JP2005122299A - ライセンシー情報収集・供与方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】共通の店舗建設設計情報や名称の使用を前提とすることで、互いに営業条件を揃えるように促し、これによって類似の営業背景において相互に営業情報を、通信ネットワークを利用して融通できるようにし、各々が該営業情報を交換しながら事業の独立運営を可能とする。
【解決手段】店舗建設設計情報の供与、及び、名称の使用の許諾の、少なくとも一つのライセンスの、ビジネスフォーマット・ライセンス契約におけるライセンサー側に対して、ライセンシー側は、該契約に基づく業務を行う現場から収集したデータに基づく現場収集情報をアップロードする。ライセンサーは、該現場収集情報からライセンシー公開用情報を作成し、ライセンシー側は、営業条件を揃えた共通の営業情報融通の基盤の下で、該ライセンシー公開用情報を閲覧し、有効利用することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、共通の店舗建設設計情報や名称の使用を前提とすることで、互いに営業条件を揃えるように促し、これによって類似の営業背景において相互に営業情報を、通信ネットワークを利用して融通できるようにし、各々が該営業情報を交換しながら事業の独立運営を可能とすることができるライセンシー情報収集・供与方法に関する。
フランチャイズ契約は、本部事業者(フランチャイザー)が加盟社(フランチャイジー)との間に結ぶ継続的長期取引契約である。フランチャイズ契約において、フランチャイザーは、自己の商標、サービスマーク、トレードネーム、その他の営業上の象徴となる環境及び営業ノウハウを用いて、又営業に必要な販売商品や消耗品や備品の供給によって、同一のイメージの下に、商品の販売その他の事業を行う権利をフランチャイジーに与える。又、フランチャイジーは、その見返りとして一定の対価をフランチャイザーに支払い、事業に必要な資金を投下してフランチャイザーの指導及び援助の下に事業を行うことになる。
このように、フランチャイザーとフランチャイジーは、継続的長期取引契約の関係において、基本的条件に沿って事業を行い、互いに利益を得ようとする、いわば事業の共同体である。又、フランチャイザーとフランチャイジーの収益は連動している。
フランチャイズ契約においては、以上のように、共同体としてフランチャイザーのフランチャイジーに対する支配力が強く、フランチャイジーが独立性や独自性を発揮したりすることが困難になっている。又、フランチャイザーがフランチャイジーを専属的サプライ供給市場と捉える見方が強くなる場合もあり、この傾向が強くなると独占禁止法に抵触するおそれもある。
事業者でも、新規参入者は、事業開始時期にフランチャイズ契約から多様なノウハウ提供を受け、上記のような強力な支配力がむしろ起業にはプラスに作用する場合があるというものの、やはり継続的長期取引契約は、いずれ問題になる場合がある。又、フランチャイズ契約では、その対価を正確かつ速やかに算出して徴収するために、フランチャイザーが、フランチャイジーの事業経営に関する多大の情報を強制的に管理するようになっており、営業情報は、図1に示すように、フランチャイジーからフランチャイザーへ、つまり下から上への一方通行がほとんどになっていることも実情である。
フランチャイジーの立場から見ると、地域性その他それぞれの営業環境などが異なるなど、独立性や独自性を持つことの必要性は大きい。又、独立性や独自性を発揮する上で、経営判断を行っていくための多様な情報の必要性も大きい。
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、共通の店舗建設設計情報や名称の使用を前提とすることで、互いに営業条件を揃えるように促し、これによって類似の営業背景において相互に営業情報を、通信ネットワークを利用して融通できるようにし、各々が該営業情報を交換しながら事業の独立運営を可能とすることができるライセンシー情報収集・供与方法を提供することを目的とする。
本発明は、店舗建設設計情報の供与、及び、名称の使用の許諾の、少なくとも一つのライセンスの、ビジネスフォーマット・ライセンス契約におけるライセンサー側に対して、ライセンシー側は、該契約に基づく業務を行う現場から収集したデータに基づく現場収集情報をアップロードし、ライセンサーは、該現場収集情報からライセンシー公開用情報を作成し、該ライセンシー公開用情報を、他のライセンシー側による閲覧に供するようにしたことにより、前記課題を解決したものである。
又、前記ライセンシー情報収集・供与方法において、前記ビジネスフォーマット・ライセンス契約を締結するにあたって、ライセンスを提供するライセンサーは、ライセンスを受けることを希望する旨申し出る者が、該ライセンス契約の締結の可否判断に用いるための、契約促進情報の一部として前記ライセンシー公開用情報を閲覧可能とし、該ビジネスフォーマット・ライセンス契約の締結後、ライセンシー側に対してライセンサー側は、ライセンシー契約者認証用のライセンス・キーを送付すると共に、前記ライセンシー公開用情報のライセンシー側の閲覧の際には、ライセンシー側は前記ライセンス・キーによる契約者認証を受けるようにしたことにより、ライセンシー側に対して前記ビジネスフォーマット・ライセンス契約の締結の可否判断に有用な情報を提供することができる。
更に、前記ライセンシー情報収集・供与方法において、ライセンサー側は、前記現場収集情報を少なくとも用いて、前記契約促進情報を作成すると共に、ライセンサー側は、ライセンスを受けることを希望する旨申し出る者に対して、その資格判断の後、前記契約促進情報の閲覧資格認証用のアクセス・キーを送付し、この後、ライセンシー側は、該アクセス・キーによる閲覧資格認証を受けつつ、該契約促進情報を閲覧するようにしたことにより、価値ある前記契約促進情報を作成すると共に、ライセンスを受けることを希望する旨申し出る者の内、適正な者にのみ、前記契約促進情報を提供することができる。
又、前記ライセンシー情報収集・供与方法において、前記現場収集情報のライセンサー側へのアップロードを、ライセンシー側から送信する電子メールによって行うようにしたことにより、該アップロードを容易に又確実に行うことができる。
更に、前記ライセンシー情報収集・供与方法において、前記現場収集情報のライセンサー側へのアップロードに対する対価を、ライセンサー側で把握し、前記ライセンシー公開用情報の閲覧対価をライセンシー側に請求する際に、ライセンサー側は、前記アップロード対価の分を相殺するようにしたことにより、前記アップロードをライセンシー側が行うように奨励することができる。
又、前記ライセンシー情報収集・供与方法において、前記閲覧対価をライセンシー側に請求する際の、該閲覧対価及び前記アップロード対価が、等しくなるようにしたものである。
更に、前記ライセンシー情報収集・供与方法において、業務現場から発生する前記データから前記現場収集情報を作成するための処理、及び、該現場収集情報をライセンサー側へアップロードする処理の、少なくとも一部を行うプログラムを、ライセンサー側からオンラインでライセンシー側に提供するようにしたことにより、ライセンシー側にカスタマイズした上記プログラムを容易に提供できるようにしたり、該プログラムを最新のものに容易に更新できるようにしたりすることができる。
又、前記ライセンシー情報収集・供与方法において、前記現場収集情報には、特定期間における日別の営業情報、1日における時間帯別の営業情報、及び、特定期間における平均の営業情報の、少なくとも1つを含むようにしたものである。
以下、本発明の作用について、簡単に説明する。
本発明では、ビジネスフォーマット・ライセンス契約と称するものを、ライセンサー及びライセンシーの間において締結することが前提になっている。このビジネスフォーマット・ライセンス契約は、店舗建設設計情報の供与、及び、名称の使用の許諾の、少なくとも一つのライセンスを、ライセンサー側からライセンシー側に提供するというものである。又、ライセンサーはビジネスフォーマット・ライセンス契約を提供する者であり、ライセンシーは該契約を受ける者である。これらライセンサー及びライセンシーは、いずれも、個人でも、法人などの団体でもよく、何ら限定されるものではない。
該ビジネスフォーマット・ライセンス契約の締結によって、ライセンシー間において、共通の店舗建設設計情報や名称の使用を前提とすることで、互いに営業条件を揃えるように促すことになり、これによって、類似の営業背景において相互に営業情報を融通できるようにする、というライセンシー公開用情報の共用その他の基盤(営業情報融通の基盤)が設定されることになる。
なお、該ビジネスフォーマット・ライセンス契約には、例えば、メニューの情報の供与や、店舗運営用什器選定購入情報の供与や、スタッフ人事管理ガイド情報を、ライセンサー側がライセンシー側に供与するという内容を含めるようにしてもよい。
上記の店舗建設設計情報は、ライセンシー間で完全に同一である必要はなく、後述するライセンシー公開用情報や契約促進情報、又該契約促進情報の概要情報の活用を適用できる範囲で同一性があればよい。同一性が失われると、これら情報の適用が不可能になるので、そのようにはならない範囲であればよい。又、ビジネスフォーマット・ライセンス契約に係る上記の名称には、店舗名称、商標、サービスマーク、トレードネーム、商品名称、提供するサービスの名称などが含まれるが、特に限定されるものではない。
なお、ビジネスフォーマット・ライセンス契約の締結に際しては、店舗建設設計情報の供与や名称の使用の許諾の対価、更には、メニューの情報の供与や店舗運営用什器選定購入情報の供与やスタッフ人事管理ガイド情報の供与の対価を、ライセンシー側がライセンサー側に支払うようにしたり、あるいは年毎や月毎に、一定額のこれら対価をライセンシー側がライセンサー側に支払う契約とするようにしたりすることもできる。又、ライセンシー公開用情報の閲覧対価や、アップロードの対価を、従量制として精算するようにすることもできる。しかしながら、本発明は、このようなものに限定されるものではない。
又、本発明では、ライセンサー側に対してライセンシー側は、ビジネスフォーマット・ライセンス契約に基づく業務を行う現場から収集したデータに基づく、現場収集情報をアップロードする。そして、ライセンサー側は、それぞれのライセンシー側からの該アップロードの現場収集情報に基づいて、該現場収集情報を適宜加工などしてライセンシー公開用情報を作成する。該加工としては、複数のライセンシーに亘る現場収集情報における、集計処理などの様々な統計的な処理や、その結果のグラフ化などの処理などであってもよく、特に限定されるものではない。作成されたライセンシー公開用情報を、各ライセンシー側は、前述のような営業情報融通の基盤の下で、閲覧し、有効利用することができる。
つまり、図2に示すように、ライセンサー側及びライセンシー側の間においては、データの流れは双方向になり、図1に示した従来のフランチャイズ契約とは異なり、本発明は、ライセンサー側からライセンシー側への下向きの情報の流れも実現するようにしている。従って、独立性や独自性を発揮する上で、経営判断を行っていくための情報を、ライセンシー公開用情報などとして得ることができる。
以上のように本発明によれば、共通の店舗建設設計情報や名称の使用を前提とすることで、互いに営業条件を揃えるように促し、これによって類似の営業背景において相互に営業情報を、通信ネットワークを利用して融通できるようにし、各々が該営業情報を交換しながら事業の独立運営を可能とすることができる。
本発明のライセンシー情報収集・供与方法によれば、共通の店舗建設設計情報や名称の使用を前提とすることで、互いに営業条件を揃えるように促し、これによって類似の営業背景において相互に営業情報を、通信ネットワークを利用して融通できるようにし、各々が該営業情報を交換しながら事業の独立運営を可能とすることができるライセンシー情報収集・供与方法を提供することができる。
ビジネスフォーマット・ライセンス契約を締結したライセンシーには、ライセンシー契約者認証用のライセンス・キーが配布され、ライセンシー側は、通信ネットワークを利用して、該契約に基づく業務を行う現場から収集したデータに基づく現場収集情報をアップロードし、ライセンサーは、該現場収集情報からライセンシー公開用情報を作成し、該ライセンシー公開用情報を、通信ネットワークを利用して、上記のライセンス・キーによる認証を電子的に行いつつ、他のライセンシーによる閲覧に供する。
本発明の実施例は、ビジネスフォーマット・ライセンス契約の締結の促進を図るため、契約促進情報の一部から全部までを段階的に閲覧させながら、該契約の締結を促すようになっている。まずは、いずれの者にも、契約促進情報の概要情報の閲覧を供する。該閲覧をした者が更に希望する場合は、資格判断を行って、アクセス・キーを供与して契約促進情報の閲覧を許す。その上で、ライセンシー公開用情報の閲覧を含めたビジネスフォーマット・ライセンス契約を望む場合は、更に資格判断を行って、ライセンス・キーを供与して該ライセンシー公開用情報の閲覧を許すようになっている。
以下、図を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
図3は、本発明が適用された実施例のライセンシー情報収集・供与方法に関する諸装置の構成を示すブロック図である。
本実施例では、本発明に係るビジネスフォーマット・ライセンス契約を締結しようとする者や、既に締結している者、又、ライセンシー公開用情報の閲覧による情報受益の顧客(以下、これらの者を情報受益顧客と総称する)が利用するために、クライアント装置5が設けられている。又、インターネット1を介して、ビジネスフォーマット・ライセンス契約の契約促進情報の概要情報の提供や、該契約促進情報そのものの提供、ビジネスフォーマット・ライセンス契約の契約締結、又、現場収集情報のクライアント装置5からの受け取り、更にはクライアント装置5へのライセンシー公開用情報の提供を行うために、情報供与サーバ装置10が設けられる。該情報供与サーバ装置10は、ビジネスフォーマット・ライセンス契約のライセンサーが運営している。
なお、契約促進情報、該契約促進情報の概要情報、ライセンシー公開用情報を、以下供与情報と総称する。又、これら供与情報の少なくとも一部を提供する者を情報供与者と呼ぶ。ビジネスフォーマット・ライセンス契約の締結後は、情報供与者がライセンサーとなり、情報受益顧客がライセンシーとなる。
又、上述の情報供与サーバ装置10に加えて、建設業事業者サーバ装置11、什器納入業者サーバ装置12、外部データベース・サーバ装置13は、インターネット1にて接続されている。クライアント装置5も、公衆電話回線2やインターネット接続サーバ装置17を経由するなどして、インターネット1に接続されている。
ここで、クライアント装置5及び情報供与サーバ装置10の間の通信接続は、特に限定されるものではない。インターネット1を利用するものでも、他の通信網を利用するものでもよく、あるいは、インターネット1や他の通信網を適宜複合的に利用するものでもよい。電話やデータ通信の公衆回線網や専用回線網、あるいは携帯電話などの回線網を用いてもよい。
図4は、情報供与者のセンタ側、情報受益の顧客側のそれぞれにある設備構成を示すブロック図である。
この図では、クライアント装置5及び情報供与サーバ装置10の接続関係が示される。又、図示されるように、情報供与サーバ装置10は、ウェブ・サーバ22を内蔵し、該ウェブ・サーバ22その他において動作するソフトウェア・プログラムによって、本発明に係る機能が実現している。情報供与者のセンタ側には、該情報供与サーバ装置10に加えて自設データベース装置24が設けられている。
顧客の設備のクライアント装置5は、ウェブ・ブラウザ6を有し、該ウェブ・ブラウザ6その他において動作するソフトウェアによって、本発明に係る機能が実現している。該ウェブ・ブラウザ6は、インターネット1を経由するなどして、ウェブ・サーバ22に対して接続する。なお、クライアント装置5は、特に限定されるものではないが、例えばOS(Operating System)として米国マイクロソフト社のWindows(登録商標)を搭載するPC(Personal Computer)である。あるいは、他の形態のPCでもよく、ブラウザ機能を有する、PDA(Personal Digital Assistants)や、携帯電話であってもよい。
更に、顧客の設備として、FAX装置55を備えるようにしてもよい。ライセンシーから現場から収集したデータに基づく現場収集情報をアップロードする際に、ライセンシー側の設備投資の都合上、後述するようなPOS端末装置76や発注用端末装置77や納品用端末装置78又LAN74などを設けられない場合などは、FAX装置55を用いることができる。該FAX装置55を用いる場合は、現場収集情報を、所定のマークシート用紙に記入する。そうして、該記入のマークシート用紙をFAX装置55に読み込ませて、公衆電話回線2を経由して、現場収集情報を情報供与サーバ装置10に送付し、いわばアップロード(広い意味のアップロード)することができる。なお、該記入のマークシート用紙は、郵送によって情報供与サーバ装置10側に送付するようにしてもよく、この場合はFAX装置55は用いないので不要になる。なお、本実施例におけるマークシート用紙は、項目選択などのマーク記入だけでなく、英数字などの記入もできるようになっており、これらはいずれも後述するように電子文字情報に変換できるようになっている。
図5は、本実施例の情報供与サーバ装置10の構成を示すブロック図である。
図示されるように、情報供与サーバ装置10には、契約関係処理部42と、現場収集情報処理部43と、公開用情報生成処理部44と、公開用情報提供処理部45と、画面表示入力処理部47と、通信処理部48と、を有している。更に、該情報供与サーバ装置10は、OCR(Optical Character Reader)装置50と、FAXモデム装置52と、スキャナ装置53と、を有している。又、自設データベース装置24は、契約情報記憶部32と、現場収集情報記憶部34と、ライセンシー公開用情報記憶部36とに、それぞれ相当する機能(記憶領域)が設けられている。
まず、契約関係処理部42は、情報受益顧客に係る諸契約に関する処理を行い、該処理に係る情報は契約情報記憶部32に格納される。現場収集情報処理部43は、インターネット1などを経由して、あるいは後述するようにOCR処理部50を経由して、ライセンシーからアップロードされる現場収集情報の受信に関する処理を行い、その受信情報は現場収集情報記憶部34に格納される。
公開用情報生成処理部44は、現場収集情報記憶部34に格納された現場収集情報を主として用いてライセンシー公開用情報を生成する。又、これら現場収集情報やライセンシー公開用情報を主として用いて契約促進情報を生成し、更には、該契約促進情報を用いて該契約促進情報の概要情報を生成する。これら生成の情報は、該公開用情報生成処理部44によってライセンシー公開用情報記憶部36に格納される。
公開用情報提供処理部45は、アクセス・キーによって閲覧資格認証を行いつつ、又ライセンス・キーによってライセンシー契約者認証を行いつつ、契約促進情報の概要情報、そして契約促進情報そのもの、又ライセンシー公開用情報をクライアント装置5側から閲覧する際に、情報供与サーバ装置10における処理を行う。
以上に説明した契約関係処理部42、現場収集情報処理部43、公開用情報生成処理部44、及び公開用情報提供処理部45は、通信処理部48やインターネット1を介してクライアント装置5に対して、それぞれ該当の情報供与に関する機能を提供する。又、これら機能の提供の際に、画画面表示入力処理部47は、画面表示の機能や、該画面表示と併せて提供する情報入力の機能を提供する処理を行う。
なお、本実施例では、前述のように、ライセンシー側が記入する所定のマークシート用紙によっても、現場収集情報をアップロードすることができるようになっている。該記入のマークシート用紙の内容が、公衆電話回線2経由でFAX装置55からFAXモデム装置52に送られてきた場合は、FAXの画像情報である該内容を、OCR処理部50によって電子文字情報に変換する。あるいは、該記入のマークシート用紙が郵送によって送られてきた場合は、該用紙をスキャナ装置53で読み取る。そして、該読み取りの画像情報は、OCR処理部50によって電子文字情報に変換される。そして、FAXの場合でも郵送の場合でも、OCR処理部50で変換したものは現場収集情報処理部43に渡される。
なお、情報供与サーバ装置10に係り、以上において説明した各処理部は、ソフトウェア・プログラムによって実現されている。
次に、図6は、本実施例のクライアント装置5の構成を示すブロック図である。
図示されるように、クライアント装置5は、それぞれ、インターネット1を用いる、あるいは、LAN(Local Area Network)74を用いるデータ通信に関する処理を行う、通信処理部61、通信処理部70を有している。又該クライアント装置5は、契約関係処理部62と、現場収集情報処理部65と、情報閲覧処理部63と、を有している。又、現場収集情報処理部65は、データ・アップロード処理部66と、データ変換処理部67と、データ収集処理部68と、を有している。
又、この図において、LAN74には、クライアント装置5に加えて、POS端末装置76と、発注用端末装置77と、納品用端末装置78とが接続されている。なお、LAN74は、特に限定されるものではなく、有線方式以外でもよく、例えばいわゆる無線LANであってもよい。
POS端末装置76は、スーパーその他の販売店や、飲食店などのサービス業などを問わず、費用支払い時に用いる端末装置である。該POS端末装置76からは、「売上高」、「客数(人数)」、「組数」、「客単価(金額)」、「組単価(金額)」、「平均組人数(組の人数の平均)」などのデータそのもの、あるいはこれらデータを生成するためのデータを獲得することができる。なお、該POS端末装置76は、オンラインで売上情報を送り出す機能を有する、レジスター装置であってもよい。
発注用端末装置77は、販売する商品や、飲料に関する購入材料や、料理に関する購入材料などを発注するために用いる端末である。納品用端末装置78は、販売する商品や、飲料に関する購入材料や、料理に関する購入材料などの納品時の情報入力に用いる端末である。これら発注用端末装置77や該納品用端末装置78からは、「飲料に関する購入材料費」、「料理に関する購入材料費」、「販売商品の仕入れ費」などのデータそのもの、あるいはこれらデータを生成するためのデータを獲得することができる。
クライアント装置5において、まず、契約関係処理部62は、該クライアント装置5における情報受益顧客に係る諸契約に関する処理を行うものであり、ライセンシー契約者認証用のライセンス・キーや、閲覧資格認証用のアクセス・キーの発行や送付に係る処理を行うものである。
現場収集情報処理部65は、データ収集処理部68により、通信処理部70及びLAN74を介して、POS端末装置76、発注用端末装置77、納品用端末装置78などから、ビジネスフォーマット・ライセンス契約に基づく業務を実施している現場から、該業務に関するデータを、各現場から収集する。あるいは、人手によって該収集を行って、収集したものをデータ収集処理部68によって、人手により入力するようにしてもよい。そうして、現場収集情報処理部65は、該収集のデータを、データ変換処理部67によって現場収集情報に変換する。更に、該現場収集情報処理部65は、データ・アップロード処理部66によって情報供与サーバ装置10の現場収集情報処理部43へと、通信処理部61やインターネット1を経由して、該変換の情報をアップロードする。
情報閲覧処理部63は、情報供与サーバ装置10から提供される、ライセンシー公開用情報、契約促進情報、該契約促進情報の概要情報などの閲覧をするための処理を行う。
なお、以上において説明したクライアント装置5に係る各処理部は、ソフトウェア・プログラムによって実現されている。又、特に、契約関係処理部62、現場収集情報処理部65、又情報閲覧処理部63に係る処理を行うプログラムには、情報供与サーバ装置10側から適宜ダウンロードされる、JAVA(登録商標)アプレットが用いられている。
なお、以上において説明した各処理部は、ソフトウェア・プログラムによって、情報供与サーバ装置10やクライアント装置5において実現されている。
図7は、本実施例のライセンシー情報収集・供与方法における、全体的な業務の運営を示すフローチャートである。
ステップ110では、まず初期には、ビジネスフォーマット・ライセンス契約を締結している者がおらず、該契約自体も具体的に定まらない状態から始まる。最初に、該契約で供与する供与店舗建設設計情報や、使用許諾する名称が決められ、これに賛同する者などが、いわば試験的に、これら供与店舗建設設計情報や名称に基づく業務を行う。そして、該業務を行う現場から収集したデータに基づく現場収集情報を収集し、これに基づいて、初期の、契約促進情報やライセンシー公開用情報を作成する。
ステップ112では、上記のように定まった供与店舗建設設計情報や使用許諾の名称を含むビジネスフォーマット・ライセンス契約に基づいて、又契約促進情報やライセンシー公開用情報に基づいて、正式運営が開始される。この正式運営では、後述の図8に示すような現場収集情報アップロード処理や、図9に示す供与情報提供方法が行われることになる。
図8は、本実施例のライセンシー情報収集・供与方法における、現場収集情報のアップロード処理を示すフローチャートである。
このフローチャートでは、ビジネスフォーマット・ライセンス契約に従い、ライセンシー側が、通信ネットワークを利用して、該契約に基づく業務を行う現場から収集したデータに基づく現場収集情報をアップロードする際の処理が示されている。
まず、ステップ120では、ライセンシー側は、該契約に基づく業務を行う現場から諸データを収集する。該データは、本実施例の現場収集情報を生成するためのものであり、該収集は、人手によってもよい。あるいは、POS端末装置76、発注用端末装置77、納品用端末装置78から、LAN74を経由してデータ収集処理部68によって自動的に行ってもよい。人手により収集した場合は、収集したデータをデータ収集処理部68において手入力してもよい。
ステップ122では、データ収集処理部68において得られたデータを、データ変換処理部67において現場収集情報に変換する。該変換により生成された現場収集情報は、データ・アップロード処理部66によって、インターネット1を経由し、現場収集情報処理部43までアップロードする。
この後は、ステップ126において、現場収集情報処理部43は、アップロードされた現場収集情報を現場収集情報記憶部34に格納する。ステップ128では、現場収集情報記憶部34から現場収集情報を読み出して、読み出したものからライセンシー公開用情報を生成すると共に、該生成のものをライセンシー公開用情報記憶部36に格納する。ライセンシー公開用情報記憶部36に格納された情報は、以下に説明するように、本実施例において適宜ライセンシーの閲覧に供することができる。
なお、人手により現場から諸データを収集した場合は、ステップ122からステップ124において、更に人手によって、該データから現場収集情報を作成し、該現場収集情報を所定のマークシート用紙に記入する(ステップ122)。そして、該記入のマークシート用紙をFAX装置55に読み込ませて、公衆電話回線2を経由して、現場収集情報を情報供与サーバ装置10のFAXモデム装置52に送付することで、いわばアップロードし、OCR処理部50で電子文字情報に変換することができる(ステップ124)。あるいは、該記入のマークシート用紙は、郵送によって情報供与サーバ装置10側に送付し、スキャナ装置53によって読み取り、OCR処理部50で電子文字情報に変換するようにしてもよい(ステップ124)。電子文字情報に変換されたものは、以後、インターネット1でアップロードさせた場合と同様に、現場収集情報処理部43や公開用情報生成処理部44によって処理される。
図9は、本実施例のライセンシー情報収集・供与方法における、供与情報提供方法を示すフローチャートである。この図において、矩形内の諸処理は、クライアント装置5や情報供与サーバ装置10において実行されるソフトウェア・プログラムによる。又、斜体文字は、人手などによる処理である。
以下、この図9を用いて、本実施例における供与情報提供方法の作用について、個々の処理の実行順に説明する。
まず、何らかの方法にて取得したホームページのURL(uniform resource locator)により、適宜ステップ140においてウェブ・ブラウザ6を用いることで、情報供与者側のホームページにアクセスする。該アクセスによって、契約促進情報の概要情報を閲覧することができる。更に、ステップ140では、このステップ142のオンライン閲覧に加えて、契約促進情報の閲覧のための、権利資格供与の請求を行うことができる。該請求には、閲覧資格認証に用いるための、アクセス・キーの請求が含まれる。該請求として、契約関係処理部42及び画面表示入力処理部47で提供されるホームページの画面を表示し、権利資格の認証判断情報として、必要事項を顧客が入力して行う。顧客の該入力は、ステップ146においてクライアント装置5に受付けられ、該クライアント装置5から情報供与サーバ装置10の契約関係処理部42に送信される。上記の必要事項には、事業予算、店舗種類、店舗建設又は店舗運営用什器に関する顧客の希望や趣向を含むアンケート情報が含まれる。
入力内容が契約関係処理部42で受信されると、該契約関係処理部42により、該入力の認証判断情報に基づいて、顧客の権利資格の認証判断を行う。例えば、投資可能資金額や商圏エリア位置など、入力された内容から、今後の取引対象になり得る者かなどの判断を行う。顧客が、同一のフォーマットで新たに同じ商圏エリアに店舗を開業する場合はライセンス契約できないようにしているので、アクセス・キーに係る閲覧の権利資格の認証判断段階においても、この点についても判断する。
このステップ150で認証可と判断された場合は、次にステップ152において情報供与サーバ装置10は、契約関係処理部42により、アクセス・キーの発行及び配布を行う。
該アクセス・キーは、いわゆるID(IDentification)番号やID名称のように用いるものであって、契約促進情報の供与を受ける、閲覧の権利資格を証明する情報として用いる。該アクセス・キーは、契約関係処理部42が送信する電子メールによって、あるいは、契約関係処理部42が作成するはがきなど郵送や宅配便によって送付するようにしてもよい。なお、該アクセス・キーには、パスワードも併せて用いるようにして、盗用を防止するようにしてもよい。
次は、該ステップ152によって顧客がアクセス・キーの送付を受けると、ステップ160では、情報供与者側のホームページのアクセス操作を行い、該ホームページの所定画面において該アクセス・キーの入力を顧客が行う。すると、該入力によってステップ162では、その顧客が、契約促進情報の供与を受ける、閲覧の権利資格を有していることが認証され、公開用情報提供処理部45のステップ164により契約促進情報を閲覧できるようになる。この拡張促進情報は、該拡張促進情報の概要情報よりも詳細なものであり、供与範囲が拡張されたものである。なお、ステップ162や166はクライアント装置5のウェブ・ブラウザ6により行われる。
更に、ビジネスフォーマット・ライセンス契約の締結を請求し、これに伴った、契約者認証に用いるライセンス・キーの請求を行う場合は、該ステップ160において、このための認証判断情報の入力操作を行う。該請求は、ライセンシー公開用情報の閲覧の権利資格供与の請求にもなる。このような請求は、画面表示入力処理部47で提供される画面を、ウェブ・ブラウザ6において表示して行う。該入力は、ステップ166においてクライアント装置5に受付けられ、そして情報供与サーバ装置10の契約関係処理部42に送信される。
入力内容が契約関係処理部42で受信されると、ステップ170において、該受信の認証判断情報に基づいて、ビジネスフォーマット・ライセンス契約の締結の正当性などの判断を行う。例えば、今回入力された内容や、該ライセンス契約締結が金銭対価の払い込みが伴うものであれば、該払い込み完了の確認に基づくなどして該判断を行う。ステップ170で認証可と判断された場合は、次にステップ172において情報供与サーバ装置10の契約関係処理部42は、電子メールやはがき郵送などによって、ライセンス・キーの発行及び配布を行う。
該ライセンス・キーは、これを配布された顧客が、ビジネスフォーマット・ライセンス契約を締結しているものであることを認証するためのものであり、又、ライセンシー公開用情報のライセンス情報の供与を受ける、閲覧の権利資格を有していることを認証するためのものであり、前述のアクセス・キーと同様に用いる。該ライセンス・キーには、パスワードも併せて用いるようにして、盗用を防止するようにしてもよい。
ここで、以上に説明したライセンス・キーの請求は、ライセンス契約の請求としてもよい。この場合、情報供与サーバ装置10では、受信した該請求に基づいて、該ライセンス契約の内容及び重要事項開示書面を請求者に送付する。又、該請求者は、これに署名や捺印し、情報供与者側に郵送する。この後、ライセンス契約が成立すると、この時点でライセンス・キーを顧客に送付し、又、該ライセンス契約に関する、前述の認証判断情報その他の情報は自設データベース装置24に記録される。
なお、上記のライセンス契約は、予約契約をオンラインで行えるようにして、予約契約締結の段階でライセンス・キーを送付すれば、顧客が該ライセンス・キーを速やかに利用することが可能になる。即ち、該予約契約、及び該予約契約に係る予約金決済を、電子認証を利用しつつオンラインで行うようにする。この場合は、上記の予約契約の署名や捺印、予約金決済は、電子認証により行う。又、上述のライセンス契約の内容の送付は、予約契約のために、オンラインでも取り扱うようにしてもよい。
顧客がライセンス・キーの送付を受けると、次はステップ180では、情報供与者側のホームページのアクセス操作、及び該ホームページの所定画面において、該ライセンス・キーの入力を顧客が行う。すると、ステップ182では、その顧客が、ビジネスフォーマット・ライセンス契約を締結しているものであることが認証され、又、ライセンシー公開用情報の閲覧の権利資格を有していることが認証され、公開用情報提供処理部45や画面表示入力処理部47によるステップ184により、該当のライセンシー公開用情報を閲覧できるようになる。
以上のように、本実施例において、共通の店舗建設設計情報や名称の使用を前提とすることで、互いに営業条件を揃えるように促し、これによって類似の営業背景において相互に営業情報を、通信ネットワークを利用して融通できるようにし、各々が該営業情報を交換しながら事業の独立運営を可能とすることができる。
なお、前述のステップ140において情報供与者側のホームページにアクセスせずとも、例えば郵送などによって受け取った印刷物などによって、前述の契約促進情報の概要情報を閲覧したり、又該閲覧やライセンシーの請求や認証の後に、郵送などによってアクセス・キーを配布したりすることも考えられる。あるいは、アクセス・キーの配布は特に行わず、例えばライセンサー側の営業担当者が契約促進情報を閲覧させることも考えられる。又、前述のステップ160において情報供与者側のホームページにアクセスせずとも印刷物などによって、前述の契約促進情報を閲覧したり、又該閲覧やライセンシーの請求や認証の後に、郵送などによってライセンス・キーを配布したりすることも考えられる。このようなものにおいても、現場収集情報のアップロード、及びライセンシー公開用情報の閲覧を行うのであれば、本発明が適用されていることは明らかである。
なお、ステップ160で言及したビジネスフォーマット・ライセンス契約は、電子認証を行いながら、オンラインですべて電子的に行うようにしてもよい。あるいは、オンラインで得た重要事項開示書面を、クライアント装置5においてプリント・アウトし、これに顧客が署名や捺印したものを情報供与者側に郵送するなどして行うようにしてもよい。
なお、本発明において、現場収集情報や、該現場収集情報から作成されるライセンシー公開用情報について、具体的に限定するものではない。これらの情報は、特定期間における日別の営業情報や、1日における時間帯別の営業情報や、特定期間における平均の営業情報であってもよい。
具体的には、これら現場収集情報やライセンシー公開用情報は、特定の年及び月における、日別の、「売上高」、「飲料に関する購入材料費」、「料理に関する購入材料費」、「販売商品の仕入れ費」、「家賃」、「人件費」、「広告費」、「その他費用」、「償却リース費用」のそれぞれの項目についての金額のデータ、又これら金額に係る「合計」の金額のデータを含む営業情報であってもよい。更に、ライセンシー公開用情報においては、日別の、又、これら項目別の、「合計」の金額に対する比率のデータを含むようにしてもよい。
あるいは、これら現場収集情報やライセンシー公開用情報は、特定の年及び月において、あるいは特定の年及び月及び日において、「11時〜12時」、「12時〜13時」、「13時〜14時」、「14時〜15時」、「15時〜16時」、「16時〜17時」、「17時〜18時」、「18時〜19時」、「19時〜20時」、「20時〜21時」、「21時〜22時」、「22時〜23時」、「23時〜24時」というような時間帯別の、「売上高(税別の金額)」、「客数(人数)」、「組数」、「客単価(金額)」、「組単価(金額)」、「平均組人数(組の人数の平均)」のそれぞれの項目についての、金額や数のデータを含む営業情報であってもよい。
更には、これら現場収集情報やライセンシー公開用情報は、特定の年及び月において、あるいは特定の年及び月及び日において、提供する商品や料理やサービスなどの種類や名称などを示す「内容」毎の、「売上高(税別の金額)」、「数量」などの項目についての、金額や数のデータを含む営業情報であってもよい。更に、ライセンシー公開用情報においては、日別に、又、これら「内容」毎の、「売上高(税別の金額)」や「売上数」などの項目についての、集計された合計金額や合計個数などに対する構成比率のデータを含むようにしてもよい。
ここで、以下に、本実施例において、各段階における、閲覧の権利資格の認証判断に用いられることになる顧客が入力する情報(権利資格の認証判断情報)、該認証判断で権利資格の付与が正当と判断されて該当の情報供与可と判断された場合に顧客に与えられるキーの名称、その顧客が閲覧できる情報供与の範囲についてまとめる。しかしながら、本発明は、このようなものに限定されるものではない。認証判断情報については、適宜、自設データベース装置24の契約情報記憶部32に格納保存されることになる。
第1段階:
認証判断情報:特になし。印刷媒体である新聞や雑誌の広告などや、ホームページのネット・リンクなどによって、情報供与サーバ装置10のURLを知り得たものであれば、顧客は誰でもよい。;
キー名称:誰でも情報供与するので、利用するキーは特になし;
情報の供与の範囲:ビジネスフォーマット・ライセンス契約の契約促進情報についての、概要情報のみ。この契約促進情報の概要情報とは、契約促進情報に基づくものであり、契約促進情報の一部の情報である。;
第2段階:
認証判断情報:顧客の名称(会社名や氏名)及び所在(あるいは住所)の情報。電話番号や電子メールアドレス。会社規模などの顧客に関する情報。顧客の店舗経営に関する情報。今後店舗経営に投資可能な資金の金額。今後経営希望する店舗形態や規模や所在場所に関する情報。;
キー名称:アクセス・キー;
情報の供与の範囲:ビジネスフォーマット・ライセンス契約の契約促進情報、又該契約促進情報の概要情報のみ。;
第3段階:
認証判断情報:情報供与ライセンス契約の締結に関する情報。又、場合によっては該ライセンス契約締結やその予約契約が完了していることを示す情報。;
キー名称:ライセンス・キー。;
情報の供与の範囲:ビジネスフォーマット・ライセンス契約の契約促進情報、該契約促進情報の概要情報、更に、ライセンシー公開用情報。;
以上に説明したように、本実施例によれば本発明を効果的に適用することができる。
以上説明したとおり、本発明によれば、共通の店舗建設設計情報や名称の使用を前提とすることで、互いに営業条件を揃えるように促し、これによって類似の営業背景において相互に営業情報を、通信ネットワークを利用して融通できるようにし、各々が該営業情報を交換しながら事業の独立運営を可能とすることができる。
なお、本発明は、フランチャイズ契約の欠点や問題点を解消するものであり、フランチャイズ契約の要素を、すべて否定するものではない。従って、本発明を適用するに際しては、適宜、フランチャイズ契約の要素を盛り込むようにしてもよい。
本発明は、店舗建設設計情報の供与や名称の使用の許諾についてや、現場収集情報のライセンシー側からのアップロードや、ライセンシー側のライセンシー公開用情報の閲覧に関する契約が中心になるものの、新規参入者や特殊な経営状況の者は、事業開始時期や事業改善時期に多様なノウハウ提供を受けたい、という必要性がある。従って、ライセンシー側は、ライセンサー側に一定の対価を支払い、ライセンサー側から事業の指導や援助を受けるという、フランチャイズ契約に一部類似した内容の契約を含めるようにしてもよい。
しかしながら、このような契約を締結する場合も、例えば、これを期限付契約としたり、対価の金額を売上高に連動させないように例えば定額性にしたりすることができる。例えば、ライセンシー側の事業開始までという期限付契約とすることもできる。又、資本や運営についても、原則ライセンシー側の独立性や単独性を保つようにする。これらのようにするなら、例えば事業の利益は原則ライセンシー側の収益とすることができる、又ライセンシー側の支払い負担はライセンサー側から提供される権利やノウハウに対応させ易くすることができるなど、ライセンシー側各々が該営業情報を交換しながら事業の独立運営を可能とすることができるという、本発明の特徴を活かすことができる。
又、営業に必要な販売商品や消耗品や備品を、ライセンサー側からライセンシー側に供給という、フランチャイズ契約に類似した内容の契約を含める場合も、ライセンシー側の選択的な要素を盛り込むようにする。これによって、同様に、ライセンシー側が各々独立性を発揮し易くなる。
従来のフランチャイジーからフランチャイザーへ、つまり下から上への一方通行のみになっているデータの流れを示すブロック図 本発明における双方向のデータの流れを示すブロック図 本発明が適用された実施例のライセンシー情報収集・供与方法に関する諸装置の構成を示すブロック図 上記実施例の情報供与者のセンタ側、情報受益の顧客側のそれぞれにある設備構成を示すブロック図 前記実施例の情報供与サーバ装置の構成を示すブロック図 前記実施例のクライアント装置の構成を示すブロック図 前記実施例のライセンシー情報収集・供与方法における、全体的な業務の運営を示すフローチャート 前記実施例のライセンシー情報収集・供与方法における、現場収集情報のアップロード処理を示すフローチャート 前記実施例のライセンシー情報収集・供与方法における、供与情報提供方法を示すフローチャート
符号の説明
1…インターネット
2…公衆電話回線
5…クライアント装置
6…ウェブ・ブラウザ
10…情報供与サーバ装置
11…建設業事業者サーバ装置
12…什器納入業者サーバ装置
13…外部データベース・サーバ装置
17…インターネット接続サーバ装置
22…ウェブ・サーバ
24…自設データベース装置
32…契約情報記憶部
34…現場収集情報記憶部
36…ライセンシー公開用情報記憶部
42…契約関係処理部
43…現場収集情報処理部
44…公開用情報生成処理部
45…公開用情報提供処理部
47…画面表示入力処理部
48、61、70…通信処理部
62…契約関係処理部
63…情報閲覧処理部
65…現場収集情報処理部
66…データ・アップロード処理部
67…データ変換処理部
74…LAN
76…POS端末装置
77…発注用端末装置
78…納品用端末装置

Claims (8)

  1. 店舗建設設計情報の供与、及び、名称の使用の許諾の、少なくとも一つのライセンスの、ビジネスフォーマット・ライセンス契約におけるライセンサー側に対して、ライセンシー側は、該契約に基づく業務を行う現場から収集したデータに基づく現場収集情報をアップロードし、
    ライセンサーは、該現場収集情報からライセンシー公開用情報を作成し、
    該ライセンシー公開用情報を、他のライセンシー側による閲覧に供するようにしたことを特徴とするライセンシー情報収集・供与方法。
  2. 請求項1において、
    前記ビジネスフォーマット・ライセンス契約を締結するにあたって、ライセンスを提供するライセンサーは、ライセンスを受けることを希望する旨申し出る者が、該ライセンス契約の締結の可否判断に用いるための、契約促進情報の一部として前記ライセンシー公開用情報を閲覧可能とし、
    該ビジネスフォーマット・ライセンス契約の締結後、ライセンシー側に対してライセンサー側は、ライセンシー契約者認証用のライセンス・キーを送付すると共に、
    前記ライセンシー公開用情報のライセンシー側の閲覧の際には、ライセンシー側は前記ライセンス・キーによる契約者認証を受けるようにしたことを特徴とするライセンシー情報収集・供与方法。
  3. 請求項2において、
    ライセンサー側は、前記現場収集情報を少なくとも用いて、前記契約促進情報を作成すると共に、
    ライセンサー側は、ライセンスを受けることを希望する旨申し出る者に対して、その資格判断の後、前記契約促進情報の閲覧資格認証用のアクセス・キーを送付し、
    この後、ライセンシー側は、該アクセス・キーによる閲覧資格認証を受けつつ、該契約促進情報を閲覧するようにしたことを特徴とするライセンシー情報収集・供与方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記現場収集情報のライセンサー側へのアップロードを、ライセンシー側から送信する電子メールによって行うようにしたことを特徴とするライセンシー情報収集・供与方法。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記現場収集情報のライセンサー側へのアップロードに対する対価を、ライセンサー側で把握し、
    前記ライセンシー公開用情報の閲覧対価をライセンシー側に請求する際に、ライセンサー側は、前記アップロード対価の分を相殺するようにしたことを特徴とするライセンシー情報収集・供与方法。
  6. 請求項5において、
    前記閲覧対価をライセンシー側に請求する際の、該閲覧対価及び前記アップロード対価が、等しくなるようにしたことを特徴とするライセンシー情報収集・供与方法。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    業務現場から発生する前記データから前記現場収集情報を作成するための処理、及び、該現場収集情報をライセンサー側へアップロードする処理の、少なくとも一部を行うプログラムを、ライセンサー側からオンラインでライセンシー側に提供するようにしたことを特徴とするライセンシー情報収集・供与方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    前記現場収集情報には、特定期間における日別の営業情報、1日における時間帯別の営業情報、及び、特定期間における平均の営業情報の、少なくとも1つを含むようにしたことを特徴とするライセンシー情報収集・供与方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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