JP2005127869A - 色識別装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 労力および手間をかけずに検出すべき色の範囲を容易に設定することができる色識別装置を提供する。
【解決手段】 信号処理制御部43は、初期のティーチング処理時に、受光素子13による各波長の光ごとの受光量比率に基づいて各波長の光ごとに検出可能な設定ティーチング範囲を検出範囲として設定し、追加ティーチング処理時に、受光素子13による各波長の光ごとの受光量比率に基づいて各波長の光ごとに検出可能な設定追加ティーチング範囲を追加検出範囲として設定するとともに既に設定されている設定ティーチング範囲および設定追加ティーチング範囲を含む範囲を新たな検出範囲として設定する。また、信号処理制御部43は、排除ティーチング処理時に、受光素子13による各波長の光ごとの受光量比率に基づいて各波長の光ごとに検出すべきでない波長の範囲を設定排除ティーチング範囲として設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、色に基づいて対象物を検出するための色識別装置に関する。
対象物に3色の光を投射し、その反射光または透過光を受光することにより色に基づいて対象物を検出するために色識別装置が用いられる(例えば、特許文献1参照)。
上記色識別装置においては、対象物に赤色の光、緑色の光および青色の光を順次投射し、反射光または透過光を受光し、赤色の光、緑色の光および青色の光の受光量の総和およびこの総和に対する各色の光の受光量の比率が算出される。そして、各色の光ごとに算出された受光量の比率と、対象物に対してティーチング処理により予め設定した基準値とを比較することにより、所望の色を有する対象物を検出する。この場合、予め設定される基準値を含む許容範囲が設定される。それにより、設定された許容範囲内の色を有する対象物を検出することができる。
特開2000−121440号公報
従来の色識別装置において、対象物の検出のための許容範囲を設定する場合、対象物に3色の光を順次投射し、3色の光の受光量をそれぞれサンプリングし、3色の光の受光量の各比率を表示部に表示する。そして、作業者が表示部に表示された3色の光の受光量の各比率を確認しながら各色の光ごとに基準値およびその基準値に基づく許容範囲を設定する。
このように、従来の色識別装置においては、作業者が手動により各色の光ごとに基準値に基づく許容範囲を設定しなければならない。そのため、作業者に多大な労力および手間がかかることになる。
また、ある色の対象物を検出しないように許容範囲を設定した場合、許容範囲が作業者により正確に設定されていないために、検出されるべきでない対象物までも検出される場合が生じていた。
一方、ティーチング処理を再度行うことにより基準値に許容範囲を設定することも可能であるが、この場合、許容範囲に含むべき複数の対象物を一度に検出領域に用意する必要がある。そのため、時間的制約および空間的制約がある場合には、ティーチング処理を再度行うことは困難である。
本発明の目的は、労力および手間をかけずに検出すべき色の範囲を容易に設定することができる色識別装置を提供することである。
本発明に係る色識別装置は、検出領域に光を投射し、帰還光を受光することにより対象物を検出する色識別装置であって、異なる複数の波長を有する光を投射する光源と、各波長の光に基づく帰還光を受光する受光素子と、各波長の光ごとに受光素子により得られる受光量に基づく受光量情報を生成する情報生成手段と、初期の検出範囲設定時に、受光素子による各波長の光ごとの受光量情報に基づいて各波長の光ごとに検出可能な受光量情報の範囲を検出範囲として設定し、追加の検出範囲設定時に、受光素子による各波長の光ごとの受光量情報に基づいて各波長の光ごとに検出可能な受光量情報の範囲を追加検出範囲として設定するとともに既に設定されている検出範囲および追加検出範囲を含む範囲を新たな検出範囲として設定する検出範囲設定手段と、検出動作時に、受光素子による各波長の光ごとの受光量情報および検出範囲設定手段により各波長の光ごとに設定された検出範囲に基づいて対象物の検出状態を判定する判定手段とを備えたものである。
本発明に係る色識別装置においては、初期の検出範囲設定時には、情報生成手段により生成される受光量情報に基づいて各波長の光ごとに検出可能な受光量情報の範囲が検出範囲として自動的に設定される。また、追加の検出範囲設定時には、追加検出範囲として自動的に設定されるとともに、既に設定されている検出範囲および追加検出範囲を含む範囲が新たな検出範囲として自動的に設定される。検出動作時には、受光素子による各波長の光ごとの受光量情報および検出範囲設定手段により各波長の光ごとに設定された検出範囲に基づいて対象物の検出状態が判定される。それにより、対象物を検出するための色範囲が高精度に設定されるとともに、作業者に労力および手間がかからない。
検出範囲設定手段は、排除範囲設定時に、受光素子による各波長の光ごとの受光量情報に基づいて各波長の光ごとに検出すべきでない波長の範囲を排除範囲として設定するとともに既に設定されている検出範囲のうち排除範囲を除く範囲を新たな検出範囲として設定してもよい。
この場合、情報生成手段により生成される受光量情報に基づいて各波長の光ごとに検出すべきでない波長の範囲が排除範囲として自動的に設定されるとともに、既に設定されている検出範囲のうち排除範囲を除く範囲が新たな検出範囲として自動的に設定される。それにより、対象物を検出すべきでない色範囲を高精度かつ容易に設定することができる。
受光量情報は、複数の光の受光量の総和に対する各波長の光の受光量の比率であってもよい。この場合、光源から対象物までの距離にかかわらず正確に新たな検出範囲を設定することができる。
受光量情報は、各波長の光の受光量であってもよい。この場合、複数の光の受光量の比率が同じ値になる場合でも、所望の色を有する対象物を検出することができる。
判定手段は、検出動作時に検出範囲設定手段により新たな検出範囲が設定された場合に、設定後の検出範囲に基づいて対象物の検出状態を判定してもよい。
この場合、対象物の検出動作中に、検出範囲設定手段により新たな検出範囲を設定することができる。それにより、検出動作を中止することなく対象物の検出範囲を即座に変更することができる。
色識別装置は、検出範囲設定手段に検出範囲の設定動作を指令する1または複数のキーさらに備え、検出範囲設定手段は、1または複数のキーの操作に応答して検出範囲の設定動作を行ってもよい。
この場合、検出範囲設定手段への検出範囲の設定動作の指令が簡単なキー操作により行われる。それにより、作業者に労力および手間がかからない。
1または複数のキーの第1の操作により検出範囲設定手段に初期または追加の検出範囲設定動作が指令され、1または複数のキーの第2の操作により検出範囲設定手段に排除範囲設定動作が指令されてもよい。
この場合、初期または追加の検出範囲設定動作の指令の操作と排除範囲設定動作の指令の操作とが異なる。それにより、1または複数のキーにより初期または追加の検出範囲設定動作および排除範囲設定動作を指令することができる。
判定手段は、受光素子による複数の波長の光の全ての受光量情報が、検出範囲設定手段により設定された検出範囲内にある場合に、対象物を検出したことを示す信号を出力してもよい。
この場合、受光量情報が検出範囲内にある場合に対象物を検出したことを示す信号が出力されるので、対象物が検出されたことを認識することができる。
本発明に係る色識別装置によれば、対象物を検出するための色範囲を高精度かつ容易に設定することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本実施の形態に係る色識別装置の模式図である。
本実施の形態に係る色識別装置100は、センサへッド部10、電線ケーブル20、本体部40および出力ケーブル50を備える。本体部40は、設定入力部45および本体側表示部46を備える。なお、電線ケーブル20内部には、複数の電線が設けられている。
図1に示すように、センサへッド部10から延びる電線ケーブル20は、本体部40に接続される。本体部40から延びる出力ケーブル50は図示しない他の外部機器に接続される。
センサへッド部10には投光光学系11および受光光学系12が設けられている。投光光学系11から出射される光Lは対象物Wで反射されることにより、受光光学系12に入射する。
設定入力部45は、モードキー4d、設定キー4e、上キー4fおよび下キー4gを備える。また、本体側表示部46は、複数の出力表示灯4aおよび7セグメントLED4b,4cを備える。
モードキー4dは、使用者が動作モードを変更するために用いられる。設定キー4e、上キー4fおよび下キー4gは、後述のティーチング処理、追加ティーチング処理および排除ティーチング処理を行うときに用いられる。詳細については後述する。
出力表示灯4aは、対象物Wの検出状態(検出および非検出)を点灯および非点灯により表示する。本実施の形態では、4種類の色設定値に対応する4つの検出状態が表示される。
7セグメントLED4bは、例えば、現在の受光量または現在の一致度をほぼリアルタイムに表示する。ここで、現在の受光量は、現在の3色の発光に基づく反射光の受光量の合計である。7セグメントLED4cは、例えば、後述の受光量比率や設定値を表示する。
図2は本実施の形態に係る色識別装置100の内部構成を示すブロック図である。
色識別装置100のセンサへッド部10は、複数の投光素子42a,42b,42c、投光光学系11、受光光学系12、受光素子13および受光回路14を備える。色識別装置100の本体部40は、投光制御部41、信号処理制御部43、出力回路44、設定入力部45、本体側表示部46および記憶部47を備える。
投光制御部41はセンサヘッド部10の複数の投光素子42a,42b,42cの発光動作を制御する。具体的には、複数の投光素子42a,42b,42cの各々の発光タイミングを示す投光タイミング信号STを電線ケーブル20を通して複数の投光素子42a,42b,42cおよび信号処理制御部43に出力する。
複数の投光素子42a,42b,42cは、例えば、LED(発光ダイオード)等からなる。投光素子42a,42b,42cの各々の発光色は異なる。本実施の形態では、投光素子42aは緑色の光を出射し、投光素子42bは青色の光を出射し、投光素子42cは赤色の光を出射する。
投光光学系11および受光光学系12は、例えば、レンズ等により構成されている。複数の投光素子42a,42b,42cにより発生される光Lは、投光光学系11を通して外部に出射される。受光光学系12においては、投光光学系11により外部に出射された光Lのうち、対象物Wにより反射された光Lが入射する。
受光光学系12に入射した光Lは、受光素子13に導かれる。受光素子13は受光量に対応する受光信号S1を生成する。
受光回路14は、受光素子13により生成された受光信号S1を増幅して電線ケーブル20を通じて本体部40の信号処理制御部43へ伝送する。
信号処理制御部43は、受光信号S1に対して所定の信号処理を行い、対象物Wの検出および非検出を示す検出信号S2を出力回路44を介して外部へ出力する。信号処理制御部43は、上記所定の信号処理として、後述のティーチング処理、追加ティーチング処理、排除ティーチング処理および出力判定処理を行う。
また、信号処理制御部43は、入力される受光信号S1および使用者による設定入力部45の操作に基づいて所定の情報を本体側表示部46に表示させる。
記憶部47は、後述のティーチング処理により算出された上限設定値および下限設定値、追加ティーチング処理により算出された追加上限設定値および追加下限設定値、排除ティーチング処理により算出された排除上限設定値および排除下限設定値を記憶する。
以下、上限設定値および下限設定値により定められる範囲を設定ティーチング範囲といい、追加上限設定値および追加下限設定値により定められる範囲を設定追加ティーチング範囲といい、排除上限設定値および排除下限設定値により定められる範囲を設定排除ティーチング範囲という。また、設定ティーチング範囲および設定追加ティーチング範囲により定められる範囲を対象物Wの検出範囲とする。
次に、色識別装置100内に設けられる投光素子42a,42b,42cについて説明する。
図3は、センサヘッド部10内部における複数の投光素子42a,42b,42cの配置を示す模式的断面図である。
図3において、ホルダ9には、投光素子42a,42b,42c、投光レンズ3および2つのダイクロイックミラー5a,5bが配設されている。投光レンズ3が図2の投光光学系11を構成する。
投光素子42cはその光軸Lcが投光レンズ3の光軸Lxと平行となり、かつ、ダイクロイックミラー5a,5bによる光の屈折を考慮してややずれるように配置されている。投光素子42bはその光軸Lbが投光レンズ3の光軸Lxに対して略垂直に交差するように配置されている。投光素子42aはその光軸Laが投光レンズ3の光軸Lxに対して0度よりも大きく90度よりも小さい角度(鋭角)で交差するように配置されている。投光素子42a,42b,42cの光軸La,Lb,Lcは同一平面上に配置される。それにより、センサへッド部10そのものの薄型化が可能となる。
ダイクロイックミラー5a,5bはそれぞれ特定の波長域の光を反射し、それ以外の波長の光を透過する。本実施の形態では、ダイクロイックミラー5aは、投光素子42aの発光波長の光を反射し、それ以外の波長の光を透過する。また、ダイクロイックミラー5bは、投光素子42bの発光波長の光を反射し、それ以外の波長の光を透過する。
ダイクロイックミラー5bは、投光素子42cから出射された光を透過して投光レンズ3に導き、かつ投光素子42bから出射された光を反射して投光レンズ3に導くように配置されている。また、ダイクロイックミラー5aは、ダイクロイックミラー5bを透過した投光素子42cからの光およびダイクロイックミラー5bで反射された投光素子42bからの光を透過して投光レンズ3に導き、かつ投光素子42aから出射された光を反射して投光レンズ3に導くように配置されている。
投光素子42aからダイクロイックミラー5aまでの光路長およびダイクロイックミラー5aから投光レンズ3までの光路長の合計と、投光素子42bからダイクロイックミラー5bまでの光路長およびダイクロイックミラー5bから投光レンズ3までの光路長の合計と、投光素子42cから投光レンズ3までの光路長とは、光の波長を考慮してほぼ等しく設定されている。
投光レンズ3は、投光素子42a,42b,42cからの光を集光するように配置されている。これにより、対象物Wへ投光レンズ3により集光された光Lが出射される。
投光素子42a,42b,42cは、図2の投光制御部41により制御される発光タイミングに応じて、時分割で順に点灯される。
投光素子42aが点灯された場合には、投光素子42aから出射された緑色の光がダイクロイックミラー5aで反射され、投光レンズ3により検出領域に投射される。
投光素子42bが点灯された場合には、投光素子42bから出射された青色の光がダイクロイックミラー5bで反射され、反射された光がダイクロイックミラー5aを透過し、投光レンズ3により検出領域に投射される。
投光素子42cが点灯された場合には、投光素子42cから出射された赤色の光がダイクロイックミラー5bおよびダイクロイックミラー5aを透過し、投光レンズ3および図2の電線ケーブル20によりセンサへッド部10の投光光学系11に導かれ、投光レンズ3により検出領域に投射される。
検出領域に対象物Wが存在する場合、対象物Wから反射する光Lが受光光学系12を介して受光素子13に導かれる。受光素子13により受光される赤色の光の受光量、緑色の光の受光量および青色の光の受光量に基づいて対象物Wの色が検出される。
ここで、図2の信号処理制御部43による信号処理について説明する。
信号処理制御部43による所定の信号処理は、投光制御部41から与えられる投光タイミング信号STに基づいて行われる。
例えば、投光制御部41は、初めに投光素子42aを発光させる。この場合、他の投光素子42b,42cは発光しない。この時点において、受光素子13には緑色の光Lが入射する。受光素子13は入射される緑色の光Lを検出し、受光信号S1を生成する。
ここで、信号処理制御部43には、投光制御部41から投光素子42aを発光させる投光タイミング信号STが入力されるとともに、受光素子13により生成された受光信号S1が受光回路14から入力される。これにより、投光制御部41は、対象物Wに緑色の光Lが投射された場合の反射光の受光量を得ることができる。
続いて、投光制御部41は、投光素子42bを発光させる。この場合、他の投光素子42a,42cは発光しない。この時点において、受光素子13には青色の光Lが入射する。受光素子13は入射される青色の光Lを検出し、受光信号S1を生成する。
上記と同様に、信号処理制御部43には、投光制御部41から投光素子42bを発光させる投光タイミング信号STが入力されるとともに、受光素子13により生成された受光信号S1が受光回路14から入力される。これにより、投光制御部41は、対象物Wに青色の光Lが投射された場合の反射光の受光量を得ることができる。
さらに、投光制御部41は、投光素子42cを発光させる。この場合、他の投光素子42a,42bは発光しない。この時点において、受光素子13には赤色の光Lが入射する。受光素子13は入射される赤色の光Lを検出し、受光信号S1を生成する。
上記と同様に、信号処理制御部43には、投光制御部41から投光素子42cを発光させる投光タイミング信号STが入力されるとともに、受光素子13により生成された受光信号S1が受光回路14から入力される。これにより、投光制御部41は、対象物Wに赤色の光Lが投射された場合の反射光の受光量を得ることができる。
対象物Wから反射して得られる3色の反射光の受光量を比較すると対象物Wの色を判別することができる。これは、対象物Wに入射する光Lの波長が異なると、対象物Wから反射される光Lの光量が異なるためである。
信号処理制御部43は、受光素子13に入射される3色の受光量に基づいて、対象物Wの色を判別するため、各色についての受光量の比率を算出する。以下、この受光量の比率を受光量比率と呼ぶ。
ここで、受光量比率とは、3色の光の受光量の総和に対する各色の受光量の比率をいう。この場合、3色の光の受光量の総和が例えば1000となるように各色の受光量が正規化される。
本実施の形態においては、3色の光の全ての受光量比率が設定排除ティーチング範囲外かつ検出範囲内にあるとき対象物Wが検出されたと判定する。この場合、本実施の形態においては、3色の光の全ての受光量比率が設定排除ティーチング範囲外かつ検出範囲内にある場合に、信号処理制御部43により生成された検出信号S2が検出状態となる。
図4および図5は本実施の形態に係る色識別装置100により設定される種々のティーチング範囲を示す模式図である。
図4(a)は設定ティーチング範囲の一例を示す模式図であり、図4(b)は設定ティーチング範囲および設定追加ティーチング範囲の一例を示す模式図である。図5(a)は設定ティーチング範囲および設定排除ティーチング範囲の一例を示す模式図であり、図5(b)は設定ティーチング範囲、設定追加ティーチング範囲および設定排除ティーチング範囲の一例を示す模式図である。
図4(a)に示すように、後述のティーチング処理によって対象物Wの受光量比率のサンプリングが所定の回数行われる。それにより、対象物Wの受光量比率の最大値(max)および最小値(min)が抽出される。受光量比率の最大値および最小値により定められる範囲をティーチング基準範囲という。
ここで、本実施の形態においては、上記の受光量比率の最大値および最小値に対して、それぞれ所定の係数を乗算することにより上記ティーチング基準範囲を拡大する。それにより、対象物Wの検出に余裕を与えている。このティーチング基準範囲が拡大されることにより得られる範囲が設定ティーチング範囲Aとなる。詳細については後述する。
なお、本実施の形態においては、受光量比率の最大値および最小値にそれぞれ所定の係数を乗算することによりティーチング基準範囲を拡大しているが、ティーチング基準範囲の拡大の方法はこれに限定されない。例えば、受光量比率の最大値および最小値にそれぞれ所定の係数を加算および減算することによりティーチング基準範囲を拡大してもよい。
設定ティーチング範囲Aの最大値を上限設定値といい、最小値を下限設定値という。図4(a)に示す例においては、設定ティーチング範囲Aが対象物Wの検出範囲となる。
図4(b)においては、検出すべき色の範囲を拡大するために後述の追加ティーチング処理が行われる。例えば、検出したい対象物Wに色むらや色ばらつきがある場合に上記追加ティーチング処理が行われる。
この場合、上述のティーチング処理と同様の方法で設定追加ティーチング範囲Bが設定される。
設定追加ティーチング範囲Bの最大値を追加上限設定値といい、最小値を追加下限設定値という。図4(b)に示す例においては、設定ティーチング範囲Aの下限設定値および設定追加ティーチング範囲Bの追加上限設定値により定められる範囲が対象物Wの検出範囲Cとなる。
図5(a)においては、検出すべき色の範囲から所定の色の範囲を排除するために後述の排除ティーチング処理が行われる。本例では、ティーチング処理により設定ティーチング範囲Dが設定されている。そして、排除ティーチング処理により設定ティーチング範囲Dの一部の範囲を含む設定排除ティーチング範囲Eが設定される。
設定排除ティーチング範囲Eの最大値を排除上限設定値といい、最小値を排除下限設定値という。図5(a)に示す例においては、設定ティーチング範囲Dの下限設定値および設定排除ティーチング範囲Eの排除下限設定値により構成される範囲が対象物Wの検出範囲Fとなる。すなわち、排除ティーチング処理による設定排除ティーチング範囲Eが優先的に適用される。
図5(b)においては、図4(b)の検出範囲C内に設定排除ティーチング範囲Gが設定される。この場合、検出範囲C内で設定排除ティーチング範囲Gを除く範囲が対象物Wの検出範囲H1,H2となる。
例えば、図5(b)に示す例においては、検出範囲H1が黄色を含む色範囲であり、検出範囲H2が赤色を含む色範囲である場合に、オレンジ色を含む色範囲を設定排除ティーチング範囲Gとして排除ティーチング処理により排除することができる。
次に、信号処理制御部43によるティーチング処理、追加ティーチング処理、排除ティーチング処理および出力判定処理についてフローチャートを用いて説明する。なお、ティーチング処理および追加ティーチング処理は、検出したい色を有する対象物Wを検出領域に配置した状態で行う。また、排除ティーチング処理は、検出されるべきでない色を有する対象物Wを検出領域に配置した状態で行う。
図6は信号処理制御部43によるティーチング処理を示すフローチャートである。
図6に示すように、信号処理制御部43は、設定入力部45の設定キー4eが押下されたか否かを判別する(ステップS1)。設定キー4eが押下された場合、信号処理制御部43は、赤色の光、緑色の光および青色の光(以下、3色の光と呼ぶ)の受光量比率の最大値および最小値を初期設定する(ステップS2)。本実施の形態においては、例えば、3色の光の受光量比率の最大値は0に設定され、最小値は10000に初期設定される。設定キー4eが押下されていない場合、信号処理制御部43は、設定キー4eが押下されるまで待機する。
次に、信号処理制御部43は、3色の光の受光量の読み込みを行う(ステップS3)。次に、信号処理制御部43は、3色の光の受光量比率をそれぞれ算出する(ステップS4)。
ここで、以下の信号処理制御部43によるステップS5,S6,S7,S8の処理は、3色の光のそれぞれについて行われる。
続いて、信号処理制御部43は、算出された受光量比率が最大値よりも大きいか否かを判別する(ステップS5)。算出された受光量比率が最大値よりも大きい場合、信号処理制御部43は、算出された受光量比率をティーチング基準範囲の最大値とする(ステップS6)。その後、信号処理制御部43は、算出された受光量比率が最小値よりも小さいか否かを判別する(ステップS7)。
ステップS5において算出された受光量比率が最大値以下の場合、信号処理制御部43は、算出された受光量比率が最小値よりも小さいか否かを判別する(ステップS7)。算出された受光量比率が最小値よりも小さい場合、信号処理制御部43は、算出された受光量比率をティーチング基準範囲の最小値とする(ステップS8)。その後、信号処理制御部43は、受光量比率のサンプリングを所定回数繰り返したか否かを判別する(ステップS9)。
ステップS7において算出された受光量比率が最小値以上の場合、信号処理制御部43は、受光量比率のサンプリングを所定回数繰り返したか否かを判別する(ステップS9)。受光量比率のサンプリングを所定回数繰り返していない場合、信号処理制御部43は、ステップS3の処理に戻り、ステップS3〜S9の処理を繰り返す。
受光量比率のサンプリングを所定回数繰り返した場合、信号処理制御部43は、設定ティーチング範囲の上限設定値および下限設定値を算出する(ステップS10)。
図7および図8は信号処理制御部43による追加ティーチング処理を示すフローチャートである。
図7に示すように、信号処理制御部43は、設定入力部45の設定キー4eおよび上キー4fが押下されたか否かを判別する(ステップS21)。設定キー4eおよび上キー4fが押下された場合、信号処理制御部43は、3色の光の受光量比率の最大値および最小値を初期設定する(ステップS22)。
設定キー4eおよび上キー4fが押下されていない場合、信号処理制御部43は、設定キー4eおよび上キー4fが押下されるまで待機する。
次に、信号処理制御部43は、3色の光の受光量の読み込みを行う(ステップS23)。次に、信号処理制御部43は、3色の光の受光量比率をそれぞれ算出する(ステップS24)。
ここで、以下の信号処理制御部43によるステップS25,S26,S27,S28,S31,S32,S33,S34の処理は、3色の光のそれぞれについて行われる。
続いて、信号処理制御部43は、算出された受光量比率が最大値よりも大きいか否かを判別する(ステップS25)。算出された受光量比率が最大値よりも大きい場合、信号処理制御部43は、算出された受光量比率を追加ティーチング基準範囲の最大値とする(ステップS26)。その後、信号処理制御部43は、算出された受光量比率が最小値よりも小さいか否かを判別する(ステップS27)。
ステップS25において算出された受光量比率が最大値以下の場合、信号処理制御部43は、算出された受光量比率が最小値よりも小さいか否かを判別する(ステップS27)。算出された受光量比率が最小値よりも小さい場合、信号処理制御部43は、算出された受光量比率を追加ティーチング基準範囲の最小値とする(ステップS28)。その後、信号処理制御部43は、受光量比率のサンプリングを所定回数繰り返したか否かを判別する(ステップS29)。
ステップS27において算出された受光量比率が最小値以上の場合、信号処理制御部43は、受光量比率のサンプリングを所定回数繰り返したか否かを判別する(ステップS29)。受光量比率のサンプリングを所定回数繰り返していない場合、信号処理制御部43は、ステップS23の処理に戻り、ステップS23〜S29の処理を繰り返す。
受光量比率のサンプリングを所定回数繰り返した場合、信号処理制御部43は、設定追加ティーチング範囲の追加上限設定値および追加下限設定値を算出する(ステップS30)。
次に、信号処理制御部43は、追加上限設定値が上述のティーチング処理により算出された上限設定値よりも大きいか否かを判別する(図8のステップS31)。
追加上限設定値が上限設定値よりも大きい場合、信号処理制御部43は、上限設定値の更新を行う(ステップS32)。この場合、追加上限設定値が上限設定値となる。その後、信号処理制御部43は、追加下限設定値が上述のティーチング処理により算出された下限設定値よりも小さいか否かを判別する(ステップS33)。
ステップS31において追加上限設定値が上限設定値以下の場合、信号処理制御部43は、追加下限設定値が上述のティーチング処理により算出された下限設定値よりも小さいか否かを判別する(ステップS33)。
追加下限設定値が下限設定値よりも小さい場合、信号処理制御部43は、下限設定値の更新を行う(ステップS34)。この場合、追加下限設定値が下限設定値となる。その後、信号処理制御部43は、追加ティーチング処理を終了する。
ステップS33において追加下限設定値が下限設定値以上の場合、信号処理制御部43は、追加ティーチング処理を終了する。
図9および図10は信号処理制御部43による排除ティーチング処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、信号処理制御部43は、設定入力部45の設定キー4eおよび下キー4gが押下されたか否かを判別する(ステップS41)。設定キー4eおよび下キー4gが押下された場合、信号処理制御部43は、3色の光の受光量比率の最大値および最小値を初期設定する(ステップS42)。
設定キー4eおよび下キー4gが押下されていない場合、信号処理制御部43は、設定キー4eおよび下キー4gが押下されるまで待機する。
次に、信号処理制御部43は、3色の光の受光量の読み込みを行う(ステップS43)。次に、信号処理制御部43は、3色の光の受光量比率をそれぞれ算出する(ステップS44)。
ここで、以下の信号処理制御部43によるステップS45,S46,S47,S48,S53,S54,S55,S56の処理は、3色の光のそれぞれについて行われる。
続いて、信号処理制御部43は、算出された受光量比率が最大値よりも大きいか否かを判別する(ステップS45)。算出された受光量比率が最大値よりも大きい場合、信号処理制御部43は、算出された受光量比率を排除ティーチング基準範囲の最大値とする(ステップS46)。その後、信号処理制御部43は、算出された受光量比率が最小値よりも小さいか否かを判別する(ステップS47)。
ステップS45において算出された受光量比率が最大値以下の場合、信号処理制御部43は、算出された受光量比率が最小値よりも小さいか否かを判別する(ステップS47)。算出された受光量比率が最小値よりも小さい場合、信号処理制御部43は、算出された受光量比率を排除ティーチング基準範囲の最小値とする(ステップS48)。その後、信号処理制御部43は、受光量比率のサンプリングを所定回数繰り返したか否かを判別する(ステップS49)。
ステップS47において算出された受光量比率が最小値以上の場合、信号処理制御部43は、受光量比率のサンプリングを所定回数繰り返したか否かを判別する(ステップS49)。受光量比率のサンプリングが所定回数繰り返されていない場合、信号処理制御部43は、ステップS43の処理に戻り、ステップS43〜S49の処理を繰り返す。
受光量比率のサンプリングが所定回数繰り返された場合、信号処理制御部43は、排除ティーチング処理が1回目であるか否かを判別する(図10のステップS50)。
排除ティーチング処理が1回目である場合、信号処理制御部43は、排除上限設定値および排除下限設定値を算出する(ステップS51)。その後、排除ティーチング処理が終了する。
ステップS50において、排除ティーチング処理が1回目でない場合、信号処理制御部43は、追加排除上限設定値および追加排除下限設定値を算出する(ステップS52)。ここで、追加排除上限設定値とは、2回目以降の排除ティーチング処理が行われた場合に新たに追加される排除上限設定値であり、追加排除下限設定値とは、2回目以降の排除ティーチング処理が行われた場合に新たに追加される排除下限設定値である。
次に、信号処理制御部43は、追加排除上限設定値が排除上限設定値よりも大きいか否かを判別する(ステップS53)。
追加排除上限設定値が排除上限設定値よりも大きい場合、信号処理制御部43は、排除上限設定値の更新を行う(ステップS54)。この場合、追加排除上限設定値が排除上限設定値となる。その後、信号処理制御部43は、追加排除下限設定値が排除下限設定値よりも小さいか否かを判別する(ステップS55)。
ステップS53において追加排除上限設定値が排除上限設定値以下の場合、信号処理制御部43は、追加排除下限設定値が排除下限設定値よりも小さいか否かを判別する(ステップS55)。
追加排除下限設定値が排除下限設定値よりも小さい場合、信号処理制御部43は、排除下限設定値の更新を行う(ステップS56)。この場合、追加排除下限設定値が排除下限設定値となる。その後、信号処理制御部43は、排除ティーチング処理を終了する。
ステップS55において追加排除下限設定値が排除下限設定値以上の場合、信号処理制御部43は、排除ティーチング処理を終了する。
図11は信号処理制御部43による出力判定処理を示すフローチャートである。ここで、初期設定では、検出信号S2は非検出状態となっている。
図11に示すように、信号処理制御部43は、3色の光の受光量の読み込みを行う(ステップS61)。
次に、信号処理制御部43は、3色の光の受光量比率をそれぞれ算出する(ステップS62)。
次に、信号処理制御部43は、算出された3色の光のいずれかの受光量比率が設定排除ティーチング範囲外にあるか否かを判別する(ステップS63)。
算出された3色の光のいずれかの受光量比率が設定排除ティーチング範囲外にある場合、信号処理制御部43は、算出された3色の光の全ての受光量比率が検出範囲内にあるか否かを判別する(ステップS64)。
算出された3色の光の全ての受光量比率が検出範囲内にある場合、信号処理制御部43は、検出信号S2を検出状態にする(ステップS65)。その後、出力判定処理が終了する。
ステップS63において、算出された3色の光の全ての受光量比率が設定排除ティーチング範囲外にない場合、またはステップS64において、算出された3色の光のいずれかの受光量比率が検出範囲内にない場合、信号処理制御部43は、出力判定処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、ティーチング処理、追加ティーチング処理および排除ティーチング処理を行うことにより対象物Wを検出するための色
範囲を自動的に設定することができる。それにより、対象物Wを検出するための色範囲を高精度に設定することができるとともに、作業者に労力および手間もかからない。
また、本実施の形態においては、ティーチング処理、追加ティーチング処理または排除ティーチング処理を検出動作中に行うことができる。それにより、検出動作中に新たな検出範囲を変更することができる。例えば、色識別装置100が稼動している状態で、検出したい対象物Wを検出しないという誤動作が発生した場合、検出動作を中止することなくこの対象物Wに対して追加ティーチング処理を行うことにより、対象物Wを検出するための色範囲を即座に設定することができる。
本実施の形態においては、投光素子42a,42b,42cが光源に相当し、受光量比率または受光量が受光量情報に相当し、信号処理制御部43が情報生成手段、検出範囲設定手段および判定手段に相当し、設定ティーチング範囲が検出範囲に相当し、設定追加ティーチング範囲が追加検出範囲に相当し、設定排除ティーチング範囲が排除範囲に相当し、設定キー4e、上キー4fおよび下キー4gがキーに相当する。
なお、本実施の形態においては、対象物Wを検出するために3色の光の受光量比率を用いたが、これに限定されるものではなく、3色の光の受光量比率とともに受光量を用いて対象物Wを検出することにより、より精度の高い対象物Wの検出を実現することができる。例えば、白色と黒色や白色と灰色のような3色の光の受光量比率が同じ場合に、受光量により対象物Wの検出を行うことができる。
また、本実施の形態では、光源として3つの投光素子42a,42b,42cを用いているが、これに限定されず、2つの投光素子または4つ以上の投光素子を用いてもよい。
また、本実施の形態では、3つの投光素子42a,42b,42cを用いて光を出射しているが、これに限定されず、複数の波長を含む白色光を出射する投光素子を用いて、対象物Wからの反射光または透過光の波長スペクトルを複数色の光(例えば、赤、緑、青の3色)に分割して受光してもよい。
また、本実施の形態においては、ティーチング処理、追加ティーチング処理または排除ティーチング処理の設定は、設定入力部45の各キーの操作に限らず、外部からの信号により行ってもよい。
さらに、本実施の形態においては、本発明をセンサヘッド部10と本体部40とが分離された分離型の色識別装置100に適用しているが、これに限定されるものではなく、本発明はセンサヘッド部と本体部とが一体化された一体型の色識別装置にも適用することができる。
本発明に係る色識別装置は、色に基づいて対象物を検出するために利用することができる。
本実施の形態に係る色識別装置の模式図である。 本実施の形態に係る色識別装置の内部構成を示すブロック図である。 センサヘッド部内部における複数の投光素子の配置を示す模式的断面図である。 本実施の形態に係る色識別装置により設定される種々のティーチング範囲を示す模式図である。 本実施の形態に係る色識別装置により設定される種々のティーチング範囲を示す模式図である。 信号処理制御部によるティーチング処理を示すフローチャートである。 信号処理制御部による追加ティーチング処理を示すフローチャートである。 信号処理制御部による追加ティーチング処理を示すフローチャートである。 信号処理制御部による排除ティーチング処理を示すフローチャートである。 信号処理制御部による排除ティーチング処理を示すフローチャートである。 信号処理制御部による出力判定処理を示すフローチャートである。
符号の説明
4e 設定キー
4f 上キー
4g 下キー
10 センサヘッド部
11 投光光学系
13 受光素子
40 本体部
41 投光制御部
42a,42b,42c 投光素子
43 信号処理制御部
45 設定入力部
100 色識別装置
W 対象物

Claims (8)

  1. 検出領域に光を投射し、帰還光を受光することにより対象物を検出する色識別装置であって、
    異なる複数の波長を有する光を投射する光源と、
    各波長の光に基づく帰還光を受光する受光素子と、
    各波長の光ごとに前記受光素子により得られる受光量に基づく受光量情報を生成する情報生成手段と、
    初期の検出範囲設定時に、前記受光素子による各波長の光ごとの受光量情報に基づいて各波長の光ごとに検出可能な受光量情報の範囲を検出範囲として設定し、追加の検出範囲設定時に、前記受光素子による各波長の光ごとの受光量情報に基づいて各波長の光ごとに検出可能な受光量情報の範囲を追加検出範囲として設定するとともに既に設定されている検出範囲および追加検出範囲を含む範囲を新たな検出範囲として設定する検出範囲設定手段と、
    検出動作時に、前記受光素子による各波長の光ごとの受光量情報および前記検出範囲設定手段により各波長の光ごとに設定された検出範囲に基づいて対象物の検出状態を判定する判定手段とを備えたことを特徴とする色識別装置。
  2. 前記検出範囲設定手段は、排除範囲設定時に、前記受光素子による各波長の光ごとの受光量情報に基づいて各波長の光ごとに検出すべきでない波長の範囲を排除範囲として設定するとともに既に設定されている検出範囲のうち前記排除範囲を除く範囲を新たな検出範囲として設定することを特徴とする請求項1記載の色識別装置。
  3. 前記受光量情報は、前記複数の光の受光量の総和に対する各波長の光の受光量の比率であることを特徴とする請求項1または2記載の色識別装置。
  4. 前記受光量情報は、各波長の光の受光量であることを特徴とする請求項1または2記載の色識別装置。
  5. 前記判定手段は、前記検出動作時に前記検出範囲設定手段により新たな検出範囲が設定された場合に、設定後の検出範囲に基づいて対象物の検出状態を判定することを特徴とする請求項1記載の色識別装置。
  6. 前記検出範囲設定手段に前記検出範囲の設定動作を指令する1または複数のキーさらに備え、
    前記検出範囲設定手段は、前記1または複数のキーの操作に応答して前記検出範囲の設定動作を行うことを特徴とする請求項2記載の色識別装置。
  7. 前記1または複数のキーの第1の操作により前記検出範囲設定手段に前記初期または追加の検出範囲設定動作が指令され、前記1または複数のキーの第2の操作により前記検出範囲設定手段に前記排除範囲設定動作が指令されることを特徴とする請求項6記載の色識別装置。
  8. 前記判定手段は、
    前記受光素子による前記複数の波長の光の全ての前記受光量情報が、前記検出範囲設定手段により設定された前記検出範囲内にある場合に、対象物を検出したことを示す信号を出力することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の色識別装置。
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