JP2005130006A - 再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 デュアルメディア機能に交通情報を割込み音響出力する機能を備えた場合には複雑な制御処理構成が必要となる。
【解決手段】 複数の再生源2Aと、複数の再生源からの再生信号の内、スピーカ5及びヘッドホン6で異なる再生信号を音響出力するデュアルメディア機能を備えたマイコン21とを備えた車載用オーディオ装置1であって、交通情報の受信開始を示す割込み信号を検出する割込み検出部19を有し、マイコンは、割込み信号を検出すると、現在選択中の再生信号に関わるヘッドホン及びリアスピーカ5Bへの音響出力を保持したまま、フロントスピーカ5Aにのみ交通情報を割込み音響出力させるようにしたものである。
【選択図】 図2
【解決手段】 複数の再生源2Aと、複数の再生源からの再生信号の内、スピーカ5及びヘッドホン6で異なる再生信号を音響出力するデュアルメディア機能を備えたマイコン21とを備えた車載用オーディオ装置1であって、交通情報の受信開始を示す割込み信号を検出する割込み検出部19を有し、マイコンは、割込み信号を検出すると、現在選択中の再生信号に関わるヘッドホン及びリアスピーカ5Bへの音響出力を保持したまま、フロントスピーカ5Aにのみ交通情報を割込み音響出力させるようにしたものである。
【選択図】 図2
Description
本発明は、例えばCD、MD、DVD等の記録媒体の再生機能やAM/FMラジオ放送の受信機能等の複数の再生源を有し、これら複数の再生源からの再生信号を同時に再生可能とし、異なる再生源からの再生信号をスピーカ及びヘッドホンに夫々音響出力する、例えばデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオ装置等の再生装置に関する。
従来、車載用オーディオ装置は、再生機能や受信機能を備えた複数の再生源を有し、複数の再生源からの再生信号の内、一の再生信号を選択し、この選択した再生信号をスピーカから音響出力するようにしている。
また、このような従来の車載用オーディオ装置の受信機能によれば、例えば欧州のRDS方式のFM多重放送を受信する機能を有し、到来するFM多重放送を受信して、このFM多重放送から交通情報や番組識別情報等を含む多重情報を抽出し、この多重情報に基づいて様々なサービスを、車載用オーディオ装置のユーザに提供している。
このような従来の車載用オーディオ装置によれば、例えばCD再生部をソース選択し、このソース選択したCD再生部からの再生信号をスピーカから音響出力している間に、受信機能を通じてFM多重放送から交通情報の受信開始を示す割込み信号を検出すると、スピーカの音響出力を中断して、ラジオをソース選択し、このソース選択したラジオで受信した交通情報をスピーカから割込み音響出力するものである(例えば特許文献1参照)。
従って、このような特許文献1の車載用オーディオ装置によれば、スピーカにて再生信号の音響出力中に、交通情報の受信開始を示す割込み信号を検出すると、同スピーカの音響出力を中断して、同スピーカから交通情報を割込み音響出力させるようにしたので、最新の交通情報をユーザに提供することができる。
しかしながら、特許文献1の車載用オーディオ装置によれば、スピーカにて再生信号の音響出力中に、交通情報の受信開始を示す割込み信号を検出すると、スピーカからの音響出力を中断して、交通情報を割込み音響出力するようにしたので、例えば交通情報を必要とする運転者にとっては使い勝手が良いものの、交通情報に関心のない同乗者等には、受聴中の再生信号が中断され、不快感を与えてしまう虞がある。
そこで、このような事態に対処すべく、従来の車載用オーディオ装置によれば、スピーカを複数個のスピーカ(フロントスピーカ、サラウンドスピーカ、サブウーファスピーカ及びセンタスピーカ)で構成し、例えばCD等の再生信号をスピーカにて音響出力中に交通情報の受信開始を示す割込み信号を検出したとしても、音響出力中の複数のスピーカの内、特定のスピーカからの音響出力だけを中断し、特定のスピーカ以外の他のスピーカからは音響出力中の再生信号の音響出力を保持したまま、特定のスピーカにだけ交通情報を割込み音響出力させたものがある(例えば特許文献2参照)。
従って、この特許文献2の車載用オーディオ装置によれば、スピーカにて再生信号の音響出力中に交通情報の受信開始を示す割込み信号を検出すると、特定のスピーカ以外のスピーカにて再生信号の音響出力を保持したまま、特定のスピーカの音響出力だけを中断し、この特定のスピーカにだけ交通情報を割込み音響出力させるようにしたので、再生信号の音響出力中に割込み信号が発生したとしても、交通情報に関心のないユーザに対して受聴中の再生信号の中断に伴う不快感を与えることなく、特定のユーザに対してのみ交通情報を提供することができる。
しかしながら、近年では、特許文献1及び特許文献2の車載用オーディオ装置とは全く機能を異にする、ヘッドホン及びスピーカで異なる再生源からの再生信号を夫々音響出力するデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオ装置が広く普及しつつある。
特開平7−336259号公報(要約書及び図1参照)
特開2001−111441号公報(要約書及び図1参照)
しかしながら、上記従来の特許文献2の車載用オーディオ装置によれば、複数の再生源の内、一の再生源からの再生信号を選択し、この選択した再生信号を全スピーカから音響出力している間に、交通情報の受信開始を示す割込み信号を検出すると、全スピーカの内、特定のスピーカ以外のスピーカによる再生信号の音響出力を保持したまま、特定のスピーカの音響出力だけを中断し、特定のスピーカにだけ交通情報を割込み音響出力させるようにしたが、近年普及しつつあるデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオ装置においては、ヘッドホン出力及びスピーカ出力用に複数の再生源を同時に選択する機能を備えているため、交通情報の割込みが発生したとしても、スピーカ及びヘッドホンでは異なる再生信号を夫々音響出力していることから、交通情報をスピーカ(若しくは複数スピーカ内の特定スピーカ)に割込み音響出力する上では、複雑な制御が必要になるものと考えられる。
そこで、本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複雑な制御を要することなく、交通情報等の割込みが発生したとしても、ヘッドホンの音響出力に影響を与えることなく、スピーカにのみ交通情報を音響出力させることができるデュアルメディア機能を備えた再生装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の再生装置は、複数の再生源と、これら複数の再生源からの再生信号の内、任意の再生源からの再生信号を選択する再生信号選択手段と、この再生信号選択手段にて選択した再生信号をスピーカ手段及びヘッドホン手段に再生出力させる制御手段とを有する再生装置であって、前記複数の再生源の内、所定の再生源からの割込み信号を検出する割込み検出手段を有し、前記制御手段は、前記割込み検出手段にて前記割込み信号を検出すると、前記再生信号選択手段にて選択中の再生信号に関わる前記ヘッドホン手段への再生出力を保持しながら、前記再生信号選択手段にて前記割込み信号に関わる再生信号を選択し、この再生信号を前記スピーカ手段にのみ再生出力させるようにした。
また、上記目的を達成するために本発明の再生装置は、複数の再生源と、これら複数の再生源からの再生信号の内、少なくとも二以上の異なる再生信号を同時選択可能とする再生信号選択手段と、この再生信号選択手段にて同時選択中の異なる再生信号の内、一の再生信号をスピーカ手段に再生出力させながら、このスピーカ手段にて再生出力中の再生信号とは異なる再生信号をヘッドホン手段に再生出力させる制御手段とを有する再生装置であって、前記複数の再生源の内、所定の再生源からの割込み信号を検出する割込み検出手段を有し、前記制御手段は、前記割込み検出手段にて前記割込み信号を検出すると、前記再生信号選択手段にて選択中の再生信号に関わる前記ヘッドホン手段への再生出力を保持しながら、前記再生信号選択手段にて前記割込み信号に関わる再生信号を選択し、この再生信号を前記スピーカ手段にのみ再生出力させるようにした。
また、本発明の再生装置は、前記制御手段が、前記割込み検出手段にて前記割込み信号を検出すると、前記再生信号選択手段にて前記割込み信号に関わる再生信号を選択し、この再生信号に所定の音響処理を施し、この所定の音響処理を施した再生信号を前記スピーカ手段にのみ再生出力させるようにした。
また、本発明の再生装置は、前記制御手段が、前記割込み検出手段にて前記割込み信号を検出すると、前記再生信号選択手段にて前記割込み信号に関わる再生信号を選択し、この再生信号を前記スピーカ手段内の複数のスピーカの内、所定スピーカにのみ再生出力させるようにした。
上記のように構成された本発明の再生装置によれば、例えば交通情報の受信開始を示す割込み信号を検出すると、再生信号選択手段にて選択中の再生信号に関わるヘッドホン手段への再生出力を保持したまま、再生信号選択手段にて割込み信号に関わる再生信号、例えば交通情報を選択し、この選択した再生信号をスピーカ手段にのみ再生出力させるようにしたので、ヘッドホン手段への再生出力に影響を与えることなく、スピーカ手段にのみ割込み信号に関わる再生信号、例えば交通情報を再生出力することで、複雑な制御を要することなく、例えばヘッドホン手段及びスピーカ手段で異なる再生信号を再生出力するデュアルメディア機能に対応した、割込み信号に関わる交通情報等の再生信号の割込み再生出力(音響出力)を実現することができる。
また、上記のように構成された本発明の再生装置によれば、スピーカ手段及びヘッドホン手段にて異なる再生信号を再生出力中に、例えば交通情報の受信開始を示す割込み信号を検出すると、再生信号選択手段にて選択中の再生信号に関わるヘッドホン手段への再生出力を保持したまま、再生信号選択手段にて割込み信号に関わる再生信号、例えば交通情報を選択し、この選択した再生信号をスピーカ手段にのみ再生出力させるようにしたので、ヘッドホン手段への再生出力に影響を与えることなく、スピーカ手段にのみ割込み信号に関わる交通情報等の再生信号を再生出力することで、例えばヘッドホン手段及びスピーカ手段で異なる再生信号を再生出力するデュアルメディア機能に対応した、割込み信号に関わる交通情報等の再生信号の割込み再生出力(音響出力)を実現することができる。
本発明の再生装置によれば、例えば交通情報等の割込み信号を検出すると、ヘッドホン手段への再生出力を保持したまま、再生信号選択手段にて割込み信号に関わる交通情報等の再生信号を選択し、この選択した交通情報等の再生信号に、所定の音量や音質を調整する音響処理を施し、この音響処理を施した再生信号をスピーカ手段にのみ再生出力させるようにしたので、複雑な制御を要することなく、デュアルメディア機能に対応した、割込み信号に関わる交通情報等の再生信号の割込み再生出力(音響出力)を実現し、かつ、所定の音量や音質で、交通情報等の再生信号をユーザに提供することができる。
本発明の再生装置によれば、例えば交通情報等の割込み信号を検出すると、ヘッドホン手段への再生出力を保持したまま、再生信号選択手段にて割込み信号に関わる再生信号を選択し、この再生信号をスピーカ手段内の複数のスピーカの内、所定スピーカ、例えば車室内の前部座席側に配置したフロントスピーカにのみ再生出力するようにしたので、後部座席のユーザが受聴中の再生出力に影響を与えることなく、前部座席のユーザに交通情報等の再生信号を提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の再生装置における実施の形態を示すデュアルメディア機能を備えた車載用オーディオ装置について説明する。図1は本実施の形態を示す車載用オーディオ装置の全体構成を示すシステム構成図である。
図1に示す車載用オーディオ装置1は、車室内のフロント(前部座席)側に配置され、例えばディスク再生機能やAM/FMラジオ等の受信機能を含む複数の再生源2Aを備えた本体装置2と、フロント側で本体装置2を操作するフロント側操作部3と、車室内のリア(後部座席)側で本体装置2を遠隔操作するリア側操作部4と、本体装置2と接続し、この本体装置2の再生源からの再生信号を音響出力するスピーカ5と、本体装置2と接続し、この本体装置2の再生源2Aからの再生信号を音響出力するヘッドホン6とを有している。
さらに、車載用オーディオ装置1は、本体装置2と外部接続する電子機器、例えばナビゲーション装置7を備えている。
スピーカ5は、フロント側に配置された2台のフロントスピーカ5Aと、リア側に配置された2台のリアスピーカとで構成している。また、ヘッドホン6は、リア側に配置されるものとする。
また、再生源2Aとしては、後述するように、CD再生部、DVD再生部やラジオチューナ部を有している。
尚、フロント側操作部3は、フロント側に配置された本体装置2の前面パネルに相当し、リア側操作部4は、リア側に配置されたリモコン操作部に相当するものである。
また、フロント側操作部3及びリア側操作部4には、複数の再生源2Aの内、任意の再生源を選択する再生モード選択キー等を備えている。
図2は本実施の形態に関わる本体装置2内部の概略構成を示すブロック図である。
図2に示す本体装置2は、複数の再生源2Aとして、CD再生部11、DVD再生部12、AM放送やFM放送等を受信するラジオチューナ部13と、外部機器であるナビゲーション装置7、CD再生部11、DVD再生部12及びラジオチューナ部13を含めた複数の再生源2Aの再生信号の内、スピーカ5へ音響出力する再生信号を選択するスピーカ出力切替部14と、複数の再生源2Aの再生信号の内、ヘッドホン6へ音響出力する再生信号を選択するヘッドホン出力切替部15と、スピーカ出力切替部14にて選択したスピーカ5への再生信号を増幅するスピーカ出力用アンプ16と、ヘッドホン出力切替部15にて選択したヘッドホン6への再生信号を増幅するヘッドホン出力用アンプ17と、ラジオチューナ部13にて受信したFM多重放送から交通情報や番組識別情報等の多重情報を抽出する多重デコーダ部18と、後述する割込み信号を検出する割込み検出部19と、様々な指令を入力するフロント側操作部3と、様々な情報等を記憶するメモリ部20と、この本体装置2全体を制御するマイコン21とを有している。
ラジオチューナ部13は、AMチューナ及びFMチューナを兼ねて、1台のチューナでAM放送及びFM放送を受信するものである。
多重デコーダ部18は、ラジオチューナ部13にてFM多重放送内の多重情報、例えば番組識別情報や交通情報等を解読するものである。
割込み検出部19は、多重デコーダ部18又はナビゲーション装置7からの割込み信号を検出すると、この割込み信号をマイコン21に通知するものである。尚、この割込み信号は、多重デコーダ部18からの場合、交通情報の受信開始を示す信号に相当し、ナビゲーション装置7からの場合、音声による経路案内情報の音声出力タイミングを示す信号に相当するものである。
本体装置2は、システム設定モードとしてのシングルモード又はデュアルモードに切換設定可能とするデュアルメディア機能を有し、フロント側操作部3及びリア側操作部4に設けたSP/HPキーのキー操作で、シングルモード又はデュアルモードに切換設定することができる。
シングルモードとは、複数の再生源2Aの内、一の再生源2Aからの再生信号をスピーカ5からのみ音響出力する設定モードである。
デュアルモードとは、複数の再生源2Aの内、一の再生源2Aからの再生信号をスピーカ5で音響出力しながら、異なる他の再生源2Aからの再生信号をヘッドホン6で音響出力する設定モードである。
また、本体装置2は、複数の再生モードを有し、前述した再生モード選択キーで切換選択可能である。尚、再生モードとしては、CD再生部11を動作選択するCDモードと、DVD再生部12を動作選択するDVDモードと、AM放送を受信するラジオチューナ部13を動作選択するAMモードと、FM放送を受信するラジオチューナ部13を動作選択するFMモードと、ナビゲーション装置7を動作選択するナビゲーションモードとがある。
マイコン21は、例えばスピーカ5にCD再生部11からの再生信号を音響出力し、ヘッドホン6にDVD再生部12からの再生信号を音響出力するデュアルモード中に、割込み検出部19にて交通情報の受信開始を示す割込み信号を検出すると、ヘッドホン出力切替部15を通じてDVD再生部12からヘッドホン6への音響出力を保持し、スピーカ出力切替部14を通じてCD再生部11からリアスピーカ5Bへの音響出力を保持したまま、スピーカ出力切替部14を通じてラジオチューナ部13の多重デコーダ部18からの交通情報をフロントスピーカ5Aに音響出力するものである。
尚、スピーカ出力切替部14では、割込み信号発生時においてはリアスピーカ5Bにて音響出力中の再生信号を切り替えることなく、フロントスピーカ5Aに割込み信号に関わる再生信号、例えば交通情報を音響出力させるようにしている。また、割込み信号発生時以外の通常時においてはフロントスピーカ5A及びリアスピーカ5Bは、同一再生源2Aからの再生信号を音響出力するものである。
尚、請求項記載の再生装置は車載用オーディオ装置1、複数の再生源はCD再生部11、DVD再生部12、ラジオチューナ部13及びナビゲーション装置7に、再生信号選択手段はスピーカ出力切替部14及びヘッドホン出力切替部15、スピーカ手段はスピーカ5、ヘッドホン手段はヘッドホン6、制御手段はマイコン21、割込み検出手段は割込み検出部19に相当するものである。
次に本実施の形態を示す車載用オーディオ装置1の動作について説明する。図3は本実施の形態に関わる割込み音響出力処理に関わるマイコン21の処理動作を示すフローチャートである。
図3に示す割込み音響出力処理とは、例えばラジオチューナ部13による交通情報の受信開始やナビゲーション装置7による音声の経路案内情報の発生等を示す割込み信号を検出すると、リアスピーカ5Bやヘッドホン6にて音響出力中の再生信号を切り替えることなく、フロントスピーカ5Aに割込み信号に関わる再生信号、例えば交通情報や経路案内情報等を割込み音響出力させる処理である。
図3に示すマイコン21は、割込み検出部19を通じて、例えば交通情報の受信開始を示す割込み信号を検出したか否かを判定する(ステップS11)。
マイコン21は、割込み信号を検出すると、現在のシステム設定モードがデュアルモードであるか否かを判定する(ステップS12)。尚、説明の便宜上、ここでのデュアルモードは、例えばスピーカ出力をCDモード、ヘッドホン出力をDVDモードとし、スピーカ5からはCD再生部11の再生信号が音響出力され、ヘッドホン6からはDVD再生部12の再生信号が音響出力されているものとする。
マイコン21は、デュアルモード中であると判定されると、スピーカ出力切替部14にて選択中の再生信号に関わる現在の再生モード、例えばCDモードをメモリ部20に一時記憶する(ステップS13)。
マイコン21は、ヘッドホン出力切替部15にてヘッドホン6の音響出力をDVDモードの再生信号に選択保持し、スピーカ出力切替部14にてリアスピーカ5Bの音響出力をCDモードの再生信号に選択保持したまま、スピーカ出力切替部14にてフロントスピーカ5Aの音響出力を割込みモード、すなわち交通情報(ラジオチューナ部13)側に設定する(ステップS14)。
マイコン21は、スピーカ出力切替部14にてフロントスピーカ5Aに音響出力させる、割込み信号に関わる再生信号、すなわち交通情報を、スピーカ出力用アンプ16を通じて所定の音響処理を実行した後、この所定の音響処理を施した交通情報をフロントスピーカ5Aに割込み音響出力させる(ステップS15)。尚、この際、フロントスピーカ5Aでは交通情報、リアスピーカ5BではCD再生部11からの再生信号、ヘッドホン6ではDVD再生部12からの再生信号を音響出力することになる。また、ステップS15の所定の音響処理とは、受聴者が聞き取りやすい、最適な音量及び音質を得るための信号処理に相当するものである。
マイコン21は、割込み信号に関わる再生信号、すなわち交通情報の割込み音響出力が完了したか否かを判定する(ステップS16)。
マイコン21は、割込み信号に関わる再生信号の割込み音響出力が完了したのであれば、メモリ部20に一時記憶したフロントスピーカ5Aの再生モードに戻すべく、すなわちCDモードの再生信号をフロントスピーカ5Aに音響出力すべく、スピーカ出力切替部14を制御し(ステップS17)、フロントスピーカ5Aの音響出力を、割込み直前の再生モードに戻すことで、この割込み音響出力処理に関わる処理動作を終了する。
また、マイコン21は、ステップS12にてデュアルモード中でないと判定されると、シングルモードであるものと判断し、スピーカ出力切替部14にて選択中の再生モード、すなわちCDモードをメモリ部20に一時記憶する(ステップS18)。
マイコン21は、選択中の再生モードをメモリ部21に一時記憶した後、スピーカ出力の内、リアスピーカ5Bにて音響出力中の再生モード(CDモード)を選択保持したまま、フロントスピーカ5Aにて割込み信号に関わる再生信号、すなわち交通情報を音響出力すべく、スピーカ出力切替部14を制御し(ステップS19)、フロントスピーカ5Aに交通情報を割込み音響出力させるべく、ステップS15に移行する。
また、マイコン21は、ステップS11にて割込み信号を検出したのでなければ、デュアルモード若しくはシングルモードに関係なく、通常通り、スピーカ出力切替部14若しくはヘッドホン出力切替部15にて選択中の再生信号をスピーカ5若しくはヘッドホン6に音響出力させる通常再生を実行し(ステップS20)、この割込み音響出力処理に関わる処理動作を終了する。
本実施の形態によれば、デュアルモード中に、例えば交通情報の受信開始を示す割込み信号を検出すると、ヘッドホン出力切替部15にて現在選択中の再生信号に関わるヘッドホン6への音響出力及び、スピーカ出力切替部14にて現在選択中の再生信号に関わるリアスピーカ5Bへの音響出力を保持したまま、スピーカ出力切替部14にて割込み信号に関わる再生信号、例えば交通情報をフロントスピーカ5Aにのみ音響出力させるようにしたので、ヘッドホン6やリアスピーカ5Bへの音響出力に影響を与えることなく、フロントスピーカ5Aにのみ割込み信号に関わる交通情報等の再生信号を音響出力することで、複雑な制御を要することなく、ヘッドホン6及びスピーカ5で異なる再生信号を音響出力するデュアルメディア機能に対応した、割込み信号に関わる交通情報等の再生信号の割込み音響出力を実現することができる。
本実施の形態によれば、ヘッドホン6及びリアスピーカ5Bに夫々異なる再生信号の音響出力を保持したまま、割込み信号に関わる再生信号、例えば交通情報をフロントスピーカ5Aにのみ音響出力させる場合、この割込み信号に関わる再生信号に所定の音響処理を施し、この音響処理を施した再生信号をフロントスピーカ5Aに音響出力させるようにしたので、所定の音量や音質で、交通情報等の再生信号をユーザに提供することができる。
尚、上記実施の形態においては、交通情報等の割込み信号を検出すると、フロントスピーカ5Aにのみ割込み信号に関わる交通情報等を割込み音響出力させるようにしたが、例えばフロントスピーカ5Aの内、運転席側のフロントスピーカ5Aにのみ交通情報等を割込み音響出力させるような構成としても、同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、上記実施の形態においては、割込み信号に関わる再生信号として、ラジオチューナ部13のFM多重放送に関わる交通情報を例にあげて説明したが、例えば交通情報に限らず、割込み音響出力の情報要素を備えた、例えば緊急災害情報等の情報や、例えばナビゲーション装置7の音声による経路案内情報であっても同様の効果が得られることは言うまでもない。
また、上記実施の形態においては、ヘッドホン6及びスピーカ5にて異なる再生信号を夫々音響出力させるデュアルメディア機能を例にあげて説明したが、例えば後部座席用表示部及び前部座席用表示部を配置し、これら後部座席用表示部及び前部座席用表示部にて異なる再生信号(映像信号)を夫々映像出力させるシステムであっても同様であり、例えば後部座席用表示部にてDVDの映像出力、前部座席用表示部にテレビの映像出力している間に、ナビゲーション装置7からの割込み信号を検出すると、後部座席用表示部のDVD映像出力に影響を与えることなく、前部座席用表示部にナビゲーション装置7からの割込み信号に関わる経路案内映像を割込み映像出力させるようにしてもよく、同様の効果が得られることは言うまでもない。
本発明は、複数の再生源から異なる再生信号をヘッドホン及びスピーカに夫々音響出力するデュアルメディア機能を備え、例えば交通情報の受信開始を示す割込み信号に応じて交通情報を割込み音響出力する機能を備えた車載用オーディオ装置に有用であり、交通情報等の割込み信号が発生したとしても、ヘッドホンの音響出力に影響を与えることなく、スピーカにのみ交通情報を割込み音響出力することができる。
1 車載用オーディオ装置(再生装置)
2A 再生源
5 スピーカ(スピーカ手段)
6 ヘッドホン(ヘッドホン手段)
7 ナビゲーション装置(再生源)
11 CD再生部(再生源)
12 DVD再生部(再生源)
13 ラジオチューナ部(再生源)
14 スピーカ出力切替部(再生信号選択手段)
15 ヘッドホン出力切替部(再生信号選択手段)
19 割込み検出部(割込み検出手段)
21 マイコン(制御手段)
2A 再生源
5 スピーカ(スピーカ手段)
6 ヘッドホン(ヘッドホン手段)
7 ナビゲーション装置(再生源)
11 CD再生部(再生源)
12 DVD再生部(再生源)
13 ラジオチューナ部(再生源)
14 スピーカ出力切替部(再生信号選択手段)
15 ヘッドホン出力切替部(再生信号選択手段)
19 割込み検出部(割込み検出手段)
21 マイコン(制御手段)
Claims (4)
- 複数の再生源と、これら複数の再生源からの再生信号の内、任意の再生源からの再生信号を選択する再生信号選択手段と、この再生信号選択手段にて選択した再生信号をスピーカ手段及びヘッドホン手段に再生出力させる制御手段とを有する再生装置であって、
前記複数の再生源の内、所定の再生源からの割込み信号を検出する割込み検出手段を有し、
前記制御手段は、
前記割込み検出手段にて前記割込み信号を検出すると、前記再生信号選択手段にて選択中の再生信号に関わる前記ヘッドホン手段への再生出力を保持しながら、前記再生信号選択手段にて前記割込み信号に関わる再生信号を選択し、この再生信号を前記スピーカ手段にのみ再生出力させることを特徴とする再生装置。 - 複数の再生源と、これら複数の再生源からの再生信号の内、少なくとも二以上の異なる再生信号を同時選択可能とする再生信号選択手段と、この再生信号選択手段にて同時選択中の異なる再生信号の内、一の再生信号をスピーカ手段に再生出力させながら、このスピーカ手段にて再生出力中の再生信号とは異なる再生信号をヘッドホン手段に再生出力させる制御手段とを有する再生装置であって、
前記複数の再生源の内、所定の再生源からの割込み信号を検出する割込み検出手段を有し、
前記制御手段は、
前記割込み検出手段にて前記割込み信号を検出すると、前記再生信号選択手段にて選択中の再生信号に関わる前記ヘッドホン手段への再生出力を保持しながら、前記再生信号選択手段にて前記割込み信号に関わる再生信号を選択し、この再生信号を前記スピーカ手段にのみ再生出力させることを特徴とする再生装置。 - 前記制御手段は、
前記割込み検出手段にて前記割込み信号を検出すると、前記再生信号選択手段にて前記割込み信号に関わる再生信号を選択し、この再生信号に所定の音響処理を施し、この所定の音響処理を施した再生信号を前記スピーカ手段にのみ再生出力させることを特徴とする請求項1又は2記載の再生装置。 - 前記制御手段は、
前記割込み検出手段にて前記割込み信号を検出すると、前記再生信号選択手段にて前記割込み信号に関わる再生信号を選択し、この再生信号を前記スピーカ手段内の複数のスピーカの内、所定スピーカにのみ再生出力させることを特徴とする請求項1、2又は3記載の再生装置。
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2003
- 2003-10-21 JP JP2003360470A patent/JP2005130006A/ja active Pending
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