JP2005128584A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 帯電ローラクリーニング部材と感光体クリーニング部材を共に往復移動させる機構を比較的簡単な構成にして、安価に製作できるようにする。
【解決手段】 クリーニングブレード2にカム機構10の第1転接コロ11をブレード保持部材13及び支軸18を介して、また帯電ローラクリーニング部材4に第2転接コロ12をクリーニング保持部材14を介してそれぞれ取り付ける。さらに、その第1転接コロ11と第2転接コロ12にそれぞれ接して、それらの転接コロを帯電ローラ3の軸線方向に往復移動させるカム機構10のカム部16を形成した1つのカム部材15を設ける。そうすれば、1つのカム部材15だけで、クリーニングブレード2と帯電ローラクリーニング部材4とを往復移動させることができるので、その分安価にできる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、感光体の表面をクリーニングする感光体クリーニング部材と、帯電ローラの表面をクリーニングする帯電ローラクリーニング部材とを備え、それらが共に帯電ローラの軸線方向に往復移動可能な画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置には、感光体の表面を帯電する帯電装置が設けられているが、近年この帯電装置として、コロナ放電方式のものから帯電ローラを感光体の表面に接触させた状態で帯電を行なう接触帯電方式の帯電装置が、オゾンの発生が少ない等の利点があることから、多く使用されるようになってきている。
このような接触帯電方式の帯電装置は、帯電ローラが感光体に接触した状態で帯電が行なわれるため、感光体上の画像を転写紙に転写した後に感光体上に残った残留トナーが帯電ローラに付着することによって帯電不良を起こす恐れがある。
そこで、このように帯電ローラを感光体に接触させた状態で帯電を行なう接触帯電方式の帯電装置では、例えばスポンジ等からなる帯電ローラクリーニング部材を帯電ローラの表面に適量食い込ませるように接触させ、それによって帯電ローラが回転したときにその表面を帯電ローラクリーニング部材で摺擦して、その表面に付着したトナーや紙粉等の付着物(異物)を除去するようにしている(例えば特開平2−272594号公報参照)。
ところが、このように帯電ローラの表面をクリーニングする帯電ローラクリーニング部材を備えていても、その帯電ローラと帯電ローラクリーニング部材との間の同じ位置にトナーが連続的に付着したり、トナーのかたまり等の異物が入り込んでしまったときには、その部分に対応して帯電ローラの表面が局部的に異常摩耗を起こしてしまうことがある。
そこで、このような帯電ローラクリーニング部材を備えた帯電装置では、その帯電ローラクリーニング部材を帯電ローラの長手方向に往復移動可能にしたりしている。
例えば、特許文献1に記載されている画像形成装置では、帯電ローラクリーニング部材を、その帯電ローラクリーニング部材の長手方向にホルダを介して往復移動可能に保持し、そのホルダの一端部に形成したカムフォロアを感光体のフランジ部に全周に亘って連続させて形成した溝カムに係合させ、感光体が1回転するごとに帯電ローラクリーニング部材が1往復するようにしている。
特開平7−110618号公報
しかしながら、このように帯電ローラの表面を帯電ローラクリーニング部材によりクリーニングしても、トナーや紙粉等は感光体とその表面をクリーニングする感光体クリーニング部材との間にもかみ込まれて、それらが固着してしまうことがあるので、それを防止するためには感光体クリーニング部材も帯電ローラクリーニング部材と同様に、感光体の長手方向に往復移動させる必要があった。
このように、残留トナーや紙粉等により問題が発生しないようにするためには、帯電ローラクリーニング部材と感光体クリーニング部材の両方をそれぞれ往復移動させる機構を設ける必要があったので、それだけ装置が複雑になってしまうと共にコストアップにもなってしまうという問題点があった。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、帯電ローラクリーニング部材と感光体クリーニング部材を共に往復移動させる機構を比較的簡単な構成にすることにより、安価に製作できるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、感光体と、その感光体の表面をクリーニングする感光体クリーニング部材と、感光体に接触した状態でその感光体を帯電する帯電ローラと、その帯電ローラの表面をクリーニングする帯電ローラクリーニング部材とを備え、感光体クリーニング部材と帯電ローラクリーニング部材とが共に帯電ローラの軸線方向に往復移動可能に設けられている画像形成装置を、次のように構成する。
すなわち、上記感光体クリーニング部材にカム機構の第1の従節を、帯電ローラクリーニング部材にカム機構の第2の従節をそれぞれ直接あるいは中間部材を介して取り付け、その第1の従節と第2の従節にそれぞれ接してその第1の従節と第2の従節を上記軸線方向に往復移動させるカム機構の原節を形成した1つのカム部材を設けて画像形成装置を構成する。
この画像形成装置によれば、カム機構の1つのカム部材だけで、そのカム部材に形成されている原節に接している第1の従節と第2の従節を帯電ローラの軸線方向にそれぞれ往復移動させるので、感光体クリーニング部材と帯電ローラクリーニング部材とをそれぞれ別の機構で帯電ローラの軸線方向に往復移動させる場合に比べて構成を簡単にすることができるので、その分安価にすることができる。
また、上記カム部材の基部が略円板状に形成されていて、その円板状に形成された平面上に上記第1の従節と第2の従節にそれぞれ接する山部と谷部を有する上記原節が形成され、その原節の周方向で異なる位置に第1の従節と第2の従節がそれぞれ接触しているようにするとよい。
このようにすれば、カム部材を樹脂による成形で簡単に製作することができるので、安価になる。
さらに、上記カム機構の第1の従節を上記原節に押し当てる第1のバネと、第2の従節を上記原節に押し当てる第2のバネとを設け、その第1のバネと第2のバネの付勢力を異ならせるようにするとよい。
このようにすれば、第1のバネと第2のバネの付勢力が異なるので、その付勢力が強い側のバネによって原節に押し当てられる側の従節は、原節の山部と谷部に沿って移動をするが、付勢力が弱い側のバネによって原節に押し当てられる側の従節は、原節の山部から谷部に移動する間にバネの付勢力が弱い分だけ原節の面に沿わずに、その面から浮いて移動する部分ができる。
したがって、原節の形状を変更しなくても、第1のバネと第2のバネの付勢力を変えることによって、その第1の従節と第2の従節の往復移動の速さを任意に変えることができる。
また、上記カム機構の原節を1つとし、その1つの原節に第1の従節と第2の従節を共に接触させるようにするとよい。
そうすれば、カム機構のカム部材の形状が簡単になるため、製作がより容易になると共に安価になる。
さらに、上記カム機構の原節を、第1の従節と接する第1の原節と、第2の従節と接する第2の原節とで構成し、その第1の原節と第2の原節の形状を異ならせるようにしてもよい。
このようにすれば、第1の原節と第2の原節の形状を、第1の従節及び第2の従節を共に理想的な移動速度で移動させることができる最適な形状にすることができる。
また、上記カム機構の原節を、第1の従節と接する第1の原節と、第2の従節と接する第2の原節とで構成し、その第1の原節の山部及び谷部の周方向の位相と第2の原節の山部及び谷部の周方向の位相とを異ならせるようにするとよい。
そうすれば、カム部材の周方向の位相が同じ位置で、第1の従節が第1の原節の山部から谷部に移動したときに、それと同時に第2の従節が第2の原節の山部から谷部に移動するようなことがないので、カム部材の周方向の略同じ位置に、同時に第1の従節と第2の従節からの衝撃が加えられるようなことがない。したがって、カム部材を保持する部分のガタつきを抑えて、寿命を延ばすことができる。
さらに、上記第1の原節と第2の原節を、第1の従節と第2の従節の周期が異なるように形成するとよい。
そうすれば、帯電ローラクリーニング部材を往復移動させる第2の従節を1往復させる間に、それよりも多く感光体クリーニング部材を往復移動させる第1の従節を移動させることができるので、それらの周期をそれぞれ理想的なものに設定することにより、帯電ローラの局部的な異常摩耗を防止することができると共に、トナーや紙粉が感光体と感光体クリーニング部材との間にかみ込まれて固着してしまうのも防止することができる。
この発明によれば、帯電ローラクリーニング部材と感光体クリーニング部材を、1つのカム部材を使用した比較的簡単な構成のカム機構により往復移動させることができるので、構成が簡単な分だけ安価に製作することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明の一実施形態例である画像形成装置の感光体及び帯電ローラをそれぞれクリーニングする部分の構成を示す平面図、図2は同じくその画像形成装置の作像部を示す概略構成図である。
この画像形成装置は、図1に示すように、ドラム状の感光体1と、その感光体1の表面をクリーニングする感光体クリーニング部材であるクリーニングブレード2と、感光体1に接触した状態でその感光体1を帯電する帯電ローラ3と、その帯電ローラ3の表面をクリーニングする帯電ローラクリーニング部材4とを備えており、そのクリーニングブレード2と帯電ローラクリーニング部材4とが共に帯電ローラ3の軸線方向(矢示A方向)に往復移動可能に設けられている。
そして、この画像形成装置は、クリーニングブレード2にカム機構10の第1の従節となる第1転接コロ11を中間部材であるブレード保持部材13及び支軸18を介して取り付けると共に、帯電ローラクリーニング部材4にカム機構10の第2の従節となる第2転接コロ12を中間部材であるクリーニング保持部材14を介して取り付け、その第1転接コロ11と第2転接コロ12にそれぞれ接してその第1転接コロ11と第2転接コロ12を上記軸線方向(矢示A方向)に往復移動させるカム機構10の原節となるカム部16を形成した1つのカム部材15を、カム支軸17を中心に回転可能に設けている。
帯電ローラ3は、金属性の芯金6の両端部を除く外周に、吸湿性が小さく、抵抗値が安定している導電性ゴム7を装着したものであり、その導電性ゴム7の表面を感光体1の表面に常時圧接させて従動回転可能な状態にあって、芯金6に高電圧が印加されることによって感光体1の表面を一様に帯電する。
その帯電ローラ3は、図2に示すようにユニットケース20内に収納されており、図3に示すように両端部の芯金6,6の部分が揺動アーム31,31の一端部に回転可能に支持されていて、その各揺動アーム31,31は略中央部がピン32により、ユニットケース20の両側の側板(図示せず)にそれぞれ支持されている。
そして、その両側の揺動アーム31,31は、それぞれ圧縮コイルスプリング33,33により押圧されて、矢示B方向に回動付勢されている。したがって、その各圧縮コイルスプリング33の付勢力により、帯電ローラ3が感光体1の表面に帯電に適した所定の加圧力で接している。
その両側の揺動アーム31と31の間には、板状の部材で形成したクリーニング保持部材14を矢示A方向に往復移動可能に取り付けている。
そのクリーニング保持部材14は、両端部にそれぞれ形成した平面状の支持部14a,14bに、そのクリーニング保持部材14の移動方向である矢示A方向に沿う長孔34,34を形成し、その各長孔34,34内に段付きネジ35,35を挿入し、その各段付きネジ35を揺動アーム31,31の上面に形成しているネジ孔にそれぞれ螺着している。
また、各支持部14a,14bの端縁を、揺動アーム31,31の一端に形成した係合爪部31a,31aに緩く係合させている。したがって、クリーニング保持部材14は、長孔34内を段付きネジ35の移動が許容される範囲内において矢示A方向に往復移動可能になっている。
そのクリーニング保持部材14は、図1に示すように第2のバネであるバネ22により同図で左方に常に引っ張り付勢されており、それによってクリーニング保持部材14の左端部に回転自在に取り付けられている第2転接コロ12が、カム部16のカム面16aに常に押し当てられている。
そのクリーニング保持部材14の内面には、帯電ローラクリーニング部材4が例えば両面テープ等の接着剤により貼り付けてある。その帯電ローラクリーニング部材4は、例えばスポンジであり、それが図示のように常に帯電ローラ3の表面に圧接した状態にある。したがって、帯電ローラ3が回転すると、その表面が帯電ローラクリーニング部材4によりクリーニングされる。
一方、ブレード保持部材13は、図4に長手方向の一端側を示すように、端部を略直角に折り曲げて形成した軸支持部13aに支軸18を固定し、その支軸18を揺動アーム31に形成している支軸受孔31bに矢示A方向に移動自在に嵌入させている。
そして、その支軸18の先端部に、図1で説明した第1転接コロ11を回転自在に取り付けている。
ブレード保持部材13は、第1のバネであるバネ21により矢示C方向に引っ張り付勢されており、それによってそのブレード保持部材13の端部に支軸18を介して取り付けられている第1転接コロ11が、カム部16のカム面16aに押し当てられている。
なお、図4では見えないが、ブレード保持部材13の他端側の軸支持部13aにも支軸18(図1で右方側に図示)を固定し、その支軸18を揺動アーム31に同様に形成している支軸受孔31bに往復移動可能に嵌入させている。
この画像形成装置の作像部には、図2に示すように感光体1の回りに、帯電ローラ3と、感光体1上にレーザ光Lを照射することにより静電潜像を形成する図示しない露光装置と、その静電潜像を顕像化してトナー像とする現像装置5と、その現像装置5により形成されたトナー像を転写紙Pに転写する転写ベルト8と、そのトナー像を転写紙Pに転写した後に感光体1上に残った残留トナーを除去するクリーニング装置9と、感光体1上の残留電荷を除電する図示しない除電ランプとが設けられている。
この画像形成装置は、感光体1が矢示E方向に回転することにより作像動作が開始される。すなわち、感光体1が矢示E方向に回転すると、その感光体1の表面が除電ランプから照射される除電光により除電され、その部分の表面電位が0〜−150Vの基準電位に平均化される。次に、帯電ローラ3に電圧が印加されることにより感光体1が帯電され、その感光体1の表面電位が−1000V前後となる。
その感光体1の帯電面には、露光装置からレーザ光Lが照射され、そのレーザ光Lが照射されることにより画像となる部分の表面電位が0〜−200Vとなる。したがって、現像装置5の現像スリーブ19上のトナーがその画像となる部分に付着する。
このようにして、感光体1上に形成されたトナー像は、感光体1が矢示E方向に回転することにより、感光体1と転写ベルト8とが接する転写位置に向けて移動されていく。
一方、図示しない給紙部から転写紙Pが給紙され、その転写紙Pはレジストローラ対23により、転写紙Pの先端部が感光体1上に形成されているトナー像の先端部と一致するタイミングで搬送され、その紙面に感光体1上のトナー像が転写される。そして、その転写紙Pは定着部へ搬送されて、熱と加圧力が加えられることによりトナー像が溶融定着され、その後で排紙トレイ等に排出される。
そして、その後に感光体1上に残った残留トナーは、クリーニング装置9のクリーニングブレード2により掻き落とされ、その後感光体1の表面は除電ランプにより除電される。以降、この作像プロセスが繰り返される。
ところで、この画像形成装置は、図1等で説明したように、クリーニングブレード2を保持するブレード保持部材13に支軸18を介して回転自在に取り付けた第1転接コロ11と、帯電ローラクリーニング部材4を保持するクリーニング保持部材14に回転自在に取り付けた第2転接コロ12とを1つのカム部材15に当接させ、そのカム部材15を回転させることによりクリーニングブレード2と帯電ローラクリーニング部材4を共に矢示A方向に往復移動可能にしている。
そのカム部材15は、詳しい形状を図5乃至図7に示すように、全体が樹脂による一体成形で形成されている。
このカム部材15は、基部15aが略円板状に形成されていて、その円板状に形成された平面上に第1転接コロ11及び第2転接コロ12(図1参照)が共に接する山部aと谷部b(図7参照)を有するカム部(原節)16を形成している。
そのカム部16に形成されている山部aと谷部bは、図7から明らかなように、周方向にそれぞれ180゜間隔で2箇所ずつ形成してある。
したがって、このカム部16のカム面16aに第1転接コロ11と第2転接コロ12が接することにより往復移動されるクリーニングブレード2と帯電ローラクリーニング部材4は、共にカム部材15が1回転する間に2往復する。
このように、この画像形成装置は、1つのカム部材15だけで、そのカム面16aに転接している第1転接コロ11と第2転接コロ12を介してクリーニングブレード2と帯電ローラクリーニング部材4を帯電ローラ3の軸線方向(矢示A方向)にそれぞれ往復移動させるので、クリーニングブレード2と帯電ローラクリーニング部材4とをそれぞれ別の機構で往復移動させる場合に比べて構成を簡単にすることができるため、その分安価にすることができる。
また、この実施の形態では、第1転接コロ11と第2転接コロ12のカム部材15のカム面16aに対する接触(当接)位置を、図8に示すように周方向にある程度離した位置にしている。
したがって、カム面16aには第1転接コロ11と第2転接コロ12を介してバネ21と22(図1)の付勢力が常に作用するが、その2つのバネ21と22の付勢力がカム面16aのある程度離れた2箇所に分かれて作用するので、それらが1箇所に集中した場合に比べてカム支軸17のカム部材15を支持する部分に加わる曲げ応力が分散されるので、ガタが発生しにくい。
ところで、図1に示したように第1転接コロ11はバネ21の付勢力により、第2転接コロ12はバネ22の付勢力によりカム部材15のカム面16aに押し当てられているため、カム部材15が回転しているときには第1転接コロ11は図9にその移動時の軌跡を示すように、第1転接コロ11はカム面16aの山部aから谷部bに向かうときでも、通常はカム面16aに追従して、そのカム面16aに接触した状態で移動する。
したがって、そのカム部16の上面となるカム面16aの山部aから谷部bに向かう急勾配に対応した速い速度でクリーニングブレード2を感光体1の長手方向に急激に移動させることができるので、トナーや紙粉等の異物が感光体1とクリーニングブレード2との間にかみ込まれたときに生じるそれら異物の固着を防止することができる。
同様に、帯電ローラクリーニング部材4も、カム面16aの山部aから谷部bに向かう急勾配に対応した速い速度で、帯電ローラ3の軸線方向に急激に移動する。
ところで、帯電ローラクリーニング部材4を帯電ローラ3の軸線方向に往復移動させるのは、その帯電ローラ3と帯電ローラクリーニング部材4との間の同じ位置にトナーが連続的に付着したり、トナーのかたまり等の異物が入り込んでしまうと、それに対応して帯電ローラ3の表面が局部的に異常摩耗を起こしやすいので、それを防止するためである。
そのため、この帯電ローラクリーニング部材4の往復移動は、クリーニングブレード2のように急激な移動によりショックを与える必要はなく、むしろゆっくりと往復移動させるようにした方が好ましい。
しかしながら、この実施の形態のように、クリーニングブレード2と帯電ローラクリーニング部材4の往復移動を共通のカム部16のカム面16aで行なうようにしている場合には、当然のことながら通常はクリーニングブレード2と帯電ローラクリーニング部材4の往復移動の速さは全く同一になってしまう。
ところが、例えば図1に示したバネ21の付勢力よりもバネ22の付勢力を弱くし、次の関係式が成り立つようにすれば、第2転接コロ12がカム面16aの図7に示す山部aから谷部bに向かう時の帯電ローラクリーニング部材4の移動の速さを、第1転接コロ11がカム面16aの山部aから谷部bに向かう時のクリーニングブレード2の移動の速さよりも遅くすることができる。
「バネ21の付勢力−感光体とクリーニングブレードとの摩擦力」>「バネ22の付勢力−帯電ローラと帯電ローラクリーニング部材との摩擦力」
すなわち、バネ21とバネ22の付勢力を異ならせても、その付勢力の強い側のバネ21によって第1転接コロ11はカム面16aに押し当てられているので、図9に示したように第1転接コロ11はカム面16aにバネ21の付勢力により押し当てられながら山部aから谷部bに移動する。
しかしながら、付勢力が弱い側のバネ22によってカム面16aに押し当てられる第2転接コロ12は、図10に示すように山部aから谷部bに移動する間にバネ22の付勢力が弱い分だけカム面16aに沿わずに、そのカム面16aから浮いた状態で移動する部分cができる。
したがって、このように1つのカム面16aであっても、図1に示したクリーニングブレード2の移動の速さと帯電ローラクリーニング部材4の移動の速さ(図で左方へ戻るときの速さ)を任意に変えることができる。
このように、カム面16aが1つだけのカム部材15を使用して、クリーニングブレード2と帯電ローラクリーニング部材4とを共に往復移動させるようにすれば、そのカム部材15の形状が簡単になるだけ樹脂成形用の金型製作が容易になるため安価になる。
図11は異なる形状のカム部材の実施の形態を示す図5と同様な平面図、図12はその図11のG−G線に沿う断面図、図13は同じくそのカム部材のカム面の高さをカム部の周方向の位置に対応させて示した線図である。
このカム部材45は、カム機構の原節となるカム部を、第1転接コロ11(図1)と接する第1のカム部51と、第2転接コロ12と接する第2のカム部52とで構成するようにした点が図5乃至図7で説明したカム部材15と異なる。
そのカム部材45は、図13から明らかなように、第1のカム部51のカム面51aの山部a1 と谷部b1 と、第2のカム部52のカム面52aの山部a2 と谷部b2 のカム部材45の周方向の位置(位相)を異ならせると共に、カム面51aとカム面52a(略sinカーブ)の高さも図示のように異ならせている。
このように、カム部材45に、第1のカム部51と第2のカム部52の2つのカム部を形成するようにすれば、それらのカム部のカム面の形状を、クリーニングブレード2及び帯電ローラクリーニング部材4を共に理想的な移動速度で移動させることができる最適なものにすることができる。
なお、このようにカム部材に2個のカム部を形成するようにしたときには、図13に示したように第1のカム面51aの山部a1 及び谷部b1 の周方向の位相と第2のカム面52aの山部a2 及び谷部b2 の周方向の位相とを異ならせるとよい。
このようにすれば、例えば第1のカム面51aと第2のカム面52aの各山部と谷部が、このカム部材45の周方向の位相が同じであったときには、第1転接コロ11が第1のカム面51aの山部a1 から谷部b1 に移動したときに、それと同時に第2転接コロ12が山部a2 から谷部b2 に移動するようになってしまうので、カム部材45の周方向の略同じ位置に、同時に第1転接コロ11と第2転接コロ12を介した衝撃が加わって、それによってカム部材51に倒れを起こさせようとする大きな力が加わってしまうが、それを防止することができる。
したがって、カム部材45を支持する部分のガタつきを抑えて、寿命を延ばすことができる。
さらに、図11乃至図13で説明したカム部材45は、図13から明らかなように、第1のカム部51のカム面51aと第2のカム部52のカム面52aの周期を異ならせている。
このようにすることにより、帯電ローラクリーニング部材4を1往復させる間にクリーニングブレード2をそれよりも多く移動させることができるので、それらの周期をそれぞれ理想的なものに設定することにより、帯電ローラ3の局部的な異常摩耗を防止することができる。
また、トナーや紙粉が感光体1とクリーニングブレード2との間にかみ込まれて固着してしまうのも防止することができる。
この発明は、感光体クリーニング部材と帯電ローラクリーニング部材とが共に帯電ローラの軸線方向に往復移動可能な画像形成装置に広く適用することができる。
この発明の一実施形態例である画像形成装置の感光体及び帯電ローラをそれぞれクリーニングする部分の構成を示す平面図である。 同じくその画像形成装置の作像部を示す概略構成図である。 同じくその画像形成装置の感光体と帯電ローラ付近を示す斜視図である。 同じくその画像形成装置に設けられているクリーニングブレードの長手方向の一端側をそれに近接する部品と共に示す斜視図である。 図1のカム部材を示す平面図である。 図5のF−F線に沿う断面図である。
図5のカム部材のカム面の高さをカム部の周方向の位置に対応させて示した線図である。 第1転接コロと第2転接コロがカム面に対して周方向にある程度離れた位置に接している様子を示す平面図である。 第1転接コロがカム面の山部から谷部に移動する際にバネの付勢力によりカム面に沿って移動する様子を示す説明図である。 第2転接コロがカム面の山部から谷部に移動する際に弱いバネの付勢力のためにカム面から一部浮いた状態で移動する様子を示す説明図である。 異なる形状のカム部材の実施の形態を示す図5と同様な平面図である。 図11のG−G線に沿う断面図である。 図11のカム部材のカム面の高さをカム部の周方向の位置に対応させて示した線図である。
符号の説明
1:感光体 2:クリーニングブレード(感光体クリーニング部材)
3:帯電ローラ 4:帯電ローラクリーニング部材 6:芯金
11:第1転接コロ 12:第2転接コロ 13:ブレード保持部材
14:クリーニング保持部材 15,45:カム部材
15a:基部 16:カム部(原節) 16a,51a,52a:カム面
17:カム支軸 21:バネ(第1のバネ) 22:バネ(第2のバネ)
51:第1のカム部 52:第2のカム部

Claims (7)

  1. 感光体と、該感光体の表面をクリーニングする感光体クリーニング部材と、前記感光体に接触した状態で該感光体を帯電する帯電ローラと、該帯電ローラの表面をクリーニングする帯電ローラクリーニング部材とを備え、前記感光体クリーニング部材と前記帯電ローラクリーニング部材とが共に前記帯電ローラの軸線方向に往復移動可能に設けられている画像形成装置において、
    前記感光体クリーニング部材にカム機構の第1の従節を、前記帯電ローラクリーニング部材にカム機構の第2の従節をそれぞれ直接あるいは中間部材を介して取り付け、その第1の従節と第2の従節にそれぞれ接して該第1の従節と第2の従節を前記軸線方向に往復移動させる前記カム機構の原節を形成した1つのカム部材を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記カム部材の基部が略円板状に形成されていて、その円板状に形成された平面上に前記第1の従節と第2の従節にそれぞれ接する山部と谷部を有する前記原節が形成され、該原節の周方向で異なる位置に前記第1の従節と第2の従節がそれぞれ接触していることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記カム機構の第1の従節を前記原節に押し当てる第1のバネと、前記第2の従節を前記原節に押し当てる第2のバネとを設け、該第1のバネと第2のバネの付勢力を異ならせるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記カム機構の原節は1つであり、その1つの原節に前記第1の従節と第2の従節を共に接触させるようにしたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記カム機構の原節は、前記第1の従節と接する第1の原節と、前記第2の従節と接する第2の原節とからなり、その第1の原節と第2の原節の形状を異ならせたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  6. 前記カム機構の原節は、前記第1の従節と接する第1の原節と、前記第2の従節と接する第2の原節とからなり、前記第1の原節の前記山部及び谷部の周方向の位相と前記第2の原節の前記山部及び谷部の周方向の位相とを異ならせたことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の原節と前記第2の原節を、前記第1の従節と前記第2の従節の周期が異なるように形成したことを特徴とする請求項5又は6記載の画像形成装置。
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