JP2005131683A - 加圧力可変溶接ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 加圧力可変の溶接ヘッドにおいて、加圧力のコントロールが正確にでき、電極の傾斜がない加圧機構を実現する。
【解決手段】 一端に錘7を設けた第1のてこ部材5と一端に押圧部16Aを設けた第2のてこ部材16を略並列方向に配置し、夫々の支点を昇降部材15に固定する。また、第一のてこ部材5には当接部材8を設け、第2のてこ部材16を押圧するようにする。さらに電極組立4を上下の直線方向へ移動可能に昇降部材15で支持し、昇降部材15が下降することで被溶接部材211に接触した電極組立部4を、押圧部16Aが上方から押圧するようにした。
【選択図】 図6

Description

本発明は抵抗溶接の溶接ヘッドに関し、さらに詳しくは比較的低加圧力の加圧力可変溶接ヘッドに関するものである。
従来より抵抗溶接においては溶接電流のコントロールとともに、溶接電極による被溶接部材への押圧力のコントロールが重要とされており、電気部品の電極に入出力のためのリードを溶接する場合や、プリント配線板の断線箇所に補修部材をあてがい、断線箇所の両側の回路パターンに補修部材を溶接する場合などにも、この加圧力のコントロールの工夫がなされてきた。
抵抗溶接による溶接作業の一例として、プリント配線板の断線修理における溶接の様子を図8に基づいて説明する。図8において101はプリント配線板、102はプリント配線板101上に形成された回路パターン、104は補修部材、105は電極組立である。
ここでプリント配線板101はステージ103上に位置ずれしないように載置され、ステージ103は断線箇所102Aが電極組立105の直下に位置するように、水平面上のX方向、Y方向に移動して位置決め動作を行う。またさらに水平面上の姿勢を所定の角度とするためにθ方向に回転する場合もある。位置決めがなされたのち補修部材104が断線箇所102Aにあてがわれ、断線箇所102Aの両側の回路パターン102と補修材104を図8(a)で示す104Aと104Bの位置で溶接する。
電極組立105は図8(b)で示すように、一対の電極105Aおよび105Bが間隙105Cを挟んで配置されており、両電極の先端で被溶接部材である補修部材104を押圧したのち、図示しない電力供給手段により両電極に電位差が与えられ、この電位差で回路パターン102と補修部材104とに電流が流れナゲットが形成されることにより抵抗溶接がなされる。
前述したようにこのような溶接においても電極の被溶接部材に対する加圧力のコントロールが従来から工夫されており、例えば特許文献1で開示されたような、てこ部材を組み合わせて加圧力を可変にコントロールする技術がある。この技術は原理的には図9で示すようなものである。
図9において201は溶接ヘッドの外筺、202はベース、203は第1のてこ部材、204は第1の支点、205は錘、206は当接部材、207は第2のてこ部材、208は第2の支点、209は電極組立、210はストッパ、211は被溶接部材である。
ここで溶接ヘッドの外筺201は被溶接部材の上空に所定の高さで固定されており、内面にはベース202が固定されている。また、このベース202に設けてある第1の支点204からは、回動自在に第1のてこ部材203が延設されており、この第1のてこ部材203の先端には錘205が配設されている。
さらにこの第1のてこ部材203は丸棒に雄ねじを切った形状をなしており、下端にローラを有した当接部材206をこの雄ねじに螺合し、第1のてこ部材203を軸を中心に回転させる(前記雄ねじを回す)ことで、当接部材206を図9(a)で示す矢印ア方向に移動させ、第1の支点204と当接部材206とを任意の間隔に調整できるようにしている。またベース202に設けてある第2の支点208からは、回動自在に第2のてこ部材207が延設されており、この第2のてこ部材の先端には電極組立209が固定されている。
溶接時以外は図9(a)で示すようにストッパ210が第2のてこ部材207を下方から支持しているが、溶接時には操作者がストッパ210を下方へ移動させるので電極組立209が被溶接部材211に接触する。このとき電極組立209の先端は、第2のてこ部材207および電極組立209による荷重と当接部材206自身の荷重、さらに当接部材206を介して伝達された第1のてこ部材203および錘205の荷重が加わった押圧力で被溶接部材211を押圧する。またこのとき第1の支点204と当接部材206との間隔(図9(b)で示す寸法イ)を所定の間隔に調整しておくことで、所定の押圧力を得ることができる。
特公昭42−15296号公報(第1頁、図1)
しかしながら、前述した電極組立209の動作範囲の中にあっても図9(b)で示すように全動作範囲の下の方で電極先端が被溶接部材211に接触する場合と、図9(c)で示すように全動作範囲の上の方で電極先端が被溶接部材211に接触する場合とでは第1および第2のてこ部材の角度が異なってしまい加圧力が所定の値からずれてしまう。
これを回避するために被溶接部材211の厚さに合わせて溶接ヘッド全体の上下位置の調整を正確に行うことは、操作者にとって非常に困難であるし手間がかかる。さらに被溶接部材211が同一の品種であっても厚さにばらつきがある場合は、それに応じて溶接ヘッドの位置を上下に調整することは現実的でない。
また、前述した従来の構成では電極組立209の電極の先端は円弧状の軌跡を描いて動作するため、被溶接部材211の上面の高さが変動することで、電極先端の被溶接部材211に接触する位置がずれてしまうという問題がある。例えば従来技術の説明で紹介したプリント配線板の回路パターンなどは、近年の高密度実装の要求から線幅が25μm程度にまで細くなってきている。このような細線を溶接する場合には、10μm程度の位置ずれが溶接品質に大きな影響を与える。
またさらに電極先端が円弧状の軌跡を描いて動作するため、電極先端の被溶接物211に接触すべき面が常に同じ角度で接触しないという問題があった。この現象は当業者間で片当たりと称され溶接品質と電極の寿命に大きく影響するため、電極を装置に組み込んでから先端を研磨する等の緻密な努力が払われているが、電極先端の接触すべき面と被溶接部材211の表面との接触時の平行度の確保は、前述した従来の構成からは望めない。
本発明は第1の態様として、一端に第1の支点、他端に錘を有し、前記第1の支点と前記錘とのあいだに前記第1の支点との間隔を調整可能に設けられた当接部材を有する第1のてこ部材と、一端に第2の支点、他端に押圧部を有し、前記第1のてこ部材に対して略並列位置に設けられた第2のてこ部材と、前記第1および第2の支点が固定された昇降部材と、前記押圧部に固定された電極組立とで構成され、前記当接部材が前記第2のてこ部材に当接した状態で前記昇降部材が下降して、前記電極組立が被溶接部材に接触することを特徴とする加圧力可変溶接ヘッドを提供する。
また第2の態様として、一端に第1の支点、他端に錘を有し、前記第1の支点と前記錘とのあいだに前記第1の支点との間隔を調整可能に設けられた当接部材を有する第1のてこ部材と、一端に第2の支点、他端に押圧部を有し、前記第1のてこ部材に対して略並列位置に設けられた第2のてこ部材と、前記第1および第2の支点が固定された昇降部材と、上下の直線方向に移動可能な状態で前記昇降部材に支持された電極組立とで構成され、前記当接部材が前記第2のてこ部材に当接した状態で前記昇降部材が下降して、前記昇降部材が下降することで被溶接部材に接触した前記電極組立部を、前記押圧部が上方から押圧することを特徴とする加圧力可変溶接ヘッドを提供する。
本発明の第1の態様によれば、電極先端が動作範囲のどの位置で被溶接物に接触しても接触開始時点での第1および第2のてこ部材の傾斜角度を同じにできる。したがって、接触した直後に溶接電流を流すことで、被溶接部材の厚さにばらつきがあったり、溶接ヘッドの上下位置の設定にばらつきがあった場合でも常に安定した押圧力を得ることが可能となり、安定した溶接品質が得られる。
また本発明の第1の態様のように電極先端が円弧状の軌跡を描く機構であっても、電極先端と被溶接部材との接触開始時点での第2のてこ部材の傾斜角度が一定であるため、電極先端の被溶接部材に接触すべき面と被溶接部材表面との接触直後の平行度が保たれ、安定した溶接品質が得られる。
さらに、本発明のように電極先端が円弧状の軌跡を描くような機構であっても、電極先端と被溶接部材との接触開始時点での第2のてこ部材の角度が一定であるため、常に溶接位置が一定となり位置ずれを起こし難い。
また本発明の第2の態様によれば、電極先端と被溶接部材との接触開始時点だけでなく、電極先端の被溶接部材に接触すべき面を常に一定の角度に保つことが可能となり、前述したような片当たりをさらに確実に回避することができる。
加えて本発明の第2の態様によれば、電極先端と被溶接部材との接触開始時点だけでなく、時間の経過とともに昇降部材が沈み込み、第2のてこ部材が傾斜した状態でも電極先端の位置がずれないので、溶接後の被溶接部材に横方向の力を加えることがなく、微細な溶接作業の溶接品質がさらに向上する。
図5は本発明による加圧力可変溶接ヘッドを用いた溶接装置の全体図である。本図において1は溶接ヘッド、51は溶接ヘッドを保持する支柱、52は被溶接部材を載置して位置決めするステージ、53は架台、54はフットスイッチである。溶接ヘッド1は外筺2で覆われており先端には電極組立4が露出している。また外筺2の側面からは、ダイヤル3も露出している。本図において電源部、制御部、操作部は省略してある。
操作者は溶接ヘッド1を適切な高さで支柱51に固定し、ステージ52上に被溶接部材を載置する。そしてステージ52の駆動により溶接箇所を電極先端の直下に位置決めしたあとフットスイッチ54を踏むことで溶接動作を開始する。
次に図1乃至図4に基づいて溶接動作を詳細に説明する。図1および図2は本発明の第1の態様を示す溶接ヘッドの断面模式図、図3および図4は本発明の第2の態様を示す溶接ヘッドの断面模式図である。図1において2は外筺、4は電極組立、5は第1のてこ部材、6は第1の支点、7は錘、8は当接部材、9は第2のてこ部材、10は第2の支点、11は昇降部材、12はストッパ、211は被溶接部材である。
ここで第1のてこ部材5は丸棒に雄ねじを切った形状であり、当接部材8は下端にローラを有し、上部は第1のてこ部材5の雄ねじに螺合している。また、図5で示したダイヤル3は第1の支点6の位置に中心軸を持っており、これと同一軸上に配置した図示しない第1の傘歯歯車と連動している。さらにこの第1傘歯歯車に直角方向にかみ合った図示しない第2の傘歯歯車は第1のてこ部材と同一軸上で固定されている。
この構成においてダイヤル3を回すことで第一の傘歯歯車が回転し、これにかみ合った第2の傘歯歯車が回転することにより第1のてこ部材5が自らの軸を中心に回転する。一方第2のてこ部材9は上面側に平面を持つ部材であり、当接部材8の下端のローラがこの第2のてこ部材9の平面部に当接しているために、当接部材8は第1のてこ部材5の軸回りには回転しない。
したがって、ダイヤル3を回すことで、第1のてこ部材5に螺合した当接部材8を第1のてこ部材5の軸方向(矢印ウの方向)に移動させることができる。その結果、第1のてこ部材5と錘7と当接部材8との合計質量を支点6を基準とした半径可変のモーメントとして第2のてこ部材9に伝達することができる。
第2のてこ部材9は一端に第2の支点10、他端に押圧部9Aを有し、押圧部9Aには電極組立4が固定されている。また、図1(a)の状態では第2のてこ部材9の押圧部9A側が昇降部材11の端部11Aにより下方から支持されている。昇降部材11には第1の支点6および第2の支点10が相対移動がないように設けてあり、スライドレール13Aとスライドブロック13Bからなるリニアガイド13により上下移動自在に外筺2に支持されている。さらに図9(a)の状態ではストッパ12が昇降部材11を下方から支持している。この状態が溶接動作前の待機状態である。
次に溶接の準備が整ったところで、操作者はストッパ12を下げ溶接動作に入る。ストッパ12が下がると図1(b)あるいは図1(c)で示すように、リニアガイド13により上下自在に支持された昇降部材11が下方へ移動するのに伴って、第1のてこ部材5と第2のてこ部材9も夫々の姿勢を変化させることなく下方に移動する。
ここで、図1(b)は被溶接部材211が比較的下方にあった場合、図1(c)は被溶接部材211が比較的上方にあった場合を示す。これら両方の場合においても、第1のてこ部材5、第2のてこ部材9および電極組立4の姿勢が変化しない状態で、被溶接部材211表面に電極先端を接触させる動作を実現している。
次にこれらの状態の直後、つまり昇降部材11の端部11Aが第2のてこ部材9から離隔した時点で、図示しない電力供給手段から電極組立4に電圧が印加され、溶接がなされる。本実施例の場合、溶接のために通電される時間は約50ミリ秒である。
さらに時間が経過すると夫々図1(b)は図2(b2)、図1(c)は図2(c2)で示すような状態になる。ここで被溶接部材211が比較的下方にあった場合の図2(b2)では、昇降部材11が動作範囲の下端に到達した状態でも、第1のてこ部材5および第2のてこ部材9は大きく傾斜しないが、被溶接部材211が比較的上方にあった場合は、図2(c2)で示すように第1のてこ部材5および第2のてこ部材9が大きく傾斜する。
本実施例の場合は、操作者が足でフットスイッチ54を操作することにより溶接動作を開始するものであるが、フットスイッチ54を踏んでから図2(b2)や図2(c2)の状態になるまでには通常500ミリ秒以上の時間が経過する。ところが前述したように溶接電流が流れている時間、換言すると実質的な溶接時間は約50ミリ秒である。つまり、実質的な溶接は図1(b)や図1(c)の状態の直後に行われ、第1および第2のてこ部材の姿勢変化が僅かなうちに完了する。
次に本発明の第2の態様について図3および図4に基づいて説明する。図3において電極組立4はスライドレール14Aとスライドブロック14Bからなるリニアガイド14によって昇降部材15の端部15Aに上下移動自在に支持されている。また、第2のてこ部材16の押圧部16Aは電極組立4の上面に当接しており、さらに溶接動作前の待機状態である図3(a)の状態では、電極組立4はリニアガイド14による上下移動範囲の下端に位置している。またここで、他の部材は図1および図2で説明した第1の態様の構成と同等であるため、同一の符号を使用して説明する。
次に溶接作業の動作を説明する。図3(a)で示すように被溶接部材211の位置決めがなされ溶接動作の準備が整ったところで、操作者はストッパ12を下げて溶接動作に入る。ストッパ12が下がると図3(b)あるいは図3(c)で示すように、リニアガイド13により上下自在に支持された昇降部材15が下方へ移動するのに伴って、第1のてこ部材5と第2のてこ部材16も夫々の姿勢を変化させることなく下方に移動する。
ここで、図3(b)は被溶接部材211が比較的下方にあった場合、図3(c)は被溶接部材が比較的上方にあった場合を示す。これら両方の場合において、第1のてこ部材5、第2のてこ部材16および電極組立4の姿勢が変化しない状態で、被溶接部材211表面に電極先端を接触させる動作を実現している。
次にこれらの状態の直後、つまり電極組立4が下降しないで昇降部材15が下降し始めた時点で、図示しない電力供給手段から電極組立4に電圧が印加され、溶接がなされる。そしてさらに時間が経過すると、夫々図3(b)は図4(b2)、図3(c)は図4(c2)で示すような状態になる。
ここで被溶接部材211が比較的下方にあった場合の図4(b2)では、昇降部材15が動作範囲の下端に到達した状態でも、第1のてこ部材5および第2のてこ部材16は大きく傾斜しないが、被溶接部材211が比較的上方にあった場合は、図4(c2)で示すように第1のてこ部材5および第2のてこ部材16が大きく傾斜する。
しかしながら第2の態様によれば、図4(b2)と図4(c2)で示すように、昇降部材15が動作範囲の下端に至ったときでも、電極組立4の姿勢つまり側方からみた角度は変化することがなく、それが、被溶接部材211の上面の高さが異なった場合においても維持される。つまり通電が行われて実質的な溶接が終了した後にも、被溶接物211は電極先端によって横方向の力を受けることがない。
次に図6および図7に基づいて本発明の第2の態様に係る実施例の詳細な構造を説明する。図6において17は溶接ヘッド全体の構造的強度を確保するためのベース、18は絶縁プレート、19は第1の給電プレート、20は銅合金の薄板を重ねた材料からなり可撓性を有する第2の給電プレート、21は給電ブロック、22はこれも可撓性を有する第3の給電プレート、23は図5で示したフットスイッチ54と連動するワイヤ、24は圧縮コイルばね、25はプランジャ、26は第1の傘歯歯車、27は第2の傘歯歯車である。
まず操作者は、図5で示すダイヤル3を回し溶接時の電極の押圧力を設定する。第1の傘歯歯車26はダイヤル3と連動しており、ダイヤル3を回すことにより第1の傘歯歯車26とかみ合った第2の傘歯歯車27も回転する。ここで第1のてこ部材5は第1の支点6を中心に図6で見て時計の針のように回動自在に支持されていると共に、自らの軸心を中心として回転可能に支持されている。
したがって、この第1のてこ部材5に固定された第2の傘歯歯車27が回転することで第1のてこ部材5の表面に刻まれた雄ねじが回転し、これに螺合した当接部材8が第1のてこ部材5の軸方向に移動する。このようにして溶接時の押圧力の設定がなされ、さらに被溶接部材211の位置決めがなされたのち、操作者は図5に示すフットスイッチ54を踏み、溶接動作を開始する。
フットスイッチ54が踏まれることで、これに連動したワイヤ23が圧縮コイルばね24の反発力に抗してプランジャ25を引く。この動作を図6上部に引き出したストッパ12の詳細図で説明する。ストッパ12は支点12Aでベース17に支持されており(支持部の図は省略してある)、力点部12Bをプランジャ25が引くことにより支点12Aを中心に回動する。
これに伴いローラ12Cも支点12Aを中心として回動し、このローラ12Cに張り出し部15Bを下方から支持されていた昇降部材15が下方へ移動する。また、昇降部材15はリニアガイド13により上下方向に移動自在に支持されており、リニアガイド13のスライドレール13Aはベース17に固定されている(固定部の図は省略してある)。
昇降部材15が下方に移動することで、第1のてこ部材5および第2のてこ部材16が夫々の姿勢を変化させることなく下方に移動し、同時に電極組立4も下方に移動して図7(a)で示すように電極先端が被溶接部材211の表面に接触する。そしてさらに昇降部材15が下方に移動すると、電極組立4はリニアガイド14に規制されながらこの位置に止まり、昇降部材15のみが下降を続ける。その結果押圧部16Aが所定の押圧力で電極組立4を下方に押圧する。この押圧力と電極組立4の自重との和が設定された溶接時の押圧力となる。
このように設定された押圧力が被溶接部材211に加わったところで、第1の給電プレート19に対して図示しない電力供給手段から電圧が印加される。この第1の給電プレート19はベース17上に絶縁プレート18を介して固定されており、加えられた電圧は第2の給電プレート20に伝達される。第2の給電プレート20はその可撓性により、ベース17と昇降部材15との相対的な変位を僅かな反力で吸収する。
第2の給電プレート20に伝達された電圧は、昇降手段15に電気的に絶縁されて固定された給電ブロック21を介して第3の給電プレート22に伝達される。第3の給電プレート22はその可撓性により、昇降部材15と電極組立4との相対的な変位を僅かな反力で吸収する。そして第3の給電プレート22に伝達された電圧は電極組立4の電極に伝達される。
ここで第1の給電プレート19、第2の給電プレート20、給電ブロック21、第3の給電プレート22および電極は、図6および図7においては側面図として夫々1個のみ描いてあるが、実際は図を見て前後方向に夫々一対設けて電圧の印加を実現している。
このように通電して実質的な溶接がなされてからも昇降部材15の下方への移動が続き、図7(b)で示すように第1のてこ部材5と第2のてこ部材16とは夫々傾斜するが、電極組立4は傾斜することなく、また横方向に移動することもない。
本発明の第1の態様に係る実施形態を示す断面模式図 本発明の第1の態様に係る実施形態を示す断面模式図 本発明の第2の態様に係る実施形態を示す断面模式図 本発明の第2の態様に係る実施形態を示す断面模式図 本発明の1実施形態の装置を示す側面図 本発明の第2の態様に係る実施例を示す断面図 本発明の第2の態様に係る実施例を示す断面図 従来の技術を示す斜視図と断面図 従来の技術を示す断面模式図
符号の説明
1 溶接ヘッド
2 外筺
3 ダイヤル
4 電極組立
5 第1のてこ部材
6 第1の支点
7 錘
8 当接部材
9、16 第2のてこ部材
10 第2の支点
11、15 昇降部材
12 ストッパ
13、14 リニアガイド

Claims (2)

  1. 抵抗溶接のための電極を設けた溶接ヘッドであって、
    一端に第1の支点、他端に錘を有し、前記第1の支点と前記錘とのあいだに前記第1の支点との間隔を調整可能に設けられた当接部材を有する第1のてこ部材と、一端に第2の支点、他端に押圧部を有し、前記第1のてこ部材に対して略並列位置に設けられた第2のてこ部材と、前記第1および第2の支点が固定された昇降部材と、前記押圧部に固定された電極組立とで構成され、前記当接部材が前記第2のてこ部材に当接した状態で前記昇降部材が下降して、前記電極組立が被溶接部材に接触することを特徴とする加圧力可変溶接ヘッド。
  2. 抵抗溶接のための電極を設けた溶接ヘッドであって、
    一端に第1の支点、他端に錘を有し、前記第1の支点と前記錘とのあいだに前記第1の支点との間隔を調整可能に設けられた当接部材を有する第1のてこ部材と、一端に第2の支点、他端に押圧部を有し、前記第1のてこ部材に対して略並列位置に設けられた第2のてこ部材と、前記第1および第2の支点が固定された昇降部材と、上下の直線方向に移動可能な状態で前記昇降部材に支持された電極組立とで構成され、前記当接部材が前記第2のてこ部材に当接した状態で前記昇降部材が下降して、前記昇降部材が下降することで被溶接部材に接触した前記電極組立部を、前記押圧部が上方から押圧することを特徴とする請求項1に記載の加圧力可変溶接ヘッド。


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KR100837923B1 (ko) 2006-12-13 2008-06-13 현대자동차주식회사 용접 로봇의 가변 스트로크 타입 용접 건
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CN108213674A (zh) * 2018-01-16 2018-06-29 广州亨龙智能装备股份有限公司 一种接线板排插支架焊接机及其电阻焊接工艺

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