JP2005130775A - 芝手入れ装置、芝手入れ装置用連結具及び芝手入れ方法 - Google Patents

芝手入れ装置、芝手入れ装置用連結具及び芝手入れ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 手入れ完了後に芝の手入れの効果が妨げられることが無く、均一で正確な手入れを行いうると共に、芝目が偏ることもない芝手入れ装置、芝手入れ装置用連結具及びこれを用いた芝手入れ方法を、安価で実用性のあるものとして提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明の芝手入れ装置1は、一定の手入れ幅2wで芝を手入れする芝手入れ機構2と、車両Vの後部中央に取り付けられる車両取付構造3と、を備えてなるものであって、この車両取付構造3は、車両Vの車両幅Vwと前記手入れ幅2wとの差の半分以上の偏倚幅Bをもって、左右一方向に偏倚して設けられることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に牽引されて芝を手入れする芝手入れ装置、及び、車両と芝手入れ装置とを連結する芝手入れ装置用連結具、及び、これらによる芝手入れ方法に関するものである。
芝生の手入れには、バーチカル処理、スパイキング処理、スライス処理等がある。これらの処理のうち、例えば、スライス処理やスパイキング処理の直後に播種処理を行えば、新種トラディション、アントシアン、不良箇所への対応ができる。このような芝生を手入れする装置として、従来、図6に示すように、トラクタ等の自走式の車両Vの後部アームにて中央後方に連結され、一定の手入れ幅2´wの芝を手入れする芝手入れ装置1´があった(例えば、特許文献1参照)。
この芝手入れ装置1´を牽引して車両Vが走行することによって、一定の手入れ幅2´wのまま任意の方向へ連続的に芝手入れを行うことができる。更に、新たな手入れ幅2´wが先に手入れした一列の手入れ幅2´wとわずかに重なるようにして往復走行することによって、処理領域の隙間や処理斑を無くすことができる。従って、かかる芝手入れ装置1´は、比較的広範囲の手入れ面を均一に手入れすることができ、芝手入れの効率化と均一化を図れるものである。
しかし、芝手入れ装置1´の多くは、自重を利用して幅方向に均等な手入れを行う手入れ具と、この手入れ具を前後で支える進行ローラーと、からなり、約50ないし100kgという相当程度の重量を有するものである。
そして、この相当重量の芝手入れ装置1´を偏りなくスムーズに牽引すべく、車両Vは、その左右両輪に亘る車両幅Vwを、芝手入れ装置1´の幅よりも大きいもの(すなわち、手入れ幅2´wよりも大きいもの)としている。このため、新たな幅列を手入れすべく走行すると、図6に示すように、手入れ済みの手入れ幅2´wの列の一部が、車両Vの一方の車輪V1に踏まれてしまう。つまり、先に手入れを完了した手入れ幅2´wの芝(図6にて十字群で示す2列の手入れ済み領域のうち、左側の列)の手入れ面領域は、これと隣り合う手入れ幅2´wの手入れの際に、この領域のうち一方の車輪V1の車輪幅V1wの領域(図6の波線列で示す領域)だけが踏圧され押し潰される。
このため、手入れを完了した状態であるにも拘らず、車両Vに踏まれた領域は、手入れ処理の効果が妨げられる。そして、均一な手入れにも影響を及ぼすと共に、芝目が偏って体裁が悪いものとなっていた。
特に、種子を播く播種処理の場合には、より一層の均一で正確な処理や処理後の状態維持が必要とされるところ、車輪V1の踏圧によって蒔かれた種子が圧壊したり、或いは撥ねられて散乱したりしてしまう。このようにして播種斑が起こると、追い播きの必要性等のため、芝の管理全体に支障をきたすものとなる。
尚、車両Vの車両幅Vwよりも大きな手入れ幅2´wの芝手入れ装置を作成すれば、手入れ済みの芝を踏圧することが無くなると考えられる。しかし、この場合、芝手入れ装置1´は、均一で正確な手入れのための構造や、車両Vの安全な牽引重量に限界がある。また各種の芝手入れを行う既存の芝手入れ具は、芝手入れ装置1´本体との互換性のために数種類の幅が規格化されており、さらに既存の芝手入れ装置1´自体も、牽引車両Vとの互換性のために数種類の幅が規格化されている。このため、手入れ幅2´wを(車両幅Vwよりも)拡大させた新たな手入れ装置は、高価なものとなり実用性に欠けるものとなる。
特開平11−318122号公報
そこで、本発明は、手入れ完了後に芝の手入れの効果が妨げられることが無く、均一で正確な手入れを行いうると共に、芝目が偏ることもない芝手入れ装置、芝手入れ装置用連結具及びこれを用いた芝手入れ方法を、安価で実用性のあるものとして提供することを課題とする。
(1)すなわち、本発明の芝手入れ装置1は、一定の手入れ幅2wで芝を手入れする芝手入れ機構2と、車両Vの後部中央に取り付けられる車両取付構造3と、を備えてなるものであって、この車両取付構造3は、車両Vの車両幅Vwと前記手入れ幅2wとの差の半分以上の偏倚幅Bをもって、左右一方向に偏倚して設けられることを特徴とする。
このようなものであれば、車両取付構造3の偏倚という簡易な構造によって、取り付けられた芝手入れ装置1の手入れ幅2wの一部が車両Vの左右いずれかの車輪よりも外側に位置することとなる。このため、一度手入れした列の手入れ幅2wの一部であっても、車両Vに踏まれることが無く、均一で正確な芝手入れを安価に実用性あるものとして実現しうる。
(2)前記芝手入れ機構2は、散布物を手入れ面に散布する散布処理構造を備えたものであることが好ましい。
このようなものであれば、均一な散布処理をした後に、車両の踏圧により散布物が圧壊したり分散したりすることがない。よって、散布物の散布斑を抑えることができ、均一な処理後の状況を維持することができる。
(3)前記芝手入れ機構2は、手入れ面を切断してエアレーション処理を行う切断処理構造を備えたものであることが好ましい。
このようなものであれば、切断処理によって形成された切断部分の穴が、車両の踏圧によって潰されることがない。よって、処理斑が発生せず、均一なエアレーション効果が発揮される。
(4)前記芝手入れ機構2は、スパイキング処理をするスパイキング処理構造21と、このスパイキング処理構造21の後方に連設されてなり播種処理を行う播種処理構造22と、からなることが望ましい。
このような芝手入れ機構2は、スパイキング処理に引き続いて、スパイク穴にインターシーディングを行うものである。前記偏倚した構造と組み合わせることで、車両Vは手入れ後の手入れ幅2wを踏むこと無く、隣り合う芝の一定幅を手入れすべく走行できる。また、一定の間隔を開けて一定の深さ毎に確実な播種処理を行える。これにより、手入れ後の種子が車両Vの車輪によりつぶされたり散乱することが無くなり、播種斑ができにくいものとなる。ひいては、発芽率が飛躍的に向上する。
(5)また、本発明の芝手入れ装置用連結具は、一定の手入れ幅2wで芝を手入れする芝手入れ装置1´と、これを牽引して走行する車両Vと、を連結するものであって、車両Vの後部中央と対峙してこれに取り付けられるように設けられた車両取付構造3と、芝手入れ装置1´の前部中央と対峙してこれに取り付けられるように設けられた手入れ装置取付構造7と、を備え、この手入れ装置取付構造7は、車両Vの車両幅Vwと前記手入れ幅2wとの差の半分以上の偏倚幅Bをもって、前記車両取付構造3よりも、左右一方向に偏倚して設けられることを特徴とする。
このようなものであれば、取り付けられた芝手入れ装置1´の手入れ幅2wの一部が、車両Vの左右いずれかの車輪(偏倚方向の一の車輪)よりも外側に位置することとなる。更に、既存の芝手入れ装置1´を用いることで、偏倚して牽引される芝手入れの構造を極めて安価に得ることができ、実用性のあるものとなる。
(6)本発明の芝手入れ方法は、自走式の車両Vの左右いずれかの車輪よりも外側に位置する芝手入れ装置を牽引して、各列毎に一定の手入れ幅2wの手入れを行うものであって、手入れ領域の幅方向のうち略中心から常に左右のうち同一方向へのみ転回して、常に最も遠い反対側の幅を戻って往復することを特徴とする。
このようなものであれば、転回が常に同一方向であり転回準備のための距離を常に確保でき余裕があることから、転回が容易となる。またこれにより、転回による手入れ幅2w同士の隙間や手入れ方向の歪みが生じることなく、均一で正確な芝の手入れが可能となる。
本発明は、上述のような構成としたことで、一度手入れした列の手入れ幅の一部であっても、車両の車輪に踏まれることが無いものとなる。これにより、手入れ完了後には芝の手入れの効果が妨げられることが無く、均一で正確な芝の手入れを行いうると共に、芝目が偏ることもない芝手入れ装置、芝手入れ装置用連結具及びこれを用いた芝手入れ方法を、安価で実用性のあるものとして得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、各実施例として示す各図と共に説明する。図1は、本発明の芝手入れ装置1の実施例1の平面図を示す。図2は、実施例1の芝手入れ装置1の側面図を示す。図3および図4は、実施例1の芝手入れ装置1を車両Vに備えて使用することによる、芝の手入れ方法を示す平面視説明図である。
図5は、本発明の芝手入れ装置用連結具を、従来の芝手入れ装置1´及び車両Vに連結した状態を示す平面説明図である。尚、図6は、従来の芝手入れ装置1´を車両Vに備えて使用する状態を示す平面視説明図である。
本発明の芝手入れ装置1は、車両Vの後方にて連結され、車両Vに牽引されて一定の手入れ幅2wで芝を手入れしながら進行するものである。実施例1では、一定の手入れ幅2wで芝を手入れする芝手入れ機構2と、前記手入れ幅2wの中央から所定以上の偏倚幅Bをもって偏倚して車両Vの後部中央に取り付けられる車両取付構造3と、を備えて、車両Vに牽引されてなる。実施例では更に、芝手入れ機構2の前後にそれぞれ、二輪構造の前方回転ローラー4と、一輪構造の後方回転ローラー5と、を備える。
車両Vは、図1および図2にて二点鎖線で示されるように、後部中央から伸びた三本の連結アームVaによって芝手入れ装置1を牽引し、内部に動力を有する自走式の四輪構造のものである。トラクタ等の乗用式のものであれば、状況に応じた適宜方向への走行が容易となる。
連結アームVaは、車両Vの後部中央およびその左右から合計三本が、更に後方へ伸びるように突設されてなる。この三本の連結アームVaのうち中央のものは、両端のものに比して設置面から一層高い位置に設けられ、各連結アームVaの連結位置は車両Vの背面視にて略正三角形となる。連結アームVaの先端にはシャンク用孔と、これに挿通して着脱自在に固定されるシャンクピンと、からなるシャンク構造が設けられており、このシャンク構造によって、各連結アームVaの先端がそれぞれ、芝手入れ装置1の車両取付構造3に連結される。
車両幅Vwは、車両Vの代表接地幅、すなわち左右接地幅により形成される最大距離を言う。具体的には、図1に示すように、左右の車輪V1それぞれの外端同士を繋ぐ幅、すなわち左右各車輪幅V1w、V1wと、左右車輪V1、V1間の内端距離と、を足した距離である。
芝手入れ機構2は、一定の手入れ幅2wにて均等な芝手入れ処理を行うものであり、芝手入れ装置1本体の下方にて手入れ面と接地しうるように設けられる。そして、手入れ面たる接地面を転動し或いは摺動して進行することにより、幅方向及び進行方向に均一な芝の手入れを行う構造である。また芝手入れ機構2は、芝手入れ装置1本体に着脱自在に設けられ、芝手入れ処理の内容に応じた各種手入れ具へ交換可能としている。
芝手入れ処理は、具体的には例えば、バーチカル処理、コアリング処理、スパイキング処理、スライス処理等の、手入れ面を切断する切断処理があり、また、散布物を手入れ面に散布する散布処理がある。この他、ローラー処理、レーキ処理等の整地処理や、清掃機による清掃処理等がある。
切断処理のうちコアリング処理、スパイキング処理のようなエアレーション処理は、踏圧によって処理効果に比較的大きな影響が生じるため、切断処理構造を本件発明に備えることが好ましい。すなわち、切断処理によって切断された手入れ面が踏圧されると、切断部分が潰されて切断による効果が発揮されなくなる。
特に切断処理のうちスパイキング処理は、スパイク刃によって土を押し広げて簡易にエアレーション処理を行うものである。このため、車両Vのような重量物の踏圧によってエアレーション効果が大きく阻害される。従って、本件発明の芝手入れ機構2による芝手入れ手段がエアレーション処理たるスパイキング処理を行う、スパイキング処理構造を備えたものであれば、均一且つ正確な切断処理によるエアレーション効果を維持することができるため、好ましい。
芝手入れ処理のうち散布処理は、そもそも均一な処理が比較的困難であり、処理後にも散布物の散布斑が生じ易い。このため、散布物を手入れ面に散布する散布処理構造を、本件発明の芝手入れ機構2に備えたものとすることが好ましい。散布処理における散布物は、種子、肥料、目土或いは目砂、薬剤、又は、塩化カルシウムを主成分とする凍結防止剤等がある。この中でも種子を散布物とする播種処理は、他の各種手入れ処理と比して、車両Vの踏圧による被害が大きく、また一方で均一な散布処理による利点も大きい。すなわち、重量物たる車両Vにより踏圧されると、捲かれた種が圧壊したり、弾き飛ばされて散乱したりして、処理後の状態を維持できなくなる。これにより均一な処理が阻害され、その後の芝の生長にも影響が及ぶ。
一方、均一な播種処理を行い、処理後も均一な処理状態を維持できるものであれば、発芽斑が無くなることから追い蒔きが不要となり、オーバーシードを一定期間に限ることができる。これにより暖地型草種と寒地型草種相互の草種転換(トランジション)をスムーズなものとし、良好な芝状態を通年に亘って維持しうる。
従って、本件発明の芝手入れ機構2による芝手入れ手段が播種処理を行うものであれば、比較的生じ易い散布斑を軽減して均一な手入れ処理を行うことができるため、より好ましいものとなる。
本実施例における芝手入れ機構2は、スパイキング処理を行うスパイキング処理構造21と、このスパイキング処理構造21の後方に連設されてなり播種処理を行う播種処理構造22と、からなる。
スパイキング処理構造21は、左右の幅方向軸に沿って、手入れ用回転刃列、すなわち一定間隔で並行に列設された回転式のスパイク刃を有する。このスパイク刃が手入れ面上を転動することによって、一定間隔毎に一定深さの穴を開けるものである。この穴へ種子を落とすことで均一、確実な播種を行い、同時に手入れ面のエアレーション処理をも行うものである。
播種処理構造22は、種子タンクから種子を一定量ずつ落下させて蒔くものであり、具体的には、スリット式シーダー或いはドロップ式シーダーのいずれでもよい。また播種処理構造22は、スパイキング処理構造21の進行方向後方に連接されることで、開けた直後のスパイク穴のそれぞれに播種を行い、もって、スパイキング処理と播種処理とを連続的に行うものである。これにより、均等間隔で均等深さに、且つ効率的に播種を行うことができる。そして、スパイキング処理によるエアレーション効果と相俟って、発芽率が極めて高いものとなる。
手入れ幅2wは、芝手入れ機構2にて各種の芝手入れを実質的に行うことができる幅であり、具体的には、既存の手入れ用回転刃列、レーキ刃、回転ブラシ、播種機(オートシーダー)等の手入れ具が有する幅を言う。本実施例の場合、幅方向両端のスパイキング刃で挟まれる軸方向距離である。かかる手入れ幅2wは、全体に亘って均一な手入れを施すために車両幅Vwよりも狭いものとされ、最大幅が限定されている。また実用上は、牽引する車両Vの種類によって規格化された数種類の手入れ幅2wが存在する。
車両取付構造3は、芝手入れ装置1本体の前方にて、左右いずれか一方向に平面偏倚して設けられ、車両Vの後部中央と対峙するように設けられる。具体的には、図1、2に示すように、車両Vの三本の連結アームVaと対峙する三本の車両取付アームからなり、それぞれがシャンク構造によって連結される。
ここで、本発明において、車両Vに連結された芝手入れ装置1の、車両幅Vw中央から見た進行方向に対する左右への偏倚の方向を、偏倚方向とする(図1にて偏倚幅Bを示す、二重線矢印の方向)。
この車両取付構造3の設けられる偏倚位置は、芝手入れ機構2の手入れ幅2wの幅中央から、所定以上の偏倚幅Bをもって左右一方向に偏倚したものである。ここで偏倚幅Bの所定量は、車両Vの車両幅Vwと前記手入れ幅2wとの差の半分以上であり、下式を満たす。
B ≧( Vw − 2w )/2
(但し、B:偏倚幅、Vw:車両幅、2w:手入れ幅 である。)
例えば車両幅Vwが1240mm、手入れ幅2wが1000mmの場合、偏倚幅Bは120mm以上である。このようなものであれば、車両Vに連結された芝手入れ装置1の幅中央は、車両Vの幅中央に対して左右一方向に偏倚する。偏倚幅Bによって、少なくとも手入れ幅2wの一部は、車両Vの左右いずれかの車輪のうち、偏倚方向の車輪の外側に位置することとなる。
前方回転ローラー4及び後方回転ローラー5は、芝手入れ装置1の走行を安定させるとともに、それぞれの間に設けた芝手入れ機構2の手入れ面からの高さを保持するものであり、また、芝手入れ前後の芝を起立させて芝流れを整えるものである。
前方回転ローラー4は、二輪構造であり、牽引する車両Vの走行方向へ、的確、迅速に追従しうるものとしている。また、二輪構造を構成する左右各輪41、42は、車両Vの走行によって潰された車輪幅V1wを覆う幅及び位置としており、手入れ前に潰された芝目を整えた上で手入れすることができる。
二輪軸を構成する左右それぞれの輪(一の輪41、及び他の輪42)は、車両Vに連結した状態で偏倚方向側となる一の輪41を、他の輪42よりも小径、かつ太幅のものとしている。これは、一の輪41を他の輪42より小径として先に進行させることで、偏倚モーメントMbによる芝手入れ装置用連結具の偏向と逆方向に偏向させるものである。
また、より小径とした一の輪41によって軸を傾斜させると共に、太幅である一の輪41の接地面積を他の輪42より大きくすることで、偏倚方向側への重量配分を大きくしている。もって、芝手入れ装置1の偏倚方向側だけが傾いて、手入れ面から浮き上がることを防止する。これらによって、車両Vに対して偏倚することで生じる偏倚モーメントMbを、効率的に打ち消すことができる。そして、芝手入れ装置1の車両Vに対する偏向を防止し、もって、芝手入れ方向を車両Vの走行方向に的確に追従させることができる。
上記のような芝手入れ装置1は、既存の芝手入れ装置1´の前方回転ローラー4を上記のものに交換し、前方偏倚位置に車両取付構造3を固定するだけで得ることができる。既存の芝手入れ装置1´を用いた場合には、極めて安価に得ることが出来るため、更に実用性の高いものとなる。
(芝手入れ方法)
上記構成とした実施例1の芝手入れ装置1を備えた車両Vは、以下のような芝手入れ方法を行うことができる。
すなわち、自走式の車両Vの左右いずれかの車輪よりも外側に位置する芝手入れ装置1を牽引して、各列毎に一定の手入れ幅2wの手入れを行う芝手入れ方法として、手入れ領域の幅方向のうち略中心から常に左右のうち同一方向へのみ転回して、転回する直前に手入れしていた手入れ幅2wから常に最も離れた反対側の新たな列を戻るようにして走行する。
このようにして、常に最も離れた反対側の新たな列を往復することで、反対側の新たな列へ移動する際に、車両Vの転回やその準備を行う距離を十分に確保することが出来る。また、手入れ幅2wが、転回方向と同じ一の偏倚方向に偏倚しているため、乗用の車両Vの場合には、運転者が手入れ幅2wの偏倚方向の端の位置を容易に目視確認することができる。これは、従来の芝手入れ装置1´では車両Vに隠れた手入れ幅2wを目視確認することが困難であったことを鑑みれば、芝手入れの車両走行を飛躍的に容易にするものである。このため、容易に且つ正確に芝の手入れを行うことができる手入れ方法となる。
またこのとき、先に手入れを済ませた手入れ幅2wと新たな手入れ幅2wとに隙間ができないよう、図4に示すように、互いの手入れ幅2wをわずかに重ねるように進行する。これにより、隙間の無い均一な手入れを行うことが可能となる。
転回時には更に、例えば図3に示すように、手入れ領域の中心付近から拡散渦を巻くようにして、外側へ螺旋状に転回することもできる。このようなものであれば、転回時にも連続して芝の手入れができ、手入れ不要領域の走行距離を減少させることで、効率的な芝手入れを行うことができる。
実施例2として、本発明の芝手入れ装置用連結具は、図5に示すように、自走式の車両Vと、一定の手入れ幅2wで芝を手入れする芝手入れ装置1´と、を連結するものであって、芝手入れ装置用連結具本体6と、車両Vの後部中央と対峙してこれに取り付けられる車両取付構造3と、芝手入れ装置1´の前部中央と対峙してこれに取り付けられる手入れ装置取付構造7と、を備えてなる。本実施例では更に、芝手入れ装置1´の手入れ方向を制御する手入れ方向制御機構8を備えてなる。
車両Vは、上記実施例1と同様のものである。また芝手入れ装置1´は、既存のものを用いることができる。すなわち、車両取付構造3が手入れ幅2wの中央から左右均等に設けられ、車両幅Vw中央に位置するように車両Vへ連結される。また前方回転ローラー4は、一輪構造であっても二輪構造の場合、左右の各輪が同径、同幅である。このほか、一輪構造でも良い。
車両取付構造3は、実施例1と同様、芝手入れ装置用連結具本体6の前方にて、左右いずれかに偏倚した位置に設けられ、車両Vの後部中央と対峙するように設けられる。
そして、手入れ装置取付構造7は、芝手入れ装置用連結具本体6の後方にて、芝手入れ装置1´の前部中央と対峙するように設けられる。また、手入れ装置取付構造7は、車両Vの車両幅Vwと前記手入れ幅2wとの差の半分以上の偏倚幅Bをもって、前記車両取付構造3よりも、左右いずれか(一方向)に偏倚して設けられる。これにより、車両Vに連結した芝手入れ装置1´の手入れ幅2wは左右いずれか一方向の偏倚方向に偏倚して、手入れ幅2wの一部が、車両Vの偏倚方向の車輪よりも外側に位置することとなる。
手入れ方向制御機構8は、芝手入れ装置1´の進行方向を車両Vの走行方向と一致させ、芝手入れ方向が偏向しないように制御するものである。これは、左右一方向に偏倚したまま相当重量の芝手入れ装置1´を牽引することで、車両Vに対する偏倚方向に相当の偏倚モーメントMbが生じるために必要なものである。
具体的には、手入れ方向制御機構8は、車両取付構造3の左右外側にて車両V後部に当接して車両Vとの距離を確保する車両当接構造81と、手入れ装置取付構造7の左右外側にて芝手入れ装置1´前部に当接して手入れ装置との距離を確保する手入れ装置当接構造82と、車両Vと芝手入れ装置1´とを連結した状態で接地して転動する回転ローラー83と、からなる。尚、回転ローラー83を有さないものや、車両当接構造81或いは手入れ装置当接構造82を有さないものとしても良い。
車両当接構造81は、車両取付構造3の前方の左右外側に、手入れ装置取付構造7に対して更に偏倚するように併設される。具体的には、前方へ突出して先端にて車両Vと当接する、前方の車両当接部からなる。偏倚モーメントMbによって車両Vとの距離が一定の距離以下になると、車両当接部が車両V後部に当接して、車両Vとの距離を確保する。これにより車両Vに対する偏向を防止して、進行方向を車両Vに追従させるものである。
手入れ装置当接構造82は、手入れ装置取付構造7の後方の左右外側に、手入れ装置取付構造7に対して更に偏倚するように併設される。具体的には、後方へ突出して先端にて手入れ装置と当接する、後方の手入れ装置当接部からなる。偏倚モーメントMbによって手入れ装置との距離が一定の距離以下になると、手入れ装置当接部が手入れ装置前部に当接して芝手入れ装置1´との距離を確保する。これにより芝手入れ装置1´の芝手入れ装置用連結具に対する偏向を防止して、進行方向を車両Vに追従させるものである。
回転ローラー83は、二輪構造であり、本実施例では二の輪を両端付近に同軸固定してなる二輪軸を、両軸端にて幅方向に軸架してなる。二輪軸とすることで、牽引する車両Vの走行方向への追従性に優れたものとなる。
二輪軸の左右それぞれの輪は、実施例1の前方回転ローラー4と同様、車両Vに連結した状態で偏倚方向側となる一の輪831を、他の輪832よりも小径、かつ太幅のものとしている。これは、小径である一の輪831を他の輪832より先に進行させることで、偏倚モーメントMbによる芝手入れ装置用連結具の偏向と逆方向に偏向させ、もって、偏倚モーメントMbを打ち消すものである。これにより、芝手入れ装置用連結具の車両Vに対する偏向を防止し、もって、芝手入れ方向を車両Vに追従させるものである。また、太幅である一の輪831の接地面積を他の輪832より大きくすることで、偏倚方向側への重量配分を大きくし、もって、芝手入れ装置用連結具の偏倚方向側が接地面から浮き上がることを防止することができる。また、偏倚モーメントMbを効率的に打ち消すことができる。回転ローラー83は他に、一輪構造でも良く、一輪構造の場合、幅方向全体近くに亘る車輪幅としても良い。
上記構成とした実施例2の芝手入れ装置用連結具を備えた芝手入れ装置1´を牽引する車両Vは、実施例1と同様の芝手入れ方法を行うことができる。
このようにして得られた各実施例の芝手入れ装置や、芝手入れ装置用連結具や、これらによる芝手入れ方法は、主に、整った芝目が必要なゴルフ場、サッカー、野球等のスポーツターフにて用いられることが好適であり、更には、各種芝手入れ処理の中でも播種処理を行う場合に最も好適である。その他、広範な領域を均等に手入れすることが必要な、種々の芝の手入れに用いることができる。
本発明の芝手入れ装置の実施例1の平面図を示す。 実施例1の芝手入れ装置を示す側面図である。 実施例1の芝手入れ装置を車両に備えて使用することによる、芝の手入れ方法を示す平面視説明図である。 実施例1の芝手入れ装置を車両に備えて使用することによる、芝の手入れ方法を示す平面視説明拡大図である。 本発明の芝手入れ装置の取付治具を芝手入れ装置及び車両に連結した状態を示す平面説明図である。 従来の芝手入れ装置を車両に備えて使用する状態を示す平面視説明図である。
符号の説明
1 芝手入れ装置
2 芝手入れ機構
21 スパイキング処理構造
22 播種処理構造
2w 手入れ幅
3 車両取付構造
7 手入れ装置取付構造
B 偏倚幅
V 車両
Vw 車両幅

Claims (6)

  1. 一定の手入れ幅で芝を手入れする芝手入れ機構と、車両の後部中央に取り付けられる車両取付構造と、を備えてなるものであって、この車両取付構造は、車両の車両幅と前記手入れ幅との差の半分以上の偏倚幅をもって、左右一方向に偏倚して設けられることを特徴とする芝手入れ装置。
  2. 前記芝手入れ機構は、散布物を手入れ面に散布する散布処理構造を備えたものである請求項1記載の芝手入れ装置。
  3. 前記芝手入れ機構は、手入れ面を切断してエアレーション処理を行う切断処理構造を備えたものである請求項1または2記載の芝手入れ装置。
  4. 前記芝手入れ機構は、スパイキング処理をするスパイキング処理構造と、このスパイキング処理構造の後方に連設されてなり播種処理を行う播種処理構造と、からなる請求項3記載の芝手入れ装置。
  5. 一定の手入れ幅で芝を手入れする芝手入れ装置と、これを牽引して走行する車両と、を連結するものであって、車両の後部中央と対峙してこれに取り付けられるように設けられた車両取付構造と、芝手入れ装置の前部中央と対峙してこれに取り付けられるように設けられた手入れ装置取付構造と、を備え、この手入れ装置取付構造は、車両の車両幅と前記手入れ幅との差の半分以上の偏倚幅をもって、前記車両取付構造よりも、左右一方向に偏倚して設けられることを特徴とする芝手入れ装置用連結具。
  6. 自走式の車両の左右いずれかの車輪よりも外側に位置する芝手入れ装置を牽引して、各列毎に一定の手入れ幅の手入れを行うものであって、手入れ領域の幅方向のうち略中心から常に左右のうち同一方向へのみ転回して、常に最も遠い反対側の幅を戻って往復することを特徴とする芝手入れ方法。
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