JP2005129263A - 燃料電池システム - Google Patents

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Abstract

【課題】燃料電池システムの純水タンクについて、部品点数の削減、レイアウト設計の自由度を増し、且つ部品の組み付け性を向上させることを課題とする。
【解決手段】仕切り板37により分割された第1タンク5A及び第2タンク5Bをもち、且つ仕切り板37のタンク底面部に仕切りバルブ36を設けることにより純水タンク5を構成する。コントロールユニット50は、システム停止時には純水循環流路L9を通じて第1タンク5Aの純水をすべて第2タンク5Bに移し替え、システム起動時には仕切りバルブ36を開栓して第2タンク5Bに蓄えられた純水を第1タンク5Aへ導く。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料ガス及び酸化剤ガスの供給を受けて発電する燃料電池システムに関する。
燃料電池車両に搭載可能な燃料電池システムは、燃料電池スタックの水素極に燃料ガスとなる水素を、また空気極には酸化剤ガスとして空気を供給してこれらを反応させることにより発電電力を得ている。このような燃料電池システムにおいては、固体高分子電解質の加湿や燃料電池スタックの温度調整といった用途に純水を必要とする。このため、燃料電池システムは、通常、運転時に燃料電池スタックに純水を供給すると共に、この純水を回収して循環させるための純水系システムを備えている。
また、燃料電池システムにおいては、運転を停止したまま寒冷地で放置すると純水が凍結し、運転不能となるなどの事態を招来するおそれがある。
そこで、このような問題に対応するために、システム停止時に純水を通常使用する水タンクから補助タンクに移すようにすることで、凍結を免れるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−149970号公報
上記特開2000−149970号公報のシステムでは、水タンクと予備タンクとがそれぞれ別体の部品となり、また解凍した水をタンク間で移送するための配管が必要になるため、部品点数が増えることになる。また、車体内でのレイアウトが複雑になるため、レイアウト設計にも制約を受けることになる。更には、部品の組み付け性も悪くなるという課題があった。
上記目的を達成するため、本発明は、燃料ガス及び酸化剤ガスの供給を受けて発電する燃料電池スタックと、前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段と、前記燃料ガス及び酸化剤ガスを加湿する加湿手段と、前記加湿手段に供給する純水を収容する純水タンクと、前記加湿手段と前記純水タンクとの間で純水を循環させる純水循環手段と、前記各部の動作を制御する制御手段とを備えた燃料電池システムであって、前記純水タンクは、タンク本体内において仕切り板により分割された第1タンク及び第2タンクからなり、且つ前記仕切り板のタンク底面部に前記制御手段により開閉可能に制御される仕切りバルブを設けた構成とし、前記制御手段は、システム停止時には前記純水循環手段の所定流路を通じて前記第1タンクの純水をすべて前記第2タンクに移し替え、システム起動時には前記仕切りバルブを開栓して前記第2タンクに蓄えられた純水を前記第1タンクへ導くことを特徴とする。
本発明によれば、純水タンクに仕切り板を設けて第1タンク及び第2タンクを形成し、仕切り板のタンク底面部に仕切りバルブを設けた構成としたため、各タンクを一体化することができ、解凍した水をタンク間で移送するための配管も不要になる。このため、水タンクと予備タンクとをそれぞれ別体の部品として構成した従来例に比べて部品点数を減らすことができる。また、車体内でのレイアウトも容易になるため、レイアウト設計の自由度が増すことになる。更には、部品の組み付け性も向上する。
以下、本発明に係わる燃料電池システムを実施するための最良の形態を示す実施例として、本発明を燃料電池自動車に適用した場合の実施例を図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施例に係わる燃料電池システムの構成を示すブロック図である。燃料電池システム100は、燃料ガス及び酸化剤ガスが供給されることにより発電する燃料電池スタック1を備えている。この燃料電池スタック1は、例えば、固体高分子電解質膜を挟んで空気極と水素極とを対向配置した燃料電池セル構造体をセパレータで挟持し、これを複数積層して構成されている。本実施例では、燃料電池スタック1で発電反応を発生させるための燃料ガスとして水素ガスを水素極に供給するとともに、酸化剤ガスとして酸素を含む空気を空気極に供給する燃料電池システムについて説明する。
燃料電池システム100では、燃料電池スタック1及び燃焼器3に空気を供給する空気系、燃料電池スタック1に水素ガスを供給して燃料電池スタック1から排出された水素ガスを燃焼器3に導く水素ガス系、燃料電池スタック1に供給する空気及び水素ガスを加湿するための純水を循環させる加湿用純水系、燃料電池スタック1の温度調整をする冷却水を循環させる冷却水系を備える。この燃料電池システム100では、燃料電池スタック1の発電を制御するに際して、空気、水素ガス、純水、冷却水の各流体の流量及び圧力をコントロールユニット50からの制御信号により制御する。コントロールユニット50(制御手段)には、システム各部(温度計、水位計など)からのセンサ信号が入力される。なお、図示していないが、燃料電池システム100が搭載される車体の所定箇所には、温度検出手段としての外気温度計43が設けられている。
空気系は、空気供給流路L1に、空気コンプレッサ6、空気を加湿器・燃焼器側に切り替えるための三方弁21、及び加湿器(加湿手段)2が設けられて構成されている。また、燃料電池スタック1の空気排出側の空気排出流路L2に、スタック下流空気調圧弁32が設けられ、空気供給流路L3に、三方弁21、燃焼器側空気調圧弁23が設けられて構成されている。この空気系は、燃料電池システム100の通常運転時において、コントロールユニット50からの制御信号により空気コンプレッサ6の回転数やスタック下流空気調圧弁32の開度が調整されることで、燃料電池スタック1に供給する空気流量及び空気圧力が調整される。
また、通常運転時には、空気コンプレッサ6により外気を取り込んで加湿器2に空気を導き、加湿した状態の空気を燃料電池スタック1に供給し、解凍時には、空気コンプレッサ6により取り込んだ空気を燃焼器3へ導くように制御される。
更に、空気系には、空気供給流路L1から分岐した加湿器2のバイパスラインであって、システム停止時に燃料電池スタック1内に残留した凝縮水をパージ(排除)するための凝縮水パージ流路L4と、システム停止時に純水系の流路内に残留した純水をパージし、またシステム起動時に純水系の流路を解凍するための純水パージ流路L5とが設けられている。このうち、凝縮水パージ流路L4には空気コンプレッサ6からのドライ空気を燃料電池スタック1へ導入するバルブ30が、また純水パージ流路L5には空気コンプレッサ6からのドライ空気を純水系の流路へ導入するためのバルブ31が設けられている。
これら空気系は、燃料電池システム100の起動時及び停止時において、三方弁21、バルブ30及び31の動作がコントロールユニット50からの制御信号により制御される。
上記空気供給流路L1、空気排出流路L2、空気供給流路L3、凝縮水パージ流路L4、及び純水パージ流路L5は、本実施例における酸化剤ガス供給手段を構成する。
水素ガス系は、水素供給流路L6に、水素タンク45、水素ヒータ12、水素を加湿器・燃焼器側に切り替えるための三方弁22、水素調圧弁25及び加湿器2が設けられて構成されている。この水素ガス系は、燃料電池システム100の通常運転時において、水素タンク45に貯蔵した水素を水素ガスとして燃料電池スタック1に導く。このとき、水素ガス系は、コントロールユニット50からの制御信号により水素調圧弁25の開度が調整されることで、水素圧力及び水素流量が調整される。
また、この水素ガス系は、燃料電池スタック1の水素排出側に、燃料電池スタック1から排出された水素ガスを燃料電池スタック1に戻す水素循環流路L7と、水素ガスをパージをするための水素パージ流路L8とが設けられている。水素循環流路L7には水素循環ポンプ8が設けられ、水素パージ流路L8には水素パージ弁26、燃焼器側水素調圧弁24が設けられている。
この水素ガス系は、燃料電池システム100の起動時及び停止時において、三方弁22、燃焼器側水素調圧弁24及び水素調圧弁25の動作がコントロールユニット50からの制御信号により制御される。
上記水素供給流路L6、水素循環流路L7、及び水素パージ流路L8は、本実施例における燃料ガス供給手段を構成する。
純水系は、純水循環流路L9に、純水タンク5、純水ポンプ7、純水系をパージする際に交互に切り替えるバルブ27、28、純水タンク5への戻り流路を切り替えるための三方弁29が設けられて構成されている。また、凝縮水回収流路L10に、熱交換器4、水素ヒータ12、水セパレータ10、異物フィルタ11が設けられて構成されている。
上記純水循環流路L9は、本実施例における純水循環手段を構成する。また凝縮水回収流路L10は、本実施例における凝縮水回収手段を構成する。
純水タンク5は、タンク本体内に設けられた仕切り板37により分割された第1タンク5A、第2タンク5Bからなり、仕切り板37のタンク底面には仕切りバルブ36が設けられている。このうち、第1タンク5Aは通常運転時に使用するタンクであり、水位検出手段としての水位計44が設けられている。また第2タンク5Bは停止時に純水を貯めておくタンクであり、温度検出手段としての純水タンク内温度計42が設けられている。燃料電池システム100の起動時及び停止時において、2つのタンク間に連通する仕切りバルブ36の開閉動作はコントロールユニット50からの制御信号により制御される。
純水系は、燃料電池システム100の通常運転時において、コントロールユニット50からの制御信号により純水ポンプ7の回転数が調整され、純水タンク5に収容された純水を加湿器2に送ることにより、燃料電池スタック1に供給する空気及び水素ガスを加湿している。また、通常運転時において、熱交換器4から排出した燃焼排ガスは水素ヒータ12に導かれ、熱交換により水素ガスを暖めると同時に、燃焼排ガス自身は冷やされて凝縮水となり、水セパレータ10で回収された後、異物フィルタ11を経て第1タンク5Aに集められる。
冷却水系は、冷却水循環流路L11に、冷却水ポンプ9、燃料電池スタック1、熱交換器4、純水タンク5、冷却水ラジエータバイパス三方弁35、ラジエータ46及び送風ファン47が設けられて構成されている。なお、燃料電池スタック1の出口付近の流路には、温度検出手段としての冷却水スタック出口温度計41が設けられている。冷却水(熱交換媒体)は、燃料電池スタック1の内部を通過するように構成され、スタック内部で発生する熱を冷却した冷却水は、熱交換器4において燃料排ガスとの間で熱交換された後に純水タンク5内に導かれて純水タンク5を加温し、更にラジエータ46で冷やされた後、再び燃料電池スタック1を冷却するように循環している。
この冷却水系は、燃料電池システム100の通常運転時において、コントロールユニット50からの制御信号により、冷却水ポンプ9の駆動量、冷却水ラジエータバイパス三方弁35の動作、送風ファン47の駆動量等が調整されて、冷却水ポンプ9から燃料電池スタック1に供給する冷却水の温度が適正な値に調整される。
次に、燃料電池システム100のシステム起動時、システム停止時の動作をコントロールユニット50の制御内容とともに説明する。なお、システム起動、システム停止時の動作については、主要な動作についてのみ説明し、これに連動する他の動作については説明を省略する。
また、以下に説明するフローチャートは、いずれもコントロールユニット50のメインルーチンから呼び出されて実行されるサブルーチンとして構成されるものである。
最初に、燃料電池システム100のシステム停止時の動作について説明する。図2は、燃料電池システム100の停止時の動作手順を示すフローチャートである。
停止シーケンスがスタートすると、コントロールユニット50は、純水タンク5の仕切りバルブ36を閉栓し(ステップS101)、続いて、三方弁29を第2タンク5B側に切り替え(ステップS102)、すべての純水を第1タンク5Aから第2タンク5Bに移し替える(ステップS103)。次に、バルブ30を開栓し、空気コンプレッサ6から加湿器2をバイパスしたドライ空気を燃料電池スタック1に供給することにより、燃料電池スタック1内に残った凝縮水をパージする(ステップS104)。
コントロールユニット50は、パージ開始から一定時間が経過すると、バルブ30を閉栓して燃料電池スタック1へのドライ空気の供給を止め(ステップS105)、続いて、バルブ31を開栓し(ステップS106)、バルブ27、28を交互に開閉しながら、空気コンプレッサ6から加湿器2をバイパスしたドライ空気を純水循環流路L9に供給することにより、純水循環流路L9内に残った純水をパージする(ステップS107)。コントロールユニット50は、パージ開始から一定時間が経過すると、水素調圧弁25を閉栓して水素ガスの供給を止め、燃料電池システム100を停止する(ステップS108)。
次に、燃料電池システム100の起動時の動作について説明する。図3は、燃料電池システム100の起動時の動作手順を示すフローチャートである。
起動シーケンスがスタートすると、コントロールユニット50は、冷却水ポンプ9の運転を開始し(ステップS201)、続いて、純水タンク5の仕切りバルブ36を開栓する(ステップS202)。
先に説明したように、システム停止時には、すべての純水が第1タンク5Aから第2タンク5Bに移し替えられているため、システム起動時に純水が凍結していなければ、仕切りバルブ36を開栓したときに、純水は第2タンク5Bから第1タンク5A側へ流れこむことになる。
次に、コントロールユニット50は、冷却水スタック出口温度計41、純水タンク内温度計42(又は外気温度計43)で測定された温度を参照して、純水タンク5の解凍作業が必要かどうかを判断する(ステップS203)。例えば、すべての測定値(又はいずれか一つの測定値)が0℃以上なら解凍作業が不要と判断する。
ここで、解凍作業が不要と判断した場合は通常運転を開始する(ステップS204)。すなわち、起動時に純水が凍結していない場合は、ステップS202で仕切りバルブ36を開栓した瞬間に純水が第2タンク5Bから第1タンク5Aへ流れ込むため、第1タンク5Aの水位が上昇する。この水位が規定値以上であれば、加湿器2への純水の供給を開始し、燃料電池スタック1の通常運転を開始する。
一方、ステップS203で解凍作業が必要と判断した場合は、バルブ30を閉栓し、バルブ31を開栓し(ステップS205)、バルブ27、28を交互に開閉しながら、空気コンプレッサ6から加湿器2をバイパスしたドライ空気を純水循環流路L9に一定時間供給することにより、純水循環流路L9(純水ポンプ7、バルブ類を含む)内の部分凍結を解凍する(ステップS206)。続いて、三方弁21、22を燃焼器3側に切り替えて、燃焼器3の運転を開始する(ステップS207)。
燃焼器3の運転により発生した燃焼排ガスは、熱交換器4で冷却水を加熱し、この冷却水が純水タンク5内に導かれて純水タンク5を加温することにより、凍結した純水が解凍される。解凍された純水は第2タンク5Bから第1タンク5Aへ流れ込む。同時に、熱交換器4で発生した燃焼排ガスは水素ヒータ12(及び水セパレータ10)で凝縮水として回収され、第1タンク5Aに集められる。このような純水の解凍作業と凝縮水の回収により、第1タンク5Aの水位は次第に上昇する。
コントロールユニット50は、解凍により第1タンク5Aの水位が規定値以上となるまで燃焼器3の運転を継続し、第1タンク5Aの水位が規定値以上となった場合は(ステップS208でYes)、三方弁21、22を加湿器2側に切り替えて、燃焼器3の運転を停止する(ステップS209)。続いて、純水ポンプ7の運転を開始し(ステップS210)、通常運転を開始する(ステップS204)。
以上説明したように、本実施例に係わる燃料電池システム100においては、純水タンク5内に仕切り板37を設けて第1タンク5A及び第2タンク5Bを形成し、仕切り板37のタンク底面に仕切りバルブ36を設けた構成としたため、各タンクを一体化することができ、解凍した水をタンク間で移送するための配管も不要になるため、水タンクと予備タンクとをそれぞれ別体の部品として構成した従来例に比べて部品点数を減らすことができる。また、車体内でのレイアウトも容易になるため、レイアウト設計の自由度が増すことになる。更には、部品の組み付け性も向上する。
システム起動時には、燃焼器3を運転して純水タンク5の解凍を行うとともに、燃焼排ガスを凝縮水として回収するため、加湿器2へ供給するのに必要な量(規定水量)の純水を得るまでの時間が短縮され、氷点下から短時間での起動が可能となる。図4は、解凍作業時における純水タンク5の水量変化を示す特性図である。燃焼器3の運転による純水タンク5の解凍水量だけでは、規定水量に達するまでに時間がかかるが、これに燃焼排ガスからの凝縮水を加えることにより、短時間で純水タンク5の規定水量を得ることができる。
また、温かい凝縮水が第1タンク5Aに集められることにより、隣接する第2タンク5Bで凍結している純水の解凍を促進することができる。更に、ドライ空気により純水循環流路L9内を解凍するため、純水ポンプ7の運転を開始した際に、純水を効率良く加湿器2へ供給することができる。
一方、システム停止時には、ドライ空気により燃料電池スタック1内及び純水循環流路L9内をパージして、内部に残った凝縮水や純水を排除するようにしたので、燃料電池スタック1内及び純水循環流路L9内での凍結を防止することができる。
実施例に係わる燃料電池システムの構成を示すブロック図。 燃料電池システムの停止時の動作手順を示すフローチャート。 燃料電池システムの起動時の動作手順を示すフローチャート。 解凍作業時における純水タンクの水量変化を示す特性図。
符号の説明
1…燃料電池スタック
2…加湿器
3…燃焼器
4…熱交換器
5…純水タンク
5A…第1タンク
5B…第2タンク
6…空気コンプレッサ
7…純水ポンプ
8…水素循環ポンプ
9…冷却水ポンプ
10…水セパレータ
11…異物フィルタ
12…水素ヒータ
21,22…三方弁
23…燃焼器側空気調圧弁
24…燃焼器側水素調圧弁
25…水素調圧弁
26…水素パージ弁
27,30,31,36…バルブ
29…三方弁
32…スタック下流空気調圧弁
35…冷却水ラジエータバイパス三方弁
37…仕切り板
41…冷却水スタック出口温度計
42…純水タンク内温度計
43…外気温度計
44…水位計
45…水素タンク
46…ラジエータ
47…送風ファン
50…コントロールユニット
100…燃料電池システム
L1…空気供給流路
L2…空気排出流路
L3…空気供給流路
L4…凝縮水パージ流路
L5…純水パージ流路
L6…水素供給流路
L7…水素循環流路
L8…水素パージ流路
L9…純水循環流路
L10…凝縮水回収流路
L11…冷却水循環流路

Claims (7)

  1. 燃料ガス及び酸化剤ガスの供給を受けて発電する燃料電池スタックと、前記燃料ガスを供給する燃料ガス供給手段と、前記酸化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段と、前記燃料ガス及び酸化剤ガスを加湿する加湿手段と、前記加湿手段に供給する純水を収容する純水タンクと、前記加湿手段と前記純水タンクとの間で純水を循環させる純水循環手段と、前記各部の動作を制御する制御手段とを備え、
    前記純水タンクは、仕切り板により分割された第1タンク及び第2タンクからなり、且つ前記仕切り板のタンク底面部に仕切りバルブが設けられ、
    前記制御手段は、システム停止時には前記純水循環手段を通じて前記第1タンクから前記第2タンクに純水を移し替え、システム起動時には前記仕切りバルブを開栓して前記第2タンクから前記第1タンクへ純水を導くことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記燃料ガス及び酸化剤ガスの供給を受けて燃焼排ガスを発生する燃焼器と、前記燃焼排ガスと熱交換媒体との間で熱交換を行い前記熱交換媒体を温める熱交換器とを備え、
    前記制御手段は、システム起動時に前記燃焼器に前記燃料ガス及び酸化剤ガスを供給して運転を開始し、前記熱交換器で温められた熱交換媒体で前記純水タンクを加温することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記燃焼器で生じた燃焼排ガスと前記燃料ガス供給手段から供給された燃料ガスとの間で熱交換を行い、この熱交換により生じた凝縮水を回収する凝縮水回収手段を備え、
    前記凝縮水回収手段により回収された凝縮水を前記第1タンクに蓄えることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. システム内の所定箇所の温度を検出する温度検出手段と、前記第1タンクの水位を検出する水位検出手段とを備え、
    前記制御手段は、システム起動時に前記仕切りバルブを開栓して前記第2タンクから前記第1タンクへ純水を導くとともに、前記温度検出手段で検出された温度が前記純水タンクに収容された純水の解凍作業を必要とする温度であるときは、前記燃焼器の運転を開始して前記純水タンクを加温し、前記水位検出手段で検出された水位が規定値以上となったときは前記燃焼器の運転を停止し、且つ前記加湿手段に前記燃料ガスと前記酸化剤ガスとを供給するとともに、前記純水循環手段から純水を供給することにより、前記燃料電池スタックの通常運転を開始することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記制御手段は、システム起動時に前記温度検出手段で検出された温度が前記純水タンクに収容された純水の解凍作業を必要とする温度であるときは、前記純水循環手段に前記加湿手段を経由しない酸化剤ガスを一定時間供給して前記純水循環手段の流路を解凍することを特徴とする請求項4に記載の燃料電池システム。
  6. 前記制御手段は、システム停止時に前記仕切りバルブを閉栓して前記純水循環手段の所定流路を通じて前記第1タンクから前記第2タンクに純水を移し替えるとともに、前記燃料電池スタックに前記加湿手段を経由しない酸化剤ガスを一定時間供給することにより、前記燃料電池スタック内に残留した凝縮水を排除することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  7. 前記制御手段は、システム停止時に前記純水循環手段に前記加湿手段を経由しない酸化剤ガスを一定時間供給して前記純水循環手段の流路に残留した純水を排除することを特徴とする請求項6に記載の燃料電池システム。
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