JP2005132539A - エレベータ乗場扉の錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 解錠キーの抜き差しが簡単で、かつ鍵穴の配置位置に関し自由度の高い錠装置を提供することを目的とする。
【解決手段】
鍵穴から挿入された解錠キーで乗場扉に設けられたレバーを操作することにより、ロックが解除される錠金具を備えたエレベータ乗場扉において、
前記鍵穴には該解錠キーの先端と係合するシャフトを回動自在に備え、該シャフトの一端には前記レバーを操作する片を設け、該シャフトの係合部は突部、解錠キーの係合部は凹部であるものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、遮煙性能を有するエレベータ乗場扉の手動解錠装置の改良に関するものである。
一般に、エレベータかごが任意の階床に停止した場合には、エレベータ乗場扉はかご扉と連動して自動的に開閉動作が行われるが、それ以外では利用者の安全のため、簡単に開放できないように、ロック装置が設けられている。
しかし、エレベータの故障の際にはかご内の乗客を救出したり、保守点検の際には保守作業員が手動で乗場扉を開放できるように構成されている。(例えば、特許文献1参照)
特願2002−185695即ち遮煙性能を有するエレベータの場合、図4に示すように、乗場扉1に設けられた鍵穴2から解錠キー3を挿入し、ヒンジ構造の弁6を開いてから解錠キー3を回すことにより、解錠キー3の先端部3aにより、レバー4が矢印方向に回転されて、ロック装置5のロックを外すものである。
このような装置では、解錠キー3を鍵穴2から抜き出しにくく、鍵穴2の位置についても自由に変更し難い問題があった。つまり、鍵穴2の位置が図4の右方向にズレた場合、同じ解錠キー3では操作できない。(解錠キー3の先端部3aの長さを変えなければならない)
本発明は、鍵穴から挿入された解錠キーで乗場扉に設けられたレバーを操作することにより、ロックが解除される錠金具を備えたエレベータ乗場扉において、
鍵穴には解錠キーの先端と係合するシャフトを回動自在に備え、シャフトの一端にはレバーを操作する片を設けるものである。
本発明は、シャフトの先端を鍵穴に挿入することによって気密を保ちながら、解錠キーの抜き差しが極めて簡単に行え、鍵穴の位置についても自由度の高い錠装置を得ることができるものである。たとえ鍵穴の位置が図1の左右方向にズレた場合でも、片10aの長さを変更すればよく、解錠キーは同じものを使用できる。
鍵穴に回動自在に設けられたシャフトを介して錠装置を操作するものである。
以下、本発明の実施例について、図面を用いて説明する。図1は本発明に係る錠装置の一実施例を示す全体図、図2は図1のA−A線矢視図、図3は本発明に係る錠装置の解錠動作を説明するための説明図である。
図中、図4と同一符号のものは同一のものを示すが、10は鍵穴2に回動自在に挿入されている本発明に係るシャフトで、鍵穴2を完全に塞いでおり、一端にはレバー4を操作する片10aを有し、他端には後述する解錠キー11と係合する凸部10bを備えている。そして、カシメなどにより扉1に支持されて鍵穴2から抜け落ちないように設けられている。11は先端に凹部11aを有する本発明に係る解錠キー、12は扉1に設けられたストッパーで、レバー4の逆回転を阻止するものである。
即ち、解錠キー11を鍵穴2に挿入(解錠キー11の凹部11aとシャフト10の凸部10bとが係合する)して反時計方向に回転させると、シャフト10も連動して反時計方向に回転するため、片10aがレバー4に接触して連動回転し、図4に示すようにロック装置5のロックが外れる。
この解錠キー11とシャフト10との係合状態については、凹部と凸部の係合状態以外種々考えられ、実施例に限定されないことは言うまでもない。
また扉のタイプには、中央開き扉を始め、片開き扉の場合もあり、何れの扉にも本発明を適用することができるのは言うまでもない。
以上の説明では、エレベータの乗場扉を例に挙げて述べているが、かご側の扉であっても本発明を実施することができ、さらにエレベータの扉に限らず、建物の扉全般に適用することができるものである。
本発明に係る錠装置の一実施例を示す全体図である。 図1のA−A線矢視図である。 本発明に係る錠装置の解錠動作を説明するための説明図である。 従来の錠装置を示す正面図である。
符号の説明
1 乗場扉
3,11 解錠キー
11a 解錠キー11の凹部
4 レバー
5 ロック装置
10 シャフト
10b シャフト10の凸部

Claims (2)

  1. 鍵穴から挿入された解錠キーで乗場扉に設けられたレバーを操作することにより、ロックが解除される錠金具を備えたエレベータ乗場扉において、
    前記鍵穴には前記解錠キーの先端と係合するシャフトを回動自在に備え、該シャフトの一端には前記レバーを操作する片を設けたことを特徴とするエレベータ乗場扉の錠装置。
  2. 該シャフトの係合部は凸部で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータ乗場扉の錠装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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