図1の給気装置制御手段104により受け取られ、給気動作の停止信号が給気装置アクチュエータ700に送信される。これにより、給気動作を行っていない場合は当然であるが、お休み・給気運転によって給気動作が行われていた場合には、お休み・給気運転の終了に伴う給気動作の停止が行われる。
給気状態=「0」の設定は、お休み・給気運転が開始されたときに実行する給気制御の状態遷移を与えるもので、この場合は、初期状態を設定している。
もし、ステップ5100において、図1のお休み運転制御手段101よりお休み運転中信号が提供されていた場合は、ステップ5200に進み、給気制御の状態遷移処理を実行する。
ステップ5200にて分類する「給気状態」の表現で状態遷移を示す値は、「0」、「1」、「2」、「3」、「4」の5種類であり、「0」は給気制御開始処理、「1」は給気動作時間待ちまたは給気条件測定間隔の時間待ち処理、「2」は給気条件判別処理の前半の時間待ち、「3」は給気条件判別処理、「4」は給気制御の停止、継続、再開処理である。
ステップ5200において、給気状態=「0」であったときは、お休み・給気運転時の給気制御開始状態を示し、ステップ5300に進んで、初期の強制給気運転のために、給気動作=「1」に設定する。これは前記したように、図1の給気装置制御手段104により読み取られ、給気動作を行うように給気装置の各種アクチュエータが駆動制御される。次いで、強制運転時間T1、および、給気条件判定時間Tsを制御するためのタイマTm=T1−Tsを設定する。さらに、給気状態=「1」に設定して状態遷移を進め、ステップ5700によって処理を終了する。次にこの給気制御処理が実行されるときは、給気状態「1」に定められた処理が実行されるようになる。
なお、ここで設定するタイマTmは、前記したOSの作用により、別の処理部にてタイマの時間更新処理が行われるようになっている。
ステップ5200において、給気状態=「1」であったときは、時間待ち処理が行われる。すなわち、ステップ5400において、タイマTmの時間が経過していない場合は、時間待ちのためにそのままステップ5700によって処理を終了する。次にこの給気制御処理が実行されるときは、給気状態=「1」に定められた時間待ち処理が継続されるようになる。
タイマTmの時間が経過した場合は、ステップ5410において、室内送風=「1」と設定し、空気調和機制御手段102に給気制御専用に室内送風を要求する。空気調和機制御手段102は、室内送風中であれば、それをそのまま継続するが、空気調和機の運転制御上、室内送風が不要で停止している場合は、これを見て、給気専用の室内送風を開始する。この場合は、前記したように室内温度、室内湿度の測定用の送風である。さらに、給気条件判定用の給気フラグ=「0」と給気停止予定に事前設定する。次いで、給気条件判定時間を処理するために、タイマTm=Ts1を設定する。これは、室内送風が停止していた場合に、室内送風によって室内温度、室内湿度が測定できるようになるまでの待ち時間である。最後に、給気状態=「2」に設定して状態遷移を定め、ステップ5700によって処理を終了する。次にこの給気制御処理が実行されるときは、給気状態=「2」に定められた処理が実行されるようになる。
ステップ5200において、給気状態=「2」であったときは、ステップ5420において、タイマTm=Ts1の経過を待つ。時間が経過すれば、実際の室内温度、室内湿度の判定時間であるタイマTm=Ts2を設定し、給気状態=「3」に設定して状態遷移を定め、ステップ5700によって処理を終了する。次にこの給気制御処理が実行されるときは、給気状態=「3」に定められた処理が実行されるようになる。
ステップ5200において、給気状態=「3」であったときは、ステップ5500において、タイマTm=Ts2の経過を待ちながら、ステップ5510において、給気停止条件で、すなわち、
To≧(Ti+α1)、またはHi≧β、またはTi<(Tr−α2)
の給気停止条件で判定を行う。その結果、給気停止条件が成立していなかったときは、給気フラグ=「1」と、給気の開始または継続を設定する。そしてステップ5700によって処理を終了する。
この処理は、タイマTm=Ts2が経過するまで、継続して実行されるので、その間に、給気停止条件が継続して成立していれば、事前設定されたように給気フラグ=「0」のままであり、給気の終了を示すことになる。一度でも、給気停止条件が成立しなければ、上記したように、給気フラグ=「1」になる。
ステップ5500において、タイマTm=Ts2の経過が確認されれば、ステップ5520において、室内送風=「0」に設定した後、給気状態=「4」に設定して状態遷移を定め、ステップ5700によって処理を終了する。次にこの給気制御処理が実行されるときは、給気状態=「4」に定められた処理が実行されるようになる。
ステップ5410で設定した室内送風=「1」は、このようにして、時間Tsの時間が経過すると、室内送風=「0」と要求が解除される。前記したように、これは、空気調和機制御手段102により受け取られ、室内送風=「1」の間のみ、室内送風が停止しているときに、給気制御専用に室内送風を行うように処理される。
また、給気停止条件判定において、時間Tsの前半のTs1の時間は、送風なし状態であった場合は送風を開始して、その室内温度、室内湿度判定の安定待ちのために時間待ちとされ、後半Ts2の時間において安定して判定するように配慮している。
ステップ5200において、給気状態=「4」であったときは、ステップ5600において、給気状態=「3」の処理で決定された給気フラグの状況を判定する。給気フラグ=「0」である場合は、ステップ5610において、給気動作=「0」として給気動作の停止と、排気動作時間タイマTh=T4を設定し、図1の給排気装置制御手段104によって、給気動作の停止処理を行わせるとともに、排気動作時間タイマThを監視し、タイマが設定されている間は排気動作を行わせるようにしている。次いで、次の給気条件判定間隔T3を待つために、タイマTm=T3−Tsを設定し、給気状態=「1」と状態遷移を変更し、ステップ5700によって処理を終了する。次にこの給気制御処理が実行されるときは、給気状態=「1」に定められた処理が実行されるようになる。
なお、ここで設定した排気時間タイマThの設定値T4は、T3に比べて十分短い時間とし、ここで説明した給気制御の状態遷移に隠れた範囲で、図1の給排気装置制御手段104によって監視され、タイマの設定時間Thの間だけ排気動作を行うようにしている。
ステップ5600において、給気フラグ=「1」であった場合は、ステップ5620に進み、給気動作の実行状態を判別する。給気動作=「0」、すなわち、給気停止中の場合は、ステップ5630において、給気動作=「1」と給気動作の再開実行を設定し、図1の給排気装置制御手段104によって、給気動作を行わせる。次いで、再開時の給気動作時間を指定するために、タイマTm=T2−Tsを設定する。最後に、給気状態=「1」と状態遷移を変更し、ステップ5700によって処理を終了する。次にこの給気制御処理が実行されるときは、給気状態=「1」に定められた処理が実行されるようになる。
ステップ5620において、給気動作=「1」、すなわち、給気実行中の場合は、給気をそのまま実行させることとし、ステップ5640において、次の給気条件判定間隔T3を待つために、タイマTm=T3−Tsを設定し、給気状態=「1」と状態遷移を変更し、ステップ5700によって処理を終了する。次にこの給気制御処理が実行されるときは、給気状態=「1」に定められた処理が実行されるようになる。
以上に述べた状態遷移手順により、図3に示したお休み運転中の給排気制御が具体的に実行される。
なお、以上に説明した給気動作における室外から室内への室外空気の導入量は、先にも述べたように、空気調和機の室内ユニットの送風機の送風する送風量に比べて、10%以下の少量とし、空気調和機の運転負荷を急変させて冷凍サイクル条件に悪影響を与えない範囲とし、同時に、室内の空気状態を急変させて居住者に違和感を与えない空気量としている。
本発明の一実施形態に係る空気調和機の制御系の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る空気調和機で用いる操作手段の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る空気調和機における、給気運転、排気運転などの様子を示すタイムチャートである。 本発明の一実施形態に係る空気調和機における、給気条件判定の様子を示すタイムチャートである。 本発明の一実施形態に係る空気調和機における、給気制御動作の処理フローを示すフローチャートである。
符号の説明
100 空気調和機の制御装置
101 お休み運転制御手段
102 空気調和機制御手段
103 給排気制御手段
104 給排気装置制御手段
200 操作手段
210 「お休」ボタン
220 「お休給気」ボタン
300 室内温度センサ
400 室内湿度センサ
500 室外温度センサ
600 空気調和機のアクチュエータ
700 給排気装置のアクチュエータ

Claims (12)

  1. 制御装置にお休み運転機能を備えると共に、室内ユニットに室外空気の室内への給気と室内空気の室外への排気とのための、室内外を空気配管で結んだ給排気装置を備えた空気調和機において、
    お休み運転と前記給排気装置の運転とが複合される運転モードをもち、この運転モードの際には、お休み運転中に、室外温度、室内温度、室内湿度の値の大小で定めた給気運転条件を判別し、前記給排気装置の運転・停止を制御するようにしたことを特徴とする空気調和機。
  2. 請求項1に記載の空気調和機において、
    前記したお休み運転と前記給排気装置の運転とが複合される運転の開始時には、強制的に少なくとも所定時間T1の給気運転を行うことを特徴とする空気調和機。
  3. 請求項2に記載の空気調和機において、
    前記所定時間T1を10分〜30分としたことを特徴とする空気調和機。
  4. 請求項1に記載の空気調和機において、
    給気運転を停止した後、給気運転条件を判別し給気運転を再開したときは、少なくとも所定時間T2の給気運転を行うことを特徴とする空気調和機。
  5. 請求項4に記載の空気調和機において、
    前記所定時間T2を40分〜100分としたことを特徴とする空気調和機。
  6. 請求項2ないし5の何れか1項に記載の空気調和機において、
    給気運転を停止するときに、続けて所定時間T4の排気運転を行うようにしたことを特徴とする空気調和機。
  7. 請求項6に記載の空気調和機において、
    前記所定時間T4を2分〜5分としたことを特徴とする空気調和機。
  8. 請求項1に記載の空気調和機において、
    給気運転条件の判別は、所定時間T3の間隔にて、所定時間Ts時間をかけて行うことを特徴とする空気調和機。
  9. 請求項8に記載の空気調和機において、
    前記Ts時間を前半と後半に分け、前半は、少なくとも室内送風機の送風のみとし、
    後半はその時間の間、外気温度≧(室内温度+α1)、または、室内湿度≧β、または、室内温度<(室内温度設定値−α2)の関係が継続したかどうかを判定して、関係が継続した場合は給気停止とし、そうでない場合は給気運転とすることを特徴とする空気調和機。
  10. 請求項8または9に記載の空気調和機において、
    前記所定時間T3を20分〜40分、前記所定時間Tsを3分〜7分としたことを特徴とする空気調和機。
  11. 請求項1に記載の空気調和機において、
    空気調和機の操作手段に、お休み運転を指定するボタンとは別個に、前記したお休み運転と前記給排気装置の運転とが複合される運転を指示するボタンを設けたことを特徴とする空気調和機。
  12. 請求項1ないし11の何れか1項に記載の空気調和機において、
    前記給排気装置の給排気量を、室内ユニットの送風量の1/10以下にしたことを特徴とする空気調和機。
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