JP2005120873A - スタータ - Google Patents

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Abstract

【課題】モータ内部への浸水を抑制できること。また、ハウジング6を介してモータ2と電磁スイッチ3とに振動が伝達された場合に、モータ2と電磁スイッチ3との相対振動を抑制することができ、振動に強いスタータ1を提供すること。
【解決手段】モータターミナル24は、モータ2のエンドフレーム12に取り付けられるゴム製のグロメット25を気密に挿通して、一端側がモータ2の内部に引き入れられ、他端側がモータ2の外側に取り出されている。グロメット25からモータ2の外側に取り出されたモータターミナル24の他端は、電磁スイッチ3に設けられるモータ端子15のボルト部に嵌合して取り付けられ、そのボルト部に螺着されるナット26により締め付け固定される。また、モータ2の内部に引き入れられたモータターミナル24の一端は、界磁コイル7cの反ブラシ側端部に電気的且つ機械的に結合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータの回転軸と電磁スイッチの作動軸とが平行に配置され、且つモータと電磁スイッチとが共通のハウジングに固定されているスタータに関する。
例えば、特許文献1に開示されたスタータは、モータの径方向外側に電磁スイッチを配置した二軸構造であり、そのモータと電磁スイッチとを電気的に接続する端子構造が示されている。その端子構造は、電磁スイッチのモータ端子に取り付けられるコネクタと、モータの内部から外側に引き出されたリード線とを有し、コネクタの端部がリード線の口出部分に圧着固定されている。
また、一般的な二軸構造のスタータは、図11に示す様に、モータ100と電磁スイッチ110とが共通のハウジング120にそれぞれボルト(図示せず)で固定されている。
実開昭61−35556号公報
ところが、上記の特許文献1に記載された端子構造では、モータの内部から外側に引き出されたリード線が、複数本の銅線を撚り合わせて形成される撚り線であるため、スタータの外部からリード線が被水した場合に、毛細管現象によりリード線の内部を浸透してモータ内部へ浸水する虞があった。
一方、図11に示す様な二軸構造のスタータでは、エンジンから振動を受けた場合に、エンジンに取り付けられるハウジング120からモータ100及び電磁スイッチ110へ振動が伝達され、モータ100と電磁スイッチ110との間に相対振動が生じる。その結果、特許文献1に記載された端子構造では、モータ端子に固定されるコネクタの取付部と、モータから取り出されるリード線の取出口とが異なる位相で変位するため、両者の相対変位量が大きくなり、コネクタとリード線との接続部に応力が集中して、リード線が断線する可能性を有していた。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、モータ内部への浸水を抑制できるスタータを提供すること。また、ハウジングを介してモータと電磁スイッチとに振動が伝達された場合に、モータと電磁スイッチとの相対振動を抑制することができ、振動に強いスタータを提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明のスタータは、モータの回転軸と電磁スイッチの作動軸とが平行に配置される二軸構造であり、且つモータと電磁スイッチとが共通のハウジングに固定され、そのハウジングの内部にモータの回転速度を減速する遊星歯車減速装置が収容されている。
モータ端子とモータの内部回路とを電気的に接続する接続手段は、1個のモータターミナルによって形成され、このモータターミナルが、モータのフレームに取り付けられるゴム製の絶縁部材に気密に保持されて、一端がモータの内部でモータの内部回路に接続され、他端がモータ端子に接続されていることを特徴とする。
上記の構成によれば、モータ端子とモータの内部回路とを電気的に接続する接続手段として、複数の銅線を撚り合わせたリード線を使用することなく、1個のモータターミナルを採用し、そのモータターミナルがゴム製の絶縁部材に気密に保持されているので、モータが外部より被水した場合に、モータターミナルを伝ってモータ内部(フレームの内側)へ浸水することを防止できる。
(請求項2の発明)
請求項1に記載したスタータにおいて、電磁スイッチは、内部に励磁コイルを収容するスイッチケースがハウジングと一体に設けられると共に、バッテリ端子とモータ端子を保持する接点カバーを有し、この接点カバーが、スイッチケースを形成するハウジングに固定されていることを特徴とする。
この構成によれば、スイッチケースを形成するハウジングに接点カバーが固定されるので、ハウジングからターミナル取付部(モータ端子に取り付けられるモータターミナルの取付部)までの距離が短くなる。従って、エンジンから振動を受けた場合に、ハウジングを介してターミナル取付部に伝達される振動が抑えられるので、振動によるターミナル取付部の変位量が小さくなる。その結果、モータターミナルに生じる応力が低減するため、モータターミナルの損傷を防止できる。
(請求項3の発明)
請求項1または2に記載したスタータにおいて、モータターミナルは、絶縁部材よりフレームの外側に取り出される他端側に、少なくとも1カ所の湾曲部が設けられ、この湾曲部に可撓性を持たせたことを特徴とする。
この場合、モータターミナルの湾曲部によって振動を吸収できるので、モータターミナルの耐振動性を向上できる。また、モータターミナルをモータ端子に取り付ける際に、湾曲部の変形を利用して、モータ端子に対するモータターミナルの取付け位置を調整できるので、モータターミナルの取付けを容易に、且つ確実に行うことができる。
(請求項4の発明)
請求項1〜3に記載した何れかのスタータにおいて、モータターミナルは、ゴム製の絶縁部材と一体成形されていることを特徴とする。
この場合、絶縁部材を挿通するモータターミナルと絶縁部材との密着度合いが向上するので、高い防水性を確保できる。また、絶縁部材を挿通する部分だけでなく、絶縁部材から突き出るモータターミナルの表面にも薄くゴムを残すことにより、防水性だけでなく、絶縁性も向上する。
(請求項5の発明)
請求項1〜4に記載した何れかのスタータにおいて、モータは、内部回路として、バッテリから通電を受けて磁束を発生する界磁コイルと、この界磁コイルの反ブラシ側端部が接続されるコネクタバーとを有し、モータターミナルは、モータの内部でコネクタバーに接続されていることを特徴とする。
この構成では、モータターミナルとコネクタバーとの接続部がモータ内部(フレームの内側)に設けられるので、その接続部が外部から被水することはなく、接続部の腐食を抑制できるため、接続部の信頼性が向上する。また、コネクタバーによってモータターミナルの一端を支持できるので、振動に対して強い構造を実現できる。
(請求項6の発明)
請求項1〜5に記載した何れかのスタータにおいて、モータターミナルは、内部回路との接続部が、ゴム製の絶縁部材に覆われていることを特徴とする。
この構成では、モータの通電回路の中でも強度的に弱くなる部位、即ち、モータターミナルと内部回路との接続部が絶縁部材によって弾性的に保持されるので、接続部に振動が伝達され難くなり、接続部の信頼性が向上する。
(請求項7の発明)
本発明のスタータは、モータの回転軸と電磁スイッチの作動軸とが平行に配置される二軸構造であり、且つモータと電磁スイッチとが共通のハウジングに固定され、そのハウジングの内部にモータの回転速度を減速する遊星歯車減速装置が収容されている。
モータ端子とモータの内部回路とを電気的に接続する接続手段は、モータのフレームに取り付けられるゴム製の絶縁部材に気密に保持されて、一端がモータの内部でモータの内部回路に接続されるモータ側ターミナルと、モータの外部でモータ側ターミナルの他端とモータ端子とを電気的に接続するスイッチ側接続部品とで形成されている。
また、電磁スイッチは、内部に励磁コイルを収容するスイッチケースがハウジングと一体に設けられると共に、バッテリ端子とモータ端子を保持する接点カバーを有し、この接点カバーが、スイッチケースを形成するハウジングに固定されていることを特徴とする。 上記の構成によれば、モータ側ターミナルがゴム製の絶縁部材に気密に保持されているので、モータが外部より被水した場合に、モータ側ターミナルを伝ってモータ内部(フレームの内側)へ浸水することを防止できる。
また、スイッチケースを形成するハウジングに接点カバーが固定されるので、ハウジングからターミナル取付部(モータ端子に取り付けられるスイッチ側接続部品の取付部)までの距離が短くなる。従って、エンジンから振動を受けた場合に、ハウジングを介してターミナル取付部に伝達される振動が抑えられるので、振動によるターミナル取付部の変位量が小さくなる。その結果、スイッチ側接続部品とモータ側ターミナルとの結合部に生じる応力が低減するため、振動に対する結合部の信頼性を確保できる。
(請求項8の発明)
請求項7に記載したスタータにおいて、スイッチ側接続部品は、1個の金属部品によって形成されていることを特徴とする。
本発明の接続手段は、モータ側ターミナルと、スイッチ側接続部品とが、共に金属部品によって形成される。つまり、複数のリード線を撚り合わせたリード線を使用しないので、モータ側ターミナルとスイッチ側接続部品との接合が容易であり、且つリード線を使用した場合より、コストを抑えることが可能である。
(請求項9の発明)
請求項7に記載したスタータにおいて、スイッチ側接続部品は、複数本の銅線を縒り合わせて形成されたリード線であることを特徴とする。
モータ側ターミナルがゴム製の絶縁部材に保持されることで、モータ内部への浸水を防止できるので、スイッチ側接続部品にリード線を用いても、防水性には何ら影響しない。また、スイッチ側接続部品にリード線を使用することにより、スタータの機種により、電磁スイッチとモータとの位置関係(特に軸方向の位置関係)が異なる場合でも、リード線だけを変更することで、いろいろな長さのモータに組み合わせることが可能である。
(請求項10の発明)
請求項7〜9に記載した何れかのスタータにおいて、モータ側ターミナルは、絶縁部材よりフレームの外側に取り出される他端側に、少なくとも1カ所の湾曲部が設けられ、この湾曲部に可撓性を持たせたことを特徴とする。
この場合、モータ側ターミナルの湾曲部によって振動を吸収できるので、振動に強い接続手段を実現できる。また、モータ側ターミナルとスイッチ側接続部品とを結合する際に、湾曲部の変形を利用してモータ側ターミナルの位置を調整できるので、両者の結合を容易に、且つ確実に行うことができる。
(請求項11の発明)
請求項8に記載したスタータにおいて、1個の金属部品であるスイッチ側接続部品には、少なくとも1カ所の湾曲部が設けられ、この湾曲部に可撓性を持たせたことを特徴とする。
この場合、スイッチ側接続部品の湾曲部によって振動を吸収できるので、振動に強い接続手段を実現できる。また、モータ側ターミナルとスイッチ側接続部品とを接合する際に、湾曲部の変形を利用してスイッチ側接続部品の位置を調整できるので、両者の結合を容易に、且つ確実に行うことができる。
(請求項12の発明)
請求項7〜11に記載した何れかのスタータにおいて、モータ側ターミナルは、ゴム製の絶縁部材と一体成形されていることを特徴とする。
この場合、絶縁部材を挿通するモータ側ターミナルと絶縁部材との密着度合いが向上するので、高い防水性を確保できる。また、絶縁部材を挿通する部分だけでなく、絶縁部材から突き出るモータ側ターミナルの表面にも薄くゴムを残すことにより、防水性だけでなく、絶縁性も向上する。
(請求項13の発明)
請求項7〜12に記載した何れかのスタータにおいて、モータは、内部回路として、バッテリから通電を受けて磁束を発生する界磁コイルと、この界磁コイルの反ブラシ側端部が接続されるコネクタバーとを有し、モータ側ターミナルは、モータの内部でコネクタバーに接続されていることを特徴とする。
この構成では、モータ側ターミナルとコネクタバーとの接続部がモータ内部(フレームの内側)に設けられるので、その接続部が外部から被水することはなく、接続部の腐食を抑制できるため、接続部の信頼性を向上できる。また、コネクタバーによってモータ側ターミナルの一端を支持できるので、振動に対して強い構造を実現できる。
(請求項14の発明)
請求項7〜13に記載した何れかのスタータにおいて、モータ側ターミナルは、内部回路との接続部が、ゴム製の絶縁部材に覆われていることを特徴とする。
この構成では、モータの通電回路の中でも強度的に弱くなる部位、即ち、モータ側ターミナルと内部回路との接続部が絶縁部材によって弾性的に保持されるので、接続部に振動が伝達され難くなり、接続部の信頼性が向上する。
(請求項15の発明)
請求項1〜14に記載した何れかのスタータにおいて、ハウジングは、モータの回転速度を減速する遊星歯車減速装置を内部に収容するセンタハウジングと、このセンタハウジングをモータとの間に挟持するフロントハウジングとで構成され、センタハウジングに電磁スイッチのスイッチケースが一体に設けられていることを特徴とする。
この構成では、スタータの機種が異なる場合、つまり、エンジンに対する取付け部の形状が異なる場合は、フロントハウジングを変更するだけで対応できる。言い換えると、スタータの機種が異なる場合でも、センタハウジングを共通化できるので、コスト低減ができる。また、ハウジングをフロントハウジングとセンタハウジングとに分割することで、フロントハウジングを小さくできるため、フロントハウジングを成形する型のサイズも小さくすることができ、型費を抑えることが可能である。
また、センタハウジングを用いない場合、つまり、フロントハウジングとモータとの間に減速装置が配置される構造と比較すると、フロントハウジングからモータのターミナル取出部(請求項1の発明ではモータターミナルの取出部、請求項7の発明ではモータ側ターミナルの取出部)までの距離が短くなるため、振動に強い接続手段を実現できる。
本発明を実施するための最良の形態を以下の実施例により詳細に説明する。
図1はスタータ1の全体側面図である。
本実施例のスタータ1は、回転力を発生するモータ2と、このモータ2の通電回路に設けられるメイン接点(後述する)を開閉制御する電磁スイッチ3と、モータ2に駆動されて回転する出力軸4と、この出力軸4上に配置されるピニオン5等より構成され、モータ2と電磁スイッチ3とが共にハウジング6に固定されている。
また、ハウジング6の内部には、モータ2の回転速度を減速する遊星歯車減速装置(図示せず)と、この減速装置で減速された回転を出力軸4に伝達する一方向クラッチ(図示せず)、及び、電磁スイッチ3に内蔵されるプランジャ19(図2参照)の移動に伴って、ピニオン5と共に出力軸4を軸方向に移動させるためのリンク機構(図示せず)等が設けられている。
モータ2は、磁束を発生する界磁7と、整流子8を有する電機子9(図2参照)、及び整流子8上に配置されるブラシ10等より構成される周知の直流電動機であり、電磁スイッチ3によってメイン接点が閉制御されると、バッテリ11(図2参照)より始動電流が供給されて、電機子9に回転力が発生する。
界磁7は、磁気回路を形成するヨーク7aの内側に界磁極7bが固定され、その界磁極7bに界磁コイル7cを巻線して構成される。なお、界磁コイル7cは、図2に示す様に、電機子9に対して反アース側に接続されている。
電機子9は、回転軸9aに電機子鉄心9bが固定され、その電機子鉄心9bに電機子コイル9cを巻線して構成される。
このモータ2は、図1に示す様に、ヨーク7aの一端側がハウジング6の開口部に印籠嵌合して組み付けられ、ヨーク7aの他端側がエンドフレーム12によって閉塞されて、複数本のスルーボルト13によりハウジング6に固定されている。
電磁スイッチ3は、以下に説明するソレノイドユニットと、メイン接点を内部に収容して、2本の端子ボルト14、15を保持する接点カバー16とで構成され、前記ソレノイドユニットが、ハウジング6と一体に設けられたスイッチケース(以下、ケース部6aと呼ぶ)の内部に収容されている。
ソレノイドユニットは、図2に示す様に、始動スイッチ17の閉操作によってバッテリ11から通電される励磁コイル18と、この励磁コイル18の内側に挿入されて、励磁コイル18の通電時に発生する磁力により吸引されるプランジャ19と、このプランジャ19を押し戻すためのリターンスプリング(図示せず)等を備える。
接点カバー16は、例えば、樹脂製であり、図1に示す様に、ハウジング6に設けられたケース部6aに複数本のボルト20で固定されている。
メイン接点は、図2に示す様に、2本の端子ボルト14、15を介してモータ2の通電回路に接続されると一組の固定接点21(21a、21b)と、プランジャ19の移動に連動して(またはプランジャ19と一体に)可動する可動接点22とで構成され、この可動接点22が一組の固定接点21に当接して両固定接点21間が導通することによりメイン接点が閉状態となり、可動接点22が一組の固定接点21から離れることでメイン接点が開状態となる。
2本の端子ボルト14、15は、バッテリケーブル23(図2参照)を介してバッテリ11のプラス電極に接続されるバッテリ端子14と、モータターミナル24を介してモータ2の内部回路(界磁コイル7c)に接続されるモータ端子15であり、バッテリ端子14と一方の固定接点21a、及びモータ端子15と他方の固定接点21bとが接点カバー16の内部で電気的且つ機械的に結合されている。
上記の電磁スイッチ3は、図1に示す様に、ハウジング6のケース部6aがモータ2の径方向外側に設けられ、そのケース部6aに収容されるプランジャ19の中心軸(本発明の作動軸)がモータ2の回転軸9aと平行に配置されている。
続いて、本発明の接続手段であるモータターミナル24について説明する。
モータターミナル24は、板状あるいは棒状等に形成された1個の金属部品であり、図1に示す様に、モータ2のエンドフレーム12に取り付けられるゴム製のグロメット25(絶縁部材)を気密に挿通して、一端側がモータ2の内部に引き入れられ、他端側がモータ2の外側に取り出されている。なお、グロメット25は、モータ2のヨーク7a及びエンドフレーム12に対してモータターミナル24を絶縁保持している。このグロメット25には、モータターミナル24を通すための孔(図示せず)が予め形成されており、この孔にモータターミナル24が圧入状態で挿通されることにより、モータターミナル24の周囲が気密にシールされる。
グロメット25からモータ2の外側に取り出されたモータターミナル24の他端は、例えば、丸孔を有するリング形状(図6参照)に設けられて、その丸孔をモータ端子15のボルト部に嵌合して取り付けられ、ボルト部に螺着されるナット26により締め付け固定される。また、モータ2の内部に引き入れられたモータターミナル24の一端は、図1に示す様に、界磁コイル7cのリード部(反ブラシ側端部)に電気的且つ機械的に結合(例えば溶接)されている。
なお、モータ2の外側に取り出されたモータターミナル24の他端側は、2カ所の湾曲部24aによって略S字状に設けられ、この湾曲部24aに可撓性を持たせている。
次に、スタータ1の作動を説明する。
始動スイッチ17の閉操作により電磁スイッチ3の励磁コイル18が通電されると、プランジャ19が吸引されることにより、例えば、シフトレバー等を有するリンク機構を介して、出力軸4が反モータ方向(図1の左方向)へ押し出される。ここで、出力軸4上のピニオン5がエンジンのリングギヤ(図示せず)にスムーズに噛み合った場合は、可動接点22が一組の固定接点21に当接してメイン接点が閉じることにより、バッテリ11からモータ2に始動電流が供給されて、電機子9に回転力が発生する。
一方、ピニオン5がスムーズにリングギヤに噛み合うことなく、リングギヤに衝突した場合は、図示しないドライブスプリングを撓ませながら、出力軸4だけが更に前進することにより、ピニオン5が出力軸4上を相対的に後退する。この時、出力軸4の移動に伴ってピニオン5がリングギヤと噛み合い可能な位置まで回転すると、ドライブスプリングの反力により、ピニオン5が押し出されてリングギヤに噛み合い、その後、メイン接点が閉じることで電機子9に回転力が発生する。
電機子9の回転は、減速装置で減速された後、一方向クラッチを介して出力軸4に伝達され、出力軸4と一体に回転するピニオン5からリングギヤに回転力が伝達されて、エンジンをクランキングさせる。
(実施例1の効果)
本実施例のスタータ1は、電磁スイッチ3のモータ端子15とモータ2の内部回路(本実施例では界磁コイル7c)とを電気的に接続するモータターミナル24を有し、このモータターミナル24が、モータ2のエンドフレーム12に取り付けられたゴム製のグロメット25を気密に挿通して取付けられている。この構成によれば、グロメット25を挿通するモータターミナル24の周囲が気密にシールされるため、モータ2が外部より被水した場合でも、モータターミナル24の表面を伝ってモータ2の内部(エンドフレーム12の内側)へ浸水することを防止できる。
また、モータターミナル24の一端がモータ2の内部で界磁コイル7cと接続されているので、その接続部がモータ2の外部から直接に被水することはなく、接続部の腐食を防止できるため、接続部の信頼性が向上する。
更に、本実施例の電磁スイッチ3は、2本の端子ボルト14、15を保持する接点カバー16が、ハウジング6のケース部6aにボルト20で固定されている。これにより、図11に示す従来の二軸タイプのスタータと比較すると、ハウジング6の端面(本実施例では、接点カバー16が固定されるケース部6aの端面)から、モータ端子15に取り付けられるモータターミナル24の取付部までの距離Lが、図11に示すスタータの距離L1より短くなる。その結果、エンジンから振動を受けた場合に、ハウジング6を介してターミナル取付部に伝達される振動が抑えられるので、振動によるターミナル取付部の変位量が小さくなり、モータターミナル24に生じる応力が低減するため、モータターミナル24の損傷を防止できる。
また、モータターミナル24は、グロメット25からモータ2の外側に取り出された他端側に2カ所の湾曲部24aが設けられて、略S字状に折り曲げられている。これにより、湾曲部24aに可撓性を持たせることができるので、その湾曲部24aによって振動を吸収でき、モータターミナル24の耐振動性を向上できる。また、モータターミナル24の他端をモータ端子15に取り付ける際に、湾曲部24aの変形を利用して、モータ端子15に対する取付け位置を調整できるので、モータ端子15に対するモータターミナル24の取付けを、容易に且つ確実に行うことができる。
なお、モータ2の外側に取り出されるモータターミナル24の形状は、図1に示した略S字状以外に、例えば、図3(a)〜(c)等の形状も考えられる。
図4は、モータターミナル24をグロメット25と一体成形した場合の断面図である。 実施例1に記載したモータターミナル24は、予めグロメット25に形成されている孔に圧入状態で挿通して取り付けられるが、例えば、モータターミナル24がプレス加工で打ち抜かれている場合に、破断面の精度が低いと、モータターミナル24とグロメット25との間に隙間が生じる可能性があり、防水性を確保できなくなる虞がある。
これに対し、本実施例のモータターミナル24は、図4に示す様に、ゴム製のグロメット25と一体に成形されているので、モータターミナル24とグロメット25との密着度が向上して、高い防水性を確保できる。また、グロメット25を挿通する部分だけでなく、グロメット25からモータ2の外側に取り出される他端側の表面にも薄くゴム25aを残すことにより、防水性だけでなく、絶縁性も向上する。
図5はモータターミナル24とモータ2の内部回路との接続部27をグロメット25の内部に設けた場合の断面図である。
本実施例は、強度的に弱くなるモータターミナル24とモータ2の内部回路(例えば、界磁コイル7c)との接続部27をゴム製のグロメット25によって覆った場合の一例である。これにより、モータターミナル24とモータ2の内部回路との接続部27がグロメット25によって弾性的に保持されるので、接続部27に振動が伝達され難くなり、接続部27の信頼性が向上する。
図6はモータターミナル24をコネクタバー28に接続した場合の平面図である。
本実施例は、モータターミナル24の一端をコネクタバー28に接続した場合の一例である。
実施例1に記載した様に、電機子9に対して界磁コイル7cを反アース側に接続する場合は、通常、界磁コイル7cの反ブラシ側端部をコネクタバー28に接続することが多い。つまり、図7に示す様に、1本のコネクタバー28に複数の界磁コイル7cが並列接続されている。
従って、コネクタバー28を使用する場合は、図6及び図7に示す様に、コネクタバー28にモータターミナル24の一端を接続(例えば溶接)することができる。この場合、モータターミナル24とコネクタバー28との接続部27がモータ2の内部に設けられるので、その接続部27が外部から被水することはなく、接続部27の腐食を抑制できるため、接続部27の信頼性が向上する。また、コネクタバー28によってモータターミナル24の一端を支持できるので、振動に対して強い構造を実現できる。
図8は本発明の接続手段を分割構造にした場合の断面図である。
本実施例は、電磁スイッチ3のモータ端子15とモータ2の内部回路とを接続する本発明の接続手段を分割構造にした場合の一例である。具体的には、図8に示す様に、グロメット25に保持されて、一端がモータ2の内部でモータ2の内部回路に接続されるモータ側ターミナル29と、グロメット25からモータ2の外部に取り出されるモータ側ターミナル29の他端と電磁スイッチ3のモータ端子15とを電気的に接続するスイッチ側ターミナル30とで接続手段を形成している。
この構成においても、実施例1の場合と同様に、モータ側ターミナル29の周囲がグロメット25によって気密にシールされるため、モータ2が外部より被水した場合でも、モータ側ターミナル29の表面を伝ってモータ2の内部(エンドフレーム12の内側)へ浸水することを防止できる。また、モータ側ターミナル29は、モータ2の内部でモータ2の内部回路に接続されるため、その接続部がモータ2の外部から直接に被水することはなく、接続部の腐食を防止できる。
更に、電磁スイッチ3に設けられるモータ端子15の位置と、モータ側ターミナル29を取り出すグロメット25の取付位置とがスタータ1の機種によって異なる場合でも、本発明の接続手段がモータ側ターミナル29とスイッチ側ターミナル30とに二分割されているので、両ターミナル29、30の接合位置を容易に調整できる。
また、本実施例の場合、スイッチ側ターミナル30に替えて、図9に示す様に、複数の銅線を撚り合わせたリード線31を使用することもできる。
図10はスタータ1の全体側面図である。
本実施例のスタータ1は、図10に示す様に、軸方向に二分割されたハウジングを備える。つまり、ハウジングは、遊星歯車減速装置を内部に収容するセンタハウジング32と、このセンタハウジング32をモータ2との間に挟持するフロントハウジング33とで構成され、センタハウジング32に電磁スイッチ3のスイッチケース32aが一体に設けられている。
この構成によれば、スタータ1の機種が異なる場合、つまり、エンジンに対するハウジング取付け部の形状が異なる場合に、フロントハウジング33を変更するだけで対応できる。言い換えると、スタータ1の機種が異なる場合でも、センタハウジング32を共通使用できるので、コスト低減ができる。また、ハウジングをフロントハウジング33とセンタハウジング32とに分割することで、フロントハウジング33を小さくできるため、フロントハウジング33を成形する型のサイズも小さくすることができ、型費を抑えることが可能である。
(変形例)
実施例1に記載したモータ2は、電機子9に対して界磁コイル7cが反アース側に接続されているため、モータターミナル24の一端を界磁コイル7cのリード部(反ブラシ側端部)に接続しているが、電機子9に対して界磁コイル7cをアース側に接続した場合は、モータターミナル24の一端を正極ブラシ10のリード線(ブラシピグテール)に接続することができる。
また、界磁コイル7cを有する巻線式界磁に替えて、永久磁石を使用した磁石式界磁を採用する場合にも、同じくモータターミナル24の一端を正極ブラシ10のリード線(ブラシピグテール)に接続することができる。
実施例1に係わる図1及び実施例6に係わる図10に示すスタータ1は、出力軸4とピニオン5が一体に移動する方式であるが、モータの回転軸と電磁スイッチの作動軸とが平行に配置される二軸構造であり、且つモータと電磁スイッチとが共通のハウジングに固定される構造であれば、図1及び図6に示すスタータ以外、例えば、図11に示すスタータ(出力軸上をピニオンが移動する方式)にも、本発明の構成を適用することができる。
実施例1に係わるスタータの全体側面図である。 実施例1に係わるスタータの電気回路図である。 実施例1に係わるモータターミナルの変形例を示す側面図である。 実施例2に係わるモータターミナルとグロメットとを一体成形した場合の断面図である。 実施例3に係わるモータターミナルのモータ側接続部をグロメットの内部に収容した場合の断面図である。 実施例4に係わるモータターミナルをコネクタバーに接続した場合の平面図である。 実施例4に係わるモータターミナルとコネクタバーとの接続状態を示す平面図である。 実施例5に係わる接続手段の一例を示す断面図である。 実施例5に係わる接続手段の一例を示す断面図である。 実施例6に係わるスタータの全体側面図である。 従来技術に係わるスタータの全体側面図である。
符号の説明
1 スタータ
2 モータ
3 電磁スイッチ
6 ハウジング
6a ケース部(スイッチケース)
7c 界磁コイル(モータの内部回路)
9a モータの回転軸
11 バッテリ
12 エンドフレーム(フレーム)
14 バッテリ端子
15 モータ端子
18 励磁コイル
24 モータターミナル(接続手段)
24a 湾曲部
25 グロメット(絶縁部材)
28 コネクタバー
29 モータ側ターミナル
30 スイッチ側ターミナル(スイッチ側接続部品)
31 リード線(スイッチ側接続部品)
32 センタハウジング
33 フロントハウジング

Claims (15)

  1. バッテリより始動電流が供給されて回転力を発生するモータと、
    このモータの通電回路に接続されるバッテリ端子とモータ端子とを有し、前記バッテリ端子とモータ端子との間を電気的に断続する電磁スイッチと、
    ハウジングの内部に収容され、前記モータの回転速度を減速する遊星歯車減速装置とを備え、
    前記モータの回転軸と前記電磁スイッチの作動軸とが平行に配置される二軸構造であり、且つ前記モータと前記電磁スイッチとが共通の前記ハウジングに固定されているスタータにおいて、
    前記モータ端子と前記モータの内部回路とを電気的に接続して前記通電回路の一部を形成する接続手段を有し、この接続手段は、1個のモータターミナルによって形成され、このモータターミナルが、前記モータのフレームに取り付けられるゴム製の絶縁部材に気密に保持されて、一端が前記モータの内部で前記モータの内部回路に接続され、他端が前記モータ端子に接続されていることを特徴とするスタータ。
  2. 請求項1に記載したスタータにおいて、
    前記電磁スイッチは、内部に励磁コイルを収容するスイッチケースが前記ハウジングと一体に設けられると共に、前記バッテリ端子と前記モータ端子を保持する接点カバーを有し、この接点カバーが、前記スイッチケースを形成する前記ハウジングに固定されていることを特徴とするスタータ。
  3. 請求項1または2に記載したスタータにおいて、
    前記モータターミナルは、前記絶縁部材より前記フレームの外側に取り出される他端側に、少なくとも1カ所の湾曲部が設けられ、この湾曲部に可撓性を持たせたことを特徴とするスタータ。
  4. 請求項1〜3に記載した何れかのスタータにおいて、
    前記モータターミナルは、前記ゴム製の絶縁部材と一体成形されていることを特徴とするスタータ。
  5. 請求項1〜4に記載した何れかのスタータにおいて、
    前記モータは、前記内部回路として、前記バッテリから通電を受けて磁束を発生する界磁コイルと、この界磁コイルの反ブラシ側端部が接続されるコネクタバーとを有し、
    前記モータターミナルは、前記モータの内部で前記コネクタバーに接続されていることを特徴とするスタータ。
  6. 請求項1〜5に記載した何れかのスタータにおいて、
    前記モータターミナルは、前記モータの内部回路との接続部が、前記ゴム製の絶縁部材に覆われていることを特徴とするスタータ。
  7. バッテリより始動電流が供給されて回転力を発生するモータと、
    このモータの通電回路に接続されるバッテリ端子とモータ端子とを有し、前記バッテリ端子とモータ端子との間を電気的に断続する電磁スイッチと、
    ハウジングの内部に収容され、前記モータの回転速度を減速する遊星歯車減速装置とを備え、
    前記モータの回転軸と前記電磁スイッチの作動軸とが平行に配置される二軸構造であり、且つ前記モータと前記電磁スイッチとが共通の前記ハウジングに固定されているスタータにおいて、
    前記モータ端子と前記モータの内部回路とを電気的に接続して前記通電回路の一部を形成する接続手段を有し、この接続手段は、前記モータのフレームに取り付けられるゴム製の絶縁部材に気密に保持されて、一端が前記モータの内部で前記モータの内部回路に接続されるモータ側ターミナルと、前記モータの外部で前記モータ側ターミナルの他端と前記モータ端子とを電気的に接続するスイッチ側接続部品とで形成され、
    前記電磁スイッチは、内部に励磁コイルを収容するスイッチケースが前記ハウジングと一体に設けられると共に、前記バッテリ端子と前記モータ端子を保持する接点カバーを有し、この接点カバーが、前記スイッチケースを形成する前記ハウジングに固定されていることを特徴とするスタータ。
  8. 請求項7に記載したスタータにおいて、
    前記スイッチ側接続部品は、1個の金属部品によって形成されていることを特徴とするスタータ。
  9. 請求項7に記載したスタータにおいて、
    前記スイッチ側接続部品は、複数本の銅線を縒り合わせて形成されたリード線であることを特徴とするスタータ。
  10. 請求項7〜9に記載した何れかのスタータにおいて、
    前記モータ側ターミナルは、前記絶縁部材より前記フレームの外側に取り出される他端側に、少なくとも1カ所の湾曲部が設けられ、この湾曲部に可撓性を持たせたことを特徴とするスタータ。
  11. 請求項8に記載したスタータにおいて、
    1個の金属部品である前記スイッチ側接続部品には、少なくとも1カ所の湾曲部が設けられ、この湾曲部に可撓性を持たせたことを特徴とするスタータ。
  12. 請求項7〜11に記載した何れかのスタータにおいて、
    前記モータ側ターミナルは、前記ゴム製の絶縁部材と一体成形されていることを特徴とするスタータ。
  13. 請求項7〜12に記載した何れかのスタータにおいて、
    前記モータは、前記内部回路として、前記バッテリから通電を受けて磁束を発生する界磁コイルと、この界磁コイルの反ブラシ側端部が接続されるコネクタバーとを有し、
    前記モータ側ターミナルは、前記モータの内部で前記コネクタバーに接続されていることを特徴とするスタータ。
  14. 請求項7〜13に記載した何れかのスタータにおいて、
    前記モータ側ターミナルは、前記内部回路との接続部が、前記ゴム製の絶縁部材に覆われていることを特徴とするスタータ。
  15. 請求項1〜14に記載した何れかのスタータにおいて、
    前記ハウジングは、前記遊星歯車減速装置を内部に収容するセンタハウジングと、このセンタハウジングを前記モータとの間に挟持するフロントハウジングとで構成され、前記センタハウジングに前記電磁スイッチのスイッチケースが一体に設けられていることを特徴とするスタータ。
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